JP2002244254A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents
レンズ付きフイルムユニットInfo
- Publication number
- JP2002244254A JP2002244254A JP2001041408A JP2001041408A JP2002244254A JP 2002244254 A JP2002244254 A JP 2002244254A JP 2001041408 A JP2001041408 A JP 2001041408A JP 2001041408 A JP2001041408 A JP 2001041408A JP 2002244254 A JP2002244254 A JP 2002244254A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- chamber
- lens
- patrone
- roll chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
ルムの詰め替えを効果的に防止する。 【解決手段】 レンズ付きフイルムユニットの本体基部
2、及び後カバー3のフイルム通路7側にの引っ掛け溝
10,11を一体形成し、パトローネ室5側からフイル
ムロール室4に不正に挿入される写真フイルム20の先
端23を、引っ掛け溝10,11で捕捉する。また、本
体基部2のフイルム通路7側に写真フイルム20のパー
フォレーション22が通過する位置に凸片状の引っ掛け
爪12を一体形成し、パトローネ室5側からフイルムロ
ール室4へ不正に挿入される写真フイルム20のパーフ
ォレーション22を引っ掛け爪12に係合させる。
Description
ユニットに関し、詳しくは不正なフイルムの詰め替えを
防ぐようにしたレンズ付きフイルムユニットに関するも
のである。
影機構を備えたレンズ付きフイルムユニットが各種販売
されている。使用済みのレンズ付きフイルムユニット
は、製造メーカーによって回収され、構成部品ごとにリ
ユース、あるいはリサイクルされている。
ニットの中には、使用済みのレンズ付きフイルムユニッ
トに未使用の写真フイルムが再装填されて販売されてい
るものがある。このような詰め替え製品は、適正な検査
や修理が行われずに販売されるため、信頼性に乏しいと
いう問題がある。また、詰め替え製品に発生する問題
は、レンズ付きフイルムユニットそのものに対する信頼
性を傷つけるため、従来のレンズ付きフイルムユニット
では再使用防止のための工夫が各種なされている。
レンズ付きフイルムユニットの基本的な構成部品を超音
波溶着などにより固着し、フイルム詰め替えのためにユ
ニット本体を簡単に分割することができないようにして
いる。特に、後カバーが取り外されてしまうと、本体基
部に形成されたフイルムロール室,アパーチャ,パトロ
ーネ室が完全に露呈し、暗室があれば簡単にフイルムの
装填を行うことができるようになるため、後カバーは本
体基部に強固に固着するようにしている。そして、無理
に後カバーを分離したときには、その一部が破断した
り、あるいは後カバーと係合している別の機能部品が破
損するように工夫されている。
うなレンズ付きフイルムユニットについても、後カバー
を本体基部から分離しないままフイルムの詰め替えが行
われるケースも生じてきている。というのは、使用済み
になったレンズ付きフイルムユニットから露光済みのフ
イルムが巻き込まれたパトローネを簡単に取り出すこと
ができるように、本体基部の底面にはパトローネ室に連
通したパトローネ取り出し口が設けられている。そこ
で、空になったパトローネ室に新たなパトローネを装填
し、パトローネから引き出されたフイルムの先端を適宜
の手法でフイルムロール室まで送り込んだ後、フイルム
ロール室の底面から挿入した巻き軸にフイルムの先端を
はさみ、巻き軸でフイルムを巻取りながらパトローネか
ら引き出す。そして、フイルム巻取りを終えたら巻き軸
を引き抜き、フイルムロール室の底面に遮光用テープを
貼って巻き軸の挿入用の穴を塞ぐようにしており、フイ
ルムの不正な詰め替えが完全に防止できているとは言い
難い。
たもので、その目的は、例え後カバーを分離しないまま
でフイルムの詰め替えを行おうとしても、これを確実に
防ぐことができるようにしたレンズ付きフイルムユニッ
トを提供することにある。
するにあたり、パトローネ室に装填したパトローネから
フイルムの先端をフイルムロール室に向けて送り込むと
きには、本体基部の背面と後カバーの内面との間に形成
される狭いフイルム通路を通す必要があることに着目
し、このフイルム通路内でフイルムの逆送を阻止する構
成を採ったものである。このため、本発明のレンズ付き
フイルムユニットでは、本体基部背面のアパーチャとフ
イルムロール室との間にフイルム通路を横切る溝が形成
され、アパーチャを通過してフイルムロール室に向かう
フイルムの先端がこの溝で捕捉されるようにしてある。
フイルムは、露光面側にカールする習性をもっているか
ら、本体基部の背面側に上記溝が設けられていると容易
にその中に落ち込む。したがって、以後はパトローネの
スプールを逆回転させたり、あるいはアパーチャの前面
側から治具などを作用させてフイルムを送り込もうとし
ても、フイルム先端がフイルムロール室まで達すること
はない。
ルムロール室との間、又はアパーチャとフイルムロール
室との間を覆う後カバーの一部であって、フイルムのパ
ーフォレーションの通過域に対面する位置に、フイルム
の巻上げ方向では高さが漸増してパーフォレーションの
通過を許容し、かつ逆方向では急峻に立ち上がってパー
フォレーションに係合する突起を形成することも本発明
の目的を達成する有効な手段となる。例えば、フイルム
の先端に糸を固着し、フイルムロール室側からその糸を
引っ張ってパトローネ室側からフイルムロール室側にフ
イルムを送り込もうとしたときでも、前記突起がパーフ
ォレーションの移動を係止するので、例えフイルムの先
端がフイルムロール室に達した後でも、フイルムロール
室側にフイルムを送ることができなくなる。
ットは、図1に示すように、本体基部2,パトローネ付
きフイルム(図3に示す),これらの前後にかぶせられ
る前カバー1,後カバー3とから構成されている。本体
基部2の中央には、露光枠であるアパーチャ6が設けら
れ、アパーチャ6の両側には、フイルムロール室4,パ
トローネ室5が形成されている。前述したパトローネ付
きフイルムは、写真フイルム20をパトローネ21から
引き出し、ロール状にしてフイルムロール室4に収納さ
れ、パトローネ21はパトローネ室5に収納されてい
る。撮影後の写真フイルム20は本体基部2の背面と後
カバー3の当接部8との間に設けられたフイルム通路7
を通って巻き上げノブ9によりパトローネ21に巻き上
げられていく。
フイルムロール室4側には、フイルム通路7を写真フイ
ルム20が移動する方向と垂直な方向に、引っ掛け溝1
0が形成されている。また、後カバー3の当接部8に
も、本体基部2の引っ掛け溝10と当接する部分に、同
様の引っ掛け溝11が形成されている。引っ掛け溝1
0,11は、写真フイルム20の先端部23を捕捉でき
るように、先端部23の幅以上の長さを持つ。また、不
正な方法でフイルムロール室4へ挿入されようとする写
真フイルム20の先端23を確実に引っ掛け溝10に導
くことができるように、引っ掛け溝10のパトローネ室
5側はフイルム通路7に対してなだらかな勾配を持つ曲
線状に形成されている。
ユニットを用いて、前述したような方補で、フイルムを
不正に詰め替えようとした場合、パトローネ室5側から
フイルム通路7に挿入された写真フイルム20は、パト
ローネ21にロール状に収納されていたものを引き出し
たものであるため、その先端23は図1に示すように、
本体基部2に向かってカールしており、前述した引っ掛
け溝10,11の形状に沿って引っ掛け溝10に導か
れ、容易に捕捉されることになる。
に、写真フイルム20のパーフォレーション22がフイ
ルム通路7を通過する位置に、2つの引っ掛け爪12が
形成されている。図2に示すように、この引っ掛け爪1
2の断面は、パトローネ室5側の高さが急峻に立ち上が
った形状になっている。この形状により、上記のような
方法で不正に詰め替えられた写真フイルム20のパーフ
ォレーション22は、これに容易に係合するため、写真
フイルム20の通過は妨げられることとなる。逆にフイ
ルムロール室4側は、その高さが漸増するような形状と
なっている。この形状により、撮影後の写真フイルム2
0がフイルム通路7を通って巻き上げノブ9によりパト
ローネに巻き上げられていく時には、パーフォレーショ
ン22が引っ掛け爪12に係合しないため、写真フイル
ム20の通過を許容することとなる。
ユニットを用いて、前述した不正な方法でフイルムの詰
め替えを行おうとした場合、引っ掛け溝10,11が写
真フイルム20の先端部23を捕捉できなくても、パー
フォレーション22が引っ掛け爪12に係合することに
なる。これにより、写真フイルム20をフイルムロール
室4内でロール状に巻き込むことを妨げることができる
ため、不正なフイルムの詰め替えを防止することができ
る。
ルムユニットによれば、パトローネ室5側からフイルム
通路7に挿入されるフイルムの通過を、引っ掛け溝1
0,11及び引っ掛け爪12により妨げることができる
ので、フイルムの不正な詰め替えを効果的に防止するこ
とができる。
の分解斜視図である。
ムユニット本体上部から示した断面図である。
ムユニット本体の後カバー側から示した断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 フイルムへの露光範囲を決めるアパーチ
ャの両側にフイルムロール室とパトローネ室とがそれぞ
れ形成された本体基部と、この本体基部の背面に固着さ
れフイルムロール室からパトローネ室に至るフイルム通
路を光密に覆う後カバーとを有し、撮影後の巻上げ操作
により、予めフイルムロール室に収納されたフイルムを
パトローネに巻き込むようにしたレンズ付きフイルムユ
ニットにおいて、 本体基部背面のアパーチャとフイルムロール室との間に
フイルム通路を横切る溝を形成し、アパーチャを通過し
てフイルムロール室に向かうフイルムの先端をこの溝で
捕捉するようにしたことを特徴とするレンズ付きフイル
ムユニット。 - 【請求項2】 フイルムへの露光範囲を決めるアパーチ
ャの両側にフイルムロール室とパトローネ室とがそれぞ
れ形成された本体基部と、この本体基部の背面に固着さ
れフイルムロール室からパトローネ室に至るフイルム通
路を光密に覆う後カバーとを有し、撮影後の巻上げ操作
により、予めフイルムロール室に収納されたフイルムを
パトローネに巻き込むようにしたレンズ付きフイルムユ
ニットにおいて、 本体基部背面のアパーチャとフイルムロール室との間、
又はアパーチャとフイルムロール室との間を覆う後カバ
ーの一部であって、フイルムのパーフォレーションの通
過域に対面する位置に、フイルムの巻上げ方向では高さ
が漸増してパーフォレーションの通過を許容し、かつ逆
方向では急峻に立ち上がってパーフォレーションに係合
する突起を形成したことを特徴とするレンズ付きフイル
ムユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001041408A JP4240824B2 (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | レンズ付きフイルムユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001041408A JP4240824B2 (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | レンズ付きフイルムユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002244254A true JP2002244254A (ja) | 2002-08-30 |
JP4240824B2 JP4240824B2 (ja) | 2009-03-18 |
Family
ID=18903858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001041408A Expired - Fee Related JP4240824B2 (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | レンズ付きフイルムユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4240824B2 (ja) |
-
2001
- 2001-02-19 JP JP2001041408A patent/JP4240824B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4240824B2 (ja) | 2009-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5452033A (en) | Single use photographic film package and camera | |
US5729768A (en) | One-time use camera provided with frangible flash support destroyed by opening lighttight enclosure to remove exposed film | |
JPH05210210A (ja) | レンズ付フィルムユニット | |
EP0397083A2 (en) | Metering defeat mechanism | |
JP2002244254A (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JPH05100356A (ja) | 写真フイルム | |
US6075952A (en) | Segmented exposure camera for partially preexposed film | |
JP3142092B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
US6580878B2 (en) | Simplified shutter release assembly and camera having same | |
JP3723271B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニットのフイルム装填方法 | |
JP2583683Y2 (ja) | レンズ付きフイルムユニツト及びフイルムカートリツジ | |
JP3070888B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JP3593670B2 (ja) | フィルム一体型カメラ | |
US5526081A (en) | Film take-up device in camera | |
JP2555782Y2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JP2004157183A (ja) | オートローディング装置を備えたカメラ | |
JPH08328133A (ja) | カメラ | |
JP2004125968A (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JPH10254101A (ja) | 写真用ロールフイルム | |
JPH08171176A (ja) | フィルムカートリッジ及びフィルムカートリッジ処理方法 | |
JPH0552850U (ja) | パトローネ入り写真フィルム | |
JPH05333476A (ja) | リユース可能のレンズ付きフィルムユニット用パトローネ及びカートリッジ | |
JPH07287356A (ja) | レンズ付きフイルムユニット及び製造方法 | |
JPH0635124A (ja) | 写真フィルムのパトローネ | |
JPH07219153A (ja) | レンズ付きフイルムユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051220 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081210 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081222 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |