JP2002243719A - 殺菌剤定量指示薬および殺菌剤定量方法 - Google Patents

殺菌剤定量指示薬および殺菌剤定量方法

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JP2002243719A JP2001036878A JP2001036878A JP2002243719A JP 2002243719 A JP2002243719 A JP 2002243719A JP 2001036878 A JP2001036878 A JP 2001036878A JP 2001036878 A JP2001036878 A JP 2001036878A JP 2002243719 A JP2002243719 A JP 2002243719A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第4級アンモニウム塩やグアニジン誘導体か
らなる殺菌剤に対する定量指示薬と、それを用いること
により生じる色変化から該殺菌剤の量を求める殺菌剤定
量方法を提供する。 【解決手段】 指示薬は、第4級アンモニウム塩および
/またはグアニジン誘導体からなる殺菌剤に対するもの
であって、ブロモフェノールブルー0.002〜0.1
重量%を含み、pHが2〜3.6である。定量方法は、
被験体に指示薬を加え、該被験体中に存在する殺菌剤の
量に応じて段階的に生じる色変化から、被験体中に存在
する殺菌剤の量を求める。このとき、指示薬1容量に対
し、被験体中の殺菌剤濃度が50ppm以下の場合は被
験体2〜40容量、50ppm以上の場合は被験体0.
05〜2.5容量を、それぞれ混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、第4級アンモニウ
ム塩やグアニジン誘導体からなる殺菌剤に対する定量指
示薬およびそれを用いることにより生じる色変化から該
殺菌剤の量を求める方法に関する。
【0002】
【従来の技術】第4級アンモニウム塩系殺菌剤やグアニ
ジン誘導体系殺菌剤は、様々な場において除菌剤、消毒
剤、あるいは環境殺菌剤などとして汎用されている。通
常、これらの殺菌剤は、水やアルコールなどにより希釈
して使用されているが、その際には、使用場所や使用対
象物、殺菌の対象となる微生物、あるいは処理時間など
を含む使用方法(浸漬、塗布、清拭、噴霧、散布、循環
等)などに対して好適な濃度で使用することが、コスト
面からだけでなく、安全や環境上好ましい。
【0003】また、これら殺菌剤は、その特徴として、
有機物などの汚れや水道水に含まれる無機金属イオンな
どにより不活性化されやすく、また布きんなどの繊維や
手指など、殺菌対象となる物の表面に吸着されやすいと
いう欠点がある。そのため、これらの殺菌剤溶液を繰り
返し使用する場合は、適当な一定時間で交換するなどの
方法が採用されている。
【0004】さらに、食品工場など、食品の安全性が必
要とされる場では、食品が接触する、あるいはその虞れ
のある器械、器具などを、これらの殺菌剤溶液を用いて
消毒、除菌処理することは日常的に行なわれているが、
これらの殺菌剤が食品に混入することは避けなければな
らず、処理終了後は適当な大量の水を用いてこれらの殺
菌剤を洗い出すことにより対応しているのが現状であ
る。その他にも、このような殺菌剤の残存が好ましくな
い分野として、半導体や発酵工業などが挙げられる。
【0005】しかも、これらの殺菌剤溶液を使用した後
に廃棄あるいは活性汚泥などで処理する際は、活性汚泥
槽や河川などの環境への影響の問題から、使用後の殺菌
剤溶液を殺菌活性の残存しない濃度にまで希釈する必要
があるが、これも適当に希釈した後に廃棄あるいは処理
しているのが現状である。
【0006】第4級アンモニウム塩やグアニジン誘導体
の定量法としては、医療分野で使用されている塩化ベン
ザルコニウムやグルコン酸クロルヘキシジン、クロルヘ
キシジン塩酸塩などについては日本薬局方に記載されて
おり、またカチオン界面活性剤についてはJIS K3
362合成洗剤試験法に記載の定量法などがあるが、い
ずれも煩雑であるうえ、時間がかかるため、実際に殺菌
剤を使用する現場での定量は難しく、またこれら殺菌剤
の実用濃度は比較的低濃度であるため、これらの方法に
より正確な定量を行うことも難しい。他方、これらの殺
菌剤の活性が完全に消失するような濃度は、一般に数p
pm〜十数ppm以下と極く微量であり、このような超
微量濃度の検出は、高速液体クロマトグラフを用いるよ
うな機器分析によっても難しい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そのため、実際に殺菌
剤を用いている現場において、従来、次のような問題が
あった。 (1)殺菌剤溶液の調製時、適した濃度に誤りなく調製
できたかどうかを確認できない。 (2)使用中、殺菌対象となる場所や物への吸着、金属
イオン、有機物などにより、有効に殺菌効果を得られる
濃度以下になっていても確認できない。したがって、十
分な殺菌、消毒がなされない危険性がある反面、まだ十
分に有効な濃度の殺菌剤が残存している場合でも、殺菌
剤溶液を廃棄してしまうことがあった。 (3)これら殺菌剤の残存が好ましくない場合でも、殺
菌処理終了後の殺菌剤除去を確認する方法がないため、
これらの殺菌剤が残存する危険性がある反面、十分な除
去がなされたにもかかわらず、さらに洗浄を繰り返して
いることがあった。 (4)殺菌剤溶液を廃棄する際、殺菌効力が消失するよ
うな濃度にまで希釈できたかどうかを確認できず、河川
などの環境や排水処理における活性汚泥槽などに悪影響
を及ぼす危険性がある反面、十分に希釈できているにも
かかわらず、さらに希釈を繰り返していることがあっ
た。
【0008】グルコン酸クロルヘキシジンに関しては、
指示試験紙を用いた濃度測定法(特開平6−23003
号公報)が、塩化ベンザルコニウムに関しては、同様に
指示試験紙を用いた濃度測定法(特開平7−14013
1号公報)が報告されているが、これらは実際の使用の
場において、簡易かつ迅速に殺菌剤を検出できるという
点で優れてはいるものの、いずれも病院での使用が想定
されており、比較的高濃度である特定濃度以上の殺菌剤
を検出するように構成されている。また、その他の第4
級アンモニウム塩やグアニジン誘導体からなる殺菌剤に
ついての簡易検出法の報告はなされていない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上のよ
うな現状の下で検討を重ねた結果、第4級アンモニウム
塩および/またはグアニジン誘導体からなる殺菌剤を定
量する指示薬として、ブロモフェノールブルーと酸とを
用い、これを被験体に適用することにより、被験体中に
存在する該殺菌剤の量に応じて段階的に生じる色変化か
ら、被験体中に存在する前記殺菌剤の量を求めることが
できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、〔1〕第4級アンモ
ニウム塩および/またはグアニジン誘導体からなる殺菌
剤の定量指示薬であって、ブロモフェノールブルー0.
002〜0.1重量%を含み、pH2〜3.6であるこ
とを特徴とする殺菌剤定量指示薬を要旨とし、この指示
薬で用いるpH調整剤は酢酸、酒石酸、乳酸、クエン
酸、コハク酸、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸のうちの少な
くとも1種であってもよい。また、本発明は、〔2〕第
4級アンモニウム塩および/またはグアニジン誘導体か
らなる殺菌剤の定量方法であって、被験体に上記の指示
薬を加えることにより、被験体中に存在する殺菌剤の量
に応じて段階的に生じる色変化から、被験体中の殺菌剤
の量を求めることを特徴とする殺菌剤定量方法を要旨と
し、このとき、被験体が溶液であって、該溶液中の殺菌
剤濃度が、50ppm以下の場合は、上記〔1〕の指示
薬1容量に対し該溶液2〜40容量を混合し、50pp
m以上の場合は、上記〔1〕の指示薬1容量に対し該溶
液0.05〜2.5容量を混合することが適している。
【0011】本発明の殺菌剤定量指示薬は、以下のよう
な原理を応用したものである。本発明の定量指示薬の対
象となる殺菌剤である第4級アンモニウム塩および/ま
たはグアニジン誘導体は、ブロモフェノールブルーと錯
体を形成することにより、青色を呈色する。また、ブロ
モフェノールブルーは、酸性液体中で黄色を呈色する。
このため、被験体中に存在する上記殺菌剤の量が多い
と、殺菌剤とブロモフェノールブルーとの錯体が多く形
成されることとなるため、結果的に濃青色を呈すること
となり、反対に被験体中の該殺菌剤の量が少ないと、殺
菌剤とブロモフェノールブルーとの錯体が少ないため、
酸に反応したブロモフェノールブルーが黄色を呈するこ
ととなる。
【0012】したがって、本発明の定量指示薬は、ブロ
モフェノールブルー0.002〜0.1重量%を含み、
pH2〜3.6であることを特徴とし、このように構成
されることにより、被験体中の該殺菌剤の量に応じて段
階的に色変化を生じさせることができる。指示薬中のブ
ロモフェノールブルー含量が上記範囲内であれば、本発
明の定量法が適用される被験体中の殺菌剤の量に対する
ブロモフェノールブルーの量が適量となり、殺菌剤の量
を正確に検出することができる。なお、ブロモフェノー
ルブルーがこれより少量であると、色変化を生じるほど
の錯体が形成されず、これより多量であると、余剰のブ
ロモフェノールブルーによって錯体の形成による色変化
が観察できなくなる。また、指示薬のpHが上記範囲よ
り中性ないしはアルカリ性側にあると、ブロモフェノー
ルブルー自身が緑色ないし青色を呈してしまうため、殺
菌剤の検出ができず、これより酸性側にあると、ブロモ
フェノールブルーと殺菌剤の錯体形成が阻害される。
【0013】本発明の指示薬は、ブロモフェノールブル
ーのアルコール溶液と、緩衝液を混合することにより、
また必要に応じてpH調整剤を加えてpHを調整するこ
とにより、調製される。ブロモフェノールブルーの溶媒
となるアルコールは、ブロモフェノールブルーが溶解す
るものであれば、特に限定されないが、例えば、エタノ
ール、メタノールなどが用いられ、このアルコールの指
示薬中の含量も、特に限定されないが、一般には、0.
1〜50容量%程度とする。
【0014】緩衝液は、本発明の指示薬、あるいは本発
明の指示薬と被験体とからなる試験液のpHを弱酸性に
保つためのpH緩衝材となるもので、酸と塩類を含むも
のが好ましく使用できる。緩衝液中の酸と塩類の含量は
それぞれ0.01〜0.5規定程度が好ましく、また緩
衝液のpHは3〜3.6が好ましい。上記の酸として
は、上記含量の塩類との共存下で、緩衝液のpHを弱酸
性に保持できる酸であれば、特に限定されないが、好ま
しくは酢酸、酒石酸、乳酸、クエン酸、コハク酸、塩酸
のうちの少なくとも1種が用いられる。上記の塩類とし
ては、これらの酸のナトリウム塩やカリウム塩などが好
ましく用いられ、これらの塩類は、ブロモフェノールブ
ルーと殺菌剤とからなる錯体を安定化させる作用をも有
する。本発明の指示薬中における緩衝液の含量は、特に
限定されないが、一般には、50〜99容量%程度とす
る。
【0015】本発明の指示薬により検出することのでき
る殺菌剤としては、第4級アンモニウム塩および/また
はグアニジン誘導体であれば、その構造にかかわらず、
殆どのものがその対象となり、具体例としては、塩化ベ
ンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、臭化セチルアン
モニウム、塩化セチルピリジウム、臭化アルキルイソキ
ノリウム、臭化ドデシルジメチル−2−フェノキシエチ
ルアンモニウム、ジデシルジメチルアンモニウムクロラ
イドなどの第4級アンモニウム塩、グルコン酸クロルヘ
キシジン、クロルヘキシジン塩酸塩、ポリヘキサメチレ
ンビグアニジンなどのグアニジン誘導体が挙げられ、こ
れらの殺菌剤は、単一種が含まれるものでもよいし、複
数種が混合して含まれるものでもよい。本発明の指示薬
は、主に上記の殺菌剤を含有する溶液を被験体とするこ
とに適しているが、これらの殺菌剤が表面に付着してい
るボードや布などを被験体とすることもできる。
【0016】以上説明した本発明の指示薬を用いる殺菌
剤定量方法は、次のようにして行われる。被験体に本発
明の指示薬を加えることにより、被験体中に存在する殺
菌剤である第4級アンモニウム塩および/またはグアニ
ジン誘導体の量に応じて段階的に生じる色変化から、被
験体中に存在する殺菌剤を定量する。表面に殺菌剤が付
着しているボードや布などが被験体である場合は、先ず
それらの被験体の重量や表面積あるいは体積などを測定
し、次いでそれらの被験体を容器に入れ、ここに適量の
指示薬を入れて撹拌したり、あるいは当該被験体に適量
の指示薬を直接噴霧するなどして、色変化を観察し、被
験体の表面に付着している殺菌剤について定量すること
ができる。
【0017】被験体が殺菌剤を含む溶液である場合は、
該溶液中の殺菌剤濃度に応じて、指示薬と殺菌剤溶液と
の混合比を変えて試験に供する。すなわち、この溶液中
の殺菌剤濃度が50ppm以下の場合には、本発明の指
示薬1容量に対し、前記溶液2〜40容量、好ましくは
4〜20容量を混合して生じる色変化を観察することに
より、殺菌剤を定量することができる。また、この溶液
中の殺菌剤濃度が50ppm以上の場合には、本発明の
指示薬1容量に対し、前記溶液0.05〜2.5容量、
好ましくは0.1〜1容量を混合して生じる色変化を観
察することにより、殺菌剤を定量することができる。
【0018】被験体となる殺菌剤溶液中の殺菌剤濃度に
より、指示薬と殺菌剤溶液との混合比を変えるのは、殺
菌剤溶液中に含まれる殺菌剤濃度が50ppm以下と微
量濃度の場合は、指示薬に対する被験体である殺菌剤溶
液の割合を高くすることにより、指示薬中のブロモフェ
ノールブルーと殺菌剤との接触効率を高めて、少ない量
の殺菌剤を検出しようとするものである。この定量方法
は、殺菌剤の使用後に、その残存が好ましくない場合に
殺菌剤を使用した場所からの殺菌剤の除去を確認する必
要がある際や、殺菌剤の廃棄時に環境や活性汚泥槽など
に悪影響を及ぼさない濃度にまで希釈する必要がある際
などに適用される。
【0019】また、殺菌剤溶液中に含まれる殺菌剤濃度
が50ppm以上と、実用範囲に近い濃度の場合は、指
示薬に対する被験体である殺菌剤溶液の割合が低くて
も、十分に殺菌剤を検出することができるうえ、検出し
たい濃度未満では色変化が生じるまで錯体が形成されな
いようにするためである。この定量方法は、殺菌剤の使
用前に、有効な濃度に正しく希釈されているかどうかを
確認する際や、殺菌剤の使用中に、有効な濃度以下にな
っていないかを確認する際などに適用される。
【0020】本発明の指示薬そのものは、その組成によ
り多少異なることもあるが、一般には、黄色、黄緑色、
またはこれらが褐色を帯びた色を呈しており、被験体中
に含まれる殺菌剤である第4級アンモニウム塩および/
またはグアニジン誘導体の量に比例して、黄色から緑
色、さらに青色へと段階的に呈色を示す。
【0021】上記の殺菌剤定量方法にしたがって実際に
定量を行う際に、被験体中に存在する微量の無機物や有
機物による沈殿が析出することがあるが、微量の沈殿
は、本発明による殺菌剤の定量に悪影響を及ぼすことが
ないため、沈殿を無視して溶液の色調を観察することに
より、殺菌剤の定量を行うことができる。なお、これら
の無機物や有機物は殺菌剤と反応して殺菌剤を不活性化
する場合もあり、このような場合は活性が残っている殺
菌剤の量が問題となるが、活性が残っている殺菌剤の量
は本発明の方法で測定することができる。
【0022】
【実施例】実施例1 第4級アンモニウム塩またはグアニジン誘導体からなる
殺菌剤溶液について、以下の要領により、本発明の指示
薬を用いて本発明の定量法を実施した。
【0023】殺菌剤としては、第4級アンモニウム塩と
して、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド(DD
AC)、塩化ベンゼトニウム(BEC)、塩化セチルピ
リジウム一水和物(CPC)を、グアニジン誘導体とし
て、クロルヘキシジン塩酸塩(HCH)、ポリヘキサメ
チレンビグアニジン塩酸塩(PHMB)を供試した。
【0024】まず、これら殺菌剤に含有される殺菌剤と
しての有効成分含量を、BEC、HCHについては日本
薬局方記載の定量法で、CPCについては化粧品原料基
準記載の定量法で測定した。なお、CPCは一水和物を
用いたが、脱水物に換算して有効成分含量を求めた。D
DACおよびPHMBについては、次のような方法で有
効成分含量を測定した。
【0025】DDACの含量測定:1.0gを精密に測
り取り、水を加えて正確に100ミリリットル(以下、
ミリリットルを「mL」、リットルを「L」と記す)と
した。この溶液10mLに1N水酸化ナトリウム5m
L、0.5g/Lブロモフェノールブルー溶液3滴、ク
ロロホルム10mLを加えてよく振盪混合し、0.02
Nテトラフェニルホウ酸ナトリウムにより滴定を行っ
た。 PHMBの含量測定:海砂と共に105℃にて2時間乾
燥後、乾燥剤入りデシケータ中で1時間放冷して、恒量
化したるつぼの重量を測った後、約10gのPHMB試
料を入れて重量を測った。この試料入りるつぼを105
℃で4時間乾燥させ、上記と同様に放冷後、再度重量を
測り、乾燥前後の重量から含量を算出した。
【0026】上記の測定による有効成分含量を参考にし
て、それぞれの殺菌剤を精密に希釈し、それぞれの殺菌
剤濃度が5、10、15、20、50、100、20
0、300、400、500、750ppmの殺菌剤溶
液を調製した。なお、この際、HCHは50%エタノー
ルを用いて2000ppm溶液とし、これを蒸留水で希
釈して、5〜750ppmの殺菌剤溶液を調製した。そ
の他の殺菌剤の希釈にはすべて蒸留水のみを用いた。次
に、表1に示す組成にて指示薬1〜3を調製した。
【0027】
【表1】
【0028】殺菌剤濃度が5〜20ppmの濃度域の殺
菌剤溶液については、1mLの指示薬1に対して殺菌剤
溶液9mLを添加し混合して、色変化を観察した。殺菌
剤濃度が50〜750ppmの濃度域の殺菌剤溶液のう
ち、水溶液中でのカチオンの濃度が比較的高いCPC、
HCH、PHMB溶液については、指示薬2を、それ以
外の殺菌剤溶液については指示薬3を用い、これら指示
薬8mLに対して2mLまたは1mLの殺菌剤溶液を添
加し混合して、色変化を観察した。指示薬1を用いたも
のについては表2に、指示薬2を用いたものについては
表3に、指示薬3を用いたものについては表4に結果を
示す。なお、表中の−は、未実施を意味する(以下の表
において特に断らない限り同じ)。
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】表2〜4から明らかなように、本発明の指
示薬と第4級アンモニウム塩またはグアニジン誘導体か
らなる殺菌剤溶液とを混合すると、それぞれの溶液中の
殺菌剤濃度に比例して黄色から緑または青へと段階的な
色変化を示すことがわかった。したがって、本発明の定
量法により殺菌剤溶液中の殺菌剤の定量が可能なことが
わかる。
【0033】実施例2 pH調整剤として様々な酸を用いて調製した本発明の指
示薬を用い、第4級アンモニウム塩殺菌剤であるDDA
C溶液と、グアニジン誘導体殺菌剤であるPHMB溶液
について、本発明の定量法を実施した。DDAC、なら
びにPHMBは、実施例1において殺菌剤としての有効
成分含量を測定したものを用い、実施例1と同様にし
て、それぞれの殺菌剤濃度が5、10、15、20、5
0、100、200、300、400、500ppmの
殺菌剤溶液を調製した。
【0034】次に、表5に示す組成にて指示薬1−1〜
9を、表6に示す組成にて指示薬2−1〜10を、表7
に示す組成にて指示薬3−1〜10をそれぞれ調製し
た。
【0035】
【表5の1】
【0036】
【表5の2】
【0037】
【表5の3】
【0038】
【表6の1】
【0039】
【表6の2】
【0040】
【表6の3】
【0041】
【表7の1】
【0042】
【表7の2】
【0043】
【表7の3】
【0044】殺菌剤濃度が5〜20ppmの濃度域の殺
菌剤溶液については、1mLの指示薬1−1〜9に対し
て殺菌剤溶液9mLを添加して混合し、色変化を観察し
た。殺菌剤濃度が50〜500ppmの濃度域の殺菌剤
溶液のうち、水溶液中でのカチオンの濃度が比較的高
い、PHMB溶液については指示薬2−1〜10を、D
DAC溶液については指示薬3−1〜10を用い、これ
ら指示薬8mLに対して2mLまたは1mLの殺菌剤溶
液を添加して混合し、色変化を観察した。指示薬1−1
〜9を用いたものは、それぞれの指示薬全てにおいて、
表8に示すような同等の色変化が観察された。指示薬2
−1〜9を用いたものは、それぞれの指示薬全てにおい
て、表9に示すような同等の色変化が観察された。指示
薬3−1〜10を用いたものは、それぞれの指示薬全て
において、表10に示すような同等の色変化が観察され
た。
【0045】
【表8】
【0046】
【表9】
【0047】
【表10】
【0048】表8〜10から明らかなように、殺菌剤濃
度に比例してそれぞれ同等の色変化が見られることがわ
かった。したがって、これらを本発明の指示薬として用
い、本発明の定量法に適用することより、殺菌剤溶液中
の殺菌剤濃度の定量が可能なことがわかる。
【0049】実施例3 本発明の定量法と機器分析による定量法との比較を行っ
た。殺菌剤としては、塩化ベンザルコニウム(BA
C)、グルコン酸クロルヘキシジン(GCH)を供試し
た。
【0050】本発明の指示薬による定量に先立ち、指示
薬と殺菌剤溶液とを混合して色変化を観察した。まず、
各殺菌剤に含有される殺菌剤としての有効成分含量を日
本薬局方に記載の定量法で測定した。次に、この測定に
よる有効成分含量を参考にして、それぞれの殺菌剤を精
密に希釈し、それぞれの殺菌剤濃度が50、100、2
00、300、500、750ppmの殺菌剤溶液を調
製した。
【0051】指示薬は、緩衝液として0.2N酢酸92
5mL、0.2N酢酸カリウム75mLと、1g/Lブ
ロモフェノールブルー/エタノール溶液40mLと、p
H調整剤として10重量%硝酸水溶液6.3mLとを混
合して調製した。得られた指示薬のpHは3.25であ
った。この指示薬8mLに対して、殺菌剤溶液2mLま
たは1mLを添加して混合し、色変化を観察した。結果
を表11に示す。
【0052】
【表11】
【0053】この後、機器分析による定量を検討した。
BACの定量は吸光度測定(HITACHI spec
trometer V−560を使用)で行った。BA
Cは262nm付近に吸収極大を示すので、上記の測定
による有効成分含量を参考にしてBACを希釈し、その
希釈液の吸光度を測定した。この結果、殺菌剤濃度と吸
光度値に直線性があることを確認した。
【0054】GCHの定量については高速液体クロマト
グラフィ(HPLC)を用いた。HPLCは内部標準法
により、カラムはODSを用い、移動相溶媒としてアセ
トニトリル:水=1:1を用いた。上記の測定による有
効成分含量を参考にしてGCHを希釈し、その希釈液を
先の条件にて測定した。この結果、殺菌剤濃度とピーク
面積に直線性があることを確認した。
【0055】上記の各殺菌剤を再び希釈し、それぞれの
殺菌剤濃度が50、100、200、300、500、
750ppmである殺菌剤溶液を調製した。これらの殺
菌剤溶液をNo.1〜6とし、上記と同様な操作を行
い、本発明の指示薬を用いて本発明の定量法により殺菌
剤濃度の定量を行った。このとき、先ず指示薬8mLに
対して殺菌剤溶液2mLを添加して混合し、次いで青色
の呈色を示した殺菌剤溶液のみを指示薬8mLに対して
1mL添加して混合し、色変化を観察して定量した。同
時に先の条件にて機器分析による定量も行なった。その
結果を表12に示す。
【0056】
【表12の1】
【0057】
【表12の2】
【0058】表12から明らかなように、本発明の指示
薬を用いる本発明の定量法は、機器分析による定量と同
等の感度にて定量することができることがわかった。ま
た、本発明の定量法は分析機器を用いた定量法に比べ、
指示薬と殺菌剤溶液とを混合して色変化を観察するだけ
で定量できるため、簡便性に優れていることもわかる。
【0059】実施例4 PHMB、BAC、DDACを合計で約15重量%含む
市販の混合殺菌剤(日本化薬フードテクノ(株)製商品
名“キクルス”)について、本発明の指示薬および定量
法の使用を検討した。この市販品について、有効成分含
量を15重量%として、水道水により精密に希釈し、有
効成分(殺菌剤)濃度が100、200、300、40
0、500、750ppmとなるようにした。一方、こ
の市販品についての本発明の指示薬および定量法の信頼
性を確認するために、実施例1、3で殺菌剤としての有
効成分含量を測定したPHMB、BAC、DDACを、
上記の市販品と同等の比率で各成分が含まれるように混
合し、精密に殺菌剤濃度で計15重量%となるように混
合殺菌剤溶液を調製した。この混合殺菌剤溶液について
も水道水により精密に希釈し、殺菌剤濃度が100、2
00、300、400、500、750ppmとなるよ
うにした。
【0060】指示薬は、緩衝液として0.2N酢酸92
5mL、0.2N酢酸ナトリウム75mLと、1g/L
ブロモフェノールブルー/エタノール溶液60mLと、
pH調整剤として10重量%硝酸水溶液6.3mLとを
混合して調製した。得られた指示薬のpHは3.20で
あった。この指示薬8mLに対し、上記100〜750
ppmに希釈した市販品と混合殺菌剤溶液のそれぞれを
2mLまたは1mL混合し、色変化を観察した。上記の
市販品と混合殺菌剤溶液とは、それぞれにおいて、表1
3に示すような同等の色変化が観察された。
【0061】
【表13】
【0062】表13から、本発明の指示薬および定量法
は、市販品についても、信頼性の高い定量が可能である
ことがわかる。
【0063】実施例5 実施例4で使用したものと同じキクルスを、工場入り口
に設置されている長靴消毒槽の消毒液に用いている食品
工場において、本発明の指示薬および定量法の使用を検
討した。同工場におけるそれまでの消毒処理は、水道水
で約200倍程度に希釈した該混合殺菌剤溶液に、30
秒間長靴を浸漬することにより消毒処理を行なってお
り、数時間程度使用した後に、新しく希釈した混合殺菌
剤溶液と交換していた。
【0064】本発明の指示薬および定量法の使用に先立
ち、概算殺菌剤濃度が100〜1000ppmとなるよ
うに混合殺菌剤溶液を水道水で希釈して調製し、上記の
処理条件に合わせて該混合殺菌剤溶液の殺菌力試験を以
下の要領で行なった。
【0065】〈殺菌力試験〉普通培地で1日前培養した
シュードモナス アエルギノーサ(Pseudomon
as aeruginosa)の培養液を、10mLの
混合殺菌剤溶液に0.5mL添加して、20℃にて30
秒間接触させ、該混合殺菌剤溶液の不活性化剤溶液(ポ
リソルべート80を4.0%と、大豆レシチンを0.5
6%含む)を用いて10倍に希釈した後、生菌数測定を
行なった。生菌数測定は普通寒天培地を用い、平板混釈
法で37℃にて2日間培養することにより行なった。な
お、ブランクには水道水を用いた。この結果を表14に
示す。
【0066】
【表14】
【0067】実施例4の結果(表13)を参考とし、本
発明の指示薬を用いた本発明の定量法により、次のよう
に混合殺菌剤溶液からなる消毒液の管理を行なった。消
毒液の調製時には、殺菌剤濃度で500ppmになるよ
うに希釈を行うこととした。したがって、消毒液調製時
には、本発明の指示薬8mLに対し、消毒液1mLを混
合して、殺菌剤濃度500ppmであることを示す青緑
の呈色を確認することとした。使用中の消毒液は、表1
4から明らかなように、殺菌剤濃度100ppmでは十
分な消毒処理が行なえない可能性があり、さらにワース
トケースを想定して、消毒液中の殺菌剤濃度が200p
pm以下になった際には消毒液の交換を行うこととし
た。したがって、2時間毎に本発明の指示薬8mLに対
し、消毒液2mLを混合し、殺菌剤濃度200ppm以
下であることを示す緑色から黄色の呈色を示した場合に
は、新しく消毒液を調製して交換することとした。実際
の食品工場において、以上のように使用条件を設定する
ことにより、本発明の指示薬および定量法を使用して消
毒液の管理を行った。結果を表15に示す。
【0068】なお、表15中の殺菌活性とは、消毒液中
の殺菌活性の残存を確認するために行った殺菌力試験の
結果である。試験法は、上記のそれと同様であり、結果
は、以下の判定基準に基づいて示してある。 +:殺菌力試験結果が10個/mL以下で、十分な殺菌
活性が残存する。 −:殺菌力試験結果が10個/mL以上で、十分な殺菌
活性が残存するとは言えない。
【0069】
【表15】 ※:消毒液調製時、指示薬8mLに対し消毒液1mLを混合した際の呈色
【0070】表15に示したように、本発明の指示薬と
定量法を使用して、混合殺菌剤溶液である消毒液中の殺
菌剤濃度を直ちに、かつ簡便に検出することにより、殺
菌剤としての活性を失った消毒液を使用する危険性がな
くなり、安全な消毒が行なえるようになった。なおか
つ、濃度の高すぎる消毒液の使用をしたり、効果が十分
に残存している消毒液を廃棄したりすることもなくな
り、経済的にも改良が認められた。
【0071】実施例6 PHMBを工場内の環境殺菌に用いている食品工場の廃
液処理において、本発明の指示薬および定量法の使用を
検討した。本工場では、器械、器具類の殺菌にPHMB
溶液を用い、殺菌処理後はこれらの溶液を回収して適当
に希釈し、活性汚泥処理を行なった後に河川に放流して
いたが、PHMBは低濃度においても殺菌力が残存する
ため、活性汚泥菌への影響が懸念されていた。そこで、
回収後に希釈した殺菌剤溶液を活性汚泥処理槽に流入す
る前に、本発明の指示薬および定量法により殺菌剤溶液
中の殺菌剤としての有効成分含量を定量することとし
た。
【0072】なお、本発明の指示薬による定量に先立
ち、指示薬と殺菌剤溶液とを混合し、色変化を観察し
た。実施例1で殺菌剤としての有効成分含量を測定した
PHMB溶液を、工場で実際に使用している水で精密に
希釈し、濃度5、10、15、20ppmのPHMB
(殺菌剤)溶液を調製した。なお、ブランク試験にも、
この水を用いた。指示薬は、緩衝液として0.2N酢酸
925mL、0.2N酢酸ナトリウム75mLと、1g
/Lブロモフェノールブルー/エタノール溶液150m
Lと、pH調整剤として10重量%硝酸水溶液12.7
mLとを混合して調製した。得られた指示薬のpHは
2.48であった。この指示薬1mLに対して殺菌剤溶
液を9mL添加して混合し、色変化を観察した。結果を
表16に示す。
【0073】
【表16】
【0074】次に、回収後に希釈した殺菌剤溶液中の殺
菌剤濃度を表16を参照して定量した。この結果を表1
7に示す。
【0075】
【表17】
【0076】殺菌剤溶液の100倍希釈溶液を活性汚泥
槽に流入させたところ、特に活性汚泥への悪影響は見ら
れず、スムースな活性汚泥処理の運行が行われた。本発
明の指示薬および定量法を使用して、これまでの分析法
では検出不能であった微量な殺菌剤濃度を検出すること
により、殺菌剤廃棄時の活性汚泥を含む環境への悪影響
を予防できるようになった。
【0077】
【発明の効果】本発明の指示薬および定量法によれば、
被験体中に存在する殺菌剤濃度を煩雑な操作や分析機器
を必要とせずに簡便に定量することができるばかりか、
これまで分析機器によっても定量不可能であった低濃度
域で殺菌剤を含む被験体についても精度よく定量するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深山 等 神奈川県横浜市金沢区鳥浜町14番地29 株 式会社パーマケム・アジアR&Dセンター 内 Fターム(参考) 2G042 AA01 BB06 BB20 CB03 DA08 FA01 FA11 FA12 FB02 GA05 2G054 AA02 AB07 CA05 CA10 CE01 EA06 GA03 GB04 GB05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第4級アンモニウム塩および/またはグ
    アニジン誘導体からなる殺菌剤の定量指示薬であって、
    ブロモフェノールブルー0.002〜0.1重量%を含
    み、pH2〜3.6であることを特徴とする殺菌剤定量
    指示薬。
  2. 【請求項2】 pH調整剤として、酢酸、酒石酸、乳
    酸、クエン酸、コハク酸、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸の
    うちの少なくとも1種が使用されることを特徴とする請
    求項1記載の殺菌剤定量指示薬。
  3. 【請求項3】 第4級アンモニウム塩および/またはグ
    アニジン誘導体からなる殺菌剤の定量方法であって、被
    験体に請求項1または2記載の指示薬を加えることによ
    り、該被験体中に存在する前記殺菌剤の量に応じて段階
    的に生じる色変化から、前記被験体中に存在する前記殺
    菌剤の量を求めることを特徴とする殺菌剤定量方法。
  4. 【請求項4】 被験体が溶液であって、該溶液中の殺菌
    剤濃度が、 50ppm以下の場合は、請求項1または2記載の指示
    薬1容量に対し該溶液2〜40容量を混合し、 50ppm以上の場合は、請求項1または2記載の指示
    薬1容量に対し該溶液0.05〜2.5容量を混合する
    ことを特徴とする請求項3記載の殺菌剤定量方法。
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