JP2002243411A - 寸法測定方法及び装置 - Google Patents

寸法測定方法及び装置

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JP2002243411A
JP2002243411A JP2001040668A JP2001040668A JP2002243411A JP 2002243411 A JP2002243411 A JP 2002243411A JP 2001040668 A JP2001040668 A JP 2001040668A JP 2001040668 A JP2001040668 A JP 2001040668A JP 2002243411 A JP2002243411 A JP 2002243411A
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Shiyouzou Katamachi
省三 片町
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シンプルな構成で簡単かつ正確にワークの寸法
測定を行うことができる寸法測定方法及び装置を提供す
る。 【解決手段】ワークWを保持するワークホルダ22に
は、その内周部に多孔質体34が配設され、その多孔質
体34から噴出されるエアの求心作用でワークWがワー
クホルダ22の中心に保持される。ワークホルダ22に
保持されたワークWは、その端面の像をCCDカメラ5
4で撮像され、そのCCD上に投影されたワークの端面
の画像に基づいてワークWの偏芯量が画像処理により求
められる。これにより、ワークWを回転させることな
く、ワークWの寸法測定を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は寸法測定方法及び装
置に係り、特にフェルール等の微小円筒形部品の寸法を
測定する寸法測定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フェルール等の微小円筒形部品の寸法を
測定する場合、従来は、ワークをV台等に載置し、その
内径部に接触式測定器の触針を当接させてワークを回転
させ、そのときの測定最大値と測定最小値から振れ量を
求めて、その半分を偏芯量として得ていた。
【0003】また、非接触式で測定する場合は、例えば
特開平8−29642号公報や特開平10−22761
9号公報、特開平6−174433号公報に開示されて
いるように、ワークをV台等に載置して回転させ、その
端面をCCDカメラで撮像して得られた画像データを画
像処理して内径や外径、偏芯量を求めていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の寸法測定方法では、いずれもワークを回転させる機
構が必要となり、装置構成が大型化するという欠点があ
った。また、測定時にワークを回転させなければならな
いため、測定に時間がかかるという欠点があった。さら
に、V台等に載置した状態でワークを回転させるため、
時間の経過とともにV台等に磨耗が生じ、正確な測定が
できなくなるという欠点があった。また、ワークの外形
に部分的な凹み等の変形がある場合には、その分も内径
偏芯の量として測定されてしまい、正確な測定ができな
いという欠点があった。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、シンプルな構成で簡単かつ正確にワークの寸
法測定を行うことができる寸法測定方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
前記目的を達成するために、内径寸法及び内径中心に対
する外径中心の位置の情報が既知の円筒状のマスタをワ
ーク受け部材に形成された穴に挿入し、その穴の内周部
から穴の中心方向に向けてエアを噴射することにより、
マスタを前記穴の中心に支持し、そのワーク受け部材に
支持されたマスタの端面を撮像素子で撮像するマスタ撮
像工程と、前記撮像素子上に投影されたマスタの内径部
の画像に基づいて前記撮像素子上に投影される画像の撮
像倍率をマスタの既知の内径寸法の情報から求める撮像
倍率演算工程と、前記撮像素子上に投影されたマスタの
内径部の画像に基づいて前記撮像素子上におけるマスタ
の内径中心の位置を求めるマスタ内径中心位置演算工程
と、前記撮像素子上におけるマスタの内径中心の位置、
撮像倍率情報及び既知の内径中心に対する外径中心の位
置情報に基づいて前記撮像素子上におけるマスタの外径
中心の位置を求め、その位置を前記撮像素子上の原点に
設定する原点設定工程と、測定対象の円筒状のワークを
前記ワーク受け部材に形成された穴に挿入し、その穴の
内周部から穴の中心方向に向けてエアを噴射することに
より、ワークを前記穴の中心に支持し、そのワーク受け
部材に支持されたワークの端面を前記撮像素子で撮像す
るワーク撮像工程と、前記撮像素子上に投影されたワー
クの内径部の画像に基づいて撮像素子上におけるワーク
の内径中心の位置を求めるワーク内径中心位置演算工程
と、前記撮像素子上におけるワークの内径中心の位置と
前記撮像素子上に設定された原点の位置とに基づいてワ
ークの偏芯量を求めるワーク偏芯量演算工程と、からな
ることを特徴とする寸法測定方法を提供する。
【0007】請求項1に係る発明は、ワークを回転させ
ることなく、円筒状ワークの偏芯量を測定する。すなわ
ち、まず、内径寸法及び内径中心に対する外径中心の位
置の情報が既知の円筒状のマスタをワーク受け部材に形
成された穴に挿入する。穴の内周部からは穴の中心方向
に向けてエアが噴射され、このエアの求心作用によって
マスタは穴の中心に支持される。次に、ワーク受け部材
に支持されたマスタの端面の像が撮像素子によって撮像
される。そして、その撮像素子上に投影されたマスタの
内径部の画像に基づいて撮像素子上に投影される画像の
撮像倍率がマスタの既知の内径寸法を利用して求められ
る。次に、撮像素子上に投影されたマスタの内径部の画
像に基づいて撮像素子上におけるマスタの内径中心の位
置が求められる。そして、その求められたマスタの内径
中心の位置と撮像倍率及びマスタの既知の既知の内径中
心に対する外径中心の位置情報に基づいて撮像素子上に
おけるマスタの外径中心の位置が求められる。求められ
たマスタの外径中心の位置は、撮像素子上の原点として
設定される。次に、測定対象の円筒状のワークをワーク
受け部材に形成された穴に挿入する。ワークはマスタと
同様に穴の内周部から吹き出されるエアの求心作用によ
って、穴の中心に支持される。そして、そのワーク受け
部材に支持されたワークの端面が撮像素子によって撮像
される。ここで、ワークはワーク受け部材の内周部から
噴射されるエアの求心作用によって、穴の中心に支持さ
れており、その外径中心は撮像素子上に設定された原点
の位置と一致する。次に、撮像素子上に投影されたワー
クの内径部の画像に基づいて撮像素子上におけるワーク
の内径中心の位置が求められる。そして、その求めたワ
ークの内径中心の位置と撮像素子上に設定された原点の
位置とに基づいてワークの偏芯量、すなわち外径中心に
対する内径中心のズレ量が求められる。
【0008】また、請求項2に係る発明は、前記目的を
達成するために、内径寸法が既知の円筒状のマスタをワ
ーク受け部材に形成された穴に挿入し、その穴の内周部
から穴の中心方向に向けてエアを噴射することにより、
マスタを前記穴の中心に支持し、そのワーク受け部材に
支持されたマスタの端面を撮像素子で撮像するマスタ撮
像工程と、前記撮像素子上に投影されたマスタの内径部
の画像に基づいて前記撮像素子上に投影される画像の撮
像倍率をマスタの既知の内径寸法の情報から求める撮像
倍率演算工程と、前記撮像素子上に投影されたマスタの
内径部の画像に基づいて前記撮像素子上におけるマスタ
の内径中心の位置を求めるマスタ内径中心位置演算工程
と、前記マスタ撮像工程及び前記マスタ内径中心位置演
算工程を複数回実施して得られた複数個の前記撮像素子
上におけるマスタの内径中心の位置データ及び前記撮像
倍率に基づいて前記撮像素子上におけるマスタの外径中
心の位置を求め、その位置を前記撮像素子上の原点に設
定する原点設定工程と、測定対象の円筒状のワークを前
記ワーク受け部材に形成された穴に挿入し、その穴の内
周部から穴の中心方向に向けてエアを噴射することによ
り、ワークを前記穴の中心に支持し、そのワーク受け部
材に支持されたワークの端面を前記撮像素子で撮像する
ワーク撮像工程と、前記撮像素子上に投影されたワーク
の内径部の画像に基づいて前記撮像素子上におけるワー
クの内径中心の位置を求めるワーク内径中心位置演算工
程と、前記撮像素子上におけるワークの内径中心の位置
と前記撮像素子上に設定された原点の位置とに基づいて
ワークの偏芯量を求めるワーク偏芯量演算工程と、から
なることを特徴とする寸法測定方法を提供する。
【0009】請求項2に係る発明は、内径寸法が既知の
円筒状のマスタを用いて撮像素子上の原点を設定する点
で請求項1に係る発明と相違する。本発明では、まず、
内径寸法が既知の円筒状のマスタをワーク受け部材に形
成された穴に挿入する。そして、その穴の内周部から穴
の中心方向に向けてエアを噴射することにより、マスタ
を穴の中心に支持する。次に、そのワーク受け部材に支
持されたマスタの端面を撮像素子で撮像する。次に、撮
像素子上に投影されたマスタの内径部の画像に基づいて
撮像素子上に投影される画像の撮像倍率をマスタの既知
の内径寸法の情報から求める。次に、撮像素子上に投影
されたマスタの内径部の画像に基づいて撮像素子上にお
けるマスタの内径中心の位置を求める。次にマスタを周
方向に回転させ、あるいはマスタをワーク受け部材から
取り出して再び挿入し、撮像素子上に投影される内径部
の位置を移動させる。そして、その内径部の位置が移動
したマスタの端面を撮像素子で撮像する。次に、撮像素
子上に投影されたマスタの内径部の画像に基づいて撮像
素子上におけるマスタの内径中心の位置を求める。この
ように、撮像素子上に投影される内径部の位置を複数回
移動させて、内径中心の位置データを複数個(少なくと
も3個)取得する。そして、このようにして得られた複
数個の内径中心の位置データと撮像倍率とに基づいて撮
像素子上におけるマスタの外径中心の位置を求める。す
なわち、マスタは、エアの求心作用によって、常にその
外径中心の位置が一定位置に保持され、撮像素子上にお
いても常にその外径中心の位置は一定位置に位置する。
一方、マスタの偏芯量は不変なので、内径中心の位置が
複数箇所求まれば、その求めた各内径中心の位置から等
距離にある点を求めることにより、撮像素子上における
外径中心の位置を特定することができる。これは各内径
中心の位置を通る円を求め、その円の中心として求める
ことができる。そして、そのようにして求めた外径中心
の位置を撮像素子上の原点に設定する。
【0010】また、請求項3に係る発明は、前記目的を
達成するために、端面に2つの指標が形成され、その指
標間距離及び少なくとも一方の指標に対する外径中心の
位置の情報が既知の円柱又は円筒状のマスタをワーク受
け部材に形成された穴に挿入し、その穴の内周部から穴
の中心方向に向けてエアを噴射することにより、マスタ
を前記穴の中心に支持し、そのワーク受け部材に支持さ
れたマスタの端面を撮像素子で撮像するマスタ撮像工程
と、前記撮像素子上に投影された指標の画像に基づいて
前記撮像素子上に投影される画像の撮像倍率をマスタの
既知の指標間距離の情報から求める撮像倍率演算工程
と、前記撮像素子上における指標の位置、撮像倍率情報
及び既知の指標に対する外径中心の位置情報に基づいて
前記撮像素子上におけるマスタの外径中心の位置を求
め、その位置を前記撮像素子上の原点に設定する原点設
定工程と、測定対象の円筒状のワークを前記ワーク受け
部材に形成された穴に挿入し、その穴の内周部から穴の
中心方向に向けてエアを噴射することにより、ワークを
前記穴の中心に支持し、そのワーク受け部材に支持され
たワークの端面を前記撮像素子で撮像するワーク撮像工
程と、前記撮像素子上に投影されたワークの内径部の画
像に基づいて撮像素子上におけるワークの内径中心の位
置を求めるワーク内径中心位置演算工程と、前記撮像素
子上におけるワークの内径中心の位置と前記撮像素子上
に設定された原点の位置とに基づいてワークの偏芯量を
求めるワーク偏芯量演算工程と、からなることを特徴と
する寸法測定方法を提供する。
【0011】請求項3に係る発明は、端面に2つの指標
が形成され、その指標間距離及び少なくとも一方の指標
に対する外径中心の位置の情報が既知の円柱又は円筒状
のマスタを用いて撮像倍率及び撮像素子上の原点を設定
する点で請求項1に係る発明と相違する。本発明では、
まず、端面に2つの指標が形成され、その指標間距離及
び少なくとも一方の指標に対する外径中心の位置の情報
が既知の円柱又は円筒状のマスタをワーク受け部材に形
成された穴に挿入し、その穴の内周部から穴の中心方向
に向けてエアを噴射することにより、マスタを穴の中心
に支持する。そして、そのワーク受け部材に支持された
マスタの端面を撮像素子で撮像する。次に、撮像素子上
に投影された指標の画像に基づいて撮像素子上に投影さ
れる画像の撮像倍率をマスタの既知の指標間距離の情報
から求める。次に、撮像素子上における指標の位置、撮
像倍率情報及び既知の指標に対する外径中心の位置情報
に基づいて撮像素子上におけるマスタの外径中心の位置
を求める。すなわち、少なくとも一方の指標に対する外
径中心の位置が既知なので、その一方の指標の位置を特
定できれば、この既知の外径中心の位置情報に基づいて
マスタの外径中心の位置を特定することができる。そし
て、そのようにして求めた外径中心の位置を画像素子上
の原点に設定する。
【0012】また、請求項4に係る発明は、前記目的を
達成するために、端面に2つの指標が形成され、その指
標間距離が既知の円柱又は円筒状のマスタをワーク受け
部材に形成された穴に挿入し、その穴の内周部から穴の
中心方向に向けてエアを噴射することにより、マスタを
前記穴の中心に支持し、そのワーク受け部材に支持され
たマスタの端面を撮像素子で撮像するマスタ撮像工程
と、前記撮像素子上に投影された指標の画像に基づいて
前記撮像素子上に投影される画像の撮像倍率をマスタの
既知の指標間距離の情報から求める撮像倍率演算工程
と、前記撮像素子上に投影された指標の画像に基づいて
前記撮像素子上における指標の位置を求めるマスタ指標
位置演算工程と、前記マスタ撮像工程及び前記マスタ指
標位置演算工程を複数回繰り返し実施して得られた複数
個の前記撮像素子上における指標の位置データ及び前記
撮像倍率に基づいて前記撮像素子上におけるマスタの外
径中心の位置を求め、その位置を前記撮像素子上の原点
に設定する原点設定工程と、測定対象の円筒状のワーク
を前記ワーク受け部材に形成された穴に挿入し、その穴
の内周部から穴の中心方向に向けてエアを噴射すること
により、ワークを前記穴の中心に支持し、そのワーク受
け部材に支持されたワークの端面を前記撮像素子で撮像
するワーク撮像工程と、前記撮像素子上に投影されたワ
ークの内径部の画像に基づいて前記撮像素子上における
ワークの内径中心の位置を求めるワーク内径中心位置演
算工程と、前記撮像素子上におけるワークの内径中心の
位置と前記撮像素子上に設定された原点の位置とに基づ
いてワークの偏芯量を求めるワーク偏芯量演算工程と、
からなることを特徴とする寸法測定方法を提供する。
【0013】請求項4に係る発明は、端面に2つの指標
が形成され、その指標間距離報が既知の円柱又は円筒状
のマスタを用いて撮像倍率及び撮像素子上の原点を設定
する点で請求項1に係る発明と相違する。本発明では、
まず、端面に2つの指標が形成され、その指標間距離が
既知の円柱又は円筒状のマスタをワーク受け部材に形成
された穴に挿入し、その穴の内周部から穴の中心方向に
向けてエアを噴射することにより、マスタを穴の中心に
支持する。そして、そのワーク受け部材に支持されたマ
スタの端面を撮像素子で撮像する。次に、撮像素子上に
投影された指標の画像に基づいて撮像素子上に投影され
る画像の撮像倍率をマスタの既知の指標間距離の情報か
ら求める。次に、撮像素子上に投影された指標の画像に
基づいて撮像素子上における指標の位置を求める。次に
マスタを周方向に回転させ、あるいはマスタをワーク受
け部材から取り出して再び挿入し、撮像素子上に投影さ
れる指標の位置を移動させる。そして、その指標の位置
が移動したマスタの端面を撮像素子で撮像する。次に、
撮像素子上に投影された指標の画像に基づいて撮像素子
上における指標の位置を求める。このように、撮像素子
上に投影される指標の位置を複数回移動させて、指標の
位置データを複数個(少なくとも3個)取得する。そし
て、このようにして得られた複数個の指標の位置データ
と撮像倍率とに基づいて撮像素子上におけるマスタの外
径中心の位置を求め、その位置を撮像素子上の原点に設
定する。すなわち、マスタは、エアの求心作用によっ
て、常にその外径中心の位置が一定位置に保持され、撮
像素子上においても常にマスタの外径中心の位置は一定
位置に位置する。一方、各指標から外径中心までの距離
は不変なので、各指標の位置が複数箇所求まれば、その
求めた各指標から等距離にある点を求めることにより、
撮像素子上における外径中心の位置を特定することがで
きる。これは各指標を通る円を求め、その円の中心とし
て求めることができる。そして、そのようにして求めた
外径中心の位置を撮像素子上の原点に設定する。なお、
2つある指標の位置は少なくとも一方が求まればよい。
【0014】また、請求項5に係る発明は、前記目的を
達成するために、前記撮像素子上に投影された前記ワー
クの内径部の画像に基づいて前記ワークの内径寸法を求
めるワーク内径寸法演算工程を含むことを特徴とする請
求項1、2、3又は4に記載の寸法測定方法を提供す
る。
【0015】請求項5に係る発明によれば、撮像素子上
に投影されたワークの内径部の画像に基づいてワークの
内径が求められる。
【0016】また、請求項6に係る発明は、前記目的を
達成するために、マスタが挿入された時の前記ワーク受
け部材の穴の内周部から噴射されるエアの背圧又は流量
を測定するマスタ背圧/流量測定工程と、ワークが挿入
された時の前記ワーク受け部材の穴の内周部から噴射さ
れるエアの背圧又は流量を測定するワーク背圧/流量測
定工程と、前記マスタが挿入された時の前記ワーク受け
部材の穴の内周部から噴射されるエアの背圧又は流量、
前記ワークが挿入された時の前記ワーク受け部材の穴の
内周部から噴射されるエアの背圧又は流量、及び前記マ
スタの既知の外径寸法に基づいて前記ワークの外径を求
めるワーク外径寸法演算工程と、を含むことを特徴とす
る請求項1、2、3、4又は5に記載の寸法測定方法を
提供する。
【0017】請求項6に係る発明によれば、ワークの支
持と同時にワークの外径の測定が行われる。この外径測
定は、いわゆる空気マイクロメータの原理を利用して行
い、ワークの保持と同時に外径測定が行われる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る寸法測定方法及び装置の好ましい実施の形態につい
て詳説する。
【0019】図1は、本発明に係る寸法測定装置の第1
の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。同図
に示すように、本実施の形態の寸法測定装置10は、主
としてワーク受け部12、撮像部14、計測部16、ワ
ーク供給回収部18及び制御部20で構成されている。
【0020】ワーク受け部12は、図1及び図2に示す
ように、マスタM又は測定対象のワークWを所定位置に
保持するためのワークホルダ22を備えている。ワーク
ホルダ22は、円筒状に形成され、ベース24に立設さ
れた支柱26にブラケット28Aを介して鉛直に支持さ
れている。測定対象のワークWは、このワークホルダ2
2の内周部に挿入されて支持される。このため、ワーク
ホルダ22の下端面には、挿入されたワークWの落下を
防止するためのストッパープレート30が取り付けられ
ている。このストッパープレート30は、円形の板状に
形成されており、その中央に円形の観測窓30Aが形成
されている。ワークホルダ22に挿入されたワークW
は、その下端部がストッパープレート30に係止されて
落下が防止される。
【0021】また、このワークホルダ22の内周部に
は、下端から中央にかけて所定径の嵌入穴32が形成さ
れており、その嵌入穴32には円筒状に形成された多孔
質体(焼結金属)34が嵌入されている。そして、その
嵌入穴32の内周部には、所定幅のエア供給溝36が多
孔質体34の全周に亘って形成されている。このエア供
給溝36には、ワークホルダ22の外周部に通じるエア
供給路38が連通されており、このエア供給路38には
エア供給ライン40を介してエア供給装置42が接続さ
れている。エア供給装置42からは、圧縮エアが供給さ
れ、このエア供給装置42から供給された圧縮エアが、
エア供給ライン40、エア供給路38を介してエア供給
溝36に供給される。そして、このエア供給溝36に供
給された圧縮エアが、多孔質体34を介してワークホル
ダ22の内周部に噴出される。この際、圧縮エアは、多
孔質体34の内周部全周からワークホルダ22の内周部
中央に向けて噴出され、この求心作用で、ワークホルダ
内に挿入されたワークWがワークホルダ22の内周部中
央に保持される。
【0022】なお、ワークホルダ22の下端面には円形
状の凹部44が所定の深さをもって形成され、ストッパ
ープレート30との間に所定の隙間46が形成されてい
る。また、ストッパープレート30には、この隙間46
に通じる排気孔48、48、…が形成されており、ワー
クホルダ22内に噴出された圧縮エアは、この排気孔4
8、48、…を介して外部に排気される。
【0023】撮像部14は、ワークホルダ22に保持さ
れたマスタM又はワークWの端面の画像をCCDで撮像
する。この撮像部14は、AFレンズユニット50、A
F駆動ユニット52、CCDカメラ54及び照明ユニッ
ト56で構成されている。
【0024】AFレンズユニット50は、ワークホルダ
22から所定距離離れた下方位置に設置される。また、
このAFレンズユニット50は、ワークホルダ22に保
持されたワークW又はマスタMの端面に対向して設置さ
れ、その光軸がワークホルダ22に保持されたワークW
又はマスタMの端面と直交するように配置される。
【0025】AF駆動ユニット52は、AFレンズユニ
ット50をAF駆動し、AFレンズユニット50をワー
クホルダ22に保持されたワークW又はマスタMの端面
に合焦させる。このAF駆動ユニット52は、図示しな
い測距センサを備えており、この測距センサによるマス
タM又はワークWの端面までの測距情報に基づいてAF
レンズユニット50をAF駆動する。
【0026】CCDカメラ54は、ベース24に立設さ
れた支柱26にブラケット28Bを介して支持されてい
る。AFレンズユニット50は、このCCDカメラ54
に取り付けられており、AFレンズユニット50で拡大
されたマスタM又はワークWの端面の像が、このCCD
カメラ54に内蔵されたCCDで撮像される。
【0027】照明ユニット56は、ワークホルダ22に
保持されたマスタM又はワークWの端面に向けて照明光
を照射する。
【0028】計測部16は、主として画像処理装置58
と演算処理装置60とで構成されている。画像処理装置
58は、CCDカメラ54で撮像されたマスタM又はワ
ークWの端面の画像データを画像処理して演算処理装置
60に出力する。演算処理装置60は、その画像処理デ
ータに基づきワークの偏芯量を求める。この演算処理装
置60には、入力手段としてのキーボード62が接続さ
れるとともに、出力手段としてのディスプレイ64及び
プリンタ66が接続されている。また、演算処理装置6
0には、所定のデータを記憶するための図示しないメモ
リが内蔵されている。
【0029】ワーク供給回収部18は、ワークWの供給
と回収とを行う。このワーク供給回収部18は、図1及
び図2に示すように、ワーク供給装置68、ワーク回収
装置70及び切替装置72で構成されている。
【0030】ワーク供給装置68は、ワークホルダ22
に測定対象のワークWを1つずつ供給する装置であり、
図2に示すように、パーツフィーダ74、供給管76、
シャッタ78及びストッパ80で構成されている。
【0031】パーツフィーダ74は、供給管76に接続
され、図示しないストッカに収納されたワークWを順次
供給管76に供給する。
【0032】供給管76は、切替装置72に接続され、
パーツフィーダ74から供給されるワークWを切替装置
72に導く。
【0033】シャッタ78は、供給管76の先端部近傍
に設置され、供給管76を通行するのを塞き止める。こ
のシャッタ78は、図示しないシリンダによってシャッ
タープレート78Aを供給管76内に突出させることに
より、そのシャッタープレート78Aで供給管76内を
閉塞することによりワークWを塞き止める。すなわち、
ワークWは、シャッタープレート78Aが供給管76内
に突出されると、そのシャッタープレート78Aに係止
されて切替装置72への通行が塞き止められ、シャッタ
ープレート78Aが供給管76内から退避すると、自由
に通行できるようになる。なお、シャッタープレート7
8Aは、供給管76内に突出されると、供給管76を完
全に閉塞し、供給管76内を密閉する。
【0034】ストッパ80は、シャッタ78の上方位置
に設置され、シャッタ78で係止されたワークWの直後
のワークWの移動(落下)を規制する。すなわち、ワー
クホルダ22には、ワークWを1つずつ供給する必要が
あるが、シャッタ78が開けられると、供給管76内の
全てのワークWがワークフォルダ22に供給されてしま
うため、これを規制するためにストッパ80が設けられ
ている。ストッパ80は、図示しないシリンダによって
ストッパ部材80Aを供給管76内に向けて突出させる
ことにより、そのストッパ部材80AでワークWを供給
管76の内壁面に押し付けて固定する。
【0035】以上の構成のワーク供給装置68によれ
ば、シャッタ78を閉めた状態でパーツフィーダ74か
ら供給管76にワークWを供給すると、ワークWはシャ
ッタ78で塞き止められて切替装置72への供給が停止
される。この状態でストッパ80を作動させると、シャ
ッタ78に塞き止められた最先のワークWの次のワーク
Wがストッパ80によって固定される。そして、このス
トッパ80によるワークWの固定後、シャッタ78を開
けると、最先のワークのみがシャッタ78を通過して切
替装置72へと供給される。供給後は、シャッタ78を
閉じ、ストッパ80による固定を解除して、ワークWを
シャッタ78まで送り、再び最先のワークWの次のワー
クをストッパ80で固定して、次の供給まで待機する。
【0036】ワーク回収装置70は、測定終了後のワー
クWをワークホルダ22から回収し、測定結果に応じて
分別回収する装置であり、図2に示すように、回収管8
2、エア吸引装置84、ゲート86、振分装置88及び
回収ストッカ90で構成されている。
【0037】回収管82は、切替装置72に接続され、
測定終了後のワークWを切替装置72を介してゲート8
6に導く。
【0038】エア吸引装置84は、ゲート86の近傍の
回収管82に吸引管92を介して接続され、その吸引管
92を介して回収管82内のエアを吸引する。このエア
吸引装置84で回収管82内のエアを吸引することによ
り、ワークホルダ22内に収容されたワークWが切替装
置72を介して吸引されゲート86まで導かれる。な
お、吸引管92と回収管82との接続部には、メッシュ
状に形成された流入防止板92Aが設置され、回収管8
2内を通過するワークWが誤って吸引管92内に吸い込
まれるのが防止されている。
【0039】ゲート86は、開閉自在に形成され、回収
管82で回収されたワークWを振分装置88の前で一旦
塞き止める。
【0040】振分装置88は、ゲート86に接続され、
計測部16の計測結果に基づいてワークWの回収先を振
り分ける。すなわち、ワークWは、計測結果に基づいて
基準値を満たす『OKワーク』と基準値を満たさない
『NGワーク』とに振り分けられ、それぞれ回収ストッ
カ90のOKストッカ90AとNGストッカ90Bとに
分別されて回収される。
【0041】振分装置88は、導管94Aの先端に備え
られた回動管94Bを図示しない回動駆動手段で回動さ
せることにより、ワークWの回収先をOKストッカ90
AとNGストッカ90Bとに振り分ける。
【0042】以上のように構成されたワーク回収装置7
0によれば、ゲート86を閉じた状態でエア吸引装置8
4を駆動すると、ワークホルダ22から切替装置72を
通って回収管82内にワークWが吸引される。吸引され
たワークWは、回収管82を通ってゲート86まで導か
れる。振分装置88は、その回収されたワークWの計測
結果に基づき、OKワークであれば、回動管94Bの先
端をOKストッカ90Aに向け、NGワークであれば、
回動管94Bの先端をNGストッカ90Bに向ける。そ
して、回動管94Bの回動操作後、ゲート86が開か
れ、ワークWが回動管94Bに導かれて、OKストッカ
90A又はNGストッカ90Bに回収される。
【0043】切替装置72は、ワークホルダ22の接続
先を供給管76と回収管82とに選択的に切り替える装
置であり、図2に示すように、スライドブロック94を
備えている。このスライドブロック94は、ワークホル
ダ22の上面を横方向にスライド自在に設けられてお
り、図示しない駆動手段に駆動されることにより、『供
給位置』と『回収位置』との間を往復移動する。また、
このスライドブロックには、供給路96と回収路98と
が形成されており、それぞれワーク供給装置68の供給
管76とワーク回収装置70の回収管82とに接続され
ている。
【0044】以上のように構成された切替装置72によ
れば、スライドブロック94を『供給位置』に位置させ
ると、ワークホルダ22の内周部と供給路96とが連通
され、これにより、ワーク供給装置68からワークホル
ダ22にワークWの供給が可能になる。一方、スライド
ブロック94を『回収位置』に位置させると、ワークホ
ルダ22の内周部と回収路98とが連通され、これによ
り、ワークホルダ22からワーク回収装置70にワーク
Wの回収が可能になる。
【0045】なお、ワークW又はマスタMは、ワークホ
ルダ22の内周部との間に20μm〜50μmの隙間を
もって保持される。
【0046】また、ワークW又はマスタMの内径寸法は
φ0.5mm〜1mmであり、ワーク回収時のエア吸引
動作に何ら不都合は生じない。
【0047】なお、供給路96には、小径の排気孔96
Aが形成されており、この排気孔96Aを介して、ワー
クホルダ22の内周部に供給された圧縮エアの一部が排
気される。
【0048】制御部20は、演算処置装置60からの制
御信号に基づき寸法測定装置10を構成する個々の装置
を制御する。
【0049】次に、前記のごとく構成された寸法測定装
置10によるワークの寸法測定手順及び測定原理につい
て説明する。
【0050】最初に初期設定が行われる。まず、ワーク
供給装置68を利用してワークホルダ22にマスタMを
供給する。ワークホルダ22に供給されたマスタMは自
重で落下して、その先端がストッパープレート30に係
止される。このマスタMの供給後、エア供給装置42が
駆動され、ワークホルダ22のエア供給路38に圧縮エ
アが供給される。供給された圧縮エアは多孔質体34を
介してワークホルダ22の内周部全周から内周部中央に
向けて噴出され、この求心作用でマスタMがワークホル
ダ22の内周部中央に保持される。
【0051】ここで、このワークホルダ22に供給され
るマスタMには、図3に示すように、所定の寸法デー
タ、すなわち外径寸法DM 、内径寸法dM 及び内径中心
M に対する外径中心OM の位置があらかじめ測定され
たものが使用される(なお、本実施の形態では、外径寸
法DM は必ずしも必要ではない。)。
【0052】なお、内径中心IM に対する外径中心OM
の位置は、マスタMの端面にマスタMの内径中心IM
座標中心(0,0)とするx−y座標を設定し、そのx
−y座標上における座標位置OM (Δx,Δy)として
取得する。また、マスタMの端面には、この設定したx
−y座標のy軸の方向を示すマーク(ここでは黒三角マ
ーク▼)を記しておく。
【0053】また、このマスタMの供給とともに、オペ
レータは、このマスタの既知の寸法データDM 、dM
M (Δx,Δy)をキーボード62から入力する。入
力された寸法データは、演算処理装置60に内臓された
メモリに記憶される。
【0054】所定の寸法データが入力されると、マスタ
に対して所定の測定が行われる。すなわち、まず、制御
部20から照明ユニット56に駆動信号が出力され、マ
スタMの端面に照明光が照射される。また、AF駆動ユ
ニット52に駆動信号が出力され、AFレンズユニット
50がAF駆動される。すなわち、AFレンズユニット
50がワークホルダ22に保持されたマスタMの端面に
合焦するようにAF駆動される。そして、その合焦した
マスタMの端面の像がCCDカメラ54によって撮像さ
れる。
【0055】ここで、CCDカメラ54のCCDに投影
される領域は、図4に示すように、マスタMの内径部m
を含む矩形の領域Aが投影される。画像処理装置58
は、このCCDカメラ54のCCD上に投影されたマス
タMの内径部mの画像、及び、マスタMの既知の内径寸
法dM に基づいて、CCD上に投影される像の撮像倍率
Zを画像処理により求める。求められた撮像倍率Zは、
定数として演算処理装置60に内蔵されたメモリに記憶
される。
【0056】また、画像処理装置58は、CCD上に投
影されたマスタMの内径部mの画像に基づいてCCD上
におけるマスタMの内径中心の位置IM を画像処理によ
り求める。
【0057】さらに、画像処理装置58は、図4に示す
ように、CCD上に投影されたy軸方向を示すマーク
(▼)の位置からマスタMの端面に設定されたx−y座
標のy軸の方向を画像処理により求めるとともに、マス
タMの内径中心の位置IM からx軸の方向(マスタMの
内径中心の位置IM を通りy軸に直交する方向)を画像
処理により求める。すなわち、マスタMの端面に設定さ
れたx−y座標のCCD上における位置を画像処理によ
り求める。
【0058】そして、その求めたCCD上におけるx−
y座標を利用し、CCD上におけるマスタMの内径中心
の位置IM 、撮像倍率Z及び既知の寸法データ(内径中
心I M に対する外径中心OM の位置)とに基づいてCC
D上におけるマスタMの外径中心OM の位置を画像処理
により求める。すなわち、x−y座標は、マスタMの内
径中心IM を座標中心(0,0)としており、このx−
y座標上におけるマスタMの外径中心OM の座標位置O
M (Δx,Δy)は既知であるので、画像処理により求
めたマスタMの内径中心の位置IM と、その既知の寸法
データ(内径中心IM に対する外径中心OM の位置)、
及び撮像倍率Zに基づいてCCD上におけるマスタMの
外径中心OM の位置を画像処理により求める。そして、
画像処理装置58は、求めたマスタMの外径中心OM
位置を原点O(0,0)とするとするX−Y座標(測定
座標系)をCCD上に設定する。
【0059】以上により初期設定が完了する。初期設定
が完了すると、ワーク回収装置70を利用してマスタM
がワークホルダ22から回収される。以下、このマスタ
Mを基準とした比較測定が順次行われる。
【0060】まず、制御部20によってワーク供給装置
68に駆動信号が出力され、ワークホルダ22にワーク
Wが供給される。すなわち、シャッタ78が開き、測定
対象のワークWが1つワークホルダ22の内周部に供給
される。なお、この際、切替装置72のスライドブロッ
ク94は、供給位置に位置しており、ワーク供給装置6
8の供給管76がワークホルダ22に接続された状態に
ある。
【0061】シャッタ78からワークホルダ22に供給
されたワークWは自重で落下して、その先端がストッパ
ープレート30に係止される。このワークWの供給後、
エア供給装置42が駆動され、ワークホルダ22のエア
供給路38に圧縮エアが供給される。供給された圧縮エ
アは多孔質体34を介してワークホルダ22の内周部全
周から内周部中央に向けて噴出され、この求心作用でワ
ークWがワークホルダ22の内周部中央に保持される。
【0062】このようにエアの求心作用でワークWをワ
ークホルダ22に保持することにより、ワークWは、そ
の外径中心OW が、マスタMの外径中心OM と同じ位置
に位置する。すなわち、ワークホルダ22に保持される
ワークWは、その外径中心O W が常にマスタMの外径中
心OM と一致する。
【0063】次に、図5に示すように、ワークホルダ2
2に保持されたワークWの端面の像がCCDカメラ54
で撮像される。画像処理装置58は、このCCDカメラ
54のCCD上に投影されたワークWの内径部wの画像
に基づいてX−Y座標(測定座標)上におけるワークW
の内径中心IW の座標位置(XI ,YI )を画像処理に
より求める。
【0064】ここで、上述したように、ワークWはワー
クホルダ22の中心に保持され、その外径中心OW は、
マスタMの外径中心OM と同じ位置に位置する。マスタ
Mの外径中心OM は、X−Y座標(測定座標)上で原点
O(0,0)に設定されているので、この原点Oと求め
た内径中心IW との距離(=(XI 2 +YI 2 1/2
を求めれば、ワークWの偏芯量ω、すなわち内径中心I
W と外径中心OW との差を求めることができる。
【0065】画像処理装置58は、求めたワークWの内
径中心IW の座標位置(XI ,YI)と原点Oの座標位
置(0,0)とに基づいて偏芯量ωを演算する。
【0066】以上により、ワークWの寸法測定が終了す
る。測定された寸法データ、すなわちワークWの偏芯量
ωは、ディスプレイ64上に表示されるとともに、必要
に応じてプリンタ66でプリントアウトされる。
【0067】また、測定が終了すると、制御部20から
切替装置72及びワーク回収装置70に駆動信号が出力
され、そのワークWの寸法データに基づき回収ストッカ
90に分別回収される。すなわち、まず、切替装置72
のスライドブロック94が回収位置に移動し、回収路9
8とワークホルダ22の内周部とが連通される。次い
で、エア吸引装置84が駆動され、ワークホルダ22か
らスライドブロック94の回収路98を通って回収管8
2内にワークWが吸引されゲート86まで導かれる。次
に、ワークWの計測結果に基づき振分装置88が駆動さ
れ、OKワークであれば、回動管94Bの先端がOKス
トッカ90Aに向けられ、NGワークであれば、回動管
94Bの先端がNGストッカ90Bに向けられる。そし
て、回動管94Bの回動操作後、ゲート86が開かれ、
ワークWが回動管94Bに導かれて、OKストッカ90
A又はNGストッカ90Bに回収される。
【0068】ワークWが回収ストッカ90に回収される
と、再び切替装置72に駆動信号が出力され、切替装置
72のスライドブロック94が供給位置に移動して供給
路96とワークホルダ22の内周部とが連通される。そ
して、ワーク供給装置68から新たなワークWがワーク
ホルダ22に供給され、同様の手順で測定、回収が行わ
れる。
【0069】このように本実施の形態の寸法測定装置1
0によれば、ワークWの供給、測定、回収を全自動で行
うことができる。また、測定に際してワークWを回転さ
せたり、移動させたりする必要がないので、ワークWの
回転機構や移動機構が不要となり、装置をシンプルな構
成でコンパクトにまとめることができる。また、ワーク
Wを回転させたり移動させたりする必要がないので、測
定も簡易迅速に行うことができる。さらに、ワークWが
ワークホルダ22に対して非接触で保持されるため、長
期継続して使用しても磨耗が生じず、常に安定した精度
で測定を行うことができる。また、ワークWの外周に局
部的な変形が生じていても、その影響を排除して、常に
ワークWをワークホルダ22の中心に支持することがで
きるので、常に正確な測定を行うことができる。
【0070】なお、本実施の形態では、マスタMの端面
に設定したx−y座標のy軸方向を特定する手段とし
て、マスタMの端面に▼マークを形成しているが、y軸
方向の特定方法は、これに限定されるものではなく、他
のマーク等で特定するようにしてもよい。
【0071】次に、本発明に係る寸法測定装置の第2の
実施の形態について説明する。
【0072】上述した第1の実施の形態の寸法測定装置
10では、ワークWの偏芯量の測定のみを行っている
が、本実施の形態の寸法測定装置では、ワークWの内径
寸法d W 、外径寸法DW 及び偏芯量ωの測定を行う。こ
の第2の実施の形態の寸法測定装置は、上述した第1の
実施の形態の寸法測定装置に次の外径測定部100を付
加することにより構成される。
【0073】図6は、外径測定部100の概略構成を示
すブロック図である。同図に示すように、この外径測定
部100は、空気マイクロメータの原理を利用してワー
クWの外径寸法DW を測定する。エア供給装置42から
供給される圧縮エアは、レギュレータ102、A/E変
換器104を介してワークホルダ22に供給される。レ
ギュレータ102はエア供給装置42から供給された圧
縮エアのエア圧を一定にする。A/E変換器104は、
ワークホルダ22の内周部から噴出される圧縮エアの背
圧の変化を内蔵するベローズと差動変圧器とによって電
気信号に変換し、演算処理装置60に出力する。演算処
理装置60は、この電気信号に基づいてワークWの外径
寸法を算出する。
【0074】なお、ここで、図6に示すように、本実施
の形態のワークホルダ22では、多孔質体34に代えて
ノズル部材106が内周部に配置されている。このノズ
ル部材106は、図7に示すように、円筒状に形成さ
れ、その周面4箇所にノズル108、108、…が等間
隔に形成されている。
【0075】エア供給路38に供給された圧縮エアは、
エア供給溝36を介して各ノズル108、108、…に
供給され、このノズル108、108、…からワークホ
ルダ22の内周部中央に向けて噴出される。ワークホル
ダ内に挿入されたワークWは、このノズル108、10
8、…から噴出されるエアの求心作用でワークホルダ2
2の内周部中央に保持される。また、このノズル10
8、108、…とA/E変換器104に内蔵された絞り
との間の圧力(背圧)の変化に基づいてワークWの外径
寸法DW が測定される。
【0076】以上のように、ワークWの外径寸法D
W は、ワークホルダ22の内周部から噴出される圧縮エ
アの背圧の変化に基づき測定される。
【0077】一方、ワークWの内径寸法dW は、画像処
理装置58が、CCDカメラ54のCCD上に投影され
たワークWの内径部wの画像、及び、撮像倍率Zに基づ
いて画像処理により求める。
【0078】次に、前記のごとく構成された第2の実施
の形態の寸法測定装置によるワークの寸法測定方法につ
いて説明する。
【0079】最初に初期設定が行われる。まず、ワーク
供給装置68を利用してワークホルダ22にマスタMを
供給する。マスタMの供給後、エア供給装置42が駆動
され、ワークホルダ22のエア供給路38に圧縮エアが
供給される。供給された圧縮エアはノズル108、10
8、…を介してワークホルダ22の内周部全周から内周
部中央に向けて噴出され、この求心作用でマスタMがワ
ークホルダ22の内周部中央に保持される。
【0080】ここで、このワークホルダ22に供給され
るマスタMには、所定の寸法データ、すなわち外径寸法
M 、内径寸法dM 及び内径中心IM に対する外径中心
Mの位置があらかじめ測定されたものが使用される。
【0081】また、このマスタMの供給とともに、オペ
レータは、このマスタの既知の寸法データDM 、dM
M (Δx,Δy)をキーボード62から入力する。入
力された寸法データは、演算処理装置60に内臓された
メモリに記憶される。
【0082】所定の寸法データが入力されると、マスタ
に対して所定の測定が行われる。すなわち、まず、制御
部20からから照明ユニット56に駆動信号が出力さ
れ、マスタMの端面に照明光が照射される。また、AF
駆動ユニット52に駆動信号が出力され、AFレンズユ
ニット50がAF駆動される。すなわち、AFレンズユ
ニット50がワークホルダ22に保持されたマスタMの
端面に合焦するようにAF駆動される。そして、その合
焦したマスタMの端面の像がCCDカメラ54によって
撮像される。
【0083】画像処理装置58は、このCCDカメラ5
4のCCD上に投影されたマスタMの内径部mの画像、
及びマスタMの既知の寸法データ(内径寸法dM )に基
づいて、CCD上に投影される像の撮像倍率Zを画像処
理により求める。求められた撮像倍率Zは定数として演
算処理装置60に内蔵されたメモリに記憶される。
【0084】また、画像処理装置58は、CCD上に投
影されたマスタMの内径部mの画像に基づいてCCD上
におけるマスタMの内径中心の位置IM を画像処理によ
り求める。
【0085】さらに、画像処理装置58は、画像処理に
より求めたマスタMの内径中心の位置IM と、既知の寸
法データ(内径中心IM に対する外径中心OM の位
置)、及び撮像倍率Zに基づいてCCD上におけるマス
タMの外径中心OM の位置を画像処理により求め、求め
たマスタMの外径中心OM の位置を原点O(0,0)と
するX−Y座標(測定座標系)をCCD上に設定する。
【0086】次に、外径測定部100の零較正と倍率較
正を行う。この零較正と倍率較正は、外径寸法が異なる
2つのマスタM1 、M2 を用いて行われる。まず、小径
のマスタM1 をワークホルダ22に供給し、エア供給装
置42を駆動して、その背圧変化をA/E変換器104
で検出する。次いで、小径のマスタM1 に代えて大径の
マスタM2 をワークホルダ22に供給する。そして、エ
ア供給装置42を駆動して、その背圧変化をA/E変換
器104で検出する。A/E変換器104で検出された
各マスタM1 、M2 の背圧変化は、電気信号として演算
処理装置60に出力され、演算処理装置60は、その電
気信号に基づいて外径測定部100の倍率設定と零点設
定を行う。すなわち、外径寸法の変化と背圧の変化との
関係(背圧特性)を求めるとともに、いずれか一方のマ
スタの背圧を測定の基準値に設定する。以下の測定で
は、この基準としたマスタの外径寸法との比較で外径寸
法を算出する。
【0087】なお、2つのマスタM1 、M2 のうちいず
れか一方のマスタを上述した測定座標系の原点設定用の
マスタと兼用することが好ましい。これにより、上述し
た測定座標系の原点設定作業と同時に一方のマスタの背
圧測定を行うことができる。
【0088】以上により初期設定が完了する。初期設定
が完了すると、ワーク回収装置70を利用してマスタM
がワークホルダ22から回収される。以下、このマスタ
Mを基準とした比較測定が順次行われる。
【0089】まず、制御部20によってワーク供給装置
68に駆動信号が出力され、ワークホルダ22にワーク
Wが供給される。このワークWの供給後、エア供給装置
42が駆動され、ワークホルダ22のエア供給路38に
圧縮エアが供給される。供給された圧縮エアはノズル1
08を介してワークホルダ22の内周部全周から内周部
中央に向けて噴出され、この求心作用でワークWがワー
クホルダ22の内周部中央に保持される。
【0090】次に、ワークホルダ22に保持されたワー
クWの端面の像がCCDカメラ54で撮像される。画像
処理装置58は、このCCDカメラ54のCCD上に投
影されたワークWの内径部wの画像に基づいてX−Y座
標(測定座標)上におけるワークWの内径中心IW の座
標位置(XI ,YI )を画像処理により求める。そし
て、求めたワークWの内径中心IW の座標位置(XI
I )と原点Oの座標位置(0,0)とに基づいて偏芯
量ωを演算する。
【0091】また、画像処理装置58は、CCDカメラ
54のCCD上に投影されたワークWの内径部wの画
像、及び、撮像倍率Zに基づいてワークWの内径寸法d
W を画像処理により求める。
【0092】また、演算処理装置60は、A/E変換器
104から出力される背圧変化の電気信号に基づいてワ
ークWの外径寸法DW を測定する。すなわち、ワークホ
ルダ22の内周部から噴出されるエアの背圧変化の電気
信号に基づきマスタMの外径寸法DM との寸法差を算出
し、これに基づきワークWの外径寸法DW を算出する。
【0093】以上により、ワークWの寸法測定が終了す
る。測定された寸法データ、すなわちワークWの内径寸
法dW 、外径寸法DW 及び偏芯量ωは、ディスプレイ6
4上に表示されるとともに、必要に応じてプリンタ66
でプリントアウトされる。
【0094】また、測定が終了すると、制御部20から
切替装置72及びワーク回収装置70に駆動信号が出力
され、そのワークWの寸法データに基づき回収ストッカ
90に分別回収される。
【0095】ワークWが回収ストッカ90に回収される
と、再び切替装置72に駆動信号が出力されてワークホ
ルダ22の接続先が切り替えられ、ワーク供給装置68
から新たなワークWがワークホルダ22に供給される。
以下、同様の手順で測定、回収が行われる。
【0096】このように、本実施の形態の寸法測定装置
によれば、ワークWの偏芯量ωの測定に加えて外径寸法
W の測定と内径寸法dW の測定を同時に行うことがで
きる。
【0097】また、外径寸法DW の測定は、ワークWの
支持に使用するエアの背圧変化を利用して測定している
ため、装置全体を効率よく利用することができる。
【0098】なお、本実施の形態では、ノズル部材10
6を使用してエアをワークホルダ22の内周部から噴出
するようにしているが、第1の実施の形態と同様に多孔
質体34を用いてエアを噴出するようにしてもよい。ま
た、第1の実施の形態の寸法測定装置10では、本実施
の形態のようにノズル部材106を用いてワークホルダ
22の内周部にエアを噴出するようにしてもよい。ま
た、ノズル部材106を用いる場合は、ノズル108の
数は4つに限定されるものではなく、少なくとも3つ形
成されていればよい。
【0099】また、本実施の形態では、ワークホルダ2
2の内周部に噴出するエアの背圧の変化を検出してワー
クWの外径寸法を測定しているが、ワークホルダ22の
内周部に噴出するエアの流量の変化を検出してワークW
の外径寸法を測定するようにしてもよい。
【0100】次に、本発明に係る寸法測定装置の第3の
実施の形態について説明する。
【0101】上述した第1の実施の形態では、内径寸法
M 及び内径中心IM に対する外径中心OM の位置が既
知のマスタMを用いて、撮像倍率の設定及び測定座標系
の原点の設定を行っていたが、本実施の形態では、図8
に示すように、内径寸法dM(偏芯量ωM 、内径中心I
M 、外径中心OM の位置は未知)が既知のマスタMを用
いて、撮像倍率の設定及び測定座標系の原点の設定を行
う。
【0102】なお、使用するマスタMが異なるだけで装
置の構成及びワークWの測定方法は上述した第1及び第
2の実施の形態と同じである。したがって、ここでは撮
像倍率の設定及び測定座標系の原点の設定の方法につい
てのみ説明する。
【0103】まず、ワークホルダ22にマスタMを供給
する。マスタMは、その先端がストッパープレート30
に係止された状態でワークホルダ22の内周部に収納さ
れる。次に、エア供給装置42を駆動し、ワークホルダ
22のエア供給路38に圧縮エアを供給する。これによ
り、供給された圧縮エアの求心作用でマスタMがワーク
ホルダ22の内周部中央に保持される。
【0104】ここで、このマスタMには、上述したよう
に外径寸法DM 及び内径寸法dM が既知のマスタ(な
お、外径寸法DM は必ずしも必要ではない。)を使用
し、オペレータは、このマスタの既知の寸法データ
M 、dM をキーボード62から入力する。入力された
寸法データは、演算処理装置60に内臓されたメモリに
記憶される。
【0105】所定の寸法データが入力されると、マスタ
Mに対して所定の測定が行われる。すなわち、まず、制
御部20から照明ユニット56に駆動信号が出力され、
マスタMの端面に照明光が照射される。また、AF駆動
ユニット52に駆動信号が出力され、AFレンズユニッ
ト50がマスタMの端面に合焦するようにAF駆動され
る。そして、その合焦したマスタMの端面の像がCCD
カメラ54によって撮像される。
【0106】ここで、CCDカメラ54のCCDに投影
される領域は、図9(a)に示すように、マスタMの内
径部mを含む矩形の領域Aが投影される。画像処理装置
58は、このCCDカメラ54のCCD上に投影された
マスタMの内径部mの画像、及び、マスタMの既知の内
径寸法dM に基づいて、CCD上に投影される像の撮像
倍率Zを画像処理により求める。求められた撮像倍率Z
は、定数として演算処理装置60に内蔵されたメモリに
記憶される。
【0107】また、画像処理装置58は、CCD上に投
影されたマスタMの内径部mの画像に基づいてCCD上
におけるマスタMの内径中心の位置IM1を画像処理によ
り求め、メモリに記憶する。
【0108】次に、一旦マスタMをワークホルダ22か
ら取り出し、再びワークホルダ22内に供給する。これ
により、図9(b)に示すように、ワークホルダ22に
保持されたマスタMの内径部mの位置が周方向にズレ
る。そして、このように内径部mの位置がズレたマスタ
Mの端面の像をCCDカメラ54によって撮像する。画
像処理装置58は、CCD上に投影されたマスタMの内
径部mの画像に基づいてCCD上におけるマスタMの内
径中心の位置IM2を画像処理により求め、メモリに記憶
する。
【0109】2回目の内径中心の位置IM2の測定後、再
びマスタMをワークホルダ22から取り出し、ワークホ
ルダ22内に供給する。これにより、図9(c)に示す
ように、ワークホルダ22に保持されたマスタMの内径
部mの位置が再び周方向にズレる。このように内径部m
の位置がズレたマスタMの端面の像をCCDカメラ54
によって再び撮像する。画像処理装置58は、CCD上
に投影されたマスタMの内径部mの画像に基づいてCC
D上におけるマスタMの内径中心の位置IM3を画像処理
により求め、メモリに記憶する。
【0110】ところで、上述したようにマスタMはワー
クホルダ22に保持されると、エアの求心作用により、
常にその外径中心OM の位置が一定位置に位置して保持
される。したがって、CCD上においても常にマスタM
は、その外径中心OM の位置が一定位置に位置する。
【0111】一方、マスタMの偏芯量は不変なので、内
径中心IM の位置が少なくとも3箇所求まれば、その求
めた各内径中心IM1、IM2、IM3の位置から等距離にあ
る点を求めることにより、CCD上における外径中心の
位置を特定することができる。すなわち、図10に示す
ように、外径中心OM の位置は、各内径中心IM1
M2、IM3から等距離の位置にあるので、各内径中心I
M1、IM2、IM3を通る円Sを求め、その円Sの中心を求
めれば、外径中心OM の位置を特定することができる。
【0112】画像処理装置58は、以上のようにしてマ
スタMの外径中心の位置OM を求め、その求めた外径中
心OM の位置を原点O(0,0)とするX−Y座標(測
定座標系)をCCD上に設定する。
【0113】以上説明したように、内径寸法dM のみが
既知のマスタMを用いても撮像倍率Z及び測定座標系の
原点Oの設定を行うことができる。
【0114】なお、本実施の形態では、マスタMとして
円筒体を使用しているが、円柱体の端面に円形のマーク
が付されたものを使用してもよい。
【0115】また、本実施の形態では、内径中心IM1
M2、IM3を通る円Sを求め、その円Sの中心を求める
ことによって、外径中心OM の位置を特定するようにし
ているが、マスタMの偏芯量ωM が既知の場合には、そ
の既知の偏芯量ωM を用いて次のように外径中心OM
位置を求めてもよい。すなわち、図10に示すように、
外径中心OM の位置は、各内径中心IM1、IM2、IM3
位置から距離ωM (偏芯量)の点にあるので、各内径中
心IM1、IM2、IM3を中心とする半径ωM の円S1 、S
2 、S3 を求め、その3つの円S1 、S2 、S3 が全て
交わる点を求めることによって外径中心OM の位置を求
める。この方法によっても外径中心OMの位置を求める
ことができる。
【0116】次に、本発明に係る寸法測定装置の第4の
実施の形態について説明する。
【0117】本実施の形態では、図11に示すように、
端面に2つの円形(●)の指標P、Qが形成され、その
指標間距離Lと、一方の指標Pに対する外径中心OM
位置の情報が既知の円柱状のマスタを用いて、撮像倍率
の設定及び測定座標系の原点の設定を行う。
【0118】なお、使用するマスタが異なるだけで装置
の構成及びワークWの測定方法は上述した第1及び第2
の実施の形態と同じである。したがって、ここでは上記
第3の実施の形態と同様に撮像倍率の設定及び測定座標
系の原点の設定の方法についてのみ説明する。
【0119】まず、ワークホルダ22にマスタMを供給
する。マスタMは、その先端がストッパープレート30
に係止された状態でワークホルダ22の内周部に収納さ
れる。次に、エア供給装置42を駆動し、ワークホルダ
22のエア供給路38に圧縮エアを供給する。これによ
り、供給された圧縮エアの求心作用でマスタMがワーク
ホルダ22の内周部中央に保持される。
【0120】ここで、このマスタMには、上述したよう
に端面に2つの指標P、Qが形成され、その指標間距離
Lと、一方の指標Pに対する外径中心OM の位置の情報
が既知のマスタが使用される。一方の指標Pに対する外
径中心OM の位置の情報は、マスタMの端面に一方の指
標Pを座標中心(0,0)とするx−y座標を設定し、
そのx−y座標上における座標位置OM (Δx,Δy)
として取得する。また、マスタMの端面には、この設定
したx−y座標のy軸の方向を示すマーク(ここでは黒
三角マーク▼)を記しておく。
【0121】オペレータは、このマスタMの供給ととも
に、このマスタの既知の寸法データLM 及びOM (Δ
x,Δy)をキーボード62から入力する。入力された
寸法データは、演算処理装置60に内臓されたメモリに
記憶される。
【0122】所定の寸法データが入力されると、マスタ
に対して所定の測定が行われる。すなわち、まず、制御
部20から照明ユニット56に駆動信号が出力され、マ
スタMの端面に照明光が照射される。また、AF駆動ユ
ニット52に駆動信号が出力され、ワークホルダ22に
保持されたマスタMの端面に合焦するようにAFレンズ
ユニット50がAF駆動される。そして、その合焦した
マスタMの端面の像がCCDカメラ54によって撮像さ
れる。
【0123】ここで、CCDカメラ54のCCDに投影
される領域は、図12に示すように、マスタMの端面に
形成された指標P、Qを含む矩形の領域Aが投影され
る。画像処理装置58は、このCCDカメラ54のCC
D上に投影されたマスタMの指標P、Qの画像、及び、
マスタMの既知の指標間距離Lの情報に基づいて、CC
D上に投影される像の撮像倍率Zを画像処理により求め
る。求められた撮像倍率Zは、定数として演算処理装置
60に内蔵されたメモリに記憶される。
【0124】また、画像処理装置58は、CCD上に投
影されたマスタMの指標P、Qの画像に基づいてCCD
上におけるマスタMの外径中心OM の位置を画像処理に
より求める。
【0125】さらに、画像処理装置58は、図12に示
すように、CCD上に投影されたy軸方向を示すマーク
(▼)の位置からマスタMの端面に設定されたx−y座
標のy軸の方向を画像処理により求めるとともに、一方
の指標Pの位置からx軸の方向(指標Pを通りy軸に直
交する方向)を画像処理により求める。すなわち、マス
タMの端面に設定されたx−y座標のCCD上における
位置を画像処理により求める。
【0126】そして、その求めたCCD上におけるx−
y座標を利用し、CCD上におけるマスタMの外径中心
M の位置を撮像倍率Z及び既知の寸法データ(指標P
に対する外径中心OM の位置)に基づいて画像処理によ
り求める。すなわち、x−y座標は、マスタMの指標P
の位置を座標中心(0,0)としており、このx−y座
標上におけるマスタMの外径中心OM の座標位置O
M (Δx,Δy)は既知であるので、撮像倍率Zと既知
の寸法データとに基づいてCCD上におけるマスタMの
外径中心OM の位置を画像処理により求める。
【0127】画像処理装置58は、求めたマスタMの外
径中心OM の位置を原点O(0,0)とするX−Y座標
(測定座標系)をCCD上に設定する。
【0128】このように、本実施の形態のマスタを用い
ても撮像倍率Zの設定と、測定座標系の原点の設定を行
うことができる。
【0129】なお、本実施の形態では、マスタとして円
柱状のものを用いているが、円筒状のマスタの端面に指
標P、Qを形成したものを用いてもよい。また、指標
P、Qの形状は、位置を特定できるものであれば、円
(●)に限らず、他の形状のものを用いてもよい。
【0130】また、マスタMの端面に形成する指標の数
は少なくとも2つあればよく、それ以上形成してもよ
い。
【0131】さらに、本実施の形態では、y座標の方向
を▼のマークで特定しているが、y座標の特定方法は、
これに限定されるものではなく、他のマーク等で特定し
てもよい。
【0132】次に、本発明に係る寸法測定装置の第5の
実施の形態について説明する。
【0133】本実施の形態では、図13に示すように、
端面に2つの指標P(●)、Q(■)が形成され、その
指標間距離Lが既知の円柱状のマスタを用いて、撮像倍
率の設定及び測定座標系の原点の設定を行う。
【0134】なお、使用するマスタが異なるだけで装置
の構成及びワークWの測定方法は上述した第1及び第2
の実施の形態と同じである。したがって、ここでは上記
第3、4の実施の形態と同様に撮像倍率の設定及び測定
座標系の原点の設定の方法についてのみ説明する。
【0135】まず、ワークホルダ22にマスタMを供給
する。マスタMは、その先端がストッパープレート30
に係止された状態でワークホルダ22の内周部に収納さ
れる。次に、エア供給装置42を駆動し、ワークホルダ
22のエア供給路38に圧縮エアを供給する。これによ
り、供給された圧縮エアの求心作用でマスタMがワーク
ホルダ22の内周部中央に保持される。
【0136】ここで、このマスタMには、上述したよう
に端面に2つの指標P、Qが形成され、その指標間距離
Lが既知のマスタが使用される。オペレータは、このマ
スタの既知の指標間距離Lをキーボード62から入力す
る。入力された寸法データは、演算処理装置60に内臓
されたメモリに記憶される。
【0137】所定の寸法データが入力されると、マスタ
Mに対して所定の測定が行われる。すなわち、まず、制
御部20から照明ユニット56に駆動信号が出力され、
マスタMの端面に照明光が照射される。また、AF駆動
ユニット52に駆動信号が出力され、AFレンズユニッ
ト50がマスタMの端面に合焦するようにAF駆動され
る。そして、その合焦したマスタMの端面の像がCCD
カメラ54によって撮像される。
【0138】ここで、CCDカメラ54のCCDに投影
される領域は、図14(a)に示すように、指標P、Q
を含む矩形の領域Aが投影される。画像処理装置58
は、このCCDカメラ54のCCD上に投影されたマス
タMの指標P、Qの画像、及び、既知の指標間距離Lの
情報に基づいて、CCD上に投影される像の撮像倍率Z
を画像処理により求める。求められた撮像倍率Zは定数
として演算処理装置60に内蔵されたメモリに記憶され
る。
【0139】また、画像処理装置58は、CCD上に投
影されたマスタMの指標Pの位置を画像処理により求
め、メモリに記憶する。
【0140】次に、一旦マスタMをワークホルダ22か
ら取り出し、再びワークホルダ22内に供給する。これ
により、図14(b)に示すように、ワークホルダ22
に保持されたマスタMの指標P、Qの位置が周方向にズ
レる。そして、このように指標P、Qの位置がズレたマ
スタMの端面の像をCCDカメラ54によって撮像す
る。画像処理装置58は、CCD上に投影されたマスタ
Mの指標Pの位置を画像処理により求め、メモリに記憶
する。
【0141】2回目の指標Pの位置の測定後、再びマス
タMをワークホルダ22から取り出し、ワークホルダ2
2内に供給する。これにより、図14(c)に示すよう
に、ワークホルダ22に保持されたマスタMの指標P、
Qの位置が再び周方向にズレる。このように指標P、Q
の位置がズレたマスタMの端面の像をCCDカメラ54
によって再び撮像する。画像処理装置58は、CCD上
に投影されたマスタMの指標P、Qの画像に基づいてC
CD上における指標Pの位置を画像処理により求め、メ
モリに記憶する。
【0142】ところで、上述したように、マスタMはワ
ークホルダ22に保持されると、エアの求心作用によ
り、常にその外径中心OM の位置が一定位置に位置して
保持される。したがって、CCD上においても常にマス
タMは、その外径中心OM の位置は一定位置に位置す
る。
【0143】一方、マスタの外径中心OM と指標Pとの
距離は不変なので、指標Pの位置が少なくとも3箇所求
まれば、その求めた各指標P1 、P2 、P3 の位置から
等距離にある点を求められることにより、CCD上にお
ける外径中心OM の位置を特定することができる。すな
わち、図15に示すように、外径中心OM の位置は、各
指標P1 、P2 、P3 から等距離の位置にあるので、各
指標P1 、P2 、P3を通る円Sを求め、その円Sの中
心を求めれば、外径中心OM の位置を求めることができ
る。
【0144】画像処理装置58は、以上のようにしてマ
スタMの外径中心の位置OM を求め、その求めた外径中
心OM の位置を原点O(0,0)とするX−Y座標(測
定座標系)をCCD上に設定する。
【0145】このように、本実施の形態のマスタを用い
ても撮像倍率Zの設定と、測定座標系の原点の設定を行
うことができる。
【0146】なお、本実施の形態では、マスタとして円
柱状のものを用いているが、円筒状のマスタの端面に指
標P、Qを形成したものを用いてもよい。また、指標
P、Qの形状は、位置を特定できるものであれば、円
(●)や四角(■)に限らず、他の形状のものを用いて
もよい。
【0147】また、本実施の形態では、指標P1
2 、P3 を通る円Sを求め、その円Sの中心を求める
ことによって、外径中心OM の位置を特定するようにし
ているが、指標PとマスタMの外径中心OM までの距離
Tが既知の場合には、その既知の距離Tを用いて次のよ
うに外径中心OM の位置を求めてもよい。すなわち、図
15に示すように、外径中心OM の位置は、各指標
1 、P2 、P3 の位置から距離Tの点にあるので、各
指標P1 、P2 、P3 を中心とする半径Tの円S1 、S
2 、S3 を求め、その3つの円S1 、S2 、S3 が全て
交わる点を求めることによって外径中心OM の位置を求
める。この方法によっても外径中心OM の位置を特定で
きる。
【0148】なお、上述した一連の実施の形態では、測
定対象物を円筒体としているが、円筒体の内径部に円柱
体が充填されているような場合であっても測定すること
ができる。したがって、本明細書でいうワークには、上
記のように内径部に円柱体が充填されたワークや端面に
円形のマークが記された円柱体も含まれる。
【0149】また、本実施の形態では、1つのマスタで
撮像倍率Zの設定と測定座標系の原点O(=OM )の設
定を行っているが、撮像倍率設定用のマスタと測定座標
系の原点設定用のマスタを別々に設け、これら2つのマ
スタを用いて撮像倍率Zの設定と測定座標系の原点Oの
設定を行うようにしてもよい。すなわち、撮像倍率設定
用のマスタには、端面に2つの指標P、Qが付され、そ
の指標間距離が既知の円筒状又は円柱状のマスタを用意
し、測定座標系の原点設定用のマスタには、端面に1つ
の指標Pが付された円筒状又は円柱状のマスタを用意し
て、おのおの別個の操作で撮像倍率Zの設定と測定座標
系の原点Oの設定を行うようにする。
【0150】また、本実施の形態では、ワークホルダ2
2を鉛直に設置しているが、傾けて設置しても同様の効
果を得ることができる。また、水平に設置した場合であ
っても、供給管76のシャッタ78を閉め、ワークホル
ダ22内を密閉した状態でエアの供給を行うことによ
り、そのワークホルダ22内に噴出されたエアの作用で
ワークWをストッパープレート30に押付けることがで
き、これによりワークWを所定位置に保持することがで
きる。
【0151】また、本実施の形態では、測定されたワー
クWをOKワークとNGワークとに分別しているが、複
数のストッカを用いてOKワークを更に細かくランクに
分けて分別回収するようにしてもよい。
【0152】なお、CCDによって撮像した画像から円
の直径や中心位置を画像処理にて求める方法については
公知の画像処理技術を用いることができ、たとえば輪郭
から求める方法や、面積重心から求める方法、X,Yの
寸法の中点から求める方法などの種々の画像処理技術を
用いることができる。
【0153】また、本実施の形態では、ワーク又はマス
タの端面の一部(内径部を含む矩形の領域A)を撮像
し、その画像データに基づいて偏芯量や内径寸法等を求
めているが、ワーク又はマスタの端面全部を撮像して、
その画像データに基づいて求めるようにしてもよい。な
お、本実施の形態のようにワーク又はマスタの端面の一
部を撮像することにより、撮像倍率を上げることがで
き、少ない画素数のCCDを用いた場合でも精度よく測
定を行うことができる。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワークを回転させることなく、ワークの寸法を測定する
ことができる。これにより、ワークを回転させるための
機構が不要となり、シンプルかつコンパクトな構成の装
置にすることができる。また、ワークを回転等させる必
要がないので、簡易迅速に測定を行うことができる。さ
らに、ワークが非接触で支持されるため、ワーク受け部
材に磨耗が生じず、長期間継続して使用しても常に安定
した精度で測定を行うことができる。また、ワークの外
周に局部的な変形が生じていても、その影響を排除し
て、常にワークをワーク受け部材の中心に支持できるの
で、常に正確な測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の寸法測定装置の概略構成を示す
ブロック図
【図2】ワーク受け部及び供給回収部の概略構成を示す
ブロック図
【図3】マスタの説明図
【図4】原点設定方法の説明図
【図5】ワークの寸法測定方法の説明図
【図6】外径測定部の概略構成を示すブロック図
【図7】第2の実施の形態のワークホルダの構成を示す
正面断面図
【図8】第3の実施の形態の原点設定方法の説明図
【図9】第3の実施の形態の原点設定方法の説明図
【図10】第3の実施の形態の原点設定方法の説明図
【図11】第4の実施の形態のマスタの説明図
【図12】第4の実施の形態の原点設定方法の説明図
【図13】第5の実施の形態のマスタの説明図
【図14】第5の実施の形態の原点設定方法の説明図
【図15】第5の実施の形態の原点設定方法の説明図
【符号の説明】
10…寸法測定装置、12…ワーク受け部、14…撮像
部、16…計測部、18…ワーク供給回収部、20…制
御部、22…ワークホルダ、24…ベース、26…支
柱、28A、28B…ブラケット、30…ストッパープ
レート、30A…観測窓、32…嵌入穴、34…多孔質
体、36…エア供給溝、38…エア供給路、40…エア
供給ライン、42…エア供給装置、44…凹部、46…
隙間、48…排気孔、50…AFレンズユニット、52
…AF駆動ユニット、54…CCDカメラ、56…照明
ユニット、58…画像処理装置、60…演算処理装置、
62…キーボード、64…ディスプレイ、66…プリン
タ、68…ワーク供給装置、70…ワーク回収装置、7
2…切替装置、74…パーツフィーダ、76…供給管、
78…シャッタ、78A…シャッタープレート、80…
ストッパ、80A…ストッパ部材、82…回収管、84
…エア吸引装置、86…ゲート、88…振分装置、90
…回収ストッカ、90A…OKストッカ、90B…NG
ストッカ、92…吸引管、92A…流入防止板、94A
…導管、94B…回動管、96…供給路、96A…排気
孔、98…回収路、100…外径測定部、102…レギ
ュレータ、104…A/E変換器、106…ノズル部
材、108…ノズル、M…マスタ、m…マスタの内径
部、DM …マスタの外径、dM …マスタの内径、OM
マスタの外径中心、IM …マスタの内径中心、HM …マ
スタの高さ、W…ワーク、w…ワークの内径部、DW
ワークの外径、dW …ワークの内径、OW …ワークの外
径中心、IW …ワークの内径中心、ω…偏芯量、O…X
−Y座標(測定座標)の座標中心、A…撮像領域、P、
Q…指標、

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内径寸法及び内径中心に対する外径中心
    の位置の情報が既知の円筒状のマスタをワーク受け部材
    に形成された穴に挿入し、その穴の内周部から穴の中心
    方向に向けてエアを噴射することにより、マスタを前記
    穴の中心に支持し、そのワーク受け部材に支持されたマ
    スタの端面を撮像素子で撮像するマスタ撮像工程と、 前記撮像素子上に投影されたマスタの内径部の画像に基
    づいて前記撮像素子上に投影される画像の撮像倍率をマ
    スタの既知の内径寸法の情報から求める撮像倍率演算工
    程と、 前記撮像素子上に投影されたマスタの内径部の画像に基
    づいて前記撮像素子上におけるマスタの内径中心の位置
    を求めるマスタ内径中心位置演算工程と、 前記撮像素子上におけるマスタの内径中心の位置、撮像
    倍率情報及び既知の内径中心に対する外径中心の位置情
    報に基づいて前記撮像素子上におけるマスタの外径中心
    の位置を求め、その位置を前記撮像素子上の原点に設定
    する原点設定工程と、 測定対象の円筒状のワークを前記ワーク受け部材に形成
    された穴に挿入し、その穴の内周部から穴の中心方向に
    向けてエアを噴射することにより、ワークを前記穴の中
    心に支持し、そのワーク受け部材に支持されたワークの
    端面を前記撮像素子で撮像するワーク撮像工程と、 前記撮像素子上に投影されたワークの内径部の画像に基
    づいて撮像素子上におけるワークの内径中心の位置を求
    めるワーク内径中心位置演算工程と、 前記撮像素子上におけるワークの内径中心の位置と前記
    撮像素子上に設定された原点の位置とに基づいてワーク
    の偏芯量を求めるワーク偏芯量演算工程と、からなるこ
    とを特徴とする寸法測定方法。
  2. 【請求項2】 内径寸法が既知の円筒状のマスタをワー
    ク受け部材に形成された穴に挿入し、その穴の内周部か
    ら穴の中心方向に向けてエアを噴射することにより、マ
    スタを前記穴の中心に支持し、そのワーク受け部材に支
    持されたマスタの端面を撮像素子で撮像するマスタ撮像
    工程と、 前記撮像素子上に投影されたマスタの内径部の画像に基
    づいて前記撮像素子上に投影される画像の撮像倍率をマ
    スタの既知の内径寸法の情報から求める撮像倍率演算工
    程と、 前記撮像素子上に投影されたマスタの内径部の画像に基
    づいて前記撮像素子上におけるマスタの内径中心の位置
    を求めるマスタ内径中心位置演算工程と、 前記マスタ撮像工程及び前記マスタ内径中心位置演算工
    程を複数回実施して得られた複数個の前記撮像素子上に
    おけるマスタの内径中心の位置データ及び前記撮像倍率
    に基づいて前記撮像素子上におけるマスタの外径中心の
    位置を求め、その位置を前記撮像素子上の原点に設定す
    る原点設定工程と、 測定対象の円筒状のワークを前記ワーク受け部材に形成
    された穴に挿入し、その穴の内周部から穴の中心方向に
    向けてエアを噴射することにより、ワークを前記穴の中
    心に支持し、そのワーク受け部材に支持されたワークの
    端面を前記撮像素子で撮像するワーク撮像工程と、 前記撮像素子上に投影されたワークの内径部の画像に基
    づいて前記撮像素子上におけるワークの内径中心の位置
    を求めるワーク内径中心位置演算工程と、 前記撮像素子上におけるワークの内径中心の位置と前記
    撮像素子上に設定された原点の位置とに基づいてワーク
    の偏芯量を求めるワーク偏芯量演算工程と、からなるこ
    とを特徴とする寸法測定方法。
  3. 【請求項3】 端面に2つの指標が形成され、その指標
    間距離及び少なくとも一方の指標に対する外径中心の位
    置の情報が既知の円柱又は円筒状のマスタをワーク受け
    部材に形成された穴に挿入し、その穴の内周部から穴の
    中心方向に向けてエアを噴射することにより、マスタを
    前記穴の中心に支持し、そのワーク受け部材に支持され
    たマスタの端面を撮像素子で撮像するマスタ撮像工程
    と、 前記撮像素子上に投影された指標の画像に基づいて前記
    撮像素子上に投影される画像の撮像倍率をマスタの既知
    の指標間距離の情報から求める撮像倍率演算工程と、 前記撮像素子上における指標の位置、撮像倍率情報及び
    既知の指標に対する外径中心の位置情報に基づいて前記
    撮像素子上におけるマスタの外径中心の位置を求め、そ
    の位置を前記撮像素子上の原点に設定する原点設定工程
    と、 測定対象の円筒状のワークを前記ワーク受け部材に形成
    された穴に挿入し、その穴の内周部から穴の中心方向に
    向けてエアを噴射することにより、ワークを前記穴の中
    心に支持し、そのワーク受け部材に支持されたワークの
    端面を前記撮像素子で撮像するワーク撮像工程と、 前記撮像素子上に投影されたワークの内径部の画像に基
    づいて撮像素子上におけるワークの内径中心の位置を求
    めるワーク内径中心位置演算工程と、 前記撮像素子上におけるワークの内径中心の位置と前記
    撮像素子上に設定された原点の位置とに基づいてワーク
    の偏芯量を求めるワーク偏芯量演算工程と、からなるこ
    とを特徴とする寸法測定方法。
  4. 【請求項4】 端面に2つの指標が形成され、その指標
    間距離が既知の円柱又は円筒状のマスタをワーク受け部
    材に形成された穴に挿入し、その穴の内周部から穴の中
    心方向に向けてエアを噴射することにより、マスタを前
    記穴の中心に支持し、そのワーク受け部材に支持された
    マスタの端面を撮像素子で撮像するマスタ撮像工程と、 前記撮像素子上に投影された指標の画像に基づいて前記
    撮像素子上に投影される画像の撮像倍率をマスタの既知
    の指標間距離の情報から求める撮像倍率演算工程と、 前記撮像素子上に投影された指標の画像に基づいて前記
    撮像素子上における指標の位置を求めるマスタ指標位置
    演算工程と、 前記マスタ撮像工程及び前記マスタ指標位置演算工程を
    複数回繰り返し実施して得られた複数個の前記撮像素子
    上における指標の位置データ及び前記撮像倍率に基づい
    て前記撮像素子上におけるマスタの外径中心の位置を求
    め、その位置を前記撮像素子上の原点に設定する原点設
    定工程と、 測定対象の円筒状のワークを前記ワーク受け部材に形成
    された穴に挿入し、その穴の内周部から穴の中心方向に
    向けてエアを噴射することにより、ワークを前記穴の中
    心に支持し、そのワーク受け部材に支持されたワークの
    端面を前記撮像素子で撮像するワーク撮像工程と、 前記撮像素子上に投影されたワークの内径部の画像に基
    づいて前記撮像素子上におけるワークの内径中心の位置
    を求めるワーク内径中心位置演算工程と、 前記撮像素子上におけるワークの内径中心の位置と前記
    撮像素子上に設定された原点の位置とに基づいてワーク
    の偏芯量を求めるワーク偏芯量演算工程と、からなるこ
    とを特徴とする寸法測定方法。
  5. 【請求項5】 前記撮像素子上に投影された前記ワーク
    の内径部の画像に基づいて前記ワークの内径寸法を求め
    るワーク内径寸法演算工程を含むことを特徴とする請求
    項1、2、3又は4に記載の寸法測定方法。
  6. 【請求項6】 マスタが挿入された時の前記ワーク受け
    部材の穴の内周部から噴射されるエアの背圧又は流量を
    測定するマスタ背圧/流量測定工程と、 ワークが挿入された時の前記ワーク受け部材の穴の内周
    部から噴射されるエアの背圧又は流量を測定するワーク
    背圧/流量測定工程と、 前記マスタが挿入された時の前記ワーク受け部材の穴の
    内周部から噴射されるエアの背圧又は流量、前記ワーク
    が挿入された時の前記ワーク受け部材の穴の内周部から
    噴射されるエアの背圧又は流量、及び前記マスタの既知
    の外径寸法に基づいて前記ワークの外径を求めるワーク
    外径寸法演算工程と、を含むことを特徴とする請求項
    1、2、3、4又は5に記載の寸法測定方法。
  7. 【請求項7】 測定対象の円筒状のワーク又は内径寸法
    及び内径中心に対する外径中心の位置の情報が既知の円
    筒状のマスタが挿入される穴を有するワーク受け部材
    と、 前記ワーク受け部材の穴の内周部から穴の中心方向に向
    けてエアを噴射することにより、前記穴に挿入されたワ
    ーク又はマスタを穴の中心に支持するエア噴射手段と、 前記ワーク受け部材に支持されたマスタ又はワークの端
    面を撮像する撮像素子と、 前記撮像素子上に投影されたマスタの内径部の画像に基
    づいて前記撮像素子上に投影される画像の撮像倍率をマ
    スタの既知の内径寸法情報から求める撮像倍率演算手段
    と、 前記撮像素子上に投影されたマスタの内径部の画像に基
    づいて前記撮像素子上におけるマスタの内径中心の位置
    を求めるマスタ内径中心位置演算手段と、 前記撮像素子上におけるマスタの内径中心の位置、撮像
    倍率情報及び既知の内径中心に対する外径中心の位置情
    報に基づいて前記撮像素子上におけるマスタの外径中心
    の位置を求め、その位置を前記撮像素子上の原点に設定
    する原点設定手段と、 前記撮像素子上に投影されたワークの内径部の画像に基
    づいて撮像素子上におけるワークの内径中心の位置を求
    めるワーク内径中心位置演算手段と、 前記撮像素子上におけるワークの内径中心の位置と前記
    撮像素子上に設定された原点の位置とに基づいてワーク
    の偏芯量を求めるワーク偏芯量演算手段と、からなるこ
    とを特徴とする寸法測定装置。
  8. 【請求項8】 測定対象の円筒状のワーク又は内径寸法
    が既知の円筒状のマスタが挿入される穴を有するワーク
    受け部材と、 前記ワーク受け部材の穴の内周部から穴の中心方向に向
    けてエアを噴射することにより、前記穴に挿入されたワ
    ーク又はマスタを穴の中心に支持するエア噴射手段と、 前記ワーク受け部材に支持されたマスタ又はワークの端
    面を撮像する撮像素子と、 前記撮像素子上に投影されたマスタの内径部の画像に基
    づいて前記撮像素子上に投影される画像の撮像倍率をマ
    スタの既知の内径寸法情報から求める撮像倍率演算手段
    と、 前記撮像素子上に投影されたマスタの内径部の画像に基
    づいて前記撮像素子上におけるマスタの内径中心の位置
    を求めるマスタ内径中心位置演算手段と、 複数個の前記撮像素子上におけるマスタの内径中心の位
    置データ及び前記撮像倍率に基づいて前記撮像素子上に
    おけるマスタの外径中心の位置を求め、その位置を前記
    撮像素子上の原点に設定する原点設定手段と、 前記撮像素子上に投影されたワークの内径部の画像に基
    づいて前記撮像素子上におけるワークの内径中心の位置
    を求めるワーク内径中心位置演算手段と、 前記撮像素子上におけるワークの内径中心の位置と前記
    撮像素子上に設定された原点の位置とに基づいてワーク
    の偏芯量を求めるワーク偏芯量演算手段と、からなるこ
    とを特徴とする寸法測定装置。
  9. 【請求項9】 測定対象の円筒状のワーク又は端面に2
    つの指標が形成され、その指標間距離及び少なくとも一
    方の指標に対する外径中心の位置の情報が既知の円柱又
    は円筒状のマスタが挿入される穴を有するワーク受け部
    材と、 前記ワーク受け部材の穴の内周部から穴の中心方向に向
    けてエアを噴射することにより、前記穴に挿入されたワ
    ーク又はマスタを穴の中心に支持するエア噴射手段と、 前記ワーク受け部材に支持されたマスタ又はワークの端
    面を撮像する撮像素子と、 前記撮像素子上に投影された指標の画像に基づいて前記
    撮像素子上に投影される画像の撮像倍率をマスタの既知
    の指標間距離の情報から求める撮像倍率演算手段と、 前記撮像素子上における指標の位置、撮像倍率情報及び
    既知の指標に対する外径中心の位置情報に基づいて前記
    撮像素子上におけるマスタの外径中心の位置を求め、そ
    の位置を前記撮像素子上の原点に設定する原点設定手段
    と、 前記撮像素子上に投影されたワークの内径部の画像に基
    づいて撮像素子上におけるワークの内径中心の位置を求
    めるワーク内径中心位置演算手段と、 前記撮像素子上におけるワークの内径中心の位置と前記
    撮像素子上に設定された原点の位置とに基づいてワーク
    の偏芯量を求めるワーク偏芯量演算手段と、からなるこ
    とを特徴とする寸法測定装置。
  10. 【請求項10】 測定対象の円筒状のワーク又は端面に
    2つの指標が形成され、その指標間距離が既知の円柱又
    は円筒状のマスタが挿入される穴を有するワーク受け部
    材と、 前記ワーク受け部材の穴の内周部から穴の中心方向に向
    けてエアを噴射することにより、前記穴に挿入されたワ
    ーク又はマスタを穴の中心に支持するエア噴射手段と、 前記ワーク受け部材に支持されたマスタ又はワークの端
    面を撮像する撮像素子と、 前記撮像素子上に投影された指標の画像に基づいて前記
    撮像素子上に投影される画像の撮像倍率をマスタの既知
    の指標間距離の情報から求める撮像倍率演算手段と、 前記撮像素子上に投影された指標の画像に基づいて前記
    撮像素子上における指標の位置を求めるマスタ指標位置
    演算手段と、 複数個の前記撮像素子上における指標の位置データ及び
    前記撮像倍率に基づいて前記撮像素子上におけるマスタ
    の外径中心の位置を求め、その位置を前記撮像素子上の
    原点に設定する原点設定手段と、 前記撮像素子上に投影されたワークの内径部の画像に基
    づいて前記撮像素子上におけるワークの内径中心の位置
    を求めるワーク内径中心位置演算手段と、 前記撮像素子上におけるワークの内径中心の位置と前記
    撮像素子上に設定された原点の位置とに基づいてワーク
    の偏芯量を求めるワーク偏芯量演算手段と、からなるこ
    とを特徴とする寸法測定装置。
  11. 【請求項11】 前記エア噴射手段は、前記ワーク受け
    部材の穴の内周部に所定の間隔で配設された複数個のノ
    ズルであることを特徴とする請求項7、8、9又は10
    に記載の寸法測定装置。
  12. 【請求項12】 前記エア噴出手段は、前記ワーク受け
    部材の穴の内周部に配設された多孔質体を介して穴の内
    周部全周から穴の中心方向に向けてエアを噴射すること
    を特徴とする請求項7、8、9又は10に記載の寸法測
    定装置。
  13. 【請求項13】 前記寸法測定手段は、 ワーク受け部材の穴に測定対象のワークを供給するワー
    ク供給手段と、 測定終了後のワークをワーク受け部材の穴から回収する
    ワーク回収手段と、を備えていることを特徴とする請求
    項7、8、9、10、11又は12に記載の寸法測定装
    置。
  14. 【請求項14】 前記ワーク回収手段は、測定結果に基
    づいて分別回収する分別手段を備えていることを特徴と
    する請求項13に記載の寸法測定装置。
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