JP2002243352A - 冷蔵庫および冷蔵庫用ドレントラップ - Google Patents

冷蔵庫および冷蔵庫用ドレントラップ

Info

Publication number
JP2002243352A
JP2002243352A JP2001041022A JP2001041022A JP2002243352A JP 2002243352 A JP2002243352 A JP 2002243352A JP 2001041022 A JP2001041022 A JP 2001041022A JP 2001041022 A JP2001041022 A JP 2001041022A JP 2002243352 A JP2002243352 A JP 2002243352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
refrigerator
air chamber
drain trap
side air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2001041022A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Yano
謙一郎 矢野
Yuichi Shudo
雄一 首藤
Hidetoshi Saji
英敏 佐治
Yoshikimi Tazumi
欣公 田積
Toshihiro Kobayashi
智弘 小林
Junji Hayashi
淳二 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP2001041022A priority Critical patent/JP2002243352A/ja
Publication of JP2002243352A publication Critical patent/JP2002243352A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/144Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the construction of drip water collection pans
    • F25D2321/1442Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the construction of drip water collection pans outside a refrigerator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/146Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the pipes or pipe connections

Landscapes

  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 業務用冷蔵庫のドレントラップを改良するも
のであり、冷蔵庫内の負圧時に外気を導入する弁の有効
口径を大きくとることができ、冷蔵庫内の負圧状態を速
やかに解消して扉の開閉を容易に行うことが可能なドレ
ントラップを提供する。 【解決手段】 冷蔵庫用ドレントラップ1は、水槽部2
と仕切り板5及び揺動部材6の三者によって構成されて
いる。仕切り板5は、揺動部材6が取り付けられた状態
で、ガイド溝15に挿入され、水槽部2の内部は、ドレ
ン側空気室30、排水側空気室31に仕切られている。
冷蔵庫の扉を開閉し、内部の空気が冷却されて収縮して
負圧となると、ドレン側空気室30が負圧となり、揺動
部材6が揺動して当接面28を離れ、仕切り板5の開口
25が開放される。その結果、排水側空気室31から空
気がドレン側空気室30に流れ、さらにドレン管47を
介して冷蔵庫内の流れ込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫に取り付けら
れ、庫内で生じたドレン水を排水するドレントラップに
関するものである。また本発明は、ドレントラップが取
り付けられた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫は断熱箱内に冷却器が配されたも
のであり、冷却器にドレンが発生する。そして庫内で発
生したドレン水はドレンチューブを用いて庫外へ排水さ
れる。この時、庫内の冷気がドレンチューブを介して庫
外へ流出すると、エネルギーの損失となる。また冷気の
流れる経路が冷却され、低温となった部位が庫外の湿っ
た空気と接触することにより結露し、家屋を腐食させる
等の不都合が生じる。
【0003】そこでドレン配管の一部にドレン水を一定
量溜めて液封するトラップを設け、所定量を越えるドレ
ン水だけを排出する構成が採用されている。この様にド
レン配管にトラップを設けた構成とすると、トラップ内
のドレン水によって冷蔵庫の内外が遮蔽され、冷蔵庫の
内外の通気が遮断されるので冷気が逃げない。
【0004】ところが冷蔵庫の扉を開くと冷蔵庫内に高
温の外気が入り込み、扉を閉じた後に閉じ込められた内
部の空気が冷却されて体積が収縮する。そのため扉の閉
止後に、庫内の圧力が低下してしまう。その結果、庫内
が負圧状態となり、扉が開けにくくなる。また冷蔵庫は
気密性が高い構造であるから、内部の負圧状態が長く持
続し、長時間に渡って扉が開け難くなる。
【0005】また負圧の程度が高いと、外部の空気がド
レン水の液封を突破して庫内へ流れ込むが、この時、空
気がドレン水を巻き上げ、ゴボゴボといった不快な音を
発する現象が起こる。
【0006】特に業務用冷凍冷蔵庫は冷却能力が高く、
且つ庫内の温度が低く、さらに扉の開閉頻度が激しい。
そのため業務用冷凍冷蔵庫では、内部が負圧になる傾向
が高く、扉が開きにくいという不具合や、不快音が発生
する不具合が頻繁に起き、改善が望まれていた。
【0007】そして上記の問題点を改善するための従来
技術の冷蔵庫用ドレントラップとして、実開平7−28
72号公報に示されるものが知られている。
【0008】図19は実開平7−2872号公報に開示
された従来技術のドレントラップの斜視図である。従来
技術のドレントラップ100では、内部の水槽部106
に仕切り壁105が設けられ、トラップ室101とドレ
ン室103に仕切られている。また仕切り壁105は、
下部が開口しており、トラップ室101とドレン室10
3は下部で連通している。そしてトラップ室101は排
水口102を介して外部に連通しており、ドレン室10
3はドレン流入口104を介して庫内と連通している。
また仕切り壁105は水槽部106のドレン水W中に下
端が漬かっており、水槽部106のドレン水Wが設定水
位を越えた場合に、ドレン水Wが排水口102から排出
される。
【0009】そして従来技術のドレントラップ100で
は、ドレン室103の設定水位より高位置に吸気口10
9が設けられ、当該吸気口109に、逆止弁108が設
けられている。逆止弁108は、庫内が負圧になった場
合に開弁する。以上のように構成された冷蔵庫用ドレン
トラップ100について、以下その動作を説明する。ま
ず、冷蔵庫の庫内圧力が大気圧と等しい場合は、逆止弁
108は閉じており、庫内からドレン流入口104に流
れ込んだドレン水は水槽部106に溜められる。そして
水槽部106のドレン水Wが設定水位を越えると、ドレ
ン水Wは排水口102を通って外部に排出される。
【0010】次に冷蔵庫の扉を開閉し、庫外の空気が庫
内で急速に冷やされて庫内が負圧になった場合は逆止弁
108が開き、庫外の空気を吸気口109よりドレン室
103へ導入し、ドレンチューブ107を通じて庫内へ
流すことにより庫内の負圧が解消される。その結果、負
圧により扉が開きにくくなる事態が防止される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の構成では、ドレン水Wが吸気口109から
漏れない様に、吸気口109を設定水位より高位置に設
ける必要がある。このため、ドレン室103の最小必要
高さは、ドレン水Wの水位と、吸気口109の直径と、
ドレン水Wが吸気口から溢流しないための余裕高さとの
合計となる。したがって従来技術の構成によると、ドレ
ントラップ100の全体高さが嵩み、ドレントラップ1
00の設置スペースの自由度が小さくなる欠点がある。
さらに、上記した従来技術の構成は、逆止弁108が庫
外と直接的に接しているため、逆止弁108の閉止が不
十分なときは、吸気口109から庫内の冷やされた空気
が漏れ、吸気口109の周辺に結露が発生する欠点があ
った。
【0012】本発明は上記した様な従来の課題を解決す
るもので、冷蔵庫内の負圧時に外気を導入する弁の有効
口径を大きくとることができ、冷蔵庫内の負圧状態を速
やかに解消して扉の開閉を容易に行うことが可能で、全
体高さが小さく、設置スペースの自由度の大きいドレン
トラップの提供を目的とする。さらに、弁の閉止が不十
分な場合に、たとえ冷蔵庫内の冷気が漏れても冷蔵庫の
外部に結露が生じない様なドレントラップの提供を目的
とする。またドレントラップの排水口に接続される排水
ホースの摩擦抵抗が大きい場合でも、速やかに庫内の負
圧状態が解消できるドレントラップを提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の冷蔵庫用ドレントラップは、ドレン流入口お
よびドレン排水口が設けられた水槽部と、前記水槽部内
をドレン流入口側のドレン側空気室とドレン排水口側の
排水側空気室に仕切る仕切り壁と、前記ドレン側空気室
と排水側空気室を連通する連通部と、前記仕切り壁に設
けられ、排水側空気室からドレン側空気室への通気を許
す通気弁により構成されていることを特徴とする冷蔵庫
用ドレントラップである。
【0014】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、冷
蔵庫内が負圧状態となった時、ドレン側空気室の圧力
が、排水側空気室の圧力より低くなるので、仕切り壁に
設けられた通気弁が開く。そのため排水側空気室からド
レン側空気室に空気が導入され、ドレン流入口からドレ
ンホースを経て冷蔵庫内に空気が流れることにより、庫
内の負圧状態が解消される。その結果、扉の開閉を容易
に行うことができる。さらに、通気弁に漏れが生じた場
合でも、冷気は水槽部のドレン排水口から放出されるの
で、冷気が直接外部に排出することによる冷蔵庫の外面
の結露を防止することができる。
【0015】また請求項2に記載の発明は、ドレン流入
口およびドレン排水口が設けられ、所定水位まで水を溜
めることができる水槽部と、前記水槽部をドレン流入口
側のドレン側空気室とドレン排水口側の排水側空気室に
仕切る仕切り壁と、前記所定水位未満の空間において、
ドレン側空気室と排水側空気室を連通する連通部と、前
記仕切り壁に設けられ、前記所定水位以上の空間におい
て排水側空気室からドレン側空気室への通気を許す通気
弁により構成されている冷蔵庫用ドレントラップであ
る。
【0016】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、水
槽部に所定水位までの水を溜めることができ、連通部は
所定水位未満の空間においてドレン側空気室と排水側空
気室を連通している。そのため水槽部内におけるドレン
側空気室と排水側空気室の水位は同一である。また水槽
部のドレンが所定の水位を越えるとドレン排水口から外
部に排出される。そして冷蔵庫内が負圧状態になると、
仕切り壁に設けられた通気弁が開き、所定水位以上の位
置を経由して排水側空気室からドレン側空気室に空気が
導入され、ドレン流入口からドレンホースを経て冷蔵庫
内に空気が流れることにより、庫内の負圧状態が解消さ
れる。その結果、扉の開閉を容易に行うことができる。
また通気弁に漏れが生じた場合でも、冷気は水槽部のド
レン排水口から放出されるので、冷気が直接外部に排出
することによる冷蔵庫の外面の結露が防止できる。
【0017】また請求項3に記載の発明は、仕切り壁の
下端部に連通部が形成され、さらに仕切り壁には開口が
設けられており、通気弁は仕切り壁の開口周囲の当接面
と揺動部材によって構成され、揺動部材は仕切り壁の一
部に揺動可能に取り付けられて前記当接面と接し、仕切
り壁に設けられた開口の一部又は全部を封鎖することを
特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫用ド
レントラップである。
【0018】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、通
気弁が当接面と揺動部材によって構成され、揺動部材は
仕切り壁の一部に揺動可能に取り付けられている。その
ため排水側空気室とドレン側空気室の気圧の差によって
揺動部材が揺動し、当接面から離れる。その結果、排水
側空気室とドレン側空気室が連通し、排水側空気室から
ドレン側空気室に空気が導入される。
【0019】また請求項4に記載の発明は、水槽部は所
定水位まで水を溜めることができ、通気弁の揺動部材が
仕切り壁の当接面と接した時、前記揺動部材は開口の少
なくとも所定水位以上の部位を閉塞し所定水位未満の部
位の全部または一部が開放された状態となり、揺動部材
の下部に連通部が形成されることを特徴とする請求項3
に記載の冷蔵庫用ドレントラップである。
【0020】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、通
気弁の揺動部材が仕切り壁の当接面と接した時、前記揺
動部材が開口の少なくとも所定水位以上の部位を閉塞す
る。そのため水槽部内に所定水位を越える水量がある
時、揺動部材の下端部は水中に漬かり、水流は揺動部材
の下端部を潜ってドレン側空気室側から排水側空気室側
へと流れなければならない。そのため通気弁の揺動部材
が仕切り壁の当接面と接している時は、水槽部内は揺動
部材の下端部によって仕切られ、水槽部内に所定水位を
越える水量がある場合は、水槽部内における流路はドレ
ンによって液封される。一方、ドレン側空気室が負圧に
なると、揺動部材が揺動して当接面から離れ、排水側空
気室とドレン側空気室がドレンの水位よりも上部の位置
で連通し、排水側空気室からドレン側空気室に空気が導
入される。本発明のドレントラップでは、仕切り壁に設
けられた揺動部材の下端をドレン水の液面まで下げて設
けることが可能になるので、弁の有効径を大きく取るこ
とができる。このため冷蔵庫内の負庄状態の解消が早め
られ、かつ、高さ全体の寸法を低くすることにより、ド
レントラップの設置スペースの自由度が大きくなる。
【0021】また請求項5に記載の発明は、仕切り壁の
開口周囲に設けられた当接面は傾斜し、揺動部材は重力
による鉛直方向力によって当接面と接することを特徴と
する請求項3又は4に記載の冷蔵庫用ドレントラップで
ある。
【0022】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、仕
切り壁に設けられた当接面が傾斜するので、揺動部材は
傾斜した姿勢で仕切り壁の当接面と接する。そのため揺
動部材には重力による鉛直方向力が付加され、当接面を
押圧する力が増加する。すなわち本発明では、揺動部材
が垂直に対して弁の弁開時の方位に傾斜した姿勢で仕切
り壁に設けられた当接面と接するので、通気弁の閉止状
態において、弁体たる揺動部材は重力により開口の部位
に押さえつけられる。そのためドレン側空気室と、排水
側空気室との空気流通の遮断を確実にすることができ
る。
【0023】また請求項6に記載の発明は、揺動部材は
開成時に先端が下方向を向く様に曲がっていることを特
徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の冷蔵庫用ド
レントラップである。
【0024】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、揺
動部材は開成時に先端が下方向を向く様に曲がってい
る。そのため揺動部材が開くとき、揺動部材の先端に付
着したドレン水の水切れが良く、弁開動作が速やかであ
る。
【0025】また請求項7に記載の発明は、緩衝部材が
設けられ、揺動部材が開成したときに、揺動部材の揺動
速度が減じられることを特徴とする請求項3乃至6のい
ずれかに記載の冷蔵庫用ドレントラップである。
【0026】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、緩
衝部材が設けられ、揺動部材が開成したときに、揺動部
材の揺動速度が減じられる。そのため揺動部材が開く際
に他の部材と当接して発する衝撃音が和らげられ、異音
の発生が防止される
【0027】また請求項8に記載の発明は、連通部が水
溶性部材によってシールされていることを特徴とする請
求項1乃至7のいずれかに記載の冷蔵庫用ドレントラッ
プである。
【0028】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、連
通部が水溶性部材によってシールされている。そのため
工場から出荷直後の、水槽部にドレン水がないか、ドレ
ン水の水面が連通部を塞ぐに至らない状態の際にもドレ
ン側空気室と排水側空気室の連通が遮断されている。そ
のため冷蔵庫からの冷気がドレン側空気室まで流れて来
ても、冷気が外部に漏れることはない。すなわちドレン
トラップは、ドレン水による液封によって冷気を外部に
漏らさない構造となっている。そのため冷蔵庫用ドレン
トラップ内には常時一定のドレン水が残留していなけれ
ばならない。しかしながら、工場から出荷した直後であ
って、最初の運転から間もない時期では、ドレンの累積
発生量が少ないから、水槽内のドレン水の水位が低い。
そのため連通部が液封されず、連通部を経由して冷気が
直接的に外部に漏出してしまう。そこで本発明は、この
対策として連通部を水溶性部材によってシールした。そ
のため最初の運転の直後であってドレンの累積発生量が
少ない時期は、連通部が水溶性部材によってシールされ
ている。したがって冷気の漏れがない。またシールは、
水溶性部材に作られているから、水位が上昇して液封を
するのに十分な水位が確保されると、シールが溶けてド
レン側空気室と排水側空気室が連通される。
【0029】また請求項9に記載の発明は、冷蔵庫の底
部に取り付けられる取付け部を有することを特徴とする
請求項1乃至8のいずれかに記載の冷蔵庫用ドレントラ
ップである。
【0030】本発明の冷蔵庫用ドレントラップは、冷蔵
庫の底部に取り付けられる取付け部が設けられているの
で、冷蔵庫の底部に容易に取り付けることができる。
【0031】また請求項10に記載の発明は、水槽部と
冷蔵庫内を連通し且つ閉鎖可能な連通口が設けられたこ
とを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の冷蔵
庫用ドレントラップである。
【0032】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、水
槽部と冷蔵庫内を連通し且つ閉鎖可能な連通口が設けら
れている。この連通口は、冷蔵庫の内部を清掃する際の
水抜き孔として活用されるものである。
【0033】また請求項11に記載の発明は、排水側空
気室の壁部に外気を導入する吸気口を設けたことを特徴
とする請求項1乃至10のいずれかに記載の冷蔵庫用ド
レントラップである。
【0034】本発明の冷蔵庫用ドレントラップは、排水
側空気室の壁部に外気を導入する吸気口を設けた構成に
より、ドレン排水口に接続された排水ホースの摩擦抵抗
が大きい場合でも、吸気口から外部空気が流入するので
速やかに冷蔵庫内の負圧状態が解消できる。
【0035】また請求項12に記載の発明は、吸気口に
フィルターを設けたことを特徴とする請求項11に記載
の冷蔵庫用ドレントラップである。
【0036】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、フ
ィルターを吸気口に設けた構成により、吸気に含まれる
異物が除去され、冷蔵庫内への異物の侵入が防止され
る。
【0037】また請求項13に記載の発明は、排水側空
気室が負圧となった時に開く吸気弁を吸気口に設けたこ
とを特徴とする請求項11又は12に記載の冷蔵庫用ド
レントラップである。
【0038】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、吸
気口に吸気弁が設けられているので、必要時以外、吸気
口から空気の流通がない。そのため冷蔵庫側への異物の
進入が阻止される。
【0039】また請求項14に記載の発明は、吸気弁は
通気弁と連動するものであることを特徴とする請求項1
3に記載の冷蔵庫用ドレントラップである。
【0040】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、吸
気弁は通気弁と連動し、同時に開閉される。そのためド
レン側空気室の圧力が、排水側空気室の圧力より低くな
った時に、仕切り壁に設けられた通気弁と吸気口に取り
付けられた吸気弁が同時に開き、大気中の異物の侵入が
防止される。
【0041】また請求項15に記載の発明は、ドレン流
入口は、水槽部の天部側からドレン側空気室に垂下され
ていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに
記載の冷蔵庫用ドレントラップである。
【0042】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、ド
レン流入口が水槽部の天部側からドレン側空気室に垂下
されているので、冷蔵庫の上部から下がって来るドレン
ホース等の配管部材と、ドレン流入口とをエルボ等の追
加部材を用いることなく接続することができる。
【0043】また請求項16に記載の発明は、水槽部は
側部と底部を有し、側部と底部の接続端部は曲面形状で
あることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記
載の冷蔵庫用ドレントラップである。
【0044】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、水
槽部は側部と底部を有し、側部と底部の接続端部は曲面
形状である構成により、水槽部の隅部にスケールが堆積
しにくくなるとともに、ドレントラップの清掃が容易に
なる。
【0045】また請求項17に記載の発明は、水槽部に
はガイド部が設けられ、仕切り壁は前記ガイド部に沿っ
て着脱自在であることを特徴とする請求項1乃至16の
いずれかに記載の冷蔵庫用ドレントラップである。また
仕切り壁に弁が設けられた状態で着脱自在であることが
望ましい。
【0046】本発明の冷蔵庫用ドレントラップは、ドレ
ントラップ自身の組み立てや内部の清掃が容易である。
【0047】また請求項18に記載の発明は、水槽部の
底部に水抜き穴が設けられていることを特徴とする請求
項1乃至17のいずれかに記載の冷蔵庫用ドレントラッ
プである。
【0048】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、水
槽部の底部に水抜き穴が設けられている構成により、保
全作業時にドレン水の抜き出しが容易になる。
【0049】また請求項19に記載の発明は、水槽部
は、上下に分割可能であることを特徴とする請求項1乃
至18のいずれかに記載の冷蔵庫用ドレントラップであ
る。
【0050】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、水
槽部は、上下に分割可能である。そのため本発明の冷蔵
庫用ドレントラップは、保守作業が容易である。
【0051】さらに請求項20に記載の発明は、構成部
材の一部又は全部に抗菌剤が含有または塗布されている
ことを特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の
冷蔵庫用ドレントラップである。
【0052】本発明の冷蔵庫用ドレントラップでは、ド
レントラップの構成部材が抗菌剤を含む。そのため冷蔵
庫用ドレントラップの内部において、雑菌の繁殖が抑制
され、冷蔵庫内に吸入される空気の汚染や、弁の可動部
における黴等の発生による作動不良が防止される。
【0053】また請求項21に記載の発明は、断熱箱体
を有する本体部と、前記断熱箱体を開閉する扉と、断熱
箱体の内部に設置した冷却器と、前記冷却器のドレン水
を排水するドレン管と、請求項1乃至21のいずれかに
記載の冷蔵庫用ドレントラップからなり、冷蔵庫用ドレ
ントラップは本体部の底部に取り付けられ、ドレン管が
ドレン流入口に接続されていることを特徴とする冷蔵庫
である。
【0054】本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫内の負庄状態が
早期に解消されて扉の開閉が容易になり、外部空気がド
レン配管を通過する際の異音の発生もない。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、本発明の冷蔵庫および冷蔵
庫用ドレントラップの実施の形態について、図面を参照
しながら説明する。
【0056】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップの斜視図であ
る。図2は、図1の冷蔵庫用ドレントラップの水槽部の
平面図である。図3は、図1の冷蔵庫用ドレントラップ
の水槽部の側面図である。図4は、図1の冷蔵庫用ドレ
ントラップの仕切り板及び水槽部のガイドの斜視図であ
る。図5は、図1の冷蔵庫用ドレントラップの概略構成
と機能を説明する説明図である。図6は、図1の冷蔵庫
用ドレントラップが取り付けられた冷蔵庫の断面図であ
る。
【0057】本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ1
は、水槽部2と仕切り板5及び揺動部材6の三者によっ
て構成されている。これらの部材の素材は任意である
が、いずれも常時水と接する部品であるから、抗菌剤が
配合された樹脂を採用することが望ましい。また水槽部
2の内面や、仕切り板5、揺動部材6の表面に抗菌剤を
塗布しておくことも有効である。
【0058】水槽部2は、樹脂の射出成形によって作ら
れたものであり、天部が開放された略直方形の箱体であ
る。水槽部2の開口端部にはフランジ部7が設けられて
いる。またフランジ部7には取り付け用の孔8が設けら
れている。水槽部2の内側は、全体的に丸みを帯びた形
状をしている。すなわち底面と4つの側面との接合部分
は曲面であり、特に3面が接合する角の部分は球面形状
をしている。本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ1
は、このように側部と底部の接続端部等が曲面形状であ
るため、水槽部2の隅部にスケールが付着しにくい。ま
た清掃も容易である。
【0059】また水槽部2の側壁には、3本の管10,
11,12が設けられている。この内で、管10はドレ
ン流入口として機能するものであり、水槽部2の短辺側
の側壁の一方に設けられている。管10(以下 ドレン
流入口10)は水槽部2から離れるにつれて上方となる
様に傾斜している。
【0060】他の管11,12は、ドレン排水口として
機能するものであり、水槽部2の長辺側の側壁であっ
て、ドレン流入口10から離れた部位に設けられてい
る。
【0061】また水槽部2には一対のガイド溝15,1
5’が対抗して設けられている。ガイド溝15,15’
は、いずれも水槽部2の長辺側の側壁の内側にあり、開
口部から底部にかけて垂直にのびる。ガイド溝15,1
5’は、水槽部2の中央からややドレン流入口10に近
い位置に設けられている。
【0062】また水槽部2の底面から開口側に向かって
管20が立設されている。そして管20の下端部には開
口21が設けられている。さらに水槽部2のドレン流入
口10と対向する位置の側面には吸気口35が設けられ
ている。また吸気口35にはフィルター36が設けられ
ている。前記したドレン流入口10、ドレン排水口1
1,12、管20とガイド溝15,15’との位置関係
は、ガイド溝15,15’の部分を境として、一方にド
レン流入口10があり、他方にドレン排水口11,1
2、管20が存在する状態である。
【0063】仕切り板5は、図1,図4の様に長方形を
した略平板形をしており、中央部に長方形の開口25が
設けられている。仕切り板5は、中央の開口25が大き
いので門形とも言える。そして仕切り板5の開口25の
両側面部には突出部26が設けられている。突出部26
は略三角形であり、正面側が傾斜した平面となってい
る。当該傾斜した平面は、開口25の周囲に位置し、当
接面28として機能する。また開口25の上部には2箇
所に軸受け部32が設けられている。
【0064】揺動部材6は、長方形の板状であり、一辺
の両端からピン34が突出している。揺動部材6の横幅
は、図1,4に示すように仕切り板5の開口25よりも
大きい。これに対して揺動部材6の高さは、仕切り板5
の開口25よりも小さい。揺動部材6は、図1,4の様
に上辺部のピン34が仕切り板5の軸受け部32と係合
して取り付けられ、揺動部材6はピン34を中心として
揺動する。また揺動部材6と仕切り板5の開口25との
大きさの関係が上記した通りであり、揺動部材6の横幅
が仕切り板5の開口25よりも大きいから、揺動部材6
の両端部近傍は開口25を覆って当接面28と接する。
ただし前記した様に揺動部材6の高さは、仕切り板5の
開口25よりも小さいので、揺動部材6は開口25の全
面を覆うことはできず、開口25の下端部は空いてい
る。
【0065】仕切り板5は、図4の様に揺動部材6が取
り付けられた状態で、ガイド溝15に挿入されている。
従って水槽部2の内部は、図1の様に仕切り板5によっ
て二つの区画(ドレン側空気室30、排水側空気室3
1)に仕切られている。ただし前記した様に揺動部材6
の高さは、仕切り板5の開口25よりも小さいので、揺
動部材6は開口25の全面を覆うことはできず、開口2
5の下端部は空いているので、仕切り板5の下端部に連
通部33が形成され、ドレン側空気室30、排水側空気
室31は下部の連通部33を通じて連通する。ただし連
通部33の最高高さは、水槽部2のドレン排水口11,
12の最低部よりも低い位置にある。
【0066】上記した冷蔵庫用ドレントラップ1は、図
6の様に業務用冷凍冷蔵庫40の本体の底部に取り付け
られる。なお冷蔵庫40は、図6の様に、断熱箱体41
を持つ。断熱箱体41の正面側には扉45が設けられて
いる。さらに断熱箱体41の底部には水抜き用の開口4
8が設けられている。また断熱箱体41の内部には冷却
器43が内蔵されている。図示しない圧縮機から冷却器
43に冷媒が送られ、冷却器43内で冷媒が膨張して冷
熱を発生する。また冷却器43の下部にはドレン受け皿
46が配され、ドレン受け皿46にはチュープまたは管
等の公知の配管材料によって構成されるドレン管47が
接続されて業務用冷凍冷蔵庫40の本体の外部に引き出
されている。
【0067】冷蔵庫用ドレントラップ1の取付けは、水
槽部2の底部から立設された管20を冷蔵庫本体50の
水抜き用の開口48に挿入し、さらに業務用冷凍冷蔵庫
40の本体42の底に水槽部2のフランジ7を接し、孔
8にネジを挿通・締結して行われる。ただし冷蔵庫本体
42の水抜き用の開口48には、常時は栓49がされて
いて閉塞されている。また水槽部2のドレン流入口10
にはドレン管47が接続される。そして水槽部2のドレ
ン排水口11,12のいずれかは排水管に接続されて排
水溝に導かれ、他方は閉塞される。
【0068】次に本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラッ
プ1の作用ついて図5を参照しつつ説明する。なお作図
の都合上、図5においては水槽部2のドレン排水口1
1,12をドレン流入口10と対抗する面に図示してい
る。本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ1は、前記
した様に冷蔵庫の本体に取り付けられる。そして仕切り
板5の揺動部材6は、重力によって垂直下向きに付勢さ
れ、仕切り板5の開口25の当接面28と当接し、開口
25の大部分を封鎖する。より具体的には、通気弁27
を構成する揺動部材6が仕切り壁5の当接面28と接し
た時、揺動部材6の下端は、ドレン排水口11,12の
最低高さよりも更に下部に至る。そして少なくともドレ
ン排水口11,12の最低高さよりも上の部分では仕切
り板5の開口25を完全に封鎖し、気密性を保持する。
【0069】冷蔵庫を運転し、庫内で発生したドレン
は、ドレン受け皿46に集められ、ドレン管47を流れ
て冷蔵庫用ドレントラップ1の水槽部2内に入る。より
詳細には、ドレン水は、ドレン流入口10から水槽部2
のドレン側空気室30に入る。そしてドレン水は、仕切
り板5の下部に形成された連通部33を通じて隣接する
排水側空気室31に流れる。ドレン側空気室30と排水
側空気室31は、連通部33によって連通しているの
で、ドレン側空気室30内のドレン水位と、排水側空気
室31側のドレン水位は同一である。そしてドレンの水
位がドレン排水口11,12の高さまで達すると排水口
11,12のいずれかから外部に排水される。従って水
槽部2には常時、所定水位(ドレン排水口11,12の
高さ)まで、ドレン水が溜まっている。
【0070】また前記した様にドレン排水口11,12
の位置は、連通部33の高さよりも高いので、ドレン側
空気室30と排水側空気室31の連通部分にはドレン水
が溜まっていて液封されている。そのため冷蔵庫の冷気
は、連通部33を通過することができず、冷気が外に漏
れない。なお本実施の形態では、揺動部材6の下端がド
レン水に漬かっているため、揺動部材6と仕切り板5の
当接面28の間に隙間があっても、毛細管現象により隙
間内に水が立ち登り、気密性を高める効果がある。
【0071】そして冷蔵庫の扉を開閉し、内部の空気が
冷却されて収縮し、内部が負圧となると、ドレン管47
を介して連通するドレン側空気室30が負圧となる。一
方、排水側空気室31には吸気口35が設けられてお
り、内部の圧力は大気圧と等しい。そのためドレン側空
気室30と排水側空気室31の間で気圧差が生じ、排水
側空気室31の空気圧に押されて揺動部材6が揺動し、
図5の2点鎖線の様に当接面28を離れ、仕切り板5の
開口25が開放される。その結果、排水側空気室31か
ら空気がドレン側空気室30に流れ、さらにドレン管4
7を介して冷蔵庫内に流れ込む。その結果、冷蔵庫内の
負圧傾向が解消される。なお排水側空気室31には吸気
口35から直接的に空気が流れ込むが、吸気口35には
フィルター36が設けられているので、ゴミや埃が冷蔵
庫内にはいることはなく、清潔である。
【0072】本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ1
では、冷蔵庫内が負圧になると通気弁27を構成する揺
動部材6が揺動し、仕切り板5の開口25から直接的に
空気が供給される。そのため従来、問題となっていたゴ
ボゴボといった不快な音の発生はない。さらに本実施の
形態では、通気弁27を構成する揺動部材6はドレンの
水位よりも下部に至ることができるので、冷蔵庫用ドレ
ントラップ1の全高が低い。また弁の漏れが生じた場合
でも、冷蔵庫内の冷気は一旦、排水側空気室31に留ま
るので、冷気の外部への直接排出および、それによる冷
蔵庫の外面の結露が防止できる。
【0073】(第2の実施の形態)図1に示した冷蔵庫
用ドレントラップ1では、水槽部2の開口端に取付け用
のフランジ部7を設け、さらに仕切り板5に突出部26
を設けて傾斜した平面を揺動部材6に当接させた。前者
のフランジを設ける構成は、冷蔵庫本体への取付けを容
易にする効果があり、後者の傾斜した平面を揺動部材6
に当接させる構成は、気密性をより高めることができる
効果がある。しかしながら、これらの構成は、本発明に
必須の要件ではなく、これらの構成を持たなくても発明
の基本的な作用効果を発揮することができる。
【0074】以下、本発明の第2の実施の形態として、
上記した二つの構成を持たない冷蔵庫用ドレントラップ
50を説明する。なお第2の実施の形態以降の構成部材
で、第1の実施の形態と共通するものについては、同一
の番号を付することによって重複した説明を省略する。
【0075】図7は、本発明の第2の実施の形態の冷蔵
庫用ドレントラップの斜視図である。図8は、図7の冷
蔵庫用ドレントラップの概略構成と機能を説明する説明
図である。図9は、図7の冷蔵庫用ドレントラップの仕
切り板及び水槽部のガイドの斜視図である。
【0076】本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ5
0では、水槽部2は箱形であり、開口端にフランジ部を
持たない。また水槽部2のドレン排水口11は、ドレン
流入口10と対向する部位に設けられている。仕切り板
5は、板状であって中央に開口25を持ち、門形をして
いる。揺動部材6は、長方形の板状であり、一辺の部位
の両端からピン34が突出している。揺動部材6は、図
1,4の様に上辺部のピン34が仕切り板5の軸受け部
32と係合して取り付けられ、揺動部材6はピン34を
中心として揺動する。また図示しないバネ等の付勢手段
によって揺動部材6は、常時、仕切り板5の板の当接面
28に接する様に付勢されている。
【0077】第2の実施の形態の冷蔵庫用ドレントラッ
プ50の作用効果は、前記した実施の形態と同一であ
り、常時は図8の実線の様に揺動部材6が仕切り板5の
開口部25の上部側を閉止し、さらにドレン側空気室3
0と排水側空気室31の連通部33にドレン水を溜めて
液封する。そのため冷蔵庫の冷気は、連通部33を通過
することができず、冷気が漏れない。一方、冷蔵庫の内
部が負圧となると、ドレン側空気室30と排水側空気室
31の間で気圧差が生じ、排水側空気室31の空気圧に
押されて揺動部材6が揺動し、図8の2点鎖線の様に当
接面28を離れ、仕切り板5の開口25が開放される。
その結果、排水側空気室31から空気がドレン側空気室
30に流れ、さらにドレン管47を介して冷蔵庫内の流
れ込む。その結果、冷蔵庫内の負圧傾向が解消される。
【0078】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態について説明する。図10は、図7の冷蔵庫
用ドレントラップの概略構成と機能を説明する説明図で
ある。本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ51は、
ドレン流入口10の位置と、水抜き用の管20の位置が
先の実施の形態と異なる。
【0079】すなわち本実施の形態では、水槽部2は天
井板52を持ち、当該天井板52にドレン流入口10が
設けられている。また水抜き用の管20についても天井
板52に取り付けられている。ドレン流入口10及び水
抜き用の管20は、いずれも水槽部2のドレン側空気室
30に開口している。そして水抜き用の管20は、冷蔵
庫本体42の水抜き用の開口48に挿入し、またドレン
流入口10にはドレン管47が接続される。ただし冷蔵
庫本体42の水抜き用の開口48は、常時は栓49がさ
れていて閉塞されている。本実施の形態の冷蔵庫用ドレ
ントラップ51では、ドレン流入口10が水槽部2の上
方に開口しているので、ドレン管47と接続する際にエ
ルボー等を要せず、収まりがよい。
【0080】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態について説明する。図11は、本発明の第4
の実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップの概略構成と機
能を説明する説明図である。本実施の形態の冷蔵庫用ド
レントラップ55は、揺動部材6の当たり止めを設けた
ものである。すなわち図11に示す冷蔵庫用ドレントラ
ップ55では、水槽部2の天面に緩衝部材56が設けら
れている。緩衝部材56は、ゴム又は樹脂等の弾性体に
よって作られている。そして緩衝部材56は、水槽部2
の天面であって揺動部材6が開き方向に揺動した時に接
触するであろう部位に取り付けられている。本実施の形
態の冷蔵庫用ドレントラップ55では、揺動部材6が開
いたときに揺動部材6の一部が緩衝部材56に当たり、
揺動部材6が直接的に天面と衝突することを防ぐ。その
ため本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ55は、騒
音の発生が少なく、静寂である。
【0081】(第5の実施の形態)次に本発明の第5の
実施の形態について説明する。図12は、本発明の第5
の実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップの概略構成と機
能を説明する説明図である。本実施の形態の冷蔵庫用ド
レントラップ60は、吸気口35に吸気弁61を設けた
ものである。本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ6
0では、冷蔵庫の内部が負圧となり、さらにドレン側空
気室30が負圧となって揺動部材6が開き、排水側空気
室31の圧力が低下すると、吸気口35に取り付けられ
た吸気弁61が開く。このように本実施の形態では、吸
気口35は常時、吸気弁61によって閉塞されており、
必要なときだけ吸気口35が開くので、ゴミや埃の進入
が少ない。
【0082】(第6の実施の形態)次に本発明の第6の
実施の形態について説明する。図13は、本発明の第6
の実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップの概略構成と機
能を説明する説明図及び揺動部材の斜視図である。本実
施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ65は、吸気口35
を閉鎖する弁を揺動部材66と一体化して連動させたも
のである。すなわち本実施の形態で採用する揺動部材6
6は、背面側に板状又は棒状の支持部材67を持ち、そ
の先端部に弁体68が設けられている。支持部材67の
長さ、及び弁体68の大きさは、揺動部材66が当接面
28を封鎖する姿勢の時に、丁度弁体68が水槽部2の
吸気口35を塞ぐ関係にある。
【0083】本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ6
5では、常時は、揺動部材66が当接面28と接し、仕
切り板5の開口25を閉塞すると共に、揺動部材66の
背面に設けられた弁体68が水槽部2の吸気口35を塞
いでいる。
【0084】そして冷蔵庫用ドレントラップ65では、
冷蔵庫の内部が負圧となり、さらにドレン側空気室30
が負圧になると揺動部材66が開くが、本実施の形態で
は、揺動部材66と吸気口35を塞ぐ弁体68が連動し
ているので、揺動部材66が動作すると同時に吸気口3
5が開く。このように本実施の形態では、吸気口35は
常時、弁体68によって閉塞されており、必要なときだ
け吸気口35が開くので、ゴミや埃の進入が少ない。
【0085】(第7の実施の形態)次に本発明の第7の
実施の形態について説明する。図14は、本発明の第7
の実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップの概略構成と機
能を説明する説明図である。本実施の形態の冷蔵庫用ド
レントラップ70は、揺動部材71の形状に特徴があ
る。すなわち本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ7
0で採用する揺動部材71は、下端部が湾曲している。
より具体的には、揺動部材71が開いて全体が水平に近
い姿勢となった時、下端側が下向きに傾斜する様に湾曲
している。本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ70
は、揺動部材71の下端部が湾曲しているので、揺動の
際に掬い上げたドレン水が排出されやすい。そのため揺
動部材71の動作が円滑である。
【0086】(第8の実施の形態)次に本発明の第8の
実施の形態について説明する。図15は、本発明の第8
の実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップの概略構成と機
能を説明する説明図である。本実施の形態の冷蔵庫用ド
レントラップ72は、水槽部73の形状に特徴がある。
すなわち本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ72で
採用する水槽部73は、底部だけでなく全体的に丸みを
帯びた形状をしている。より具体的には、水槽部73は
天面、底面及びこの両者を繋ぐ4つの側面によって構成
されているが、各面同士の接続部は全て丸みを帯びた曲
面によって構成されている。特に3面が接合する角の部
分は球面形状をしている。
【0087】本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ7
2は、このように内面が全体的に曲面形状であるため、
水槽部73の隅部にスケールが滞積しにくい。また清掃
も容易である。
【0088】(第9の実施の形態)次に本発明の第9の
実施の形態について説明する。図16は、本発明の第9
の実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップの概略構成と機
能を説明する説明図である。本実施の形態の冷蔵庫用ド
レントラップ80は、水槽部2の底だけが外れる構成と
したものである。すなわち本実施の形態の冷蔵庫用ドレ
ントラップ80は、水槽部2が上下に分割可能であり、
底の部分だけを取り外すことができる。本実施の形態で
は、水槽部2が上下に分割した時、揺動部材6は、上部
側に残る。底部の取付けは、公知の嵌合構造による。
【0089】本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ8
0は、汚れやすい底部だけを取り外すことが可能である
から、清掃が容易である。
【0090】(第10の実施の形態)次に本発明の第1
0の実施の形態について説明する。図17は、本発明の
第10の実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップの概略構
成と機能を説明する説明図である。本実施の形態の冷蔵
庫用ドレントラップ85は、水槽部2の底に開口を設
け、当該開口に栓86を取り付けたものである。栓86
は、外部から取り外しが可能である。本実施の形態で
は、水槽部2の底の栓86を外すことにより、水槽部2
内の水を排水することができ、メンテナンスが容易であ
る。すなわちドレントラップを修理したり清掃する場合
は、ドレントラップを冷蔵庫の本体から取り外すが、水
槽部2の内部に水が入っているので、取り外しの際に水
が床に零れる。本実施の形態はこの不具合に対処するも
のであり、予め水槽部2内の水を排水しておくことがで
きるので、床を濡らすことがない。
【0091】(第11の実施の形態)次に本発明の第1
1の実施の形態について説明する。図18は、本発明の
第11の実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップの概略構
成と機能を説明する説明図である。本実施の形態の冷蔵
庫用ドレントラップ90では、水溶性樹脂のシート91
によって連通部33が封鎖されている。水溶性樹脂のシ
ート91は、ドレン水によって溶解するが、それまでの
間は気密性を保持するものである。
【0092】本実施の形態の冷蔵庫用ドレントラップ9
0では、連通部33が水溶性部材によってシールされて
いるので、工場から出荷直後の、水槽部2にドレン水が
ないか、ドレン水の水面が弁体の下端より低い状態の際
にドレン側空気室30と排水側空気室31の連通が遮断
され、冷蔵庫からの冷気がドレン側空気室30まで流れ
て来ても、冷気が外部に漏れることはない。一方、使用
開始から暫く時間が経過し、ドレン側空気室30にドレ
ン水が溜まると水溶性樹脂のシート91が溶け、シール
が破れる。ただしこの時には、既に連通部33を液封す
るのに十分な水量があるため、冷気が漏れることはな
い。
【0093】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1,2に記載
の冷蔵庫用ドレントラップでは、仕切り壁に通気弁を設
けたので、冷蔵庫内の圧力が大気圧と大差ないときは通
気弁が閉じ、冷蔵庫内の冷気を逃がさない。その一方、
冷蔵庫内の圧力が低下すると通気弁が開き、排水側空気
室からドレン側空気室に空気が導入され、ドレン流入口
からドレンホース等を経て冷蔵庫内に空気が流れ、庫内
の負圧状態が解消される。その結果、扉の開閉を容易に
行うことができる。さらに、通気弁に漏れが生じた場合
でも、冷気は水槽部のドレン排水口から放出されるの
で、冷気が直接外部に排出することによる冷蔵庫の外面
の結露が防止できる。
【0094】また請求項3,4に記載の冷蔵庫用ドレン
トラップでは、通気弁が当接面と揺動部材によって構成
され、揺動部材は仕切り壁の一部に揺動可能に取り付け
られているため、排水側空気室とドレン側空気室の気圧
の差によって揺動部材が揺動し、当接面から離れ、排水
側空気室からドレン側空気室に空気が導入される。その
ため冷蔵庫は、扉の開閉を容易に行うことができる。ま
た本発明によると連通弁の開口面積を大きく設計するこ
とができるので、冷蔵庫内の圧力は瞬く間に大気圧と等
しくなり、扉の開閉が容易である。さらに請求項3,4
に記載の冷蔵庫用ドレントラップでは、弁の有効径が大
きく、このため冷蔵庫内の負庄状態の解消が早められ、
かつ、高さ全体の寸法を低くすることにより、ドレント
ラップの設置スペースの自由度が大きくなる。
【0095】また請求項5に記載の冷蔵庫用ドレントラ
ップでは、仕切り壁に設けられた当接面が傾斜するの
で、揺動部材には重力による鉛直方向力が付加され、当
接面を押圧する力が増加する。そのため通気弁の閉止状
態において、弁体たる揺動部材は重力により開口の部位
に押さえつけられ、ドレン側空気室と、排水側空気室と
の空気流通の遮断を確実にすることができる。
【0096】また請求項6に記載の冷蔵庫用ドレントラ
ップでは、揺動部材は開成時に先端が下方向を向く様に
曲がっているので、揺動部材の先端に付着したドレン水
の水切れが良い。そのため本発明の冷蔵庫用ドレントラ
ップは、弁の開閉が円滑である。
【0097】また請求項7に記載の冷蔵庫用ドレントラ
ップでは、緩衝部材が設けられているので衝撃音が和ら
げられ、異音の発生が防止される
【0098】また請求項8に記載の冷蔵庫用ドレントラ
ップでは、最初の運転の直後であってドレンの累積発生
量が少ない時期にも冷気を逃がさない。
【0099】また請求項9に記載の冷蔵庫用ドレントラ
ップは、冷蔵庫の底部に取り付けられる取付け部が設け
られているので、冷蔵庫への取付けが容易である。
【0100】また請求項10に記載の冷蔵庫用ドレント
ラップでは、水槽部と冷蔵庫内を連通し且つ閉鎖可能な
連通口が設けられているので、冷蔵庫内の清掃を容易に
おこなうことができる。
【0101】また請求項11,12,13に記載の冷蔵
庫用ドレントラップは、排水側空気室の壁部に外気を導
入する吸気口を設けたので、ドレン排水口に接続された
排水ホースの摩擦抵抗が大きい場合でも、吸気口から外
部空気が流入するので速やかに冷蔵庫内の負圧状態が解
消できる。
【0102】特に請求項12に記載の冷蔵庫用ドレント
ラップは、フィルターを吸気口に設けた構成により、吸
気に同伴する異物が除去され、異物の侵入が防止され
る。
【0103】また請求項13に記載の冷蔵庫用ドレント
ラップでは、吸気口に吸気弁が設けられているので、必
要時以外に吸気口から空気の流通がない。そのため冷蔵
庫側への異物の進入が阻止される。
【0104】さらに請求項14に記載の冷蔵庫用ドレン
トラップでは、吸気弁は通気弁と連動し、同時に開閉さ
れるので、ドレン側空気室の圧力が、排水側空気室の圧
力より低くなった時に、仕切り壁に設けられた弁と吸気
弁が同時に開き、大気中の異物の侵入が防止される。
【0105】また請求項15に記載の冷蔵庫用ドレント
ラップでは、ドレン流入口が水槽部の天部側からドレン
側空気室に垂下されているので、配管接続が容易であ
る。
【0106】また請求項16に記載の冷蔵庫用ドレント
ラップでは、水槽部の内部の側部と底部の接続端部は曲
面形状であるから、水槽部の隅部にスケールが滞積しに
くくなるとともに、ドレントラップの清掃が容易にな
る。
【0107】また請求項17に記載の冷蔵庫用ドレント
ラップは、ドレントラップ自身の組み立てや内部の清掃
が容易である。
【0108】また請求項18に記載の冷蔵庫用ドレント
ラップでは、保全作業時にドレン水の抜き出しが容易で
ある。
【0109】また請求項19に記載の冷蔵庫用ドレント
ラップでは、水槽部は、上下に分割可能である。そのた
め本発明の冷蔵庫用ドレントラップは、保全作業が容易
である。
【0110】さらに請求項20に記載の冷蔵庫用ドレン
トラップでは、ドレントラップの構成部材が抗菌剤を含
むので、雑菌の繁殖が抑制され、冷蔵庫内に吸入される
空気の汚染や、弁の可動部における、黴等の発生に因る
作動不良が防止される。
【0111】また請求項21に記載の冷蔵庫は、冷蔵庫
内の負庄状態が早期に解消されて扉の開閉が容易にな
り、外部空気がドレン配管を通過する際の異音の発生も
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の冷蔵庫用ドレント
ラップの斜視図
【図2】図1の冷蔵庫用ドレントラップの水槽部の平面
【図3】図1の冷蔵庫用ドレントラップの水槽部の側面
【図4】図1の冷蔵庫用ドレントラップの仕切り板及び
水槽部のガイドの斜視図
【図5】図1の冷蔵庫用ドレントラップの概略構成と機
能を説明する説明図
【図6】図1の冷蔵庫用ドレントラップが取り付けられ
た冷蔵庫の断面図
【図7】本発明の第2の実施の形態の冷蔵庫用ドレント
ラップの斜視図
【図8】図7の冷蔵庫用ドレントラップの概略構成と機
能を説明する説明図
【図9】図7の冷蔵庫用ドレントラップの仕切り板及び
水槽部のガイドの斜視図
【図10】図7の冷蔵庫用ドレントラップの概略構成と
機能を説明する説明図
【図11】本発明の第4の実施の形態の冷蔵庫用ドレン
トラップの概略構成と機能を説明する説明図
【図12】本発明の第5の実施の形態の冷蔵庫用ドレン
トラップの概略構成と機能を説明する説明図
【図13】本発明の第6の実施の形態の冷蔵庫用ドレン
トラップの概略構成と機能を説明する説明図及び揺動部
材の斜視図
【図14】本発明の第7の実施の形態の冷蔵庫用ドレン
トラップの概略構成と機能を説明する説明図
【図15】本発明の第8の実施の形態の冷蔵庫用ドレン
トラップの概略構成と機能を説明する説明図
【図16】本発明の第9の実施の形態の冷蔵庫用ドレン
トラップの概略構成と機能を説明する説明図
【図17】本発明の第10の実施の形態の冷蔵庫用ドレ
ントラップの概略構成と機能を説明する説明図
【図18】本発明の第11の実施の形態の冷蔵庫用ドレ
ントラップの概略構成と機能を説明する説明図
【図19】従来技術のドレントラップの斜視図
【符号の説明】
1 冷蔵庫用ドレントラップ 2 水槽部 5 仕切り板 6 揺動部材 10 ドレン流入口 11 ドレン排水口 12 ドレン排水口 15,15’ ガイド溝 25 開口 27 通気弁 28 当接面 30 ドレン側空気室 31 排水側空気室 33 連通部 35 吸気口 36 フィルター 40 業務用冷凍冷蔵庫 41 断熱箱体 42 冷蔵庫本体 43 冷却器 47 ドレン管 50,51,55,60,65 冷蔵庫用ドレントラッ
プ 70,72,80,85,90 冷蔵庫用ドレントラッ
プ 61 吸気弁 66,71 揺動部材 73 水槽部 86 栓 91 水溶性樹脂のシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐治 英敏 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 田積 欣公 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 小林 智弘 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 林 淳二 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L048 AA07 AA09 CA01 CA02 CA05 CB02 CB05 CB09 CC02 CC04 FA04 FA05 GA02

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレン流入口およびドレン排水口が設け
    られた水槽部と、前記水槽部内をドレン流入口側のドレ
    ン側空気室とドレン排水口側の排水側空気室に仕切る仕
    切り壁と、前記ドレン側空気室と排水側空気室を連通す
    る連通部と、前記仕切り壁に設けられ、排水側空気室か
    らドレン側空気室への通気を許す通気弁により構成され
    ていることを特徴とする冷蔵庫用ドレントラップ。
  2. 【請求項2】 ドレン流入口およびドレン排水口が設け
    られ、所定水位まで水を溜めることができる水槽部と、
    前記水槽部をドレン流入口側のドレン側空気室とドレン
    排水口側の排水側空気室に仕切る仕切り壁と、前記所定
    水位未満の空間において、ドレン側空気室と排水側空気
    室を連通する連通部と、前記仕切り壁に設けられ、前記
    所定水位以上の空間において排水側空気室からドレン側
    空気室への通気を許す通気弁により構成されている冷蔵
    庫用ドレントラップ。
  3. 【請求項3】 仕切り壁の下端部に連通部が形成され、
    さらに仕切り壁には開口が設けられており、通気弁は仕
    切り壁の開口周囲の当接面と揺動部材によって構成さ
    れ、揺動部材は仕切り壁の一部に揺動可能に取り付けら
    れて前記当接面と接し、仕切り壁に設けられた開口の一
    部又は全部を封鎖することを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の冷蔵庫用ドレントラップ。
  4. 【請求項4】 水槽部は所定水位まで水を溜めることが
    でき、通気弁の揺動部材が仕切り壁の当接面と接した
    時、前記揺動部材は開口の少なくとも所定水位以上の部
    位を閉塞し所定水位未満の部位の全部または一部が開放
    された状態となり、揺動部材の下部に連通部が形成され
    ることを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫用ドレント
    ラップ。
  5. 【請求項5】 仕切り壁の開口周囲に設けられた当接面
    は傾斜し、揺動部材は重力による鉛直方向力によって当
    接面と接することを特徴とする請求項3又は4に記載の
    冷蔵庫用ドレントラップ。
  6. 【請求項6】 揺動部材は開成時に先端が下方向を向く
    様に曲がっていることを特徴とする請求項3乃至5のい
    ずれかに記載の冷蔵庫用ドレントラップ。
  7. 【請求項7】 緩衝部材が設けられ、揺動部材が開成し
    たときに、揺動部材の揺動速度が減じられることを特徴
    とする請求項3乃至6のいずれかに記載の冷蔵庫用ドレ
    ントラップ。
  8. 【請求項8】 連通部が水溶性部材によってシールされ
    ていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
    載の冷蔵庫用ドレントラップ。
  9. 【請求項9】 冷蔵庫の底部に取り付けられる取付け部
    を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに
    記載の冷蔵庫用ドレントラップ。
  10. 【請求項10】 水槽部と冷蔵庫内を連通し且つ閉鎖可
    能な連通口が設けられたことを特徴とする請求項1乃至
    9のいずれかに記載の冷蔵庫用ドレントラップ。
  11. 【請求項11】 排水側空気室の壁部に外気を導入する
    吸気口を設けたことを特徴とする請求項1乃至10のい
    ずれかに記載の冷蔵庫用ドレントラップ。
  12. 【請求項12】 吸気口にフィルターを設けたことを特
    徴とする請求項11に記載の冷蔵庫用ドレントラップ。
  13. 【請求項13】 排水側空気室が負圧となった時に開く
    吸気弁を吸気口に設けたことを特徴とする請求項11又
    は12に記載の冷蔵庫用ドレントラップ。
  14. 【請求項14】 吸気弁は通気弁と連動するものである
    ことを特徴とする請求項13に記載の冷蔵庫用ドレント
    ラップ。
  15. 【請求項15】 ドレン流入口は、水槽部の天部側から
    ドレン側空気室に垂下されていることを特徴とする請求
    項1乃至14のいずれかに記載の冷蔵庫用ドレントラッ
    プ。
  16. 【請求項16】 水槽部は側部と底部を有し、側部と底
    部の接続端部は曲面形状であることを特徴とする請求項
    1乃至15のいずれかに記載の冷蔵庫用ドレントラッ
    プ。
  17. 【請求項17】 水槽部にはガイド部が設けられ、仕切
    り壁は前記ガイド部に沿って着脱自在であることを特徴
    とする請求項1乃至16のいずれかに記載の冷蔵庫用ド
    レントラップ。
  18. 【請求項18】 水槽部の底部に水抜き穴が設けられて
    いることを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記
    載の冷蔵庫用ドレントラップ。
  19. 【請求項19】 水槽部は、上下に分割可能であること
    を特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載の冷蔵
    庫用ドレントラップ。
  20. 【請求項20】 構成部材の一部又は全部に抗菌剤が含
    有または塗布されていることを特徴とする請求項1乃至
    19のいずれかに記載の冷蔵庫用ドレントラップ。
  21. 【請求項21】 断熱箱体を有する本体部と、前記断熱
    箱体を開閉する扉と、断熱箱体の内部に設置した冷却器
    と、前記冷却器のドレン水を排水するドレン管と、請求
    項1乃至21のいずれかに記載の冷蔵庫用ドレントラッ
    プからなり、冷蔵庫用ドレントラップは本体部の底部に
    取り付けられ、ドレン管がドレン流入口に接続されてい
    ることを特徴とする冷蔵庫。
JP2001041022A 2001-02-16 2001-02-16 冷蔵庫および冷蔵庫用ドレントラップ Ceased JP2002243352A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001041022A JP2002243352A (ja) 2001-02-16 2001-02-16 冷蔵庫および冷蔵庫用ドレントラップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001041022A JP2002243352A (ja) 2001-02-16 2001-02-16 冷蔵庫および冷蔵庫用ドレントラップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002243352A true JP2002243352A (ja) 2002-08-28

Family

ID=18903524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001041022A Ceased JP2002243352A (ja) 2001-02-16 2001-02-16 冷蔵庫および冷蔵庫用ドレントラップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002243352A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100687924B1 (ko) 2005-06-11 2007-02-27 삼성전자주식회사 냉장고
WO2007023471A2 (en) * 2005-08-26 2007-03-01 Arcelik Anonim Sirketi A cooling device
KR100759042B1 (ko) * 2006-07-03 2007-09-14 주식회사 대우일렉트로닉스 냉장고 제상수 배수용 파이프
JP2008040617A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機のドレン水処理装置
KR101060007B1 (ko) * 2008-12-05 2011-08-29 삼성중공업 주식회사 욕실 유닛용 악취 역류방지장치
CN110715499A (zh) * 2018-07-11 2020-01-21 青岛海尔股份有限公司 冰箱
US20220397332A1 (en) * 2021-06-10 2022-12-15 Bsh Hausgeraete Gmbh Refrigerator

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100687924B1 (ko) 2005-06-11 2007-02-27 삼성전자주식회사 냉장고
WO2007023471A2 (en) * 2005-08-26 2007-03-01 Arcelik Anonim Sirketi A cooling device
WO2007023471A3 (en) * 2005-08-26 2007-06-07 Arcelik As A cooling device
KR100759042B1 (ko) * 2006-07-03 2007-09-14 주식회사 대우일렉트로닉스 냉장고 제상수 배수용 파이프
JP2008040617A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機のドレン水処理装置
KR101060007B1 (ko) * 2008-12-05 2011-08-29 삼성중공업 주식회사 욕실 유닛용 악취 역류방지장치
CN110715499A (zh) * 2018-07-11 2020-01-21 青岛海尔股份有限公司 冰箱
CN110715499B (zh) * 2018-07-11 2020-08-28 海尔智家股份有限公司 冰箱
US20220397332A1 (en) * 2021-06-10 2022-12-15 Bsh Hausgeraete Gmbh Refrigerator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5509710B2 (ja) 空気調和機
CN203534032U (zh) 用于冰箱的排水管和冰箱
JP2011027328A (ja) ガイド部材
KR101858237B1 (ko) 홈바를 구비한 냉장고 및 냉장고용 열풍유닛
JP2002243352A (ja) 冷蔵庫および冷蔵庫用ドレントラップ
JP2010096410A (ja) 冷蔵庫
US20120266626A1 (en) Negative pressure preventive device in refrigerator
WO2019001555A1 (zh) 冷藏冷冻装置
JP4644608B2 (ja) 冷却機器
JPS60117039A (ja) 超音波加湿器
JP2001033148A (ja) 冷却貯蔵庫
JP4470236B2 (ja) 製氷装置
JP2006084127A (ja) 冷蔵庫
JP3989157B2 (ja) 冷却ユニット
KR20150056246A (ko) 응축수의 누수가 방지되는 제습기
JP2003077046A (ja) 自動販売機
JP2020118389A (ja) 貯蔵庫
JP5441430B2 (ja) 冷却庫
JPH0861828A (ja) 排水口トラップ装置
JP2000111391A (ja) 容器着脱検知機能付き液面検知装置及び除湿機
JP6709147B2 (ja) 貯蔵庫
JP2001330363A (ja) 冷却貯蔵庫等の排水構造
JP4150545B2 (ja) 自動ガス抜き弁
JP2000002478A (ja) 冷却庫の結露水捕捉装置
JPH0727469A (ja) 高湿度低温貯蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050427

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20050822