JP2002242633A - エンジンの潤滑油ポンプ - Google Patents

エンジンの潤滑油ポンプ

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JP2002242633A
JP2002242633A JP2001038434A JP2001038434A JP2002242633A JP 2002242633 A JP2002242633 A JP 2002242633A JP 2001038434 A JP2001038434 A JP 2001038434A JP 2001038434 A JP2001038434 A JP 2001038434A JP 2002242633 A JP2002242633 A JP 2002242633A
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JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
oil pump
balancer shaft
balancer
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001038434A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Koyama
義典 小山
Motoyuki Shioiri
基之 塩入
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のバランサ軸及び潤滑油ポンプを具備す
るエンジンにおいては、該バランサ軸駆動用のバランサ
ギア、及び潤滑油ポンプ駆動用のポンプギアを、それぞ
れ有していたが、配置スペースの制約から、両ギアを同
一平面上に配置することが困難であった。また、ギア数
が多くなるため、ギアノイズの増加を招く原因となって
いた。 【解決手段】 バランサ軸32及び潤滑油ポンプ22を
具備するエンジンにおいて、該バランサ軸32に潤滑油
ポンプ22を直接接続して、バランサ軸32により潤滑
油ポンプを駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの潤滑油
ポンプに関し、特に潤滑油ポンプの駆動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バランサ軸及び潤滑油ポンプを具
備するエンジンにおいては、該バランサ軸端にバランサ
ギアを固設し、該バランサギアを介してクランク軸によ
りバランサ軸を駆動するとともに、潤滑油ポンプのポン
プ軸にポンプギアを固設し、該ポンプギアを介してクラ
ンク軸により潤滑油ポンプを駆動するように構成してい
た。このように、エンジンはバランサギアとポンプギア
とをそれぞれ有しており、該バランサギア及びポンプギ
アはギアケース内に収納されていた。そして、ギアケー
ス内において、バランサ軸と潤滑油ポンプとは、互いに
軸心をずらして同一平面上に配置されることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、エンジン
はバランサギアとポンプギアとをそれぞれ有していた
が、ギアケース内に収納される前記バランサギア及びポ
ンプギアは、近年のエンジンの小型化等による配置スペ
ースの制約から、同一平面上に配置することが困難とな
ってきている。また、エンジンが有するギア数が増加す
ることとなって、ギアノイズの増加を招く原因となって
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、バラン
サ軸及び潤滑油ポンプを具備するエンジンにおいて、該
バランサ軸に潤滑油ポンプを直接接続して、バランサ軸
により潤滑油ポンプを駆動する。
【0005】また、請求項2においては、バランサ軸及
び潤滑油ポンプを具備するエンジンにおいて、バランサ
軸端に、潤滑油ポンプのポンプ軸を嵌入することで、バ
ランサ軸と潤滑油ポンプとを接続し、該バランサ軸によ
り潤滑油ポンプを駆動する。
【0006】また、請求項3においては、バランサ軸、
及び潤滑油ポンプを具備するエンジンにおいて、バラン
サ軸端に、潤滑油ポンプのロータを締結することで、バ
ランサ軸と潤滑油ポンプとを接続し、該バランサ軸によ
り潤滑油ポンプを駆動する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の潤滑油ポンプを具備するエンジン
を示す正面断面図、図2は同じく側面断面図、図3は潤
滑油ポンプの駆動機構の第二実施例を示す側面断面図、
図4は潤滑油ポンプの駆動機構の第三実施例を示す側面
断面図である。
【0008】本発明の潤滑油ポンプを具備するエンジン
の概略構成ついて説明する。図1、図2に示すように、
シリンダブロック15の下部には、クランク軸25が軸
受け15aにより回転自在に支持されている。
【0009】シリンダブロック15の一側面にはギアケ
ース23が連結されており、該ギアケース23内には、
クランク軸25の一端部に一体的に回転可能に固設され
るクランクギア25aが内装されている。ギアケース2
3の外側においては、プーリー18がクランク軸25と
一体的に回転可能に取り付けられている。
【0010】シリンダブロック15の下方にはオイルパ
ン21が設けられており、該オイルパン21内には潤滑
油が貯留されている。シリンダブロック15及びオイル
パン21内においては、クランク軸25の下方にバラン
サケース31が配設され、該バランサケース31内には
バランサ軸32が回転自在に支持されている。
【0011】バランサ軸32の一端部には、バランサギ
ア33が一体的に回転可能に嵌合されており、該バラン
サ軸32のバランサギア33よりも外側には、潤滑油ポ
ンプ22が配設されている。尚、バランサギア33は、
バランサ軸32へ圧入又は焼き嵌めにて嵌合されてい
る。
【0012】バランサギア33は、クランクギア25a
と噛合しており、該クランクギア25aにより回転駆動
されている。また、オイルパン21内へは潤滑油吸入管
19が突出しており、該オイルパン21内に貯溜される
潤滑油が、該潤滑油吸入管19を通じて潤滑油ポンプ2
2に吸入されるようにしている。
【0013】次に、潤滑油ポンプ22の駆動構造につい
て説明する。前記バランサ軸32の一端部には、互いに
平行に対向する一対の直線分32b・32bが形成され
て、所謂2面幅が形成されている。潤滑油ポンプ22の
インナーローター22aには、2面幅が形成されるバラ
ンサ軸32の一端部と形状を合わせた嵌合孔22bが形
成されいる。
【0014】そして、該嵌合孔22bをバランサ軸32
の一端部に嵌合することで、該バランサ軸32とインナ
ーローター22aとを一体的に回転可能とし、これによ
り、バランサ軸32にて潤滑油ポンプ22を駆動するよ
うにしている。また、ポンプケース34を、バランサケ
ース31に対してインナーローター22aの外側から固
設して、該インナーローター22aを覆っている。
【0015】ポンプケース34がバランサケース31に
取り付けられた状態において、バランサ軸32に嵌合さ
れるバランサギア33は、その他端側面(図2における
右側面)が、バランサ軸32を支持する軸受け31aに
当接しており、該バランサギア33の一端面には、潤滑
油ポンプ22のインナーローター22aが当接してい
る。
【0016】即ち、バランサギア33は、軸受け31a
及びインナーローター22aによりスラスト方向の位置
を規制されている。また、バランサギア33は、インナ
ーローター22aの他側面を全体的に覆っており、ポン
プケース34とともに、潤滑油ポンプ22のケーシング
として機能している。
【0017】このように、バランサ軸32に潤滑油ポン
プ22のインナーローター22aを直接接続して、該バ
ランサ軸32により潤滑油ポンプ22を駆動するように
構成することで、潤滑油ポンプ22を駆動するためのポ
ンプギアが不要となり、部品点数を減少して低コスト化
を図るとともに、スペース的に余裕ができてエンジンの
省スペース化に貢献することができる。また、ギアの噛
合箇所が減少するため、ギアノイズを低減することがで
きる。
【0018】また、従来は潤滑油ポンプのインナーロー
ターには該インナーローター駆動用のポンプ軸が固設さ
れていたが、本例のようにバランサ軸32にインナーロ
ーター22aを直接接続して潤滑油ポンプ22を駆動す
るようにすることで、ポンプ軸が不要となって部品点数
を減少することができる。さらに、前述の如く、バラン
サ軸32に固設されるバランサギア33に、潤滑油ポン
プ22のケーシングの機能を具備させることができる。
【0019】また、潤滑油ポンプ22は次の如く駆動す
るように構成することもできる。図3に示す潤滑油ポン
プ22においては、バランサ軸32の一端部にバランサ
ギア33が一体的に回転可能に嵌装されている。一方、
潤滑油ポンプ22のインナーローター22aには、ポン
プ軸22cが一体的回転可能に嵌挿されている。
【0020】そして、ポンプ軸22cがバランサ軸32
に、一端側から一体的に回転可能に嵌入されている。該
ポンプ軸22cは、例えば圧入によりバランサ軸32に
嵌入されている。これにより、インナーローター22a
がバランサ軸32に対して、一体的に回転可能に取付固
定され、該バランサ軸32により潤滑油ポンプ22が駆
動可能となっている。
【0021】このように、バランサ軸32端に、潤滑油
ポンプ22のポンプ軸22aを嵌入してバランサ軸32
と潤滑油ポンプ22とを接続し、該バランサ軸32によ
り潤滑油ポンプ22を駆動することで、ポンプ軸22c
をバランサ軸32により支持することができるので、該
ポンプ軸22cの軸受け部材を別途設ける必要がなく、
部品点数の削減を図ることができる。
【0022】尚、バランサ軸32の軸受け31a及びイ
ンナーローター22aによる、バランサギア33のスラ
スト方向の位置の規制や、ポンプケース34及びバラン
サギア33により潤滑油ポンプ22のケーシングを構成
する等の、本例における他の構成部分や、他の効果は前
述の図1、図2に示す構成と同様である。
【0023】さらに、潤滑油ポンプ22は次の如く駆動
するように構成することもできる。図4に示す潤滑油ポ
ンプ22においては、バランサ軸32の一端部にバラン
サギア33が一体的に回転可能に嵌装されている。ま
た、潤滑油ポンプ22のインナーローター22aは、ボ
ルト等の締結部材37により、バランサ軸32の一端に
一体的に回転可能に締結されている。
【0024】これにより、インナーローター22aがバ
ランサ軸32に対して、一体的に回転可能に取付固定さ
れ、該バランサ軸32により潤滑油ポンプ22が駆動可
能となっている。
【0025】このように、バランサ軸32端に、潤滑油
ポンプ22のインナーローターを一体的に締結して、バ
ランサ軸32と潤滑油ポンプ22とを接続し、該バラン
サ軸32により潤滑油ポンプ22を駆動するように構成
することで、該インナーローター22aのバランサ軸へ
の着脱を容易にすることができて、潤滑油ポンプ22の
メンテナンス等の作業性を向上することができる。
【0026】尚、本例においても、バランサ軸32の軸
受け31a及びインナーローター22aによる、バラン
サギア33のスラスト方向の位置の規制や、ポンプケー
ス34及びバランサギア33により潤滑油ポンプ22の
ケーシングを構成する等の、他の構成部分や他の効果は
前述の図1、図2に示す構成と同様である。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、バランサ軸に潤滑油ポンプを直接接続して、バラン
サ軸により潤滑油ポンプを駆動するので、潤滑油ポンプ
を駆動するためのポンプギアが不要となり、部品点数を
減少して低コスト化を図るとともに、スペース的に余裕
ができてエンジンの省スペース化に貢献することができ
る。また、ギアの噛合箇所が減少するため、ギアノイズ
を低減することができる。さらに、ポンプ軸が不要とな
って部品点数を減少することができる。また、バランサ
軸に固設されるバランサギアに、潤滑油ポンプのケーシ
ングの機能を具備させることができる。
【0028】さらに、請求項2記載の如く、バランサ軸
端に、潤滑油ポンプのポンプ軸を嵌入することで、バラ
ンサ軸と潤滑油ポンプとを接続し、該バランサ軸により
潤滑油ポンプを駆動するので、潤滑油ポンプを駆動する
ためのポンプギアが不要となり、部品点数を減少して低
コスト化を図るとともに、スペース的に余裕ができてエ
ンジンの省スペース化に貢献することができる。また、
ギアの噛合箇所が減少するため、ギアノイズを低減する
ことができる。さらに、ポンプ軸をバランサ軸により支
持することができるので、該ポンプ軸の軸受け部材を別
途設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることができ
る。また、バランサ軸に固設されるバランサギアに、潤
滑油ポンプのケーシングの機能を具備させることができ
る。
【0029】さらに、請求項3記載の如く、バランサ軸
端に、潤滑油ポンプのロータを締結することで、バラン
サ軸と潤滑油ポンプとを接続し、該バランサ軸により潤
滑油ポンプを駆動するので、潤滑油ポンプを駆動するた
めのポンプギアが不要となり、部品点数を減少して低コ
スト化を図るとともに、スペース的に余裕ができてエン
ジンの省スペース化に貢献することができる。また、ギ
アの噛合箇所が減少するためギアノイズを低減すること
ができ、ポンプ軸が不要となるので部品点数を減少する
ことができる。さらに、バランサ軸に固設されるバラン
サギアに、潤滑油ポンプのケーシングの機能を具備させ
ることができる。また、インナーローターのバランサ軸
への着脱を容易にすることができて、潤滑油ポンプのメ
ンテナンス等の作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の潤滑油ポンプを具備するエンジンを示
す正面断面図である。
【図2】同じく側面断面図である。
【図3】潤滑油ポンプの駆動機構の第二実施例を示す側
面断面図である。
【図4】潤滑油ポンプの駆動機構の第三実施例を示す側
面断面図である。
【符号の説明】
15 シリンダブロック 22 潤滑油ポンプ 22a インナーロータ 25 クランク軸 32 バランス軸 33 バランスギア 34 ポンプケース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バランサ軸及び潤滑油ポンプを具備する
    エンジンにおいて、該バランサ軸に潤滑油ポンプを直接
    接続して、バランサ軸により潤滑油ポンプを駆動するこ
    とを特徴とするエンジンの潤滑油ポンプ。
  2. 【請求項2】 バランサ軸及び潤滑油ポンプを具備する
    エンジンにおいて、バランサ軸端に、潤滑油ポンプのポ
    ンプ軸を嵌入することで、バランサ軸と潤滑油ポンプと
    を接続し、該バランサ軸により潤滑油ポンプを駆動する
    ことを特徴とするエンジンの潤滑油ポンプ。
  3. 【請求項3】 バランサ軸、及び潤滑油ポンプを具備す
    るエンジンにおいて、バランサ軸端に、潤滑油ポンプの
    ロータを締結することで、バランサ軸と潤滑油ポンプと
    を接続し、該バランサ軸により潤滑油ポンプを駆動する
    ことを特徴とするエンジンの潤滑油ポンプ。
JP2001038434A 2001-02-15 2001-02-15 エンジンの潤滑油ポンプ Pending JP2002242633A (ja)

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