JP2002242585A - トンネル築造方法及びそれに用いるシールド掘削機 - Google Patents
トンネル築造方法及びそれに用いるシールド掘削機Info
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Abstract
な土砂侵入防止機能あるいは止水性を確保し、標準トン
ネル及び拡幅トンネルの築造を容易として、工期の短縮
及び工費の節減を図るトンネル築造方法を提供する。 【解決手段】 標準坑と拡幅坑とを掘進するカッタ2
と、シールド本体3の外側部にあるスキンプレート5
と、スキンプレート5から拡幅方向に出没可能とされた
拡幅部材6と、を備えたシールド掘削機1を用いて、前
記標準坑及び前記拡幅坑を掘進するとともに、スキンプ
レート5あるいは拡幅部材6の内側に、標準坑用と拡幅
坑用のセグメントを順次施工していき、標準トンネルと
拡幅トンネルの双方を築造するトンネル築造方法であっ
て、拡幅トンネルの築造を開始する際に、スキンプレー
ト5あるいは拡幅部材6と標準坑用のセグメントとの間
をふさぎ、且つ各々の覆工材同士を接続する境界部材2
0を設けるようにした。
Description
双方を掘進可能なシールド掘削機を用いて、標準トンネ
ルと拡幅トンネルの双方を築造する、トンネルの築造方
法及びこれに用いるシールド掘削機に関する。
ルド掘削機に設けられた押圧ジャッキ等の推進装置を用
いて、後方に順次覆工されたセグメント(覆工材)を押
圧し、その反力をシールド掘削機の推力として、掘進し
ながらシールドトンネルを築造していく。こうしたシー
ルドトンネルは、とりわけ都市部における道路や鉄道等
のトンネル築造において重要性が増してきており、ます
ます長距離掘進、大深度化が求められている。シールド
トンネルでは、その途中で部分的に拡幅されたトンネル
が必要となることが多い。例えば地下鉄等の鉄道トンネ
ルの場合は500m〜1000m毎に駅部を設けなけれ
ばならず、また道路トンネルの場合は約500m毎に非
常駐車帯を設けなければならない、といった事情等によ
るものである。従来、トンネル内に拡幅部を築造する方
法としては、開削工法、所定断面をなす標準坑のシール
ドトンネルを築造後に部分的にセグメントを取り外して
拡幅坑を掘削・覆工する工法、あるいは拡幅坑専用のシ
ールド掘削機を用いる工法、等が実施されていた。
地上用地を長期間占有するなど、周辺環境に与える影響
が大きく、工事が非常に大規模となってしまう。また、
シールドトンネルを築造後に部分的にセグメントを取り
外して拡幅坑を掘進・覆工する工法においては、一旦覆
工したセグメントを取り外すために無駄が多いととも
に、土水圧に対する地盤改良を必要とする。更に、拡幅
坑専用のシールド掘削機を用いる工法においては、シー
ルド掘削機の分解、搬送及び組立といった作業を伴わな
ければならない。このように従来の方法では、多大な労
力、工費を要するとともに、工期の長期化を招く結果と
なっていた。
削機に拡幅・縮小可能なコピーカッタを設けるととも
に、シールド掘削機のスキンプレートの側部を拡幅する
ことで標準坑及び拡幅坑を同時に掘進・覆工する工法が
試みられている。この工法では、スキンプレートの側部
を拡幅・縮小させて、その内側に、標準坑用のセグメン
ト及び拡幅坑用のセグメントを覆工していき、標準トン
ネル及び拡幅トンネルを築造していく。この場合、標準
トンネルと拡幅トンネルとの境目における止水方法につ
いては、課題が残っていた。すなわち、スキンプレート
の側部を拡大・縮小させるとほぼ同時に、境目を構成す
る特殊形状の専用セグメントを覆工させるのであるが、
こうした複雑な作業を行う際に、摺動部分の隙間から、
シールド掘削機あるいはセグメントの内部に水や土砂が
侵入してくることがあった。特に、水圧や土圧が高くな
る環境下、例えば大深度下においては、侵入してくる水
や土砂は多量となる。その結果、こうした多量の水や土
砂を頻繁に地上側へと排出しなければならず、こうした
作業に多大な労力や時間を要することとなっていた。特
に大深度下では、地上までの距離が長くなることで、非
常に困難な作業が伴うこととなり、結果的に工期の長期
化あるいは工費の高騰化を招いていた。
で、土圧あるいは水圧が高くなる環境下でも十分な土砂
侵入防止機能あるいは止水性を確保し、標準トンネル及
び拡幅トンネルの築造を容易として、工期の短縮及び工
費の節減を図ることができるトンネル築造方法を提供す
ること、を目的とする。
は、シールド本体の前部に支持され、所定断面積の標準
坑と拡幅坑とを掘進するカッタと、前記シールド本体の
外側部にある筒状のスキンプレートと、該スキンプレー
トの少なくとも一部を構成し前記拡幅坑の拡幅方向に出
没可能とされた拡幅部材と、を備えたシールド掘削機を
用いて、前記標準坑及び前記拡幅坑を掘進するととも
に、前記スキンプレートあるいは前記拡幅部材の内側
に、標準坑用と拡幅坑用の覆工材を順次施工していき、
標準トンネルと拡幅トンネルの双方を築造するトンネル
築造方法であって、前記拡幅トンネルの築造を開始する
際に、前記スキンプレートあるいは前記拡幅部材と前記
標準坑用覆工材との間をふさぎ、且つ前記各々の覆工材
同士を接続する境界部材を設けることを特徴とする。
のトンネル築造方法であって、前記境界部材は、前記標
準坑用覆工材の先端側に設ける第1の仕切板と、該第1
の仕切板の掘進方向前側に該第1の仕切板に対して摺動
可能に設け、前記拡幅部材に接して拡幅方向に向けて突
出する第2の仕切板と、を備えていることを特徴とす
る。
求項2に記載のトンネル築造方法であって、前記拡幅ト
ンネルの築造を開始する直前に設けられる標準坑用覆工
材の外周には、前記スキンプレートあるいは前記拡幅部
材に当接する止水部材が設けられていることを特徴とす
る。
前部に支持され所定断面積の標準坑と拡幅坑とを掘進す
るカッタと、前記シールド本体の外側部にある筒状のス
キンプレートと、該スキンプレートの少なくとも一部を
構成し前記拡幅坑の拡幅方向に出没可能とされた拡幅部
材と、を備えたシールド掘削機を用いて、前記標準坑及
び前記拡幅坑を掘進するとともに、前記スキンプレート
あるいは前記拡幅部材の内側に、標準坑用と拡幅坑用の
覆工材を順次施工していき、標準トンネルと拡幅トンネ
ルの双方を築造するトンネル築造方法であって、前記拡
幅トンネルの築造を終了する際に、前記スキンプレート
あるいは前記拡幅部材と前記拡幅坑用覆工材との間をふ
さぎ、且つ前記各々の覆工材同士を接続する境界部材を
設けることを特徴とする。
のトンネル築造方法であって、前記境界部材は、前記拡
幅坑用覆工材の先端側に設ける第1の仕切板と、該第1
の仕切板の掘進方向前側に該第1の仕切板に対して摺動
可能に設け、前記拡幅部材に接して拡幅方向に向けて突
出する第2の仕切板と、を備えていることを特徴とす
る。
求項5に記載のトンネル築造方法であって、前記拡幅ト
ンネルの築造を終了する直前に設けられる拡幅坑用覆工
材の外周には、前記スキンプレートあるいは前記拡幅部
材に当接する止水部材が設けられていることを特徴とす
る。
坑用の覆工材を順次施工していき、標準トンネルと拡幅
トンネルの双方を築造するときに用いられるシールド掘
削機であって、シールド本体の前部に支持され、所定断
面積の標準坑と拡幅坑とを掘進するカッタと、前記シー
ルド本体の外側部にある筒状のスキンプレートと、該ス
キンプレートの少なくとも一部を構成し前記拡幅坑の拡
幅方向に出没可能とされた拡幅部材と、を備えるととも
に、前記拡幅部材を突出させる際には、前記スキンプレ
ートあるいは前記拡幅部材と標準坑用覆工材との間をふ
さぎ、かつ前記各々の覆工材同士を接続する境界部材が
備えられることを特徴とする。
坑用の覆工材を順次施工していき、標準トンネルと拡幅
トンネルの双方を築造するときに用いられるシールド掘
削機であって、シールド本体の前部に支持され、所定断
面積の標準坑と拡幅坑とを掘進するカッタと、前記シー
ルド本体の外側部にある筒状のスキンプレートと、該ス
キンプレートの少なくとも一部を構成し前記拡幅坑の拡
幅方向に出没可能とされた拡幅部材と、を備えるととも
に、前記拡幅部材を没入させる際には、前記スキンプレ
ートあるいは前記拡幅部材と拡幅坑用覆工材との間をふ
さぎ、かつ前記各々の覆工材同士を接続する境界部材が
備えられることを特徴とする。
レートあるいは拡幅部材と覆工材との間をふさぎ、且つ
各々の覆工材同士を接続するようにしているので、トン
ネルの拡幅時あるいは縮小時における、シールド掘削機
あるいは覆工材の内部への水や土砂の侵入を効果的に抑
制することができる。そのため、水圧や土圧の高い環境
下においても、トンネルの拡幅あるいは縮小を容易に行
うことができる。
方法の実施の形態について、図1乃至図17を用いて説
明する。まず、シールド掘削機について説明する。この
シールド掘削機1は、図1及び図2に示すように、シー
ルド本体3の前部に支持され、所定断面積の標準坑と拡
幅坑とを掘進するカッタ2と、シールド本体3の外側部
にある筒状のスキンプレート5と、スキンプレート5に
備えられた拡幅部材6と、を備えている。
ドサポート4に回転可能に軸支されるカッタヘッド2a
と、カッタヘッド2aから出没可能とされたオーバーカ
ッタ装置2bと、からなる。カッタヘッド2aは、略円
盤形状をなし、シールド本体3の掘進方向の前部に回転
可能に設けられている。このカッタヘッド2aは、先端
部に設けられたカッタビット(図示省略)が回転するこ
とによって、標準坑を掘進するようになっている。カッ
タヘッド2aの前面には、標準坑の掘削土砂をシールド
本体3内に取り込むための孔(図示省略)が設けられて
いる。なおここでは、「標準坑」とは、カッタヘッド2
aのみで掘進される、カッタヘッド2aの外径と略同一
の断面積を有する坑を言っているが、例えば扁平断面や
矩形断面においては、標準坑をオーバーカッタ装置を用
いて掘進する場合もある。すなわち、断面形状にかかわ
らず、拡幅部材を張り出さない坑が「標準坑」である。
を拡幅する方向、すなわち掘進方向と略直交する方向に
出没可能とされた、オーバーカッタ装置2bが内蔵され
ている。このオーバーカッタ装置2bは棒状をなしてお
り、標準坑のみを掘進する際にはカッタヘッド2a内に
没入している。そして拡幅坑を掘削する際にはカッタヘ
ッド2aから突出し、突出方向の軸線回りに回転して、
その外周面に設けられたカッタビット(図示省略)によ
って拡幅坑を掘進できるようになっている。なおここで
は、「拡幅坑」とは、カッタヘッド2a及びオーバーカ
ッタ装置2bの双方を用いて掘進された部分の坑、つま
り拡幅部材を張り出す坑を言う。その他、拡幅坑の拡幅
部分の掘削についても、カッタヘッドのオーバーカッタ
装置に限らず、カッタヘッド以外に設けた掘削装置等で
拡幅部分を掘削してもよいことは勿論である。また以下
において、シールド掘削機1の掘進方向を「前」、その
逆側を「後」と称することとする。
形及び断面積が略同一となっており、このスキンプレー
ト5の内側には、セグメント(覆工材)が順次覆工され
ていく。なお「セグメント」とは、後述する標準坑用セ
グメント、標準坑端部用セグメント、拡幅坑用セグメン
ト及び拡幅坑端部用セグメントを指すものとする。ま
た、標準坑端部用セグメントは標準坑用セグメントの一
種であり、拡幅坑端部用セグメントは拡幅坑用セグメン
トの一種である。シールド本体3後方のスキンプレート
5の内側には、押圧ジャッキ(図示省略)が周方向に複
数備えられている。この押圧ジャッキは、掘進軸線方向
に伸縮することで、スキンプレート5の内側に順次覆工
されていくセグメントを押圧し、その反力でシールド掘
削機1を掘進させるものである。
は、テールパッキン7,7,7が取り付けられており、
標準坑と標準坑用セグメント10との間に存在する水あ
るいは土砂がスキンプレート5内に侵入することを防止
するように、すなわち土砂侵入防止機能あるいは止水性
を確保できるようになっている。ここでは、テールパッ
キン7を3段設けるようにしているが、シールド掘削機
1にかかる土圧あるいは水圧の程度によっては、2段と
しても差し支えなく、適宜段数を変更すればよい。
(b)に示すように、側部プレート(第1の拡幅プレー
ト)6aと、側部プレート6aの上側縁部及び下側縁部
に各々連なるように設けられる、上部プレート(第2の
拡幅プレート)6b及び下部プレート(第3の拡幅プレ
ート)6cと、側部プレート6aの前側縁部に連なるよ
うに設けられる前部プレート(第4の拡幅プレート)6
dと、から構成されるものである。側部プレート6a
は、標準坑のみを掘進する際には、スキンプレート5と
略面一となってスキンプレート5の一部をなすととも
に、拡幅坑を掘進する際には、スキンプレート5の外方
に突出してスキンプレート5と略平行に配置されるもの
である。上部プレート6b及び下部プレート6cは、拡
幅坑を掘進する際に、スキンプレート5から突出する側
部プレート6aの上側縁部及び下側縁部に各々連なるよ
うに設けられて、側部プレート6aの上側縁部及び下側
縁部とスキンプレート5とを連結するものである。これ
ら上部プレート6b及び下部プレート6cは、各々側部
プレート6aよりも後端部側が若干短くなっている。ま
た、前部プレート6dは、拡幅坑を掘進する際に、スキ
ンプレート5から突出する側部プレート6aの前側縁部
に連なるように設けられて、側部プレート6aの前側縁
部とスキンプレート5とを連結するものである。なお、
これら上部プレート6b、下部プレート6cあるいは前
部プレート6dは、シールド掘削機1が標準坑のみを掘
進する際には、側部プレート6aから取り外されてお
り、拡幅坑を掘進する際に組み立てられるようになって
いる。
ネル築造方法について説明する。このトンネル築造方法
は、第1の標準トンネル築造工程と、標準トンネル拡幅
工程と、拡幅トンネル築造工程と、拡幅トンネル縮小工
程と、第2の標準トンネル築造工程と、からなる。
して、図1に示すように、標準坑を掘進するとともに、
スキンプレート5の内側に標準坑用セグメント10を覆
工して、標準坑内に標準トンネルを築造していく。標準
坑を掘進する際には、スキンプレート5、及びこれと一
体となってその一部をなしている側部プレート6aと
が、断面視略円筒状となるようにしておき、その内側
に、順次標準坑用セグメント10を組み立てて覆工して
いく。最前部に覆工された標準坑用セグメント10を、
押圧ジャッキによって順次押圧していくことで、その反
力によってシールド掘削機1は掘進方向に押圧されて、
シールド掘削機1は掘進していく。すなわち、シールド
掘削機1が掘進するに従い、その後方の標準坑は順次標
準坑用セグメント10によって覆工されていき、標準ト
ンネルが築造されていく。
は、テールパッキン7,7,7が取り付けられており、
標準坑用セグメント10と摺動するようになっているの
で、これらテールパッキン7,7,7によって、スキン
プレート5の内側と標準坑との間を止水等しながら、標
準トンネルが築造されていく。
準トンネルを拡幅するように拡幅坑の掘進を開始すると
ともに、標準坑端部用セグメント、境界部材及び拡幅坑
用セグメントを覆工して、拡幅トンネルの築造を開始す
る。拡幅坑の掘進を開始する際には、図2(a)に示す
ように、オーバーカッタ装置2bをカッタヘッド2aか
ら突出させ、標準坑を掘進しながら、標準坑の左右両側
に拡幅坑を掘進していく。このとき、拡幅坑の掘進に併
せて、掘削土砂を取り込んでいく(図示省略)。
して、標準坑端部用セグメント11を覆工する。この標
準坑端部用セグメント11は、図3に示すように、止水
部材13を備えている点が、標準坑用セグメント10と
異なっている。この止水部材13は、標準坑端部用セグ
メント11のセグメント本体12の周囲にわたって設け
られており、複数の拡径パッキン13aと、拡径パッキ
ン13aを押圧する押圧部材としての複数のボルト13
bと、から構成されている。
回動可能なようにセグメント本体12の外周側に取り付
けられている略平板状の部材であり、後方側が、セグメ
ント本体12に対して接近・離間可能となって、セグメ
ント本体12の外周側を拡径できるようになっている。
また、ボルト13bは、拡径パッキン13aと同数設け
られており、セグメント本体12の内周側から外周側ま
でを貫通するねじ孔に螺合されて、その先端部で拡径パ
ッキン13aを押圧できるようになっている。標準坑端
部用セグメント11の覆工時には、各々のボルト13b
をセグメント本体12内側に後退させて、拡径パッキン
11aをセグメント本体12に収納しておき、セグメン
ト本体12の外周面と拡径パッキン13aの外面とが略
面一となるようにしておく。なお、押圧部材としては、
ボルトに限定されるものではなく、例えば、流体を充填
することによって膨らむチューブ状のものでもよい。ま
た、止水部材13自体をチューブ状のものにして、流体
を充填するようにしてもよい。
準坑用セグメント10aを覆工する。この標準坑用セグ
メント10aは、標準坑用セグメント10と同一の部材
であるが、テールパッキン7,7,7を用いて土砂侵入
防止機能あるいは止水性を行うため、及びシールド掘削
機1を掘進させるために、一時的に覆工されるものであ
って、標準トンネルを構成するためのものではない。そ
のため、標準トンネルを構成するための標準坑用セグメ
ント10とは異なる符号を付している。この標準坑用セ
グメント10aを押圧してシールド掘削機1を掘進さ
せ、スキンプレート5の後端部側が止水部材13の位置
まで達したところで、シールド掘削機1を一旦停止させ
る。このとき、標準坑用セグメント10aとスキンプレ
ート5との間は、テールパッキン7,7,7とによって
土砂侵入防止機能あるいは止水性が確保されている。
11の各々のボルト13bを回転させて拡径パッキン1
3aを押圧し、拡径パッキン13aをセグメント本体1
2から外周側に張り出させて、拡径パッキン13aの後
端部側がスキンプレート5に当接・押圧される状態まで
拡径させる。こうして、スキンプレート5内への水ある
いは土砂の侵入は防止される。これで、スキンプレート
5への土砂侵入防止機能あるいは止水性は確保できるの
で、図4に示すように、標準坑用セグメント10aを解
体撤去する。
準坑端部用セグメント11の前端側に、境界部材20を
取り付ける。この境界部材20は、標準トンネルと拡幅
トンネルとの境界をなすとともに、スキンプレート5あ
るいは拡幅部材6と標準坑用セグメントとの間をふさ
ぎ、セグメント同士を接続して、水や土砂の侵入を防止
するものである。セグメントとは別の材料、すなわちコ
ンクリート以外の例えば鋼や鋼等の金属により構成され
ている。境界部材20は、図7(a)及び(b)に示す
ように、標準坑端部用セグメント11の前側側部に取付
固定される、セグメント側仕切板(第1の仕切板)2
1,21及び上下仕切板(第1の仕切板)23,23
と、これらセグメント側仕切板21,21及び上下仕切
板23,23の双方と摺動可能に設けられる、拡幅部仕
切板(第2の仕切板)22,22と、から構成されるも
のである。なお、拡幅部仕切板22は、土圧がかかる部
分となるため、それに耐え得るような剛性を持たせる必
要がある。また、上下仕切板23は、拡幅部仕切板が摺
動可能となっていれば、拡幅部仕切板に取り付けてもよ
いし、セグメント側仕切板と厚さを同じとしてセグメン
ト側仕切板と一体にしてもよい。この一体としたときに
は、拡幅部仕切板と略同厚の上下仕切板を別途に設ける
こととなる。
に、標準坑端部用セグメント11の前端側に、セグメン
ト側仕切板21,21を取り付ける。これらセグメント
側仕切板21,21は、拡幅部仕切板22,22と摺動
する部分に設けられ、摺動部分における土砂侵入防止機
能あるいは止水性を確保するためのものである。
に、セグメント側仕切板21,21の前側に、拡幅部仕
切板22,22を、各々のセグメント側仕切板21,2
1と密接配置となるように取り付ける。これら拡幅部仕
切板22,22は、標準坑端部用セグメント11と拡幅
部材6との間の土砂侵入防止機能あるいは止水性を確保
しながら、拡幅部材6と一体的に拡幅坑に向けて突出す
るとともに、拡幅トンネルにおける拡幅部分の一方の端
部を形成するためのものである。
(c)に示すように、側部プレート6a,6aの内側
に、上部プレート6b、下部プレート6c及び前部プレ
ート6dを各々取り付け固定して、拡幅部材6,6を組
み立てる。このとき、側部プレート6a、上部プレート
6b及び下部プレート6cと、拡幅部仕切板22とは、
これらの間の止水等が確保できるように密接配置させる
か、連結させておく。またこのとき、図示省略するが、
上部プレート6b及び下部プレート6cには、テールパ
ッキン7,7,7に対応する位置に、同様のテールパッ
キン7,7,7を取り付けておき、拡幅トンネル築造時
の止水等を確保できるようにしておく。なお、このテー
ルパッキン7,7,7の取り付けは、拡幅部材6の拡幅
後に行ってもよい。
に、標準坑端部用セグメント11の前端側の、上部プレ
ート6bよりも上側と下部プレート6cよりも下側との
各々に、上下仕切板23,23を取付固定する。これら
上下仕切板23,23は、後述する拡幅坑用セグメント
20が覆工された際に、標準坑端部用セグメント11と
拡幅坑用セグメント20との間に間隙が生じるのを防止
し、土砂侵入防止機能あるいは止水性を確保するための
ものである。そのため、この上下仕切板23,23の前
後方向の厚みは、セグメント側仕切板21と拡幅部仕切
板22とを合わせた厚みと、ほぼ同一となっており、各
々上部プレート6bあるいは下部プレート6cと密接配
置されるようになっている。このように、境界部材2
0、すなわちセグメント側仕切板21、拡幅部仕切板2
2及び上下仕切板23によって、標準トンネル端部側の
土砂侵入防止機能あるいは止水性は確保されることとな
る。
6と拡幅部仕切板22,22とを一体的に突出させる。
このとき、拡幅部仕切板22,22は、セグメント側仕
切板21,21及び上下仕切板23,23の双方に対し
て密着しながら摺動し、また拡幅部材6,6は、上下仕
切板23,23に対して密着しながら摺動する。そのた
め、これら摺動部分における土砂侵入防止機能あるいは
止水性を確保できる。図8に示す所定位置まで突出させ
たら、この位置で、拡幅部材6とスキンプレート5とを
連結・固定するとともに、拡幅部仕切板22をセグメン
ト側部仕切板21及び上下仕切板23,23と連結・固
定する。
拡幅坑を掘進しながら、スキンプレート5及び拡幅部材
6の内側に、拡幅坑用セグメントを覆工していき、拡幅
トンネルを築造していく。先ず、図9に示すような拡幅
坑用セグメント30を、拡径部仕切板22,22に連な
るように覆工する。こうすることで、拡幅坑用セグメン
ト30と、スキンプレート5及び拡幅部材6との間は、
テールパッキン7,7,7によって土砂侵入防止機能あ
るいは止水性が確保されることとなる。なお、側部プレ
ート6a、上部プレート6b及び下部プレート6cと、
拡幅部仕切板22とが連結されている場合は、拡幅坑用
セグメント30の覆工前に、予め切り離しておく。
用セグメント30を更に覆工し、この拡幅坑用セグメン
ト30を押圧ジャッキによって押圧する。なお実際に
は、図10(b)に示すように、拡幅坑用セグメント3
0のうち拡幅部分の内側には、スペーサ30aが一体に
取付・固定されて、拡幅坑用セグメントの一部をなして
いる。このスペーサ30aを押圧ジャッキ8で押圧する
ことで、シールド掘削機1は反力を得て掘進できるよう
になっている。この他の図においては、スペーサ30a
の図示は省略する。
れた拡幅坑用セグメント30を順次押圧し、その反力で
シールド掘削機1を掘進方向に押圧することで、図11
に示すように、シールド掘削機1は掘進していく。すな
わち、シールド掘削機1が掘進するに従い、その後方の
拡幅坑は順次拡幅坑用セグメント30によって覆工され
ていき、拡幅トンネルが築造されていく。なお、スペー
サ30aは、シールド掘削機1の掘進に伴って、後方側
のものから順次拡幅坑用セグメント30より取り外して
いく。この取り外しは、シールド掘削機1が所定距離だ
け離間し、当該スペーサ30aによって反力を取る必要
がなくなったときに行う。
ら、次に「拡幅トンネル縮小工程」として、拡幅トンネ
ルを縮小して拡幅坑の掘進を終了するとともに、拡幅坑
端部用セグメント、境界部材及び標準坑用セグメントを
覆工して、拡幅トンネルの築造を終了して標準トンネル
の築造に戻す。拡幅坑の掘進を終了する際には、図12
に示すように、オーバーカッタ装置2bをカッタヘッド
2aに没入させ、拡幅坑内の掘削土砂の取り込みが終了
した時点で土砂取り込み装置4もシールド本体3内に没
入させる。すなわち、ここからはまた標準坑の掘進に戻
る。
して、拡幅坑端部用セグメント31を覆工する。この拡
幅坑端部用セグメント31は、図12に示すように、止
水部材33を備えている点が、拡幅坑用セグメント30
と異なっている。この止水部材33は、拡幅坑端部用セ
グメント31のセグメント本体32の周囲にわたって設
けられており、複数の拡径パッキン13aと、複数のボ
ルト13bとから構成されている。これら拡径パッキン
13aとボルト13bとは、図3において示したものと
同一の部材である。すなわち、止水部材33は、標準坑
端部用セグメント11に備えられた止水部材13を、拡
幅坑用セグメントに適用させたものであり、図3に示し
たものに限らず、標準坑端部用セグメント11の止水部
材13と同様に、種々の構成を採用し得る。
幅坑用セグメント30aを覆工する。この拡幅坑用セグ
メント30aは、拡幅坑用セグメント30と同一の部材
であるが、テールパッキン7,7,7を用いて土砂侵入
防止機能あるいは止水性を確保するため、及びシールド
掘削機1を掘進させるために、一時的に覆工されるもの
であって、拡幅トンネルを構成するためのものではな
い。そのため、拡幅トンネルを構成するための拡幅坑用
セグメント30とは異なる符号を付している。この拡幅
坑用セグメント30aを押圧してシールド掘削機1を掘
進させ、スキンプレート5及び拡幅部材6の後端部側が
止水部材33の位置まで達したところで、シールド掘削
機1を一旦停止させる。このとき、拡幅坑用セグメント
30aと、スキンプレート5及び拡幅部材6との間は、
テールパッキン7,7,7とによって止水されている。
31の各々のボルト13bを回転させて拡径パッキン1
3aを押圧し、拡径パッキン13aをセグメント本体3
2から外周側に張り出させて、拡径パッキン13aの後
端部側がスキンプレート5及び拡幅部材6に当接・押圧
される状態まで拡径させる。こうして、スキンプレート
5及び拡幅部材6内への水あるいは土砂の侵入は防止さ
れる。これで、土砂侵入防止機能あるいは止水性は確保
できるので、図13に示すように、拡幅坑用セグメント
30aを解体撤去する。またこのとき、テールパッキン
7,7,7のうち、最後部のテールパッキン7を一時的
に取り外しておくこともある。これは、後述する境界部
材40を取り付ける際に、その厚みによる影響を避ける
ようにするためである。
幅坑端部用セグメント31の前端側に、境界部材40を
取り付ける。この境界部材40は、拡幅トンネルと標準
トンネルとの境界をなすとともに、スキンプレート5あ
るいは拡幅部材6と拡幅坑用セグメントとの間をふさ
ぎ、セグメント同士を接続して、水や土砂の侵入を防止
するものである。セグメントとは別の材料、すなわちコ
ンクリート以外の例えば鋼や鋼等の金属により構成され
ている。境界部材40は、図15(a)、(b)及び
(c)に示すように、拡幅坑端部用セグメント31の前
側側部に取付固定される、セグメント側仕切板(第1の
仕切板)41及び上下仕切板(第1の仕切板)43,4
3と、これらセグメント側仕切板41及び上下仕切板4
3,43の双方と摺動可能に設けられる、本体側仕切板
(第2の仕切板)42,42と、から構成されるもので
ある。
セグメント31の前端側に、セグメント側仕切板41を
取り付ける。これらセグメント側仕切板41は、本体側
仕切板42,42と摺動する部分に設けられ、摺動部分
における土砂侵入防止機能あるいは止水性を確保すると
ともに、拡幅トンネルにおける拡幅部分の他方の端部を
形成するためのものである。
に、本体側仕切板42,42を、各々のセグメント側仕
切板41,41と密接配置となるように取り付ける。こ
れら本体側仕切板42,42は、セグメント側仕切板4
1と拡幅部材6との間の土砂侵入防止機能あるいは止水
性を確保しながら、拡幅部材6と一体的にスキンプレー
ト5内に没入するものである。すなわち、本体側仕切板
42と、側部プレート6a、上部プレート6b及び下部
プレート6cとは、密接配置された状態となっている。
の、上部プレート6bよりも上側と下部プレート6cよ
りも下側との各々に、上下仕切板43,43を取付固定
する。これら上下仕切板43,43は、後述する標準坑
用セグメント10が覆工された際に、拡幅坑端部用セグ
メント31と標準坑用セグメント10との間に間隙が生
じるのを防止し、土砂侵入防止機能あるいは止水性を確
保するためのものである。そのため、これら上下仕切板
43,43の前後方向の厚みは、本体側仕切板42,4
2の厚みと略同一となっており、各々上部プレート6b
あるいは下部プレート6cと密接配置されるようになっ
ている。このように、境界部材40、すなわちセグメン
ト側仕切板41、本体側仕切板42及び上下仕切板43
によって、拡幅トンネル端部側の土砂侵入防止機能ある
いは止水性は確保されることとなる。
1を若干量だけ掘進させて、拡幅部材6,6の後端部側
を、拡幅坑端部用セグメント31の位置から、本体側仕
切板42,42の位置まで移動させる。こうすること
で、拡幅部材6,6は、本体側仕切板42,42ととも
に、スキンプレート5に没入可能となる。このとき、本
体側仕切板42,42によって、拡幅坑と、スキンプレ
ート5及び拡幅部材6,6との間は止水等されている。
6,6と本体側仕切板42,42とを一体的にスキンプ
レート5内に没入させる。このとき、本体側仕切板4
2,42は、セグメント側仕切板41及び上下仕切板4
3,43の双方に対して密着しながら摺動し、また拡幅
部材6,6は、上下仕切板43,43に対して密着しな
がら摺動する。そのため、これら摺動部分における土砂
侵入防止機能あるいは止水性を確保できる。側部プレー
ト6aがスキンプレート5と略面一となるまで没入させ
たら、この位置で、側部プレート6aとスキンプレート
5とを連結・固定するとともに、本体側仕切板42、4
2をセグメント側部仕切板41及び上下仕切板43,4
3と連結・固定する。
6a,6aから、上部プレート6b、下部プレート6c
及び前部プレート6dを各々取り外して、拡幅部材6,
6を解体撤去する。このとき、上部プレート6b及び下
部プレート6cのうち、本体側仕切板42と密着してい
る部分のみを残置させて、土砂侵入防止機能あるいは止
水性を確保できるようにしておく。なお、境界部材40
を構成するセグメント側仕切板41、本体側仕切板4
2,上下仕切板43を、境界部材20における各仕切板
と同様の構成とし得ることは、勿論である。
外されていれば、もとの位置に再び取り付けて、テール
パッキン7,7,7を3段の状態に戻しておく。
程」として、標準坑を掘進するとともに、境界部材40
に連なるように標準坑用セグメント10を覆工してい
き、再び標準坑内に標準トンネルを築造していく。ここ
からは、スキンプレート5の後部側に取り付けられたテ
ールパッキン7,7,7によって、土砂侵入防止機能あ
るいは止水性を確保しながら、再び標準トンネルが築造
されていく。
れに用いるシールド掘削機においては、標準トンネル拡
幅工程で、標準坑端部用セグメント11の前端側に境界
部材20を設けて、標準トンネルと拡幅トンネルとの境
界をなすとともに、スキンプレート5あるいは拡幅部材
6と標準坑用セグメントとの間をふさぎ、セグメント同
士を接続して、水や土砂の侵入を防止するようにしてい
る。また、拡幅トンネル縮小工程で、拡幅坑端部用セグ
メント31の前端側に境界部材40を設けて、拡幅トン
ネルと標準トンネルとの境界をなすとともに、スキンプ
レート5あるいは拡幅部材6と拡幅坑用セグメントとの
間をふさぎ、セグメント同士を接続して、水や土砂の侵
入を防止するようにしている。そのため、トンネルの拡
幅時あるいは縮小時における、シールド掘削機1あるい
はセグメントの内部への水や土砂の侵入を、効果的に防
止することができ、水圧あるいは土圧が高くなる環境
下、例えば大深度下においても十分な土砂侵入防止機能
あるいは止水性を確保できる。そのため、地上側へと排
出しなければならない水あるいは土砂の量を非常に少な
くすることができ、トンネルの拡幅あるいは縮小を容易
に行うことができ、工期の短縮及び工費の節減を図るこ
とができる。
定されるセグメント側仕切板21及び上下仕切板23
と、これらに対して摺動する拡大部仕切板22と、から
構成するようにしている。更に、境界部材40を、セグ
メント側に固定されるセグメント側仕切板41及び上下
仕切板43と、これらに対して摺動する本体側仕切板4
2と、から構成するようにしている。このように、板状
体同士を摺動させるので、摺動部分の面積を大きくで
き、簡易な構成でより確実に土砂侵入防止機能あるいは
止水性を確保することができる。なお、これらの部材
を、セグメントとは別材料、例えば鉄や鋼等の金属で構
成するようにすれば、摺動時の耐摩擦性を向上させて、
信頼性、耐久性を更に高いものとできる。更に、従来必
要であった特殊形状の専用セグメントを不要とでき、セ
グメントを構成する部材の種類を減らすことができ、ト
ンネル築造作業をより容易とできるとともに、部材の品
質管理等を容易とできる。
であって、本発明の趣旨を逸脱しない限り、本実施形態
に限定されずに如何なる形態を採用し得ることは、言う
までもない。
ネル築造方法及びこれに用いるシールド掘削機によれ
ば、土圧あるいは水圧が高くなる環境下でも十分な土砂
侵入防止機能あるいは止水性を確保し、標準トンネル及
び拡幅トンネルの築造を容易として、工期の短縮及び工
費の節減を図ることができる。
態を示す図であって、(a)は第1の標準トンネル築造
工程を示す部分断面図、(b)は(a)におけるA−A
線断面矢視図である。
示す部分断面図、(b)は(a)におけるA−A線断面
矢視図である。
態において用いる、標準坑端部用セグメントを示す図で
あって、(a)は縦断面図、(b)は横断面図である。
態を示す図であって、標準トンネル拡幅工程を示す部分
断面図である。
示す部分断面図、(b)は(a)におけるA−A線断面
矢視図である。
示す部分断面図、(b)は(a)におけるA−A線断面
矢視図である。
示す部分断面図、(b)は(a)におけるA−A線断面
矢視図、(c)は(a)におけるB−B線断面矢視図で
ある。
示す部分断面図、(b)は(a)におけるA−A線断面
矢視図、(c)は(a)におけるB−B線断面矢視図で
ある。
示す部分断面図、(b)は(a)におけるA−A線断面
矢視図である。
を示す部分断面図、(b)は(a)におけるA−A線断
面矢視図である。
を示す部分断面図、(b)は(a)におけるA−A線断
面矢視図、(c)は(a)におけるB−B線断面矢視図
である。
分断面図である。
分断面図である。
分断面図である。
を示す部分断面図、(b)は(a)におけるA−A線断
面矢視図、(c)は(a)におけるB−B線断面矢視図
である。
分断面図である。
造工程を示す部分断面図、(b)は(a)におけるA−
A線断面矢視図である。
材) 11 標準坑端部用セグメント(セグメント、覆工材) 13 止水部材 20 境界部材 21 セグメント側仕切板(第1の仕切板) 22 拡幅部仕切板(第2の仕切板) 23 上下仕切板(第1の仕切板) 30,30a 拡幅坑用セグメント(セグメント、覆工
材) 31 拡幅坑端部用セグメント(セグメント、覆工材) 33 止水部材 40 境界部材 41 セグメント側仕切板(第1の仕切板) 42 本体側仕切板(第2の仕切板) 43 上下仕切板(第1の仕切板)
Claims (8)
- 【請求項1】 シールド本体の前部に支持され、所定
断面積の標準坑と拡幅坑とを掘進するカッタと、前記シ
ールド本体の外側部にある筒状のスキンプレートと、該
スキンプレートの少なくとも一部を構成し前記拡幅坑の
拡幅方向に出没可能とされた拡幅部材と、を備えたシー
ルド掘削機を用いて、前記標準坑及び前記拡幅坑を掘進
するとともに、前記スキンプレートあるいは前記拡幅部
材の内側に、標準坑用と拡幅坑用の覆工材を順次施工し
ていき、標準トンネルと拡幅トンネルの双方を築造する
トンネル築造方法であって、 前記拡幅トンネルの築造を開始する際に、前記スキンプ
レートあるいは前記拡幅部材と前記標準坑用覆工材との
間をふさぎ、且つ前記各々の覆工材同士を接続する境界
部材を設けることを特徴とするトンネル築造方法。 - 【請求項2】 前記境界部材は、 前記標準坑用覆工材の先端側に設ける第1の仕切板と、 該第1の仕切板の掘進方向前側に該第1の仕切板に対し
て摺動可能に設け、前記拡幅部材に接して拡幅方向に向
けて突出する第2の仕切板と、 を備えていることを特徴とする請求項1に記載のトンネ
ル築造方法。 - 【請求項3】 前記拡幅トンネルの築造を開始する直
前に設けられる標準坑用覆工材の外周には、前記スキン
プレートあるいは前記拡幅部材に当接する止水部材が設
けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に
記載のトンネル築造方法。 - 【請求項4】 シールド本体の前部に支持され所定断
面積の標準坑と拡幅坑とを掘進するカッタと、前記シー
ルド本体の外側部にある筒状のスキンプレートと、該ス
キンプレートの少なくとも一部を構成し前記拡幅坑の拡
幅方向に出没可能とされた拡幅部材と、を備えたシール
ド掘削機を用いて、前記標準坑及び前記拡幅坑を掘進す
るとともに、前記スキンプレートあるいは前記拡幅部材
の内側に、標準坑用と拡幅坑用の覆工材を順次施工して
いき、標準トンネルと拡幅トンネルの双方を築造するト
ンネル築造方法であって、 前記拡幅トンネルの築造を終了する際に、前記スキンプ
レートあるいは前記拡幅部材と前記拡幅坑用覆工材との
間をふさぎ、且つ前記各々の覆工材同士を接続する境界
部材を設けることを特徴とするトンネル築造方法。 - 【請求項5】 前記境界部材は、 前記拡幅坑用覆工材の先端側に設ける第1の仕切板と、 該第1の仕切板の掘進方向前側に該第1の仕切板に対し
て摺動可能に設け、前記拡幅部材に接して拡幅方向に向
けて突出する第2の仕切板と、 を備えていることを特徴とする請求項4に記載のトンネ
ル築造方法。 - 【請求項6】 前記拡幅トンネルの築造を終了する直
前に設けられる拡幅坑用覆工材の外周には、前記スキン
プレートあるいは前記拡幅部材に当接する止水部材が設
けられていることを特徴とする請求項4又は請求項5に
記載のトンネル築造方法。 - 【請求項7】 標準坑用と拡幅坑用の覆工材を順次施
工していき、標準トンネルと拡幅トンネルの双方を築造
するときに用いられるシールド掘削機であって、 シールド本体の前部に支持され、所定断面積の標準坑と
拡幅坑とを掘進するカッタと、 前記シールド本体の外側部にある筒状のスキンプレート
と、 該スキンプレートの少なくとも一部を構成し前記拡幅坑
の拡幅方向に出没可能とされた拡幅部材と、 を備えるとともに、 前記拡幅部材を突出させる際には、前記スキンプレート
あるいは前記拡幅部材と標準坑用覆工材との間をふさ
ぎ、かつ前記各々の覆工材同士を接続する境界部材が備
えられることを特徴とするシールド掘削機。 - 【請求項8】 標準坑用と拡幅坑用の覆工材を順次施
工していき、標準トンネルと拡幅トンネルの双方を築造
するときに用いられるシールド掘削機であって、 シールド本体の前部に支持され、所定断面積の標準坑と
拡幅坑とを掘進するカッタと、 前記シールド本体の外側部にある筒状のスキンプレート
と、 該スキンプレートの少なくとも一部を構成し前記拡幅坑
の拡幅方向に出没可能とされた拡幅部材と、 を備えるとともに、 前記拡幅部材を没入させる際には、前記スキンプレート
あるいは前記拡幅部材と拡幅坑用覆工材との間をふさ
ぎ、かつ前記各々の覆工材同士を接続する境界部材が備
えられることを特徴とするシールド掘削機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001040252A JP4369627B2 (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | トンネル築造方法及びそれに用いるシールド掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001040252A JP4369627B2 (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | トンネル築造方法及びそれに用いるシールド掘削機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002242585A true JP2002242585A (ja) | 2002-08-28 |
| JP4369627B2 JP4369627B2 (ja) | 2009-11-25 |
Family
ID=18902896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001040252A Expired - Lifetime JP4369627B2 (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | トンネル築造方法及びそれに用いるシールド掘削機 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP4369627B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113482641A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-10-08 | 盾构及掘进技术国家重点实验室 | 一种用于泥水盾构的常压工作舱装置 |
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|---|---|---|---|---|
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| CN105649639B (zh) * | 2016-01-31 | 2017-12-12 | 太原理工大学 | 一种盾构隧道掘进机混合驱动系统及其控制方法 |
| CN110861225A (zh) * | 2019-11-26 | 2020-03-06 | 中铁十一局集团第二工程有限公司 | 隧道衬砌的切割方法 |
-
2001
- 2001-02-16 JP JP2001040252A patent/JP4369627B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN113482641A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-10-08 | 盾构及掘进技术国家重点实验室 | 一种用于泥水盾构的常压工作舱装置 |
| CN113482641B (zh) * | 2021-08-30 | 2023-11-17 | 盾构及掘进技术国家重点实验室 | 一种用于泥水盾构的常压工作舱装置 |
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