JP2002242243A - 浴槽水、雨水再利用システム - Google Patents

浴槽水、雨水再利用システム

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JP2002242243A
JP2002242243A JP2001044914A JP2001044914A JP2002242243A JP 2002242243 A JP2002242243 A JP 2002242243A JP 2001044914 A JP2001044914 A JP 2001044914A JP 2001044914 A JP2001044914 A JP 2001044914A JP 2002242243 A JP2002242243 A JP 2002242243A
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water
rainwater
storage tank
bathtub
water storage
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JP2001044914A
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Chikayoshi Endo
慎良 遠藤
Masahiro Tokida
昌広 常田
Shigeru Ando
茂 安藤
Kenji Sakamoto
健二 坂元
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細菌増殖に由来する、ぬめりの付着や臭気の
発生を防止する機能を備えた、浴槽水、雨水再利用シス
テムを提供することを目的とする。 【解決手段】 浴槽水または雨水を貯水するための貯水
タンクと、貯水タンク内の水を浴槽水または雨水の再利
用機器へ給水するための給水手段と、浴槽水または雨水
を浄化するための浄化部と、一度浄化部を経て貯水タン
クに給水された浴槽水または雨水を再度、浄化部に搬送
する再循環手段を設けた浴槽水、雨水再利用システムに
おいて、貯水タンクから浴槽水または雨水の再利用機器
への給水路、または貯水タンク内、または浄化部内のい
ずれか1カ所以上に設けた水温測定手段によって測定し
た水温に応じて、再循環手段を作動させ、浴槽水または
雨水を再浄化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽水等の生活排
水と雨水を貯水タンクに貯水し、便器洗浄水や洗濯洗浄
水等の生活用水として有効に利用することで節水するこ
とを目的とする浴槽水等の生活排水と雨水の再利用を行
うシステムに関し、特に貯水された水に細菌が繁殖する
ことによる貯水タンク、配管、再利用機器等に発生する
ぬめりや異臭を防止することが可能な防汚手段を有する
浴槽水または雨水再利用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴槽水や雨水を貯水タンクに貯水
し、ポンプや重力により便器や洗濯機に送水し、生活用
水として利用するシステムにおいて、貯水タンク内の水
を殺菌性金属イオンにより殺菌することが行われてい
る。例えば、実用新案登録3026875号には、浴槽
水と雨水を貯水タンクに導き、濾過材で濾過する際、殺
菌性金属イオンを水中に溶出させ、貯水される水の殺菌
を行う方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記実用新案
登録3026875号に記載されている内容では、一旦
濾過材を通過した浴槽水や雨水は、一定期間放置状態と
なる。このような放置状態でも通常頻度で水の再利用先
である便器や洗濯機に送水され、貯水タンク内の水が適
度に循環されていれば問題はない。しかし、夏場など、
気温が高い状態で貯水タンク内の水が長期放置状態にな
った場合には、一旦浴槽水や雨水に添加された殺菌性金
属イオンの細菌増殖抑制効果が失われ、貯水タンクや配
管、再利用機器における、ぬめりの付着や臭気の発生の
原因となる。細菌の増殖速度は細菌が生息する水温や雰
囲気温度と関係し、一般的には温度が上昇すると細菌の
増殖速度が増加する。このため、水温変化や雰囲気温度
変化に対して、貯水された浴槽水や雨水中の殺菌性金属
イオン濃度を変化させなければ、水中の細菌増殖抑制に
必要な殺菌性金属イオン量が不足し、細菌増殖抑制効果
が弱くなるため、貯水タンクや配管、再利用機器におけ
る、ぬめりの付着やそれに伴う臭気が発生する。また、
貯水タンク給水初期に殺菌性金属イオンを添加された浴
槽水や雨水でも長期間放置されれば、細菌の増殖抑制に
必要な殺菌性金属イオン量が不足し、同様の不具合が発
生する。
【0004】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであり、水温や雰囲気温度の変化、更に貯
水タンク内での長期間放置に対応して、貯水タンク内水
の殺菌性金属イオン濃度を変化させ、適した殺菌性金属
イオン濃度の貯水を再利用機器に供給することで、細菌
増殖に由来する、ぬめりの付着や臭気の発生を防止する
機能を備えた、浴槽水、雨水再利用システムを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記課
題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、浴
槽水または雨水を貯水するための貯水タンクと、貯水タ
ンク内の水を浴槽水または雨水の再利用機器へ給水する
ための給水手段と、浴槽水または雨水を浄化するための
浄化部と、一度浄化部を経て貯水タンクに給水された浴
槽水または雨水を再度、浄化部に搬送する再循環手段を
設けた浴槽水、雨水再利用システムにおいて、貯水タン
クから浴槽水または雨水の再利用機器への給水路、また
は貯水タンク内、または浄化部内のいずれか1カ所以上
に設けた水温測定手段によって測定した水温に応じて、
再循環手段を作動させ、浴槽水または雨水を再浄化する
ことを特徴とする浴槽水、雨水再利用システムを提供す
る。
【0006】本発明の浴槽水、雨水再利用システムによ
り、水温変化に対応して、一旦貯水された浴槽水や雨水
が再度浄化され、衛生的な再利用水が再利用機器へ供給
される。
【0007】この結果、水温変化に伴い細菌が増殖しか
けた貯水タンク内水は、浄化部を経て再浄化され、衛生
的に貯水される。結果として貯水タンク内部のぬめりや
臭気を抑制することができるため、貯水タンク内の清掃
負荷を軽減することができる。また、このような衛生的
な水を再利用機器に供給することができるため、再利用
機器や給水配管における、ぬめりの付着や臭気の発生を
防止することができる。さらに、この再利用機器が便器
である場合には、便器ロータンク内部の汚れを防止し、
便器ボール面の美観の損傷、臭気の発生をも防止する機
能を備えた浴槽水、雨水再利用システムを提供する。
【0008】請求項2記載の発明は浴槽水または雨水を
貯水するための貯水タンクと、貯水タンク内の水を浴槽
水または雨水の再利用機器へ給水するための給水手段
と、浴槽水または雨水を浄化するための浄化部と、一度
浄化部を経て貯水タンクに給水された浴槽水または雨水
を再度、浄化部に搬送する再循環手段を設けた浴槽水、
雨水再利用システムにおいて、貯水タンク内の雰囲気温
度、または浴槽水、雨水の再利用機器の雰囲気温度を測
定する手段を設け、雰囲気温度測定手段によって測定し
た温度に応じて、再循環手段を作動させ、浴槽水または
雨水を再浄化することを特徴とする浴槽水、雨水再利用
システムを提供する。
【0009】本発明の浴槽水、雨水再利用システムによ
り、雰囲気温度変化に対応して、一旦貯水された浴槽水
や雨水が再度浄化され、衛生的な再利用水が再利用機器
へ供給される。
【0010】この結果、雰囲気温度変化由来の水温変化
に伴い細菌が増殖しかけた貯水タンク内水は、浄化部を
経て再浄化され、衛生的に貯水される。結果として貯水
タンク内部のぬめりや臭気を抑制することができるた
め、タンク内の清掃負荷を軽減することができる。ま
た、このような衛生的な水を再利用機器に供給すること
ができるため、再利用機器や配管における、ぬめりの付
着や臭気の発生を防止することができる。さらに、この
再利用機器が便器である場合には、便器ロータンク内部
の汚れを防止し、便器ボール面の美観の損傷、臭気の発
生をも防止することができる。また、本システムにおい
ては、貯水タンクに比較的高温の浴槽水が供給されるこ
とも考えられる。この場合、貯水タンク内の水温検知の
みでは、貯水タンク内水の実質的な細菌面での環境を把
握することができない。そのためシステム回りの雰囲気
温度を検知することでより正確な貯水の状態を把握する
機能を備えた浴槽水、雨水再利用システムを提供するこ
とができる。
【0011】請求項3記載の発明は、浴槽水または雨水
を貯水するための貯水タンクと、貯水タンク内の水を浴
槽水または雨水の再利用機器へ給水するための給水手段
と、浴槽水または雨水を浄化するための浄化部と、一度
浄化部を経て貯水タンクに給水された浴槽水または雨水
を再度、浄化部に搬送する再循環手段を設けた浴槽水、
雨水再利用システムにおいて、浴槽水または雨水の貯水
タンクへの給水管、または給水管から再利用機器への給
水路のいずれか1カ所以上の水の放置時間をタイマーに
よって測定した結果に応じて、再循環手段を作動させ、
浴槽水または雨水を再浄化することを特徴とする浴槽
水、雨水再利用システムを提供する。
【0012】本発明の浴槽水、雨水再利用システムによ
り、一定期間以上、貯水タンクに新たな浴槽水や雨水が
供給されない場合や、再利用機器で貯水タンク内水を使
用しない場合など、長期間放置された貯水タンク内水
は、再度浄化され、衛生的な再利用水として再利用機器
へ供給される。
【0013】この結果、長期放置に伴い細菌が増殖しか
けた貯水タンク内水は、浄化部を経て再浄化され、衛生
的に貯水される。結果として貯水タンク内部のぬめりや
臭気を抑制することができるため、タンク内の清掃負荷
を軽減することができる。また、このような衛生的な水
を再利用機器に供給することができるため、再利用機器
や配管における、ぬめりの付着や臭気の発生を防止する
ことができる。さらに、この再利用機器が便器である場
合には、便器ロータンク内部の汚れを防止し、便器ボー
ル面の美観の損傷、臭気の発生をも防止することができ
る。
【0014】請求項4記載の発明は、前記水温測定手
段、または雰囲気温度測定手段またはタイマーによって
測定した水温、温度、時間に応じて前記再循環手段の作
動時間を変えることで、貯水タンク内の浴槽水または雨
水を再浄化するための循環時間を制御することを特徴と
する。
【0015】本発明の浴槽水、雨水再利用システムによ
り、貯水タンク内水の汚れ具合、すなわち細菌の繁殖レ
ベルに応じた再浄化を実施することができる。
【0016】この結果、貯水タンク内水の循環に必要と
されるポンプの駆動時間を最小限に抑えることができる
ため、経済的な浄化を実施することができる。また、貯
水タンク内水を循環する際には、貯水タンク内水の循環
音が騒音として発生するが、再浄化に必要な循環時間を
制御することでこれら騒音も最小限の発生に抑えること
ができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、前記貯水タンク
または浄化部の底に貯水タンクまたは浄化部内の浴槽水
または雨水を外部に排出するための排水バルブを設け、
前記給水管から再利用機器間の給水路に設けたタイマー
によって測定した水野放置時間に応じて、貯水タンクま
たは浄化部の排水バルブをを開放し、貯水タンクまたは
浄化部内の浴槽水または雨水を排水することを特徴とす
る。
【0018】本発明の浴槽水、雨水再利用システムによ
り、長期間放置された貯水タンク内水、並びに浄化部内
水はシステム外に排水することができる。
【0019】この結果、長期間放置により、複数回浄化
部を循環しても細菌増殖を抑制できないような貯水タン
ク内水に関しては、システム外に排水することで、貯水
タンクや浄化部にかかる負荷を減少させることができ
る。結果として貯水タンク内部のぬめりや臭気を抑制す
ることができるため、タンク内の清掃負荷を軽減するこ
とができる。また、浄化部に使用する浄化材に寿命を延
ばすことができる。
【0020】請求項6に記載の発明は、前記貯水タンク
に上水供給部を設け、一定水量の上水を上水供給部から
貯水タンク内に給水し、給水された上水を再循環手段を
用いて貯水タンクまたは浄化部を循環させることを特徴
とする。
【0021】本発明の浴槽水、雨水再利用システムによ
り、貯水タンク並びに浄化部を循環させるための上水を
貯水タンク内に給水することができる。
【0022】この結果、塩素成分を含むことにより殺菌
効果を有する上水によって、貯水タンク、浄化部、また
はそれらを結ぶ配管内部を洗浄することができる。この
ような上水の塩素成分は、例えば、浴槽水中に存在する
大腸菌などに対して強い殺菌効果を有することから、貯
水タンク内水、あるいは浄化部内水を安全に、且つ衛生
的に保つことができる。また細菌成分由来のぬめりに関
しても、抑制効果を発揮することから、タンク内の清掃
負荷を軽減することができる。
【0023】請求項7に記載の発明は、前記浄化部の浄
化手段として、浴槽水または雨水に銀、銅、亜鉛など殺
菌性の金属イオンを添加することを特徴とする。
【0024】本発明の浴槽水、雨水再利用システムによ
り、貯水タンク内に保持される浴槽水や雨水の再利用水
に殺菌性を有する金属イオンを添加することができる。
【0025】この結果、殺菌性金属イオンを含有する水
が貯水タンク内に保持されるため、貯水タンク内の細菌
繁殖、並びに細菌繁殖由来のぬめり成分の付着を抑制す
ることができる。また、再利用機器に殺菌性金属イオン
を含有する水を供給できるため、再利用機器に付着する
細菌に対する殺菌効果、並びに細菌由来のぬめりや汚れ
成分の除去効果を生み出すことができる。
【0026】請求項8に記載の発明は、前記殺菌手段の
殺菌性の金属イオンは殺菌性金属化合物を含有した殺菌
材を用い、溶出させることを特徴とする。
【0027】本発明の浴槽水、雨水再利用システムにお
いて、前記殺菌材の量や材料を選定することにより、殺
菌性金属イオンを安価に、且つ安定した濃度で再利用水
中に添加することができる。
【0028】請求項9に記載の発明は、前記殺菌剤を殺
菌剤よりも粒径の大きい活性炭やゼオライトなどの浄化
材と混合させることで、殺菌剤が浄化材中で均一に分散
することを特徴とする。
【0029】本発明の浴槽水、雨水再利用システムによ
り、前記殺菌材を互いに接触させることなく、再利用水
に対して均一に接触させることが可能となる。これによ
り再利用水に均一濃度の殺菌成分を供与することができ
る。
【0030】請求項10に記載の発明は、前記殺菌手段
の殺菌性金属イオンは銀イオンであることを特徴とす
る。
【0031】本発明の浴槽水、雨水再利用システムによ
り、殺菌性金属イオンの中でも、最も低濃度で殺菌効果
を示す銀イオンを用いることにより、銀イオンを溶出す
る殺菌剤をコンパクト、且つ長寿命とすることができ
る。
【0032】請求項11に記載の発明は、前記殺菌手段
は貯水タンク内水の銀イオン濃度が2ppb以上15ppb以下
になる程度の銀イオンを発生させることを特徴とする。
【0033】本発明の浴槽水、雨水再利用システムによ
り、貯水タンク内水の銀イオン濃度を2ppb以上15ppb以
下となるように設計または制御することにより、貯水タ
ンク内部や配管、再利用機器にぬめりが発生することが
なく、また再利用機器に黒ずみなどの問題なく、衛生的
にシステムを運行することが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、添
付図面により詳細に説明する。図1は、本発明の第一の
実施例であり、1は雨水または浴槽水を貯水する貯水タ
ンクであり雨水および浴槽水を導入し、貯水を行う。2
は浴槽水を貯水タンク1へ導入するためのバスポンプで
あり、3は貯水タンク1の水を便器または洗濯機などの
再利用機器へ通水するための再利用水通水路、4はその
供給手段である再利用水供給ポンプ、5は貯水タンク1
に貯水する前の雨水または浴槽水を浄化するための浄化
部、6は貯水タンク1の水を浄化部5へ通水するための
循環用通水路、7はその供給手段である循環ポンプ、8
は通水路6中に設けた貯水タンク1内の水温を検知する
水温検知手段、10は便器、11は浴槽、12は洗濯機
である。
【0035】次に基本動作について説明すると、降雨時
に雨樋などを通過した雨水は、浄化部5を経由して貯水
タンク1へ流入し、同様に浴槽水はバスポンプ2により
貯水タンク1へ流入される。この時、貯水タンク1へ流
入される水は何れも浴槽水または雨水を浄化するための
浄化部5を通過した後、貯水タンク1に貯水される。貯
水タンク1に貯水された水は、便器付属貯水タンク10
や洗濯機13などの末端再利用機器へ通水される。ポン
プ4の動作・停止の制御については様々な方法が考えら
れるが、例えば圧力検知式のポンプを用いることができ
る。その場合には、ポンプ停止時は、便器付属貯水タン
ク10及び洗濯機13の弁が閉じていることにより再利
用水通水路3内は高圧力状態であり、便器付属貯水タン
ク10または洗濯機13の弁が開き再利用水通水路3内
の圧力が低下すると圧力低下を検知した再利用水供給ポ
ンプ4は動作を開始する。
【0036】また、一旦浄化部5を経て貯水タンク1に
通水された水が一定時間以上、設定温度以上を保つ場合
には、この貯水タンク1内水の状態を検知した水温検知
手段8からの信号を受けた循環ポンプ7が動作を開始す
ることで、貯水タンク1内水は再度、浄化部5に通水さ
れ再浄化が実施される。水温検知手段8の設定条件につ
いて、一定時間以上という設定を設けた理由としては、
貯水タンク1に流入される浴槽水が比較的高温な場合の
システム誤動作を防止するためである。入浴直後の比較
的高温を保った浴槽水については、混入している一般細
菌数も一定期間放置後と比べて少なく、再浄化を実施す
る必要がない。
【0037】また、水温検知手段8によって検知した水
温による再循環の代替として、貯水タンク1、または再
利用機器周辺の雰囲気温度検知によって測定した雰囲気
温度による再循環を実施しても、同様の効果が期待でき
る。但し、貯水タンク1が埋設されているような場合に
は、貯水タンク1内水温と室内の再利用機器周辺の雰囲
気温度差が発生するため、貯水タンク1、並びに再利用
機器の設置状況を確認し、貯水タンク1内水の水温と再
利用機器周辺の雰囲気温度に差異がないことを確かめる
必要がある。
【0038】水温検知手段8、並びに図示していない雰
囲気温度検知手段については、例えば、抵抗温度測定手
段、熱電対温度測定手段、及び放射温度測定手段が挙げ
られる。
【0039】次に、このような再浄化を実施するための
手段である循環ポンプ7の動作時間については、貯水タ
ンク1内の全ての水が浄化部5を再度通過し、且つ再浄
化された水が更に浄化部5を通過することが無いよう予
め設定しておく。再浄化のための循環時間が最適化され
ることで、循環ポンプ7の駆動に必要な電力を最小限に
止めることが可能となり、且つ再浄化の際に発生する水
の循環音も最少で止めることができる。例えば、貯水タ
ンク1と循環ポンプ7を結ぶ給水管路に図示していない
圧力センサーを設け、貯水タンク1内の水から受ける圧
力を検知し、その圧力レベルに応じてポンプ7の駆動時
間を分割しておく。圧力センサーの設定圧力値について
は、貯水タンク1の容量に応じて最適化する必要があ
る。但し、一般家庭に設置されるような比較的小さなサ
イズの貯水タンクの場合は、ポンプ7の作動時間を一定
とする。この場合にはポンプの循環流量から、貯水タン
ク1が満水の場合でも確実に全貯水タンク1内水が再浄
化される値を作動時間として設定する必要がある。
【0040】また、圧力センサーの代替に図示していな
い水位検知センサーを貯水タンク1内に内臓した場合に
は、このセンサーから得られる貯水タンク1内の水量に
応じて循環ポンプ7の作動時間を設定する。
【0041】図2は図1で説明したシステムにおいて、
貯水タンク1に貯水された水を便器付属貯水タンク10
や洗濯機13などの末端再利用機器へ通水するための再
利用水供給ポンプ4と、貯水タンク1内の水を浄化部5
へ通水するための循環ポンプ7をポンプ9として一体化
した場合の実施例である。この場合、一体型ポンプ9内
部に、貯水タンク1からポンプ9に接続されている経路
を、ポンプ9から便器や洗濯機などの末端再利用機器に
接続されている再利用水通水路3と、ポンプ9から浄化
部1に接続に接続されている循環用通水路6に切り替え
る通水路切替手段10を組み込む必要がある。
【0042】通水路切替手段10の制御としては、通常
貯水タンク1と再利用機器を結ぶ方向に向いているが、
貯水タンク1と一体型ポンプ9を結ぶ経路間に設置した
水温検知手段8からの信号で経路を浄化部方向に切り替
える。すなわち、貯水タンク1内水の水温が一定値以上
になった場合には、貯水タンク1からの通水路が浄化部
1に接続され、再浄化が実施される。また、この通水路
切替手段10は一定時間経過後には、一体型ポンプ9か
ら便器や洗濯機などの末端再利用機器に接続されている
通水路に自動復帰する。水温検知手段8から信号を受
け、通水路を切り替えた後、再度通水路を元の状態に戻
す時間は予め設定しておく。通水路が切り替わり、貯水
タンク1と再利用機器間の通水路間の圧力が回復した時
点でポンプ9の作動は停止する。
【0043】ここで使用している一体型ポンプ9につい
ては、例えば圧力検知式のポンプで、圧力検知手段を通
水路切替手段10と貯水タンク1とを結ぶ経路に有す
る。この位置に圧力検知手段を設けることで、貯水タン
ク1からの通水路が浄化部側に切り換わった時の圧力低
下を検知し、一体型ポンプ9が作動し、また再度、貯水
タンク1からの通水路が末端再利用機器に切り換わった
時の圧力復帰により作動を停止する。但し、この時の浄
化部5は開放系である必要がある。
【0044】圧力検知式ポンプの代替に、検知手段を持
たない自給式のポンプを使用する場合には、貯水タンク
1と経路切替手段10を結ぶ通水路間に図示していない
圧力検知手段を別途設置する必要がある。
【0045】図3は再利用水供給ポンプ4と再利用機器
とを結ぶ通水路3間にタイマー11を設置し、貯水タン
ク1内水が一定期間以上、再利用機器に送水され再利用
されることなく、貯水タンク1内に放置されるような場
合に、タイマー11からの信号を循環ポンプ7が検知
し、作動することで、貯水タンク1内水を再浄化する。
この場合、タイマー11は再利用水の流れを検知するこ
とで初期化される。初期化されることなく、一定時間経
過した場合にのみ、循環ポンプ7が作動し、再浄化が実
施される。また、タイマー11は再利用水の流れを検知
する必要があるため、再利用機器が複数存在する場合に
は、それぞれの機器に接続されている配管の合流部に設
置することが望ましい。
【0046】更に、図4に図示したように貯水タンク1
に排水バルブ103を有す、浴槽水、雨水再利用システ
ムにおいては、上記と同一のタイマー11を用いて、長
期間、貯水タンク1内水が再利用されず、貯水タンク1
内に放置状態にあることを検知し、この信号を受けた排
水バルブ103が一定時間開放され、貯水タンク1内水
が排水される。例えば、タイマー11の設定時間を1週
間とした場合、その間、再利用機器に貯水タンク1内水
が送水されず、タイマー11の初期化がなされない場合
には、1週間後タイマー11から信号が送信され、排水
バルブ103が開放され、貯水タンク1内水がシステム
外に排水されることとなる。
【0047】上記タイマー11は何れも、システム通水
路中、またはタイマー11内部に配設された図示されて
いない流量計と連動したもので、タイマーのON/OF
Fは何れもこの流量計から発信される信号により制御さ
れる。
【0048】排水手段を有す浴槽水、雨水再利用システ
ムにおいて、図4に示すように貯水タンク1に上水を供
給する上水供給手段を有す浴槽水、雨水再利用システム
においては、貯水タンク1内水排水後、一定量の上水が
供給される。上水が貯水タンク1に供給された場合、こ
れを検知した貯水タンク1内水循環ポンプ7が作動する
ことで、供給された一定量の上水は、貯水タンク1、並
びに浄化部5を含むシステム配管内を循環洗浄する。
【0049】上水供給手段としては、例えば図4に示し
たように、ボールタップ102を配設することも考えら
れる。この場合は、貯水タンク1内水の排水する過程
で、貯水タンク1内水が一定水位以下になった場合、上
水が供給される。結果として、前記した排水バルブ10
3が閉止するまでに給水される上水は排水されてしまう
ため、排水バルブ103の開放時間は予め設定しておく
必要がある。
【0050】上記したような上水の捨て水を出さないた
めには、貯水タンク1に配設した上水供給口に電動バル
ブなどの開閉機能を有する吐水部101を設け、例え
ば、この電動バルブの開閉を排水バルブ103の動作に
連動させる必要がある。すなわち、排水バルブ103の
閉止信号を検知し、上水側のバルブ101を開けること
で、上水の捨て水なく、貯水タンク1内を上水のみで満
たすことができる。 上水を循環させることによるシス
テム内の洗浄効果は、貯水タンク内水中の塩素濃度に依
存するため、貯水タンク内の上水占有率が高いほうが望
ましい。
【0051】図5は浄化部5の内部構成であり、流入し
た水は沈殿浄化部501で簡易浄化される。この際、殺
菌性金属含有殺菌材502から殺菌性金属が溶出し、沈
殿浄化部501内水の殺菌性金属イオンは平衡濃度に達
する。その後、新たな浴槽水または雨水が沈殿浄化部5
01に流入した場合、殺菌性金属イオンは希釈され、貯
水タンク1に給水される。前記平衡濃度は、沈殿浄化部
501水量と殺菌材料とでほぼ安定して決定することが
できるため、必要以上に殺菌性金属イオンが溶出するこ
とがなく、経済的である。また、貯水タンク1への給水
前に浄化部5を設置することで、貯水タンク1内にも殺
菌性金属イオンを供給できる。このため貯水タンク1内
の細菌繁殖を抑えることが可能となり、結果として細菌
繁殖に伴うぬめり成分の付着を抑制することで、貯水タ
ンク1内の清掃負荷を低減することができる。
【0052】また、殺菌性金属含有殺菌材502の固定
部底、並びに浄化部から貯水タンクへの給水口を図示さ
れていないメッシュ仕様とすることで、雨樋から流入す
る木の葉や、浴槽水中の毛髪などの固形物を遮断するこ
とができる。
【0053】殺菌性金属含有殺菌材502の材料として
は、無機材料を担体とし殺菌性金属を担持したものを用
いることができる。前記無機材料として例えばチタン酸
カリウム等のチタン酸アルカリや、アルミナ、二酸化チ
タン、ゼオライト、リン酸ジルコニウム等のリン酸塩な
どを用いることができる。これに殺菌性金属または殺菌
性金属を含む化合物を担持させることにより、殺菌性金
属含有殺菌材を得ることができる。殺菌性金属として、
例えば銀、銅、亜鉛を用いることができる。殺菌性金属
として銀を用いた場合の殺菌材の選定を行った結果、殺
菌材担体としてはゼオライトが銀イオンの溶出量が長期
にわたって最も安定していた。これはゼオライトの場
合、銀イオンはゼオライト中に化学結合的に取り込まれ
ており、それにより化学的に非常に安定で、水中に存在
する陽イオンとのイオン交換作用により溶出し、担体と
殺菌性金属イオンまたは殺菌性金属化合物とが単に混合
または弱い結合力で結びついている場合とは溶出原理が
異なるためと考えられる。
【0054】浄化部5の設置箇所について、貯水タンク
の給水前と記載したが、浄化部を貯水タンク内に設置し
ても構わない。この場合でも機能面では全く問題なく、
貯水タンクの設置スペースに制限があるような場合に
は、浄化部と貯水タンクが一体型の方が望ましい。
【0055】殺菌性金属イオンとしては、銀イオン、銅
イオン、亜鉛イオンが知られているが、この中でも銀イ
オンが最も低濃度で殺菌効果を示す。銀イオンを使用す
ることで殺菌材をコンパクトで長寿命とすることができ
る。一般に浴槽水中の菌の殺菌には最低50ppb程度
の銀イオンが必要であり、銀イオンの濃度は高いほど殺
菌能力は高くなる。しかし、銀イオン含有水を、例えば
便器の洗浄水として用いた場合、便器ボウル面に銀イオ
ンが付着し、黒ずみを発生する場合がある。したがっ
て、この黒ずみの発生しない濃度に銀イオンを調整する
必要がある。そこで、貯水タンクや便器ロータンク、便
器ボウル面、配管ぬめり防止を目的とし、さらに便器に
黒ずみの発生しない銀イオン濃度範囲を調べた。その結
果、水中の細菌を殺菌することに比べ、ぬめりを抑制す
る銀イオン濃度はかなり低く、2ppbあれば良いこと
が分かった。更に銀イオン濃度を15ppb以下にすれ
ば便器ボウル面に黒ずみが発生しないことも分かった。
図6にぬめり評価結果、図7に便器ボウル面黒ずみの評
価結果を示す。何れも浴槽水を活性炭などで浄化した
後、銀イオンを添加し便器へ流した。便器の洗浄回数を
大人一人が大一回/日、小2回/日計3回とすると、四
人家族で計12回/日、4380回/年、43800回
/10年となる。したがって、洗浄回数5000回でぬ
めり、黒ずみが認められなければ、洗浄開始日から10
年間は問題のないことがわかる。以上より水中の銀イオ
ンを2ppb〜15ppbを目標に設計または制御する
ことにより便器ボウル面などに、ぬめり、またはそれに
よる異臭などの問題を抑えることが可能となる。
【0056】また、浄化部の浄化能力を向上させるた
め、上記殺菌性金属含有殺菌材を活性炭などの浄化材と
併用さることが考えられる。この場合、活性炭の濾過機
能により、浴槽水中の毛髪や雨水中の木の葉など比較的
サイズの大きい固形物はもちろん、浴槽水中に存在する
人体由来の有機成分なども除去することが可能となる。
【0057】更に、活性炭と上記ゼオライトを同一の袋
内で均一に分散させた場合には、ゼオライトは密集する
ことなく浄化対象水と均一に接触することができるた
め、ゼオライトに担持された銀イオンの溶出効率もよ
く、浄化材として長期間利用した場合にも安定した銀イ
オンを供給することができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、浴槽水や雨水の貯水に
対し、温度や放置期間に伴い再浄化を施すことで、浴槽
水、雨水の再利用機器に衛生的な再利用水を供給するこ
とができる。また、殺菌性金属イオン適正量添加するこ
とで、再利用システム内のぬめりや異臭を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる実施例1の構成図である。
【図2】 本発明に係わる実施例2の構成図である。
【図3】 本発明に係わる実施例3の構成図である。
【図4】 本発明の実施例に用いる貯水タンクの構成図
である。
【図5】 本発明の実施例に用いる浄化部の構成図であ
る。
【図6】 ぬめり評価結果
【図7】 黒ずみ評価結果
【符号の説明】
1: 貯水タンク 2: バスポンプ 3: 再利用水通水路 4: 再利用水供給ポンプ 5: 浄化部 6: 循環用通水路 7: 循環ポンプ 8: 水温検知手段 9: 一体型ポンプ 10: 流路切替え手段 11: タイマー 12: 便器付属貯水タンク 13: 便器 14: 浴槽 15: 洗濯機 101: 上水吐水部 102: ボールタップ 103: 排水バルブ 501: 沈殿浄化部 502: 殺菌性金属含有殺菌材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 510 C02F 1/50 510A 520 520B 531 531T 531U 550 550H 550L (72)発明者 坂元 健二 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D060 AA03 AA07 4D024 AA01 BA02 BA07 BB01 DB30

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽水または雨水を貯水するための貯水
    タンクと、貯水タンク内の水を浴槽水または雨水の再利
    用機器へ給水するための給水手段と、浴槽水または雨水
    を浄化するための浄化部と、一度浄化部を経て貯水タン
    クに給水された浴槽水または雨水を再度、浄化部に搬送
    する再循環手段を設けた浴槽水、雨水再利用システムに
    おいて、貯水タンクから浴槽水または雨水の再利用機器
    への給水路、または貯水タンク内、または浄化部内のい
    ずれか1カ所以上に設けた水温測定手段によって測定し
    た水温に応じて、再循環手段を作動させ、浴槽水または
    雨水を再浄化することを特徴とする浴槽水、雨水再利用
    システム。
  2. 【請求項2】 浴槽水または雨水を貯水するための貯水
    タンクと、貯水タンク内の水を浴槽水または雨水の再利
    用機器へ給水するための給水手段と、浴槽水または雨水
    を浄化するための浄化部と、一度浄化部を経て貯水タン
    クに給水された浴槽水または雨水を再度、浄化部に搬送
    する再循環手段を設けた浴槽水、雨水再利用システムに
    おいて、貯水タンク内の雰囲気温度、または浴槽水、雨
    水の再利用機器の雰囲気温度を測定する手段を設け、雰
    囲気温度測定手段によって測定した温度に応じて、再循
    環手段を作動させ、浴槽水または雨水を再浄化すること
    を特徴とする浴槽水、雨水再利用システム。
  3. 【請求項3】 浴槽水または雨水を貯水するための貯水
    タンクと、貯水タンク内の水を浴槽水または雨水の再利
    用機器へ給水するための給水手段と、浴槽水または雨水
    を浄化するための浄化部と、一度浄化部を経て貯水タン
    クに給水された浴槽水または雨水を再度、浄化部に搬送
    する再循環手段を設けた浴槽水、雨水再利用システムに
    おいて、浴槽水または雨水の貯水タンクへの給水管、ま
    たは貯水タンクから再利用機器への給水路のいずれか1
    カ所以上の水の放置時間をタイマーによって測定した結
    果に応じて、再循環手段を作動させ、浴槽水または雨水
    を再浄化することを特徴とする浴槽水、雨水再利用シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記水温測定手段、または雰囲気温度測
    定手段またはタイマーによって測定した水温、温度、時
    間に応じて前記再循環手段の作動時間を変えることで、
    貯水タンク内の浴槽水または雨水を再浄化するための循
    環時間を制御することを特徴とする請求項1乃至3何れ
    か一項に記載の浴槽水、雨水再利用システム。
  5. 【請求項5】 前記貯水タンクまたは浄化部の底に貯水
    タンクまたは浄化部内の浴槽水または雨水を外部に排出
    するための排水バルブを設け、前記給水管から再利用機
    器間の給水路に設けたタイマーによって測定した水野放
    置時間に応じて、貯水タンクまたは浄化部の排水バルブ
    をを開放し、貯水タンクまたは浄化部内の浴槽水または
    雨水を排水することを特徴とする請求項1乃至4何れか
    一項に記載の浴槽水、雨水再利用システム。
  6. 【請求項6】 前記貯水タンクに上水供給部を設け、一
    定水量の上水を上水供給部から貯水タンク内に給水し、
    給水された上水を再循環手段を用いて貯水タンクまたは
    浄化部を循環させることを特徴とする請求項1乃至5何
    れか一項に記載の浴槽水、雨水再利用システム。
  7. 【請求項7】 前記浄化部の浄化手段として、浴槽水ま
    たは雨水に銀、銅、亜鉛など殺菌性の金属イオンを添加
    することを特徴とする請求項1乃至6何れか一項に記載
    の浴槽水、雨水再利用システム。
  8. 【請求項8】 前記殺菌手段の殺菌性の金属イオンは殺
    菌性金属化合物を含有した殺菌材を用い、溶出させるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の浴槽水、雨水再利用シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記殺菌剤を殺菌剤よりも粒径の大きい
    活性炭やゼオライトなどの浄化材と混合させることで、
    殺菌剤が浄化材中で均一に分散することを特徴とする請
    求項8に記載の浴槽水、雨水再利用システム。
  10. 【請求項10】 前記殺菌手段の殺菌性金属イオンは銀
    イオンであることを特徴とする請求項9に記載の浴槽
    水、雨水再利用システム。
  11. 【請求項11】 前記殺菌手段は貯水タンク内水の銀イ
    オン濃度が2ppb以上15ppb以下になる程度の銀イオンを
    発生させることを特徴とする請求項10に記載の浴槽
    水、雨水再利用システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011514944A (ja) * 2008-03-05 2011-05-12 フレックネル,フランツ−ヨゼフ 使用水利用装置
JP2012237324A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Toyooki Kogyo Kk 水圧制御回路
CN112922085A (zh) * 2021-03-18 2021-06-08 江苏欣昌建设工程有限公司 一种分流制的雨水分流、调蓄及处理系统

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