JP2002241513A - 熱可塑性合成樹脂フィルム - Google Patents

熱可塑性合成樹脂フィルム

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JP2002241513A
JP2002241513A JP2001040395A JP2001040395A JP2002241513A JP 2002241513 A JP2002241513 A JP 2002241513A JP 2001040395 A JP2001040395 A JP 2001040395A JP 2001040395 A JP2001040395 A JP 2001040395A JP 2002241513 A JP2002241513 A JP 2002241513A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本来の外観を損なうことなく、透明性に優
れ、フィルム同士の擦れによる傷が付き難く、優れた耐
ブロッキング性や滑り性を有し、成形時の巻取り性や袋
状成形物の開口性の良さ、などの実用性に優れた一般包
装用熱可塑性合成樹脂フィルムを課題とする。 【解決手段】 熱可塑性合成樹脂100重量部及び球状シ
リコーン樹脂微粒子0.01〜5重量部からなり、熱可
塑性合成樹脂と球状シリコーン樹脂微粒子との屈折率の
差が0.03以下である熱可塑性合成樹脂フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種包装材料として
有用な熱可塑性合成樹脂フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性合成樹脂フィルムは各種包装材
料として汎用されている。しかし、これらのフィルムは
ブロッキングを起し易く、成形時のフィルム巻取りに際
して、巻取り速度が低下して、作業性を損なうことが問
題となっている。また、これらフィルムを用いた袋につ
いては、ブロッキングのために袋の開口性が悪いなどの
使用上の問題がある。これらの問題を改善するために、
原料の熱可塑性合成樹脂に各種のブロッキング防止剤を
添加する方法が行われてきた。
【0003】例えば、プロピレン樹脂に無水活性珪酸を
配合する方法(特公昭39−16908号公報参照)、
カオリナイトを配合する方法(特公昭43−24523
号公報参照)、ゼオライト微粒子を配合する方法(特公
昭52−16134号公報参照)、二酸化珪素と脂肪酸
のマグネシウム塩又はアルミニウム塩を併用する方法
(特開昭58−225142号公報参照)、層状構造を
有する無機化合物粉体を配合する方法(特開昭57−1
8747号公報参照)、金属粉の爆燃により生じた金属
酸化物微粒子を配合する方法(特公平6−86557号
公報参照)等が提案されている。また、ポリエステル重
合体に二酸化珪素、二酸化チタン,炭酸カルシウム,タ
ルク,クレイ,焼成カオリン等の無機質粒子を配合する
方法(特開昭54−57562号公報参照)、粒径の異
なる不活性無機質粒子を併用する方法(特開昭54−4
0929号公報参照)等が提案されている。
【0004】しかし、これらの各種のブロッキング防止
剤の配合によって、ブロッキング防止効果はある程度得
られるが、十分な効果を得るために配合量を増加する
と、フィルムの透明性が損なわれたり、フィルム同士の
擦れにより、表面に傷が付くなどの問題を生じる。これ
らの問題を改善するものとして、シリコーン樹脂パウダ
ーを配合する方法が検討されている。例えば、ポリプロ
ピレンに三次元的な網目構造を有する非溶融型シリコー
ン樹脂粉末を配合する方法(特開昭62−215646
号、特開昭62−232448号、特開昭62−233
248号、各公報参照)、ポリメチルシルセスキオキサ
ン微粒子とヒドロキシ脂肪酸グリセリドを併用する方法
(特開平2−041344号公報参照)が提案されてい
る。また、ポリエステル重合体にCH3SiO3/2の構造
単位を含むポリシロキサンの微粉末を配合する方法(特
開平3−056538号公報参照)、CH3SiO3/2
構造単位を含むポリシロキサンの微粉末と不活性微粒子
を併用する方法(特開昭63−278939号、特開昭
63−286438号、特開平1−223156号、各
公報参照)、また、ポリオレフィンにジメチルポリシロ
キサンを主成分とするシリコーン樹脂粉末と弗化エチレ
ン系樹脂粉末を併用する方法(特開平3−69362号
公報参照)、熱可塑性合成樹脂組成物にトリアルキルシ
ラン、トリアルキルシラノール,トリアルキルアルコキ
シシラン,ヘキサアルキルジシラザン等で表面処理した
ポリメチルシルセスキオキサン粉末を配合する方法(特
開平2−150438号公報参照)が提案されている。
しかし、これらは前記問題を十分に解決するものではな
かった。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】本発明は、上記問題を踏まえ、本来の外観
を損なうことなく、透明性に優れ、フィルム同士の擦れ
による傷が付き難く、優れた耐ブロッキング性や滑り性
を有し、成形時の巻取り性や袋状成形物の開口性の良
さ、などの実用性に優れた一般包装用熱可塑性合成樹脂
フィルムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】即ち、熱可塑性合成樹脂100重量部及び球
状シリコーン樹脂微粒子0.01〜5重量部からなり、
熱可塑性合成樹脂と球状シリコーン樹脂微粒子との屈折
率の差が0.03以下であることを特徴とする熱可塑性
合成樹脂フィルムである。なお、ここで、球状シリコー
ン樹脂微粒子の屈折率に分布がある場合は、その平均値
と熱可塑性合成樹脂の屈折率との差が0.03以下であ
るとする。
【発明の実施の形態】
【0007】本発明において使用される熱可塑性合成樹
脂としては、以下のものを挙げることができる。但し、
括弧内は20〜25℃における屈折率n0を示す。低密
度ポリエチレン(1.51),中密度ポリエチレン
(1.52),高密度ポリエチレン(1.54),ポリ
プロピレン(1.49),ポリ1,2−ブタジエン(1.
50)など及びこれらを構成する各単量体の2種以上か
らなる共重合体などのポリオレフィン;ポリエチレンテ
レフタレート(1.58),ポリブチレンテレフタレー
ト(1.58),ポリカーボネート(1.59)及びこ
れらを構成する各単量体の2種以上からなる共重合体な
どの不飽和ポリエステル樹脂(1.52〜1.58);
ナイロン(1.53),ポリメチルメタクリレート
(1.49),ポリスチレン(1.59),ポリ塩化ビ
ニル(1.55),ポリ酢酸ビニル(1.47),ポリ
ビニルアルコール(1.50),ポリアクリロニトリル
(1.52)及びこれらを構成する各単量体の2種以上
からなる共重合体;ポリアセタール(1.48),ポリ
フェニレンオキサイド(1.58),フェノール樹脂
(1.5〜1.7),エポキシ樹脂(1.55〜1.6
1)などが例示される。本発明において使用される熱可
塑性合成樹脂の屈折率は1.41〜1.60の範囲内に
あることが必要である。熱可塑性合成樹脂の屈折率がこ
の範囲外にあると、本発明における球状シリコーン樹脂
微粒子の屈折率との差が0.03より大きくなり、後記
するように、熱可塑性合成樹脂フィルムの透明性が低く
なるからである。
【0008】本発明における球状シリコーン樹脂微粒子
はメチルシルセスキオキサン単位及びフェニルシルセス
キオキサン単位からなるか、又はフェニルシルセスキオ
キサン単位からなり、メチルシルセスキオキサン単位は
CH3SiO3/2、フェニルシルセスキオキサン単位はC
65SiO3/2で示され、また、(CH32(C65
SiO1/2,(CH33SiO1/2,(C653SiO
1/2,(CH3)(C6 52SiO1/2,(CH32Si
2/2,(C652SiO2/2,(CH3)(C65)S
iO2/2及びSiO4/2を少量含んでいてもよい。
【0009】本発明における球状シリコーン樹脂微粒子
は熱可塑性合成樹脂との屈折率の差が0.03以下であ
ることが必要で、好ましくは0.02以下である。この
差が0.03を超えると熱可塑性合成樹脂フィルムの透
明性が低くなる。本発明で使用される球状シリコーン樹
脂微粒子の平均粒径は0.1〜50μmであることが必
要で、好ましくは0.5〜20μmである。平均粒径が
0.1μm未満又は50μmを超えると、熱可塑性合成
樹脂フィルムの滑り性、ブロッキング防止性が低下し、
また、その特性を損なう恐れがある。
【0010】本発明における球状シリコーン樹脂微粒子
の製造方法は公知の方法に従って行えばよく、特に限定
されないが、製造される微粒子が球状で粒子径分布の狭
い微粒子を与える製造方法が特に望ましい。このような
特性を有する球状シリコーン樹脂微粒子の製造方法を以
下に述べる。即ち、pH10.0〜12.5のアルカリ
性物質の水溶液にメチルトリメトキシシランとフェニル
トリメトキシシランの混合溶液又はフェニルトリメトキ
シシランを攪拌下に滴下し、0〜40℃で加水分解縮合
反応させる製造方法である。この製造方法で使用される
メチルトリメトキシシラン及びフェニルトリメトキシシ
ランは球状シリコーン樹脂微粒子の原料であり、それぞ
れ(CH3)Si(OCH33,(C65)Si(OC
33で示される化合物である。球状シリコーン樹脂微
粒子の原料としてはこの他に、トリメチルメトキシシラ
ン,フェニルジメチルメトキシシラン,ジフェニルメチ
ルメトキシシラン,トリフェニルメトキシシラン,ジメ
チルジメトキシシラン,フェニルメチルジメトキシシラ
ン,ジフェニルジメトキシシラン,テトラメトキシシラ
ンなど及びこれらの加水分解物を少量使用してもよい。
【0011】本発明における球状シリコーン樹脂微粒子
の製造方法で使用されるアルカリ性物質はメチルトリメ
トキシシラン、フェニルトリメトキシシランの加水分解
縮合反応の触媒であり、水酸化カリウム,水酸化ナトリ
ウム,水酸化リチウムなどのアルカリ金属水酸化物;水
酸化カルシウム,水酸化バリウムなどのアルカリ土類金
属水酸化物;炭酸カリウム,炭酸ナトリウムなどのアル
カリ金属炭酸塩;アンモニア,テトラアンモニウムヒド
ロオキサイド,モノメチルアミン、モノエチルアミン,
モノプロピルアミン,モノブチルアミン,モノペンチル
アミン,モノヘキシルアミン,モノヘプチルアミン,モ
ノオクチルアミン,モノノニルアミン,モノデシルアミ
ン,モノドデシルアミン,モノトリデシルアミン,モノ
テトラデシルアミン,モノペンタデシルアミン,ジメチ
ルアミン,ジエチルアミン,トリメチルアミン,トリエ
チルアミン,トリエタノールアミン,エチレンジアミン
などのアミン類が例示されるが、これらのうちでは、水
への溶解性、触媒活性及び揮発により粉末から容易に除
去できることなどからアンモニア及びアミンが好まし
く、低沸点のものは、一般に市販されている水溶液を使
用すればよい。
【0012】本発明で使用される球状シリコーン樹脂微
粒子の製造方法において、pH10.0〜12.5のア
ルカリ性物質の水溶液にメチルトリメトキシシランとフ
ェニルトリメトキシシランの混合溶液又はフェニルトリ
メトキシシランを攪拌下に滴下し、0〜40℃で加水分
解縮合反応させるが、ここで、pHが10.0より低い
とメチルトリメトキシシラン及びフェニルトリメトキシ
シランの加水分解速度が遅くなりすぎるし、pHが1
2.5を超えると加水分解速度が速くなりすぎて、球状
微粒子が得られなくなるので、pH10.0〜12.5
とすることが必要であり、より好ましくは10.5〜1
2.0である。また、アルカリ性物質の水溶液中に少量
の界面活性剤及び分散剤などを添加してもよい。本発明
において、アルカリ性物質の水溶液中でメチルトリメト
キシシランとフェニルトリメトキシシラン又はフェニル
トリメトキシシランを加水分解縮合反応させるときの温
度は0℃〜40℃であることが必要であり、より好ましく
は0℃〜25℃である。0℃より低いと水溶液が凝固して
しまい、40℃より高くすると粒子が凝集、融着し、球
状微粒子を得ることができなくなる。
【0013】本発明で使用される球状シリコーン樹脂微
粒子の製造方法において、アルカリ性物質の水溶液中で
メチルトリメトキシシランとフェニルトリメトキシシラ
ン又はフェニルトリメトキシシランを加水分解縮合反応
させるときの攪拌はプロペラ翼又は平板翼を用いる緩や
かな攪拌がよいが、メチルトリメトキシシランやフェニ
ルトリメトキシシランがアルカリ性物質の水溶液中に分
散される程度の攪拌強度が必要である。攪拌強度が大き
すぎると粒子同士の凝集が起こり、粒状微粒子を得るこ
とができない。
【0014】本発明で使用される球状シリコーン樹脂微
粒子の製造方法において、アルカリ性物質の水溶液中へ
のメチルトリメトキシシランとフェニルトリメトキシシ
ラン又はフェニルトリメトキシシランの滴下量は、アル
カリ性物質100重量部に対して5〜40重量部が必要で
あり、好ましくは10〜30重量部である。5重量部未
満では生成する球状シリコーン樹脂微粒子の濃度が低す
ぎて生産効率が悪く実用的でなく、40重量部を超える
と粒子同士の凝集が起こり、粒状微粒子を得ることがで
きない。本発明で使用される球状シリコーン樹脂微粒子
の製造方法において、アルカリ性物質の水溶液中へのメ
チルトリメトキシシランとフェニルトリメトキシシラン
又はフェニルトリメトキシシランの滴下に要する時間は
アルカリ性物質の水溶液のpH,温度,攪拌強度及び上
記各種メトキシシランの滴下量により異なるため一概に
は決められないが、滴下時間が短いと、塊状物を生成し
たり、生成した粒子が凝集し、滴下時間が長すぎると生
成した粒子同士の凝集が起こり、球状微粒子を得ること
ができないため、30分〜100時間が好ましい。ここ
で、メチルトリメトキシシランとフェニルトリメトキシ
シランは混合、溶解してもよいし、別々に滴下してもよ
い。
【0015】本発明で使用される球状シリコーン樹脂微
粒子の製造方法において、アルカリ性物質の水溶液中へ
のメチルトリメトキシシランとフェニルトリメトキシシ
ランの滴下量の比率は、熱可塑性合成樹脂と球状シリコ
ーン樹脂微粒子との屈折率の差が0.03以下になるよ
うに決めればよい。各トリメトキシシランの滴下終了
後、加水分解縮合反応が完全に終了するまでの間、攪拌
を継続することが好ましく、加水分解縮合反応を完結さ
せるために、加熱してもよいし、その後、必要があれば
酸性物質を投入して中和してもよい。
【0016】本発明で使用される球状シリコーン樹脂微
粒子の製造方法において、得られる微粒子は水性分散液
であるから、本発明における熱可塑性合成樹脂との組成
物とするためには、水性分散液から水及び副生物のメタ
ノールを除去する必要がある。これを行うには常圧加熱
又は減圧下に加熱すればよいが、具体的には、水性分散
液を静置して行う方法、水性分散液を流動攪拌させなが
ら行う方法、スプレードライヤーで気流中に水性分散液
を噴霧、分散させて行う方法、流動熱媒体を使用する方
法などが使用可能である。この際、前処理として濾過分
離、遠心分離、デカンテーションなどの方法で水性分散
液を濃縮してもよいし、必要に応じて水洗浄してもよ
い。又このような操作で取り出した微粒子が凝集してい
る場合には、ジェットミル,ボールミル,ハンマーミル
などの粉砕機で解砕する必要がある。更に、球状シリコ
ーン樹脂微粒子の表面の滑り性を向上させるために、シ
リル化剤,シリコーンオイル,ワックス類,パラフィン
類,有機弗素化合物等で表面処理してもよい。
【0017】本発明における熱可塑性合成樹脂に対する
球状シリコーン樹脂微粒子の配合量は熱可塑性合成樹脂
100重量部に対し、0.01〜5重量部が必要であり、
好ましくは0.05〜0.5重量部である。0.01重
量部未満ではブロッキング防止効果が得られず、5重量
部を超えると、得られる本発明の熱可塑性合成樹脂フィ
ルムの透明性が低下する。なお、本発明において、熱可
塑性合成樹脂に配合される球状シリコーン樹脂微粒子が
フィルムにブロッキング防止効果や滑り性を付与する理
由は、球状シリコーン樹脂微粒子がフィルム表面に存在
することにより、フィルム相互間の接触面積が減少し、
フィルム相互間に微細な間隙を生じさせまた、球状シリ
コーン樹脂微粒子が熱可塑性合成樹脂フィルムに離型
性、滑り性を与えるためであると考えられる。
【0018】本発明の熱可塑性合成樹脂フィルムの原料
の組成物には、熱可塑性合成樹脂及び球状シリコーン樹
脂微粒子の他に、酸化防止剤,紫外線吸収剤などの安定
剤、加工助剤,着色剤,帯電防止剤,滑剤などを本発明
の範囲を逸脱しない限度で添加してもよい。
【0019】本発明において、熱可塑性合成樹脂に球状
シリコーン樹脂微粒子を配合するには、公知の方法が使
用可能であり、これらは例えば、ヘンシェルミキサー,
Vブレンダー,リボンブレンダー,らいかい機などを用
いて各成分の所定量を均一に混合すればよい。また、熱
可塑性合成樹脂と球状シリコーン樹脂微粒子からなる組
成物を得るには、熱可塑性合成樹脂の原料であるモノマ
ーや中間体に球状シリコーン樹脂微粒子を配合してか
ら、重合する方法も可能であり、これは本願発明に含ま
れる。このようにして本発明の熱可塑性合成樹脂フィル
ムの原料組成物が得られる。この原料組成物をTダイ
法、サーキュラーダイ法,二軸延伸法などの公知の成形
法により、本発明の熱可塑性合成樹脂フィルムを得るこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下に実施例により、本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらによって限定されるものでは
ない。
【0021】(球状シリコーン樹脂微粒子の製造例1)
5リットルのガラスフラスコに水3,743g、エチル
アミン水溶液(70重量%)15g及び塩化マグネシウ
ム6水和物0.030gを仕込み、水温20℃としたと
ころ、pH11.8であった。プロペラ翼により回転数
150rpmで攪拌し、液温15〜25℃に保持しなが
ら、メチルトリメトキシシラン438g、ジメチルジメ
トキシシラン59g、フェニルトリメトキシシラン24
5gの混合溶液を12時間かけて滴下した。更に、液温
15〜25℃で1時間攪拌した後、55〜60℃まで加
熱し、この温度を保持しつつ、引き続き8時間攪拌し、
得られた液を加圧濾過器を用いて含水量約30%のケーキ
状物とした。次いで、このケーキ状物を熱風循環乾燥機
で105℃で乾燥し、乾燥物をジェットミルで解砕し、シ
リコーン樹脂微粒子約360gを得た(シリコーン樹脂
微粒子Aとする)。得られたシリコーン樹脂微粒子Aを
光学顕微鏡で観察したところ、これは球状微粒子である
ことが確認された。また、メタノールに分散させて、そ
の平均粒径をGranulometer850(CILAS Alcatel
社製)を用いて測定したところ5.6μmであった。更
に屈折率が既知の、数種類のトルエン/MIBK液及び
トルエン/塩化ベンジル液に得られたシリコーン樹脂微
粒子を浸し、目視で一番透明性が高いものを選択する方
法で、粒子の平均屈折率を判別したところ1.49であ
った。
【0022】(球状シリコーン樹脂微粒子の製造例2)
5リットルのガラスフラスコに水3,743g、エチル
アミン水溶液(70重量%)15g及び塩化マグネシウ
ム6水和物0.077gを仕込み、水温20℃としたと
ころ、pH11.8であった。プロペラ翼により回転数
150rpmで攪拌し、液温15〜25℃に保持しなが
ら、メチルトリメトキシシラン317g、ジメチルジメ
トキシシラン56g、フェニルトリメトキシシラン36
9gの混合溶液を12時間かけて滴下した。更に、液温
15〜25℃で1時間攪拌した後、55〜60℃まで加
熱し、この温度を保持しつつ、引き続き8時間攪拌し、
得られた液を加圧濾過器を用いて含水量約30%のケーキ
状物とした。次いで、このケーキ状物を熱風循環乾燥機
で105℃で乾燥し、乾燥物をジェットミルで解砕し、シ
リコーン樹脂微粒子約430gを得た(シリコーン樹脂
微粒子Bとする)。得られたシリコーン樹脂微粒子Bを
光学顕微鏡で観察したところ、これは球状微粒子である
ことが確認された。また、メタノールに分散させて、そ
の平均粒径をGranulometer850(前出)を用いて測定し
たところ5.0μmであった。更に、屈折率が既知の、
数種類のトルエン/塩化ベンジル液に得られたシリコー
ン樹脂微粒子を浸し、目視で一番透明性が高いものを選
択する方法で、粒子の平均屈折率を判別したところ1.
52であった。
【0023】(球状シリコーン樹脂微粒子の製造例3)
5リットルのガラスフラスコに水3,078g、アンモ
ニア水(28重量%)72g及び塩化マグネシウム6水
和物0.063gを仕込み、水温20℃としたところ、
pH11.7であった。プロペラ翼により回転数150
rpmで攪拌し、液温15〜25℃に保持しながら、メ
チルトリメトキシシラン96g、フェニルトリメトキシ
シラン1,254gの混合溶液を26時間かけて滴下し
た。更に、液温15〜25℃で1時間攪拌した後、55
〜60℃まで加熱し、この温度を保持しつつ、引き続き
8時間攪拌し、得られた液を加圧濾過器を用いて含水量
約30%のケーキ状物とした。次いで、このケーキ状物を
熱風循環乾燥機で105℃で乾燥し、乾燥物をジェットミ
ルで解砕し、シリコーン樹脂微粒子約800gを得た
(シリコーン樹脂微粒子Cとする)。得られたシリコー
ン樹脂微粒子Cを光学顕微鏡で観察したところ、これは
球状微粒子であることが確認された。また、メタノール
に分散させて、その平均粒径をGranulometer850(前
出)を用いて測定したところ5.4μmであった。更
に、屈折率が既知の、数種類の塩化ベンジル/ブロムナ
フタリン液に得られたシリコーン樹脂微粒子を浸し、目
視で一番透明性が高いものを選択する方法で、粒子の平
均屈折率を判別したところ1.57であった。
【0024】(球状シリコーン樹脂微粒子の製造例4)
5リットルのガラスフラスコに水3,740g、n−ブ
チルアミン18g及び塩化マグネシウム6水和物0.0
77gを仕込み、水温20℃としたところ、pH11.
8であった。プロペラ翼により回転数150rpmで攪
拌し、液温15〜25℃に保持しながら、メチルトリメ
トキシシラン743gを7時間かけて滴下した。更に、
液温15〜25℃で1時間攪拌した後、55〜60℃ま
で加熱し、この温度を保持しつつ、引き続き1時間攪拌
し、得られた液を加圧濾過器を用いて含水量約30%のケ
ーキ状物とした。次いで、このケーキ状物を熱風循環乾
燥機で105℃で乾燥し、乾燥物をジェットミルで解砕
し、シリコーン樹脂微粒子約300gを得た(シリコー
ン樹脂微粒子Dとする)。得られたシリコーン樹脂微粒
子Dを光学顕微鏡で観察したところ、これは球状微粒子
であることが確認された。また、メタノールに分散させ
て、その平均粒径をGranulometer850(前出)を用いて
測定したところ5.3μmであった。更に、屈折率が既
知の、数種類のトルエン/MIBK液に得られたシリコ
ーン樹脂微粒子を浸し、目視で一番透明性が高いものを
選択する方法で、粒子の平均屈折率を判別したところ
1.43であった。なお、屈折率測定に用いた分散媒の
配合比と屈折率の関係は表7の通りである。
【0025】(実施例1)ポリプロピレン・F−229
BA(屈折率1.50,株式会社グランドポリマー社製
商品名)42.75g及びシリコーン樹脂微粒子Aの
2.25gを二軸混練機LABO PLASTOMIL
L(株式会社東洋精機製作所製商品名)で180℃、30
rpmで10分間混練した。得られた混練物をプレス機
(庄司鉄工株式会社製)で180℃で厚さ2.3mmに成
形し、全光透過率を測定した。また、この成形品を4×
5cmの大きさにカットしたものを用い、未添加で、厚
さ40μmのポリプロピレンフィルム(東洋紡績株式会
社製)との動摩擦係数を万能試験機(テスター産業株式
会社製)で荷重113g、引張速度100mm/min.で
測定し、結果を表1に示した。また、ポリプロピレン板
(株式会社テストピース製)を用い、シリコーン樹脂微
粒子Aによる傷付き性を後述の方法で評価し、結果を表
1に示した。
【0026】(比較例1)実施例1において、シリコーン
樹脂微粒子Aをシリコーン樹脂微粒子Dに置換えた他は
全て実施例1と同様にして行った。測定、評価結果を表1
に示した。 (比較例2)実施例1において、シリコーン樹脂微粒子
Aを配合しなかった他は全て実施例1と同様にして行っ
た。測定、評価結果を表1に示した。
【0027】
【表1】
【0028】(実施例2)メタクリル樹脂・デルペット
60N(屈折率1.49,旭化成株式会社製商品名)4
9.0g及びシリコーン樹脂微粒子Aの1.0gを二軸
混練機LABOPLASTOMILL(前出)で170
℃、30rpmで10分間混練した。得られた混練物をプ
レス機(前出)で165℃で厚さ1.9mmに成形し、
全光透過率を測定し、測定、評価結果を表2に示した。
【0029】(比較例3)実施例2において、シリコー
ン樹脂微粒子Aをシリコーン樹脂微粒子Dに置換えた他
は全て実施例2と同様にして行った。測定、評価結果を
表2に示した。
【0030】
【表2】
【0031】(実施例3)ポリエチレン・ウルトラゼッ
クス3021F(屈折率1.52,三井化学株式会社製
商品名)38.0g及びシリコーン樹脂微粒子Bの2.
0gを二軸混練機LABO PLASTOMILL(前
出)で150℃、30rpmで10分間混練した。得られた
混練物をプレス機(前出)で160℃で厚さ2.3mmに
成形し、全光透過率を測定し、結果を表3に示した。ま
た、ポリエチレン板(株式会社テストピース製)を用
い、シリコーン樹脂微粒子Bによる傷付き性を後述の方
法で評価し、結果を表3に示した。
【0032】(比較例4)実施例3において、シリコー
ン樹脂微粒子Bをシリコーン樹脂微粒子Dに置換えた他
は全て実施例3と同様にして行い、測定、評価結果を表
3に示した。
【0033】
【表3】
【0034】(実施例4)ナイロン・アミランCM10
21XF(屈折率1.53,東レ株式会社製商品名)5
7.0g及びシリコーン樹脂微粒子Bの3.0gを二軸
混練機LABOPLASTOMILL(前出)で240
℃、30rpmで10分間混練した。得られた混練物をプ
レス機(前出)で240℃で厚さ0.4mmに成形し、
全光透過率を測定し、結果を表4に示した。
【0035】(比較例5)実施例4において、シリコー
ン樹脂微粒子Bをシリコーン樹脂微粒子Dに置換えた他
は全て実施例4と同様にして行い、測定、評価結果を表
4に示した。
【0036】
【表4】
【0037】(実施例5)ポリスチレン・HF77−3
07(屈折率1.59,エー・アンド・エム・スチレン
株式会社製商品名)57.5g及びシリコーン樹脂微粒
子Cの2.5gを二軸混練機・LABO PLASTO
MILL(前出)で185℃、30rpmで10分間混練
した。得られた混練物をプレス機(前出)で185℃で
厚さ2.7mmに成形し、全光透過率を測定し、結果を
表5に示した。
【0038】(比較例6)実施例5おいて、シリコーン
樹脂微粒子Cをシリコーン樹脂微粒子Dに置換えた他は
全て実施例5と同様にして行い、測定、評価結果を表5
に示した。
【0039】
【表5】
【0040】(実施例6)ポリカーボネート・パンライ
トL−1250(屈折率1.58,帝人化成株式会社製
商品名)57.5g及びシリコーン樹脂微粒子Cの2.
5gを二軸混練機LABO PLASTOMILL(前
出)で230℃、30rpmで5分間混練した。得られ
た混練物をプレス機(前出)で240℃で厚さ2.7m
mに成形し、全光透過率を測定し、結果を表6に示し
た。
【0041】(比較例7)実施例6おいて、シリコーン
樹脂微粒子Cをシリコーン樹脂微粒子Dに置換えた他は
全て実施例6と同様にして行った。測定、評価結果を表
6に示した。
【0042】
【表6】
【0043】
【表7】
【0044】(傷付き性の評価方法)100mm×25m
m×2mmの試験片1を固定し、その上に試料を均一に
まぶし、50mm×25mm×2mmの試験片2をその上
に重ね、130gの荷重をかけ、縦方向に70mmのス
ライド長さで1往復/sec.の速度で50往復させた後、試
験片1の表面を目視観察し、下記の評価基準で評価し
た。 ○:傷無し〜傷少しあり、×:傷が多い。
【0045】
【発明の効果】本発明は、本来の外観を損なうことなく
透明性に優れ、フィルム同士の擦れによる傷が付き難
く、優れた耐ブロッキング性や滑り性を有し、成形時の
巻取り性や袋状成形物の開口性の良さなどの実用性に優
れた一般包装用熱可塑性合成樹脂フィルムを提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA02 AA67 AA80 AF31 AH04 BB03 BC01 BC10 BC17 4J002 BB031 BB121 BC031 BD041 BE021 BF021 BG061 BG101 BL011 CB001 CC031 CD001 CF061 CF071 CF211 CG001 CH071 CL001 CP032 GG00 4J035 BA12 BA14 CA01K EA01 EB02 EB10 LA03 LB09 LB20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂100重量部及び球状シリ
    コーン樹脂微粒子0.01〜5重量部からなり、熱可塑
    性合成樹脂と球状シリコーン樹脂微粒子との屈折率の差
    が0.03以下であることを特徴とする熱可塑性合成樹
    脂フィルム。
  2. 【請求項2】 球状シリコーン樹脂微粒子が(CH3
    SiO3/2で示されるメチルシルセスキオキサン単位及
    び(C65)SiO3/2で示されるフェニルシルセスキ
    オキサン単位からなるか、または、フェニルシルセスキ
    オキサン単位からなる請求項1に記載の熱可塑性合成樹
    脂フィルム。
  3. 【請求項3】 球状シリコーン樹脂微粒子が(C65
    SiO3/2単位及び(CH 3)SiO3/2単位もしくは
    (C65)SiO3/2単位からなり、(CH32(C6
    5)SiO1/2,(CH33SiO1/2,(C653Si
    1/2,(CH3)(C 652SiO1/2,(CH32
    iO2/2,(C652SiO2/2,(CH3)(C65
    SiO2/2及びSiO4/2を少量含むものである請求項1
    または2に記載の熱可塑性合成樹脂フィルム。
  4. 【請求項4】 球状シリコーン樹脂微粒子の平均粒径が
    0.1〜50μmである請求項1〜3の何れか1項に記
    載の熱可塑性合成樹脂フィルム。
  5. 【請求項5】 熱可塑性合成樹脂が透明であることを特
    徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の熱可塑性合
    成樹脂フィルム。
  6. 【請求項6】 熱可塑性合成樹脂の屈折率が1.41〜
    1.60の範囲内である請求項1〜5の何れか1項に記
    載の熱可塑性合成樹脂フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003335860A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Ge Toshiba Silicones Co Ltd 球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子およびその製造方法
JP2011116864A (ja) * 2009-12-03 2011-06-16 Nippon Shokubai Co Ltd 微粒子の製造方法

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