JP2002241273A - ベンズアミド誘導体およびその利用 - Google Patents

ベンズアミド誘導体およびその利用

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JP2002241273A
JP2002241273A JP2001035288A JP2001035288A JP2002241273A JP 2002241273 A JP2002241273 A JP 2002241273A JP 2001035288 A JP2001035288 A JP 2001035288A JP 2001035288 A JP2001035288 A JP 2001035288A JP 2002241273 A JP2002241273 A JP 2002241273A
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Japan
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tert
butyl
substituted
hydrogen atom
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JP2001035288A
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Yoshihide Ueno
能秀 上野
Nobuyuki Sawada
信行 沢田
Hirohiko Hasegawa
浩彦 長谷川
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Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】FXRの転写活性を抑制し、高脂血症の処置に
有用な化合物を提供する。 【解決手段】次式で表される化合物またはその医薬的に
受容しうる塩を含有するFXR転写活性抑制剤。 【化1】 [式中、Rは置換されていてもよいアルキル基、置換
されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよい
フェニル基等を表す。Rは水素原子もしくは置換され
ていてもよいアルキル基を表す。RおよびRはそれ
ぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基または置換され
ていてもよいアルコキシ基を表す。RおよびRはそ
れぞれ独立して、水素原子または置換されていてもよい
アルキル基を表す。ただし、Rがフェニル基、R
水素原子、RおよびRがヒドロキシ基、かつR
よびRがtert−ブチル基である場合を除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高脂血症治療剤と
して有用なFXR(farnesoid X receptor)転写活性抑制
剤に関し、さらに、FXR転写活性抑制作用を有する新規
なベンズアミド誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】肝臓におけるコレステロールの胆汁酸へ
の異化は、コレステロールの7位水酸化により開始され
る。異化の最終産物である胆汁酸は、肝臓から腸管に排
出され、腸管において食事由来の脂質の吸収を促進す
る。腸管中の胆汁酸はその後、そのほとんどが回腸にお
いて能動的に効率良く再吸収され、門脈を通じて肝臓に
戻り、いわゆる腸肝循環を形成する。胆汁酸合成の第一
段階でありかつ律速段階であるコレステロール7位水酸
化は、肝臓特異的に発現する、コレステロール7αヒド
ロキシラーゼ(CYP7A)により触媒されるが、CYP7Aをコ
ードするCYP7A遺伝子の発現レベルは、最終産物である
胆汁酸によりフィードバック制御され、抑制される。胆
汁酸によるCYP7A遺伝子発現の抑制を解除し、恒常的にC
YP7A遺伝子発現を促進することは、肝臓中のコレステロ
ール量の低下およびそれに引き続く肝臓でのLDL受容体
遺伝子発現の促進を引き起こすことが予想され、血清コ
レステロール値の低下につながると期待される。この考
えを裏付けるものとして、ハムスターの肝臓においてCY
P7A遺伝子を強制発現させることにより血清コレステロ
ール値の低下を引き起こせることが報告されている(Sp
ady, D. K. et al., J. Clin. Invest., 96, pp.700-70
9, 1995)。一方、核内レセプターは、リガンドが結合
することにより活性化され、標的遺伝子の発現を制御す
る転写因子であり、様々な生理現象に重要な役割を果た
している。1999年に、核内レセプターの一員であるFXR
のリガンドが、ケノデオキシコール酸(CDCA)をはじめ
とする胆汁酸分子であり、CDCAによりFXRの転写活性が
増強されることが示された(Makishima, M. et al., Sc
ience, 284, pp.1362-1365, 1999. Parks, D. J. et a
l., Science, 284, pp.1365-1368, 1999. Wang,H. et a
l., Mol. Cell, 3, pp.543-553, 1999)。肝臓におい
て、CYP7A遺伝子の発現はCDCAによりフィードバック抑
制を受けるが、このCDCA依存的な転写抑制は、CDCAをリ
ガンドとするFXRにより間接的に制御されることが示さ
れている。すなわち、 FXRはCDCA依存的に、CYP7A遺伝
子発現を負に制御する転写因子SHP遺伝子の転写を活性
化し、間接的にCYP7A遺伝子発現を抑制する。また、 I-
BABPは腸管からの胆汁酸の能動的再吸収に関与する分子
と予想されている胆汁酸結合蛋白質であるが、FXRは回
腸において回腸胆汁酸結合蛋白質(I-BABP)遺伝子の発
現を促進することが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】HMG−CoA還元酵
素阻害剤は、血中コレステロールを低下させることが出
来る薬剤として臨床上高い評価を受けている。しかしな
がら、高い血清コレステロール値を持つ家族性高コレス
テロール血症の患者、あるいは冠動脈疾患をもつ患者に
対し、目標とする低レベルの血清コレステロール値まで
下げるには十分な効果を有しておらず、このような患者
にも有効な、より強力な高脂血症治療剤が望まれてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】FXRの活性をFXRアンタゴ
ニストを用いて抑制することが出来るならば、CDCAによ
るCYP7A遺伝子発現抑制を解除出来ると考えられるた
め、FXRアンタゴニストは有用な高脂血症治療薬になり
うると考えられる。また、 I-BABPの遺伝子発現を抑制
することは、腸管からの胆汁酸の再吸収の抑制、肝臓に
戻る胆汁酸の量の減少、ひいてはCYP7A遺伝子発現の促
進につながると考えられる。従って、FXRアンタゴニス
トは、回腸においてI-BABP遺伝子発現の抑制を引き起こ
し、CYP7A遺伝子の発現促進を通じて血清コレステロー
ル低下作用を示すと考えられる。HMG-CoA還元酵素阻害
剤の主な作用メカニズムは間接的なLDL受容体の発現増
強作用にあると考えられている。しかしながら、その作
用には限界があり、血清コレステロールの濃度に下げ止
まりがあることも事実である。そこでHMG-CoA還元酵素
阻害剤とは異なる作用メカニズム、すなわちFXRの転写
活性抑制を肝臓と回腸の2カ所にて作用させることによ
り、より強力な血清コレステロール低下作用を示すこと
が期待できる。
【0005】本発明者らは、かかる状況の下、鋭意検討
した結果、ある種のベンズアミド誘導体が、FXRの転写
活性上昇を抑制することを見出し、本発明に至った。即
ち、本発明は、次のものに関する。 〔1〕 一般式(I)
【化3】 [式中、Rは置換されていてもよいアルキル基、置換
されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよい
フェニル基、置換されていてもよいビフェニル基、置換
されていてもよいナフチル基、置換されていてもよいア
ラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリールアル
キル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換
されていてもよいシクロアルケニル基、または置換され
ていてもよいヘテロ環基を表す。Rは水素原子もしく
は置換されていてもよいアルキル基を表す。Rおよび
はそれぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基また
は置換されていてもよいアルコキシ基を表す。Rおよ
びRはそれぞれ独立して、水素原子または置換されて
いてもよいアルキル基を表す。ただし、Rがフェニル
基、Rが水素原子、RおよびRがヒドロキシ基、
かつRおよびRがtert−ブチル基である場合を
除く]で表されるベンズアミド誘導体またはその薬学的
に許容される塩を含有するFXR転写活性抑制剤。 〔2〕 Rが置換されていてもよいフェニル基、置換
されていてもよいナフチル基、置換されていてもよいア
ラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリールアル
キル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、また
は置換されていてもよいヘテロ環基である、〔1〕記載
のFXR転写活性抑制剤。 〔3〕 Rが置換されてもよいフェニル基、置換され
ていてもよいナフチル基、置換されていてもよいアラル
キル基、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル
基、置換されていてもよいシクロアルキル基、または置
換されていてもよいヘテロ環基であり、Rが水素原子
であり、RおよびRがそれぞれ独立して、水素原子
またはヒドロキシ基である、〔1〕記載のFXR転写活性
抑制剤。 〔4〕 Rが置換されていてもよいフェニル基、置換
されていてもよいナフチル基、置換されていてもよいア
ラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリールアル
キル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、また
は置換されていてもよいヘテロ環基であり、Rが水素
原子であり、Rがヒドロキシ基であり、Rが水素原
子またはヒドロキシ基であり、RおよびRの一方が
置換されていてもよいアルキル基であり、他方が水素原
子もしくは置換されていてもよいアルキル基である、
〔1〕記載のFXR転写活性抑制剤。 〔5〕 Rが置換されていてもよいフェニル基、置換
されていてもよいナフチル基、置換されていてもよいア
ラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリールアル
キル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、また
は置換されていてもよいヘテロ環基であり、Rが水素
原子であり、Rがヒドロキシ基であり、Rが水素原
子またはヒドロキシ基であり、RおよびRの一方が
tert−ブチル基であり、他方が水素原子もしくはt
ert−ブチル基である、〔1〕記載のFXR転写活性抑
制剤。 〔6〕 一般式(I)
【化4】 [式中、Rは水素原子もしくは置換されていてもよい
アルキル基を表す。Rはヒドロキシ基を表す。R
水素原子またはヒドロキシ基を表す。RおよびR
それぞれ独立して、水素原子またはtert−ブチル基
を表す。Rは置換されていてもよいアルキル基、置換
されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよい
フェニル基、置換されていてもよいビフェニル基、置換
されていてもよいナフチル基、置換されていてもよいア
ラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリールアル
キル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換
されていてもよいシクロアルケニル基、または置換され
ていてもよいヘテロ環基を表す。但し、(a)Rおよ
びRが水素原子を表し、Rがtert−ブチル基を
表すとき;Rが置換されていてもよいアルキル基であ
る場合にはヘテロ環基が置換したアルキル基であり、R
は置換されていてもよいアルケニル基、置換されてい
てもよいナフチル基、および無置換フェニル基ではな
く、Rはモノハロゲン化メチル基、ヘテロ環基、また
は2個以上のハロゲン原子にて置換されたフェニル基で
はなく、Rはヘテロ環基が置換したアラルキル基では
なく、(b)RおよびRが水素原子を表し、R
tert−ブチル基を表すとき;Rは1−ブロモ−2
−メチルプロピルではなく、(c)Rが水素原子、R
およびRがtert−ブチル基を表すとき;R
メチル基ではなく、(d)Rがヒドロキシ基、R
よびRがtert−ブチル基を表すとき;Rは無置
換フェニル基ではない。]で表されるベンズアミド誘導
体またはその薬学的に許容される塩。 〔7〕 Rがメチル、カルボキシ、フェニル、ヒドロ
キシ、クロロ、メトキシ、エトキシ、n−ブトキシ、フ
ルオロ、ブロモ、トリフルオロメチル、ジメチルアミ
ノ、シアノ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノエ
トキシもしくはジエチルアミノエトキシにて置換された
フェニル基であるか、またはナフチル基、ベンジル基、
フェネチル基、C1〜C6アルキル基、メトキシエチル
基、メチルチオエチル基、アミノエチル基、アミノプロ
ピル基、アミノブチル基、シクロペンチルメチル基、シ
クロヘキシルメチル基、イミダゾリルエチル基、ピリジ
ルメチル基、ピリジルエチル基、ピペリジルメチル基、
モルホリニルメチル基、ピペリジルエチル基、ピペラジ
ニルメチル基、ピロリジニルメチル基、ジメチルビニル
基、C3〜C8シクロアルキル基、アミノシクロペンチ
ル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、ピロリル
基、ピラゾリル基、キノリル基、インドリル基、ベンズ
イミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾフラザニ
ル基、ベンゾチエニル基、N−メチルピロリジニル基、
ピロリジニル基、ピペリジル基、チアゾリジニル基また
はヒドロキシピロリジニル基であり、R、Rおよび
が水素原子であり、Rがtert−ブチル基であ
る、〔6〕記載のベンズアミド誘導体またはその薬学的
に許容される塩。 〔8〕 Rがメチル、カルボキシ、フェニル、ヒドロ
キシ、クロロ、メトキシ、エトキシ、n−ブトキシ、フ
ルオロ、ブロモ、トリフルオロメチル、ジメチルアミ
ノ、シアノ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノエ
トキシもしくはジエチルアミノエトキシにて置換されて
いてもよいフェニル基であるか、またはナフチル基、ベ
ンジル基、フェネチル基、C1〜C6アルキル基、メト
キシエチル基、メチルチオエチル基、アミノエチル基、
アミノプロピル基、アミノブチル基、シクロペンチルメ
チル基、シクロヘキシルメチル基、イミダゾリルエチル
基、ピリジルメチル基、ピリジルエチル基、ピペリジル
メチル基、モルホリニルメチル基、ピペリジルエチル
基、ピペラジニルメチル基、ピロリジニルメチル基、ジ
メチルビニル基、C3〜C8シクロアルキル基、アミノ
シクロペンチル基、ピリジル基、チエニル基、フリル
基、ピロリル基、ピラゾリル基、キノリル基、インドリ
ル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベ
ンゾフラザニル基、ベンゾチエニル基、N−メチルピロ
リジニル基、ピロリジニル基、ピペリジル基、チアゾリ
ジニル基またはヒドロキシピロリジニル基であり、
、R およびRが水素原子であり、Rがter
t−ブチル基である、〔6〕記載のベンズアミド誘導体
またはその薬学的に許容される塩。
〔9〕 Rがメチル、カルボキシ、フェニル、ヒドロ
キシ、クロロ、メトキシ、エトキシ、n−ブトキシ、フ
ルオロ、ブロモ、トリフルオロメチル、ジメチルアミ
ノ、シアノ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノエ
トキシもしくはジエチルアミノエトキシにて置換されて
いてもよいフェニル基であるか、またはナフチル基、ベ
ンジル基、フェネチル基、C2〜C6アルキル基、メト
キシエチル基、メチルチオエチル基、アミノエチル基、
アミノプロピル基、アミノブチル基、シクロペンチルメ
チル基、シクロヘキシルメチル基、イミダゾリルエチル
基、ピリジルメチル基、ピリジルエチル基、ピペリジル
メチル基、モルホリニルメチル基、ピペリジルエチル
基、ピペラジニルメチル基、ピロリジニルメチル基、ジ
メチルビニル基、C3〜C8シクロアルキル基、アミノ
シクロペンチル基、ピリジル基、チエニル基、フリル
基、ピロリル基、ピラゾリル基、キノリル基、インドリ
ル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベ
ンゾフラザニル基、ベンゾチエニル基、N−メチルピロ
リジニル基、ピロリジニル基、ピペリジル基、チアゾリ
ジニル基またはヒドロキシピロリジニル基であり、R
およびRが水素原子であり、RおよびRがter
t−ブチル基である、〔6〕記載のベンズアミド誘導体
またはその薬学的に許容される塩。 〔10〕 Rがメチル、カルボキシ、フェニル、ヒド
ロキシ、クロロ、メトキシ、エトキシ、n−ブトキシ、
フルオロ、ブロモ、トリフルオロメチル、ジメチルアミ
ノ、シアノ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノエ
トキシもしくはジエチルアミノエトキシにて置換された
フェニル基であるか、またはナフチル基、ベンジル基、
フェネチル基、C1〜C6アルキル基、メトキシエチル
基、メチルチオエチル基、アミノエチル基、アミノプロ
ピル基、アミノブチル基、シクロペンチルメチル基、シ
クロヘキシルメチル基、イミダゾリルエチル基、ピリジ
ルメチル基、ピリジルエチル基、ピペリジルメチル基、
モルホリニルメチル基、ピペリジルエチル基、ピペラジ
ニルメチル基、ピロリジニルメチル基、ジメチルビニル
基、C3〜C8シクロアルキル基、アミノシクロペンチ
ル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、ピロリル
基、ピラゾリル基、キノリル基、インドリル基、ベンズ
イミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾフラザニ
ル基、ベンゾチエニル基、N−メチルピロリジニル基、
ピロリジニル基、ピペリジル基、チアゾリジニル基また
はヒドロキシピロリジニル基であり、Rが水素原子で
あり、Rがヒドロキシ基であり、RおよびRがt
ert−ブチル基である、〔6〕記載のベンズアミド誘
導体またはその薬学的に許容される塩。 〔11〕 Rがメチル、カルボキシ、フェニル、ヒド
ロキシ、クロロ、メトキシ、エトキシ、n−ブトキシ、
フルオロ、ブロモ、トリフルオロメチル、ジメチルアミ
ノ、シアノ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミノエ
トキシもしくはジエチルアミノエトキシにて置換されて
いてもよいフェニル基であるか、またはナフチル基、ベ
ンジル基、フェネチル基、C1〜C6アルキル基、メト
キシエチル基、メチルチオエチル基、アミノエチル基、
アミノプロピル基、アミノブチル基、シクロペンチルメ
チル基、シクロヘキシルメチル基、イミダゾリルエチル
基、ピリジルメチル基、ピリジルエチル基、ピペリジル
メチル基、モルホリニルメチル基、ピペリジルエチル
基、ピペラジニルメチル基、ピロリジニルメチル基、ジ
メチルビニル基、C3〜C8シクロアルキル基、アミノ
シクロペンチル基、ピリジル基、チエニル基、フリル
基、ピロリル基、ピラゾリル基、キノリル基、インドリ
ル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベ
ンゾフラザニル基、ベンゾチエニル基、N−メチルピロ
リジニル基、ピロリジニル基、ピペリジル基、チアゾリ
ジニル基またはヒドロキシピロリジニル基であり、R
が水素原子であり、Rがヒドロキシ基であり、R
水素原子であり、Rがtert−ブチル基である、
〔6〕記載のベンズアミド誘導体またはその薬学的に許
容される塩。 〔12〕 Rが3−フルオロフェニル基、3−メトキ
シフェニル基、3−チエニル基、2−ベンゾチエニル
基、5−インドリル基、ジメチルビニル基、シクロペン
チル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシルメチ
ル基、3−ピリジルメチル基または4−ピリジルメチル
基であり、R、RおよびRが水素原子であり、R
がtert−ブチル基である、〔6〕記載のベンズア
ミド誘導体またはその薬学的に許容される塩。 〔13〕 Rがフェニル基、3−フルオロフェニル
基、3−メトキシフェニル基、3−チエニル基、2−ベ
ンゾチエニル基、5−インドリル基、ジメチルビニル
基、シクロペンチル基、シクロペンチルメチル基、シク
ロヘキシルメチル基、3−ピリジルメチル基または4−
ピリジルメチル基であり、R、R およびRが水素
原子であり、Rがtert−ブチル基である、〔6〕
記載のベンズアミド誘導体またはその薬学的に許容され
る塩。 〔14〕 Rがフェニル基、3−フルオロフェニル
基、3−メトキシフェニル基、3−チエニル基、2−ベ
ンゾチエニル基、5−インドリル基、ジメチルビニル
基、シクロペンチル基、シクロペンチルメチル基、シク
ロヘキシルメチル基、3−ピリジルメチル基または4−
ピリジルメチル基であり、RおよびRが水素原子で
あり、RおよびRがtert−ブチル基である、
〔6〕記載のベンズアミド誘導体またはその薬学的に許
容される塩。 〔15〕 Rが3−フルオロフェニル基、3−メトキ
シフェニル基、3−チエニル基、2−ベンゾチエニル
基、5−インドリル基、ジメチルビニル基、シクロペン
チル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシルメチ
ル基、3−ピリジルメチル基または4−ピリジルメチル
基であり、Rが水素原子であり、Rがヒドロキシ基
であり、RおよびRがtert−ブチル基である、
〔6〕記載のベンズアミド誘導体またはその薬学的に許
容される塩。 〔16〕 Rがフェニル基、3−フルオロフェニル
基、3−メトキシフェニル基、3−チエニル基、2−ベ
ンゾチエニル基、5−インドリル基、ジメチルビニル
基、シクロペンチル基、シクロペンチルメチル基、シク
ロヘキシルメチル基、3−ピリジルメチル基または4−
ピリジルメチル基であり、Rが水素原子であり、R
がヒドロキシ基であり、Rが水素原子であり、R
tert−ブチル基である、〔6〕記載のベンズアミド
誘導体またはその薬学的に許容される塩。
【0006】以下、本明細書で使われる用語について詳
説する。「置換フェニル基」、「置換ビフェニル基」お
よび「置換ナフチル基」の置換基は1個または複数個置
換していてもよく、そのような置換基としては、例えば
ハロゲン原子、 C1〜C12ハロアルキル基、C1〜
C12アルキル基、C2〜C12アルケニル基、C1〜
C12アルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ
基、メルカプト基、式:−S(O)n(C1〜C12アル
キル)で表される基、カルボキシ基、エステル基、置換
されていてもよいアミノ基、置換されていてもよいアミ
ド基、置換されていてもよいウレア基、置換されていて
もよいスルホンアミド基、式:−C(O)NHSO
(C1〜C12アルキル)で表される基等を挙げるこ
とができる(上記式において、nは0、1または2であ
る。以下同じ)。
【0007】それ自身または他の置換基の部分として用
いられる「アラルキル基」のアリール部分としては、例え
ばフェニル、1−または2−ナフチル等の炭素原子数1
0以下のアリール基が、アルキル部分としては、例えば
メチル、エチル、プロピル、ブチル等の炭素原子数5以
下のアルキル基が挙げられる。代表的なアラルキル基は
例えばベンジル基、1−または2−フェネチル基等が挙
げられる。
【0008】「ヘテロアリールアルキル基」とは、芳香
族ヘテロ環基により置換されたアルキル基を意味する。
【0009】「置換アラルキル基」および「置換ヘテロ
アリールアルキル基」の置換基は、アリールもしくはヘ
テロアリール部分および/またはアルキル部分に1個ま
たは複数個置換していてもよく、そのような置換基とし
ては、例えばハロゲン原子、C1〜C12ハロアルキル
基、 C1〜C12アルキル基、C2〜C12アルケニ
ル基、C1〜C12アルコキシ基、ヒドロキシ基、ニト
ロ基、メルカプト基、式:−S(O)n (C1〜C12
アルキル)で表される基、カルボキシ基、エステル基、
置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよい
アミド基、置換されていてもよいウレア基、置換されて
いてもよいスルホンアミド基、式:−C(O)NHSO
(C1〜C12アルキル)で表される基等を挙げるこ
とができる。
【0010】「アルキル基」としては、それ自身または
他の置換基の部分として、別段の指摘がない限り、C1
〜C6の炭素数を持つ直鎖または分枝鎖の飽和炭化水素
基が挙げられ、例えばメチル、エチル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、イソブチル、
sec−ブチルのような直鎖または分枝鎖の基、n−ペ
ンチル、n−ヘキシル、2−メチルペンチルなどのよう
なさらに高級な同族体と異性体が挙げられる。
【0011】「置換アルキル基」の置換基は1個または
複数個置換していてもよく、そのような置換基として
は、例えばハロゲン原子、C1〜C12アルコキシ基、
ヒドロキシ基、メルカプト基、式:−S(O)n (C1
〜C12アルキル)で表される基、C3〜C12シクロ
アルキル基、置換されていてもよいアミノ基、置換され
ていてもよいヘテロ環等の基を挙げることができる。
【0012】「置換されていてもよいアルコキシ基」と
しては、置換されていてもよいアルキル基の結合部位に
酸素原子が1つ結合した基が挙げられる。
【0013】「ハロアルキル基」としては、それ自身ま
たは他の置換基の部分として、別段の指摘がない限り、
C1〜C6の炭素数を持つ、1個または複数個の、ま
た、1種または複数種のハロゲン原子が置換した直鎖ま
たは分枝鎖の飽和炭化水素基が挙げられ、例えばトリフ
ルオロメチル、トリクロロメチル、トリブロモメチル、
ジフルオロメチル、モノフルオロメチル、1,1−ジフ
ルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペン
タフルオロエチル、1,1−ジクロロ−2,2,2−ト
リフルオロエチル、 ノナフルオロ−n−ブチル、ノナ
フルオロ−t−ブチルのような直鎖または分枝鎖の基が
挙げられる。
【0014】「シクロアルキル基」としては、それ自身
または他の置換基の部分として、別段の指摘がない限り
C3〜C12の炭素数を持つ環状の飽和炭化水素基が挙
げられ、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオ
クチルのような環状の飽和炭化水素基、シクロデシル、
シクロドデシルのようなさらに高級な飽和炭化水素基が
挙げられる。
【0015】「シクロアルケニル基」としては、それ自
身または他の置換基の部分として、別段の指摘がない限
りC3〜C12の炭素数を持つ環状の飽和炭化水素基が
挙げられ、例えばシクロプロペニル、シクロブテン−1
−イル、シクロブテン−2−イル、シクロペンテン−1
−イル、シクロペンテン−2−イル、シクロヘキセン−
1−イル、シクロヘキセン−2−イル、2,5−シクロ
ヘキサジエン−1−イル、シクロヘプテン−1−イル、
シクロヘプテン−2−イル、シクロオクテン−1−イ
ル、シクロオクテン−2−イルのような環状の不飽和炭
化水素基が挙げられる。
【0016】「置換シクロアルキル基」、「置換シクロ
アルケニル基」の置換基としては、前記「置換アルキル
基」の置換基と同様な基が挙げられる。
【0017】「アルケニル基」は、ビニル、1−プロペ
ニル、アリル、イソプロペニル、多数のブテニル異性
体、および指摘したところではさらに高級な同族体と異
性体のような、別段の指摘がない限りC2〜C6の炭素
数を持つ直鎖または分枝鎖のモノ不飽和炭化水素基が挙
げられ、「置換アルケニル基」の置換基は1個または複
数個置換していてもよく、そのような置換基としては、
例えばハロゲン原子、C1〜C12アルコキシ基、ヒド
ロキシ基、メルカプト基、式:S(O)n (C1〜C1
2アルキル)で表される基、置換されていてもよいアミ
ノ基等を挙げることができる。
【0018】「ハロ」または「ハロゲン原子」として
は、クロロ、ブロモ、フルオロ、またはヨードが挙げら
れる。
【0019】「置換されていてもよいアミド基」として
は、−NRCORで表される基が挙げられる。ここ
でRとしては水素原子、C1〜C12アルキル基等が
挙げられ、Rとしては、C1〜C12ハロアルキル
基、C1〜C12アルキル基、C2〜C12アルケニル
基、C3〜C12シクロアルキル基、フェニル基、アラ
ルキル基、ヘテロ環基等が挙げられる。
【0020】「置換されていてもよいウレア基」として
は−NRCONR1011で表される基が挙げられ
る。ここでRおよびR10はそれぞれ独立して水素原
子、C1〜C12アルキル基等が挙げられ、R11とし
ては、C1〜C12ハロアルキル基、C1〜C12アル
キル基、C2〜C12アルケニル基、C3〜C12シク
ロアルキル基、フェニル基、アラルキル基、ヘテロ環基
等が挙げられる。
【0021】「置換されていてもよいスルホンアミド
基」としては−NR12SO2R13で表される基が挙
げられる。ここでR12としては水素原子、C1〜C1
2アルキル基等が挙げられ、R13としては、C1〜C
12ハロアルキル基、C1〜C12アルキル基、C2〜
C12アルケニル基、C3〜C12シクロアルキル基、
フェニル基、アラルキル基、ヘテロ環基等が挙げられ
る。
【0022】「置換アミノ基」としては、アミノ基の水
素原子の一つまたは両方が独立に、例えばC1〜C12
アルキル基、C2〜C12アルケニル基、C1〜C12
アルコキシ基、ヒドロキシ基等の基で置換されたアミノ
基が挙げられる。
【0023】「ヘテロ環基」としては芳香族ヘテロ環基
または飽和もしくは不飽和脂肪族ヘテロ環基が挙げら
れ、例えば2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジ
ル、2−イミダゾリル、ピラジニル、2−ピリミジニ
ル、3−ピリダジニル、3−オキサジアゾリル、2−チ
アゾリル、3−イソチアゾリル、2−オキサゾリル、3
−イソオキサゾリル、2−フリル、3−フリル、2−チ
エニル、3−チエニル、2−キノリル、8−キノリル、
2−キナゾリニル、8−プリニル、1−ピロリル、1−
ピラゾリル、1−イミダゾリル、1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル、テトラヒヒドロピラン−4−イル、テ
トラヒドロフラン−3−イル、テトラヒドロチオフェン
−3−イル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−
イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル、
ピペリジン−4−イル、ホモピペリジン−2−イル、ホ
モピペリジン−3−イル、ホモピペリジン−4−イル、
モルホリン−2−イルなどの、窒素、酸素、硫黄原子か
ら選ばれた1〜4個のヘテロ原子と炭素原子で構成され
る5員環もしくは6員環ヘテロ環基が挙げられる。ま
た、ヘテロ環基にベンゼン環または他のヘテロ環が縮環
していてもよく、例えば、2−ベンゾフリル、3−ベン
ゾフリル、4−ベンゾフリル、5−ベンゾフリル、6−
ベンゾフリル、7−ベンゾフリル、2−ベンゾチエニ
ル、3−ベンゾチエニル、4−ベンゾチエニル、5−ベ
ンゾチエニル、6−ベンゾチエニル、7−ベンゾチエニ
ル、2−インドリル、3−インドリル、4−インドリ
ル、5−インドリル、6−インドリル、7−インドリ
ル、2−チオナフテニル、3−チオナフテニル、4−チ
オナフテニル、5−チオナフテニル、6−チオナフテニ
ル、7−チオナフテニル、2−ベンズイミダゾリル、4
−ベンズイミダゾリル、5−ベンズイミダゾリル、2−
ベンゾチアゾリル、4−ベンゾチアゾリル、5−ベンゾ
チアゾリル、6−ベンゾチアゾリル、7−ベンゾチアゾ
リル、2−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、5
−キノリル、6−キノリル、7−キノリル、8−キノリ
ル、1−イソキノリル、3−イソキノリル、4−イソキ
ノリル、5−イソキノリル、6−イソキノリル、7−イ
ソキノリル、8−イソキノリル、3−シンノリニル、3
−シンノリニル、4−シンノリニル、5−シンノリニ
ル、6−シンノリニル、7−シンノリニル、8−シンノ
リニル、2−キノキサリニル、5−キノキサリニル、6
−キノキサリニル、4−ベンゾフラザニル、5−ベンゾ
フラザニル、2−イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、
3−イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、4−イミダゾ
[1,2−a]ピリジニル、5−イミダゾ[1,2−
a]ピリジニル、6−イミダゾ[1,2−a]ピリジニ
ル、7−イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、5−フラ
ザノ[3,4−b]ピラジンなどの基が挙げられる。そ
の置換基としては、例えばハロゲン原子、C1〜C12
アルキル基、C2〜C12アルケニル基、C1〜C12
アルコキシ基、ヒドロキシ基、メルカプト基、式:−S
(O)n(C1〜C12アルキル)で表される基、カルボ
キシ基、エステル基、置換されていてもよいアミノ基等
の置換基から独立に1〜2個選ばれる。
【0024】「エステル基」とはエステル化されたカル
ボキシル基を意味し、例えばアルコキシカルボニル基、
アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボ
ニル基等が含まれる。「エステル基」の代表例として
は、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
フェノキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、1
−または2−フェネチルオキシカルボニル等を挙げるこ
とができる。
【0025】上述の通り、本発明医薬の有効成分には、
前記式(I)で示される化合物の医薬品として許容され
る塩が含まれる。本発明の特定化合物は多数の無機酸、
有機酸、または無機塩基と反応して医薬的に許容しうる
塩を形成する。酸付加塩を形成するために通常用いる酸
は、無機酸としては例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リ
ン酸などが挙げられる。有機カルボン酸としては、例え
ばギ酸、酢酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、酒石
酸、アスパラギン酸、グルタミン酸などが挙げられる。
スルホン酸としては、例えばメタンスルホン酸、ベンゼ
ンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ヒドロキシベ
ンゼンスルホン酸、ジヒドロキシベンゼンスルホン酸な
どが挙げられる。塩基付加塩はアンモニウム、アルカリ
金属やアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩
などのような無機塩基から誘導されるものが含まれる。
塩基付加塩を製造するのに有用な塩基は、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、炭酸カリ
ウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリ
ウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウムなどが挙げら
れる。カリウム塩およびナトリウム塩は殊に好適であ
る。
【0026】さらに、本発明医薬の有効成分である前記
化合物またはその塩は、無水物であるほか、一水和物、
二水和物などの水和物あるいは溶媒和物であってもよ
い。
【0027】上記一般式(I)で表される本発明化合物
は一般式(II)
【化5】 [式中、R、R、R、RおよびRは前記と同
じ意味を表す]で表されるアニリン誘導体と一般式(I
II)
【化6】 [式中、Rは前記と同じ意味を表す。Xは臭素、塩素
またはヨウ素原子を表す。]で表される酸ハライドとを
適当な有機溶媒、脱酸剤の存在下に縮合反応させること
により製造でき、R〜Rのいずれかがヒドロキシ基
の場合は一般式(III)で表される化合物と縮合する
場合があるため、さらに加水分解することにより製造す
ることができる。縮合反応において用いられる有機溶媒
としては、反応に不活性な有機溶媒、例えばトルエン、
ベンゼン、クロロベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水
素系溶媒、四塩化炭素、ジクロロメタン、1,2−ジク
ロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオ
キサン等エーテル系溶媒、ジメチルスルフィド、および
ジメチルスルホキサイドなどが挙げられる。反応に用い
られる脱酸剤としては、トリエチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン、ジメチルアミノピリジン、ピリジ
ン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニ
リン等の第3級アミン類や、あるいは水素化ナトリウ
ム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物等が挙げ
られる。上記反応におけるアニリン誘導体(II)に対
する酸ハライド(III)および脱酸剤の使用量は、特
に限定的ではないが、通常酸ハライドは等倍から2倍モ
ル当量程度、R〜Rのいずれかがヒドロキシ基の場
合は、そのヒドロキシ基の数に応じて2倍から6倍等量
程度、脱酸剤は等倍から過剰モル当量程度が好ましく、
脱酸剤を反応溶媒として用いてもよい。反応は室温から
還流温度の範囲の条件が好ましく、反応時間は30分か
ら24時間程度が好ましい。加水分解において用いられ
る有機溶媒としては、反応に不活性な有機溶媒、例えば
メタノール、エタノール、ジイソプロピルアルコール等
アルコール系溶媒、テトラヒドロフラン、1,4−ジオ
キサン等エーテル系溶媒、ジメチルスルフィド、および
ジメチルスルホキサイドなどが挙げられる。反応に用い
られる塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム、炭酸カリウム等が挙げられる。塩
基の使用量は、特に限定的ではないが、等倍から過剰モ
ル当量程度、水溶液として用いる。反応は室温から還流
温度の範囲の条件が好ましく、反応時間は30分から2
4時間程度が好ましい。
【0028】また、酸ハライド(III)の代わりに一
般式(IV)
【化7】 [式中、Rは前記と同じ意味を表す]で表されるカル
ボン酸誘導体とアニリン誘導体(II)との縮合によっ
ても合成することができ、R〜Rのいずれかがヒド
ロキシ基の場合は一般式(III)で表される化合物と
縮合する場合があるため、さらに加水分解することによ
り製造することができる。本縮合反応において用いられ
る有機溶媒としては、反応に不活性な有機溶媒、例えば
四塩化炭素、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン
等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等エーテル系溶
媒、N,N−ジメチルホルムアミドなどが挙げられる。
反応に用いられる縮合剤としては、ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド(DCC)、ジイソプロピルカルボジイミ
ド(DIPC)、N−エチル−N′−3−ジメチルアミ
ノプロピルカルボジイミド(EDC=WSCI)および
その塩酸塩(WSCI・HCl)、ベンゾトリアゾール
−1−イル−トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘ
キサフルオロリン化物塩(BOP)、ジフェニルホスホ
リルアジド(DPPA)などのペプチド結合形成に繁用
される縮合剤や、カルボニルジイミダゾール(CD
I)、2−エトキシ−1−エトキシカルボニル−1,2
−ジヒドロキノリン(EEDQ)、トリフェニルホスフ
ィン−四塩化炭素、シアノホスホン酸ジエチル、ジフェ
ニルホスホロアジドなどが挙げられる。また、縮合反応
の速度を促進したり副反応を抑制したりする目的で使わ
れる添加剤としては、N−ヒドロキシスクシンイミド
(HONSu)や、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(HOBt)、3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4
−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン(HOOB
t)などが挙げられる。上記反応におけるアニリン誘導
体(II)に対するカルボン酸(IV)および縮合剤の
使用量は、特に限定的ではないが、いずれも通常等倍か
ら2倍モル当量程度、R〜Rのいずれかがヒドロキ
シ基の場合は、そのヒドロキシ基の数に応じて2倍から
6倍等量程度が好ましく、また、添加剤は縮合剤に対し
て等倍から2倍モル当量程度が好ましい。反応は室温か
ら還流温度の範囲の条件が好ましく、反応時間は30分
から24時間程度が好ましい。本工程で得られるベンズ
アミド誘導体(I)は、反応終了後、水洗、抽出、乾
燥、濃縮等、当業者公知の通常の処理を行い、必要に応
じてカラムクロマトグラフィー、再結晶、当業者公知の
その他の精製操作を行うことにより得ることができる。
【0029】化合物(I)を得る際に用いられるアニリ
ン誘導体(II)、酸ハライド(III)、およびカル
ボン酸誘導体(IV)は、市販されているか、もしくは
当業者において公知の方法により製造することができ
る。例えば、アニリン誘導体(II)のうち、Rが置
換されていてもよいアルキル基である誘導体は、該当す
るアニリン誘導体(V)
【化8】 [式中、R、R、RおよびRは前記と同じ意味
を表す]をハロアルキル(VI)
【化9】 [式中、RおよびXは前記と同じ意味を表す]により
N−アルキル化するか、RがCH14と表せる場
合(式中、R14は置換されていてもよいアルキル基を
表す)は、酸ハライド(VII)
【化10】 [式中、R14およびXは前記と同じ意味を表す]もし
くはカルボン酸(VIII)
【化11】 [式中、R14は前記と同じ意味を表す]と縮合後、水
素化リチウムアルミニウム等により還元することにより
合成することができる。
【0030】一般式(V)、(VI)、(VII)およ
び、(VIII)で表される化合物は、いずれも公知化
合物であるか公知化合物から容易に合成することができ
る化合物である。
【0031】また、縮合反応において副反応を起こす恐
れのある官能基を持つ場合には適宜、その官能基に保護
基を導入した後縮合し、脱保護して合成することもでき
る。反応性官能基の保護および脱保護は当業者公知の方
法、例えばGreen, T. W.およびWuts, P. G. M., Protec
tive Groups in Organic Synthesis, John Wiley & Son
s, Inc. (1999) 記載の方法により行うことが出来る。
【0032】一般式(I)で表される化合物およびその
塩は、これを医薬として用いるにあたり経口的または非
経口的に投与することができる。すなわち通常用いられ
る投与形態、例えば錠剤、カプセル剤、シロップ剤、懸
濁液等の形で経口的に投与することができ、あるいはそ
の溶液、乳剤、懸濁液等の液剤の形にしたものを注射の
形で非経口投与することができる。坐剤の形で直腸投与
することもできる。また、前記の適当な投与剤型は許容
される通常の担体、賦型剤、結合剤、安定剤などに活性
化合物を配合することにより製造することができる。ま
た、注射剤型で用いる場合には許容される緩衝剤、溶解
補助剤、等張剤等を添加することもできる。投与量、投
与回数は症状、年令、体重、投与形態によって異なる
が、通常は成人に対し1日あたり経口の場合には約1〜
2000mg、好ましくは5〜1000mgを、注射の
場合には0.1〜500mgを1回または数回に分けて
投与することができる。
【0033】
【実施例】以下に、参考例、実施例および試験例によ
り、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれに
限定されるものではない。
【0034】参考例1 2−ニトロ−4−tert−ブチルレゾルシノールの合
成 2−ニトロレゾルシノール(3.10g,20mmo
l)とtert−ブチルアルコール(5.73mL,6
0mmol)をリン酸(10mL)に加え、60℃で4
時間攪拌した。冷却後、反応液を水(200mL)へ注
ぎ、酢酸エチル(100mLx2)で抽出した。合わせ
た有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥した後、濃縮し
た。得られた粗精製物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製して(230〜400メッシュ,60g,
溶出液:ヘキサン)、目的の2−ニトロ−4−tert
−ブチルレゾルシノールを得た(3.68g,収率87
%)。 IR (cm-1) 3226, 2965, 1622, 1582, 1556, 1362, 119
5, 1142
【0035】参考例2 2−アミノ−4−tert−ブチルレゾルシノールの合
成 2−ニトロ−4−tert−ブチルレゾルシノール
(1.86g,8.81mmol)のメタノール(20
0mL)溶液へ10%−Pd/C(0.372g)を加
え、常圧水素下で1時間攪拌した。触媒をセライト濾過
後、濾液を濃縮した。得られた粗精製物はクロロホルム
−ヘプタンより晶析して目的の2−アミノ−4−ter
t−ブチルレゾルシノールを得た(1.49g,収率9
3%)。 IR (cm-1) 2954, 1510, 1459, 1178, 1000, 958, 869,
805
【0036】参考例3 2−アミノ−6−tert−ブチルフェノールの合成 2−アミノ−6−tert−ブチルフェノールは、公開
特許公報昭和54年第108826号記載の方法により
合成した。 IR (cm-1) 2962, 1600, 1458, 1280, 1227, 904, 790,
734
【0037】参考例4 2−メチルアミノ−4−tert−ブチルフェノールの
合成 2−アミノ−4−tert−ブチルフェノール (3.
3g,20mmol)とKHCO(2.4g,24m
mol)を含むジメチルホルムアミド(DMF)(17
mL)溶液に、ヨウ化メチル(1.49mL,24mm
ol)を加え、室温で1日攪拌した。反応液へ水(10
0mL)を注ぎ、酢酸エチル(50mLx2)で抽出し
た。合わせた有機層を水(50mL)および飽和食塩水
(50mL)で洗浄して、硫酸マグネシウム上で乾燥し
た後、濃縮した。得られた粗精製物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製して(60N,40〜50μ
m,50g,溶出液:CHCl)、目的の2−メチル
アミノ−4−tert−ブチルフェノールを得た(0.
88g, 収率25%)。 IR (cm-1) 2965, 1598, 1522, 1474, , 1270, 1154, 86
0, 754
【0038】参考例5 2,4−ジ−tert−ブチル−6−ニトロフェノール
の合成 2,4−ジ−tert−ブチルフェノール(8.40
g,40.7mmol)のベンゼン(40mL)溶液に
50%硝酸(20mL)を加え、10℃にて1時間激し
く攪拌した。有機層を分離し、減圧濃縮して得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%ヘ
キサン)にて精製し、目的の2,4−ジ−tert−ブ
チル−6−ニトロフェノールを得た(5.93g,収率
58%)。 IR (cm-1) 2963, 1540, 1365, 1273, 1237, 1204, 117
8, 1141
【0039】参考例6 2,4−ジ−tert−ブチル−6−アミノフェノール
の合成 2,4−ジ−tert−ブチル−6−ニトロフェノール
(1.0g,4.0mmol)のメタノール(15m
L)溶液へ10%−Pd/C(0.20g)を加え、常
圧水素下で1.5時間攪拌した。触媒をセライト濾過
後、濾液を濃縮した。得られた粗精製物はクロロホルム
−ヘプタンより晶析して目的の2,4−ジ−tert−
ブチル−6−アミノフェノールを得た(0.82g,収
率93%)。 IR (cm-1) 2963, 1595, 1492, 1422, 1360, 1315, 123
7, 952
【0040】参考例7 2−メトキシメトキシ−5−tert−ブチルアニリン
の合成 4−tert−ブチル−2−ニトロフェノール(9.7
6g,0.05mol)とジイソプロピルエチルアミン
((iPr)NEt、20.9mL,0.12mo
l)を含むクロロホルム(200mL)溶液へクロロメ
チルメチルエーテル(MOMCl、7.6mL,0.1
mol)を0℃にて1.5時間かけて滴下した後、室温
で1時間攪拌した。反応液を1N塩酸、飽和重曹水、飽
和食塩水で洗浄して、硫酸マグネシウム上で乾燥した
後、濃縮した。得られたメトキシメチル保護体をメタノ
ール(100mL)に溶解して、10%−Pd/C
(2.6g)を加え、常圧水素下で6.5時間攪拌し
た。セライト濾過後、濾液を濃縮して目的物の2−メト
キシメトキシ−5−tert−ブチルアニリンを得た
(9.6g,収率71%)。 IR (cm-1) 2960, 1617, 1518, 1220, 1195, 1146, 107
1, 1005
【0041】参考例8〜10 実施例93と同様の方法にて次の参考例8〜10の化合
物を合成した。 参考例8 N−(2−メトキシメトキシ−5−tert−ブチルフ
ェニル)−2−ヒドロキシベンズアミド IR (cm-1) 2961, 1594, 1554, 1489, 1238, 1159, 107
8, 996 参考例9 N−(2−メトキシメトキシ−5−tert−ブチルフ
ェニル)−3−ヒドロキシベンズアミド IR (cm-1) 3339, 2961, 1658, 1600, 1535, 1487, 114
0, 990 参考例10 N−(2−メトキシメトキシ−5−tert−ブチルフ
ェニル)−4−ヒドロキシベンズアミド IR (cm-1) 3234, 2967, 1605, 1514, 1482, 1257, 122
9, 989
【0042】参考例11 N−(2−メトキシメトキシ−5−tert−ブチルフ
ェニル)−2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベ
ンズアミドの合成 参考例8で合成したN−(2−メトキシメトキシ−5−
tert−ブチルフェニル)−2−ヒドロキシベンズア
ミド(33mg,0.10mmol)、炭酸カリウム
(138mg,1.0mmol)、およびアセトン(5
mL)の混合物を4時間加熱還流した。室温まで放冷
後、減圧濃縮した。残渣に水(2mL)を加え、酢酸エ
チル(2mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムカ
ラムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を分取TL
C(20×20cm,0.5mm厚,メタノール/クロ
ロホルム=1/10)で精製して、目的のN−(2−メ
トキシメトキシ−5−tert−ブチルフェニル)−2
−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンズアミドを
得た(40mg,収率100%)。 IR (cm-1) 2954, 1663, 1595, 1536, 1480, 1234, 107
6, 992
【0043】参考例12〜16 参考例11と同様の方法にて次の参考例12〜16の化
合物を合成した。 参考例12 N−(2−メトキシメトキシ−5−tert−ブチルフ
ェニル)−2−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)ベ
ンズアミド IR (cm-1) 2965, 1664, 1595, 1536, 1480, 1234, 107
6, 994 参考例13 N−(2−メトキシメトキシ−5−tert−ブチルフ
ェニル)−3−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベ
ンズアミド IR (cm-1) 2954, 1676, 1595, 1530, 1478, 1258, 107
6, 993 参考例14 N−(2−メトキシメトキシ−5−tert−ブチルフ
ェニル)−3−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)ベ
ンズアミド IR (cm-1) 2966, 1677, 1596, 1530, 1471, 1425, 125
8, 1076 参考例15 N−(2−メトキシメトキシ−5−tert−ブチルフ
ェニル)−4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベ
ンズアミド IR (cm-1) 2953, 1606, 1510, 1476, 1249, 1175, 107
5, 991 参考例16 N−(2−メトキシメトキシ−5−tert−ブチルフ
ェニル)−4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)ベ
ンズアミド IR (cm-1) 2965, 1606, 1510, 1476, 1249, 1174, 107
5, 992
【0044】実施例1 N−(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシ
フェニル)ベンズアミドの合成 水素雰囲気下、2,4−ジ−tert−ブチル−6−ニ
トロフェノール(1.0g、3.98mmol)および
10%Pd−C(200mg)のメタノール(15m
L)混合物を室温にて激しく1時間攪拌した。触媒を濾
別し、メタノールおよびTHFにて洗浄後、得られた濾
液を減圧濃縮した。得られた残渣のTHF(15mL)
溶液にトリエチルアミン(2.22mL,0.159m
mol)および塩化ベンゾイル(0.924mL,7.
96mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した。これ
に、5Nの水酸化ナトリウム水溶液(30mL)を加
え、さらに1時間激しく攪拌後、濃塩酸にてpH2に調
整し、半飽和食塩水(50mL)および酢酸エチル(2
x50mL)に分配した。有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥、濾別後、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をア
ンモニア性クロロホルムにて溶解し、不溶物を濾別し
た。濾液を減圧濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて2回精製し(1回目:アンモニア性クロロホ
ルム:ヘキサン=1:5;2回目:酢酸エチル:ヘキサ
ン=1:50→1:30→1:20)、目的のN−
(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェ
ニル)ベンズアミドを515mg(収率40%)得た。 IR (cm-1) 3284, 2958, 1634, 1536, 1479, 1421, 131
0, 1224
【0045】実施例2〜4 実施例1と同様の方法にて次の実施例2〜4の化合物を
合成した。 実施例2 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)ベンズアミド IR (cm-1) 3230, 2955, 1630, 1573, 1542, 1316, 1048 実施例3 N−(3−tert−ブチル−6−ヒドロキシフェニ
ル)ベンズアミド IR (cm-1) 3144, 2968, 1648, 1598, 1545, 1429, 137
4, 1284 実施例4 N−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)ベンズアミド IR (cm-1) 2957, 1626, 1534, 1468, 1445, 1310, 124
1, 740
【0046】実施例5 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−フルオロベンズアミドの合成 2−アミノ−4−tert−ブチルレゾルシノール(1
8mg, 0.10mmol)、塩化2−フルオロベンゾイル
(35.8μL,0.30mmol)、トリエチルアミ
ン(84μL、0.60mmol)、およびTHF(2
mL)の混合物を室温にて終夜攪拌した。これに5Nの
水酸化カリウム水溶液(1mL)を加え、50℃にて4
時間攪拌した。室温まで放冷後、6N塩酸(1mL)お
よび飽和重曹水(1mL)を加え、分離した有機層を硫
酸マグネシウムのカラムにて乾燥、THFにて洗浄後、
遠心エバポレータにより濃縮した。得られた残渣を分取
HPLC(YMCコンビプレップ,ODS−A 内径2
0x50mm,S−5μm、120A、0.05%トリ
フルオロ酢酸(TFA)水溶液−0.035%TFAア
セトニトリル溶液)にて精製し、目的のN−(3−te
rt−ブチル−2,6−ジヒドロキシフェニル)−2−
フルオロベンズアミドを合成した。 IR (cm-1) 3301, 2956, 1630, 1614, 1589, 1557, 133
4, 1207
【0047】実施例6〜92 実施例5と同様の方法にて次の実施例6〜92の化合物
を合成した。 実施例6 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−クロロベンズアミド IR (cm-1) 1627, 1585, 1534, 1504, 1440, 1331, 1044 実施例7 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−ブロモベンズアミド IR (cm-1) 3055, 1622, 1594, 1542, 1506, 1441, 132
7, 1197 実施例8 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド IR (cm-1) 3213, 1565, 1343, 1319, 1180, 1135, 104
4, 775 実施例9 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−シアノベンズアミド IR (cm-1) 3252, 1685, 1610, 1524, 1314, 1290, 124
9, 1199 実施例10 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−メチルベンズアミド IR (cm-1) 3631, 3049, 1621, 1552, 1346, 1309, 104
8, 808 実施例11 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−メトキシベンズアミド IR (cm-1) 3255, 1617, 1601, 1576, 1551, 1338, 124
7, 754 実施例12 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−(ジメチルアミノ)ベンズアミド IR (cm-1) 3274, 2959, 1677, 1613, 1544, 1439, 120
0, 1138 実施例13 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−フルオロベンズアミド IR (cm-1) 3379, 3242, 1578, 1532, 1444, 1317, 121
6, 1046 実施例14 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−クロロベンズアミド IR (cm-1) 3266, 1632, 1599, 1552, 1444, 1339, 125
6, 1047 実施例15 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−ブロモベンズアミド IR (cm-1) 3314, 2958, 1598, 1557, 1438, 1336, 125
7, 1046
【0048】実施例16 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド IR (cm-1) 3373, 1632, 1580, 1559, 1339, 1175, 113
2, 1045 実施例17 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−カルボキシベンズアミド IR (cm-1) 3330, 2960, 1687, 1640, 1533, 1442, 131
5, 1272 実施例18 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−メチルベンズアミド IR (cm-1) 3267, 2956, 1631, 1555, 1442, 1341, 125
7, 1048 実施例19 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−メトキシベンズアミド IR (cm-1) 1576, 1556, 1488, 1434, 1348, 1252, 1048 実施例20 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−エトキシベンズアミド IR (cm-1) 3260, 2957, 1579, 1552, 1439, 1343, 124
8, 1049 実施例21 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−4−フルオロベンズアミド IR (cm-1) 1628, 1604, 1581, 1543, 1513, 1336, 124
8, 1046 実施例22 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−4−クロロベンズアミド IR (cm-1) 3276, 2958, 1626, 1596, 1543, 1489, 133
4, 1044 実施例23 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド IR (cm-1) 1628, 1593, 1547, 1329, 1173, 1138, 107
0, 1044 実施例24 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−4−シアノベンズアミド IR (cm-1) 3378, 3287, 1632, 1598, 1553, 1333, 131
2, 1046 実施例25 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−4−カルボキシベンズアミド IR (cm-1) 2960, 1698, 1684, 1642, 1537, 1437, 133
0, 1293
【0049】実施例26 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−4−メチルベンズアミド IR (cm-1) 2957, 1628, 1616, 1593, 1543, 1341, 131
5, 1047 実施例27 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−4−メトキシベンズアミド IR (cm-1) 1615, 1591, 1544, 1504, 1442, 1345, 126
6, 1048 実施例28 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−4−n−ブトキシベンズアミド IR (cm-1) 2960, 1610, 1566, 1546, 1516, 1339, 130
9, 1276 実施例29 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−4−フェニルベンズアミド IR (cm-1) 3622, 3239, 2967, 1672, 1638, 1603, 120
0, 1145 実施例30 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2,4,6−トリメチルベンズアミド IR (cm-1) 3144, 2956, 1612, 1584, 1542, 1457, 144
3, 1046 実施例31 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3,4−ジメトキシベンズアミド IR (cm-1) 1600, 1573, 1508, 1440, 1334, 1277, 125
2, 1026 実施例32 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3,5−ジメトキシベンズアミド IR (cm-1) 3376, 3282, 2949, 1579, 1550, 1343, 120
3, 1048 実施例33 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−ピリジンカルボキサミド IR (cm-1) 3248, 1640, 1587, 1560, 1438, 1342, 105
5, 739 実施例34 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−ピリジンカルボキサミド IR (cm-1) 1646, 1598, 1552, 1441, 1425, 1340, 105
2, 798 実施例35 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−4−ピリジンカルボキサミド IR (cm-1) 3100, 1652, 1600, 1539, 1495, 1192, 799,
724
【0050】実施例36 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−フラミド IR (cm-1) 1622, 1601, 1584, 1549, 1444, 1342, 105
3, 755 実施例37 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−チオフェンカルボキサミド IR (cm-1) 1622, 1590, 1549, 1357, 1335, 1240, 717 実施例38 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−1H−ピロール−2−カルボキサミド IR (cm-1) 3382, 1619, 1587, 1562, 1444, 1120, 104
3, 751 実施例39 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−ナフタミド IR (cm-1) 3236, 2955, 1588, 1546, 1444, 1330, 104
6, 756 実施例40 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−1,3−ベンゾチアゾール−5−カルボキサ
ミド IR (cm-1) 3390, 2957, 1613, 1592, 1537, 1440, 132
7, 1043 実施例41 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボキサ
ミド IR (cm-1) 3136, 2961, 1672, 1612, 1443, 1201, 114
1, 723 実施例42 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−6−キノリンカルボキサミド IR (cm-1) 2959, 1674, 1545, 1329, 1201, 1188, 113
6, 1048 実施例43 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−キノリンカルボキサミド IR (cm-1) 3398, 2952, 1640, 1618, 1602, 1543, 144
2, 1334 実施例44 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2,1,3−ベンズオキサジアゾール−5−
カルボキサミド IR (cm-1) 3313, 1638, 1591, 1554, 1535, 1445, 133
3, 1047 実施例45 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド IR (cm-1) 3212, 2955, 1621, 1584, 1565, 1547, 132
7, 747
【0051】実施例46 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−1−ナフタミド IR (cm-1) 3194, 1614, 1584, 1536, 1501, 1330, 105
2, 776 実施例47 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−1H−インドール−3−カルボキサミド IR (cm-1) 3385, 3327, 2960, 1616, 1576, 1539, 145
8, 1443 実施例48 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)アセトアミド IR (cm-1) 3263, 1627, 1603, 1549, 1441, 1219, 118
3, 1052 実施例49 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)プロパンアミド IR (cm-1) 3278, 2955, 1628, 1603, 1538, 1441, 118
3, 1048 実施例50 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)ペンタンアミド IR (cm-1) 2960, 1617, 1585, 1547, 1469, 1444, 136
2, 1056 実施例51 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−(メチルチオ)プロパンアミド IR (cm-1) 3242, 2958, 1630, 1585, 1541, 1444, 133
8, 1054 実施例52 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−メチルプロパンアミド IR (cm-1) 3226, 2955, 1631, 1589, 1540, 1446, 133
8, 1049 実施例53 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2,2−ジメチルプロパンアミド IR (cm-1) 3400, 3212, 2955, 1586, 1540, 1370, 133
4, 1052 実施例54 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−メチル−2−ブテンアミド IR (cm-1) 3376, 1584, 1532, 1503, 1454, 1338, 105
2, 803 実施例55 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)シクロプロパンカルボキサミド IR (cm-1) 3373, 3210, 2956, 1586, 1541, 1445, 134
5, 1051
【0052】実施例56 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)シクロブタンカルボキサミド IR (cm-1) 3216, 2952, 1628, 1585, 1539, 1445, 133
9, 1038 実施例57 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)シクロペンタンカルボキサミド IR (cm-1) 3215, 2953, 1627, 1583, 1537, 1445, 133
7, 805 実施例58 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)シクロヘキサンカルボキサミド IR (cm-1) 3370, 3238, 2935, 1583, 1533, 1442, 135
7, 1332 実施例59 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−フェニルアセトアミド IR (cm-1) 3279, 1615, 1582, 1557, 1497, 1443, 104
8, 695 実施例60 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−フェニルプロパンアミド IR (cm-1) 3240, 2958, 1631, 1541, 1499, 1444, 134
7, 699 実施例61 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−フルオロベンズアミド IR (cm-1) 3416, 2962, 1653, 1592, 1558, 1428, 121
3, 750 実施例62 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−クロロベンズアミド IR (cm-1) 3402, 3140, 2970, 1647, 1589, 1538, 150
6, 1430 実施例63 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−ブロモベンズアミド IR (cm-1) 3402, 1647, 1538, 1506, 1428 実施例64 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド IR (cm-1) 3410, 1656, 1601, 1541, 1506, 1431, 131
8, 1120 実施例65 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−カルボキシベンズアミド IR (cm-1) 2956, 1680, 1404, 1301, 1282, 1210, 118
9, 1147
【0053】実施例66 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−メチルベンズアミド IR (cm-1) 3400, 2959, 1640, 1537, 1525, 1505, 142
6, 1279 実施例67 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−フルオロベンズアミド IR (cm-1) 3418, 2955, 1651, 1586, 1552, 1430, 125
6, 1130 実施例68 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−メトキシベンズアミド IR (cm-1) 2965, 2923, 1650, 1596, 1545, 1505, 142
1, 819 実施例69 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−4−フルオロベンズアミド IR (cm-1) 2973, 1675, 1655, 1200, 1179, 1138, 722 実施例70 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−4−シアノベンズアミド IR (cm-1) 3416, 3174, 2965, 2232, 1648, 1595, 155
0, 1431 実施例71 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−1,3−ベンゾチアゾール−5−カルボキサミド IR (cm-1) 3085, 2962, 1640, 1596, 1546, 1506, 142
8, 1331 実施例72 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド IR (cm-1) 3299, 1636, 1598, 1562, 1544, 1499, 143
0, 1345 実施例73 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)ブタンアミド IR (cm-1) 2962, 1665, 1597, 1553, 1509, 1431, 1380 実施例74 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)ヘキサンアミド IR (cm-1) 2958, 1652, 1598, 1549, 1506, 1424 実施例75 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−メチルプロパンアミド IR (cm-1) 3254, 2969, 1629, 1602, 1550, 1508, 123
6, 826
【0054】実施例76 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2,2−ジメチルプロパンアミド IR (cm-1) 3423, 2962, 1645, 1596, 1544, 1508, 142
9, 1376 実施例77 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−メチル−2−ブテンアミド IR (cm-1) 2962, 1664, 1633, 1540, 1502, 1426, 1387 実施例78 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)シクロプロパンカルボキサミド IR (cm-1) 3252, 2967, 1629, 1601, 1557, 1510, 123
8, 828 実施例79 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)シクロブタンカルボキサミド IR (cm-1) 3967, 2954, 1646, 1599, 1542, 1506, 1428 実施例80 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)シクロペンタンカルボキサミド IR (cm-1) 2956, 2872, 1654, 1643, 1596, 1543, 150
4, 1428 実施例81 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサンカルボキサミド IR (cm-1) 2954, 2929, 1653, 1595, 1542, 1506, 1428 実施例82 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−シクロペンチルアセトアミド IR (cm-1) 3275, 3245, 2955, 1632, 1598, 1546, 149
5, 1425 実施例83 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−フェニルプロパンアミド IR (cm-1) 3420, 2962, 1658, 1599, 1546, 1434 実施例84 N−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−フルオロベンズアミド IR (cm-1) 3306, 1634, 1589, 1526, 1482, 1301, 1215 実施例85 N−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−メトキシベンズアミド IR (cm-1) 1622, 1575, 1544, 1459, 1443, 1286, 124
7, 1042
【0055】実施例86 N−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド IR (cm-1) 3389, 2952, 1647, 1629, 1530, 1500, 146
0, 1286 実施例87 N−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−メチル−2−ブテンアミド IR (cm-1) 2962, 1655, 1608, 1531, 1466, 1447, 138
7, 1297 実施例88 N−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)シクロペンタンカルボキサミド IR (cm-1) 3254, 2954, 1636, 1439, 1365, 1288, 122
9, 745 実施例89 N−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−シクロペンチルアセトアミド IR (cm-1) 2949, 1622, 1542, 1469, 1443, 746 実施例90 N−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−シクロヘキシルアセトアミド IR (cm-1) 3271, 2922, 2855, 1622, 1542, 1469, 145
0, 747 実施例91 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−N−メチルベンズアミド IR (cm-1) 2965, 1629, 1603, 1575, 1518, 1422, 1387 実施例92 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−N−メチルシクロペンタンカルボキサミド IR (cm-1) 3196, 2960, 1624, 1590, 1516, 1426, 1394
【0056】実施例93 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−ヒドロキシベンズアミドの合成 2−アミノ−4−tert−ブチルレゾルシノール(1
8mg, 0.10mmol)、3−ヒドロキシ安息香酸
(41mg,0.30mmol)、N−エチル−N′−
3−ジメチルアミノプロピルカルボジイミド塩酸塩(W
SC・HCl)(67mg,0.35mmol)、およ
びTHF(2mL)の混合物を室温にて終夜攪拌した。
これに5Nの水酸化カリウム水溶液(1mL)を加え、
50℃にて4時間攪拌した。室温まで放冷後、6N塩酸
(1mL)および飽和重曹水(1mL)を加え、分離し
た有機層を硫酸マグネシウムのカラムにて乾燥、THF
にて洗浄後、遠心エバポレータにより濃縮した。得られ
た残渣を分取HPLC(YMCコンビプレップ,ODS
−A 内径20x50mm,S−5μm、120A、
0.05%TFA水溶液−0.035%TFAアセトニ
トリル溶液)にて精製し、目的のN−(3−tert−
ブチル−2,6−ジヒドロキシフェニル)−3−ヒドロ
キシベンズアミドを合成した。 IR (cm-1) 3395, 1550, 1334, 1049
【0057】実施例94〜134 実施例93と同様の方法にて次の実施例94〜134の
化合物を合成した。 実施例94 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−(ジメチルアミノ)ベンズアミド IR (cm-1) 1676, 1202, 1189, 1137 実施例95 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−4−ヒドロキシベンズアミド IR (cm-1) 3390, 3330, 1613, 1515, 1442 実施例96 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−4−(ジメチルアミノ)ベンズアミド IR (cm-1) 2951, 1618, 1560, 1533, 1443, 1343, 132
7, 1048 実施例97 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−チオフェンカルボキサミド IR (cm-1) 3245, 1614, 1581, 1545, 1440, 1330, 1046 実施例98 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−フラミド IR (cm-1) 3254, 1630, 1590, 1539, 1511, 1443, 134
9, 1052 実施例99 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド IR (cm-1) 3193, 2958, 1594, 1572 実施例100 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−1H−インドール−5−カルボキサミド IR (cm-1) 2955, 1612, 1588, 1568, 1545, 1444, 132
6, 1046 実施例101 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−(メトキシ)プロパンアミド IR (cm-1) 3510, 3377, 2963, 1680, 1632, 1549, 1442 実施例102 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)ヘプタンアミド IR (cm-1) 2958, 2932, 1618, 1590, 1541, 1443 実施例103 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−シクロペンチルアセトアミド IR (cm-1) 3286, 2930, 2855, 1616, 1586, 1543, 144
8, 1046
【0058】実施例104 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−1−メチル−L−プロリンアミド IR (cm-1) 2964, 1676, 1203, 1135 実施例105 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−(1−ピペリジル)アセトアミド IR (cm-1) 3071, 2966, 1672, 1206, 1136, 1056 実施例106 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−(4−モルホリニル)アセトアミド IR (cm-1) 2964, 1675, 1441, 1202, 1131 実施例107 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−(1−ピペリジル)プロパンアミド IR (cm-1) 3244, 2961, 1675, 1439, 1203, 1134 実施例108 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−(2−ピリジニル)アセトアミド IR (cm-1) 3310, 1686, 1665, 1204, 1176, 1131, 1055 実施例109 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−(3−ピリジニル)アセトアミド IR (cm-1) 2959, 1674, 1516, 1191, 1136, 1055, 753,
720 実施例110 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−(4−ピリジニル)アセトアミド IR (cm-1) 2959, 1678, 1516, 1194, 1137, 1057, 760,
721 実施例111 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−(4−イミダゾリル)プロパンアミド IR (cm-1) 2958, 1669, 1516, 1201, 1138, 722 実施例112 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−ヒドロキシベンズアミド IR (cm-1) 2962, 1592, 1561, 1427, 1380, 1215 実施例113 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−(ジメチルアミノ)ベンズアミド IR (cm-1) 3163, 2967, 1631, 1590, 1562, 1186
【0059】実施例114 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−ヒドロキシベンズアミド IR (cm-1) 3372, 2963, 1650, 1583, 1546, 1507, 1428 実施例115 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−(ジメチルアミノ)ベンズアミド IR (cm-1) 2965, 1678, 1645, 1600, 1544, 1504, 120
1, 1181 実施例116 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−4−ヒドロキシベンズアミド IR (cm-1) 2964, 1647, 1608, 1549, 1514, 1504, 142
9, 1250 実施例117 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−4−(ジメチルアミノ)ベンズアミド IR (cm-1) 2953, 1611, 1531, 1503, 1426 実施例118 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−チオフェンカルボキサミド IR (cm-1) 2968, 1628, 1599, 1548, 1505, 1328, 124
7, 739 実施例119 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−フラミド IR (cm-1) 3408, 1630, 1595, 1544, 1504, 1428, 1319 実施例120 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−シクロペンチルアセトアミド IR (cm-1) 3300, 2922, 1630, 1601, 1544, 1502, 1425 実施例121 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−1−メチル−L−プロリンアミド IR (cm-1) 2967, 1676, 1203, 1132 実施例122 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−(1−ピペリジル)アセトアミド IR (cm-1) 2967, 1675, 1204, 1134 実施例123 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−(4−モルホリニル)アセトアミド IR (cm-1) 3276, 1934, 1667, 1547, 1203, 1185, 114
1, 1125
【0060】実施例124 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−(1−ピペリジル)プロパンアミド IR (cm-1) 3511, 2966, 2767, 1679, 1549, 1513, 実施例125 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−(2−ピリジニル)アセトアミド IR (cm-1) 3300, 2967, 1674, 1185, 1138, 722 実施例126 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−(3−ピリジニル)アセトアミド IR (cm-1) 2974, 1671, 1537, 1508, 1132, 826, 797,
721 実施例127 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−(4−ピリジニル)アセトアミド IR (cm-1) 3386, 2966, 1670, 1508, 1425, 1189, 113
2, 799 実施例128 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−(3−ピリジニル)プロパンアミド IR (cm-1) 2968, 1665, 1604, 1534, 1508, 1429, 119
4, 1137 実施例129 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−(4−イミダゾリル)プロパンアミド IR (cm-1) 3217, 1672, 1214, 1136, 756 実施例130 N−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−チオフェンカルボキサミド IR (cm-1) 3303, 2951, 1617, 1545, 1461, 1445, 130
8, 740 実施例131 N−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−フラミド IR (cm-1) 3274, 2957, 1608, 1575, 1531, 1444, 130
8, 741 実施例132 N−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−(4−ピリジニル)アセトアミド IR (cm-1) 3085, 2961, 1679, 1444, 1201, 1137, 79
9, 722 実施例133 N−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−(3−ピリジニル)アセトアミド IR (cm-1) 2962, 1671, 1567, 1190, 1136, 798, 747,
721, 684 実施例134 N−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−N−メチル−2−(4−ピリジニル)アセトアミ
ド IR (cm-1) 3097, 2960, 1657, 1515, 1193, 1146, 825,
723
【0061】実施例135 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−3−アミノベンズアミドの合成 実施例93と同様の方法にてN−(3−tert−ブチ
ル−2,6−ジヒドロキシフェニル)−3−((ter
t−ブトキシカルボニル)アミノ)ベンズアミドを合成
した後、トリフルオロ酢酸、および塩化メチレンとの混
合物とし、室温にて1時間攪拌した。濃縮後、残渣を分
取HPLCで精製して目的のN−(3−tert−ブチ
ル−2,6−ジヒドロキシフェニル)−3−アミノベン
ズアミドを合成した。 IR (cm-1) 2962, 1675, 1584, 1542, 1441, 1202, 114
3, 726
【0062】実施例136〜156 実施例135と同様の方法にて次の実施例136〜15
6の化合物を合成した。 実施例136 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−4−アミノベンズアミド IR (cm-1) 2958, 1667, 1615, 1543, 1514, 1202, 118
5, 1142 実施例137 (1R,2S)−2−アミノ−N−(3−tert−ブ
チル−2,6−ジヒドロキシフェニル)シクロペンタン
カルボキサミド IR (cm-1) 3145, 2964, 1677, 1442, 1204, 1141, 105
2, 724 実施例138 N−(3−tert−ブチル−2,6−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−((2S)−2−ピロリジニル)アセト
アミド IR (cm-1) 3248, 2964, 1676, 1440, 1204, 1139, 105
3, 723 実施例139 3−アミノ−N−(3−tert−ブチル−2,6−ジ
ヒドロキシフェニル)プロパンアミド IR (cm-1) 3260, 1672, 1608, 1443, 1205, 1185, 114
9, 1053 実施例140 4−アミノ−N−(3−tert−ブチル−2,6−ジ
ヒドロキシフェニル)ブタンアミド IR (cm-1) 3145, 1669, 1514, 1184, 1138, 1050, 800,
723 実施例141 5−アミノ−N−(3−tert−ブチル−2,6−ジ
ヒドロキシフェニル)ペンタンアミド IR (cm-1) 3237, 2963, 1675, 1543, 1205, 1143, 799,
724 実施例142 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−アミノベンズアミド IR (cm-1) 2965, 1596, 1551, 1426, 1376, 1249, 120
1, 750 実施例143 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−アミノベンズアミド IR (cm-1) 2963, 1646, 1545, 1508, 1212, 1183, 114
3, 726 実施例144 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−4−アミノベンズアミド IR (cm-1) 3336, 3145, 1594, 1542, 1512, 1419, 132
0, 1176 実施例145 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−L−プロリンアミド IR (cm-1) 2967, 1676, 1557, 1512, 1431, 1204, 113
5, 723
【0063】実施例146 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−D−プロリンアミド IR (cm-1) 2968, 1676, 1557, 1512, 1431, 1204, 113
5, 723 実施例147 (2S)−N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキ
シフェニル)−1,3−チアゾリジン−2−カルボキサ
ミド IR (cm-1) 3237, 3060, 1673, 1555, 1511, 1202, 113
4, 723 実施例148 (2R)−N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキ
シフェニル)−1,3−チアゾリジン−2−カルボキサ
ミド IR (cm-1) 3256, 3049, 1672, 1553, 1511, 1202, 113
5, 723 実施例149 (1R,2S)−2−アミノ−N−(5−tert−ブ
チル−2−ヒドロキシフェニル)シクロペンタンカルボ
キサミド IR (cm-1) 2968, 1676, 1543, 1508, 1430, 1204, 113
8, 724 実施例150 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−ピロリジンカルボキサミド IR (cm-1) 3392, 2963, 1658, 1540, 1427, 1255, 120
3, 822 実施例151 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−ピペリジンカルボキサミド IR (cm-1) 2966.1684.1558.1540.1506.1201.1139.722 実施例152 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−ピペリジンカルボキサミド IR (cm-1) 2967, 1679, 1547, 1508, 1430, 1205, 113
5, 724 実施例153 N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2−((2S)−2−ピロリジニル)アセトアミ
ド IR (cm-1) 3060, 2969, 1678, 1508, 1429, 1205, 113
4, 722 実施例154 3−アミノ−N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロ
キシフェニル)プロパンアミド IR (cm-1) 3164, 2967, 1685, 1661, 1549, 1207, 117
6, 1130 実施例155 4−アミノ−N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロ
キシフェニル)ブタンアミド IR (cm-1) 3136, 2957, 1679, 1650, 1546, 1210, 117
4, 1134 実施例156 5−アミノ−N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロ
キシフェニル)ペンタンアミド IR (cm-1) 3118, 2958, 1672, 1546, 1428, 1208, 118
5, 1139
【0064】実施例157 N−(2−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニ
ル)−2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンズ
アミドの合成 参考例11で合成したN−(2−メトキシメトキシ−5
−tert−ブチルフェニル)−2−(2−(ジメチル
アミノ)エトキシ)ベンズアミド(35mg,0.08
7mmol)、濃塩酸(0.4mL)、およびメタノー
ル(2mL)の混合物を室温で終夜攪拌した。濃縮後、
残渣を分取HPLCで精製して目的のN−(2−ヒドロ
キシ−5−tert−ブチルフェニル)−2−(2−
(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンズアミドを合成し
た。 IR (cm-1) 2965, 1674, 1601, 1574, 1426, 1203, 113
8, 754
【0065】実施例158〜162 実施例157と同様の方法にて次の実施例158〜16
2の化合物を合成した。 実施例158 N−(2−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニ
ル)−2−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)ベンズ
アミド IR (cm-1) 3345, 2965, 1677, 1637, 1602, 1554, 142
9, 1198 実施例159 N−(2−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニ
ル)−3−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンズ
アミド IR (cm-1) 2928, 1674, 1532, 1504, 1484, 1202, 113
3, 750 実施例160 N−(2−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニ
ル)−3−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)ベンズ
アミド IR (cm-1) 3272, 2968, 1678, 1537, 1507, 1203, 113
4, 721 実施例161 N−(2−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニ
ル)−4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンズ
アミド IR (cm-1) 2957, 1607, 1540, 1506, 1426, 1309, 124
4, 1177 実施例162 N−(2−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニ
ル)−4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)ベンズ
アミド IR (cm-1) 2969, 1677, 1503, 1251, 1202, 1180, 1136
【0066】試験例1 FXRアンタゴニスト活性評価 10%牛胎児血清を添加したD-MEM培地で希釈したCOS-1(1
x105/ml)を24穴培養シャーレ中に入れ、同培地で培養
を開始した。24時間後、培地を交換し、3時間後、Gal4-
luc(pGL3にGAL4結合配列)-ルシフェラーゼレポーター
プラスミドを導入したもの)(0.2 μg/well)、pM-FXR
-LBD(pMにGAL4結合領域(GAL4bd)とFXRリガンド結合
領域(FXR-LBD)を導入したもの)(0.05 μg/well)と、
遺伝子導入効率補正のため、ウミシイタケルシフェラー
ゼプラスミドpRL-CMV(プロメガ(Promega)社)(0.03 μ
g/well)を、リン酸カルシウム法により導入した。5.5
時間後、PBSでリン酸カルシウム沈殿を洗浄除去し、培
地を添加した。同時に、終濃度100 μMのCDCAおよびDMS
O溶解した被験化合物(0.1〜10 μM)を添加した。24時
間後に、細胞を回収し、デュアルルシフェラーゼレポー
ターアッセイシステム(Dual Luciferase Reporter Assa
y System)(プロメガ(Promega)社)を用い、ルシフェラ
ーゼアッセイを行った。薬物非存在時、CDCAにより活性
化された状態のルシフェラーゼ活性の値を100%とし、CD
CA非存在時の値を0%として、IC50値を活性の指標とし
た。例えば、実施例2の化合物のIC50値は1.5μ
Mであった。
【0067】
【発明の効果】化合物(I)は、FXRの転写活性上昇を
抑制することによりLDL受容体の量を増加させ、血清コ
レステロール値を低下させることが出来る。従って、高
脂血症治療薬として使用することが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/415 A61K 31/415 4C056 31/4184 31/4184 4C069 31/4245 31/4245 4C086 31/426 31/426 4C204 31/428 31/428 4C206 31/4402 31/4402 4H006 31/4406 31/4406 31/4409 31/4409 31/4453 31/4453 31/4458 31/4458 31/4462 31/4462 31/47 31/47 31/5375 31/5375 A61P 3/06 A61P 3/06 43/00 111 43/00 111 C07C 233/25 C07C 233/25 233/27 233/27 233/29 233/29 233/60 233/60 233/75 233/75 233/88 233/88 235/16 235/16 A 235/56 235/56 235/64 235/64 237/04 237/04 A 237/40 237/40 255/57 255/57 321/14 321/14 C07D 207/34 C07D 207/34 209/08 209/08 209/42 209/42 211/60 211/60 213/81 213/81 213/82 213/82 215/48 215/48 215/54 215/54 231/14 231/14 235/08 235/08 271/12 271/12 277/64 277/64 295/14 295/14 307/68 307/68 333/38 333/38 333/70 333/70 (72)発明者 長谷川 浩彦 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住 友製薬株式会社内 Fターム(参考) 4C023 HA01 4C031 MA10 NA10 4C037 MA03 4C054 AA02 CC01 DD38 EE38 4C055 AA01 BA01 BA02 BA58 BB04 BB08 CA01 CA02 CA58 CB04 CB08 DA34 DB04 DB08 4C056 AA01 AB02 AC04 AD03 FB17 4C069 AC07 4C086 AA01 AA02 AA03 BA03 BB02 BB03 BC05 BC07 BC13 BC17 BC21 BC28 BC36 BC37 BC66 BC73 BC82 BC84 MA01 MA04 NA14 ZC02 ZC33 4C204 BB01 CB03 DB26 4C206 AA01 AA02 AA03 GA31 MA01 MA04 NA14 ZC02 ZC33 4H006 AA01 AB27 BJ50 BM10 BM30 BM71 BM72 BM73 BN30 BP30 BU32 BU42 BU46 BV25 BV36 BV55 BV64 BV74

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、Rは置換されていてもよいアルキル基、置換
    されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよい
    フェニル基、置換されていてもよいビフェニル基、置換
    されていてもよいナフチル基、置換されていてもよいア
    ラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリールアル
    キル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換
    されていてもよいシクロアルケニル基、または置換され
    ていてもよいヘテロ環基を表す。Rは水素原子もしく
    は置換されていてもよいアルキル基を表す。Rおよび
    はそれぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基また
    は置換されていてもよいアルコキシ基を表す。Rおよ
    びRはそれぞれ独立して、水素原子または置換されて
    いてもよいアルキル基を表す。ただし、Rがフェニル
    基、Rが水素原子、RおよびRがヒドロキシ基、
    かつRおよびRがtert−ブチル基である場合を
    除く]で表されるベンズアミド誘導体またはその薬学的
    に許容される塩を含有するFXR転写活性抑制剤。
  2. 【請求項2】 Rが置換されていてもよいフェニル
    基、置換されていてもよいナフチル基、置換されていて
    もよいアラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリ
    ールアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル
    基、または置換されていてもよいヘテロ環基である、請
    求項1記載のFXR転写活性抑制剤。
  3. 【請求項3】 Rが置換されてもよいフェニル基、置
    換されていてもよいナフチル基、置換されていてもよい
    アラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリールア
    ルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、ま
    たは置換されていてもよいヘテロ環基であり、Rが水
    素原子であり、RおよびRがそれぞれ独立して、水
    素原子またはヒドロキシ基である、請求項1記載のFXR
    転写活性抑制剤。
  4. 【請求項4】 Rが置換されていてもよいフェニル
    基、置換されていてもよいナフチル基、置換されていて
    もよいアラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリ
    ールアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル
    基、または置換されていてもよいヘテロ環基であり、R
    が水素原子であり、Rがヒドロキシ基であり、R
    が水素原子またはヒドロキシ基であり、RおよびR
    の一方が置換されていてもよいアルキル基であり、他方
    が水素原子もしくは置換されていてもよいアルキル基で
    ある、請求項1記載のFXR転写活性抑制剤。
  5. 【請求項5】 Rが置換されていてもよいフェニル
    基、置換されていてもよいナフチル基、置換されていて
    もよいアラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリ
    ールアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル
    基、または置換されていてもよいヘテロ環基であり、R
    が水素原子であり、Rがヒドロキシ基であり、R
    が水素原子またはヒドロキシ基であり、RおよびR
    の一方がtert−ブチル基であり、他方が水素原子も
    しくはtert−ブチル基である、請求項1記載のFXR
    転写活性抑制剤。
  6. 【請求項6】 一般式(I) 【化2】 [式中、Rは水素原子もしくは置換されていてもよい
    アルキル基を表す。Rはヒドロキシ基を表す。R
    水素原子またはヒドロキシ基を表す。RおよびR
    それぞれ独立して、水素原子またはtert−ブチル基
    を表す。Rは置換されていてもよいアルキル基、置換
    されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよい
    フェニル基、置換されていてもよいビフェニル基、置換
    されていてもよいナフチル基、置換されていてもよいア
    ラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリールアル
    キル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換
    されていてもよいシクロアルケニル基、または置換され
    ていてもよいヘテロ環基を表す。但し、(a)Rおよ
    びRが水素原子を表し、Rがtert−ブチル基を
    表すとき;Rが置換されていてもよいアルキル基であ
    る場合にはヘテロ環基が置換したアルキル基であり、R
    は置換されていてもよいアルケニル基、置換されてい
    てもよいナフチル基、および無置換フェニル基ではな
    く、Rはモノハロゲン化メチル基、ヘテロ環基、また
    は2個以上のハロゲン原子にて置換されたフェニル基で
    はなく、Rはヘテロ環基が置換したアラルキル基では
    なく、(b)RおよびRが水素原子を表し、R
    tert−ブチル基を表すとき;Rは1−ブロモ−2
    −メチルプロピルではなく、(c)Rが水素原子、R
    およびRがtert−ブチル基を表すとき;R
    メチル基ではなく、(d)Rがヒドロキシ基、R
    よびRがtert−ブチル基を表すとき;Rは無置
    換フェニル基ではない。]で表されるベンズアミド誘導
    体またはその薬学的に許容される塩。
  7. 【請求項7】 Rがメチル、カルボキシ、フェニル、
    ヒドロキシ、クロロ、メトキシ、エトキシ、n−ブトキ
    シ、フルオロ、ブロモ、トリフルオロメチル、ジメチル
    アミノ、シアノ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミ
    ノエトキシもしくはジエチルアミノエトキシにて置換さ
    れたフェニル基であるか、またはナフチル基、ベンジル
    基、フェネチル基、C1〜C6アルキル基、メトキシエ
    チル基、メチルチオエチル基、アミノエチル基、アミノ
    プロピル基、アミノブチル基、シクロペンチルメチル
    基、シクロヘキシルメチル基、イミダゾリルエチル基、
    ピリジルメチル基、ピリジルエチル基、ピペリジルメチ
    ル基、モルホリニルメチル基、ピペリジルエチル基、ピ
    ペラジニルメチル基、ピロリジニルメチル基、ジメチル
    ビニル基、C3〜C8シクロアルキル基、アミノシクロ
    ペンチル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、ピロ
    リル基、ピラゾリル基、キノリル基、インドリル基、ベ
    ンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾフラ
    ザニル基、ベンゾチエニル基、N−メチルピロリジニル
    基、ピロリジニル基、ピペリジル基、チアゾリジニル基
    またはヒドロキシピロリジニル基であり、R、R
    よびR が水素原子であり、Rがtert−ブチル基
    である、請求項6記載のベンズアミド誘導体またはその
    薬学的に許容される塩。
  8. 【請求項8】 Rがメチル、カルボキシ、フェニル、
    ヒドロキシ、クロロ、メトキシ、エトキシ、n−ブトキ
    シ、フルオロ、ブロモ、トリフルオロメチル、ジメチル
    アミノ、シアノ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミ
    ノエトキシもしくはジエチルアミノエトキシにて置換さ
    れていてもよいフェニル基であるか、またはナフチル
    基、ベンジル基、フェネチル基、C1〜C6アルキル
    基、メトキシエチル基、メチルチオエチル基、アミノエ
    チル基、アミノプロピル基、アミノブチル基、シクロペ
    ンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基、イミダゾリ
    ルエチル基、ピリジルメチル基、ピリジルエチル基、ピ
    ペリジルメチル基、モルホリニルメチル基、ピペリジル
    エチル基、ピペラジニルメチル基、ピロリジニルメチル
    基、ジメチルビニル基、C3〜C8シクロアルキル基、
    アミノシクロペンチル基、ピリジル基、チエニル基、フ
    リル基、ピロリル基、ピラゾリル基、キノリル基、イン
    ドリル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル
    基、ベンゾフラザニル基、ベンゾチエニル基、N−メチ
    ルピロリジニル基、ピロリジニル基、ピペリジル基、チ
    アゾリジニル基またはヒドロキシピロリジニル基であ
    り、R、R およびRが水素原子であり、Rがt
    ert−ブチル基である、請求項6記載のベンズアミド
    誘導体またはその薬学的に許容される塩。
  9. 【請求項9】 Rがメチル、カルボキシ、フェニル、
    ヒドロキシ、クロロ、メトキシ、エトキシ、n−ブトキ
    シ、フルオロ、ブロモ、トリフルオロメチル、ジメチル
    アミノ、シアノ、アミノ、アミノメチル、ジメチルアミ
    ノエトキシもしくはジエチルアミノエトキシにて置換さ
    れていてもよいフェニル基であるか、またはナフチル
    基、ベンジル基、フェネチル基、C2〜C6アルキル
    基、メトキシエチル基、メチルチオエチル基、アミノエ
    チル基、アミノプロピル基、アミノブチル基、シクロペ
    ンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基、イミダゾリ
    ルエチル基、ピリジルメチル基、ピリジルエチル基、ピ
    ペリジルメチル基、モルホリニルメチル基、ピペリジル
    エチル基、ピペラジニルメチル基、ピロリジニルメチル
    基、ジメチルビニル基、C3〜C8シクロアルキル基、
    アミノシクロペンチル基、ピリジル基、チエニル基、フ
    リル基、ピロリル基、ピラゾリル基、キノリル基、イン
    ドリル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル
    基、ベンゾフラザニル基、ベンゾチエニル基、N−メチ
    ルピロリジニル基、ピロリジニル基、ピペリジル基、チ
    アゾリジニル基またはヒドロキシピロリジニル基であ
    り、RおよびRが水素原子であり、RおよびR
    がtert−ブチル基である、請求項6記載のベンズア
    ミド誘導体またはその薬学的に許容される塩。
  10. 【請求項10】 Rがメチル、カルボキシ、フェニ
    ル、ヒドロキシ、クロロ、メトキシ、エトキシ、n−ブ
    トキシ、フルオロ、ブロモ、トリフルオロメチル、ジメ
    チルアミノ、シアノ、アミノ、アミノメチル、ジメチル
    アミノエトキシもしくはジエチルアミノエトキシにて置
    換されたフェニル基であるか、またはナフチル基、ベン
    ジル基、フェネチル基、C1〜C6アルキル基、メトキ
    シエチル基、メチルチオエチル基、アミノエチル基、ア
    ミノプロピル基、アミノブチル基、シクロペンチルメチ
    ル基、シクロヘキシルメチル基、イミダゾリルエチル
    基、ピリジルメチル基、ピリジルエチル基、ピペリジル
    メチル基、モルホリニルメチル基、ピペリジルエチル
    基、ピペラジニルメチル基、ピロリジニルメチル基、ジ
    メチルビニル基、C3〜C8シクロアルキル基、アミノ
    シクロペンチル基、ピリジル基、チエニル基、フリル
    基、ピロリル基、ピラゾリル基、キノリル基、インドリ
    ル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベ
    ンゾフラザニル基、ベンゾチエニル基、N−メチルピロ
    リジニル基、ピロリジニル基、ピペリジル基、チアゾリ
    ジニル基またはヒドロキシピロリジニル基であり、R
    が水素原子であり、Rがヒドロキシ基であり、R
    よびRがtert−ブチル基である、請求項6記載の
    ベンズアミド誘導体またはその薬学的に許容される塩。
  11. 【請求項11】 Rがメチル、カルボキシ、フェニ
    ル、ヒドロキシ、クロロ、メトキシ、エトキシ、n−ブ
    トキシ、フルオロ、ブロモ、トリフルオロメチル、ジメ
    チルアミノ、シアノ、アミノ、アミノメチル、ジメチル
    アミノエトキシもしくはジエチルアミノエトキシにて置
    換されていてもよいフェニル基であるか、またはナフチ
    ル基、ベンジル基、フェネチル基、C1〜C6アルキル
    基、メトキシエチル基、メチルチオエチル基、アミノエ
    チル基、アミノプロピル基、アミノブチル基、シクロペ
    ンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基、イミダゾリ
    ルエチル基、ピリジルメチル基、ピリジルエチル基、ピ
    ペリジルメチル基、モルホリニルメチル基、ピペリジル
    エチル基、ピペラジニルメチル基、ピロリジニルメチル
    基、ジメチルビニル基、C3〜C8シクロアルキル基、
    アミノシクロペンチル基、ピリジル基、チエニル基、フ
    リル基、ピロリル基、ピラゾリル基、キノリル基、イン
    ドリル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル
    基、ベンゾフラザニル基、ベンゾチエニル基、N−メチ
    ルピロリジニル基、ピロリジニル基、ピペリジル基、チ
    アゾリジニル基またはヒドロキシピロリジニル基であ
    り、Rが水素原子であり、Rがヒドロキシ基であ
    り、Rが水素原子であり、Rがtert−ブチル基
    である、請求項6記載のベンズアミド誘導体またはその
    薬学的に許容される塩。
  12. 【請求項12】 Rが3−フルオロフェニル基、3−
    メトキシフェニル基、3−チエニル基、2−ベンゾチエ
    ニル基、5−インドリル基、ジメチルビニル基、シクロ
    ペンチル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシル
    メチル基、3−ピリジルメチル基または4−ピリジルメ
    チル基であり、R、RおよびRが水素原子であ
    り、Rがtert−ブチル基である、請求項6記載の
    ベンズアミド誘導体またはその薬学的に許容される塩。
  13. 【請求項13】 Rがフェニル基、3−フルオロフェ
    ニル基、3−メトキシフェニル基、3−チエニル基、2
    −ベンゾチエニル基、5−インドリル基、ジメチルビニ
    ル基、シクロペンチル基、シクロペンチルメチル基、シ
    クロヘキシルメチル基、3−ピリジルメチル基または4
    −ピリジルメチル基であり、R、R およびRが水
    素原子であり、Rがtert−ブチル基である、請求
    項6記載のベンズアミド誘導体またはその薬学的に許容
    される塩。
  14. 【請求項14】 Rがフェニル基、3−フルオロフェ
    ニル基、3−メトキシフェニル基、3−チエニル基、2
    −ベンゾチエニル基、5−インドリル基、ジメチルビニ
    ル基、シクロペンチル基、シクロペンチルメチル基、シ
    クロヘキシルメチル基、3−ピリジルメチル基または4
    −ピリジルメチル基であり、RおよびRが水素原子
    であり、RおよびRがtert−ブチル基である、
    請求項6記載のベンズアミド誘導体またはその薬学的に
    許容される塩。
  15. 【請求項15】 Rが3−フルオロフェニル基、3−
    メトキシフェニル基、3−チエニル基、2−ベンゾチエ
    ニル基、5−インドリル基、ジメチルビニル基、シクロ
    ペンチル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシル
    メチル基、3−ピリジルメチル基または4−ピリジルメ
    チル基であり、Rが水素原子であり、Rがヒドロキ
    シ基であり、RおよびRがtert−ブチル基であ
    る、請求項6記載のベンズアミド誘導体またはその薬学
    的に許容される塩。
  16. 【請求項16】 Rがフェニル基、3−フルオロフェ
    ニル基、3−メトキシフェニル基、3−チエニル基、2
    −ベンゾチエニル基、5−インドリル基、ジメチルビニ
    ル基、シクロペンチル基、シクロペンチルメチル基、シ
    クロヘキシルメチル基、3−ピリジルメチル基または4
    −ピリジルメチル基であり、Rが水素原子であり、R
    がヒドロキシ基であり、Rが水素原子であり、R
    がtert−ブチル基である、請求項6記載のベンズア
    ミド誘導体またはその薬学的に許容される塩。
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KR101349187B1 (ko) 2006-12-05 2014-01-10 (주)아모레퍼시픽 지방대사 이상질환의 치료 및 예방용 약학 조성물

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