JP2002240131A - ポリプロピレン系樹脂フィルムおよびその製造方法 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂フィルムおよびその製造方法

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JP2002240131A
JP2002240131A JP2001086353A JP2001086353A JP2002240131A JP 2002240131 A JP2002240131 A JP 2002240131A JP 2001086353 A JP2001086353 A JP 2001086353A JP 2001086353 A JP2001086353 A JP 2001086353A JP 2002240131 A JP2002240131 A JP 2002240131A
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film
polypropylene resin
longitudinal
friction coefficient
chill roll
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JP2001086353A
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Takao Yazaki
高雄 矢崎
Katsuji Okano
勝治 岡野
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Daiya Plastic Kk
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Daiya Plastic Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 口開き性、抗ブロッキング性、積
載性に優れた包装袋を形成する半透明のポリプロピレン
系樹脂フィルムの提供。 【解決手段】 T−ダイ1より溶融押し出しされ
たポリプロピレン系樹脂フィルム2を、回転しているセ
ミマット調金属チルロ−ル3と、回転しているマット調
ゴムロ−ル4との間に導き、挟圧しながら冷却して、光
沢度がフィルム裏面側で100%以上、フィルム表面同
士の縦方向動摩擦係数が0.18〜0.50および縦方
向静摩擦係数が0.18〜0.50で、フィルム裏面同
士の縦方向動摩擦係数が1.0以上および縦方向静摩擦
係数が1.0以上、ブロッキング値が0g/10c
、霞み度が5〜50%のポリプロピレン系樹脂フィ
ルムを得る。フィルム裏面をマット仕上とすることによ
り、ブロッキング値が0g/10cmのフィルムが得
られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充填包装が容易
で、積載性に優れる包装袋を与える透明ないし半透明の
ポリプロピレン系樹脂フィルム、あるいは、印刷紙ラミ
ネ−トフィルム、透明な樹脂製ブロ−瓶のインモ−ルド
ラベル等に適した、抗ブロッキング性に優れたポリプロ
ピレン系樹脂フィルムおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】厚みが8〜300μmのポリプロピレン
系樹脂フィルムは、透明性、耐薬品性に優れ、安価であ
るので一般に生鮮食品包装袋、生鮮野菜包装袋(特公平
2−28309号、同3−23332号)、液体バッグ
(特開平8−34473号)、吊り下げ袋、インモ−ル
ドラベル(USP5186782号)、印刷紙のラミネ
−トフィルム(特公平2−54783号、同3−471
77号、実公昭61−32752号)等に使用されてい
る。
【0003】袋素材のフィルムに要求される性能は、例
えば次ぎのようである。 袋の口開きを容易とするために抗ブロッキング性に優
れる。 積載性に優れるように袋外面の静摩擦係数が0.45
以上である。 充填包装し易いように袋内面の動摩擦係数が0.18
〜0.50である。 袋の外側光沢が高い。
【0004】また、インモ−ルドラベルや印刷紙ラミネ
−トフィルムに要求される性能は、例えば次ぎのようで
ある。 供排紙性に優れる。 被着体の紙や樹脂製ブロ−容器と、ラベルまたはフィ
ルム間に空気溜り(オレンジピ−ル)が生じない。 透明性ないし半透明性の樹脂製ブロ−容器であるとき
は、容器に貼着したラベルは透明性が高いほうがよい。
ラミネ−トフィルムにおいても印刷が透視できるように
フィルムの透明性が高いほうがよい。
【0005】ポリプロピレン系樹脂に滑剤やアンチブロ
ッキング剤を配合して袋の口開き性およびフィルムの供
排紙性を良好とすることは知られている(特公平2−2
8309号、同3−23332号、特開平6−1555
72号、同8−67782号、同10−86297
号)。
【0006】特開平6−155572号公報は、アンチ
ブロッキング剤を1000〜5000ppm配合した結
晶性ポリプロピレン(内層)と、滑剤を1300〜20
00ppm配合した密度0.935g/10分の直鎖ポ
リエチレン(中間層)と、結晶性ポリプロピレン(外
層)の3層フィルムをサ−キュラ−ダイより共押出し
し、インフレ−ション水冷法で成形した、外層同志の動
摩擦係数が1.0以上で、内層同志の動摩擦係数が0.
15以下、ブロッキング値(ASTM D−1893−
67)が200〜250g/cm、霞み度が2.9〜
3.0%の厚み30μmの積層フィルムを開示し、この
積層フィルムより得た袋は充填性に優れ、口開き性も良
好であった旨記載する。
【0007】この袋は外層同志の動摩擦係数が1.0以
上であるので、積載性に優れるが、ブロッキング値が2
00〜250g/cmあり、改良の余地が残されてい
る。また、インフレ−ション成形によりフィルムは製造
されるので、外層の光沢度は70〜85%と推測され、
外層の光沢についても改良の余地が残されている。
【0008】特開平8−67782号公報は、結晶性ポ
リプロピレン100重量部に、滑剤0.05〜0.3重
量部、粒径1〜10μmの架橋樹脂粒子を含有するアン
チブロッキング剤0.01〜0.5重量部を含有する樹
脂組成物を溶融押出成形して得たフィルムは、初期には
0.4以下の摩擦係数を、60℃でのアニ−リング処理
後には、0.5以下の摩擦係数を示す旨記載する。
【0009】このフィルムは、給排紙性、透明性に優
れ、このフィルムより形成された袋は、充填性に優れる
が、袋の積載性に改良の余地が残されている。
【0010】更に、特開2000−62111号公報
は、表面層として粒径1〜10μmの無機微細粒子を1
400〜10000ppm含有するポリプロピレン系樹
脂表面層(A)と、2000ppm以下のポリメチルメ
タクリレ−ト微細粒子を含有するポリプロピレン系樹脂
裏面層(B)の少なくとも2層以上からなるポリプロピ
レン系樹脂積層フィルムの延伸物であって、表面層同志
(A−A)の静摩擦係数が0.25〜0.55である透
明な延伸フィルムが開示される。この延伸フィルムのB
層側の静摩擦係数は、0.15〜0.35であり、この
延伸フィルムも、給排紙性、透明性に優れ、この延伸フ
ィルムより形成された袋は、充填性に優れるが、袋の積
載性に改良の余地が残されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、充填性、口
開き性、積載性に優れた袋を与えることができる、抗ブ
ロッキング性、フィルムの給排紙性に優れ、高光沢に優
れたポリプロピレン系樹脂フィルムの提供を目的とす
る。本発明はまた、かかる性能の優れたポリプロピレン
系樹脂フィルムの製造の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、結
晶性ポリプロピレン系樹脂を押出し成形して得られたフ
ィルムであって、該フィルムは次ぎの物性を満足するこ
とを特徴とするポリプロピレン系樹脂フィルムを提供す
るものである。。 A)フィルム表面同士の縦方向動摩擦係数(JIS K
−7125)が0.18〜0.50および縦方向静摩擦
係数が0.18〜0.50で、フィルム裏面同士の縦方
向動摩擦係数が1.0以上および縦方向静摩擦係数が
1.0以上、 B)フィルム表面とフィルム表面、フィルム裏面とフィ
ルム裏面およびフィルム表面とフィルム裏面を重ね合わ
せて測定したブロッキングが、いずれも0g/10cm
、 C)フィルム裏面の光沢度(JIS Z−8741:6
0度測定)が100%以上。
【0013】ブロッキング値が0g/10cmである
ので、フィルムより形成された袋の口開きが容易であ
る。また、フィルムを巻きとって保存し、袋製造時期や
ラミネ−ト時期にフィルムを巻き戻す際、ブロッキング
がないので、巻き戻しが容易である。また、動摩擦係数
(JIS K−7125)が0.18〜0.50側を袋
の内面側層とし、動摩擦係数が1.0以上側を袋の外側
層とすることにより、自動充填包装が容易であり、充填
袋の積載性に優れる。従って、充填袋の輸送時、あるい
は店頭販売時に、充填袋の荷崩れを生じない。さらに、
インモ−ルドラベルとして使用する際、ラベルの積み重
ね時のラベル同志のブロッキングがないので、ラベル吸
着具でラベルを受け取る際の受け取りミスがない(従来
のラベルでは一万枚あたりの受け取りで1〜3枚くらい
のミスがあった。)。
【0014】本発明の請求項2は、前記ポリプロピレン
系樹脂フィルムは、更に次ぎの物性を満足することを特
徴とする。 D)フィルムの表面粗さ(JIS B−0601)は、 D)算術平均粗さ(R)が、フィルム表面側で0.
8〜1.5μm、フィルム裏面側で0.03〜0.12
μm、 D)最大高さ(R)が、フィルム表面側で5.0〜
8.0μm、フィルム裏面側で0.2〜0.8μm、 D)十点平均粗さ(R)が、フィルム表面側で3.
0〜6.0μm、フィルム裏面側で0.2〜0.5μ
m、 E)フィルムの霞み度(ASTM D−1003)が5
〜50%である。
【0015】上記D)の物性は、上記A)およびB)の
物性を満足させる一条件である。また、動摩擦係数(J
IS K−7125)が1.0以上のフィルム裏面を袋
形成時の外側とすることにより、高い光沢の袋が得られ
る。更に、動摩擦係数が0.18〜0.50であるフィ
ルム表面側をラミネ−トされる金属板、印刷紙、石材、
樹脂剛板等の被ラミネ−ト材側に当て、フィルムを加熱
ロ−ルやプレス機でフィルムに圧力を掛けることによ
り、フィルム表面側が溶解し、マットが消え、フィルム
素材の持つ透明性(霞み度が1〜5%)が呈示される。
同様に、インモ−ルドラベルとして用いる場合、金型内
にラベルを動摩擦係数が1.0以上であるフィルム裏面
側が金型壁に接するように固定するので、金型壁へのラ
ベル固定が完全に行われる。また、射出成形、ブロ−成
形、差圧成形等の成形方法を利用してラベルが貼付され
た樹脂容器をインモ−ルド成形した際、マット調側の表
面が粗面であるので、ラベルと樹脂容器間の空気逃げが
容易であり、オレンジピ−ル(空気溜まりによるふくれ
の発生)を生じない。かつ、ラベルはインモ−ルド成形
前は霞度が5〜40%の透明ないし半透明であるが、イ
ンモ−ルド成形後の容器に貼着したラベルはポリプロピ
レンフィルム素材の持つ透明性(霞み度が1〜8%)を
呈示するので、ラベルを通して透明樹脂容器の充填され
た内容物の量や色を透視できる。
【0016】本発明の請求項3は、T−ダイより溶融押
し出しされたポリプロピレン系樹脂フィルムを、回転し
ているクロムメッキされた鏡面金属チルロ−ルまたはこ
の鏡面金属チルロ−ル表面をバフ仕上して超鏡面に仕上
げた金属チルロ−ル表面を更に120〜150番のサン
ドブラスト仕上したセミマット調金属チルロ−ル(a)
と、回転している粒径が110〜220μmの微細粒子
を20〜55重量%の割合で含有させたマット調ゴムロ
−ル(b)との間に導き、挟圧しながら冷却することを
特徴とする、ポリプロピレン系樹脂フィルムの製造方法
を提供するものである。 A)フィルム表面同士の縦方向動摩擦係数(JIS K
−7125)が0.20〜0.50および縦方向静摩擦
係数が0.18〜0.50で、フィルム裏面同士の縦方
向動摩擦係数が1.0以上および縦方向静摩擦係数が
1.0以上、 B)フィルム表面とフィルム表面、フィルム裏面とフィ
ルム裏面およびフィルム表面とフィルム裏面を重ね合わ
せて測定したブロッキングが、いずれも0g/10cm
、 C)フィルム裏面の光沢度(JIS Z−8741:6
0度測定)が100%以上、 D)フィルムの表面粗さ(JIS B−0601)は、 D)算術平均粗さ(R)が、フィルム表面側で0.
8〜1.5μm、フィルム裏面側で0.03〜0.12
μm、 D)最大高さ(R)が、フィルム表面側で5.0〜
8.0μm、フィルム裏面側で0.2〜0.8μm、 D)十点平均粗さ(R)が、フィルム表面側で3.
0〜6.0μm、フィルム裏面側で0.2〜0.5μ
m、 E)フィルムの霞み度(ASTM D−1003)が5
〜50%、 F)フィルム厚みが8〜300μm。
【0017】上記鏡面金属チルロ−ルまたはセミマット
調金属チルロ−ル(a)と、マット調ゴムロ−ル(b)
との併用によりアンチブロッキング剤をポリプロピレン
系樹脂に配合しなくて済み、ブロッキング値0g/10
cmのポリプロピレン系樹脂フィルムを製造すること
ができる。
【0018】本発明の請求項4は、共押出T−ダイより
溶融押し出しされたポリプロピレン系樹脂フィルムと該
ポリプロピレン系樹脂の融点よりも高い融点を有する熱
可塑性樹脂フィルムの積層フィルムを、回転しているク
ロムメッキされた鏡面金属チルロ−ルまたはこの鏡面金
属チルロ−ル表面をバフ仕上して超鏡面に仕上げた金属
チルロ−ル表面を更に120〜150番のサンドブラス
ト仕上したセミマット調金属チルロ−ル(a)と、回転
している粒径が110〜220μmの微細粒子を20〜
55重量%の割合で含有させたマット調ゴムロ−ル
(b)との間にポリプロピレン系樹脂フィルム層側がマ
ット調ゴムロ−ル(b)側に接し、熱可塑性樹脂フィル
ム側が鏡面金属チルロ−ルまたはセミマット調金属チル
ロ−ル(a)側に接するように導き、挟圧しながら冷却
することを特徴とする、下記物性を有するポリプロピレ
ン系樹脂積層フィルムの製造方法を提供するものであ
る。 A)マット調ゴムロ−ル(b)と接した側のフィルム表
面同士の縦方向動摩擦係数(JIS K−7125)が
0.18〜0.50および縦方向静摩擦係数が0.18
〜0.50で、金属チルロ−ル(a)と接したフィルム
裏面同士の縦方向動摩擦係数が1.0以上および縦方向
静摩擦係数が1.0以上、 B)フィルム表面とフィルム表面、フィルム裏面とフィ
ルム裏面およびフィルム表面とフィルム裏面を重ね合わ
せて測定したブロッキングが、いずれも0g/10cm
、 C)フィルム裏面の光沢度(JIS Z−8741:6
0度測定)が100%以上。
【0019】積層フィルムを製造するときは、ヒ−トシ
−ル層となる融点が低いポリプロピレン系樹脂フィルム
側がマット調ゴムロ−ル(b)と接するように導き、咳
ポリプロピレン系樹脂フィルム表面をマット仕上すると
共に、高融点樹脂フィルム側を平面粗度が0.5μm以
下の鏡面またはセミマット調金属チルロ−ル(a)と接
するように導き、袋またはラミネ−トフィルムの外層と
なる高融点樹脂フィルムを高光沢化する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を説明
する。図1はポリプロピレン系樹脂フィルムの製造工程
を示す図である。図中、1はT−ダイ、2は溶融ポリプ
ロピレン系樹脂フィルム、3は鏡面光沢またはセミマッ
ト調金属チルロ−ル、4はマット調ゴムロ−ル、4aは
冷却水通路、4bは中空ステンレス管、4cは耐熱性ゴ
ム下地材、4dは無機微細粉末含有ポリシロキサンまた
は六弗化プロピレン・弗化ビニリデン共重合体製ゴムコ
−ト膜、5は冷却ロ−ル、6,7,7,8,8はガイド
ロ−ル、9,9はコロナ放電処理器である。
【0021】フィルム素材のポリプロピレン系樹脂とし
ては、プロピレン単独重合体、プロピレン 92〜9
9.5重量%と、エチレン、ブテン−1、ヘキセン−
1、ペンテン−1、オクテン−1、4−メチル−ペンテ
ン−1等のα−オレフィンの1種または2種以上8〜
0.5重量%とのランダム共重合体もしくはブロック共
重合体が挙げられる。具体的には、プロピレン単独重合
体(ホモポリプロピレン)、プロピレン/エチレン共重
合体、プロピレン/エチレン共重合体、プロピレン/エ
チレン共重合体、プロピレン/エチレン/ブテン−1共
重合体、プロピレン/4−メチルペンテン−1共重合
体、プロピレン/エチレン/4−メチルペンテン−1共
重合体、プロピレン/エチレン/オクテン−1共重合
体、プロピレン/ブテン−1共重合体等が単独で、また
は2種以上混合して利用される。なかでも好ましいもの
は透明性、高光沢の面からプロピレン単独重合体、プロ
ピレン/エチレンランダム共重合体である。
【0022】これらポリプロピレン系樹脂は、結晶化度
が55〜99.5%、メルトフロ−レ−ト(JIS K
−6758:230℃、荷重2.16kgf)が1〜2
0g/10分、好ましくは1.0〜10g/10分であ
る。
【0023】フィルムが積層体構造を取り、表面側のポ
リプロピレン系樹脂と裏面側の樹脂の融点温度が異なる
ときは、鏡面金属チルロ−ルまたはセミマット調金属チ
ルロ−ル3に接する側が高い融点を有するプロピレン単
独重合体層側となるように、マット調ゴムロ−ル4側に
接する樹脂がプロピレン/エチレン共重合体、あるいは
プロピレン単独重合体にプロピレン/エチレン共重合体
やエチレン/酢酸ビニル共重合体を配合した低融点樹脂
層側となるように共押出T−ダイより積層フィルムを押
し出すのがヒ−トシ−ル性の面で好ましい。
【0024】また、積層フィルムにガスバリヤ−を付与
させるには、表面側をポリプロピレン系樹脂とし、裏面
側をガスバリヤ−樹脂とし、中間層に接着剤樹脂層を設
け、3層以上の積層フィルムとし、鏡面金属チルロ−ル
またはセミマット調金属チルロ−ル3に接する側がポリ
プロピレン系樹脂層側となるように、マット調ゴムロ−
ル4側に接する側がガスバリヤ−樹脂層側となるように
共押出T−ダイより積層フィルムを押し出す。
【0025】ガスバリヤ−樹脂としては、ポリエチレン
テレフタレ−ト、ナイロン6、ナイロン6,10、ポリ
カ−ボネ−ト、鹸化エチレン/ビニルアルコ−ル共重合
体等が挙げられる。
【0026】中間層の接着剤層としては、例えば、エチ
レン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/アクリル酸共重
合体、エチレン/アクリル酸メチル共重合体、エチレン
/アクリル酸エチル共重合体、エチレン/メタクリル酸
メチル共重合体、エチレン/メタクリル酸エチル共重合
体、エチレン/アクリル酸ブチル共重合体、アイオノマ
−、無水マレイン酸グラフトポリプロピレン、無水マレ
イン酸グラフトポリエチレン、無水マレイン酸グラフト
エチレン/酢酸ビニル共重合体、無水マレイン酸・フマ
−ル酸グラフトエチレン/酢酸ビニル共重合体等が挙げ
られる。
【0027】積層フィルム構造の例として、例えば、プ
ロピレン/エチレンランダム共重合体とプロピレン単独
重合体との積層体、ポリプロピレンと無水マレイン酸グ
ラフトエチレン/酢酸ビニル共重合体とナイロン6との
積層体、ポリプロピレンと無水マレイン酸グラフトエチ
レン/酢酸ビニル共重合体とポリエチレンテレフタレ−
トとの積層体、プロピレン/エチレン共重合体とプラス
トマ−とプロピレン単独重合体との積層体、プロピレン
/エチレン/4−メチルペンテン−1ランダム共重合体
とプロピレン単独重合体との積層体、ポリプロピレンと
無水マレイン酸グラフトエチレン/酢酸ビニル共重合体
とポリカ−ボネ−トとの積層体、ポリプロピレンと無水
マレイン酸グラフトエチレン/酢酸ビニル共重合体と鹸
化エチレン・酢酸ビニル共重合体との積層体等が挙げら
れる。
【0028】積層フィルムの厚みは、8〜300μm
で、ヒ−トシ−ル層を形成するポリプロピレン系樹脂フ
ィルムの厚みは、0.5〜280μmである。中間層
は、2〜10μmである。
【0029】フィルム素材には、必要によりポリプロピ
レン系樹脂に対し、、帯電防止剤0.3〜1重量%。酸
化防止剤0.5〜1.5重量%等が本発明の目的を疎外
しない範囲で配合される。アンチブロッキング剤、滑剤
は配合しなくてもよいが、透明性を低下させない600
ppm以下なら配合してもよい。アンチブロッキング剤
としては、シリカ、アルミノシリケ−ト、タルク、アル
ミナ、炭酸カルシウム、カオリン、ポリメチルメタクリ
レ−ト等の微粒子が、滑剤としては、エルカ酸アミド、
エチレンオレイン酸アミド、エチレンビスステアリン酸
アミド、メチレンビスパルミチン酸アミド等が挙げられ
る。
【0030】鏡面またはセミマット調金属チルロ−ル
(キャスティングドラム)3は、例えばステンレス製ド
ラム表面にクロムメッキを施し、このクロムメッキ面を
バフ仕上して0.1〜0.2S超鏡面に仕上げた金属チ
ルロ−ル、あるいはこの金属チルロ−ル表面を更に12
0〜150番のサンドブラスト仕上(ドライ法)するこ
とにより得られる。この金属チルロ−ルおよびセミマッ
ト調金属ロ−ルの表面粗度は0.5μm以下である。フ
ィルム製造中の回転しているセミマット調金属チルロ−
ル3の温度は、10〜40℃の一定温度に保つ。セミマ
ット調金属チルロ−ル3の直径は用いる樹脂により異な
るが、一般に500〜1200mmで、幅は400〜2
000mmである。
【0031】マット調ゴムロ−ル4は、例えば冷却水通
路4aを形成する鋳鉄管またはステンレス管4bの外側
に、3〜5mm、ゴム硬さ60〜80のポリシリコンゴ
ムロ−ルゴム下地材4cを設け、この下地材の表面に粒
径が110〜220μmの微細微細粒子(例えば珪砂、
アルミニウム粉末、珪酸ガラス粉末)を20〜55重量
%含有する厚み2〜8mmのポリシロキサンまたは六弗
化プロピレン・弗化ビニリデン共重合体製ゴムコ−ト剤
を塗布し、硬化させてマット調コ−ト層4dを設けるこ
とにより調製される。また、下地材4cを設けずに、管
4bの上に粒径が110〜220μmの微細微細粒子を
20〜55重量%含有する厚み8〜15mmのポリシロ
キサンまたは六弗化プロピレン・弗化ビニリデン共重合
体製ゴムマット調コ−ト層4dを設けても良い。
【0032】マット調コ−ト層4dに配合する粒径が1
10〜220μmの微細微細粒子の一部(30重料%以
下)を粒径が5〜40μmの無機微細粒子(例えばタル
ク、クレ−)に置きかえてもよい。粒径が5〜40μm
の無機微細粒子と粒径が110〜220μmの微細粒子
の混合比は1:2〜1:5の重量比が好ましい。
【0033】フィルム製造中の回転しているマット調ゴ
ムロ−ル4の温度は、10〜40℃の一定温度に保たて
られるよう、回転する冷却ロ−ル5(温度5〜15℃)
をマット調ゴムロ−ル4の背面に押し当て、マット調ゴ
ムロ−ル4を冷却する。
【0034】マット調ゴムロ−ル4の直径は、用いる樹
脂により異なるが、一般に250〜600mmで、幅は
400〜2000mmである。
【0035】ポリプロピレン系樹脂フィルムまたはポリ
プロピレン系樹脂積層フィルムは、図1に示すようにT
−ダイ(共押出T−ダイ)1よりポリプロピレン系樹脂
フィルム2を溶融押出し、このフィルムが溶融状態を保
つうちに、前記鏡面またはセミマット調金属チルロ−ル
3と、マット調ゴムロ−ル4との間に導き、挟圧しなが
ら冷却し、これをガイドロ−ル6,7,7,8,8でコ
ロナ放電処理器9,9に導き、片面ずつ表面を酸化処理
することにより製造される。
【0036】コロナ放電等の酸化処理は、フィルムの表
面を活性化し、後加工での印刷インクの接着性を良好と
する。また、加熱プレスによる印刷紙へのラミネ−トの
接着性を向上する。
【0037】このようにして得られるポリプロピレン系
樹脂フィルムの物性は、次ぎの物性を満足する樹脂フィ
ルムである。 A)フィルム表面同士の縦方向動摩擦係数(JIS K
−7125)が0.18〜0.50および縦方向静摩擦
係数が0.18〜0.50で、フィルム裏面同士の縦方
向動摩擦係数が1.0以上および縦方向静摩擦係数が
1.0以上、 B)フィルム表面とフィルム表面、フィルム裏面とフィ
ルム裏面およびフィルム表面とフィルム裏面を重ね合わ
せて測定したブロッキングが、いずれも0g/10cm
、 C)フィルム裏面の光沢度(JIS Z−8741:6
0度測定)が100%以上、
【0038】D)フィルムの表面粗さ(JIS B−0
601)は、 D)算術平均粗さ(R)が、フィルム表面側で0.
8〜1.5μm、フィルム裏面側で0.03〜0.12
μm、 D)最大高さ(R)が、フィルム表面側で5.0〜
8.0μm、フィルム裏面側で0.2〜0.8μm、 D)十点平均粗さ(R)が、フィルム表面側で3.
0〜6.0μm、フィルム裏面側で0.2〜0.5μ
m、 E)フィルムの霞み度(ASTM D−1003)が5
〜50%。
【0039】なお、ブロッキング値は、幅2cm、長さ
10cmのフィルム2枚を重ね合わせ長さが5cmとな
るように重ね合わせ、この重ね合わせ部に単位面積当り
50g/cmの荷重をかけ、40℃のギヤ−オ−ブン
中に24時間静置して密着させた後、2枚のフィルム平
面状態で剥離(23℃、相対湿度55%の恒温室)する
に要した10cm単位面積当りの荷重を表す。
【0040】また、ポリプロピレン系樹脂(表面層)と
ガスバリヤ−性樹脂(裏面層)との積層体は、次ぎの物
性を満足する樹脂フィルムである。 A)フィルム表面同士の縦方向動摩擦係数(JIS K
−7125)が0.18〜0.50および縦方向静摩擦
係数が0.18〜0.50で、フィルム裏面同士の縦方
向動摩擦係数が1.0以上および縦方向静摩擦係数が
1.0以上、 B)フィルム表面とフィルム表面、フィルム裏面とフィ
ルム裏面およびフィルム表面とフィルム裏面を重ね合わ
せて測定したブロッキングが、いずれも0g/10cm
、 C)フィルム裏面の光沢度(JIS Z−8741:6
0度測定)が100%以上、
【0041】D)フィルムの表面粗さ(JIS B−0
601)は、 D)算術平均粗さ(R)が、フィルム表面側で0.
8〜1.5μm、フィルム裏面側で0.03〜0.12
μm、 D)最大高さ(R)が、フィルム表面側で5.0〜
8.0μm、フィルム裏面側で0.2〜0.8μm、 D)十点平均粗さ(R)が、フィルム表面側で3.
0〜6.0μm、フィルム裏面側で0.2〜0.5μ
m、 E)フィルムの霞み度(ASTM D−1003)が5
〜50%。
【0042】フィルムの厚みは、8〜300μmで、用
途により異なる。袋用には、8〜100μm、ラミネ−
ト用には40〜300μm、インモ−ルドラベル用には
100〜300μmである。
【0043】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。 実施例1 セミマット調金属チルロ−ル3:ステンレス製ドラム表
面に厚み100μmのクロムメッキを施し、このクロム
メッキ面をバフ仕上して0.1S超鏡面に仕上げた金属
チルロ−ル表面を更に120番のサンドブラスト仕上
(ドライ法)することにより得た、表面粗さ(JIS
B−0601)に準拠して測定した算術平均粗さ
(R)が0.05μm、最大平均粗さ(Rmax)
が0.9μm、十点平均粗さ(R)が0.7μmの直
径600mm、幅1500mmのセミマット調金属チル
ロ−ル(温度約15℃)を用いた。
【0044】マット調ゴムロ−ル4:鋳鉄管4bの外側
に3mm、ゴム硬さ70のポリシリコンゴムロ−ル下地
層4cを設け、この下地層の上に粒径が12μmのタル
クと粒径が110μmの珪砂を1:2.7の重量比で3
5重量%含有する有機ポリシロキサンコ−ト剤を塗布
し、硬化させて厚み5mmの硬化膜4dを形成させた、
直径300mm、幅1500mmのマット調ゴムロ−ル
を用いた。
【0045】冷却金属ロ−ル5:直径300mm、幅1
500mmのステンレス冷却ロ−ル(温度約13℃)を
用いた。
【0046】フィルムの製造: 3層樹脂の組成(厚み比率は1:3:1): マット調ゴムロ−ル4面側:メルトフロ−レ−トが7.
8g/10分、結晶化度94%のプロピレン単独重合体
80重量部と、メルトフロ−レ−トが1.8g/10
分、結晶化度78%のプロピレン/エチレン(3.8重
量%)ランダム共重合体、20重量部の混合物 中間層:メルトフロ−レ−トが1.8g/10分、結晶
化度78%のプロピレン/エチレン(3.8重量%)ラ
ンダム共重合体100重量部に、アンチブロック剤を
1.5ppm配合。 セミマット調金属チルロ−ル3側:メルトフロ−レ−ト
が7.8g/10分、結晶化度94%のプロピレン単独
重合体80重量部と、メルトフロ−レ−トが1.8g/
10分、結晶化度78%のプロピレン/エチレン(3.
8重量%)ランダム共重合体、20重量部の混合物10
0重量部。
【0047】フィルムの製造:図1に示す製造装置を用
い、上記3層樹脂の組成物を別々の押出機を用いて23
0℃で溶融混練し、これらを1台の共押出T−ダイ1に
供給し、T−ダイ内で3層に積層し、ついで220℃で
T−ダイよりシ−ト状に押し出し、これを前記セミマッ
ト調金属チルロ−ル3と、マット調ゴムロ−ル4との間
に導き、挟圧(線圧 約1.5kg/cm)しながら冷
却し、これをガイドロ−ル6,7,7,8,8でコロナ
放電処理器9,9に導き、片面ずつ表面を50w/m
・分のコロナ放電処理し、耳部を切り取った後、巻き取
り機に巻き取り、厚み50μmのフィルムを得た。
【0048】この積層フィルムの霞み度は22%、光沢
度はセミマット調金属チルロ−ルと接触した側のフィル
ム表面が108%、フィルム表面(ゴムロ−ルと接した
側)同士の縦方向(フィルム送り方向)動摩擦係数が
0.22、縦方向静摩擦係数が0.28、フィルム裏面
(セミマット調金属チルロ−ルと接した側)同士の縦方
向動摩擦係数が1を越え、縦方向静摩擦係数も1を越
え、フィルムの表面粗さ(JIS B−0601)は、
算術平均粗さ(R)が、フィルム表面側で1.10μ
m、フィルム裏面側で0.11μm、Ramaxがフィ
ルム表面側で1.678μm、フィルム裏面側で0.1
26μm、最大高さ(R)が、フィルム表面側で7.
24μm、フィルム裏面側で0.58μm、十点平均粗
さ(R)が、フィルム表面側で4.6μm、フィルム
裏面側で0.38μmであった。また、フィルム表面と
フィルム表面、フィルム裏面とフィルム裏面およびフィ
ルム表面とフィルム裏面を重ね合わせて測定したブロッ
キングが、いずれも0g/10cmであった。このフ
ィルムを2つに折り曲げ、両端を180℃でヒ−トシ−
ルして得た袋の口開きは容易であった。
【0049】実施例2 実施例1において、3層積層フィルムの代わりに、メル
トフロ−レ−トが7.8g/10分、結晶化度94%の
プロピレン単独重合体を単独で用いて単層フィルムを得
た。このフィルムの霞み度は15%、光沢度はセミマッ
ト調金属チルロ−ルと接触した側のフィルム表面が11
6%、フィルム表面(ゴムロ−ルと接した側)同士の縦
方向(フィルム送り方向)動摩擦係数が0.34、縦方
向静摩擦係数が0.39、フィルム裏面(セミマット調
金属チルロ−ルと接した側)同士の縦方向動摩擦係数が
1を越え、縦方向静摩擦係数も1を越え、フィルムの表
面粗さ(JIS B−0601)は、算術平均粗さ(R
)が、フィルム表面側で1.12μm、フィルム裏面
側で0.11μm、Ramaxがフィルム表面側で1.
724μm、フィルム裏面側で0.139μm、最大高
さ(R)が、フィルム表面側で7.38μm、フィル
ム裏面側で0.60μm、十点平均粗さ(R)が、フ
ィルム表面側で4.7μm、フィルム裏面側で0.39
μmであった。また、フィルム表面とフィルム表面、フ
ィルム裏面とフィルム裏面およびフィルム表面とフィル
ム裏面を重ね合わせて測定したブロッキングが、いずれ
も0g/10cmであった。このフィルムを折り曲
げ、両端を200℃でヒ−トシ−ルして得た袋の口開き
は容易であった。
【0050】実施例3 実施例1において、セミマット調金属チルロ−ル3の代
わりに、セミマット処理を施さない、ステンレス製ドラ
ム表面に厚み100μmのクロムメッキを施し、このク
ロムメッキ面をバフ仕上して0.1S超鏡面に仕上げた
金属チルロ−ルを用いた他は同様にして厚み50μmの
3層樹脂フィルムを得た。このフィルムの霞み度は23
%、光沢度は金属チルロ−ルと接触した側のフィルム表
面が118%、フィルム表面(ゴムロ−ルと接した側)
同士の縦方向(フィルム送り方向)動摩擦係数が0.2
8、縦方向静摩擦係数が0.30、フィルム裏面(金属
チルロ−ルと接した側)同士の縦方向動摩擦係数が1を
越え、縦方向静摩擦係数も1を越え、フィルムの表面粗
さ(JIS B−0601)は、算術平均粗さ(R
が、フィルム表面側で1.15μm、フィルム裏面側で
0.08μm、Ramaxがフィルム表面側で1.75
8μm、フィルム裏面側で0.106μm、最大高さ
(R)が、フィルム表面側で7.38μm、フィルム
裏面側で0.53μm、十点平均粗さ(R)が、フィ
ルム表面側で4.7μm、フィルム裏面側で0.36μ
mであった。また、フィルム表面とフィルム表面、フィ
ルム裏面とフィルム裏面およびフィルム表面とフィルム
裏面を重ね合わせて測定したブロッキングが、いずれも
0g/10cmであった。このフィルムを折り曲げ、
両端を180℃でヒ−トシ−ルして得た袋の口開きは容
易であった。
【0051】実施例4 3層樹脂の組成(厚み比率は12:5:33): マット調ゴムロ−ル4面側:メルトフロ−レ−トが7.
8g/10分、結晶化度94%のプロピレン単独重合体
50重量部と、メルトフロ−レ−トが1.8g/10
分、結晶化度78%のプロピレン/エチレン(3.8重
量%)ランダム共重合体、50重量部のポリプロピレン
系樹脂混合物。 中間層:無水マレイン酸(0.3重量%)グラフトエチ
レン/酢酸ビニル共重合体。 セミマット調金属チルロ−ル3側:ナイロン6。実施例
1において、上記積層樹脂を素材として、ナイロン6を
押出機で300℃に溶融混練し、また、無水マレイン酸
グラフトエチレン/酢酸ビニル共重合体を別の押出機で
190℃に溶融混練し、ポリプロピレン系樹脂混合物を
別の押出機で220℃に溶融混練しこれらを1台の共押
出T−ダイに導いて積層し、共押出T−ダイよりフィル
ム状に押し出す(ナイロン6側がセミマット調金属チル
ロ−ルに接する)以外は実施例1と同様にして、ナイロ
ン6(厚み12μm)/無水マレイン酸グラフトエチレ
ン/酢酸ビニル共重合体(厚み5μm)、ポリプロピレ
ン系樹脂混合物層(厚み33μm)の3層構造のフィル
ムを得た。
【0052】この3層積層フィルムの霞み度は12%、
光沢度はセミマット調金属チルロ−ルと接触した側のナ
イロンフィルム表面が106%、ポリプロピレン系樹脂
混合物層表面(ゴムロ−ルと接した側)同士の縦方向
(フィルム送り方向)動摩擦係数が0.28、縦方向静
摩擦係数が0.28、ナイロンフィルム裏面(金属チル
ロ−ルと接した側)同士の縦方向動摩擦係数が1を越
え、縦方向静摩擦係数も1を越え、フィルムの表面粗さ
(JIS B−0601)は、算術平均粗さ(R
が、ポリプロピレン系樹脂混合物表面層側で1.15μ
m、ナイロンフィルム裏面側で0.08μm、Rama
xがフィルム表面側で1.772μm、ナイロン6フィ
ルム裏面側で0.139μm、最大高さ(R)が、フ
ィルム表面側で7.35μm、フィルム裏面側で0.5
8μm、十点平均粗さ(R)が、フィルム表面側で
4.8μm、フィルム裏面側で0.38μmであった。
また、フィルム表面とフィルム表面、フィルム裏面とフ
ィルム裏面およびフィルム表面とフィルム裏面を重ね合
わせて測定したブロッキングが、いずれも0g/10c
であった。この積層フィルムをポリプロピレン系樹
脂混合物層側が内面を形成するように2つ折りし、両端
を180℃でヒ−トシ−ルして得た袋の口開きは容易で
あった。
【0053】比較例1 実施例2において、鏡面ゴムロ−ル4として、鋳鉄管4
bの外側に粒径が12μmのタルクと粒径が110μm
の珪砂を1:2.7の重量比で35重量%含有する厚み
5mm、ゴム硬さ70のポリシリコンゴムロ−ル下地層
4cを設け、この表面をバフ仕上げし、更に240番の
サンドブラスト仕上した後、有機ポリシロキサンコ−ト
剤を塗布し、硬化させて2mm厚みの硬化膜4dを形成
させた、算術平均粗さ(R)が0.05μm、最大平
均粗さ(Rmax)が0.2μm、十点平均粗さ(R
)が0.3μmの直径300mm、幅1500mmの
鏡面ゴムロ−ルを用い、かつ、プロピレン単独重合体に
アンチブロッキング剤としてシリカ球状粒子600pp
mを、滑剤としてステアリン酸ビスアミド1.0重量部
配合したものを用いた以外は同様にして、厚み50μm
のポリプロピレン樹脂フィルムを得た。
【0054】このフィルムの霞み度は7%、光沢度はマ
ット調金属チルロ−ルと接触した側のフィルム表面が1
08%、鏡面ゴムロ−ルと接触した側のフィルム裏面で
115%、フィルム表面同士の縦方向動摩擦係数が0.
18、フィルム裏面同士の縦方向動摩擦係数が0.1
4、フィルムの表面粗さ(JIS B−0601)は、
算術平均粗さ(R)が、フィルム表面側で0.08μ
m、フィルム裏面側で0.05μm、最大高さ(R
が、フィルム表面側で0.45μm、フィルム裏面側で
0.38μm、十点平均粗さ(R)が、フィルム表面
側で0.33μm、フィルム裏面側で0.26μmであ
った。また、フィルム表面同志のブロッキング性は、1
80g/10cmであった。この積層フィルムをプラ
ストマ−フィルム側が内面を形成するように2つ折り
し、両端を200℃でヒ−トシ−ルして得た袋の口開き
は容易であった。
【0055】実施例5 成形する積層樹脂フィルム素材として、裏面層用として
MFR4.2g/10分のプロピレン単独重合体を、表
面層用として三菱化学株式会社のプロピレン/エチレン
/4−メチルペンテン−1ランダム共重合体 SPX4
000(商品名)を用い、裏面層用混合物を押出機で2
40℃に溶融混練し、また、表面層用プラストマ−を別
の押出機で220℃に溶融混練し、これらを1台の共押
出T−ダイに導いて積層し、共押出T−ダイよりフィル
ム状に押し出す(裏面層用混合物層側がセミマット調金
属チルロ−ルに接する)以外は実施例1と同様にして、
プロピレン単独重合体層(厚み200μm)/SPX4
000(厚み10μm)の2層構造のフィルムを得た。
これを楯35mm、横50mmの長方形に断裁し、イン
モ−ルド用ラベルを得た。
【0056】このフィルムの物性は、霞み度が18%、
光沢度は裏面の混合物層が118%、SPX4000フ
ィルム表面同士の縦方向(フィルム送り方向)動摩擦係
数が0.27、縦方向静摩擦係数が0.31、フィルム
裏面(金属チルロ−ルと接した側)同士の縦方向動摩擦
係数が1を越え、縦方向静摩擦係数も1を越え、フィル
ムの表面粗さ(JIS B−0601)は、算術平均粗
さ(R)が、SPX4000表面側で1.11μm、
フィルム裏面側で0.07μm、Ramaxがフィルム
表面側で1.725μm、フィルム裏面側で0.128
μm、最大高さ(R)が、フィルム表面側で7.00
μm、フィルム裏面側で0.51μm、十点平均粗さ
(R)が、フィルム表面側で4.4μm、フィルム裏
面側で0.32μmであった。また、フィルム表面とフ
ィルム表面、フィルム裏面とフィルム裏面およびフィル
ム表面とフィルム裏面を重ね合わせて測定したブロッキ
ングが、いずれも0g/10cmであった。
【0057】このラベルをプラコ−株式会社のラベル充
填具を用いて1リットルブロ−成形金型のキャビティ壁
に混合物層側が接するように移送し、ついでバキュ−ム
で金型壁に固定し、押出機よりプロピレン単独重合体
(MFR1.0g/10分)のパリソンを230℃で溶
融押出しし、ついで金型を閉じ、パリソン内に3.2k
g/cmの圧空を供給してパリソンを膨張させ、パリ
ソンを容器形状とするとともに、この容器表面にラベル
を融着させてラベル貼着中空容器を得た。この貼着した
ラベルの透明性は向上(霞み度は低下)していた。ま
た、オレンジピ−ル、ブリスタ−の発生はなかった。
【0058】
【発明の効果】本発明のポリプロピレン系樹脂フィルム
は、抗ブロッキング性に優れるので、充填包装用袋の素
材に適している。また、積載性に優れる袋を与えるの
で、ストレッチ包装フィルム、ゴミ袋としても有用であ
る。特に、神奈川県横浜市のようにゴミ袋として透明な
いし半透明の袋を要求している自治体に対し、炭酸カル
シウムのような充填剤を多量(15〜30重量%)に配
合せずとも、マット調ゴムロ−ルでポリプロピレン系樹
脂フィルムをマット調に加工することで半透明のフィル
ムが得られるので、従来のようなフィルム成形現場が充
填剤で汚されることがない。また、ラミネ−ト時やイン
モ−ルド成形時は、このフィルムマット面の凹凸が、被
着される金属板、剛性樹脂板あるいはブロ−容器とフィ
ルム間の空気逃げ路となるので、両者間にブリスタ−や
オレンジピ−ルが生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ポリプロピレン系樹脂フィルムを製造する
工程図である。
【符号の説明】
1 T−ダイ 2 樹脂フィルム 3 セミマット調金属チルロ−ル 4 マット調ゴムロ−ル 5 冷却ロ−ル 9 コロナ放電処理機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 7:00 B29L 7:00 9:00 9:00 C08L 23:10 C08L 23:10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶性ポリプロピレン系樹脂を押出し成
    形して得られたフィルムであって、該フィルムは次ぎの
    物性を満足することを特徴とするポリプロピレン系樹脂
    フィルム。 A)フィルム表面同士の縦方向動摩擦係数(JIS K
    −7125)が0.18〜0.50および縦方向静摩擦
    係数が0.18〜0.50で、フィルム裏面同士の縦方
    向動摩擦係数が1.0以上および縦方向静摩擦係数が
    1.0以上、 B)フィルム表面とフィルム表面、フィルム裏面とフィ
    ルム裏面およびフィルム表面とフィルム裏面を重ね合わ
    せて測定したブロッキングが、いずれも0g/10cm
    、 C)フィルム裏面の光沢度(JIS Z−8741:6
    0度測定)が100%以上。
  2. 【請求項2】 ポリプロピレン系樹脂フィルムは、更に
    次ぎの物性を満足することを特徴とする、請求項1に記
    載のポリプロピレン系樹脂フィルム。 D)フィルムの表面粗さ(JIS B−0601)は、 D)算術平均粗さ(R)が、フィルム表面側で0.
    8〜1.5μm、フィルム裏面側で0.03〜0.12
    μm、 D)最大高さ(R)が、フィルム表面側で5.0〜
    8.0μm、フィルム裏面側で0.2〜0.8μm、 D)十点平均粗さ(R)が、フィルム表面側で3.
    0〜6.0μm、フィルム裏面側で0.2〜0.5μ
    m、 E)フィルムの霞み度(ASTM D−1003)が5
    〜50%である。
  3. 【請求項3】 T−ダイより溶融押し出しされたポリプ
    ロピレン系樹脂フィルムを、回転しているクロムメッキ
    された鏡面金属チルロ−ルまたはこの鏡面金属チルロ−
    ル表面をバフ仕上して超鏡面に仕上げた金属チルロ−ル
    表面を更に120〜150番のサンドブラスト仕上した
    セミマット調金属チルロ−ル(a)と、回転している粒
    径が110〜220μmの微細粒子を20〜55重量%
    の割合で含有させたマット調ゴムロ−ル(b)との間に
    導き、挟圧しながら冷却することを特徴とする、ポリプ
    ロピレン系樹脂フィルムの製造方法。 A)フィルム表面同士の縦方向動摩擦係数(JIS K
    −7125)が0.18〜0.50および縦方向静摩擦
    係数が0.18〜0.50で、フィルム裏面同士の縦方
    向動摩擦係数が1.0以上および縦方向静摩擦係数が
    1.0以上、 B)フィルム表面とフィルム表面、フィルム裏面とフィ
    ルム裏面およびフィルム表面とフィルム裏面を重ね合わ
    せて測定したブロッキングが、いずれも0g/10cm
    、 C)フィルム裏面の光沢度(JIS Z−8741:6
    0度測定)が100%以上、 D)フィルムの表面粗さ(JIS B−0601)は、 D)算術平均粗さ(R)が、フィルム表面側で0.
    8〜1.5μm、フィルム裏面側で0.03〜0.12
    μm、 D)最大高さ(R)が、フィルム表面側で5.0〜
    8.0μm、フィルム裏面側で0.2〜0.8μm、 D)十点平均粗さ(R)が、フィルム表面側で3.
    0〜6.0μm、フィルム裏面側で0.2〜0.5μ
    m、 E)フィルムの霞み度(ASTM D−1003)が5
    〜50%、 F)フィルム厚みが8〜300μm。
  4. 【請求項4】 共押出T−ダイより溶融押し出しされた
    ポリプロピレン系樹脂フィルムと該ポリプロピレン系樹
    脂の融点よりも高い融点を有する熱可塑性樹脂フィルム
    の積層フィルムを、回転しているクロムメッキされた鏡
    面金属チルロ−ルまたはこの鏡面金属チルロ−ル表面を
    バフ仕上して超鏡面に仕上げた金属チルロ−ル表面を更
    に120〜150番のサンドブラスト仕上したセミマッ
    ト調金属チルロ−ル(a)と、回転している粒径が11
    0〜220μmの微細粒子を20〜55重量%の割合で
    含有させたマット調ゴムロ−ル(b)との間にポリプロ
    ピレン系樹脂フィルム層側がマット調ゴムロ−ル(b)
    側に接し、熱可塑性樹脂フィルム側が鏡面金属チルロ−
    ルまたはセミマット調金属チルロ−ル(a)側に接する
    ように導き、挟圧しながら冷却することを特徴とする、
    下記物性を有するポリプロピレン系樹脂積層フィルムの
    製造方法。 A)マット調ゴムロ−ル(b)と接した側のフィルム表
    面同士の縦方向動摩擦係数(JIS K−7125)が
    0.18〜0.50および縦方向静摩擦係数が0.18
    〜0.50で、金属チルロ−ル(a)と接したフィルム
    裏面同士の縦方向動摩擦係数が1.0以上および縦方向
    静摩擦係数が1.0以上、 B)フィルム表面とフィルム表面、フィルム裏面とフィ
    ルム裏面およびフィルム表面とフィルム裏面を重ね合わ
    せて測定したブロッキングが、いずれも0g/10cm
    、 C)フィルム裏面の光沢度(JIS Z−8741:6
    0度測定)が100%以上。
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