JP2002240075A - 樹脂成形方法及びその装置 - Google Patents

樹脂成形方法及びその装置

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JP2002240075A
JP2002240075A JP2001045267A JP2001045267A JP2002240075A JP 2002240075 A JP2002240075 A JP 2002240075A JP 2001045267 A JP2001045267 A JP 2001045267A JP 2001045267 A JP2001045267 A JP 2001045267A JP 2002240075 A JP2002240075 A JP 2002240075A
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JP
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molding
movable
resin
movable core
cavity
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JP2001045267A
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English (en)
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Takao Takeuchi
孝雄 竹内
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形装置全体を小型化すると同時に、一次成
形の金型の開閉動作を不要として成形サイクルの短縮化
を計る。 【解決手段】 可動型2内をY方向に摺動自在に配置さ
れた第1の可動コア3と、可動型内をX方向に摺動自在
に配置された第2の可動コア4とを有していて、第1の
可動コアをキャビティ7内に挿入して樹脂を充填して第
1の成形体を形成した後に、第1の可動コアを後退させ
ると共に第2の可動コアを前進させ、第1の可動コアの
先端面と第3の可動コアの側面とで成形体の一部の形状
に対応した空間8を形成し、この空間に樹脂を充填する
ことによって、アンダーカット処理する方向に成形体の
一部の形状を有する成形体を樹脂成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形方法及び
その装置に関し、特に一次成形後に二次成形を行う中空
製品等の樹脂成形に有効な樹脂成形方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中空製品の樹脂成形方法として、
一次成形として最終中空製品形状を分割した半中空体を
成形し、その後、二次成形においてその分割面を突き合
わせて融着し、中空製品を製造している。この方法によ
ると、半中空体同士を突き合わせる際、一方の半中空体
を金型ごともう一方の半中空体へ移動させなければなら
ず、装置全体が大掛かりなものになることが問題となっ
ていた。また、一次成形後に二次成形に備えるための金
型の開閉動作が必要であり、このことにより成形サイク
ルの延長となることが生産効率の上で問題となってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題に
鑑みなされたもので、その目的は、樹脂成形装置全体を
小型にすると同時に、一次成形後の金型開閉動作を不要
として成形サイクルが短縮できる樹脂製品の樹脂成形方
法及びその装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に
記載の樹脂成形方法及びその装置に関する。請求項1に
記載の樹脂成形方法は、第1の可動コアをキャビティ内
に挿入して、成形樹脂を充填して第1の成形体を形成し
た後に、第1の可動コアをアンダーカット処理する方向
に後退させると共に第2の可動コアを前進させ、第1の
可動コアの先端面と第2の可動コアの側面とで成形体の
一部の形状に対応した空間(キャビティ)を形成し、こ
の空間に成形樹脂を充填することによって、アンダーカ
ット処理する方向に成形体の一部の形状を有する成形体
を樹脂成形するものである。これにより、一次成形した
金型を移動する必要がなく装置全体の小型化を計れると
同時に、一次成形後の金型の開閉動作が不要であるの
で、成形サイクルが短縮される。請求項2の樹脂成形方
法は、アンダーカット処理する方向に成形体の一部を有
する成形体として、中空樹脂製品を特定したものであ
る。
【0005】請求項3に記載の樹脂成形装置は、請求項
1の方法発明を物の発明である装置発明にしたものであ
り、請求項1の方法と同様の作用効果を奏する。請求項
4の樹脂成形装置は、第1と第2の可動コアを駆動する
それぞれの駆動装置が可動型に固定されることを規定し
たものであり、請求項5の樹脂成形装置は、第1の可動
コアが後退する方向をアンダーカット処理する方向と特
定したものであり、請求項6の樹脂成形装置は、製造さ
れる成形体が中空樹脂製品であることを特定したもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態の樹脂成形方法及びその装置について説明す
る。図1及び図2は、図3に示される成形体10である
中空製品を製造するのに使用される本発明の樹脂成形装
置の金型を説明するための概略図であり、図1は、一次
成形前の状態図であり、図2は二次成形前の状態図であ
る。
【0007】成形金型は、固定型1と可動型2とよりな
り、固定型1は図示しない装置ベース上に固定されてお
り、可動型2は、装置ベース上を図1に示されるX−
X′方向に移動可能に設けられている。可動型2内に
は、図1に示されるY−Y′方向に摺動自在な可動コア
であるスライドコア(A)3とX−X′方向に摺動自在
な可動コアであるスライドコア(B)4とが配置されて
おり、スライドコア(A)3は、可動型2に固定された
駆動装置(A)5の駆動力により、スライドコア(B)
4は、同じく可動型2に固定された駆動装置(B)6の
駆動力により、それぞれ駆動される。
【0008】図1に示されるように、固定型1と可動型
2とが閉じられ、スライドコア(A)3がY′方向に前
進し、スライドコア(B)4がX方向に後退した一次成
形前の状態においては、固定型1、可動型2、スライド
コア(A)3及びスライドコア(B)4の四者によっ
て、キャビティ(A)7の空間が形成される。このキャ
ビティ(A)7の空間には、図示しない溶融樹脂通路を
介して、図示しない射出装置により溶融樹脂が供給され
る。これが、樹脂成形の一次成形である。
【0009】図2は、固定型1と可動型2とが閉じられ
た状態のまま、スライドコア(A)3がY方向に後退
し、スライドコア(B)4がX′方向に前進した二次成
形前の状態を示しており、固定型1、可動型2、スライ
ドコア(A)3及びスライドコア(B)4の四者によっ
て形成される空間からキャビティ(A)7の空間を除い
た空間であるキャビティ(B)8が形成される。このキ
ャビティ(B)8の空間には、キャビティ(A)7の溶
融樹脂通路とは別の溶融樹脂通路を介して、図示しない
射出装置により溶融樹脂が供給される。これが、樹脂成
形の二次成形である。
【0010】次に、本発明の樹脂成形方法である樹脂成
形装置の動作について説明する。スライドコア(A)3
とスライドコア(B)4とが、図1に示される初期位置
に配置された可動型2が、図示しない油圧シリンダ等の
駆動力を受け、図1中のX′方向に移動し、固定型1と
可動型2とが閉じられ密着する(型締め)。その後、図
示しない射出装置により溶融樹脂が、図1に示されるキ
ャビティ(A)7内に充填される(一次射出)。このキ
ャビティ(A)7内への成形樹脂の充填が完了した後、
駆動装置(A)5が駆動しスライドコア(A)3が、図
1中のY方向に移動し、スライドコア(A)3の先端面
が成形体10の外側面を形成する位置に達したときに駆
動を停止する(スライドコア(A)後退)。その後、次
に駆動装置(B)6を駆動しスライドコア(B)4が、
図2中のX′方向へ移動し、スライドコア(B)4の先
端面が一次射出により充填された樹脂(一次成形体)に
当接して駆動を停止する(スライドコア(B)前進)。
【0011】このとき、図2に示されるように、固定型
1、可動型2、後退したスライドコア(A)3、前進し
たスライドコア(B)4及び一次射出によりキャビティ
(A)7に充填された樹脂とによって囲まれた空間であ
るキャビティ(B)8が形成される。この後、図示しな
い射出装置により溶融樹脂がキャビティ(B)8内へ充
填される(二次射出)。このとき、スライドコア(A)
3の退出により形成される空洞9内には、スライドコア
(B)4により阻止され溶融樹脂は流れ込まない。樹脂
充填及び凝固が完了した後、図示しない油圧シリンダ等
の駆動力を受け、可動型2が図1中のX方向に移動し
て、成形金型が開かれる(型開き)。その後、図示され
ていない製品押出装置(押出ピン)によって製品である
成形体10を金型内より取り出す(製品押出)。その
後、再び駆動装置(B)6が駆動し、スライドコア
(B)4が図2中のX方向へ移動して、初期位置で停止
する(スライドコア(B)後退)。更に、再び駆動装置
(A)5が駆動し、スライドコア(A)3を図2中のY
方向へ移動して初期位置で停止する(スライドコア
(A)前進)。
【0012】以上説明したように、型締め→一次射出→
樹脂充填完了→スライドコア(A)後退→スライドコア
(B)前進→二次射出→樹脂充填・凝固完了→型開き→
製品押出→スライドコア(B)後退→スライドコア
(A)前進、の一連の工程を行うことによって射出成形
が行われる。この一連の工程サイクルが繰り返えされる
ことによって、連続して製品である成形体10が形成さ
れる。
【0013】上記説明においては、製品である成形体と
して図3に示される形状の中空成形体を成形する場合を
例にとって説明しているが、本発明の樹脂成形法及びそ
の装置は、中空成形体の製品に限られることなく、図4
に示されるような形状である、アンダーカット処理する
方向に成形体の一部の形状がある成形体(製品)であれ
ば、適宜利用可能なものである。この場合、矢印で示さ
れるアンダーカット処理する方向にスライドコア(A)
を後退させ、この方向に直交する方向からスライドコア
(B)を前進させることによって二次成形用のキャビテ
ィ(B)が形成される。図4に、二次成形される部分が
示されている。以上説明したように、本発明において
は、一次成形後に金型の開閉動作をする必要がないの
で、成形サイクルが短縮でき生産効率が向上すると共
に、従来技術のように一次成形後二次成形する際に、一
方の半中空体を金型ごともう一方の半中空体に移動させ
ることがないので、装置全体を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の樹脂成形装置における一次
成形前の成形金型の状態を説明するための概略断面図で
ある。
【図2】本発明の実施形態の樹脂成形装置における二次
成形前の成形金型の状態を説明するための概略断面図で
ある。
【図3】本発明によって製造される樹脂成形品の一例を
示す図である。
【図4】本発明によって製造される別の樹脂成形品であ
るアンダーカット処理する方向に成形体の一部の形状が
ある製品の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…固定型 2…可動型 3…スライドコア(A)(第1の可動コア) 4…スライドコア(B)(第2の可動コア) 5…駆動装置(A) 6…駆動装置(B) 7…キャビティ(A) 8…キャビティ(B) 9…空洞 10…成形体(製品)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの可動コアを用いて、ア
    ンダーカット処理する方向に成形体の一部の形状を有す
    る成形体を形成する樹脂成形方法において、この方法が
    第1の可動コアをキャビティ内に挿入して、成形樹脂を
    充填して第1の成形体を形成する工程と、 前記第1の可動コアを前記アンダーカット処理する方向
    に後退させると共に、前記第1の可動コアの先端面と第
    2の可動コアの側面とで前記成形体の一部の形状に対応
    した空間を形成するように、前記第2の可動コアを前記
    キャビティ内に挿入する工程と、 前記第1と第2の可動コアによって形成される空間に成
    形樹脂を充填して前記第1の成形体から前記成形体を形
    成する工程と、を具備する樹脂成形方法。
  2. 【請求項2】 前記成形体が中空樹脂製品である請求項
    1に記載の樹脂成形方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも2つの可動コアを用いて、ア
    ンダーカット処理する方向に成形体の一部の形状を有す
    る成形体を形成する樹脂成形装置において、この装置
    が、 装置ベース上に固定された固定型と、 装置ベース上をX方向に移動可能な可動型と、 前記可動型内をY方向に摺動自在に配置される第1の可
    動コアと、 前記可動型内をX方向に摺動自在に配置される第2の可
    動コアと、を具備していて、 前記第1及び第2の可動コアの前進又は後退によって、
    一次成形のための第1のキャビティと、二次成形のため
    の第2のキャビティとが形成されることを特徴とする樹
    脂成形装置。
  4. 【請求項4】 前記第1と第2の可動コアを駆動するそ
    れぞれの駆動装置が、可動型に固定されていることを特
    徴とする請求項3に記載の樹脂成形装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の可動コアが、アンダーカット
    処理する方向に後退し、前記第2の可動コアが前進する
    ことによって、二次成形のための前記第2のキャビティ
    が形成されることを特徴とする請求項3又は4に記載の
    樹脂成形装置。
  6. 【請求項6】 前記成形体が中空樹脂製品であることを
    特徴とする請求項3,4又は5に記載の樹脂成形装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104619473A (zh) * 2012-09-12 2015-05-13 株式会社电装 嵌件成形用金属模、注射模塑成形方法、以及由该金属模形成的树脂成形品
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