JP2002239166A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002239166A
JP2002239166A JP2001045912A JP2001045912A JP2002239166A JP 2002239166 A JP2002239166 A JP 2002239166A JP 2001045912 A JP2001045912 A JP 2001045912A JP 2001045912 A JP2001045912 A JP 2001045912A JP 2002239166 A JP2002239166 A JP 2002239166A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 遊技者に嫌悪感を与えることなく所定の条件
下で賞球排出の保留およびその保留解除を行うことので
きる遊技機を提供する。 【解決手段】 入賞手段への遊技球の入賞を検出する入
賞検出手段と、前記入賞検出手段が入賞を検出した場合
に、所定の遊技条件を監視し、監視結果に基づいて該入
賞に関わる賞球排出を一旦保留することを判定する賞球
排出保留判定手段と、前記賞球排出保留判定手段により
賞球排出を保留すると判定した場合に前記入賞に関わる
賞球排出を保留状態にする賞球排出保留手段と、前記賞
球排出保留手段により賞球排出が保留状態となっている
場合に、特定の遊技条件を監視し、監視結果に基づいて
該保留状態を解除することを判定する保留解除判定手段
とを設け、前記保留解除判定手段が保留状態を解除する
と判定した場合は、前記賞球排出保留手段により保留し
ていた賞球を前記賞球排出手段から排出するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入賞手段への入賞
に基づく賞球の排出を一時的に保留することのできる遊
技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば変動表示装置を備え、遊技
領域に設けられている始動入賞口への入賞で変動表示装
置が変動表示され、停止時の表示が所定の態様と一致し
たときに大当りを発生するいわゆる『第1種』のパチン
コ遊技機では、始動入賞口や一般入賞口などに入賞する
と、即座に入賞口に対応した賞球数の賞球が払い出され
る。これは、遊技制御装置で入賞球を検出すると、その
入賞口に対応した賞球数を判定してその賞球数データを
排出制御装置に送信し、排出制御装置ではその賞球数デ
ータを受信することで排出条件(例えば、オーバーフロ
ー中でない等の条件)が整っていれば賞球排出を即時実
行していることに基づく。
【0003】また、旧来はセーフユニットに各入賞口ヘ
入賞した球を集めて1個宛に球を検出して賞球排出を行
っていたが、最近では、各入賞口毎にセンサが設けら
れ、このセンサで入賞を検出すると即座に賞球が払い出
されるようになっている。そして、始動入賞口ヘ複数入
賞が発生した場合には、変動表示ゲームの実行中等によ
り残りの変動表示ゲームは記憶された状態で存在し、一
つの変動表示ゲームが実行される毎に入賞記憶が消化さ
れるようになっている。
【0004】ところで、このようなパチンコ遊技機にお
いて、始動入賞記憶は現状では最大4個であるが、この
記憶数を増加させた遊技機(例えば最大8個等)も提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように始動入賞記憶数を増加させた遊技機にあっては、
始動入賞記憶が沢山ある場合などには記憶がまだ残って
いるにも拘わらず上皿の球を全て打ち尽くしてしまう可
能性が高まるという問題がある。
【0006】即ち、始動入賞記憶を消化するまでに持ち
球を打ち尽くしてしまったような場合には、その始動入
賞記憶によって大当りが発生した時に大入賞口内の特定
入賞口(継続センサ)に球を入賞させることができなく
なり、大当りが終了してしまう(いわゆるパンクを発生
してしまう)おそれがある。この場合に、新たに貸球が
可能で有ればパンク防止が可能となるが、新たな貸球が
できない場合(例えば、プリペイドカードの残金が無い
場合等)にはそのままパンクしてしまい、遊技者にとっ
て大きな不利益となってしまう。また、たとえ貸球が可
能であったとしても、新たな貸球を受けることで遊技者
の負担金額が増加するという不都合を生じるおそれがあ
る。
【0007】また、例えば始動入賞口ヘの入賞記憶があ
る場合に、変動表示装置の変動開始毎に賞球を払い出す
ようにすることも考えられるが、始動口の入賞に関わる
賞球は5個等の少量であるので、常にこのような排出制
御を行うと少量の球排出の繰り返しとなってしまう。ま
た、少量の球ではすぐに持ち球を消耗してしまうので遊
技が断続的になり、遊技者は遊技に集中できなくなって
しまうおそれもある。
【0008】また、球量を充分に保持している遊技者
は、大当りが発生しても即座に対応可能であって、上記
のような制御(変動毎の賞球排出等)を行うと、持ち球
遊技を実行している遊技者にとってはかえって煩わしい
排出制御となってしまう。
【0009】また、単純に大当りになる時にだけ賞球の
払い出しを停止するようにした場合には、変動表示ゲー
ムで派手な演出や装飾によってリーチ演出を盛り上げた
としても、大当りの前兆として賞球の払い出しが行われ
ない状態が存在すると変動表示停止前に大当りの発生が
分かってしまうため、変動表示ゲーム自体の意味が希薄
となってしまい、遊技の興趣を損なうおそれもあった。
【0010】本発明は上述のような問題点に鑑みなされ
たもので、遊技者に嫌悪感を与えることなく所定の条件
下で賞球排出の保留およびその保留解除を行うことので
きる遊技機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、遊技領域に遊技球を弾発可能な打球発射装置
に対して貯留球を供給可能な球貯留部(上皿21)と、
前記遊技領域に形成される入賞手段(例えば、特図始動
入賞口43,一般入賞口47,48,49)に遊技球が
入賞することに基づいて賞球を前記球貯留部側へ排出可
能な賞球排出手段(排出ユニット106)と、前記入賞
手段のうち特定の入賞手段(例えば、特図始動入賞口4
3)への入賞に基づいて抽出された遊技用乱数を所定の
上限数まで記憶可能な記憶手段(遊技制御装置210)
と、該記憶手段に記憶した遊技用乱数に基づいて遊技者
に有利となる特別遊技状態を発生させるか否かを判定
し、前記特別遊技状態を発生させることを判定した場合
に、変動表示装置(特別図柄表示装置42)による変動
表示遊技を経て特別遊技状態を発生させる遊技機におい
て、前記入賞手段への遊技球の入賞を検出する入賞検出
手段(例えば、特図始動センサSS1,一般入賞センサ
SS5a〜SS5c)と、前記入賞検出手段が入賞を検
出した場合に、所定の遊技条件の監視結果に基づいて該
入賞に関わる賞球排出を一旦保留することを判定する賞
球排出保留判定手段(遊技制御装置210と所定のプロ
グラム)と、前記賞球排出保留判定手段により賞球排出
を保留すると判定した場合に前記入賞に関わる賞球排出
を保留状態にする賞球排出保留手段(遊技制御装置21
0と所定のプログラム)と、前記賞球排出保留手段によ
り賞球排出が保留状態となっている場合に、特定の遊技
条件の監視結果に基づいて該保留状態を解除することを
判定する保留解除判定手段(遊技制御装置210と所定
のプログラム)と、前記保留解除判定手段が保留状態を
解除すると判定した場合は、前記賞球排出保留手段によ
り保留されていた賞球を前記賞球排出手段から排出する
ようにした。
【0012】これにより、入賞手段への入賞があって
も、所定の遊技条件で賞球の払い出しを保留し、特定の
遊技条件の成立に基づいて保留が解除されて賞球が払い
出されるので、賞球の払い出しと賞球の保留とを遊技条
件に基づいて調整することができる。例えば上皿に球が
無いが、始動記憶が残っていて大当りが発生する可能性
があるような場合等には、入賞があった場合に賞球の払
い出しを一時的に保留し、始動記憶がなくなって発射遊
技を再開したいとき、或いは、上皿の球が増加して発射
遊技を通常のように実行できるようになったときに、賞
球の排出を行なうようにできる。これにより、遊技者の
余分な投資(無駄金)を防止することができ、遊技者に
余計な不利益が及ばないように配慮した遊技機とするこ
とができる。また、限られた条件(遊技者が遊技を中断
しても良いと感じるような遊技状態)にのみ賞球を保留
させることで、賞球保留を行っても遊技者が嫌悪感を抱
かないようにでき、興趣が損なわれることを防止するこ
とができる。
【0013】また、前記保留解除判定手段は、前記特別
遊技状態が発生した場合に賞球排出の保留状態を解除す
ると判定するようにしてもよい。これによって、入賞手
段への入賞があって、対応する賞球排出が保留された状
態であっても、特別遊技状態(大当り状態)となった場
合に、賞球排出が行われるので、発射する球が無くて大
当りを逃すというようなことも防止できるし、大当り状
態を十分に遊技しようとして新たな貸球を行ったりして
余分な投資を防止することができる。ここで、特別遊技
状態が発生した場合とは、発生した時や発生中を含める
ことができる。
【0014】また、前記保留解除判定手段は、前記記憶
手段の記憶数が所定数以下となった場合に賞球排出の保
留状態を解除すると判定するようにしても良い。これに
よって、記憶手段に記憶数が少なくなって、その記憶に
よって大当りとなる可能性が低くなるので、大当りが仮
に発生した場合に発射する球が無くて大当りを逃すとい
うことを防止しやすくなる。なお、記憶手段の記憶数が
0になった場合に賞球排出の保留状態を解除する場合に
は記憶が無いのでその時点で大当りの発生がないので、
大当りを逃すという不利益が生じないのでより一層安心
である。
【0015】また、前記球貯留部は、球量を検出可能な
球量検出手段が設けられ、前記賞球排出保留判定手段
は、前記記憶手段に記憶がある場合で、且つ、前記球量
検出手段により所定の球量以下であることを検出した場
合に、賞球排出を保留すると判定するようにしても良
い。これによれば、所定の球量以下(球が全くない状態
や、球がほとんどない状態ですぐに発射する球が無くな
ってしまうような状態等)で、記憶手段に記憶があっ
て、まだ変動表示ゲームが引き続き行われるような場合
に、入賞に対する賞球排出を保留するので、仮に引き続
き行われている変動表示ゲーム後に大当りが発生して
も、その保留されている賞球が解除されれば大当りを逃
すことを防止可能であるので遊技者は安心して遊技が可
能であり、不利益をうけにくい。
【0016】また、前記球貯留部に球量を検出可能な球
量検出手段を設け、前記記憶手段の記憶された遊技用乱
数を事前に判定する記憶乱数判定手段を備え、前記賞球
排出保留判定手段は、前記記憶乱数判定手段が特別遊技
状態を発生させることを事前に判定した場合で、且つ、
前記球量検出手段が所定の球量以下であることを検出し
た場合に、賞球排出の保留を解除すると判定し、前記保
留解除判定手段は、特別遊技状態が発生した場合、或い
は球量検出手段により所定の球量以上であることが判定
された場合に、賞球排出を保留すると判定するようにし
ても良い。これによれば、予め記憶内に大当りが含まれ
ることを判定する手段を備えているので、大当り記憶が
有るときであって、球が無い状態のときに賞球の保留を
行うことができ、遊技者に遊技の中断をより意識させな
くすることができ、またより的確な時期に賞球を保留解
除とすることが可能となる。ここで、遊技用乱数を事前
に判定するとは、遊技用乱数を取得した時点で判定する
ようにしても良いし、この遊技用乱数により変動表示遊
技が行われる時点であっても良いし、また、変動表示遊
技が行われている最中であっても良い。
【0017】また、前記賞球排出保留判定手段は、前記
賞球排出保留手段に既に保留している賞球排出がある場
合に新たな賞球排出の保留判定を行わないようにしても
良い。これにより、少なくとも1回分の賞球排出を保留
しておけば、仮に大当りが発生しても継続センサに入賞
可能であり、数多くの賞球を保留する場合に比べて、遊
技者に賞球の出ない不安感を与え難くすることができ
る。
【0018】また、前記賞球排出保留手段により賞球排
出の保留状態を報知する報知手段を備えるようにしても
良い。これによれば、通常の排出動作とは異なる賞球の
保留状態を報知することができ、遊技者が賞球が出てこ
ない状態を球詰まり等と勘違いする事態を回避すること
ができ、賞球や貸球の排出に関して遊技店との間でトラ
ブルが発生することを未然に防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用して好適
な遊技装置の一例としてカードユニットを備えたCR機
と呼ばれるパチンコ遊技機の構成例を示すもので、遊技
機100に隣接してカード式球貸機(以下、カードユニ
ットと称する)300が併設されている。
【0020】カードユニット300にはカードリーダが
内蔵され、前面パネル301にはプリペイドカードが挿
入されるカード挿入口303が形成されているととも
に、開閉可能な前面パネル301を施錠する施錠装置3
05が設けられている。
【0021】遊技機100は、額縁状の前面枠11と、
ガラスを支持する樹脂製のガラス枠12と、遊技領域の
形成された遊技盤13と、前面表示パネル14と、前面
表示パネル14の下方の前面操作パネル15とを有して
いる。前面枠11は、木製の機枠16に対して上部蝶番
17および下部蝶番18によって開閉可能に支持され、
ガラス枠12は前面枠11に開閉可能に支持されてい
る。なお、ガラス枠12は施錠装置19によって開閉可
能に施錠されている。
【0022】また、本実施例では遊技盤13の右上側
に、賞球排出の保留状態或いは保留の解除状態を「安心
球保留中」と表記したランプの点灯/消灯で報知する保
留状態表示器Hが設けられている。なお、この保留状態
表示器Hの表示の仕方は任意であり、ランプ表示に代え
て、液晶表示やLED表示等で報知するようにしてもよ
い。また、保留状態表示に併せて「安心球保留中」等の
メッセージを合成音声により出力させるようにしてもよ
い。
【0023】また、前面表示パネル14には、賞球を受
ける上皿21が形成されるとともに、上面には球貸しを
受けるときに操作する球貸ボタン22、プリペイドカー
ドを排出するときに操作するカード排出ボタン(返却ボ
タン)23、プリペイドカードの残高を表示するカード
度数表示器(図示省略)および上皿21の球を後述の下
皿32に移すために両者を接続する流路を開閉するため
の開閉レバー24が設けられている。
【0024】なお、上記各操作ボタン22、23にはス
イッチが内蔵されており、このうち操作ボタン22また
は23が押されるとスイッチがオンされ、カードユニッ
ト300内部の制御装置に検出信号が送られ、カードユ
ニットによる貸玉処理およびカード排出が実行されるよ
うに構成されている。また、上皿21の内部には上皿内
に所定量以上の遊技球が貯留されているか否かを検出す
る上皿球量検出センサ27が設けられている。
【0025】一方、前面操作パネル15には、灰皿31
および下皿32が形成されるとともに、下皿32に貯留
された球を外部下方に抜くための球抜きレバー33が設
けられている。また、前面操作パネル15の右端部側に
は上皿21から供給される遊技球を遊技盤13の前面の
遊技領域に発射する発射装置の操作ノブ34が設けられ
ている。遊技盤13の前面に設けられる遊技領域として
は、パチンコ球を用いて遊技を行うものであれば、例え
ばいわゆる「第1種」に属するものや、図柄表示装置を
備えた「第3種」に属するもの、あるいは他の機種等任
意の構成をとり得るが、本実施例では「第1種」に属す
るタイプのものが用いられている。
【0026】遊技盤13には、下方より発射された遊技
球を遊技盤上部に誘導する円弧状のガイドレール41、
変動表示ゲームを行なう変動表示装置42、普通電動役
物からなり上記変動表示ゲームの起動条件を与える特図
始動入賞口43、上記普通電動役物の始動条件を与える
普図始動ゲート44,45、アタッカーと呼ばれる変動
入賞装置46、一般入賞口47,48,49、特図始動
入賞口43への入賞球数を所定数(例えば最大8個)ま
で記憶することを表示する特図始動入賞記憶表示器5
1、遊技の演出効果を高める装飾ランプ52,53、打
球の流れにランダム性を与える風車と呼ばれる打球方向
変換部材54と多数の障害釘(図示略)が設けられてい
る。
【0027】特に限定されるわけでないが、この実施例
では、遊技盤13に設けられた全ての入賞口43〜49
のそれぞれに対応してそこへ入賞した球を検出するため
にマイクロスイッチや非接触型のセンサからなる入賞セ
ンサが設けられている。そして、遊技球がこれらの入賞
口に入賞すると、入賞センサから入賞球検出信号が後述
の遊技制御装置210へ送られ、遊技制御装置210か
ら排出制御装置220へ賞球数データが送信されるよう
になっている。
【0028】なお、上記普図始動ゲート44,45への
通過球が検出されると遊技制御装置210において普図
遊技(乱数の抽選等)が行なわれ、その結果が所定の態
様になると電動役物からなる特図始動入賞口43が開成
される。そして、この開成された特図始動入賞口43あ
るいは閉成状態の特図始動入賞口43に遊技球が入賞す
ると変動表示装置42が所定時間変動表示動作されると
ともに、その間にさらに特図始動入賞口43への入賞球
が発生するとその球数が記憶されその記憶数に応じて特
図始動入賞記憶表示器51が点灯される。そして、特図
始動入賞口43への入賞に関連して抽出された乱数値の
判定を行なった後に、当該判定結果に対応した停止図柄
を導出すべく、変動表示装置42における変動表示を開
始し所定時間経た後に前記停止図柄にて停止すべく変動
表示を終了する。
【0029】この変動表示の終了を契機に、当該変動表
示に係わった前記判定結果が当たりの場合は、上記変動
入賞装置46が所定時間又は所定入賞球数に達するまで
開成される。さらに、上記変動入賞装置46内には一般
入賞領域と継続入賞領域とが設けられており、継続入賞
領域に遊技球が入賞したことを条件として上記変動入賞
装置46の開成動作が所定回数まで繰り返される。
【0030】図2にはパチンコ遊技機100の裏機構の
一例を示す。図2に示されているように、遊技機100
の裏面中央部には、変動表示装置42を制御する表示制
御装置230、遊技盤ならびに前面枠に設けられている
装飾用ランプ52,53等を制御する装飾制御装置(ラ
ンプ制御装置)240、音制御装置250等の制御装置
や各制御装置等に電源を供給する電源装置260、排出
ユニット106が取り付けられている。この排出ユニッ
ト106は、遊技制御装置210からの賞球排出コマン
ド(賞球排出指令)に基づいて遊技領域で発生した入賞
に対応した遊技媒体(賞球)を払い出す一方、カードユ
ニット300内部の制御装置(記憶媒体制御手段)から
の要求信号に基づいてカード等に記憶する有価価値から
の変換に対応した遊技媒体(貸球)を払い出す排出部
(球排出装置)107と、この排出部107の下方に位
置する流路切替部(切替装置)108とから構成され
る。
【0031】また、裏機構盤の上部には、賞品球または
貸球として排出される前の球を予め貯留しておく貯留タ
ンク101、該貯留タンク101内の遊技球を排出ユニ
ット106まで整列誘導するシュート(誘導樋)10
2、誘導樋102に賞球排出および球貸し排出のための
球が有るかどうか検出する半端センサユニット103、
外部からAC電源を取り入れるターミナル基板104、
枠用外部接続端子盤(各制御装置等からの信号出力用な
らびに遊技店の管理装置からの信号受信用)105等が
取り付けられている。貯留タンク101内の球を排出ユ
ニット106まで誘導する誘導樋102は2条に形成さ
れている。枠用外部接続端子盤104は遊技機に設けら
れている各制御装置と遊技店のホールコンピュータ(管
理装置:図示省略)との間における信号の授受の中継を
行うもので、リレー部およびコネクタ部などから構成さ
れている。
【0032】さらに、裏機構盤の下部には、遊技の進行
を制御する遊技制御装置210、上記排出ユニット10
6を制御する排出制御装置220、中継基板280、打
球発射ユニット110等が取り付けられている。中継基
板280は、排出ユニット106内のセンサや遊技盤1
3に配置されている役物,装飾ランプ51,52,変動
入賞装置46等と遊技制御装置210や排出制御装置2
20との間を接続するためのケーブルの中継を行う。発
射ユニット110は、遊技機100の前面下部に設けら
れた発射操作ノブ34の操作に応じて、遊技球を1個ず
つ遊技盤13内に発射するための機構である。
【0033】また、遊技盤13の裏面側には、図示しな
いが入賞球が流下可能な空間を形成して入賞球を集合さ
せる入賞球集合部材が設けられており、この入賞球集合
部材は、遊技盤13の各入賞口に入賞し対応するセンサ
(特図始動センサSS1、普図始動センサSS2、カウ
ントセンサSS3、継続センサSS4、一般入賞センサ
SS5a〜SS5c(図3参照))を通過したセーフ球
(入賞球)を導く機能を有している。そして、この入賞
球集合部材によって導かれたセーフ球は下方の入賞球集
合棚によって集められ、入賞球流下樋を通って球排出口
から遊技機100の外部に排出されるようになってい
る。
【0034】本実施例では前述したように遊技盤13に
配置された複数の全ての入賞口、すなわち、始動入賞口
43,変動入賞装置45(大入賞口),一般入賞口47
〜49に入賞センサSS1,SS2,SS5a〜SS5
c(図3参照)が設けられており、これらの入賞センサ
SS1,SS2,SS5a〜SS5cにより検出された
球は従来のような停留機構(いわゆるセーフユニット)
により賞球排出のために一時停留されることなく、遊技
機外へ排出される。なお、全入賞口に入賞センサを設け
る場合に限らず、例えば同一賞球数の入賞口より入賞し
た球は樋により集合させ、その樋にてまとめて入賞セン
サで検出するようにしてもよい。
【0035】図示は省略するが、この排出ユニット10
6は、排出部107と、流路切替部108とから構成さ
れ、流路切替部108に2つの球排出流路(案内経路)
を有しており、単一の排出部107を用いて排出を行
い、一方の球排出流路を賞球用の排出を行う場合に使用
し、他方の球排出流路を球貸し用の排出を行う場合に使
用する。すなわち、2つの球排出流路を用途によって使
い分ける構成になっている。排出部107は、貯留タン
ク101に貯留された予備球を誘導する上記誘導樋10
2に連続するように構成された流下樋を備えている。こ
の流下樋には流下阻止手段としてのスプロケットの一部
が突出するように配置されている。53はこのスプロケ
ットを回転駆動される排出モータ、54はスプロケット
62の回転を阻止するストッパソレノイドである。上記
流下樋61は上記2条の誘導樋102に対応して2条に
形成されているとともに、スプロケットはこの2条の流
下樋に位相差を有してそれぞれ臨むように設けられ、ス
プロケットの回転によって交互に球を送り出せるように
構成されている。
【0036】上記流下樋の下端は、流路切換部108に
形成される案内樋の上端開口部に連通されている。この
案内樋は途中で2つの流路に分割され、その後再び合流
するように構成されている。この2つの流路のうち一方
は賞品球の排出流路(案内経路)で、他方は貸球の排出
流路(案内経路)とされる。上記スプロケットの回転に
より排出された球をこれら2つの流路のいずれかに誘導
するため、案内樋の上部分岐点には流路切替え弁(流路
選択手段)が回動可能に設けられている。また、各流路
を流下する排出球をそれぞれ検出するため、非接触型の
賞球検出センサSS6a,SS6bおよび貸球検出セン
サSS7a,SS7bが各流路65a,65bの上端に
設けられている。
【0037】57は上記流路切替え弁を回動駆動するた
めの切替えソレノイドで、この切替えソレノイド57の
アクチュエータの動きは先端にラックを有する作動レバ
ーに伝達され、上記ラックが流路切替え弁の回転軸に固
着されている部分歯車に噛み合うことで、流路切替え弁
を回動させて排出された球が流下する流路を切り替える
ように構成されている。なお、切替えソレノイド57
は、ラッチングソレノイドであり、通電状態でなくとも
流路切替え弁をどちらか一方の流路側へ回動しておくこ
とが可能であり、本実施形態では常態で賞球流路の流下
口を空けていて、賞球の排出時には流路切替の必要はな
い。なお、切替えソレノイド57に通常のソレノイドを
使用し、貸球排出を行うときには流路切替え弁を動作さ
せ、貸球排出が終了した時点で通電を停止してバネ等に
より流路切替え弁を元の状態(賞球流路を開放する状
態)にするようにしてもよい。なお、上記賞球検出セン
サSS6a,SS6bの検出信号は後述の遊技制御装置
210と排出制御装置220に入力され、貸球検出セン
サSS7a,SS7bの検出信号は排出制御装置220
にのみ入力されるようにされている。
【0038】図3には、上記遊技制御装置210と排出
制御装置220の入出力およびバックアップ手段を有す
る電源供給装置260の構成例が示されている。
【0039】図3に示されているように、遊技制御装置
210はパチンコ遊技等に必要な役物制御を行う半導体
集積回路化されたワンチップマイコン(広義のCPU)
からなる遊技用マイクロコンピュータ211と、電源供
給装置260からの停電検出信号に基づいてCPU21
1に対するリセット信号を生成するリセットパルス生成
回路212と、水晶発振子の発振信号を分周して所定の
周波数のクロック信号を得るクロック生成回路(CLK
1)213と、各種センサからの信号を受け入れたりソ
レノイドなどの駆動手段に対する駆動信号や他の制御装
置に対する制御信号を出力したりする入出力インターフ
ェース214とを含んで構成される。
【0040】上記遊技用マイクロコンピュータ211
は、演算制御手段としての中央処理ユニット(CPU)
と、記憶手段としてROM(リードオンリメモリ)およ
びRAM(ランダムアクセスメモリ)、割込み制御回路
(図示省略)などを内蔵しており、いわゆるアミューズ
チップ用のICとして製造されている。CPUが行なう
遊技進行制御に必要なプログラムや賞球数データはRO
Mに格納されている。
【0041】遊技制御装置210には、入出力インター
フェース214を介して、前記特図始動入賞口43内の
特図始動センサSS1、普図始動ゲート44,45内の
普図始動センサSS2、変動入賞装置46内の一般入賞
領域に対応したカウントセンサSS3と継続入賞領域に
対応した継続センサSS4、一般入賞口47〜49内の
入賞センサSS5a〜SS5cからの検出信号の他、受
け皿が遊技球で満杯になったことを検出するオーバーフ
ロー検出センサSS8からの信号、貯留タンク101の
遊技球を排出ユニット106へ誘導するための導出樋1
02の下流側に設けられ、排出ユニット106へ供給可
能な遊技球の有無を検出する半端球検出センサSS9か
らの信号、遊技盤100の前面側を覆うガラス板を保持
するガラス枠12が開放されたことを検出するガラス枠
開放検出センサSS10からの信号などが入力されてい
る。
【0042】さらに、この実施例の遊技機においては、
上皿21に設けられた上皿球量検出センサ27(球量検
出手段)からの信号が、入出力インターフェース214
を介して遊技制御装置210に入力される。
【0043】また、賞球排出の保留状態或いは保留の解
除状態を報知する保留状態表示器Hも入出力インターフ
ェース214を介して遊技制御装置210に入力されて
いる。
【0044】一方、遊技制御装置210からは入出力イ
ンターフェース214を介して、変動入賞装置46の大
入賞口を開閉駆動するアタッカーソレノイドSOL1の
駆動信号、変動入賞装置46が開成されたときに入賞し
た遊技球を継続入賞口へ入り易くする誘導部材を作動さ
せるV誘導用ソレノイドSOL2の駆動信号、普通電動
役物を開閉駆動する普電ソレノイドSOL3の駆動信
号、図示しない遊技店の管理装置に対してデータを送信
するデータ出力端子215への信号、試験時に内部状態
を出力する端子216への信号、排出制御装置220、
表示制御装置230、装飾制御装置240、音制御装置
250に対するデータ信号などが出力される。
【0045】排出制御装置220は、ワンチップマイコ
ンからなる制御用マイクロコンピュータ221と、水晶
発振子の発振信号を分周して所定の周波数のクロック信
号を得るクロック生成回路(CLK2)223と、各種
センサからの信号を受け入れたりソレノイドなどの駆動
手段に対する駆動信号や他の制御装置に対する制御信号
を出力したりする入出力インターフェース224とを含
んで構成される。制御用マイクロコンピュータ221
は、演算制御手段としての中央処理ユニット(CPU)
と、記憶手段としてROMおよびRAM、割込み制御回
路(図示省略)などから構成される。そして、CPUが
行なう遊技球の排出(賞球排出および貸球排出を含む)
などの排出制御に必要なプログラムはROMに格納され
ている。
【0046】排出制御装置220には、入出力インター
フェース224を介して、前記遊技制御装置210から
の遊技価値排出制御情報(賞球データ信号)や、排出ユ
ニット106内の貸球検出センサSS7a,SS7bか
らの検出信号、カードユニット300からの貸球データ
信号などが入力される。また、排出制御装置220に
は、排出ユニット106内の賞球検出センサSS6a,
SS6bからの検出信号が中継基板280を介して入力
される。
【0047】一方、排出制御装置220からは入出力イ
ンターフェース224を介して、排出ユニット106内
の排出モータ63に対する駆動信号、排出停止用のスト
ッパソレノイド64の駆動信号、賞球と貸し球の排出流
路を切り替える流路切替ソレノイド67の駆動信号など
が出力される。また、排出制御装置220は、前記排出
ユニット106内の貸球検出センサSS7a,SS7b
および賞球検出センサSS6a,SS6bからの検出信
号に基づいて実際に排出された遊技球の数に関する情報
を外部装置としての管理装置や遊技機の近傍に設けられ
ている表示へ出力するように構成されている。
【0048】電源供給装置260には、電源電圧が落ち
たことを検出する停電検出回路261と、停電検出信号
を遅延して前記遊技制御装置210および排出制御装置
220へ供給する遅延回路262と、DC5Vのロジッ
ク用電源電圧を生成するDC生成回路263と、該DC
生成回路263からのDC電圧をアノード端子に受ける
ダイオードD1と、該ダイオードD1のカソード端子と
接地点との間に接続された比較的容量値の大きなスーパ
ーコンデンサC1とからなるバックアップ電源264が
設けられ、このバックアップ電源264からの電源電圧
BBが上記遊技制御装置210内のRAMと排出制御装
置220内のRAMにそれぞれ供給され、停電時にRA
Mの情報を保持するように構成されている。
【0049】次に、上記遊技制御装置210と排出制御
装置220による賞球保留処理に関連する制御の手順の
一例を、図4〜図6のフローチャートを用いて説明す
る。
【0050】遊技制御装置210は、遊技盤に設けられ
ている各種センサの信号を監視しており、入賞が発生し
たことを検知すると賞球排出コマンドを排出制御装置2
20へ送信する。なお、特に限定されるものでないが、
賞球排出コマンドは排出する賞球の数毎にそれぞれコマ
ンドが割り当てられている。遊技制御装置210から排
出制御装置220へ送信されるコマンドはこれらの他に
例えばシュート球切れコマンド、シュート球切れ解除コ
マンドオーバーフロー発生コマンド、オーバーフロー解
除コマンド等がある。
【0051】遊技制御装置210は、半端球検出センサ
SS9からの信号を見てシュート球切れ状態と判定する
とシュート球切れコマンドを、またシュートの球切れ状
態が解除されるとシュート球切れ解除コマンドを排出制
御装置220へ送信する。さらに、遊技制御装置210
は、オーバーフローセンサSS8からの信号を見てオー
バーフローが発生したと判定するとオーバーフロー発生
コマンドを、またオーバーフロー状態が解除されるとオ
ーバーフロー解除コマンドを排出制御装置220へ送信
する。排出制御装置220はこれらのコマンドを受信す
るとそのコマンドに従って排出ユニット106を制御す
る。
【0052】図4のフローチャートには、遊技制御装置
210のマイクロコンピュータ211によって実行され
る賞球排出保留条件判定処理の手順が示されている。こ
の処理が開始されると、まずステップS11で大当りが
発生しているか否かが判定され、発生している場合には
ステップS15に移行し、発生していない場合にはステ
ップS12に移行する。
【0053】ステップS12では、始動入賞記憶がある
か否かを判定して、始動入賞記憶がある場合にはステッ
プS13へ移行し、始動入賞記憶が無い場合にはステッ
プS15に移行する。
【0054】ステップS13では、上皿球量検出センサ
27による検出結果に基づいて上皿球の有無を判定し、
上皿球がまだ有る場合(十分に球がある場合)にはステ
ップS15に移行し、上皿球が無い場合にはステップS
14に移行する。ここで、上皿球量検出センサ27で検
出される球量が無いというのは、上皿に残りの球量が無
い、或いは極わずかしかないことを示す。つまり、大当
りが仮に発生してしまった場合に、球が発射できずに大
当りを逃しかねない状態を球量が無いということによっ
て判断しようとするものである。
【0055】ステップS14は、上記ステップS11で
大当り中でないと判定された場合であり、且つ、上記ス
テップS12で始動入賞記憶があると判定された場合で
あり、なお且つ、上記ステップS13で上皿球無し状態
であると判定された場合に行われる処理であって、ここ
では賞球排出保留条件成立フラグのセットが行われ、こ
の後、この賞球排出保留条件判定処理を終了する。
【0056】一方、上記ステップS11で大当り中であ
ると判定された場合、または、上記ステップS12で始
動入賞記憶が無いと判定された場合、または、上記ステ
ップS13で上皿にまだ球があると判定された場合に
は、賞球排出保留条件成立フラグのクリアが行われ、こ
の後、この賞球排出保留条件判定処理を終了する。
【0057】これにより、この賞球排出保留条件判定処
理が実行されると、大当り中か否か、始動入賞記憶があ
るか否か、上皿球無し状態か否かの、それぞれの判定結
果により、賞球排出保留条件成立フラグをセット、或い
はクリアする。なお、ここでセット、或いはクリアされ
る賞球排出保留条件成立フラグは、後述するが、入賞口
へ球が入賞した場合にその入賞に対応する賞球を即払い
出すか、或いは一旦保留状態にするかを判定する判断基
準(所定の遊技条件)になるとともに、保留状態となっ
ている賞球がある場合には、保留解除して払い出すか否
かの判断基準(特定の遊技条件)にもなる。なお、この
賞球排出保留条件判定処理ルーチンは、遊技制御装置2
10のメイン処理プログラムの実行中に例えば1m秒ご
とのタイマ割込みによって実行されるようにされてい
る。
【0058】図5のフローチャートには、遊技制御装置
210のマイクロコンピュータ211によって実行され
る賞球コマンド設定処理の手順が示されている。この賞
球コマンド設定処理が開始されると、マイクロコンピュ
ータ221は、ステップS21で、何れかの入賞口セン
サ(例えば、特図始動入賞口43,一般入賞口47,4
8,49)にて遊技球の入賞を検出されたか否かが判定
され、入賞が検出された場合にはステップS22に移行
し、入賞が検出されていない場合にはステップS27へ
移行する。
【0059】ステップS22では、入賞を検出したセン
サに対応した賞球数のコマンドを選択して、ステップS
23に移行する。ここで、入賞を検出するセンサに対応
する賞球数としては、例えば、特図始動入賞口43では
5個賞球等が設定され、各入賞口によってそれぞれ個別
に賞球数が設定されており、この賞球数に対して個別に
コマンドが割り当てられている。
【0060】ステップS23では、このルーチンを実行
する以前に実行した後述するステップS25にて賞球コ
マンドを保留状態として既に保留記憶しているか否かが
判定され、既に賞球コマンドを保留記憶している場合に
はステップS26に移行し、未だ賞球コマンドを保留記
憶していない場合にはステップS24に移行する。
【0061】ステップS24では、賞球排出保留条件成
立フラグがセットされているか否かが判定され、賞球排
出保留条件成立フラグがセットされている場合にはステ
ップS25へ移行し、賞球排出保留条件成立フラグがセ
ットされていない場合にはステップS26へ移行する。
ここで、賞球排出保留条件成立フラグのセットは前述の
賞球排出保留条件判定処理にて所定の遊技条件の監視結
果に基づいて実施されており、賞球排出保留条件成立フ
ラグのクリアは前述の前述の賞球排出保留条件判定処理
にて特定の遊技条件の監視結果に基づいて実施される。
【0062】ステップS25では、ステップS22で選
択された賞球コマンドを一旦保留記憶して、その後、こ
の賞球コマンド設定処理を終了する。これにより、この
ステップS25の処理を行うことで、何れかの入賞口へ
遊技球が入賞したとしても、賞球排出保留条件成立フラ
グがセットされている(賞球排出を保留すべき遊技状
態)ので、賞球の排出を一旦保留状態とすることとな
る。
【0063】一方、ステップS26は、ステップS23
にて既に保留記憶している賞球コマンドがある場合、又
は、ステップS24にて賞球排出保留条件成立フラグが
セットされていない場合に行われることとなるが、ここ
では、前述したステップS22で選択された賞球コマン
ドに対する賞球をすぐに排出すべく、後ほど実行される
送信処理(図示省略)で送信されるように送信設定し、
その後、この賞球コマンド設定処理を終了する。このス
テップS26の処理を行うことで、何れかの入賞口へ遊
技球が入賞した場合に、すぐに賞球排出を行ってもかま
わない遊技状態として、賞球の排出をすぐに実行する設
定を行うこととなる。
【0064】一方、ステップS21で、何れかの入賞口
センサにて遊技球の入賞が検出されたか否かが判定さ
れ、入賞が検出されていない場合にはステップS27へ
移行し、このステップS27では、このルーチンを実行
する以前に実行された前述したステップS25にて賞球
コマンドを保留状態として既に保留記憶しているか否か
が判定され、既に賞球コマンドを保留記憶している場合
にはステップS28に移行し、未だ賞球コマンドを保留
記憶していない場合にはこの賞球コマンド設定処理を終
了する。
【0065】ステップS28では、賞球排出保留条件成
立フラグがセットされているか否かが判定され、賞球排
出保留条件成立フラグがセットされている場合にはステ
ップS29へ移行し、賞球排出保留条件成立フラグがセ
ットされていない場合にはこの賞球コマンド設定処理を
終了する。ここで、賞球排出保留条件成立フラグのセッ
トは前述の賞球排出保留条件判定処理にて所定の遊技条
件の監視結果に基づいて実施されており、賞球排出保留
条件成立フラグのクリアは前述の前述の賞球排出保留条
件判定処理にて特定の遊技条件の監視結果に基づいて実
施される。
【0066】ステップS29では、前記ステップS27
にて保留記憶していると判断した賞球コマンドの賞球排
出を実現すべく、排出制御装置220に対して後ほど実
施されるコマンド送信処理により送信される賞球コマン
ドとして送信するように設定し、この後、この賞球コマ
ンド設定処理を終了する。このステップS29を実施す
ることにより、一旦保留状態としていた賞球の排出があ
って、この保留状態となっている賞球の排出を行っても
かまわない遊技状態(特定の遊技条件の監視結果により
判断)として、保留状態の賞球排出を実行する設定を行
うこととなる。なお、この賞球コマンド設定処理ルーチ
ンは、遊技制御装置210のメイン処理プログラムの実
行中に例えば1m秒ごとのタイマ割込みによって実行さ
れるようになっている。
【0067】図6は、排出制御装置220のマイクロコ
ンピュータ221によって実行されるコマンド判定処理
の手順を示すもので、このコマンド判定処理が開始され
ると、遊技制御装置210から受信しているコマンドが
賞球払出しコマンドか否か判定し、賞球払出しコマンド
のときは賞球数データをRAMに累積記憶する(ステッ
プS41,S42)。ここで、遊技制御装置210から
送信されてくる賞球払出しコマンドは、入賞を検出して
すぐにその入賞に対応して送信されてくる賞球払出しコ
マンドであっても、また、入賞を検出して一旦保留状態
とされ、その後送信されてくる賞球払出しコマンドであ
っても分け隔てなくこのステップS41で判定され、同
じように扱われて累積記憶される。
【0068】受信コマンドが賞球払出しコマンドでなか
ったときは、ステップS43で受信コマンドがシュート
球切れコマンドか否か判定し、シュート球切れコマンド
のときは排出ユニット106による排出を停止させる
(ステップS44)。ステップS43で受信コマンドが
シュート球切れコマンドでなかったときはステップS4
5で受信コマンドがシュート球切れ解除コマンドか否か
判定し、シュート球切れ解除コマンドのときは排出ユニ
ット106による排出を再開させる(ステップS4
6)。
【0069】さらに、ステップS45で受信コマンドが
シュート球切れ解除コマンドでなかったときはステップ
S47で受信コマンドがオーバーフロー発生コマンドか
否か判定し、オーバーフロー発生コマンドのときは排出
ユニット106による排出を停止させる(ステップS4
8)。ステップS47で受信コマンドがオーバーフロー
発生コマンドでなかったときはステップS49で受信コ
マンドがオーバーフロー解除コマンドか否か判定し、オ
ーバーフロー解除コマンドのときは排出ユニット106
による排出を再開させる(ステップS50)。
【0070】なお、遊技制御装置210で実行される前
述の賞球排出保留条件判定処理との関連で、遊技制御装
置210から排出制御装置220への賞球払出しコマン
ドの送信が保留された場合には、賞球払出しコマンドを
受信できないので当然のことながら賞球の払出しは行わ
れず、賞球排出が保留された状態となる。なお、このコ
マンド判定処理ルーチンは、排出制御装置220のメイ
ン処理プログラム(後述する排出制御処理)の実行中に
例えば1m秒ごとのタイマ割込みによって実行されるよ
うにされている。
【0071】図7のフローチャートには、排出制御装置
220のマイクロコンピュータ221によって実行され
る排出制御処理の手順が示されている。この排出制御処
理が開始されると、マイクロコンピュータ221は、ス
テップS100で貸球排出指令があるか否かを判定す
る。貸球排出指令が無い場合にはステップS110に移
行し、貸球排出指令がある場合にはステップS190へ
移行する。ステップS110では、先ず図6のステップ
S42でRAM内に記憶した累積賞球記憶をチェックし
て、累積賞球記憶が「0」か否か判定する。ここで、累
積賞球記憶が「0」であれば排出すべき賞球はないので
先頭(ステップS100)へ戻り、累積賞球記憶が
「0」でないつまり「1」以上であると判定したとき
は、ステップS120に移行する。ステップS120で
は累積賞球記憶が「16個」以上かを判定する。ステッ
プS120で累積賞球記憶が「16個」以上と判定した
ときはステップS170へ進んで排出数を「15個」に
設定して排出部107のストッパソレノイドを解除し排
出モータ53を駆動して賞球の排出を実行する。
【0072】次のステップS180では、(累積賞球記
憶−15)を演算し、ステップS100に戻り、再びス
テップS100が行われる。
【0073】また、ステップS120において累積賞球
記憶が「16個」より少ないと判定されたときは、ステ
ップS130に進んで記憶されている分の賞球数を排出
数と設定して排出部106のストッパソレノイド54を
解除し排出モータ53を駆動して賞球の排出を実行した
後、ステップS140に移行して累積賞球記憶を0にし
てから、ステップS150へ移行する。ステップS15
0では、賞球検出センサSS6a、SS6bで検出され
る排出された実球の確認を行い、前述した排出動作によ
り実際に正確に賞球が排出されたかどうかを判定する。
ここで、正常に排出が行われた場合には排出が完了した
として再びS100に戻り、正常に排出が行われなかっ
た場合にはステップS160へ移行する。このステップ
S160では、補正排出処理として未だ排出されなかっ
た数だけ再び排出動作を行うものである。なお、この補
正排出処理で正確に賞球の排出が完了した場合には再び
S100に戻るが、この補正排出処理でも正確に賞球の
排出が行われなかった場合には何らかの故障等と判断し
て、排出エラー状態とし、排出エラー報知を実行し、ま
た排出動作を不能にする。(エラー状態からは排出制御
装置220をリセット状態にすることで復帰可能。)
【0074】また、ステップS100で貸球排出指令が
あると判定した場合にステップS190へ移行した場
合、賞球排出よりも優先して貸球排出処理が実行され
る。
【0075】これにより、遊技制御装置210が入賞を
検出してすぐに送信してきた賞球払出しコマンドに対応
した賞球の排出、あるいは、遊技制御装置210が入賞
を検出して一旦保留状態にした後に、保留解除して送信
してきた賞球払出しコマンドに対応した賞球の排出を行
うことができる。
【0076】よって、上述した内容により、上皿球切れ
等の所定の遊技条件(賞球排出保留条件の成立)に基づ
いて、賞球排出を一時的に保留することができ、また、
特定の遊技条件(賞球排出保留解除条件の成立)に基づ
いて保留が解除されて保留状態であった賞球の払い出し
が実行されるので、賞球の払い出しと賞球の保留とを遊
技条件に基づいて調整することができる。
【0077】例えば上皿の球が切れたが、始動入賞記憶
が残っていて大当りが発生する可能性があるような場合
等には、賞球の払い出しを一時的に保留し、始動記憶が
なくなって発射遊技を再開したいとき、或いは、上皿の
球が増加して発射遊技を通常のように実行できるように
なったときに、あるいは大当りが発生した場合に、賞球
の排出を行なうようにできる。したがって、遊技者の余
分な投資(無駄金)を防止することができ、遊技者に余
計な不利益が及ばないようにすることができる。また、
遊技者が遊技を中断しても良いと感じるような遊技状態
にのみ賞球を保留させることで、賞球保留を行っても遊
技者が嫌悪感を抱かないようにでき、興趣が損なわれる
ことを防止することができる。なお、ステップS25
で、保留状態表示器Hを点灯させて、遊技者に賞球排出
が保留されることの報知を行う。また、ステップS29
で、保留状態表示器Hを点灯状態から消灯状態にして、
遊技者に賞球排出が保留解除されることの報知を行う。
これにより、遊技者が賞球が出てこない状態を球詰まり
等と勘違いする事態を回避することができ、賞球や貸球
の排出に関して遊技店との間でトラブルが発生すること
を未然に防止することができる。
【0078】また、図8は、図4に示す賞球排出保留条
件判定処理の第2の実施形態であって、このフローチャ
ートには、遊技制御装置210のマイクロコンピュータ
211によって実行される賞球排出保留条件判定処理の
手順が示されている。この処理が開始されると、まずス
テップS11で大当りが発生しているか否かが判定さ
れ、発生している場合にはステップS15に移行し、発
生していない場合にはステップS12’に移行する。
【0079】ステップS12’では、始動入賞記憶で記
憶されている遊技用乱数を事前に判定し、この判定した
始動入賞記憶の中に大当りを発生させることとなるもの
が含まれているか否かを判定するものである。ここで、
遊技用乱数自身を判定するのは、遊技用乱数を取得した
時点で判定するようにしても良いし、また、このステッ
プS12’を行うたびに判定するようにしても良い。つ
まり、始動入賞記憶がある場合に、この始動入賞記憶に
よる変動表示遊技が行われて変動表示が停止して仮に大
当りが発生してしまう前ならいつでも良い。このステッ
プS12’で、判定した始動入賞記憶の中に大当りを発
生させることとなるものが含まれている場合にはステッ
プS13に移行し、大当りを発生させることとなるもの
が含まれていない場合にはステップS15に移行する。
【0080】ステップS13では、上皿球量検出センサ
27による検出結果に基づいて上皿球の有無を判定し、
上皿球がまだ有る場合(十分に球がある場合)にはステ
ップS15に移行し、上皿球が無い場合にはステップS
14に移行する。ここで、上皿球量検出センサ27で検
出される球量が無いというのは、上皿に残りの球量が無
い、或いは極わずかしかないことを示す。つまり、大当
りが仮に発生してしまった場合に、球が発射できずに大
当りを逃しかねない状態を球量が無いということによっ
て判断しようとするものである。
【0081】ステップS14は、上記ステップS11で
大当り中でないと判定された場合、且つ、上記ステップ
S12で始動入賞記憶があると判定された場合、且つ、
上記ステップS13で上皿球無し状態であると判定され
た場合に行われる処理であって、ここでは賞球排出保留
条件成立フラグのセットが行われ、この後、この賞球排
出保留条件判定処理を終了する。
【0082】一方、上記ステップS11で大当り中であ
ると判定された場合、または、上記ステップS12で始
動入賞記憶が無いと判定された場合、または、上記ステ
ップS13で上皿にまだ球があると判定された場合に
は、賞球排出保留条件成立フラグのクリアが行われ、こ
の後、この賞球排出保留条件判定処理を終了する。
【0083】これにより、この賞球排出保留条件判定処
理が実行されると、大当り中か否か、始動入賞記憶があ
るか否か、上皿球無し状態か否かの、それぞれの判定結
果により、賞球排出保留条件成立フラグをセット、或い
はクリアする。なお、ここでセット、或いはクリアされ
る賞球排出保留条件成立フラグは、後述するが、入賞口
へ球が入賞した場合にその入賞に対応する賞球を即払い
出すか、或いは一旦保留状態にするかを判定する判断基
準(所定の遊技条件)になるとともに、保留状態となっ
ている賞球がある場合には、保留解除して払い出すか否
かの判断基準(特定の遊技条件)にもなる。なお、この
賞球排出保留条件判定処理ルーチンは、遊技制御装置2
10のメイン処理プログラムの実行中に例えば1m秒ご
とのタイマ割込みによって実行されるようにされてい
る。
【0084】よって、例えば上皿の球が切れたが、始動
入賞記憶の中に大当りが発生してしまう記憶がある場合
に、賞球の払い出しを一時的に保留し、大当りが発生し
た場合、或いは、上皿の球が増加して発射遊技を通常の
ように実行できるようになったときに、賞球の排出を行
なうようにできる。したがって、遊技者の余分な投資
(無駄金)を防止することができ、遊技者に余計な不利
益が及ばないようにすることができる。また、遊技者が
遊技を中断しても良いと感じるような遊技状態にのみ賞
球を保留させることで、賞球保留を行っても遊技者が嫌
悪感を抱かないようにでき、興趣が損なわれることを防
止することができる。
【0085】なお、本実施例では、遊技制御装置210
側にて、入賞口への入賞を検出した場合に賞球払出しコ
マンドの送信を保留することで、入賞に対応した賞球排
出の保留、また保留解除を行う例を示したが、これに限
らず、コマンドの保留でなく、入賞記憶の保留であって
も良いし、またその他の方法により保留するようにして
も良い。
【0086】また、遊技制御装置210側でなく、排出
制御装置220側にて賞球排出を保留、保留解除するよ
うにしてもよい。例えば、遊技制御装置210からは常
に入賞を検出したら即賞球払出しコマンドが送信されて
くるが、排出制御装置220側に監視すべき信号が全て
入力可能に構成しておき、排出制御装置220が賞球排
出の保留、保留解除を決定するようにしても良い。ま
た、遊技制御装置210と排出制御装置220とが関わ
り合って保留、保留解除の決定をするようにしても良
い。
【0087】本実施例は、第1種のパチンコ機を例に挙
げて説明したが、これに限らず、第3種のパチンコ機
や、その他の遊技機にも適用できる。
【0088】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示され
た実施の形態はすべての点で例示であって開示された技
術に限定されるものではないと考えるべきである。すな
わち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態におけ
る説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あく
までも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであ
り、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許
請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0089】
【発明の効果】本発明は、遊技領域に遊技球を弾発可能
な打球発射装置に対して貯留球を供給可能な球貯留部
と、前記遊技領域に形成される入賞手段に遊技球が入賞
することに基づいて賞球を前記球貯留部側へ排出可能な
賞球排出手段と、前記入賞手段のうち特定の入賞手段へ
の入賞に基づいて抽出された遊技用乱数を所定の上限数
まで記憶可能な記憶手段と、該記憶手段に記憶した遊技
用乱数に基づいて遊技者に有利となる特別遊技状態を発
生させるか否かを判定し、前記特別遊技状態を発生させ
ることを判定した場合に、変動表示装置による変動表示
遊技を経て特別遊技状態を発生させる遊技機において、
前記入賞手段への遊技球の入賞を検出する入賞検出手段
と、前記入賞検出手段が入賞を検出した場合に、所定の
遊技条件を監視し、監視結果に基づいて該入賞に関わる
賞球排出を一旦保留することを判定する賞球排出保留判
定手段と、前記賞球排出保留判定手段により賞球排出を
保留すると判定した場合に前記入賞に関わる賞球排出を
保留状態にする賞球排出保留手段と、前記賞球排出保留
手段により賞球排出が保留状態となっている場合に、特
定の遊技条件を監視し、監視結果に基づいて該保留状態
を解除することを判定する保留解除判定手段と、前記保
留解除判定手段が保留状態を解除すると判定した場合
は、前記賞球排出保留手段により保留されていた賞球を
前記賞球排出手段から排出するようにしたので、賞球の
払い出しと賞球の保留とを遊技条件に基づいて調整する
ことができるという効果がある。
【0090】また、遊技者の余分な投資(無駄金)を防
止することができ、遊技者に余計な不利益が及ばないよ
うにすることができる。さらに、限られた条件(遊技者
が遊技を中断しても良いと感じるような遊技状態)にの
み賞球を保留させることで、賞球保留を行っても遊技者
が嫌悪感を抱かないようにでき、興趣が損なわれること
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適な遊技機の一例としての
パチンコ機の構成例を示す正面図である。
【図2】パチンコ機の裏側全体の構成例を示すブロック
図である。
【図3】遊技制御装置と排出制御装置およびバックアッ
プ手段の構成例を示すブロック図である。
【図4】遊技制御装置によって実行される賞球排出保留
条件判定処理の手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図5】遊技制御装置によって実行される賞球コマンド
設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】排出制御装置によって実行されるコマンド判定
処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】排出制御装置によって実行される排出制御処理
の手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】遊技制御装置によって実行される賞球コマンド
設定処理のその他の実施形態手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
11 前面枠 12 ガラス枠 13 遊技盤 14 前面表示パネル 15 前面操作パネル 16 機枠 17 上部蝶番 18 下部蝶番 19 施錠装置 21 上皿 22 球貸ボタン 23 カード排出ボタン(返却ボタン) 24 開閉レバー 27 上皿球量検出センサ 31 灰皿 32 下皿 33 球抜きレバー 34 発射装置の操作ノブ 41 ガイドレール 42 特別図柄表示装置 43 特図始動入賞口 44,45 普図始動ゲート 46 変動入賞装置 47,48,49 一般入賞口 51 特図始動入賞記憶表示器 52,53 装飾ランプ 54 打球方向変換部材 100 遊技機 101 貯留タンク(上タンク) 102 誘導樋 103 半端センサユニット 104 ターミナル基板 105 枠用外部接続端子盤 106 排出ユニット 110 発射ユニット 210 遊技制御装置 211 マイクロコンピュータ 212 リセット信号遅延回路 213 クロック生成回路 214 入出力インターフェース 220 排出制御装置 215 データ出力端子 216 試験状態出力端子 221 マイクロコンピュータ 222 リセット信号第2遅延回路 223 クロック生成回路 224 入出力インターフェース 230 表示制御装置 240 装飾制御装置 250 音制御装置 260 電源供給装置 261 停電検出回路 262 遅延回路 263 DC生成回路 264 バックアップ電源 280 中継基板 H 保留状態表示器 SS1 特図始動センサ SS2 普図始動センサ SS3 カウントセンサ SS4 継続センサ SS5a〜SS5c 一般入賞センサ SS6a,SS6b 賞球検出センサ SS7a,SS7b 貸球検出センサ SS8 オーバーフロー検出センサ SS9 半端球検出センサ SS10 ガラス枠開放検出セン SOL1 アタッカーソレノイド SOL2 V誘導用ソレノイド SOL3 普電ソレノイド 300 カードユニット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に遊技球を弾発可能な打球発射
    装置に対して貯留球を供給可能な球貯留部と、 前記遊技領域に形成される入賞手段に遊技球が入賞する
    ことに基づいて賞球を前記球貯留部側へ排出可能な賞球
    排出手段と、 前記入賞手段のうち特定の入賞手段への入賞に基づいて
    抽出された遊技用乱数を所定の上限数まで記憶可能な記
    憶手段と、 該記憶手段に記憶した遊技用乱数に基づいて遊技者に有
    利となる特別遊技状態を発生させるか否かを判定し、当
    該特別遊技状態を発生させることを判定した場合に、変
    動表示装置による変動表示遊技を経て特別遊技状態を発
    生させる遊技機において、 前記入賞手段への遊技球の入賞を検出する入賞検出手段
    と、 前記入賞検出手段が入賞を検出した場合に、所定の遊技
    条件の監視結果に基づいて該入賞に関わる賞球排出を一
    旦保留することを判定する賞球排出保留判定手段と、 前記賞球排出保留判定手段により賞球排出を保留すると
    判定した場合に前記入賞に関わる賞球排出を保留状態に
    する賞球排出保留手段と、 前記賞球排出保留手段により賞球排出が保留状態となっ
    ている場合に、特定の遊技条件の監視結果に基づいて該
    保留状態を解除することを判定する保留解除判定手段
    と、 前記保留解除判定手段が保留状態を解除すると判定した
    場合は、前記賞球排出保留手段により保留されていた賞
    球を前記賞球排出手段から排出するようにしたことを特
    徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記保留解除判定手段は、 前記特別遊技状態が発生した場合に賞球排出の保留状態
    を解除すると判定することを特徴とする請求項1に記載
    の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記保留解除判定手段は、 前記記憶手段の記憶数が所定数以下となった場合に賞球
    排出の保留状態を解除すると判定することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記球貯留部は、球量を検出可能な球量
    検出手段が設けられ、 前記賞球排出保留判定手段は、前記記憶手段に記憶があ
    る場合で、且つ、前記球量検出手段により所定の球量以
    下であることを検出した場合に、賞球排出を保留すると
    判定することを特徴とする請求項1から請求項3何れか
    に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記球貯留部に球量を検出可能な球量検
    出手段を設け、 前記記憶手段の記憶された遊技用乱数を事前に判定する
    記憶乱数判定手段を備え、 前記賞球排出保留判定手段は、 前記記憶乱数判定手段が特別遊技状態を発生させること
    を事前に判定した場合で、且つ、前記球量検出手段が所
    定の球量以下であることを検出した場合に、賞球排出を
    保留すると判定し、 前記保留解除判定手段は、 特別遊技状態が発生した場合、或いは球量検出手段によ
    り所定の球量以上であることが判定された場合に、賞球
    排出の保留を解除すると判定することを特徴とする請求
    項1に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記賞球排出保留判定手段は、 前記賞球排出保留手段に既に保留している賞球排出があ
    る場合に新たな賞球排出の保留判定を行わないことを特
    徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の遊技
    機。
  7. 【請求項7】 前記賞球排出保留手段により賞球排出の
    保留状態を報知する報知手段を備えることを特徴とする
    請求項1から請求項6の何れかに記載の遊技機。
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