JP2002238812A - 吸引・送風装置 - Google Patents

吸引・送風装置

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JP2002238812A
JP2002238812A JP2001036951A JP2001036951A JP2002238812A JP 2002238812 A JP2002238812 A JP 2002238812A JP 2001036951 A JP2001036951 A JP 2001036951A JP 2001036951 A JP2001036951 A JP 2001036951A JP 2002238812 A JP2002238812 A JP 2002238812A
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Shinji Ohama
伸司 大浜
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い捨ての集塵袋をワンタッチで付け換える
ことができ、この集塵袋を低廉なコストで形成できる吸
引・送風装置を提供する。 【解決手段】 回転駆動されるファン9の上流側に形成
された吸引経路3及び下流側に形成された送風経路10
と、前記ファン9の下流側に設けられた集塵手段4と、
吸引モードと送風モードと切換可能とするモード切換手
段12とを備えた吸引・送風装置1において、前記集塵
手段4を保持するホルダ20をこの装置の本体2に着脱
自在に設けるとともに、前記集塵手段4を前記本体2が
吸引した吸引物を内部に集積する袋体16とこの袋体1
6の上端に設けられた被着板17とで構成し、前記本体
2に取付けられた前記ホルダ20と本体2とが、これら
の間で前記集塵手段4の被着板17をこれらに対して着
脱自在に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワンタッチで着脱
できる集塵手段をファンの下流側に備えた吸引・送風装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、吸引モードと送風モードとを
切換え可能に設けた吸引・送風装置が知られている。こ
の吸引・送風装置は、電動モータにより駆動されるファ
ンと、このファンの上流側に形成された吸引経路と、フ
ァン下流側に形成された送風経路と、この送風経路と連
通する集塵手段とを備えている。各経路は、装置の前方
に向け延びるノズルに形成された経路と連通しており、
送風経路にあっては、その途中部分にモード切換手段が
設けられている。ファンから送られる空気は、この切換
手段によってノズルに形成された経路又は集塵手段のい
ずれか一方に導入されて、吸引モードと送風モードの切
換が行われている。
【0003】かかる吸引・送風装置では、布製の集塵袋
を集塵手段として設け、この集塵袋をファスナー等で本
体に着脱自在に取付けていた。このため、塵など集塵袋
がいっぱいになると作業者が集塵袋を取り外して収容さ
れた塵などを廃棄した後、この集塵袋を清掃して再度装
置に取りつけて使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにフ
ァスナー等で集塵袋を取りつける構造とすると、上述の
ように集塵手段を布等のある程度の強度を有する物で形
成する必要があり、これを使い捨てとすると、使用する
者にとってコストがかかる。一方、この集塵手段では、
収容された塵等を廃棄するときには、ファスナーを動か
すために手で集塵袋を握る必要があり、作業者の手が汚
れてしまう。また内容物の廃棄後に当該集塵袋を清掃す
る手間もあった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であって、使い捨ての集塵袋をワンタッチで付け換える
ことができ、付け替え作業が極めて容易で、かつ清掃作
業の労力を低減できる吸引・送風装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、回
転駆動されるファン(9)と、このファン(9)の上流
側に形成された吸引経路(3A)と、前記ファン(9)
の下流側に形成された送風経路(10)と、前記ファン
(9)の下流側に設けられ、前記送風経路(10)と連
通する集塵手段(4)と、吸引モードと送風モードと切
換可能とするモード切換手段(12)とを備えた吸引・
送風装置(1)において、前記集塵手段(4)を保持す
るホルダ(20)をこの装置の本体(2)に着脱自在に
設けるとともに、前記集塵手段(4)を前記吸引・送風
装置(1)の本体(2)が吸引した吸引物を内部に収容
する袋体(16)とこの袋体(16)の上端に設けられ
た被着板(17)とで構成し、この装置(1)の本体
(2)に取付けられた前記ホルダ(20)と前記吸引・
送風装置の本体(2)とが、これらの間で前記集塵手段
(4)の被着板(17)をこれらに対して着脱自在に保
持するようにした。
【0007】請求項2の発明では、請求項1記載の吸引
・送風装置(1)において、前記集塵手段(4)の被着
板(17)は、前記袋体(16)の口部の周縁から外側
に張り出すように設けられ、前記ホルダ(20)は、前
記本体(2)に着脱されるフレーム(21)を有し、そ
の中央部には前記集塵手段(4)が挿入される開口部
(22)が形成され、その内周面には前記被着板(1
7)の前部を下から支持する支持板(26)が形成さ
れ、前記本体(2)の端面(31)と前記支持板(2
6)とが、挿入された前記集塵手段(4)の被着板(1
7)を前記支持板(26)面に沿ってスライド可能に係
止することを特徴とする。
【0008】請求項3の発明では、請求項2記載の吸引
・送風装置において、前記フレーム(21)の開口部
(22)内周面には、挿入された前記集塵手段(4)の
被着板(17)を一時的に係止してこの集塵手段(4)
の位置を定める位置決め手段(27,28)が設けられ
たことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明では、請求項1〜3いずれ
かに記載の吸引・送風装置において、前記ホルダ(2
0)には、前記集塵手段(4)の袋体(16)の外部を
覆うカバー(29)が設けられていることを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施形態にかかる吸引
・送風装置1の一部切り欠き側面図を示している。この
吸引・送風装置1は、前方に延びるノズル3を備えた本
体2と、この本体2の下部に設けられた集塵手段として
の紙バッグ4から構成されている。
【0012】本体2は、その外殻が薄板状のケーシング
1Aで構成され、前方に延びるノズル3は当該ケーシン
グ1Aに着脱自在に装着されている。ケーシング1Aに
は、その後部に吸引・送風装置1の駆動源としての電動
モータ7が内蔵され、吸引・送風用のファン9がこの電
動モータ7の回転軸8に取付けられて回転駆動されてい
る。このファン9はその正面が斜め上前方を向くように
して回転軸8に取付けられている。また、本体2の後部
には、斜め上後方へ張り出すように形成されたハンドル
5が、ケーシング1Aと一体に形成されている。そし
て、本体2の下部には、紙バッグ4を装着させる装着部
15が設けられている。紙バッグ4は、本体2の装着部
15に対して着脱自在なホルダ20により保持される。
なお、本体2の下部において、下端縁に沿って形成され
た帯状の部分15aは、ホルダ20を一定の位置で保持
させるために当接させるための当接部15aである。
【0013】ノズル3はその内部を仕切り(不図示)に
より上下に通路に区切られており、ノズル3の上部が吸
引経路のほぼ全域をなすバキュームノズル3Aで、ノズ
ル3の下部が送風経路のほぼ全域をなすブロワノズル3
Bである。吸引経路はバキュームノズル3Aを含め、ノ
ズル3の先端とファン9の正面とを連通するように形成
されている。一方、送風経路は、ファン9の下部と、ノ
ズル3先端又は集塵手段としての紙バッグ4のいずれか
一方とを連通するように形成されており、本体2に形成
された本経路10と、この本体2の経路と連通している
ブロワノズル3Bと、本経路10に連通し、集塵手段と
しての紙バッグ4に延びる連絡路11とから構成されて
いる。本経路10の前端はブロワノズル3Bの後端と接
続されており、本経路10の長手方向の中間部分は、集
塵手段としての紙バッグ4へ延びる連絡路11が分岐す
るようにして接続されている。
【0014】そして、本経路10から連絡路11が分岐
する部分には、本体2の左右方向(図1の紙面に垂直な
方向)に延びる軸線を中心にして回転するように構成さ
れたモード切換用のロータリバルブ12が設けられてい
る。このロータリバルブ12には、内部に連通路が側面
を貫くように形成されており、当該ロータリバルブ12
が回転されると、連通路が、本経路10の後部10a
と、本経路10の前部10b又は連絡路11のいずれか
一方に連通して、ファン9からの送風をブロワノズル3
Bまたは連絡路11のいずれか一方へ択一的に導入させ
ている。
【0015】本体2の下部に設けられている集塵手段は
使い捨て可能な紙バッグ4であり、この紙バッグ4は、
本体2の下端に形成された装着部15に吊下げられるよ
うにして、ホルダ20で着脱自在に保持されている。な
お、ホルダ20自体も本体2の装着部15に対して着脱
自在となるように構成されている。また、ホルダ20に
は紙バッグ外周の前面から両側面を覆う布製のカバー2
9が取付けられ、内部に収容された塵が紙バッグ4の目
からはみ出して吸引・送風装置1周辺を舞うのを防止し
ている。なお、後述するように、紙バッグ4を取り外す
際、当該紙バッグ4を後方へ引き出して行うが、この図
に示すカバー29は、その後部に切欠部29aが形成さ
れており、紙バックを引き出しやすいようにしている。
但し、紙バッグ4の全周を覆うようにカバー29を形成
し、紙バッグ4がカバー29で密封されるようにしても
構わない。また、カバーを布以外の樹脂等で形成しても
構わない。
【0016】図2〜4は、集塵手段としての紙バッグ4
の詳細を示すものであり、図5及び図6は、この紙バッ
グ4を本体2の装着部15へ取付けるためのホルダ20
を示している。
【0017】紙バッグ4は、その内部に塵や切り屑を収
容する紙製の袋体16と、袋体16の上端で、袋体16
の外側に張り出すように厚紙で形成された被着板17と
から構成されている。袋体16は、その側面が上下に重
なり合うように蛇腹状に形成され、上下方向においてコ
ンパクトに折りたためるように構成されている(図3及
び図4参照)。一方、被着板17の周縁は、前部が円形
状に、後部が矩形状にそれぞれ形成されており、これら
周縁は、袋体16の側面の外側に張り出している。そし
て、この被着板17には、塵や切り屑を取り込むための
矩形状の取込み口17aが前部に、装着時に紙バッグ4
が脱落しないように本体2から延びる後述の係止爪33
(図7参照)が係合する係合孔17bがほぼ中央部に、
取り外しの際に指を掛けるための横長の孔17cが後部
に形成されている。
【0018】一方、この紙バッグ4を本体2の装着部1
5に保持させるためのホルダ20は、周縁内部に紙バッ
グ4を挿入させる開口部22が形成されたフレーム21
からなり、フレーム21の上端縁21aは、前後方向の
中央部が下側へ凹むように屈曲した形状に形成されてい
る。このフレーム21の前部には断面形状が円弧状の係
合バー23が形成されるとともに、後部には、係合用の
レバー24が取付けられている。前部の係合バー23
は、開口部22の前端かつ上端縁の部分にてホルダ20
の左右に延びるように形成されている。
【0019】一方、レバー24は、前方に張り出す係合
爪24aと、指で押し下げるための後方に張り出す操作
部24bと、可動板24cとから形成されている。そし
て、可動板24cの左右端にはスリット24d,24e
が形成されている(図5,6参照)。このため、可動板
24cはフレーム21に対して弾性的に移動し、この可
動板24cの移動に応じて、レバー24が前後方向に弾
性力を伴って移動する。
【0020】開口部22の内側部には、その前半分を占
める部分に中心へ向けて張り出す支持板26,26が形
成されている。この支持板26,26は、紙バッグ4を
本体に保持させたとき紙バッグ4の被着板17を下から
支持し、本体2の下部に形成された装着部15の下端縁
とで被着板17を挟み込むために形成されている。この
支持板26,26は、フレーム21の上端縁前部と平行
になるように下側後方に向け斜めに傾いており、その後
端がフレーム21の中央部分でフレーム21の下面21
bと面一になるように形成されている。また、開口部2
2の後部には、側面から若干中心に突出するように形成
された位置決め部27,27が形成されている。この位
置決め部27,27の前面27a,27aは、フレーム
21上端縁から下方に向かうに連れ前方に傾斜するよう
に形成され、そのほぼ中央には段差28,28がそれぞ
れ形成されている。
【0021】以上のように構成されたホルダ20によれ
ば、このホルダ20を用いて、紙バッグ4を本体2の装
着部15に保持させる場合に、図6に示すように、まず
紙バッグ4が折りたたまれた状態で、ホルダ20の上か
ら開口部22に挿入され、紙バッグ4の前端が支持板2
6,26の前端に、後端が位置決め部27,27の段差
28,28にそれぞれ位置合わせされ、紙バッグ4は、
これらによって一時的に保持される。このため、紙バッ
グ4はホルダ20から脱落することがなく、しかも、ホ
ルダ20と本体2の装着部15とで被着板17を確実に
保持できる位置に位置決めすることができる。
【0022】図7は、ホルダ20が着脱自在に装着され
る本体2下端の装着部15を示している。
【0023】装着部15は、後半分が水平面30により
構成され、前半分が斜め上方へ傾いた傾斜面31で構成
されている。本体2に形成された送風経路の本経路10
にロータリバルブ12を介して連通された連絡路11
は、本経路10との分岐部から下側前方に向けて延びて
おり、装着部15の前半分の傾斜面31の部分にその先
端が設けられている。
【0024】この連絡路11の前方には、ホルダ前部の
係合バー(図5,6の符号23)が嵌まり込む係合溝3
2が形成されている。この係合溝32は前方が開放され
た断面形状が円弧状に形成されている。また、連絡路1
1の後方には、傾斜面31と水平面との境目の頂部に下
側に突出する先細り状の係止爪33が形成されている。
この係止爪33は、前述した紙バッグ4の被着板17中
央に形成された小さな係止孔(図2の符号17b)に挿
入され、紙バッグ4の装着時に紙バッグ4が、ファン9
からの送風や、内部に集塵された塵などの重みで後方へ
ずれ落ちるのを防止している。なお、本図には示されて
いないが、装着部15の後部には、後述するホルダ後部
に設けられたレバー24の係合爪24aが係合する部分
が形成されている。
【0025】さらに、連絡路11の先端にはアダプタ3
5がその下端面を装着部15の傾斜面31からやや突出
させるようにして挿入されている。このアダプタ35
は、紙バッグ4をより効果的に保持させるために設けら
れたもので、その下端面が紙バッグ4の被着板17の中
央部を下方に弱い力で押圧している。押圧された被着板
17は、反作用により、ホルダ20の支持板26,26
の内側端縁を支点にして、その両側縁が上側にそり上が
る。このため、本体2に紙バッグ4を装着させた際、被
着板17の両側部が支持板26,26と装着部15の傾
斜面31とで確実に挟み込まれ、より効果的に紙バッグ
4が脱落することを防止できる。
【0026】以上のように係止爪33及びアダプタ35
を備えたことにより、紙バッグ4がファン9の下流側に
装着され、ファン9からの送風により紙バッグが下側へ
比較的大きな力で押し付けられ、かつ、内部に集塵され
た塵などの重みがかかる構造の吸引・送風装置であって
も、紙バッグ4は確実に保持される。
【0027】なお、この図7では、アダプタ35を連絡
路11に挿入する実施形態を示しているが、これには限
定されず、装着部15の傾斜面31を左右方向(図7の
紙面に垂直な方向)において、R500mm程度の大き
な曲率で湾曲させ、両側部が中央部より下側に若干突出
するように形成しても同様の作用効果を得られる。
【0028】以上の構成を備えた吸引・送風装置では、
集塵手段としての紙バッグ4は、図8〜図10に示すよ
うにして装着される。
【0029】まず、図8に示すように、ホルダ20の開
口部22の内部に折りたたまれた紙バッグ4を挿入す
る。この際、紙バッグ4は、その被着板17先端がホル
ダ20の開口部22に形成された支持板26の先端に、
被着板17の後端が位置決め部27の段差28にそれぞ
れ一致するようにして挿入される。この段階では、紙バ
ッグ4の被着板17はホルダ20の下面20bと平行を
なす状態であり、支持板26と平行をなすようにはなら
ない。紙バッグ4がこのようにして挿入されると後端が
位置決め部27の段差28で確実に支持されるので、紙
バッグ4がホルダ20から脱落することはない。
【0030】次いで、図9に示すように、ホルダ20の
前部を上側に持ち上げてその下面20bが装着部15の
傾斜面31とほぼ平行をなすようにする。この状態を保
持したまま、ホルダ20の前部に形成された係合バー2
3を、装着部15の前部に形成された係合溝32に嵌め
込ませる。係合溝32は、吸引・送風装置1の前側が開
放されているので、ホルダ20を本体2のやや前方の位
置で持ち上げて装着部15に接近させ、係合バー23が
係合溝32の前方に来たところで、ホルダ20を後方へ
ずらせば、係合バー23を係合溝32に嵌め込むことが
できる。
【0031】その後、ホルダ20の後部を上方へ持ち上
げて、係合溝32に嵌め込まれた係合バー23を軸にし
てホルダ20を枢動させる。すると、図10に示すよう
に、装着部15の傾斜面31及び水平面30がホルダ2
0の開口部22に入り込み、この傾斜面31とホルダ2
0の支持板26とが紙バッグ4の被着板17の前側半分
を挟み込むと共に、これら傾斜面31と水平面30両面
の境界に形成された頂部が、ホルダ20に挿入された紙
バッグ4の被着板17を下方に押し付ける。この為、紙
バッグ4は、その後部が位置決め部27から滑り落ち、
その前側半分のみが傾斜面31とホルダ20の支持板2
6に挟み込まれ、後部が何にも拘束されない状態とな
り、斜め下後方に延びるように被着板17が傾斜面31
及び支持板26と平行をなす状態で保持される。このと
き、装着部15の頂部から下方に突出する係止爪33が
紙バッグ4の被着板17中央部に形成された係合孔(図
2の符号17b)に嵌まり込む。
【0032】そして、ホルダ20の上端縁20aが、装
着部15の当接部15a下面に当接するまで枢動させ
て、ホルダ20後部に設けられたレバー24の係合爪2
4aを、当接部15aの後部に係合させる。レバー24
の係合爪24aを係合部に係合させるときは、係合爪2
4aが係合部に干渉しないように、後方に張り出す操作
部24bを押し下げ、可動板24cを後方へ移動させる
ことによりレバー24自体を後方へ回動させて行う。
【0033】以上のようにして、ホルダ20に紙バッグ
4を挿入し、このホルダ20を本体2下端に設けられた
装着部15に取付ければ、紙バッグ4が容易に脱落する
こと無く保持される。
【0034】そして、図11に示すように、紙バッグ4
の袋体16いっぱいに塵や切り屑が集塵され、この紙バ
ッグ4を取り外すときには、ホルダ20を本体2から取
り外した後、カバー29の後部に形成された切欠部29
aから手を入れ、装着部15の傾斜面31及びホルダ2
0の支持板26に沿って紙バッグ4を斜め下後方へある
程度の力で引張るだけで、簡単に取り外すことができ
る。なお、カバー19が紙バッグ4の周囲を密封するよ
うに形成した場合には、カバー19を取り外した後、上
述と同様の操作を行えば、紙バッグ4を簡単に取り外す
ことができる。
【0035】以上、紙バッグ4を装着するときには、ホ
ルダ20の上から紙バッグ4を挿入し、取り外すときに
のみ吸引・送風装置1の後方へ引き出すタイプの吸引・
送風装置1について説明したが、この吸引・送風装置1
では、紙バッグ4を装着させるときにも紙バッグ4の被
着板17を傾斜面31と支持板26との間に後方から挿
入することで装着できる。
【0036】図12は、本体2の装着部15にホルダ2
0を装着させたままの状態で紙バッグ4を装着する場合
を示している。この場合、本体2の後方から紙バッグ4
の被着板17を、本体2の装着部15の傾斜面31とホ
ルダ20の支持板26との間に形成される空間にスライ
ドさせるようにして挿入する。なお、この図に示す吸引
・送風装置1の基本構成は、ホルダ20の上から紙バッ
グ4を挿入する場合と同様であるため同部品については
同符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0037】紙バッグ4は、その袋体16が平らに折り
たたまれた状態でホルダ20の下後方から傾斜面31と
支持板26との間に形成される空間に挿入される。これ
ら傾斜面31と支持板26とは、上述のように、その前
部から後部に向けて斜め下方に傾いているため、紙バッ
グ4は、これらと同様にして傾けられる。そして、ホル
ダ20の下面側からホルダ20の開口部22に紙バッグ
4が進入され、紙バッグ4の被着板17の先端が傾斜面
31と支持板26との後端に一致され、そのまま、これ
らの間に形成された空間に挿入される。そして、水平面
30と傾斜面31との境目で下方に向けて突出する係止
爪33(図7参照)が、被着板17の中央部に形成され
た係合孔17b(図2参照)に係合するまで紙バッグ4
は挿入される。この位置まで、紙バッグ4が挿入されれ
ば、被着板17に形成された塵などを取り込むための取
込み口を本体のロータリバルブ12から延びる連絡路1
1の先端の位置に一致させることができる。
【0038】
【発明の効果】以上、請求項1の発明よれば、塵や切り
屑等の集塵手段がファンの下流側、即ち、集塵手段に向
けて送風して集塵する吸引・送風装置について、集塵手
段を容易に着脱できる構造とすることができる。このた
め、集塵手段として使い捨ての紙バッグを採用すること
ができ、集塵手段の付け換えの際、手を汚さずに極めて
容易に行える。そして、紙バッグを採用できるために、
清掃作業の労力を大幅に低減することができる。
【0039】また、請求項2の発明によれば、集塵手段
を保持させる場合に、ホルダの支持板と本体の下端面と
で確実に集塵手段の被着板を保持させることができ、容
易に集塵手段が脱落することが無い。しかも、集塵手段
の装着は、集塵手段が挿入されたホルダを本体に対して
ワンタッチで装着できるため、極めて容易である。一
方、集塵手段の取り外しは、支持板に沿って集塵手段を
引き抜くだけで取り外せ、使用者の手を汚すこと無く容
易に取り外せる。
【0040】また、請求項3の発明によれば、ホルダに
挿入された集塵手段を、本体から送られる塵や切り屑な
どを取り込む位置に確実に位置決めでき、しかもその位
置で集塵手段を脱落させること無く一時的に保持でき
る。
【0041】そして、請求項4の発明では、集塵手段に
集塵された細かい塵等がこの集塵手段の隙間からはみ出
した場合であっても、この塵を周囲に飛散させることが
無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態にかかる吸引・送風装置の
一部切欠側面図。
【図2】図1の吸引・送風装置に使用される紙バッグの
被着板の平面図。
【図3】図2の紙バッグの折りたたまれた状態の側面
図。
【図4】図3に示す紙バッグを引き延ばした状態の側面
図。
【図5】図1の吸引・送風装置に使用されるホルダの平
面図。
【図6】図5のホルダを前後に切断した縦断面図。
【図7】図1に示した吸引・送風装置の本体の装着部を
示す縦断面。
【図8】紙バッグが挿入されたホルダを本体に装着する
手順を示す図。
【図9】紙バッグが挿入されたホルダを本体に装着す
る、図8の次の手順を示す図。
【図10】紙バッグが挿入されたホルダを本体に装着す
る、図9の次の手順を示す図。
【図11】内部に塵等が集積された紙バッグを取り外す
態様を示す説明図。
【図12】図8から図10に示す方法とは別の方法で紙
バッグを装置に装着する態様を示す説明図。
【符号の説明】
1 吸引・送風装置 2 本体 3 ノズル 3A バキュームノズル(吸引経路) 3B ブロワノズル(送風経路) 4 紙バッグ(集塵手段) 9 ファン 10 本経路(送風経路) 11 連絡路 12 ロータリバルブ(モード切換手段) 15 装着部 16 袋体 17 被着板 20 ホルダ 21 フレーム 22 開口部 26 支持板 27 位置決め部(位置決め手段) 28 段差 30 水平面 31 傾斜面 35 アダプタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月22日(2001.2.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】請求項2の発明では、請求項1記載の吸引
・送風装置(1)において、前記集塵手段(4)の被着
板(17)は、前記袋体(16)の上端の周縁から外側
に張り出すように設けられ、前記ホルダ(20)は、前
記本体(2)に着脱されるフレーム(21)を有し、そ
の中央部には前記集塵手段(4)が挿入される開口部
(22)が形成され、その内周面には前記被着板(1
7)の前部を下から支持する支持板(26)が形成さ
れ、前記本体(2)の端面(31)と前記支持板(2
6)とが、挿入された前記集塵手段(4)の被着板(1
7)を前記支持板(26)面に沿ってスライド可能に係
止することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】ノズル3はその内部を仕切り(不図示)に
より上下に通路に区切られており、ノズル3の上部が吸
引経路のほぼ全域をなすバキュームノズル3Aで、ノズ
ル3の下部が送風経路のほぼ全域をなすブロワノズル3
Bである。吸引経路はバキュームノズル3Aを含め、ノ
ズル3の先端とファン9の正面とを連通するように形成
されている。一方、送風経路は、ファン9の下部と、
ズル3の先端又は集塵手段としての紙バッグ4のいずれ
か一方とを連通するように形成されており、本体2に形
成された本経路10と、この本体2の経路と連通してい
るブロワノズル3Bと、本経路10に連通し、集塵手段
としての紙バッグ4に延びる連絡路11とから構成され
ている。本経路10の前端はブロワノズル3Bの後端と
接続されており、本経路10の長手方向の中間部分は、
集塵手段としての紙バッグ4へ延びる連絡路11が分岐
するようにして接続されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】開口部22の内側部には、その前半分を占
める部分に中心へ向けて張り出す支持板26,26が形
成されている。この支持板26,26は、紙バッグ4を
本体に保持させたとき紙バッグ4の被着板17を下から
支持し、本体2の下部に形成された装着部15の下端縁
とで被着板17を挟み込むために形成されている。この
支持板26,26は、フレーム21の上端縁前部と平行
になるように下側後方に向け斜めに傾いており、その後
端がフレーム21の中央部分でフレーム21の下面21
bと面一になるように形成されている。また、開口部2
2の後部には、側面から若干中心に突出するように形成
された位置決め手段としての位置決め部27,27が形
成されている。この位置決め部27,27の前面27
a,27aは、フレーム21上端縁から下方に向かうに
連れ前方に傾斜するように形成され、そのほぼ中央には
段差28,28がそれぞれ形成されている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるファンと、このファンの
    上流側に形成された吸引経路と、前記ファンの下流側に
    形成された送風経路と、前記ファンの下流側に設けら
    れ、前記送風経路と連通する集塵手段と、吸引モードと
    送風モードと切換可能とするモード切換手段とを備えた
    吸引・送風装置において、 前記集塵手段を保持するホルダをこの装置の本体に着脱
    自在に設けるとともに、前記集塵手段を前記吸引・送風
    装置の本体が吸引した吸引物を内部に収容する袋体とこ
    の袋体の上端に設けられた被着板とで構成し、 この装置の本体に取付けられた前記ホルダと前記吸引・
    送風装置の本体とが、これらの間で前記集塵手段の被着
    板をこれらに対して着脱自在に保持することを特徴とす
    る吸引・送風装置。
  2. 【請求項2】 前記集塵手段の被着板は、前記袋体の口
    部の周縁から外側に張り出すように設けられ、 前記ホルダは、前記本体に着脱されるフレームを有し、
    その中央部には前記集塵手段が挿入される開口部が形成
    され、その内周面には前記被着板の前部を下から支持す
    る支持板が形成され、 前記本体の端面と前記支持板とが、挿入された前記集塵
    手段の被着板を前記支持板面に沿ってスライド可能に係
    止することを特徴とする請求項1記載の吸引・送風装
    置。
  3. 【請求項3】 前記フレームの開口部内周面には、挿入
    された前記集塵手段の被着板を一時的に係止してこの集
    塵手段の位置を定める位置決め手段が設けられたことを
    特徴とする請求項2記載の吸引・送風装置。
  4. 【請求項4】 前記ホルダには、前記集塵手段の袋体の
    外部を覆うカバーが設けられていることを特徴とする請
    求項1〜3いずれかに記載の吸引・送風装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103479294A (zh) * 2013-09-30 2014-01-01 樊书印 一种微型吸尘器
CN106049326A (zh) * 2015-04-10 2016-10-26 苏州宝时得电动工具有限公司 吹吸装置
JP2017522177A (ja) * 2014-06-25 2017-08-10 アルフレッド ケルヒャー ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー 手持ち式蒸気装置

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