JP2002238420A - 魚つりリール - Google Patents

魚つりリール

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JP2002238420A
JP2002238420A JP2001040597A JP2001040597A JP2002238420A JP 2002238420 A JP2002238420 A JP 2002238420A JP 2001040597 A JP2001040597 A JP 2001040597A JP 2001040597 A JP2001040597 A JP 2001040597A JP 2002238420 A JP2002238420 A JP 2002238420A
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JP
Japan
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speed
load
winding
motor
fish
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Application number
JP2001040597A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Miyamae
利昭 宮前
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MIYAMAE KK
Miyamae Co Ltd
Original Assignee
MIYAMAE KK
Miyamae Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣糸にかかる過負荷に応じて、リールの回転
数を下げることで、口切れや身切れをなくす。 【解決手段】 電動式魚つりリールにおいて、予め任意
に設定した速度で道糸を巻き上げる際に、前記設定速度
に見合った負荷よりも大きい負荷がかかっている場合に
は前記巻き上げ速度を減速する。また、この処理はCP
Uが負荷−適正回転数に関する対照表をデータベース化
したデータテーブルを参照して行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動式の魚つりリー
ルに係り、道糸の出し入れを効果的に制御する構成に関
するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来から、電動式の魚
つりリールでは、道糸を海中に下ろして魚がかかった場
合にはモータによって道糸を巻き戻すのが基本的な動作
であるが、魚の種類などによって様々な巻き上げ制御が
行われている。一番広く行われている巻き上げ制御とし
ては、魚がかかった場合に巻き上げ動作に切り替え、巻
き上げトルクよりも魚が小さい場合にはそのままのトル
クで道糸を竿先まで巻き取るものである。そして、魚が
大きい場合には当初の巻き上げトルクでは足りないと判
断して、トルクを上昇させるために回転数を上昇させる
ことが一般的である。
【0003】ところで、魚の種類によっては口の弱いも
のがあり、強い力で道糸を巻き上げれば口を破壊して、
いわゆるバレることがある。したがって、あまり強い力
で巻き上げることができない場合がある。しかしなが
ら、従来の構成であれば魚が大きければ回転数を上昇す
ることになるので、大きい魚でも口の弱いものであれば
バレてしまうことになる。
【0004】本発明は上述した従来の課題を解決するこ
とを目的とするものであって、魚がかかって道糸に所定
を越える負荷がかかった場合には回転数を落とし、大き
い魚ほど徐々に釣り上げるようにした電動式の魚つりリ
ールを開示することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するために、電動式魚釣りリールにおいて、予め任
意に設定した速度で道糸を巻き上げる際に、前記設定速
度に見合った負荷よりも大きい負荷がかかっている場合
には前記巻き上げ速度を減速するという手段を用いた。
【0006】また請求項2では、リールの巻き上げ速度
が前記設定速度に達成するまでは、当該速度を徐々に逓
増するという手段を選択的に採用した。
【0007】また請求項3では、前記設定速度を、その
リールに採用されるモータの最高速度に設定するという
手段を採用した。
【0008】さらに請求項4では、巻き上げ速度の変更
は、CPUが負荷−回転数に関する対照表をデータベー
ス化したデータテーブルを参照して決定するという手段
を用いた。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を添付した図面に従って説明する。図1は本発明に係
る電動リールの構成ブロック図を示したものであり、1
は巻き上げ用のモータ、2はモータ1の負荷を検出する
負荷検出手段、3はモータ1の回転速度を決定するPW
M制御手段、4は負荷検出手段2およびPWM制御手段
3が接続されたCPUである。
【0010】負荷検出手段2は、モータ1に流れる電流
を計測することによりモータの軸トルク、即ち巻き上げ
時の負荷を検出する手段である。つまり、この種電動リ
ールに用いられる直流モータは、図2に示したトルク−
電流特性から明らかなように、印加電圧が一定のとき、
トルクの上昇に伴って負荷電流が上昇する特性を有し、
結果、負荷電流を計測することによってトルク、即ち巻
き上げ時の負荷を計測することができる。一般的には、
電流計にA/D変換回路を接続した構成を採用する。
【0011】次にPWM制御手段3は、パルス幅変調を
利用した制御によりモータ1に印加する電圧を供給する
ものである。つまり、本発明ではPWM方式を利用して
電圧を可変とすることで、モータ1の回転数を適宜変更
するモータ速度制御方式を採用している。
【0012】そして、CPU4は負荷検出手段2から入
力される情報に基づき、そのときの負荷に応じた電圧を
決定し、この決定情報をPWM制御手段3に出力するこ
とによって、結果、負荷に適した回転数によってモータ
1を回転するように制御する。なお、CPU4はこの処
理の他、モータの回転速度計測やディスプレイ表示な
ど、一般的な処理も行うことはもちろんである。
【0013】また、CPU4には負荷−回転数に関する
データテーブル5が接続されている。つまり、このデー
タテーブル5には、図3に示したように、電流値で示さ
れる負荷情報と、その負荷時に適した回転数を実行でき
る電圧とを対照表としたデータベースを有し、この実施
形態の場合、240段階に設定されている。
【0014】なお、図1中、6は電源、7はCPU4に
接続されたメモリー(記憶装置)である。
【0015】次に上記構成の電動リールの動作を図4に
示したフローチャートに基づいて説明する。先ず、仕掛
けを海中に投下した後、当たりがあればスタートスイッ
チをオンして巻き上げを開始する(S1)。
【0016】なお、このときの巻き上げ速度は初期設定
により決定されるが、この実施形態では240段階ある
速度のうち最高速度に設定している。
【0017】また、この実施形態では、スタートスイッ
チをオンした後、巻き上げ速度が最高速度に達するま
で、当該速度を徐々に上昇させるようにしている(S
2)。急激に巻き上げると、その力で魚をバラシてしま
うからである。この処理は、CPU4に与えられたプロ
グラムにより容易にPWM制御手段3を制御して行われ
る。また、初期値を最高速度としたのは、当たりが小さ
い、即ち負荷が小さい魚の釣り上げや餌等の交換のため
の巻き上げが速いためである。
【0018】次に、ステップS3では、巻き上げ速度が
設定速度(最高速度)になったか否かを判別する。そし
て、S2とのルーチンにより巻き上げ速度が設定速度に
達したならば、その速度を維持する(S4)。
【0019】そして、巻き上げ速度が維持された状態
で、負荷検出手段2から巻き上げにかかる負荷を監視す
る(S5)。そして、負荷上昇を検出したならば(S
6)、CPU4はデータテーブル5を参照し、その負荷
が現在の速度に適正なものかを判別する(S7)。ここ
で適正なものと判断した場合には、S4およびS5との
ルーチンにより引き続き負荷の上昇の有無を監視する。
【0020】一方、S7において検出された負荷が現在
の速度に不適なもの、即ち過負荷の状態にあり、そのま
まの速度では口切れや身切れによって魚をばらす恐れが
ある場合、CPU4はデータテーブル5の中からその負
荷に応じた電圧(回転数)を演算・算出し(S8)、そ
の情報をPWM制御手段3に出力する。この処理によっ
て、モータ1は過負荷とならない程度の速度まで回転数
を降下させる(S9)。この処理は予め設定した所定単
位時間ごとに繰り返される。
【0021】以上の動作を図5に示す巻き上げ時間−回
転数のグラフに基づいて説明すると、当たりがありスタ
ートスイッチを押したT0から、モータ1の回転速度が
初期設定値N1に達するまでのT1の間は当該速度を徐
々に上げている。
【0022】次に、かかる負荷が巻き上げ速度に対して
過負荷と判断したT2からは、モータ1の回転数を目標
値N2に達するまで徐々に降下させていく。
【0023】そして、モータ1の回転数が目標値N2に
達した後は、その速度を維持して巻き上げ動作を行う。
なお、この実施形態では巻き上げが終了するT3の少し
前から、モータ1の回転速度を更に降下させている。釣
り上げた魚が海中から出た瞬間に負荷が急激に軽くな
り、このため急速な巻き上げが起こらないようにするた
めである。
【0024】このように上記実施形態によれば、巻き上
げ時に負荷が上昇し、その負荷が現在速度に対して過剰
なときはこれを判別し、モータ1の回転数を降下させる
ようにしたので、魚をばらす機会が大幅に減る。また、
本発明では電圧降下によるモータの回転速度を制御する
ようにしているので、図6に示す電圧−トルク特性から
明らかなように、低回転でも所定の巻き上げトルクが確
保されるから、回転数を降下した後でも釣り上げ不能と
なるなどの不都合はない。
【0025】さらに、上述した一連の処理は電動リール
側が自動的に行うので、釣人が負荷の状態を把握し、そ
れに見合った速度モードを選択するなどの煩わしさがな
い。ただし、上述した処理をオートモードすれば、これ
に対して高速・中速・低速といったマニュアルモードを
別途プログラムすることも可能である。
【0026】また、上述した実施形態では、回転数を降
下した後、その速度を維持してモータ1を巻き上げる事
を説明したが、速度降下後もモータ1にかかる負荷を監
視し、仮に当該負荷が現在の速度に対して軽すぎると判
断した場合には、逆にモータ1の回転数を上昇させるよ
うな制御も可能である。この制御では、より魚と適正な
やり取りによる巻き上げが可能となる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
巻き上げ時のモータにかかる負荷を検出し、これに見合
った回転速度となるようにモータを制御するようにした
ので、過負荷による魚の口切れや身切れをなくすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明魚つりリールの一構成例を示すブロック
【図2】直流モータの電流−トルク特性を示すグラフ
【図3】前記一構成例のデータテーブルを示す概念図
【図4】前記一構成例の処理手順を示すフローチャート
【図5】前記一構成例における巻き上げ時間−回転数の
遷移図
【図6】直流モータの電圧−トルク特性を示すグラフ
【符号の説明】
1 モータ 2 負荷検出手段 3 PWM制御手段 4 CPU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動式魚つりリールにおいて、予め任意に
    設定した速度で道糸を巻き上げる際に、前記設定速度に
    見合った負荷よりも大きい負荷がかかっている場合には
    前記巻き上げ速度を減速することを特徴とする魚つりリ
    ール。
  2. 【請求項2】リールの巻き上げ速度が前記設定速度に達
    成するまでは、当該速度を徐々に逓増する請求項1記載
    の魚つりリール。
  3. 【請求項3】前記設定速度は、そのリールに採用される
    モータの最高速度に設定した請求項1または2記載の魚
    つりリール。
  4. 【請求項4】巻き上げ速度の変更は、CPUが負荷−回
    転数に関する対照表をデータベース化したデータテーブ
    ルを参照して決定する請求項1、2または3記載の魚つ
    りリール。
JP2001040597A 2001-02-16 2001-02-16 魚つりリール Pending JP2002238420A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008148609A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Miyamae:Kk 魚釣用電動リール
JP2009178118A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Shimano Inc 電動リールのモータ制御装置
JP2009178119A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Shimano Inc 電動リールのモータ制御装置
JP2012024043A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Shimano Inc 電動リールのモータ制御装置
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A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040812