JP2002237768A - 送信装置および方法、受信装置および方法、ならびに、送受信装置および方法 - Google Patents

送信装置および方法、受信装置および方法、ならびに、送受信装置および方法

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JP2002237768A JP2001030964A JP2001030964A JP2002237768A JP 2002237768 A JP2002237768 A JP 2002237768A JP 2001030964 A JP2001030964 A JP 2001030964A JP 2001030964 A JP2001030964 A JP 2001030964A JP 2002237768 A JP2002237768 A JP 2002237768A
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signal component
component
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Isao Takeuchi
勇雄 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直交変調を用い、ミリ波帯による通信を行う
場合において、受信側の等化器の適応等化を精度良く行
い、送信されたデータが正しく受信できるようにする。 【解決手段】 送信機側から、送信データをI成分、既
知のPNシーケンスをQ成分として直交変調された信号
が送信される。受信機30に受信されたこの信号は、実
部Reと虚部Imに分離され、イコライザ320に供給
されると共に、I相関回路318及びQ相関回路306
に供給される。一方、発生器300で送信機側と同一の
PNシーケンスが発生され、I相関回路318及びQ相
関回路306に供給される。I相関回路318及びQ相
関回路306では、供給された実部Re及び虚部Imと
PNシーケンスとに基づき、I−chへのQ成分の漏れ
分と直接波によるQ成分との比及び時間差、Q−ch中
の間接波によるQ成分と直接波によるQ成分との比及び
時間差が求められる。I相関回路318及びQ相関回路
306で求められたデータにより、イコライザ320が
適応等化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直交変調された
信号の送受信を行う送信装置および方法、ならびに、受
信装置および方法に関し、特に、ミリ波帯による送受信
を行う際の受信側の適応等化を確実に行うことができる
送信装置および方法、受信装置および方法、ならびに、
送受信装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電波や赤外線を用いて通信を
行いLAN(Local Area Network)を構築する、無線LA
Nの技術は存在していた。無線LANは、例えば周波数
帯域が2.4GHz帯の準マイクロ波帯の電波を用い、
1乃至2Mbpsの通信速度が実現されている。近年で
は、この無線LANにおいて、さらに高い周波数帯域、
例えば60GHz帯を用いて通信を行うことが提案され
ている。このようなミリ波帯の電波を用いることで、よ
り高速な通信速度を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなミリ波帯の
電波による通信では、マルチパス干渉が発生しやすい。
マルチパス干渉が存在する場合、受信側や送信側の移動
などに伴い、通信路の特性が時間と共に変化してしま
う。また、ミリ波帯の電波による通信では、送信側およ
び受信側の少しの変動が位相の変動となって現れる可能
性がある。そのため、受信側では、等化器における信号
等化を適応的に行う必要がある。
【0004】従来では、通信中に時分割でトレーニング
時間を設け、そのトレーニング時間中にパイロット信号
として既知のデータを送信していた。受信側では、この
パイロット信号に基づき等化器の係数を更新し、係数が
収束後、等化器の係数を固定しデータを伝送していた。
この方法では、パイロット信号を送信する時間幅や周波
数帯域などが十分に確保できないと、時間と共に通信路
の特性が変化するような場合に、等化器の係数の調整が
通信路の特性の変化に追随できず、受信される電波に対
する等化器の特性が劣化してしまうという問題点があっ
た。
【0005】一方、トレーニング時間中に送信された既
知データに基づき等化器の係数を更新し、係数が収束
後、トラッキング時間中にデータ判定を行い、そのデー
タを既知データとして等化器の係数を調整する方法も用
いられていた。この方法では、データ判定に誤りが生じ
てしまうと、受信される電波に対する等化器の特性が劣
化してしまうという問題点があった。
【0006】この場合、特に、等化器にIIR型のフィ
ルタが用いられている場合には、等化器の特性が劣化す
ると共に、等化器が発散してしまうことがあるという問
題点があった。
【0007】したがって、この発明の目的は、直交変調
を用い、ミリ波帯による通信を行う場合において、受信
側の等化器の適応等化を精度良く行い、送信されたデー
タが正しく受信できるようにした送信装置および方法、
受信装置および方法、ならびに、送受信装置および方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、直交変調により信号を変調して送
信する送信装置において、直交変調された信号成分のう
ち、第1の信号成分を、伝送したいデータが変調された
信号として送信し、第1の信号成分に直交する第2の信
号成分を、トレーニング信号として送信するようにした
ことを特徴とする送信装置である。
【0009】また、この発明は、直交変調により信号を
変調して送信する送信方法において、直交変調された信
号成分のうち、第1の信号成分を、伝送したいデータが
変調された信号として送信し、第1の信号成分に直交す
る第2の信号成分を、トレーニング信号として送信する
ようにしたことを特徴とする送信方法である。
【0010】また、この発明は、直交変調された信号成
分のうち、第1の信号成分が伝送したいデータが変調さ
れた信号として送信され、第1の信号成分に直交する第
2の信号成分がトレーニング信号として送信された信号
を受信する受信装置において、直交変調された信号成分
のうち、第1の信号成分が伝送したいデータが変調され
た信号として送信され、第1の信号成分に直交する第2
の信号成分がトレーニング信号として送信された信号を
受信し、受信された信号のうち第2の信号成分に含まれ
るトレーニング信号を用いて第1の信号成分を適応的に
等化するようにしたことを特徴とする受信装置である。
【0011】また、この発明は、直交変調された信号成
分のうち、第1の信号成分が伝送したいデータが変調さ
れた信号として送信され、第1の信号成分に直交する第
2の信号成分がトレーニング信号として送信された信号
を受信する受信方法において、直交変調された信号成分
のうち、第1の信号成分が伝送したいデータが変調され
た信号として送信され、第1の信号成分に直交する第2
の信号成分がトレーニング信号として送信された信号を
受信し、受信された信号のうち第2の信号成分に含まれ
るトレーニング信号を用いて第1の信号成分を適応的に
等化するようにしたことを特徴とする受信方法である。
【0012】また、この発明は、直交変調により変調さ
れた信号の送受信を行う送受信装置において、直交変調
された信号成分のうち、第1の信号成分を、伝送したい
データが変調された信号として送信し、第1の信号成分
に直交する第2の信号成分を、トレーニング信号として
送信する送信部と、直交変調された信号成分のうち、第
1の信号成分を、伝送したいデータが変調された信号と
して送信し、第1の信号成分に直交する第2の信号成分
を、トレーニング信号として送信する送信部より送信さ
れた信号を受信し、受信された信号のうち第2の信号成
分に含まれるトレーニング信号を用いて第1の信号成分
を適応的に等化するようにした受信部とを備えることを
特徴とする送受信装置である。
【0013】また、この発明は、直交変調により変調さ
れた信号の送受信を行う送受信方法において、直交変調
された信号成分のうち、第1の信号成分を、伝送したい
データが変調された信号として送信し、第1の信号成分
に直交する第2の信号成分を、トレーニング信号として
送信する送信のステップと、直交変調された信号成分の
うち、第1の信号成分を、伝送したいデータが変調され
た信号として送信し、第1の信号成分に直交する第2の
信号成分を、トレーニング信号として送信する送信のス
テップにより送信された信号を受信し、受信された信号
のうち第2の信号成分に含まれるトレーニング信号を用
いて第1の信号成分を適応的に等化するようにした受信
のステップとを備えることを特徴とする送受信方法であ
る。
【0014】上述したように、請求項1および6に記載
の発明は、直交変調された信号成分のうち、第1の信号
成分を、伝送したいデータが変調された信号として送信
し、第1の信号成分に直交する第2の信号成分を、トレ
ーニング信号として送信するようにしているため、受信
側では、第2の信号成分を用いて等化器などの調整を行
うことができる。
【0015】また、請求項7および12に記載の発明
は、直交変調された信号成分のうち、第1の信号成分が
伝送したいデータが変調された信号として送信され、第
1の信号成分に直交する第2の信号成分がトレーニング
信号として送信された信号を受信し、受信された信号の
うち第2の信号成分に含まれるトレーニング信号を用い
て第1の信号成分を適応的に等化するようにしているた
め、常時トレーニング信号に基づく等化を行うことがで
き、通信路の特性の変化に追随できる。
【0016】また、請求項13及び18に記載の発明
は、直交変調された信号成分のうち、第1の信号成分
を、伝送したいデータが変調された信号として送信し、
第1の信号成分に直交する第2の信号成分を、トレーニ
ング信号として送信し、送信された信号が受信された信
号のうち第2の信号成分に含まれるトレーニング信号を
用いて第1の信号成分を適応的に等化するようにしてい
るため、受信側では、常時トレーニング信号に基づく等
化を行うことができ、通信路の特性の変化に追随でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。この発明では、直交変調による搬送波
のうち一方の成分をトレーニング信号の伝送ために専用
的に用い、他方の成分をデータ伝送用に用いる。受信機
側では、常にトレーニング信号を受信できるため、受信
されたトレーニング信号に基づき等化器の適応等化を精
度良く行うことができる。
【0018】用いられる周波数帯域を60GHz帯など
のミリ波帯とすることで、使用できる周波数帯域を非常
に広く確保でき、搬送波の一方の成分をトレーニング信
号専用に用いて効率が1/2になっても、十分な伝送デ
ータレートを得ることができる。
【0019】図1は、この発明によるミリ波送受信シス
テムの全体構成をモデル化した図である。ミリ波送信機
10は、QPSK変調信号発生器である。ミリ波送信機
10により、所定のデータがQPSK(Quadrature Phas
e Shift Keying)変調され、端子Out1から出力され
る。ミリ波送信機10から出力されたQPSK変調信号
は、通信路のシミュレータであるチャネル20の端子I
Nに入力される。QPSK変調信号は、チャネル20で
白色雑音および2波マルチパスが加算され、実際の通信
路をシミュレートされ、チャネル20の端子I_Out
から出力される。
【0020】なお、以下では、直交変調された信号にお
ける、互いに直交するQ成分およびI成分のうち、Q成
分による信号をQ−ch信号、I成分による信号をI−
ch信号と呼ぶ。Q−ch信号はQチャンネル(Q−c
h)で伝搬され、I−ch信号はIチャンネル(I−c
h)で伝搬される。
【0021】チャネル20から出力された信号は、ミリ
波受信機30の端子INに入力される。ミリ波受信機3
0では、入力された信号からQPSKのI成分(同相成
分)のみが復調される。復調されたデータは、ミリ波受
信機30の端子I_Outから出力され、エラーメータ
30に供給される。
【0022】一方、ミリ波送信機10では、QPSK変
調しチャネル20を介してミリ波受信機30に伝送した
データと同一のデータが、端子I_data_Outか
ら出力される。このデータは、ディレイ12によりタイ
ミング調整されてチャネル20およびミリ波受信機30
による遅延時間を補正され、エラーメータ40に供給さ
れる。
【0023】エラーメータ40では、ミリ波受信機30
から供給されたデータと、ミリ波送信機10の端子I_
data_Outから出力されディレイ12を介して供
給されたデータとを比較し、誤り率が測定される。
【0024】図2は、この実施の一形態によるミリ波送
信機10の一例の構成を示す。Rdwksp回路100
で、送信したいデータが発生される。送信したいデータ
は、例えば、外部から入力された入力データに基づき、
Rd wksp回路100で所定に発生される。また、
上述した図1のようなシミュレート目的でこのミリ波送
信機10を用いるならば、予め決められたデータを所定
に発生するようにしても良い。Rd wksp回路10
0で発生された送信データは、QASK C−map(Q
uadrature Amplitude Shift Keying Circle constellat
ion-Map)回路101に供給され、BPSK(Binary Phas
e Shift Keying)信号にマッピングされ、QAM変調回
路103の一方の入力端に入力される。
【0025】なお、Rd wksp回路100で発生さ
れた送信したいデータは、出力端I_Data_out
101から直接的に出力できる。出力端I_Data_
out101から出力されたデータは、上述したよう
に、ディレイ12を介してエラーメータ40に供給され
る。
【0026】一方、疑似ランダムシーケンス発生回路1
04において、所定のクロックCLKに基づき既知デー
タであるPNシーケンスが発生される。このPNシーケ
ンスは、QASK C−map回路105でBPSK信
号にマッピングされ、QAM回路103の他方の入力端
に入力される。
【0027】QAM回路103の一方および他方の入力
端に入力された信号は、QPSK変調される。このと
き、送信したいデータがBPSK信号にマッピングされ
た信号は、QPSK信号のI成分とされ、PNシーケン
スがBPSK信号にマッピングされた信号は、QPSK
信号のQ成分とされる。なお、BPSK変調されたI成
分とBPSK変調されたQ成分によってQPSK変調波
になっているということもできる。
【0028】QAM回路103から出力されたQPSK
変調信号は、スプリット回路106に供給され、実部
(Re)と虚部(Im)とに分けられる。これら実部お
よび虚部の信号は、それぞれR−Cフィルタ(Raised Co
sine Filter)107および108を介して合成回路10
9に供給され、複素数の変調信号に合成される。合成回
路109から出力されたこの複素数の変調信号は、出力
端子110から出力される。
【0029】このように、この実施の一形態によるミリ
波送信機10では、QPSK変調信号のQ成分が既知の
PNシーケンスとなっているため、受信側では、このQ
成分をイコライザのトレーニング信号として用いること
ができる。これにより、チャネル20の伝達関数、すな
わち、マルチパスの推定を行うことができる。
【0030】図3は、チャネル20の一例の構成を示
す。チャネル20は、上述したように、マルチパスチャ
ンネルをシミュレートする。この図3の例では、2パス
で、白色雑音が付加されるモデルが示されている。以下
に説明する構成を、3パス以上に拡張することは容易で
ある。
【0031】ミリ波送信機10から出力されたQPSK
変調信号は、入力端200に入力され、スプリット回路
202に供給されると共に、ディレイ回路201を介し
てスプリット回路207に供給される。スプリット回路
202に供給された信号は、振幅成分と位相成分とに分
離される。振幅成分は、増幅度が〔1〕に設定されたゲ
イン回路203を介して合成回路206の振幅入力端に
入力される。一方、位相成分は、加算部204の一方の
入力端に供給され、定数
〔0〕が加算されて合成回路2
06の位相入力端に入力される。合成回路206では、
これら振幅成分と位相成分とを合成して、複素信号とし
て出力する。
【0032】一方、ディレイ回路201に入力された信
号は、1シンボル遅延されて出力され、スプリット回路
207に供給される。スプリット回路207に供給され
た信号は、振幅成分と位相成分とに分離される。振幅成
分は、増幅度が〔0.5〕に設定されたゲイン回路20
8を介して合成回路211の振幅入力端に入力される。
一方、位相成分は、加算部209の一方の入力端に供給
され、定数〔π/4〕が加算されて合成回路211の位
相入力端に入力される。合成回路211では、これら振
幅成分と位相成分とを合成して、複素信号として出力す
る。
【0033】合成回路206および211からそれぞれ
出力された複素信号は、それぞれ複合加算回路212に
供給されて加算され、2波のマルチパス信号が合成され
る。複合加算回路212から出力されたマルチパス信号
は、スプリット回路213に供給されて実部Reと虚部
Imとに分離される。スプリット回路213から出力さ
れた実部Reおよび虚部Imは、それぞれ加算回路21
7および218を介して合成回路219に供給され、実
部Reと虚部Imとが合成され1つのQPSK変調信号
とされて出力端220に導出される。この出力は、送信
したいデータが変調された信号に対してマルチパス成分
が加算され、マルチパスがシミュレートされたマルチパ
ス信号である。
【0034】なお、図3の例では、出力信号に対して、
さらに、白色雑音を加算することができる。ガウシアン
ノイズ発生回路214で、2次元の白色雑音が発生され
る。この白色雑音は、ノイズレベルを調整するゲイン回
路215を介してデマルチプレクサ216に供給され、
2つの1次元の白色雑音に分離される。これら2つの白
色雑音は、それぞれ加算回路217および218に供給
され、スプリット回路213から供給された実部Reと
虚部Imとにそれぞれ加算される。ここでは、ゲイン回
路215の増幅度が
〔0〕とされ、白色雑音が出力信号
に加算されないため、通信路のシミュレートにおいてマ
ルチパスのみが注目される。
【0035】図4は、チャネル20において入出力され
る一例の信号を概略的に示す。縦軸がQ成分、横軸がI
成分を示す。上述の構成によれば、Q成分およびI成分
からなる入力信号と、入力信号に対して振幅がゲイン回
路208で0.5倍にされると共に、位相が加算回路2
09で〔π/4〕だけシフトされた信号とが合成され
る。この結果、Q成分およびI成分からなる入力信号
は、元のQ成分およびI成分が直交関係を保ったまま、
元のQ成分およびI成分に対して〔π/8〕だけ位相が
ずれたQM成分およびIM成分からなる信号とされる。
【0036】したがって、チャネル20の出力信号にお
けるQ成分およびI成分のそれぞれは、QM成分と相関
を有することになる。以下、QM成分とI成分との相関
をQ−I相関、QM成分とQ成分との相関をQ−Q相関
と呼ぶ。すなわち、Q成分のマルチパスの間接波による
I−chおよびQ−chへの干渉が、それぞれQ−I相
関およびQ−Q相関とされる。
【0037】図5は、ミリ波受信機30の一例の構成を
示す。ミリ波受信機20内部において、疑似ランダムシ
ーケンス発生回路300で、所定のクロックCLKに基
づき既知のデータであるPNシーケンスが発生される。
すなわち、上述したミリ波送信機10において、疑似ラ
ンダムシーケンス発生回路100で発生されるPNシー
ケンスと同一のパターンがミリ波受信機30側の疑似ラ
ンダムシーケンス発生回路300で発生される。
【0038】疑似ランダムシーケンス発生回路300で
発生されたPNシーケンスは、QASK C−map回
路301でBPSK信号にマッピングされ、QAM回路
302でBPSK変調され、スプリット回路303に入
力される。スプリット回路303に入力された信号は、
実部Reと虚部Imとに分離され、実部ReがR−Cフ
ィルタ330によりフィルタ処理される。これにより、
上述したミリ波送信機10におけるR−Cフィルタ10
7から出力されるQ−chの変調信号が再構成される。
【0039】R−Cフィルタ303から出力された信号
は、ゼロオーダホールド回路304でサンプリングさ
れ、ディジタルデータとされてバッファ305に溜め込
まれる。バッファ305は、この図5の例では、256
サンプルを記憶する。バッファ305から読み出された
データは、Q相関回路306の入力端In2およびI相
関回路318の入力端In2に入力される。
【0040】一方、チャネル20から出力されたマルチ
パス信号が入力端子310から入力され、スプリット回
路311に供給され、実部Reと虚部Imとに分離さ
れ、それぞれR−Cフィルタ312および313に供給
される。R−Cフィルタ312でフィルタ処理された実
部Reは、イコライザ320の入力端I_Inに入力さ
れると共に、ゼロオーダホールド回路316に供給され
る。実部Reは、ゼロオーダホールド回路316でサン
プリングされディジタルデータとされて、256サンプ
ルが記憶されるバッファ317に溜め込まれる。バッフ
ァ317から読み出されたデータは、I相関回路318
の入力端In1に入力される。
【0041】同様に、R−Cフィルタ313でフィルタ
処理された虚部Imは、イコライザ320の入力端Q_
Inに入力されると共に、デモジュレータ324の入力
端Q_Inに入力される。さらに、虚部Imは、ゼロオ
ーダホールド回路314に供給される。虚部Imは、ゼ
ロオーダホールド回路314でサンプリングされディジ
タルデータとされ、256サンプルが記憶されるバッフ
ァ315に溜め込まれる。バッファ315から読み出さ
れたデータは、Q相関回路306の入力端In1に入力
される。
【0042】I相関回路318およびQ相関回路306
は、共に、それぞれが有する2つの入力端In1および
In2に入力されるデータのサンプリングタイミング時
間をずらしながら、入力端In1およびIn2に入力さ
れるデータの相関値と、ずらした時間とを求める。
【0043】なお、サンプリングタイミング時間は、ゼ
ロオーダホールド回路304、314および316にお
いて信号がサンプリングされたタイミングを示す。例え
ば、バッファ305、315および317からの読み出
しアドレスと読み出しタイミングとを所定に制御するこ
とで、I相関回路318およびQ相関回路306の入力
端In1およびIn2に入力されるサンプリングタイミ
ング時間をずらすことが出きる。
【0044】一例として、I相関回路318において、
バッファ305に溜め込まれたデータが読み出されて入
力端In2に入力されると共に、バッファ317に溜め
込まれたデータがサンプリングタイミング時間をずらさ
れて読み出され、入力端In1に入力される。I相関回
路318では、これら入力端In1およびIn2に入力
されたデータが比較され、2つのデータ間の相関値と、
そのときのずれ時間とが求められる。例えばこの処理
が、バッファ317に溜め込まれたデータに対してサン
プル毎に順次行われる。
【0045】上述したように、入力端310に入力され
た入力信号は、ミリ波送信機10においてQ−ch信号
として既知のPNシーケンスが変調され出力され、チャ
ネル20でマルチパス成分を加算されている。したがっ
て、この入力信号に基づくデータと、ミリ波受信機30
内で発生されたミリ波送信機10と同一のPNシーケン
スが変調された信号に基づくデータとの相関を求めるこ
とで、Q−ch信号がマルチパスによってI−chに漏
れる漏れ分、すなわち、Q−ch信号による間接波のI
−ch成分を知ることができる。
【0046】I相関回路318では、このようにして求
められた相関値のうち最大の相関値が、出力端I_pa
th1から出力される。これが、上述のI−chにおけ
るQ−ch信号の間接波の信号レベルである。また、そ
のときのサンプリングタイミング時間のずれ分(ディレ
イ分)が出力端I_path1_dから出力される。こ
れら出力端I_path1およびI_path1_dか
らそれぞれ出力されたデータにより、Q−ch信号がマ
ルチパスによってI−chに漏れたQ−ch信号の信号
レベルおよび遅延時間が検出できる。
【0047】一方、Q相関回路306では、バッファ3
05に溜め込まれたデータが読み出されて入力端In2
に入力されると共に、バッファ317に溜め込まれたデ
ータがサンプリングタイミング時間をずらされて読み出
され、入力端In1に入力される。
【0048】Q相関回路306では、これら入力端In
1およびIn2に入力されたデータが比較され、PNパ
ターンの相関値が求められる。このとき、Q相関回路3
06では、2つのデータ間の相関値のうち最大の相関値
と、2番目に大きい相関値とが求められる。さらに、Q
相関回路306では、最大の相関値が得られたサンプリ
ングタイミング時間と、2番目に大きい相関値が得られ
たサンプリングタイミング時間との差分が求められる。
【0049】すなわち、入力端子310に入力された入
力信号は、Q成分として、Q−ch信号による直接波
と、上述したQ−Q相関におけるQM成分による間接波
とが含まれる。したがって、既知信号であるQ−ch信
号が直接波によってQ−chで検出される信号レベルが
最大の相関値として検出され、出力端Q_outから出
力される。また、間接波によってQ−chで検出される
信号レベルが2番目に大きい相関値として検出され、出
力端Q_path1から出力される。サンプリングタイ
ミング時間の差分は、これら直接波と間接波との遅延時
間差であって、出力端Q_path1_dから出力され
る。
【0050】ここで、Q−chからQ−chへのマルチ
パスの環境は、I−chからI−chへのマルチパスの
環境と同等であると考えることができる。後述するイコ
ライザ320におけるI−chの伝達関数は、この関係
を利用して決められる。
【0051】Q相関回路306の出力端Q_outから
出力されたQ−ch信号の直接波の信号レベルは、関数
(1/u)回路321により〔1/u〕すなわち逆数と
され、プロダクト回路323および322に供給され
る。
【0052】Q相関回路306の出力端Q_path1
から出力されたQ−ch信号の間接波のレベルは、プロ
ダクト回路323に供給され、関数(1/u)回路32
1によりQ−ch信号の直接波の信号レベルが逆数にさ
れた値が乗算される。すなわち、Q−ch信号の間接波
のQ成分のレベルがQ−ch信号の直接波のレベルで割
り算される。これにより、直接波とQ−chにおける間
接波との比が求められる。
【0053】同様に、I相関回路318の出力端I_p
ath1から出力されたI−chにおけるQ−ch信号
の間接波のレベルは、プロダクト回路322に供給さ
れ、関数(1/u)回路321によりQ−ch信号の直
接波の信号レベルが逆数にされた値が乗算される。すな
わち、Q−ch信号の間接波のI成分がQ−ch信号の
直接波のレベルで割り算される。これにより、Q−ch
信号の直接波とI−chにおけるQ−ch信号の間接波
との比が求められる。
【0054】I相関回路318の出力端I_path1
_dの出力は、イコライザ320の入力端Q_I_D_
Inに入力される。Q相関回路306の出力端Q_pa
th1_dの出力は、イコライザ320の入力端Q_Q
_D_Inに入力される。また、プロダクト回路322
の出力がイコライザ320の入力端Q_I_Inに入力
され、プロダクト回路323の出力がイコライザ320
の入力端Q_Q_Inに入力される。
【0055】すなわち、イコライザ320に対し、入力
端Q_I_Inおよび入力端Q_I_D_Inには、そ
れぞれ図4を用いて説明したQ−I相関に対応した値お
よび遅延時間が入力され、入力端Q_Q_Inおよび入
力端Q_Q_D_Inには、それぞれQ−Q相関に対応
した値および遅延時間が入力されることになる。
【0056】イコライザ320では、これら入力端Q_
Q_In、Q_I_In、Q_Q_D_InおよびQ_
I_D_Inに入力されたデータに基づき、イコライザ
320の各係数が設定される。時間に関するデータと信
号レベルに関するデータとが、入力端Q_Q_In、Q
_I_In、Q_Q_D_InおよびQ_I_D_In
にそれぞれ分離されて入力されている。そのため、一般
的な構成のイコライザを用いて容易に各係数の設定を行
うことができる。また、PNシーケンスによる参照波を
用いているので、各係数を直接的に決めることができ
る。
【0057】さらに、送信側において、Q−chに常時
PNシーケンスを変調して送信しているので、受信され
た信号に含まれるPNシーケンスを用いることで、時間
と共に通信路の特性が変化しても、イコライザ320を
直ぐにトラッキングさせることができる。
【0058】上述したように、入力端I_InおよびQ
_Inには、入力信号がスプリット回路311で実部R
eおよび虚部Imに分離され、R−Cフィルタ312お
よび313でそれぞれフィルタ処理された信号が入力さ
れる。すなわち、入力端I_InおよびQ_Inには、
それぞれマルチパス信号の同相および直交成分が入力さ
れる。イコライザ320では、上述のように設定された
パラメータに基づき、I−chのみが等化される。
【0059】イコライザ320で等化されたI−ch信
号は、出力端I_Outから出力され、デモジュレータ
324の入力端I_Inに入力される。デモジュレータ
324によって、この入力端I_Inに入力されたI−
ch信号のみが復調され、I−chデータとされて出力
端325に導出される。
【0060】なお、Q−chは、ミリ波送信機10にお
いてPNシーケンスが変調されたトレーニング信号なの
で、イコライザ320での等化処理や、デモジュレータ
324での復調処理は、必要無い。
【0061】上述では、Q−chでトレーニング信号が
送信され、I−chでデータが送信されるように説明さ
れているが、これはこの例に限定されず、I−chでト
レーニング信号を送信し、Q−chでデータを送信する
ようにしても良い。
【0062】なお、上述では、この発明が無線LANに
適用されるように説明したが、この発明は、ミリ波帯の
電波を用いて通信を行う他のシステムにも適用可能なも
のである。例えば、ITS(高度道路交通システム)
に、この発明を適用することができる。例えば、ITS
における自動車同士の通信に、この発明による通信方式
を適用することができる。また、有料道路などの自動料
金所において、通信により料金情報をやりとりし、無停
車で料金を支払うシステムが提案されているが、このシ
ステムに対してこの発明による通信方式を適用すること
ができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、送信
側において、Q−chに常時PNシーケンスを変調して
送信しているので、時間と共に通信路の特性が変化して
も、受信側では、イコライザが直ぐにトラッキングでき
るという効果がある。
【0064】また、この発明は、既知データを用いてイ
コライザの係数を調整するようにしているため、データ
判定に誤りを生じることが無い。そのため、イコライザ
にIIR型のフィルタを用いたような場合でも、特性が
劣化したり、発散したりする問題が生じないという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるミリ波送受信システムの全体構
成をモデル化した図である。
【図2】実施の一形態によるミリ波送信機の一例の構成
を示すブロック図である。
【図3】チャネルの一例の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】チャネルに入出力される一例の信号を概略的に
示す略線図である。
【図5】ミリ波受信機の一例の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10・・・ミリ波送信機、20・・・チャネル、30・
・・ミリ波受信機、40・・・エラーメータ、104・
・・疑似ランダムシーケンス発生回路、300・・・疑
似ランダムシーケンス発生回路、305,315,31
7・・・バッファ、306・・・Q相関回路、318・
・・I相関回路、320・・・イコライザ、324・・
・デモジュレータ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交変調により信号を変調して送信する
    送信装置において、 直交変調された信号成分のうち、第1の信号成分を、伝
    送したいデータが変調された信号として送信し、上記第
    1の信号成分に直交する第2の信号成分を、トレーニン
    グ信号として送信するようにしたことを特徴とする送信
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の送信装置において、 上記第1の信号成分は、同相信号成分であり、上記第2
    の信号成分は、直交信号成分であることを特徴とする送
    信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の送信装置において、 上記第1の信号成分は、直交信号成分であり、上記第2
    の信号成分は、同相信号成分であることを特徴とする送
    信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の送信装置において、 上記トレーニング信号は、所定のクロックに基づき発生
    された既知のデータ列からなることを特徴とする送信装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の送信装置において、 上記トレーニング信号を発生するトレーニング信号発生
    手段と、 送信したいデータが発生される送信データ発生手段と、 上記送信データ発生手段で発生された上記送信したいデ
    ータに基づく信号を上記第1の信号成分とし、上記トレ
    ーニング信号発生手段で発生された上記トレーニング信
    号を上記第2の信号成分として、上記送信したいデータ
    に基づく信号と上記トレーニング信号とを直交変調する
    直交変調手段とを有することを特徴とする送信装置。
  6. 【請求項6】 直交変調により信号を変調して送信する
    送信方法において、 直交変調された信号成分のうち、第1の信号成分を、伝
    送したいデータが変調された信号として送信し、上記第
    1の信号成分に直交する第2の信号成分を、トレーニン
    グ信号として送信するようにしたことを特徴とする送信
    方法。
  7. 【請求項7】 直交変調された信号成分のうち、第1の
    信号成分が伝送したいデータが変調された信号として送
    信され、第1の信号成分に直交する第2の信号成分がト
    レーニング信号として送信された信号を受信する受信装
    置において、 直交変調された信号成分のうち、第1の信号成分が伝送
    したいデータが変調された信号として送信され、上記第
    1の信号成分に直交する第2の信号成分がトレーニング
    信号として送信された信号を受信し、受信された上記信
    号のうち上記第2の信号成分に含まれる上記トレーニン
    グ信号を用いて上記第1の信号成分を適応的に等化する
    ようにしたことを特徴とする受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の受信装置において、 上記第1の信号成分は、同相信号成分であり、上記第2
    の信号成分は、直交信号成分であることを特徴とする受
    信装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の受信装置において、 上記1の信号成分は、直交信号成分であり、上記第2の
    信号成分は、同相信号成分であることを特徴とする受信
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の受信装置において、 上記トレーニング信号は、既知のデータ列からなること
    を特徴とする受信装置。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の受信装置において、 直交変調された信号成分のうち、第1の信号成分が伝送
    したいデータが変調された信号として送信され、上記第
    1の信号成分に直交する第2の信号成分がトレーニング
    信号として送信された信号を受信する受信手段と、 上記受信手段で受信された上記信号を、上記第1の信号
    成分に対応する第3の信号成分と、上記第2の信号成分
    に対応する、上記第3の信号成分に直交する第4の信号
    成分とに分離する信号分離手段と、 上記信号分離手段で分離された上記第3の信号成分を等
    化する等化手段と、 上記トレーニング信号と同一の信号を発生させる信号発
    生手段と、 上記信号分離手段で分離された上記第3および第4の信
    号成分と、上記信号発生手段で発生された上記トレーニ
    ング信号とを用いて、上記第3の信号成分に含まれる上
    記第2の信号成分のレベルと上記第4の信号成分に含ま
    れる直接波による上記第2の信号成分のレベルとの比
    と、上記第4の信号成分に含まれる間接波による上記第
    2の信号成分のレベルと上記第4の信号成分に含まれる
    直接波による上記第2の信号成分のレベルとの比と、上
    記第3の信号成分に含まれる上記第2の信号成分と上記
    トレーニング信号と同一の信号との時間差と、上記第4
    の信号成分に含まれる、上記直接波による上記第2の信
    号成分と上記間接波による上記第2の信号成分との時間
    差とを求める相関手段とを有し、 上記等化手段の等化特性を、上記相関手段で求められた
    結果に基づき調整するようにしたことを特徴とする受信
    装置。
  12. 【請求項12】 直交変調された信号成分のうち、第1
    の信号成分が伝送したいデータが変調された信号として
    送信され、第1の信号成分に直交する第2の信号成分が
    トレーニング信号として送信された信号を受信する受信
    方法において、 直交変調された信号成分のうち、第1の信号成分が伝送
    したいデータが変調された信号として送信され、上記第
    1の信号成分に直交する第2の信号成分がトレーニング
    信号として送信された信号を受信し、受信された上記信
    号のうち上記第2の信号成分に含まれる上記トレーニン
    グ信号を用いて上記第1の信号成分を適応的に等化する
    ようにしたことを特徴とする受信方法。
  13. 【請求項13】 直交変調により変調された信号の送受
    信を行う送受信装置において、 直交変調された信号成分のうち、第1の信号成分を、伝
    送したいデータが変調された信号として送信し、上記第
    1の信号成分に直交する第2の信号成分を、トレーニン
    グ信号として送信する送信部と、 直交変調された信号成分のうち、第1の信号成分を、伝
    送したいデータが変調された信号として送信し、上記第
    1の信号成分に直交する第2の信号成分を、トレーニン
    グ信号として送信する送信部より送信された信号を受信
    し、受信された上記信号のうち上記第2の信号成分に含
    まれる上記トレーニング信号を用いて上記第1の信号成
    分を適応的に等化するようにした受信部とを備えること
    を特徴とする送受信装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の送受信装置におい
    て、 上記第1の信号成分は、同相信号成分であり、上記第2
    の信号成分は、直交信号成分であることを特徴とする送
    受信装置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の受信装置におい
    て、 上記1の信号成分は、直交信号成分であり、上記第2の
    信号成分は、同相信号成分であることを特徴とする送受
    信装置。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載の送受信装置におい
    て、 上記トレーニング信号は、既知のデータ列からなること
    を特徴とする送受信装置。
  17. 【請求項17】 請求項13に記載の送受信装置におい
    て、 上記トレーニング信号を発生するトレーニング信号発生
    手段と、 送信したいデータが発生される送信データ発生手段と、 上記送信データ発生手段で発生された上記送信したいデ
    ータに基づく信号を上記第1の信号成分とし、上記トレ
    ーニング信号発生手段で発生された上記トレーニング信
    号を上記第2の信号成分として、上記送信したいデータ
    に基づく信号と上記トレーニング信号とを直交変調する
    直交変調手段と、 上記直交変調手段により変調された信号を送信する送信
    手段とを有する送信部と、 直交変調された信号成分のうち、第1の信号成分を、伝
    送したいデータが変調された信号として送信し、上記第
    1の信号成分に直交する第2の信号成分を、トレーニン
    グ信号として送信する送信部から送信された信号を受信
    する受信手段と、 上記受信手段で受信された上記信号を、上記第1の信号
    成分に対応する第3の信号成分と、上記第2の信号成分
    に対応する、上記第3の信号成分に直交する第4の信号
    成分とに分離する信号分離手段と、 上記信号分離手段で分離された上記第3の信号成分を等
    化する等化手段と、 上記トレーニング信号と同一の信号を発生させる信号発
    生手段と、 上記信号分離手段で分離された上記第3および第4の信
    号成分と、上記信号発生手段で発生された上記トレーニ
    ング信号とを用いて、上記第3の信号成分に含まれる上
    記第2の信号成分のレベルと上記第4の信号成分に含ま
    れる直接波による上記第2の信号成分のレベルとの比
    と、上記第4の信号成分に含まれる間接波による上記第
    2の信号成分のレベルと上記第4の信号成分に含まれる
    直接波による上記第2の信号成分のレベルとの比と、上
    記第3の信号成分に含まれる上記第2の信号成分と上記
    トレーニング信号と同一の信号との時間差と、上記第4
    の信号成分に含まれる、上記直接波による上記第2の信
    号成分と上記間接波による上記第2の信号成分との時間
    差とを求める相関手段とを有し、 上記等化手段の等化特性を、上記相関手段で求められた
    結果に基づき調整するようにした受信部とを備えること
    を特徴とする送受信装置。
  18. 【請求項18】 直交変調により変調された信号の送受
    信を行う送受信方法において、 直交変調された信号成分のうち、第1の信号成分を、伝
    送したいデータが変調された信号として送信し、上記第
    1の信号成分に直交する第2の信号成分を、トレーニン
    グ信号として送信する送信のステップと、 直交変調された信号成分のうち、第1の信号成分を、伝
    送したいデータが変調された信号として送信し、上記第
    1の信号成分に直交する第2の信号成分を、トレーニン
    グ信号として送信する送信のステップにより送信された
    信号を受信し、受信された上記信号のうち上記第2の信
    号成分に含まれる上記トレーニング信号を用いて上記第
    1の信号成分を適応的に等化するようにした受信のステ
    ップとを備えることを特徴とする送受信方法。
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