JP2002236217A - ホログラムスクリーン - Google Patents

ホログラムスクリーン

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JP2002236217A
JP2002236217A JP2001311655A JP2001311655A JP2002236217A JP 2002236217 A JP2002236217 A JP 2002236217A JP 2001311655 A JP2001311655 A JP 2001311655A JP 2001311655 A JP2001311655 A JP 2001311655A JP 2002236217 A JP2002236217 A JP 2002236217A
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hologram
hologram film
film
screen
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JP2001311655A
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English (en)
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Kazunori Suzuki
一徳 鈴木
Toru Matsumoto
徹 松本
Kenichiro Takada
健一朗 高田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/32Holograms used as optical elements
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/02Details of features involved during the holographic process; Replication of holograms without interference recording
    • G03H2001/0208Individual components other than the hologram
    • G03H2001/0232Mechanical components or mechanical aspects not otherwise provided for

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホログラムフィルムの剥れや損傷を防ぎ,か
つホログラムフィルムを容易に再利用することができる
ホログラムスクリーンを提供すること。 【解決手段】 投影装置から投影された映像光を回折さ
せる機能を有するホログラムフィルム2と,ホログラム
フィルム2を,表側面21と裏側面22とから覆うよう
に挟持する第1透明部31材及び第2透明部材32とか
らなるホログラムスクリーン1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,投射された映像光を回折するこ
とにより映像を映し出すホログラムスクリーンに関す
る。
【0002】
【従来技術】従来より,店頭における宣伝広告用等とし
て,投射された映像光を回折することにより映像を映し
出すホログラムスクリーンが用いられている。そして,
汎用性の高い上記ホログラムスクリーンとして,ホログ
ラムフィルムを粘着剤によって樹脂板に貼り付けて構成
したものがある。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記ホログラ
ムスクリーンは,上記ホログラムフィルムが露出してい
るため,上記樹脂板から剥れるおそれがある。また,上
記ホログラムフィルムに傷が付くおそれもある。
【0004】また,上記樹脂板には傷が付くことがある
が,該樹脂板には,上記ホログラムフィルムが粘着剤に
より貼り付けてある。そのため,上記樹脂板から上記ホ
ログラムフィルムを,破損しないように剥すことは困難
である。それ故,上記樹脂板に傷が付いた場合に,樹脂
板を交換して,上記ホログラムフィルムを再利用するこ
とができない。それ故,樹脂板が損傷した場合には,高
価なホログラムフィルムをも廃棄しなければならないと
いう問題がある。更に,このホログラムスクリーンをレ
ンタルで使用する際も,上記問題があるため,長い期間
での使用ができない。
【0005】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,ホログラムフィルムの剥れや損傷を防
ぎ,かつホログラムフィルムを容易に再利用することが
でき,更には長期間レンタルでも充分使用可能となるホ
ログラムスクリーンを提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,投影装置
から投影された映像光を回折させる機能を有するホログ
ラムフィルムと,該ホログラムフィルムを,表側面と裏
側面とから覆うように挟持する第1透明部材及び第2透
明部材とからなり,かつ,該第1透明部材及び第2透明
部材の少なくとも一方を交換可能としたことを特徴とす
るホログラムスクリーンにある。
【0007】本発明において最も注目すべきことは,上
記第1透明部材及び第2透明部材が,ホログラムフィル
ムを,表側面と裏側面とから覆うように挟持しているこ
とである。また,「表側面」,「裏側面」の語句は,便
宜的なものであり,本明細書においては,上記第1透明
部材が配置される側の面を「表側面」といい,上記第2
透明部材が配置される側の面を「裏側面」という。
【0008】次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記ホログラムスクリーンにおいては,上記第1透明部
材と第2透明部材とにより,上記ホログラムフィルムを
覆うように挟持している。それ故,上記ホログラムフィ
ルムは,上記第1透明部材又は第2透明部材から剥れる
おそれがない。また,ホログラムフィルムの損傷を防ぐ
ことができる。更に,上記第1透明部材又は第2透明部
材に傷が付いても,該第1透明部材と第2透明部材とに
よる上記ホログラムフィルムの挟持を解除し,傷付いた
透明部材を新たな透明部材に交換することにより,上記
ホログラムフィルムを再利用することができる。
【0009】以上のごとく,本発明によれば,ホログラ
ムフィルムの剥れや損傷を防ぎ,かつホログラムフィル
ムを容易に再利用することができるホログラムスクリー
ンを提供することができる。
【0010】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記第1透明部材と第2透明部材とは,ネジにより固定し
てあることが好ましい。これにより,上記第1透明部材
と第2透明部材とにより,上記ホログラムフィルムを容
易かつ確実に挟持することができる。また,上記第1透
明部材と第2透明部材の着脱が容易であるため,上記ホ
ログラムフィルムの再利用が一層容易となる。
【0011】次に,請求項3に記載の発明のように,上
記ネジは,上記第1透明部材及び第2透明部材の一方に
設けた貫通穴に挿通すると共に,他方に設けたスプリュ
ー又はネジ穴に螺合することにより,上記第1透明部材
と第2透明部材とを固定していてもよい。これにより,
上記第1透明部材と第2透明部材とにより,上記ホログ
ラムフィルムを容易かつ確実に挟持することができ,ま
た,上記ホログラムフィルムの再利用が一層容易とな
る。また,上記スプリュー(ヘリサート)を用いた場合
には,上記第1透明部材と第2透明部材の着脱を頻繁に
行っても,該第1透明部材又は第2透明部材が破損する
おそれがない。
【0012】次に,請求項4に記載の発明のように,上
記ネジは,上記第1透明部材及び第2透明部材の双方に
設けた貫通穴に挿通し,ナットと螺合することにより,
上記第1透明部材と第2透明部材とを固定していてもよ
い。この場合にも,上記第1透明部材と第2透明部材と
により,上記ホログラムフィルムを容易かつ確実に挟持
することができ,また,上記ホログラムフィルムの再利
用が一層容易となる。また,上記第1透明部材と第2透
明部材の着脱を頻繁に行っても,該第1透明部材又は第
2透明部材が破損するおそれがない。
【0013】次に,請求項5に記載の発明のように,上
記第1透明部材と第2透明部材とは,接着剤により固定
してあってもよい。この場合には,外観意匠性に優れた
ホログラムスクリーンを得ることができる。
【0014】次に,請求項6に記載の発明のように,上
記第1透明部材と第2透明部材とは,クリップにより固
定してあることが好ましい。この場合には,上記第1透
明部材又は第2透明部材の取り付け及び交換作業性に優
れたホログラムスクリーンを得ることができる。
【0015】次に,請求項7に記載の発明のように,上
記第1透明部材及び上記第2透明部材は,樹脂,ガラ
ス,又はプラスチックフィルムであることが好ましい。
これにより,画質の良い映像を映し出すホログラムスク
リーンを安価に得ることができる。また,上記第1透明
部材及び上記第2透明部材が,樹脂である場合には,軽
量のホログラムスクリーンを得ることができる。更に,
上記第1透明部材及び上記第2透明部材がプラスチック
フィルムである場合には,従来と同様に窓ガラスへの貼
り付けもできるホログラムスクリーンを得ることができ
る。上記樹脂としては,例えば,ポリカーボネート,ア
クリル,塩化ビニル等がある。
【0016】次に,請求項8に記載の発明のように,上
記ホログラムフィルムと上記第1透明部材との間,及び
上記ホログラムフィルムと上記第2透明部材との間の少
なくとも一方には,密着防止材が介在していることが好
ましい。例えば,上記ホログラムフィルムの表側面と上
記第1透明部材とが密着しやすい材質の場合に,ホログ
ラムフィルムの表側面と上記第1透明部材との間に上記
密着防止材を介在させる。また,上記ホログラムフィル
ムの裏側面と上記第2透明部材とが密着しやすい材質の
場合には,ホログラムフィルムの裏側面と上記第2透明
部材との間に上記密着防止材を介在させることができ
る。
【0017】これにより,上記ホログラムフィルムと,
上記第1透明部材又は第2透明部材との間に隙間を設け
て,両者の密着を防ぐことができる。そのため,上記ホ
ログラムフィルムが上記第1透明部材又は第2透明部材
に部分的に密着することによる,映像品質の低下を防ぐ
ことができる。また,映像を再生しない状態において
も,ホログラムスクリーンの外観意匠性を確保すること
ができる。
【0018】次に,請求項9に記載の発明のように,上
記ホログラムフィルムは,投影装置から投影された映像
光を回折させる機能を有するホログラム層と,該ホログ
ラム層の少なくとも一方の面に貼着した,ハードコート
を施したPET層とを有し,上記密着防止材は,上記P
ET層と,上記第1透明部材及び第2透明部材の少なく
とも一方との間に介在していることが好ましい。これに
より,上記ホログラムフィルムが,ハードコートを施し
た面において上記第1透明部材又は第2透明部材に密着
することを防ぐことができる。
【0019】次に,請求項10に記載の発明のように,
上記ホログラムフィルムは,上記ホログラム層の表側面
又は裏側面のいずれか一方に上記PET層を有し,他方
の面は,上記第1透明部材又は第2透明部材に貼着して
あってもよい。この場合には,使用状態等に基いて傷付
き難い側の透明部材に,上記ホログラムフィルムを貼り
付けることが好ましい。即ち,上記ホログラムフィルム
が貼着されていない側を,例えば観察者側等,比較的傷
付きやすい側にして用いる。これにより,比較的傷付き
やすい側の上記第1透明部材又は第2透明部材を,交換
することができ,ホログラムフィルムを再利用すること
ができる。
【0020】次に,請求項11に記載の発明のように,
上記密着防止材は,球状,円柱状,或いは鱗片状である
ことが好ましい。これにより,上記ホログラムフィルム
と上記第1透明部材又は第2透明部材との間に,確実に
隙間を設け,両者の密着を確実に防ぐことができる。
【0021】次に,請求項12に記載の発明のように,
上記密着防止材は,二酸化珪素,硼ケイ酸ガラス,或い
は酸化アルミニウムを主成分とする無機材料,ジビニル
ベンゼン或いはメタクリル酸メチルエステルを主成分と
するプラスチック材料,若しくはブドウ糖,ショ糖等の
澱粉からなることが好ましい。これにより,上記ホログ
ラムフィルムと,第1透明部材又は第2透明部材との密
着を確実に防止することができる。
【0022】次に,請求項13に記載の発明のように,
上記密着防止材は,粉末状態にして,上記第1透明部
材,上記第2透明部材,又は上記ホログラムフィルムに
刷毛塗りしてあるものとすることができる。これによ
り,容易かつ確実に,上記密着防止材を,上記ホログラ
ムフィルムと,上記第1透明部材又は第2透明部材との
間に介在させることができる。
【0023】次に,請求項14に記載の発明のように,
上記密着防止材は,懸濁水溶液の状態にして,上記第1
透明部材,上記第2透明部材,又は上記ホログラムフィ
ルムにスプレーコーティングしてあるものであってもよ
い。この場合にも,容易かつ確実に,上記密着防止材
を,上記ホログラムフィルムと,上記第1透明部材又は
第2透明部材との間に介在させることができる。
【0024】次に,請求項15に記載の発明のように,
上記密着防止材は,懸濁水溶液の状態にして,上記第1
透明部材,上記第2透明部材,又は上記ホログラムフィ
ルムにスピンコーティングしてあるものであってもよ
い。この場合にも,容易かつ確実に,上記密着防止材
を,上記ホログラムフィルムと,上記第1透明部材又は
第2透明部材との間に介在させることができる。
【0025】次に,請求項16に記載の発明のように,
上記密着防止材は,懸濁アルコール溶液の状態にして,
上記第1透明部材,上記第2透明部材,又は上記ホログ
ラムフィルムにスピンコーティングしてあるものであっ
てもよい。この場合にも,容易かつ確実に,上記密着防
止材を,上記ホログラムフィルムと,上記第1透明部材
又は第2透明部材との間に介在させることができる。
【0026】次に,請求項17に記載の発明のように,
上記ホログラムフィルムと上記第1透明部材との間,及
び上記ホログラムフィルムと上記第2透明部材との間の
いずれにも,片あたり密着を防止するための封止材が満
遍なく介在していることが好ましい。例えば,上記ホロ
グラムフィルムと第1透明部材あるいは第2透明部材と
の密着が部分的(片あたり的)となりやすい材質の場合
に,ホログラムフィルムと第1透明部材及びホログラム
フィルムと第2透明部材との間それぞれに上記封止材を
介在させる。
【0027】これにより,上記ホログラムフィルムと上
記第1透明部材及び第2透明部材との間に隙間無く,か
つ,片あたり密着がおきないように両者の全面を密着さ
せることができる。そのため,ホログラムフィルムと第
1透明部材あるいは第2透明部材との密着が部分的とな
ることによる映像品質の低下を防ぐことができる。ま
た,映像を再生しない状態においてもホログラムスクリ
ーンの外観意匠性を確保することができる。また,封止
材の第1透明部材又は第2透明部材との密着力は,作業
者が手でホログラムスクリーンを透明部材から容易に剥
離できる程度のものが好ましい。
【0028】次に,請求項18に記載の発明のように,
上記封止材は,グリセリン,トリエタノールアミン,又
はエチレングリコールなど,沸点の高いアルコール類で
あることが好ましい。これにより,上記ホログラムフィ
ルムと第1透明部材又は第2透明部材との密着を確実に
行うことができ,かつ,透明部材を取りかえる場合には
ホログラムスクリーンを透明部材から容易に剥すことが
できる。
【0029】次に,請求項19に記載の発明のように,
上記ホログラムフィルムの表側面及び裏側面には,剥離
材が全面にコーティングしてあると共に,該剥離材を介
して粘着剤が設けてあり,また,上記表側面及び裏側面
には,上記ホログラムフィルムよりも大きな第1透明部
材と第2透明部材とが貼り付けてあり,かつ,該第1透
明部材と第2透明部材とは,上記ホログラムフィルムの
外周よりも外側の部分において,粘着剤により互いに接
着していてもよい。
【0030】上記剥離材をコーティングすることで,仮
に,ホログラムフィルムより大きな第1透明部材と第2
透明部材とを粘着剤により固着させたとしても上記第1
透明部材及び第2透明部材とホログラムフィルムとは固
着されていない。そのため,第1透明部材と第2透明部
材は,ホログラムフィルムの外周よりも食み出た部分で
のみ固着されることになる。従って,上記第1透明部材
或いは第2透明部材に傷がつき貼りかえる必要性が生じ
た場合でも,固着された部分を切り除くことで,内部の
ホログラムフィルムを破損させることなく容易に取り出
すことができ,ホログラムフィルムの再利用が可能とな
る。上記剥離材としては,例えばシリコン等を用いるこ
とができる。
【0031】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるホログラムスクリーンにつ
き,図1〜図4を用いて説明する。本例のホログラムス
クリーン1は,図1(A),(B)に示すごとく,ホロ
グラムフィルム2と,該ホログラムフィルム2を,表側
面21と裏側面22とから覆うように挟持する第1透明
部材31及び第2透明部材32とからなる。
【0032】上記ホログラムフィルム2は,図2に示す
ごとく,投影装置61から投影された映像光62を回折
させる機能を有する。従って,上記ホログラムスクリー
ン1は,例えば,図2に示すごとく,投影装置61から
投射された映像光62を回折させて,散乱,透過させる
ことにより,観察者Eに映像を認識させることができ
る。また,上記ホログラムスクリーン1は,このような
透過型であってもよいが,投影装置側の観察者に映像を
認識させる反射型であってもよい。
【0033】また,図3に示すごとく,上記第1透明部
材31と第2透明部材32とは,ネジ4により固定して
ある。即ち,上記ネジ4は,上記第1透明部材31に設
けた貫通穴311に挿通すると共に,第2透明部材32
に設けたネジ穴322に螺合することにより,上記第1
透明部材31と第2透明部材32とを固定している。ま
た,上記ネジ4は,図1(A)に示すごとく,上記ホロ
グラムフィルム2よりも外側における4箇所に配設して
ある。また,上記第1透明部材31及び上記第2透明部
材32は,ポリカーボネート樹脂からなる。
【0034】また,図4に示すごとく,上記ホログラム
フィルム2と上記第1透明部材31との間には,密着防
止材5が介在している。該密着防止材5は,球状であ
り,二酸化珪素を主成分とする無機材料からなる。ま
た,上記密着防止材5は,粒径が0.5〜100μm程
度であり,これにより,上記ホログラムフィルム2と第
1透明部材31との間に,約100μm程度の隙間11
を設けている。
【0035】図4に示すごとく,上記ホログラムフィル
ム2は,ホログラム層23と,該ホログラム層23の表
側面231に貼着した,ハードコート241を施したP
ET層24とを有する。上記密着防止材5は,上記PE
T層24と第1透明部材31との間に介在している。ま
た,上記ホログラム層23の裏側面232には,ハード
コートを有しないPET層25が貼着してある。上記P
ET層24,25は,共に上記ホログラムフィルム1
に,粘着剤26を介して貼着してある。
【0036】上記密着防止材5を上記ホログラムフィル
ム2と第1透明部材31との間に介在させる方法として
は,上記ホログラムフィルム2を上記第1透明部材31
と第2透明部材32とに挟持させる前に,例えば,以下
のような処理を行う方法がある。
【0037】即ち,上記密着防止材5を,粉末状態にし
て,上記第1透明部材31又は上記ホログラムフィルム
2に刷毛塗りする。或いは,上記密着防止材5を,懸濁
水溶液の状態にして,上記第1透明部材31又は上記ホ
ログラムフィルム2にスプレーコーティングすることも
できる。或いは,上記密着防止材5を,懸濁水溶液の状
態にして,上記第1透明部材31又は上記ホログラムフ
ィルム2に,スピンナーを用いて高速回転(500〜1
000rpm)させてスピンコーティングすることもで
きる。或いは,上記密着防止材5を,懸濁アルコール溶
液の状態にして,上記と同様に,上記第1透明部材31
又は上記ホログラムフィルム2にスピンコーティングす
ることもできる。
【0038】次に,本例の作用効果につき説明する。上
記ホログラムスクリーン1においては,上記第1透明部
材31と第2透明部材32とにより,上記ホログラムフ
ィルム2を覆うように挟持している。それ故,上記ホロ
グラムフィルム2は,上記第1透明部材31又は第2透
明部材32から剥れるおそれがない。また,ホログラム
フィルム2の損傷を防ぐことができる。
【0039】更に,上記第1透明部材31又は第2透明
部材32に傷が付いても,該第1透明部材31と第2透
明部材32とによるホログラムフィルム2の挟持を解除
し,傷付いた透明部材を新たな透明部材に交換すること
により,上記ホログラムフィルム2を再利用することが
できる。
【0040】また,上記第1透明部材31と第2透明部
材32とは,ネジ4により固定してあるため,上記第1
透明部材31と第2透明部材32とにより,上記ホログ
ラムフィルム2を容易かつ確実に挟持することができ
る。また,上記第1透明部材31と第2透明部材32の
着脱が容易であるため,上記ホログラムフィルム2の再
利用が一層容易となる。
【0041】また,上記第1透明部材31及び上記第2
透明部材32は,樹脂からなるため,画質の良い映像を
映し出す,軽量なホログラムスクリーン1を安価に得る
ことができる。
【0042】また,上記ホログラムフィルム2の表側面
21における,ハードコート241を有するPET層2
4は,樹脂からなる上記第1透明部材31と,材質的に
密着しやすい。そこで,上述のごとく,上記ホログラム
フィルム2と上記第1透明部材31との間には,密着防
止材5を介在させている(図4)。これにより,上記ホ
ログラムフィルム2と,上記第1透明部材31との間に
隙間11を設けて,両者の密着を防ぐことができる。そ
のため,上記ホログラムフィルム2が上記第1透明部材
31に部分的に密着することによる,映像品質の低下を
防ぐことができる。また,映像を再生しない状態におい
ても,ホログラムスクリーン1の外観意匠性を確保する
ことができる。
【0043】また,上記ホログラムフィルム2の裏側面
22におけるPET層25は,ハードコートを有しない
ため,上記第2透明部材32とは密着し難い。それ故,
上記ホログラムフィルム2と上記第2透明部材32との
間には,上記密着防止材5を介在させていなくても,ホ
ログラムスクリーン1の映像品質が低下する等の不具合
は生じない。
【0044】また,上記密着防止材5は,球状であるた
め,上記ホログラムフィルム2と上記第1透明部材31
との間に,確実に隙間11を設け,両者の密着を確実に
防ぐことができる。また,上記密着防止材5は,二酸化
珪素を主成分とする無機材料からなるため,上記ホログ
ラムフィルム2と,第1透明部材31との密着を確実に
防止することができる。
【0045】また,上記密着防止材5の配設方法とし
て,上記の方法を採ることにより,容易かつ確実に,上
記密着防止材5を,上記ホログラムフィルム2と,上記
第1透明部材31との間に介在させることができる。
【0046】以上のごとく,本例によれば,ホログラム
フィルムの剥れや損傷を防ぎ,かつホログラムフィルム
を容易に再利用することができるホログラムスクリーン
を提供することができる。
【0047】実施形態例2 本例は,図5に示すごとく,ホログラムフィルム20の
裏側面22を,第2透明部材32に貼着したホログラム
スクリーン10の例である。即ち,上記ホログラムフィ
ルム20は,実施形態例1に用いたホログラムフィルム
2(図4)の裏側面22におけるPET層25を剥した
状態である。そして,ホログラムフィルム20は,裏側
面22に設けられた粘着剤26を介して,上記第2透明
部材32に貼り付けてある。その他は,実施形態例1と
同様である。
【0048】この場合には,上記ホログラムフィルム2
0が貼着されていない第1透明部材31側を,比較的傷
の発生しやすい側,例えば観察者側にして用いる。これ
により,上記第1透明部材31に傷が付いても,これを
交換することができ,ホログラムフィルム20を再利用
することができる。その他,実施形態例1と同様の作用
効果を有する。
【0049】実施形態例3 本例は,図6に示すごとく,ホログラムフィルム200
と第1透明部材31,及びホログラムフィルム200と
第2透明部材32との間に,密着防止材5を配設したホ
ログラムスクリーン100の例である。その他は,実施
形態例1と同様である。
【0050】これにより,上記ホログラムフィルム2の
裏側面22が,上記第2透明部材32とも,材質的に密
着しやすい場合には,両者の密着を防止することができ
る。例えば,上記ホログラムフィルム2の裏側面22に
おけるPET層25にもハードコート251が形成され
ている場合に有効である。その他,実施形態例1と同様
の作用効果を有する。
【0051】実施形態例4 本例は,図7に示すごとく,第1透明部材31と第2透
明部材32との固定手段であるネジ4を螺合させるもの
として,スプリュー41(図7(A))或いはナット4
2(図7(B))を用いた例である。
【0052】即ち,上記スプリュー4を用いる場合に
は,図7(A)に示すごとく,ネジ4を,第1透明部材
31に設けた貫通穴311に挿通すると共に,第2透明
部材32に設けたスプリュー41に螺合させることによ
り,上記第1透明部材31と第2透明部材32とを固定
する。上記スプリュー41は,上記第2透明部材32に
予め形成されたネジ穴323に螺合するように埋め込ま
れている。そして,上記ネジ4は,上記第2透明部材3
2に埋め込まれたスプリュー41に螺合する。
【0053】また,上記ナット42を用いる場合には,
図7(B)に示すごとく,ネジ4を,上記第1透明部3
1材及び第2透明部材32の双方に設けた貫通穴31
1,321に挿通し,ナット42と螺合することによ
り,上記第1透明部材31と第2透明部材32とを固定
する。その他は,実施形態例1と同様である。
【0054】これにより,上記第1透明部材31と第2
透明部材32とにより,ホログラムフィルム2を容易か
つ確実に挟持することができ,また,上記ホログラムフ
ィルム2の再利用が一層容易となる。また,上記第1透
明部材31と第2透明部材32の着脱を頻繁に行って
も,該第1透明部材31又は第2透明部材32が破損す
るおそれがない。その他,実施形態例1と同様の作用効
果を有する。
【0055】実施形態例5 本例は,図8,図9に示すごとく,第1透明部材31と
第2透明部材32との固定手段として,クリップ43,
44を用いたホログラムスクリーン1a,1bの例であ
る。即ち,上記ホログラムスクリーン1aは,図8に示
すごとく,対向する端辺15にそれぞれ2箇所ずつ,ク
リップ43を配置している。各クリップ43は,図8
(C)に示すごとく,断面コ字状に形成されており,上
記第1透明部材31と第2透明部材32とを一緒に挟み
込むようにして取付けてある。また,上記クリップ43
は,例えば,金属,樹脂等からなり,上記第1透明部材
31と第2透明部材32を挟持する方向に付勢されてい
る。
【0056】また,図9に示すごとく,長尺のクリップ
44を用いて,ホログラムスクリーン1bの対向する端
辺16において,上記第1透明部材31と第2透明部材
32とを一緒に挟み込むようにして取付けてもよい。そ
の他は,実施形態例1と同様である。
【0057】これにより,第1透明部材31又は第2透
明部材32に,貫通穴やネジ穴等を形成する必要がな
く,ホログラムスクリーン1a,1bを容易に製造する
ことができる。また,第1透明部材31と第2透明部材
32の着脱を容易に行うことができる。そのため,第1
透明部材31や第2透明部材32に傷がついた場合に
も,容易に取り換えることができ,ホログラムフィルム
2を容易に再利用することができる。また,図9に示す
ごとく,長尺のクリップ44を用いることにより,第1
透明部材31と第2透明部材32とをより確実に固定す
ることができる。その他,実施形態例1と同様の作用効
果を有する。
【0058】実施形態例6 本例は,図10に示すごとく,第1透明部材31と第2
透明部材32とを,接着剤45により固定したホログラ
ムスクリーン1cの例である。即ち,図10(A),
(B)に示すごとく,ホログラムフィルム2の外周にお
ける第1透明部材31と第2透明部材32との間に接着
剤45を介在させ,該接着剤45により,上記第1透明
部材31と第2透明部材32とを接着する。上記接着剤
45は,上記ホログラムフィルム2に接触しないように
配設してある。その他は,実施形態例1と同様である。
【0059】この場合には,外観意匠性に優れたホログ
ラムスクリーン1cを得ることができる。その他,実施
形態例1と同様の作用効果を有する。
【0060】実施形態例7 本例は,図11,図12に示すごとく,ホログラムフィ
ルム2を簡易的に固定する手段として,第1透明部材3
1にホログラムフィルム2を入れることができるザグリ
37を設けた,ホログラムスクリーン1dの例である。
即ち,該ホログラムスクリーン1dは,図11に示すご
とく,上記第1透明部材31のザグリ37にホログラム
フィルム2を配置し,その上から第2透明部材32で蓋
をすることにより得られる。また,図12に示すごと
く,上記第1透明部材31のザグリ37の周囲には留め
具38が配設されており,該留め具38によって,第2
透明部材32を第1透明部材31に固定する。
【0061】なお,上記第1透明部材31の代わりに第
2透明部材32にザグリを設けてもよい。また,本例で
用いる上記第1透明部材31及び第2透明部材32は,
アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂など透過率の高い
ものが好ましい。また,ホログラムスクリーン1dの外
観意匠性を確保するためにも留め具38を透明にするこ
とが好ましい。その他は,実施形態例1と同様である。
【0062】本例のホログラムスクリーン1dは,いわ
ゆる額縁タイプであり,これにより,ホログラムフィル
ム2の位置合わせをする手間もなく,また,貫通穴やネ
ジ穴等を形成する必要がなくなる。これにより,容易に
ホログラムスクリーン1dを製造することができる。そ
の他,実施形態例1と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0063】実施形態例8 本例は,図13,図14に示すごとく,実施形態例6と
同様のホログラムスクリーン1eを,直にウィンドウガ
ラス39に貼り付けることを可能とした例である。図1
3に示すごとく,第1透明部材31あるいは第2透明部
材32いずれか(図13においては第2透明部材32)
の外側面に接着剤46を配設してある。ここで用いた第
1透明部材31,第2透明部材32は,PETフィルム
である。
【0064】なお,図13,図14に示すごとく,第1
透明部材31と第2透明部材32とを接着剤45により
固定する場合,ホログラムフィルム2にシリコン等の剥
離剤47を予め塗布しておき,上記接着剤45を第1透
明部材31ないしは第2透明部材32の全面に塗布して
もよい。その他は,実施形態例1と同様である。
【0065】これにより,実施形態例6のように,ホロ
グラムフィルム2の外周のみに接着剤45を配設する必
要はなく,製造が容易である。また,上記剥離剤47に
よって,接着剤45とホログラムフィルム2との接着が
防止されている。そのため,第1透明部材31あるいは
第2透明部材32に傷がついても,第1透明部材31と
第2透明部材32が直接,接着された部分を切り取るな
どして,容易にホログラムフィルム2を取り出し,再利
用することが可能である。その他,実施形態例1と同様
の作用効果を有する。
【0066】実施形態例9 本例は,図15〜図18に示すごとく,封止材61を用
いて,第1透明部材31と第2透明部材32でホログラ
ムフィルム2を挟持するものである。この場合,図15
に示すごとく,スポイト62によって,上記封止材61
を第1透明部材31に滴下する。滴下量は,封止材61
が満遍なく第1透明部材31全体に行き渡る程度の量で
ある。封止材61が充分広がった時点で,図16,図1
7に示すごとく,ホログラムフィルム2を配置し,更
に,その上に再度,適量の封止材61を滴下する(図1
7,図18)。そして,その上に第2透明部材32を配
置して,第1透明部材31と第2透明部材32とにより
ホログラムフィルム2を挟持する(図18)。その他
は,実施形態例1と同様である。
【0067】これにより,ホログラムフィルム2と第1
透明部材31或いは第2透明部材32とを,全面におい
て均一に密着させることができる。即ち,ホログラムフ
ィルム2と第1透明部材31或いは第2透明部材32と
の密着が部分的に(片あたり的に)なることを防ぎ,映
像品質の低下を防止することができる。また,映像を再
生しない状態においてもホログラムスクリーンの外観意
匠性を確保することができる。その他,実施形態例1と
同様の作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,ホログラムスクリーン
の(A)正面図,(B)側面図。
【図2】実施形態例1における,ホログラムスクリーン
の機能説明図。
【図3】実施形態例1における,ネジによる第1透明部
材と第2透明部材の固定手段の説明図。
【図4】実施形態例1における,ホログラムスクリーン
の部分拡大断面図。
【図5】実施形態例2における,ホログラムスクリーン
の部分拡大断面図。
【図6】実施形態例3における,ホログラムスクリーン
の部分拡大断面図。
【図7】実施形態例4における,(A)ネジとスプリュ
ーを用いた固定手段の説明図,(B)ネジとナットを用
いた固定手段の説明図。
【図8】実施形態例5における,ホログラムスクリーン
の(A)正面図,(B)側面図,(C)上面図。
【図9】実施形態例5における,ホログラムスクリーン
の(A)正面図,(B)側面図。
【図10】実施形態例6における,ホログラムスクリー
ンの(A)正面図,(B)(A)のA−A線矢視断面
図。
【図11】実施形態例7における,第1透明部材とホロ
グラムフィルムと第2透明部材の斜視図。
【図12】実施形態例7における,ホログラムスクリー
ンの裏面図。
【図13】実施形態例8における,ホログラムスクリー
ンの正面図。
【図14】実施形態例8における,ウィンドウガラスに
貼り付けられたホログラムスクリーンの断面図。
【図15】実施形態例9における,ホログラムスクリー
ンの製造方法の説明図。
【図16】図15に続く,ホログラムスクリーンの製造
方法の説明図。
【図17】図16に続く,ホログラムスクリーンの製造
方法の説明図。
【図18】図17に続く,ホログラムスクリーンの製造
方法の説明図。
【符号の説明】
1,10,100,1a〜1e...ホログラムスクリ
ーン, 2...ホログラムフィルム, 21...表側面, 22...裏側面, 31...第1透明部材, 32...第2透明部材, 4...ネジ, 5...密着防止材,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 健一朗 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2H049 CA05 CA07 CA15 CA22 2K008 AA16 CC03

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影装置から投影された映像光を回折さ
    せる機能を有するホログラムフィルムと,該ホログラム
    フィルムを,表側面と裏側面とから覆うように挟持する
    第1透明部材及び第2透明部材とからなり,かつ,該第
    1透明部材及び第2透明部材の少なくとも一方を交換可
    能としたことを特徴とするホログラムスクリーン。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記第1透明部材と
    第2透明部材とは,ネジにより固定してあることを特徴
    とするホログラムスクリーン。
  3. 【請求項3】 請求項2において,上記ネジは,上記第
    1透明部材及び第2透明部材の一方に設けた貫通穴に挿
    通すると共に,他方に設けたスプリュー又はネジ穴に螺
    合することにより,上記第1透明部材と第2透明部材と
    を固定していることを特徴とするホログラムスクリー
    ン。
  4. 【請求項4】 請求項2において,上記ネジは,上記第
    1透明部材及び第2透明部材の双方に設けた貫通穴に挿
    通し,ナットと螺合することにより,上記第1透明部材
    と第2透明部材とを固定していることを特徴とするホロ
    グラムスクリーン。
  5. 【請求項5】 請求項1において,上記第1透明部材と
    第2透明部材とは,接着剤により固定してあることを特
    徴とするホログラムスクリーン。
  6. 【請求項6】 請求項1において,上記第1透明部材と
    第2透明部材とは,クリップにより固定してあることを
    特徴とするホログラムスクリーン。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項において,
    上記第1透明部材及び上記第2透明部材は,樹脂,ガラ
    ス,又はプラスチックフィルムであることを特徴とする
    ホログラムスクリーン。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項において,
    上記ホログラムフィルムと上記第1透明部材との間,及
    び上記ホログラムフィルムと上記第2透明部材との間の
    少なくとも一方には,密着防止材が介在していることを
    特徴とするホログラムスクリーン。
  9. 【請求項9】 請求項8において,上記ホログラムフィ
    ルムは,投影装置から投影された映像光を回折させる機
    能を有するホログラム層と,該ホログラム層の少なくと
    も一方の面に貼着した,ハードコートを施したPET層
    とを有し,上記密着防止材は,上記PET層と,上記第
    1透明部材及び第2透明部材の少なくとも一方との間に
    介在していることを特徴とするホログラムスクリーン。
  10. 【請求項10】 請求項9において,上記ホログラムフ
    ィルムは,上記ホログラム層の表側面又は裏側面のいず
    れか一方に上記PET層を有し,他方の面は,上記第1
    透明部材又は第2透明部材に貼着してあることを特徴と
    するホログラムスクリーン。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれか一項におい
    て,上記密着防止材は,球状,円柱状,或いは鱗片状で
    あることを特徴とするホログラムスクリーン。
  12. 【請求項12】 請求項8〜11のいずれか一項におい
    て,上記密着防止材は,二酸化珪素,硼ケイ酸ガラス,
    或いは酸化アルミニウムを主成分とする無機材料,ジビ
    ニルベンゼン或いはメタクリル酸メチルエステルを主成
    分とするプラスチック材料,若しくはブドウ糖,ショ糖
    等の澱粉からなることを特徴とするホログラムスクリー
    ン。
  13. 【請求項13】 請求項8〜12のいずれか一項におい
    て,上記密着防止材は,粉末状態にして,上記第1透明
    部材,上記第2透明部材,又は上記ホログラムフィルム
    に刷毛塗りしてあることを特徴とするホログラムスクリ
    ーン。
  14. 【請求項14】 請求項8〜12のいずれか一項におい
    て,上記密着防止材は,懸濁水溶液の状態にして,上記
    第1透明部材,上記第2透明部材,又は上記ホログラム
    フィルムにスプレーコーティングしてあることを特徴と
    するホログラムスクリーン。
  15. 【請求項15】 請求項8〜12のいずれか一項におい
    て,上記密着防止材は,懸濁水溶液の状態にして,上記
    第1透明部材,上記第2透明部材,又は上記ホログラム
    フィルムにスピンコーティングしてあることを特徴とす
    るホログラムスクリーン。
  16. 【請求項16】 請求項8〜12のいずれか一項におい
    て,上記密着防止材は,懸濁アルコール溶液の状態にし
    て,上記第1透明部材,上記第2透明部材,又は上記ホ
    ログラムフィルムにスピンコーティングしてあることを
    特徴とするホログラムスクリーン。
  17. 【請求項17】 請求項1〜7のいずれか一項におい
    て,上記ホログラムフィルムと上記第1透明部材との
    間,及び上記ホログラムフィルムと上記第2透明部材と
    の間のいずれにも,片あたり密着を防止するための封止
    材が満遍なく介在していることを特徴とするホログラム
    スクリーン。
  18. 【請求項18】 請求項17において,上記封止材は,
    グリセリン,トリエタノールアミン,又はエチレングリ
    コールなど,沸点の高いアルコール類であることを特徴
    とするホログラムスクリーン。
  19. 【請求項19】 請求項1において,上記ホログラムフ
    ィルムの表側面及び裏側面には,剥離材が全面にコーテ
    ィングしてあると共に,該剥離材を介して粘着剤が設け
    てあり,また,上記表側面及び裏側面には,上記ホログ
    ラムフィルムよりも大きな第1透明部材と第2透明部材
    とが貼り付けてあり,かつ,該第1透明部材と第2透明
    部材とは,上記ホログラムフィルムの外周よりも外側の
    部分において,粘着剤により互いに接着していることを
    特徴とするホログラムスクリーン。
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