JP2002235865A - 電磁弁のソレノイドコア及びその製造方法 - Google Patents

電磁弁のソレノイドコア及びその製造方法

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JP2002235865A JP2001035638A JP2001035638A JP2002235865A JP 2002235865 A JP2002235865 A JP 2002235865A JP 2001035638 A JP2001035638 A JP 2001035638A JP 2001035638 A JP2001035638 A JP 2001035638A JP 2002235865 A JP2002235865 A JP 2002235865A
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佳洋 荒川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速応答性が良好で、コア先端面に対する高
精度な面加工が可能な電磁弁のソレノイドコア及びその
製造方法を提供するものである。 【解決手段】 本発明に係る電磁弁のソレノイドコア1
2は、吸引弁46を上昇・下降させる電磁弁のソレノイ
ドコア12において、少なくとも上記吸引弁46と接触
する側の面13に面加工を施してなる磁性バルク体12
bに、表面に絶縁被膜を有する磁性粉末からなる圧縮成
形体12aを複合一体化し、磁性バルク体12bを上記
ソレノイドコア12の先端部に、圧縮成形体12aをソ
レノイドコア12の本体部に形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁弁のソレノイ
ドコア及びその製造方法に係り、特に、高速で作動・応
答するコモンレール用インジェクター電磁弁のソレノイ
ドコア及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関、特にディーゼル自動車のエン
ジンに燃料を噴射するインジェクターにおいては、超高
圧に加圧された燃料が、燃料タンクから各インジェクタ
ーにコモンレール方式で供給される。
【0003】図4〜6に示すように、コネクタ47から
供給される超高圧に加圧された燃料Fは、燃料通路48
を通ってインジェクタ本体41とニードル弁42の間に
供給される。また、燃料Fは、分岐通路49を通って、
ニードル弁42の最上部とオリフィス45の最下部の間
の空間61に供給される。オリフィス45の流路62の
上部開口端62aは、吸引弁(アーマチュア)46によ
って閉じられており、空間61内の燃料Fによる押圧に
よって、ニードル弁42は下方へ押しつけられ、ニード
ル弁42とインジェクタ本体41の先端に設けられたノ
ズル43とで構成される弁部(図示せず)が閉じられ
る。
【0004】アーマチュア46の上部には、ソレノイド
構成部材50が設けられている。構成部材50は、主に
ハウジング部53、レジン部54、ターミナル部55,
55で構成される。ハウジング部53の内部には、ソレ
ノイド51が嵌合されたソレノイドコア(アーマチュア
コア)52が設けられている。
【0005】このターミナル部55,55に接続された
コントロールユニット(図示せず)からの駆動信号によ
ってソレノイド51が励磁されると、アーマチュア46
がソレノイド51側に引き寄せられる。その結果、空間
61内の燃料Fは、オリフィス45の流路62の上部開
口端62aからアーマチュア46下部の空間63に噴出
する。これによって、空間61の圧力が低下し、ニード
ル弁42が上方に押し上げられると共に弁部が開き、燃
料Fは噴孔44を通って燃焼室(図示せず)内へ噴射さ
れる。空間63に噴出した燃料Fは、回収通路64を通
って回収される。
【0006】ここで、コモンレール用インジェクター電
磁弁のソレノイドコア52に要求される特性としては、
応答性が良好で、アーマチュア46の吸引力(引き寄せ
力)が高く、かつ、小型であることが挙げられる。
【0007】応答性を向上させたソレノイドコア52と
しては、ケイ素系の軟質磁性材料からなる鋼板材をスタ
ック(積層)した後、コア形状にプレス成形したものが
一般的である。また、応答性を更に向上させたソレノイ
ドコア52として、ケイ素系の軟質磁性粉末を、直接、
コア形状に圧縮(圧粉)成形した後、焼結したものが挙
げられる。
【0008】近年、電磁弁の制御上、高速応答性の良好
なソレノイドコアの要求が高まっているが、この圧粉・
焼結によるソレノイドコアは、10kHz以上の高周波
域での磁束密度が非常に低く、高速応答性があまり良好
でないという問題があった。
【0009】そこで、圧粉・焼結によるソレノイドコア
の高速応答性を高めるべく、表面に絶縁被膜を有する軟
質磁性粉末(以下、軟質磁性絶縁粉末と示す)を用いて
圧縮成形を行った後、熱処理を施したソレノイドコアが
提案されている。このソレノイドコアは、各粉末の表面
に絶縁被膜を形成しているため、プレス成形によるラミ
ネートスタックコア及び圧粉・焼結によるソレノイドコ
アと比較して、コアロスが少なく、即ち高速応答性が良
好で、かつ、10kHz以上の高周波域において、渦電
流の損失が少なく、透磁率が極端に低下しないという特
長を有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この軟質磁
性絶縁粉末を用いて圧縮形成したソレノイドコアは、軟
質磁性粉末の焼結温度(約1150℃前後)で熱処理を
行うと、軟質磁性粉末の表面の絶縁被膜が破壊され、コ
アロスが著しく増加してしまう。このため、熱処理を、
焼結温度以下、例えば800℃以下で行うことで、コア
ロスの増加を防いでいる。
【0011】しかし、その結果、軟質磁性絶縁粉末を用
いて圧縮形成したソレノイドコアは、機械的強度、例え
ば剛性等が著しく低く、脆いという問題がある。図5,
6に示したソレノイド51は、アーマチュア46を高
速、かつ、正確に、微小なリフトストローク、例えば、
30〜50μmで上昇・下降させるため、コア先端面
(図6中では下面)52aには高い加工精度が要求され
るが、上述した理由により、高精度な端面仕上げ加工
(端面研磨加工)が困難である。
【0012】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、高速応答性が良好で、コア先端面に対する高精
度な面加工が可能な電磁弁のソレノイドコア及びその製
造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係る電磁弁のソレノイドコアは、吸引弁を上昇・
下降させる電磁弁のソレノイドコアにおいて、少なくと
も上記吸引弁と接触する側の面に面加工を施してなる磁
性バルク体に、表面に絶縁被膜を有する磁性粉末からな
る圧縮成形体を複合一体化し、磁性バルク体で上記ソレ
ノイドコアの先端部を、圧縮成形体でソレノイドコアの
本体部を形成したものである。
【0014】以上の構成によれば、高精度な面加工が可
能なコア先端部と、高速応答性が良好なコア本体部を有
するソレノイドコアを得ることができる。
【0015】一方、本発明に係る電磁弁のソレノイドコ
アの製造方法は、吸引弁を上昇・下降させる電磁弁のソ
レノイドコアの製造方法において、成形型内に、少なく
とも上記吸引弁と接触する側の面に面加工を施してなる
磁性バルク体を配置し、磁性バルク体の非吸引弁接触側
面に表面に絶縁被膜を有する磁性粉末を充填した後に圧
縮成形を行い、磁性バルク体に磁性粉末の圧縮成形体を
複合一体化し、その後、上記絶縁被膜が変質・消失しな
い温度範囲で熱処理を行うものである。
【0016】以上の方法によれば、高精度な面加工が可
能で磁性バルク体からなるコア先端部と、高速応答性が
良好で軟質磁性絶縁粉末の圧縮成形体からなるコア本体
部を複合一体化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基いて説明する。
【0018】本発明に係るソレノイドコアを含んだソレ
ノイド構成部材の部分破断図を図1に、図1のソレノイ
ドコアをコモンレール用インジェクター電磁弁に用いた
時のソレノイド近傍の部分拡大縦断面図を図2に示す。
尚、図4〜図6と同様の部材には同じ符号を付してい
る。
【0019】図1,図2に示すように、本発明に係るソ
レノイドコア12は、少なくともアーマチュア(吸引
弁)46と接触する側の面(図1,図2中では下面)1
3に面加工を施してなるコアリング(磁性バルク体)1
2bに、表面に絶縁被膜を有する軟質磁性粉末(図示せ
ず)の圧縮成形体からなるソレノイドコア本体部12a
を複合一体化したものである。
【0020】コアリング12bにおける非アーマチャア
接触側面(図1,図2中では上面)14には、コア本体
部12aに対する密着性を高めるべく、突起部(又は蟻
溝部)15が形成される。この突起部(又は溝部)15
は、突起(又は凹部)をリング12bの周方向に複数個
設けたもの、又はリング12bの全周に亘って形成した
凸条(又は凹溝)のいずれであってもよい。
【0021】コアリング12bの構成材は、高精度な面
加工が可能で、低周波域での磁束密度が良好な材料であ
れば特に限定するものではなく、例えば、Fe−Co系
軟質磁性合金が挙げられる。
【0022】軟質磁性粉末は、Fe−Si系の軟質磁性
体の異形粉末からなるものであり、その平均粒径は50
〜60μmである。
【0023】軟質磁性粉末の表面の絶縁被膜は、有機ケ
イ素化合物の重合体からなるシリコーン被膜であり、各
粉末は電気的に絶縁されている。また、絶縁被膜は平均
膜厚0.5〜1.0μmに形成される。ここで言う“シ
リコーン”とは、油、グリース、ゴム、樹脂等の性質を
有するものの総称である。
【0024】ここで、アーマチュア46の上部に設けら
れるソレノイド構成部材10におけるソレノイド51に
よって、アーマチュア46は、高速、かつ、正確に、微
小なリフトストローク、例えば、30〜50μmで上昇
・下降されるが、このアーマチュア46の作動性能は、
コア先端面(図1,図2中では下面)の加工精度によっ
て大きく左右される。
【0025】本発明に係るソレノイドコアによれば、コ
ア本体部12aは軟質磁性絶縁粉末の圧縮成形体で形成
しているものの、コア先端部は軟質磁性バルク体からな
るコアリング12bで形成しているため、コアリング1
2bのアーマチュア接触側面13に、高精度な面加工、
例えば、面粗度1.6a以上、平面度50μm以上の端
面仕上げ加工(端面研磨加工)を施すことが可能とな
る。
【0026】また、コア本体部12aを形成する軟質磁
性絶縁粉末の圧縮成形体は、10kHz以上の高周波域
においても、渦電流の損失が少なく、透磁率が極端に低
下しないという特長を有しているものの、低周波域での
磁束密度が低い、即ち吸引力が低いという問題がある。
このため、本発明においては、コア先端部を形成するコ
アリング12bを、磁束密度が高いFe−Co系軟質磁
性合金等で形成することで、低周波域での磁束密度が改
善される。
【0027】よって、高速応答性が良好なコア本体部1
2aと磁束密度が高いコアリング12bを一体化させ、
軟質磁性複合コアで本発明に係るソレノイドコア12を
構成したことで、高速応答性が良好で、また、低周波域
から高周波域に亘って渦電流の損失が少なく、かつ、吸
引力が高くなる。これにより、本発明に係るソレノイド
コア12を、コモンレール用インジェクター電磁弁に適
用すれば、マルチプル噴射(多数回にわけての噴射)の
制御などを高精度に行なうことが可能となる。
【0028】また、本発明に係るソレノイドコア12
は、コモンレール用インジェクター電磁弁に適用が限定
されるものではなく、その他の高速応答性が要求される
様々な電磁弁に適用することができる。
【0029】さらに、ソレノイドコア12が、コア本体
部12aおよびコアリング12bの別体からなるため、
コア本体部12aおよびコアリング12bの各構成材の
材質を任意に変えることで、ソレノイドコア12の特性
を任意に変えることができる。
【0030】次に、本発明に係るソレノイドコアの製造
方法を説明する。
【0031】先ず、Fe−Si系合金、例えば、化学組
成が、Si:3.0wt% 、O:0.40wt% 、C:0.03wt% 、Mn:0.01w
t%未満、P,S:0.03wt% 未満、Ni:0.03wt%未満、Fe:Balの
Fe−3Si合金を溶解し、その溶解された合金溶湯を
用い、水アトマイズ法により、平均粒径が50〜60μ
mの異形粉末を製造する。この異形粉末とゲル状のシリ
コーンを、所定の割合、例えば、98:2の割合で混練
した後、炉などで乾燥させ、軟質磁性絶縁粉末を得る。
【0032】次に、図3に示すように、プレス下型(成
形型)31内に、インサート材として、Fe−Co系軟
質磁性合金、例えば、Fe−47Co合金の鍛造品に切
削加工を施してなるコアリング12bを配置する。ここ
で、コアリング12bは、その非アーマチュア接触側面
14に突起部(又は溝部)15を形成した後に、所望と
する磁気特性に応じた熱処理を施してなるものである。
また、コアリング12bの、少なくともアーマチュア接
触側面(図3中では下面)13には端面仕上げ加工を予
め施しておく。
【0033】その後、コアリング12bの非アーマチュ
ア接触側面(図3中では上面)14に、予め形成してお
いた軟質磁性絶縁粉末と、焼結粉体に慣用に用いられる
油性潤滑剤の混練体32を充填する。
【0034】次に、プレス上型33を下型31の方(図
3中では下方)に押し付け、所定の成形面圧、例えば、
70〜80MPa(7〜8×103 kgf/cm2 )で
圧縮成形(圧粉成形)を行い、圧粉成形体(図1,図2
中におけるコア本体部12a)とコアリング12bを複
合一体化する。この圧粉成形により、コアリング12
に、密度が6.8〜7.2(103 kg/m3 )のコア
本体部12aが一体となった複合成形品が得られる。
【0035】その後、この複合成形品に、軟質磁性絶縁
粉末の絶縁被膜が変質・消失しない温度範囲でアニーリ
ング処理(熱処理)を行うことで、ソレノイドコアが得
られる。このアニーリング処理によって、透磁率及び磁
束密度が改善され、また、機械的強度も若干向上する。
この時、アニーリングの処理温度は、670〜730
℃、好ましくは700℃前後で行う。
【0036】ここで、異形粉末製造の際に、水アトマイ
ズ法を用いたのは、ガスアトマイズ法を用いると球状粉
末が形成され、異形粉末が得られないためである。形状
異方性の大きい異形粉末は、球状粉末と比較して、高周
波域での渦電流損失が少なく、透磁率が良好で、また、
その成形体の剛性も高くなる。
【0037】また、アニーリング処理の温度範囲を限定
したのは、670℃未満だとアニーリングの効果が得ら
れず、また、730℃よりも高いと、絶縁被膜の変質・
消失の程度が著しくなり、コアロスが増大すると共に、
透磁率が大きく低下してしまうためである。
【0038】本発明においては、絶縁被膜の変質・消失
を防ぐべく、前述した複合成形品に対して、軟質磁性粉
末の焼結温度近傍(約1400℃)での焼結処理ではな
く、アニーリング処理を施している。このため、軟質磁
性絶縁粉末の圧縮成形体にアニーリング処理を施してな
るコア本体部12aは非常に脆く、コア本体部12aに
高精度な面加工を施すことは困難である。しかし、本発
明においては、コア本体部12aの先端に、Fe−Co
系軟質磁性合金の鍛造品に切削加工を施してなるコアリ
ング12bを複合一体化しているため、コア先端面、即
ちコアリング12bのアーマチュア接触側面13に高精
度な面加工を施すことが可能である。
【0039】また、ソレノイドコア12のコアリング1
2bのアーマチュア接触側面13に対する端面仕上げ加
工は、コアリング12bとコア本体部12aが別体のも
のであることから、コアリング12bの複合一体化の前
に予め施しておくことが可能である。よって、面加工
は、ソレノイドコア12に対してではなく、コアリング
12bの単体に対して行なうことができるため、面加工
の作業が非常に容易となる。その結果、ソレノイドコア
12の、製造工程数の低減および歩留りの向上を図るこ
とができる。
【0040】さらに、コアリング12bとコア本体部1
2aの接合、即ち複合一体化は、コア本体部12aを形
成する軟質磁性絶縁粉末に圧粉成形を施す際に同時にな
されることから、コアリング12bとコア本体部12a
の接合界面は完全に密着する。これに伴って、コアリン
グ12bにおけるアーマチュア接触側面13の面精度
が、直接、コアリング12bとアーマチュア46間のエ
アギャップ(空隙)に反映されるようになるため、従来
と比較して空隙がより均一になる。その結果、ソレノイ
ドコア12における磁束密度の偏り及びコアロスを低減
することができ、漏れ磁束を最小限に抑えることができ
る。
【0041】また、コアリング12bにおける非アーマ
チュア接触側面14には、突起部(又は溝部)15を形
成していることから、コアリング12bとコア本体部1
2aの接合は強固なものとなる。
【0042】以上、本発明の実施の形態は、上述した実
施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のもの
が想定されることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、高精度な
面加工が可能なコア先端部と、高速応答性が良好なコア
本体部を有するソレノイドコアを得ることができるとい
う優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るソレノイドコアを含んだソレノイ
ド構成部材の部分破断図である。
【図2】図1のソレノイドコアをコモンレール用インジ
ェクター電磁弁に用いた時のソレノイド近傍の部分拡大
縦断面図である。
【図3】本発明に係るソレノイドコアの製造方法におけ
る圧粉成形工程の概略図である。
【図4】コモンレール用インジェクターの縦断面図であ
る。
【図5】従来のソレノイドコアを含んだソレノイド構成
部材の部分破断図である。
【図6】図5のソレノイドコアをコモンレール用インジ
ェクター電磁弁に用いた時のソレノイド近傍の部分拡大
縦断面図である。
【符号の説明】
12 ソレノイドコア 12a ソレノイドコア本体部(圧縮成形体) 12b コアリング(磁性バルク体) 13 アーマチュア接触側面 14 非アーマチュア接触側面(非吸引弁接触側面) 31 プレス下型(成形型) 33 プレス上型(成形型) 46 アーマチュア(吸引弁)
フロントページの続き Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC09 AD12 BA19 BA54 BA55 CC06T CC08T CC14 CC67 CC68U CD14 CD21 CD28 CE23 CE31 3H056 AA03 BB02 BB05 CA01 CB03 CC12 CD06 DD02 EE08 FF10 GG09 GG18 3H106 DA07 DA23 DA35 DB02 DB12 DB23 DB32 DC02 DD02 EE04 EE34 GA13 JJ02 JJ05 KK18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引弁を上昇・下降させる電磁弁のソレ
    ノイドコアにおいて、少なくとも上記吸引弁と接触する
    側の面に面加工を施してなる磁性バルク体に、表面に絶
    縁被膜を有する磁性粉末からなる圧縮成形体を複合一体
    化し、磁性バルク体で上記ソレノイドコアの先端部を、
    圧縮成形体でソレノイドコアの本体部を形成したことを
    特徴とする電磁弁のソレノイドコア。
  2. 【請求項2】 上記磁性バルク体をFe−Co系合金で
    形成した請求項1記載の電磁弁のソレノイドコア。
  3. 【請求項3】 上記磁性粉末を、Fe−Si系の軟質磁
    性体粉末で形成した請求項1又は2記載の電磁弁のソレ
    ノイドコア。
  4. 【請求項4】 上記絶縁被膜を、有機ケイ素化合物の重
    合体からなるシリコーン被膜で形成した請求項1から3
    いずれかに記載の電磁弁のソレノイドコア。
  5. 【請求項5】 吸引弁を上昇・下降させる電磁弁のソレ
    ノイドコアの製造方法において、成形型内に、少なくと
    も上記吸引弁と接触する側の面に面加工を施してなる磁
    性バルク体を配置し、磁性バルク体の非吸引弁接触側面
    に表面に絶縁被膜を有する磁性粉末を充填した後に圧縮
    成形を行い、磁性バルク体に磁性粉末の圧縮成形体を複
    合一体化し、その後、上記絶縁被膜が変質・消失しない
    温度範囲で熱処理を行うことを特徴とする電磁弁のソレ
    ノイドコアの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記熱処理を670〜730℃の温度で
    行う請求項5記載の電磁弁のソレノイドコアの製造方
    法。
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