JP2002235814A - 回転体の駆動装置及びこれを用いたカラー画像記録装置 - Google Patents

回転体の駆動装置及びこれを用いたカラー画像記録装置

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JP2002235814A
JP2002235814A JP2001030598A JP2001030598A JP2002235814A JP 2002235814 A JP2002235814 A JP 2002235814A JP 2001030598 A JP2001030598 A JP 2001030598A JP 2001030598 A JP2001030598 A JP 2001030598A JP 2002235814 A JP2002235814 A JP 2002235814A
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Isao Ito
功 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 装置の大型化や大幅なコストアップ等を
招くことなく、小型かつ低コストで色ずれが発生しにく
い回転体の駆動装置及びこれを用いたカラー画像記録装
置を提供することを課題とする。 【解決手段】 駆動源からの駆動力を複数の歯車からな
る歯車列を介して回転体に伝達し、当該回転体を回転駆
動する回転体の駆動装置において、前記歯車列の少なく
とも一部に使用される歯車は、複数の同一歯車を互いに
位相が略逆位相となるように重ね合わせ、一つの歯車と
して作用するように構成して課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式や
静電記録方式等を採用してカラー画像を記録するプリン
タや複写機、あるいはファクシミリ等のカラー画像記録
装置において、感光体ドラム等の回転体を回転駆動する
回転体の駆動装置及びこれを用いたカラー画像記録装置
に関し、特に複数の静電潜像担持体等の回転体を有し、
該静電潜像担持体等の回転体の駆動に歯車列を使用する
回転体の駆動装置及びこれを用いたカラー画像記録装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複数の静電潜像担持体を
有するカラー画像記録装置においては、該各静電潜像担
持体上に形成される色の異なる複数のトナー像を、転写
媒体上の所定の位置に位置ずれなく(色ずれなく)形成
するために、駆動源から前記静電潜像担持体に駆動力を
伝達するための歯車列に工夫をこらしたものが、特許第
2756124号公報並びに該公報記載の従来例に見る
ことができる。これらによれば、所定の位置に位置ずれ
なくトナー画像を形成するため、歯車1回転の周期的な
ムラを除去することを目的に、各静電潜像担持体の回転
位相を一致させたり、駆動側の歯車における1回転周期
を画像形成プロセスの周期(露光から転写)と一致させ
る、等の提案を見ることができる。この特許第2756
214号公報に係る画像形成装置は、感光体ドラムの支
軸側に固定された入力回転体と駆動軸側に固定された出
力回転体とを互いに回転伝達可能に接続して上記感光体
ドラムに回転駆動力を伝達させるようにした画像形成装
置において、上記入力回転体が、上記感光体ドラムの支
軸に固定される内輪部と、この内輪部の外側部分におい
て上記感光体ドラムの支軸に一定の偏心状態を維持しな
がら一定位置で回転駆動される外輪部と、上記内輪部と
上記外輪部との間に両者の偏心を吸収するように介挿さ
れた弾性部材とを備えており、上記外輪部を上記感光体
ドラムの支軸に対して一定量偏心させ、この偏心状態を
維持する偏心手段を備えるように構成したものである。
【0003】また、上記以外の色ずれ防止の技術手段と
して、特開平7−140844号公報には、すべての静
電潜像担持体について個々にモータを使い、静電潜像担
持体の駆動軸に速度検出手段を設けてモータの回転速度
変動を検知、制御する方法が開示されている。
【0004】また、最終的な出力画像データの位置情報
を検知して、光信号の出力タイミングや光軸軌跡に補正
を加える方法も提案されている。例えば、特開平6−7
9917号公報には、各単色電子写真プロセスにおける
種々の周期動作の最小公倍数に該当した時間内に、転写
ドラム上の各色の位置ずれ量の測定を行ない、この測定
した位置ずれ量から各走査線毎のアドレスオフセットデ
ータを計算してこの計算結果を予めメモリに記憶させ、
転写ドラムの駆動時に、各走査線に対応したアドレスオ
フセットデータを前記メモリから読み出し、この読み出
したデータに基づいて前記各走査線上の画素の主走査方
向及び副走査方向のアドレスを補正させる方法が示され
ている。
【0005】しかしながら、上記方式はいずれにおいて
も、内輪部と上記外輪部との間に両者の偏心を吸収する
ように弾性部材を介挿した特殊な歯車を用いたり、各静
電潜像担持体毎にモータや速度検出手段が必要となった
り、画像露光装置における各走査線上の画素の主走査方
向及び副走査方向のアドレスを補正する補正手段等が必
要となるため、装置の大型化や大幅なコストアップ等を
招き、小型で低コストな装置には導入が著しく困難であ
るという問題点を有している。
【0006】また、上記してきた方法の他に、比較的簡
単な構成で、色ずれを防止し得る技術として、本発明者
は、実公平6−18364号公報に係る多色記録装置を
既に提案している。この実公平6−18364号公報に
係る多色記録装置は、静電潜像担持体と中間転写体をそ
れぞれ一定の角速度で駆動し、前記静電潜像担持体と中
間転写体との間に速度差、すなわち、中間転写体の周速
度を静電潜像担持体のそれより速く設定し、両者の間で
スリップを起こすことによって、色ずれを防止するよう
に構成したものである。そして、かかる動作を確実に行
なわせるためには、各静電潜像担持体に駆動源を持たせ
る独立駆動、ないしは、駆動伝達歯車の歯数の選択を適
切に行なえば良いことがわかる。
【0007】しかしながら、この場合には、前記静電潜
像像担持体と中間転写体はお互いに接触しかつスリップ
しながら回転しているため、前記駆動伝達歯車によるこ
となく、前記静電潜像担持体と中間転写体との表面同士
で摩擦駆動が行なわれてしまう現象が発生しうる。かか
る現象が発生すると、駆動力を伝達する歯車の歯がお互
いに接触しない現象が発生し、結果的に、角速度が一定
に保たれなくなり、色ずれが発生するという虞れを有し
ている。
【0008】そこで、静電潜像担持体や中間転写体等の
回転体に駆動力を伝達する歯車の歯が、お互い確実に噛
み合わされるようにするため、本発明者は、特開平11
−119592号公報に記載されているように、トナー
像担持体に制動力を作用させることにより該トナー像担
持体の回転速度の変動を抑制する回転速度変動抑制手段
を備え、該回転速度変動抑制手段が、前記トナー像担持
体の駆動軸に連結された発電機と、該発電機により発電
された電力を消費する負荷とを備えるように構成した技
術についても、既に提案している。
【0009】しかしながら、これらの方法もまた、回転
速度変動抑制手段などが新たに必要となるため、装置の
大型化や大幅なコストアップ等を招き、小型で低コスト
な装置には導入が著しく困難であるという問題点を依然
として有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
上記従来技術の問題点を解決するためになされたもので
り、その目的とするところは、装置の大型化や大幅なコ
ストアップ等を招くことなく、小型かつ低コストで色ず
れが発生しにくい回転体の駆動装置及びこれを用いたカ
ラー画像記録装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記した課
題、すなわち、装置の大型化や大幅なコストアップ等を
招くことなく、小型かつ低コストで色ずれが発生しにく
い回転体の駆動装置を提供するために、請求項1に記載
の発明は、駆動源からの駆動力を複数の歯車からなる歯
車列を介して回転体に伝達し、当該回転体を回転駆動す
る回転体の駆動装置において、前記歯車列の少なくとも
一部に使用される歯車は、複数の同一歯車を互いに位相
が略逆位相となるように重ね合わせ、一つの歯車として
作用するように構成したものからなることを特徴とす
る。ここで、複数の同一歯車を互いに位相が略逆位相と
なるように重ね合わせるには、例えば、2つの同一歯車
を約180度位相を異ならせて重ね合わせことによって
達成される。また、3つの同一歯車を用いる場合には、
互いに位相が略120度異なるように重ね合わせ、4つ
の同一歯車を用いる場合には、互いに位相が略90度異
なるように重ね合わせれば良い。このように、「複数の
同一歯車を互いに位相が略逆位相となるように重ね合わ
せ」とは、2つの同一歯車であれば、文字通り位相が約
180度異なり、略逆位相となる場合を意味し、3つ以
上の同一歯車を用いる場合には、互いに位相が最も異な
るように重ね合わせることを意味する。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、2つ以上
の静電潜像担持体を備え、該各静電潜像担持体上に異な
る色のトナー像を形成し、該トナー像を転写媒体に転写
し、該転写媒体上にカラー画像を形成するカラー画像記
録装置において、駆動源と、該駆動源と前記静電潜像担
持体との間に駆動力を伝達する歯車列を有し、該歯車列
の少なくとも一部に使用される歯車は、複数の同一歯車
を互いに位相が略逆位相となるように重ね合わせ、一つ
の歯車として作用するように構成したものからなること
を特徴とするカラー画像記録装置である。
【0013】さらに、請求項3に記載の発明は、2つ以
上の静電潜像担持体を備え、該各静電潜像担持体上に異
なる色のトナー像を形成し、該トナー像を少なくとも1
つ以上の中間転写体に転写し、しかる後に転写媒体上に
転写して、該転写媒体上にカラー画像を形成するカラー
画像記録装置において、駆動源と、該駆動源と前記静電
潜像担持体及び/又は前記中間転写体との間に駆動力を
伝達する歯車列を有し、該歯車列の少なくとも一部に使
用される歯車は、複数の同一歯車を互いに位相が略逆位
相となるように重ね合わせ、一つの歯車として作用する
ように構成したものからなることを特徴とするカラー画
像記録装置である。
【0014】また更に、請求項4に記載の発明は、請求
項2又は3に記載のカラー画像記録装置において、前記
静電潜像担持体表面から未転写残留トナーを永久に除去
するクリーニング手段を有しないことを特徴とするカラ
ー画像記録装置である。
【0015】さらに、請求項5に記載の発明は、2つ以
上の静電潜像担持体を備え、該各静電潜像担持体上に異
なる色のトナー像を形成し、該トナー像を少なくとも1
つ以上の中間転写体に転写し、しかる後に転写媒体上に
転写して、該転写媒体上にカラー画像を形成するカラー
画像記録装置において、駆動源と、該駆動源と前記静電
潜像担持体及び前記中間転写体との間に駆動力を伝達す
る歯車列を有し、前記静電潜像担持体及び前記中間転写
体からなる像担持体のうち、前記トナー像の直接の移動
が行なわれる2つの像担持体間では、該2つの像担持体
が直接噛み合う歯車により駆動されるとともに、いずれ
か一方から歯車を介して駆動力を他方に伝達する際に、
駆動側の歯車を具備する像担持体の周速が、被駆動側の
像担持体の周速よりも遅くなるように抑制する抑制手段
を有し、該抑制手段は、歯車の噛み合い点よりも、前記
2つの像担持体の接触点が駆動側歯車を具備する像担持
体の方へずれるように配置して構成されていることを特
徴とするカラー画像記録装置である。
【0016】又、請求項6に記載の発明は、請求項5記
載のカラー画像記録装置において、前記歯車列の少なく
とも一部に使用される歯車は、複数の同一歯車を互いに
位相が略逆位相となるように重ね合わせ、一つの歯車と
して作用するように構成したものからなることを特徴と
するカラー画像記録装置である。
【0017】更に、請求項7に記載の発明は、請求項5
又は6に記載のカラー画像記録装置において、前記静電
潜像担持体表面から未転写残留トナーを永久に除去する
クリーニング手段を有しないことを特徴とするカラー画
像記録装置である。
【0018】
【作用】この発明に関わる発明は、上記のような手段を
有しているので、次のような作用・効果を奏する。すな
わち、請求項1記載の回転体の駆動装置では、色ずれの
発生の大きな原因となる静電潜像担持体等の回転体を回
転駆動する歯車列に使用されている歯車の1回転に起因
する回転ムラを、複数の同一歯車を互いに位相が略逆位
相となるように重ね合わせる、例えば、2つの同一歯車
の位相を約180 度ずらして貼り合わせるなどして1つの
歯車として作用するように構成しているので、歯車1回
転を1周期とするムラ(=歯車のピッチ円偏芯量)は、
位相を約180 度ずらして貼り合わせ等された2つの同一
歯車の1回転を1周期とするムラが相殺されて、約1/
2となり、回転ムラの発生が大幅に減少する。この結
果、静電潜像担持体等の回転体の回転ムラも大幅に減少
するため、色ずれの発生も大幅減少させることができ
る。従って、特殊な歯車を用いたり、各回転体毎にモー
タや速度検出手段が必要となったり、画像露光装置にお
ける各走査線上の画素の主走査方向及び副走査方向のア
ドレスを補正する補正手段等が不用となり、使用する歯
車の等級を高い精度にする必要がなくなるので、低コス
トでの駆動が可能となる。
【0019】また、請求項2乃至3記載のカラー画像記
録装置では、色ずれの発生の大きな原因となる静電潜像
担持体を駆動する歯車列に使用されている歯車の1回転
に起因する回転ムラを、複数の同一歯車を互いに位相が
略逆位相となるように重ね合わせる、例えば、2つの同
一歯車の位相を約180 度ずらして貼り合わせるなどして
1つの歯車として作用するように構成しているので、同
じく、歯車1回転を1周期とするムラ(=歯車のピッチ
円偏芯量)は約1/2となり、回転ムラの発生が大幅に
減少する。この結果、色ずれの発生も大幅減少する。従
って、使用する歯車の等級を高い精度にする必要がなく
なるので、低コストでの駆動が可能となる。
【0020】また、請求項4記載のカラー画像記録装置
では、該カラー画像記録装置を形成するプロセス手段に
クリーナーレスを採用しているため、負荷トルク変動が
少なくなり、その結果、使用する駆動源としてのモータ
の小型化が可能となり、さらに低コストになるととも
に、クリーナ自体がないため、記録装置それ自体の小型
化が可能となるものである。さらに、ここでいう「未転
写残留トナーを永久に除去するクリーニング手段を有し
ない」とは、上記記録装置それ自体の小型化を可能とす
るために、除去された未転写残留トナーを静電潜像担持
体表面から除去し、蓄えるための手段を有しないことを
意味する。例えば、ブレードクリーニング、ブラシクリ
ーニング、等の公知の手段と、該手段と一体となって除
去されたトナーを溜めておくクリーナハウジング、もし
くは、オーガ等の搬送システムと結合された廃棄ボトル
等を言う。ただし、「未転写残留トナーを永久に除去す
るクリーニング手段を有しない」ものであって、静電潜
像担持体表面に残留した未転写残留トナーをブラシ等に
よって掻き乱すことにより、静電潜像担持体表面からの
除去を容易としたり、当該静電潜像担持体表面からの除
去が容易となった未転写残留トナーを、他の静電的な手
段等によって他の部材に転移して回収する手段や、未転
写残留トナーをブラシ等によって静電的にいったん保持
し、所定のタイミングで静電潜像担持体表面に戻し、当
該戻された未転写残留トナーを、他の静電的な手段によ
って他の部材に転移して回収する手段は、ここでいう
「未転写残留トナーを永久に除去するクリーニング手
段」には含まない。
【0021】さらに、請求項5記載のカラー画像記録装
置では、確実な歯車による伝達を行なうために、駆動側
の像担持体の表面速度を被駆動側の像担持体の表面速度
よりも遅くする手段として、歯車のかみあい点よりも、
2つの像担持体の接触点が駆動側歯車を具備する像担持
体の方へずらすことを採用したものである。このように
すると、駆動側角速度をωd、並びに駆動側像担持体の
外径をDd、減速比1:1の歯車により伝達される被駆
動側角速度をωr、並びに被駆動側像担持体外径をDr
とした時、減速比1:1より、ωd=ωr=ωとなる。
故に、駆動側の周速はDd/2×ω、被駆動側はDr/
2×ωrとなる。ここで、この2つの像担持体が接触す
る部位を駆動側にずらすこと、すなわち、外径をDd≦
Drとすることによって、当該部位での周速は、Dd/
2×ω≦Dr/2×ωとなるから、前記2つの像担持体
間で表面駆動が発生しようとしても、被駆動側の像担持
体は駆動側の像担持体の表面によりブレーキをかけられ
ていることと等価となり、歯車が確実に噛み合う状態と
なる。そして、この状態を作り出すのに、何ら大きな装
置を付加する必要がないことは上記説明から明白であ
る。
【0022】また、請求項6記載のカラー画像記録装置
では、歯車1回転を1周期とするムラが小さい歯車で確
実な歯車伝達を行なおうとするもので、さらなる色ずれ
の減少が実現できる。
【0023】さらに、請求項7記載のカラー画像記録装
置では、該カラー画像記録装置を形成するプロセス手段
にクリーナレスを採用しているため、負荷トルク変動が
少なくなり、その結果、使用する駆動源としてのモータ
の小型化が可能となり、さらに低コストになるととも
に、クリーナ自体がないため、記録装置それ自体の小型
化が可能となるものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0025】実施の形態1 図2はこの発明の実施の形態1に係る回転体の駆動装置
を適用したカラー画像記録装置としてのタンデム型のカ
ラープリンタを示す概略構成図である。
【0026】図2において、1Y、1M、1C、1Kは
それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色
のトナー像を形成するための静電潜像担持体(回転体)
であり、これらの静電潜像担持体1Y、1M、1C、1
Kは、導電性パイプの外周面に誘電体層や感光体層を形
成したものである。上記導電性パイプの材質としては金
属、例えば、SUS、Al等や、その表面にAl、Cu
等の金属を蒸着又はメッキあるいは、金属やカーボン等
の導電性粉、フィラーを混入したプラスチック例えば、
フェノール、ナイロン、ポリアセタール、ポリカーボネ
ート、ABS、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリフェ
ニレンエーテル、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)等の単体あるいは、ア
ロイ系が使用できる。また、誘電体層としては、アクリ
ル変性ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリエチレン
テレフタレート(PET)等の誘電体が、感光体層とし
ては、Se、Cds、α−Si等の無機の感光体や、多
層構造からなる有機感光体(OPC)が使用できる。本
実施の形態では、静電潜像担持体1Y、1M、1C、1
Kとして、直径φ30mmのSUSパイプの表面に、多
層有機感光体(OPC)を形成した感光体ドラムが使用
されている。
【0027】2Y、2M、2C、2Kは公知の帯電器で
あり、静電潜像担持体1Y、1M、1C、1Kの表面を
所定の電位に帯電するもので、コロトロンやスコロトロ
ンに代表される非接触型の帯電手段や、ブラシ、ロー
ル、フィルム等の接触型の帯電手段のいずれの帯電手段
も使用可能である。この実施の形態では、帯電器2Y、
2M、2C、2Kとして所定のバイアス電圧が印加され
る帯電ロールを使用している。
【0028】3Y、3M、3C、3Kは公知の静電潜像
形成手段であり、当該静電潜像形成手段3Y、3M、3
C、3Kは、使用される静電潜像担持体1Y、1M、1
C、1Kの種類により適宜選択され、該静電潜像担持体
1Y、1M、1C、1Kが感光体の場合には、レーザ、
LED等の光書き込み手段を、該静電潜像担持体1Y、
1M、1C、1Kが誘電体の場合は、マルチスタイラス
ヘッド、イオン流制御ヘッド等のイオン書き込み手段が
使用される。この実施の形態では、感光体ドラム1Y、
1M、1C、1Kを使用している関係上、静電潜像形成
手段3Y、3M、3C、3Kとしてレーザ書き込み手段
を使用している。
【0029】4Y、4M、4C、4Kは、静電潜像担持
体1Y、1M、1C、1K上に形成された静電潜像を、
それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色
のトナーで現像する現像手段であり、公知のもの、例え
ば、液体を使用するものや、粉体を使用するもの、当該
粉体を使用するものの中では、トナーとキャリアを含む
二成分現像、トナーのみを使用する一成分現像、該一成
分の中でもトナーが磁性であるもの、非磁性であるもの
と種々の方式があるが、いずれも適用可能である。この
実施の形態では、現像手段4Y、4M、4C、4Kとし
て、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を用いた現像
装置が使用されている。
【0030】5Y、5M、5C、5Kは転写媒体7上に
順次、静電潜像担持体1Y、1M、1C、1K上に形成
された各色のトナー像を転写していく転写手段であり、
公知の転写手段、例えばBTR(バイアス電圧が印加さ
れる転写ロール)、ブラシ、フィルム等の接触型帯電器
や、コロトロン等の非接触型の帯電器が使用可能であ
る。この実施の形態では、転写手段5Y、5M、5C、
5Kとして所定のバイアス電圧が印加される転写ロール
(BTR)を使用している。これらの転写ロール5Y、
5M、5C、5Kは、上記感光体ドラム1Y、1M、1
C、1Kと同様な導電性芯金の表面に半導電性の弾性体
を被覆したものである。この転写ロールの材料例につい
ては、特開平8−334995号公報に記述されてい
る。
【0031】6Y、6M、6C、6Kは公知のクリーナ
手段であり、静電潜像担持体1Y、1M、1C、1Kそ
れぞれの表面を清掃するものである。クリーナ手段6
Y、6M、6C、6Kとしては、例えば、ブレード、ブ
ラシ、ウエッブ、マグロール、静電吸着ロール等が使用
可能である。この実施の形態では、ブレードを使用して
いる。
【0032】8は転写媒体搬送手段であり、駆動ロール
9とアイドラーロール10の間に張架されたものであ
り、矢印A方向に不図示の駆動手段により駆動されるも
のである。上記転写媒体搬送手段8の形状としては、ベ
ルトやドラム等任意の形状が選択でき、その材料も前記
形状に合わせて選択可能である。この実施の形態では、
その形状はベルトとし、材質としては、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリカーボネート、ポリイミド等の合成
樹脂製フィルムを使用している。11は該転写媒体搬送
手段8の表面を清掃するクリーナ手段であり、クリーナ
手段6Y、6M、6C、6Kで使用されるものと同様の
ものが使用可能である。さらに、転写媒体搬送手段8を
各静電潜像担持体1Y、1M、1C、1K上から各色の
トナー像が一次転写される中間転写体とすることも可能
である。この場合、該中間転写体としては、薄層フィル
ムの中に導電粉を分散させて、抵抗値を106 Ω・cm
〜1014Ω・cmに調整したものが用いられる。該薄
層フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リカーボネート、ポリイミド等が使用でき、分散する導
電粉としては、カーボン粉、金属粉等が使用できる。こ
の実施の形態では、薄膜フィルムとしてポリカーボネー
トを、導電粉としてカーボンを使用し、体積抵抗率を1
8 Ω・cmとし、その厚みを75μmの単層構造のもの
を使用した。また、前記した単層構造のものの他に、そ
の表面に極薄い誘電体層(0.5〜2μm)を有した多
層構造のものも使用可能である。
【0033】上記の如く構成されるタンデム型のカラー
プリンタでは、静電潜像担持体としての感光体ドラム1
Y、1M、1C、1Kの表面が、帯電ロール2Y、2
M、2C、2Kによって所定の電位に一様に帯電された
後、静電潜像形成手段3Y、3M、3C、3Kによって
画像露光が施され る。上記感光体ドラム1Y、1M、
1C、1K上に形成された静電潜像は、現像装置4Y、
4M、4C、4Kによって順次現像され、イエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像となる。こ
れらイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のト
ナー像は、転写媒体搬送手段8上に静電的に吸着された
状態で搬送される転写媒体7上に、転写ロール5Y、5
M、5C、5Kによって順次転写される。その後、上記
各色のトナー像が転写された転写媒体7は、転写媒体搬
送手段8から分離された後、図示しない定着手段によっ
てトナー像が定着され、カラー画像の記録工程が終了す
るようになっている。
【0034】図1はこの実施の形態1に係るカラー画像
記録装置としてのカラープリンタに適用される回転体の
駆動装置を示す構成図である。
【0035】図1において、12Y、12M、12C、
12Kが静電潜像担持体1Y、1M、1C、1Kを駆動
するための駆動歯車であり、これらの各歯車12Y、1
2M、12C、12Kは、静電潜像担持体1Y、1M、
1C、1Kと一体的に回転する回転軸20Y、20M、
20C、20Kにそれぞれ装着されている。そして、上
記静電潜像担持体1Y、1Mの駆動歯車12Yと12M
が2段歯車である従動歯車13aに、静電潜像担持体1
C、1Kの駆動歯車12Cと12Kが同じく従動歯車1
3bに、噛み合っている。さらに、従動歯車13aと従
動歯車13bは、それぞれ駆動モータ14aと14bの
回転軸に固定された歯車15aと15bとに噛み合って
いる。
【0036】ここで、歯車12Yから12Kの歯車は、
切削または射出成型等の公知の方法により作成可能であ
り、その材質も、S45Cに代表される一般鋼、SCM
に代表されるクロム・モリブデン鋼、真鍮等の金属や、
POM、PC等のプラスチックなど公知のものが使用可
能である。
【0037】ところで、この実施の形態は、駆動源から
の駆動力を複数の歯車からなる歯車列を介して回転体に
伝達し、当該回転体を回転駆動する回転体の駆動装置に
おいて、前記歯車列の少なくとも一部に使用される歯車
は、複数の同一歯車を互いに位相が略逆位相となるよう
に重ね合わせる、例えば、2つの同一歯車を約180 度位
相を異ならせて重ね合わせ、一つの歯車として作用する
ように構成したものからなるものである。
【0038】すなわち、この実施の形態では、歯車12
Y〜12Kとして、例えば、POMを切削により加工し
たものを使用して作成した歯車を、図3に示すように、
矢印B−B部で切断し、位相を180度ずらして貼り合
わせたものを使用している。即ち、上記歯車12Y〜1
2Kは、POMを切削により加工したものが使用される
が、当該切削加工された歯車をそのまま使用するのでは
なく、この切削加工された歯車を、図3に示すように、
軸方向の略中央部で矢印B−B部に沿って2つに切断
し、これらの2つに切断された歯車12a、12bを、
位相を180度ずらして貼り合わせたものが使用されて
いる。
【0039】以上の構成において、この実施の形態に係
る回転体の駆動装置を適用したカラー画像記録装置で
は、次のようにして、装置の大型化や大幅なコストアッ
プ等を招くことなく、小型かつ低コストで色ずれが発生
しにくくすることが可能となっている。
【0040】すなわち、この実施の形態に係る回転体の
駆動装置が適用されたカラープリンタでは、図2に示す
ように、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色
のトナー像が形成される静電潜像担持体1Y、1M、1
C、1Kが、駆動モータ14a、14bによって、歯車
12Y〜12K、従動歯車13a、13b及び駆動歯車
15a、15bを介して回転駆動される。
【0041】ところで、これらの歯車、特に、静電潜像
担持体1Y、1M、1C、1Kの回転軸20Y、20
M、20C、20Kに取り付けられた駆動歯車12Y〜
12Kは、必然的に、回転中心に対して偏心を有してい
る。したがって、上記駆動歯車12Y〜12Kによって
回転駆動される静電潜像担持体1Y、1M、1C、1K
には、図4に示すように、その1回転を1周期とする回
転変動が生じる。
【0042】図4は、かかる構成においてその効果を示
した回転精度を表わしたグラフである。このグラフは、
静電潜像担持体1Y、1M、1C、1Kの回転軸20
Y、20M、20C、20Kに1周18000パルスの
エンコーダを取り付け、該エンコーダからのパルスの間
隔をタイマーカウンタにより測定し、得られた時間デー
タより2π/18000毎の角速度の誤差Δωを求め、
書かれたものである。このグラフにおいて実線が位相を
180度ずらして貼り合わせた歯車12Y〜12Kを使
用したもの、点線が位相ずらしなしの従来のデータであ
る。このグラフによれば、角速度の誤差Δωの量が約1
/2になったことがわかる。これに応じて、色ずれ量も
約1/2となった。
【0043】このように、上記実施の形態では、色ずれ
の発生の大きな原因となる静電潜像担持体1Y、1M、
1C、1Kを駆動する歯車列に使用されている歯車12
Y〜12Kの1回転に起因する回転ムラを、2つの同一
歯車12a、12bの位相を約180度ずらして貼り合
わせ1つの歯車として使用するようにしているので、歯
車1回転を1周期とするムラ(=歯車のピッチ円偏芯
量)は約1/2となり、回転ムラの発生が大幅に減少す
る。この結果、色ずれの発生も大幅減少させることがで
きる。従って、使用する歯車12Y〜12Kの等級を高
い精度にする必要がなくなるので、装置の大型化や大幅
なコストアップ等を招くことなく、小型で低コストな色
ずれを発生しにくくすることが可能となっている。
【0044】実施の形態2 図5はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記
実施の形態1と同一の符号を付して説明すると、この実
施の形態2では、2つ以上の静電潜像担持体を備え、該
各静電潜像担持体上に異なる色のトナー像を形成し、該
トナー像を少なくとも1つ以上の中間転写体に転写し、
しかる後に転写媒体上に転写して、該転写媒体上にカラ
ー画像を形成するカラー画像記録装置において、駆動源
と、該駆動源と前記静電潜像担持体及び前記中間転写体
との間に駆動力を伝達する歯車列を有し、前記静電潜像
担持体及び前記中間転写体からなる像担持体のうち、前
記トナー像の直接の移動が行なわれる2つの像担持体間
では、該2つの像担持体が直接噛み合う歯車により駆動
されるとともに、いずれか一方から歯車を介して駆動力
を他方に伝達する際に、駆動側の歯車を具備する像担持
体の周速が、被駆動側の像担持体の周速よりも遅くなる
ように抑制する抑制手段を有し、該抑制手段は、歯車の
噛み合い点よりも、前記2つの像担持体の接触点が駆動
側歯車を具備する像担持体の方へずれるように配置して
構成されていることを特徴とするカラー画像記録装置で
ある。
【0045】また、この実施の形態では、静電潜像担持
体表面から未転写残留トナーを永久に除去するクリーニ
ング手段を有しないように構成したものである。
【0046】図5は、この発明の実施の形態2に係るカ
ラー画像記録装置を示すものである。
【0047】この実施の形態では、図2に示したカラー
画像記録装置で実施されるものでなく、特開平10−7
8686号公報に開示されたカラー画像記録装置に本発
明を適用したものである。なお、この実施の形態では、
静電潜像担持体1Y、1M、1C、1K表面から未転写
残留トナーを永久に除去するクリーニング手段を取り除
いたものである。
【0048】このカラー画像記録装置は、図5に示すよ
うに、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各感光
体ドラム(静電潜像担持体)1Y、1M、1C、1K
と、これら感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに接触
する一次帯電用の帯電ロール(接触型帯電装置)2Y、
2M、2C、2Kと、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色のレーザ光2Y、2M、2C、2Kを照射
するROS(露光装置)と、上記感光体ドラム1Y、1
M、1C、1K上に形成された静電潜像を、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーで現像する
現像装置3Y、3M、3C、3Kと、上記4つの感光体
ドラム1Y、1M、1C、1Kのうちの2つの感光体ド
ラム1Y、1Mに接触する第1の一次中間転写ドラム
(中間転写体)31及び他の2つの感光体ドラム1C、
1Kに接触する第2の一次中間転写ドラム(中間転写
体)32と、上記第1、第2の一次中間転写ドラム3
1、32に接触する二次中間転写ドラム(中間転写体)
33と、この二次中間転写ドラム33に接触する最終転
写ロール(転写部材)60とで、その主要部が構成され
ている。
【0049】感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kは、
共通の接平面M を有するように一定の間隔をおいて配置
されている。また、第1の一次中間転写ドラム31及び
第2の一次中間転写ドラム32は、各回転軸が該感光体
ドラム1Y、1M、1C、1K軸に対し平行かつ所定の
対称面を境界とした面対称の関係にあるように配置され
ている。さらに、二次中間転写ドラム33は、該感光体
ドラム1Y、1M、1C、1Kと回転軸が平行であるよ
うに配置されている。
【0050】各色毎の画像情報に応じた信号は、図示し
ない画像処理ユニットによりラスタライジングされて図
示しないレーザ光学ユニットに入力される。このレーザ
光学ユニットでは、各色毎の画像情報に基づいて、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のレーザ光2
Y、2M、2C、2Kが変調され、対応する色の感光体
ドラム1Y、1M、1C、1Kに照射される。
【0051】上記各感光体ドラム1Y、1M、1C、1
Kの周囲では、周知の電子写真方式による各色毎の画像
形成プロセスが行なわれる。まず、上記感光体ドラム1
Y、1M、1C、1Kとしては、例えば、直径20mm
のOPC感光体を用いた感光体ドラムが用いられ、これ
らの感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kは、後述する
回転体の駆動装置によって、例えば、表面速度95mm/
secの回転速度で回転駆動される。上記感光体ドラム
1Y、1M、1C、1Kの表面は、図5に示すように、
接触型帯電装置としての帯電ロール2Y、2M、2C、
2Kに、約-840VのDC電圧を印加することによって、
例えば約-300V程度に帯電される。なお、上記接触型の
帯電装置としては、ロールタイプのもの、フィルムタイ
プのもの、ブラシタイプのもの等が挙げられるが、どの
タイプのものを用いても良い。この実施の形態では、近
年、電子写真装置で一般に使用されている帯電ロールを
採用している。また、感光体ドラム1Y、1M、1C、
1Kの表面を帯電させるために、この実施の形態では、
DCのみ印加の帯電方式をとっているが、AC+DC印
加の帯電方式を用いても良い。
【0052】その後、感光体ドラム1Y、1M、1C、
1Kの表面には、露光装置としての図示しないレーザ光
学ユニットによってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの各色に対応したレーザ光2Y、2M、2C、2K
が照射され、各色毎の入力画像情報に応じた静電潜像が
形成される。感光体ドラム1Y、1 M、1C、1K
は、レーザ光学ユニットで静電潜像が書き込まれた際
に、その画像露光部の表面電位は例えば-60 V以下程度
にまで除電される。
【0053】また、上記感光体ドラム1Y、1M、1
C、1Kの表面に形成されたイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各色に対応した静電潜像は、対応する色
の現像装置3Y、3M、3C、3Kによって現像され、
各感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上にイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像として可
視化される。
【0054】この実施の形態では、現像装置3Y、3
M、3C、3Kとして、磁気ブラシ接触型の二成分現像
方式を採用しているが、この発明の適用範囲はこの現像
方式に限定されるものではなく、非接触型の現像方式な
ど、他の現像方式においてもこの発明を充分に適用する
ことができることは勿論である。
【0055】現像装置3Y、3M、3C、3Kには、そ
れぞれ色の異なったイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ック色のトナーと、キャリアからなる現像剤が充填され
ている。これらの現像装置3Y、3M、3C、3Kは、
不図示のトナー補給装置からトナーが補給されると、こ
の補給されたトナーは、オーガー3Y4で充分にキャリ
アと攪拌されて摩擦帯電される。現像ロール3Y1の内
部には、複数の磁極を所定の角度に配置したマグネット
ロール(不図示)が固定した状態で配置されている。こ
の現像ロール3Y1に現像剤を搬送するパドル3Y3に
よって、当該現像ロール3Y1の表面近傍に搬送された
現像剤は、現像剤量規制部材3Y2によって現像部に搬
送される量が規制される。この実施の形態では、上記現
像剤の量は、30〜50g/m2 であり、また、このとき現
像ロール3Y1上に存在するトナーの帯電量は、概ね-2
0 〜35μC/g 程度である。
【0056】上記現像ロール3Y1上に供給されたトナ
ーは、マグネットロールの磁力によって、キャリアとト
ナーで構成された磁気ブラシ状となっており、この磁気
ブラシが感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kと接触し
ている。この現像ロール3Y1にAC+DCの現像バイアス
電圧を印加して、現像ロール3Y1上のトナーを感光体
ドラム1Y、1M、1C、1K上に形成された静電潜像
に現像することにより、トナー像が形成される。この実
施の形態では、この現像バイアス電圧はACが4kHz、
1.5 kVppで、DCが-230V程度である。
【0057】次に、上記各感光体ドラム1Y、1M、1
C、1K上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの各色のトナー像は、第1の一次中間転写ドラ
ム31及び第2の一次中間転写ドラム32上に、静電的
に二次転写される。感光体ドラム1Y、1M上に形成さ
れたイエローおよびマゼンタ色のトナー像は、第1の一
次中間転写ドラム31上に、感光体ドラム1C、1K上
に形成されたシアンおよびブラック色のトナー像は、第
2の一次中間転写ドラム32上に、それぞれ転写され
る。従って、第1の一次中間転写ドラム31上には、感
光体ドラム1Yまたは1Mのどちらから転写された単色
像と、感光体ドラム1Y及び1Mの両方から転写された
2色のトナー像が重ね合わされた二重色像が形成される
ことになる。また、第2の一次中間転写ドラム32上に
も、感光体ドラム1C、1Kから同様な単色像と二重色
像が形成される。
【0058】上記第1及び第2の一次中間転写ドラム3
1、32上に感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kから
トナー像を静電的に転写するために必要な表面電位は、
+250〜500 V程度である。この表面電位は、トナーの帯
電状態や雰囲気温度、湿度によって最適値に設定される
ことになる。この雰囲気温度や湿度は、雰囲気温度や湿
度によって抵抗値が変化する特性を持った部材の抵抗値
を検知することで簡易的に知ることが可能である。上述
のように、トナーの帯電量が-20 〜35μC/gの範囲内
にあり、常温常湿環境下にある場合には、第1及び第2
の一次中間転写ドラム31、32の表面電位は、+380V
程度が望ましい。
【0059】このように第1、第2の一次中間転写ドラ
ム31、32上に形成された単色又は二重色のトナー像
は、二次中間転写ドラム33上に静電的に2次転写され
る。従って、二次中間転写ドラム33上には、単色像か
らイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック色の四重色像
までの最終的なトナー像が形成されることになる。
【0060】この二次中間転写ドラム33上へ第1及び
第2の一次中間転写ドラム31、32からトナー像を静
電的に転写するために必要な表面電位は、+600〜1200V
程度である。この表面電位は、感光体ドラム1Y、1
M、1C、1Kから第1の一次中間転写ドラム31及び
第2の一次中間転写ドラム32へ転写するときと同様
に、トナーの帯電状態や雰囲気温度、湿度によって最適
値に設定されることになる。また、転写に必要なのは、
第1及び第2の一次中間転写ドラム31、32と二次中
間転写ドラム33との間の電位差であるので、第1及び
第2の一次中間転写ドラム31、32の表面電位に応じ
た値に設定することが必要である。上述のように、トナ
ーの帯電量が-20 〜35μC/g の範囲内にあり、常温常
湿環境下であって、第1及び第2の一次中間転写ドラム
31、32の表面電位が+380V程度の場合には、二次中
間転写ドラム33の表面電位は、+880V程度、つまり第
1及び第2の一次中間転写ドラム31、32と二次中間
転写ドラム33との間の電位差は、+500V程度に設定す
ることが望ましい。
【0061】次に、上記二次中間転写ドラム33上に形
成された単色像から四重色像までの最終的なトナー像
は、最終転写ロール60によって、用紙搬送路を通る用
紙7に3次転写される。この用紙7は、不図示の紙送り
工程を経て用紙搬送ロール90を通過し、二次中間転写
ドラム33と最終転写ロール60のニップ部に送り込ま
れる。この最終転写工程の後、用紙上に形成された最終
的なトナー像は、定着器70によって定着され、一連の
画像形成プロセスが完了する。
【0062】最終転写ロール60は、例えば、外径が20
mmに形成され、抵抗値は108 Ω程度に設定される。
この最終転写ロール60は、金属シャフトの上にウレタ
ンゴム等からなる被覆層を設け、その上に必要に応じて
コーティングを施して構成されている。最終転写ロール
60に印加される電圧は、雰囲気温度、湿度、用紙の種
類(抵抗値等)等によって最適値が異なり、概ね+1200
〜5000V程度である。この実施の形態では、定電流方式
を採用しており、常温常湿環境下で約+6μAの電流を通
電して、ほぼ適正な転写電圧(+1600〜2000V) を得てい
る。
【0063】なお、上記二次中間転写ドラム33上など
に残留したトナーは、クリーニング工程において、電位
勾配を付けることにより、最終転写ロール60に集めら
れ、当該最終転写ロール60の表面に圧接するクリーニ
ング装置80のクリーニングブレード801等によって
除去される。
【0064】ところで、この実施の形態で用いる第1、
第2の一次中間転写ドラム31、32と、二次中間転写
ドラム33は、公知の中間転写ドラムであり、本実施の
形態では同一構成とした。すなわち、上記第1、第2の
一次中間転写ドラム31、32と、二次中間転写ドラム
33は、導電性芯金の周りに半導電性弾性層(抵抗値1
6 Ω・cm〜1014Ω・cm)を被覆し、さらにその
表面に極薄い誘電体層(0.5〜2μm)を有する物を
使用し、外径をそれぞれ直径φ40.1mmとφ40.
0mmに設定したものである。上記第1、第2の一次中
間転写ドラム31、32と、二次中間転写ドラム33の
抵抗値は、第1、第2の一次中間転写ドラム31、32
が108 Ω、二次中間転写ドラム33が1010Ωとなる
ように、前記半導電性の弾性体層の体積抵抗率を調整し
た。また、上記第1、第2の一次中間転写ドラム31、
32と、二次中間転写ドラム33の硬度は、同一であ
り、JIS規格で測定した値でASKER−C 30度
〜60度のものが使用でき、より好ましくは40度〜5
0度であり、本実施の形態では45度のものが使用され
ている。
【0065】さらに、上記第1、第2の一次中間転写ド
ラム31、32と、二次中間転写ドラム33の軸間距離
は40mmとし、それらの間の駆動は、図6に示すよう
に、二次中間転写ドラム33の回転軸(図示せず)に装
着された歯車33aから、第1、第2の一次中間転写ド
ラム31、32の回転軸(図示せず)に装着された歯車
31a、32aに減速比1:1で伝達する構成としてい
る。なお、上記二次中間転写ドラム33の回転軸(図示
せず)に装着された歯車33aには、駆動歯車40によ
って駆動力が伝達される。
【0066】かかる構成においては、上記第1、第2の
一次中間転写ドラム31、32と、二次中間転写ドラム
33との接触点は、同一構成故に歯車33a、歯車31
a、32aの噛み合い点から僅かだけ二次中間転写ドラ
ム33の方にずれるように設定されている。その結果、
トナー像の直接の移動が行なわれる第1、第2の一次中
間転写ドラム31、32と、二次中間転写ドラム33と
の間では、これらの中間転写ドラム31、32、33が
直接噛み合う歯車33a、歯車31a、32aにより駆
動されるとともに、二次中間転写ドラム33から歯車を
介して駆動力を第1、第2の一次中間転写ドラム31、
32に伝達する際に、駆動側の歯車33aを具備する二
次中間転写ドラム33の周速が、当該二次中間転写ドラ
ム33は、第1、第2の一次中間転写ドラム31、32
よりも外径が若干小さく設定されているため、これら第
1、第2の一次中間転写ドラム31、32の周速よりも
遅くなるように抑制する抑制手段として機能し、該抑制
手段は、歯車33a、歯車31a、32aの噛み合い点
よりも、図7に示すように、二次中間転写ドラム33と
第1、第2の一次中間転写ドラム31、32との接触点
が、駆動側歯車33aを具備する二次中間転写ドラム3
3の方へずれるように配置して構成されている。
【0067】したがって、この実施の形態では、確実な
歯車による伝達を行なうために、駆動側の二次中間転写
ドラム33の表面速度を被駆動側の第1、第2の一次中
間転写ドラム31、32の表面速度よりも遅くする手段
として、歯車33a、歯車31a、32aのかみあい点
よりも、二次中間転写ドラム33と第1、第2の一次中
間転写ドラム31、32との接触点が駆動側歯車33a
を具備する二次中間転写ドラム33の方へずらすことを
採用したものである。このようにすると、駆動側角速度
をωd、並びに駆動側像担持体の外径をDd、減速比
1:1の歯車により伝達される被駆動側角速度をωr、
並びに被駆動側像担持体外径をDrとした時、減速比
1:1より、ωd=ωr=ωとなる。故に、駆動側の周
速はDd/2×ω、被駆動側はDr/2×ωrとなる。
ここで、上記二次中間転写ドラム33と第1、第2の一
次中間転写ドラム31、32とが接触する部位を駆動側
にずらすこと、すなわち、外径をDd≦Drとすること
によって、当該部位での周速は、Dd/2×ω≦Dr/
2×ωとなるから、前記二次中間転写ドラム33と第
1、第2の一次中間転写ドラム31、32との間で表面
駆動が発生しようとしても、被駆動側の第1、第2の一
次中間転写ドラム31、32は、駆動側の二次中間転写
ドラム33の表面によりブレーキをかけられていること
と等価となり、歯車33a、歯車31a、32aが確実
に噛み合う状態となる。そして、この状態を作り出すの
に、何ら大きな装置を付加する必要がないことは上記説
明から明白であり、装置の大型化や大幅なコストアップ
等を招くことなく、色ずれのないプリントを得ることが
できる。
【0068】なお、ここでは、同一硬度に場合を述べた
が、硬度を相違させることによっても実現可能である。
また、上記実施の形態では、中間転写体同士のケースを
述べたが、感光体と中間転写体でも同様のことが可能で
ある。
【0069】さらに、このとき、実施の形態1で述べた
作用を奏する歯車を、歯車31a、32a等に使用すれ
ば、さらなる色ずれのない画像が得られるようになる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、装置の大型化や大幅なコストアップ等を招くことな
く、小型かつ低コストで色ずれが発生しにくい回転体の
駆動装置及びこれを用いたカラー画像記録装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)(b)はこの発明の実施の形態1
に係る回転体の駆動装置を適用したカラー画像記録装置
としてのカラープリンタの駆動部を示す正面構成図及び
A−A線断面図である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係る回転体
の駆動装置を適用したカラー画像記録装置としてのカラ
ープリンタを示す構成図である。
【図3】 図3(a)〜(d)はこの発明の実施の形態
1に係る回転体の駆動装置を適用したカラー画像記録装
置としてのカラープリンタの駆動部に使用される歯車を
それぞれ示す断面構成図及び側面図である。
【図4】 図4はこの発明の実施の形態1に係る回転体
の駆動装置を適用したカラー画像記録装置としてのカラ
ープリンタの作用を示すグラフである。
【図5】 図5はこの発明の実施の形態1に係る回転体
の駆動装置を適用したカラー画像記録装置としてのカラ
ープリンタを示す構成図である。
【図6】 図6はこの発明の実施の形態2に係る回転体
の駆動装置を適用したカラー画像記録装置としてのカラ
ープリンタの駆動部を示す構成図である。
【図7】 図7はこの発明の実施の形態2に係る回転体
の駆動装置を適用したカラー画像記録装置としてのカラ
ープリンタの作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1Y、1M、1C、1K:静電潜像担持体、12Y、1
2M、12C、12K:駆動歯車、12a、12b:2
つに切断された歯車、20Y、20M、20C、20
K:回転軸、13a、13b:従動歯車、14a、14
b:駆動モータ、15a、15b:歯車。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA01 AA05 AB02 AD02 AD03 BB02 BB42 BB44 BB46 BB63 BB71 2H035 CA07 CB01 CG03 2H071 CA01 CA02 CA05 DA09 DA15 DA26 EA18 2H077 AB02 AC03 AC16 AD06 AD14 AD36 AE06 EA03 GA13 3J009 DA01 EA05 EA11 EA34 EA43 EB15 EC03 FA17 FA18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源からの駆動力を複数の歯車からな
    る歯車列を介して回転体に伝達し、当該回転体を回転駆
    動する回転体の駆動装置において、前記歯車列の少なく
    とも一部に使用される歯車は、複数の同一歯車を互いに
    位相が略逆位相となるように重ね合わせ、一つの歯車と
    して作用するように構成したものからなることを特徴と
    する回転体の駆動装置。
  2. 【請求項2】 2つ以上の静電潜像担持体を備え、該各
    静電潜像担持体上に異なる色のトナー像を形成し、該ト
    ナー像を転写媒体に転写し、該転写媒体上にカラー画像
    を形成するカラー画像記録装置において、駆動源と、該
    駆動源と前記静電潜像担持体との間に駆動力を伝達する
    歯車列を有し、該歯車列の少なくとも一部に使用される
    歯車は、複数の同一歯車を互いに位相が略逆位相となる
    ように重ね合わせ、一つの歯車として作用するように構
    成したものからなることを特徴とするカラー画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 2つ以上の静電潜像担持体を備え、該各
    静電潜像担持体上に異なる色のトナー像を形成し、該ト
    ナー像を少なくとも1つ以上の中間転写体に転写し、し
    かる後に転写媒体上に転写して、該転写媒体上にカラー
    画像を形成するカラー画像記録装置において、駆動源
    と、該駆動源と前記静電潜像担持体及び/又は前記中間
    転写体との間に駆動力を伝達する歯車列を有し、該歯車
    列の少なくとも一部に使用される歯車は、複数の同一歯
    車を互いに位相が略逆位相となるように重ね合わせ、一
    つの歯車として作用するように構成したものからなるこ
    とを特徴とするカラー画像記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のカラー画像記録
    装置において、前記静電潜像担持体表面から未転写残留
    トナーを永久に除去するクリーニング手段を有しないこ
    とを特徴とするカラー画像記録装置。
  5. 【請求項5】 2つ以上の静電潜像担持体を備え、該各
    静電潜像担持体上に異なる色のトナー像を形成し、該ト
    ナー像を少なくとも1つ以上の中間転写体に転写し、し
    かる後に転写媒体上に転写して、該転写媒体上にカラー
    画像を形成するカラー画像記録装置において、駆動源
    と、該駆動源と前記静電潜像担持体及び前記中間転写体
    との間に駆動力を伝達する歯車列を有し、前記静電潜像
    担持体及び前記中間転写体からなる像担持体のうち、前
    記トナー像の直接の移動が行なわれる2つの像担持体間
    では、該2つの像担持体が直接噛み合う歯車により駆動
    されるとともに、いずれか一方から歯車を介して駆動力
    を他方に伝達する際に、駆動側の歯車を具備する像担持
    体の周速が、被駆動側の像担持体の周速よりも遅くなる
    ように抑制する抑制手段を有し、該抑制手段は、歯車の
    噛み合い点よりも、前記2つの像担持体の接触点が駆動
    側歯車を具備する像担持体の方へずれるように配置して
    構成されていることを特徴とするカラー画像記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のカラー画像記録装置にお
    いて、前記歯車列の少なくとも一部に使用される歯車
    は、複数の同一歯車を互いに位相が略逆位相となるよう
    に重ね合わせ、一つの歯車として作用するように構成し
    たものからなることを特徴とするカラー画像記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載のカラー画像記録
    装置において、前記静電潜像担持体表面から未転写残留
    トナーを永久に除去するクリーニング手段を有しないこ
    とを特徴とするカラー画像記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010266707A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Oki Data Corp 画像形成装置

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