JP2002234751A - 光ファイバ紡糸方法 - Google Patents

光ファイバ紡糸方法

Info

Publication number
JP2002234751A
JP2002234751A JP2001024921A JP2001024921A JP2002234751A JP 2002234751 A JP2002234751 A JP 2002234751A JP 2001024921 A JP2001024921 A JP 2001024921A JP 2001024921 A JP2001024921 A JP 2001024921A JP 2002234751 A JP2002234751 A JP 2002234751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
cooling
temperature
heat transfer
transfer coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001024921A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Hamada
貴弘 濱田
Munehisa Fujimaki
宗久 藤巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2001024921A priority Critical patent/JP2002234751A/ja
Priority to US10/054,474 priority patent/US20020124600A1/en
Priority to CN02102569A priority patent/CN1369447A/zh
Publication of JP2002234751A publication Critical patent/JP2002234751A/ja
Priority to US10/442,023 priority patent/US20040031291A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/02Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor
    • C03B37/025Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor from reheated softened tubes, rods, fibres or filaments, e.g. drawing fibres from preforms
    • C03B37/027Fibres composed of different sorts of glass, e.g. glass optical fibres
    • C03B37/02718Thermal treatment of the fibre during the drawing process, e.g. cooling
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2205/00Fibre drawing or extruding details
    • C03B2205/55Cooling or annealing the drawn fibre prior to coating using a series of coolers or heaters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】紡糸の線速が高速であっても、紡糸中でのレー
リ散乱を小さくして、波長1.55μm帯の光に対する損失
の低減を実現できる光ファイバ紡糸方法を提供する。 【解決手段】対流熱伝達率の小さい第1の冷却領域4で
光ファイバ3を予備冷却して、光ファイバ3が第2の冷
却領域5に突入するときの温度を低下させる。次に光フ
ァイバ3を、対流熱伝達率の大きい第2の冷却領域5で
冷却して紡糸する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを紡糸
する方法に関し、特に波長1.55μm帯の光に対して損失
を低減することができる光ファイバ紡糸方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバの紡糸方法は、図4に
示す紡糸装置により行われている。この紡糸装置は、ガ
ラスプリフォーム2を溶融紡糸する紡糸炉1と、高温の
光ファイバ3を冷却する冷却装置7とからなっている。
紡糸炉1でガラスプリフォーム2は例えば2000℃の高温
で溶融紡糸され、この光ファイバ3は冷却筒等の冷却装
置7で急激に冷却される。その後、コーティング用樹脂
によりコーティングされて巻き取られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で光
ファイバを紡糸すると、紡糸の線速が速くなるに伴って
波長1.55μm帯の光に対する損失が増大することが問題
となっていた。この損失の増大は、光ファイバを構成す
るガラスのレーリ散乱によるものであると考えられてい
る。レーリ散乱はガラス構造が凍結されたときの密度揺
らぎや濃度揺らぎによって生じるものである。常温での
ガラスの密度揺らぎや濃度揺らぎは、ガラスを急冷し始
める温度によって決まる。この温度は、ガラスの状態を
示す指標として仮想温度と呼ばれている。従って、レー
リ散乱の大きさは仮想温度に依存することとなる。この
ガラスのレーリ散乱を抑制することを目的として、光フ
ァイバを冷却するための冷却速度についての技術が、特
開平10−218635号公報において報告されてい
る。本発明は、以上のようなガラスを急冷し始める温度
とレーリ散乱との関係に着目して、紡糸の速度が高速で
あっても、レーリ散乱を小さくして、波長1.55μm帯の
光に対する損失の低減を実現できる光ファイバ紡糸方法
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、紡糸炉で溶融された高温
の光ファイバを冷却して紡糸する光ファイバ紡糸方法に
おいて、対流熱伝達率が0.2W・m-2・K-1以下である
第1の冷却領域で、該光ファイバの温度が1100℃以下と
なるまで該光ファイバを冷却する第1の冷却工程と、対
流熱伝達率が0.3W・m-2・K-1以上である第2の冷却
領域で、1100℃以下の温度の該光ファイバを冷却する第
2の冷却工程とからなることを特徴とする光ファイバ紡
糸方法である。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、第1の冷却工程は大気で満たされた第1の
冷却領域において、光ファイバの温度が軟化点以下とな
った後0.08秒以上自然冷却する冷却工程であることを特
徴とする。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、第1の冷却領域は、熱伝達率が0.05W・m
-1・K-1以下である気体又は混合気体で満たされている
領域であることを特徴とする。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、第1の冷却領域には保護管が設けられ、保
護管内は熱伝達率が0.05W・m-1・K-1以下である気体
又は混合気体で満たされていることを特徴とする。
【0008】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、保護管は、10mm以上の内径を有し、かつ
光ファイバの温度が軟化点以上1100℃以下である光ファ
イバの領域を保護するに足りる長さを有することを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の光ファイバ紡糸方法の第1の例に用い
る冷却装置を示すものである。図1中、符号1は紡糸炉
であり、ファイバプリフォーム2を高温で溶融紡糸する
ものである。符号4は光ファイバ3を予備冷却するため
の第1の冷却領域であり、符号5は光ファイバ3を室温
にまで急冷するための第2の冷却領域である。第1の冷
却領域4は、紡糸炉1と第2の冷却領域5との間に設け
られ、第2の冷却領域5の位置を紡糸炉1から離すため
に設けられている。この例においては、第1の冷却領域
4は大気で満たされている。第2の冷却領域5は、具体
的には冷却筒などの冷却装置によって構成されている。
【0010】第1の冷却領域4と第2の冷却領域5とで
は、その対流熱伝達率が異なっており、第1の冷却領域
4の対流熱伝達率は、第2の冷却領域5の対流熱伝達率
よりも小さく設定されている。具体的には、第2の冷却
領域5の対流熱伝達率が0.3W・m-2・K-1以上に設定
されているのに対し、第1の冷却領域4の対流熱伝達率
は0.2W・m-2・K-1以下に設定されている。なお、対
流熱伝導率hは、輻射を無視すると、以下の式で与えら
れる。
【数1】 従って、対流熱伝導率hは、2点での光ファイバ温度を
測定することにより求められる。ここで、Lは距離
(m)、Vは速度(m/s)、Cは比熱(W・s・
-1)、T及びT’は絶対温度(K)、ρは光ファイバ
密度、dは光ファイバ径である。
【0011】次に、この例による光ファイバ紡糸方法に
ついて説明する。ガラスプリフォーム2を紡糸炉1中で
溶融線引きして細径の光ファイバ3を形成する。この高
温の光ファイバ3を、第1の冷却領域4及び第2の冷却
領域5を通過させることによって冷却する。まず、この
光ファイバ3を、対流熱伝達率の小さい第1の冷却領域
4で予備冷却して、光ファイバ3が第2の冷却領域5に
突入するときの温度を低下させる。次に光ファイバ3
を、対流熱伝達率の大きい第2の冷却領域5で光ファイ
バ3が室温になるまで冷却する。その後、光ファイバ3
をコーティング用樹脂でコーティングして巻き取る。
【0012】この例の第1の冷却領域4での冷却工程に
おいては、第1の冷却領域4は対流熱伝達率が小さく設
定されているため、冷却過程において光ファイバを構成
するガラスの密度揺らぎや濃度揺らぎが抑制される。光
ファイバ3は、第2の冷却領域5に突入する前に、第1
の冷却領域4で予備冷却されているため、第2の冷却領
域5に突入するときの光ファイバ3の温度が低下してい
る。これによって、対流熱伝達率の大きい第2の冷却領
域5で光ファイバ3を室温まで急冷しても、光ファイバ
3を構成するガラスの密度揺らぎや濃度揺らぎが抑制さ
れ、レーリ散乱は小さくなる。
【0013】具体的には、光ファイバ3の温度が1100℃
以下となるまで、第1の冷却領域4で冷却する。次に、
第2の冷却領域5において、光ファイバ3の温度が1100
℃以下から室温になるまで急冷する。光ファイバ3の温
度が1100℃以下となるまで第1の冷却領域4で冷却する
ためには、第1の冷却領域4における冷却は、光ファイ
バ3の温度が軟化点以下となった後、光ファイバ3を自
然冷却する時間を0.08秒以上とすることが望ましい。
【0014】このような第1の例の光ファイバ紡糸方法
においては、紡糸炉1と第2の冷却領域5との間に設け
られた第1の冷却領域4において光ファイバ3を予備冷
却することにより、紡糸の速度を落とすことなく波長1.
55μm帯の光に対する光ファイバ損失を低下することが
できる。また、紡糸炉と冷却装置以外の装置を必要とし
ないことから、特段の設備投資を必要とせずに低損失光
ファイバの紡糸方法を実現することができる。
【0015】図2は、本発明の光ファイバ紡糸方法の第
2の例に用いる冷却装置を示すものである。紡糸炉1と
第2の冷却領域5は第1の例と同様であるが、この例に
おいては、第1の冷却領域4に保護管6が設けられてい
る。この保護管6内は、常温における熱伝達率が0.05W
・m-1・K-1以下である例えばN2等の気体又は混合気
体で満たされている。
【0016】次に、この例による光ファイバ紡糸方法に
ついて説明する。第1の例と同様に、高温の光ファイバ
3を、対流熱伝達率の小さい第1の冷却領域4で予備冷
却するが、この例においては、熱伝達率が0.05W・m-1
・K-1以下である気体又は混合気体で満たされている保
護管6内で予備冷却を行う。次に光ファイバ3を、対流
熱伝達率の大きい第2の冷却領域5で光ファイバ3が室
温になるまで冷却する。この例では、保護管6内に充満
された熱伝達率の大きい気体又は混合気体を用いて冷却
するため、効率のよい予備冷却が可能となる。以下に、
具体例を示す。
【0017】(実施例1)光ファイバ3の温度が1100℃
となるまで、対流熱伝達率が0.2W・m-2・K-1以下で
ある第1の冷却領域4で冷却して、対流熱伝達率が0.3
W・m-2・K-1以上である第2の冷却領域5に光ファイ
バ3が突入する温度を1100℃となるようにした。次に、
第2の冷却領域5において、光ファイバ3の温度が1100
℃から室温になるまで急冷した。この例においては、第
1の冷却領域4は大気で満たされている。この冷却方法
によって紡糸したところ、波長1.55μm帯の光に対する
紡糸した素線の損失は0.187dB/kmであった。なお、
紡糸した素線の損失はOTDRで測定した。
【0018】この実施例に対して、比較例として、光フ
ァイバ3が第2の冷却領域5に突入するときの温度と、
波長1.55μm帯の光に対する紡糸した素線の損失との関
係について、以下に説明する。
【0019】光ファイバ3の温度が1500℃になるまで、
対流熱伝達率が0.2W・m-2・K-1以下である第1の冷
却領域4で冷却し、対流熱伝達率が0.3W・m-2・K-1
以上である第2の冷却領域5に光ファイバ3が突入する
温度を1500℃とした。第2の冷却領域5で、光ファイバ
3を1500℃から室温まで急冷したところ、波長1.55μm
帯の光に対する紡糸した素線の損失は0.193dB/kmで
あった。
【0020】光ファイバ3の温度が1200℃になるまで、
対流熱伝達率が0.2W・m-2・K-1以下である第1の冷
却領域4で冷却し、対流熱伝達率が0.3W・m-2・K-1
以上である第2の冷却領域5に光ファイバ3が突入する
温度を1200℃とした。第2の冷却領域5で、光ファイバ
3を1200℃から室温まで急冷したところ、波長1.55μm
帯の光に対する紡糸した素線の損失は0.188dB/kmで
あった。
【0021】光ファイバ3の温度が870℃になるまで、
対流熱伝達率が0.2W・m-2・K-1以下である第1の冷
却領域4で冷却し、対流熱伝達率が0.3W・m-2・K-1
以上である第2の冷却領域5に光ファイバ3が突入する
温度を870℃とした。第2の冷却領域5で、光ファイバ
3を870℃から室温まで急冷したところ、波長1.55μm
帯の光に対する紡糸した素線の損失は0.187dB/kmで
あった。
【0022】以上の結果を図3に示す。図3は、第2の
冷却領域5に光ファイバ3が突入するときの温度に対し
て、波長1.55μmの光に対する紡糸した素線の損失がど
のように変化するかを示したものである。この図からわ
かるように、第2の冷却領域5に光ファイバ3が突入す
るときの温度が1100℃以上であると紡糸した素線の損失
が増大するのに対し、第2の冷却領域5に光ファイバ3
が突入するときの温度が1100℃以下では、紡糸した素線
の損失はほぼ一定となることがわかる。従って、紡糸し
た素線の損失の低減を図るためには、第2の冷却領域5
に光ファイバ3が突入するときの温度を1100℃とすれば
十分であることがわかる。
【0023】(実施例2)紡糸炉1の下部の第1の冷却
領域4の位置に保護管6を設け、保護管内にN2ガスを
充満させた。光ファイバ3をこの保護管内で予備冷却し
た後、第2の冷却領域5で冷却して紡糸した。N2ガス
の常温における熱伝達率は、約0.025W・m -1・K-1
ある。冷却のための温度条件は、実施例1と同様であ
る。この紡糸方法により光ファイバ3を紡糸したとこ
ろ、波長1.55μm帯の光に対する紡糸した素線の損失は
0.187dB/kmであった。
【0024】この実施例に対する比較例として、保護管
内にHeガスを充満させて、同様の紡糸方法により光フ
ァイバ3を紡糸した。Heガスの常温における熱伝達率
は、0.15W・m-1・K-1程度である。冷却のための温度
条件は、実施例1と同様である。この紡糸方法により光
ファイバ3を紡糸したところ、波長1.55μm帯の光に対
する紡糸した素線の損失は0.195dB/kmであった。
【0025】以上のことから、保護管内に充満させる気
体の熱伝達率は、0.05W・m-1・K -1以下であることが
望ましい。なお、実施例2に用いる保護管6は、10mm
以上の内径を有し、かつ光ファイバの温度が軟化点以上
1100℃以下である光ファイバの領域を保護するに足りる
長さを有することが望ましい。これは、保護管6の内径
が10mm以下であると、接触等による強度低下が心配さ
れるためである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
紡糸炉と第2の冷却領域との間に設けられた第1の冷却
領域において光ファイバを予備冷却することにより、紡
糸の線速を緩めることなく波長1.55μm帯の光に対する
光ファイバ損失を低下することができる。また、紡糸炉
と冷却装置以外の装置を必要としないことから、特段の
設備投資を必要とせずに低損失光ファイバの紡糸方法を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバ紡糸方法の第1の例に用い
る冷却装置を示す図である。
【図2】本発明の光ファイバ紡糸方法の第2の例に用い
る冷却装置を示す図である。
【図3】第2の冷却領域5に光ファイバ3が突入すると
きの温度に対して、波長1.55μmの光に対する紡糸され
た素線の損失がどのように変化するかを示す図である。
【図4】従来の光ファイバ紡糸方法に用いる紡糸装置を
示す図である。
【符号の説明】
1…紡糸炉、2…ファイバプリフォーム、3…光ファイ
バ、4…第1の冷却領域、5…第2の冷却領域、6…保
護管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月3日(2001.12.
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】第1の冷却領域4と第2の冷却領域5とで
は、その対流熱伝達率が異なっており、第1の冷却領域
4の対流熱伝達率は、第2の冷却領域5の対流熱伝達率
よりも小さく設定されている。具体的には、第2の冷却
領域5の対流熱伝達率が0.3W・m-2・K-1以上に設定
されているのに対し、第1の冷却領域4の対流熱伝達率
は0.2W・m-2・K-1以下に設定されている。なお、対
流熱伝導率hは、輻射を無視すると、以下の式で与えら
れる。
【数1】 従って、対流熱伝導率hは、2点での光ファイバ温度を
測定することにより求められる。ここで、Lは距離
(m)、Vは速度(m/s)、Cは比熱(W・s・
-1)、T及びT’は絶対温度(K)、ρは光ファイバ
の比重、dは光ファイバ径である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】次に、この例による光ファイバ紡糸方法に
ついて説明する。第1の例と同様に、高温の光ファイバ
3を、対流熱伝達率の小さい第1の冷却領域4で予備冷
却するが、この例においては、熱伝達率が0.05W・m-1
・K-1以下である気体又は混合気体で満たされている保
護管6内で予備冷却を行う。次に光ファイバ3を、対流
熱伝達率の大きい第2の冷却領域5で光ファイバ3が室
温になるまで冷却する。この例では、保護管6内に充満
された熱伝達率の小さい気体又は混合気体を用いて冷却
するため、効率のよい予備冷却が可能となる。以下に、
具体例を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紡糸炉で溶融紡糸された光ファイバを冷
    却する光ファイバ紡糸方法において、 対流熱伝達率が0.2W・m-2・K-1以下である第1の冷却
    領域で、該光ファイバの温度が1100℃以下となるまで該
    光ファイバを冷却する第1の冷却工程と、 対流熱伝達率が0.3W・m-2・K-1以上である第2の冷
    却領域で、1100℃以下の温度の該光ファイバを冷却する
    第2の冷却工程と、 からなることを特徴とする光ファイバ紡糸方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の冷却工程は、大気で満たされ
    た前記第1の冷却領域において、該光ファイバの温度が
    軟化点以下となった後0.08秒以上自然冷却する冷却工程
    であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ紡糸
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の冷却領域は、熱伝達率が0.05
    W・m-1・K-1以下である気体又は混合気体で満たされ
    た領域であることを特徴とする請求項1記載の光ファイ
    バ紡糸方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の冷却領域には保護管が設けら
    れ、該保護管内は熱伝達率が0.05W・m-1・K-1以下で
    ある気体又は混合気体で満たされていることを特徴とす
    る請求項1記載の光ファイバ紡糸方法。
  5. 【請求項5】 前記保護管は、10mm以上の内径を有
    し、かつ前記光ファイバの温度が軟化点以上1100℃以下
    である前記光ファイバの領域を保護するに足りる長さを
    有することを特徴とする請求項4記載の光ファイバ紡糸
    方法。
JP2001024921A 2001-01-31 2001-01-31 光ファイバ紡糸方法 Pending JP2002234751A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001024921A JP2002234751A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 光ファイバ紡糸方法
US10/054,474 US20020124600A1 (en) 2001-01-31 2002-01-22 Drawing method for optical fiber
CN02102569A CN1369447A (zh) 2001-01-31 2002-01-29 光纤的拉制方法
US10/442,023 US20040031291A1 (en) 2001-01-31 2003-05-20 Drawing method for optical fiber

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001024921A JP2002234751A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 光ファイバ紡糸方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002234751A true JP2002234751A (ja) 2002-08-23

Family

ID=18889994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001024921A Pending JP2002234751A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 光ファイバ紡糸方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20020124600A1 (ja)
JP (1) JP2002234751A (ja)
CN (1) CN1369447A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236071A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバの線引方法及び線引装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030205066A1 (en) * 2002-03-25 2003-11-06 Ghani M. Usman Method and apparatus for efficient cooling of optical fiber during its manufacture
JP4244925B2 (ja) * 2002-07-10 2009-03-25 住友電気工業株式会社 光ファイバの製造方法
CN104445918A (zh) * 2014-11-27 2015-03-25 南京烽火藤仓光通信有限公司 降低光纤损耗的方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8402799A (nl) * 1984-09-13 1986-04-01 Philips Nv Werkwijze en inrichting voor het vervaardigen van een optische vezel met een kunststofbekleding.
IT1184909B (it) * 1985-03-18 1987-10-28 Cselt Centro Studi Lab Telecom Procedimento ed apparecchiatura per la riduzione dei difetti di volume e di superficie nelle fibre ottiche in silice
FR2624502B1 (fr) * 1987-12-10 1990-03-23 Comp Generale Electricite Procede de fabrication de fibre optique a resistance mecanique elevee par etirage sous forte tension
GB2287244B (en) * 1994-03-05 1997-07-23 Northern Telecom Ltd Filament cooler
FR2803288B1 (fr) * 1999-12-30 2002-03-29 Cit Alcatel Procede de refroidissement d'une fibre optique en cours de fibrage
FR2803287B1 (fr) * 1999-12-30 2002-05-31 Cit Alcatel Procede de refroidissement d'une fibre optique en cours de fibrage

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236071A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバの線引方法及び線引装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20020124600A1 (en) 2002-09-12
CN1369447A (zh) 2002-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4990430B2 (ja) 線引き中の光ファイバーの冷却方法
JP4663277B2 (ja) 光ファイバ素線及びその製造方法
JP2007197273A (ja) 光ファイバ素線及びその製造方法
KR910000732B1 (ko) 광파이버의 제조방법 및 장치
WO2000073224A1 (fr) Dispositif de production et procede pour fibre optique
JP3215810B2 (ja) 単一モード能動光ファイバーとその製造方法
JP2002234751A (ja) 光ファイバ紡糸方法
WO2017022290A1 (ja) 光ファイバの製造方法
JP4302367B2 (ja) 光ファイバの線引き方法および線引き装置
US5679127A (en) Apparatus for drawing glass from a containment vessel to make optical fiber preforms
JP4459720B2 (ja) 光ファイバ素線の製造方法
JP2000335933A (ja) 光ファイバの製造方法及び製造装置
US20040031291A1 (en) Drawing method for optical fiber
JPH05213636A (ja) 光ファイバの被覆形成方法
US6935139B2 (en) Method of manufacturing optical fiber
JP4400026B2 (ja) 光ファイバの製造方法
JP3519750B2 (ja) 光ファイバの線引方法およびその装置
JP7360270B2 (ja) 光ファイバの製造方法及び光ファイバの製造装置
CN113716862A (zh) 光纤的制备方法及其装置
JP2002249334A (ja) 光ファイバの線引き方法及び線引き炉
JP2742703B2 (ja) 低融点ガラス組成物
JP2698863B2 (ja) 光ファイバの線引方法および線引装置
JP2004256367A (ja) 光ファイバ素線の製造方法
JP2004338972A (ja) 光ファイバの製造方法及び製造装置
JPH07229813A (ja) 光ファイバ内気泡の検出方法および検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030701