JP2002234664A - 印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は用紙サイズが同じ印刷ジョブが連続す
ると、印刷ジョブ毎に用紙方向を異ならせて、ジョブの
仕分けを行う印刷装置を提供する。 【解決手段】プリンタ装置１は、ホスト装置から送られ
てきた印刷データを受信処理部２で受け取って、画像デ
ータを画像処理部３に渡すとともに、原稿サイズとジョ
ブ仕分けコマンドをシステム制御部５に渡す。システム
制御部５は、ジョブ仕分けコマンドがオンであると、記
憶部６から給紙トレイの使用履歴情報を取得して、直前
の印刷処理での原稿サイズと今回の原稿サイズが同じで
あると、直前の印刷方向と異方向でかつ同じ用紙サイズ
の用紙のセットされている給紙カセットから用紙を搬送
して、印刷する仕分け印刷処理を行う。システム制御部
５は、ジョブ仕分けコマンドがオフであると、記憶部６
に記憶されているジョブ仕分け機能のオン／オフ設定情
報がオンであるかチェックし、オンであると、仕分け印
刷処理を行い、オン／オフ設定情報がオフであると、通
常の印刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に関し、
詳細には、用紙サイズが同じ印刷ジョブが連続すると、
印刷ジョブ毎に用紙方向を異ならせて、ジョブの仕分け
を行う印刷装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】パーソナルコンピュータやワークステー
ション等のコンピュータにおける印刷の処理は、コンピ
ュータ上で文書編集アプリケーションを起動し、新規文
書を作成したり、保存されている文書ファイルを開いて
編集する等の処理を行った後、文書編集アプリケーショ
ンの備えている印刷処理機能を起動させて、印刷処理を
行わせることで行っている。

【０００３】プリンタでは、印刷要求があると、受け取
った印字データを解釈して、１頁毎のページイメージビ
ットマップを作成し、記録紙に順次記録出力する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の印刷装置にあっては、複数のコンピュータに
接続されている場合に、同時期に複数のコンピュータか
ら印刷要求があると、これらの複数の印刷要求の印刷デ
ータを順次記録紙に記録出力するため、印刷データの用
紙サイズが同じ場合、複数の印刷データが同じ用紙サイ
ズの記録紙に記録出力され、ジョブ（ｊｏｂ）の仕分け
が分からなくなるという問題があった。

【０００５】そこで、本発明は、印刷ジョブの切れ目
で、直前の印刷ジョブと同じ用紙サイズのジョブの印刷
要求があり、かつ、印刷装置側に同一サイズ異方向の用
紙が設定されていると、前回の印刷ジョブの印刷処理で
の用紙方向とは異なる用紙方向の用紙を給紙し、当該用
紙に印刷処理することにより、ジョブの仕分けを行う印
刷装置を提供することを目的としている。

【０００６】具体的には、請求項１記載の発明は、ホス
ト装置から印刷データを受け取って、各種用紙サイズの
用紙を縦方向及び横方向の給紙方向に任意に載置可能な
複数の給紙段のうちの一つの給紙段から用紙を搬送し
て、当該用紙の方向に応じて印刷データを回転させて、
当該用紙に印刷処理するに際して、少なくとも前回の印
刷処理での用紙方向と用紙サイズを記憶し、今回の印刷
処理で使用する用紙が同じ用紙サイズであると、複数の
給紙段のうち当該用紙サイズの用紙を載置する給紙段で
あって、前回の印刷処理での用紙方向と異なる用紙方向
の給紙段から用紙を搬送して、当該用紙に印刷を行う仕
分け印刷処理を行うことにより、各印刷ジョブ毎に同じ
用紙サイズであっても、用紙の方向を異ならせて、印刷
ジョブの仕分けを行い、印刷物を印刷ジョブ毎に適切か
つ容易に見分けられるようにして、利用性の良好な印刷
装置を提供することを目的としている。

【０００７】請求項２記載の発明は、仕分け印刷処理機
能をオン／オフするオン／オフ設定手段で仕分け印刷処
理機能がオンに設定されていると、仕分け印刷処理を行
うことにより、ユーザの利用形態に応じて仕分け印刷処
理機能をオン／オフして、ユーザの利用環境に応じて利
用性環境を向上させ、また、搬送速度の速い用紙搬送方
向での印刷処理を行って速やかな印刷処理を行えるよう
にし、より一層利用性の良好な印刷装置を提供すること
を目的としている。

【０００８】請求項３記載の発明は、ホスト装置から仕
分け印刷処理を指定する仕分けコマンドが印刷データに
含まれていると、オン・オフ設定手段で仕分け印刷処理
機能がオフに設定されている場合であっても、仕分け印
刷処理を行うことにより、ユーザの利用環境に応じて仕
分け印刷処理機能がオフに設定されている場合にも、仕
分け処理を行わせたいときに、わざわざ印刷装置の設置
されている場所に行くことなく、ホスト装置から仕分け
コマンドを印刷データに付加して送ることで、仕分け印
刷処理を行い、より一層利用性の良好な印刷装置を提供
することを目的としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明の印
刷装置は、ホスト装置から印刷データを受け取って、各
種用紙サイズの用紙を縦方向及び横方向の給紙方向に任
意に載置可能な複数の給紙段のうちの一つの給紙段から
用紙を搬送して、当該用紙の方向に応じて前記印刷デー
タを回転させて、当該用紙に印刷処理する印刷装置であ
って、少なくとも前回の印刷処理での前記用紙方向と用
紙サイズを記憶し、今回の印刷処理で使用する前記用紙
が同じ用紙サイズであると、前記複数の給紙段のうち当
該用紙サイズの用紙を載置する給紙段であって、前回の
印刷処理での前記用紙方向と異なる用紙方向の給紙段か
ら前記用紙を搬送して、当該用紙に印刷を行う仕分け印
刷処理を行うことにより、上記目的を達成している。

【００１０】上記構成によれば、ホスト装置から印刷デ
ータを受け取って、各種用紙サイズの用紙を縦方向及び
横方向の給紙方向に任意に載置可能な複数の給紙段のう
ちの一つの給紙段から用紙を搬送して、当該用紙の方向
に応じて印刷データを回転させて、当該用紙に印刷処理
するに際して、少なくとも前回の印刷処理での用紙方向
と用紙サイズを記憶し、今回の印刷処理で使用する用紙
が同じ用紙サイズであると、複数の給紙段のうち当該用
紙サイズの用紙を載置する給紙段であって、前回の印刷
処理での用紙方向と異なる用紙方向の給紙段から用紙を
搬送して、当該用紙に印刷を行う仕分け印刷処理を行う
ので、各印刷ジョブ毎に同じ用紙サイズであっても、用
紙の方向を異ならせて、印刷ジョブの仕分けを行うこと
ができ、印刷物を印刷ジョブ毎に適切かつ容易に見分け
られるようにして、利用性を向上させることができる。

【００１１】この場合、例えば、請求項２に記載するよ
うに、前記印刷装置は、前記仕分け印刷処理機能をオン
／オフするオン／オフ設定手段を備え、当該オン／オフ
設定手段で前記仕分け印刷処理機能がオンに設定されて
いると、前記仕分け印刷処理を行うものであってもよ
い。

【００１２】上記構成によれば、仕分け印刷処理機能を
オン／オフするオン／オフ設定手段で仕分け印刷処理機
能がオンに設定されていると、仕分け印刷処理を行うの
で、ユーザの利用形態に応じて仕分け印刷処理機能をオ
ン／オフして、ユーザの利用環境に応じて利用性環境を
向上させさせることができるとともに、搬送速度の速い
用紙搬送方向での印刷処理を行って速やかな印刷処理を
行えるようにすることができ、より一層利用性を向上さ
せることができる。

【００１３】また、例えば、請求項３に記載するよう
に、前記印刷装置は、前記ホスト装置から前記仕分け印
刷処理を指定する仕分けコマンドが前記印刷データに含
まれていると、前記オン・オフ設定手段で前記仕分け印
刷処理機能がオフに設定されている場合であっても、前
記仕分け印刷処理を行うものであってもよい。

【００１４】上記構成によれば、ホスト装置から仕分け
印刷処理を指定する仕分けコマンドが印刷データに含ま
れていると、オン・オフ設定手段で仕分け印刷処理機能
がオフに設定されている場合であっても、仕分け印刷処
理を行うので、ユーザの利用環境に応じて仕分け印刷処
理機能がオフに設定されている場合にも、仕分け処理を
行わせたいときに、わざわざ印刷装置の設置されている
場所に行くことなく、ホスト装置から仕分けコマンドを
印刷データに付加して送ることで、仕分け印刷処理を行
うことができ、より一層利用性を向上させることができ
る。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。

【００１６】図１〜図４は、本発明の印刷装置の一実施
の形態を示す図であり、図１は、本発明の印刷装置の一
実施の形態を適用したプリンタ装置１の要部回路ブロッ
ク図である。

【００１７】図１において、プリンタ装置１は、受信処
理部２、画像処理部３、印刷制御部４、システム制御部
５及び記憶部６等を備えており、さらに、図示しない
が、実際に印刷を行う印刷部、印刷部に用紙を供給する
用紙供給部及び各種操作を行う操作部等を備えている。

【００１８】用紙供給部は、給紙段として複数の給紙ト
レイ、例えば、図２に示すように、３つの給紙トレイＴ
１〜Ｔ３を備えており、各給紙トレイＴ１〜Ｔ３には、
それぞれ異なる用紙サイズの用紙をセットすることもで
きるし、同じ用紙サイズの用紙をセットすることもで
き、さらに、同じ用紙サイズの用紙をそのセット方向を
縦方向と横方向に変えてセットすることもできる。い
ま、図２では、給紙トレイＴ１に、Ａ４サイズの用紙が
横方向に、給紙トレイＴ２に、Ａ４サイズの用紙が縦方
向に、そして、給紙トレイＴ３に、Ａ３サイズの用紙が
横方向に、それぞれセットされている場合を示してい
る。

【００１９】用紙供給部は、給紙トレイＴ１〜Ｔ３にセ
ットされている用紙を印刷部に搬送し、印刷部は、例え
ば、電子写真方式、または、インクジェット方式等の印
刷方式で、用紙供給部から搬送されてきた用紙に印刷デ
ータに基づいて印刷処理を行う。

【００２０】受信処理部２は、例えば、複数のコンピュ
ータ等のホスト装置の接続されたネットワークに接続さ
れており、ネットワークを介してホスト装置からの印刷
データを受け取って印刷データの画像データを画像処理
部３に渡すとともに、印刷データの原稿サイズとジョブ
（ｊｏｂ）仕分けコマンドがオン／オフであるかの情報
をシステム制御部５に渡す。

【００２１】画像処理部３は、受信処理部２から受け取
った画像データをページイメージビットマップに展開
し、当該ページイメージビットマップを印刷制御部４に
渡す。特に、画像処理部３は、印刷部へ用紙を搬送する
用紙給紙部からの用紙の搬送方向、すなわち、給紙トレ
イＴ１〜Ｔ３での用紙の載置方向に合わせて、ページイ
メージビットマップを回転させて、印刷制御部４に渡
す。

【００２２】記憶部６は、複数の印刷ジョブについての
過去の給紙トレイＴ１〜Ｔ３のセットされている用紙サ
イズと当該給紙トレイＴ１〜Ｔ３の使用履歴情報及び後
述するジョブ仕分け印刷処理機能のオン／オフ設定情報
を記憶しており、このジョブ仕分け印刷処理機能のオン
／オフ設定は、図示しない操作部（オン／オフ設定手
段）で選択設定され、当該選択設定結果をシステム制御
部５が記憶部６にジョブ仕分け印刷処理機能のオン／オ
フ設定情報として書き込む。

【００２３】システム制御部５は、内部メモリに記憶さ
れたプログラムに基づいてプリンタ装置１の各部を制御
して、プリンタ装置１としての基本処理を実行するとと
もに、記憶部６に記憶されている給紙トレイＴ１〜Ｔ３
の使用履歴情報、ジョブ仕分け印刷処理機能のオン・オ
フ設定情報及びホスト装置から送られてきた印刷データ
に含まれているジョブ仕分けコマンドに基づいて、後述
するジョブ仕分け印刷処理機能を実行する。

【００２４】印刷制御部４は、システム制御部５の制御
下で、用紙給紙部及び印刷部を制御して、用紙給紙部か
ら用紙を印刷部に搬送させるとともに、画像処理部３か
ら受け取ったページイメージビットマップに基づいて、
印刷部に当該用紙に印刷を行わせる。

【００２５】次に、本実施の形態の作用を説明する。プ
リンタ装置１は、ユーザの選択に応じて印刷データを記
録出力する用紙を仕分けして印刷出力するところにその
特徴がある。

【００２６】なお、いま、プリンタ装置１の給紙トレイ
Ｔ１〜Ｔ３には、上述のように、給紙トレイＴ１に、Ａ
４サイズの用紙が横方向に、給紙トレイＴ２に、Ａ４サ
イズの用紙が縦方向に、そして、給紙トレイＴ３に、Ａ
３サイズの用紙が横方向に、それぞれセットされている
ものとする。

【００２７】プリンタ装置１は、ネットワークに接続さ
れたホスト装置から印刷データが送られてくると、受信
処理部２が印刷データを受け取って、画像データを画像
処理部３に渡すとともに、印刷データの原稿サイズとジ
ョブ仕分けコマンドをシステム制御部５に渡す。システ
ム制御部５は、図３に示すように、印刷要求にジョブ仕
分けコマンドがあり、当該ジョブ仕分けコマンドがオン
かどうかチェックし（ステップＳ１０１）、ジョブ仕分
けコマンドがオンであると、記憶部６から給紙トレイＴ
１〜Ｔ３の使用履歴情報を取得して、今回の印刷の直前
の印刷処理した際の原稿サイズと今回の原稿サイズが同
じであると、直前の印刷方向を取得して、当該直前の印
刷方向と異方向であって直前の原稿サイズと同じ用紙サ
イズの用紙のセットされている給紙トレイＴ１〜Ｔ３を
使用する給紙トレイＴ１〜Ｔ３として印刷制御部４に指
示する。印刷制御部４は、用紙給紙部にシステム制御部
５の指示する給紙トレイＴ１〜Ｔ３から用紙を搬送さ
せ、印刷部に当該用紙給紙部から搬送されてくる用紙に
画像処理部３から渡されるページイメージビットマップ
を印刷処理する（ステップＳ１０２）。例えば、直前の
印刷で給紙トレイＴ１を使用して印刷処理を行っている
と、同じ原稿サイズの用紙サイズの用紙がセットされて
おり、給紙トレイＴ１と異なる用紙方向のセットされて
いる給紙トレイＴ２から用紙を搬送して、図４に示すよ
うに、前回の用紙方向と異なる用紙方向に印刷する。

【００２８】また、ステップＳ１０１で、ジョブ仕分け
コマンドがオフであると、システム制御部５は、記憶部
６に記憶されているジョブ仕分け印刷処理機能のオン／
オフ設定情報がオンであるかチェックし（ステップＳ１
０３）、オンであると、上記同様に、今回の印刷の直前
の印刷処理した際の原稿サイズと今回の原稿サイズが同
じであると、直前の印刷方向を取得して、当該直前の印
刷方向と異方向であって直前の原稿サイズと同じ用紙サ
イズの用紙のセットされている給紙トレイＴ１〜Ｔ３か
ら用紙を搬送して、当該給紙トレイＴ１〜Ｔ３から搬送
されてくる用紙に印刷するジョブ仕分け印刷処理を行う
（ステップＳ１０２）。

【００２９】さらに、ステップＳ１０３で、ジョブ仕分
け印刷処理機能のオン／オフ設定情報がオフであると、
システム制御部５は、仕分け処理を行うことなく、通常
の給紙トレイＴ１〜Ｔ３の選択を行って、印刷制御部４
に印刷を行わせる（ステップＳ１０４）。

【００３０】このように、本実施の形態のプリンタ装置
１は、ホスト装置から印刷データを受け取って、各種用
紙サイズの用紙を縦方向及び横方向の給紙方向に任意に
載置可能な複数の給紙トレイＴ１〜Ｔ３のうちの一つの
給紙トレイＴ１〜Ｔ３から用紙を搬送して、当該用紙の
方向に応じて印刷データを回転させて、当該用紙に印刷
処理するに際して、少なくとも前回の印刷処理での用紙
方向と用紙サイズを記憶し、今回の印刷処理で使用する
用紙が同じ用紙サイズであると、複数の給紙トレイＴ１
〜Ｔ３のうち当該用紙サイズの用紙を載置する給紙トレ
イＴ１〜Ｔ３であって、前回の印刷処理での用紙方向と
異なる用紙方向の給紙トレイＴ１〜Ｔ３から用紙を搬送
して、当該用紙に印刷を行う仕分け印刷処理を行ってい
る。

【００３１】したがって、各印刷ジョブ毎に同じ用紙サ
イズであっても、用紙の方向を異ならせて、印刷ジョブ
の仕分けを行うことができ、印刷物を印刷ジョブ毎に適
切かつ容易に見分けられるようにして、利用性を向上さ
せることができる。

【００３２】また、プリンタ装置１は、仕分け印刷処理
機能をオン／オフする操作部で仕分け印刷処理機能がオ
ンに設定されていると、仕分け印刷処理を行っている。

【００３３】したがって、ユーザの利用形態に応じて仕
分け印刷処理機能をオン／オフして、ユーザの利用環境
に応じて利用性環境を向上させさせることができるとと
もに、搬送速度の速い用紙搬送方向での印刷処理を行っ
て速やかな印刷処理を行えるようにすることができ、よ
り一層利用性を向上させることができる。

【００３４】さらに、プリンタ装置１は、ホスト装置か
ら仕分け印刷処理を指定する仕分けコマンドが印刷デー
タに含まれていると、操作部で仕分け印刷処理機能がオ
フに設定されている場合であっても、仕分け印刷処理を
行っている。

【００３５】したがって、ユーザの利用環境に応じて仕
分け印刷処理機能がオフに設定されている場合にも、仕
分け処理を行わせたいときに、わざわざプリンタ装置１
の設置されている場所に行くことなく、ホスト装置から
仕分けコマンドを印刷データに付加して送ることで、仕
分け印刷処理を行うことができ、より一層利用性を向上
させることができる。

【００３６】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。

【００３７】

【発明の効果】請求項１記載の発明の印刷装置によれ
ば、ホスト装置から印刷データを受け取って、各種用紙
サイズの用紙を縦方向及び横方向の給紙方向に任意に載
置可能な複数の給紙段のうちの一つの給紙段から用紙を
搬送して、当該用紙の方向に応じて印刷データを回転さ
せて、当該用紙に印刷処理するに際して、少なくとも前
回の印刷処理での用紙方向と用紙サイズを記憶し、今回
の印刷処理で使用する用紙が同じ用紙サイズであると、
複数の給紙段のうち当該用紙サイズの用紙を載置する給
紙段であって、前回の印刷処理での用紙方向と異なる用
紙方向の給紙段から用紙を搬送して、当該用紙に印刷を
行う仕分け印刷処理を行うので、各印刷ジョブ毎に同じ
用紙サイズであっても、用紙の方向を異ならせて、印刷
ジョブの仕分けを行うことができ、印刷物を印刷ジョブ
毎に適切かつ容易に見分けられるようにして、利用性を
向上させることができる。

【００３８】請求項２記載の発明の印刷装置によれば、
仕分け印刷処理機能をオン／オフするオン／オフ設定手
段で仕分け印刷処理機能がオンに設定されていると、仕
分け印刷処理を行うので、ユーザの利用形態に応じて仕
分け印刷処理機能をオン／オフして、ユーザの利用環境
に応じて利用性環境を向上させさせることができるとと
もに、搬送速度の速い用紙搬送方向での印刷処理を行っ
て速やかな印刷処理を行えるようにすることができ、よ
り一層利用性を向上させることができる。

【００３９】請求項３記載の発明の印刷装置によれば、
ホスト装置から仕分け印刷処理を指定する仕分けコマン
ドが印刷データに含まれていると、オン・オフ設定手段
で仕分け印刷処理機能がオフに設定されている場合であ
っても、仕分け印刷処理を行うので、ユーザの利用環境
に応じて仕分け印刷処理機能がオフに設定されている場
合にも、仕分け処理を行わせたいときに、わざわざ印刷
装置の設置されている場所に行くことなく、ホスト装置
から仕分けコマンドを印刷データに付加して送ること
で、仕分け印刷処理を行うことができ、より一層利用性
を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の印刷装置の一実施の形態を適用したプ
リンタ装置の要部回路ブロック図。

【図２】図１の用紙給紙部の給紙トレイの用紙セット状
態の一例を示す図。

【図３】図１のプリンタ装置によるジョブ仕分け印刷処
理を示すフローチャート。

【図４】図３のジョブ仕分け印刷処理での印刷結果の一
例を示す概念図。

【符号の説明】

１ プリンタ装置 ２ 受信処理部 ３ 画像処理部 ４ 印刷制御部 ５ システム制御部 ６ 記憶部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） ５Ｂ０２１ Ｆターム(参考） 2C061 AP01 AQ05 AQ06 AS02 HJ03 HK07 HL01 HN17 HQ06 2C087 AB06 AC07 AC08 BA03 BA05 BD16 BD17 2C187 AC07 AC08 AE06 DB31 DB33 3F107 AA01 AB01 AC05 BA02 CB41 3F343 FA01 FB02 FB04 FB05 FC30 HB01 KB03 KB04 LA03 LC04 MA09 MA26 5B021 AA01 KK02 LB01

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ホスト装置から印刷データを受け取って、
   各種用紙サイズの用紙を縦方向及び横方向の給紙方向に
   任意に載置可能な複数の給紙段のうちの一つの給紙段か
   ら用紙を搬送して、当該用紙の方向に応じて前記印刷デ
   ータを回転させて、当該用紙に印刷処理する印刷装置で
   あって、少なくとも前回の印刷処理での前記用紙方向と
   用紙サイズを記憶し、今回の印刷処理で使用する前記用
   紙が同じ用紙サイズであると、前記複数の給紙段のうち
   当該用紙サイズの用紙を載置する給紙段であって、前回
   の印刷処理での前記用紙方向と異なる用紙方向の給紙段
   から前記用紙を搬送して、当該用紙に印刷を行う仕分け
   印刷処理を行うことを特徴とする印刷装置。
2. 【請求項２】前記印刷装置は、前記仕分け印刷処理機能
   をオン／オフするオン／オフ設定手段を備え、当該オン
   ／オフ設定手段で前記仕分け印刷処理機能がオンに設定
   されていると、前記仕分け印刷処理を行うことを特徴と
   する請求項１記載の印刷装置。
3. 【請求項３】前記印刷装置は、前記ホスト装置から前記
   仕分け印刷処理を指定する仕分けコマンドが前記印刷デ
   ータに含まれていると、前記オン・オフ設定手段で前記
   仕分け印刷処理機能がオフに設定されている場合であっ
   ても、前記仕分け印刷処理を行うことを特徴とする請求
   項２記載の印刷装置。