JP2002234612A - 成形品集積搬送装置 - Google Patents

成形品集積搬送装置

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JP2002234612A
JP2002234612A JP2001033104A JP2001033104A JP2002234612A JP 2002234612 A JP2002234612 A JP 2002234612A JP 2001033104 A JP2001033104 A JP 2001033104A JP 2001033104 A JP2001033104 A JP 2001033104A JP 2002234612 A JP2002234612 A JP 2002234612A
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punched
products
conveying
pusher
molded
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Masayuki Saiga
雅之 雑賀
Eiji Matsuura
英治 松浦
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置が大型化せずに、スループットが低下する
ことがなく、かつ、打抜成形品スタックを整列した状態
を保持して後工程に搬送することができるようにする。 【解決手段】複数列の打抜成形品の集積が直立した状態
で載置される昇降テーブル15と、前記打抜成形品の集
積が直立した状態のままスライドして搬送される搬送テ
ーブルと、該搬送テーブルの途中に配設され、複数列の
前記打抜成形品の集積を直立した状態のまま1列ずつに
分離する分離ローラ14と、前記搬送テーブルの搬送路
上の前記打抜成形品の集積を直立した状態から傾転させ
て水平な状態にする傾転装置30と、前記打抜成形品を
スライドさせて搬送するプッシャとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形品集積搬送装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂シートを成形して、食品、飲
料、電気部品、日用品、医薬品等を収容する容器、該容
器の蓋(ふた)等の樹脂製の成形品を成形するための樹
脂シート成形ラインにおいては、成形装置によって成形
された樹脂製品を樹脂シートから切断し分離するトリミ
ング装置が使用されている。
【0003】このようなトリミング装置において、樹脂
シートは間欠的に搬送され、搬送方向における上流側に
配設された成形装置において、上に向かって凸状の形状
を有する成形品が樹脂シートの幅方行に複数成形された
後、トリミング装置に送られる。
【0004】そして、前記成形品が所定のトリミング位
置に到達すると、前記樹脂シートは停止させられる。次
に、上側打抜刃を下方に移動させて、下側打抜刃と噛
(か)み合わせると、該下側打抜刃上に位置決めされた
前記成形品の外周が切断され、該成形品が前記樹脂シー
トから分離されることによってトリミングされる。
【0005】続いて、トリミングされた成形品、すなわ
ち、打抜成形品は、前記下側打抜刃の開口を通って落下
し、該下側打抜刃の下に配設された成形品集積搬送装置
である昇降テーブルの上に集積する。この場合、前記昇
降テーブルは集積する打抜成形品の数が増えるに従って
徐々に下方に移動させられ、該打抜成形品を整列した状
態で集積させる。
【0006】そして、集積された打抜成形品スタック
は、コンベア、搬送テーブル等の搬送装置によって、整
列状態を保持しながら搬送されてトリミング装置から搬
出され、カーリング、包装等のための後工程に送り込ま
れる。
【0007】したがって、後工程におけるハンドリング
が容易となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の成形品集積搬送装置において、昇降テーブル上に集
積された打抜成形品スタックを、直立した状態で搬送装
置により搬送すると、不安定になって、整列状態が崩れ
たり倒れたりしてしまう。そこで、前記昇降テーブル上
の打抜成形品スタックを傾転させて、水平に寝かせた状
態とした後で、搬送装置によって搬送するようになって
いる。
【0009】そのため、水平に寝かせた状態の前記打抜
成形品スタックの水平方向の寸法が大きくなって、広い
スペースの搬送装置が必要になるので、成形品集積搬送
装置全体が大型化してしまう。
【0010】また、前記昇降テーブル上の打抜成形品ス
タックを傾転させている間は前記昇降テーブルを移動さ
せることができず、トリミング装置の運転を停止する必
要があるので、前記トリミング装置のスループットが低
下してしまう。
【0011】さらに、複数列の打抜成形品が同時にトリ
ミングされるトリミング装置においては、前記昇降テー
ブル上に複数列の打抜成形品スタックが集積されること
になるので、前記打抜成形品スタックを傾転させるため
の装置が複雑で大型のものとなり、コストも高くなって
しまう。
【0012】また、前記打抜成形品スタックを人手によ
って傾転させると樹脂シート成形ラインの省力化が達成
できなくなってしまう。
【0013】本発明は、前記従来の成形品集積搬送装置
の問題点を解決して、トリミングされ整列した状態で集
積された打抜成形品スタックを、直立した状態のまま
で、昇降テーブル上から搬出して、一定の距離だけ搬送
した後で、傾転させることによって、装置が大型化せず
に、スループットが低下することがなく、かつ、打抜成
形品スタックを整列した状態を保持して後工程に搬送す
ることができる成形品集積搬送装置を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の成
形品集積搬送装置においては、トリミング装置によって
トリミングされた複数列の集積された打抜成形品が直立
した状態で載置される昇降テーブルと、該昇降テーブル
に隣接して配設され、集積された前記打抜成形品が直立
した状態のままスライドして搬送される搬送テーブル
と、前記昇降テーブル上の集積された打抜成形品を前記
搬送テーブルに搬送する第1プッシャと、前記搬送テー
ブルの途中に配設され、複数列の集積された前記打抜成
形品を直立した状態のまま1列ずつに分離する分離ロー
ラと、前記搬送テーブルの搬送路上の集積された前記打
抜成形品を直立した状態から傾転させて水平な状態にす
る傾転装置と、該水平な状態の集積された前記打抜成形
品を後工程へ搬送する下流側搬送テーブルと、集積され
た前記打抜成形品をスライドさせて前記下流側搬送テー
ブルに搬送する第3プッシャとを有する。
【0015】本発明の他の成形品集積搬送装置において
は、さらに、前記傾転装置は、背面部材及び底部材を備
え、前記搬送テーブルの下から上昇して、前記底部材が
集積された前記打抜成形品の底部を支持し、前記背面部
材が集積された前記打抜成形品の背面を支持した状態
で、前記背面部材及び底部材がともに90度回転するこ
とによって、集積された前記打抜成形品を直立した状態
から傾転させて水平な状態にする。
【0016】本発明の更に他の成形品集積搬送装置にお
いては、さらに、前記搬送テーブル上の集積された打抜
成形品を前記分離ローラに搬送する第2プッシャを有す
る。
【0017】本発明の更に他の成形品集積搬送装置にお
いては、さらに、前記下流側搬送テーブルは、水平な状
態の集積された打抜成形品を載置するバーテーブルと、
該バーテーブルの打抜成形品を横送りする横送り装置か
ら成る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の実施の形態における成形品
集積搬送装置の側断面図、図2は図1のA矢視縮小図、
図3は図1のB矢視図、図4は図1のC矢視図、図5は
図1のD矢視図、図6は図1のE部拡大図、図7は図6
のF矢視図である。
【0020】図において、10は成形品集積搬送装置で
あって、トリミング装置においてトリミングされた成形
品、すなわち、打抜成形品を集積させた打抜成形品スタ
ックを搬送する。前記トリミング装置は、連続した樹脂
シートに、カップ麺、刺身、ゼリー等の食品、果汁、炭
酸水等の飲料、電気部品、日用品、医薬品等を収容する
容器、該容器の蓋等の樹脂製の成形品を成形する樹脂シ
ート成形ラインにおいて、樹脂シートの搬送方向におけ
る成形装置の下流側に配設され、成形された成形品を前
記樹脂シートから切断し分離する。
【0021】なお、前記成形装置は、例えば、真空成
形、圧空成形、絞り成形、プレス成形、マッチドモール
ド成形等の熟成形方法によって成形品を連続した樹脂シ
ートに成形する。
【0022】本実施の形態における成形品は、いかなる
形状を有するものであってもよいが、搬送、保管等にお
けるハンドリングを考慮して、互いに嵌(は)め合わせ
て集積することが可能な形状、例えば、側壁が傾斜し開
口部が広く底部が狭い皿、コップ等の形状であることが
望ましい。
【0023】ここで、本実施の形態における前記樹脂シ
ートは、いかなるものであってもよいが、例えば、PV
C(ポリ塩化ビニル)、PS(ポリスチレン)、発泡ポ
リスチレン、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエ
チレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネイト)、
ABS樹脂、メタクリル樹脂、生分解性樹脂等から成
る。また、耐水性、カスバリヤー性等を考慮して、複数
種類の樹脂を積層したシートであってもよい。
【0024】そして、前記トリミング装置本体は上側打
抜刃駆動装置によって上下に移動させられる上側打抜刃
支持テーブルを有し、該上側打抜刃支持テーブルには樹
脂シートの搬送方向に複数列、例えば、2列の上側打抜
刃が取り付けられる。
【0025】また、前記樹脂シートに成形された成形品
は上方に突出した形状、例えば、外周が略円形状で、か
つ、側壁が傾斜し開口部が広く底部が狭いコップを伏せ
たような形状を有し、前記樹脂シートの幅方向に複数、
例えば、10個並んで成形され、また、前記樹脂シート
の搬送方向に所定のピッチで成形される。
【0026】さらに、前記上側打抜刃は、各列毎に前記
樹脂シートの幅方向に複数ずつ、例えば、10個ずつ並
んで取り付けられる。また、前記上側打抜刃は、それぞ
れ、断面が、樹脂シートに成形された成形品の外周と同
じ形状、例えば、略円形状を有する筒状体から成る。
【0027】また、前記トリミング装置本体は固定され
た下側打抜刃支持テーブルを有し、該下側打抜刃支持テ
ーブルには樹脂シートの搬送方向に複数列、例えば、2
列の下側打抜刃が取り付けられる。該下側打抜刃は、前
記上側打抜刃のそれぞれと対応する位置に、各列毎に樹
脂シートの幅方向に複数ずつ、例えば、10個ずつ並ん
で取り付けられる。また、前記下側打抜刃の断面は、前
記上側打抜刃と同様に、それぞれ樹脂シートに成形され
た成形品の外周と同じ形状、例えば、略円形状を有する
筒状体から成る。
【0028】そして、前記上側打抜刃支持テーブルが前
記上側打抜刃駆動装置によって下方に移動させられる
と、前記上側打抜刃と前記下側打抜刃とが互いに噛み合
わされ、該下側打抜刃の上に位置決めされた前記成形品
を、前記樹脂シートから外周を切断して分離させる、す
なわち、トリミングする。この場合、前記上側打抜刃及
び下側打抜刃は、樹脂シートの幅方向に10個ずつ2列
に配置されているので、1回のトリミング動作で20個
の成形品がトリミングされる。そして、前記樹脂シート
からトリミングされた成形品、すなわち、打抜成形品
は、前記下側打抜刃の中空部分を通って下方に落下す
る。
【0029】また、前記下側打抜刃の下側であって、対
応する位置に昇降テーブル15が配設されている。該昇
降テーブル15は、図2に示されるように、略長方形状
のテーブルであって、その上面に前記下側打抜刃の中空
部分を通って下方に落下した10個ずつ2列の打抜成形
品が集積される。
【0030】ここで、前記昇降テーブル15は図示され
ない昇降テーブル駆動源に取り付けられており、該昇降
テーブル駆動源が駆動されると、前記昇降テーブル15
が図1における上下方向に移動させられる。
【0031】なお、該昇降テーブル15の上面には樹脂
シートの長さ方向に延在する仕切板が前記樹脂シートの
幅方向に間隔を開けて配設され、樹脂シートの幅方向、
すなわち、図2における上下方向に複数、例えば、10
本の搬送路が形成される。そして、前記仕切板の間隔
は、前記昇降テーブル15の上面に載置された所定個数
の集積された打抜成形品、すなわち、打抜成形品スタッ
クS−1、S−2の外周寸法とほぼ等しく、前記各仕切
板は樹脂シートの幅方向に隣接する前記打抜成形品スタ
ックS−1、S−2の間に位置する。したがって、前記
昇降テーブル15の上面の前記打抜成形品スタックS−
1、S−2は、図2における上下方向(樹脂シートの幅
方向)に移動することがない。
【0032】また、図1において、前記昇降テーブル1
5は下死点に位置しており、図1における右側に第1プ
ッシャ16が配設される。該第1プッシャ16は、図示
されない駆動装置によって、図1における左右方向へ移
動させられ、前記昇降テーブル15上に集積された打抜
成形品スタックS−2の図における右側の側面、すなわ
ち、背面を左方へ押して、打抜成形品スタックS−1、
S−2を左方へ移動させる。なお、前記第1プッシャ1
6の図1における上下方向の寸法は、前記打抜成形品ス
タックS−1、S−2の高さ寸法にほぼ等しく、V字状
の凹部側の面で前記打抜成形品スタックS−1、S−2
を押すようになっていることが望ましい。この場合、前
記打抜成形品スタックS−1、S−2の姿勢が安定す
る。
【0033】そして、成形品集積搬送装置10は、フレ
ーム11、該フレーム11に取り付けられた第1搬送テ
ーブル12、第2搬送テーブル13を有する。なお、前
記フレーム11はキャスタ、車輪等を有し、工場等の設
置場所の床の上に移動可能に配設されることが望まし
い。
【0034】ここで、前記第1搬送テーブル12は、そ
の図1における右側の側縁が下死点に位置する前記昇降
テーブル15の図1における左側の側縁とほぼ接触する
ように配設され、隙(すき)間が生じないようになって
いる。さらに、前記第1搬送テーブル12の上面は、下
死点に位置する前記昇降テーブル15の上面と同一の高
さに位置するので、前記昇降テーブル15上の打抜成形
品スタックS−1、S−2は、前記第1搬送テーブル1
2上に円滑に移送される。
【0035】また、前記第1搬送テーブル12と第2搬
送テーブル13との間には、分離ローラ14が配設され
る。該分離ローラ14は図示されない駆動装置によっ
て、図1において反時計回りに回転させられ、前記第1
搬送テーブル12の上を一体的にスライドして搬送され
る打抜成形品スタックS−1、S−2の中のS−1をS
−2から引き離す、すなわち、打抜成形品スタックS−
1と打抜成形品スタックS−2とを分離する。
【0036】なお、前記第1搬送テーブル12と第2搬
送テーブル13の上面には、前記昇降テーブル15と同
様に、樹脂シートの長さ方向に延在する仕切板が前記樹
脂シートの幅方向に間隔を開けて配設され、前記第1搬
送テーブル12と第2搬送テーブル13の幅方向、すな
わち、図2における上下方向に複数の搬送路が形成され
る。該搬送路は、前記昇降テーブル15上の搬送路の数
以上、例えば、12本であって、かつ、前記昇降テーブ
ル15上の搬送路にそれぞれ対応する位置に配設され
る。
【0037】そして、前記仕切板の間隔は、前記昇降テ
ーブル15の上面に載置された打抜成形品スタックS−
1、S−2の外周寸法とほぼ等しく、前記各仕切板は樹
脂シートの幅方向に隣接する前記打抜成形品スタックS
−1、S−2の間に位置する。したがって、前記第1搬
送テーブル12と第2搬送テーブル13の上をスライド
して搬送される打抜成形品スタックS−1、S−2は、
前記第1搬送テーブル12と第2搬送テーブル13の幅
方向に移動することがない。
【0038】さらに、前記第1搬送テーブル12と第2
搬送テーブル13には、図2及び3に示されるように、
前記仕切板の間の搬送路のそれぞれに、図における左右
方向に延在する複数のスリットが穿(せん)設される。
【0039】そして、前記第1搬送テーブル12の下方
には、第2プッシャ17が配設される。該第2プッシャ
17は図5に示されるように、概略櫛歯状になってお
り、個々の櫛歯の断面は図2及び3に示されるように、
略V字状となっている。なお、櫛歯の数及び位置は前記
第1搬送テーブル12上の搬送路に形成されたスリット
に対応する。
【0040】また、第2プッシャ17は、図1又は5に
おいて上下方向に延在するロッド19に沿って移動する
ロッドレスシリンダ18に取り付けられる。そして、前
記第2プッシャ17は、図1に示される下死点に位置す
る状態では、櫛歯の上端が前記第1搬送テーブル12の
下方に位置し、上方に移動させられると、前記櫛歯のそ
れぞれが前記スリットに進入して、前記第1搬送テーブ
ル12の上方に突出する。さらに、前記第2プッシャ1
7が後述されるように左方へ移動させられると、前記第
1搬送テーブル12上の前記打抜成形品スタックS−
1、S−2を左方へ移動させる。この場合、前記櫛歯の
突出した部分の図1における上下方向の寸法は前記打抜
成形品スタックS−1、S−2の高さ寸法にほぼ等し
く、V字状の凹部側の面で前記打抜成形品スタックS−
2の背面を左方へ押すようになっているので、前記打抜
成形品スタックS−1、S−2の姿勢が安定する。
【0041】また、前記ロッド19が取り付けられる第
2プッシャベース21は、前記フレーム11に固定され
た図1において左右方向に延在する第2プッシャレール
22に、移動可能に取り付けられる。さらに、前記第2
プッシャベース21は、電動モータのような第2プッシ
ャ駆動源23によって回動させられるチェーン、ベルト
等の線状体に取り付けられ、該線状体が回動すると、前
記第2プッシャレール22に沿って、図1において左右
に移動させられる。
【0042】そして、前記第1搬送テーブル12及び第
2搬送テーブル13の上方には、第3プッシャ24が配
設される。該第3プッシャ24は、第3プッシャベース
26に取り付けられた第3プッシャシリンダ装置25に
取り付けられ、該第3プッシャシリンダ装置25によっ
て、図1において上下方向に移動させられる。そして、
前記第3プッシャ24は、図1に示される上死点に位置
する状態では、その下端が前記第1搬送テーブル12及
び第2搬送テーブル13上の前記打抜成形品スタックS
−1、S−2の上端よりも上方に位置し、下方に移動さ
せられると、その下端が前記第1搬送テーブル12及び
第2搬送テーブル13の上面に近接する。
【0043】さらに、前記第3プッシャ24が後述され
るように左方へ移動させられると、前記第2搬送テーブ
ル13上の前記打抜成形品スタックS−1、S−2を左
方へ移動させる。なお、前記第3プッシャ24の図1に
おける上下方向の寸法は、前記打抜成形品スタックS−
1、S−2の高さ寸法にほぼ等しい。そして、前記第3
プッシャ24の図1における下端近傍は、概略櫛歯状に
なっており、該櫛歯の数及び位置は、後述する傾転装置
30の背面部材34及びバーテーブル41の各組の棒状
部材間に各櫛歯が進入するように形成される。
【0044】また、前記第3プッシャベース26は、前
記フレーム11に固定された図1において左右方向に延
在する第3プッシャレール27に、移動可能に取り付け
られる。さらに、前記第3プッシャベース26は、電動
モータのような第3プッシャ駆動源28によって回動さ
せられるチェーン、ベルト等の線状体に取り付けられ、
該線状体が回動すると、前記第3プッシャレール27に
沿って、図1において左右に移動させられる。そして、
前記第3プッシャベース26が図1において右端に位置
する時、前記第3プッシャ24は前記分離ローラ14の
ほぼ真上に位置する。これにより、前記第3プッシャ2
4は、前記第2搬送テーブル13上の打抜成形品スタッ
クS−1、S−2をバーテーブル41の近傍まで搬送し
たり、後述する背面部材34上の打抜成形品スタックS
−1、S−2をバーテーブル41の上にまで搬送する。
【0045】次に、前記第2搬送テーブル13の下方に
は、傾転装置30が配設される。該傾転装置30は、前
記フレーム11に固定されたユニットベース31及び該
ユニットベース31に取り付けられた図1において上下
方向に延在するガイド部材としてのユニットロッド32
を備える。そして、該ユニットロッド32には、図1又
は6に示されるように、移動部材としてのロッドレスシ
リンダ33が、図において上下方向に移動可能に取り付
けられる。
【0046】また、該ロッドレスシリンダ33には、成
形品集積搬送装置10の幅方向、すなわち、図7におい
て上下方向に延在する回転軸101が回転可能に取り付
けられる。そして、複数の底部材35を支持する底部材
支持部材105が前記回転軸101に取り付けられ、ま
た、前記回転軸101の一端は、カップリング100を
介して、電気モータなどの第1回転軸駆動源36に接続
されている。これにより、該第1回転軸駆動源36によ
って前記回転軸101が回転させられると、複数の前記
底部材35が回転軸101を中心にして回転させられ
る。
【0047】さらに、該回転軸101の外周には、回転
部材106が回転可能に取り付けられ、該回転部材10
6には、図7に示されるように、回転軸101の軸方向
に延在する連結部材107が取り付けられる。そして、
背面部材34を支持する背面部材支持部材108が前記
連結部材107に取り付けられる。また、前記連結部材
107の一端に取り付けられた回転部材106には、歯
車102が同軸上となるように取り付けられ、該歯車1
02には電気モータなどの第2回転軸駆動源104に接
続される駆動源側歯車103が噛み合わせられる。これ
により、該第2回転軸駆動源104によって前記回転部
材106が回転させられると、複数の前記背面部材34
が回転軸101を中心にして回転させられる。
【0048】上記構成によって、背面部材34及び底部
材35は、それぞれ、第1回転軸駆動源36及び第2回
転軸駆動源104によって、同一の軸心を中心にして互
いに独立に回転させられる。
【0049】なお、前記背面部材34は図1又は6にお
いて上下方向に延在する複数の棒状部材より成り、前記
底部材35は、前記背面部材34の各組の棒状部材間に
進入する図1又は6において左右方向に延在する複数の
長板状部材より成る。前記背面部材34である棒状部材
の組数及び底部材35である長板状部材の数は、前記第
2搬送テーブル13上の搬送路の数に対応する。ここ
で、前記背面部材34は、棒状部材でなく、例えば、波
板部材等から成るものであってもよい。この場合、該波
板部材の図6において上下方向に延在する各凹部に前記
打抜成形品スタックS−1、S−2の側面が入り込み、
支持される。また、前記波板部材の図6において上下方
向に延在する各凹部にはスリットが形成されるととも
に、該スリットに前記底部材35のそれぞれの長板状部
材が進入する。
【0050】そして、前記背面部材34は、図1に示さ
れる下死点に位置する状態では、その上端が前記第2搬
送テーブル13の下方に位置し、上方に移動させられる
と、それぞれが前記第2搬送テーブル13上の搬送路に
穿設されたスリットに進入して、前記第2搬送テーブル
13の上方に突出する。また、前記底部材35は、図1
に示される下死点に位置する状態では、前記第2搬送テ
ーブル13の下方に位置し、上方に移動させられると、
それぞれが前記スリットに進入して、前記第2搬送テー
ブル13の上面と同一の高さに位置する。
【0051】この状態で、前記背面部材34及び底部材
35は、図1における時計回りに90度回転させられ、
前記打抜成形品スタックS−1、S−2を直立した状態
から水平な状態に傾転させる。この場合、前記底部材3
5は前記打抜成形品スタックS−1、S−2の底部を支
持し、前記背面部材34は前記打抜成形品スタックS−
1、S−2の図における右側の側面、すなわち背面を支
持して、ともに回転する。これにより、水平状態に寝か
された前記打抜成形品スタックS−1、S−2は、前記
背面部材34である棒状部材の上を図1における左方向
にスライドして搬送される。
【0052】次に、前記第2搬送テーブル13の図1に
おいて左方には、バーテーブル41が配設される。該バ
ーテーブル41は、図2及び3に示されるように、図に
おいて左右方向に延在する複数の棒状部材より成る。該
棒状部材の数は、前記背面部材34である棒状部材の数
以上であり、例えば、26本である。そして、該棒状部
材の図1における上面は、後述されるように傾転した時
の前記背面部材34と同じ高さに位置する。また、前記
棒状部材の図1における右側の側縁は、傾転した時の前
記背面部材34の左側の側縁とほぼ接触する位置に配設
され、隙間が生じないようになっている。なお、前記バ
ーテーブル41は、棒状部材以外のもの、例えば、断面
が波形の鉄、鋼等の板から成るものであってもよい。
【0053】そして、水平状態に寝かされた前記打抜成
形品スタックS−1、S−2は、前記背面部材34の上
から、図1における左方向にスライドして搬送されて、
前記バーテーブル41上に移送される。これにより、複
数、例えば、10個の水平状態に寝かされた前記打抜成
形品スタックS−1、S−2が、図2及び3において上
下方向に並んで前記バーテーブル41上に載置される。
【0054】また、前記バーテーブル41の図1におけ
る上方には横送り装置40が配設される。該横送り装置
40は、仕切ガイド板43、及び、該仕切ガイド板43
を図1における上下方向及び図2における上下方向に移
動させる電気モータ、空圧シリンダ、ロッドレスシリン
ダ等から成るガイド板駆動装置42を備える。なお、該
ガイド板駆動装置42は、前記フレーム11に取り付け
られる。
【0055】ここで、前記仕切ガイド板43は、図1に
示されるように、略長方形の複数枚の板部材である。そ
して、前記ガイド板駆動装置42によって仕切ガイド板
43が下方に移動させられると、前記板部材のそれぞれ
は前記ガイド板駆動装置42により上に水平状態に寝か
されて載置された隣接する前記打抜成形品スタックS−
1、S−2の間に入り込む。続いて、前記ガイド板駆動
装置42によって仕切ガイド板43が成型品集積搬送装
置10の幅方向、すなわち、図2における上下方向に移
動させられると、前記打抜成形品スタックS−1、S−
2はそれぞれ横送りされる、すなわち、図2における上
下方向に移動させられる。
【0056】なお、前記バーテーブル41と横送り装置
40とで下流側搬送テーブルを形成している。
【0057】さらに、前記バーテーブル41の図2にお
ける上方及び下方には横送りコンベア45が配設され、
該横送りコンベア45の前記バーテーブル41と反対側
の端部には、打抜成形品スタック排出装置47が配設さ
れる。前記横送りコンベア45は、ベルトコンベアなど
から成り、水平状態に寝かされた前記打抜成形品スタッ
クS−1、S−2を成型品集積搬送装置10の幅方向、
すなわち、図2における上方及び下方に搬送する。この
場合、前記ガイド板駆動装置42によって前記ガイド板
駆動装置42の図2における上下の側端から送り出され
た前記打抜成形品スタックS−1、S−2は、1つずつ
前記横送りコンベア45上に載置される。
【0058】また、前記打抜成形品スタック排出装置4
7は、打抜成形品スタックS−1、S−2を収納する溝
を有する回転部材から成り、前記横送りコンベア45の
図2における上方及び下方の端部に隣接して配設され
る。そして、前記横送りコンベア45によって搬送され
た前記打抜成形品スタックS−1、S−2を1つずつ排
出し、カーリング、包装等の後工程に送り込むための搬
送装置に移送する。
【0059】なお、前記成形品集積搬送装置10は図示
されない制御装置を有する。該制御装置は、CPU、M
PU等の演算手段、半導体メモリ、ハードディスク等の
記憶手段、キーボード、タッチパネル等の入力手段、C
RT、液晶ディスプレー等の表示手段、入出カインター
フェイス等を有し、前記成形品集積搬送装置10のすべ
て又は一部の動作を総括的に制御する。なお、前記制御
装置としては、独立したものでなく、例えば、樹脂シー
ト成形ラインにおける成形装置、加熱装置、トリミング
装置等の装置を制御する制御装置の一部として他の制御
装置に統合されたものを使用することができる。
【0060】次に、前記構成の成形品集積搬送装置の動
作について説明する。
【0061】図8は本発明の実施の形態における搬送動
作を示す第1の図、図9は本発明の実施の形態における
搬送動作を示す第2の図、図10は本発明の実施の形態
における搬送動作を示す第3の図、図11は本発明の実
施の形態における搬送動作を示す第4の図、図12は本
発明の実施の形態における搬送動作を示す第5の図、図
13は図10のG矢視拡大図、図14は図11のH部拡
大図、図15は本発明の実施の形態における傾転動作を
示す第1の図、図16は本発明の実施の形態における傾
転動作を示す第2の図、図17は本発明の実施の形態に
おける傾転動作を示す第3の図、図18は本発明の実施
の形態における傾転動作を示す第4の図、図19は図1
8のI矢視図である。
【0062】まず、打抜成形品スタックを直立した状態
のままで搬送する搬送動作について説明する。
【0063】図8に示されるように、図における左右方
向に2列の打抜成形品スタックS−1、S−2を上面に
載置した昇降テーブル15が下方に移動させられ、下死
点に到達する。なお、前記打抜成形品スタックS−1、
S−2は、それぞれ成形品集積搬送装置10の横方向に
複数個、例えば、10個並んだ状態となっている。この
場合、前記昇降テーブル15の上面と第1搬送テーブル
12の上面とは同じ高さに位置し、前記昇降テーブル1
5の図8における左側の側縁と前記第1搬送テーブル1
2の図8における右側の側縁とはほぼ接触するようにな
っており、隙間が生じていない。
【0064】次に、図9に示されるように、図示されな
い駆動装置が作動して第1プッシャ16が図における左
方へ移動させられ、前記上打抜成形品スタックS−2の
図における右側の側面、すなわち、背面を左方に押す
と、前記上打抜成形品スタックS−1、S−2が、前記
昇降テーブル15上から第1搬送テーブル12上に移動
させられる。
【0065】これを子細にみると、前記第1プッシャ1
6が図9において右側に位置する打抜成形品スタックS
−2を左方向へ押し出すと、前記打抜成形品スタックS
−2とその左側に位置する打抜成形品スタックS−1の
間には何の仕切も無く、かつ、前記昇降テーブル15の
上面は滑らかなので、まず、前記打抜成形品スタックS
−2がわずかに左方へ移動させられて、前記打抜成形品
スタックS−1に押しつけられ、次いで、前記打抜成形
品スタックS−1及びS−2が、一体となって、左方へ
移動させられることがわかる。そして、前記打抜成形品
スタックS−2が前記打抜成形品スタックS−1に押し
つけられた時、前記打抜成形品スタックS−1及びS−
2を形成する集積された打抜成形品の外周端縁同士が互
いに噛み合うようになる。すなわち、一方の打抜成形品
スタックS−1(S−2)の上下に隣接する打抜成形品
同士の外周端縁の隙間が僅かに拡大され、該拡大された
隙間に他方の打抜成形品スタックS−2(S−1)の打
抜成形品の外周端縁が入り込んで、前記打抜成形品の外
周端縁同士が互いに噛み合うようになる。
【0066】これにより、前記打抜成形品スタックS−
1及びS−2は、互いに結合され一体となるので、前記
第1プッシャー16に押されて、図において左方へ移動
させられる時に、転倒したり、整列状態が崩れたりする
ことがない。
【0067】また、前記昇降テーブル15の上面には、
仕切板が配設され、かつ、前記各仕切板は成形品集積搬
送装置10の幅方向に隣接する前記打抜成形品スタック
S−1、S−2の間に位置するのであるから、前記昇降
テーブル15の上面の打抜成形品スタックS−1、S−
2は、図において左方へ移動させられる時に、前記成形
品集積搬送装置10の幅方向に移動することもない。
【0068】そして、前記第1プッシャー16がさらに
左方へ移動させられると、前記打抜成形品スタックS−
1、S−2は、前記昇降テーブル15の上面から、第1
搬送テーブル12の上面に移載され、該第1搬送テーブ
ル12の上面をさらに左方へ移動させられる。
【0069】ここで、前記打抜成形品スタックS−1及
びS−2は、互いに噛み合わされ一体となっているの
で、前記昇降テーブル15の上面から第1搬送テーブル
12の上面へ移載される時も、前記第1搬送テーブル1
2の上面を左方へ移動させられる時も、転倒したり、整
列状態が崩れたりすることがない。
【0070】また、前記第1搬送テーブル12の上面に
は、仕切板が配設され、かつ、前記各仕切板は成形品集
積搬送装置10の幅方向に隣接する前記打抜成形品スタ
ックS−1、S−2の間に位置するので、前記第1搬送
テーブル12の上面の打抜成形品スタックS−1、S−
2は、図において左方へ移動させられる時に、前記成形
品集積搬送装置10の幅方向に移動することもない。
【0071】そして、前記第1プッシャー16は、図9
に示されるように、第2プッシャ17の真上より僅かに
左方にまで到達すると停止する。
【0072】次に、図10に示されるように、図示され
ない駆動装置が作動して第1プッシャ16は、図におけ
る右方へ移動させられ、前記打抜成形品スタックS−
1、S−2を前記第1搬送テーブル12上に残留させた
ままで、図8に示される位置に帰還する。
【0073】すると、ロッドレスシリンダ18が作動し
て、ロッド19に沿って上方に移動するので、第2プッ
シャ17の櫛歯が、前記第1搬送テーブル12の搬送路
に穿設されたスロットに進入して上昇し、図10及び1
3に示されるように、前記第1搬送テーブル12の上方
に突出する。ここで、前記第2プッシャ17の櫛歯は、
停止している前記打抜成形品スタックS−1、S−2の
図における右側に近接した位置に突出する。この場合、
図13に示されるように、前記櫛歯はそれぞれ前記第1
搬送テーブル12の仕切板の間の各搬送路の上方に突出
する。
【0074】次に、図11に示されるように、第2プッ
シャ駆動源23が作動して、前記第2プッシャ17が図
において左方へ移動させられ、前記上打抜成形品スタッ
クS−2の背面を左方へ押して、前記打抜成形品スタッ
クS−1、S−2を前記第1搬送テーブル12の搬送路
の上をスライドさせて、左方へ搬送する。そして、前記
第2プッシャ17が、図11に示されるように、分離ロ
ーラ14の近傍に到達すると、図において左側に位置す
る打抜成形品スタックS−1が前記分離ローラ14によ
って、打抜成形品スタックS−2から分離させられて、
左方へ移動させられる。
【0075】これを子細にみると、前記第2プッシャ1
7が図14に示される位置に到達すると、図において左
側に位置する打抜成形品スタックS−1の底部が、反時
計回りに回転する前記分離ローラ14の外周面に乗り上
げるので、前記打抜成形品スタックS−1は、回転する
前記分離ローラ14の外周面によって左方へ送られる。
ここで、前記分離ローラ14の外周面の周速度が前記第
2プッシャ17の移動速度よりも速く設定されているの
で、前記打抜成形品スタックS−1の移動速度は、前記
打抜成形品スタックS−2の移動速度よりも速くなる。
したがって、互いに噛み合っていた前記打抜成形品スタ
ックS−1及びS−2の打抜成形品の外周端縁同士は、
前記打抜成形品スタックS−1が前記打抜成形品スタッ
クS−2よりも速く左方へ移動させられるために、互い
に離れてしまう。
【0076】このように、互いに噛み合わされ一体とな
って左方へ移動させられた前記打抜成形品スタックS−
1、S−2は、前記打抜成形品スタックS−1が前記分
離ローラ14の外周面に移載させられる時点で、離れば
なれになる。
【0077】なお、前記分離ローラ14は常時回転して
いるようにしてもよいし、前記打抜成形品スタックS−
1、S−2を移動させる時だけ回転するようにしてもよ
い。
【0078】これにより、前記打抜成形品スタックS−
1は、図14に示されるように、前記打抜成形品スタッ
クS−2から離れて、第2搬送テーブル13の上面へ移
載される。一方、前記第2プッシャ17は、図14に示
される位置で停止して、前記打抜成形品スタックS−2
が第1搬送テーブル12の上面に残留するようにする。
【0079】続いて、図12に示されるように、第3プ
ッシャシリンダ装置25が作動して、第3プッシャ24
が下方に移動させられ、その下端が前記分離ローラ14
の外周面に近接する位置に到達する。
【0080】次に、図15に示されるように、第3プッ
シャ駆動源28が作動して前記第3プッシャ24が図に
おいて左方へ移動させられ、前記上打抜成形品スタック
S−1の背面を左方へ押すと、前記打抜成形品スタック
S−1は前記第2搬送テーブル13の搬送路の上をスラ
イドさせて、左方へ搬送する。そして、前記第3プッシ
ャ24は、図15に示されるように、傾転装置30の背
面部材34の直上近傍に到達して停止する。
【0081】次に、前記第3プッシャ24は図において
右方へ移動させられ、図16に示される位置に到達して
停止する。
【0082】一方、前記傾転装置30のロッドレスシリ
ンダ33が作動して、ユニットロッド32に沿って、図
において上方に移動する。これにより、棒状部材である
前記背面部材34は、図において上方に移動し、前記第
2搬送テーブル13の搬送路に穿設されたスリットに進
入して、前記打抜成形品スタックS−1の右側の位置に
おいて、前記第2搬送テーブル13の上方に突出する。
また、長板部材である底部材35は、図において上方に
移動し、前記第2搬送テーブル13の搬送路に穿設され
たスリットに進入して、前記打抜成形品スタックS−1
の直下の位置において、前記第2搬送テーブル13の上
面と同一の高さに到達する。
【0083】さらに、前記第2プッシャ17は図におい
て左方へ僅かに移動させられる。これにより、第1搬送
テーブル12の上面に残留していた前記打抜成形品スタ
ックS−2が図において左方へ移動させられて、その底
面が反時計回りに回転する前記分離ローラ14の外周面
に乗り上げる。そして、前記打抜成形品スタックS−2
は図において左方へ移動させられて、第2搬送テーブル
13の上面へ移載される。
【0084】次に、図17に示されるように、前記傾転
装置30の第1回転軸駆動源36及び第2回転軸駆動源
104が作動して、前記背面部材34及び底部材35
は、同時に、図において時計回りに90度回転させられ
る。この場合、前記底部材35は前記打抜成形品スタッ
クS−1の底部を支持し、前記背面部材34は前記打抜
成形品スタックS−1の背面を支持して、ともに回転す
る。これにより、前記第2搬送テーブル13の搬送路上
に直立した状態で停止していた前記打抜成形品スタック
S−1は、傾転させられて、図において水平となった前
記背面部材34上に寝かされた状態となる。なお、水平
となった前記背面部材34の上面は、バーテーブル41
の上面と同じ高さであり、かつ、水平となった前記背面
部材34の左側の側縁とバーテーブル41の右側の側縁
とは、ほぼ接触する位置となり、隙間が生じないように
なる。
【0085】ここで、前記第3プッシャ24は、水平と
なった前記背面部材34及び打抜成形品スタックS−1
の図における右端に近接する位置に停止している。これ
により、傾転させられ水平となる時に前記打抜成形品ス
タックS−1の図における右端が前記第3プッシャ24
によって押さえられる、すなわち、前記打抜成形品スタ
ックS−1の頂部の位置が前記第3プッシャ24によっ
て規制されるので、前記打抜成形品スタックS−1の集
積状態が崩れてバラバラになってしまうようなことがな
い。なお、傾転の途中で前記打抜成形品スタックS−1
の集積状態が崩れてバラバラになることを防止するため
に、傾転させられる前記打抜成形品スタックS−1の図
における右端(直立した状態における上端)の軌跡に合
わせて、前記第3プッシャ24を左方から右方へ移動さ
せるようにしてもよい。
【0086】次に、図18に示されるように、前記背面
部材34が水平状態を保持したままで、前記底部材35
が図において垂直な状態から、反時計回りに90度回転
させられて、水平な状態となり、前記第2搬送テーブル
13の上面と同一の面を形成する。続いて、前記第3プ
ッシャ24は左方へ移動させられ、水平状態に寝かされ
た前記打抜成形品スタックS−1を前記背面部材34の
上をスライドさせて左方へ搬送し、前記バーテーブル4
1上に移載する。この場合、前記第3プッシャ24は、
図19に示されるように、下端近傍の略櫛歯状となって
いる部分の櫛歯のそれぞれが、前記背面部材34及びバ
ーテーブル41の棒状部材の間に進入する。これによ
り、前記バーテーブル41上には複数列、例えば、10
列の打抜成形品スタックS−1が並列に横たわった状態
になる。
【0087】次に、横送り装置40のガイド板駆動装置
42が作動して、仕切ガイド板43が下方に移動させら
れ、並列に横たわった前記打抜成形品スタックS−1の
各列の間に入り込む。そして、前記仕切ガイド板43が
前記成形品集積搬送装置10の幅方向に移動させられる
と、並列に横たわった前記打抜成形品スタックS−1
は、前記バーテーブル41の棒状部材を乗り越え、順
次、隣接する組の棒状部材の間に移動させられる。これ
により、前記打抜成形品スタックS−1は、前記バーテ
ーブル41の上を順次横送りされて横送りコンベア45
の上に1つずつ移載される。続いて、前記打抜成形品ス
タックS−1は、前記横送りコンベア45の端部に配設
された打抜成形品スタック排出装置47によって、前記
横送りコンベア45から排出され、カーリング、包装等
の後工程に送り込まれる。
【0088】一方、前記第3プッシャ24は、上方に移
動させられた後、右方へ移動させられ、図11に示され
る位置に復帰する。また、前記背面部材34は反時計回
りに90度回転させられた後、前記底部材35とともに
下方に移動させられ、図15に示される位置に復帰す
る。
【0089】続いて、前記第3プッシャ24は図におけ
る下方に移動させられた後、左方へ移動させられて、記
第2搬送テーブル13の搬送路上に停止していた前記打
抜成形品スタックS−2を左方へスライドさせて搬送す
る。以降は、上述の動作を繰り返して、前記打抜成形品
スタックS−2は、打抜成形品スタックS−1と同様
に、前記横送りコンベア45から排出され、カーリン
グ、包装等の後工程に送り込まれる。
【0090】なお、図18に示されるように、前記打抜
成形品スタックS−1を前記バーテーブル41上に残留
させた状態で、前記打抜成形品スタックS−2を前記背
面部材34の上をスライドさせて図において左方へ搬送
して前記バーテーブル41上に移載するようにすること
もできる。この場合、前記バーテーブル41上に横たわ
った状態の前記打抜成形品スタックS−1の右端の打抜
成形品の表面に、前記打抜成形品スタックS−2の左端
の打抜成形品が被さって、前記打抜成形品スタックS−
1及びS−2が結合される。
【0091】このように、本実施の形態においては、昇
降テーブル15上に集積させた打抜成形品スタックS−
1、S−2を、直立したままの状態である程度の距離を
搬送するので、水平に寝かせた状態で搬送する場合と比
較して、占有するスペースが少なくて済み、成形品集積
搬送装置10を小型化することができる。
【0092】そして、直立したままの状態の前記打抜成
形品スタックS−1、S−2を搬送経路に配設された傾
転装置30によって、自動的に傾転させるので、人手を
要することなく、前記打抜成形品スタックS−1、S−
2をより安定した水平に寝かせた状態にすることができ
る。
【0093】また、バーテーブル41上において、前記
打抜成形品スタックS−1及びS−2を結合することが
できるので、後工程における包装等の作業に適した長さ
の打抜成形品スタックを形成することができる。
【0094】さらに、横送り装置40によって、前記打
抜成形品スタックS−1及びS−2の搬送方向を変更す
ることができるので、前記打抜成形品スタックS−1及
びS−2搬送するためのレイアウトをフレキシブルに決
定することができる。
【0095】なお、前記実施の形態では、前記打抜成形
品スタックが樹脂シートの搬送方向に2列の場合につい
て説明したが、前記打抜成形品スタックは3列であって
も、それ以上であってもよい。
【0096】また、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0097】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、成形品集積搬送装置においては、トリミング装置
によってトリミングされた複数列の集積された打抜成形
品が直立した状態で載置される昇降テーブルと、該昇降
テーブルに隣接して配設され、集積された前記打抜成形
品が直立した状態のままスライドして搬送される搬送テ
ーブルと、前記昇降テーブル上の集積された打抜成形品
を前記搬送テーブルに搬送する第1プッシャと、前記搬
送テーブルの途中に配設され、複数列の集積された前記
打抜成形品を直立した状態のまま1列ずつに分離する分
離ローラと、前記搬送テーブルの搬送路上の集積された
前記打抜成形品を直立した状態から傾転させて水平な状
態にする傾転装置と、該水平な状態の集積された前記打
抜成形品を後工程へ搬送する下流側搬送テーブルと、集
積された前記打抜成形品をスライドさせて前記下流側搬
送テーブルに搬送する第3プッシャとを有する。
【0098】この場合、昇降テーブル上の打抜成形品の
集積を、直立したままの状態である程度の距離を搬送す
るので、水平に寝かせた状態で搬送する場合と比較し
て、搬送テーブル等の占有するスペースが少なくて済
み、成形品集積搬送装置を小型化することができる。
【0099】本発明の他の成形品集積搬送装置において
は、さらに、前記傾転装置は、背面部材及び底部材を備
え、前記搬送テーブルの下から上昇して、前記底部材が
集積された前記打抜成形品の底部を支持し、前記背面部
材が集積された前記打抜成形品の背面を支持した状態
で、前記背面部材及び底部材がともに90度回転するこ
とによって、集積された前記打抜成形品を直立した状態
から傾転させて水平な状態にする。
【0100】この場合、直立したままの状態の前記打抜
成形品の集積を搬送経路に配設された傾転装置によっ
て、自動的に傾転させるので、人手を要することなく、
前記打抜成形品の集積をより安定した水平に寝かせた状
態にすることができる。
【0101】本発明の更に他の成形品集積搬送装置にお
いては、さらに、前記下流側搬送テーブルは、水平な状
態の集積された打抜成形品を載置するバーテーブルと、
該バーテーブルの打抜成形品を横送りする横送り装置か
ら成る。
【0102】この場合、横送り装置によって、前記打抜
成形品の集積の搬送方向を変更することができるので、
前記打抜成形品の集積を搬送するためのレイアウトをフ
レキシブルに決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における成形品集積搬送装
置の側断面図である。
【図2】図1のA矢視縮小図である。
【図3】図1のB矢視図である。
【図4】図1のC矢視図である。
【図5】図1のD矢視図である。
【図6】図1のE部拡大図である。
【図7】図6のF矢視図である。
【図8】本発明の実施の形態における搬送動作を示す第
1の図である。
【図9】本発明の実施の形態における搬送動作を示す第
2の図である。
【図10】本発明の実施の形態における搬送動作を示す
第3の図である。
【図11】本発明の実施の形態における搬送動作を示す
第4の図である。
【図12】本発明の実施の形態における搬送動作を示す
第5の図である。
【図13】図10のG矢視拡大図である。
【図14】図11のH部拡大図である。
【図15】本発明の実施の形態における傾転動作を示す
第1の図である。
【図16】本発明の実施の形態における傾転動作を示す
第2の図である。
【図17】本発明の実施の形態における傾転動作を示す
第3の図である。
【図18】本発明の実施の形態における傾転動作を示す
第4の図である。
【図19】図18のI矢視図である。
【符号の説明】
10 成形品集積搬送装置 14 分離ローラ 15 昇降テーブル 30 傾転装置 34 背面部材 35 底部材 41 バーテーブル 45 横送りコンベア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)トリミング装置によってトリミン
    グされた複数列の集積された打抜成形品が直立した状態
    で載置される昇降テーブルと、(b)該昇降テーブルに
    隣接して配設され、集積された前記打抜成形品が直立し
    た状態のままスライドして搬送される搬送テーブルと、
    (c)前記昇降テーブル上の集積された打抜成形品を前
    記搬送テ−ブルに搬送する第1プッシャと、(d)前記
    搬送テーブルの途中に配設され、複数列の集積された前
    記打抜成形品を直立した状態のまま1列ずつに分離する
    分離ローラと、(e)前記搬送テーブルの搬送路上の集
    積された前記打抜成形品を直立した状態から傾転させて
    水平な状態にする傾転装置と、(f)該水平な状態の集
    積された前記打抜成形品を後工程へ搬送する下流側搬送
    テーブルと、(g)集積された前記打抜成形品をスライ
    ドさせて前記下流側搬送テーブルに搬送する第3プッシ
    ャとを有することを特徴とする成形品集積搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記傾転装置は、背面部材及び底部材を
    備え、前記搬送テーブルの下から上昇して、前記底部材
    が集積された前記打抜成形品の底部を支持し、前記背面
    部材が集積された前記打抜成形品の背面を支持した状態
    で、前記背面部材及び底部材がともに90度回転するこ
    とによって、集積された前記打抜成形品を直立した状態
    から傾転させて水平な状態にする請求項1に記載の成形
    品集積搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送テーブル上の集積された打抜成
    形品を前記分離ローラに搬送する第2プッシャを有する
    請求項1に記載の成形品集積搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記下流側搬送テーブルは、水平な状態
    の集積された打抜成形品を載置するバーテーブルと、該
    バーテーブルの打抜成形品を横送りする横送り装置から
    成る請求項1又は2に記載の成形品集積搬送装置。
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