JP2002233162A - 直流電源の最大出力点追尾方法、及び最大出力点追尾装置 - Google Patents

直流電源の最大出力点追尾方法、及び最大出力点追尾装置

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JP2002233162A
JP2002233162A JP2001025060A JP2001025060A JP2002233162A JP 2002233162 A JP2002233162 A JP 2002233162A JP 2001025060 A JP2001025060 A JP 2001025060A JP 2001025060 A JP2001025060 A JP 2001025060A JP 2002233162 A JP2002233162 A JP 2002233162A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価回路で直流のまま電力を取り出すことの
でき、信頼性の高い直流電源の最大出力点追尾方法、及
び最大出力点追尾装置を提供する。 【解決手段】 電源電圧測定工程と、電源電流測定工程
と、測定された電圧と電流を乗算して電力を求める電力
算出工程と、電圧が上昇していて、かつ電力が下降して
いる間か、または電圧が下降していて、かつ電力が上昇
している間は、第一の容量性素子に第二の容量性素子を
電気的に並列接続する充電工程と、電圧が下降してい
て、かつ電力が下降している間か、または電圧が上昇し
ていて、かつ電力が上昇している間は、第二の容量性素
子を第一の容量性素子から電気的に切り離し、出力に電
気的に接続する放電工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、直流電源として例
えば太陽電池等を用いる場合に、太陽電池等の電力を効
率よく取り出す目的で最大出力点追尾制御を行う直流電
源の最大出力点追尾方法、及び最大出力点追尾装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の一般的な最大出力点追
尾機能を搭載したインバータ回路を示す回路図である。
図12において、直流電源1の出力は、4つのスイッチ
ング素子205により交流に変換され、負荷2に供給さ
れている。PWMコントローラ203はスイッチング素
子205の制御を行なっており、一般的にはPWM(パ
ルス幅変調方式)で負荷2に正弦波が出力されるように
制御している。
【0003】スイッチング素子205の影響を受けない
ようコンデンサ204で高調波を遮断した上で、直流電
源1の電圧を電圧計201で、直流電源1からの電流を
電流計202でそれぞれ測定している。それぞれの測定
信号はPWMコントローラ203に入力され、直流電源
1の出力電力(電圧×電流)が最大になるようにPWM
の幅を微調整する。
【0004】負荷2には、一般的な負荷の代わりに商用
系統が繋がることや、又、その両方が接続されることも
多い。
【0005】このような構成の最大出力点追尾装置とし
ては、例えば、特開平6−214667号公報に「太陽
電池の出力制御装置」に関する発明が提案されている。
【0006】図13は、従来の一般的な最大出力点追尾
機能を搭載したDC−DCコンバータ回路を示す回路図
である。図13において、直流電源1の出力は、スイッ
チング素子205によりパルス波にされ、変圧器206
で昇圧される。昇圧後、整流器207で整流され、平滑
インダクタンス208と平滑コンデンサ209で直流に
され、負荷2に供給されている。
【0007】PWMコントローラ203はスイッチング
素子205の制御を行なっており、PWMで効率よく昇
圧されるように制御している。
【0008】スイッチング素子205の影響を受けない
ようコンデンサ204で高調波を遮断した上で、直流電
源1の電圧を電圧計201で、直流電源1からの電流を
電流計202でそれぞれ測定している。それぞれの測定
信号はPWMコントローラ203に入力され、直流電源
1の出力電力(電圧×電流)が最大になるようにPWM
の幅を微調整する。
【0009】このような構成の最大出力点追尾装置とし
ては、例えば、特開昭62−154121号公報(特許
2553327号)に「太陽光発電装置」に関する発明
が提案されている。
【0010】どちらの例でも直流電源1として太陽電池
が使われていることから分かるように、一般的には太陽
電池の電力を効率よく取り出す目的で最大出力点追尾制
御が行われることが多い。そのため、以降の説明では直
流電源1を太陽電池と仮定して説明を行なうが、最大出
力点追尾制御が必要な直流電源であればどのような電源
であっても構わないことを付け加えておく。なお、直流
電源1として太陽電池102と逆流防止ダイオード10
1で構成した場合の電源回路の例を図9に示す。
【0011】また、図12及び図13では、スイッチン
グ素子205としてメカニカルリレーの記号を使用して
いるが、これは回路の動作原理を解かり易く説明するた
めであり、現実には半導体スイッチング素子(MOS−
FETやIGBTなど)が使用される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】 ところで、従来の直
流電源の最大出力点追尾方法では、PWMを使用してい
るため、比較的高い周波数でスイッチングを行う必要が
あり、スイッチング素子として低抵抗で高速な素子が要
求され、装置が高価になるという問題があった。
【0013】また、最大出力点追尾制御とPWM波形生
成を兼用させる必要があり、制御が複雑になるために制
御回路も複雑になる。その結果、制御ソフトウェアにバ
グを内包してしまったり、部品点数が多く平均故障間隔
MTBFが短くなるなど信頼性が低下するという問題が
あった。
【0014】本発明は、上記課題に鑑み創案されたもの
であり、その目的は、安価回路で直流のまま電力を取り
出すことのでき、信頼性の高い直流電源の最大出力点追
尾方法、及び最大出力点追尾装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべ
く、本発明に係る直流電源の最大出力点追尾方法は、直
流電源の電圧を測定する電源電圧測定工程と、直流電源
とこれに並列接続された第一の容量性素子との間に流れ
る電流を測定する電源電流測定工程と、前記電源電圧測
定工程で測定された電圧と前記電源電流測定工程で測定
された電流を乗算して電力を求める電力算出工程と、前
記電圧が上昇していて、かつ前記電力が下降している間
か、または前記電圧が下降していて、かつ前記電力が上
昇している間は、前記第一の容量性素子に第二の容量性
素子を電気的に並列接続する充電工程と、前記電圧が下
降していて、かつ前記電力が下降している間か、または
前記電圧が上昇していて、かつ前記電力が上昇している
間は、前記第二の容量性素子を前記第一の容量性素子か
ら電気的に切り離し、出力に電気的に接続する放電工程
と、を有するものである。
【0016】上記本発明の直流電源の最大出力点追尾方
法において、直流電源として太陽電池素子を好ましく用
いることができる。
【0017】また、出力に電力変換回路が接続されてい
ることが好ましい。
【0018】さらに、出力に二次電池が接続されている
ことが好ましい。
【0019】そして、充電工程から放電工程に切り替わ
るときと、放電工程から充電工程に切り替わる時のそれ
ぞれにおいて、第二の容量性素子が第一の容量性素子及
び出力に接続されない絶縁工程を有することが好まし
い。
【0020】一方、本発明に係る直流電源の最大出力点
追尾装置は、第一の容量性素子と、該第一の容量性素子
に直流電源から充電する電流を流す第一の電路と、第二
の容量性素子と、該第二の容量性素子に前記第一の容量
性素子から充電する電流を流す第二の電路と、前記第二
の容量性素子から出力に放電する電流を流す第三の電路
と、前記第二の電路と前記第三の電路とを交互に切換え
て前記第二の容量性素子に接続する電路切換え手段と、
直流電源に並列に接続されて該直流電源の電圧を測定す
る電源電圧測定手段と、前記第一の電路中に直列に接続
されて電流を測定する電源電流測定手段と、前記電源電
圧測定手段の出力と前記電源電流測定手段の出力を乗算
して電力を出力する電力算出手段と、で構成され、前記
電圧が上昇していて、かつ前記電力が下降している間
か、または前記電圧が下降していて、かつ前記電力が上
昇している間は、前記電路切換え手段を前記第二の電路
側に切換え、前記電圧が下降していて、かつ前記電力が
下降している間か、または前記電圧が上昇していて、か
つ前記電力が上昇している間は、前記電路切換え手段を
前記第三の電路側に切換えるものである。
【0021】上記本発明の直流電源の最大出力点追尾装
置において、直流電源として太陽電池素子を好ましく用
いることができる。
【0022】また、第三の電路に電力変換回路が接続さ
れていることが好ましい。
【0023】さらに、第三の電路に二次電池が接続され
ていることが好ましい。
【0024】そして、電圧が上昇していて電力が上昇か
ら下降に転ずる時と、電圧が下降していて電力が上昇か
ら下降に転ずる時のそれぞれにおいて、切換え動作を行
う前に、一旦、第二の電路側及び第三の電路側から切り
離す絶縁手段を有することが好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】 以下に、本発明の好適な実施の
形態について説明するが、本発明は本実施の形態に限ら
れない。
【0026】図1は、本発明の最大出力点追尾装置の基
本となる実施形態を示す回路図である。本実施形態で
は、前述したように、直流電源1を太陽電池と仮定して
説明を行なうが、最大出力点追尾制御が必要な直流電源
であればどのような電源であっても構わない。なお、直
流電源1として太陽電池102と逆流防止ダイオード1
01で構成した場合の電源回路の例を図9に示してい
る。
【0027】図1において、直流電源1と並列にコンデ
ンサ5が接続され、その出力が、切換えスイッチング回
路7の一方の回路を通して、コンデンサ(以降、「パケ
ットコンデンサ」と呼ぶ。)8に接続される。切換えス
イッチング回路7の他方の回路は、負荷2に接続されて
いる。
【0028】直流電源1の電圧を電圧計3で、直流電源
1からの電流を電流計4でそれぞれ測定し、それぞれの
測定信号はMPPTコントローラ6に入力され、MPP
Tコントローラ6はそれらの信号に応じて切換えスイッ
チング回路7の制御を行っている。
【0029】図2は、図1におけるMPPTコントロー
ラの詳細構成を示す回路図である。図2において、電圧
計3で測定された直流電源1の電圧値は、電圧入力端子
61−1に入力されて、微分器63−1で、電圧が上昇
すれば正の信号、電圧が下降すれば負の信号、電圧に変
化が無ければ0信号というような、すなわち微分信号に
変換される。
【0030】電流計4で測定された直流電源1の出力電
流値は、電流入力端子61−2に入力されて、電圧値と
ともに乗算器62に入力される。そこで(電圧×電
流)、すなわち電力値が計算されて、同様に微分信号に
変換される。
【0031】それぞれの微分信号はそれぞれの比較器6
4−1、64−2に入力されて、正の信号ならH(Tr
ue)、負の信号ならL(False)の論理値に変換
される。
【0032】そして、それぞれの論理値は、排他的論理
和ゲート65に入力される。
【0033】その結果、直流電源1の電圧が上昇してい
て、かつ電力が下降している間か、または電圧が下降し
ていて、かつ電力が上昇している間は、制御出力端子6
6からはH(True)の論理値が、電圧が下降してい
て、かつ電力が下降している間か、または電圧が上昇し
ていて、かつ電力が上昇している間は、制御出力端子6
6からはL(False)の論理値が出力されることに
なる。
【0034】ここでは、例としてMPPTコントローラ
6をハードウェアで構成したが、電圧/電流それぞれの
入力をアナログ/デジタル変換してソフトウェアで処理
しても構わない。
【0035】図3は、図1における切換えスイッチング
回路の詳細構成を示す回路図である。図1では切換えス
イッチング回路7をメカニカルリレーの記号で表記して
いるが、これは原理説明のためである。実際にはスイッ
チング回数の多い場合には、部品寿命を延ばすため半導
体で構成するのが普通である。図3は、切換えスイッチ
ング回路7を半導体で構成した例を図示している。
【0036】MPPTコントローラ6の出力論理値が、
制御入力端子71に入力され、そのままの論理値で、例
えばMOS−FETやIGBTのような半導体スイッチ
ング素子73−1のゲート入力に接続される。また反転
器72で入力論理値を反転させて、半導体スイッチング
素子73−2のゲート入力に接続される。
【0037】つまり、MPPTコントローラ6の出力論
理値がH(True)ならば、電源側+端子74−1と
−端子75が接続され、L(False)ならば、負荷
側+端子74−2と−端子75が接続されることにな
る。
【0038】なお、実際の電気回路では、この他にゲー
ト保護回路やスナバ回路などが付加されることもある
が、ここでは省略する。
【0039】図1に戻り全体の動作を説明する。なお説
明上、最初は切換えスイッチング回路7が負荷側に切換
えられている状態、つまり負荷側+端子74−2と−端
子75が接続されており、パケットコンデンサ8が放電
されているものとする。
【0040】最初の状態では、太陽電池などで構成され
る直流電源1の電力はコンデンサ5に充電される。直流
電源1は電流が流れない状態に安定するため、グラフで
示すと図11の開放電圧Vocの点で安定していること
になる。
【0041】ここで、MPPTコントローラ6が動作開
始し、その出力が反転すると、切換えスイッチング回路
7が電源側に切換えられる。つまり電源側+端子74−
1と−端子75が接続され、コンデンサ5の中の電荷が
パケットコンデンサ8に充電される。
【0042】この時の状態をグラフで示すと図11の動
作モードdt1に相当する。すなわち、直流電源1の電
圧が開放電圧から最大出力点電圧に向かって下降し、出
力電流が増えて、電力が上昇しているモードである。
【0043】このままパケットコンデンサ8の充電が続
くと、やがて最大出力点電力Pmaxを通過し、動作モ
ードdt2に移行する。この動作モードでは、電圧の下
降とともに電力が下降するため、MPPTコントローラ
6の出力がL(False)になり、半導体スイッチン
グ素子73−1がオフ、73−2がオンになって、負荷
側+端子74−2と−端子75が接続される。
【0044】するとパケットコンデンサ8の電荷は負荷
に放電されるとともに、コンデンサ5の放電が止まり、
直流電源1から充電されるため、直流電源1の電圧が上
昇して動作モードdt3に移行することになる。この動
作モードでは、電圧の上昇とともに電力が上昇するた
め、MPPTコントローラ6の出力はL(False)
のまま切り替わらない。
【0045】このままコンデンサ5の充電が続くと、や
がて最大出力点電力Pmaxを通過し、動作モードdt
4に移行する。この動作モードでは、電圧の上昇ととも
に電力が下降するため、MPPTコントローラ6の出力
がH(True)に転じ、半導体スイッチング素子73
−1がオン、73−2がオフになって、電源側+端子7
4−1と−端子75が接続される。すなわち動作モード
dt1に移行する。
【0046】このように、一度MPPTコントローラ6
が起動すれば、直流電源1の最大出力点を追尾し続ける
ことになる。
【0047】太陽電池の発電が停止するなどして、直流
電源1からの電力供給が止まると、動作モードがdt1
になって切換えスイッチング回路7が負荷側に切り替わ
っても、コンデンサ5が充電されないために動作モード
dt3への移行が起こらず、自然放電で電圧0の点に向
かうことになる。この時、パケットコンデンサ8も負荷
で放電されて、空になり安全な状態で停止する。
【0048】翌日徐々に電圧が上昇し、Voc状態にな
った上で、MPPTコントローラ6を動作開始させれ
ば、また最大出力点追尾制御を開始することになる。な
お、MPPTコントローラ6の動作開始は、図10のよ
うに別途起動回路を組み込むなり、MPPTコントロー
ラ6をソフトウェアで構成しているのであれば、起動プ
ログラムを組み込むなどして実現できる。一例として図
10では、直流電源1の電圧があらかじめ設定された電
圧値(例えば、開放電圧値Vocよりやや低い電圧値な
ど)を超えた時に比較器68によって起動信号が出て、
切換えスイッチング回路7が電源側に切換えられるとい
うものである。
【0049】
【実施例】以下に、本発明の実施例を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限るものではない。
【0050】〔実施例1〕図4は、実施例1の最大出力
点追尾装置を示す回路図である。図4において、1は直
流電源、2は負荷、3は電圧計、4は電流計、5はコン
デンサ、6はMPPTコントローラ、7は切換えスイッ
チング回路、8はパケットコンデンサ、9はインダクタ
ンス、203’はコントローラ、204はコンデンサ、
205はスイッチング素子である。本実施例では、最大
出力点追尾装置の出力端にインバータ回路を接続してい
る。
【0051】図12に示した従来例ではPWMコントロ
ーラ203が最大出力点追尾制御を兼ねていたが、本実
施例ではそれが必要なくなり、コントローラ203’と
して一般的で安価な汎用インバータを使用することがで
きる。
【0052】さらに、切換えスイッチング回路7とコン
デンサ5の間に、インダクタンス9が介設されている。
これは、コンデンサ5からパケットコンデンサ8に充電
される際の充電電流を抑制し、切換えスイッチング回路
7の切換え回数を減らす目的で介設されている。インダ
クタンス9はこの電路の配線抵抗や浮遊インダクタンス
が大きい場合、または切換えスイッチング回路7が十分
高速なスイッチング特性を有している場合には省略する
ことができる。
【0053】また、図4ではインバータ出力に負荷2が
接続されているが、インバータの出力側に系統連系保護
装置を付けるか、またはインバータがそれを内蔵するこ
とで負荷2の代わりに電力系統を接続することも可能で
ある。
【0054】〔実施例2〕図5は、実施例2の最大出力
点追尾装置を示す回路図である。図5において、1は直
流電源、2は負荷、3は電圧計、4は電流計、5はコン
デンサ、6はMPPTコントローラ、7は切換えスイッ
チング回路、8はパケットコンデンサ、9はインダクタ
ンス、203”はコントローラ、204はコンデンサ、
205はスイッチング素子、206は変圧器、207は
整流器、208は平滑インダクタンス、209は平滑コ
ンデンサである。本実施例では、最大出力点追尾装置の
出力端にDC−DCコンバータ回路を接続している。
【0055】図13に示した従来例ではPWMコントロ
ーラ203が最大出力点追尾制御を兼ねていたが、本実
施例ではそれが必要なくなり、コントローラ203”と
して簡単なチョッパ回路を使用した極一般的で安価なD
C−DCコンバータで良いことになる。
【0056】また図6のように、出力の複数のコンデン
サに次々に充電するように構成すれば、昇圧のためのチ
ョッパ回路さえも不要な安価なDC−DCコンバータ回
路を構成することが可能となる。
【0057】〔実施例3〕図7は、実施例3の最大出力
点追尾装置を示す回路図である。図7において、1は直
流電源、3は電圧計、4は電流計、5はコンデンサ、6
はMPPTコントローラ、7は切換えスイッチング回
路、8はパケットコンデンサ、9はインダクタンス、1
0は二次電池である。本実施例では、最大出力点追尾装
置の出力端に二次電池10を接続している。
【0058】もし二次電池10が満充電になると、パケ
ットコンデンサ8が放電されず、動作モードdt1から
dt4へ直接移行するため、切換えスイッチング回路7
が電源側に固定されたままになる。その結果、コンデン
サ5が充電され続けて、直流電源1はVocの状態にな
り安定する。また、二次電池10から回路が切断された
状態で安定するため、過充電も起こらず、安全な状態で
停止することになる。
【0059】従って、過充電防止装置が不要になる。
【0060】〔実施例4〕図8は、実施例4の最大出力
点追尾装置を示す回路図である。図8において、1は直
流電源、2は負荷、3は電圧計、4は電流計、5はコン
デンサ、6はMPPTコントローラ、7は切換えスイッ
チング回路、8はパケットコンデンサ、9はインダクタ
ンス、11はインバータ、203’はコントローラ、2
04はコンデンサ、205はスイッチング素子である。
【0061】本実施例では、実施例1と同様に、最大出
力点追尾装置の出力端にインバータ回路を接続してい
る。違っている点は、切換えスイッチング回路7がパケ
ットコンデンサ8の+側と−側の両方に付いている点で
ある。こうすることによって、絶縁トランスなどを使わ
なくても、交流側と直流電源側を絶縁することが可能に
なる。
【0062】より好ましくは、図3の半導体スイッチン
グ素子73の各ゲート入力に立ち上がりディレイを追加
することで、73−1がオフした後、ディレイ時間をお
いて73−2がオンすることになり、より確実に絶縁で
きる。
【0063】交流−直流間の絶縁は、特に系統連系型の
インバータにおいてしばしば問題とされるため、本実施
例はその解決に非常に有効である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような優れた効果を奏する。
【0065】まず、本発明に係る直流電源の最大出力点
追尾方法によれば、電源電圧測定工程で直流電源の電圧
を測定するとともに、電源電流測定工程で直流電源とこ
れに並列接続された第一の容量性素子との間に流れる電
流を測定し、測定された電源電圧と電源電流を乗算して
電力を算出して、電圧が上昇していて、かつ電力が下降
している間か、または電圧が下降していて、かつ電力が
上昇している間は、第一の容量性素子に第二の容量性素
子を電気的に並列接続する充電工程を行い、電圧が下降
していて、かつ電力が下降している間か、または電圧が
上昇していて、かつ電力が上昇している間は、第二の容
量性素子を第一の容量性素子から電気的に切り離し、出
力に電気的に接続する放電工程を行うので、高速なスイ
ッチング制御を要さず、安価に直流電源の最大出力点を
追尾することができる。
【0066】この直流電源として太陽電池素子を用いる
ことにより、太陽電池の性能を効率よく最大限に引き出
すことができる。
【0067】また、出力に電力変換回路を接続すること
により、専用の電力変換回路を要さず、汎用の電力変換
回路で安価に発電システムを構成することができる。
【0068】さらに、出力に二次電池を接続することに
より、過充電保護回路が不要で安全な充電装置を構成す
ることができる。
【0069】そして、充電工程から放電工程に切り替わ
るときと、放電工程から充電工程に切り替わる時のそれ
ぞれにおいて、第二の容量性素子を第一の容量性素子及
び出力に接続しない絶縁工程を有するので、電源側と出
力側を安全かつ容易に絶縁することができる。
【0070】一方、本発明に係る最大出力点追尾装置に
よれば、第一の容量性素子と、該第一の容量性素子に直
流電源から充電する電流を流す第一の電路と、第二の容
量性素子と、該第二の容量性素子に第一の容量性素子か
ら充電する電流を流す第二の電路と、第二の容量性素子
から出力に放電する電流を流す第三の電路と、第二の電
路と第三の電路とを交互に切換えて第二の容量性素子に
接続する電路切換え手段と、直流電源に並列に接続され
て電圧を測定する電源電圧測定手段と、第一の電路中に
直列に接続されて電流を測定する電源電流測定手段と、
電源電圧測定手段の出力と電源電流測定手段の出力を乗
算して電力を出力する電力算出手段とで構成され、電圧
が上昇していて、かつ電力が下降している間か、または
電圧が下降していて、かつ電力が上昇している間は、電
路切換え手段を第二の電路側に切換え、電圧が下降して
いて、かつ電力が下降している間か、または電圧が上昇
していて、かつ電力が上昇している間は、電路切換え手
段を第三の電路側に切換えるので、高速なスイッチング
制御を要さず、安価で信頼性の高い最大出力点追尾装置
を構成することができる。
【0071】この直流電源を太陽電池素子で構成するこ
とにより、太陽電池の性能を効率よく最大限に引き出す
ことができる。
【0072】また、第三の電路に電力変換回路を接続す
ることにより、専用の電力変換回路を要さず、汎用の電
力変換回路で安価に発電システムを構成することができ
る。
【0073】さらに、第三の電路に二次電池を接続する
ことにより、過充電保護回路が不要で安全な充電装置を
構成することができる。
【0074】そして、電圧が上昇していて電力が上昇か
ら下降に転ずる時と、電圧が下降していて電力が上昇か
ら下降に転ずる時のそれぞれにおいて、切換え動作を行
う前に、一旦、第二の電路側及び第三の電路側から切り
離す絶縁手段を有するので、電源側と出力側を安全かつ
容易に絶縁することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の最大出力点追尾装置の基本となる実施
形態を示す回路図である。
【図2】図1におけるMPPTコントローラの詳細構成
を示す回路図である。
【図3】図1における切換えスイッチング回路の詳細構
成を示す回路図である。
【図4】実施例1の最大出力点追尾装置を示す回路図で
ある。
【図5】実施例2の最大出力点追尾装置を示す回路図で
ある。
【図6】実施例2の最大出力点追尾装置における変形例
を示す回路図である。
【図7】実施例3の最大出力点追尾装置を示す回路図で
ある。
【図8】実施例4の最大出力点追尾装置を示す回路図で
ある。
【図9】直流電源として太陽電池を使った場合の構成を
示す回路図である。
【図10】起動回路を追加したMPPTコントローラを
示す回路図である。
【図11】直流電源の最大出力点追尾方法を示す説明図
である。
【図12】従来の一般的な最大出力点追尾機能を搭載し
たインバータ回路を示す回路図である。
【図13】従来の一般的な最大出力点追尾機能を搭載し
たDC−DCコンバータ回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 直流電源 2 負荷 3 電圧計 4 電流計 5 コンデンサ 6 MPPTコントローラ 7(7−1、7−2、7−3) 切換えスイッチング回
路 8 コンデンサ(パケットコンデンサ) 9 インダクタンス 10 二次電池 61 入力端子(61−1 電圧入力端子、61−2
電流入力端子) 62 乗算器 63(63−1、63−2) 微分器 64(64−1、64−2) 比較器 65 排他的論理和ゲート 66 制御出力端子 67 基準電圧設定器 68 比較器 69 論理和ゲート 71 制御入力端子 72 反転器 73(73−1、73−2) 半導体スイッチング素子 74 +端子(74−1 電源側+端子、74−2 負
荷側+端子) 75 −端子 101 逆流防止ダイオード 102 太陽電池 201 電圧計 202 電流計 203 PWMコントローラ 203’、203” コントローラ 204(204−1、204−2) コンデンサ 205(205−1、205−2、205−3、205
−4) スイッチング素子 206 変圧器 207(207−1、207−2) 整流器 208 平滑インダクタンス 209 平滑コンデンサ I−V 電流対電圧グラフ P−V 電力対電圧グラフ dt1、dt2、dt3、dt4 最大出力点追尾動作
モード Voc 開放電圧 Isc 短絡電流 Pmax 最大出力点電力

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源の電圧を測定する電源電圧測定
    工程と、 直流電源とこれに並列接続された第一の容量性素子との
    間に流れる電流を測定する電源電流測定工程と、 前記電源電圧測定工程で測定された電圧と前記電源電流
    測定工程で測定された電流を乗算して電力を求める電力
    算出工程と、 前記電圧が上昇していて、かつ前記電力が下降している
    間か、または前記電圧が下降していて、かつ前記電力が
    上昇している間は、前記第一の容量性素子に第二の容量
    性素子を電気的に並列接続する充電工程と、 前記電圧が下降していて、かつ前記電力が下降している
    間か、または前記電圧が上昇していて、かつ前記電力が
    上昇している間は、前記第二の容量性素子を前記第一の
    容量性素子から電気的に切り離し、出力に電気的に接続
    する放電工程と、を有することを特徴とする直流電源の
    最大出力点追尾方法。
  2. 【請求項2】 前記直流電源が太陽電池素子で構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の直流電源の最
    大出力点追尾方法。
  3. 【請求項3】 前記出力に電力変換回路が接続されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の直流電源の
    最大出力点追尾方法。
  4. 【請求項4】 前記出力に二次電池が接続されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の直流電源の最大
    出力点追尾方法。
  5. 【請求項5】 前記充電工程から前記放電工程に切り替
    わるときと、前記放電工程から前記充電工程に切り替わ
    る時のそれぞれにおいて、前記第二の容量性素子が前記
    第一の容量性素子及び前記出力に接続されない絶縁工程
    を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の直流電源の最大出力点追尾方法。
  6. 【請求項6】 第一の容量性素子と、 該第一の容量性素子に直流電源から充電する電流を流す
    第一の電路と、 第二の容量性素子と、 該第二の容量性素子に前記第一の容量性素子から充電す
    る電流を流す第二の電路と、 前記第二の容量性素子から出力に放電する電流を流す第
    三の電路と、 前記第二の電路と前記第三の電路とを交互に切換えて前
    記第二の容量性素子に接続する電路切換え手段と、 直流電源に並列に接続されて該直流電源の電圧を測定す
    る電源電圧測定手段と、 前記第一の電路中に直列に接続されて電流を測定する電
    源電流測定手段と、 前記電源電圧測定手段の出力と前記電源電流測定手段の
    出力を乗算して電力を出力する電力算出手段と、で構成
    され、 前記電圧が上昇していて、かつ前記電力が下降している
    間か、または前記電圧が下降していて、かつ前記電力が
    上昇している間は、前記電路切換え手段を前記第二の電
    路側に切換え、 前記電圧が下降していて、かつ前記電力が下降している
    間か、または前記電圧が上昇していて、かつ前記電力が
    上昇している間は、前記電路切換え手段を前記第三の電
    路側に切換えることを特徴とする直流電源の最大出力点
    追尾装置。
  7. 【請求項7】 前記直流電源が太陽電池素子で構成され
    ていることを特徴とする請求項6に記載の直流電源の最
    大出力点追尾装置。
  8. 【請求項8】 前記第三の電路に電力変換回路が接続さ
    れていることを特徴とする請求項6又は7に記載の直流
    電源の最大出力点追尾装置。
  9. 【請求項9】 前記第三の電路に二次電池が接続されて
    いることを特徴とする請求項6又は7に記載の直流電源
    の最大出力点追尾装置。
  10. 【請求項10】 前記電圧が上昇していて前記電力が上
    昇から下降に転ずる時と、前記電圧が下降していて前記
    電力が上昇から下降に転ずる時のそれぞれにおいて、切
    換え動作を行う前に、一旦、前記第二の電路側及び前記
    第三の電路側から切り離す絶縁手段を有することを特徴
    とする請求項6乃至9のいずれかに記載の直流電源の最
    大出力点追尾装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012230673A (ja) * 2011-04-19 2012-11-22 Mitsubishi Electric R&D Centre Europe B.V. 電源の最大電力点のような特性の決定を可能にする情報を取得する装置及び方法
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CN116500459A (zh) * 2023-06-28 2023-07-28 中汽研汽车检验中心(常州)有限公司 锂电池安全性能评估方法、装置、存储介质及电子设备

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