JP2002232448A - ネットワークシステムおよびネットワーク接続装置 - Google Patents

ネットワークシステムおよびネットワーク接続装置

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JP2002232448A JP2001027184A JP2001027184A JP2002232448A JP 2002232448 A JP2002232448 A JP 2002232448A JP 2001027184 A JP2001027184 A JP 2001027184A JP 2001027184 A JP2001027184 A JP 2001027184A JP 2002232448 A JP2002232448 A JP 2002232448A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障によりサブネット内で各端末が分断され
た場合に、端末間の通信を継続可能なネットワーク接続
装置を得ること。 【解決手段】 サブネットおよびバックボーンネットワ
ークを用いて同一サブネットに接続された他のネットワ
ーク接続装置との導通状態を監視する状態確認部101
と、サブネット内の各端末装置が分断されている状態を
認識した場合に自装置に接続された端末装置の接続装置
情報を収集する接続装置情報収集部102と、収集した
接続装置情報をバックボーンネットワーク経由で他のネ
ットワーク接続装置と交換する接続装置情報交換部10
3と、受け取った接続装置情報に基づいてARPリプラ
イパケットを生成するパケット生成部173と、ARP
リプライパケットを該当するサブネットに送信するパケ
ット送信部104と、を備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックボーンネッ
トワークとサブネットとを冗長接続する複数のネットワ
ーク接続装置を備えたネットワークシステムに関するも
のであり、特に、サブネット分断時の端末間の通信を救
済可能なネットワークシステムおよびネットワーク接続
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来技術について説明する。IP
(Internet Protocol)ネットワークにおいて、ルータ
によって他のネットワークと区切られたサブネットは、
ルータを経由して当該サブネットの外部と通信を行う。
しかしながら、ルータが故障した場合にはサブネットの
外部と通信が行えなくなるため、たとえば、複数のルー
タを用いて通信経路の冗長化を行うことが一般的に知ら
れている。
【0003】複数のルータを用いて通信経路の冗長化を
行うシステムとしては、たとえば、特開平11−261
620号公報に記載の「ルータ障害における配下LAN
の救済機能を有するルータネットワーク」がある。図2
8は、従来のシステムの構成を示す図である。図28に
おいて、10は現用ルータであり、11は代理ルータで
あり、12は他のルータであり、13はATMネットワ
ークであり、14はルータが冗長化されたサブネットで
ある。
【0004】上記公報記載の技術では、サブネット14
に1つの現用ルータ10と現用ルータ10とは別の代理
ルータ11とを用意する。このとき、現用ルータ10の
ネットワーク環境を代理ルータ11にもあらかじめ設定
しておき、代理ルータ11では、pingパケット等に
より現用ルータ10を監視する。そして、現用ルータ1
0が障害となった場合には、現用ルータ10で使用して
いたMAC(Media Access Control)アドレスを代理ル
ータ11が引き継ぎ、代理ルータ11が、現用ルータ1
0に成り代わって動作する。具体的にいうと、現用ルー
タ10が障害となった場合には、代理ルータ11が、現
用ルータ10にて使用している物理アドレスを引き継
ぎ、サブネット外への通信フレームの中継を代行する。
これにより、サブネット14と他のサブネットとの接続
性を確保できる。
【0005】また、複数のルータを用いて通信経路の冗
長化を行うシステムとしては、上記以外に、VRRP
(Virtual Router Redundancy Protocol,Internet Eng
ineering Task Force:IETF RFC2338)を用いたネットワ
ークシステムがある。
【0006】VRRPでは、複数のルータが仮想ルータ
を構成し、仮想MACアドレスと共通のIPアドレスを
共有する。現用ルータは、定期的にVRRPメッセージ
をサブネット内に送信することで仮想MACアドレスと
IPアドレスを待機ルータに通知し、現用ルータの健在
を知らしめる。一方、待機ルータは、一定時間、現用ル
ータからのVRRPメッセージの到着がないことをもっ
て現用ルータの障害を検知し、仮想MACアドレスとI
Pアドレスを使用して代理動作を行う。
【0007】図29は、VRRPを用いたネットワーク
システムの構成を示す図である。図29において、2
0,21はルータであり、23,24,25はスイッチ
ングハブであり、26,27は端末装置であり、28は
サブネットであり、29はバックボーンネットワークで
ある。
【0008】また、図30は、VRRPで用いられるA
RP(Address Resolution Protocol)リプライパケッ
トフォーマットの概略を示す図である。図30におい
て、30aは宛先MACアドレス(MAC_DA)であ
り、30bは送信元MACアドレス(MAC_SA)で
あり、30cはソースハードウェアアドレス(SRC_
MAC_ADDR)であり、30dはソースプロトコル
アドレス(SRC_IP_ADDR)であり、30eは
ターゲットハードウェアアドレス(TAGT_MAC_
ADDR)であり、30fはターゲットプロトコルアド
レス(TAGT_IP_ADDR)である。
【0009】端末装置26および27では、デフォルト
ルートとして仮想MACアドレスを設定しておくと、サ
ブネット外への通信フレームを仮想MACアドレス宛に
送信する。たとえば、ルータ20が現用ルータとして、
ルータ21が待機ルータとして動作している場合、通信
フレームは、ルータ20が中継する。
【0010】そして、現用ルータ20が故障すると、待
機ルータ21では、図30に示すARPリプライパケッ
トをサブネット28に対して送信する。すなわち、待機
ルータ21では、仮想MACアドレスを送信元MACア
ドレス30bおよびソースハードウェアアドレス30c
に格納し、共有IPアドレスをソースプロトコルアドレ
ス30dに格納し、ブロードキャストアドレスを宛先M
ACアドレス30aに格納し、この状態でARPリプラ
イパケットをサブネット28に対して送信する。
【0011】また、各スイッチングハブでは、上記AR
Pリプライパケットを受信および転送し、仮想MACア
ドレスの装置がルータ21の方向のポートにあることを
学習し、以後、仮想MACアドレス宛のMACフレーム
をルータ21の方向に転送する。これにより、現用ルー
タ20が故障した場合においても、サブネット27と他
のサブネットとの接続性を確保できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
複数のルータが冗長接続されたシステムでは、サブネッ
トが分断された場合に、別々のセグメントに接続する各
端末装置が物理的には他のネットワークを経由して接続
されているにもかかわらず、相互の通信を行うことがで
きなくなる、という問題があった。
【0013】たとえば、図29において、スイッチング
ハブ24が故障した場合は、端末装置26から端末装置
27へのARPリクエストパケットが導通不能となり、
通信を行うことができない。また、端末装置26のAR
Pテーブルに端末装置27のエントリが格納されていた
場合については、端末装置26が宛先MACアドレスに
端末装置27のMACアドレスを設定し端末装置27へ
のパケットを送信するが、スイッチングハブ24の故障
により当該パケットの中継が不可能となり、通信が途絶
えてしまう。
【0014】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、サブネットと他のネットワークとが冗長接続され
たシステムにおいて、たとえば、故障によりサブネット
内で各端末が分断された場合においても、端末間の通信
を継続可能なネットワーク接続装置を得ることを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかるネットワークシ
ステムにあっては、バックボーンネットワークと、複数
の端末装置を収容するサブネットと、バックボーンネッ
トワークとサブネットとを冗長接続する複数のネットワ
ーク接続装置と、を備え、前記各ネットワーク接続装置
は、サブネットおよびバックボーンネットワークを用い
て同一サブネットに接続された他のネットワーク接続装
置との導通状態を監視し、サブネット内の各端末装置が
分断されている状態を認識した場合に接続装置情報の収
集を指示する状態監視手段(後述する実施の形態の状態
確認部101に相当)と、接続装置情報の収集指示によ
り、同一サブネット上の全端末装置のIPアドレスとM
ACアドレスを接続装置情報として収集する接続装置情
報収集手段(接続装置情報収集部102に相当)と、収
集した接続装置情報を、バックボーンネットワークを用
いて同一サブネットに接続される他のネットワーク接続
装置と交換する接続装置情報交換手段(接続装置情報交
換部103に相当)と、他のネットワーク接続装置から
受け取った装置接続情報に基づいてサブネットを選択す
るサブネット選択手段(サブネット選択部174に相
当)と、前記接続装置情報に基づいてARPリプライパ
ケットを生成し、当該ARPリプライパケットを選択さ
れたサブネットに送信するARPリプライパケット生成
/送信手段(パケット生成部173、パケット送信部1
04に相当)と、端末装置からIPパケットを受け取っ
た場合に、宛先IPアドレスと自装置のもつIPアドレ
スとを比較する比較手段(比較部106に相当)と、各
IPアドレスが異なる場合に、前記IPパケットを、バ
ックボーンネットワークを介して他のネットワーク装置
に対して送信するIPパケット送信手段(中継部105
に相当)と、を備え、前記各端末装置は、受け取ったA
RPリプライパケットに基づいてARPテーブルを更新
し、以降、分断された端末装置とはバックボーンネット
ワークを介して通信を行うことを特徴とする。
【0016】つぎの発明にかかるネットワークシステム
にあっては、さらに、サブネットからARPリクエスト
パケットまたはARPリプライパケットを受信し、当該
パケットからターゲットプロトコルアドレスを抽出する
ARPパケット受信手段(ARPパケット受信部518
に相当)と、前記ARPパケット受信手段がARPリク
エストパケットを受信した場合に、前記収集した接続装
置情報の中に当該ターゲットプロトコルアドレスに該当
する情報が含まれていたかどうかを検索する第1の検索
手段(検査部519に相当)と、前記情報が含まれてい
ない場合に、バックボーンネットワークに前記ARPリ
クエストパケットを送信するリクエスト転送手段(リク
エスト転送部520に相当)と、前記ARPパケット受
信手段がARPリプライパケットを受信した場合に、バ
ックボーンネットワークに当該ARPリプライパケット
を送信するリプライ転送手段(リプライ転送部527に
相当)と、バックボーンネットワークからARPリクエ
ストパケットまたはARPリプライパケットを受信する
バックボーンパケット受信手段(バックボーンパケット
受信部521に相当)と、受信したARPパケットから
ターゲットプロトコルアドレスを抽出し、収容する単一
または複数のサブネットの中から当該ターゲットプロト
コルアドレスが含まれるサブネットを選択するサブネッ
ト選択手段(サブネット選択部524に相当)と、前記
バックボーンパケット受信手段がARPリクエストパケ
ットを受信した場合に、当該パケットの送信元MACア
ドレスとソースハードウェアアドレスとを仮想MACア
ドレスに書き換えるリクエストパケット変換手段(リク
エストパケット変換部525に相当)と、書き換え後の
ARPリクエストパケットを選択されたサブネットに送
信するリクエストパケット送信手段(リクエストパケッ
ト送信部526に相当)と、前記バックボーンパケット
受信手段がARPリプライパケットを受信した場合に、
前記サブネット選択手段が抽出したターゲットプロトコ
ルアドレスに基づいてMACアドレスを検索する第2の
検索手段(検索部519に相当)と、宛先MACアドレ
スおよびターゲットハードウェアアドレスを検索結果で
あるMACアドレスに書き換え、ソースハードウェアア
ドレスを仮想MACアドレスに書き換えるリプライパケ
ット変換手段(リプライパケット変換部522に相当)
と、書き換え後のARPリプライパケットを選択された
サブネットに送信するリプライパケット送信手段(リプ
ライパケット送信部523に相当)と、を備えることを
特徴とする。
【0017】つぎの発明にかかるネットワークシステム
にあっては、バックボーンネットワークと、複数の端末
装置を収容するサブネットと、バックボーンネットワー
クとサブネットとを冗長接続する複数のネットワーク接
続装置と、を備え、前記各ネットワーク接続装置は、サ
ブネットおよびバックボーンネットワークを用いて同一
サブネットに接続された他のネットワーク接続装置との
導通状態を監視し、サブネット内の各端末装置が分断さ
れている状態を認識した場合に接続装置情報の収集を指
示する状態監視手段(状態確認部101aに相当)と、
接続装置情報の収集指示により、同一サブネット上の全
端末装置のIPアドレスとMACアドレスを接続装置情
報として収集する接続装置情報収集手段と、収集した接
続装置情報に基づいてARPリプライパケットを生成す
るパケット生成手段(転送パケット生成部175aに相
当)と、生成したARPリプライパケットを、バックボ
ーンネットワークを用いて同一サブネットに接続される
他のネットワーク接続装置と交換するパケット交換手段
(接続装置情報交換部103aに相当)と、他のネット
ワーク接続装置から受け取ったARPリプライパケット
に基づいてサブネットを選択するサブネット選択手段
(サブネット選択部174aに相当)と、前記ARPリ
プライパケットを選択されたサブネットに送信するAR
Pリプライパケット送信手段(パケット送信部104に
相当)と、端末装置からIPパケットを受け取った場合
に、宛先IPアドレスと自装置のもつIPアドレスとを
比較する比較手段と、各IPアドレスが異なる場合に、
前記IPパケットを、バックボーンネットワークを介し
て他のネットワーク装置に対して送信するIPパケット
送信手段と、を備え、前記各端末装置は、受け取ったA
RPリプライパケットに基づいてARPテーブルを更新
し、以降、分断された端末装置とはバックボーンネット
ワークを介して通信を行うことを特徴とする。
【0018】つぎの発明にかかるネットワークシステム
にあっては、さらに、サブネットが回復した場合に、当
該サブネットに接続された端末装置のARPテーブルを
もとに戻すためのARPリプライパケットを生成する回
復パケット生成手段(回復パケット生成部641cに相
当)、を備え、前記ARPリプライパケット送信手段
は、前記回復パケット生成手段により生成されたARP
リプライパケット、およびバックボーンネットワークか
ら受信した、当該サブネットに接続された端末装置のA
RPテーブルをもとに戻すためのARPリプライパケッ
ト、をサブネットに送信し、前記各端末装置は、受け取
ったARPリプライパケットに基づいてARPテーブル
をもとに戻し、以降、同一サブネット上の端末装置間で
はお互いのMACアドレスを直接指定して通信を行うこ
とを特徴とする。
【0019】つぎの発明にかかるネットワークシステム
にあっては、さらに、サブネットが回復した場合に、当
該サブネットに接続された端末装置のARPテーブルを
もとに戻すためのARPリプライパケットを生成する第
1の回復パケット生成手段(回復パケット生成部641
cに相当)と、バックボーンネットワークから、当該サ
ブネットに接続された端末装置のARPテーブルをもと
に戻すための接続装置情報を受け取った場合に、当該接
続装置情報に基づいてARPリプライパケットを生成す
る第2の回復パケット生成手段(パケット生成部173
dに相当)と、を備え、前記ARPリプライパケット生
成/送信手段は、前記第1の回復パケット生成手段によ
り生成されたARPリプライパケット、および第2の回
復パケット生成手段により生成されたARPリプライパ
ケット、をサブネットに送信し、前記各端末装置は、受
け取ったARPリプライパケットに基づいてARPテー
ブルをもとに戻し、以降、同一サブネット上の端末装置
間ではお互いのMACアドレスを直接指定して通信を行
うことを特徴とする。
【0020】つぎの発明にかかるネットワークシステム
において、前記接続装置情報収集手段は、ICMPエコ
ーリクエストメッセージをブロードキャストアドレスで
送信するリクエスト送信手段(リクエスト送信部441
に相当)と、前記リクエストに対する応答としてICM
Pエコーリプライメッセージを受信する受信手段(受信
部442に相当)と、前記ICMPエコーリプライメッ
セージに基づいてサブネット内の端末装置のIPアドレ
スとMACアドレスの組み合わせを学習する学習手段
(学習部443に相当)と、を備えることを特徴とす
る。
【0021】つぎの発明にかかるネットワーク接続装置
にあっては、バックボーンネットワークと複数の端末装
置を収容するサブネットとを冗長接続し、たとえば、サ
ブネットおよびバックボーンネットワークを用いて同一
サブネットに接続された他のネットワーク接続装置との
導通状態を監視し、サブネット内の各端末装置が分断さ
れている状態を認識した場合に接続装置情報の収集を指
示する状態監視手段と、接続装置情報の収集指示によ
り、同一サブネット上の全端末装置のIPアドレスとM
ACアドレスを接続装置情報として収集する接続装置情
報収集手段と、収集した接続装置情報を、バックボーン
ネットワークを用いて同一サブネットに接続される他の
ネットワーク接続装置と交換する接続装置情報交換手段
と、他のネットワーク接続装置から受け取った装置接続
情報に基づいてサブネットを選択するサブネット選択手
段と、前記接続装置情報に基づいてARPリプライパケ
ットを生成し、当該ARPリプライパケットを選択され
たサブネットに送信するARPリプライパケット生成/
送信手段と、端末装置からIPパケットを受け取った場
合に、宛先IPアドレスと自装置のもつIPアドレスと
を比較する比較手段と、各IPアドレスが異なる場合
に、前記IPパケットを、バックボーンネットワークを
介して他のネットワーク装置に対して送信するIPパケ
ット送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0022】つぎの発明にかかるネットワーク接続装置
にあっては、さらに、サブネットからARPリクエスト
パケットまたはARPリプライパケットを受信し、当該
パケットからターゲットプロトコルアドレスを抽出する
ARPパケット受信手段と、前記ARPパケット受信手
段がARPリクエストパケットを受信した場合に、前記
収集した接続装置情報の中に当該ターゲットプロトコル
アドレスに該当する情報が含まれていたかどうかを検索
する第1の検索手段と、前記情報が含まれていない場合
に、バックボーンネットワークに前記ARPリクエスト
パケットを送信するリクエスト転送手段と、前記ARP
パケット受信手段がARPリプライパケットを受信した
場合に、バックボーンネットワークに当該ARPリプラ
イパケットを送信するリプライ転送手段と、バックボー
ンネットワークからARPリクエストパケットまたはA
RPリプライパケットを受信するバックボーンパケット
受信手段と、受信したARPパケットからターゲットプ
ロトコルアドレスを抽出し、収容する単一または複数の
サブネットの中から当該ターゲットプロトコルアドレス
が含まれるサブネットを選択するサブネット選択手段
と、前記バックボーンパケット受信手段がARPリクエ
ストパケットを受信した場合に、当該パケットの送信元
MACアドレスとソースハードウェアアドレスとを仮想
MACアドレスに書き換えるリクエストパケット変換手
段と、書き換え後のARPリクエストパケットを選択さ
れたサブネットに送信するリクエストパケット送信手段
と、前記バックボーンパケット受信手段がARPリプラ
イパケットを受信した場合に、前記サブネット選択手段
が抽出したターゲットプロトコルアドレスに基づいてM
ACアドレスを検索する第2の検索手段と、宛先MAC
アドレスおよびターゲットハードウェアアドレスを検索
結果であるMACアドレスに書き換え、ソースハードウ
ェアアドレスを仮想MACアドレスに書き換えるリプラ
イパケット変換手段と、書き換え後のARPリプライパ
ケットを選択されたサブネットに送信するリプライパケ
ット送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0023】つぎの発明にかかるネットワーク接続装置
にあっては、バックボーンネットワークと複数の端末装
置を収容するサブネットとを冗長接続し、たとえば、サ
ブネットおよびバックボーンネットワークを用いて同一
サブネットに接続された他のネットワーク接続装置との
導通状態を監視し、サブネット内の各端末装置が分断さ
れている状態を認識した場合に接続装置情報の収集を指
示する状態監視手段と、接続装置情報の収集指示によ
り、同一サブネット上の全端末装置のIPアドレスとM
ACアドレスを接続装置情報として収集する接続装置情
報収集手段と、収集した接続装置情報に基づいてARP
リプライパケットを生成するパケット生成手段と、生成
したARPリプライパケットを、バックボーンネットワ
ークを用いて同一サブネットに接続される他のネットワ
ーク接続装置と交換するパケット交換手段と、他のネッ
トワーク接続装置から受け取ったARPリプライパケッ
トに基づいてサブネットを選択するサブネット選択手段
と、前記ARPリプライパケットを選択されたサブネッ
トに送信するARPリプライパケット送信手段と、端末
装置からIPパケットを受け取った場合に、宛先IPア
ドレスと自装置のもつIPアドレスとを比較する比較手
段と、各IPアドレスが異なる場合に、前記IPパケッ
トを、バックボーンネットワークを介して他のネットワ
ーク装置に対して送信するIPパケット送信手段と、を
備えることを特徴とする。
【0024】つぎの発明にかかるネットワーク接続装置
にあっては、さらに、サブネットが回復した場合に、当
該サブネットに接続された端末装置のARPテーブルを
もとに戻すためのARPリプライパケットを生成する回
復パケット生成手段、を備え、前記ARPリプライパケ
ット送信手段は、前記回復パケット生成手段により生成
されたARPリプライパケット、およびバックボーンネ
ットワークから受信した、当該サブネットに接続された
端末装置のARPテーブルをもとに戻すためのARPリ
プライパケット、をサブネットに送信することを特徴と
する。
【0025】つぎの発明にかかるネットワーク接続装置
にあっては、さらに、サブネットが回復した場合に、当
該サブネットに接続された端末装置のARPテーブルを
もとに戻すためのARPリプライパケットを生成する第
1の回復パケット生成手段と、バックボーンネットワー
クから、当該サブネットに接続された端末装置のARP
テーブルをもとに戻すための接続装置情報を受け取った
場合に、当該接続装置情報に基づいてARPリプライパ
ケットを生成する第2の回復パケット生成手段と、を備
え、前記ARPリプライパケット生成/送信手段は、前
記第1の回復パケット生成手段により生成されたARP
リプライパケット、および第2の回復パケット生成手段
により生成されたARPリプライパケット、をサブネッ
トに送信することを特徴とする。
【0026】つぎの発明にかかるネットワーク接続装置
において、前記接続装置情報収集手段は、ICMPエコ
ーリクエストメッセージをブロードキャストアドレスで
送信するリクエスト送信手段と、前記リクエストに対す
る応答としてICMPエコーリプライメッセージを受信
する受信手段と、前記ICMPエコーリプライメッセー
ジに基づいてサブネット内の端末装置のIPアドレスと
MACアドレスの組み合わせを学習する学習手段と、を
備えることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるネットワ
ークシステムおよびネットワーク接続装置の実施の形態
を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形
態によりこの発明が限定されるものではない。
【0028】実施の形態1.図1は、本発明にかかるネ
ットワーク接続装置の実施の形態1の構成を示す図であ
る。図1において、100はネットワーク接続装置であ
り、101は状態確認部であり、102は接続装置情報
収集部であり、103は接続装置情報交換部であり、1
04はパケット送信部であり、105は中継部であり、
106は比較部であり、107は接続装置情報を記録す
る記録部であり、108はARPテーブルであり、17
3はパケット生成部であり、174はサブネット選択部
であり、210はバックボーンネットワークであり、2
11はネットワーク接続装置間を結ぶ通信パスであり、
230はサブネットであり、291はサブネットの入出
力ポートであり、293はバックボーンネットワークの
入出力ポートである。
【0029】また、図2は、実施の形態1のネットワー
ク接続装置を用いたネットワークシステムの一例を示す
図である。図2において、200は上記ネットワーク接
続装置100と同様の構成を持つネットワーク接続装置
であり、231,232,233,234はスイッチン
グハブであり、221,222,227は端末装置であ
り、223は端末装置221のARPテーブルであり、
224は端末装置222のARPテーブルであり、28
1,282,283はスイッチングハブ231の入出力
ポートであり、284,285はスイッチングハブ23
2の入出力ポートであり、286,287,288,2
89はスイッチングハブ233の入出力ポートである。
【0030】ここで、図1および図2を用いて上記ネッ
トワーク接続装置の動作を説明する。なお、本実施の形
態では、ネットワーク接続装置100と200が冗長な
構成をとり、バックボーンネットワーク210とサブネ
ット230とを接続する。また、ネットワーク接続装置
100が待機ルータとして、ネットワーク接続装置20
0が現用ルータとして、それぞれ動作しているものとす
る。
【0031】まず、ネットワーク接続装置100では、
状態確認部101が、サブネット230を経由してネッ
トワーク接続装置200との導通状態を監視する。この
監視は、pingを用いて行うこととしてもよいし、V
RRPメッセージ等の監視により行うこととしてもよ
い。また、ネットワーク接続装置100の状態確認部1
01では、バックボーンネットワーク210上の通信パ
ス211を用い、ネットワーク接続装置200の状態確
認部101に対して定期的に自装置の動作状態を送信す
る。ここでいう動作状態とは、待機ルータとして動作し
ているか、または現用ルータとして動作しているか、を
示す情報を意味する。
【0032】なお、バックボーンネットワーク210が
ATM(Asynchronous Transfer Mode)ネットワークの
場合には、通信パス211の一例として、VC(virtua
l channel)を利用する。
【0033】この状態で、端末装置221と端末装置2
22がデータ通信を行う場合、各端末装置では、あらか
じめ認識しているお互いのIPアドレスと、ARPによ
り学習した互いのMACアドレスと、をARPテーブル
に登録する。なお、図3は、端末装置221のARPテ
ーブルに記録されるエントリ(IPアドレス、MACア
ドレス)の一例を示す図であり((a)は正常時を
(b)は障害時を表す)、481aはIPアドレス(I
P_222)であり、481bはMACアドレス(MA
C_222)であり、482aはIPアドレス(IP_
222)であり、482bはMACアドレス(MAC_
100)である。また、図4は、端末装置222のAR
Pテーブルに記録されるエントリの一例を示す図であり
((a)は正常時を(b)は障害時を表す)、486a
はIPアドレス(IP_221)であり、486bはM
ACアドレス(MAC_221)であり、487aはI
Pアドレス(IP_221)であり、487bはMAC
アドレス(MAC_200)である。
【0034】スイッチングハブ231では、端末装置2
21から送信されるARPパケットをポート282で受
信し、送信元MACアドレスに基づいて、端末装置22
1がポート282の先に接続されていることを学習す
る。また、端末装置222から送信されるARPパケッ
トをポート283で受信し、送信元MACアドレスに基
づいて、端末装置222がポート283の先に接続され
ていることを学習する。同様に、スイッチングハブ23
2においては、端末装置221がポート284の先に接
続され、端末送信222がポート285の先に接続され
ていることを学習し、さらに、スイッチングハブ233
においては、端末装置221がポート286の先に接続
され、端末装置222がポート287の先に接続されて
いることを学習する。
【0035】上記のように学習した後は、スイッチング
ハブ231では、端末装置221のMACアドレス宛の
MACフレームをポート282から出力し、端末装置2
22のMACアドレス宛のMACフレームをポート28
3から出力する。図5は、端末装置221から端末装置
222への送信MACフレームを示す図である。図5に
おいて、300aはMACヘッダ部であり、300bは
IPフレーム部であり、301は宛先MACアドレス
(MAC_222)であり、302は送信元MACアド
レス(MAC_221)であり、303は宛先IPアド
レス(IP_222)であり、304は送信元IPアド
レス(IP_221)である。ここでは、端末装置22
2のIPアドレスを宛先IPアドレス303に設定し、
学習したMACアドレスを宛先MACアドレス301に
設定し、自端末のIPアドレスを送信元IPアドレス3
04に設定し、自端末のMACアドレスを送信元MAC
アドレス302に設定し、その後、MACフレームをネ
ットワークへ送信する。
【0036】そして、上記MACフレームは、宛先MA
Cアドレス301に基づいて、スイッチングハブ231
のポート282および283、スイッチングハブ232
のポート284および285、スイッチングハブ233
のポート286および287、を経由して端末装置22
2に通知される。
【0037】一方、スイッチングハブ232が故障し、
中継動作を行えなくなった場合、ネットワーク接続装置
100の状態確認部101では、pingの失敗やVR
RPメッセージの未到着などにより障害発生を認識し、
接続装置情報収集部102に対して接続装置情報の収集
を指示する。そして、通信パス211を経由して、ネッ
トワーク接続装置200に対して、自装置が、以後、現
用ルータとして動作する旨を通知する。
【0038】図6は、接続装置情報収集部102の構成
を示す図である。図6において、441はICMPエコ
ーリクエストメッセージをブロードキャストで送信する
リクエスト送信部であり、442はICMPエコーリプ
ライメッセージを受信する受信部であり、443はIP
アドレスとMACアドレスとの組み合わせを学習する学
習部である。ここでは、ネットワーク接続装置100内
の接続装置情報収集部102の動作について説明する。
なお、ネットワーク接続装置200内の接続装置情報収
集部102についても同様に動作する。
【0039】また、図7は、接続装置情報収集のために
用いられるICMPエコーリクエストメッセージを格納
するMACフレームフォーマットの一例を示す図であ
る。図7において、451はMACヘッダ部であり、4
52はIPヘッダ部であり、453はICMPメッセー
ジ部であり、454は宛先MACアドレス(MAC_B
roadcast)であり、455は送信元MACアド
レス(MAC_100)であり、456は宛先IPアド
レス(IP_SubnetBroadcast)であ
り、457は送信元IPアドレス(IP_100)であ
る。
【0040】ネットワーク接続装置100内の接続装置
情報収集部102では、リクエスト送信部441が、宛
先MACアドレス454をブロードキャストアドレスと
し、宛先IPアドレス456をサブネット230へのブ
ロードキャストアドレスとすることで生成したICMP
エコーリクエストメッセージを、サブネット230のポ
ート291に送信する。このメッセージは、スイッチン
グハブ231で中継され、端末装置221に通知され
る。
【0041】ICMPエコーリクエストメッセージを受
け取った端末装置221では、応答として、ICMPエ
コーリプライメッセージを送信する。図8は、接続装置
情報収集のために用いられるICMPエコーリプライメ
ッセージを格納するMACフレームフォーマットの一例
を示す図である。図8において、461はMACヘッダ
部であり、462はIPヘッダ部であり、463はIC
MPメッセージ部であり、464は宛先MACアドレス
(MAC_100)であり、465は送信元MACアド
レス(MAC_221)であり、466は宛先IPアド
レス(IP_100)であり、467は送信元IPアド
レス(IP_221)である。ここでは、ICMPエコ
ーリクエストメッセージに対する応答として、送信元I
Pアドレス467に自端末のIPアドレスを設定し、送
信元MACアドレス465に自装置のMACアドレスを
設定することで生成したICMPエコーリプライメッセ
ージを送信する。このリプライメッセージは、ネットワ
ーク接続装置100の受信部442により受信され、学
習部443に通知される。
【0042】学習部443では、受け取ったリプライメ
ッセージを精査し、送信元IPアドレス467と送信元
MACアドレス465の組み合わせを学習し、その学習
結果を接続装置情報として記録部107およびARPテ
ーブル108に格納する。
【0043】上記のように接続装置情報収集部102に
より接続装置情報を収集したネットワーク接続装置10
0では、接続装置情報交換部103が、収集したIPア
ドレスをバックボーンネットワーク210上の通信パス
211に送信する。この接続装置情報は、ネットワーク
接続装置200の接続装置情報交換部103に通知さ
れ、さらに、サブネット選択部174に転送される。
【0044】ネットワーク接続装置200のサブネット
選択部174では、受け取った接続装置情報に基づい
て、端末装置221と通信を行う可能性のある通信端末
222を収容するサブネット230を選択し、さらに、
当該接続装置情報をパケット生成部173に対して通知
する。
【0045】ネットワーク接続装置200のパケット生
成部173では、受け取った接続装置情報に基づいて、
ARPリプライパケットを生成し、当該パケットをサブ
ネット230に送信する。図9(a)は、ARPリプラ
イパケットフォーマットの一例を示す図である。図9
(a)において、470aは宛先MACアドレス(MA
C_Broadcast)であり、470bは送信元M
ACアドレス(MAC_200)であり、470cはソ
ースハードウェアアドレス(MAC_200)であり、
470dはソースプロトコルアドレス(IP_200)
であり、470eはターゲットハードウェアアドレス
(MAC_200)であり、470fはターゲットプロ
トコルアドレス(IP_221)である。ここでは、受
け取った接続装置情報に含まれるIPアドレスをターゲ
ットプロトコルアドレス470fに設定し、自ネットワ
ーク接続装置200がポート292で使用しているIP
アドレスをソースプロトコルアドレス470dに設定
し、自ネットワーク接続装置200がポート292で使
用しているMACアドレスをソースハードウェアアドレ
ス470cとターゲットハードウェアアドレス470e
と送信元MACアドレス470bに設定し、ブロードキ
ャストアドレスを宛先MACアドレス470aに設定
し、パケット送信部104が、生成されたARPリプラ
イパケットをサブネット230に送信する。このとき、
ARPリプライパケットは、スイッチングハブ233を
経由して端末装置222に通知される。
【0046】ARPリプライパケットを受け取った端末
装置222では、当該パケットに含まれるターゲットプ
ロトコルアドレス470fとターゲットハードウェアア
ドレス470eに基づいて、ARPテーブル224を更
新する。具体的にいうと、たとえば、図4(a)に示す
エントリを(b)に示すエントリのように更新する。な
お、上記のような端末装置222のARPテーブル更新
動作は、IETF(Internet Engineering Task Forc
e),RFC826に規定されたARPの一般的な動作
である。また、更新動作完了後、端末装置222では、
端末装置221に対してIPパケットを送信する場合、
宛先MACアドレスにMACアドレス487bを設定
し、スイッチングハブ233では、受け取った当該IP
パケットを、ポート288を中継してネットワーク接続
装置200に対して送信することになる。
【0047】また、ネットワーク接続装置200では、
ネットワーク接続装置100の状態確認部101から送
られてきた「現用ルータとして動作する旨の通知」を、
状態確認部101が受け取ることで、サブネット230
に障害が発生したことを認識する。そして、上記ネット
ワーク接続装置100と同様の手順で、ネットワーク接
続装置200の接続装置情報収集部102が、端末装置
222および227のIPアドレスを接続装置情報とし
て収集し、接続装置情報交換部103が、当該接続装置
情報をネットワーク接続装置100に対して送信する。
【0048】そして、接続装置情報を受け取ったネット
ワーク接続装置100では、上記ネットワーク接続装置
200と同様の手順で、接続装置情報交換部103,サ
ブネット選択部174,パケット生成部173,および
パケット送信部104を用いて、図9(b)に示すAR
Pリプライパケットおよび(c)に示すARPリプライ
パケットを生成/送信し、端末装置221のARPテー
ブル223を更新する。具体的にいうと、たとえば、図
3(a)に示すエントリを(b)に示すエントリのよう
に更新する。なお、図9(b)において、471aは宛
先MACアドレス(MAC_Broadcast)であ
り、471bは送信元MACアドレス(MAC_10
0)であり、471cはソースハードウェアアドレス
(MAC_100)であり、471dはソースプロトコ
ルアドレス(IP_100)であり、471eはターゲ
ットハードウェアアドレス(MAC_100)であり、
471fはターゲットプロトコルアドレス(IP_22
2)であり、図9(c)において、472aは宛先MA
Cアドレス(MAC_Broadcast)であり、4
72bは送信元MACアドレス(MAC_100)であ
り、472cはソースハードウェアアドレス(MAC_
100)であり、472dはソースプロトコルアドレス
(IP_100)であり、472eはターゲットハード
ウェアアドレス(MAC_100)であり、472fは
ターゲットプロトコルアドレス(IP_227)であ
る。
【0049】ただし、端末装置221と端末装置227
が通信を行っておらず、端末装置221のARPテーブ
ル223に端末装置227に相当するエントリがない場
合には、端末装置221が図9(c)に示すARPリプ
ライパケットを受信した場合でも、ARPテーブル22
3の更新および追加は行われない。
【0050】つぎに、端末装置221が端末装置222
に対してIPパケットを送信する場合、MACフレーム
の宛先MACアドレスにはMACアドレス482bが設
定されるため、スイッチングハブ231では、受け取っ
たMACフレームを、ポート281を中継してネットワ
ーク接続装置100に対して送信する。
【0051】MACフレームを受け取ったネットワーク
接続装置100では、比較部106が、ポート291で
使用しているIPアドレスと当該MACフレーム中の宛
先IPアドレス、およびポート291で使用しているM
ACアドレスと当該MACフレーム中の宛先MACアド
レス、をそれぞれ比較する。そして、MACアドレスが
等しくかつIPアドレスが異なる場合には、中継部10
5が、MACフレーム内のIPパケット部をネットワー
ク接続装置200へ中継する。
【0052】IPパケットを受け取ったネットワーク接
続装置200では、当該IPパケットをMACフレーム
に設定し、さらに、宛先IPアドレスに基づいてARP
テーブルを検索することで対応するMACアドレスを獲
得し、その検索結果をMACフレームの宛先MACアド
レスに設定し、ここで生成されたMACフレームをポー
ト292へ中継する。このとき、MACフレームは、ス
イッチングハブ233を経由して端末装置222に通知
される。なお、端末装置222が端末装置221に対し
てIPパケットを送信する場合も、IPパケットは、上
記と同様の手順でネットワーク接続装置200およびネ
ットワーク接続装置100を中継され、端末装置221
へ通知される。
【0053】ただし、各ネットワーク接続装置が使用す
るIPアドレスとMACアドレスは、それぞれの装置で
異なるアドレスを用いることとしてもよいし、VRRP
等のプロトコルにより共通のアドレスを用いることとし
てもよい。また、共通のアドレスを用いる場合で、かつ
現用ルータとして動作するネットワーク接続装置が健全
である間、待機ルータとして動作するネットワーク接続
装置は、当該アドレスを用いて通信を行わない。
【0054】このように、本実施の形態においては、故
障等によりサブネット230内の各端末装置が分断され
た場合でも、バックボーンネットワーク210を経由し
て通信を行う構成としたため、分散された端末装置間の
通信を継続させることができる。また、上記と同様の場
合に、サブネットに接続された端末装置が、自身に接続
されたネットワーク接続装置にて生成したARPリプラ
イパケットを受け取り、ARPの一般的な動作でARP
テーブルを書き換える構成としたため、特別な処理を追
加することなく通信経路を変更できる。また、本実施の
形態においては、接続装置情報収集時に、ICMPエコ
ーリクエストメッセージをブロードキャストアドレスで
送信し、サブネットに接続されている各端末装置からの
ICMPエコーリプライメッセージを同時に収集する構
成としたため、効率良く接続装置情報を収集できる。
【0055】実施の形態2.図10は、本発明にかかる
ネットワーク接続装置の実施の形態2の構成を示す図で
ある。図10において、100aはネットワーク接続装
置であり、101aは状態確認部であり、103aは接
続装置情報交換部であり、174aはサブネット選択部
であり、175aは転送パケット生成部である。また、
図11は、実施の形態2のネットワーク接続装置を用い
たネットワークシステムの一例を示す図である。図11
において、200aは上記ネットワーク接続装置100
aと同様の構成を持つネットワーク接続装置である。な
お、前述の実施の形態1と同様の構成については、同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0056】ここで、図10および図11を用いて上記
ネットワーク接続装置の動作を説明する。なお、本実施
の形態では、前述の実施の形態1と異なる動作について
のみ説明する。また、本実施の形態のネットワークシス
テムは、ネットワーク接続装置100aと200aが冗
長な構成をとり、バックボーンネットワーク210とサ
ブネット230とを接続する。また、ネットワーク接続
装置100aが待機ルータとして、ネットワーク接続装
置200aが現用ルータとして、それぞれ動作している
ものとする。また、各ネットワーク接続装置は、仮想M
ACアドレス(以後、MAC_Vと呼ぶ)とIPアドレ
ス(以後、IP_Vと呼ぶ)とを共有しているものとす
る。
【0057】まず、ネットワーク接続装置100aで
は、状態確認部101aが、サブネット230を経由し
てネットワーク接続装置200aとの導通状態を監視す
る。この監視は、VRRPメッセージ等を用い、現用ル
ータから送信される定期的なパケットを受信することで
行う。また、ネットワーク接続装置100aの状態確認
部101aでは、バックボーンネットワーク210上の
通信パス211を用い、ネットワーク接続装置200a
の状態確認部101aに対して定期的に自装置の動作状
態を送信する。ここでいう動作状態とは、待機ルータと
して動作しているか、または現用ルータとして動作して
いるか、を示す情報を意味する。
【0058】たとえば、スイッチングハブ232が故障
し、中継動作を行えなくなった場合、ネットワーク接続
装置100aの状態確認部101aでは、VRRPメッ
セージの未到着により障害発生を認識し、接続装置情報
収集部102に対して接続装置情報の収集を指示する。
そして、通信パス211を経由してネットワーク接続装
置200aに対して、自装置が、以後、現用ルータとし
て動作する旨を通知する。
【0059】接続装置情報収集部102(図6参照)で
は、実施の形態1の場合と同様の手順で、送信元IPア
ドレスと送信元MACアドレスの組み合わせを学習し、
その結果を接続装置情報として記録部107およびAR
Pテーブル108に格納する。
【0060】上記のように接続装置情報収集部102に
より接続装置情報を収集したネットワーク接続装置10
0aでは、転送パケット生成部175aが、当該接続装
置情報に基づいてARPリプライパケットを生成する。
図12(a)は、ARPリプライパケットフォーマット
の一例を示す図である。図12(a)において、475
aは宛先MACアドレス(MAC_Broadcas
t)であり、475bは送信元MACアドレス(MAC
_V)であり、475cはソースハードウェアアドレス
(MAC_V)であり、475dはソースプロトコルア
ドレス(IP_V)であり、475eはターゲットハー
ドウェアアドレス(MAC_V)であり、475fはタ
ーゲットプロトコルアドレス(IP_221)である。
ここでは、格納された接続装置情報に含まれるIPアド
レスをターゲットプロトコルアドレス475fに設定
し、仮想MACアドレスであるMAC_Vをターゲット
ハードウェアアドレス475e,ソースハードウェアア
ドレス475cおよび送信元MACアドレス475bに
それぞれ設定し、共有IPアドレスであるIP_Vをソ
ースプロトコルアドレス475dに設定し、ブロードキ
ャストアドレスを宛先MACアドレス475aに設定す
ることで、ARPリプライパケットを生成する。
【0061】そして、接続装置情報交換部103aで
は、生成されたARPリプライパケットの形式で接続装
置情報をバックボーンネットワーク210の通信パス2
11に送信する。このARPリプライパケット形式の接
続装置情報(以降、単にARPリプライパケットと呼
ぶ)は、ネットワーク接続装置200aの接続装置情報
交換部103aに通知され、さらに、サブネット選択部
174aに転送される。
【0062】ネットワーク接続装置200aのサブネッ
ト選択部174aでは、受け取ったARPリプライパケ
ットに基づいて、端末装置221と通信を行う可能性の
ある通信端末222を収容するサブネット230を選択
し、さらに、パケット送信部104では、当該ARPリ
プライパケットをサブネット230に送信する。このと
き、ARPリプライパケットは、スイッチングハブ23
3を経由して端末装置222に通知される。
【0063】ARPリプライパケットを受け取った端末
装置222では、当該パケットに含まれるターゲットプ
ロトコルアドレス475fとターゲットハードウェアア
ドレス475eに基づいて、ARPテーブル224を更
新する。図13は、更新後のエントリ(ARPテーブル
224)の一例を示す図であり、488aはIPアドレ
ス(IP_221)であり、488bはMACアドレス
(MAC_V)である。
【0064】また、ネットワーク接続装置200aで
は、ネットワーク接続装置100aの状態確認部101
aから送られてきた「現用ルータとして動作する旨の通
知」を、状態確認部101aが受け取ることで、サブネ
ット230に障害が発生したことを認識する。そして、
上記ネットワーク接続装置100aと同様の手順で、ネ
ットワーク接続装置200aの接続装置情報収集部10
2が、端末装置222および227のIPアドレスを接
続装置情報として収集し、転送パケット生成部175a
が、当該接続装置情報に基づいて図12(b)に示すA
RPリプライパケットおよび(c)に示すARPリプラ
イパケットを生成し、接続装置情報交換部103aが、
当該ARPリプライパケットの形式で接続装置情報をネ
ットワーク接続装置100aに対して送信する。なお、
図12(b)において、476aは宛先MACアドレス
(MAC_Broadcast)であり、476bは送
信元MACアドレス(MAC_V)であり、476cは
ソースハードウェアアドレス(MAC_V)であり、4
76dはソースプロトコルアドレス(IP_V)であ
り、476eはターゲットハードウェアアドレス(MA
C_V)であり、476fはターゲットプロトコルアド
レス(IP_222)であり、図12(c)において、
477aは宛先MACアドレス(MAC_Broadc
ast)であり、477bは送信元MACアドレス(M
AC_V)であり、477cはソースハードウェアアド
レス(MAC_V)であり、477dはソースプロトコ
ルアドレス(IP_V)であり、477eはターゲット
ハードウェアアドレス(MAC_V)であり、477f
はターゲットプロトコルアドレス(IP_227)であ
る。
【0065】そして、ARPリプライパケットを受け取
ったネットワーク接続装置100aでは、上記ネットワ
ーク接続装置200aと同様の手順で、接続装置情報交
換部103a,サブネット選択部174aおよびパケッ
ト送信部104を用いて、当該ARPリプライパケット
を送信し、端末装置221のARPテーブルを更新す
る。図14は、更新後のエントリ(ARPテーブル22
3)の一例を示す図であり、483aはIPアドレス
(IP_222)であり、483bはMACアドレス
(MAC_V)である。
【0066】このように、本実施の形態においては、故
障等によりサブネット230内の各端末装置が分断され
た場合でも、各端末装置内のARPテーブルを書き換
え、バックボーンネットワーク210を経由して通信を
行う構成としたため、分散された端末装置間の通信を継
続させることができる。また、上記と同様の場合に、サ
ブネットに接続された端末装置が、分断された端末装置
に接続されたネットワーク接続装置にて生成したARP
リプライパケットを受け取り、ARPの一般的な動作で
ARPテーブルを書き換える構成としたため、特別な処
理を追加することなく通信経路を変更できる。
【0067】実施の形態3.図15は、本発明にかかる
ネットワーク接続装置の実施の形態3の構成を示す図で
ある。図15において、100bはネットワーク接続装
置であり、501bはARPパケット中継部であり、1
07bは接続装置情報を記録する記録部であり、210
bはバックボーンネットワークであり、211bはネッ
トワーク接続装置間を結ぶ通信パスであり、230bは
サブネットであり、291bはサブネット230bに接
続する入出力ポートであり、293bはバックボーンネ
ットワーク210に接続する入出力ポートである。
【0068】また、図16は、上記ARPパケット中継
部501bの構成を示す図である。図16において、5
18はARPパケット受信部であり、519は検索部で
あり、520はリクエスト転送部であり、521はバッ
クボーンパケット受信部であり、522はリプライパケ
ット変換部であり、523はリプライパケット送信部で
あり、524はサブネット選択部であり、525はリク
エストパケット変換部であり、526はリクエストパケ
ット送信部であり、527はリプライ転送部である。
【0069】また、図17は、実施の形態3のネットワ
ーク接続装置を用いたネットワークシステムの一例を示
す図である。図17において、200bはネットワーク
接続装置であり、240b,250bはサブネットであ
り、504はサブネット分断箇所であり、211bはネ
ットワーク接続装置間を結ぶ通信パスであり、531は
端末装置221から送信されるARPリクエストパケッ
トであり、532はネットワーク接続装置100bから
送信されるARPリクエストパケットであり、533は
ネットワーク接続装置200bから送信されるARPリ
クエストパケットであり、534は端末装置222から
送信されるARPリプライパケットであり、535はネ
ットワーク接続装置200bから送信されるARPリプ
ライパケットであり、536はネットワーク接続装置1
00bから送信されるARPリプライパケットでり、2
91bはネットワーク接続装置100bのサブネット2
30bに接続する入出力ポートであり、292bはネッ
トワーク接続装置200bのサブネット230bに接続
する入出力ポートである。なお、先に説明した実施の形
態1と同様の構成については、同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0070】ここで、図15、図16および図17を用
いて、上記ネットワーク接続装置の動作を説明する。な
お、本実施の形態では、前述の実施の形態1と異なる動
作についてのみ説明する。また、本実施の形態のネット
ワークシステムは、ネットワーク接続装置100aと1
00bが冗長な構成をとり、バックボーンネットワーク
210bとサブネット230bとを接続する。また、ネ
ットワーク接続装置100bが待機ルータとして、ネッ
トワーク接続装置200bが現用ルータとして、それぞ
れ動作しているものとし、仮想MACアドレスとIPア
ドレスとを共有しているものとする。
【0071】まず、ネットワーク接続装置100bで
は、状態確認部101が、実施の形態1と同様に、サブ
ネット230bを経由してネットワーク接続装置200
bとの導通状態を監視する。そして、たとえば、サブネ
ット230bがサブネット分断箇所504で分断され、
図示のA部とB部のように分断された場合、ネットワー
ク接続装置100bでは、状態確認部101が障害を検
知し、先に説明した実施の形態1と同様の手順で、記録
部107bおよびARPテーブル108に、IPアドレ
スとMACアドレスの組み合わせを接続装置情報として
記録する。その後、ネットワーク接続装置100bは、
現用ルータとしての動作を行う。
【0072】たとえば、端末装置221が端末装置22
2と通信を行っていない場合、各端末装置のARPテー
ブルには互いの端末装置に相当するエントリが登録され
ておらず、各端末装置では、パケット送信部104から
送信されたARPリプライパケットを受信した場合で
も、ARPテーブルにエントリを追加しない。
【0073】一方、端末装置221が新たに端末装置2
22と通信を行う場合、端末装置221では、端末装置
222に対してARPリクエストパケット531を送信
する。図18は、ARPリクエストパケットおよびAR
Pリプライパケットのフォーマットの一例を示す図であ
り、特に、図18(a)は、ARPリクエストパケット
531の一例を示す図である。図18(a)において、
531aは宛先MACアドレスであり、531bは送信
元MACアドレスであり、531cはソースハードウェ
アアドレスであり、531dはソースプロトコルアドレ
スであり、531eはターゲットハードウェアアドレス
であり、531fはターゲットプロトコルアドレスであ
る。ここでは、宛先MACアドレス531aにブロード
キャストアドレス(MAC_BC)を設定し、送信元M
ACアドレス531bおよびソースハードウェアアドレ
ス531cに端末装置221のMACアドレス(MAC
_221)を設定し、ソースプロトコルアドレス531
dに端末装置221のIPアドレス(IP_221)を
設定し、ターゲットプロトコルアドレス531fに端末
装置222のIPアドレス(IP_222)を設定す
る。
【0074】ARPリクエストパケット531を受け取
ったネットワーク接続装置100bのAPRパケット中
継部501bでは、ARPパケット受信部518が、当
該ARPリクエストパケット531中のターゲットプロ
トコルアドレス531fを抽出する。そして、そのIP
アドレスがポート291bで使用しているIPアドレス
でなければ、検索部519が、記録部107bに記録さ
れたエントリに、ターゲットプロトコルアドレス531
fに該当するエントリがあるかどうかを検索する。な
お、端末装置222がネットワーク接続装置200b側
のB部に接続しているため、ここでの検索結果は該当エ
ントリ無しとなる。
【0075】該当エントリが無い場合、検索部519で
は、リクエスト転送部520にARPリクエストパケッ
ト531を転送し、リクエスト転送部520では、受け
取ったARPリクエストパケット531に相当するAR
Pリクエストパケット532を、バックボーンネットワ
ーク210b上に設定された通信パス211bを介して
ネットワーク接続装置200bに対して送信する。図1
8(b)は、ARPリクエストパケット532の一例を
示す図である。図18(b)において、532aは宛先
MACアドレスであり、532bは送信元MACアドレ
スであり、532cはソースハードウェアアドレスであ
り、532dはソースプロトコルアドレスであり、53
2eはターゲットハードウェアアドレスであり、532
fはターゲットプロトコルアドレスである。ここでは、
宛先MACアドレス532aにブロードキャストアドレ
ス(MAC_BC)を設定し、送信元MACアドレス5
32bおよびソースハードウェアアドレス532cに端
末装置221のMACアドレス(MAC_221)を設
定し、ソースプロトコルアドレス532dに端末装置2
21のIPアドレス(IP_221)を設定し、ターゲ
ットプロトコルアドレス532fに端末装置222のI
Pアドレス(IP_222)を設定する。
【0076】ARPリクエストパケット532を受け取
ったネットワーク接続装置200bでは、バックボーン
パケット受信部521が、サブネット選択部524に対
して当該ARPリクエストパケット532を通知する。
サブネット選択部524では、受け取ったARPリクエ
ストパケット532からターゲットプロトコルアドレス
532fを抽出し、ネットワーク接続装置200bの収
容するサブネットのなかから当該アドレスを含むサブネ
ット230bを選択する。そして、リクエストパケット
変換部525に対してARPリクエストパケット532
を通知する。
【0077】ネットワーク接続装置200bのリクエス
トパケット変換部525では、ARPリクエストパケッ
ト532の送信元MACアドレス532bとソースハー
ドウェアアドレス532cとを仮想MACアドレス(M
AC_V)に書き換える。そして、リクエストパケット
送信部526では、書き換え後のARPリクエストパケ
ット533をサブネット230bに接続するポート29
2bから送信する。図18(c)は、ARPリクエスト
パケット533の一例を示す図である。図18(c)に
おいて、533aは宛先MACアドレスであり、533
bは送信元MACアドレスであり、533cはソースハ
ードウェアアドレスであり、533dはソースプロトコ
ルアドレスであり、533eはターゲットハードウェア
アドレスであり、533fはターゲットプロトコルアド
レスである。ここでは、宛先MACアドレス533aに
ブロードキャストアドレス(MAC_BC)を設定し、
送信元MACアドレス533bおよびソースハードウェ
アアドレス533cに仮想MACアドレス(MAC_
V)を設定し、ソースプロトコルアドレス533dに端
末装置221のIPアドレス(IP_221)を設定
し、ターゲットプロトコルアドレス533fに端末装置
222のIPアドレス(IP_222)を設定する。
【0078】ARPリクエストパケット533を受け取
った端末装置222では、ソースプロトコルアドレス5
33dに格納された端末装置221のIPアドレスと、
ソースハードウェアアドレス533cに格納された仮想
MACアドレスと、を学習し、その学習結果をARPテ
ーブルに登録する。そして、受け取ったパケットに対す
る応答として、ARPリプライパケット534を送信す
る。図18(d)は、ARPリプライパケット534の
一例を示す図である。図18(d)において、534a
は宛先MACアドレスであり、534bは送信元MAC
アドレスであり、534cはソースハードウェアアドレ
スであり、534dはソースプロトコルアドレスであ
り、534eはターゲットハードウェアアドレスであ
り、534fはターゲットプロトコルアドレスである。
ここでは、宛先MACアドレス534aおよびターゲッ
トハードウェアアドレス534eに仮想MAアドレス
(MAC_V)を設定し、送信元MACアドレス534
bおよびソースハードウェアアドレス534cに端末装
置222のMACアドレス(MAC_222)を設定
し、ソースプロトコルアドレス534dに端末装置22
2のIPアドレス(IP_222)を設定し、ターゲッ
トプロトコルアドレス534fに端末装置221のIP
アドレス(IP_221)を設定する。
【0079】ARPリプライパケット534を受け取っ
たネットワーク接続装置200bのAPRパケット中継
部501bでは、ARPパケット受信部518が、当該
ARPリプライパケット534中のターゲットプロトコ
ルアドレス534fを抽出する。そして、そのIPアド
レスがポート292bで使用しているIPアドレスでな
ければ、リプライ転送部527に対してARPリプライ
パケット534を転送する。リプライ転送部527で
は、受け取ったARPリプライパケット534に相当す
るARPリプライパケット535を、バックボーンネッ
トワーク210b上に設定された通信パス211bを介
してネットワーク接続装置100bに対して送信する。
図18(e)は、ARPリプライパケット535の一例
を示す図である。図18(e)において、535aは宛
先MACアドレスであり、535bは送信元MACアド
レスであり、535cはソースハードウェアアドレスで
あり、535dはソースプロトコルアドレスであり、5
35eはターゲットハードウェアアドレスであり、53
5fはターゲットプロトコルアドレスである。ここで
は、宛先MACアドレス535aおよびターゲットハー
ドウェアアドレス535eに仮想MACアドレス(MA
C_V)を設定し、送信元MACアドレス535bおよ
びソースハードウェアアドレス535cに端末装置22
2のMACアドレス(MAC_222)を設定し、ソー
スプロトコルアドレス535dに端末装置222のIP
アドレス(IP_222)を設定し、ターゲットプロト
コルアドレス535fに端末装置221のIPアドレス
(IP_221)を設定する。
【0080】ARPリプライパケット535を受け取っ
たネットワーク接続装置100bでは、バックボーンパ
ケット受信部521が、サブネット選択部524に対し
て当該ARPリプライパケット535を通知する。サブ
ネット選択部524では、受け取ったARPリプライパ
ケット535からターゲットプロトコルアドレス535
fを抽出し、ネットワーク接続装置100bの収容する
サブネットのなかから当該アドレスを含むサブネット2
30bを選択する。そして、リプライパケット変換部5
22に対してARPリプライパケット535を通知す
る。
【0081】ネットワーク接続装置100bのリプライ
パケット変換部522では、ARPリプライパケット5
35のターゲットプロトコルアドレス535fを抽出す
る。その後、検索部519が、当該ターゲットプロトコ
ルアドレス535fに対応するMACアドレスを獲得
し、その獲得結果に基づいて宛先MACアドレス535
aおよびターゲットハードウェアアドレス535eを書
き換える。また、リプライパケット変換部522では、
送信元MACアドレス535bとソースハードウェアア
ドレス535cとを、ポート291bで使用している仮
想MACアドレスMAC_Vに書き換える。そして、リ
プライパケット送信部523では、書き換え後のARP
リプライパケット536をサブネット230bに接続す
るポート291bから送信する。図18(f)は、AR
Pリプライパケット536の一例を示す図である。図1
8(f)において、536aは宛先MACアドレスであ
り、536bは送信元MACアドレスであり、536c
はソースハードウェアアドレスであり、536dはソー
スプロトコルアドレスであり、536eはターゲットハ
ードウェアアドレスであり、536fはターゲットプロ
トコルアドレスである。ここでは、宛先MACアドレス
536aおよびターゲットハードウェアアドレス536
eに端末装置221のMACアドレス(MAC_22
1)を設定し、送信元MACアドレス536bおよびソ
ースハードウェアアドレス536cに仮想MACアドレ
ス(MAC_V)を設定し、ソースプロトコルアドレス
536dに端末装置222のIPアドレス(IP_22
2)を設定し、ターゲットプロトコルアドレス536f
に端末装置221のIPアドレス(IP_221)を設
定する。
【0082】ARPリプライパケット536を受け取っ
た端末装置221では、端末装置222のIPアドレス
に対応するMACアドレスとして、ソースハードウェア
アドレス536cに格納された仮想MACアドレスを学
習し、ARPテーブルに登録する。
【0083】以降、端末装置221から端末装置222
へのパケット送信は、仮想MACアドレス宛に行われ、
実施の形態1と同様の手順で、ネットワーク接続装置1
00bおよび200bに中継される。また、端末装置2
22から端末装置221へのパケット送信についても、
ARPテーブルに仮想MACアドレスが登録されている
ため、仮想MACアドレス宛に行われる。これにより、
相互の通信が可能となる。
【0084】このように、本実施の形態においては、サ
ブネット230bが分断された場合でも、各ネットワー
ク接続装置がバックボーンネットワークを経由してAR
Pパケットを中継する構成としたため、もともとエント
リが登録されていない分断された端末装置間においても
新たに通信を行うことができる。また、本実施の形態に
おいては、ブロードキャストアドレス宛に送信されたI
CMPリクエストメッセージに対して応答しないように
設定された端末装置についても、バックボーンネットワ
ークを介してアドレス解決を行うことができる。また、
サブネットに接続された端末装置においては、ARPリ
クエストパケットおよびARPレスポンスパケットを送
受信することで、ARPテーブルを更新するため、特別
な処理を追加することなくバックボーンネットワークを
用いた通信が可能となる。
【0085】実施の形態4.図19は、本発明にかかる
ネットワーク接続装置の実施の形態4の構成を示す図で
ある。図19において、100cはネットワーク接続装
置であり、101cは状態確認部であり、103cは接
続装置情報交換部であり、104cはパケット送信部で
あり、107cは記録部であり、174cはサブネット
選択部であり、175cは転送パケット生成部であり、
641cは回復パケット生成部である。なお、上記ネッ
トワーク接続装置100c,状態確認部101c,接続
装置情報交換部103c,パケット送信部104c,記
録部107c,サブネット選択部174c,転送パケッ
ト生成部175cについては、本実施の形態における特
徴的な機能以外に、それぞれ先に説明した実施の形態1
または2における状態確認部,接続装置情報交換部,パ
ケット送信部,記録部,サブネット選択部,転送パケッ
ト生成部と同様の機能を含むことを前提とする。
【0086】また、図20は、実施の形態4のネットワ
ーク接続装置を用いたネットワークシステムの一例を示
す図である。図20において、200cはネットワーク
接続装置である。なお、先に説明した実施の形態1また
は2と同様の構成については、同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0087】ここで、図19および図20を用いて上記
ネットワーク接続装置の動作を説明する。なお、本実施
の形態では、先に説明した実施の形態1または2と異な
る動作についてのみ説明する。また、本実施の形態のネ
ットワークシステムは、ネットワーク接続装置100c
と200cが冗長な構成をとり、バックボーンネットワ
ーク210とサブネット230とを接続する。また、本
実施の形態では、ネットワーク接続装置100cが待機
ルータとして、ネットワーク接続装置200cが現用ル
ータとして、それぞれ動作し、さらに、スイッチングハ
ブ232が故障した状態を前提とする。すなわち、実施
の形態2と同様の手順で、端末装置221のARPテー
ブル223に図21(a)に示すエントリが登録され、
端末装置222のARPテーブル224に図22(a)
に示すエントリが登録され、ネットワーク接続装置10
0cの記録部107cに図23に示すエントリが登録さ
れ、ネットワーク接続装置200cの記録部107cに
図24に示すエントリが登録された状態を前提とする。
【0088】ただし、図21は、端末装置221のAR
Pテーブルに記録されるエントリの一例を示す図であ
り、図21(a)に示す障害発生時のエントリにおい
て、625aはIPアドレスであり、625bはMAC
アドレスであり、図21(b)に示す正常時のエントリ
において、626aはIPアドレスであり、626bは
MACアドレスである。また、図22は、端末装置22
2のARPテーブルに記録されるエントリの一例を示す
図であり、図22(a)に示す障害発生時のエントリに
おいて、627aはIPアドレスであり、627bはM
ACアドレスであり、図22(b)に示す正常時のエン
トリにおいて、628aはIPアドレスであり、628
bはMACアドレスである。また、図23は、ネットワ
ーク接続装置100cの記録部107cに記録されるエ
ントリの例であり、図23において、652aはIPア
ドレスであり、652bはMACアドレスである。ま
た、図24は、ネットワーク接続装置200cの記録部
107cに記録されるエントリの例であり、図24にお
いて、653aはIPアドレスであり、653bはMA
Cアドレスである。
【0089】この状態で、スイッチングハブ232が回
復すると、ネットワーク接続装置100cの状態確認部
101cでは、pingの導通やネットワーク接続装置
200cからのVRRPメッセージ受信などによりサブ
ネット230の障害回復を検出し、通信パス211を経
由してネットワーク接続装置200cに対して自装置が
待機ルータとして動作する旨を通知する。
【0090】上記通知を受け取ったネットワーク接続装
置200cでは、状態確認部101cが、その旨を回復
パケット生成部641cに通知する。回復パケット生成
部641cでは、自装置の記録部107cを参照し、エ
ントリに基づいてARPリプライパケットを生成する。
図25は、ARPリプライパケットフォーマットの一例
を示す図である。図25(a)に示すネットワーク接続
装置100cのARPリプライパケットおいて、660
aは宛先MACアドレスであり、660bは送信元MA
Cアドレスであり、660cはソースハードウェアアド
レスであり、660dはソースプロトコルアドレスであ
り、660eはターゲットハードウェアアドレスであ
り、660fはターゲットプロトコルアドレスである。
図25(b)に示すネットワーク接続装置200cのA
RPリプライパケットおいて、661aは宛先MACア
ドレスであり、661bは送信元MACアドレスであ
り、661cはソースハードウェアアドレスであり、6
61dはソースプロトコルアドレスであり、661eは
ターゲットハードウェアアドレスであり、661fはタ
ーゲットプロトコルアドレスである。
【0091】ここでは、図25(b)に示すように、タ
ーゲットプロトコルアドレス661fにIPアドレス6
53a(IP_222)を設定し、ターゲットハードウ
ェアアドレス661eにMACアドレス653b(MA
C_222)を設定し、ソースプロトコルアドレス66
1dにポート292で使用しているIPアドレス(IP
_V)を設定し、ソースハードウェアアドレス661c
と送信元MACアドレス661bにポート292で使用
している仮想MACアドレス(MAC_V)を設定し、
宛先MACアドレス661aにブロードキャストアドレ
ス(MAC_Broadcast)を設定する。
【0092】ネットワーク接続装置200cのパケット
送信部104cでは、上記のように生成したARPリプ
ライパケットをポート292から送信する。
【0093】このとき、ARPリプライパケットを受け
取った端末装置221では、当該パケットに含まれるタ
ーゲットハードウェアアドレス661eとターゲットプ
ロトコルアドレス661fに基づいて、図21(a)に
示すARPテーブルのエントリを図21(b)のように
更新する。
【0094】一方、ネットワーク接続装置100cは、
待機ルータとなるのでサブネット230上で仮想アドレ
スを使用した通信ができない。そこで、ネットワーク接
続装置100cの保有する情報をネットワーク接続装置
200cに転送し、ネットワーク接続装置200cから
ARPリプライパケットを送信する。具体的にいうと、
ネットワーク接続装置100cでは、状態確認部101
cがサブネット230の障害回復を検出すると、転送パ
ケット生成部175cが、記録部107cに記録されて
いるエントリに基づいてARPリプライパケットを生成
する。ここでは、図25(a)に示すように、ターゲッ
トプロトコルアドレス660fにIPアドレス652a
(IP_221)を設定し、ターゲットハードウェアア
ドレス660eにMACアドレス652b(MAC_2
21)を設定し、ソースプロトコルアドレス660dに
仮想IPアドレス(IP_V)を設定し、ソースハード
ウェアアドレス660cと送信元MACアドレス660
bに仮想MACアドレス(MAC_V)を設定し、宛先
MACアドレス660aにブロードキャストアドレス
(MAC_Broadcast)を設定する。
【0095】ネットワーク接続装置100cの接続装置
情報交換部103cでは、上記のように生成したARP
リプライパケットの形式で接続装置情報をネットワーク
接続装置200cに対して送信する。
【0096】上記接続装置情報、すなわち、ARPリプ
ライパケットを受け取ったネットワーク接続装置200
cでは、サブネット選択部174cが、バックボーンネ
ットワーク210からの受信でありかつ送信元MACア
ドレスがポート292の仮想MACアドレスであること
から、宛先がサブネット230であることを識別する。
そして、パケット送信部104cでは、当該パケットを
ポート292から送信する。
【0097】ARPリプライパケットを受け取った端末
装置222では、当該パケットに含まれるターゲットハ
ードウェアアドレス660eとターゲットプロトコルア
ドレス660fに基づいて、図22(a)に示すARP
テーブルのエントリを図22(b)のように更新する。
【0098】このように、本実施の形態においては、サ
ブネット230の障害が回復した場合に、各端末装置
が、障害により更新されたARPテーブルのエントリを
もとの状態(正常時)に書き換える構成としたため、以
降、互いのMACアドレスの直接指定により、端末装置
間の通信を継続することができる。また、本実施の形態
においては、サブネット230に接続された各端末装置
が、ARPの一般的な動作によりARPテーブルを書き
換える構成としたため、特別な処理を追加することなく
通信経路を選択できる。
【0099】実施の形態5.図26は、本発明にかかる
ネットワーク接続装置の実施の形態5の構成を示す図で
ある。図26において、100dはネットワーク接続装
置であり、103dは接続装置情報交換部であり、17
3dはパケット生成部であり、174dはサブネット選
択部である。
【0100】また、図27は、実施の形態5のネットワ
ーク接続装置を用いたネットワークシステムの一例を示
す図である。図27において、200dはネットワーク
接続装置である。なお、先に説明した実施の形態1〜4
と同様の構成については、同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0101】ここで、図26および図27を用いて上記
ネットワーク接続装置の動作を説明する。なお、本実施
の形態では、先に説明した実施の形態1〜4と異なる動
作についてのみ説明する。また、本実施の形態のネット
ワークシステムは、ネットワーク接続装置100dと2
00dが冗長な構成をとり、バックボーンネットワーク
210とサブネット230とを接続する。また、本実施
の形態では、ネットワーク接続装置100dが待機ルー
タとして、ネットワーク接続装置200dが現用ルータ
として、それぞれ動作し、さらに、スイッチングハブ2
32が故障した状態を前提とする。すなわち、実施の形
態2と同様の手順で、端末装置221のARPテーブル
223に図21(a)に示すエントリが登録され、端末
装置222のARPテーブル224に図22(a)に示
すエントリが登録され、ネットワーク接続装置100c
の記録部107cに図23に示すエントリが登録され、
ネットワーク接続装置200cの記録部107cに図2
4に示すエントリが登録された状態を前提とする。
【0102】この状態で、スイッチングハブ232が回
復すると、ネットワーク接続装置100dでは、前述の
実施の形態4と同様に、図25に示すARPリプライパ
ケットを生成し、当該ARPリプライパケットをポート
292から送信する。そして、端末装置221では、図
21(a)に示すARPテーブルのエントリを図21
(b)のように更新する。
【0103】一方、ネットワーク接続装置100dは、
待機ルータとなるのでサブネット230上で仮想アドレ
スを使用した通信ができない。そこで、ネットワーク接
続装置200dでは、状態確認部101cがサブネット
230の障害回復を検出すると、接続装置情報交換部1
03dが、記録部107cに記録されているエントリに
基づいて接続装置情報を生成し、当該接続装置情報をネ
ットワーク接続装置200dに対して送信する。すなわ
ち、図23のエントリの内容を参照し、IPアドレス6
52aとMACアドレス652bを接続装置情報として
送信する。
【0104】接続装置情報を受け取ったネットワーク接
続装置200dの接続装置情報交換部103dでは、当
該情報に含まれるIPアドレスをサブネット選択部17
4dに転送し、サブネット選択部174dでは、ネット
ワーク接続装置100dが収容するサブネットの中か
ら、受け取ったIPアドレスが含まれるサブネット23
0を選択し、パケット生成部173dに通知する。
【0105】ネットワーク接続装置200dのパケット
生成部173dでは、図25(a)に示すように、AR
Pリプライパケットを生成する。そして、パケット送信
部104cでは、受け取ったARPリプライパケットを
ポート292から送信する。
【0106】ARPリプライパケットを受け取った端末
装置222では、当該パケットに含まれるターゲットハ
ードウェアアドレス660eとターゲットプロトコルア
ドレス660fに基づいて、図22(a)に示すARP
テーブルのエントリを図22(b)のように更新する。
【0107】このように、本実施の形態においては、接
続装置情報として、IPアドレスとMACアドレスの組
み合わせのみを送る構成としたため、前述の実施の形態
4と同様の効果が得られるとともに、さらに、ARPパ
ケットを送信する場合と比較してバックボーンネットワ
ークのトラヒック量を大幅に削減することができる。ま
た、本実施の形態においては、自装置の記録部に記録さ
れたエントリに基づいてARPリプライパケットを生成
する場合と、他のネットワーク接続装置から得た接続装
置情報に基づいてARPリプライパケットを生成する場
合で、処理が同じであるため、実装を簡単にすることが
できる。
【0108】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、故障等によりサブネット内の各端末装置が分断され
た場合でも、バックボーンネットワークを経由して通信
を行う構成としたため、分散された端末装置間の通信を
継続させることができる、という効果を奏する。また、
上記と同様の場合に、サブネットに接続された端末装置
が、自身に接続されたネットワーク接続装置にて生成し
たARPリプライパケットを受け取り、ARPの一般的
な動作でARPテーブルを書き換える構成としたため、
特別な処理を追加することなく通信経路を変更すること
ができる、という効果を奏する。
【0109】つぎの発明によれば、サブネットが分断さ
れた場合でも、各ネットワーク接続装置がバックボーン
ネットワークを経由してARPパケットを中継する構成
としたため、もともとエントリが登録されていない分断
された端末装置間においても新たに通信を行うことがで
きる、という効果を奏する。また、ブロードキャストア
ドレス宛に送信されたICMPリクエストメッセージに
対して応答しないように設定された端末装置について
も、バックボーンネットワークを介してアドレス解決を
行うことができる、という効果を奏する。また、サブネ
ットに接続された端末装置においては、ARPリクエス
トパケットおよびARPレスポンスパケットを送受信す
ることで、ARPテーブルを更新するため、特別な処理
を追加することなくバックボーンネットワークを用いた
通信が可能となる、という効果を奏する。
【0110】つぎの発明によれば、故障等によりサブネ
ット内の各端末装置が分断された場合でも、各端末装置
内のARPテーブルを書き換え、バックボーンネットワ
ークを経由して通信を行う構成としたため、分散された
端末装置間の通信を継続させることができる、という効
果を奏する。また、上記と同様の場合に、サブネットに
接続された端末装置が、分断された端末装置に接続され
たネットワーク接続装置にて生成したARPリプライパ
ケットを受け取り、ARPの一般的な動作でARPテー
ブルを書き換える構成としたため、特別な処理を追加す
ることなく通信経路を変更できる、という効果を奏す
る。
【0111】つぎの発明によれば、サブネットの障害が
回復した場合に、各端末装置が、障害により更新された
ARPテーブルのエントリをもとの状態(正常時)に書
き換える構成としたため、以降、互いのMACアドレス
の直接指定により、端末装置間の通信を継続することが
できる、という効果を奏する。また、サブネットに接続
された各端末装置が、ARPの一般的な動作によりAR
Pテーブルを書き換える構成としたため、特別な処理を
追加することなく通信経路を選択できる、という効果を
奏する。
【0112】つぎの発明によれば、接続装置情報とし
て、IPアドレスとMACアドレスの組み合わせのみを
送る構成としたため、さらに、ARPパケットを送信す
る場合と比較してバックボーンネットワークのトラヒッ
ク量を大幅に削減することができる、という効果を奏す
る。また、自装置で収集した接続装置情報に基づいてA
RPリプライパケットを生成する場合と、他のネットワ
ーク接続装置から得た接続装置情報に基づいてARPリ
プライパケットを生成する場合で、処理が同じであるた
め、実装を簡単にすることができる、という効果を奏す
る。
【0113】つぎの発明によれば、接続装置情報収集時
に、ICMPエコーリクエストメッセージをブロードキ
ャストアドレスで送信し、サブネットに接続されている
各端末装置からのICMPエコーリプライメッセージを
同時に収集する構成としたため、効率良く接続装置情報
を収集できる、という効果を奏する。
【0114】つぎの発明によれば、故障等によりサブネ
ット内の各端末装置が分断された場合でも、バックボー
ンネットワークを経由して通信を行う構成としたため、
分散された端末装置間の通信を継続させることができ
る、という効果を奏する。
【0115】つぎの発明によれば、サブネットが分断さ
れた場合でも、各ネットワーク接続装置がバックボーン
ネットワークを経由してARPパケットを中継する構成
としたため、もともとエントリが登録されていない分断
された端末装置間においても新たに通信を行うことがで
きる、という効果を奏する。また、ブロードキャストア
ドレス宛に送信されたICMPリクエストメッセージに
対して応答しないように設定された端末装置について
も、バックボーンネットワークを介してアドレス解決を
行うことができる、という効果を奏する。
【0116】つぎの発明によれば、故障等によりサブネ
ット内の各端末装置が分断された場合でも、各端末装置
内のARPテーブルを書き換え、バックボーンネットワ
ークを経由して通信を行う構成としたため、分散された
端末装置間の通信を継続させることができる、という効
果を奏する。
【0117】つぎの発明によれば、サブネットの障害が
回復した場合に、各端末装置が障害により更新されたA
RPテーブルのエントリをもとの状態(正常時)に書き
換えるように制御する構成としたため、以降、互いのM
ACアドレスの直接指定により、端末装置間の通信を継
続することができる、という効果を奏する。
【0118】つぎの発明によれば、接続装置情報とし
て、IPアドレスとMACアドレスの組み合わせのみを
送る構成としたため、さらに、ARPパケットを送信す
る場合と比較してバックボーンネットワークのトラヒッ
ク量を大幅に削減することができる、という効果を奏す
る。また、自装置で収集した接続装置情報に基づいてA
RPリプライパケットを生成する場合と、他のネットワ
ーク接続装置から得た接続装置情報に基づいてARPリ
プライパケットを生成する場合で、処理が同じであるた
め、実装を簡単にすることができる、という効果を奏す
る。
【0119】つぎの発明によれば、接続装置情報収集時
に、ICMPエコーリクエストメッセージをブロードキ
ャストアドレスで送信し、サブネットに接続されている
各端末装置からのICMPエコーリプライメッセージを
同時に収集する構成としたため、効率良く接続装置情報
を収集できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるネットワーク接続装置の実施
の形態1の構成を示す図である。
【図2】 実施の形態1のネットワーク接続装置を用い
たネットワークシステムの一例を示す図である。
【図3】 端末装置221のARPテーブルに記録され
るエントリの一例を示す図である。
【図4】 端末装置222のARPテーブルに記録され
るエントリの一例を示す図である。
【図5】 端末装置221から端末装置222へのMA
Cフレームを示す図である。
【図6】 接続装置情報収集部102の構成を示す図で
ある。
【図7】 ICMPエコーリクエストメッセージを格納
するMACフレームフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図8】 ICMPエコーリプライメッセージを格納す
るMACフレームフォーマットの一例を示す図である。
【図9】 ARPリプライパケットフォーマットの一例
を示す図である。
【図10】 本発明にかかるネットワーク接続装置の実
施の形態2の構成を示す図である。
【図11】 実施の形態2のネットワーク接続装置を用
いたネットワークシステムの一例を示す図である。
【図12】 ARPリプライパケットフォーマットの一
例を示す図である。
【図13】 更新後のエントリ(ARPテーブル22
4)の一例を示す図である。
【図14】 更新後のエントリ(ARPテーブル22
3)の一例を示す図である。
【図15】 本発明にかかるネットワーク接続装置の実
施の形態3の構成を示す図である。
【図16】 ARPパケット中継部501bの構成を示
す図である。
【図17】 実施の形態3のネットワーク接続装置を用
いたネットワークシステムの一例を示す図である。
【図18】 ARPリクエストパケットおよびARPリ
プライパケットのフォーマットの一例を示す図である。
【図19】 本発明にかかるネットワーク接続装置の実
施の形態4の構成を示す図である。
【図20】 実施の形態4のネットワーク接続装置を用
いたネットワークシステムの一例を示す図である。
【図21】 端末装置221のARPテーブルに記録さ
れるエントリの一例を示す図である。
【図22】 端末装置222のARPテーブルに記録さ
れるエントリの一例を示す図である。
【図23】 ネットワーク接続装置100cの記録部1
07cに記録されるエントリの例である。
【図24】 ネットワーク接続装置200cの記録部1
07cに記録されるエントリの例である。
【図25】 ARPリプライパケットフォーマットの一
例を示す図である。
【図26】 本発明にかかるネットワーク接続装置の実
施の形態5の構成を示す図である。
【図27】 実施の形態5のネットワーク接続装置を用
いたネットワークシステムの一例を示す図である。
【図28】 従来のシステムの構成を示す図である。
【図29】 VRRPを用いたネットワークシステムの
構成を示す図である。
【図30】 VRRPで用いられるARPリプライパケ
ットフォーマットの概略を示す図である。
【符号の説明】
100,100a,100b,100c,100d,2
00,200a,200b,200c,200d ネッ
トワーク接続装置、101,101a,101c 状態
確認部、102 接続装置情報収集部、103,103
a,103c,103d 接続装置情報交換部、10
4,104c パケット送信部、105中継部、106
比較部、107,107b,107c 記録部、10
8 ARPテーブル、173,173d パケット生成
部、174,174a,174c,174d サブネッ
ト選択部、175a,175c 転送パケット生成部、
210,210b バックボーンネットワーク、21
1,211b 通信パス、221,222,227 端
末装置、223,224 ARPテーブル、230,2
30b,240b,250b サブネット、231,2
32,233,234スイッチングハブ、281,28
2,283,284,285,286,287,28
8,289,291,291b,292,292b,2
93,293bポート、441 リクエスト送信部、4
42 受信部、443 学習部、501b ARPパケ
ット中継部、504 サブネット分断箇所、518 A
RPパケット受信部、519 検索部、520 リクエ
スト転送部、521 バックボーンパケット受信部、5
22 リプライパケット変換部、523 リプライパケ
ット送信部、524 サブネット選択部、525 リク
エストパケット変換部、526 リクエストパケット送
信部、527 リプライ転送部、641c 回復パケッ
ト生成部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市橋 立機 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA12 HA08 HA10 HC20 HD01 HD06 HD10 LB08 MB01 5K033 AA06 BA08 DA05 EA04 EC04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックボーンネットワークと、複数の端
    末装置を収容するサブネットと、バックボーンネットワ
    ークとサブネットとを冗長接続する複数のネットワーク
    接続装置と、を備えたネットワークシステムにおいて、 前記各ネットワーク接続装置は、 サブネットおよびバックボーンネットワークを用いて同
    一サブネットに接続された他のネットワーク接続装置と
    の導通状態を監視し、サブネット内の各端末装置が分断
    されている状態を認識した場合に接続装置情報の収集を
    指示する状態監視手段と、 接続装置情報の収集指示により、同一サブネット上の全
    端末装置のIPアドレスとMACアドレスを接続装置情
    報として収集する接続装置情報収集手段と、 収集した接続装置情報を、バックボーンネットワークを
    用いて同一サブネットに接続される他のネットワーク接
    続装置と交換する接続装置情報交換手段と、 他のネットワーク接続装置から受け取った装置接続情報
    に基づいてサブネットを選択するサブネット選択手段
    と、 前記接続装置情報に基づいてARPリプライパケットを
    生成し、当該ARPリプライパケットを選択されたサブ
    ネットに送信するARPリプライパケット生成/送信手
    段と、 端末装置からIPパケットを受け取った場合に、宛先I
    Pアドレスと自装置のもつIPアドレスとを比較する比
    較手段と、 各IPアドレスが異なる場合に、前記IPパケットを、
    バックボーンネットワークを介して他のネットワーク装
    置に対して送信するIPパケット送信手段と、 を備え、 前記各端末装置は、受け取ったARPリプライパケット
    に基づいてARPテーブルを更新し、以降、分断された
    端末装置とはバックボーンネットワークを介して通信を
    行うことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 さらに、サブネットからARPリクエス
    トパケットまたはARPリプライパケットを受信し、当
    該パケットからターゲットプロトコルアドレスを抽出す
    るARPパケット受信手段と、 前記ARPパケット受信手段がARPリクエストパケッ
    トを受信した場合に、前記収集した接続装置情報の中に
    当該ターゲットプロトコルアドレスに該当する情報が含
    まれていたかどうかを検索する第1の検索手段と、 前記情報が含まれていない場合に、バックボーンネット
    ワークに前記ARPリクエストパケットを送信するリク
    エスト転送手段と、 前記ARPパケット受信手段がARPリプライパケット
    を受信した場合に、バックボーンネットワークに当該A
    RPリプライパケットを送信するリプライ転送手段と、 バックボーンネットワークからARPリクエストパケッ
    トまたはARPリプライパケットを受信するバックボー
    ンパケット受信手段と、 受信したARPパケットからターゲットプロトコルアド
    レスを抽出し、収容する単一または複数のサブネットの
    中から当該ターゲットプロトコルアドレスが含まれるサ
    ブネットを選択するサブネット選択手段と、 前記バックボーンパケット受信手段がARPリクエスト
    パケットを受信した場合に、当該パケットの送信元MA
    Cアドレスとソースハードウェアアドレスとを仮想MA
    Cアドレスに書き換えるリクエストパケット変換手段
    と、 書き換え後のARPリクエストパケットを選択されたサ
    ブネットに送信するリクエストパケット送信手段と、 前記バックボーンパケット受信手段がARPリプライパ
    ケットを受信した場合に、前記サブネット選択手段が抽
    出したターゲットプロトコルアドレスに基づいてMAC
    アドレスを検索する第2の検索手段と、 宛先MACアドレスおよびターゲットハードウェアアド
    レスを検索結果であるMACアドレスに書き換え、ソー
    スハードウェアアドレスを仮想MACアドレスに書き換
    えるリプライパケット変換手段と、 書き換え後のARPリプライパケットを選択されたサブ
    ネットに送信するリプライパケット送信手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワー
    クシステム。
  3. 【請求項3】 バックボーンネットワークと、複数の端
    末装置を収容するサブネットと、バックボーンネットワ
    ークとサブネットとを冗長接続する複数のネットワーク
    接続装置と、を備えたネットワークシステムにおいて、 前記各ネットワーク接続装置は、 サブネットおよびバックボーンネットワークを用いて同
    一サブネットに接続された他のネットワーク接続装置と
    の導通状態を監視し、サブネット内の各端末装置が分断
    されている状態を認識した場合に接続装置情報の収集を
    指示する状態監視手段と、 接続装置情報の収集指示により、同一サブネット上の全
    端末装置のIPアドレスとMACアドレスを接続装置情
    報として収集する接続装置情報収集手段と、 収集した接続装置情報に基づいてARPリプライパケッ
    トを生成するパケット生成手段と、 生成したARPリプライパケットを、バックボーンネッ
    トワークを用いて同一サブネットに接続される他のネッ
    トワーク接続装置と交換するパケット交換手段と、 他のネットワーク接続装置から受け取ったARPリプラ
    イパケットに基づいてサブネットを選択するサブネット
    選択手段と、 前記ARPリプライパケットを選択されたサブネットに
    送信するARPリプライパケット送信手段と、 端末装置からIPパケットを受け取った場合に、宛先I
    Pアドレスと自装置のもつIPアドレスとを比較する比
    較手段と、 各IPアドレスが異なる場合に、前記IPパケットを、
    バックボーンネットワークを介して他のネットワーク装
    置に対して送信するIPパケット送信手段と、 を備え、 前記各端末装置は、受け取ったARPリプライパケット
    に基づいてARPテーブルを更新し、以降、分断された
    端末装置とはバックボーンネットワークを介して通信を
    行うことを特徴とするネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 さらに、サブネットが回復した場合に、
    当該サブネットに接続された端末装置のARPテーブル
    をもとに戻すためのARPリプライパケットを生成する
    回復パケット生成手段、 を備え、 前記ARPリプライパケット送信手段は、前記回復パケ
    ット生成手段により生成されたARPリプライパケッ
    ト、およびバックボーンネットワークから受信した、当
    該サブネットに接続された端末装置のARPテーブルを
    もとに戻すためのARPリプライパケット、をサブネッ
    トに送信し、 前記各端末装置は、受け取ったARPリプライパケット
    に基づいてARPテーブルをもとに戻し、以降、同一サ
    ブネット上の端末装置間ではお互いのMACアドレスを
    直接指定して通信を行うことを特徴とする請求項3に記
    載のネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 さらに、サブネットが回復した場合に、
    当該サブネットに接続された端末装置のARPテーブル
    をもとに戻すためのARPリプライパケットを生成する
    第1の回復パケット生成手段と、 バックボーンネットワークから、当該サブネットに接続
    された端末装置のARPテーブルをもとに戻すための接
    続装置情報を受け取った場合に、当該接続装置情報に基
    づいてARPリプライパケットを生成する第2の回復パ
    ケット生成手段と、 を備え、 前記ARPリプライパケット生成/送信手段は、前記第
    1の回復パケット生成手段により生成されたARPリプ
    ライパケット、および第2の回復パケット生成手段によ
    り生成されたARPリプライパケット、をサブネットに
    送信し、 前記各端末装置は、受け取ったARPリプライパケット
    に基づいてARPテーブルをもとに戻し、以降、同一サ
    ブネット上の端末装置間ではお互いのMACアドレスを
    直接指定して通信を行うことを特徴とする請求項1に記
    載のネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 前記接続装置情報収集手段は、 ICMPエコーリクエストメッセージをブロードキャス
    トアドレスで送信するリクエスト送信手段と、 前記リクエストに対する応答としてICMPエコーリプ
    ライメッセージを受信する受信手段と、 前記ICMPエコーリプライメッセージに基づいてサブ
    ネット内の端末装置のIPアドレスとMACアドレスの
    組み合わせを学習する学習手段と、 を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つ
    に記載のネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 バックボーンネットワークと複数の端末
    装置を収容するサブネットとを冗長接続する各ネットワ
    ーク接続装置にあっては、 サブネットおよびバックボーンネットワークを用いて同
    一サブネットに接続された他のネットワーク接続装置と
    の導通状態を監視し、サブネット内の各端末装置が分断
    されている状態を認識した場合に接続装置情報の収集を
    指示する状態監視手段と、 接続装置情報の収集指示により、同一サブネット上の全
    端末装置のIPアドレスとMACアドレスを接続装置情
    報として収集する接続装置情報収集手段と、 収集した接続装置情報を、バックボーンネットワークを
    用いて同一サブネットに接続される他のネットワーク接
    続装置と交換する接続装置情報交換手段と、 他のネットワーク接続装置から受け取った装置接続情報
    に基づいてサブネットを選択するサブネット選択手段
    と、 前記接続装置情報に基づいてARPリプライパケットを
    生成し、当該ARPリプライパケットを選択されたサブ
    ネットに送信するARPリプライパケット生成/送信手
    段と、 端末装置からIPパケットを受け取った場合に、宛先I
    Pアドレスと自装置のもつIPアドレスとを比較する比
    較手段と、 各IPアドレスが異なる場合に、前記IPパケットを、
    バックボーンネットワークを介して他のネットワーク装
    置に対して送信するIPパケット送信手段と、 を備えることを特徴とするネットワーク接続装置。
  8. 【請求項8】 さらに、サブネットからARPリクエス
    トパケットまたはARPリプライパケットを受信し、当
    該パケットからターゲットプロトコルアドレスを抽出す
    るARPパケット受信手段と、 前記ARPパケット受信手段がARPリクエストパケッ
    トを受信した場合に、前記収集した接続装置情報の中に
    当該ターゲットプロトコルアドレスに該当する情報が含
    まれていたかどうかを検索する第1の検索手段と、 前記情報が含まれていない場合に、バックボーンネット
    ワークに前記ARPリクエストパケットを送信するリク
    エスト転送手段と、 前記ARPパケット受信手段がARPリプライパケット
    を受信した場合に、バックボーンネットワークに当該A
    RPリプライパケットを送信するリプライ転送手段と、 バックボーンネットワークからARPリクエストパケッ
    トまたはARPリプライパケットを受信するバックボー
    ンパケット受信手段と、 受信したARPパケットからターゲットプロトコルアド
    レスを抽出し、収容する単一または複数のサブネットの
    中から当該ターゲットプロトコルアドレスが含まれるサ
    ブネットを選択するサブネット選択手段と、 前記バックボーンパケット受信手段がARPリクエスト
    パケットを受信した場合に、当該パケットの送信元MA
    Cアドレスとソースハードウェアアドレスとを仮想MA
    Cアドレスに書き換えるリクエストパケット変換手段
    と、 書き換え後のARPリクエストパケットを選択されたサ
    ブネットに送信するリクエストパケット送信手段と、 前記バックボーンパケット受信手段がARPリプライパ
    ケットを受信した場合に、前記サブネット選択手段が抽
    出したターゲットプロトコルアドレスに基づいてMAC
    アドレスを検索する第2の検索手段と、 宛先MACアドレスおよびターゲットハードウェアアド
    レスを検索結果であるMACアドレスに書き換え、ソー
    スハードウェアアドレスを仮想MACアドレスに書き換
    えるリプライパケット変換手段と、 書き換え後のARPリプライパケットを選択されたサブ
    ネットに送信するリプライパケット送信手段と、 を備えることを特徴とする請求項7に記載のネットワー
    ク接続装置。
  9. 【請求項9】 バックボーンネットワークと複数の端末
    装置を収容するサブネットとを冗長接続する各ネットワ
    ーク接続装置にあっては、 サブネットおよびバックボーンネットワークを用いて同
    一サブネットに接続された他のネットワーク接続装置と
    の導通状態を監視し、サブネット内の各端末装置が分断
    されている状態を認識した場合に接続装置情報の収集を
    指示する状態監視手段と、 接続装置情報の収集指示により、同一サブネット上の全
    端末装置のIPアドレスとMACアドレスを接続装置情
    報として収集する接続装置情報収集手段と、 収集した接続装置情報に基づいてARPリプライパケッ
    トを生成するパケット生成手段と、 生成したARPリプライパケットを、バックボーンネッ
    トワークを用いて同一サブネットに接続される他のネッ
    トワーク接続装置と交換するパケット交換手段と、 他のネットワーク接続装置から受け取ったARPリプラ
    イパケットに基づいてサブネットを選択するサブネット
    選択手段と、 前記ARPリプライパケットを選択されたサブネットに
    送信するARPリプライパケット送信手段と、 端末装置からIPパケットを受け取った場合に、宛先I
    Pアドレスと自装置のもつIPアドレスとを比較する比
    較手段と、 各IPアドレスが異なる場合に、前記IPパケットを、
    バックボーンネットワークを介して他のネットワーク装
    置に対して送信するIPパケット送信手段と、 を備えることを特徴とするネットワーク接続装置。
  10. 【請求項10】 さらに、サブネットが回復した場合
    に、当該サブネットに接続された端末装置のARPテー
    ブルをもとに戻すためのARPリプライパケットを生成
    する回復パケット生成手段、 を備え、 前記ARPリプライパケット送信手段は、前記回復パケ
    ット生成手段により生成されたARPリプライパケッ
    ト、およびバックボーンネットワークから受信した、当
    該サブネットに接続された端末装置のARPテーブルを
    もとに戻すためのARPリプライパケット、をサブネッ
    トに送信することを特徴とする請求項9に記載のネット
    ワーク接続装置。
  11. 【請求項11】 さらに、サブネットが回復した場合
    に、当該サブネットに接続された端末装置のARPテー
    ブルをもとに戻すためのARPリプライパケットを生成
    する第1の回復パケット生成手段と、 バックボーンネットワークから、当該サブネットに接続
    された端末装置のARPテーブルをもとに戻すための接
    続装置情報を受け取った場合に、当該接続装置情報に基
    づいてARPリプライパケットを生成する第2の回復パ
    ケット生成手段と、 を備え、 前記ARPリプライパケット生成/送信手段は、前記第
    1の回復パケット生成手段により生成されたARPリプ
    ライパケット、および第2の回復パケット生成手段によ
    り生成されたARPリプライパケット、をサブネットに
    送信することを特徴とする請求項7に記載のネットワー
    ク接続装置。
  12. 【請求項12】 前記接続装置情報収集手段は、 ICMPエコーリクエストメッセージをブロードキャス
    トアドレスで送信するリクエスト送信手段と、 前記リクエストに対する応答としてICMPエコーリプ
    ライメッセージを受信する受信手段と、 前記ICMPエコーリプライメッセージに基づいてサブ
    ネット内の端末装置のIPアドレスとMACアドレスの
    組み合わせを学習する学習手段と、 を備えることを特徴とする請求項7〜11のいずれか一
    つに記載のネットワーク接続装置。
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