JP2002231175A - イオン注入装置用エンドステ−ション - Google Patents

イオン注入装置用エンドステ−ション

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JP2002231175A
JP2002231175A JP2001027429A JP2001027429A JP2002231175A JP 2002231175 A JP2002231175 A JP 2002231175A JP 2001027429 A JP2001027429 A JP 2001027429A JP 2001027429 A JP2001027429 A JP 2001027429A JP 2002231175 A JP2002231175 A JP 2002231175A
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JP
Japan
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platen
ion implantation
end station
float
implantation apparatus
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JP2001027429A
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Yoshiyuki Saito
禎之 斎藤
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NEC Yamagata Ltd
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NEC Yamagata Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イオン注入装置のエンドステ−ション10にお
いて、プラテン8の実際の角度を設定し、その角度を常
時観察することにより正常にイオン注入できるようにす
る。 【解決手段】浮子2の移動によるプラテン8の傾斜角度
を計測する傾斜測定器1をプラテン8に直接取り付ける
ことによって、浮子を目視することで簡単にプラテンの
傾斜角度が設定できる。また、浮子の動きを監視する撮
像素子13を設けることによってプラテンの傾斜角度を
モニタし、イオン注入の品質が向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオンビ−ムを照
射し不純物を被加工基板に注入するイオン注入装置用エ
ンドステ−ションに関し、特に枚様式のイオン注入装置
用エンドステ−ションに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、イオン注入時には、イオン打ち込
み角度は被加工基板に対して斜めに注入している。これ
は周知のように、チャネリングを避けるためにおこなわ
れている。しかしながら、斜めに打ち込むことによって
シャドウが生じ、例えば、突出するゲ−ト電極の左右の
層に非対称の構造になる。
【0003】しかし、シャドウ現象を解消するのに、半
導体ウェハを回転させたり種々の改善がなされてきた。
このイオン注入においては、シャドウ現象を別としてイ
オン打ち込み角を設定することは重要な課題であった。
【0004】このイオン打ち込み角を制御する方法とし
て、例えば、特開平4−209523号に開示されてい
る。この方法は、多数の微小電極をもつファラデ−カッ
プによって打ち込みイオンビ−ムの電流分布を検出する
ことにより、正確な入射ビ−ムの入射角を算出し、それ
に基づいて実際の打ち込み角度を高精度に制御してい
る。
【0005】具体的には、イオンソ−スから発射される
イオンビ−ムは、微小電極をもつファラデ−カップに収
集されることでビ−ムプロファイルが得られる。すなわ
ち、ファラデ−カップは、カップ状のコレクタ電極に打
ち込みイオンを収集することにより打ち込みイオン量を
モニタし、電流計群から電流分布デ−タはマイクロコン
ピュ−タに入力される。
【0006】そして、マイクロコンピュ−タは入力デ−
タからイオンビ−ムの中心線と被処理ウェハの主面上に
立てた法線のなす角、すなわち、打ち込み角度を算出す
る。そして算出結果に基づいてプラテン角度制御部,イ
オンソ−ス角度制御部またはプラテン角度モニタを介し
て打ち込み角度を高精度に制御することを特徴としてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した打ち込み角の
制御方法は、ビ−ムプロファイルからビ−ム中心をマイ
クロコンピュ−タから算出するという煩雑な計算しなけ
ればならないという欠点がある。また、角度をモニタす
る計測器であるレ−ザの発光位置がずれた場合、測定が
曖昧になる恐れがある。すなわち、プラテンの角度を直
接モニタするのではなく、間接的に角度をモニタしてい
る。
【0008】従って、本発明の目的は、プラテンの実際
の角度を設定し、その角度を常時観察することにより正
常にイオン注入できるイオン注入装置用エンドステ−シ
ョンを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、減圧さ
れたチャンバ内に配置され一枚の被加工物を載置するプ
ラテンと、前記プラテンの傾斜度を変える旋回軸とを備
えるイオン注入装置用エンドステ−ションにおいて、前
記傾斜軸に直交する方向に沿って前記プラテンに取付け
られるとともに内部に液体が満たされかつ外周部に透明
窓をもつ半円盤状容器と前記液体の中に浮かび前記プラ
テンの傾斜に応じて前記半円盤状容器の外周部を移動す
る浮子とを具備する傾斜測定器を備えるイオン注入装置
用エンドステ−ション。である。
【0010】また、前記半円盤状容器の透明窓の縁部に
前記プラテンの傾斜角度を示す目盛があることが望まし
い。さらに、前記浮子の頭部の姿勢を矯正する手段を備
えることが望ましい。一方、前記浮子の頭部およびその
近部を撮像する撮像素子を備えることが望ましい。そし
て、好ましくは、前記撮像素子を保持し前記半円盤状容
器の同心円上に移動させる旋回ア−ム機構を備えること
である。
【0011】そして、さらに望ましくは、前記撮像素子
により前記プラテンの傾斜角を監視し、予め設定された
傾斜角との相違を比較する手段を備えることである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0013】図1(a)および(b)は本発明の一実施
の形態におけるイオン注入装置エンドステ−ションの斜
視図および半円盤部材の部分断面図である。このイオン
注入装置のエンドステ−ション10は、図1に示すよう
に、旋回軸9に直交する方向に沿ってウェハ16から離
れたプラテン8の延在板7に取付けられるとともに内部
に液体6が満たされかつ外周部に透明窓3をもつ半円盤
状容器1aと液体6の中に浮かびプラテン8の傾斜に応
じて半円盤状容器1aの外周部を移動する浮子2とを具
備する傾斜測定器1を備えている。
【0014】また、半円状の透明窓3の縁部4には、プ
ラテン8の傾斜角を示す角度の罫線が彫刻されている。
また、浮子2は内部が空洞であるステンレス鋼でリベッ
ト状に成形されている。そして、液体6中を移動すると
きに浮子2の姿勢を一定に保つように浮子2のくびれ部
2aにはまり案内するガイド板5が半円盤状容器1aの
両壁から張り出している。このことにより浮子2が移動
しても、浮子2の頭部は透明窓3の内側面に接した位置
を維持している。
【0015】半円盤状容器1aは、例えば、鉄、ニッケ
ルおよびコバルト合金で熱膨張係数の小さいコバ−ル材
で容器を製作し、この容器に、硬質ガラスである透明窓
3を外周上に被着させたものである。そして、その中心
部に旋回しうるア−ム11の一端を取付け、ア−ム11
の他端には、浮子2と縁部4を撮像するCCDカメラで
ある撮像素子13が取付けられている。勿論、ア−ム1
1を固定するクランプ12が備えられている。
【0016】図2は図1のエンドステ−ションにおける
プラテンの傾斜設定方法を説明するための図である。ま
ず、プラテンの傾斜角度を設定する前に、ダミ−ウェハ
をプラテン8に搭載し、イオンビ−ムをダミ−ウェハに
照射し、イオンビ−ムがウェハ面に垂直に照射している
かイオンビ−ムのアライメントを調整する。しかる後、
イオン注入装置を停止させ、エンドステ−ションを大気
にする。
【0017】次に、図2に示すように、大気状態のエン
ドステ−ションの旋回軸9を回転させプラテン8を所望
の角度に傾ける。例えば、所望の角度を70度とする。
そして、図1のクランプ12を緩め、ア−ム11を旋回
させ、傾斜測定器1の浮子2が撮像素子13の視界内に
入るようにする。撮像素子13に撮られた像はCRT1
4の画面に映し出される。浮子2の像が画面の中心部に
移動したら、図1のクランプ12を締めア−ム11を固
定する。このとき撮像素子13は図1の縁部4の角度表
示70度の線も映しだしている。
【0018】次に、イオン注入装置を図示していない真
空ポンプを稼働させイオンビ−ムを発生させる準備を完
了させる。そして、イオンビ−ムを発生させ、ウェハ1
6にイオンビ−ムを照射する。イオンビ−ムをウェハ1
6に照射すると同時にウェハ16は、例えば、X方向に
移動され、イオンビ−ムはY方向に走査されウェハ16
の全面にイオンを打ち込む。
【0019】このイオン注入中、撮像素子13は動作さ
せたままなのでCRT14の画面には、浮子2の静止画
像が映しだされている。すなわち画像に変化なければ、
プラテン8の傾斜角度に変化はないと比較判定部15a
に判定される。もし、静止画像に変化があると、設定時
に記憶させた画像の基準信号部15bの画像信号と撮像
素子13の画像信号とを比較判定部15aで比較し、そ
の違いによりイオン注入装置のビ−ムオン・オフのスイ
ッチへ送りイオンビ−ムの発生を中止する。
【0020】このように、常時、プラテンの傾斜角度を
監視すれば、傾斜角度に異常が生じても、イオンビ−ム
の発生が停止されるので、大量の不良品の発生を事前に
防止できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、浮子式傾
斜測定器をプラテンに直接取り付けることによって、浮
子を目視することで簡単にプラテンの傾斜角度が設定で
き、イオン注入装置の実稼働率を向上するという効果が
ある。
【0022】また、浮子の動きを監視する手段を設ける
ことによってプラテンの傾斜角度をモニタし、イオン注
入の品質が向上するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるイオン注入装置
エンドステ−ションの斜視図および半円盤部材の部分断
面図である。
【図2】図1のエンドステ−ションにおけるプラテンの
傾斜設定方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 傾斜測定器 1a 半円盤状容器 2 浮子 3 透明窓 4 縁部 5 ガイド板 6 液体 7 延在板 8 プラテン 9 旋回軸 10 エンドステ−ション 11 ア−ム 12 クランプ 13 撮像素子 14 CRT 15a 比較判定部 15b 基準信号部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧されたチャンバ内に配置され一枚の
    被加工物を載置するプラテンと、前記プラテンの傾斜度
    を変える旋回軸とを備えるイオン注入装置用エンドステ
    −ションにおいて、前記傾斜軸に直交する方向に沿って
    前記プラテンに取付けられるとともに内部に液体が満た
    されかつ外周部に透明窓をもつ半円盤状容器と前記液体
    の中に浮かび前記プラテンの傾斜に応じて前記半円盤状
    容器の外周部を移動する浮子とを具備する傾斜測定器を
    備えることを特徴とするイオン注入装置用エンドステ−
    ション。
  2. 【請求項2】 前記半円盤状容器の透明窓の縁部に前記
    プラテンの傾斜角度を示す目盛があることを特徴とする
    請求項1記載のイオン注入装置用エンドステ−ション。
  3. 【請求項3】 前記浮子の頭部の姿勢を矯正する手段を
    備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    イオン注入装置用エンドステ−ション。
  4. 【請求項4】 前記浮子の頭部およびその近部を撮像す
    る撮像素子を備えることを特徴とする請求項3記載のイ
    オン注入装置用エンドステ−ション。
  5. 【請求項5】 前記撮像素子を保持し前記半円盤状容器
    の同心円上に移動させる旋回ア−ム機構を備えることを
    特徴とする請求項4記載のイオン注入装置用エンドステ
    −ション。
  6. 【請求項6】 前記撮像素子により前記プラテンの傾斜
    角を監視し、予め設定された傾斜角との相違を比較する
    手段を備えることを特徴とする請求項4または5記載の
    イオン注入装置用エンドステ−ション。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006523932A (ja) * 2003-04-01 2006-10-19 アクセリス テクノロジーズ インコーポレーテッド イオン注入システムのためのイオンビーム入射角検出器
KR100683117B1 (ko) * 2001-05-17 2007-02-15 삼성전자주식회사 이온주입설비에서 플레튼의 틸트 편차를 측정하는 방법 및이를 수행하기 위한 장치

Cited By (3)

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