JP2002230185A - ゼッケン広告及びリレーションシップ・サービスの方法 - Google Patents

ゼッケン広告及びリレーションシップ・サービスの方法

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JP2002230185A
JP2002230185A JP2001020717A JP2001020717A JP2002230185A JP 2002230185 A JP2002230185 A JP 2002230185A JP 2001020717 A JP2001020717 A JP 2001020717A JP 2001020717 A JP2001020717 A JP 2001020717A JP 2002230185 A JP2002230185 A JP 2002230185A
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JP2001020717A
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Kenji Iwata
賢二 岩田
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E & M Kk
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CENTER NET KK
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E & M Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CRM(Company Relationship Managemen
t)を一歩進めた「顧客獲得システム」という、広告か
ら販売、アフターサービスまでの企業と顧客とのリレー
ションシップ手段を実現するために、「ゼッケン広
告」、「スポンサード広告」及び「クチコミ紹介」の3
種の広告手法と、「ゼッケン占有率」という全く新しい
「顧客シェアの測定方法」と、を併せたリレーションシ
ップ・マーケティングの方法を提供する。 【解決手段】 個人や企業、団体など、相互の関係やつ
ながりを処理する関係交換エンジンを提供し、これによ
って、企業は、客である消費者個人との間で広告協力契
約を結び、広告資金や販促資金を、個人の広告協力活動
の対価として消費者個人に支払い、消費者個人は、受け
取った対価を自己の収入にする他、ノミネートされた活
動団体のうち、自分が支持したい団体との間で後援関係
を結び、その団体に寄付金や労働として提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、以下の(1)乃
至(5)の分野に属する。 (1)企業のカスタマー・リレーションシップ・マーケ
ティング 企業が特定の個人と双方向での関係(リレーション)を
持ちながら、その人のプロフィールやニーズに合わせて
商品やサービスの提供を長期的に行なうマーケティング
分野。
【0002】(2)個人の私生活 個人が、その友人や知人、仕事上の関係者とのコミュニ
ケーションや、住所や電話番号などの個人情報の管理、
個人的または業務上の必要からヒト、モノ、カネ、チエ
といったリソースに出会うための情報交換のための道具
や手段に関する分野。
【0003】(3)環境問題、福祉や介護、ボランティ
ア活動 現在の世界は豊かになったが、後進国などの病気、飢餓
など、まだまだ様々な問題が解決されていない。 (4)課題解決仲介業、放送業、電話交換業、広告宣伝
業 課題解決の仲介サービス業というものを目的とする事業
は、明確には存在しなかった。課題解決の仲介サービス
業とは、企業や、個人、団体が抱える課題や問題を解決
する様々な情報、特に経営の4手法といわれる、「ヒ
ト」、「モノ」、「カネ」、「チエ」、そのような情報
リソースを如何にして探し出し、提供するか、といった
課題を解決するサービスの分野。
【0004】放送業、電話交換業、広告宣伝業がこれに
近いサービスを提供しているが、未だ明確な形態ではな
い。 (5)現時点でのインターネット技術は情報の流通をう
まく交通整理できているとは言い難く、情報の氾濫とプ
ライバシー侵害の問題を引き起こしている。その意味で
まだまだ発展途中の技術といえる。
【0005】
【従来の技術】製造業では市場占有率(%)が、そして
TV広告では番組視聴率(%)が、企業の活動目標に掲
げられることが多い。しかし、最近では商品ごとのシェ
アではなく、どれだけ多くの顧客の支持を得られるかと
いう意味での「顧客シェア」、これを如何に達成するか
ということに関心が集まるようになった。また、視聴率
という数字は、それが広告効果の判断基準になってはい
るが曖昧であり、視聴率という数値が、広告効果の定量
的表現として使われることへの疑問は多い。しかし、そ
れに代わる最良の測度がないため、従来から重要な数字
として使われている。
【0006】(a)番組スポンサと番組視聴者の関係性
への疑問。 TV番組の提供スポンサと視聴者の関係を考えてみる。
消費者は自分にとって興味ある番組を探し、チャンネル
を合わせる。しかし15分毎のコマーシャルが始まると
他のチャンネルでは何をやっているかを調べ、もっと面
白い番組をやっていればそちらを今度は見る。リモコン
が普及してからはこの傾向が特に強くなった。そしてV
TRでは、コマーシャルのシーンだけを自動的にカット
できる機種も存在する。一方、広告主側は、多額の費用
をかけてスポンサとなり、番組提供をする。その最大の
理由は、企業ブランドと商品ブランドの確立であり、よ
り多くの商品を買わせることである。この意味でコマー
シャルは、広告主と消費者の間での一種の「騙し合い」
であり、それは2者間での知恵比べの歴史であった。
【0007】(b)バナー広告による広告料収入モデル
の問題。 インターネット対応の携帯電話では、確実な課金方法が
確立されサービスの有料化が実現している。これに比
べ、パソコンユーザに対するインターネットサービスの
有料化は非常に困難であり、広告収入に依存するしかな
いのが現状である。
【0008】(c)ちょっと複雑なアフェリエート・プ
ログラム、 これは広告を見ることによって個人がお金を得るシステ
ムのことである。米国の企業が始めた新しい広告ビジネ
スで、ユーザのPCの画面上にホームページでよく見るよ
うなバナー広告を表示し、その広告を表示させることの
報酬として1時間約50円〜100円をユーザに支払うとい
うものである。現在では多くの企業が参入し、支払い額
に関する条件も様々である。
【0009】(d)プッシュ技術は、普及しなかった。 インターネットの進展やTV放送の多チャンネル化、ディ
ジタル化に伴い、膨大な量の情報、膨大な量の番組やコ
ンテンツ、WEBサイトの乱立が進んでいる。このような
中での情報検索手法は、検索エンジンや検索ロボットと
して確立されつつある。
【0010】(e)個人情報の取り扱いが社会問題化。 犯罪への個人情報の悪用、青少年への有害情報の配信、
などの問題でインターネトットが様々な犯罪の温床にな
ることがあり、ネット犯罪防止や個人情報保護のための
技術上の仕組みや法整備の必要性が訴えられている。こ
れは、匿名での情報発信が可能であるインターネットの
特性が原因している。
【0011】(f)NPO(non profit organizatio
n)活動。 従来から行なわれている募金や寄付金、義援金を集める
方法は、郵便局のボランティア貯金、TV局が主催する
歳末助け合いやボランティア募金番組、ユニセフ募金、
国際赤十字社の募金活動、赤い羽根募金、災害義援金募
集、その他多くのNPO活動が知られている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(a)においては、視聴者は、ニュースやドラマ、映画
そのものは見るが興味の無いコマーシャルは無視する傾
向が強かった。また、上記(b)においては、訪問客の
少ないウェブサイトに広告主は現れないため広告料収入
だけでウェブサイトを成り立たせるのは困難である。
【0013】また、上記(c)においては、アフェリー
トプログラムは月額2000円程度の小遣い収入になるとい
うふれこみであるが、実際は数百円が貯まった時点で辞
めてしまうので、1円も支払いはされないので個人は騙
された形となる。また、上記(d)においては、実際に
検索する場合には専門的な技術を要するため、素人には
難しかった。プッシュ型技術は、欲しい情報を個人の端
末に配信することを目的としている。しかし、低料金で
の常時接続の普及が遅れていること、個人情報の保護、
安全な情報交換技術の複雑性のため等、現実には普及し
ていない。
【0014】また、上記(e)においては、行き過ぎた
プライバシーの保護は犯罪をも保護する結果になる。ま
た、上記(f)においては、NPOによる募金活動が効
果的に機能しているとは言い難いものがある。あるボラ
ンティア活動に募金し、支援をおこなったとしても、そ
れがどのように使われ、真に誰に渡ったかに疑問も残る
こともあった。
【0015】そこで、本発明は、このような従来の技術
の有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、CRM(Customer Relationship Management)を一
歩進めた「顧客獲得システム」という、広告から販売、
アフターサービスまでの企業と顧客の関係を「ゼッケ
ン」という、革新的技術で実現し、且つ、「ゼッケン占
有率」という全く新しい「顧客シェアの測定方法」を導
入したリレーションシップ・マーケティングの方法及び
スポンサーシップサービスの方法並びにスポンサーシッ
プ広告の方法を提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載のリレーションシップ・
マーケティングの方法は、リレーションシップ・サービ
ス提供者の管理下にあるリレーションシップ管理サーバ
と、前記リレーションシップ・サービスの第1のサービ
ス利用者であるスポンサの管理下にある端末機と、第2
のサービス利用者である消費者の管理下にある端末機
と、をコンピュータ・ネットワークを介して接続し、前
記第1のサービス利用者は、ゼッケンを用いたリレーシ
ョンシップ広告に対する対価を前記第2のサービス利用
者に支払うことを特徴としている。
【0017】また、請求項2に係わる発明は、請求項1
記載のリレーションシップ・マーケティングの方法にお
いて、前記第1のサービス利用者は広告主であり、前記
第2のサービス利用者は広告視聴者であることを特徴と
している。また、請求項3に係わる発明は、請求項1記
載のリレーションシップ・サービスの方法において、前
記第1のサービス利用者は販売者であることを特徴とし
ている。
【0018】また、請求項4に係わる発明は、請求項1
記載のリレーションシップ・サービスの方法において、
前記第1のサービス利用者はマーケットリサーチ者であ
ることを特徴としている。また、請求項5に係わる発明
は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のリレーシ
ョンシップ・マーケティングの方法において、前記第1
のサービス利用者と、前記第2のサービス利用者との間
で前記リレーションシップ広告の契約が結ばれている期
間、前記対価が支払われることを特徴としている。
【0019】ここで、ゼッケンとは、陸上選手の背中に
貼られたゼッケンであり、番号と供に書かれたスポンサ
企業名である。ゼッケン広告は、選手と企業が特別な関
係にあるように、「ある個人と企業との特別なスポンサ
ーシップの関係」を示す。企業は、このゼッケン占有率
という指標値で、広告効果や顧客満足度、を知ることが
できる。ゼッケン占有率とは、何人の消費者が、その企
業や商品を支持し、何人の消費者が、ある商品を買うと
きは可能な限りその企業のその商品を買う、という意思
表明をしているかを表す目安である。
【0020】個人は、「友人知人数」といった関係の
数、「寄付金額」の数値で、自分が占める社会とのかか
わりや貢献度の大きさを定量的に掴むことが出来る。そ
のために、これらを可能にするリレーションシップによ
る3種の新広告手法(スポンサード広告、ゼッケン広
告、クチコミ紹介)と、社会の構成メンバーである個人
や企業、学校、団体など相互の関係やつながりを処理す
る関係交換エンジンと呼ぶ新技術を考案した。
【0021】そして、これを用いて、消費者と生産者、
個人と企業、地域と全体が相互に利益をもたらすホット
ライン・コネクションで結ばれたワンツウワン・リレー
ションシップ・ネットワークセンタを構築する。その結
果として、このネットワークセンタがもつ「スポンサー
シップ・マーケティング機能」と「関係交換サービス」
の仕組みにより、利潤追求を目的とする企業(営利活動
組織)の電子財布から、消費者である個人の電子財布
へ、そして非営利活動組織(教育機関、ボランティア団
体、NPOやNGO(non governmental organizatio
n))の電子財布へと流れる「広告マネー流」を作り出
し、ネットワークの中にボランタリー基金として備蓄す
る。
【0022】また、請求項6記載のスポンサーシップ・
サービスの方法は、リレーションシップ・サービス提供
者の管理下にあるリレーションシップ管理用サーバと、
前記リレーションシップ・サービスの第1のサービス利
用者である大元スポンサの管理下にある端末機と、第2
のサービス利用者である中間スポンサの管理下にある端
末機と、第3のサービス利用者であるスポンサード対象
者の管理下にある端末機と、をコンピュータ・ネットワ
ークを介して接続し、前記第1のサービス利用者は、ゼ
ッケンを用いたリレーションシップ広告に対する対価を
前記第2のサービス利用者に支払い、当該第2のサービ
ス利用者は、受け取った前記対価を前記コンピュータ・
ネットワーク上の電子財布に備蓄し、当該電子財布に備
蓄された前記対価を必要な時に前記第3のサービス利用
者に支払い可能となっていることを特徴としている。
【0023】また、請求項7に係わる発明は、請求項6
記載のスポンサーシップ・サービスの方法において、前
記第2の利用者は、備蓄した前記対価を、前記第3のサ
ービス利用者の行っている教育活動に、寄付金として支
払うことを特徴としている。また、請求項8に係わる発
明は、請求項6記載のスポンサーシップ・サービスの方
法において、前記第2の利用者は、備蓄した前記対価
を、前記第3のサービス利用者の行っている芸術活動
に、寄付金として支払うことを特徴としている。
【0024】また、請求項9に係わる発明は、請求項6
記載のスポンサーシップ・サービスの方法において、前
記第2の利用者は、備蓄した前記対価を、前記第3のサ
ービス利用者の行っている政治活動に、寄付金として支
払うことを特徴としている。また、請求項10に係わる
発明は、請求項6記載のスポンサーシップ・サービスの
方法において、前記第2の利用者は、備蓄した前記対価
を、前記第3のサービス利用者の行っている音楽創作活
動に、著作料として支払うことを特徴としている。
【0025】また、請求項11に係わる発明は、請求項
6記載のスポンサーシップ・サービスの方法において、
前記第2の利用者は、備蓄した前記対価を、前記第3の
サービス利用者の行っているコンピュータソフト創作活
動に、著作料として支払うことを特徴としている。ま
た、請求項12に係わる発明は、請求項6記載のスポン
サーシップ・サービスの方法において、前記第2の利用
者は、備蓄した前記対価を、前記第3のサービス利用者
の行っているボランティア活動に、寄付金として支払う
ことを特徴としている。
【0026】また、請求項13に係わる発明は、請求項
6記載のスポンサーシップ・サービスの方法において、
前記対価の備蓄先がボランタリー基金用の前記電子財布
であることを特徴としている。また、請求項14に係わ
る発明は、請求項6記載のスポンサーシップ・サービス
の方法において、前記対価の備蓄先が著作権保護基金用
の電子財布であることを特徴としている。
【0027】また、請求項15に係わる発明は、請求項
6記載のスポンサーシップ・サービスの方法において、
前記対価の備蓄先がノーベル賞基金用の電子財布である
ことを特徴としている。また、請求項16に係わる発明
は、請求項6記載のスポンサーシップ・サービスの方法
において、前記対価の備蓄先が教育奨励基金用の電子財
布であることを特徴としている。
【0028】また、請求項17に係わる発明は、請求項
6記載のスポンサーシップ・サービスの方法において、
前記対価の備蓄先が政治活動基金用の電子財布であるこ
とを特徴としている。また、請求項18に係わる発明
は、請求項6記載のスポンサーシップ・サービスの方法
において、前記対価の備蓄先が社会福祉基金用の電子財
布であることを特徴としている。
【0029】また、請求項19に係わる発明は、請求項
6記載のスポンサーシップ・サービスの方法において、
前記対価の備蓄先が地球環境保護基金用の電子財布であ
ることを特徴としている。このシステムは、単なる個人
主導型マーケティング(逆CRM)システムとして存在
するのではなく、もっと決定的な役割を果たし、現在の
営利活動企業を中心とした社会経済システムではうまく
いかなかったことを解決する。
【0030】決定的な役割とは、「非営利活動組織を支
える財源支援システム」としての役割である。その意味
を説明する。地球環境問題、発展途上国の食料問題や教
育問題、高齢化社会での福祉問題などを全てを、政府や
自治体、利潤追求を目標とする営利活動企業に委ねるの
は間違いであり、この問題は、非営利活動組織NPOや
非政府組織NGOとの「住み分け」や協働活動が必要不
可欠である。しかしながら、NPOやNGO、ボランテ
ィア団体が成り立つためには、絶対的に解決されなけれ
ばならないこと、それが「財源」確保であり、この方法
論が確立されていなかった。本発明のリレーションシッ
プ・マーケティングとスポンサーシップ・サービスがこ
れを根本的に解決するのである。
【0031】このネットワークシステムに参加する数十
万人から数百万人の個人に集められた広告協力料(月々
数百円から数千円)が、次には立場が変わり、自分がス
ポンサとなって、非営利活動をおこなう団体や個人に向
けて寄付金の形で放出される。それが活動のための財源
となるのである。ネットワーク上に貯まった備蓄金は、
それを遣うタイミングは様々であり、通常は毎日そして
毎月ネットワーク上の自分の電子財布に、いざという時
のために備蓄され続け、その時がきたら放出される。
【0032】非営利活動支援とは、自分の息子の学校へ
の寄付金、地域で頑張っているボランティア団体への寄
付金、著作権を無視されているアーティストへの寄付金
に、地震で復興が必要な地域に義援金として、地域の福
祉のために精力的に活動している政治家への献金などが
あり、備蓄金は、個人が自分の意志で、自分が選んだ相
手に使うことができる。
【0033】また、請求項20記載のスポンサーシップ
広告の方法は、ゼッケンの発行及び当該ゼッケンを用い
たイベントの開催をするサービス提供者の管理下にある
サーバと、前記ゼッケンに広告を掲載するスポンサの管
理下にある端末機と、前記ゼッケンを付けたサービス利
用者の管理下にある端末機と、をコンピュータ・ネット
ワークを介して接続し、前記サービス利用者は、前記ス
ポンサとの間で、自己の参加者識別子と自己のスポンサ
広告とを同時に掲載する広告協力契約を交わし、前記ス
ポンサは、前記広告協力契約を結んだ前記サービス利用
者に対して、後援または所定の対価の支払いをし、前記
広告協力契約を結んだ前記サービス利用者は、前記サー
バによってネットワーク上で開催される前記イベントに
前記ゼッケンを付けて出席するようになっていることを
特徴としている。
【0034】また、請求項21に係わる発明は、請求項
20記載のスポンサーシップ広告の方法において、前記
イベントが、ネット競技会であることを特徴としてい
る。また、請求項22に係わる発明は、請求項20記載
のスポンサーシップ広告の方法において、前記イベント
が、ネット会議室であることを特徴としている。また、
請求項23に係わる発明は、請求項20記載のスポンサ
ーシップ広告の方法において、前記イベントが、ネット
サークルであることを特徴としている。
【0035】また、請求項24に係わる発明は、請求項
20記載のスポンサーシップ広告の方法において、前記
イベントが、電子掲示板であることを特徴としている。
また、請求項25に係わる発明は、請求項20記載のス
ポンサーシップ広告の方法において、前記イベントが、
音声会議であることを特徴としている。また、請求項2
6に係わる発明は、請求項20記載のスポンサーシップ
広告の方法において、前記イベントが、インターネット
電話であることを特徴としている。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1乃至図106は、本発明
に係るリレーションシップ・マーケティング及びスポン
サーシップ・サービス並びにスポンサーシップ広告の各
方法を実現するための仕組み及びこれらを適用した実施
の形態を示す図である。以下、図面に基づいて各方法を
実現するための仕組み及び実施の形態の説明をする。
【0037】「リレーションシップ・マーケティングお
よびスポンサーシップ・サービスの方法」とは、ある非
営利活動団体と、その非営利活動を支援する個人と、そ
の個人を支援する営利企業とが、相互補完的なスポンサ
ーシップ関係で活動することを可能にする営利・非営利
複合型ビジネスの方式である。先ずサービスを提供する
センタ企業は、運動への趣旨を理解し参画する企業(ス
ポンサ企業)に「社会貢献企業」としてのシンボルマー
クを与える。さらに支援対象としたい非営利活動団体
(NGO、ボランティア団体や学校法人など)を数十、
数百と順次、ノミネートする。
【0038】営利活動が目的である企業は、自企業にと
っての見込客、優良客である消費者個人との間で広告協
力契約を結びスポンサとなる。企業は、広告資金や販促
資金を、個人の広告協力活動の対価として消費者個人に
支払う。消費者個人は、ノミネートされた非営利活動団
体のうち、自分が支持したい団体との間でスポンサーシ
ップ(後援)関係を結び、寄付金や労働を提供する。こ
れらの結果として、企業は、利益追求と社会貢献のバラ
ンスをとりながら経済活動を達成できるし、個人は、消
費者としての個人情報の経済的価値を企業に与え、その
関係から得られる対価を経済的弱者支援や地球環境保護
活動に対して再支出しながら、3者が全体として支えあ
う仕組みを作り上げることができる。
【0039】ここでサービスセンタのコンピュータシス
テムは、3者間の広告情報、資金情報の流れを管理・処
理する。個人に対しては、企業からの入金額と入金日
時、後援する活動団体への出金額と出金日時、などの資
金フローをシミュレーションし、資金残高、資金不足な
どを管理し、必要な報告をする。またボランティア団体
などの非営利活動団体に対しては、寄付金や募金の形で
提供される資金、労務(ヒト)や援助物資などのリソー
スを管理する手段を提供する。例えば、入金額と入金日
時と入金元、出金額と出金日時と出金先、などの資金フ
ローをシミュレーションし、資金残高、資金不足などを
チェックし、資金計画をタイムホイールにそのスケジュ
ールを登録し処理を実行する。
【0040】図1は、リレーションシップ・サービスの
構成を示す図であり、ボランティア団体などのスポンサ
ード対象(後援対象)の活動に対して、多数のサービス
利用者の各個人がスポンサとなり、その活動を支援し、
更に広告主企業が、その個人スポンサの活動を後援する
ことを表している。直接スポンサ(個人)と間接スポン
サ(広告主)とが協業しながらスポンサード対象(ボラ
ンティア団体、チャリティ、政治団体、アーティスト、
TV番組、等)に資金や労働などの援助を行なう新しいタ
イプのコンピュータ・ネットワークを使った後援方式で
ある。
【0041】図2は、スポンサーシップ・ネットワーク
による後援サービスを示す図である。これは、リレーシ
ョンシップ・エクスチェンジ・サービスを利用して、広
告主企業(企業スポンサ)が広告視聴者である個人(個
人スポンサ)を触媒のように中継し、広告情報とお金の
流れを作り出す仕組みである。広告主企業は、広告代理
店へではなく個人の電子財布に直接広告料を支払う。
【0042】その特徴は、広告主企業より、むしろ多数
のサービス利用者の「各個人」が直接的なスポンサとな
り前面に立つ方法で、資金面、活動面の直接的援助を行
なう。つまり、個人がボランティア団体などの活動内容
を監視しながら直接的にスポンサするため、ボランティ
ア活動にも競争原理を導入できるため、ボランティア団
体への信頼向上を期待できる。
【0043】従来のスポンサーシップ方式には、「消費
者である個人と協業して」間接的にスポンサするという
考え方はなく、企業が直接的にボランティア活動やチャ
リティイベントなどをスポンサ(後援)していた。つま
り広告主と、スポンサードされる対象との関係性は直接
的であった。個人は、その消費者としての自分の潜在的
価値を広告協力料として資金化してくれる企業とは付き
合っても損にはならないし、本来自分自身の関心事(困
っている人を支援するとか、一生懸命の人を応援すると
か、地球環境に尽力する活動を応援する、等)に対して
資金を使えることは嬉しいことである。
【0044】被支援者は、緊急的な事態に対しての資金
面でのスポンサを手に入れることが出来る。そのスポン
サは小口ではあるがその数は何万、何十万人になるだろ
う。広告主は、消費者の利害と、最終被支援者の利害が
完全に一致するため、個人スポンサとの間の良好な関係
を期待できる。この消費者と企業との「良好な関係」
は、TVコマーシャルでのスポンサと番組視聴者との
「騙しあい」のような関係と比較すると驚きである。
【0045】なお、本実施の形態においては、途中で広
告契約を破棄しても、その破棄した日までの公告料金が
個人に支払われる仕組みになっている。従って、上記し
たアフェリートプログラムのように、途中で契約を破棄
すると、個人に1円も支払われないといったことは無
い。図3は、スポンサーシップ・ネットワークによる後
援サービスの仕組みを示す図である。以下、スポンサー
シップ・ネットワークによる後援サービスの仕組みを述
べる。
【0046】企業スポンサ(広告主企業)は、顧客ある
いは見込客ひとり一人に対して、企業自身や商品に関す
る広告情報を流し、その対価として広告協力料を支払う
旨の契約を交わす。その結果、広告主である企業と消費
者は、相互にメリットとなる情報交換を行なうことが可
能になる。広告主企業からは、決められた広告料がスポ
ンサードされた個人へ直接、スポンサーシップ広告料と
して支払われる。
【0047】個人ひとり一人は、スポンサからの広告マ
ネーを電子財布に貯め、自分の電子財布に貯まったお金
を財源として、ボランティア団体などのスポンサード対
象に向けて再度スポンサする。スポンサする形態は、寄
付金、義援金、募金、活動資金、著作権料、物資提供、
労務提供などである。ボランティア団体などのスポンサ
ード対象とは、地球環境などの環境保護団体、スポーツ
選手、作曲家や画家などアーティスト、政治団体、情報
サービス団体、チャリティイベント、テレビ局の福祉番
組、報道カメラマンなどである。
【0048】広告費や販売促進費として、スポンサ企業
から支出された、スポンサーシップ・ネットワークの中
に備蓄されたネット通貨は、寄付金、義援金に形を変
え、最終的には、次の例のように使われる。第一例とし
て、父母や父兄100人が、子供のクラスや学校のアカウ
ントに毎月100円の寄付金をしてスポンサとして後援す
る。その額は100円×100人=1万円/月程度になる。
【0049】第二例として、甲子園野球を見た卒業生
が、自分の母校に毎月100円を寄付する。第三例とし
て、甲子園での優勝校への寄付金として。第四例とし
て、犯罪被害者、災害被災者への義援金として。第五例
として、著作権侵害されたアーティストへの寄付金とし
て。
【0050】第六例として、地球環境保護などの非営利
団体への寄付金として。第七例として、発展途上国の人
々や豊かな国の経済弱者達に対して、貧困や病気、無知
から救済し、自立するための援助金として。このように
して、スポンサ企業が広告費、販売促進費として個人に
支払ったお金が回りまわって、スポンサ対象団体に最終
的に届く。これが、赤い羽募金的な寄付金・募金サービ
スを、インターネットを使ってワンツウワンでダイレク
トに世界規模で実施する仕組みである。
【0051】このようにスポンサーシップ・ネットワー
クとは、資金力のある企業スポンサと、ひとり一人の小
額スポンサが多数集まり、ボランティアなどの非営利活
動を金銭的に支える地球規模のネットワークである。更
に、本発明に係わるリレーションシップ・チケットを使
ったゼッケン広告の方式を述べる。
【0052】良く知られる「バナー広告」は、ウェブサ
イトの目立つところに掲載され、そのウェブサイトを訪
問する人に向けて露出されクリックされることで訪問者
を広告主のウェブサイトに誘導する広告手法である。こ
れに対して「ゼッケン広告」は、ウェブサイトに掲載す
るのではなく、ネットワークを使った広告協力活動への
参加者自身に掲載し、あたかも競技への参加者のゼッケ
ンのように、スポンサ名やブランド名を露出する広告手
法である。ここにバナー広告との決定的な違いがある。
【0053】広告主が、企業自身や製品の広告宣伝活動
に協力してもらうために、有名なスポーツ選手や著名な
タレントと契約をおこなうスポンサーシップ広告のやり
方を例に考えてみると、有名人1人を広告塔にして1億
円を払うより、無名の一般人100万人を広告塔にし、各
自に10円を10ヶ月間支払うほうが遥かにその広告効果は
大きいであろう。
【0054】その理由は、消費者自身が自分のゼッケン
のスポンサが何という企業であるか、なぜその企業を選
んだか、広告への協力料をいくら貰っているか等、そん
な内容が、家族や友人、知人との間で話題となり日常会
話の中で話される。そんなマスコミ広告の時代には想像
も出来なかったことが起こるからである。これはクチコ
ミ広告の効果を良く知っている企業としては究極の広告
宣伝手法といえるであろう。このようにゼッケン広告と
いう新広告メディアは、消費者とのダイレクトなコミュ
ニケーションを可能にし、その広告効果には計り知れな
いものがある。
【0055】更に、本発明に係わるワンクリック・クチ
コミ紹介によるリレーションシップ集客の方式を述べ
る。本発明に係わるリレーションシップ集客は、ウェブ
サイトへの集客、そして最終的に実世界の販売店舗への
集客の手段である。では、リレーションシップ集客とは
何か、それをいかにおこなうかについて説明する。リレ
ーションシップ集客は、ゼッケン広告機能、ホットライ
ン・コネクション機能、ワンクリック・クチコミ紹介機
能及び電子呼び込み機能の4つの機能から成り立ってい
る。
【0056】ウェブサイトとしては、頻繁にアクセスさ
れることが広告の露出効果という意味においても重要で
ある。そのためには、毎日アクセスして確認したい、と
いう動機や必要性、見たいという欲求が湧いてくるよう
な有用性と実用性とを兼ね備えた面白いサイトであるこ
とが必要となる。例えば、つぎのようなウォンツがあっ
て、そのソリューション(解)を与えることが出来れ
ば、今より集客数を増やすことが可能となるであろう。
【0057】見たいという欲求が湧いてくるようなウォ
ンツとしては、例えば、「ある地域である買物をすると
き、どんなお店がその近くにあるか?」、「中学の同窓
生から、あるいは、リレーションシップ・サービスセン
タから、関係交際の問いかけは届いていないか?」、
「スポンサになりたいという企業から新たな提案は届い
てないか?」、「ボランティア団体から新たな支援要請
が届いていないか?」、「いつどの団体に送金するか
?」、「いくつの団体に支援活動を行なっているか
?」、「支援したボランティア団体から、お礼のメッセ
ージは届いていないか?」、「電子財布の残高はどうな
っているか?」等が挙げられる。
【0058】更に、以下に(a)、(b)の2つのソリ
ューション例を示す。 (a)バーチャル世界での集客効果。 本発明のリレーションシップ集客は、カレンダーの形
態、地図のようなマップの形態をとることが特徴であ
る。行動心理学的には、残っているカレンダーのマスを
埋めたいという意識が働き、集客数、支援件数の増加に
繋がるという意味でも、カレンダーの形態をとることは
広告効果を高めるであろうことが期待できる。
【0059】また、社会貢献への応用では、例えばアフ
リカ等の後進国への支援を地理的に表示することで支援
者側に視覚的に訴えることとなり、ボランティアの支援
件数の増加を促す効果が期待できる。 (b)実世界での集客効果。 以下のビジネスシーンでの集客方法に最適である。
【0060】スポンサーシップ契約者が、自分のスポン
サが経営する店舗の近くに来たとき、携帯電話が鳴って
それを知らせ、電子的にスポンサとの関係の説明や呼び
込みがおこなわれる。また、スポンサが銀行などの金融
機関であれば、窓口やATMの設置場所、所在地を利用者
端末機の画面に地図マップで表示する。更に、本発明に
係わる4者間リレーションシップ・プロセサ(図4乃至
図9参照)について述べる。
【0061】図4は、リレーションシップ関係交換シス
テムの構成を示す図であり、図5は、関係交換システム
のネットワーク上の構成を示す図であり、図6は、セン
タを介して利用者端末間で関係交換をする一例を示す図
であり、図7は、関係交換の相互関係を示す図である。
4者間リレーションシップ処理とは、リレーションシッ
プ・プロセシングの基本手法であり、その処理能力を表
すのに「アカウント容量n人」の関係交換という言い方
をする。ここで容量とは関係交換処理できる限界人数で
ある。また、リレーションシップ・プロセッサは、エー
ジェント・プログラムと呼ばれることもある。また、こ
れを単純化した特殊形が、2者間リレーションシップ・
プロセシングであり、一般にデータ交換処理とか、コミ
ュニケーション処理または通信処理といわれる処理であ
る。電話交換装置、回線交換装置、パケット交換処理な
どが、これに該当する。
【0062】関係処理とは、ネットワークの中に、利用
者アカウントを作り、アカウント間でネゴシエーション
し、結果としてリレーションシップ・コネクションを開
設または閉設する。更にこの関係交換取引にともなう対
価の移動を本当の通貨または地域通貨で決済し、その通
貨をディジタル貨幣データとして、例えば、ネットワー
クに接続された専用の記憶装置に記録し蓄える機能を有
する。
【0063】電話やファクスといった電話交換装置は、
通信する相手が特定されたあとで、使われる道具であ
る。これに対しリレーションシップ関係交換装置は、通
信する相手がまだ決定されてないときに、相手を探索
し、交渉し、探し出した相手と握手をするための道具で
ある。この点が電話やファクス、電子メールとは決定的
に違っている。従来は、知人からの紹介を受けて人間同
志が直に会って、名刺交換し、相手と知り合い、そして
握手する、という手順を踏んでいた。そのために電話や
ファクスを使うことはあったが、それはあくまで通信の
手段であった。交際関係の一連の手続き(関係交換手
順)は、人間自身が直接または間接的におこなってい
た。本発明に係わるリレーションシップ・エクスチェン
ジ装置は、この関係交換手順を人間に代わって自動化す
るところに特徴がある。この機能をこのような方法で実
現する例は過去には無かった。
【0064】図8は、4ポート・リレーションシップ制
御を行っている画面を表示した図であり、図9は、リレ
ーションシップ・プロセッサの構造を示す図である。プ
ロセッサ(エージェント)は、ウォンツ発信部と、ソリ
ューション受信部と、交際発信部と、交際受信部と、更
に、ネゴシエーションによって交際相手との情報交換を
行なう情報通信路を新設し、または削減する処理部と、
で構成される。
【0065】そして、1番目のインターフェイスは、リ
モート端末機の処理と交信し、2番目のインターフェイ
スは、指導管理活動をする処理と交信し、3番目のイン
ターフェイスは、スポンサとの営利活動をする処理と交
信し、4番目のインターフェイスは、ボランタリーとの
非営利活動をする処理と交信する。更に、この関係交換
取引にともなう対価の移動を本当の通貨または地域通貨
で決済し、その通貨をディジタル貨幣データとして、ネ
ットワークを介して接続された専用の記憶装置に記録し
蓄える。
【0066】なお更に、利用者端末機は、これらの部位
から入力または出力される情報を表示する4つの表示領
域を有し、端末機の画面に4つのウィンドウを設け、前
期インターフェイスからのデータを表示し、各自が各自
の処理単位をリモート端末機から制御するリレーション
シップ増殖制御をおこなう。更に、本発明に係わる本人
証明つきリレーションシップ・チケット(交際許可証)
(図12乃至図14参照)について述べる。
【0067】個人情報には、氏名、生年月日、電話番
号、電子メールアドレス、住所、年齢や性別、趣味や嗜
好、など様々な情報がある。しかし、それが誰について
の情報かを示す「氏名」や「電子メールアドレス」が不
明であったり、意図的にこれを隠せば、匿名情報とな
る。また、氏名や電子メールアドレス、携帯電話番号が
明確になったとしても実はその本人ではなく、ニセモノ
が成りすましていることもあり得る。
【0068】そこで必要となることは本当に本人である
かどうかの証明の方法である。認証局から電子証明書を
発行してもらうような本格的な方法もあるが、この方法
は、個人向けの無料サービスサイトでは、手続きの複雑
さと費用面で実用的でない。図12は交際許可証(ゼッ
ケン)の一例を示す図であり、図13は、広告付き交際
許可証の一例を示す図であり、図14は、利用者アカウ
ントとチケット交換の仕組みを示す図である。
【0069】本発明に係わる関係交換センタは、携帯電
話や固定電話の発信者番号通知機能を使って個人認証を
おこない、本人認定マーク(★)の付いたチケットを発
行する。さらに電子メールを発信し、その本人から返答
があることで電子メールの持ち主であることを証明(★
★)する。また、銀行口座番号と名義人を銀行データベ
ースにアクセスすることで照らし合わせて「成りすまし
でない」ことを証明(★★★)する。関係交換センタか
ら本人への郵便物への返信の有無で現住所に居住してい
ることを確認し、証明(★★★★)を行なう。さらに本
人の容姿を顔写真と照らし合わせ写真による本人証明
(★★★★★)を行なう。このような比較的容易で実用
的な方法で本人認証・証明サービスを行なう。このよう
に関係交換センタは、本人認定マーク(★)によって、
5段階評価し、その結果は、各個人の個人評価情報とし
てデータベースに格納保管される。もちろん、本人証明
の方法は他にも色々考えられることは言うまでもない。
【0070】更に、本人が携帯電話番号を変更したり、
電子メールアドレスを変更すると、それに伴ってアカウ
ント名を変更する必要性が生じる。その場合は、アカウ
ント名を改名すると、関係コネクションを張っている相
手側も自動的に変更される。各個人は、自分の個人情報
をスポンサ企業に提示する場合には、センタが行なった
本人認定の評価結果とともに提示することで、情報の信
憑性を保証することができる。このように本人証明つき
リレーションシップ・チケットに書き込まれた本人認定
マークの星の数が個人情報の信憑性を物語る仕組みであ
る。
【0071】更に、本発明に係わる公開キーと秘密キー
で唯一無二なアカウント名を組み立てるセキュリティ方
式(図10、図11参照)について述べる。図10は、
アカウント開設の仕組みを示す図であり、図11は、利
用者アカウントの一例を示す図である。グローバル化と
コンピュータ化の進展の結果、人も機械も全てがネット
ワークに接続され、地球規模で人間ひとり一人、機械一
台一台が会話をする時代になった。人間ひとり一人や、
企業や学校、団体を1社1社、確実に識別する有意な名
前を付け、それを使って相手を呼べば相手が自分のこと
だと容易に分かり、呼びかけに確実に応える。そんな呼
称手段が必要な時代になった。人間とコンピュータプロ
グラムの両方が認識し自覚する、唯一無二なアカウント
名の意味と必要性、その効果について説明する。
【0072】世界中には同姓同名の人は数多くいる。従
って実名をそのままアカウント名としたのでは他の人と
重なってしまう。だから単純にアカウント名としては使
えない。このような理由からか、従来からアカウント名
は文字と数字の組合せの長い列として表され、人間にと
って認識しづらく記憶する事もたいへんであった。一
方、住民台帳以外では、皆が認める国民総背番号制は日
本では実現していない。
【0073】しかし近年、携帯電話の普及で個人に1個
の、唯一無二な番号が割り当てられる時代になった。携
帯電話の番号は他の人と重なることはないので、識別番
号として使うことはできるが、単純に使っただけでは番
号が変更になった時にどうするかの問題が残る。更にセ
キュリティと個人情報保護の観点から容易には他人に使
われない、という矛盾する条件も必要である。
【0074】これらを整理すると、従来からの問題点及
び必要な条件としては、まず、問題点として、電話番号
は、識別番号として使うことはできるが、番号変更時に
どうするかということが挙げられる。また、必要な条件
としては、例えば、その呼び方で相手を呼べば、相手は
自分のことだと容易に分かること、セキュリティと個人
情報保護の観点から他人に無断で使われないこと、本人
にも憶えやすく、友人知人にも憶えやすく、他人にはわ
からないことが挙げられる。
【0075】つまり、従来の暗号のような英数字は、本
人は我慢できたとしても、友人知人には憶えられないた
め、リレーションシップ・サービス実現には、このよう
な従来のアカウント名の考え方を払拭する必要がある。
そこで、新しいアカウント名として、氏名を公開キーと
し、電話番号を秘密キーとして、アカウント名を組み立
てる、という形式を考案した(勿論、電話番号は固定電
話でも携帯電話でもよいし、あるいは電子メールアドレ
スを用いてもよい)。つまり、式にすると(公開氏名キ
ー)+(秘密電話番号キー)=アカウント名となる。
【0076】そして、相手にリレーションシップの開始
を求め、握手を求めるときは、画面上で次のような手順
を踏む。まず、「公開キーとなる「相手の氏名」を入力
してください。」と表示されるので、入力用のダイアロ
グボックス(あるいはプロンプト先)に相手の氏名を入
力する。
【0077】次に、「秘密キーとなる「相手の電話番
号」を入力してください。」と表示されるので、同様に
相手の電話番号を入力する。これらの情報を入力する
と、その相手にはじめてリクエストが届き、相手もそれ
を受諾したときのみ、相手との関係コネクションが開通
する。しかし、相手自身がそれを拒否した場合には関係
コネクションは開通しない。
【0078】個人や企業、学校、団体を識別し、セキュ
リティも確保できるアカウント名の例を以下に挙げる。 ・山田太郎@09022223333 ・山田花子@09055556666 ・日本商業高校@0456667777 ・日本高校野球部@045666777 ・3年2組@0456667777 ・チェルノブイリ基金@0388889999 ・山田太郎@DOMAIN.CO.JP ここで「3年2組」は、ある学校のクラスのアカウント
名であり、学校の代表電話番号とクラス名で命名してい
る。
【0079】つまり、この電話番号と実名の両方を組み
合わせて「存在を識別する文字列」とし、これをアカウ
ント名として使うことで、ユニーク性と連想性、親和性
の全てを満足させることを可能にする。そしてすべての
問題点を解決する。この新しいアカウント名のアイデア
が、更に画期的である理由は、従来のアカウントは、単
なるID番号としての使われ方だけであったのに比べ、
人間系を含む「コンピュータ&ヒューマンネットワー
ク」の中で、友達が互いに相手を呼び出したり、コンピ
ュータプログラムが相手のプログラムからの呼び出しに
応えたり、コンピュータが人間を呼び出したりすること
を可能にする必須技術となるからである。
【0080】これが後述する関係交換サービスを実現す
るうえで必須であり、後述するアカウント情報からリレ
ーションシップ・チケット(交際許可証)を生成発行す
る交際許可証方式システムを実現する上での「使いやす
さ」と「プライバシー保護」「セキュリティ」を満足す
る基礎的技術となる。更に、本発明に係わる本人保証マ
ーク認証法と価格相殺法を用いるネゴシエーションの方
式について述べる。
【0081】ある利用者Uaは、システムが提示したレコ
メンド情報の中から、自分のウォンツに応えてくれる相
手(ソリューション提供者)Ubを、自分の判断で探し出
す。例えば、「やまちゃん ★★★」という、ニック
ネームと保証マーク3つを見て、★が3つなので信頼で
き、匿名ではあるが成りすましではない、だからネゴシ
エーションする価値があると考え、その相手からリレー
ションシップ・チケットTbを受け取る。
【0082】システムは、利用者Uaのリレーションシッ
プ・チケットTaを、その相手Ubに送ることでチケットの
仮交換を行なう(図15、図16、図17、図18参
照)。ここで、図15は、広告主企業と個人とのネゴシ
エーションの一例を示す図であり、図16は、サービス
提供企業と個人とのネゴシエーションの一例を示す図で
あり、図17は、友人間でのネゴシエーションの一例を
示す図であり、図18は、個人と非営利団体との間のネ
ゴシエーションの一例を示す図である。
【0083】利用者Uaは、相手Ubが持っている情報や知
識、友人知人、などの情報リソースと、お互いが交換す
る情報の範囲、対価として相手に支払う協力料Pa、Pb、
この契約の期間T、などの提示を相手から受け取り、と
同時に相手にも提示し、条件交渉を行なう。双方は、交
際に値する条件であるか否かを対等の立場で判断し、リ
レーションシップ交際取引を「おこなう」「おこなわな
い」の結果をシステムに送る。
【0084】システムは、双方が提示した支払予定額
(Pa)、(Pb)を次の計算式(1)で相殺して計算
し、実際に相手に支払う金額(P)を決定する。 P=−Pa+Pb・・・・・・・・・(1) 但し、Pは、実際の収支金額で、+符号は収入、−符号
は支出をあらわす。そして、Paは自分が相手に支払う
金額、Pbは相手が自分に支払う金額である。
【0085】ここで大事なことは、移動する通貨の量
は、リレーションシップ・バリュー(信頼関係価値)を
意味している点である。リレーションシップ・バリュー
とは、信頼や信用が生み出す価値であり、相手を信頼す
ることから生まれる。信用貸与や金銭の融通や期限の利
益、時差を伴う投資、戻ってこない恵みや施しである。
この反対は、信頼に基づかない取引や等価な交換であ
る。
【0086】以上、上記第1乃至第7の手法によって、
本発明のリレーションシップ・マーケティング及びスポ
ンサーシップ・サービス並びにスポンサーシップ広告の
各方法を用いた実施の携帯が実施されることとなる。更
に、本発明に係わるネット通貨とネゴシエーションにつ
いて述べる。2者がネゴシエーションを行い、広告やサ
ービスが相手に提供されるとき、その対価としてお金が
移動する。その際、提供されるものが広告情報なのか、
サービス情報なのかによって対価の流れる方向が変わる
ことになる。
【0087】図15は、広告を主に提供する企業と個人
のネゴシエーションの例を示す図である。図中の価格は
広告1件の値段という意味ではなく、広告主企業と消費
者である個人との継続的な友好関係を意味している。こ
の場合の企業は広告代理店であっても良い。例えば、広
告の送り手が毎月100円の支払いを提示し、受け手が
これを受諾した場合、契約に従って、送り側企業は相手
の立場に立って適当な頻度で、企業広告、商品広告を送
る。受け手の消費者も出来る限りこの企業の製品を購入
するよう努める。当然ながら、企業にとっても、個人に
とってもこの関係性を継続するメリットが無いと感じら
れた時点で一方的に契約を破棄することができる。その
ような約束なのである。
【0088】図16は、図15における企業が、ニュー
スサイト、天気予報、フリーソフトなどのコンテンツ提
供サイトの場合を示す図である。従来の方法ではサービ
スやコンテンツ提供側には費用回収の方法は無かった。
サービス提供企業は、サービス情報を個人に提供し、例
えば、その対価として個人が提示した30円を受け取
る。企業は10円を広告塔としての協力料として提示し
たとすると、実際移動するお金は相殺して20円とな
る。
【0089】図17は、友人知人同士の場合を示してい
る。この関係交換では、通常双方に同等の利益(例えば
100円)がある。しかし、実際には相殺しあって通貨
の移動はない。コストは掛からないのである。従って、
個人にとって友人知人は100人あっても200人あっ
てもそのことでコストは発生しない。逆に友人が多いほ
ど、個人の広告塔としての価値は高まるのである。広告
主企業はより高い価格設定をしてくることになる。
【0090】図18は、個人がボランティア団体を応援
する場合である。ある個人の電子財布から100円が引
かれ、ボランティア団体の電子財布に100円が足され
る。このスポンサーシップ(応援)モデルは、ボランテ
ィア団体を例にしているが、実際はもっと広い意味で使
われる。例えば、父母や父兄が子供のクラスや学校に毎
月寄付金をするといった後援活動では、100円の寄付を5
0人の父母が毎月行なうと、100円×50人=5千円/月が集
まる。そのほか、卒業生が母校に寄付金するとか、突発
的な犯罪に巻き込まれた被害者、災害被災者には義援金
を送ることも出来る。また、甲子園での優勝校には、名
誉だけでなく寄付金を送ることも出来る。
【0091】更に、本発明に係わるリレーションシップ
広告の広告伝達パスと3種の広告手法について述べる。
図19は、リレーションシップ広告の広告伝達パスと3
種の広告手法を示す図であり、図20は、広告手法1で
あるスポンサード広告の一例を示す図であり、図21
は、広告手法2であるゼッケン広告の一例を示す図であ
り、図22は、ゼッケン広告の詳細を示す図である。
【0092】1種目の手法であるスポンサード広告(図
20参照)とは、広告主から広告塔となった個人への直
接型広告である。スポンサード広告の大きなメリット
は、企業と個人との間にホットラインが引かれ、相互了
解のもとに友好的な情報交換を行なうことが出来る点で
ある。この関係を利用して、企業が個人から得る情報
は、その個人のウォンツ、年齢、性別、居住地域などで
ある。相互が了解しているため、相手が欲しい情報であ
れば適当な頻度で広告情報を流すことが可能である。し
かし、相手の利益を考えない自分本位の行動が過ぎた場
合は、その関係を破棄することがお互い可能である。
【0093】2種目の手法(図21、図22参照)であ
るゼッケン広告とは、広告塔となった個人の友人知人た
ちへ向けての間接広告である。ゼッケン広告とは、陸上
選手などの背中や胸部の目立つ場所に貼られたゼッケン
番号である。その空きスペースを企業が宣伝広告の目的
で使うゼッケン広告のように、ネットで交換するリレー
ションシップ・チケットの空きスペースを宣伝目的で用
いる広告手法である。この手法は、一般の個人、その友
人知人を対象に行う新しい広告宣伝手法であり、バナー
広告を超えるインターネット広告として有望である。広
告主は、個人の広告宣伝活動への対価として、例えば、
数10円程度のお金を支払う契約を個人と締結する。
【0094】従来のスポンサーシップ広告は、企業が、
高いマスコミ露出度と好印象を持つスポーツ選手やチー
ム、著名人とスポンサーシップ契約し、企業のイメージ
アップや商品宣伝を行なう広告手法であり、スポンサ企
業は、1千万円単位の高額な契約金を支払うのが普通で
ある。これに対し、リレーションシップ広告は、単価の
安い一般の数千人、数万人の個人との間で契約しワンツ
ウワン的に行なう。従って、有名人ひとりを広告塔にし
て1億円を払うより、無名の一般人100万人を広告塔に
し、各自に10円を10ヶ月間支払うほうが遥かにその広告
効果は大きいであろう。
【0095】また、図68、図69での住宅会社の例
で、ゼッケン契約者数が、「顧客シェア」という測度を
提供することを具体的に説明している。企業は、このス
ポンサーシップ契約者数や、ゼッケン契約者数という指
標値の増加や減少でマーケティングの効果を定量評価で
きるし、広告効果や顧客満足度を知ることができるので
ある。
【0096】本発明は、CRMを一歩進めた「顧客獲得
システム」という、広告から販売、アフターサービスま
で、企業と顧客のリレーションシップを「ゼッケン」と
いう革新的技術で実現し、「ゼッケン・シェア」という
全く新しい「顧客シェアの測定方法」も提供する。更
に、本発明に係わるRelationship Ticket(リレーショ
ンシップ・チケット)の仕組みについて述べる。
【0097】Relationship Ticketには、Unified Subje
ct NameまたはUnified Resource Locator(URL)が
書き込まれており、Subject Based Addressing技術また
はURLによるAddressing技術による情報交換を行なう
仕組みを実現する。Negotiationにより、相互が承認し
た相手に対して、Ticketを発行し、お互いが自分のTick
etを相手側に渡すことで信用交換する仕組みを実現す
る。
【0098】交換したTicketを使って、相手側へメッセ
ージを送信することができるし、または、自分が受け取
っている相手からのTicketに埋め込まれたURLを使っ
て相手のホームページへリンクし情報を入手する。Rela
tionship Ticket(ゼッケン)の一部分に広告スペース
を設け広告宣伝目的に使えるようし、広告スポンサとの
間で契約を交わしこの広告スペースの使用権を与える。
この仕組みにより、企業はRelationship Ticketを直接
交換した相手の更に先の1以上の相手に対して、間接的
にメッセージを送信することでONEtoMANYの広告宣伝を
おこなうことができる。
【0099】更に、広告スポンサ企業の中の唯一1社の
みがゼッケンスポンサという特権を得ることで、企業と
個人は広告協力のリレーションシップを締結する。3種
目は、リレーションシップ・クチコミ広告といわれるも
のである(図23、図24参照)。ここで、図23は、
広告手法3であるクチコミ広告の一例を示す図であり、
図24は、クチコミ伝達されるゼッケンの様子を示す図
である。
【0100】通常のクチコミ広告は、広告塔となった個
人が、自分のゼッケンスポンサのことを日常の会話のな
かで友人や、同僚、家族に伝え、企業知識や商品知識が
友人や家族へと紹介されるというものである。企業は、
売上アップをはかるためのマーケティング手法として、
その商品をどの購買層が買っているか、どの購買層に人
気があるか、などの顧客の購買行動に関する情報は、直
接の販売員から情報を得るか、またはアンケート調査、
ヒアリング調査などの手法でマーケットリサーチを行
い、必要な情報を収集するしか方法は無かった。そし
て、調査結果として、15歳から25歳の若い女性が購
買しているとか、リタイヤした中年層がそのような旅行
パック商品に関心がある、といった傾向を掴んでいた。
このように従来のやり方ではどのようにクチコミ情報が
拡がっていくかを捉えることが困難であった。
【0101】しかし、この発明によると、リレーション
シップスポンサは、どんな情報をどのような人が、どの
ような人に伝えているかを掴むことが出来るようにな
る。それもどの個人がどの友人にいつ、伝えたというと
ころまで具体的に、把握できるのである。本発明の集客
方法の中での電子クチコミの方法は、従来のこのような
問題点を見事に解決する。
【0102】以下、「ワンクリック・クチコミ紹介機
能」によるマーケティングの方式について述べる。図2
5及び図26は、ワンクリック・クチコミ紹介機能の一
機能である友人への紹介機能の仕組みを示す図である。
この画面は、「やまちゃん」というニックネームをもつ
個人のホームページである。この例での「やまちゃん」
は、現在10人の友人知人との間でリレーションシップ
契約を交わし、お互いのリレーションシップ・チケット
を交換し、関係コネクションを張っている。「やまちゃ
ん」の現時点でのゼッケンスポンサは、「○○自動車」
である。
【0103】先ず、2例の最初の例(ドラッグ&ドロッ
プ1)を説明する。広告主である「○○自動車」とスポ
ンサーシップ関係にある「やまちゃん」は、企業のロゴ
が宣伝されている自分のリレーションシップ・チケット
を画面上でマウス操作する。マウスでドラッグ(ドラッ
グ&ドロップ1の矢印)された自分のチケットは、この
例ではマス目3の友人知人「矢野茂美」さん、のリレー
ションシップ・チケットの上にドロップされたとする。
なお、図25は、このドラッグ&ドロップを行う前の図
であり、図26はドラッグ&ドロップを行った後の図で
ある。
【0104】そして、このマウスのドロップ操作で発生
した「スポンサ紹介」イベントは、「やまちゃん」を管
理するプロセッサから「矢野茂美」さんのアカウントを
管理するプロセッサに自動的に届けられる。そのイベン
トを受けて、次は、「矢野茂美」さんのアカウント管理
が、「やまちゃん」のアカウント管理から届いた「スポ
ンサ紹介」イベントを処理する。アカウント管理は、
「矢野茂美」さん本人が端末機から自分のアカウントに
アクセスし、「やまちゃんからの紹介イベント」に対す
る「返答」を待つ。決められた時間内に返答がない場
合、または「紹介拒否」の場合にはこの紹介は無視され
る。もし、「紹介受諾」の返事が返ってくれば、自動的
にその「紹介情報」はスポンサ企業「○○自動車」の方
へも送信される。
【0105】一方、被紹介者は、友人が紹介してきた企
業について、電話や日常会話でその企業がどんな企業で
あるかを尋ねるであろう。そして紹介であることに安心
して自分も試してみることは想像に難くない。また、ス
ポンサ企業側「○○自動車」には、リレーションシップ
・クチコミで紹介した個人と紹介された個人の情報が入
ってくる。そして「紹介情報」は分析され、「クチコミ
した紹介者」と「クチコミされた被紹介者」が特定され
る。その結果を受けて、この企業は、次のステップに進
むことが出来る。この被紹介者に対してスポンサーシッ
プの交渉をおこなえば高い確率で受理されるだろう。そ
の後の商品カタログの送付もスムーズにいくことが期待
できる。このようにクチコミ紹介を受けることで、タイ
ムリでピンポイントなマーケティングが可能となる。
【0106】2番目の例(ドラッグ&ドロップ2)は、
マス目5の中島英雄さんをマス目7の寺田厚史さんに紹
介するときのドラッグ操作である。このマウスイベント
は2個のイベントを同時に発生する。1個は、中島英雄
さんを寺田厚史さんに紹介するイベント、もう1個は寺
田厚史さんを中嶋英雄さんに紹介するイベントである。
【0107】このようなサービスが可能になる理由は、
従来のバイラルマーケティングでは、サイト外での事象
であるため、本質的には追跡不可能である。しかし、本
発明の方法では、関係交換センタのサイト内部で起こる
事象であるため、追跡と分析が容易に出来るのである。
更に何よりも決定的な違いは、この関係交換・データ交
換サービスは、当事者間の了解のもとに、ネゴシエーシ
ョンによるプライバシー保護の仕組みを使って進められ
る。ということである。企業にとっては、このようなク
チコミ広告は、低コストで無理のない最も理想的な広告
宣伝のあり方である。
【0108】図27は、一般スポンサとゼッケンスポン
サとのパートナーシップの一例を示す図である。図27
に示すゼッケンスポンサは、一般スポンサよりも強力な
パートナーシップを消費者との間に作り出すことができ
る。何故ならゼッケンスポンサは常にアカウントオーナ
と一緒に友人や家族に向けて露出されるからである。リ
レーションシップ広告は、広告主企業から個人情報を使
ったピンポイントターゲティングで発信され、人から人
へとワンツウワン的に伝達される。ここにマス媒体と異
なる特徴を見ることができる。
【0109】ここで、広告主と個人にとってのメリット
の具体例を示す。まず、広告主にとってのメリットは何
であるかということを、具体例に沿って述べる。具体例
1として、従来の方法は、有名なゴルフプレーヤーに1
億円を払い、1年契約のスポンサーシップ契約する場合
では、そのゴルフプレーヤーは、1億円を契約金として
受け取ると、通常その企業の製品を優先的に使用し、そ
のクラブやゴルフボールを使って、活躍する場面がTV
で放映される。この場面を見るであろうゴルフ好きな人
々に訴えかけるブランディング戦略である。
【0110】しかしこういった間接広告と比べると、リ
レーションシップ広告は、もっと直接的であり、効果的
である。同じ1億円を使えば、以下のことができる。年
齢や趣味嗜好で選び出したターゲットに対して、直接的
に働きかけ、100万人のゴルフ愛好家(最終消費者)に
たいして直接的にネゴシエーションし、10円の広告協
力料を10ヶ月間支払うという方法でアプローチするの
である。つまり、(対価10円)×(対象者100万
人)×(広告期間10ヶ月)=(1億円)となる。
【0111】具体例2として、乗用車の広告宣伝では、
大手メーカでは年間で数百億円以上の広告宣伝経費を使
っている。月間では数十億円である。例えば月間10億
円の広告費をリレーションシップ広告に使うとどうなる
かを説明したい。この10億円の広告予算があれば、月
間1000円のゼッケン広告者100万人と契約するこ
とができる。ゼッケン広告契約者は、その友人や同僚の
数人に対して、自分が知り得た新型車の性能や試乗会に
ついての情報を自然なクチコミで流す(5人にクチコミ
すれば500万人に伝達する)であろう。さらに、凄い
ことはクチコミ紹介がどのような速度でどんな人々に拡
がっているかをリアルタイムに企業側端末から追跡でき
る、そんな夢のようなマーケティングを展開できるので
ある。
【0112】具体例3として、上記具体例1、2とは対
極的に、中小零細企業の例を説明する。例えば、家庭教
師の派遣案内のような、地域に密着した広告を人口3万
人の市町村内に限定して緊急に実施したい場合、従来の
方法では、適した方法がないため、タウン情報誌や電話
帳広告などの受身で待ちの広告メディアでおこなうしか
ほとんど方法がなかった。そのため、何ヶ月か前から発
刊日に合わせて準備することが求められた。ダイレクト
メールの郵便では、攻めの広告方法が可能ではあるが費
用は切手代だけでも膨大な額になる。
【0113】しかし、本発明のリレーションシップ広告
では、地域に密着した広告を人口3万人の市町村内に限
定して、1週間だけおこなうことがいとも簡単に出来る
のである。「普通のスポンサード広告」として「地域と
期間を限定」し、「1回限り」の募集広告でも、次のよ
うな安い費用で良い結果を期待できる。これはゼッケン
契約ではないため、費用は、更に安く済ますことがで
き、結果も1日から1週間程度の短期間に出てくる。例え
ば、対象は30歳以上の既婚女性とする。(対価1円)
×(対象30000人)×(期間1週間)=(総経費3万円程
度)。
【0114】以上の2つの例で分かるように、このよう
な広告・マーケティングメディアはこれまで存在しなか
ったし、これを可能にするのが、本発明のリレーション
シップ・マーケティングの方法である。更に、個人にと
ってのメリットは、何であるかを述べる。自分の要望や
ウォンツをマッチング機能が仲介し、ジャストフィット
する企業や商品や人を自動的にレコメンド情報の方が舞
い込んでくるレコメンド式サービスが提供される。ま
た、プライバシーをセルフコントロールできること。つ
まり、自分にとって、メリットのないリレーションシッ
プは捨てることができる。
【0115】個人側から見るとこのサービスは、個人主
導の逆CRMシステムであり、消費者が企業を選ぶ時代
の始まりである。更に、本発明に係わる4者間リレーシ
ョンシップ関係交換サービスの構成とリモート制御方式
(図4、図5参照)について述べる。自己増殖式リレー
ションシップ・ネットワークを実現する4者間リレーシ
ョンシップ・プロセッサ方式の発明により、関係交換サ
ービスに必要な機能が実現されることについて説明す
る。
【0116】処理システム構造は、図4及び図5に示す
ように、リレーションシップ・コントロールサーバと、
リレーションシップ広告部付きリレーションシップ・プ
ロセッサと、通信サーバと、企業会員用、または個人会
員用、またはコミュニティ会員用の利用者用端末と、を
ネットワークで相互に接続する。前記リレーションシッ
プ・コントロール・サーバは、前記利用者相互間のウォ
ンツ・マッチングを行い、利用者にマッチング結果をソ
リューションとしてレコメンド(推奨)する。
【0117】リレーションシップ・プロセッサ相互は、
ネゴシエーションを行い、広告付きリレーションシップ
・チケットを交換し、リレーションシップ・コネクショ
ンを確立し、広告宣伝および広告協力料メッセージ交換
をおこなう。あるいは、その後、広告付きリレーション
シップ・チケットの交換を取消し、リレーションシップ
・コネクションを解除し、メッセージ交換を終了する。
【0118】図6は、広告主企業と消費者個人が、関係
交換する方法を示す図である。図6に示すように、広告
主の情報端末1と、広告スペース所有者の消費者情報端
末3と、他の広告視聴者である消費者情報端末2とが、
インターネットなどのワイドエリア・ネットワークを介
してファイアウォールや認証装置を経て、関係交換セン
タ内部の基幹ネットワークに接続されている。さらにこ
の基幹ネットワークには、コントロールサーバや多数の
関係交換サーバ群が接続され、関係交換センタが構築さ
れている。
【0119】広告主企業1は、端末機1から自企業の所
在地などの企業情報、販売している商品、例えば中古車
や住宅など、さらに顧客として欲しい対象者の年齢や性
別、居住地域などを企業ウォンツとして発信し、自アカ
ウント(情報口座1)に登録する。消費者3は端末機3
から個人情報のうち、自分が明かしても良いと思う情報
や、中古車が欲しいなどのウォンツを自分のアカウント
(情報口座3)に登録する。
【0120】各アカウント・プロセッサ内部では企業エ
ージェント・プログラム、消費者エージェント・プログ
ラムが情報口座の情報を管理している。コントロールサ
ーバは、各利用者アカウントからのウォンツをマッチン
グし、その結果を各々のウォンツに対するソリューショ
ンとして、各利用者アカウントにレコメンドという形で
回答する。このようにコントロールサーバは、ウォンツ
とソリューションのマッチングの仕掛により、付き合い
をすることでお互いが付加価値を高めあう、2者間関係
を探索し、企業と個人、個人と個人、個人と団体、の双
方にレコメンドとして通知する。レコメンドとして配信
されたメッセージは、各プロセッサのレコメンド受信ポ
ートからプロセッサのエージェント・プログラムに渡さ
れる。
【0121】このようにシステムのレコメンド機能によ
って、紹介された相手とのネゴシエーションは、オファ
ー発信(プロポーズ)ポートから発信され、相手のオフ
ァー(プロポーズ)受信ポートに到着し、相手アカウン
ト・プロセッサのエージェント・プログラムがこれを処
理する。各エージェント・プログラムは決定できない判
断に関しては、アカウントオーナの指示を待ち、それに
従う。エージェント・プログラムは、この意味で口座所
有者のネゴシエーションを代行する働きをすることにな
る。この例では、中古車を売りたいという企業のウォン
ツは、中古車を買いたいという消費者個人にとってのソ
リューションとなっている。対価の交渉は、例えば、ア
カウントオーナが指示を出し、エージェントがそれを代
行する。
【0122】また、すぐには売買が成立しないことがほ
とんどであり、そんなときには、企業と個人は、広告協
力のネゴシエーションをおこなう。「毎月20円を支払
うから次の中古車が出てくるまで待ってくれ、在庫が出
来次第案内のメッセージを送るから」、という具合に、
広告主1は、広告スペース所有者3との間で、スポンサ
ーシップ契約し、契約した金額を約束した日に支払う、
これもエージェントが代行する。
【0123】リレーションシップ関係交換機能サービス
は、ネゴシエーションを通じて張られた関係コネクショ
ンを使って、ゼッケンの形で広告企業1のロゴを、広告
視聴者3が使用する端末装置3や他の広告視聴者2のデ
ィスプレイ画面に表示する。ここで注意すべきことは、
広告スペース所有者は、広告スペース所有者であると同
時に広告視聴者でもある、ということである。この例で
の関係交換の容量は少なく、企業1と個人3、個人2の
間の出来事であるが、数十万の企業、数百万人の個人の
間での関係交換が、このコントロールサーバとプロセッ
サ群の働きで実行される。
【0124】以上が、リレーションシップ・マーケティ
ングとスポンサーシップ・サービスを実現する関係交換
ネットワークの仕組みである。ここで、重要なことは、
通常のコミュニケーション(通信)処理が、2者間の関
係交換処理であったのに比べ、本発明のリレーションシ
ップ関係交換処理は3者間、もしくはそれ以上の4者間
の関係処理機能が実現されていることである。更に、現
在の技術レベルで関係交換機能を実用化するためには、
第1の必須条件「半自動化された関係交換制御」と、そ
の不足機能を補足する、第2の必須条件「人間による遠
隔価値判断制御」と、を併せた「複合制御方式」にする
ことで実用レベルまで持ち上げるという実現方式を採用
した点である。
【0125】ここで、再度、自己増殖式リレーションシ
ップ・エクスチェンジ機能の中核の仕組み「4者リレー
ションシップ・プロセッサ」について解説する。4者リ
レーションシップ処理とは(図7参照)、性質の異なる
4者の間に発生するトランザクションを処理する、双方
向情報処理通信を意味する。ここに性質の異なる4者と
は、いま着目しているリレーションシップ・プロセッサ
(自分であるプロセッサ)を含めて、以下の4つであ
る。
【0126】第0者としての自リレーションシップ・プ
ロセッサ(エージェント・プログラム)と、第1者であ
るアカウントオーナ(個人、法人、団体といったサービ
ス利用者)と、第2者であるコントロールサーバと、第
3者となる他のリレーションシップ・プロセッサ(他の
エージェント・プログラム)。いま着目しているアカウ
ント・プロセッサには、他の3つとの関係を処理する能
力が求められる。アカウント・プロセッサは、アカウン
ト数と同じ数が必要とされる仮想プロセッサであり、通
常はソフト的に実現されるが、ハード的に実現されても
良い。
【0127】この4者が協調的に働くことで情報記憶と
情報通信、経験に照らした価値判断や試行錯誤による学
習や忘却が実現され、交換価値と付加価値を高めること
を可能にする付加価値情報通信サービスが実現される。
アカウント・プロセッサも1つのリレーションシップ処
理を行なうプロセッサであり、このリレーションシップ
・プロセッサがプリミティブな機能素子であり、自己と
の関係や他の3者との関係を処理する能力を有すること
が最大の特徴である。
【0128】更に、ここで、4者の間に存在する3種の
リレーションシップについて説明する。リレーションシ
ップ0(関係性0)は、自分自身との関係性であり、自
己の内部に記憶された個人情報や友人知人など人脈情報
との交信である。これは自プロセッサの記憶域への情報
の書き込みや読み出しである。
【0129】リレーションシップ1(関係性1)は、対
オーナーとの関係性であり、アカウント・プロセッサと
アカウントオーナとの間での、個人情報に関する交信、
処理の結果情報に関する交信である。リレーションシッ
プ2(関係性2)は、対コントロールサーバとの関係性
である。プロセッサとコントロールサーバの間での、ア
クティベート制御に関する交信、ウォンツ情報に関する
交信、リコメンドするソリューション情報に関する交信
である。
【0130】リレーションシップ3(関係性3)は、対
他プロセッサとの関係性である。自アカウント・プロセ
ッサと他のアカウント・プロセッサ間の交信であり、そ
こを行き交うのは、交換されるチケット情報、交換され
る個人情報、その他のヒト、モノ、カネ、チエに関する
様々な情報である。図8は、4ポート・リレーションシ
ップ制御画面の仕組みをあらわす図である。図8に示す
ように、これらの4ポート(ウォンツ発信ポート、レコ
メンド受信ポート、オファー/プロポーズ発信ポート、
オファー/プロポーズ受信ポート)と中心ポート(個人
情報記憶域)は、各関係交換プロセサ内部に記憶域とし
て存在する。と同時に利用者端末機の側にも同じ画面が
存在するということである。これらのポートに飛び込ん
できた、または送り出されるオブジェクト(データ)
は、利用者端末機のディスプレイ画面にも表示され、こ
れを見た人間は価値判断をおこない、オブジェクトを他
のポートや、個人情報記憶域である中央ポートに移動す
る操作を、リモート(遠隔)から実行指示するのであ
る。
【0131】この端末利用者の画面操作で、「半自動化
された関係交換制御」の不足機能を補足する、「人間に
よる遠隔価値判断制御」とを併せた「複合制御方式」が
実現できるのである。更に、4者間関係交換サービスの
処理手順(図6、図7参照)を説明する。まず、関係交
換プロセッサと4者間トランザクション処理の仕組みに
ついて述べる。
【0132】アカウント管理は、1人の利用者に対して1
個のリレーションシップ・プロセッサを割り当てる。そ
のプロセッサには、利用者が命名し申請した自分のユニ
ークアカウント名が割り当てる。プロセッサは4つの入
出力ポートを有し、発信ポートは、自分のリレーション
シップ・チケットやアップデートメッセージを送信し、
受信ポートは、相手からのチケットやアップデートメッ
セージを受信する。プロセッサ・エレメントは、関係者
にリレーションシップ・チケットを発行し、または関係
者から受信して、交際・取引が開始される。
【0133】プライバシーのセルフコントロール機能を
通して、個人情報の保護と情報公開を安全かつ容易に、
情報の所有者自らがこれを行うことができる。例えば、
つきあう企業や受けるサービスなど、取引相手を限定す
る機能により、年齢や性別などの個人情報、企業情報を
使って交際相手の選択や拒絶ができるようにする。つま
り、欲しい情報と欲しくない情報を受け側、送り側が選
別する機能を提供する。
【0134】次に、関係交換サービスは、利用者と関係
交換システムとの間で、以下の1乃至8の手順で実施さ
れる。 1.サービス開始。 ログイン管理は、ある利用者1が自分の端末からネット
ワークを介して通信サーバ(j)にログインしてきた
時、関係交換サービスを開始する。
【0135】2.ログイン。 ログイン管理は、利用者1の情報アカウントが管理され
る関係交換プロセッサ(i)に接続する。 3.アカウントの開設。 アカウント管理は、始めに、会員を既存会員か、新規会
員か、を判別し、次に、個人会員か、企業会員か、団体
会員か、を判別する。新規個人会員と判別された場合に
は、存在を表す写真や個人情報やウォンツの登録を促し
登録させ、利用者情報アカウント1を開設する。尚、新
規企業会員、新規団体会員の場合の処理は、類似である
ので省略する。
【0136】4.レコメンド。 ウォンツ・マッチング管理は、個人情報やウォンツのマ
ッチングを行い、その結果得られるソリューション情報
を、関係交換サーバを経由し関係交換プロセッサ(i)
に送信する。 5.ネゴシエーション。
【0137】利用者1は、自分のウォンツに応えてくれ
ると思われるソリューション提供者3を、提示されたレ
コメンド情報の中から、自分の判断で探し出す。探し出
したソリューション提供者3について、予備調査を行
い、可能性ありと判断した場合には、ソリューション提
供者3からリレーションシップ・チケット3を受け取
り、自分のリレーションシップ・チケット1を相手に与
えることで互いのチケットを仮交換する。
【0138】そして、利用者1、3は、ネゴシエーショ
ンによって、互いに相手が持っている情報や知識、提供
する情報の範囲、対価として相手に支払う協力料、契約
の期間、対価の振込日などの提示を相手から受け取り、
と同時に相手にも提示し、交際に値する相手であるかを
対等の立場で双方が判断し、交際取引を「おこなう」
「おこなわない」のネゴシエーション結果を正式にシス
テムに送る。
【0139】6.リレーションシップ締結。 システムコントロール・プロセッサは、関係交換プロセ
ッサ(i)(j)の両方から、交際取引を行なうことを
了解した旨のメッセージを受け取った場合にのみ、関係
交換プロセッサ(i)(j)に対し指令を送信し、リレ
ーションシップ・チケットを正式交換させ、双方向の情
報交換用コネクション(1x3)を張らせる。これによ
り、当該者間の実際的な情報交換を可能とする。
【0140】7.リレーションシップ情報サービス提
供。 利用者は、リレーションシップが樹立されている期間中
には、契約に基づく個人情報の交換、広告宣伝に伴う広
告情報や商取引に伴うトランザクション情報、更に、広
告協力料などの対価費用に関する金銭情報、などの情報
交換を行なう事ができる。その結果として関係交換サー
ビスが生産する付加価値、交換価値の増加の恩恵にあず
かることができる。
【0141】8.リレーションシップ停止。 その後、どちらか一方が、この関係交換コネクションを
断ち切りたい、交際取引を終わらせたいと望む場合に
は、関係交換プロセッサは、相手のプロセッサにも伝
え、双方が関係交換コネクション(1x3)を解除し、
関係交換サービスが停止される。
【0142】更に、アカウント名の特徴を述べる(図1
0参照)。利用者情報アカウント(情報口座)は、ユニ
ークな識別子(ID.)を用いてこれをアカウント名とし
開設される情報口座であり、個人、法人の情報の格納場
所としての情報源的存在である。パスワードを定義し、
そのパスワードを知っている者のみが本人だとみなさ
れ、本人だけがその情報アカウントへのアクセスが可能
である。
【0143】従来のID.はシステムが自動で発行するこ
とが多く、6文字以上の英数字からなり、記憶すること
が困難であった。そのため友人知人は、関係を結ぶのに
そのID.を使ってアクセスする必要があるが、長くて憶
えにくいため不便であった。そこで本発明では、唯一無
二なユニーク性を保証し、かつ憶え易く誰のものかを容
易に判断できる高認知性も兼ね備えたアカウント名のネ
ーミングルール(命名規則)を採用するに至った。
【0144】このネーミングルールにおいては、氏名と
固有番号を組み合わせてユニーク性と認知度を高める。
つまり、「氏名文字列@固有番号数字列」のように構成
する。以下に組み合わせ例を示す。第一例として、使っ
ている携帯電話番号でユニーク性を保証した例を以下に
示す。
【0145】 山田賢一@09022225555 氏名+携帯電話番号 第二例として、家庭または職場の電話番号と氏名で完全
に識別する例を以下に示す。 山田賢一@0355556666 氏名+固定電話番号 第三例として、生年月日で数百人から数千人の範囲まで
狭めて氏名で識別する例を以下に示す。
【0146】 山田賢一@19530227 氏名+生年月日 第四例として、郵便番号で数百人から数千人の範囲に狭
めて氏名で識別する例を以下に示す。 山田賢一@1430014 氏名+郵便番号 第五例として、私用と公用とを一人で区別し使い分けた
例を以下に示す。
【0147】 山田太郎@09022225555 携帯電話番号 山田太郎@0355556666 固定電話番号 利用者情報アカウントは、コンピュータシステム上で個
人や企業の情報口座的存在とその存在を特徴づける様々
な属性情報群である。アカウントは、名称、生年月日、
性別、住所、趣味嗜好、などの個人情報群で構成され
る。その識別はアカウント名で行なわれる(図11参
照)。以下に例を示す。
【0148】 山田賢一@09022223333 ★★★ ここで、本実施の形態においては、星無しは、氏名と電
話番号でアカウントは作られたが氏名・番号が真実かは
不明、星1つ(★)は、その電話番号をオーナーが使用
していることを保証し、星2つ(★★)は、氏名が電話
の所有者であることを保証し、星3つ(★★★)は、住
所に住んでいることを保証するものである。
【0149】また、リレーションシップ・チケットと
は、ネット上で交際・取引する個人や企業の存在と場所
を表すオブジェクトであり、ネゴシエーションでRelati
onship契約を交わした者の間で交換される交際許可証で
ある。この許可証には発行者であるアカウントオーナの
ユニークアカウント名(IDコード)やURLが埋め込
まれており、この証明カードを受け取った者との間に関
係コネクションが「電子の赤い糸」のように作られる。
カードは、モンタージュ部、ネーム部、本人保証マーク
部、メッセージ部からなりたっている。モンタージュ部
には、アカウントオーナの写真、ロゴ、似顔絵が置か
れ、ネーム部には、実名またはニックネームが置かれ
る。そして、本人保証マーク部は、このチケットが真に
本人であるかどうかを表す。以下に例を示す。
【0150】 山田賢一@09022223333 ★★★ ここで、本実施の形態においては、星無しは、氏名と電
話番号でアカウントは作られたが氏名・番号が真実かは
不明、星1つ(★)は、その電話番号をオーナーが使用
していることを保証し、星2つ(★★)は、氏名が電話
の所有者であることを保証し、星3つ(★★★)は、住
所に住んでいることを保証するものである。
【0151】アカウントオーナは、自分自身の判断と操
作で知人友人に対する認証・認可を行い、適当と判断す
る場合にのみ、チケットを相手に渡し信用交換する。こ
の証明カードを受け取った者との間に関係コネクション
(電子の赤い糸)が作られる。本人や友人知人だけが知
っている氏名で公開キーを作り、電話番号または生年月
日などの数字列を使って、秘密キーを作り、これをアカ
ウント名として採用するので、情報的に繋がっていなか
った2人がプライバシー保護を図りつつ、情報的に接続
されることが可能となる。この結果、仲の良い親しい友
人や同僚との関係交換はもとより、不可能であった旧友
にアクセスすることも可能となり、再会が可能になる。
【0152】また仮に、悪意ある人が関係交換を迫って
きたとしても、ネゴシエーション時に本人同志がメッセ
ージによる会話を交わし最終判断するので、プライバシ
ーと安全性の確保が可能となる。次に、リレーションシ
ップ・マーケティングとスポンサーシップ・サービスの
実施の1形態を説明する。
【0153】図28は、リレーションシップ・マーケテ
ィングとスポンサーシップ・サービスを提供するシステ
ムを管理するサーバの内部構成を示す図であり、図29
は、クライアント側の端末の内部構成を示す図である。
以下、サーバの内部構成を図28に基づいて説明する。
通信ネットワークは、ローカルエリア・ネットワーク
と、インフォーメションバス部と、ワイドエリア・ネッ
トワーク(インターネット)とから構成され、各サーバ
間、あるいは、サーバとクライアント間を接続し、通信
可能としている。
【0154】コントロールサーバは、ウォンツ・マッチ
ング管理部と、ソリューション・リコメンド管理部と、
リレーションシップ広告管理部と、視聴率管理部とから
構成され、システムのコントロールを行う。リレーショ
ンシップ関係交換サーバは、関係交換プロセッサと、ア
カウント管理部と、ネゴシエーション管理部と、コネク
ション管理部と、広告管理部と、出納管理部と、電子財
布制御部とから構成され、サービスの提供及び各管理部
の処理の制御を行う。
【0155】以下、端末(クライアント)の内部構成を
図29に基づいて説明する。企業サイドシステムは、出
力イベント管理部と、イベント生成部と、ネゴシエーシ
ョン管理部と、ウォンツ管理部と、広告露出管理部とに
よって構成される。個人サイド端末は、個人会員が使用
するものであり、個人情報表示部と、資金情報表示部
と、交際相手先表示部と、収支表示部と、イベントマー
ク表示部と、広告表示部とから構成される。
【0156】そして、インターネットを介してPCやPD
A、携帯端末の画面操作とマウスなどのポインティング
デバイス操作で実現される。利用者情報端末の種類は、
例えば、パソコン、携帯電話端末、PDA、ネット接続型
ゲーム機、ディジタルTVなどがある。図30は、あるア
カウントOと他のアカウントとの間にコネクションが張
られる様子を表す図である。
【0157】図30に示すように、最初は、新規利用者
からの要求でアカウント登録が申請され、アカウントが
新規に開設される。その際に氏名、年齢、性別、郵便番
号などの個人情報も入力される。コントロールサーバ
は、(0')のアカウント登録を受理し、プロセッサ割
り当てを行なう。コントロールサーバとのこのアカウン
トの間にコネクションが張られ、関係交換サービスが開
始される。
【0158】主人公である本人Oは、友人AへPROPOSE
し、関係チケットを送る。すると、友人AからACCEPTが
返ってきて(1’)、関係チケットが交換され、O−A
間にコネクションが張られる。そして、(2')で同僚
Bとの間にコネクションが張られる。同様に(3')で
企業Cとの間にコネクションが張られる。このようにし
て、自分から始まるコネクションが作られる。これとは
逆にあいてから呼びかけられ同様にコネクションが増え
ていく。
【0159】図31は、同時並行的に他の関係交換サー
バ内でもコネクションの増殖が進む様子を示す図であ
る。図32は、レコメンド機能によって、人と人が結ば
れていく様子を示す図である。図33は、関係交換エン
ジンが、クチコミをシステム化する様子を示す図であ
る。
【0160】図34、図35は、4人のアカウント間の
イベントデータの流れを示す図である。図34に示すよ
うに、もし、山田賢一氏の住所に変更が生ずると、この
変化は情報端末1から入力され、自動的に他の3人、鈴
木一郎氏と山本二郎氏と田中三郎氏のアカウントに届
く。情報端末4を使っている田中三郎氏は、ある時、ロ
グインして自分のアカウントにアクセスしたとき、山田
賢一氏の住所変更に気がつくことになる。このように引
越し等で住所変更が発生した場合でも、通知すべき人に
は極力簡単に知らせることができる。通常、住所変更を
知らせるべき相手は個人的な旧友、同僚、親戚は勿論で
あるが、保険会社や学校など数十では済まないだろう。
【0161】図36は、サイバー空間でコネクションさ
れる個人と企業、団体の様子を、ある個人に着目しそこ
を中心に描いた図である。リレーションシップ・エクス
チェンジ(関係交換)システムは、図36に示されたよ
うなネットワークを使って、実世界に生起するイベント
を瞬時のうちに伝達することができる。
【0162】図37は、関係交換でのウォンツ・マッチ
ングとレコメンド機能により個人と個人、個人と企業が
出会い、ネゴシエーションし、関係が始まり、そして関
係が終了する仕組みをしめしている。図38及び図39
は、イベントデータのハンドリング処理を表す図であ
る。図40は、プロッセ割り当てを表す図である。
【0163】新規アカウントが利用者の申込みによっ
て、増える。その場合のアカウントをどの関係交換プロ
セッサ(i)に割り当てるか、その考え方は、例えば、
住所が大分県在住の利用者を所轄担当するプロセッサと
か、1980年生まれの利用者を所轄担当するプロセッサと
いうように、そのプロセッサが、どの利用者アカウント
を担当するかを予めあるルールで決めることである(図
40参照)。
【0164】この概念は、利用者数(会員数)が1万
人、10万人と増加したとき、プロセッサが引き受ける処
理能力に限界があるため、負荷を分散させプロセッサ1
台当たりの負荷を抑える必要性から生じる。グルーピン
グによって負荷分散する方法として、開設されるアカウ
ントの名称として使われるアカウント名の「固有番号数
字列」の部分を用いてプロセッサ割り当てを行なうこと
である。
【0165】例えば、エリアコード(郵便番号)で分け
る方法、生年月日で分ける方法、電話番号の局番で分け
る方法などがある。携帯電話の番号で分ける場合には、
プリフィックスで分けるかサフィックスで分けるかが考
えられる。例えば、090の次の4桁が2000番第の
グループ、3000番第のグループ、・・・のように分
ける方法。または、090の最後の1桁が何であるか
で、0から9の10グループに分けることもできるし、
年齢では数十のグループに分割できるし、性別では2グ
ループに分割ができる。
【0166】図41は、タイムホイールを用いたイベン
ト管理の図である。図42は、個人を取り巻くスポンサ
企業と友人知人を表す図である。ある個人会員は、個人
の人生サイクルに必要な「出会いと生活サービス」「ゲ
ームと遊び」「友人知人コミュニケーション」「御用聞
き企業を囲い込むサービス」など、様々なサービスの提
供を受けることが出来る。また、会員企業とのネゴシエ
ーションによって、自分をスポンサする企業を選出し自
分のスポンサ企業としリレーションシップをスタートで
きる。更に、そのスポンサ企業とのネゴシエーションに
よって、ゼッケンスポンサ1社を決定し、リレーション
チケットの広告スペースを貸与して緊密な関係を構築す
ることが出来る。このようにして、広告スポンサとの関
係が、従来の敵対的関係から新しい協調的関係へと変化
することが期待できる。多数の友人知人、コミュニティ
のメンバーに対してゼッケンスポンサを広告露出する。
電子財布に貯まったお金は自分が支持するボランティア
団体などの活動に寄付する。
【0167】図43は、企業を取り巻く顧客と見込客が
関係交換処理される図である。全てのビジネス会員は、
他の個人会員とのネゴシエーションによって、自企業
の、又は自社製品の広告塔会員を選出し、数万人から数
十万人規模で集め、ワンツウワン・マーケティングする
ことが出来る。さらにネゴシエーションによって、ゼッ
ケンスポンサ契約をすることができる。
【0168】企業は、スポンサーシップ・ネットワーク
による新広告システムを使うことによって、バナー広告
よりも格段に費用対効果に優れた新広告方式によるワン
ツウワン・マーケティング「逆CRMサービス」のような
新しい考え方のマーケティングが可能となる。図44
は、データベースアーキテクチャでの実施例を示す図で
ある。
【0169】図44に示すように、これは、Request/R
eply型アーキテクチャでの実施例である。これに対し、
図5、図6を含めて、これまでの全ての説明はPubl
ish/Subscribeアーキテクチャでの実施例
である。図45乃至図51は、メッセージングのメカニ
ズムを表す図である。結果として、交際相手から来るサ
ブジェクトを正確に知っているイベント制御部に於いて
のみ、そのメッセージのサブジェクトが監視照合サブジ
ェクトと合致するため、交際相手の個人情報口座アカウ
ントだけに確実に届けられる。
【0170】図45は、秘密キーでメッセージサブジェ
クトを構成する図である。前記コネクション・パスワー
ドを使って、オーナシップ、フレンドシップ、パートナ
ーシップ、等の秘密キーを生成し、本人、知人友人、関
係者のみが解読受信できる秘密キーを用いて、オーナー
本人とオーナーが許可した者との間の交信を可能ならし
め、特定ニ者間双方向コネクション通信の仕組みを実現
する。
【0171】図46は、秘密ラベルを使ったメッセージ
送達の仕組みを示す図である。図47は、送信メッセー
ジにおけるアカウント情報及びコネクション情報を示す
図である。図48は、イベントハンドラーの交際制御を
示す図である。図49は、INITIALはPoint-to-Point
で、UPDATEはBroadcast-Messageで送る様子を示す図で
ある。
【0172】図50は、握手制御手順を示す図である。
図51は、通信の効率化を目的としたインフォメーショ
ン・バスの時分割使用、イベントのブロック化について
示した図である。ここでは、前記特定ニ者間双方向コネ
クション通信において、秘密キー付き同報通信サーバネ
ットワークを採用具備することで、処理を高速化・効率
化を実現する。また、交換されるメッセージの変化分の
みを送受信することで、メッセージをイベント単位に配
信するイベントドリブン型メッセージ配信エンジンを実
現する。
【0173】図52は、個人情報の構造について示す図
である。個人情報には、年齢や性別、趣味や嗜好、など
様々な情報があるが、それが誰についての情報であるの
かが不明である限り、匿名情報となる。この特徴をうま
く活かすことでプライバシーのセルフコントロールが可
能となる。図53は、リレーションシップ・レイヤーの
構成を示す図である。
【0174】図53に示すように、個人情報の匿名性を
利用して、年齢や性別、趣味や嗜好だけをオープンにし
誰であるかを隠して情報交換することで、匿名での関係
交換が可能になる。これが「匿名での情報交換」であ
り、友人知人との情報交換を希望する場合には「友人間
での情報交換」を選択する。スポンサーシップ企業との
関係交換の場合には「対企業との情報交換」を選択する
ことで相手によって標準的なプライバシーコントロール
ができる。
【0175】図54は、プライバシーのセルフコントロ
−ルを、多段階Handshaking方式を用いて行う例を示す
図である。プライバシーのセルフコントロ−ル関係交換
センタは、5段評価をおこない、本人認定マーク(★)
を発行する。この本人証明評価結果は、各個人の個人評
価情報としてデータベースに格納保管される。各個人
は、自分の個人情報をスポンサ企業に提示する場合に
は、センタが行なった本人認定の評価結果とともに提示
することで情報の信憑性を保証することができる。この
ように自分の個人情報の信憑性を保証した上で第3者へ
の情報の露出制御を行なうことが、プライバシーのセル
フコントロールである。
【0176】プライバシーのセルフコントロールとは匿
名での情報発信や、オープンにしたくない情報や、相手
に伝えたくない情報を隠すこと可能にする。「匿名での
情報交換」を希望する場合には、年齢や性別、趣味や嗜
好だけをオープンにし、自分が誰であるかを隠して情報
交換することで、匿名での関係交換が可能になる。友人
知人との情報交換を希望する場合には「友人間での情報
交換」を選択する。スポンサーシップ企業との関係交換
の場合には「対企業との情報交換」を選択することで相
手による標準的なプライバシーコントロールができる。
【0177】図55は、個人情報の構成を示す図であ
る。図55に示すように、アカウント情報への本人から
のアクセス制御は、アカウント名とそれに対応するOwne
r Passwordの両方を知っているかで行なわれる。そのア
カウント情報への友人知人からのリレーションシップ制
御は、友人がアカウント名を知っているかどうかで制御
される。つまり、アカウント名の構成手法である「氏
名」と「電話番号」の組合せを知っているかどうかであ
り、さらに相手がその交際を許すかどうかで決まる。
【0178】次の図56乃至図71は、ある住宅関連の
企業がスポンサーシップ・ネットワークを用いてワンツ
ウワン・マーケティングを行う事例である。マーケティ
ング担当者が自社のアカウント名とパスワードを入力し
てログインする。図56は、会社名とパスワードを入力
するログイン画面を示す図である。
【0179】図57は、企業のマーケティングを行うト
ップ画面の例を示す図である。図58は、ウォンツ選択
の一例を示す図である。図59は、図58に示すウォン
ツ選択で住宅を選択した場合を示す図である。図60
は、図59で一戸建てを選択した場合を示す図である。
図61は、ウォンツ登録の一例を示す図である。
【0180】例えば、画面に表示された「ウォンツ登録
&マッチング」をクリックすると住宅関連商品を販売す
る企業としてのウォンツリストが表示され、その中から
例えば「戸建住宅を販売したい」というウォンツを選択
し自社のウォンツとして登録する。図62は、「一戸建
てを売りたい」及び「一戸建てを買いたい」というウォ
ンツの登録数をリサーチした一例を示す図である。
【0181】図63は、登録されているウォンツの中か
らスポンサード広告協力者の絞込みをしている一例を示
す図である。図64は、広告協力者の探索中の一例を示
す図である。図65は、広告塔対象者へのオファーの一
例を示す図である。図66は、スポンサード広告協力者
へのオファーの一例を示す図である。
【0182】図67は、○○住宅株式会社がスポンサー
シップ契約を交わしている個人の一覧名簿を示す図であ
る。総数250,553人がこの企業と一般スポンサーシップ
契約を交わしていることがわかる。このうち上部に見え
ている6名に関しては、何らかのアップデートがあった
ことを示している。女性の場合には、結婚して苗字がか
わったとか、住所が変わったとかは自動通知をONにして
いれば通知される(図67参照)。
【0183】図68は、図67の契約者をクローズアッ
プした画面を示す図である。ゼッケンスポンサが「未
定」の個人に対してはゼッケンスペースを使わせてもら
いたいことを提案し、クリック回数の少ない人に対して
の広告効果は期待できないので契約を破棄するなど、こ
の名簿から判断することが可能である。図69は、この
企業とゼッケンスポンサ契約を交わしている個人の名簿
を示す図であり、図69に示すように50,550人いること
がわかる。当然ながら、全員がこの企業のゼッケン「○
○住宅株式会社」を背負っていることが見える。また、
友人知人数が256人もいるような契約者は広告塔として
の効果が大きいことが想像できる。
【0184】図70は、広告の効果が定量的にレポーテ
ィングされる例を示す図である。図71は、投入した広
告費の月間額の変化とコネクション数の移り変わりの例
を表す図である。以上、ある住宅関連企業が、リレーシ
ョンシップ・マーケティングを行う事例を説明した。こ
こで重要な点は、次のことである。
【0185】製造業では市場占有率(%)が、そしてT
V広告では番組視聴率(%)が、企業の活動目標に掲げ
られることが多い。しかし、最近では商品ごとのシェア
ではなく、どれだけ多くの顧客の支持を得られるかとい
う意味での「顧客シェア」、これを如何に達成するかと
いうことに関心が集まるようになった。また、視聴率と
いう数字は、それが広告効果の判断基準になってはいる
が曖昧であり、広告効果の定量的表現として使われるこ
とへの疑問は従来から多くあった。
【0186】この住宅会社のスポンサーシップ契約者数
は、現在250、553人であり、ゼッケン契約者数
は、50,550人である。この数字が意味すること
は、250、553人の消費者が、その企業や商品の存
在を知っており、50,550人の消費者が、住宅とい
う商品を買うときは、この企業の住宅を選択肢のひとつ
として考慮に入れており、使ってみて良かったら友人や
知人にも薦める、という意思を表明しているということ
である。
【0187】つまり、ゼッケン契約者数が、「顧客シェ
ア」という測度を提供するのである。企業は、このスポ
ンサーシップ契約者数や、ゼッケン契約者数という指標
値の増加や減少でマーケティングの効果を定量評価でき
るし、広告効果や顧客満足度、を知ることができるので
ある。本発明は、CRMを一歩進めた「顧客獲得システ
ム」という、広告から販売、アフターサービスまで、企
業と顧客のリレーションシップを「ゼッケン」という革
新的技術で実現し、「ゼッケン占有率」という全く新し
い「顧客シェアの測定方法」も提供する。
【0188】図72及び図73は、あるボランティア団
体がスポンサーシップ・サービスを使用する画面例であ
る。図73に示すように、250、553人の個人がこの団体
をスポンサしていて、ある期間の募金額が25,000,300
円であることが分かる。この例では、12人の個人スポン
サが表示されていて氏名や友人数が公開されているが、
匿名にするか、どこまで個人情報を公開するかは個人側
で決定される。
【0189】応援の形態も金銭的援助だけではなく、労
務提供もあるだろうし、毛布や古着といった物資援助も
あることはいうまでもない。図74は、労務提供登録者
を表示した画面例である。図75乃至図88は、入会し
た会員に対して、複数社の企業がスポンサになりたい旨
の提案が寄せられる様子を示した実施例である。
【0190】図75は、アカウント開設時の情報入力画
面を示す図である。図75に示すように、新規に利用者
アカウント(利用者情報口座)を開設するのに必要な情
報(アカウント名、パスワード、ニックネーム)を尋ね
られ、それを自分で入力したところである。この例で
は、アカウント名は自分が良く知っている、実名と携帯
電話番号で組み立てている。
【0191】図76は、IDカードの発行と再確認を行
う一例を示す図である。図76に示すように、リレーシ
ョンシップID.カードが発行され、注意事項と再確認を
求められる。図77は、個人情報の登録ボタンを押し
て、最小限の個人情報を入力する入力画面の一例を示す
図である。未だサービスの様子が飲み込めないので、匿
名性を確保できる情報だけを入力する。しかし、企業に
とっては生年月日と性別、郵便番号だけでも貴重な顧客
情報となる。
【0192】図78は、匿名で入力した最小限の個人情
報(生年月日、性別、郵便番号)がウォンツ・マッチン
グ分析され、表示されている5社を含む17社がリコメン
ドされ、ソリューション表示域に飛び込んできた様子を
示す図である。図79は、ソリューション表示領域にリ
コメンドされてきた企業のアイコンのうち、好ましいも
のを選び、プロポーズ領域にドラッグした様子を示す図
である。
【0193】図80は、企業とのネゴシエーションの様
子の一例を示す図である。アイコンをクリックし企業の
案内を検討分析し、提示された広告協力料に照らし合わ
せて、「拒否」または「受諾」のボタンを押す。図81
は、ネゴシエーション(交渉)がまとまり、リレーショ
ンシップ・チケットが交換された結果、スポンサとして
月間スケジュール表の第1日目に記録された様子を示す
図である。これによって契約期間中の毎月1日には電子
財布に広告協力料が振り込まれることになる。
【0194】図82は、企業とのネゴシエーションの様
子の一例を示す図である。入金は、1ヵ月経過後に事後
処理として振り込まれるか、1ヶ月を待たずに契約直後
に振り込まれるかの実行条件なども交渉で決められる。
図83は、図82に示すスポンサとなった企業が、毎月
2日に入金することを合意し、月間スケジュール表に記
入された様子を示す図である。
【0195】図84は、月間スケジュール表が、様々な
スポンサ企業によって埋められた様子を表す図である。
結果的に利用者には、この表を全部埋めたいという全く
別の欲求が生まれたり、ビジュアルなゲーム性が友達間
で競争して遊ぶといったことも生み出す。更にこれにコ
レクションの心理も加わって、最低でも1日1回はアク
セスし、新しい企業から申込みが来てないかや、貯まっ
た電子財布の残高チェックなどが行なわれることとな
り、アクセス頻度が高く、広告効果の非常に高いウェブ
サイトを実現できることになる。
【0196】更に、一般スポンサは、個人との間に広告
協力契約を交わしているという意味で節度ある頻度で、
契約者個人に対して広告宣伝活動を行なっても良いこと
になっており、これが合意されている。また、個人側も
興味ある企業、買いたいものを売っていそうな企業を選
んでいる可能性が高いので、バナー広告やメール広告に
比べて、広告効果は高いことが想像できる。
【0197】図85は、センタからのお知らせの一例を
示す図である。スポンサには、一般スポンサとゼッケン
(特権)スポンサの2種類がある。図85の例は、一般
スポンサから支払われる広告協力料の確認画面である。
図86は、新しいゼッケンスポンサとの交渉の一例を示
す図である。ゼッケンスポンサには、これを契約した個
人のリレーションシップIDカードに掲載されるため、
その結果、その個人が関係交換する交際相手に対し発行
するチケットのゼッケン広告スペースを使用する特権が
与えられる。このことは、次のことを意味する。一般ス
ポンサに比べて、インプレッション(印象度)、クリッ
クスルー(誘導度)、リーチ(メッセージ到達度)、な
どの広告効果が極めて高くなる。その理由は、広告協力
者本人だけでなく、数十人から数百人はいるであろう友
人知人の全員に対すし、ゼッケンが露出されるため、そ
の影響度がきわめて大きいためである。
【0198】図87は、ゼッケンスポンサとの契約内容
の再確認の一例を示す図である。ゼッケンスポンサとの
間で交換される個人情報や活動協力する範囲と対価の交
渉をおこなう画面である。図88は、新たなゼッケンス
ポンサから支払われる広告協力料のお知らせの表示され
た一例を示す図である。
【0199】図89乃至図95は、ボランティア団体か
ら支援要請が寄せられてくる実施例である。図89は、
ボランティア団体から支援要請が着た一例を示す図であ
る。システムは、ある個人会員の電子財布に一定額が貯
まったことが判明すると、登録されているボランティア
団体の中から、その個人のウォンツや個人情報にマッチ
する団体を抽出しリコメンドする。これはその個人専用
のホームページのリコメンド受信領域に複数の団体から
の関係交換チケットを表示したところである。
【0200】図90は、アカウント所有者が、支援する
ボランティア団体を選出する一例を示す図である。この
アカウント所有者は自分の判断基準に合致するボランテ
ィア団体を選び出し、プロポーズ発信領域にドラッグし
発信ボタンを押す。図91は、チェルノブイリ救済基金
とのネゴシエーションの一例を示す図である。
【0201】支援したいボランティア団体とのネゴシエ
ーションを行なう。表示されている団体アイコンをクリ
ックし活動内容を確認する。後援の契約期間や後援料
(支援額)、寄付金の振込日などを交渉し、「拒否」ま
たは「受諾」のボタンを押す。図92は、月間スケジュ
ール表にネゴシエーションによって契約が成立したチェ
ルノブイリ救済基金が登録された様子を示す図である。
【0202】約束した振込日に記録され、その日がくる
と自動的に電子財布から天引きされ約束された金額が送
金されることになる。図93は、日本ユニセフ協会との
ネゴシエーションの一例を示す図である。ネゴシエーシ
ョンをチェルノブイリ救済基金と同様な手順で行なう。
図94は、日本ユニセフ協会とネゴシエーションによっ
て契約が成立し、月間スケジュール表に登録された様子
を示す図である。
【0203】図95は、1日1善カレンダーを示す図で
ある。この例は5団体への支援スケジュールがシステム
カレンダーに書き込まれたところである。システムはこ
の支援スケジュールに従って、この個人スポンサー(後
援者)の電子財布から天引きし、約束された金額を送金
する。寄付金を受け取ったボランティア団体は、この個
人スポンサーに対し、お礼のメッセージを送信し、活動
報告するというような、従来では考えられなかった支援
者と被支援者との間でのメッセージ交換が始まり、ボラ
ンティア活動への理解の輪を拡げることが可能となる。
【0204】ウェブサイトとしては、頻繁にアクセスさ
れることが広告の露出効果という意味においても必要条
件である。新たな支援要請が届いていないか、いつどの
団体に送金するか、いくつの団体に支援活動を行なって
いるか、お礼のメッセージの着信確認、電子財布の残高
の確認、などなど、毎日アクセスして確認しよう、とい
うモチベーションを高めるには十分である。行動心理学
的には、残っているカレンダーのマスを埋めたいという
意識が働き、支援件数の増加に繋がるという意味でもカ
レンダーの形態をとることは広告効果を高める。このカ
レンダーは、本質的には単なるマトリックスであるが、
カレンダーの形態に限らず、世界地図のようなマップの
形態をとることもできる。地図マップの場合には、アフ
リカ等の後進国への支援を地理的に表示することで視覚
的であり、支援件数を増やすことが地図マップ上に反映
することとなり効果的である。
【0205】他方、従来から一部の人々にある募金や寄
付金の使途に対する不信感について考えてみると、この
サービスは、寄付金がどのように使われ、どのように役
立てられているかを直接、確かめることができるもので
ある。このことは、支援者にしてみれば、一部にあった
寄付金の使われ方に対する疑念や猜疑心を払拭すること
になり画期的である。このような意味で本システムが、
更なる社会貢献活動の助けになることが期待される。
【0206】図96は、送金される寄付金額の内訳をし
めしているセンタからのお知らせの画面を示す図であ
る。図97乃至図106は、ウォンツを発信しゼッケン
広告の効果が期待できるゲーム・コミュニティを自動で
探し出す例である。図97は、センタへのウォンツ発信
の画面例を示す図である。
【0207】ウォンツ・ディレクトリを辿って、自分の
ウォンツの分野を特定する。例えば、「娯楽>スポーツ
>野球」のようにキーワードを絞る。その結果得られる
「野球」というキーワードをウォンツ発信ポート領域か
ら発信する。図98は、マッチング・エンジンによって
探しだされたゲーム・コミュニティをレコメンドしてい
る様子を示す図である。
【0208】図98に示すように、マッチング・エンジ
ンは、登録されているコミュニティの中から、その「野
球」にマッチするゲーム・コミュニティを探し出し、
「ソリューションとして」レコメンドする。図99は、
提示された候補の中から野球を選択した様子を示す図で
ある。図99に示すように、個人利用者は、レコメンド
された候補チケットの中から1つのリレーションシップ
・チケットを自分の判断で選び出し、再度、ウォンツ発
信ポートにドラッグする。この操作で「ベースボール・
ゲーム」に関する再度の絞り込みを行なう。
【0209】図100は、CHAMPIONSHIPなる野球のネッ
トゲームが再度レコメンドされる様子を示す図である。
図101は、レコメンドされた野球コミュニティの詳細
のを示す図である。図102は、ネットゲームの一例で
ある日本シリーズ応援団合戦の例を示す図である。これ
は例えばY社系のゼッケンスポンサーを抱える個人会員
と、S社系のゼッケンスポンサーを抱える個人会員とに
分かれ応援合戦をやっている画面である。この応援合戦
に参加した会員は、併設されたチャット画面を利用しリ
アルタイムに会話することができる。この場合、各参加
者のリレーションシップ・チケットは、スポンサー企業
名の書かれたゼッケンのように露出され、参加者にアピ
ールすることになる。そして、従来のチャットでは参加
すると単にハンドルネームが表示されるだけだったのと
異なり、ゼッケンという広告手法で、参加者のニックネ
ームが企業スポンサーのロゴと一緒に露出されることに
なる。このようにチャット画面にゼッケンスポンサーが
表示させる方式は、他には例が無く、広告宣伝効果の点
でも画期的であることは言うまでもない。
【0210】他の例として、ホノルルマラソン的ゲーム
を企画することもできる。このゲームでは、参加者は数
千人規模でも問題はなく、消費者である参加者が自分の
ゼッケンスポンサー企業と協働し、コミュニケートする
には非常に良いイベントである。持久力など体力を表す
バロメータとして、友人知人の数もしくは電子財布の残
高を使い、社会貢献の実績も加味し、42.195キロ
を競うものである。ここで、仮にゼッケンスポンサー企
業からの緊急的な資金補給が行なわれれば残高も増加
し、エネルギーが出てきて走行速度が加速してくるとい
うように、広告主企業と個人参加者の間のコンビネーシ
ョンで戦いを有利に進めることも出来る。
【0211】この例では、スポーツ関連企業と消費者の
ワンツワンマーケティング、カストマーリレーションシ
ップの観点から消費者と企業の新しい関係性が期待でき
ることは勿論であるが、このような応援合戦やマラソン
ゲームといったイベントの主催者は、参加者全員にゼッ
ケン広告を露出する、更に有利な立場にあることは言う
までも無い。
【0212】他の例では、個人情報のうち、出身地の情
報を使って、郷里の都道府県や市町村の企業が一般スポ
ンサーとなり、故郷の味覚の広告宣伝を行なうこともで
きる。また、住宅メーカは、郵便番号という居住地情報
と、生年月日という年齢情報と、性別情報とを使って、
匿名での個人情報を分析することで見込み客を絞り込
み、非常に廉価なマーケティングを行なうことが可能と
なる。
【0213】更に、家族構成などの情報が入手できる場
合には、子供の学齢年齢から入学や卒業などにタイミン
グを合わせたワンツウワン・マーケティングが可能とな
る。これは教育産業には、大いに魅力的である。また、
システムは常時、個人情報の変化を監視しているので、
もし住所変更があったことを感知すると、引越しがあっ
たことを知ることができる。その個人会員の場合には、
テーブルやカーテン、冷蔵庫や照明器具などが、その引
越し直後に購入される可能性が高いことは容易に想像が
つく。したがって、引越しがあったという情報を欲しが
る企業には、魅力的なサービスである。
【0214】これまで説明してきたように、本サービス
は、プライバシーの管理保護は、個人会員が自らセルフ
コントロールする。(2)企業、個人、団体が自己の目
的やウォンツに合致する相手を探し出す仕組みを有す
る。探し当てた好ましい相手との交際関係を始める仕組
みを有し、好ましくなくなるとその交際している相手と
の関係を断つ仕組み、を有することで、企業、個人、団
体が交換価値と高めるシステム。
【0215】つまり、相手が嫌がることをすると即座に
関係を断たれ、相手の利益になることをすると、即座に
電子クチコミで友人知人に伝達され、新しい顧客となっ
て跳ね返ってくる。このような価値あるサービスをいつ
でも、どこからでも、誰にでも安価に提供する。
【0216】図103は、個人会員が参加しているサー
クルやコミュニティを表示した画面を示す図である。こ
の例の5番目のCHAMPION SHIPコミュニティは、前記の
例で探し当て、加入したものである。このほか、政治家
や、アーティストなどが加入する団体もここに追加登録
される。
【0217】図104は、友人知人名簿を表示した画面
を示す図であり、総数で128人が友人知人として関係
交換しオンラインで繋がっていることを表している。上
部に少し大きく表示されている6名の友人知人チケット
は、住所や電話番号など何らかの異動があったり、新し
い伝達メッセージが届いていることを表している。図1
05は、住所や電話番号など何らかの異動があり、新し
い伝達メッセージが届いた友人知人達のクローズアップ
画面を示す図である。その内容は、更に詳しく見ること
ができる。
【0218】図106は、図105において一番目の女
性のチケットをクリックして、現れた更に詳しい画面を
示す図である。例えば、ある友人の住所や電話番号に変
更があったことを瞬時に知ることができる。この例は、
引越しで住所が変更になった場合が描かれていて、従来
の葉書での案内に比べると遥かに簡単に友人知人同僚な
どの全関係者にその旨を伝えることが可能になる。これ
に必要な作業は、この女性が「自分自身の」住所と携帯
電話の番号を書き換えるだけ、ただそれだけで関係者に
自動的に通知されることに注目したい。これらの機能を
実現するには、イベントドリブン型データ処理方式が有
利であり、これによりリアルタイムな情報自動通知を行
なうことができる。
【0219】さらに、画面中のショートメッセージのよ
うに、短いコメントを付加することもできる。例えば、
「先週、引っ越したんだけど、そのとき、ケイタイ無く
しちゃった。」、「そんなわけで、住所とケイタイ番号
が変わってるよ!。」といったものである。この女性は
この方法で普通の関係者に住所異動を知らせ、特別の関
係者には携帯電話の新しい番号をしらせている。
【0220】また、ゼッケンスポンサーが変更になった
ことも次のメッセージで伝えている。「前は、S販売だ
ったけど、今度D社が、私のゼッケンスポンサーだよー
ーん。」というように。この女性は、図103で分かる
ように、クッキング・サークル「山田料理教室」に参加
しており、その縁でS販売がゼッケン・スポンサーにな
り、後援していた。その契約が終わったので、今度はD
社をゼッケンスポンサーにしたということである。
【0221】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1記載のリレーションシップ・マーケティングの方法
によれば、ゼッケンとなるチケットの一部分に広告スペ
ースを設け、チケットの発行者とスポンサーシップ契約
を交わした企業がこのスペースに広告を掲載可能とした
ので、サービス利用者は、この広告スペースの使用権を
広告主に供与することによって相手の広告活動に協力す
ることが可能となり、且つ協力した報酬として電子マネ
ー等の対価を入手することが可能となる。
【0222】また、本発明に係わる請求項6記載のスポ
ンサーシップ・サービスの方法によれば、ゼッケンとな
るチケットの一部分に広告スペースを設け、チケットの
発行者とスポンサーシップ契約を交わした企業がこのス
ペースに広告を掲載可能としたので、この広告スペース
の使用権を広告主に供与することによって相手の広告活
動に協力することが可能となり、且つ協力した報酬とし
て電子マネー等の対価を入手することが可能となる。そ
して、入手した対価を電子財布に備蓄し、必要なとき
に、応援しているアーティストやボランティア団体等の
スポンサード対象者に寄付することが可能となるので、
このサービスを世界規模で展開し、多数の人々が参加す
ることにより、資金面で苦難しているスポンサード対象
者への多額の寄付が期待できる。
【0223】また、本発明に係わる請求項20記載のス
ポンサーシップ広告の方法によれば、サービス提供者
が、ネットワーク上でゼッケンを用いるイベントを開催
し、サービス利用者は、そのイベントに参加する際に、
広告契約を結んでいる企業の広告が掲載されたゼッケン
をつけるようにしているので、ゲーム上でゼッケンが常
に表示されるようになっていたり、また、参加者間のチ
ャットでゼッケンに掲載された企業の紹介などが行われ
れば、企業としては高い広告効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リレーションシップ・サービスの構成を示す図
である。
【図2】スポンサーシップ・ネットワークによる後援サ
ービスを示す図である。
【図3】スポンサーシップ・ネットワークによる後援サ
ービスの仕組みを示す図である。
【図4】リレーションシップ関係交換システムの構成を
示す図である。
【図5】関係交換システムのネットワーク上の構成を示
す図である。
【図6】広告主企業と消費者個人が、関係交換する方法
を示す図である。
【図7】関係交換の相互関係を示す図である。
【図8】4ポート・リレーションシップ制御画面の仕組
みをあらわす図である。
【図9】リレーションシップ・プロセッサの構造を示す
図である。
【図10】アカウント開設の仕組みを示す図である。
【図11】利用者アカウントの一例を示す図である。
【図12】交際許可証(ゼッケン)の一例を示す図であ
る。
【図13】広告付き交際許可証の一例を示す図である。
【図14】利用者アカウントとチケット交換の仕組みを
示す図である。
【図15】広告を主に提供する企業と個人のネゴシエー
ションの例を示す図である。
【図16】図15における企業が、ニュースサイト、天
気予報、フリーソフトなどのコンテンツ提供サイトの場
合を示す図である。
【図17】友人知人同士の場合のネゴシエーションの一
例を示した図である。
【図18】個人がボランティア団体を応援する一例を示
す図である。
【図19】リレーションシップ広告の広告伝達パスと3
種の広告手法を示す図である。
【図20】広告手法1であるスポンサード広告の一例を
示す図である。
【図21】広告手法2であるゼッケン広告の一例を示す
図である。
【図22】ゼッケン広告の詳細を示す図である。
【図23】広告手法3であるクチコミ広告の一例を示す
図である。
【図24】クチコミ伝達されるゼッケンの様子を示す図
である。
【図25】ワンクリック・クチコミ紹介機能の一機能で
ある友人への紹介機能の仕組みを示す図である。
【図26】ワンクリック・クチコミ紹介機能の一機能で
ある友人への紹介機能の仕組みを示す図である。
【図27】一般スポンサとゼッケンスポンサとのパート
ナーシップの一例を示す図である。
【図28】リレーションシップ・マーケティングとスポ
ンサーシップ・サービスを提供するシステムを管理する
サーバの内部構成を示す図である。
【図29】クライアント側の端末の内部構成を示す図で
ある。
【図30】あるアカウントOと他のアカウントの間にコ
ネクションが張られる様子を表す図である。
【図31】同時並行的に他の関係交換サーバ内でもコネ
クションの増殖が進む様子を示す図である。
【図32】レコメンド機能によって、人と人が結ばれて
いく様子を示す図である。
【図33】関係交換エンジンが、クチコミをシステム化
する様子を示す図である。
【図34】4人のアカウント間のイベントデータの流れ
を示す図である。
【図35】4人のアカウント間のイベントデータの流れ
を示す図である。
【図36】サイバー空間でコネクションされる個人と企
業、団体の様子を、ある個人に着目しそこを中心に描い
た図である。
【図37】関係交換でのウォンツ・マッチングとレコメ
ンド機能により個人と個人、個人と企業が出会い、ネゴ
シエーションし、関係が始まり、そして関係が終了する
仕組みを示した図である。
【図38】イベントデータのハンドリング処理を表す図
である。
【図39】イベントデータのハンドリング処理を表す図
である。
【図40】プロッセ割り当てを表す図である。
【図41】タイムホイールを用いたイベント管理の図で
ある。
【図42】個人を取り巻くスポンサ企業と友人知人を表
す図である。
【図43】企業を取り巻く顧客と見込客が関係交換処理
される図である。
【図44】データベースアーキテクチャでの実施例を示
す図である。
【図45】秘密キーでメッセージサブジェクトを構成す
る図である。
【図46】秘密ラベルを使ったメッセージ送達の仕組み
を示す図である。
【図47】送信メッセージにおけるアカウント情報及び
コネクション情報を示す図である。
【図48】イベントハンドラーの交際制御を示す図であ
る。
【図49】INITIALはPoint-to-Pointで、UPDATEはBroad
cast-Messageで送る様子を示す図である。
【図50】握手制御手順を示す図である。
【図51】通信の効率化を目的としたインフォメーショ
ン・バスの時分割使用、イベントのブロック化について
示した図である。
【図52】個人情報の構造について示す図である。
【図53】リレーションシップ・レイヤーの構成を示す
図である。
【図54】プライバシーのセルフコントロ−ルを、多段
階Handshaking方式を用いて行う例を示す図である。
【図55】個人情報の構成を示す図である。
【図56】会社名とパスワードを入力するログイン画面
を示す図である。
【図57】企業のマーケティングを行うトップ画面の例
を示す図である。
【図58】ウォンツ選択の一例を示す図である。
【図59】図58に示すウォンツ選択で住宅を選択した
場合を示す図である。
【図60】図59で一戸建てを選択した場合を示す図で
ある。
【図61】ウォンツ登録の一例を示す図である。
【図62】「一戸建てを売りたい」及び「一戸建てを買
いたい」というウォンツの登録数をリサーチした一例を
示す図である。
【図63】登録されているウォンツの中からスポンサー
ド広告協力者の絞込みをしている一例を示す図である。
【図64】広告協力者の探索中の一例を示す図である。
【図65】広告塔対象者へのオファーの一例を示す図で
ある。
【図66】スポンサード広告協力者へのオファーの一例
を示す図である。
【図67】○○住宅株式会社がスポンサーシップ契約を
交わしている個人の一覧名簿を示す図である。
【図68】図67の契約者をクローズアップした画面を
示す図である。
【図69】○○住宅株式会社とゼッケンスポンサ契約を
交わしている個人の名簿を示す図である。
【図70】広告の効果が定量的にレポーティングされる
例を示す図である。
【図71】投入した広告費の月間額の変化とコネクショ
ン数の移り変わりの例を表す図である。
【図72】あるボランティア団体がスポンサーシップ・
サービスを使用する画面例である。
【図73】あるボランティア団体がスポンサーシップ・
サービスを使用する画面例である。
【図74】労務提供登録者を表示した画面例である。
【図75】アカウント開設時の情報入力画面を示す図で
ある。
【図76】IDカードの発行と再確認を行う一例を示す
図である。
【図77】個人情報の登録ボタンを押して、最小限の個
人情報を入力する入力画面の一例を示す図である。
【図78】匿名で入力した最小限の個人情報(生年月
日、性別、郵便番号)がウォンツ・マッチング分析さ
れ、表示されている5社を含む17社がリコメンドされ、
ソリューション表示域に飛び込んできた様子を示す図で
ある。
【図79】ソリューション表示領域にリコメンドされて
きた企業のアイコンのうち、好ましいものを選び、プロ
ポーズ領域にドラッグした様子を示す図である。
【図80】企業とのネゴシエーションの様子の一例を示
す図である。
【図81】ネゴシエーション(交渉)がまとまり、リレ
ーションシップ・チケットが交換された結果、スポンサ
として月間スケジュール表の第1日目に記録された様子
を示す図である。
【図82】企業とのネゴシエーションの様子の一例を示
す図である。
【図83】図82に示すスポンサとなった企業が、毎月
2日に入金することを合意し、月間スケジュール表に記
入された様子を示す図である。
【図84】月間スケジュール表が、様々なスポンサ企業
によって埋められた様子を表す図である。
【図85】センタからのお知らせの一例を示す図であ
る。
【図86】新しいゼッケンスポンサとの交渉の一例を示
す図である。
【図87】ゼッケンスポンサとの契約内容の再確認の一
例を示す図である。
【図88】新たなゼッケンスポンサから支払われる広告
協力料のお知らせの表示された一例を示す図である。
【図89】ボランティア団体から支援要請が着た一例を
示す図である。
【図90】アカウント所有者が、支援するボランティア
団体を選出する一例を示す図である。
【図91】チェルノブイリ救済基金とのネゴシエーショ
ンの一例を示す図である。
【図92】月間スケジュール表にネゴシエーションによ
って契約が成立したチェルノブイリ救済基金が登録され
た様子を示す図である。
【図93】日本ユニセフ協会とのネゴシエーションの一
例を示す図である。
【図94】日本ユニセフ協会とネゴシエーションによっ
て契約が成立し、月間スケジュール表に登録された様子
を示す図である。
【図95】1日1善カレンダーを示す図である。
【図96】送金される寄付金額の内訳をしめしているセ
ンタからのお知らせの画面を示す図である。
【図97】センタへのウォンツ発信の画面例を示す図で
ある。
【図98】マッチング・エンジンによって探しだされた
ゲーム・コミュニティをレコメンドしている様子を示す
図である。
【図99】提示された候補の中から野球を選択した様子
を示す図である。
【図100】CHAMPIONSHIPなる野球のネットゲームが再
度レコメンドされる様子を示す図である。
【図101】レコメンドされた野球コミュニティの詳細
のを示す図である。
【図102】ネットゲームの一例である日本シリーズ応
援団合戦の例を示す図である。
【図103】個人会員が参加しているサークルやコミュ
ニティを表示した画面を示す図である。
【図104】友人知人名簿を表示した画面を示す図であ
る。
【図105】住所や電話番号など何らかの異動があり、
新しい伝達メッセージが届いた友人知人達のクローズア
ップ画面を示す図である。
【図106】図105において一番目の女性のチケット
をクリックして、現れた更に詳しい画面を示す図であ
る。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リレーションシップ・サービス提供者の
    管理下にあるリレーションシップ管理サーバと、前記リ
    レーションシップ・サービスの第1のサービス利用者で
    あるスポンサの管理下にある端末機と、第2のサービス
    利用者である消費者の管理下にある端末機と、をコンピ
    ュータ・ネットワークを介して接続し、前記第1のサー
    ビス利用者は、ゼッケンを用いたリレーションシップ広
    告に対する対価を前記第2のサービス利用者に支払うこ
    とを特徴とするリレーションシップ・マーケティングの
    方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のサービス利用者は広告主であ
    り、前記第2のサービス利用者は広告視聴者であること
    を特徴とする請求項1記載のリレーションシップ・マー
    ケティングの方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のサービス利用者は販売者であ
    ることを特徴とする請求項1記載のリレーションシップ
    ・マーケティングの方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のサービス利用者はマーケット
    リサーチ者であることを特徴とする請求項1記載のリレ
    ーションシップ・マーケティングの方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のサービス利用者と、前記第2
    のサービス利用者との間で前記リレーションシップ広告
    の契約が結ばれている期間、前記対価が支払われること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    リレーションシップ・マーケティングの方法。
  6. 【請求項6】 リレーションシップ・サービス提供者の
    管理下にあるリレーションシップ管理用サーバと、前記
    リレーションシップ・サービスの第1のサービス利用者
    である大元スポンサの管理下にある端末機と、第2のサ
    ービス利用者である中間スポンサの管理下にある端末機
    と、第3のサービス利用者であるスポンサード対象者の
    管理下にある端末機と、をコンピュータ・ネットワーク
    を介して接続し、前記第1のサービス利用者は、ゼッケ
    ンを用いたリレーションシップ広告に対する対価を前記
    第2のサービス利用者に支払い、当該第2のサービス利
    用者は、受け取った前記対価を前記コンピュータ・ネッ
    トワーク上の電子財布に備蓄し、当該電子財布に備蓄さ
    れた前記対価を必要な時に前記第3のサービス利用者に
    支払い可能となっていることを特徴とするスポンサーシ
    ップ・サービスの方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の利用者は、備蓄した前記対価
    を、前記第3のサービス利用者の行っている教育活動
    に、寄付金として支払うことを特徴とする請求項6記載
    のスポンサーシップ・サービスの方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の利用者は、備蓄した前記対価
    を、前記第3のサービス利用者の行っている芸術活動
    に、寄付金として支払うことを特徴とする請求項7記載
    のスポンサーシップ・サービスの方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の利用者は、備蓄した前記対価
    を、前記第3のサービス利用者の行っている政治活動
    に、寄付金として支払うことを特徴とする請求項7記載
    のスポンサーシップ・サービスの方法。
  10. 【請求項10】 前記第2の利用者は、備蓄した前記対
    価を、前記第3のサービス利用者の行っている音楽創作
    活動に、著作料として支払うことを特徴とする請求項7
    記載のスポンサーシップ・サービスの方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の利用者は、備蓄した前記対
    価を、前記第3のサービス利用者の行っているコンピュ
    ータソフト創作活動に、著作料として支払うことを特徴
    とする請求項7記載のスポンサーシップ・サービスの方
    法。
  12. 【請求項12】 前記第2の利用者は、備蓄した前記対
    価を、前記第3のサービス利用者の行っているボランテ
    ィア活動に、寄付金として支払うことを特徴とする請求
    項7記載のスポンサーシップ・サービスの方法。
  13. 【請求項13】 前記対価の備蓄先がボランタリー基金
    用の前記電子財布であることを特徴とする請求項7記載
    のスポンサーシップ・サービスの方法。
  14. 【請求項14】 前記対価の備蓄先が著作権保護基金用
    の電子財布であることを特徴とする請求項7記載のスポ
    ンサーシップ・サービスの方法。
  15. 【請求項15】 前記対価の備蓄先がノーベル賞基金用
    の電子財布であることを特徴とする請求項7記載のスポ
    ンサーシップ・サービスの方法。
  16. 【請求項16】 前記対価の備蓄先が教育奨励基金用の
    電子財布であることを特徴とする請求項7記載のスポン
    サーシップ・サービスの方法。
  17. 【請求項17】 前記対価の備蓄先が政治活動基金用の
    電子財布であることを特徴とする請求項7記載のスポン
    サーシップ・サービスの方法。
  18. 【請求項18】 前記対価の備蓄先が社会福祉基金用の
    電子財布であることを特徴とする請求項7記載のスポン
    サーシップ・サービスの方法。
  19. 【請求項19】 前記対価の備蓄先が地球環境保護基金
    用の電子財布であることを特徴とする請求項7記載のス
    ポンサーシップ・サービスの方法。
  20. 【請求項20】 ゼッケンの発行及び当該ゼッケンを用
    いたイベントの開催をするサービス提供者の管理下にあ
    るサーバと、前記ゼッケンに広告を掲載するスポンサの
    管理下にある端末機と、前記ゼッケンを付けたサービス
    利用者の管理下にある端末機と、をコンピュータ・ネッ
    トワークを介して接続し、前記サービス利用者は、前記
    スポンサとの間で、自己の参加者識別子と自己のスポン
    サ広告とを同時に掲載する広告協力契約を交わし、 前記スポンサは、前記広告協力契約を結んだ前記サービ
    ス利用者に対して、後援または所定の対価の支払いを
    し、前記広告協力契約を結んだ前記サービス利用者は、
    前記サーバによってネットワーク上で開催される前記イ
    ベントに前記ゼッケンを付けて出席するようになってい
    ることを特徴とするスポンサーシップ広告の方法。
  21. 【請求項21】 前記イベントが、ネット競技会である
    ことを特徴とする請求項20記載のスポンサーシップ広
    告の方法。
  22. 【請求項22】 前記イベントが、ネット会議室である
    ことを特徴とする請求項20記載のスポンサーシップ広
    告の方法。
  23. 【請求項23】 前記イベントが、ネットサークルであ
    ることを特徴とする請求項20記載のスポンサーシップ
    広告の方法。
  24. 【請求項24】 前記イベントが、電子掲示板であるこ
    とを特徴とする請求項20記載のスポンサーシップ広告
    の方法。
  25. 【請求項25】 前記イベントが、音声会議であること
    を特徴とする請求項20記載のスポンサーシップ広告の
    方法。
  26. 【請求項26】 前記イベントが、インターネット電話
    であることを特徴とする請求項20記載のスポンサーシ
    ップ広告の方法。
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