JP2002229994A - 情報画像ファイルを記憶したデータ構造記憶媒体、情報画像ファイル提供システム、当該システムを動作させるプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体および情報端末装置、当該端末装置を動作させるプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報画像ファイルを記憶したデータ構造記憶媒体、情報画像ファイル提供システム、当該システムを動作させるプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体および情報端末装置、当該端末装置を動作させるプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体

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JP2002229994A
JP2002229994A JP2001027566A JP2001027566A JP2002229994A JP 2002229994 A JP2002229994 A JP 2002229994A JP 2001027566 A JP2001027566 A JP 2001027566A JP 2001027566 A JP2001027566 A JP 2001027566A JP 2002229994 A JP2002229994 A JP 2002229994A
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岳史 藤田
Hitoshi Endo
仁史 遠藤
Yasubumi Fujikawa
泰文 藤川
Nariaki Hatta
斉明 八田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より付加価値の高い、ユーザーが多種多様な
情報にアクセスし易い情報提供形態を提供する。さら
に、ユーザーが希望する目的地設定などを容易に行うこ
とができるユーザーフレンドリーな地図表示システムへ
の情報提供形態を実現することを目的とする。 【解決手段】 施設を判別可能な画像ファイルを記憶し
た画像ファイル記憶領域21aと施設の位置情報を記憶
した位置情報記憶領域21cとを備える記憶手段21、
外部装置との通信手段22および各手段の動作を制御す
る処理手段23を備える。処理手段23は、画像ファイ
ル記憶領域21aから画像ファイルを読み出すステッ
プ、画像ファイルが示す施設に応じた位置情報を前記位
置情報記憶領域21cから読み出すステップ、読み出し
た施設の位置情報を対応する施設を表す画像ファイルに
埋め込み、施設の情報画像を作成するステップ、を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図表示システム
への情報提供システムに係り、特に、画像データを用い
た情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットに接続された多くのHT
TP(Hyper Text Transfer Protocol)サーバによって
提供されるWWW(World Wide Web)サービスは、イ
ンターネットに接続されたユーザ端末上で実行されるW
ebブラウザ等のHTTP閲覧ソフトウェアを操作する
ことにより容易に利用することができる。
【0003】Webブラウザの操作は、GUI(Graphi
cal User Interface)の導入によって容易になった。ま
た、インターネットに接続されるHTTPサーバも急速
に増加している。これにより、ユーザは、容易に多くの
情報を得ることができるようになり、WWWサービスが
急速に普及した。
【0004】WWWサービスの一形態として、データベ
ースに登録したレストランや劇場などを、ユーザに検索
させ、検索結果を地図表示システムに表示させるものが
ある。これは、事前にスポンサーとなる店舗等と契約
し、店舗等をデータベースに登録するものである。
【0005】また、車載用のGPSシステムにおいて
も、地図表示システムのインデックス機能を用いて、目
的地の検索または住所の入力などにより、目的地の設定
を行うことができるようになってきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例にあっては、WWWサービスではデータベース
に登録された店舗等に限り地図表示が可能であり、登録
されていない店舗等は検索することができず、表示もで
きないという不都合があった。
【0007】また、GPSシステムでは、任意の目的地
を設定可能ではあるが、表示された地図の縮尺を変更し
たり、住所入力による検索を行わねばならないなど、目
的地の設定が複雑であり、ユーザに多大な労力を要求し
ていたという問題があった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、かかる従来技術の有する不都
合を改善し、より付加価値の高い、ユーザが多種多様な
情報にアクセスし易い情報提供形態を提供することを目
的とする。特に、情報提供先とユーザとの間で情報の授
受を容易に行うことができる情報提供形態を実現するこ
とを目的とする。また、店舗情報等の提供者が提供を希
望する情報を、確実にユーザに確実に提供することを目
的とする。さらに、画像ファイルの提供者が、提供を希
望する複数の情報を、一つの画像ファイルに基づいて、
ユーザに提供できることを目的とする。
【0009】また、画像ファイルに関連付けられた情報
提供内容の改変や盗用が行われないように、より高い安
全性を担保し、情報の拡散が安心して行われる情報提供
形態を実現することを目的とする。
【0010】そして、ユーザが希望する目的地設定など
を容易に行うことができるユーザフレンドリーな地図表
示システムへの情報提供形態を実現することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決する手段】先ず、上記目的を達成するため
の基礎技術(IP3テクノロジー)を解説する。
【0012】[生成サーバにおける画像ファイルへの情
報の埋め込み]
【0013】IP3とは、インフォメーション・ピクチ
ャー3の略であり、既存の画像ファイル(*.JPG/*.GIF
など)に、当該ファイルと関連する情報(関連情報)を
埋め込んで配布することを基礎とする。画像ファイルの
画像と関連する情報は、特に画像関連情報という。ま
た、関連情報を埋め込んだ画像ファイル乃至は当該画像
ファイルによって表示される画像を情報画像という。関
連情報としては、例えば、ネットワークも含む広くコ
ンピュータシステム上において,情報の場所を指標する
URL等のポインタ情報、固有の識別情報、プログ
ラムの実体、画像ファイル等の情報ファイル、情報
画像について表示されるメニューの項目(インデック
ス)、上記ポインタから取得した情報を実行するか否
か等の取扱いの指定、情報画像がアクセスされた際に
当該情報画像を管理するコンピュータが実行すべきアク
ション(例えばファイルの更新・削除・失効設定・送信
など)の指定、その他が考えられる。ここで、情報画像
に埋め込まれる関連情報は、一つに限られず、同時に複
数の同種又は異種の関連情報を埋め込むことができる。
画像ファイルのデータストリームにおいて関連情報が埋
め込まれる位置及び埋め込む手法は特に制限されない
が、通常の視覚において画像に影響を与えない位置及び
手法が望ましい。なお、埋め込むという表現を用いた
が、関連情報は、画像ファイルのデータストリームの冒
頭又は末尾に含まれていてもよいし、データストリーム
中に拡散されていてもよい。
【0014】[ユーザへの情報画像の提供]
【0015】生成サーバにおいて生成される情報画像
は、オンラインで又は所定の記録媒体に記録した状態に
よりオフラインで流通させることができる。オンライン
での流通は例えばwebページを通じて、電子メー
ルを搬送媒体として、機器間のピアトゥーピア通信、
双方向テレビによる情報提供、その他によって行われ
る。オフラインでの流通は例えば雑誌に付録されたC
DROM等の記録媒体、記憶部を実装したカード類、
その他を通じて行われる。
【0016】[第1管理領域から第2管理領域への移動
ないしコピー]
【0017】ユーザは、コンピュータの管理領域におい
て、第1の管理領域に管理されている(表示されてい
る)情報画像を第2の管理領域に移動ないしコピーする
ことによって、その情報画像を有効化することができ
る。ここで、第2の管理領域とは、情報画像を取り扱う
特定プロセス(クライアントアプリケーション)の支配
下に置かれる管理領域である。一方、第1の管理領域
は、上記コンピュータに情報画像を取り込んだプロセス
の支配下に置かれる管理領域であり、上述した情報画像
の流通経路に応じて、webブラウザ、電子メールソフ
トウェア、その他の情報取得プロセス、CDROMその
他の記録領域などが該当する。また、ネットワークを介
した遠隔のコンピュータが第1管理領域を持ち,当該コ
ンピュータから第2管理領域を管理する特定プロセスに
直接情報画像が取得される場合もある。この場合は、第
1管理領域を管理するコンピュータと第2管理領域を管
理するコンピュータとの関係はクライアント/サーバの
関係でもよいし、ピアトゥーピアの関係でもよいし、ネ
ットワーク上の共有フォルダを介して情報画像の移動な
いしコピーが行われる関係でもよい。ここで、管理領域
とは、記録媒体上の記憶領域と観念してもよいし、視覚
化されたインタフェースにおいて仕切られた各領域(ウ
ィンドウ等)と観念してもよい。
【0018】情報画像の第1管理領域から第2管理領域
への移動ないしコピーは、ユーザがキーボード、マウス
やタッチパッド等のハードウェアに応じた各種の入力手
段を用い、例えば次の能動的動作を行うことにより、実
現される。表示されている情報画像に対し、第1管理
領域から第2管理領域へのドラッグアンドドロップ操
作、表示されている情報画像に対し、第1管理領域か
ら第2管理領域へのコピーアンドペースト操作、第1
管理領域に表示されている情報画像に対するダブルクリ
ック操作、第1管理領域に管理されている情報画像に
対し,アクセスしたときに表示されるメニュー項目の選
択操作、その他特定の操作である。
【0019】又は、第1管理領域から第2管理領域への
移動ないしコピーは、CPU等の処理手段の動作によ
り、例えば次のように受動的に行われる。処理手段が
特定のプロセスを処理することにより,CDROM等の
メディアのリーダへの挿入を検知し,第1管理領域であ
る当該メディアに記録されている情報画像のうち予め設
定された情報に基づいて情報画像の選別を実行し,選択
した情報画像を第1管理領域である当該メディアから自
動的に読み出し,第2管理領域に移動ないしコピーする
動作、ネットワークを介した遠隔にある第1管理領域
とコネクションを確立した際に,当該コネクションの確
立を第1管理領域側のコンピュータ又は第2管理領域側
のコンピュータが検知し,当該検知した側のコンピュー
タが予め選別された情報画像を送信又は要求し,この結
果第2管理領域側のコンピュータが取得した情報画像を
第2管理領域に移動ないしコピーする動作、その他特定
の動作である。
【0020】[ユーザコンピュータにおける情報画像へ
のアクセス]
【0021】ユーザは第2の管理領域に管理された情報
画像にアクセスすることにより、コンピュータに様々な
振る舞い(アクション)を起こさせることができる。ア
クセスの方法は制限されないが、例えばキーボードやポ
インティングデバイス等の入力手段から次の操作を行う
ことによりアクセスする。クリック操作、クリック
操作により表示されるメニューから項目を選択する操
作、その他特定の操作である。第2の管理領域に管理さ
れた情報画像がアクセスされると、コンピュータは、ア
クセスされた情報画像の関連情報に基づいて所定の動作
(アクション)を実行する。例えば、関連情報に情報取
得のアクションが指定されていれば、同じく関連情報に
含まれる特定の情報のポインタ(URL等)にアクセス
し当該特定の情報を取得する。また、関連情報にテロッ
プ表示が指定されていれば、同じく関連情報に含まれる
テキスト情報をテロップ表示する。また、関連情報にプ
ログラムの実行が指示されていれば、同じく関連情報に
含まれるプログラム又はコンピュータに予め実装されて
いるプログラムを実行する。
【0022】ここで、関連情報の設定に基づくアクショ
ンの一つとして、所定の関連情報を通信手段を介して外
部装置に出力する処理が考えられるが、この際、情報画
像に含まれていた関連情報のみを外部装置に出力する方
法だけでなく、当該関連情報を含んだ情報画像(情報画
像ファイル)として外部装置に出力する方法も考えられ
る。
【0023】[トラッキング処理]
【0024】情報画像は、情報画像の生成装置(生成サ
ーバ、ジェネレーションサーバ)において生成される。
生成装置は、情報画像を生成する際、その情報画像に対
し、ユーザからのアクセスに応じた固有の識別情報を上
記関連情報として埋め込むことが可能である。又は、生
成装置は、情報画像が上述した第1管理領域から第2管
理領域へ移動ないしコピーされた時点で、その操作の報
告をユーザコンピュータから受け、当該アクセスに応じ
た固有の識別情報を上記関連情報としてユーザコンピュ
ータに提供し、情報画像に埋めこませることが可能であ
る。ユーザのアクセスに応じた固有の識別情報は、例え
ば、ユーザ端末に付与されたIPアドレス、固有の
ユーザ端末ID、固有のユーザID、固有のクライ
アントアプリケーションID、アクセス日時、その他
の識別情報である。そして、生成装置は、当該アクセス
に応じた固有の識別情報と、該識別情報を含む情報画像
の識別情報とを関連付けて、データベースに管理する。
このようにすると、情報画像と、その所有ユーザとの対
応関係をCookie等と比べて確実に管理することが
でき、ユーザの嗜好や情報画像の流通経路等を追うこと
が可能である。
【0025】[更新処理]
【0026】ユーザは、第2管理領域に管理されている
情報画像を更新することができる。情報画像の生成装置
は、ユーザが上記第2管理領域にて管理している情報画
像について、ユーザコンピュータから情報画像の更新要
求を受け付ける。ユーザコンピュータは、情報画像の更
新要求に伴って、当該情報画像に埋め込まれた固有の識
別情報を生成装置に送信する。この固有の識別情報を受
信した生成装置は、当該識別情報に予め関連付けて管理
してあった新規の情報画像をユーザコンピュータに送信
し、情報画像を更新させる。この際、更新後の新規な情
報画像には、アクセスに応じた固有の識別情報が新たに
付加され、当該固有の識別情報と、今回更新された情報
画像との対応関係がデータベースに管理される。これに
より、引続き上述したトラッキング動作が可能となって
いる。また、実質的に更新される情報要素は、幾つかの
ケースが考えられ、視覚的な画像部分のみの場合、
関連情報のみの場合、それらの両方の場合、が考えら
れる。
【0027】このような更新動作は、上述したように画
像又は関連情報の受信側のコンピュータから送信側に更
新要求を出すことによっても行えるが、これに拘わら
ず、サーバ側からブロードキャスト送信される画像,関
連情報又は情報画像をクライアント側で取得し,予め設
定された情報に従って受信情報をフィルタリングし,必
要な情報のみを更新するようにしてもよい。
【0028】[IP3テクノロジーの基本効果]
【0029】IP3テクノロジーの基本的な効果として
は、次が挙げられる。ハードウェアやアプリケーショ
ンの種類を問わず、情報の流通が可能になる。既存の画
像ファイル等のようにハードウェアやアプリケーション
の種類に依存しない形式のファイルに関連情報を埋め込
んで流通させるからである。関連情報の搬送媒体とし
て画像ファイルを選択する場合は、視覚性に優れた情報
管理手法を実現できる。既存の情報ファイルのアイコン
はファイル拡張子に応じて選択されるため同じファイル
拡張子を持つ情報は同一のアイコンで示される。よっ
て、ファイル名又はファイルの内容を確認しなければフ
ァイルを判別できない。一方、関連情報を埋め込んだ情
報画像は、その画像に基づいて当該画像ファイルに内包
された関連情報を比較的容易に把握するこができる。
関連情報と画像とが一体不可分の関係にあり、例えばWe
bページのバナーのように画像とリンク情報とが分離し
た構成ではない。このため、画像情報と関連情報とが常
に一体として流通し、画像情報と関連情報とが分離して
用いられることが無い。このため、上述したトラッキン
グ動作を確実に行うことができるし、また、画像の不正
利用の防止にも効果がある。関連情報は複数を埋め込
むことができるので、情報画像への1回のアクセス動作
により、複数のポインタにアクセスして複数の情報を取
得し、実行すること等が可能である。
【0030】[ハードウェアの具体的利用]
【0031】本発明において、「記憶」「記録」「格
納」「書き込み」等は、例えばメモリ、ハードディスク
等の記憶手段に対し行われる。コンピュータ内で扱われ
るあらゆる情報は記憶手段に格納される。「読み出し」
「リード」「ロード」等も、上記記憶手段より行われ
る。各種情報の処理は、例えばCPU等の処理手段によ
って行われる。「入力」「設定」等は、例えばキーボー
ドやマウス等の入力手段より行われる。「通信」「送
信」「受信」「返信」「転送」等は、例えばモデム等の
通信手段を介して行われる。「表示」は、例えばCRT
ディスプレイ等の表示手段によって行われる。
【0032】以上説明したIP3の様々な基礎技術は、
後述する本発明の課題解決手段及び発明の実施の形態に
も適用できるものであり、本発明が請求する特許の範囲
は、後述する具体的な実施の形態に限定されるものでは
ない。
【0033】これらを踏まえ、以下、本発明における課
題解決手段を説明する。
【0034】前述した目的を達成するため、請求項1に
記載の発明では、情報端末装置により読み取り可能な情
報画像ファイルを記憶した記憶媒体であって、前記情報
画像ファイルは、施設を判別可能な画像を備えるととも
に、当該画像ファイルのデータストリーム中に、前記施
設に関連する情報を画像関連情報として記憶しており、
当該画像関連情報は、前記情報端末装置が備える地図表
示システムに応じた前記施設の位置情報を含むデータ構
造記憶媒体を採用する。
【0035】ここで、「情報画像」とは、所定の情報を
埋め込んだ画像をいう。「画像関連情報」とは、情報画
像に埋め込まれた情報をいう。「位置情報」とは、施設
の位置を特定するための情報をいう。
【0036】本発明によると、施設を意味する画像を用
い、その画像に位置情報や関連する情報を埋め込むの
で、視覚的にその施設を容易に把握できるとともに、施
設に関連する情報を画像と一体にした形態で情報の授受
を行うことができる。
【0037】また、請求項2に記載の発明では、情報の
記憶手段、外部装置との通信手段、およびこれら各手段
の動作を制御する情報の処理手段を備え、前記記憶手段
が、施設を判別可能な画像ファイルを記憶した画像ファ
イル記憶領域と、当該施設の位置情報を記憶した位置情
報記憶領域とを備えた情報画像ファイル提供システムを
採用する。そして、前記処理手段は、前記画像ファイル
記憶領域から画像ファイルを読み出すステップ、当該画
像ファイルが示す施設に応じた位置情報を前記位置情報
記憶領域から読み出すステップ、読み出した施設の位置
情報を対応する前記施設を表す画像ファイルに埋め込
み、当該施設の情報画像を作成するステップ、を有す
る。
【0038】本発明によると、施設を意味する画像を用
い、その画像に位置情報や関連する情報を埋め込んだ情
報画像を生成できるので、ユーザに対して、視覚的にそ
の施設を容易に把握できるとともに、施設に関連する情
報を画像と一体にした形態で施設の情報を提供すること
ができる。
【0039】また、請求項3に記載の発明では、情報の
記憶手段、外部装置との通信手段、およびこれら各手段
の動作を制御する情報の処理手段を備え、前記記憶手段
が、施設を判別可能な画像ファイルを記憶した画像ファ
イル記憶領域と、当該施設の位置情報を記憶した位置情
報記憶領域とを備えた情報画像ファイル提供システムを
動作させるためのプログラムを採用する。そして、前記
処理手段は、前記画像ファイル記憶領域から画像ファイ
ルを読み出すステップ、当該画像ファイルが示す施設に
応じた位置情報を前記位置情報記憶領域から読み出すス
テップ、読み出した施設の位置情報を対応する前記施設
を表す画像ファイルに埋め込み、当該施設の情報画像を
作成するステップ、を有する。
【0040】本発明によると、施設を意味する画像を用
い、その画像に位置情報や関連する情報を埋め込んだ情
報画像を生成できるので、ユーザに対して、視覚的にそ
の施設を容易に把握できるとともに、施設に関連する情
報を画像と一体にした形態で施設の情報を提供すること
ができる。
【0041】また、請求項4に記載の発明では、情報の
記憶手段、外部装置との通信手段、およびこれら各手段
の動作を制御する情報の処理手段を備え、前記記憶手段
が、施設を判別可能な画像ファイルを記憶した画像ファ
イル記憶領域と、当該施設の位置情報を記憶した位置情
報記憶領域とを備えた情報画像ファイル提供システムに
おいて、前記処理手段に、前記画像ファイル記憶領域か
ら画像ファイルを読み出すステップ、当該画像ファイル
が示す施設に応じた位置情報を前記位置情報記憶領域か
ら読み出すステップ、読み出した施設の位置情報を対応
する前記施設を表す画像ファイルに埋め込み、当該施設
の情報画像を作成するステップ、を実行させるためのプ
ログラムを記録した記録媒体を採用する。
【0042】本発明によると、施設を意味する画像を用
い、その画像に位置情報や関連する情報を埋め込んだ情
報画像を生成できる環境を提供できるので、ユーザに対
して、視覚的にその施設を容易に把握できるとともに、
施設に関連する情報を画像と一体にした形態で施設の情
報を提供することが可能となる。
【0043】また、請求項5に記載の発明では、情報の
記憶手段、情報の表示手段、外部装置との送受信手段、
およびこれら各手段の動作を制御する情報の端末処理手
段を備え、前記記憶手段が、地図表示システムに応じた
位置情報を記憶する位置情報記憶領域を備えた情報端末
装置を採用する。そして、前記端末処理手段は、画像関
連情報として施設の位置情報が埋め込まれた情報画像を
管理する管理領域を、前記記憶手段もしくは前記表示手
段に展開するステップ、当該管理領域に配された情報画
像から前記施設の位置情報を取得するステップ、取得し
た位置情報を、前記位置情報記憶領域に格納するステッ
プ、を有する。
【0044】本発明によると、施設を意味する画像であ
って、その画像に位置情報や関連する情報を埋め込んだ
情報画像を取得することができるので、施設に関連する
情報を視覚的にその施設を容易に把握できる画像と一体
に取り扱うことができ、またその施設の位置情報を容易
に取得することができる。
【0045】また、請求項6に記載の発明では、請求項
5に記載の情報端末装置であって、さらに、前記端末処
理手段は、情報画像に関連する関連情報を前記表示手段
に表示させるステップ、管理領域に配された情報画像を
選択するステップ、を有し、当該選択した情報画像から
前記位置情報を取得する構成を採用する。
【0046】本発明によると、関連情報を参照して情報
を選択でき、ユーザにとって情報価値の高い施設の位置
情報を得ることができる。
【0047】また、請求項7に記載の発明では、情報の
記憶手段、情報の表示手段、外部装置との送受信手段、
およびこれら各手段の動作を制御する情報の端末処理手
段を備え、前記記憶手段が、地図表示システムに応じた
位置情報を記憶する位置情報記憶領域を備えた情報端末
装置を動作させるためのプログラムを採用する。そし
て、前記端末処理手段は、画像関連情報として施設の位
置情報が埋め込まれた情報画像を管理する管理領域を、
前記記憶手段もしくは前記表示手段に展開するステッ
プ、当該管理領域に配された情報画像から前記施設の位
置情報を取得するステップ、取得した位置情報を、前記
位置情報記憶領域に格納するステップ、を有する。
【0048】本発明によると、施設を意味する画像であ
って、その画像に位置情報や関連する情報を埋め込んだ
情報画像を取得することができるので、施設に関連する
情報を視覚的にその施設を容易に把握できる画像と一体
に取り扱うことができ、またその施設の位置情報を容易
に取得することができる。
【0049】また、請求項8に記載の発明では、請求項
7に記載のプログラムであって、さらに、前記端末処理
手段は、情報画像に関連する関連情報を前記表示手段に
表示させるステップ、管理領域に配された情報画像を選
択するステップ、を有し、当該選択した情報画像から前
記位置情報を取得するプログラムを採用する。
【0050】本発明によると、関連情報を参照して情報
を選択でき、ユーザにとって情報価値の高い施設の位置
情報を得ることができる。
【0051】また、請求項9に記載の発明では、情報の
記憶手段、情報の表示手段、外部装置との送受信手段、
およびこれら各手段の動作を制御する情報の端末処理手
段を備え、前記記憶手段が、地図表示システムに応じた
位置情報を記憶する位置情報記憶領域を備えた情報端末
装置において、前記端末処理手段に、画像関連情報とし
て施設の位置情報が埋め込まれた情報画像を管理する管
理領域を、前記記憶手段もしくは前記表示手段に展開す
るステップ、当該管理領域に配された情報画像から前記
施設の位置情報を取得するステップ、取得した位置情報
を、前記位置情報記憶領域に格納するステップ、を実行
させるためのプログラムを記録した記録媒体を採用す
る。
【0052】本発明によると、施設を意味する画像であ
って、その画像に位置情報や関連する情報を埋め込んだ
情報画像を取得することができるプログラムが提供され
るので、施設に関連する情報を視覚的にその施設を容易
に把握できる画像と一体に取り扱うことができ、またそ
の施設の位置情報を容易に取得することができる環境を
構築し得る。
【0053】また、請求項10に記載の発明では、請求
項9に記載の記録媒体であって、さらに、前記端末処理
手段に、情報画像に関連する関連情報を前記表示手段に
表示させるステップ、管理領域に配された情報画像を選
択するステップ、を実行させるプログラムを記録した記
録媒体を採用する。
【0054】本発明によると、関連情報を参照して情報
を選択でき、ユーザにとって情報価値の高い施設の位置
情報を得ることができる環境を構築し得る。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図7に基づいて説明する。
【0056】[情報提供システムの概要]
【0057】図1は本発明を適用した情報提供システム
の構成を示すブロック図である。
【0058】この情報提供システムは、インターネット
等のネットワーク10を介して接続された情報画像ファ
イル提供サーバ装置20と、情報端末装置30とを有し
ている。なお、この図1では、便宜上、ネットワーク1
0に接続された情報画像ファイル提供サーバ装置20お
よび情報端末装置30を各々1つとして示しているが、
情報画像ファイル提供サーバ装置20および情報端末装
置30の数は特に制約を受けるものではない。また、情
報画像ファイル提供サーバ装置20は、情報画像を生
成、送信する機能と情報画像の履歴などを管理する機能
の双方を備えているが、その機能を分離して異なるサー
バ装置により実現する構成としてもよい。そして、複数
の情報画像ファイル提供サーバ装置で生成される情報画
像を一括して管理する情報画像ファイル管理サーバ装置
を備える構成としてもよい。
【0059】なお、図1において、サーバ装置40は、
WWWサービスを提供するISP(Internet Service P
rovider)などが提供するサーバ装置であり、通信販売
用Webページ、各種情報提供Webページやポータル
サイトなど、ネットワーク10を介して情報端末装置3
0に提供するものである。また、サーバ装置40は、説
明の便宜上1つとしているが、任意の数のサーバ装置4
0がネットワーク10に接続された構成であってもよい
ことはいうまでもない。
【0060】[画像ファイルの構造]
【0061】前述した情報提供システムで取り扱われる
「情報画像」とは、所定の情報を埋め込んだ画像をい
う。以下、本実施形態で取り扱う情報画像の構造につい
て説明する。図2に、情報画像のデータ構造の一実施形
態を示す。
【0062】本発明におけるデータ構造は、施設を判別
可能な画像を備えるとともに、画像ファイルのデータス
トリーム中に、その施設に関連する情報を画像関連情報
として記憶している構造である。そして、その画像関連
情報は、情報画像を取り扱う情報端末装置30が備える
地図表示システムに応じたその施設の位置情報を含む。
【0063】以下、図2を用いて詳細に説明する。情報
画像は、情報画像ファイルのデータストリームの開始を
示す開始部51と、画像の表示データを記述したり配色
表を規定する画像データ部52と、画像の表示に影響を
与えない情報を記述する注釈部53と、データストリー
ムの終了を示す終了部54とを含んでいる。例えば、J
PEG画像フォーマットやGIF画像フォーマットがこ
のようなデータ構造を採用している。ここで、注釈部5
3には、情報画像に関連する画像関連情報が格納され
る。画像関連情報とは、情報画像に埋め込まれた情報を
いう。
【0064】本実施形態では、上述した画像データ部に
記述される表示データが、施設を意味する画像である画
像ファイルを用いる。画像はユーザがどのような施設で
あるかを判別可能であればよく、画像の例としては、施
設に固有の画像として施設を写した写真画像であっても
よいし、地図表示システムで用いられる施設の種別毎の
アイコン的な画像であってもよい。
【0065】また、画像関連情報として、少なくとも情
報画像の画像が表す施設の位置情報を備える。ここで、
位置情報は、情報端末装置30などで用いられる地図表
示システムに応じた形式とされ、例えば、施設の緯度、
経度、海抜・標高などの高距といった指標で表される。
また、地番と位置とを関連付けたデータベースを地図表
示システムが備える場合には、施設の地番などであって
もよい。
【0066】その他の画像関連情報の例としては、情報
画像識別情報、情報画像が表示する施設に関連する情
報、施設を紹介したURL(Uniform Resource Locato
r)等のポインタ情報、情報画像が表示されたときの画
像名称、情報画像を閲覧するためのパスワード、情報画
像を表示できる有効期限、置き換え表示をする場合に用
いるサムネイル画像、情報画像の分類を示すカテゴリ、
および検索用キーワードの情報などが挙げられる。ここ
で、施設に関連する情報としては、開館・営業時間や簡
単な施設の特徴を示すコメント、博物館などではその利
用料金や特設展示内容、レストランなどではコース料理
やランチタイムなどが挙げられる。
【0067】また、ポインタ情報毎に、ポインタの内容
をメニューに表示する際に使用する表示名であるコマン
ド名称、情報端末装置のクライアントソフトウェアが情
報画像を受け取った際のデータ処理の動作を指定するア
クションテーブルなどの付帯情報を一組として関連付け
て構成してもよい。ポインタ情報に対し付帯的でない場
合も含め、アクションが割り付けられた場合には、例え
ば、自己の更新、削除、失効、送信、自己の画像関連情
報などの付加情報の受け渡しなどを行う。また、他の画
像フォーマットであっても、画像の表示に影響を与えな
い情報の領域を持つフォーマットであれば当該領域に記
述することができる。
【0068】上述した画像関連情報には必要に応じて暗
号化処理が施される。ここで、暗号化とは、一般に、画
像データなどのデジタルデータとして授受を行う情報
が、通信途中に第三者によるデータの改ざんがされない
ように、または不正入手した第三者が情報に改ざんを加
えた上で頒布しないように、所定の規則にしたがってデ
ータを変換することをいう。そして、この暗号化とは逆
の処理を行い、変換されたデータを元に戻すことを復号
化という。特に、前述した認証情報として画像関連情報
を用いる場合には、セキュリティの面から、暗号化/復
号化プロセスが有効となる。
【0069】そして、暗号化が施された画像関連情報が
画像ファイルのデータストリーム中に埋め込まれ、情報
画像が完成する。
【0070】[情報提供システムの詳細]
【0071】以下、図1にもどり、情報提供システムを
構成する各装置について説明する。
【0072】情報画像ファイル提供サーバ装置20は、
情報の記憶手段21、情報端末装置30との通信手段2
2、およびこれら各手段の動作を制御する情報の処理手
段23を備える。そして、記憶手段21は、施設を判別
可能な画像ファイルを記憶した画像ファイル記憶領域2
1aと、その施設の位置情報を記憶した位置情報記憶領
域21cとを備える。
【0073】また、情報端末装置30は、情報の記憶手
段31、情報の表示手段32、外部装置との送受信手段
33、情報の入力手段34およびこれら各手段の動作を
制御する情報の端末処理手段35を備える。そして、記
憶手段31は、情報画像から位置情報の提供を受ける地
図表示システムに応じた位置情報を記憶する位置情報記
憶領域31aを備える。
【0074】そして、サーバ装置40は、情報の記憶手
段41、情報画像ファイル提供サーバ装置20や情報端
末装置30との通信手段42、およびこれら各手段の動
作を制御する情報の処理手段43を備える。
【0075】以下、情報画像ファイル提供サーバ装置2
0、情報端末装置30およびサーバ装置40について詳
述する。
【0076】まず、情報画像ファイル提供サーバ装置2
0を詳細に説明する。情報画像ファイル提供サーバ装置
20の処理手段23は、例えばCPU等の演算処理装置
を含むものであり、記憶手段21へのデータの記憶(格
納)処理や記憶手段21からのデータ読み出し(取得)
処理、通信手段22へのデータの出力処理、または通信
手段22からのデータの取得処理など、各種処理を行
う。なお、これらの処理は、例えば単一のCPUにより
実行されるものであってもよいし、複数のCPUによる
分散処理がなされるものであってもよい。
【0077】また、記憶手段21は、例えばRAM、R
OM、HDD等のデータを格納することができる媒体を
備えるものである。特定の一の媒体に限られるものでは
なく、複数の媒体により構成されていてもよい。ここ
で、前述した画像ファイル記憶領域21a、関連情報記
憶領域21bおよび位置情報記憶領域21cは記憶手段
21の所定の領域に設けられる。
【0078】加えて、情報画像ファイル提供サーバ装置
20は、オペレーティングシステム(OS)やHTTP
サーバ等のサーバソフトウェアを備え、処理手段23は
それらのソフトウェアを実行することによりサーバ機能
を実現する。なお、複数の情報画像ファイル提供サーバ
装置を備える構成のシステムを用いた場合などには、前
述した画像ファイル記憶領域21a、関連情報記憶領域
21bまたは位置情報記憶領域21cを各サーバ装置に
分散または提供する情報の種別に分けて設ける構成とし
てもよい。
【0079】また、通信手段22は、情報画像ファイル
提供サーバ装置20をネットワーク10に接続し、この
ネットワーク10を介して情報画像ファイル提供サーバ
装置20と、情報端末装置30やサーバ装置40などと
の間でデータの送信処理および受信処理を可能にするも
のであり、例えばルータなどが挙げられる。
【0080】情報画像ファイル提供サーバ装置20で
は、処理手段23により、OSによる管理下、サーバ装
置全体の制御、ポート情報等に基づき通信処理をTel
net、FTP、HTTP等の所定のサービスに振り分
ける通信制御処理、HTTPサーバ等の処理が並列に実
行されている。
【0081】続いて、情報端末装置30を詳細に説明す
る。情報端末装置30の端末処理手段35は、例えばC
PU等の演算処理装置を含むものであり、記憶手段31
へのデータの記憶処理や記憶手段31からのデータ読み
出し処理、送受信手段33へのデータの出力処理や送受
信手段33からのデータの取得処理、CRTまたはLC
Dディスプレイなどの表示手段32への表示情報の出力
・制御処理、入力手段34からの入力情報の取得処理な
ど、各種処理を行う。なお、これらの処理は、例えば単
一のCPUにより実行されるものであってもよいし、複
数のCPUによる分散処理がなされるものであってもよ
い。
【0082】また、記憶手段31は、例えばRAM、R
OM等のデータを格納することができる媒体を備えるも
のであり、複数の媒体により構成されていてもよいし、
着脱自在なメディアであってもよい。そして、前述した
位置情報記憶領域31aは、記憶手段31の所定の領域
に設けられる。また、記憶手段31は、WWWサービス
の提供を受けるためのWebページ閲覧用Webブラウ
ザを実行するためのプログラムを有する。
【0083】送受信手段33は、例えばターミナルアダ
プタやモデムなどの通信装置を介してネットワーク10
に情報端末装置30を接続させるシリアルポートなどの
入出力ポートであり、情報画像ファイル提供サーバ装置
20やサーバ装置40との間でデータの送信や受信を可
能にするものである。
【0084】入力手段34は、例えばキーボード、マウ
スやグライドポイントなどのポインティングデバイス、
カードリーダーなどである。
【0085】また、情報端末装置30でも、上述したサ
ーバ装置と同様に処理手段35により、OSによる管理
下、装置全体の制御、通信制御処理、ユーザからの入力
制御、Webブラウザ等の処理が並列に実行されてい
る。
【0086】なお、情報端末装置30は、いわゆるデス
クトップパソコンやノートパソコンに限られるものでは
なく、PDA(携帯情報端末)などであってもよい。
【0087】そして、情報端末装置30が地図表示シス
テム備える形態は、地図表示のためのプログラムを記憶
手段31の所定の領域に格納し、必要に応じて端末処理
手段35により展開され、実現されるものであってもよ
いが、WWWサービスとして、Webブラウザを介して
サーバ装置40のWebページから提供されるものであ
ってもよい。
【0088】続いて、サーバ装置40を詳細に説明す
る。サーバ装置40の処理手段43は、例えばCPU等
の演算処理装置を含むものであり、記憶手段41へのデ
ータの記憶(格納)処理や記憶手段41からのデータ読
み出し(取得)処理、通信手段42へのデータの出力処
理、または通信手段42からのデータの取得処理など、
各種処理を行う。なお、これらの処理は、例えば単一の
CPUにより実行されるものであってもよいし、複数の
CPUによる分散処理がなされるものであってもよい。
【0089】また、記憶手段41は、例えばRAM、R
OM、HDD等のデータを格納することができる媒体を
備えるものである。特定の一の媒体に限られるものでは
なく、複数の媒体により構成されていてもよい。加え
て、サーバ装置40は、オペレーティングシステム(O
S)やHTTPサーバ等のサーバソフトウェアを備え
る。
【0090】また、通信手段42は、サーバ装置40を
ネットワーク10に接続し、このネットワーク10を介
してサーバ装置40と、情報画像ファイル提供サーバ装
置20や情報端末装置30などとの間でデータの送信処
理および受信処理を可能にするものであり、例えばルー
タなどが挙げられる。
【0091】サーバ装置40では、処理手段43によ
り、OSによる管理下、サーバ装置全体の制御、ポート
情報等に基づき通信処理をTelnet、FTP、HT
TP等の所定のサービスに振り分ける通信制御処理、H
TTPサーバ等の処理が並列に実行されている。
【0092】[情報端末装置によるアクセス]
【0093】以下、情報端末装置30に展開されるWe
bブラウザと、サーバ装置40や情報画像ファイル提供
サーバ装置20などHTTPサーバとして機能するサー
バ装置の一般的な動作の概要を説明する。ここでは、一
例として情報端末装置30とサーバ装置40とのWWW
サービス情報の授受を説明する。なお、端末処理手段3
5は、Webブラウザのブラウザプログラムを実行する
ことによりWebブラウザの機能を実現し、処理手段2
3は、HTTPサーバプログラムを実行することにより
HTTPサーバの機能を実現する。
【0094】端末処理手段35は、入力インタフェース
である入力手段34を介してユーザから目的とするアド
レス(HTTPサーバが実行されているサーバ装置のホ
スト名を指定する部分と、ファイル名を指定する部分を
有する)を受け付け、記憶手段31の所定の領域に格納
する。そして、端末処理手段35は、格納したアドレス
を読み出し、そのアドレスに指定されたホスト名に対応
するHTTPサーバに対してファイル名を含む接続要求
を送信する。
【0095】以下、指定されたホストがサーバ装置40
であるとして説明する。この場合には、その接続要求が
端末処理手段35により通信制御処理として、ネットワ
ーク10を介して目的とするサーバ装置40へ送信され
る。サーバ装置40内に設けられた処理手段43は、通
信手段42を介して、サーバ装置40内に展開されてい
るHTTPサーバに接続要求を受け渡す。
【0096】接続要求を受け付けると、サーバ装置40
内の処理手段43により実現されるHTTPサーバは、
接続要求中のファイル名に対応するデータを記憶手段4
1の所定の領域から読み出し、情報端末装置30に向け
て送信する。情報端末装置30に送信されるファイル
は、一般的に、HTML(ハイパーテキスト記述言語)
に従って文字の表示、画像の表示、他のファイルへのリ
ンク等が記述されている。
【0097】端末処理手段35は、ネットワーク10、
送受信手段33を介してHTTPサーバから送信された
HTML形式のファイルを受け付け、受け付けたファイ
ルを情報端末装置30内で展開されているWebブラウ
ザに受け付けられる。Webブラウザにしたがい、端末
処理手段35は、このHTML形式のファイルの記述に
従って表示画面データを生成し、生成した表示画面デー
タをOSに供給する。そして、OSの制御下、端末処理
手段35は、Webブラウザに割り当てたウィンドウ内
の画像として、Webブラウザから供給された表示画面
データを表示手段32に表示させる。
【0098】ここで、例えばHTTPサーバから供給さ
れたファイル中で、画像データのファイル名と共に画像
の表示が指示されている場合には、端末処理手段35
は、HTTPサーバにそのファイル名に対応する画像デ
ータの送信要求を送受信手段33を介して送信する。
【0099】このような送信要求を受け付けた処理手段
43は、HTTPサーバは、要求されたファイル名の画
像データを記憶手段41から読み出し、通信手段42を
介して情報端末装置30のWebブラウザに送信する。
この画像データを受信した端末処理手段35は、受信し
た画像データを画面中の所定位置に表示される画像デー
タとした上でWebブラウザに供給する。これにより、
OSの制御下、端末処理手段35はWebブラウザにし
たがい、ウィンドウ内の所定位置に、受信した画像デー
タを展開し、画像を表示する。以上が、情報端末装置3
0において端末処理手段35が実現するWebブラウザ
及びサーバ装置40内で処理手段43が実現するHTT
Pサーバの一般的な動作である。
【0100】[情報提供システムの動作]
【0101】以下、本実施形態の情報提供システムの動
作について説明する。
【0102】まず、情報画像ファイル提供サーバ装置2
0の動作について説明する。
【0103】情報画像ファイル提供サーバ装置20の処
理手段23は、画像ファイル記憶領域21aから画像フ
ァイルを読み出し、その画像ファイルが示す施設に応じ
た位置情報を位置情報記憶領域21cから読み出し、読
み出した施設の位置情報を対応するその施設を表す画像
ファイルに埋め込み、施設の情報画像を作成する。
【0104】より具体的には、処理手段23は、情報端
末装置30またはサーバ装置40からの送信要求の対象
となった施設など、作成する施設に対応する画像ファイ
ルを画像ファイル記憶領域21aから読み出し、記憶手
段21の所定の領域に格納する。また、その施設に対応
する位置情報を位置情報記憶領域21cから読み出し、
記憶手段21の所定の領域に格納する。そして、必要に
応じて、その施設に関連する関連情報を関連情報記憶領
域21bから読み出し、記憶手段21の所定の領域に格
納する。ここで、格納した位置情報と関連情報は、施設
を表す情報画像に埋め込まれる画像関連情報となる。
【0105】そして、処理手段23は、画像関連情報に
施す暗号化手順を記憶手段21の所定の領域から読み出
す。続いて、処理手段23は、読み出した暗号化手順に
したがって暗号化を画像関連情報に対して施す。その
後、暗号化を施した画像関連情報を、対象となる画像フ
ァイルに埋め込む。ここで、暗号化処理は、すべての画
像関連情報に対して行う必要はなく、画像関連情報に必
要とされるセキュリティの程度に応じたものであればよ
い。ただし、前述したような個人情報を画像関連情報と
して取り扱う場合には、必須の処理とすることが望まし
い。
【0106】以上の手順により、情報画像ファイル提供
サーバ装置20において、施設を表す情報画像が生成さ
れる。
【0107】ここで、画像関連情報を情報画像に埋め込
むときに、画像関連情報に暗号化処理を施すが、その暗
号化手順(アルゴリズムなど)は所定の期間を置いて更
新するようになっている。そのため、情報画像ファイル
提供サーバ装置20の暗号化手順が更新された場合は、
情報端末装置30の復号化手順(アルゴリズムなど)も
更新された暗号化手順に適合するように更新する必要が
ある。
【0108】以下、更新にともなう処理について説明す
る。情報画像ファイル提供サーバ装置20の処理手段2
3は、情報端末装置30に格納されている復号化手順の
バージョンを情報端末装置30の端末装置識別情報毎に
記憶手段21の所定の領域に格納する。そして、情報画
像ファイル提供サーバ装置20において画像関連情報の
暗号化手順を更新した場合は、処理手段23は、格納し
たすべての情報端末装置30の端末装置識別情報にフラ
グを立てる。その後、情報画像ファイル提供サーバ装置
20にアクセスしてきた情報端末装置30を監視し、対
応するログなどにフラグが立っている場合には、処理手
段23は新しい暗号化手順に対応した復号化手順をアク
セスしてきた情報端末装置30に送信する。そして、端
末処理手段35は、送信された復号化手順を送受信手段
33を介して受信し、受信した復号化手順を記憶手段3
1の所定の領域に格納し、更新処理とする。そして、更
新を完了した情報端末装置30について上述したフラグ
を解除する処理を行う。
【0109】[識別情報の生成]
【0110】なお、前述した画像関連情報のうち、情報
画像識別情報については、以下のように生成され、生成
履歴(生成ログ)は情報画像ファイル提供サーバ装置2
0の記憶手段21の所定の領域に格納される。
【0111】情報画像ファイル提供サーバ装置20は、
上述した情報画像の生成に際し、情報画像を識別するた
めの情報画像識別情報を生成する。情報画像識別情報と
しては、生成された情報画像に固有の情報画像固有識別
情報であるユニークID、情報画像が表す画像毎に割り
当てられた表示画像識別情報である画像固有のIDなど
が挙げられる。ただし、上述したIDを必ず備える必要
はなく、いずれか一つであっても目的とする識別用途に
応じたものであればよい。また、調査や経路管理をする
観点からは、少なくとも情報画像固有識別情報を備えれ
ばよい。
【0112】この情報画像固有識別情報を付加する処理
は、例えば、情報画像ファイル提供サーバ装置20に格
納されたHTTPサーバの拡張プログラム(いわゆるプ
ラグイン)として実装される。そして、この情報画像固
有識別情報は、このプログラムにしたがった処理手段2
3により、情報画像ファイル提供サーバ装置20が情報
画像を送信する際に生成される。処理手段23は、ユー
ザなどからのアクセス時の条件に応じてユニークな識別
情報を付与する。そして、前述した暗号化を施した後に
情報画像に埋め込む。それとともに、処理手段23は、
個々の情報画像固有識別情報を他の情報と関連付けて、
記憶手段21の所定の領域に記録する。
【0113】情報画像固有識別情報は、個々のアクセス
に対して固有の情報であれば足りるため、例えば、ユー
ザが操作している情報端末装置30のIPアドレス、ユ
ーザ毎あるいは情報端末装置30毎に付与された端末装
置識別情報などの固有の識別情報に基づいて生成するこ
とができる。
【0114】また、情報画像固有識別情報として、情報
画像ファイル提供サーバ装置20に対するアクセス日時
そのものを用いてもよい。例えば、情報画像ファイル提
供サーバ装置20に対する2つ以上のアクセスが同時に
処理されることがない場合には、アクセス日時のみで個
々のアクセスを特定する情報たり得る。したがって、こ
のような場合には、アクセス日時を情報画像固有識別情
報として情報画像に付加しても、個々の情報画像を識別
することができる。
【0115】上述したように、アクセス日時を情報画像
識別情報として用いた場合には、HTTPサーバの機能
として、ユーザからのアクセスログ(ユーザアクセス自
体のログおよび履歴ログから構成される)を記録する機
能が実装されており、このアクセスログには、HTTP
サーバを利用しているユーザの情報端末装置30のIP
アドレス、アクセス日時等を記録しておくことができる
ようになっているため、このアクセスログを参照するこ
とにより、情報画像に付加されたアクセス日時に対応す
るIPアドレスを得ることができる。したがって、容易
に画像データにアクセスしてきたユーザのIPアドレス
を特定することができる。
【0116】[情報端末装置における動作]
【0117】次に、情報画像ファイル提供サーバ装置2
0で生成された情報画像を受け取る情報端末装置30の
動作について説明する。
【0118】情報端末装置30の端末処理手段35は、
画像関連情報として施設の位置情報が埋め込まれた情報
画像を管理する管理領域を、記憶手段31もしくは表示
手段32に展開し、展開した管理領域に配された情報画
像から施設の位置情報を取得し、取得した位置情報を、
位置情報記憶領域31aに格納する。
【0119】より詳細には、端末処理手段35は、記憶
手段31の所定の領域に格納された管理領域を情報端末
装置30に実現するためのプログラムを展開する。プロ
グラムの展開により、情報画像を管理するための管理領
域が実現される。ここで、管理領域は、GUI環境下で
管理する場合には、表示手段32上で処理が可能なよう
に表示手段32上に展開される。また、ユーザによる処
理制御を行わない場合などには、メモリなどの所定の記
憶手段31上に展開される。
【0120】そして、端末処理手段35は、管理領域に
配された情報画像から情報画像に埋め込まれた画像関連
情報の中から位置情報を取得する。この位置情報の取得
は、管理領域の管理下に情報画像がおかれた時点で行わ
れてもよいし、管理領域の管理下におかれた後、入力手
段34から取得指示などを別途受け付けたときに行うよ
うにしてもよい。なお、位置情報の取得にあたっては、
端末処理手段35が入力手段34から受け付けた指示情
報に基づき、情報画像に関連情報を表示手段32に表示
し、その上で、位置情報を取得する対象となる情報画像
の選択指示を入力手段34から受け付け、指示された情
報画像から位置情報を取得する構成とすることが望まし
い。ユーザが必要とする施設の情報のみを選択的に提供
することができるからである。
【0121】そして、端末処理手段35は、取得した位
置情報を位置情報記憶領域31aに格納する。ここで、
位置情報の格納形態は、情報画像から分離した形で格納
してもよいし、例えば、復号化処理を行うなどして、位
置情報を利用できる状態に維持した状態で情報画像とと
もに格納してもよい。
【0122】続いて、上述した管理領域へ情報画像を供
給する手順について説明する。
【0123】情報端末装置30の端末処理手段35は、
送受信手段33を介して送信要求をした情報画像ファイ
ルを受信し、記憶手段31の所定の領域に格納する。そ
して、復号化手順に応じた情報画像に埋め込まれた画像
関連情報に施された暗号化に応じた復号化手順を、記憶
手段31の所定の領域から読み出す。続いて、この読み
出した復号化手順にしたがい、画像関連情報に対して復
号化を施し、画像関連情報を利用可能とする。
【0124】より具体的には、端末処理手段35は、送
受信手段33を介して情報画像ファイル提供サーバ装置
20が生成した情報画像を受信し、受信した情報画像を
記憶手段31の所定の領域に格納する。そして、記憶手
段31の所定の領域から復号化手順を読み出す。ここ
で、復号化手順は、前述した情報画像ファイル提供サー
バ装置20が備える暗号化手順に応じたものが格納され
ている。なお、復号化のための具体的な手順や手法を取
り扱うプログラムは、復号化手順と同様に記憶手段31
の所定の領域に格納されている。その後、端末処理手段
35は、復号化を施した画像関連情報をRAMなどの記
憶手段31の所定の領域に格納する。画像関連情報の表
示要求があったときに表示手段32に表示させる。
【0125】ここで、復号化を施した画像関連情報の取
り扱いとして、復号化された画像関連情報を、対応する
情報画像と関連付けて記憶手段31の所定の領域に格納
しておき、必要に応じてその領域から読み出す構成とし
てもよいし、暗号化が施された情報画像とは別に、復号
化された画像関連情報を埋め込んだ情報画像を記憶手段
31に記憶し、利用する構成としてもよい。ただし、復
号化した画像関連情報を記憶手段31に格納する構成を
採用した場合には、情報端末装置30に対して外部装置
から復号化した情報画像の送信要求がなされたときなど
は、復号化した情報画像ではなく暗号化されたままの情
報画像を送信するように制限をかける構成とする。
【0126】そして、画像関連情報の暗号化によるセキ
ュリティの観点から、複数の情報画像ファイル提供サー
バ装置20を備えた情報提供システムの場合には、各情
報画像ファイル提供サーバ装置20毎に異なるデコード
(Decode)用のキーを受け渡したり、情報画像の更新
時、復号化プログラムの更新時、もしくは情報画像を取
り扱うクライアントソフトウェアの更新時に、復号化用
のキーをあわせて更新することが望ましい。
【0127】[情報端末装置における情報画像の操作]
【0128】以下、上述した情報端末装置における情報
画像の操作について、各処理ごとに説明する。
【0129】情報端末装置30では、記憶手段31の所
定の領域に格納されたクライアントソフトウェアプログ
ラムの実行により、上述した管理領域が実現され、情報
画像を扱うことが可能となる。このクライアントソフト
ウェアは、前述した復号化のためのプログラムをモジュ
ールなどの形で一体に備える。ただし、一体に備えるこ
とは必須ではなく、個々のプログラムが独立したもので
あって、連動する構成としてもよい。
【0130】このクライアントソフトウェアにしたがっ
て、端末処理手段35が実現する処理には、例えば、情
報画像ファイルの保存、削除、更新等を行う管理が含ま
れ、さらに、上述のように情報画像の画像関連情報とし
てURL等の情報が付加されている場合には、この情報
に従って実行する処理が含まれる。
【0131】以下、クライアントソフトウェアに基づく
各処理の詳細を説明する。
【0132】図3に、情報端末装置30の表示手段32
に構成される表示画面の一実施形態を示す。ここで、端
末処理手段35は、情報画像の生成対象となる画像ファ
イルを表示する第一の管理領域として、OSおよびWe
bブラウザにしたがって割り当てられたウィンドウ61
を表示制御する。このウィンドウ61には、例えば、情
報画像として供給される施設の一覧などが表示される。
このような場合、施設の一覧表示に用いられる画像に
は、情報画像ファイル提供サーバ装置20へのリンクが
設定され、ウィンドウ61内での画像の選択は、情報画
像ファイル提供サーバ装置20への情報画像生成および
送信要求として取り扱われる。
【0133】また、端末処理手段35は、情報画像を管
理する第二の管理領域として、クライアントソフトウェ
アにしたがって割り当てられたウィンドウ62を表示制
御する。ただし、表示手段32上において操作されるこ
とは必須ではなく、管理領域はRAMなどの記憶手段3
1内にのみ確保されるものであってよく、ユーザから視
認されることを必ずしも要しない。
【0134】端末処理手段35は、Webブラウザによ
り実現されるウィンドウ61からクライアントソフトウ
ェアにより実現されるウィンドウ62に対して、情報画
像として提供を受けたい画像64を受け渡す操作、いわ
ゆるドラッグアンドドロップ操作などに基づき、入力手
段34を介して処理命令を受け付ける。この処理命令に
より、端末処理手段35は、情報画像ファイル提供サー
バ装置20から情報画像の供給を受ける処理へと移行す
る。
【0135】詳細には、ユーザが入力手段34を操作す
ることにより、マウスポインタ63をWebブラウザの
ウィンドウ61内に表示されている画像64の表示位置
に一致させ、ボタンなどを押して確定する。さらに、マ
ウスポインタ63をウィンドウ62上に移動させ、解除
する操作をすることにより、入力手段34から情報画像
を特定するための情報と情報画像を取得するための処理
を指示する情報が入力されることとなる。この入力され
た情報に基づき、端末処理手段35は、情報画像ファイ
ル提供サーバ装置20に対して送信要求する情報画像6
4を特定し、この情報画像を情報端末装置30に送信す
るよう要求する。そして、この要求を受けた処理手段2
3は、前述したように画像関連情報を埋め込んだ情報画
像を生成し、通信手段22を介して送信する。そして、
端末処理手段35は、情報画像ファイル提供サーバ装置
20から情報画像が送信された情報画像ファイルを受け
付け、受け付けた情報画像を表示手段32の表示画面上
のマウスポインタ63がある位置に表示させる。
【0136】そして、上述のドラッグアンドドロップ動
作によって、情報画像が供給された際に、端末処理手段
35が記憶手段31の所定の領域に情報画像を保存す
る。同様に、ユーザから入力手段34を介して削除指示
情報を受け付けた場合には、その指示情報に基づき、端
末処理手段35は、選択された情報画像ファイルを上述
の記憶手段31の所定の領域から削除する。
【0137】以上の説明では、ユーザのドラッグアンド
ドロップ操作という能動的な行為に基づいて、第二の管
理領域62に情報画像を受け渡す処理を行う形態とした
が、受け渡しの形態はこれに限られるものではない。例
えば、ウィンドウ61またはウィンドウ62に設けられ
たメニューを操作することにより登録などの処理が行わ
れてもよいし、CD−ROM等のメディアをハードウェ
アが受け入れたことを感知して自動的に情報画像を受け
付けるといった受動的な形態であってもよい。また、ネ
ットワーク1に接続されたサーバ装置から送られてくる
メールやメッセージなどのサーバ装置からのアクション
に基づき、フィルタリング処理を介して自動登録する構
成としてもよい。
【0138】なお、端末処理手段35は、情報画像ファ
イルが供給される際に、前述した情報画像ファイルに含
まれた画像関連情報の復号化を試み、復号化された画像
関連情報のデータ構造が正常であるかチェックする機能
を備えている。そして、復号化後のデータ構造が正常で
なければ、情報画像ファイルの他の装置への供給を禁止
する。これにより、不正に改変された情報画像ファイル
の供給を防止することができる。また、不正な情報画像
ファイルの判定は、情報画像に付加された情報画像固有
識別情報に基づいて行ってもよい。
【0139】[画像関連情報の選択]
【0140】情報端末装置30において、情報画像ファ
イルに記録された画像関連情報を利用する処理について
説明する。
【0141】図4は、メニュー選択により画像関連情報
を利用する場合の一実施形態を示した概略図である。ユ
ーザは、マウス34(ポインティングデバイス)を操作
し、マウスポインタ63をクライアントソフトウェアの
ウィンドウ62に供給された情報画像65に重ねる。次
に、ユーザは、マウス34の右ボタンをクリックする。
端末処理手段35は、このクリックを検知し、情報画像
65から取得した画像関連情報を記録手段31の所定の
領域から読み出し、メニュー表示データを生成する。例
えば、画像関連情報として得られた「コマンド名称」を
メニュー項目として用いたメニュー66を、表示手段3
2の表示画面上で情報画像65の近傍に表示する。
【0142】次に、端末処理手段35は、ユーザによる
マウスポインタ63の移動を検知し、選択されたメニュ
ー項目を特定する。そして、端末処理手段35は、マウ
ス34の左ボタンのクリックなどによる指示情報を受け
付け、一つのメニュー項目を選択決定する。この選択
が、例えば、レストランのサービスメニューの表示であ
る場合には、関連情報として情報画像が有しているテキ
スト情報などをポップアップ表示する。また、施設情報
の詳細を知るためにその施設のWebページにアクセス
する指示の場合には、情報画像が記憶したポインタ情報
をWebブラウザ61に受け渡し、そのポインタ情報に
したがってアクセスするよう指示する。加えて、後述す
る地図表示システムへの位置情報の提供を指示するメニ
ューを設けた構成としてもよい。
【0143】以上の説明では、マウスのクリックにより
メニューを開き、その項目を選択する形態を採用した
が、これに限られるものではない。例えば、キーボード
の特殊キーやショートカットキーへの割付による選択命
令の受け付けや、ウィンドウのコマンドメニューを用い
た選択・実行命令の受け付けという形態もとり得る。
【0144】[情報画像による地図表示システムへの情
報提供]
【0145】次に、情報画像から提供される画像関連情
報に基づくアクセス先への情報発信について説明する。
図5に、情報画像による地図表示システム71へ情報提
供を行うときの表示手段32に表示される表示画面の構
造図の一例を示す。
【0146】ここで、第二の管理領域62には、施設の
情報画像として、レストランAを表す情報画像72、図
書館Bを表す情報画像73、博物館Cを表す情報画像7
4、および情報端末装置30を使用しているユーザの自
宅などの出発位置を表す情報画像75が配されている。
【0147】以下、情報端末装置30において、第二の
管理領域62に配されている情報画像65を用いた情報
提供の一実施形態として、情報端末装置30の動作につ
いて説明する。
【0148】情報端末装置30の端末処理手段35は、
ユーザのマウス操作などにより、入力手段34を介して
選択された情報画像ファイルを特定する。例えば、情報
画像72を地図表示システム71のウィンドウ内にドラ
ッグ・アンド・ドロップされた場合には、情報画像から
取得した位置情報を位置情報記憶領域31aから対応す
る位置情報を読み出し、地図表示システム71に受け渡
す。ここで、前述したように、ドラッグ・アンド・ドロ
ップされたときに、情報画像72から位置情報を取得
し、メモリなどのRAMに設けられた位置情報記憶領域
31aに格納した後、格納した位置情報を地図表示シス
テム71に受け渡してもよいし、ドラッグ・アンド・ド
ロップなどによる指示を受け付ける前に、第二の管理領
域62に配された情報画像から位置情報を取得してお
き、HDDなどに設けられた位置情報記憶領域31aに
格納し、ドラッグ・アンド・ドロップされたときにその
情報画像に対応する位置情報を位置情報記憶領域31a
から読み出して地図表示システム71に受け渡してもよ
い。
【0149】なお、入力手段34による地図表示システ
ム71への情報提供指示は、上述したドラッグ・アンド
・ドロップに限られるものではなく、例えば、前述した
ような情報画像のメニュー66を開き、メニュー66に
示されたメニューAが選択された場合に、情報画像72
から取得された位置情報を地図表示システム71に受け
渡す構成としてもよい。また、ショートカットキーやコ
マンドメニューから選択・受け渡しの処理命令が入力さ
れる構成としてもよい。さらに、情報画像に記憶された
アクションコマンドなどの画像関連情報に基づき、その
アクションを選択することにより必要とする情報の抽
出、受け渡しなどが自動的に行われる構成としてもよ
い。
【0150】端末処理手段35は、位置情報を受け渡さ
れた地図表示システム71において、その位置情報を目
的地として設定する。ここで、情報画像72,73,7
4には、前述したように営業時間などが関連情報として
埋め込まれているので、メニュー66を開いて施設のサ
ービスを確認の上、目的地として設定することができ
る。
【0151】また、地図表示システム71において、目
的地までの最短ルート検索などを行う場合には、情報端
末装置30を使用しているユーザの自宅などの出発位置
を表す情報画像75を用いて、この情報画像75に格納
された位置情報を上述した情報画像72などの受け渡し
と同様に地図表示システムに対して受け渡す。端末処理
手段35は、受け渡された地図表示システムにおいて、
出発点を表示させる。このとき、情報画像75の位置情
報または情報画像識別情報などに出発点情報であること
を示す種別情報コードなどを付加して、目的地情報でな
いことを識別させる構成としてもよい。
【0152】なお、出発点の設定は、上述した情報画像
を用いた手法に限られるものではなく、入力手段34を
介して直接に地図表示システム71に入力する方法を採
用してもよい。
【0153】以上のように、施設の位置情報の提供を受
けた地図表示システム71は、その位置情報に対応する
地図上の箇所にアイコン画像などを表示する。
【0154】そして、端末処理手段35は、ルート情報
の要求を入力手段34を介して受け付けた場合には、受
け渡された出発点の位置情報および目的地の位置情報に
基づき、図5において破線で示したようなルート情報を
表示させる。必要に応じて、目的にまでの距離や高低差
などを表示させてもよい。
【0155】以上説明した情報端末装置30は、主に移
動しない状況での使用、例えば自宅やガソリンスタンド
などに設置された状況での使用を想定していたが、これ
に限られるものではなく、情報端末装置30自体がGP
Sシステムを搭載し、逐次、自己の現在地76を表示す
る構成としてもよい。
【0156】それ以外の構成としては、情報端末装置3
0を情報画像取得端末として用い、さらに車載のGPS
システムに情報画像またはその位置情報を受け渡す構成
も採用し得る。そのような一利用形態を図6に示す。図
6は、GPSシステムへの情報提供の一形態をしめす概
略模式図である。
【0157】図6では、PDAなどの携帯情報端末を情
報端末装置30として用い、この情報端末装置30の送
受信手段33に接続される通信手段82として携帯電話
などを使用する。この通信手段82を介して、無線通信
網83を経由してネットワーク10に接続し、情報画像
ファイル提供サーバ装置20やサーバ装置40にアクセ
スする。
【0158】ここで、情報端末装置30は、画像関連情
報として施設の位置情報が埋め込まれた情報画像を管理
する管理領域を、記憶手段31もしくは表示手段32に
展開し、その管理領域に情報画像を受け付ける。ここ
で、情報端末装置30は、GPSシステム81に目的地
情報を提供するための情報画像を取得すれば足りるの
で、前述したように表示手段32に管理領域の処理を表
示することは必須ではなく、記憶手段31において管理
領域が確保されれば足りる。
【0159】そして、必要とする情報画像を受け付けた
端末処理手段35は、管理領域に配された情報画像から
施設の位置情報を取得し、取得した位置情報を、前記位
置情報記憶領域に格納する。そして、端末処理手段35
は、GPSシステムに位置情報を提供する。位置情報の
提供は、前述したように情報画像として提供されてもよ
い。
【0160】なお、GPSシステム81への情報画像を
用いた位置情報の提供の方法としては、上述の方法に限
られるものではなく、CD−ROMなどの情報記録媒体
に情報画像を格納し、データ記憶媒体として提供しても
よい。
【0161】[情報画像の履歴管理]
【0162】上述した情報画像による施設の情報を提供
する場合、情報を提供した施設運営者側では、情報画像
の流通、頒布状況について確認することにより、より一
層、ユーザニーズに応えた情報提供が可能となる。この
ようなカスタマーサティスファクションを考慮した情報
提供を上述した情報画像の履歴管理を行うことで実現で
きる。
【0163】以下、情報画像の履歴管理について説明す
る。なお、前述した、情報端末装置30において実行さ
れる情報画像を取り扱うクライアントソフトウェアに
は、ユーザ毎あるいは情報端末装置30毎に固有の識別
情報(端末装置識別情報:クライアントID)が付与さ
れている。
【0164】以下、履歴管理における情報画像ファイル
提供サーバ装置20および情報端末装置30の動作につ
いて説明する。
【0165】情報画像ファイル提供サーバ装置20の処
理手段23は、通信手段22を介して、端末装置識別情
報として情報端末装置30のクライアントソフトウェア
の識別情報を取得するとともに、OSやサーバソフトウ
ェアを介してユーザのアクセス状況を示す情報を取得す
る。そして、処理手段23は、取得した端末装置識別情
報およびアクセス状況を示す情報を記憶手段11の所定
の領域に格納する。さらに、処理手段23は、情報端末
装置30のクライアントソフトウェアが取り扱う情報画
像の情報画像識別情報を、情報端末装置30から通信手
段22を介して取得し、記憶手段21の所定の領域に格
納する。続いて、処理手段23は、格納した情報画像識
別情報、端末装置識別情報、およびユーザのアクセス状
況を示す情報の対応関係を示すテーブル(生成ログ)を
作成し、作成した生成ログを記憶手段21の所定の領域
に記録する。この生成ログは、図7(a)に示したよう
に、アクセス元のIPアドレス、情報端末装置30がア
クセスしたサーバソフトウェアが動作しているホスト
名、アクセス日時、情報画像のファイル名、情報画像識
別情報等を含むものである。
【0166】これにより、生成ログを参照すれば、情報
画像に付加された情報画像識別情報と端末装置識別情
報、およびアクセス元IPアドレス、アクセス日時等の
ユーザのアクセス状況を示す情報を得ることができる。
したがって、ユーザのアクセス状況等の調査を比較的容
易に行うことができ、情報画像のネットワーク10にお
ける流通状態などの振る舞いを追跡する、すなわちトラ
ッキングすることもできる。
【0167】また、画像データの更新は、保存されてい
る画像データを、そのときの最新のものに更新するため
に行う。この更新処理は、例えばユーザからの指示に従
って実行してもよいし、画像データのファイルに記録さ
れている作成日等の情報に基づいて実行してもよい。さ
らには、所定間隔毎に自動的に実行するようにしてもよ
い。
【0168】端末処理手段35は、更新しようとする情
報画像から取得した情報画像識別情報に基づき、情報画
像ファイル提供サーバ装置20に情報画像の更新要求を
送信する。ここで、端末処理手段35は、更新要求とと
もに端末装置識別情報を情報画像ファイル提供サーバ装
置20へ送信する。
【0169】なお、更新時に情報画像識別情報のみを送
信するのではなく、情報画像ファイル全体のデータを送
信し、情報画像ファイル提供サーバ装置20側で受け取
ったデータに基づいて情報画像識別情報を取得するよう
にしてもよい。
【0170】更新要求を受けた情報画像ファイル提供サ
ーバ装置20の処理手段23は、更新要求がなされた情
報画像を生成する。このとき、ユーザからのアクセス状
況に応じた新たな情報画像識別情報を生成し、情報画像
に付加する。そして、処理手段23は、通信手段22を
介して情報端末装置30へ新たに生成された情報画像を
送信する。
【0171】この送信を受けた情報端末装置の端末処理
手段35は、クライアントソフトウェアにより実現され
る第二の管理領域に配された情報画像を更新する。
【0172】そして、情報画像ファイル提供サーバ装置
20の処理手段23は、情報端末装置30から送信され
た端末装置識別情報、およびOSおよびサーバソフトウ
ェアを介してユーザのアクセス状況を示す情報を取得
し、情報画像識別情報とユーザのアクセス状況を示す情
報の対応関係を示すテーブル(更新ログ)を作成する。
そして、処理手段23は、作成した更新ログを前述した
生成ログとは別に記憶手段21の所定の領域に記録す
る。
【0173】この更新ログの構造を図7(b)に示す。
生成ログと同様に、アクセス元のIPアドレス、新たに
識別情報が付加された場合にはその処理を行ったサーバ
装置のホスト名、アクセス日時(更新日時)、画像デー
タのファイル名、情報画像識別情報等を含む他、元の識
別情報を生成した情報画像ファイル提供サーバ装置20
を特定するための情報(提供サーバID)、ユーザある
いは当該ユーザが使用している情報端末装置30を特定
するためのクライアントID等をも含むものである。
【0174】これにより、この更新ログを参照すれば、
上述の生成ログによって得られるユーザのアクセス状況
に加えて、画像データの更新、ユーザあるいは情報端末
装置30を特定するための情報が得られる。すなわち、
情報画像の更新状況等を通してユーザの趣向等の調査を
も比較的容易に行うことができる。
【0175】また、更新ログを参照することにより、画
像データに付加された識別情報に対応するユーザあるい
は情報端末装置30を特定するための情報が得られるた
め、画像データの入手経路等をより正確に特定すること
ができる。
【0176】以上説明した情報画像が提供され、その情
報画像を生成し、管理するシステムや情報端末装置が提
供されることにより、店舗等の固定施設またはサーカス
などの巡回興行を一定期間に所定の場所で行うような場
合に、有効かつ安全に情報画像を情報提供媒体として活
用できるネットワークが実現できる。
【0177】また、情報画像に、ユーザのアクセス状況
に応じた固有の情報画像識別情報などを付加しておくこ
とにより、情報画像が盗用されても、上述の生成ログを
参照して情報画像の入手経路等を比較的容易に特定する
ことができる。このため、情報画像の盗用の抑止に効果
がある。加えて、従来のCookie等を使用した調査
と比較して、識別情報を確実に保持させることができ、
調査結果の信頼性を向上させることができる。
【0178】さらに、情報画像を位置情報提供媒体とし
てだけでなく、関連情報として宣伝情報を埋め込むこと
により、広告媒体として利用することもできる。この場
合、上述したような経路情報を用いたトラッキングによ
り、広告主はユーザの嗜好について、従来と比較してよ
り信頼性の高い調査結果を得ることができ、この調査結
果を用いることにより、各ユーザ個人のニーズに的確に
対応したワン・トゥ・ワンのサービスを提供することが
可能となる。
【0179】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、請求項1に記載の発明は、施設
を意味する画像を用い、その画像に位置情報や関連する
情報を埋め込むので、視覚的にその施設を容易に把握で
きるとともに、施設に関連する情報を画像と一体にした
形態で情報の授受を行うことができる。
【0180】また、請求項2乃至請求項4に記載の発明
は、施設を意味する画像を用い、その画像に位置情報や
関連する情報を埋め込んだ情報画像を生成できるので、
ユーザに対して、視覚的にその施設を容易に把握できる
とともに、施設に関連する情報を画像と一体にした形態
で施設の情報を提供することができる。
【0181】そして、請求項5、請求項7および請求項
9に記載の発明は、施設を意味する画像であって、その
画像に位置情報や関連する情報を埋め込んだ情報画像を
取得することができるので、施設に関連する情報を視覚
的にその施設を容易に把握できる画像と一体に取り扱う
ことができ、またその施設の位置情報を容易に取得する
ことができる。
【0182】加えて、請求項6、請求項8および請求項
10に記載の発明は、関連情報を参照して情報を選択で
き、ユーザにとって情報価値の高い施設の位置情報を得
ることができる。
【0183】以上説明したように、従来にない優れた、
情報画像ファイルを記憶したデータ構造記憶媒体、情報
画像ファイル提供システム、当該システムを動作させる
プログラム、当該プログラムを記録した記録媒体および
情報端末装置、当該端末装置を動作させるプログラム、
当該プログラムを記録した記録媒体を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る情報提供システムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】 本発明に係る情報画像のデータ構造を示す概
略図である。
【図3】 情報端末装置の表示手段に表示される表示画
面の構成図である。
【図4】 情報端末装置の表示手段に表示される表示画
面の構成図である。
【図5】 情報端末装置の表示手段に表示される表示画
面の構成図である。
【図6】 GPSシステムへの情報提供の一形態をしめ
す概略模式図である。
【図7】 履歴情報のテーブルの一例を示す図である。
図7(a)は生成ログを示し、図7(b)は更新ログを
示す。
【符号の説明】
10 ネットワーク 20 情報画像ファイル提供サーバ 21 記憶手段 21a 画像ファイル記憶領域 21b 画像関連情報記憶領域 22 通信手段 30 情報端末装置 31 記憶手段 31a ポインタ情報記憶領域 31b 送信情報記憶領域 32 表示手段 33 送受信手段 34 入力手段 35 端末処理手段 40 サーバ装置 41 記憶手段 42 通信手段 43 処理手段 51 開始部 52 画像データ部 53 注釈部 54 終了部 61 ウィンドウ(第一の管理領域) 62 ウィンドウ(第二の管理領域) 63 マウスポインタ 64 画像 65 情報画像 66 メニュー 71 地図表示システム 72 情報画像(レストランA) 73 情報画像(図書館B) 74 情報画像(博物館C) 75 情報画像(自宅) 76 現在位置表示アイコン 81 GPSシステム 82 通信手段 83 無線通信網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01C 21/00 G01C 21/00 A C G06T 1/00 200 G06T 1/00 200E 11/60 300 11/60 300 G08G 1/137 G08G 1/137 G09B 29/00 G09B 29/00 A F 29/10 29/10 A (72)発明者 遠藤 仁史 東京都品川区東五反田一丁目六番三号 東 京建物五反田ビル ヴィジョンアーツ株式 会社内 (72)発明者 藤川 泰文 東京都品川区東五反田一丁目六番三号 東 京建物五反田ビル ヴィジョンアーツ株式 会社内 (72)発明者 八田 斉明 東京都品川区東五反田一丁目六番三号 東 京建物五反田ビル ヴィジョンアーツ株式 会社内 Fターム(参考) 2C032 HB05 HB22 HB25 HC08 HC11 HC13 HC21 HC27 HD03 HD16 2F029 AA02 AB07 AB13 AC02 AC09 AC13 AC16 AC20 5B050 AA08 BA17 CA08 EA19 FA13 FA19 GA08 5B075 KK07 KK34 KK35 ND06 ND20 PQ02 PQ13 PQ32 UU14 5H180 AA01 BB05 CC12 FF05 FF13 FF22 FF32 FF38 (54)【発明の名称】 情報画像ファイルを記憶したデータ構造記憶媒体、情報画像ファイル提供システム、当該システ ムを動作させるプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体および情報端末装置、当該端末 装置を動作させるプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報端末装置により読み取り可能な情報
    画像ファイルを記憶した記憶媒体であって、 前記情報画像ファイルは、施設を判別可能な画像を備え
    るとともに、当該画像ファイルのデータストリーム中
    に、前記施設に関連する情報を画像関連情報として記憶
    しており、 当該画像関連情報は、前記情報端末装置が備える地図表
    示システムに応じた前記施設の位置情報を含むことを特
    徴とするデータ構造記憶媒体。
  2. 【請求項2】 情報の記憶手段、外部装置との通信手
    段、およびこれら各手段の動作を制御する情報の処理手
    段を備え、 前記記憶手段が、施設を判別可能な画像ファイルを記憶
    した画像ファイル記憶領域と、当該施設の位置情報を記
    憶した位置情報記憶領域とを備えた情報画像ファイル提
    供システムであって、 前記処理手段は、 a)前記画像ファイル記憶領域から画像ファイルを読み
    出すステップ、 b)当該画像ファイルが示す施設に応じた位置情報を前
    記位置情報記憶領域から読み出すステップ、 c)読み出した施設の位置情報を対応する前記施設を表
    す画像ファイルに埋め込み、当該施設の情報画像を作成
    するステップ、 を有することを特徴とする情報画像ファイル提供システ
    ム。
  3. 【請求項3】 情報の記憶手段、外部装置との通信手
    段、およびこれら各手段の動作を制御する情報の処理手
    段を備え、 前記記憶手段が、施設を判別可能な画像ファイルを記憶
    した画像ファイル記憶領域と、当該施設の位置情報を記
    憶した位置情報記憶領域とを備えた情報画像ファイル提
    供システムを動作させるためのプログラムであって、 前記処理手段は、 a)前記画像ファイル記憶領域から画像ファイルを読み
    出すステップ、 b)当該画像ファイルが示す施設に応じた位置情報を前
    記位置情報記憶領域から読み出すステップ、 c)読み出した施設の位置情報を対応する前記施設を表
    す画像ファイルに埋め込み、当該施設の情報画像を作成
    するステップ、 を有することを特徴とする情報画像ファイル提供システ
    ムを動作させるためのプログラム。
  4. 【請求項4】 情報の記憶手段、外部装置との通信手
    段、およびこれら各手段の動作を制御する情報の処理手
    段を備え、 前記記憶手段が、施設を判別可能な画像ファイルを記憶
    した画像ファイル記憶領域と、当該施設の位置情報を記
    憶した位置情報記憶領域とを備えた情報画像ファイル提
    供システムにおいて、 前記処理手段に、 a)前記画像ファイル記憶領域から画像ファイルを読み
    出すステップ、 b)当該画像ファイルが示す施設に応じた位置情報を前
    記位置情報記憶領域から読み出すステップ、 c)読み出した施設の位置情報を対応する前記施設を表
    す画像ファイルに埋め込み、当該施設の情報画像を作成
    するステップ、を実行させるためのプログラムを記録し
    た記録媒体。
  5. 【請求項5】 情報の記憶手段、情報の表示手段、外部
    装置との送受信手段、およびこれら各手段の動作を制御
    する情報の端末処理手段を備え、 前記記憶手段が、地図表示システムに応じた位置情報を
    記憶する位置情報記憶領域を備えた情報端末装置であっ
    て、 前記端末処理手段は、 a)画像関連情報として施設の位置情報が埋め込まれた
    情報画像を管理する管理領域を、前記記憶手段もしくは
    前記表示手段に展開するステップ、 b)当該管理領域に配された情報画像から前記施設の位
    置情報を取得するステップ、 c)取得した位置情報を、前記位置情報記憶領域に格納
    するステップ、を有することを特徴とする情報端末装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の情報端末装置であっ
    て、さらに、前記端末処理手段は、 情報画像に関連する関連情報を前記表示手段に表示させ
    るステップ、 管理領域に配された情報画像を選択するステップ、 を有し、当該選択した情報画像から前記位置情報を取得
    することを特徴とする情報端末装置。
  7. 【請求項7】 情報の記憶手段、情報の表示手段、外部
    装置との送受信手段、およびこれら各手段の動作を制御
    する情報の端末処理手段を備え、 前記記憶手段が、地図表示システムに応じた位置情報を
    記憶する位置情報記憶領域を備えた情報端末装置を動作
    させるためのプログラムであって、 前記端末処理手段は、 a)画像関連情報として施設の位置情報が埋め込まれた
    情報画像を管理する管理領域を、前記記憶手段もしくは
    前記表示手段に展開するステップ、 b)当該管理領域に配された情報画像から前記施設の位
    置情報を取得するステップ、 c)取得した位置情報を、前記位置情報記憶領域に格納
    するステップ、を有することを特徴とする情報端末装置
    を動作させるためのプログラム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のプログラムであって、
    さらに、前記端末処理手段は、 情報画像に関連する関連情報を前記表示手段に表示させ
    るステップ、 管理領域に配された情報画像を選択するステップ、 を有し、当該選択した情報画像から前記位置情報を取得
    することを特徴とするプログラム。
  9. 【請求項9】 情報の記憶手段、情報の表示手段、外部
    装置との送受信手段、およびこれら各手段の動作を制御
    する情報の端末処理手段を備え、 前記記憶手段が、地図表示システムに応じた位置情報を
    記憶する位置情報記憶領域を備えた情報端末装置におい
    て、 前記端末処理手段に、 a)画像関連情報として施設の位置情報が埋め込まれた
    情報画像を管理する管理領域を、前記記憶手段もしくは
    前記表示手段に展開するステップ、 b)当該管理領域に配された情報画像から前記施設の位
    置情報を取得するステップ、 c)取得した位置情報を、前記位置情報記憶領域に格納
    するステップ、を実行させるためのプログラムを記録し
    た記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の記録媒体であって、
    さらに、前記端末処理手段に、 情報画像に関連する関連情報を前記表示手段に表示させ
    るステップ、 管理領域に配された情報画像を選択するステップ、 を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記
    録媒体。
JP2001027566A 2001-02-02 2001-02-02 情報画像ファイルを記憶したデータ構造記憶媒体、情報画像ファイル提供システム、当該システムを動作させるプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体および情報端末装置、当該端末装置を動作させるプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体 Pending JP2002229994A (ja)

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