JP2002229911A - データ受信装置、データ受信方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

データ受信装置、データ受信方法、プログラムおよび記録媒体

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JP2002229911A
JP2002229911A JP2001029539A JP2001029539A JP2002229911A JP 2002229911 A JP2002229911 A JP 2002229911A JP 2001029539 A JP2001029539 A JP 2001029539A JP 2001029539 A JP2001029539 A JP 2001029539A JP 2002229911 A JP2002229911 A JP 2002229911A
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JP2001029539A
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Shigeki Hirooka
茂樹 弘岡
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不揮発性の記憶媒体の容量自体が少ない場
合、あるいは空き容量が少ない場合、不揮発性の記憶媒
体を使用することなく受信でき、しかも、多くの電子メ
ールを一度に受信できるデータ受信装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 ユーザによって設定されるユーザインタ
フェース設定画面で、電源OFF時に受信した電子メー
ルを消去するように設定したか否かを判別する(S3
1)。判別の結果、電子メールを消去しない場合、受信
する電子メールを保存する記憶媒体を不揮発性の記憶媒
体(NVRAM109)に設定する(S32)。一方、
電子メールを消去する場合、受信する電子メールを保存
する記憶媒体を揮発性の記憶媒体(RAM108)に設
定する(S33)。この結果、メールサーバから受信し
た電子メールの保存先は、揮発性の記憶媒体(RAM1
08)あるいは不揮発性の記憶媒体(NVRAM10
9)に切り替えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子メー
ルを受信するデータ受信装置、データ受信方法、プログ
ラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、受信した電子メールを保存する電
子メール受信装置では、受信した電子メールの保存先で
ある記憶領域は固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受信し
た電子メールを揮発性の記憶媒体に保存する場合、電源
断やリセット後などには、全ての電子メールが消失して
しまうという問題があった。
【0004】また、受信した電子メールを不揮発性の記
憶媒体に保存する場合、不揮発性の記憶媒体の容量自体
が少ない場合、あるいは空き容量が少ない場合、一度読
めば消失しても構わない電子メールも含め、全ての電子
メールを受信するので、メールサーバ上の電子メールを
一度に受信できない、あるいは全く受信できないという
問題があった。
【0005】そこで、本発明は、不揮発性の記憶媒体の
容量自体が少ない場合、あるいは空き容量が少ない場
合、不揮発性の記憶媒体を使用することなく受信でき、
しかも、多くの電子メールを一度に受信できるデータ受
信装置、データ受信方法、プログラムおよび記録媒体に
関する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のデータ受信装置は、受信したデータを記憶
媒体に保存するデータ受信装置において、前記受信した
データを記憶する不揮発性の記憶媒体と、前記受信した
データを記憶する揮発性の記憶媒体と、前記受信したデ
ータの保存先を前記不揮発性の記憶媒体および前記揮発
性の記憶媒体のいずれかに切り替える切替手段と、該切
り替えられた記憶媒体に前記受信したデータを保存する
保存手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】本発明のデータ受信方法は、受信したデー
タを記憶媒体に保存するデータ受信方法において、前記
受信したデータの保存先を不揮発性の記憶媒体および揮
発性の記憶媒体のいずれかに切り替える工程と、該切り
替えられた記憶媒体に前記受信したデータを保存する工
程とを有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のデータ受信装置、データ
受信方法、プログラムおよび記録媒体の実施の形態につ
いて説明する。本発明のデータ受信装置は、電子メール
端末に適用される。
【0009】[第1の実施形態]図1は第1の実施の形
態における電子メール端末の構成を示すブロック図であ
る。図において、100は電子メール端末である。10
1はLCDユニットであり、表示を行うLCD101a
およびユーザが入力を行うデジタイザ101bから構成
される。LCD101aおよびデジタイザ101bは、
表示画面上でユーザが操作を行うために、重なって一体
となっている。
【0010】102は電源状態やエラーの発生をユーザ
に通知するためのLEDである。103は画面表示のO
N/OFF切替、リセット用などのスイッチ群である。
104はサーバ等の外部と通信するための通信モジュー
ルである。105は各デバイスを制御するASIC等の
デバイスドライバである。106は信号のやり取りを行
うシステムバスである。107は演算および制御を司る
中央演算装置(CPU)である。108は作業領域およ
び電子メールの保存領域として使用する揮発性の主記憶
メモリ(RAM)である。
【0011】109は設定ファイルなど、電源をOFF
にした際に消えては困るデータを記憶しておくためのも
のであり、メールの保存領域として使用される不揮発性
メモリ(NVRAM)である。110はプログラムやフ
ォントデータが格納されたROMである。
【0012】図2は電子メール端末のメイン動作処理手
順を示すフローチャートである。この処理プログラムは
ROM110に格納されており、CPU107によって
実行される。まず、電子メール端末の初期化処理を行う
(ステップS1)。この後、処理終了が指示されたか否
かを判別する(ステップS2)。処理終了が指示された
場合、終了処理を行い(ステップS4)、本処理を終了
する。
【0013】一方、ステップS2で処理の終了以外が指
示された場合、通常の処理を行い(ステップS3)、ス
テップS2の処理に戻る。
【0014】図3はステップS3における通常処理手順
を示すフローチャートである。まず、ユーザが実行する
処理を選択し(ステップS11)、指示された処理を判
断する(ステップS12)。そして、指示に応じた以下
の処理を行って終了する。すなわち、指示された処理が
メールの受信である場合、メールサーバから電子メール
の受信処理を行い(ステップS13)、本処理を終了
し、メインの処理に復帰する。
【0015】一方、指示された処理がメールの選択であ
る場合、電子メールの選択処理を行い(ステップS1
4)、本処理を終了し、メインの処理に復帰する。また
一方、指示された処理がメールの不揮発性記憶媒体への
保存である場合、揮発性記憶媒体(RAM108)に保
存されている選択されたメールを不揮発性記憶媒体(N
VRAM109)に保存する処理を行い(ステップS1
5)、本処理を終了し、メインの処理に復帰する。また
一方、指示された処理がメールの削除である場合、選択
された電子メールの削除処理を行い(ステップS1
6)、処理を終了し、メインの処理に復帰する。
【0016】図4はステップS13における電子メール
の受信処理手順を示すフローチャートである。まず、受
信するメールを保存する記憶媒体を揮発性の記憶媒体
(RAM108)にするか、あるいは不揮発性の記憶媒
体(NVRAM109)にするかを決定する(ステップ
S21)。この記憶媒体の決定処理については後述す
る。この後、メールサーバへの接続とユーザ認証を行い
(ステップS22)、サーバ上の受信すべき最初のメー
ル番号を取得する(ステップS23)。
【0017】そして、受信すべきメールがサーバ上に存
在するか否かを判別し(ステップS24)、受信すべき
メールがサーバ上に存在しない場合、メールサーバとの
接続を解除し(ステップS27)、メールの受信処理を
終了する。
【0018】一方、ステップS24の判別の結果、受信
すべきメールがまだサーバ上に存在する場合、メールを
受信し、ステップS21で決定された記憶媒体に保存し
(ステップS25)、受信するメールをサーバ上の次の
メールとした後(ステップS26)、ステップS24の
処理に戻る。
【0019】図5は電子メール端末で不揮発性の記憶媒
体(NVRAM109)および揮発性の記憶媒体(RA
M108)のいずれに電子メールを保存するかを、ユー
ザが選択するためのユーザインタフェース設定画面を示
す図である。この設定画面では、設定項目であるチェッ
クボックス151に「電源OFF時に受信メールを消
去」がチェックされていない場合、受信した電子メール
は不揮発性の記憶媒体(NVRAM109)に保存され
る。一方、チェックされている場合、揮発性の記憶媒体
(RAM108)に保存される。尚、チェックされてい
る場合、文字列「電源OFF時に受信メールを消去」の
左側に設けられているチェックボックス151にチェッ
クマークが付けられている。
【0020】画面中央左側に設けられている「OK」ボ
タン152をクリックすることにより、画面上の設定値
の設定が実行され、その右側に設けられている「キャン
セル」ボタン153をクリックすることにより、画面上
の設定値が無効となる。
【0021】図6はステップS21における記憶媒体決
定処理手順を示すフローチャートである。ユーザが、図
5のユーザインタフェースにより、電源OFF時に受信
した電子メールを消去するように設定したか否かを判別
する(ステップS31)。判別の結果、電子メールを消
去しない場合、受信する電子メールを保存する記憶媒体
を不揮発性の記憶媒体(NVRAM109)に設定し
(ステップS32)、処理を終了する。一方、電子メー
ルを消去する場合、受信する電子メールを保存する記憶
媒体を揮発性の記憶媒体(RAM108)に設定し(ス
テップS33)、処理を終了する。
【0022】このように、ユーザの指示に応じて、メー
ルサーバから受信した電子メールを保存する領域を、揮
発性の記憶媒体(RAM108)と不揮発性の記憶媒体
(NVRAM109)とで切り替えることができる。
【0023】これにより、ユーザが任意に電子メールの
保存先を決定できる。また、不揮発性の記憶媒体の容量
あるいは空き容量が少ない場合でも、一度読めば消失し
ても構わない電子メールについては、不揮発性の記憶媒
体を使用することなく、受信できる。また、揮発性の記
憶媒体の容量が十分である場合、多くの電子メールを一
度に受信することが可能である。
【0024】尚、図4の処理では、ステップS21で記
憶媒体決定処理で記憶媒体を決定した後、全ての電子メ
ールを受信し、決定された記憶媒体に保存するようにし
ていたが、一通の電子メールを受信した後、つまり、ス
テップS23でメール番号を取得した後、記憶媒体を決
定し、決定された記憶媒体に保存するようにしてもよ
く、各メール毎に保存先を振り分けることが可能であ
る。この場合、予めユーザがメール番号等の情報により
保存先を決定しておく。これにより、メールの内容に応
じた保存処理を行うことができる。
【0025】[第2の実施形態]第2の実施形態の電子
メール端末は、前記第1の実施形態と同一の構成を有す
るので、その説明を省略し、ここでは、異なる動作処理
についてだけ説明する。尚、以後の実施形態においても
同じである。
【0026】図7は第2の実施形態におけるメールサー
バ上のメールを受信した後に削除するか否かをユーザが
設定するためのユーザインタフェース設定画面を示す図
である。この設定画面の設定項目である「取得時にサー
バからメールを削除」のチェックボックス161にチェ
ックがされていない場合、メールサーバ上のメールを受
信した後に、このメールを削除しない。一方、チェック
ボックス161にチェックがされている場合、メールサ
ーバ上のメールを受信した後に、このメールを削除す
る。
【0027】また、画面中央左側に設けられている「O
K」ボタン162をクリックすることにより、画面上の
設定値の設定が実行され、その右側に設けられている
「キャンセル」ボタン163をクリックすることによ
り、画面上の設定値が無効となる。
【0028】図8は第2の実施形態のステップS21に
おける記憶媒体決定処理手順を示すフローチャートであ
る。まず、ユーザが、図7のユーザインタフェースによ
り、メールサーバからメールを受信した際、このメール
をこのサーバ上から削除するように設定したか否かを判
別する(ステップS41)。
【0029】この判別の結果、メールを削除する設定で
ある場合、受信するメールを保存する記憶媒体を不揮発
性の記憶媒体(NVRAM109)に設定し(ステップ
S42)、処理を終了する。一方、ステップS41でメ
ールを削除しない設定である場合、受信するメールを保
存する記憶媒体を揮発性の記憶媒体(RAM108)に
設定し(ステップS43)、処理を終了する。
【0030】このように、第2の実施形態によれば、メ
ールサーバにメールを残すか否かの設定に応じて、メー
ルサーバから受信したメールを保存する領域を、揮発性
の記憶媒体(RAM108)と不揮発性の記憶媒体(N
VRAM109)とで切り替えることができる。
【0031】[第3の実施形態]図9は第3の実施形態
のメールサーバ上におけるメールを受信した後に削除す
るか否かをユーザが設定するためのユーザインタフェー
ス設定画面を示す図である。この設定画面では、メール
サーバから電子メール受信するプロトコルを選択する設
定項目の「受信プロトコル」において、「POP3」と
「IMAP4」のいずれかを選択できるようになってい
る。
【0032】図においては、ラジオボタン171がクリ
ックされ、「POP3」が選択されている。このよう
に、設定画面で「POP3」が選択されている場合、メ
ールサーバから電子メールを受信するプロトコルとし
て、RFC1939により定義されているPOP3を使
用する。一方、ラジオボタン172がクリックされ、
「IMAP4」が選択されている場合、メールサーバか
ら電子メールを受信するプロトコルとして、RFC20
60により定義されているIMAP4rev1を使用す
る。
【0033】ここで、IMAP4rev1はメールサー
バにユーザのメールを保持するプロトコルであるのに対
し、POP3はメールクライアントにユーザのメールを
保持するプロトコルである。画面中央左側にある「O
K」ボタン173をクリックすることにより、画面上の
設定値の設定が実行され、その右側の「キャンセル」ボ
タン174をクリックすることにより画面上の設定値が
無効となる。
【0034】図10は第3の実施形態のステップS21
における記憶媒体決定処理手順を示すフローチャートで
ある。まず、ユーザが、図9のユーザインタフェースに
より、メールサーバから電子メールを受信するプロトコ
ルとして、POP3およびIMAP4rev1のいずれ
を選択したかを判別する(ステップS51)。
【0035】この判別の結果、メール受信プロトコルと
して、POP3が選択された場合、受信するメールを保
存する記憶媒体を不揮発性の記憶媒体(NVRAM10
9)に設定し(ステップS52)、処理を終了する。一
方、メール受信プロトコルとして、IMAPrev1が
選択された場合、受信するメールを保存する記憶媒体を
揮発性の記憶媒体(RAM108)に設定し(ステップ
S53)、処理を終了する。
【0036】このように、第3の実施形態によれば、メ
ール受信プロトコルに応じて、メールサーバから受信し
たメールを保存する領域を、揮発性の記憶媒体(RAM
108)と不揮発性の記憶媒体(NVRAM109)と
で切り替えることができる。
【0037】[第4の実施形態]図11は第4の実施形
態における揮発性の記憶媒体(RAM108)に保存さ
れている電子メールをユーザが選択するためのユーザイ
ンタフェース画面を示す図である。図において、1行が
揮発性の記憶媒体に保存されている1つのメールに相当
する。
【0038】角丸の矩形181に囲まれたメールは選択
されている電子メールであることを示す。各電子メール
は、それぞれが占有する領域に対応するデジタイザ上の
領域がタップされる(触れられる)と、選択されていな
い状態の場合、選択される。一方、選択されている状態
の場合、その選択が解除される。
【0039】また、画面の最上段に記述されている「受
信箱」、「送信箱」、「保存メール」の見出しは、それ
ぞれ電子メールを入れておく、概念上の入れ物であるメ
ールボックスの名称である。メールサーバから受信し、
揮発性の記憶媒体(RAM108)に保存されている電
子メールは、メールボックス(受信箱)に入っている。
不揮発性の記憶媒体(NVRAM109)に保存されて
いる電子メールは、メールボックス「保存メール」に入
っている。
【0040】図12は第4の実施形態におけるメール選
択処理手順を示すフローチャートである。まず、ユーザ
が、図11のユーザインタフェースにより、タップした
点を含む領域を占有する電子メールが存在するか否かを
判別する(ステップS61)。この判別の結果、電子メ
ールが存在しない場合、処理を終了する。
【0041】一方、電子メールが存在する場合、この電
子メールを処理対象の電子メールに決定する(ステップ
S62)。そして、この電子メールが選択されている状
態にあるか否かを判別し(ステップS62)、選択され
ている状態にある場合、この電子メールを非選択状態に
し(ステップS64)、この処理を終了する。一方、選
択されていない状態にある場合、この電子メールを選択
状態にし(ステップS65)、この処理を終了する。
【0042】図13は第5の実施形態におけるメイン動
作処理手順を示すフローチャートである。まず、電子メ
ール端末の初期化処理を行う(ステップS81)。この
後、処理終了が指示されたか否かを判別する(ステップ
S82)。処理終了以外が指示された場合、通常の処理
を行い(ステップS83)、ステップS82の処理に戻
る。
【0043】一方、ステップS82の判別の結果、処理
終了が指示された場合、揮発性の記憶媒体揮発性の記憶
媒体(RAM108)の全メールを選択状態にした後
(ステップS84)、選択メールの不揮発性の記憶媒体
(NVRAM109)への保存処理を行う(ステップS
85)。そして、電子メール端末の終了処理を行い(ス
テップS86)、この処理を終了する。
【0044】図14はステップS85における電子メー
ルの不揮発性の記憶媒体(NVRAM109)への保存
処理手順を示すフローチャートである。まず、図11の
ユーザインタフェースにより、選択した電子メールが存
在するか否かを判別する(ステップS71)。この判別
の結果、選択された電子メールが存在しない場合、処理
を終了する。一方、この判別の結果、選択された電子メ
ールが存在する場合、この電子メールを不揮発性の記憶
媒体(NVRAM109)に保存し(ステップS7
2)、保存する電子メールを次の選択された電子メール
に設定し(ステップS73)、ステップS71の処理に
戻る。
【0045】このように、第4の実施形態よれば、必要
に応じて揮発性の記憶媒体(RAM108)に保存した
電子メールを不揮発性の記憶媒体(NVRAM109)
に移すことが可能となる。したがって、一度読めば消失
しても構わない電子メールについては、不揮発性の記憶
媒体(NVRAM109)を使用することなく、揮発性
の記憶媒体(RAM108)で受信し、その後に電子メ
ールを移動することで、不揮発性の記憶媒体(NVRA
M109)の容量を必要以上に多くすることなく抑える
ことができる。特に、ユーザによって電源の遮断が指示
された場合、電源が遮断される前に揮発性の記憶媒体
(RAM108)に保存されている電子メールを不揮発
性の記憶媒体(NVRAM109)に移動しておくこと
が効果的であり、揮発性の記憶媒体(RAM108)に
保存されている電子メールを誤って消失することを回避
できる。
【0046】以上が本発明の実施の形態の説明である
が、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるもの
ではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の
形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのよ
うなものであっても適用可能である。
【0047】例えば、上記各実施形態において、処理終
了の際に揮発性の記憶媒体(RAM108)に保存され
ている電子メールが消えてしまうことを、ユーザに警告
するようにしてもよい。
【0048】また、揮発性の記憶媒体(RAM108)
に保存されている電子メールの不揮発性の記憶媒体(N
VRAM109)への保存は、ユーザに確認を行った
後、ユーザが不揮発性の記憶媒体(NVRAM109)
に保存するように、指示した場合だけ行うようにしても
よい。
【0049】さらに、本発明は複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用してもよい
し、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0050】また、本発明は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した
記録媒体を用いて、システムあるいは装置にプログラム
を供給することによって達成される場合にも適用できる
ことはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出
されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実
現することになり、そのプログラムおよびこのプログラ
ムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0051】上記実施形態では、図2、図3、図4、図
6、図8、図10、図12、図13、図14のフローチ
ャートに示すプログラムコードは記憶媒体であるROM
に格納されている。プログラムコードを供給する記憶媒
体としては、ROMに限らず、例えばフロッピー(登録
商標)ディスク、ハードディスク、CD−ROM、CD
−R、DVD、磁気テープ、不揮発性のメモリカードな
どを用いることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザの指示、メール
サーバに電子メールを残すか否かの設定、あるいはメー
ル受信プロトコルに応じて、メールサーバから受信した
電子メールを保存する領域を、揮発性の記憶媒体と不揮
発性の記憶媒体とで切り替えることにより、不揮発性の
記憶媒体の容量自体が少ない場合、あるいは空き容量が
少ない場合、一度読めば消失しても構わない電子メール
を、不揮発性の記憶媒体を使用することなく受信でき、
揮発性の記憶媒体の容量が十分である場合、多くの電子
メールを一度に受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における電子メール端末の構
成を示すブロック図である。
【図2】電子メール端末のメイン動作処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】ステップS3における通常処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】ステップS13における電子メールの受信処理
手順を示すフローチャートである。
【図5】電子メール端末で不揮発性の記憶媒体(NVR
AM109)および揮発性の記憶媒体(RAM108)
のいずれに電子メールを保存するかを、ユーザが選択す
るためのユーザインタフェース設定画面を示す図であ
る。
【図6】ステップS21における記憶媒体決定処理手順
を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施形態におけるメールサーバ上のメー
ルを受信した後に削除するか否かをユーザが設定するた
めのユーザインタフェース設定画面を示す図である。
【図8】第2の実施形態のステップS21における記憶
媒体決定処理手順を示すフローチャートである。
【図9】第3の実施形態のメールサーバ上におけるメー
ルを受信した後に削除するか否かをユーザが設定するた
めのユーザインタフェース設定画面を示す図である。
【図10】第3の実施形態のステップS21における記
憶媒体決定処理手順を示すフローチャートである。
【図11】第4の実施形態における揮発性の記憶媒体
(RAM108)に保存されている電子メールをユーザ
が選択するためのユーザインタフェース画面を示す図で
ある。
【図12】第4の実施形態におけるメール選択処理手順
を示すフローチャートである。
【図13】第5の実施形態におけるメイン動作処理手順
を示すフローチャートである。
【図14】ステップS85における電子メールの不揮発
性の記憶媒体(NVRAM109)への保存処理手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 電子メール端末 101 LCDユニット 104 通信モジュール 107 CPU 108 揮発性の記憶媒体(RAM108) 109 不揮発性の記憶媒体(NVRAM109) 110 ROM

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したデータを記憶媒体に保存するデ
    ータ受信装置において、 前記受信したデータを記憶する不揮発性の記憶媒体と、 前記受信したデータを記憶する揮発性の記憶媒体と、 前記受信したデータの保存先を前記不揮発性の記憶媒体
    および前記揮発性の記憶媒体のいずれかに切り替える切
    替手段と、 該切り替えられた記憶媒体に前記受信したデータを保存
    する保存手段とを備えたことを特徴とするデータ受信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記データはメールサーバ装置から受信
    する電子メールであることを特徴とする請求項1記載の
    データ受信装置。
  3. 【請求項3】 ユーザの指示にしたがって、前記不揮発
    性の記憶媒体および前記揮発性の記憶媒体のいずれかを
    選択する選択手段を備え、 前記切替手段は、前記選択された記憶媒体に前記受信し
    た電子メールを保存することを特徴とする請求項2記載
    のデータ受信装置。
  4. 【請求項4】 前記電子メールを受信した後、前記メー
    ルサーバ装置上の電子メールを削除するように設定する
    削除設定手段と、 該削除設定手段により削除するように設定されているか
    否かを判別する設定判別手段とを備え、 前記切替手段は、前記削除するように設定されている場
    合、前記電子メールの保存先を前記不揮発性の記憶媒体
    に切り替え、削除しないように設定されている場合、前
    記電子メールの保存先を前記揮発性の記憶媒体に切り替
    えることを特徴とする請求項2記載のデータ受信装置。
  5. 【請求項5】 前記切替手段は、メール受信プロトコル
    が受信した電子メールを前記メールサーバ装置に保持す
    るプロトコルである場合、前記電子メールの保存先を揮
    発性の記憶媒体に切り替え、メール受信プロトコルが受
    信した電子メールを前記メールサーバ装置に保持しない
    プロトコルである場合、前記不揮発性の記憶媒体に切り
    替えることを特徴とする請求項2記載のデータ受信装
    置。
  6. 【請求項6】 前記揮発性の記憶媒体に保存された電子
    メールを選択する選択手段と、 該選択された電子メールを前記不揮発性の記憶媒体に移
    動する移動手段とを備えたことを特徴とする請求項2記
    載のデータ受信装置。
  7. 【請求項7】 電源を遮断する遮断手段を備え、 前記移動手段は、前記電源が遮断される前に前記揮発性
    の記憶媒体に保存されている電子メールを前記不揮発性
    の記憶媒体に移動することを特徴とする請求項6記載の
    データ受信装置。
  8. 【請求項8】 受信したデータを記憶媒体に保存するデ
    ータ受信方法において、 前記受信したデータの保存先を不揮発性の記憶媒体およ
    び揮発性の記憶媒体のいずれかに切り替える工程と、 該切り替えられた記憶媒体に前記受信したデータを保存
    する工程とを有することを特徴とするデータ受信方法。
  9. 【請求項9】 前記データはメールサーバ装置から受信
    する電子メールであることを特徴とする請求項8記載の
    データ受信方法。
  10. 【請求項10】 ユーザの指示にしたがって、前記不揮
    発性の記憶媒体および前記揮発性の記憶媒体のいずれか
    を選択する工程を有し、 前記切り替える工程では、前記選択された記憶媒体に前
    記受信した電子メールを保存することを特徴とする請求
    項9記載のデータ受信方法。
  11. 【請求項11】 前記電子メールを受信した後、前記メ
    ールサーバ装置上の電子メールを削除するように設定す
    る工程と、 該削除するように設定されているか否かを判別する工程
    とを有し、 前記切り替える工程では、前記削除するように設定され
    ている場合、前記電子メールの保存先を前記不揮発性の
    記憶媒体に切り替え、前記削除しないように設定されて
    いる場合、前記電子メールの保存先を前記揮発性の記憶
    媒体に切り替えることを特徴とする請求項9記載のデー
    タ受信方法。
  12. 【請求項12】 前記切り替える工程では、メール受信
    プロトコルが受信した電子メールを前記メールサーバ装
    置に保持するプロトコルである場合、前記電子メールの
    保存先を揮発性の記憶媒体に切り替え、メール受信プロ
    トコルが受信した電子メールを前記メールサーバ装置に
    保持しないプロトコルである場合、前記不揮発性の記憶
    媒体に切り替えることを特徴とする請求項9記載のデー
    タ受信方法。
  13. 【請求項13】 前記揮発性の記憶媒体に保存された電
    子メールを選択する工程と、 該選択された電子メールを前記不揮発性の記憶媒体に移
    動する工程とを有することを特徴とする請求項9記載の
    データ受信方法。
  14. 【請求項14】 電源を遮断する工程を有し、 前記移動する工程では、前記電源が遮断される前に前記
    揮発性の記憶媒体に保存されている電子メールを前記不
    揮発性の記憶媒体に移動することを特徴とする請求項1
    3記載のデータ受信方法。
  15. 【請求項15】 請求項8乃至14のいずれかに記載の
    データ受信方法を実現するためのプログラムコードを有
    するプログラム。
  16. 【請求項16】 請求項8乃至14のいずれかに記載の
    データ受信方法を実現するためのプログラムコードを保
    持する記録媒体。
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