JP2002229643A - 移動作業ロボット - Google Patents

移動作業ロボット

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JP2002229643A
JP2002229643A JP2001021140A JP2001021140A JP2002229643A JP 2002229643 A JP2002229643 A JP 2002229643A JP 2001021140 A JP2001021140 A JP 2001021140A JP 2001021140 A JP2001021140 A JP 2001021140A JP 2002229643 A JP2002229643 A JP 2002229643A
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Application number
JP2001021140A
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English (en)
Inventor
Miki Yasuno
幹 保野
Hidetaka Yabuuchi
秀隆 藪内
剛 ▲羽▼田野
Takeshi Hatano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い移動作業領域を移動する場合でも正確な
位置認識を行い、本体部を自動的に基地に誘導して待機
させ、不要な電力消費を抑制する。 【解決手段】 本体部1と、本体部1を監視する監視部
2と、本体部1が作業しないときに待機する基地部3と
を有し、基地部3に本体検知手段27を設け、本体部1
が移動を開始した後、監視部2が本体部1の位置を認識
し始めるので、本体部1の正確な位置を認識すると共
に、不要な電力消費を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機能を有し移
動しながら作業を行なう自走式掃除機や無人搬送車等の
移動作業ロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より作業機器に走行駆動手段やセン
サ類および本体部走行制御手段を付加して、自動的に作
業を行なう各種の移動作業ロボットが開発されている。
例えば自走式掃除機は、清掃機能として本体底部に吸込
みノズルやブラシなどを備え、移動機能として駆動およ
び操舵手段と、走行時に障害物を検知する障害物検知手
段と、位置を認識する位置認識手段とを備え、この障害
物検知手段によって清掃場所の周囲壁に沿って移動しつ
つ、位置認識手段によって清掃領域を認識し、その清掃
領域内を移動して清掃領域全体を清掃するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の移動作業ロボットでは、位置認識手段にジャ
イロセンサや走行距離センサなどの内界センサを用いた
相対位置認識を行なっているため、広い移動作業領域で
は位置計測誤差の累積が大きくなり移動経路がずれた
り、スタート点を見失うことがあった。したがって、例
えばスタート点に本体部の待機基地を設け、自動的に本
体を基地に誘導して待機させることは位置精度上かなり
難しかった。
【0004】清掃領域に障害物が存在する場合、掃除ロ
ボットが障害物を回避しながら清掃領域全体を隈無く塗
りつぶすように移動経路をあらかじめ決定することは難
しく、複雑な制御が必要であった。
【0005】そこで本発明は、障害物が存在する広い移
動作業領域を移動する場合でも正確な位置認識が可能と
なり移動経路のずれが少なく、本体部を自動的に基地に
誘導して待機させることができ自動充電や自動スタート
が可能で、不要な電力消費を抑制できる実用的な移動作
業ロボットを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の移動作業ロボットは、移動して作業
を行なう本体部と、この本体部を監視する監視部と、本
体部が作業しないときに待機する基地部とを有し、本体
部が移動を開始後監視部に通電するもので、本体部の走
行経路を外部から見た本体の位置情報に基づいて制御し
位置計測誤差が累積させず広い領域でも確実に移動させ
ると共に、監視部へは本体が移動を始めてから通電し監
視部での不要な電力消費量を低減させるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、移動して
作業を行なう本体部と、この本体部を監視する監視部
と、本体部が作業しないときに待機する基地部とを有
し、本体部が移動を開始後監視部に通電するもので、本
体部の走行経路を外部から見た本体の位置情報に基づい
て制御すると共に、監視部へは本体が移動を始めてから
通電することにより、障害物が存在する広い移動作業領
域を移動する場合でも正確な位置認識が可能となり移動
経路のずれが少なく、本体部を自動的に基地に誘導して
待機させることができ自動充電や自動スタートが可能
で、不要な電力消費を抑制することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、本体部は本体部を
移動させる駆動手段および操舵手段と、この駆動手段と
操舵手段とを制御し本体部の走行制御を行なう本体部走
行制御手段と、監視部からの信号を受信する本体部受信
手段と、外部に光を出す本体部発光手段とを有し、基地
部には外部に光を出す基地部発光手段と、本体部が基地
部から離れたことを検知する本体離脱検知手段と、前記
本体離脱検知手段から得られた情報信号を監視部に送信
する基地部部受信手段と配し、監視部には前記本体部の
移動領域の画像を入力する画像入力手段と、この画像入
力手段が入力した画像から前記本体部発光手段および基
地部発光手段の位置を認識する位置認識手段と、この位
置認識手段から得られた情報信号を前記本体部に送信す
ると共に基地部から送信された情報信号を受信する監視
部通信手段と、監視部に供給する電力を制御する監視部
電力制御手段を設け、前記走行前記監視部電力制御手段
は監視部通信手段が受信した基地部からの情報信号に基
づき監視部への電力供給を制御すると共に、制御手段は
前記本体部受信手段が受信した情報信号に基づき前記本
体部の走行経路を制御するもので、本体部が移動を開始
してから監視部に通電するので監視部での不要な電力消
費を低減できる。また、監視部は本体部発光手段および
基地部発光手段の両方の発光をとらえ位置認識手段がこ
の両者の位置を認識するから、本体部は確実に基地部に
戻って待機することができる。
【0009】請求項3記載の発明は、本体部は本体部を
移動させる駆動手段および操舵手段と、この駆動手段と
操舵手段とを制御し本体部の走行制御を行なう本体部走
行制御手段と、監視部からの信号を受信する本体部受信
手段と、外部に光を出す本体部発光手段とを有し、基地
部には外部に光を出す基地部発光手段と、本体部が基地
部に待機していることを検知する本体部検知手段と、前
記本体部検知手段から得られた情報信号を監視部に送信
する基地部部受信手段と配し、監視部には前記本体部の
移動領域の画像を入力する画像入力手段と、この画像入
力手段が入力した画像から前記本体部発光手段および基
地部発光手段の位置を認識する位置認識手段と、この位
置認識手段から得られた情報信号を前記本体部に送信す
ると共に基地部から送信された情報信号を受信する監視
部通信手段と、監視部に供給する電力を制御する監視部
電力制御手段を設け、前記監視部電力制御手段は監視部
通信手段が受信した基地部からの情報信号に基づき監視
部への電力供給を停止すると共に、前記本体部走行制御
手段は前記本体部受信手段が受信した情報信号に基づき
前記本体部の走行経路を制御するもので、監視部は本体
部発光手段および基地部発光手段の両方の発光をとらえ
位置認識手段がこの両者の位置を認識するから、本体部
は確実に基地部に戻って待機することができる。また、
本体部が基地部に戻って待機すると監視部への通電を停
止するので監視部での不要な電力消費を低減できる。
【0010】請求項4記載の発明は、基地部の本体離脱
検知手段は本体部が基地部に待機していることを検知す
る本体部検知手段を兼ねると共に、監視部電力制御手段
は監視部通信手段が受信した基地部からの情報信号に基
づき監視部への電力供給を停止するもので、監視部には
本体部が基地部から離れて移動しているときのみ電力を
供給するので、監視部での不要な電力消費を低減でき
る。また、本体離脱検知手段が本体部検知手段を兼ねる
のでコンパクトな基地部を実現できる。
【0011】請求項5記載の発明は、基地部は基地部に
供給する電力を制御する基地部電力制御手段を有し、基
地部電力制御手段は通常本体離脱検知手段のみに電力を
供給すると共に、本体離脱検知手段が本体離脱を検知し
たときのみ基地部全体に電力を供給するもので、本体部
が基地部に待機しているときは本体部が基地部から離脱
したことを検知するための本体離脱検知手段にのみ電力
を供給し、本体部が基地部を離脱した後は基地部全体に
電力を供給するから、基地部での不要な電力消費を低減
できる。
【0012】請求項6記載の発明は、基地部電力制御手
段は本体離脱検知手段が本体離脱を検知後本体部検知手
段が本体待機を検知したとき基地部への電力供給を停止
するもので、本体部が基地部に戻って待機すると基地部
への通電を停止するので基地部での不要な電力消費を低
減できる。
【0013】請求項7記載の発明は、本体部は基地部電
力制御手段と連動する本体部電力制御手段を有し、本体
部に電力が供給されると同時に基地部本体離脱検知手段
に電力を供給するので、本体部に通電され本体部が作業
開始すると同時に本体部が基地部から離脱したことを検
知するための本体離脱検知手段にのみ電力を供給するの
で、基地部での不要な電力消費を低減できる。
【0014】請求項8記載の発明は、本体部電力制御手
段は基地部本体離脱検知手段が本体離脱を検知後本体部
検知手段が本体待機を検知したとき本体部への電力供給
を停止するもので、本体部が作業を終了し基地部に戻っ
て待機状態になると本体部での電力消費が停止されるの
で、本体部での不要な電力消費を低減できる。また、作
業開始を指示すれば作業終了後自動電源オフするので、
使用者の作業を低減できる。
【0015】請求項9記載の発明は、本体部と監視部と
基地部の通信手段は、電波または光または超音波を用い
て情報信号を送信するもので、監視部と本体部および基
地部の物理的な接続が無く、本体部に制約の無い移動動
作をさせることができる。
【0016】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例を自走式
掃除機に応用した場合を例にとって、図1〜図7に基づ
いて説明する。
【0017】図1は本実施例の全体外観構成を示す。1
は移動しながら清掃を行なう本体部で、清掃領域の床面
A上を移動する。2は本体部1および基地部3を監視す
る監視部で、清掃領域の天井部に設置され床面A全体を
俯瞰するようになっている。
【0018】本体部1の構成を図2に示す。4,5は左
右の駆動モータで、それぞれの出力軸は左右の減速機
6,7を介して左右の走行輪8,9を駆動する。この左
駆動モータ4と右駆動モータ5を独立に回転制御するこ
とにより本体部1を移動させるもので、駆動手段および
操舵手段を兼ねている。10は各種入力に応じて左右の
駆動モータ4,5を制御し本体部1の走行制御を行なう
本体部走行制御手段で、マイクロコンピュータおよびそ
の他制御回路からなる。11は本体部1の上面に取付け
たランプやLED等からなる本体部発光手段で、回路基
板12の本体部発光制御手段13により点滅制御され
る。本体部発光手段11には赤外光を発光するものを使
用している。この本体部発光手段11は本体部1の左右
中央の走行輪8,9から離れた位置に設けている。1
4,15は障害物検知センサで、本体部1の前方および
側方の障害物までの距離を光により検知するようになっ
ている。16は床面を掃除する清掃ノズルで、吸込み口
には回転ブラシなどからなるアジテータ17が設けら
れ、ファンモータ18で発生させた真空圧によりゴミを
吸引する。前記アジテータ17はノズルモータ19によ
り伝動ベルト20を介して回転駆動される。21は電池
などからなる電源で、本体部1内に電力を供給する。本
体部電源スイッチ22は、押されると本体部電力制御手
段23により本体部1に電源20から電力を供給すると
共に、機構的に連動して基地部3の基地部電源スイッチ
24を押すようになっている。
【0019】基地部3は本体部1が作業しないときに待
機するステーションで、清掃領域の隅部等に設置され、
本体部1の作業終了時などに本体部1の電源21の充電
を行なう。25は充電端子で、待機中に本体部1の受電
端子26と接続して基地部3の充電器から本体部1の電
源21に電力を供給する。図3および4に示すように、
本体部1が基地部3に待機する際左の走行輪8が停止す
る箇所の下方には本体部検知手段27が設けられてい
る。本体1が所定の場所に静止し待機しているときは本
体部検知片28が左走行輪8により下方に付勢され接点
29、30が接触し、本体1が基地部3から離れている
ときには本体部検知片28がバネ31の力により上方に
付勢され接点29、30が離れた状態になる。この接点
29、30の接触・非接触にともなう回路の導通・遮断
により本体部1の有無、つまり本体部1が基地部3に待
機状態か基地部3を離れて作業中かを検知できるように
なっている。
【0020】基地部電源スイッチ24は既述のように本
体部電源スイッチ22が押されると機構的に連動して押
され、マイクロコンピュ−タおよびその他制御回路から
なる基地部電力制御手段32により本体部検知手段27
にのみ通電される。図5のシステム構成図に示すよう
に、基地部3がこの本体部検知手段27により本体離脱
を検知すると、基地部電力制御手段32により基地部3
全体に電力が供給され、基地部通信手段33により監視
部2に本体部検知手段27が検知した情報信号を送信す
る。その後基地部3がこの本体部検知手段27により本
体待機を検知すると、基地部通信手段33により本体部
1に本体部検知手段27が検知した情報信号を送信し、
基地部電力制御手段32により基地部3への電力供給が
停止される。このとき本体部受信手段34が、基地部通
信手段33からの情報信号を受信すると本体部電力制御
手段23が本体部1への電力供給を停止するようになっ
ている。
【0021】35は基地部発光手段で、本体部発光手段
11と同様のものからなり監視部2に対して光を出す。
基地部発光手段35は、基地部通信手段33が受信した
情報信号に応じて基地部発光制御手段36により点滅制
御される。
【0022】監視部2は、基地部3近傍に設けられたC
CDやCMOSセンサ等の撮像素子とレンズなどからな
る画像入力手段37を有しており、本体部発光手段1
1、基地部発光手段35を含む床面A全体の画像を入力
する。
【0023】画像入力手段37のレンズ部には赤外光だ
けをよく通すフィルタが設けられ、本体部発光手段1
1、基地部発光手段35以外から入力される光をできる
だけ遮断して、照明や太陽光などの影響を受けにくくし
ている。この画像入力手段37の画像データは位置認識
手段38で演算処理され、その結果を監視部通信手段3
9により本体部1および基地部3に送信する。この送信
データは本体部1では回路基板12の本体部受信手段3
4で、基地部3では基地部通信手段33により受信され
る。また監視部電力制御手段40は、監視部通信手段3
9が受信した基地部通信手段33からの情報信号が、本
体離脱の場合は監視部2への電力供給を開始し、本体待
機の場合は監視部2への電力供給を停止する。
【0024】本実施例では、この監視部2と本体部1と
基地部3の間の通信には電波を用いた無線方式にしてい
る。
【0025】次に、監視部2が画像入力手段37を用い
て本体部1および基地部3の位置を検出する動作につい
て説明する。
【0026】前述したように、監視部2は清掃領域の天
井部などの床面A全体を俯瞰する位置に設置され、画像
入力手段37により本体部発光手段11および基地部発
光手段35を含む床面A全体の画像を入力する。したが
って、例えば本体部1が停止した状態で本体部発光手段
11のみが点灯している場合は、画像入力手段37には
本体部発光手段11が点灯している本体部1と基地部発
光手段35が消灯している基地部3および床面Aやその
周辺の画像が入力される。本実施例では、本体部発光手
段11が点灯している画像と本体部発光手段11が消灯
している画像の2つの画像データから、位置認識手段3
8がこの両データの差分をとって本体部発光手段11の
画像を抽出し、画像面に対する位置座標を検出する。同
様に基地部発光手段35が点灯している画像と基地部発
光手段35が消灯している画像の2つの画像データから
基地部発光手段35の画像を抽出し画像面に対する位置
座標を検出する。そして、この検出位置に基いた情報を
基地部通信手段33により本体部受信手段34および基
地部通信手段33に同じ信号を同時に送信する。
【0027】図6は、本体部1および基地部3におい
て、それぞれ本体部発光制御手段13が本体部発光手段
11を、基地部発光制御手段36が基地部発光手段35
を点滅させるタイミングを示すものである。まず基地部
通信手段33から送信された情報信号40を本体部受信
手段34が受信すると本体部発光制御手段13は本体部
発光手段11を点灯状態41にする。同時に、これを基
地部通信手段33が受信すると基地部発光制御手段36
は基地部発光手段35を消灯状態42にする。監視部2
の画像入力手段37は、基地部通信手段33が送信動作
を行なう毎に画像を入力するようになっており、このと
き本体部発光手段11のみが点灯している画像を入力す
る。次に情報信号43を本体部受信手段34が受信する
と本体部発光制御手段13は本体部発光手段11を消灯
状態44にする。このとき画像入力手段37は本体部発
光手段11と基地部発光手段35の両方が消灯している
画像を入力する。上記2つの画像データから本体部発光
手段11の位置が検出できる。同様に、情報信号45を
受信すると本体部発光制御手段13は本体部発光手段1
1を消灯状態44のままにし、同時に基地部通信手段3
3がこれを受信すると基地部発光制御手段36は基地部
発光手段35を点灯状態46にする。次に情報信号47
を受信すると本体部発光制御手段36は本体部発光手段
11を消灯状態44のままにし、基地部通信手段33が
これを受信すると基地部発光制御手段36は基地部発光
手段35を消灯状態48にする。このそれぞれの状態の
画像データから基地部発光手段34の位置が検出でき
る。このような動作を数10msec毎に繰り返すことによ
り、本体部1が走行中であっても本体部発光手段11と
基地部発光手段35の両方の位置が検出できるものであ
る。
【0028】基地部通信手段33は、本体部発光手段1
1と基地部発光手段35の2つの位置座標を情報信号と
して送信するようになっている。
【0029】なお、本体部発光手段11は本体部1の左
右中央の走行輪8,9から離れた位置に設けているのは
本体部1の方向変化により本体部発光手段11の位置座
標変化を大きくするためであり、本体部発光手段11の
位置座標を逐次処理することにより本体部1の向いてい
る方向も分かる。
【0030】以上のような構成において、本実施例の全
体動作について説明する。
【0031】図7に示すように、基地部3に本体部1を
待機させた状態で運転を開始させる。掃除を開始させる
ために使用者が本体部電源スイッチ22を押すと、本体
部電力制御手段23により本体部1に電源20から電力
が供給され、同時に本体部電源スイッチ22と機構的に
連動している基地部3の基地部電源スイッチ24が押さ
れる。基地部3はマイクロコンピュ−タおよびその他制
御回路からなる基地部電力制御手段32により本体部検
知手段27にのみ通電される。このとき本体部1は障害
物検知センサ13,14で周囲の障害物を検知し、本体
部走行制御手段10が左右の駆動モータ4,5を回転制
御して移動を始める。基地部3では、本体部検知手段2
7の本体部検知片28がバネ31の力により上方に付勢
され接点29,30が離れた状態になり、これらの接点
29,30による回路は遮断され本体部1が基地部を離
れて作業中であることを検知する。
【0032】基地部3の本体部検知手段27が本体部1
の基地部3からの離脱を検知したので、基地部電力制御
手段32により基地部3全体に電力が供給され、続いて
基地部通信手段33により本体部検知手段27が検知し
た情報信号が監視部2に送信される。
【0033】監視部2では監視部通信手段39が本体離
脱の情報信号を受信するので、監視部電力制御手段40
が監視部2への電力供給を開始し、画像入力手段37は
位置認識手段38へ画像情報の入力を始める。
【0034】一方本体1は、清掃ノズル16のノズルモ
ータ19およびファンモータ18が作動し、アジテータ
17で床面のゴミを掻き上げながら吸引して清掃を行な
う。本体部1は、障害物検知センサ14,15で前方お
よび左右の壁までの距離を測定しながら、移動経路aに
示すように清掃領域全体の清掃作業を行なう。このと
き、本体部走行制御手段の内部では監視部2から送信さ
れる本体部発光手段11の位置座標データを移動マップ
として記憶し、未清掃部分があるかどうかを判断して移
動制御を行なっていく。このようにして、移動マップ上
で未清掃箇所がなくなった地点(b点)で本体部1は停
止し、清掃作業を終了する。この清掃動作モードが終わ
ると、次は移動経路cのように基地部3に戻るためのリ
ターン動作モードに切り替わる。
【0035】この動作モードでは、本体部走行制御手段
10は監視部2から送信される本体部発光手段11と基
地部発光手段35の2つの位置座標を比較し本体部1が
基地部3に戻るように制御する。すなわち、監視部2か
ら情報信号が送信される毎に本体部1の現在地から基地
部3までの距離と方向を計算し、障害物センサ14,1
5からの入力を処理しながらこの方向に本体部1が向
き、かつ距離が小さくなるように走行制御を行なう。こ
のようにして、本体部1が基地部3の一定距離以内に近
づくと本体部走行制御手段10は本体部1の方向を反転
させて受電端子26が基地部3の充電端子25と接続す
るように基地部3とドッキングさせる。
【0036】このとき基地部3の本体部検知片28が左
走行輪8により下方に付勢され接点29、30が接触
し、これら接点29、30による回路の導通により本体
部検知手段27は本体部1が基地部に待機状態にあると
検知する。基地部通信手段33により本体部1および監
視部2に、本体部1待機の情報信号を送信した後基地部
電力制御手段32により基地部3への電力供給が停止さ
れる。この情報信号を受信した本体部1および監視部2
はそれぞれの電力制御手段によりすべての電力供給が停
止する。
【0037】本体部1と基地部3がドッキングすると、
電源20は基地部3の充電器から電力が供給され充電が
開始する。このように作業が終了すれば自動的に電源2
0の充電が行なわれるので、面倒な充電操作が不要にな
りいつでも清掃作業が再開できるものである。
【0038】なお、本実施例では本体部発光手段11と
基地部発光手段24を点滅させるタイミングを図4に示
すものにしているが、要は本体部発光手段11のみを点
灯状態、基地部発光手段24のみを点灯状態、両方の発
光手段を消灯状態が交互に組み合わせられたパターンで
あれば良く、これに限定されるものではない。
【0039】
【発明の効果】以上のように、請求項1から9に記載の
発明によれば、本体部の正確な位置認識を行い、本体部
を自動的かつずれの少ない移動経路で基地に誘導して待
機させることができると共に、不要な電力消費を抑制す
ることができる。また監視部と本体部および基地部の物
理的な接続が無く本体部の移動動作の制約を解消でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である自走式掃除機の外
観斜視図
【図2】同、本体部の構造を示すブロック図
【図3】同本体部が基地部に待機時の基地部本体検知手
段の状態を示す要部断面図
【図4】同本体部が清掃作業時の基地部本体検知手段の
状態を示す要部断面図
【図5】同、システム構成を示すブロック図
【図6】同、本体部の発光手段の動作を示すタイミング
チャ−ト
【図7】同、清掃動作を示す動作説明図同、システム構
成を示すブロック図
【符号の説明】
1 本体部 2 監視部 3 基地部 4 左駆動モ−タ(駆動手段、操舵手段) 5 右駆動モ−タ(駆動手段、操舵手段) 10 本体部走行制御手段 11 本体部発光手段 23 本体部電力制御手段 27 本体部検知手段 32 基地部電力制御手段 33 基地部通信手段 34 本体部受信手段 35 基地部発光手段 37 画像入力手段 38 位置認識手段 39 監視部通信手段 40 監視部電力制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B25J 13/08 B25J 13/08 A 19/00 19/00 F (72)発明者 ▲羽▼田野 剛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B057 DA00 3C007 AS15 CS08 CY02 HS09 HS27 KT01 KT06 KX19 LT06 WA16 WC20 5H301 BB05 BB11 BB14 DD01 GG08 GG09 HH10 KK08 KK10 QQ04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動して作業を行なう本体部と、この本
    体部を監視する監視部と、前記本体部が作業しないとき
    に待機する基地部を有し、前記本体部が移動を開始後、
    前記監視部に通電する移動作業ロボット。
  2. 【請求項2】 本体部は本体部を移動させる駆動手段お
    よび操舵手段と、この駆動手段と操舵手段とを制御し前
    記本体部の走行制御を行なう本体部走行制御手段と、監
    視部からの信号を受信する本体部受信手段と、外部に光
    を出す本体部発光手段を有し、基地部には外部に光を出
    す基地部発光手段と、前記本体部が前記基地部から離れ
    たことを検知する本体離脱検知手段と、前記本体離脱検
    知手段から得られた情報信号を前記監視部に送信する基
    地部送信手段と配し、前記監視部には前記本体部の移動
    領域の画像を入力する画像入力手段と、この画像入力手
    段が入力した画像から前記本体部発光手段および前記基
    地部発光手段の位置を認識する位置認識手段と、この位
    置認識手段から得られた情報信号を前記本体部に送信す
    ると共に前記基地部から送信された情報信号を受信する
    監視部通信手段と、前記監視部に供給する電力を制御す
    る監視部電力制御手段を設け、前記監視部電力制御手段
    は前記監視部通信手段が受信した前記基地部からの情報
    信号に基づき前記監視部への電力供給を制御すると共
    に、前記本体部走行制御手段は前記本体部受信手段が受
    信した情報信号に基づき前記本体部の走行経路を制御す
    る請求項1記載の移動作業ロボット。
  3. 【請求項3】 本体部は本体部を移動させる駆動手段お
    よび操舵手段と、この駆動手段と操舵手段とを制御し本
    体部の走行制御を行なう本体部走行制御手段と、監視部
    からの信号を受信する本体部受信手段と、外部に光を出
    す本体部発光手段を有し、基地部には外部に光を出す基
    地部発光手段と、前記本体部が前記基地部に待機してい
    ることを検知する本体部検知手段と、前記本体部検知手
    段から得られた情報信号を前記監視部に送信する基地部
    送信手段を配し、前記監視部には前記本体部の移動領域
    の画像を入力する画像入力手段と、この画像入力手段が
    入力した画像から前記本体部発光手段および前記基地部
    発光手段の位置を認識する位置認識手段と、この位置認
    識手段から得られた情報信号を前記本体部に送信すると
    共に前記基地部から送信された情報信号を受信する監視
    部通信手段と、前記監視部に供給する電力を制御する監
    視部電力制御手段を設け、前記監視部電力制御手段は前
    記監視部通信手段が受信した前記基地部からの情報信号
    に基づき前記監視部への電力供給を停止すると共に、前
    記本体部走行制御手段は前記本体部受信手段が受信した
    情報信号に基づき前記本体部の走行経路を制御する請求
    項1記載の移動作業ロボット。
  4. 【請求項4】 基地部の本体離脱検知手段は本体部が基
    地部に待機していることを検知する本体部検知手段を兼
    ねると共に、監視部電力制御手段は監視部通信手段が受
    信した基地部からの情報信号に基づき監視部への電力供
    給を停止する請求項2記載の移動作業用ロボット。
  5. 【請求項5】 基地部は基地部に供給する電力を制御す
    る基地部電力制御手段を有し、基地部電力制御手段は通
    常本体離脱検知手段のみに電力を供給すると共に、本体
    離脱検知手段が本体離脱を検知したときのみ基地部全体
    に電力を供給する構成の請求項1または2または4記載
    の移動作業ロボット。
  6. 【請求項6】 基地部電力制御手段は本体離脱検知手段
    が本体離脱を検知後本体部検知手段が本体待機を検知し
    たとき基地部への電力供給を停止する請求項5記載の移
    動作業ロボット。
  7. 【請求項7】 本体部は基地部電力制御手段と連動する
    本体部電力制御手段を有し、本体部に電力が供給される
    と同時に基地部本体離脱検知手段に電力を供給する請求
    項5または6記載の移動作業ロボット。
  8. 【請求項8】 本体部電力制御手段は基地部本体離脱検
    知手段が本体離脱を検知後本体部検知手段が本体待機を
    検知したとき本体部への電力供給を停止する請求項7記
    載の移動作業ロボット。
  9. 【請求項9】 本体部と監視部と基地部の通信手段は、
    電波または光または超音波を用いて情報信号を送信する
    請求項1から8のいずれか一項に記載の移動作業ロボッ
    ト。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7031805B2 (en) 2003-02-06 2006-04-18 Samsung Gwangju Electronics Co., Ltd. Robot cleaner system having external recharging apparatus and method for docking robot cleaner with external recharging apparatus
JP2007087393A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Samsung Electronics Co Ltd 表示装置とその駆動方法及び駆動装置
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