JP2002229380A - 定着装置およびそれを用いた画像形成装置 - Google Patents
定着装置およびそれを用いた画像形成装置Info
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- JP2002229380A JP2002229380A JP2001028473A JP2001028473A JP2002229380A JP 2002229380 A JP2002229380 A JP 2002229380A JP 2001028473 A JP2001028473 A JP 2001028473A JP 2001028473 A JP2001028473 A JP 2001028473A JP 2002229380 A JP2002229380 A JP 2002229380A
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- fixing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】定着ローラの表面温度を正確に検知できる定着
装置およびそれを用いた画像形成装置を提供する。 【解決手段】熱ローラ11内に誘導加熱コイル20を配
置する。コイル線22を軸線回りに巻回したボビン21
内に、複数のコア27を配置する。搬送されてくる記録
用紙が小サイズの場合、ボビン21の両端部に配置した
コア27aを、熱ローラ11の通紙領域Sに対応する位
置を加熱するように内側に変位させる。コア27aの変
位に連動して、第1サーミスタ26aを通紙領域Sの端
部近傍に対応する位置の熱ローラ11の表面温度を検知
するように右側に変位させる(図5(b))。
装置およびそれを用いた画像形成装置を提供する。 【解決手段】熱ローラ11内に誘導加熱コイル20を配
置する。コイル線22を軸線回りに巻回したボビン21
内に、複数のコア27を配置する。搬送されてくる記録
用紙が小サイズの場合、ボビン21の両端部に配置した
コア27aを、熱ローラ11の通紙領域Sに対応する位
置を加熱するように内側に変位させる。コア27aの変
位に連動して、第1サーミスタ26aを通紙領域Sの端
部近傍に対応する位置の熱ローラ11の表面温度を検知
するように右側に変位させる(図5(b))。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録シート上に転
写された未定着トナー像を定着させるための定着装置お
よびそれを用いた画像形成装置に関する。
写された未定着トナー像を定着させるための定着装置お
よびそれを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来、電子写真方式の画像形成装置は、例
えば感光体、現像装置、転写装置および定着装置を含
む。定着装置は、一般的に1対の定着ローラを含む。1
対の定着ローラは、例えば所定の定着温度に加熱される
熱ローラと、熱ローラに対して所定の定着圧力で圧接さ
れる圧ローラとからなる。感光体によりトナー像が転写
された記録用紙は、これらの定着ローラ対間を通過する
ことにより、トナー粒子が溶融されて定着される。
えば感光体、現像装置、転写装置および定着装置を含
む。定着装置は、一般的に1対の定着ローラを含む。1
対の定着ローラは、例えば所定の定着温度に加熱される
熱ローラと、熱ローラに対して所定の定着圧力で圧接さ
れる圧ローラとからなる。感光体によりトナー像が転写
された記録用紙は、これらの定着ローラ対間を通過する
ことにより、トナー粒子が溶融されて定着される。
【0003】熱ローラの加熱方式の1つに、IH(Indu
ction Heating)方式がある。図6は、本願の発明者ら
により改良されたIH方式の定着装置8Aの構成を説明
するための模式図である。熱ローラ11は、例えば円筒
状で、鉄やステンレスなどの強磁性体により形成されて
いる。熱ローラ11は、用紙搬送方向に直交する水平方
向に延びており、その内部には誘導加熱コイル20Aが
軸線方向に延びている。
ction Heating)方式がある。図6は、本願の発明者ら
により改良されたIH方式の定着装置8Aの構成を説明
するための模式図である。熱ローラ11は、例えば円筒
状で、鉄やステンレスなどの強磁性体により形成されて
いる。熱ローラ11は、用紙搬送方向に直交する水平方
向に延びており、その内部には誘導加熱コイル20Aが
軸線方向に延びている。
【0004】誘導加熱コイル20Aは、円筒状のボビン
21と、ボビン21の外周面に軸線回りに巻回(ラジア
ル巻き)されたコイル線22とを含む。コイル線22は
例えば銅線などからなり、高周波電流が印加されること
により高周波磁界が発生するようになっている。この高
周波磁界により、熱ローラ11に誘導渦電流が発生し、
熱ローラ11自体の材質固有抵抗によって熱ローラ11
そのものがジュール発熱されるようになっている。
21と、ボビン21の外周面に軸線回りに巻回(ラジア
ル巻き)されたコイル線22とを含む。コイル線22は
例えば銅線などからなり、高周波電流が印加されること
により高周波磁界が発生するようになっている。この高
周波磁界により、熱ローラ11に誘導渦電流が発生し、
熱ローラ11自体の材質固有抵抗によって熱ローラ11
そのものがジュール発熱されるようになっている。
【0005】ボビン21内には、例えば自己発熱しにく
く磁束を通しやすいフェライトからなる複数のコア41
が配列されている。複数のコア41のうちボビン21の
両端部に配置されたコア41aは、誘導加熱コイル20
Aによる誘導加熱領域が熱ローラ11に搬送されてくる
記録用紙の通紙領域L、Sに対応するように軸線方向に
変位可能とされている。図6(a)は、記録用紙のサイ
ズが大サイズ(例えばA4横通し(297mm))の場
合を示しており、熱ローラ11は、誘導加熱コイル20
Aの両端部から発生した磁束42により、大サイズの記
録用紙の通紙領域Lに対応する位置が加熱される。図6
(b)は、記録用紙のサイズが小サイズ(例えばA4縦
通し(210mm))の場合を示しており、熱ローラ1
1は、コア41の端部から発生した磁束43により、小
サイズの記録用紙の通紙領域Sに対応する位置が加熱さ
れる。
く磁束を通しやすいフェライトからなる複数のコア41
が配列されている。複数のコア41のうちボビン21の
両端部に配置されたコア41aは、誘導加熱コイル20
Aによる誘導加熱領域が熱ローラ11に搬送されてくる
記録用紙の通紙領域L、Sに対応するように軸線方向に
変位可能とされている。図6(a)は、記録用紙のサイ
ズが大サイズ(例えばA4横通し(297mm))の場
合を示しており、熱ローラ11は、誘導加熱コイル20
Aの両端部から発生した磁束42により、大サイズの記
録用紙の通紙領域Lに対応する位置が加熱される。図6
(b)は、記録用紙のサイズが小サイズ(例えばA4縦
通し(210mm))の場合を示しており、熱ローラ1
1は、コア41の端部から発生した磁束43により、小
サイズの記録用紙の通紙領域Sに対応する位置が加熱さ
れる。
【0006】記録用紙を連続して搬送すると、記録用紙
を搬送した部分の熱ローラ11の熱が記録用紙に奪われ
るので、これを補うためにコイル線22に更に多くの電
流を流すように制御される。熱ローラ11の通紙領域
L、Sに対応する位置を加熱するようにボビン21の両
端部に配置されたコア41aを変位させることにより、
熱ローラ11の両端部の記録用紙を搬送しない部分の表
面温度が上昇するのを防ぐことができるようになってい
る。
を搬送した部分の熱ローラ11の熱が記録用紙に奪われ
るので、これを補うためにコイル線22に更に多くの電
流を流すように制御される。熱ローラ11の通紙領域
L、Sに対応する位置を加熱するようにボビン21の両
端部に配置されたコア41aを変位させることにより、
熱ローラ11の両端部の記録用紙を搬送しない部分の表
面温度が上昇するのを防ぐことができるようになってい
る。
【0007】熱ローラ11の軸線方向の左端部の外周面
には、熱ローラ11の左端部の表面温度を検知するため
の第1サーミスタ44aが当接されている。第1サーミ
スタ44aは、通紙領域Lの左側に隣接して固定されて
いる。熱ローラ11の軸線方向の中央部付近の外周面に
は、熱ローラ11の中央部の表面温度を検知するための
第2サーミスタ44bが当接されている。第2サーミス
タ44bは、通紙領域Lおよび通紙領域Sのいずれの通
紙領域内にも含まれる位置に固定されている。
には、熱ローラ11の左端部の表面温度を検知するため
の第1サーミスタ44aが当接されている。第1サーミ
スタ44aは、通紙領域Lの左側に隣接して固定されて
いる。熱ローラ11の軸線方向の中央部付近の外周面に
は、熱ローラ11の中央部の表面温度を検知するための
第2サーミスタ44bが当接されている。第2サーミス
タ44bは、通紙領域Lおよび通紙領域Sのいずれの通
紙領域内にも含まれる位置に固定されている。
【0008】サーミスタ44a、44bによる検知結果
は図示しない制御部へと送られ、この検知結果に基づい
て制御部はコイル線22に印加する電流を調節する。こ
れにより、熱ローラ11の通紙領域L、Sにおける表面
温度が所定の定着温度(例えば190℃)で軸方向に均
一となるように制御される。
は図示しない制御部へと送られ、この検知結果に基づい
て制御部はコイル線22に印加する電流を調節する。こ
れにより、熱ローラ11の通紙領域L、Sにおける表面
温度が所定の定着温度(例えば190℃)で軸方向に均
一となるように制御される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サーミ
スタ44aは固定されているので、小サイズの記録用紙
を搬送する場合、温度が低下した熱ローラ11の左端部
の表面温度を検知することとなる(図6(b)参照)。
したがって、通紙領域Sの両端部の温度を予測しなけれ
ばならず、正確に検知できないおそれがある。また、サ
ーミスタ44a、44bは固定されているので、熱ロー
ラ11の軸線方向の所定位置に常に当接している。した
がって、熱ローラ11が回転することにより、この当接
する部分の熱ローラ11の外周面が荒れて、サーミスタ
44a、44bの検知面にトナーが付着しやすくなる場
合がある。この場合、熱ローラ11の表面温度を正確に
検知できないおそれがあると共に、熱ローラ11および
サーミスタ44a、44bの寿命が短くなるおそれがあ
る。
スタ44aは固定されているので、小サイズの記録用紙
を搬送する場合、温度が低下した熱ローラ11の左端部
の表面温度を検知することとなる(図6(b)参照)。
したがって、通紙領域Sの両端部の温度を予測しなけれ
ばならず、正確に検知できないおそれがある。また、サ
ーミスタ44a、44bは固定されているので、熱ロー
ラ11の軸線方向の所定位置に常に当接している。した
がって、熱ローラ11が回転することにより、この当接
する部分の熱ローラ11の外周面が荒れて、サーミスタ
44a、44bの検知面にトナーが付着しやすくなる場
合がある。この場合、熱ローラ11の表面温度を正確に
検知できないおそれがあると共に、熱ローラ11および
サーミスタ44a、44bの寿命が短くなるおそれがあ
る。
【0010】定着処理の際、記録用紙が熱ローラ11の
外周面に付着する場合がある。熱ローラ11の外周面に
は、熱ローラ11に付着した記録用紙を熱ローラ11か
ら剥離するための複数(例えば4つ)の剥離爪45が摺
接するように固定されている。各サイズの記録用紙に対
応する位置に剥離爪45を設けることにより、何れのサ
イズの記録用紙でも熱ローラ11から確実に剥離するこ
とができる。しかしながら、剥離爪45は固定されてい
るので、熱ローラ11の軸線方向の所定位置に常に摺接
している。したがって、熱ローラ11が回転することに
より、この摺接する部分の熱ローラ11の外周面に形成
されたコーティングが削れる場合がある。この場合、熱
ローラ11の寿命が短くなるおそれがある。
外周面に付着する場合がある。熱ローラ11の外周面に
は、熱ローラ11に付着した記録用紙を熱ローラ11か
ら剥離するための複数(例えば4つ)の剥離爪45が摺
接するように固定されている。各サイズの記録用紙に対
応する位置に剥離爪45を設けることにより、何れのサ
イズの記録用紙でも熱ローラ11から確実に剥離するこ
とができる。しかしながら、剥離爪45は固定されてい
るので、熱ローラ11の軸線方向の所定位置に常に摺接
している。したがって、熱ローラ11が回転することに
より、この摺接する部分の熱ローラ11の外周面に形成
されたコーティングが削れる場合がある。この場合、熱
ローラ11の寿命が短くなるおそれがある。
【0011】また、熱ローラ11が回転することにより
剥離爪45が摺接する部分の熱ローラ11の外周面が荒
れて、剥離爪45にトナーが付着しやすくなる場合があ
る。この場合、剥離爪45の先端が熱ローラ11の外周
面から離間して、記録用紙を確実に剥離することができ
ないおそれがあると共に、剥離爪45の寿命が短くなる
おそれがある。本発明は、かかる背景のもとでなされた
もので、定着ローラの表面温度を正確に検知できる定着
装置およびそれを用いた画像形成装置を提供することを
目的とする。
剥離爪45が摺接する部分の熱ローラ11の外周面が荒
れて、剥離爪45にトナーが付着しやすくなる場合があ
る。この場合、剥離爪45の先端が熱ローラ11の外周
面から離間して、記録用紙を確実に剥離することができ
ないおそれがあると共に、剥離爪45の寿命が短くなる
おそれがある。本発明は、かかる背景のもとでなされた
もので、定着ローラの表面温度を正確に検知できる定着
装置およびそれを用いた画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0012】また、構成部材の寿命を長くすることがで
きる定着装置およびそれを用いた画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
きる定着装置およびそれを用いた画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するための請求項1記載の発明は、未定着トナ
ー像を担持した記録シートを加熱および加圧しつつ搬送
することによって、トナー像を記録シートに定着させる
定着ローラと、上記定着ローラ内に配置され、この定着
ローラを誘導加熱するための磁界を発生するコイルと、
上記コイル内に設けられ、上記定着ローラの軸線方向に
沿って変位可能に設けられたコアと、上記コイルによる
誘導加熱領域を上記定着ローラに搬送されてくる記録シ
ートの通紙領域に対応させるために、上記コアを変位さ
せるコア駆動手段と、上記定着ローラの軸線方向に沿っ
て変位可能に設けられ、上記定着ローラの端部近傍の表
面温度を検知するための端部温度センサと、上記コア駆
動手段によるコアの変位に連動して、上記通紙領域の端
部近傍に対応する上記定着ローラの表面温度を検知する
ように上記端部温度センサを上記定着ローラの軸線方向
に沿って変位させる端部温度センサ駆動手段とを含むこ
とを特徴とする定着装置である。
的を達成するための請求項1記載の発明は、未定着トナ
ー像を担持した記録シートを加熱および加圧しつつ搬送
することによって、トナー像を記録シートに定着させる
定着ローラと、上記定着ローラ内に配置され、この定着
ローラを誘導加熱するための磁界を発生するコイルと、
上記コイル内に設けられ、上記定着ローラの軸線方向に
沿って変位可能に設けられたコアと、上記コイルによる
誘導加熱領域を上記定着ローラに搬送されてくる記録シ
ートの通紙領域に対応させるために、上記コアを変位さ
せるコア駆動手段と、上記定着ローラの軸線方向に沿っ
て変位可能に設けられ、上記定着ローラの端部近傍の表
面温度を検知するための端部温度センサと、上記コア駆
動手段によるコアの変位に連動して、上記通紙領域の端
部近傍に対応する上記定着ローラの表面温度を検知する
ように上記端部温度センサを上記定着ローラの軸線方向
に沿って変位させる端部温度センサ駆動手段とを含むこ
とを特徴とする定着装置である。
【0014】この構成によれば、端部温度センサがコア
駆動手段によるコアの変位に連動して変位することによ
り、搬送されてくる記録シートの通紙領域の端部近傍に
対応する位置の定着ローラの表面温度を検知することが
できる。したがって、定着ローラの表面温度を正確に検
知することができる。請求項2記載の発明は、未定着ト
ナー像を担持した記録シートを加熱および加圧しつつ搬
送することによって、トナー像を記録シートに定着させ
る定着ローラと、上記定着ローラ内に配置され、この定
着ローラを誘導加熱するための磁界を発生するコイル
と、上記コイル内に設けられ、上記定着ローラの軸線方
向に沿って変位可能に設けられたコアと、上記コイルに
よる誘導加熱領域を上記定着ローラに搬送されてくる記
録シートの通紙領域に対応させるために、上記コアを変
位させるコア駆動手段と、上記定着ローラの軸線方向に
沿って変位可能に設けられ、上記定着ローラの表面に摺
接する摺接部材と、上記コア駆動手段によるコアの変位
に連動して、上記摺接部材を上記定着ローラの軸線方向
に沿って変位させる摺接部材駆動手段とを含むことを特
徴とする定着装置である。
駆動手段によるコアの変位に連動して変位することによ
り、搬送されてくる記録シートの通紙領域の端部近傍に
対応する位置の定着ローラの表面温度を検知することが
できる。したがって、定着ローラの表面温度を正確に検
知することができる。請求項2記載の発明は、未定着ト
ナー像を担持した記録シートを加熱および加圧しつつ搬
送することによって、トナー像を記録シートに定着させ
る定着ローラと、上記定着ローラ内に配置され、この定
着ローラを誘導加熱するための磁界を発生するコイル
と、上記コイル内に設けられ、上記定着ローラの軸線方
向に沿って変位可能に設けられたコアと、上記コイルに
よる誘導加熱領域を上記定着ローラに搬送されてくる記
録シートの通紙領域に対応させるために、上記コアを変
位させるコア駆動手段と、上記定着ローラの軸線方向に
沿って変位可能に設けられ、上記定着ローラの表面に摺
接する摺接部材と、上記コア駆動手段によるコアの変位
に連動して、上記摺接部材を上記定着ローラの軸線方向
に沿って変位させる摺接部材駆動手段とを含むことを特
徴とする定着装置である。
【0015】この構成によれば、摺接部材がコア駆動手
段によるコアの変位に連動して変位することにより、摺
接部材が定着ローラに当接する位置が移動する。したが
って、定着ローラが回転することにより、定着ローラの
外周面のうち摺接部材が当接する部分が局所的に荒れる
のを防止できる。これにより、定着ローラおよび摺接部
材の寿命を長くすることができる。請求項3記載の発明
は、上記摺接部材は、上記定着ローラの端部近傍の表面
温度を検知するための端部温度センサを含むことを特徴
とする請求項2記載の定着装置である。
段によるコアの変位に連動して変位することにより、摺
接部材が定着ローラに当接する位置が移動する。したが
って、定着ローラが回転することにより、定着ローラの
外周面のうち摺接部材が当接する部分が局所的に荒れる
のを防止できる。これにより、定着ローラおよび摺接部
材の寿命を長くすることができる。請求項3記載の発明
は、上記摺接部材は、上記定着ローラの端部近傍の表面
温度を検知するための端部温度センサを含むことを特徴
とする請求項2記載の定着装置である。
【0016】この構成によれば、端部温度センサがコア
駆動手段によるコアの変位に連動して変位することによ
り、端部温度センサが定着ローラに当接する位置が移動
する。したがって、定着ローラが回転することにより、
定着ローラの外周面のうち端部温度センサが当接する部
分が局所的に荒れるのを防止できる。これにより、端部
温度センサの検知面にトナーが付着しやすくなるのを防
止でき、定着ローラの表面温度を正確に検知することが
できると共に、定着ローラおよび端部温度センサの寿命
を長くすることができる。
駆動手段によるコアの変位に連動して変位することによ
り、端部温度センサが定着ローラに当接する位置が移動
する。したがって、定着ローラが回転することにより、
定着ローラの外周面のうち端部温度センサが当接する部
分が局所的に荒れるのを防止できる。これにより、端部
温度センサの検知面にトナーが付着しやすくなるのを防
止でき、定着ローラの表面温度を正確に検知することが
できると共に、定着ローラおよび端部温度センサの寿命
を長くすることができる。
【0017】また、請求項4記載の発明は、上記摺接部
材は、上記定着ローラの軸線方向中央部付近の温度を検
知するための中央部温度センサを含むことを特徴とする
請求項2または3記載の定着装置である。この構成によ
れば、中央部温度センサがコア駆動手段によるコアの変
位に連動して変位することにより、中央部温度センサが
定着ローラに当接する位置が移動する。したがって、定
着ローラが回転することにより、定着ローラの外周面の
うち中央部温度センサが当接する部分が局所的に荒れる
のを防止できる。これにより、中央部温度センサの検知
面にトナーが付着しやすくなるのを防止でき、定着ロー
ラの表面温度を正確に検知することができると共に、定
着ローラおよび中央部温度センサの寿命を長くすること
ができる。
材は、上記定着ローラの軸線方向中央部付近の温度を検
知するための中央部温度センサを含むことを特徴とする
請求項2または3記載の定着装置である。この構成によ
れば、中央部温度センサがコア駆動手段によるコアの変
位に連動して変位することにより、中央部温度センサが
定着ローラに当接する位置が移動する。したがって、定
着ローラが回転することにより、定着ローラの外周面の
うち中央部温度センサが当接する部分が局所的に荒れる
のを防止できる。これにより、中央部温度センサの検知
面にトナーが付着しやすくなるのを防止でき、定着ロー
ラの表面温度を正確に検知することができると共に、定
着ローラおよび中央部温度センサの寿命を長くすること
ができる。
【0018】請求項5記載の発明は、上記摺接部材は、
上記通紙領域内おいて上記定着ローラの表面に摺接し、
この定着ローラの表面から記録シートを剥離するための
剥離爪を含むことを特徴とする請求項2ないし4のいず
れかに記載の定着装置である。この構成によれば、剥離
爪がコア駆動手段によるコアの変位に連動して変位する
ことにより、剥離爪が定着ローラに摺接する位置が移動
する。したがって、定着ローラが回転することにより、
定着ローラの外周面のうち剥離爪が摺接する部分のコー
ティングが局所的に削れるのを防止できる。これによ
り、定着ローラの寿命が長くすることができる。
上記通紙領域内おいて上記定着ローラの表面に摺接し、
この定着ローラの表面から記録シートを剥離するための
剥離爪を含むことを特徴とする請求項2ないし4のいず
れかに記載の定着装置である。この構成によれば、剥離
爪がコア駆動手段によるコアの変位に連動して変位する
ことにより、剥離爪が定着ローラに摺接する位置が移動
する。したがって、定着ローラが回転することにより、
定着ローラの外周面のうち剥離爪が摺接する部分のコー
ティングが局所的に削れるのを防止できる。これによ
り、定着ローラの寿命が長くすることができる。
【0019】また、定着ローラが回転することにより剥
離爪が摺接する部分の定着ローラの外周面が荒れて、剥
離爪にトナーが付着しやすくなるのを防止できる。した
がって、剥離爪の先端が定着ローラの外周面から離間す
るのを防止でき、記録シートを確実に剥離することがで
きると共に、剥離爪の寿命を長くすることができる。さ
らに、剥離爪を記録シートの各サイズに対応して複数個
設けなくてよいので、部品点数を削減することができ
る。
離爪が摺接する部分の定着ローラの外周面が荒れて、剥
離爪にトナーが付着しやすくなるのを防止できる。した
がって、剥離爪の先端が定着ローラの外周面から離間す
るのを防止でき、記録シートを確実に剥離することがで
きると共に、剥離爪の寿命を長くすることができる。さ
らに、剥離爪を記録シートの各サイズに対応して複数個
設けなくてよいので、部品点数を削減することができ
る。
【0020】上記剥離爪は、対をなしていて、上記通紙
領域の両端部付近において上記定着ローラの表面に摺接
することが好ましい。また、請求項6記載の発明は、感
光体表面に形成された静電潜像をトナー像に現像して、
このトナー像を記録シートに転写することにより、記録
シート上に未定着トナー像を形成する画像形成部と、上
記未定着トナー像を記録シートに定着させるための請求
項1ないし5のいずれかに記載の定着装置とを含むこと
を特徴とする画像形成装置である。
領域の両端部付近において上記定着ローラの表面に摺接
することが好ましい。また、請求項6記載の発明は、感
光体表面に形成された静電潜像をトナー像に現像して、
このトナー像を記録シートに転写することにより、記録
シート上に未定着トナー像を形成する画像形成部と、上
記未定着トナー像を記録シートに定着させるための請求
項1ないし5のいずれかに記載の定着装置とを含むこと
を特徴とする画像形成装置である。
【0021】この構成によれば、上記効果を奏する定着
装置を用いた画像形成装置を提供することができる。上
記コイルは、上記定着ローラの軸線回りに巻回されてい
てもよいし、上記定着ローラの軸線と直交する方向の回
りに巻回されていてもよい。
装置を用いた画像形成装置を提供することができる。上
記コイルは、上記定着ローラの軸線回りに巻回されてい
てもよいし、上記定着ローラの軸線と直交する方向の回
りに巻回されていてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下には、図面を参照して、本発
明の実施形態について具体的に説明する。図1は、本発
明の一実施形態に係る定着装置8が適用された画像形成
装置1の内部構成を示す要部概略断面図である。画像形
成装置1は、例えばデジタル複写機であって、メインチ
ャージャ2により感光体ドラム3の表面が一様に帯電さ
れ、図示しない画像読取部で読み取られた画像に基づい
てLSU(レーザ走査ユニット)4により感光体ドラム
3の表面が選択的に露光されて、感光体ドラム3の表面
にいわゆる静電潜像が書き込まれる。その後、現像装置
5により静電潜像がトナー像に現像され、転写装置6に
よりトナー像が記録用紙に転写される。記録用紙は、図
示しない給紙部から所定のタイミングで転写装置6へと
導かれるようになっている。
明の実施形態について具体的に説明する。図1は、本発
明の一実施形態に係る定着装置8が適用された画像形成
装置1の内部構成を示す要部概略断面図である。画像形
成装置1は、例えばデジタル複写機であって、メインチ
ャージャ2により感光体ドラム3の表面が一様に帯電さ
れ、図示しない画像読取部で読み取られた画像に基づい
てLSU(レーザ走査ユニット)4により感光体ドラム
3の表面が選択的に露光されて、感光体ドラム3の表面
にいわゆる静電潜像が書き込まれる。その後、現像装置
5により静電潜像がトナー像に現像され、転写装置6に
よりトナー像が記録用紙に転写される。記録用紙は、図
示しない給紙部から所定のタイミングで転写装置6へと
導かれるようになっている。
【0023】メインチャージャ2、感光体ドラム3、L
SU4、現像装置5および転写装置6は、一連の画像形
成部を構成している。トナー像が転写された後の記録用
紙7は、定着装置8へと導かれる。定着装置8は、上下
に配置された1対の定着ローラ11、12を含む。この
1対の定着ローラ11、12は、例えば所定の定着温度
に加熱される熱ローラ11と、熱ローラに対して所定の
定着圧力で圧接される圧ローラ12とからなる。これら
の定着ローラ対11、12間を記録用紙7が通過するこ
とにより、記録用紙7に転写されたトナー粒子が加熱お
よび加圧されて溶融され、記録用紙7上に定着される。
SU4、現像装置5および転写装置6は、一連の画像形
成部を構成している。トナー像が転写された後の記録用
紙7は、定着装置8へと導かれる。定着装置8は、上下
に配置された1対の定着ローラ11、12を含む。この
1対の定着ローラ11、12は、例えば所定の定着温度
に加熱される熱ローラ11と、熱ローラに対して所定の
定着圧力で圧接される圧ローラ12とからなる。これら
の定着ローラ対11、12間を記録用紙7が通過するこ
とにより、記録用紙7に転写されたトナー粒子が加熱お
よび加圧されて溶融され、記録用紙7上に定着される。
【0024】定着装置8により定着処理を受けた記録用
紙7は、排出ローラ対9を通って画像形成装置1の外部
に排出されるようになっている。図2は、定着装置8の
構成を示す概略側面図である。熱ローラ11は円筒状
で、例えば鉄やステンレスなどの強磁性体により形成さ
れている。熱ローラ11は、用紙搬送方向Aに直交する
水平方向に延びており、その内部には誘導加熱コイル2
0が軸線方向に延びている。
紙7は、排出ローラ対9を通って画像形成装置1の外部
に排出されるようになっている。図2は、定着装置8の
構成を示す概略側面図である。熱ローラ11は円筒状
で、例えば鉄やステンレスなどの強磁性体により形成さ
れている。熱ローラ11は、用紙搬送方向Aに直交する
水平方向に延びており、その内部には誘導加熱コイル2
0が軸線方向に延びている。
【0025】誘導加熱コイル20は、いわゆるIH方式
で熱ローラ11を発熱するものであって、円筒状のボビ
ン21と、ボビン21の外周面に軸線回りに巻回(ラジ
アル巻き)されたコイル線22とを含む。コイル線22
は例えば銅線からなり、高周波電流が印加されることに
より、高周波磁界が発生するようになっている。この高
周波磁界により、熱ローラ11に誘導渦電流が発生し、
熱ローラ11自体の材質固有抵抗によって熱ローラ11
そのものがジュール発熱されるようになっている。
で熱ローラ11を発熱するものであって、円筒状のボビ
ン21と、ボビン21の外周面に軸線回りに巻回(ラジ
アル巻き)されたコイル線22とを含む。コイル線22
は例えば銅線からなり、高周波電流が印加されることに
より、高周波磁界が発生するようになっている。この高
周波磁界により、熱ローラ11に誘導渦電流が発生し、
熱ローラ11自体の材質固有抵抗によって熱ローラ11
そのものがジュール発熱されるようになっている。
【0026】熱ローラ11は、その軸線回りに回転自在
であるように保持されている。熱ローラ11は、例えば
図示しない複数のギアを介してモータに連結されてお
り、画像形成装置1の運転時には、図2において矢印で
示す方向に回転駆動される。誘導加熱コイル20は熱ロ
ーラ11から分離して保持されており、熱ローラ11が
回転駆動されても誘導加熱コイル20は回転しないよう
になっている。圧ローラ12は、例えば円筒状で、熱ロ
ーラ11に対して平行に延びている。圧ローラ12は、
その軸線回りに回転自在であるように保持されており、
その外周面が熱ローラ11の外周面に所定の定着圧力で
圧接されているために、熱ローラ11の回転に伴って、
図2において矢印で示す方向に回転する。本実施形態で
は、圧ローラ12内には誘導加熱コイル20が配設され
ていないが、圧ローラ12の内部にも、熱ローラ11と
同様に誘導加熱コイル20が配設されていてもよい。
であるように保持されている。熱ローラ11は、例えば
図示しない複数のギアを介してモータに連結されてお
り、画像形成装置1の運転時には、図2において矢印で
示す方向に回転駆動される。誘導加熱コイル20は熱ロ
ーラ11から分離して保持されており、熱ローラ11が
回転駆動されても誘導加熱コイル20は回転しないよう
になっている。圧ローラ12は、例えば円筒状で、熱ロ
ーラ11に対して平行に延びている。圧ローラ12は、
その軸線回りに回転自在であるように保持されており、
その外周面が熱ローラ11の外周面に所定の定着圧力で
圧接されているために、熱ローラ11の回転に伴って、
図2において矢印で示す方向に回転する。本実施形態で
は、圧ローラ12内には誘導加熱コイル20が配設され
ていないが、圧ローラ12の内部にも、熱ローラ11と
同様に誘導加熱コイル20が配設されていてもよい。
【0027】熱ローラ11の用紙搬送方向下流側には、
熱ローラ11に付着した記録用紙を熱ローラ11から剥
離するための1対の剥離爪23が配設されている(図4
参照)。剥離爪23は、取付フレーム24に取り付けら
れた回動軸25により回動自在に保持されており、その
先端23aが熱ローラ11の外周面に適当な圧力で摺接
するように、例えばばね(図示せず)により付勢されて
いる。熱ローラ11の軸線方向の左端部および中央部の
外周面には、熱ローラ11の表面温度を検知するための
第1サーミスタ(端部温度センサ)26aおよび第2サ
ーミスタ(中央部温度センサ)26bが当接されている
(図4参照)。サーミスタ26a、26bによる検知結
果は図示しない制御部へと送られ、この検知結果に基づ
いて制御部はコイル線22に印加する電流を調節する。
これにより、熱ローラ11の通紙領域における表面温度
が所定の定着温度(例えば190℃)で軸方向に均一と
なるように制御される。
熱ローラ11に付着した記録用紙を熱ローラ11から剥
離するための1対の剥離爪23が配設されている(図4
参照)。剥離爪23は、取付フレーム24に取り付けら
れた回動軸25により回動自在に保持されており、その
先端23aが熱ローラ11の外周面に適当な圧力で摺接
するように、例えばばね(図示せず)により付勢されて
いる。熱ローラ11の軸線方向の左端部および中央部の
外周面には、熱ローラ11の表面温度を検知するための
第1サーミスタ(端部温度センサ)26aおよび第2サ
ーミスタ(中央部温度センサ)26bが当接されている
(図4参照)。サーミスタ26a、26bによる検知結
果は図示しない制御部へと送られ、この検知結果に基づ
いて制御部はコイル線22に印加する電流を調節する。
これにより、熱ローラ11の通紙領域における表面温度
が所定の定着温度(例えば190℃)で軸方向に均一と
なるように制御される。
【0028】誘導加熱コイル20は、熱ローラ11から
の輻射熱により加熱される。熱ローラ11と誘導加熱コ
イル20との間は冷却スペースをなしており、この冷却
スペースに装置外部から空気を送り込むことにより、誘
導加熱コイル20を空冷できるようになっている。熱ロ
ーラ11が190℃になるように制御されるのに対し
て、誘導加熱コイル20の耐熱温度は例えば200℃で
あることから、冷却スペースは十分に確保する必要があ
る。
の輻射熱により加熱される。熱ローラ11と誘導加熱コ
イル20との間は冷却スペースをなしており、この冷却
スペースに装置外部から空気を送り込むことにより、誘
導加熱コイル20を空冷できるようになっている。熱ロ
ーラ11が190℃になるように制御されるのに対し
て、誘導加熱コイル20の耐熱温度は例えば200℃で
あることから、冷却スペースは十分に確保する必要があ
る。
【0029】図3は、誘導加熱コイル20の内部構成を
示す断面図である。ボビン21内には、例えば自己発熱
しにくく磁束を通しやすいフェライトからなる複数のコ
ア27が、軸線方向に2列(例えば各列に3つずつ)で
配置されている。各コア27は、例えば同一の直方体形
状をしており、各列の両端部に配置されたコア27a
は、ボビン21の両端部にくるように配置されている。
ただし、コア27の材質、形状および個数は、上述の態
様に限られるものではない。
示す断面図である。ボビン21内には、例えば自己発熱
しにくく磁束を通しやすいフェライトからなる複数のコ
ア27が、軸線方向に2列(例えば各列に3つずつ)で
配置されている。各コア27は、例えば同一の直方体形
状をしており、各列の両端部に配置されたコア27a
は、ボビン21の両端部にくるように配置されている。
ただし、コア27の材質、形状および個数は、上述の態
様に限られるものではない。
【0030】ボビン21の両端部に配置されたコア27
aは、誘導加熱コイル20による誘導加熱領域が熱ロー
ラ11に搬送されてくる記録用紙の通紙領域に対応する
ように軸線方向に変位可能とされている。図3(a)
は、記録用紙のサイズが大サイズ(例えばA4横通し
(297mm))の場合を示しており、図3(b)は、
記録用紙のサイズが小サイズ(例えばA4縦通し(21
0mm))の場合を示している。
aは、誘導加熱コイル20による誘導加熱領域が熱ロー
ラ11に搬送されてくる記録用紙の通紙領域に対応する
ように軸線方向に変位可能とされている。図3(a)
は、記録用紙のサイズが大サイズ(例えばA4横通し
(297mm))の場合を示しており、図3(b)は、
記録用紙のサイズが小サイズ(例えばA4縦通し(21
0mm))の場合を示している。
【0031】図2および図3を参照して、ボビン21の
両端部に配置されたコア27aを変位させるコア駆動機
構について説明する。ボビン21内には、仕切板28が
軸線方向に延びている。ボビン21内には平坦面29が
形成されており、仕切板28は平坦面29に形成された
収容凹部30に嵌め込まれている。各列のコア27は、
仕切板28を挟んで配置される。ボビン21内には、複
数のコア27を保持するための1対の保持部材31が、
仕切板28を挟んで配置されている。
両端部に配置されたコア27aを変位させるコア駆動機
構について説明する。ボビン21内には、仕切板28が
軸線方向に延びている。ボビン21内には平坦面29が
形成されており、仕切板28は平坦面29に形成された
収容凹部30に嵌め込まれている。各列のコア27は、
仕切板28を挟んで配置される。ボビン21内には、複
数のコア27を保持するための1対の保持部材31が、
仕切板28を挟んで配置されている。
【0032】保持部材31は、例えば断面略L字状で、
下板32と、下板32の一側辺から上方に突出した側板
33とからなる。複数のコア27は、それぞれ仕切板2
8と各保持部材31との間に嵌め込まれ、それぞれの下
面を下板32により保持されている。保持部材31は、
その下板32の下面が平坦面29上を用紙搬送方向Aに
直交する用紙幅方向(図3で示す左右方向)に摺動可能
となっている。各側板33の上端部からは、突起34が
外側に突出しており、これらの突起34の先端がボビン
21の内周面に当接することにより、各保持部材31は
用紙幅方向にのみ変位可能となっている。
下板32と、下板32の一側辺から上方に突出した側板
33とからなる。複数のコア27は、それぞれ仕切板2
8と各保持部材31との間に嵌め込まれ、それぞれの下
面を下板32により保持されている。保持部材31は、
その下板32の下面が平坦面29上を用紙搬送方向Aに
直交する用紙幅方向(図3で示す左右方向)に摺動可能
となっている。各側板33の上端部からは、突起34が
外側に突出しており、これらの突起34の先端がボビン
21の内周面に当接することにより、各保持部材31は
用紙幅方向にのみ変位可能となっている。
【0033】複数のコア27のうちコア27a以外のコ
ア27bは、その両端が仕切板28から外側に突出した
係合突起35に挟まれており、用紙幅方向に変位できな
いようになっている。これに対して、コア27aは、そ
の両端が保持部材31の側板33から内側に突出した係
合突起36に挟まれており、保持部材31が用紙幅方向
に摺動するのに伴って、一緒に用紙幅方向に変位する。
各保持部材31の一端部には、その内側にラック37が
形成されている。1対の保持部材31間には、ラック3
7に対応するピニオン38が配置されており、各保持部
材31のラック37がピニオン38に噛み合っている。
ア27bは、その両端が仕切板28から外側に突出した
係合突起35に挟まれており、用紙幅方向に変位できな
いようになっている。これに対して、コア27aは、そ
の両端が保持部材31の側板33から内側に突出した係
合突起36に挟まれており、保持部材31が用紙幅方向
に摺動するのに伴って、一緒に用紙幅方向に変位する。
各保持部材31の一端部には、その内側にラック37が
形成されている。1対の保持部材31間には、ラック3
7に対応するピニオン38が配置されており、各保持部
材31のラック37がピニオン38に噛み合っている。
【0034】図4は、ピニオン38の駆動機構を説明す
るための模式図である。ピニオン38は、正方向および
逆方向に回転可能なモータMの駆動軸48に連結されて
おり、モータMの回転方向により正方向および逆方向に
回転可能となっている。モータMの回転駆動は、画像形
成装置1内に設けられた制御部46により制御される。
制御部46には、例えば画像形成装置1内に設けられた
記録用紙のサイズを検知するための用紙サイズ検知セン
サからの信号や、画像形成装置1の上面に設けられた操
作パネルへの用紙サイズの入力に基づく入力信号などに
より、用紙サイズ情報47が与えられるようになってい
る。制御部46は、この用紙サイズ情報47に基づい
て、モータMを介してピニオン38を所定方向に所定量
だけ回転させる。
るための模式図である。ピニオン38は、正方向および
逆方向に回転可能なモータMの駆動軸48に連結されて
おり、モータMの回転方向により正方向および逆方向に
回転可能となっている。モータMの回転駆動は、画像形
成装置1内に設けられた制御部46により制御される。
制御部46には、例えば画像形成装置1内に設けられた
記録用紙のサイズを検知するための用紙サイズ検知セン
サからの信号や、画像形成装置1の上面に設けられた操
作パネルへの用紙サイズの入力に基づく入力信号などに
より、用紙サイズ情報47が与えられるようになってい
る。制御部46は、この用紙サイズ情報47に基づい
て、モータMを介してピニオン38を所定方向に所定量
だけ回転させる。
【0035】再び図3を参照して、ピニオン38が図3
(a)において矢印で示す方向に回転されることによ
り、一方の保持部材31aは右側に変位し、他方の保持
部材31bは左側に変位する。これにより、各保持部材
31a、31bにより保持されたコア27aがそれぞれ
内側に変位し、図3(b)に示すような状態になる。図
3(b)に示す状態から再び図3(a)に示すような状
態に戻すには、ピニオン38を逆方向に回転させればよ
い。
(a)において矢印で示す方向に回転されることによ
り、一方の保持部材31aは右側に変位し、他方の保持
部材31bは左側に変位する。これにより、各保持部材
31a、31bにより保持されたコア27aがそれぞれ
内側に変位し、図3(b)に示すような状態になる。図
3(b)に示す状態から再び図3(a)に示すような状
態に戻すには、ピニオン38を逆方向に回転させればよ
い。
【0036】コア27aを変位させる機構は、上述のよ
うな機構に限らず、他の機構であってもよい。本実施形
態の特徴は、コア27aの変位に連動して、サーミスタ
26a、26bおよび剥離爪23が変位するようになっ
ている点にある。図5は、コア27aの変位に対するサ
ーミスタ26a、26bおよび剥離爪23の変位を説明
するための模式図である。図5(a)は、記録用紙のサ
イズが大サイズの場合を示しており、図5(b)は、記
録用紙のサイズが小サイズの場合を示している。
うな機構に限らず、他の機構であってもよい。本実施形
態の特徴は、コア27aの変位に連動して、サーミスタ
26a、26bおよび剥離爪23が変位するようになっ
ている点にある。図5は、コア27aの変位に対するサ
ーミスタ26a、26bおよび剥離爪23の変位を説明
するための模式図である。図5(a)は、記録用紙のサ
イズが大サイズの場合を示しており、図5(b)は、記
録用紙のサイズが小サイズの場合を示している。
【0037】図5(a)の状態では、熱ローラ11は、
誘導加熱コイル20の両端部から発生した磁束39によ
り、大サイズの記録用紙の通紙領域Lに対応する位置が
加熱される。第1サーミスタ26aは、熱ローラ11の
軸線方向の左端部の外周面に当接されている。第1サー
ミスタ26aは、通紙領域Lの左側に隣接して配置され
ていて、用紙幅方向に変位可能とされている。第2サー
ミスタ26bは、熱ローラ11の軸線方向の中央部付近
の外周面に当接されている。第2サーミスタ26bは、
通紙領域Lおよび通紙領域Sのいずれの通紙領域内にも
含まれる位置に配置されていて、用紙幅方向に変位可能
とされている。
誘導加熱コイル20の両端部から発生した磁束39によ
り、大サイズの記録用紙の通紙領域Lに対応する位置が
加熱される。第1サーミスタ26aは、熱ローラ11の
軸線方向の左端部の外周面に当接されている。第1サー
ミスタ26aは、通紙領域Lの左側に隣接して配置され
ていて、用紙幅方向に変位可能とされている。第2サー
ミスタ26bは、熱ローラ11の軸線方向の中央部付近
の外周面に当接されている。第2サーミスタ26bは、
通紙領域Lおよび通紙領域Sのいずれの通紙領域内にも
含まれる位置に配置されていて、用紙幅方向に変位可能
とされている。
【0038】サーミスタ26a、26bは、サーミスタ
駆動機構65に連結されている。サーミスタ駆動機構6
5には制御部46が接続されており、制御部46は、サ
ーミスタ駆動機構65を介してサーミスタ26a、26
bを用紙幅方向に変位させる。1対の剥離爪23は、通
紙領域Lの幅方向の両端部に摺接するように配置されて
いて、用紙幅方向に変位可能とされている。剥離爪23
は、剥離爪駆動機構65に連結されている。剥離爪駆動
機構65には制御部46が接続されており、制御部46
は、剥離爪駆動機構65を介して剥離爪23を用紙幅方
向に変位させる。
駆動機構65に連結されている。サーミスタ駆動機構6
5には制御部46が接続されており、制御部46は、サ
ーミスタ駆動機構65を介してサーミスタ26a、26
bを用紙幅方向に変位させる。1対の剥離爪23は、通
紙領域Lの幅方向の両端部に摺接するように配置されて
いて、用紙幅方向に変位可能とされている。剥離爪23
は、剥離爪駆動機構65に連結されている。剥離爪駆動
機構65には制御部46が接続されており、制御部46
は、剥離爪駆動機構65を介して剥離爪23を用紙幅方
向に変位させる。
【0039】小サイズの記録用紙が搬送された場合、ボ
ビン21の両端部に配置されたコア27aは、上述の態
様にて、図5(a)の状態から図5(b)の状態へと内
側に変位する。図5(b)の状態では、熱ローラ11
は、コア27の端部から発生した磁束40により、小サ
イズの記録用紙の通紙領域Sに対応する位置が加熱され
る。記録用紙を連続して搬送すると、記録用紙を搬送し
た部分の熱ローラ11の熱が記録用紙に奪われるので、
これを補うためにコイル線22に更に多くの電流を流す
ように制御される。本実施形態では、熱ローラ11の通
紙領域L、Sに対応する位置を加熱するようにコア27
aを変位させることにより、熱ローラ11の両端部の記
録用紙を搬送しない部分の表面温度が上昇するのを防ぐ
ことができる。
ビン21の両端部に配置されたコア27aは、上述の態
様にて、図5(a)の状態から図5(b)の状態へと内
側に変位する。図5(b)の状態では、熱ローラ11
は、コア27の端部から発生した磁束40により、小サ
イズの記録用紙の通紙領域Sに対応する位置が加熱され
る。記録用紙を連続して搬送すると、記録用紙を搬送し
た部分の熱ローラ11の熱が記録用紙に奪われるので、
これを補うためにコイル線22に更に多くの電流を流す
ように制御される。本実施形態では、熱ローラ11の通
紙領域L、Sに対応する位置を加熱するようにコア27
aを変位させることにより、熱ローラ11の両端部の記
録用紙を搬送しない部分の表面温度が上昇するのを防ぐ
ことができる。
【0040】コア27aの変位に連動して、第1および
第2サーミスタ26a、26bがそれぞれ右側に変位
し、1対の剥離爪23が互いに内側に変位するようにな
っている。図4(b)に示すように、第1サーミスタ2
6aは、通紙領域Sの左側に隣接する位置へと変位し、
1対の剥離爪23は、通紙領域Sの幅方向の両端部へと
変位する。本実施形態では、第1サーミスタ26aがコ
ア27aの変位に連動して変位することにより、搬送さ
れてくる記録用紙の通紙領域L、Sの端部近傍に対応す
る位置の熱ローラ11の表面温度を検知することができ
る。したがって、熱ローラ11の表面温度を正確に検知
することができる。
第2サーミスタ26a、26bがそれぞれ右側に変位
し、1対の剥離爪23が互いに内側に変位するようにな
っている。図4(b)に示すように、第1サーミスタ2
6aは、通紙領域Sの左側に隣接する位置へと変位し、
1対の剥離爪23は、通紙領域Sの幅方向の両端部へと
変位する。本実施形態では、第1サーミスタ26aがコ
ア27aの変位に連動して変位することにより、搬送さ
れてくる記録用紙の通紙領域L、Sの端部近傍に対応す
る位置の熱ローラ11の表面温度を検知することができ
る。したがって、熱ローラ11の表面温度を正確に検知
することができる。
【0041】また、第1および第2サーミスタ26a、
26bがコア27aの変位に連動して変位することによ
り、サーミスタ26a、26bが熱ローラ11に当接す
る位置が移動する。したがって、熱ローラ11が回転す
ることにより、熱ローラ11の外周面のうちサーミスタ
26a、26bが当接する部分が局所的に荒れるのを防
止できる。これにより、サーミスタ26a、26bの検
知面にトナーが付着しやすくなるのを防止でき、熱ロー
ラ11の表面温度を正確に検知することができると共
に、熱ローラ11およびサーミスタ26a、26bの寿
命を長くすることができる。
26bがコア27aの変位に連動して変位することによ
り、サーミスタ26a、26bが熱ローラ11に当接す
る位置が移動する。したがって、熱ローラ11が回転す
ることにより、熱ローラ11の外周面のうちサーミスタ
26a、26bが当接する部分が局所的に荒れるのを防
止できる。これにより、サーミスタ26a、26bの検
知面にトナーが付着しやすくなるのを防止でき、熱ロー
ラ11の表面温度を正確に検知することができると共
に、熱ローラ11およびサーミスタ26a、26bの寿
命を長くすることができる。
【0042】また、剥離爪23がコア27aの変位に連
動して変位することにより、剥離爪23が熱ローラ11
に摺接する位置が移動する。したがって、熱ローラ11
が回転することにより、熱ローラ11の外周面のうち剥
離爪23が摺接する部分のコーティングが局所的に削れ
るのを防止できる。これにより、熱ローラ11の寿命が
長くすることができる。また、熱ローラ11が回転する
ことにより剥離爪23が摺接する部分の熱ローラ11の
外周面が荒れて、剥離爪23にトナーが付着しやすくな
るのを防止できる。したがって、剥離爪23の先端23
aが熱ローラ11の外周面から離間するのを防止でき、
記録用紙を確実に剥離することができると共に、剥離爪
23の寿命を長くすることができる。
動して変位することにより、剥離爪23が熱ローラ11
に摺接する位置が移動する。したがって、熱ローラ11
が回転することにより、熱ローラ11の外周面のうち剥
離爪23が摺接する部分のコーティングが局所的に削れ
るのを防止できる。これにより、熱ローラ11の寿命が
長くすることができる。また、熱ローラ11が回転する
ことにより剥離爪23が摺接する部分の熱ローラ11の
外周面が荒れて、剥離爪23にトナーが付着しやすくな
るのを防止できる。したがって、剥離爪23の先端23
aが熱ローラ11の外周面から離間するのを防止でき、
記録用紙を確実に剥離することができると共に、剥離爪
23の寿命を長くすることができる。
【0043】さらに、剥離爪23を記録用紙の各サイズ
に対応して複数個設けなくてよいので、部品点数を削減
することができる。本発明は、以上の実施形態の内容に
限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において
種々の変更が可能である。例えば、コア27aの変位に
対してサーミスタ26a、26bおよび剥離爪23のす
べてが連動しなくても、これらのうち少なくとも1つが
連動すればよい。
に対応して複数個設けなくてよいので、部品点数を削減
することができる。本発明は、以上の実施形態の内容に
限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において
種々の変更が可能である。例えば、コア27aの変位に
対してサーミスタ26a、26bおよび剥離爪23のす
べてが連動しなくても、これらのうち少なくとも1つが
連動すればよい。
【0044】コイル線22は、熱ローラ11の軸線回り
に巻回されたラジアル巻きに限らず、熱ローラ11の軸
線と直交する方向の回りに巻回されたスラスト巻きであ
ってもよい。記録用紙は、各サイズで例えば熱ローラ1
1の左端あるいは右端に揃うように搬送されてもよい。
この場合、ボビン21の両端部に配置されたコア27a
のうち一方のみを変位させればよい。
に巻回されたラジアル巻きに限らず、熱ローラ11の軸
線と直交する方向の回りに巻回されたスラスト巻きであ
ってもよい。記録用紙は、各サイズで例えば熱ローラ1
1の左端あるいは右端に揃うように搬送されてもよい。
この場合、ボビン21の両端部に配置されたコア27a
のうち一方のみを変位させればよい。
【0045】また、本発明が適用できる画像形成装置
は、デジタル複写機に限らず、例えばアナログ複写機や
レーザビームプリンタなどであってもよい。
は、デジタル複写機に限らず、例えばアナログ複写機や
レーザビームプリンタなどであってもよい。
【図1】本発明の一実施形態に係る定着装置が適用され
た画像形成装置の内部構成を示す要部概略断面図であ
る。
た画像形成装置の内部構成を示す要部概略断面図であ
る。
【図2】定着装置の構成を示す概略側面図である。
【図3】誘導加熱コイルの内部構成を示す断面図であ
る。
る。
【図4】ピニオンの駆動機構を説明するための模式図で
ある。
ある。
【図5】コアの変位に対するサーミスタおよび剥離爪の
変位を説明するための模式図である。
変位を説明するための模式図である。
【図6】本願の発明者らにより改良されたIH方式の定
着装置の構成を説明するための模式図である。
着装置の構成を説明するための模式図である。
1 画像形成装置 3 感光体 7 記録用紙 8 定着装置 11 熱ローラ 20 誘導加熱コイル 22 コイル線 23 剥離爪 26a 第1サーミスタ(端部温度センサ) 26b 第2サーミスタ(中央部温度センサ) 27 コア 27a コア 65 サーミスタ駆動機構 66 剥離爪駆動機構 L 通紙領域 S 通紙領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA18 BA25 BA32 BB18 BE06 CA07 CA28 CA30 CA32 CA34 3K059 AA08 AB19 AB28 AC33 AD15 AD30 AD34 CD64 CD66 CD75 CD77
Claims (6)
- 【請求項1】未定着トナー像を担持した記録シートを加
熱および加圧しつつ搬送することによって、トナー像を
記録シートに定着させる定着ローラと、 上記定着ローラ内に配置され、この定着ローラを誘導加
熱するための磁界を発生するコイルと、 上記コイル内に設けられ、上記定着ローラの軸線方向に
沿って変位可能に設けられたコアと、 上記コイルによる誘導加熱領域を上記定着ローラに搬送
されてくる記録シートの通紙領域に対応させるために、
上記コアを変位させるコア駆動手段と、 上記定着ローラの軸線方向に沿って変位可能に設けら
れ、上記定着ローラの端部近傍の表面温度を検知するた
めの端部温度センサと、 上記コア駆動手段によるコアの変位に連動して、上記通
紙領域の端部近傍に対応する上記定着ローラの表面温度
を検知するように上記端部温度センサを上記定着ローラ
の軸線方向に沿って変位させる端部温度センサ駆動手段
とを含むことを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】未定着トナー像を担持した記録シートを加
熱および加圧しつつ搬送することによって、トナー像を
記録シートに定着させる定着ローラと、 上記定着ローラ内に配置され、この定着ローラを誘導加
熱するための磁界を発生するコイルと、 上記コイル内に設けられ、上記定着ローラの軸線方向に
沿って変位可能に設けられたコアと、 上記コイルによる誘導加熱領域を上記定着ローラに搬送
されてくる記録シートの通紙領域に対応させるために、
上記コアを変位させるコア駆動手段と、 上記定着ローラの軸線方向に沿って変位可能に設けら
れ、上記定着ローラの表面に摺接する摺接部材と、 上記コア駆動手段によるコアの変位に連動して、上記摺
接部材を上記定着ローラの軸線方向に沿って変位させる
摺接部材駆動手段とを含むことを特徴とする定着装置。 - 【請求項3】上記摺接部材は、上記定着ローラの端部近
傍の表面温度を検知するための端部温度センサを含むこ
とを特徴とする請求項2記載の定着装置。 - 【請求項4】上記摺接部材は、上記定着ローラの軸線方
向中央部付近の温度を検知するための中央部温度センサ
を含むことを特徴とする請求項2または3記載の定着装
置。 - 【請求項5】上記摺接部材は、上記通紙領域内おいて上
記定着ローラの表面に摺接し、この定着ローラの表面か
ら記録シートを剥離するための剥離爪を含むことを特徴
とする請求項2ないし4のいずれかに記載の定着装置。 - 【請求項6】感光体表面に形成された静電潜像をトナー
像に現像して、このトナー像を記録シートに転写するこ
とにより、記録シート上に未定着トナー像を形成する画
像形成部と、 上記未定着トナー像を記録シートに定着させるための請
求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置とを含むこ
とを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001028473A JP2002229380A (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | 定着装置およびそれを用いた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001028473A JP2002229380A (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | 定着装置およびそれを用いた画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002229380A true JP2002229380A (ja) | 2002-08-14 |
Family
ID=18892972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001028473A Pending JP2002229380A (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | 定着装置およびそれを用いた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002229380A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009258261A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 定着装置及び画像形成装置 |
-
2001
- 2001-02-05 JP JP2001028473A patent/JP2002229380A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009258261A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 定着装置及び画像形成装置 |
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