JP2002229094A - 露光制御装置、露光制御方法、及び記憶媒体 - Google Patents

露光制御装置、露光制御方法、及び記憶媒体

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JP2002229094A
JP2002229094A JP2001029535A JP2001029535A JP2002229094A JP 2002229094 A JP2002229094 A JP 2002229094A JP 2001029535 A JP2001029535 A JP 2001029535A JP 2001029535 A JP2001029535 A JP 2001029535A JP 2002229094 A JP2002229094 A JP 2002229094A
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exposure control
area
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Koichi Washisu
晃一 鷲巣
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主被写体の画面上の位置に拘わらず、常に背
景も主被写体も適正な露光が得られるようにする。 【解決手段】 複数の領域のうちで主被写体が位置する
領域を判別する(S2)。ストロボの発光が必要な場合
(S4でyes)、主被写体が位置すると判別された領
域における測光値に基づきストロボの発光を制御し、主
被写体が位置すると判別された領域以外の領域における
測光値に基づき露光時間を設定する(S8)。一方、ス
トロボの発光が不必要な場合(S4でno)か、ストロ
ボの発光によっても露光が不足する場合(S7でn
o)、主被写体が位置すると判別された領域における測
光値に基づき露光時間を制御する(S6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光制御装置、露
光制御方法、及び記憶媒体に関し、特に、主被写体と背
景の各露光バランスをとり、最適な露光量での撮影を行
うことを図った露光制御装置、該露光制御装置に適用さ
れる露光制御方法、及び該露光制御方法を実行するプロ
グラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今のカメラは、露光決定やピント合わ
せ等の、撮影にとって重要な操作が自動化され、カメラ
操作に未熟な人でも通常の被写体であれば、失敗するこ
となく撮影を行うことが可能となっている。
【0003】しかしながらこれらのカメラにおいて、撮
影対象となる主被写体の露光を適正に行い、且つ背景の
露光も適正に行うことのできるものは無い。これを、図
10〜図12を参照して説明する。
【0004】図10は夕焼けのシーンを示す図である。
【0005】例えば図10に示すような夕焼けのシーン
で、画面中央付近に位置する主被写体41を自動露光制
御する場合、カメラに搭載された測光センサが主被写体
41の輝度を測光し、その測光値に応じて露光時間(シ
ャッタの開口時間)を決定し、主被写体41が適正露光
になるように露光制御する。
【0006】ここで主被写体41の輝度が低い場合、適
正露光を得るためにはシャッタの開口時間が長くなる
が、開口時間をむやみに長くすると撮影者の手ブレや主
被写体41のブレの影響が出てくるので、所定の時間以
上にシャッタの開口時間を長くしないように規制をかけ
る。すなわち、主被写体41の測光値が所定値より低い
とき(主被写体41が暗いとき)は、それ以上露光時間
を長くせず、ただしこのままでは主被写体41の輝度が
不足するので、カメラに搭載されたストロボ(閃光手
段)を発光させ、主被写体41の輝度不足を補うように
する。
【0007】ストロボによって照射された主被写体41
の輝度は、ストロボから主被写体41までの距離に関係
するので、例えばストロボから主被写体41までの距離
を測距手段で測距し、その距離を基にストロボの光量を
IGBT等を用いて調節して主被写体41が適正な輝度
となるように調節している。
【0008】なお、ストロボの光量は一定にし、撮影光
学系の絞りの状態に応じてストロボ発光タイミングを調
整して、像面に到達する光量を調節する方法もある。こ
れを、図11を参照して説明する。
【0009】図11は、露光経過時間に対するシャッタ
の開口径の変化特性を示す図である。
【0010】すなわち、この特性曲線43に対してスト
ロボの発光タイミングを変化させ、例えば主被写体41
までの距離が1mと近いときには、シャッタの開口径が
小さい開口径45のタイミング44でストロボを発光さ
せ、また、主被写体41までの距離が3mと遠いときに
は、シャッタの開口径が大きい開口径47のタイミング
46でストロボを発光させる。なお、ストロボの発光時
間は露光時間に比べ十分短い一定値とする。
【0011】このようにして、主被写体41までの距離
が分かれば、ストロボの発光タイミングを調整して主被
写体41を適正露光で撮影できる。
【0012】なお、図12に示すように、シャッタの開
口時間が短く、シャッタの開口径の変化特性が特性曲線
48のようであった場合、開口径49よりも大きい開口
径を使用できず、したがって、主被写体41までの距離
が遠い場合に十分な露光が得られなくなる。しかし、ス
トロボを使うような撮影条件の場合には、通常、シャッ
タの開口時間が短くなることはないので、こうした十分
な露光が得られないという事態は発生しない。
【0013】以上のように、主被写体41に対する測光
値が所定値より低いとき(主被写体41が暗いとき)
は、それ以上露光時間を長くせず、ストロボを発光する
ことで、主被写体41についての適正露光を得るように
する。
【0014】なおこの時、シャッタの開口時間を一定に
して、ストロボの発光量または発光タイミングを調節し
て適性露光を得るようにしているが、もし、ストロボ発
光に加えて、測光値を基にシャッタの開口時間を制御す
ると、その分、露光量が多くなり、露光オーバーになっ
てしまう。しかし、測光値は、ストロボを使用しなけれ
ばならないほどの低い値である筈だから、もともとの主
被写体41の輝度は低く、露光オーバーといっても、最
悪の場合でも2段の露光オーバーにしかならず、これは
許容し得る程度の露光オーバーである。
【0015】図10に戻って、以上のような露光制御を
行っているカメラによって、図10に示すような夕焼け
を背景にしたシーンを撮影した場合を説明する。
【0016】この夕焼けを背景にしたシーンでは、主被
写体41の輝度に比べて背景42の輝度のほうがかなり
大きいと仮定する。カメラは主被写体41を測光し、主
被写体41が暗い場合はストロボを使用して主被写体4
1の輝度が適正になるようにし、また同時に、測光値に
基づいてシャッタの開口時間が決められ、それに従いシ
ャッタが開閉される。
【0017】この場合、もともと主被写体41が暗い状
態なので、シャッタ自体の開閉による主被写体41につ
いての露光量はわずかであり、ストロボの発光を借りて
略適正な露光が得られる。しかし、主被写体41の測光
値を基にシャッタが開閉されるので、輝度の高い背景4
2では相当露光オーバーになってしまう。したがって、
でき上がった写真は、主被写体41が適正露光になって
いるが、背景42の夕焼けが、露光オーバーによって白
くとんだ写真になってしまう。
【0018】このように背景が露光オーバーとなってし
まうシーンは他にも考えられ、例えば夜景においてネオ
ンを背景にして人物の撮影を行う場合にも、人物よりも
背景の方が輝度が高く、より少ない露光量で適正露光が
得られるのにも拘わらず、人物の測光値でシャッタを開
閉するので、背景の露光がオーバーとなってネオンがに
じんだり、シャッタ開口時間が長いので手ブレを起こし
やすくなる。
【0019】これらの問題を解決する方法として、例え
ば米国特許4174161号に示されるように、主被写
体の露光制御をストロボ発光制御で行い、シャッタの開
口時間を背景の測光値を基に制御する方法が提案されて
いる。これによれば、主被写体はストロボの制御された
発光によって適正露光が得られ、背景もシャッタの制御
された開口時間によって適正露光が得られるので、夕焼
けの色が綺麗な、或いはネオンのにじまない、かつ手ブ
レの無い写真が得られる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記米
国特許4174161号に示されるような従来の露光制
御を行うカメラでは、主被写体と背景とが、画面上の予
め決められた各位置に位置することを前提とするので、
被写体と背景とがそれらの各所定位置に位置しない場合
には適正な露光制御ができないという問題があった。
【0021】すなわち例えば、被写体が画面の隅に位置
している場合には、その被写体は背景とみなされ、実際
の背景(例えば夕焼け)は輝度が高いにもかかわらず、
背景としての測光値は低い値を示すことになるので、シ
ャッタの開口時間は長くなり、背景は露光オーバーにな
って白く飛んでしまうという問題があった。
【0022】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、主被写体の画面上の位置に拘わらず、
常に背景も主被写体も適正な露光が得られるようにした
露光制御装置、露光制御方法、及び記憶媒体を提供する
ことを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、撮影画面内の複数の
領域において各被写体の輝度をそれぞれ測定する測光手
段と、前記複数の領域のうちで主被写体が位置する領域
を判別する判別手段と、前記判別手段によって主被写体
が位置すると判別された領域以外の領域において前記測
光手段によって測定された輝度に基づき、露光時間を制
御する第1の露光制御手段とを有することを特徴とする
露光制御装置が提供される。
【0024】請求項2記載の発明によれば、前記露光制
御装置は、閃光手段と、前記判別手段によって主被写体
が位置すると判別された領域において前記測光手段によ
って測定された輝度に基づき、前記閃光手段の発光を制
御する発光制御手段とを更に有することを特徴とする。
【0025】請求項3記載の発明によれば、前記露光制
御装置は、前記閃光手段の発光が不要なとき、または前
記閃光手段の発光によっても露光が不足するとき、前記
判別手段によって主被写体が位置すると判別された領域
において前記測光手段によって測定された輝度に基づ
き、露光時間を制御する第2の露光制御手段を更に有す
ることを特徴とする。
【0026】請求項5記載の発明によれば、前記露光制
御装置は、前記判別手段によって主被写体が位置すると
判別された領域において前記測光手段によって測定され
た輝度に基づき、前記閃光手段を発光させるべきか否か
を判断する発光判断手段を更に有し、前記発光制御手段
は、前記発光判断手段によって前記閃光手段を発光させ
るべきと判断されたときに作動し、前記第1の露光制御
手段は、前記発光判断手段によって前記閃光手段を発光
させるべきと判断されたとき、前記判別手段によって主
被写体が位置すると判別された領域以外の領域において
前記測光手段によって測定された各輝度の平均値を算出
し、該算出された平均値に基づき露光時間を制御するこ
とを特徴とする。
【0027】また、請求項12記載の発明によれば、撮
影画面内の複数の領域において各被写体の輝度をそれぞ
れ測定する測光手段を備えた露光制御装置に適用される
露光制御方法において、前記複数の領域のうちで主被写
体が位置する領域を判別する判別ステップと、前記判別
ステップによって主被写体が位置すると判別された領域
以外の領域において前記測光手段によって測定された輝
度に基づき、露光時間を制御する第1の露光制御ステッ
プとを有することを特徴とする。
【0028】さらに、請求項23記載の発明によれば、
撮影画面内の複数の領域において各被写体の輝度をそれ
ぞれ測定する測光手段を備えた露光制御装置に適用され
る露光制御方法をプログラムとして記憶した、コンピュ
ータにより読み出し可能な記憶媒体において、前記露光
制御方法が、前記複数の領域のうちで主被写体が位置す
る領域を判別する判別ステップと、前記判別ステップに
よって主被写体が位置すると判別された領域以外の領域
において前記測光手段によって測定された輝度に基づ
き、露光時間を制御する第1の露光制御ステップとを有
することを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0030】(第1の実施の形態)図1は、本発明に係
る露光制御装置を搭載したカメラの第1の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【0031】カメラには、露光制御装置を構成するカメ
ラマイコン(マイクロコンピュータ)11が搭載され、
カメラマイコン11には少なくとも、画面の複数の所定
位置で被写体の輝度を測定する測光部12、画面の複数
の所定位置で被写体までの距離を測定する測距部13、
シャッタ14、ストロボ15が接続され、カメラマイコ
ン11は測光部12、測距部13、シャッタ14、スト
ロボ15を作動制御し、また、それらから必要な情報を
得るように構成される。
【0032】なお、シャッタ14では、開口時間の間
に、開口径が徐々に大きくなり、所定の開口径に達する
とそのまま維持し、次に徐々に小さくなって閉じるとい
う動作が行われる。ただし、開口時間が短く設定される
と、開口径は所定の開口径に達する前に徐々に小さくな
ってしまう。露光量はシャッタ14の開口時間の長さに
よって決定される。
【0033】図2は、上記カメラの画面上における複数
の測距及び測光の位置を示す図である。
【0034】図中16は撮影画角を示し、12a、12
b、12c、12d、12eは、被写体の測光がそれぞ
れ行われる測光領域であり、13a、13b、13c
は、被写体までの距離がそれぞれ測定される測距領域で
ある。
【0035】これらの測光領域及び測距領域において行
われる測光及び測距の方法について、図3を参照して説
明する。
【0036】図3は、上記カメラマイコン11において
行われる測光及び測距の処理手順を示すフローチャート
である。この処理は、撮影者が被写体に向かってカメラ
を構え構図を確定し、レリーズボタンを半押ししたとき
に開始される。
【0037】ステップS1では、測距領域13a、13
b、13cにおいて各被写体までのを距離を測定する。
【0038】ステップS2では、測距領域13a、13
b、13cにおいてそれぞれ測定された各距離の中で最
も近い距離を示している領域を検出し、該領域を、主被
写体が存在する主被写体領域と認定する。
【0039】例えばここでは、測距領域13aで最も近
い距離が測定され、測距領域13aが主被写体領域と認
定されたと仮定する。
【0040】なお、3つの測距領域の内で端の領域とな
る測距領域13bまたは測距領域13cにおいて最も近
い距離が検出され、かつその検出された距離が所定値よ
りも小さい場合には、主被写体ではない物体(例えば樹
木や壁)がカメラの近くに存在し、それが測距されたと
みなして、それを主被写体とせず、次に近い距離を検出
している測距領域を主被写体領域と認定する。
【0041】ステップS3では、主被写体領域と認定さ
れた測距領域に対応する測光領域(ここでは測距領域1
3aに対応する測光領域12a)において被写体の輝度
を測定(測光)する。
【0042】ステップS4では、ステップS3で得られ
た測光値を所定値と比較することによって、ストロボ1
5の発光が必要であるか否かを判別する。すなわち、ス
テップS3で得られた測光値が所定値以下であるなら
ば、長い時間(例えば1/15秒)の露光を行わないと
適正露光が得られないと判断して、ストロボ15を発光
するように設定を行う。これは、長い時間に亘って露光
を行うと手ブレの恐れがあるので露光時間を制限(例え
ば1/30秒)し、代わりにストロボ15で主被写体を
照射することにより適正露光を得ようとするものであ
る。
【0043】ステップS4でストロボ15の発光が必要
であると判別されたならばステップS5に進み、必要な
いと判別されたならばステップS6に進む。
【0044】ステップS5では、主被写体の位置する測
光領域(ここでは測光領域12a)以外の測光領域(こ
こでは測光領域12b、12c、12d、12e)で測
光をそれぞれ行い、それらの測光値の平均値を求める。
そして、その平均測光値に応じて、ストロボ15が発光
するタイミングにおけるシャッタ14の開口径を決定す
る。
【0045】ステップS7では、この決定されたシャッ
タ14の開口径に基づき、ストロボ15の光が主被写体
に届くか否かを判断する。届く場合にはステップS8に
進み、届かない場合にはステップS6に進む。なお、
“ストロボ15の光が届く”、または“届かない”と
は、主被写体に向かって照射されたストロボ15の光が
主被写体で反射されて撮影レンズに戻ってきても、その
ときのシャッタ14の開口径が小さい場合や、主被写体
までの距離が長い場合、主被写体の適正露光画像が得ら
れないという事態が発生するが、こうした事態を“スト
ロボが届かない”と表現し、一方、シャッタ14の開口
径が大きく、かつ主被写体までの距離が短い場合、主被
写体の適正露光画像が得られ、こうした場合を“ストロ
ボが届く”と表現している。
【0046】ステップS8では、ステップS5で得られ
た平均測光値に基づきシャッタ14の開口時間を設定
し、本処理を終了する。
【0047】ステップS6では、ステップS3で得られ
た主被写体の測光値(測光領域12aでの測光値)に基
づきシャッタ14の開口時間を設定し、本処理を終了す
る。
【0048】なお、ステップS7において、ストロボ1
5の光が主被写体に届かない場合にステップS6に進む
理由を、図4を参照して説明する。図4は、シャッタ1
4の開口経過時間(露光時間)に対するシャッタ14の
開口径の変化特性を示す図である。
【0049】すなわち、特性18のようにシャッタ14
の開口径が変化して、タイミング25でストロボ15が
発光した場合には、主被写体から戻ってくる光でフィル
ムを十分感光させることができる。しかし、もしも平均
測光値が高すぎる(明るすぎる)と、ステップS8にお
いてシャッタ14の開口時間が短く設定され、シャッタ
14の開口径の変化特性が特性17のようになり、その
結果、シャッタ14の開口径が適正露出に必要な開口径
20に達する前に閉じてしまい、主被写体から戻ってく
る光でフィルムを十分感光させることができないという
事態が発生する。こうした事態を避けるために、ステッ
プS7において、ストロボ15の光が主被写体に届かな
いと判定された場合にステップS6に進むようにする。
【0050】なお、ステップS8で平均測光値に応じて
決定されるシャッタ14の開口時間が長く、図5に示す
ような開口径の変化特性19をシャッタ14が示し、最
大開口径においてストロボ15が発光する場合であって
も、主被写体がカメラから遠くに位置するために、主被
写体から戻ってくる光が十分ではないときもステップS
6に進む。
【0051】ステップS6は、ストロボ15を発光させ
ない場合、及びストロボ15を発光させても主被写体を
適正に照射できない場合に実行されるステップである。
【0052】以上のようにして、ステップS4でストロ
ボ15の発光が不要と判断された場合には、ステップS
6で主被写体の測光値に応じてシャッタ14の開口時間
が制御されるので、主被写体は適正露光が得られる。ま
た、ステップS7を経てステップS6が実行された場
合、すなわちストロボ15を発光しても主被写体が適正
露光を得られない場合は、露光時間が、ステップS8が
実行される場合に比べ長く設定され、ストロボ15の発
光があっても不足する主被写体の露光をシャッタ14の
開口時間を長くすることで補完することになる。
【0053】なお、ステップS6及びステップS8で設
定されるシャッタ14の開口時間(露光時間)に対して
リミット値(例えば1/30秒)を設け、それより長い
露光時間が必要でも、シャッタ14の開口時間をリミッ
ト値に固定して、手ブレや被写体ブレを防いでいる。
【0054】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を説明する。
【0055】第2の実施の形態の構成は、基本的に第1
の実施の形態の構成と同じであるので、第2の実施の形
態の説明においては、第1の実施の形態の構成を流用す
る。
【0056】図6は、第2の実施の形態におけるカメラ
マイコン11において行われる測光及び測距の処理手順
を示すフローチャートである。この処理は、撮影者が被
写体に向かってカメラを構え構図を確定し、レリーズボ
タンを半押ししたときに開始される。
【0057】図6において、第1の実施の形態と同一の
処理を行うステップには、第1の実施の形態と同一のス
テップ番号を付してその説明を省略する。
【0058】第2の実施の形態では、ステップS11に
おいて、カメラマイコン11が、測光領域12a、12
b、12c、12d,12eでそれぞれ測定された測光
値を基に、重み付け処理を行って主被写体の輝度を算出
する。すなわち、ステップS2で検出された主被写体領
域(例えば測距領域13a)に対応する測光領域(測光
領域12a)で得られた測光値に対して大きく重み付け
して測光値を演算し、得られた値を主被写体の輝度を表
す測光値とする。第1の実施の形態では、ステップS3
において、主被写体領域(例えば測距領域13a)に対
応する測光領域(測光領域12a)で得られた測光値の
みを、主被写体の輝度を表す測光値としていたが、第2
の実施の形態では、主被写体領域に対応する測光領域で
得られた測光値をメインにして、他の測光領域で得られ
た測光値も加味するようにしている。
【0059】ステップS12では、主被写体の位置する
測光領域(ここでは測光領域12a)以外の測光領域
(ここでは測光領域12b、12c、12d、12e)
での測光値を基に、それらの測光値の平均値を求め、得
られた平均値よりも所定量(例えば2段)だけ明るい側
の値を特定測光値とする。そして、この特定測光値に応
じて、ストロボ15が発光するタイミングにおけるシャ
ッタ14の開口径を決定する。
【0060】すなわち、夜景や夕方のシーンにおいて
は、背景に強い光源(ネオンサインや夕日)と暗い部分
とが混在していることがあり、これらの背景の複数部分
で測光値を得て、それらの平均値に従って露光時間を決
定した場合、背景の暗い部分はグレーがかり、明るい光
源部分は色が白く飛んでしまう。
【0061】そこで背景の暗い部分を黒く締め、明るい
光源部分ではその色を忠実に再現するために、平均測光
値を所定量(例えば2段)だけ明るい側の値に設定し、
これによって、撮影時はその分露光時間が短くなるよう
にする。すなわち、平均測光値に従う背景露光に比べ所
定量(例えば2段)だけ露光がアンダーになるように測
光値を設定する。
【0062】ステップS13では、ストロボ15の光が
主被写体に届くか否かを判断し、届く場合にはステップ
S14に進み、届かない場合にはステップS17に進
む。
【0063】ここでストロボ15の光が主被写体に届く
か否かは、カメラから主被写体までの距離と、撮影レン
ズの明るさ(FNo)と、撮影フィルム感度と、ストロ
ボ15の光量とで判断しており、例えば撮影レンズの明
るさ(FNo)がf9.9、フィルム感度がISO10
0、ストロボ15のガイドナンバが15である場合、主
被写体までの距離が計算上3.0mより遠くなると、ス
トロボ15の光で主被写体を十分照射できなくなる(こ
れを“ストロボが届かない”と表現する)。この場合
は、ストロボ15が届かないと判断してステップS17
に進み、一方、例えば被写体までの距離が2mの場合に
は、ストロボが届くと判断してステップS14に進む。
【0064】ステップS14では、シャッタ14が最大
開口径に達するか否かを判断する。達する場合にはステ
ップS16に進み、達しない前にシャッタ14が閉じて
しまう可能性のある場合はステップS15に進む。
【0065】このステップS14の実行の必要性を以下
に説明する。
【0066】すなわち、後述のステップS16におい
て、ステップS12で求めた特定測光値に応じてシャッ
タ14の開口時間(露光時間)が決定されるが、この特
定測光値が明るい場合にはシャッタ14の開口時間が短
くなり、シャッタ14の開口径の変化特性が、図7に示
す特性21のようになる。シャッタ14の開口時間が長
い場合の特性22に比べて、取り得る最大の開口径が小
さい。
【0067】ステップS13では、ストロボ15の光が
主被写体に届くか否かの判別を、前述のように撮影レン
ズの明るさにも基づいて行っているが、この撮影レンズ
の明るさが該判別に関係するのは、シャッタ14が最大
開口径に達した場合である。
【0068】そのために、露光時間が短く、シャッタ1
4が最大開口径に至らない場合には、ステップS13で
求めた判断結果と異なり、ストロボ15が届かなくなる
場合もあり得る。
【0069】そこでステップS14では、シャッタ14
が最大開口径に達しない前にシャッタ14が閉じてしま
う可能性があると判別した場合、ステップS15に進
み、後述のように、背景の露光を多少オーバーにしても
(露光時間を長くしても)主被写体にストロボ15の光
が届くようにしている。
【0070】ステップS15では、図7に示す特性23
のような、シャッタ14が最大開口径に達する場合のう
ちで露光時間が最も短い特性における露光時間を、シャ
ッタ14の開口時間に設定する。
【0071】これにより主被写体にはストロボ15の光
が届き、且つ背景は幾分露光オーバーであるが許容でき
る露光レベルの撮影ができる。
【0072】ステップS16では、ステップS12で求
めた特定測光値に応じてシャッタ14の開口時間(露光
時間)が決定される。
【0073】ステップS17は、ストロボ15を発光さ
せない場合、及びストロボ15を発光させても主被写体
を適正露光で露光できない場合に実行されるステップで
あり、ステップS17では、ステップS11で算出され
た主被写体の重み付けされた測光値に応じてシャッタ1
4の開口時間(露光時間)が決定される。
【0074】以上のように、ステップS4でストロボ1
5の発光が不要と判断された場合には、主被写体の重み
付けされた測光値に応じてシャッタ14の開口時間(露
光時間)が決定されるので、主被写体は適正露光が得ら
れる。また、ステップS13を経てステップS17が実
行された場合には、ステップS16で決定される露光時
間よりも長い露光時間が設定されるので、ストロボ15
が発光しても主被写体が適正露光を得られない場合に、
その露光不足をシャッタ14の露光時間で補完すること
ができる。
【0075】(第3の実施の形態)次に第3の実施の形
態を説明する。
【0076】第3の実施の形態の構成は、基本的に第1
の実施の形態の構成と同じであるので、第3の実施の形
態の説明においては、第1の実施の形態の構成を流用す
る。
【0077】第2の実施の形態においては、ストロボ撮
影時にシャッタの開口径が最大開口径以下にならないよ
うに制御することでストロボの光を有効に使う構成にし
ていた(ステップS14,S15)。
【0078】これに対して第3の実施の形態において
は、主被写体までの距離に応じてシャッタ開口径の制限
を変え、主被写体までの距離が短いときには、シャッタ
の開口径が最大開口径に達しない状態でも背景を適正露
光で撮影できるようにする。
【0079】すなわち、図8に示すように、背景が適正
露光になるシャッタ14の開口径の変化特性が特性21
であり、一方、ストロボ15の発光により主被写体が適
正露光になるシャッタ14の開口径が開口径31であっ
た場合に、第2の実施の形態では、シャッタ14の開口
径の変化特性を特性23に固定し、ストロボ15はシャ
ッタ14の開口径が開口径31になるタイミングで発光
させる。一方、第3の実施の形態では、そのような場合
にシャッタ14の開口径の変化特性を、ストロボ15の
光で主被写体を適正露光できる開口径に達すると即座に
閉じ始める特性32に設定する。これによって、背景の
露光に関しては特性23で撮影するよりも適性露光に近
くすることができる。
【0080】図9は、第3の実施の形態におけるカメラ
マイコン11において行われる測光及び測距の処理手順
を示すフローチャートである。この処理は、撮影者が被
写体に向かってカメラを構え構図を確定し、レリーズボ
タンを半押ししたときに開始される。
【0081】図9において、第1及び第2の実施の形態
と同一の処理を行うステップには、第1及び第2の実施
の形態と同一のステップ番号を付してその説明を省略す
る。
【0082】第3の実施の形態においてステップS21
は、シャッタ14が最大開口径に達しない前に閉じてし
まう可能性がある場合に実行されるステップであり、図
8に示す特性32でシャッタ14が駆動されるように露
光時間を設定する。特性32は、シャッタ14の開口径
が、ストロボ15の光で主被写体を適正露光できる開口
径31に達すると即座に閉じ始める特性である。
【0083】第2の実施の形態では、シャッタ14が常
に最大開口径の得られる最も短い露光時間(特性23相
当)で駆動されるように設定されていたが、第3の実施
の形態では、ストロボ撮影で適正露光が得られる最短限
度の露光時間に設定される。
【0084】これにより、主被写体にはストロボ15の
光が届き、且つ背景は幾分露光オーバーになる可能性も
あるが許容できる露光レベル(第2の実施の形態より更
に適正露光に近い)の撮影ができる。
【0085】以上のように、第3の実施の形態では、主
被写体までの距離によりシャッタ14の開口径の制限を
変化させることで、背景の明るいシーンにおいても主被
写体はストロボ15で適正に露光でき、背景も略適正に
露光できるようになる。
【0086】(他の実施の形態)なお、前述した各実施
の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読み出して実行することによっても、本発明が達
成されることは言うまでもない。
【0087】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の各実施の形態の機能を実現
することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶
媒体が本発明を構成することになる。
【0088】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0089】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した各実施の形態
の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコード
の指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSな
どが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によ
って前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、
本発明に含まれることは言うまでもない。
【0090】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0091】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1、請求項1
2または請求項23記載の発明によれば、撮影画面内の
複数の領域において各被写体の輝度をそれぞれ測定する
測光手段を備えた露光制御装置において、判別手段が、
前記複数の領域のうちで主被写体が位置する領域を判別
する。そして、前記判別手段によって主被写体が位置す
ると判別された領域以外の領域において前記測光手段に
よって測定された輝度に基づき、第1の露光制御手段が
露光時間を制御する。
【0092】さらに、請求項2、請求項13または請求
項23記載の発明によれば、前記露光制御装置が閃光手
段を備え、前記判別手段によって主被写体が位置すると
判別された領域において前記測光手段によって測定され
た輝度に基づき、発光制御手段が、前記閃光手段の発光
を制御する。
【0093】これにより、主被写体の画面上の位置に拘
わらず、常に背景も主被写体も適正な露光を得ることが
できる。したがって、夕焼けのシーンなどにおいて主被
写体が適正に露光されるとともに、夕焼けも色再現のよ
い撮影を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る露光制御装置を搭載したカメラの
第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態におけるカメラの画面上にお
ける複数の測距及び測光の位置を示す図である。
【図3】第1の実施の形態におけるカメラマイコンにお
いて行われる測光及び測距の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図4】シャッタの開口経過時間(露光時間)に対する
シャッタの開口径の変化特性を示す図である。
【図5】シャッタの開口時間が長い場合のシャッタの開
口径の変化特性を示す図である。
【図6】第2の実施の形態におけるカメラマイコンにお
いて行われる測光及び測距の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】シャッタの開口経過時間(露光時間)に対する
シャッタの開口径の変化特性を示す図である。
【図8】シャッタの開口経過時間(露光時間)に対する
シャッタの開口径の変化特性を示す図である。
【図9】第3の実施の形態におけるカメラマイコンにお
いて行われる測光及び測距の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図10】夕焼けのシーンを示す図である。
【図11】露光経過時間に対するシャッタの開口径の変
化特性を示す図である。
【図12】シャッタの開口時間が短い場合のシャッタの
開口径の変化特性を示す図である。
【符号の説明】
11 カメラマイコン(判別手段、第1乃至第5の露光
制御手段、発光制御手段、発光判断手段) 12 測光部(測光手段) 12a〜12c 測光領域(複数の領域) 13 測距部(距離測定手段) 13a〜13c 測距領域(複数の領域) 14 シャッタ 15 ストロボ(閃光手段) 16 撮影画角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/05 G03B 3/00 A

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面内の複数の領域において各被写
    体の輝度をそれぞれ測定する測光手段と、 前記複数の領域のうちで主被写体が位置する領域を判別
    する判別手段と、 前記判別手段によって主被写体が位置すると判別された
    領域以外の領域において前記測光手段によって測定され
    た輝度に基づき、露光時間を制御する第1の露光制御手
    段とを有することを特徴とする露光制御装置。
  2. 【請求項2】 閃光手段と、 前記判別手段によって主被写体が位置すると判別された
    領域において前記測光手段によって測定された輝度に基
    づき、前記閃光手段の発光を制御する発光制御手段とを
    更に有することを特徴とする請求項1記載の露光制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記閃光手段の発光が不要なとき、また
    は前記閃光手段の発光によっても露光が不足するとき、
    前記判別手段によって主被写体が位置すると判別された
    領域において前記測光手段によって測定された輝度に基
    づき、露光時間を制御する第2の露光制御手段を更に有
    することを特徴とする請求項2記載の露光制御装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の領域において各被写体までの
    距離をそれぞれ測定する距離測定手段を更に有し、 前記判別手段は、前記複数の領域のうちで、前記距離測
    定手段によって測定された各距離中で最も短い距離を示
    している領域を、主被写体が位置する領域と判別するこ
    とを特徴とする請求項2または請求項3記載の露光制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記判別手段によって主被写体が位置す
    ると判別された領域において前記測光手段によって測定
    された輝度に基づき、前記閃光手段を発光させるべきか
    否かを判断する発光判断手段を更に有し、 前記発光制御手段は、前記発光判断手段によって前記閃
    光手段を発光させるべきと判断されたときに作動し、 前記第1の露光制御手段は、前記発光判断手段によって
    前記閃光手段を発光させるべきと判断されたとき、前記
    判別手段によって主被写体が位置すると判別された領域
    以外の領域において前記測光手段によって測定された各
    輝度の平均値を算出し、該算出された平均値に基づき露
    光時間を制御することを特徴とする請求項4記載の露光
    制御装置。
  6. 【請求項6】 前記閃光手段による発光により前記主被
    写体が適正露光を得ることができるか否かを判断する適
    正露光判断手段を更に有し、 前記第1の露光制御手段は、前記適正露光判断手段によ
    って前記主被写体が適正露光を得ることができると判断
    されたときのみ作動することを特徴とする請求項5記載
    の露光制御装置。
  7. 【請求項7】 前記適正露光判断手段は、少なくとも前
    記主被写体までの距離に基づき前記判断を行うことを特
    徴とする請求項6記載の露光制御装置。
  8. 【請求項8】 前記適正露光判断手段によって、前記閃
    光手段による発光によっても前記主被写体が適正露光を
    得ることができないと判断されたときに、前記判別手段
    によって主被写体が位置すると判別された領域において
    前記測光手段によって測定された輝度に基づき、露光時
    間を制御する第3の露光制御手段を更に有することを特
    徴とする請求項6記載の露光制御装置。
  9. 【請求項9】 露光時間中に開口径が徐々に大きくな
    り、その後徐々に小さくなる構成のシャッタの開口時間
    を制御し、該シャッタの開口径が最大開口径に達した直
    後から徐々に小さくなるように開口時間を設定する第4
    の露光制御手段を更に有することを特徴とする請求項5
    記載の露光制御装置。
  10. 【請求項10】 前記第4の露光制御手段は、適正露光
    よりアンダ側に露光時間を設定することを特徴とする請
    求項9記載の露光制御装置。
  11. 【請求項11】 露光時間中に開口径が徐々に大きくな
    り、その後徐々に小さくなる構成のシャッタの開口時間
    を制御し、該シャッタの開口径が、前記閃光手段が発光
    したときに前記主被写体が最適露光を得られる開口径に
    達した直後から徐々に小さくなるように開口時間を設定
    する第5の露光制御手段を更に有することを特徴とする
    請求項5記載の露光制御装置。
  12. 【請求項12】 撮影画面内の複数の領域において各被
    写体の輝度をそれぞれ測定する測光手段を備えた露光制
    御装置に適用される露光制御方法において、 前記複数の領域のうちで主被写体が位置する領域を判別
    する判別ステップと、 前記判別ステップによって主被写体が位置すると判別さ
    れた領域以外の領域において前記測光手段によって測定
    された輝度に基づき、露光時間を制御する第1の露光制
    御ステップとを有することを特徴とする露光制御方法。
  13. 【請求項13】 前記露光制御装置は閃光手段を更に備
    え、 前記判別ステップによって主被写体が位置すると判別さ
    れた領域において前記測光手段によって測定された輝度
    に基づき、前記閃光手段の発光を制御する発光制御ステ
    ップを更に有することを特徴とする請求項12記載の露
    光制御方法。
  14. 【請求項14】 前記閃光手段の発光が不要なとき、ま
    たは前記閃光手段の発光によっても露光が不足すると
    き、前記判別ステップによって主被写体が位置すると判
    別された領域において前記測光手段によって測定された
    輝度に基づき、露光時間を制御する第2の露光制御ステ
    ップを更に有することを特徴とする請求項13記載の露
    光制御方法。
  15. 【請求項15】 前記露光制御装置は、前記複数の領域
    において各被写体までの距離をそれぞれ測定する距離測
    定手段を更に備え、 前記判別ステップは、前記複数の領域のうちで、前記距
    離測定手段によって測定された各距離中で最も短い距離
    を示している領域を、主被写体が位置する領域と判別す
    ることを特徴とする請求項13または請求項14記載の
    露光制御方法。
  16. 【請求項16】 前記判別ステップによって主被写体が
    位置すると判別された領域において前記測光手段によっ
    て測定された輝度に基づき、前記閃光手段を発光させる
    べきか否かを判断する発光判断ステップを更に有し、 前記発光制御ステップは、前記発光判断ステップによっ
    て前記閃光手段を発光させるべきと判断されたときに実
    行され、 前記第1の露光制御ステップは、前記発光判断ステップ
    によって前記閃光手段を発光させるべきと判断されたと
    き、前記判別ステップによって主被写体が位置すると判
    別された領域以外の領域において前記測光手段によって
    測定された各輝度の平均値を算出し、該算出された平均
    値に基づき露光時間を制御することを特徴とする請求項
    15記載の露光制御方法。
  17. 【請求項17】 前記閃光手段による発光により前記主
    被写体が適正露光を得ることができるか否かを判断する
    適正露光判断ステップを更に有し、 前記第1の露光制御ステップは、前記適正露光判断ステ
    ップによって前記主被写体が適正露光を得ることができ
    ると判断されたときのみ実行されることを特徴とする請
    求項16記載の露光制御方法。
  18. 【請求項18】 前記適正露光判断ステップは、少なく
    とも前記主被写体までの距離に基づき前記判断を行うこ
    とを特徴とする請求項17記載の露光制御方法。
  19. 【請求項19】 前記適正露光判断ステップによって、
    前記閃光手段による発光によっても前記主被写体が適正
    露光を得ることができないと判断されたときに、前記判
    別ステップによって主被写体が位置すると判別された領
    域において前記測光手段によって測定された輝度に基づ
    き、露光時間を制御する第3の露光制御ステップを更に
    有することを特徴とする請求項17記載の露光制御方
    法。
  20. 【請求項20】 露光時間中に開口径が徐々に大きくな
    り、その後徐々に小さくなる構成のシャッタの開口時間
    を制御し、該シャッタの開口径が最大開口径に達した直
    後から徐々に小さくなるように開口時間を設定する第4
    の露光制御ステップを更に有することを特徴とする請求
    項16記載の露光制御方法。
  21. 【請求項21】 前記第4の露光制御ステップは、適正
    露光よりアンダ側に露光時間を設定することを特徴とす
    る請求項20記載の露光制御方法。
  22. 【請求項22】 露光時間中に開口径が徐々に大きくな
    り、その後徐々に小さくなる構成のシャッタの開口時間
    を制御し、該シャッタの開口径が、前記閃光手段が発光
    したときに前記主被写体が最適露光を得られる開口径に
    達した直後から徐々に小さくなるように開口時間を設定
    する第5の露光制御ステップを更に有することを特徴と
    する請求項16記載の露光制御方法。
  23. 【請求項23】 撮影画面内の複数の領域において各被
    写体の輝度をそれぞれ測定する測光手段を備えた露光制
    御装置に適用される露光制御方法をプログラムとして記
    憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体に
    おいて、 前記露光制御方法が、 前記複数の領域のうちで主被写体が位置する領域を判別
    する判別ステップと、 前記判別ステップによって主被写体が位置すると判別さ
    れた領域以外の領域において前記測光手段によって測定
    された輝度に基づき、露光時間を制御する第1の露光制
    御ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  24. 【請求項24】 前記露光制御装置が閃光手段を更に備
    え、 前記露光制御方法が、 前記判別ステップによって主被写体が位置すると判別さ
    れた領域において前記測光手段によって測定された輝度
    に基づき、前記閃光手段の発光を制御する発光制御ステ
    ップを更に有することを特徴とする請求項23記載の記
    憶媒体。
  25. 【請求項25】 前記露光制御方法が、 前記閃光手段の発光が不要なとき、または前記閃光手段
    の発光によっても露光が不足するとき、前記判別ステッ
    プによって主被写体が位置すると判別された領域におい
    て前記測光手段によって測定された輝度に基づき、露光
    時間を制御する第2の露光制御ステップを更に有するこ
    とを特徴とする請求項24記載の記憶媒体。
  26. 【請求項26】 前記露光制御装置は、前記複数の領域
    において各被写体までの距離をそれぞれ測定する距離測
    定手段を更に備え、 前記判別ステップは、前記複数の領域のうちで、前記距
    離測定手段によって測定された各距離中で最も短い距離
    を示している領域を、主被写体が位置する領域と判別す
    ることを特徴とする請求項24または請求項25記載の
    記憶媒体。
  27. 【請求項27】 前記露光制御方法が、 前記判別ステップによって主被写体が位置すると判別さ
    れた領域において前記測光手段によって測定された輝度
    に基づき、前記閃光手段を発光させるべきか否かを判断
    する発光判断ステップを更に有し、 前記発光制御ステップは、前記発光判断ステップによっ
    て前記閃光手段を発光させるべきと判断されたときに実
    行され、 前記第1の露光制御ステップは、前記発光判断ステップ
    によって前記閃光手段を発光させるべきと判断されたと
    き、前記判別ステップによって主被写体が位置すると判
    別された領域以外の領域において前記測光手段によって
    測定された各輝度の平均値を算出し、該算出された平均
    値に基づき露光時間を制御することを特徴とする請求項
    26記載の記憶媒体。
  28. 【請求項28】 前記露光制御方法が、 前記閃光手段による発光により前記主被写体が適正露光
    を得ることができるか否かを判断する適正露光判断ステ
    ップを更に有し、 前記第1の露光制御ステップは、前記適正露光判断ステ
    ップによって前記主被写体が適正露光を得ることができ
    ると判断されたときのみ実行されることを特徴とする請
    求項27記載の記憶媒体。
  29. 【請求項29】 前記適正露光判断ステップは、少なく
    とも前記主被写体までの距離に基づき前記判断を行うこ
    とを特徴とする請求項28記載の記憶媒体。
  30. 【請求項30】 前記露光制御方法が、 前記適正露光判断ステップによって、前記閃光手段によ
    る発光によっても前記主被写体が適正露光を得ることが
    できないと判断されたときに、前記判別ステップによっ
    て主被写体が位置すると判別された領域において前記測
    光手段によって測定された輝度に基づき、露光時間を制
    御する第3の露光制御ステップを更に有することを特徴
    とする請求項28記載の記憶媒体。
  31. 【請求項31】 前記露光制御方法が、 露光時間中に開口径が徐々に大きくなり、その後徐々に
    小さくなる構成のシャッタの開口時間を制御し、該シャ
    ッタの開口径が最大開口径に達した直後から徐々に小さ
    くなるように開口時間を設定する第4の露光制御ステッ
    プを更に有することを特徴とする請求項27記載の記憶
    媒体。
  32. 【請求項32】 前記第4の露光制御ステップは、適正
    露光よりアンダ側に露光時間を設定することを特徴とす
    る請求項31記載の記憶媒体。
  33. 【請求項33】 前記露光制御方法が、 露光時間中に開口径が徐々に大きくなり、その後徐々に
    小さくなる構成のシャッタの開口時間を制御し、該シャ
    ッタの開口径が、前記閃光手段が発光したときに前記主
    被写体が最適露光を得られる開口径に達した直後から徐
    々に小さくなるように開口時間を設定する第5の露光制
    御ステップを更に有することを特徴とする請求項27記
    載の記憶媒体。
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