JP2002228966A - レーザ光走査装置 - Google Patents
レーザ光走査装置Info
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Abstract
の駆動電流で駆動していたため、モータの共振周波数f
oと1/2周波数fo2による2つのピークがあり、ゲイ
ンを上げると1/2周波数fo2でも発振してモータ駆動
が安定せず、ミラーの振れ角が不安定となった。 【解決手段】本発明は、モータ1のコイルから検出さ
れ、ノイズ除去、増幅及び位相補正された検出信号Vf
の振幅のボトム値により駆動電流量が規定された制御信
号Vcntに制御されるモータ電流制御回路6が、互いに
反転する電流波形即ち正弦波又はそれに近い波形で高調
波成分がほぼ除かれた駆動電流IDRVを駆動コイル1a
へ印加して、共振周波数に同期した高調波を含まない正
弦波(sin波)若しくはそれに近い波形の駆動電流IDRV
を生成し、駆動コイルに印加して、1/2周波数におけ
る発振を防止してモータ駆動を安定化し、ミラーの振れ
角やその振れ状態を安定させるレーザ光走査装置であ
る。
Description
ンボルマークにレーザ光を照射し、記載される情報を読
み取る情報読取装置に係り、特にレーザ光を安定して走
査させるレーザ光走査装置に関する。
任意の情報を表すシンボルマークとしてバーコードが知
られており、通常、物品に直接的に印刷若しくは、シー
ルに印刷して物品に貼り付けて使用されている。このよ
うなバーコードから情報を読み取る場合は、往復運動
(回動)するミラーに反射されて往復走査されるビーム
状のレーザ光をバーコードに照射して、その反射光から
記載される情報を読み取っている。このミラーを回動さ
せるために種々のモータが用いられている。
な矩形の支持体21の両端に永久磁石22を配置し、そ
の内部には両側(永久磁石22が配置されていない側)
から弾性部材23に回動可能に支持される可動板24が
設けられているモータがある。この可動板24の一方面
上には駆動コイル(及び検出コイル)25が形成され、
他方面は、レーザ光を反射するためのミラーとなってい
る。このモータは、検出コイルにより検出された振れ角
に依存した信号に基づき、電源27を制御して所望の電
流を駆動コイル25に流すモータ駆動回路26が設けら
れている。この方式のモータをムービングコイル型モー
タと称している。
ビングマグネット型モータが知られている。このモータ
は、一方が固定されているばね31の他方に永久磁石3
3とミラー34が搭載された可動部32が設けられ、そ
の近傍に可動部33を駆動させるための駆動コイル35
と、駆動コイル35と同じボビンに巻かれている検出コ
イル36とが設けられている。さらに、検出コイル36
により検出された振れ角に依存した信号に基づき、電源
38を制御して所望の電流を駆動コイル35に流すモー
タ駆動回路37が設けられている。
置の一構成例を示し説明する。このレーザ光走査装置
は、電源Vccを印加して駆動電流を流してモータ(可動
部材)を振らすように駆動するための駆動コイル及びそ
の振れの角に応じた検出信号を出力する検出コイルを備
えるモータ41と、検出信号からノイズとなる高周波成
分を取り除くローパスフィルタ(LPF)42と、検出
信号が低レベルであるため適正なレベルまで増幅する増
幅回路43と、フィードバックをかけることで、振れ角
が所望の値となるようにモータ41を駆動する駆動電流
調整回路44とで構成される。
又はイネーブルがオンになった時にモータ起動のための
スタートパルスを発生するスタートパルス発生回路41
を含し、且つモータ41に駆動電流を加えるタイミング
を制御するための位相制御回路45と、ボトムホールド
回路49及びゲイン制御電圧回路50を備えて電流量
(振幅のピーク値)を規定する振幅制御回路46と、所
定振幅で且つ位相があった信号を生成する掛算回路47
と、制御された電流出力をモータ41の駆動コイルに印
加させるために電圧に変換するVI変換回路48とで構
成される。
る、増幅回路43からの出力Vfの振幅値を、検出する
ためのもので、ピークホールド回路でも構成することが
出来るのは周知である。この駆動電流調整回路44の具
体的な構成例としては、例えば、特開平6−76094
号公報で提案されている。この構成及び動作は、公報内
に記載されているため、ここでの説明は省略する。
ては、以下のような問題点を有している。第1の問題点
として、スタート時に検出信号出力が小さいとモータの
起動に時間がかかるという問題がある。つまり、最初に
モータ41の駆動コイルに駆動電流を印加した時に、検
出コイルからの検出信号が小さいと、その後の駆動電流
の制御に上手くフィードバックせず、モータ41の定常
動作となるまでの立ち上がり時間が長くなる。これは、
適正なスタートパルスが印加されていないため、うまく
立ち上がらないという事態が想定される。
可能に支持する部材は、樹脂等の弾性部材が多く採用さ
れているため、周囲の温度によって、樹脂等の硬さ即
ち、弾性係数が異なってくる場合があり、この周囲温度
によっても、必要とするスタートパルスのレベルが異な
ってくる。
特願2000−133662号において、共振モータの
起動時に、検出コイルからの出力信号(絶対値)が所定
値(Vd)以上となるまで前記駆動電流に重畳させる起
動電流を発生することにより、速やかに振動駆動状態を
安定させることができ、起動直後においても、レーザ光
の走査が遅延することなく、確実に起動するレーザ光走
査装置を提案している。
−133662号に提案したレーザ光走査装置を含めた
従来のレーザ光走査装置は、モータに印加する駆動電流
が、半波波形しか印加していない、つまり半波電流で駆
動させている。このような半波電流で駆動させる回路の
オープンループゲインの周波数特性をみると、図9に示
すように、少なくともモータの共振周波数foとこの1
/2周波数fo2による2つのピークが生じている。これ
を閉ループつまり、実作動状態でループゲインを徐々に
上げていくと、まず、共振周波数foで発振し、ゲイン
をさらに上げると、1/2周波数fo2の成分における発
振条件が揃う場合があり、この時、1/2周波数fo2で
も発振する。
と、モータ駆動が安定しなくなるため、結果的に図10
に示すように、ミラーの振れ角が不安定になる。この振
れ角の不安定を回避するためには、1/2周波数fo2で
は発振しないレベルまでゲインを下げる方法が最も簡単
である。しかし、一般にフィードバック制御では、ゲイ
ンを下げると、外乱による影響で変動が大きくなる。特
願2000−133662号に提案したレーザ光走査装
置においては、この変動として温度変化による振れ角の
変化が顕著に現れ、ゲインを下げれば下げるほど、温度
変化による振れ角変化が大きくなる。
いては、ミラーの振れ角の調整には高い精度が要求され
ており、特に振れ角のセンタ位置が正しく調整されてな
ければならない。このセンタ調整は、機械的に組み付け
位置の調整で行っているため、煩雑で時間を要する作業
であった。
るレーザ光を走査させるためのモータを安定させて駆動
して均一的な振れ角を実現し、且つ製造時の振れ角調整
が短時間で容易な作業により実現するレーザ光走査装置
を提供することを目的とする。
するために、レーザ光を発生する光源と、前記光源から
のレーザ光を所定の方向に往復走査する走査手段とを含
むレーザ光走査装置において、前記走査手段は、磁界を
付与するための永久磁石、周期的に振動駆動され前記レ
ーザ光を所定の方向に往復走査する走査ミラー、前記走
査ミラーを支持するとともに振動駆動力を付与する弾性
部材及び前記永久磁石に隣接して配置された駆動巻線及
び検出巻線の2つの巻線を備えたコイルとからなる共振
モータと、前記検出巻線からの出力信号に同期した正弦
波若しくは高調波成分を少なくした波形の駆動電流を前
記駆動巻線に印加する駆動電流印加回路及び、前記検出
巻線からの出力信号の振幅が所定値になるように前記駆
動電流の振幅を制御する振幅制御回路で構成されたモー
タ駆動回路とを備えるレーザ光走査装置を提供する。ま
た、前記モータ駆動回路には、前記駆動電流に直流電流
を加え、その直流電流の大きさを調整することにより、
前記走査ミラーの走査中心を位置を調整するための振れ
角中心制御回路を備える。
共振モータのコイルから検出され、ノイズ除去、増幅及
び位相補正された検出信号Vfのボトム値で決まる制御
信号制御信号Vcntで制御される駆動電流印加回路が、
正弦波又はそれに近い波形で高調波成分がほぼ除かれた
駆動電流(IDRV)を出力する。このため、駆動電流が
高調波成分を持たなくなるので、fo2におけるピークが
なくなり、fo2での発振が無くなる。
施形態について詳細に説明する。図1には、本発明によ
るレーザ光走査装置の第1の実施形態に係る構成例を示
し説明する。
に応じてレーザ光を走査して外部に照射させるための走
査ミラー(以下、ミラーと称する)が設けられた可動部
(図示せず)を往復走査するように振らせるための駆動
コイル1a及び振れた可動部の角速度に応じた検出信号
を検出する検出コイル1bを備える共振モータからなる
モータ1と、検出信号からノイズとなる高周波成分を取
り除くローパスフィルタ(LPF)2と、検出信号が低
電圧レベルであるため適正な電圧レベルまで増幅する増
幅回路3と、LPF2と増幅回路3とにより発生した検
出信号Vfの位相ずれを検出コイル1bの検出信号に同
期するように補正するために容量素子Cと抵抗素子Rの
直列接続からなる位相補正回路4と、ボトムホールド回
路5a及びゲイン制御電圧発生回路5bからなり検出信
号Vfの振幅のボトム値に基づき駆動電流量を規定する
制御信号Vcntを出力する振幅制御回路5と、入力信号
Vinを電流に変換し、そのミラーの振れ角を制御信号V
cntに比例するように制御された駆動電流IDRVを駆動コ
イル1aに印加するためのモータ電流制御回路6とで構
成される。
路5から出力された出力信号Vcntにより駆動するトラ
ンジスタQ5と、位相補正回路4から出力された入力信
号Vinが正入力端子(+)へ、トランジスタQ5の出力を
負入力端子(−)へそれぞれ入力して、フィードバック
制御により振れ角調整用信号VA+を出力する非反転アン
プ7と、基準電圧Vrefを正入力端子(+)へ、非反転ア
ンプ7から出力された振れ角調整用信号VA+を負入力端
子(−)へそれぞれ入力して、その反転信号VA-を出力
する反転アンプ8と、正入力端子(+)へ振れ角調整用信
号VA+を入力し、フィーバック制御による駆動用出力を
生成するバッファ9と、正入力端子(+)へ反転信号VA-
を入力し、フィーバック制御による駆動用反転出力を生
成するバッファ10と、4つのトランジスタQ1〜Q4
からなる電圧電流変換回路12とで構成される。なお、
基準電圧Vrefは、ミラーの振れ角のセンタ位置つま
り、走査されるレーザ光の振れのセンタを規定する電位
に設定されている。
直列接続されてバッファ9に駆動されるトランジスタQ
1及びQ3と、電流通路が直列接続されてバッファ10
に駆動されるトランジスタQ2及びQ4とで構成され
る。これらのトランジスタQ1、Q2の各コレクタ側に
設けられた出力端から、互いに反転する電流波形すなわ
ち、正弦波若しくはそれに近い波形であって、高調波成
分がほぼ除かれた駆動電流IDRV(out+、out-)が駆動
コイル1aへ出力される。
動作について説明する。まず、モータ1が駆動されて、
可動部(ミラー)が十分に振れると、検出コイル1bか
ら検出信号(sin波形)が得られる。この検出信号は、
LPF2を通して外乱等により発生したノイズが取り除
かれ、増幅回路3により処理しやすいレベルまで増幅さ
れて検出信号Vfとして生成される。さらに検出信号V
fは、位相補正回路4によりLPF2や増幅回路3で発
生した位相ずれが補正されて入力信号Vinとして生成さ
れる。
回路5にも入力される。この振幅制御回路5は、ミラー
の振れ角に比例した増幅回路3の出力の振幅が一定にな
るような制御信号を出力する。つまり、振れ角が目標値
より小さければ、より振れ角が大きくなる制御信号Vcn
tを生成し、一方目標値より大きければ、より振れ角が
小さくなるような制御信号Vcntを生成して出力する。
また、出力電圧における基準が基準電圧Vrefと同じな
るように回路に基準電圧Vrefを印加している。
力し、制御信号VcntはトランジスタQ5へ入力する。
入力する入力信号Vinの値(即ち、ミラーの振れ角)
は、前段では制御されていないため、非反転アンプ7
は、制御信号Vcntに基づき振れ角が目標値となるよう
に制御する。これは、制御信号Vcntの値に基づき、ト
ランジスタQ5のRDSが変化するため、これに従い非反
転アンプ7の増幅率が変化して、入力信号Vinの値を制
御するものである。そして、非反転アンプ7から出力さ
れた振れ角調整用信号VA+は、バッファ9及び反転アン
プ8にそれぞれ入力する。反転アンプ8は、振れ角調整
用信号VA+を反転させた反転信号VA-を生成して、バッ
ファ10に出力する。
信号VA-により、バッファ9とバッファ10は、互いに
反転する駆動出力を電圧電流変換回路12のトランジス
タ列にそれぞれ出力して駆動させ、駆動電流IDRV(out
+、out-)が駆動コイル1aへ印加される。これによ
り、駆動電流IDRVout+と、駆動電流IDRVout-との間に
生じた差に対応した図2に示すような電流(正弦波)が
駆動電流IDRVとして駆動コイル1a印加されることと
なる。
→Q3→駆動電流IDRVout+→駆動コイル1a→Q2→
接地ラインGND、となり、反対に、(2)VA->VA+
の時には、電源電圧Vcc→Q4→駆動電流IDRVout-→
駆動コイル1a→Q1→GND、となる。
信号の差分をモータのコイル内部抵抗Rfで除した値で
ある。例えば、VA+=Vref+Asinωt、VA-=Vref−
Asinωtとすれば、駆動電流IDRV=(VA+−VA-)/
Rf=2Asinωt/Rfである。以上のように本実施形態
のレーザ光走査装置は、モータへの駆動電流IDRVは、
正弦波(sin波形)かそれに近い波形を有する電流とな
る。
外の周波数成分が少な<なり、駆動コイル1a及び検出
コイル1bへの共振周波数以外の高調周波数の影響をほ
とんど無視できるレベルに小さくすることができる。そ
のため、ミラーの振れ角の目標値に対するずれ量を是正
するように変化させるためのゲイン(倍率)を大きく設
定することができる。このゲインは、この回路系をフィ
ードバック制御回路と見立てた際に、一般にフィードバ
ックゲインと呼ばれるものである。
動コイルからの検出信号に共振周波数以外の周波数成分
が含まれており、共振周波数以外で発振条件が成り立た
ないようにするために、そのループゲインが1以上にな
らないようにフィードバックゲインを小さくしなければ
ならなかった。これに対して、本実施形態では、共振周
波数以外の周波数成分をほぼ無くすことができるため、
フィードバックゲインを大きく設定することができる。
が大きい程、振れ角の目標値との誤差が小さくなる。例
えば、フィードバックゲインが大きく設定されていた場
合、温度変化により目標の振れ角を得るための駆動電流
が変化しても、目標の振れ角とのずれ量が少なくなくな
る。また、駆動電流は、図2に示すように、”0”を中
心とした交流電流とした方が、エネルギ効率が改善され
る。但し、”0”に限定されなければならないものでは
ない。
れば、モータのコイルに流れる駆動電流が回路の共振周
波数に同期した高調波を含まない正弦波(sin波)若し
くはそれに近い波形となるため、1/2周波数における
発振を防止することができる。これにより、モータ駆動
が安定し、ミラーの振れ角やその振れ状態を安定させる
ことができる。また、特願2000−133662号に
提案したレーザ光走査装置に組み合わせれば、確実に始
動して温度変化による振れ角の変化を防止することがで
きる。
置について説明する。課題として述べたように、従来の
レーザ光走査装置の製造工程において、ミラーの振れ角
のセンタ位置調整は、機械的な組み付け調整により行っ
ているため、煩雑で時間を要する作業であった。そこ
で、前述した第1の実施形態におけるオペアンプ8へ入
力される基準電圧Vrefを変化させることで、ミラーの
振れ角のセンタ位置つまり、走査されるレーザ光のセン
タを変更させる。
ここで、本実施形態の構成部位で前述した第1の実施形
態の構成部位と同等の部位には同じ参照符号を付してそ
の説明を省略する。このレーザ光走査装置は、反転アン
プ8の正入力端子(+)に印加されていた固定出力の基準
電圧Vrefに換わって可変可能な位置調整用電圧Vacを
印加する可変直流電源を含む振れ角中心制御回路11を
設けている。
により、図4(a)に示すように、基本的な基準電圧V
refによる駆動電流IDRVに対して、反転アンプの基準電
圧がずれるため、図4(b)に示すように、例えば、マ
イナス方向(Vac<Vref)に位置調整用電圧Vacが印
加した場合には、図4(c)に示すように、ミラーの振
れ角のセンタ位置がプラス方向にずれ量Iofだけ移動す
る。
同様に、振れ角調整用信号を例えば、VA+=Vref+As
inωtとすると、VA-=2Vac−Vref−Asinωtであ
り、駆動電流は、IDRV=(VA+−VA-)/Rf+(Vre
f−2Vac)/Rf=2Asinωt/Rf+(Vref−2Va
c)/Rfとなる。従って、Vacを調整することにより、
振れ角のセンタがずれ量Iof=(2Vref−2Vac)/
Rfだけ移動する。これにより、従来のような組み付け
時の振れ角のセンタ位置調整作業は不要となり、組み立
てた後、電気的な調整により振れ角やそのセンタ位置を
調整することができる。
ば、レーザ光走査装置の製造工程におけるミラーの振れ
角やそのセンタ位置の機械的な調整が不要となり、組み
立てた後、位置調整用電圧Vacの調整により簡単に触れ
角のセンタ位置を設定することができる。回路構成にも
よるが、例えば、可変抵抗で電圧を可変する構成であれ
ば、その可変抵抗の摺動部を移動させるだけの調整で済
み、作業時間の短縮化も実現できる。
ついて説明する。前述した第1、第2の実施形態のレー
ザ光走査装置には、位相補正回路4が設けられており、
LPF2及び増幅アンプ3で発生した位相ずれを補正し
ていた。本実施形態は、図5に示すようにLPFを取り
除くことにより、位相補正回路も省略した構成である。
これ以外の構成部材は図1に示した構成部材と同等であ
り、ここでの説明は省略する。
走査装置の構成によれば、駆動コイル1aに流れる駆動
電流は、モータ1の共振周波数以外の成分がほとんど除
かれて、モータの回動に影響を及ぼさなくなるため、ト
ランス経由で駆動コイル1aから検出コイル1bに生じ
る飛びつくノイズが少なくなり、フィルタ効果を小さく
することができる。つまり、フィルタ効果の小さいLP
Fを取り付けるか、取り外してしまってもよい。また、
増幅アンプ3のみで発生する位相ずれは、必ずしも補正
しなければならないほど大きくはない。位相のずれ量が
少なくなれば、位相補正回路4を省略することができ
る。従って、本実施形態によれば、回路が簡素化して、
小型化しコスト的にもメリットがある。
細書には以下のような発明も含まれている。
のミラーを回動させる共振モータと、前記共振モータの
検出コイルから回動の振れ角として検出された検出信号
から外乱によるノイズを除去するローパスフィルタと、
前記ローパスフィルタからの検出信号を所定の電圧レベ
ルまで増幅する増幅回路と、前記増幅回路で増幅された
検出信号に対して、前記検出コイルから検出された検出
信号と同期するように位相補正を行う位相補正回路と、
前記増幅回路で増幅された検出信号に対して、該検出信
号の振幅のボトム値に基づき前記モータの駆動コイルへ
印加すべき駆動電流量を規定する制御信号を生成する振
幅制御回路と、前記制御信号に基づき、前記ミラーの振
れ角を制御する駆動電流を生成し、前記駆動コイルへ印
加するモータ電流制御回路と、を具備することを特徴と
するレーザ光走査装置。
源からのレーザ光を所定の方向に往復走査する走査手段
とを含むレーザ光走査装置において、前記走査手段を駆
動させるモータの駆動コイルへ正負対称の線形的波形を
持つ交流電流を印加して該モータを駆動するモータ電流
制御手段を具備することを特徴とするレーザ光走査装
置。
源からのレーザ光を所定の方向に往復走査する走査手段
とを含むレーザ光走査装置において、前記走査手段を駆
動させるモータの駆動コイルへ正負対称で半周期毎に1
つのみのピークを持つ交流電流を印加して該モータを駆
動するモータ電流制御手段を具備することを特徴とする
レーザ光走査装置。
報読取装置に用いられるレーザ光を走査させるためのモ
ータを安定させて駆動して均一的な振れ角を実現し、且
つ製造時の振れ角調整が短時間で容易な作業による実現
するレーザ光走査装置を提供することができる。
示す図である。
れるモータへの駆動電流IDRVの波形の一例を示す図で
ある。
示す図である。
れるモータへの駆動電流IDRVの波形の一例を示す図で
ある。
示す図である。
ル型モーターの一構成例を示す図である。
ネット型モーターの一構成例を示す図である。
ある。
を示す図である。
モータの振れ角の一例を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 レーザ光を発生する光源と、前記光源か
らのレーザ光を所定の方向に往復走査する走査手段とを
含むレーザ光走査装置において、 前記走査手段は、 磁界を付与するための永久磁石と、周期的に振動駆動さ
れ前記レーザ光を所定の方向に往復走査する走査ミラー
と、前記走査ミラーを支持するとともに振動駆動力を付
与する弾性部材と、前記永久磁石に隣接して配置された
駆動巻線及び検出巻線の2つの巻線を備えたコイルとか
らなる共振モータと、 前記検出巻線からの出力信号に同期した正弦波若しくは
高調波成分を少なくした波形の駆動電流を前記駆動巻線
に印加する駆動電流印加回路及び、前記検出巻線からの
出力信号の振幅が所定値になるように前記駆動電流の振
幅を制御する振幅制御回路で構成されたモータ駆動回路
と、を具備することを特徴とするレーザ光走査装置。 - 【請求項2】 前記駆動電流印加回路が、前記駆動電流
に直流電流を加え、その直流電流の大きさを調整するこ
とにより、前記走査ミラーの走査のセンタ位置を調整す
る、振れ角中心制御回路を備えたことを特徴とする請求
項1に記載のレーザ光走査装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001024309A JP2002228966A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | レーザ光走査装置 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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