JP2002228952A - ミラーデバイス - Google Patents

ミラーデバイス

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JP2002228952A
JP2002228952A JP2001029231A JP2001029231A JP2002228952A JP 2002228952 A JP2002228952 A JP 2002228952A JP 2001029231 A JP2001029231 A JP 2001029231A JP 2001029231 A JP2001029231 A JP 2001029231A JP 2002228952 A JP2002228952 A JP 2002228952A
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JP
Japan
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mirror
mirror device
electrode
light
angle
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JP2001029231A
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English (en)
Inventor
Takaaki Kosuge
孝章 小菅
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異なる2点以上に光を集光することができる、
新規なミラーデバイスを提供する。 【解決手段】反射面を内側に向けて曲面状に配列され
た、反射面の角度を可変に保持される複数のミラーと、
各ミラー毎に独立して角度を変更させる、駆動手段とを
有することにより、前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を集光する光学
デバイスの技術分野に属し、詳しくは、2点以上の位置
に光を集光することができるミラーデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録装置や画像読取装置等の各種の
光学装置において、光を集光する光学素子として、レン
ズや凹面鏡(曲面ミラー)が利用されている。これらの
集光素子は、決められた1点にしか光を集光できない。
また、ズームレンズであれば、集光位置を焦点深度方向
に移動できるが、集光位置は、基本的に、光軸上に限ら
れており、従って、同一平面上における集光点は、やは
り1点である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を解決することにあり、異なる2点以
上に光を集光できる、新規なミラーデバイスを提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は 反射面を内側に向けて曲面状に配列され
た、反射面の角度を可変に保持される複数のミラーと、
各ミラー毎に独立して角度を変更させる、駆動手段とを
有することを特徴とするミラーデバイスを提供する。
【0005】本発明のミラーデバイスにおいて、前記ミ
ラーは、揺動可能な状態で、反射面の中心位置において
裏面から支持されるものであり、前記駆動手段は、前記
ミラーの端部近傍に2以上配置されるミラー側電極と、
各ミラー側電極と電極対を成す電極と、前記各電極対毎
に独立して電圧を印加する電源とを有するのが好まし
く、また、前記ミラー側電極が、対向する角部に配置さ
れ、もしくは、前記中心位置における反射面と直交方向
を軸とする周方向に等角度間隔で配置されるのが好まし
く、さらに、前記電源は、前記電極対に印加する電圧が
可変であるのが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明のミラーデバイスに
ついて、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳細
に説明する。
【0007】図1(A)に、本発明のミラーデバイスの
一例の平面図(ミラーの反射面側)を、図1(B)に、
そのb−b線の断面を、それぞれ概念的に示す。図1に
示されるミラーデバイス10は、正方形の反射面を有す
る板状のミラー12を、パラボラアンテナ状の曲面を形
成するように配列してなるものである。各ミラー12
は、反射面を曲面の内側に向けて配列されると共に、裏
面側の中心において、基板14に固定される支軸16に
よって全方向に揺動自在に公知の方法で支持されてい
る。なお、図1においては、一例として37枚のミラー
12を示しているが、本発明はこれに限定はされず、ま
た、支軸16とミラー12とは固定され、支軸16が全
方向に傾動自在に基板14に支持されてもよい。
【0008】図示例のミラーデバイス10において、各
ミラー12は、静電気によって駆動するMEMS(Micro
Electro Mechanical System) を構成しており、それぞ
れ、独立して揺動の方向および角度を調整され、後述す
る図3に模式的に示すように、ミラーデバイス10に入
射した光を、任意の位置に集光する。図2に、ミラー1
2の角度調整機能を有するするMEMSの一例の概念図
を示す。なお、図2において、(A)は平面図(反射面
を見た図)で、(B)は側面図である。
【0009】図2に示されるように、ミラー12裏面の
4つの角部には、ミラー側電極18(18a〜18d)
が配置されている。また、基板14上には、各ミラー側
電極18と離間して電極対を成す基板側電極20(20
a〜20d)が、ミラー側電極18に対向して形成され
ている。この基板側電極20の表面は、絶縁層22で覆
われている。さらに、それぞれのミラー側電極18と基
板側電極20とからなる、各電極対には、それぞれ、両
電極に電圧を印加する、印加電圧が可変な電源24(2
4a〜24d)が接続されている。
【0010】なお、このようなミラー12を有するME
MS(本発明のミラーデバイス)は、マイクロマシンや
半導体装置の製造技術を利用して作製すればよい。ま
た、本発明は、静電気によってミラーを動かすのに限定
はされず、例えば、ピエゾ素子等を用いてミラーを動か
すMEMSであってもよい。
【0011】このようなMEMSにおいて、電源24を
駆動(on)すると、離間するミラー側電極18と基板
側電極20との間に電圧が印加され、両者の間に静電気
が発生し、これによる引力が生じる。また、前述のよう
に、ミラー12は支軸16によって全方向に揺動可能に
支持されている。従って、各電極対にかかる電圧(静電
気による引力)の強さに応じて、ミラー12が傾く。例
えば、電源24aおよび24cをoffにし、電源24
bおよび24dをonにすれば、ミラー側電極18aお
よび18cと基板側電極20aおよび20cとの間は無
引力で、ミラー側電極18bおよび18dと基板側電極
20bおよび20dとの間は引力が発生するので、ミラ
ー12は、図2(B)に点線で示すように傾く。
【0012】ここで、前述のように、電極対はミラー1
2の4角に形成され、また、電源24a〜24dは、印
加電圧が可変な電源である。さらに、ミラー12は、支
軸16によって、全方向に揺動可能な状態で支持されて
いる。従って、ミラー12が揺動可能な角度内であれ
ば、各電源24によって電極対に印加する電圧のバラン
スを調整することにより、ミラー12の反射面を、任意
の方向で、任意の角度に向けることができ、各ミラー1
2による光の反射方向を任意に変えられる。
【0013】以上のことより明らかなように、このよう
なMEMSを利用するミラー12を曲面状に配列したミ
ラーデバイス10によれば、目的とする点に応じて、各
ミラー12の向きおよび角度を、適宜、調整することに
より、入射した光を、任意の点に集光することができ
る。すなわち、本発明のミラーデバイス10によれば、
従来の集光素子では不可能であった、同一平面上におけ
る複数点に光を集光することができ、また、光軸方向で
も集光点を変更することができる。さらに、本発明のミ
ラーデバイス10によれば、例えば、図中右半分のミラ
ー12と、左半分のミラー12とで、別々の点に集光す
る等、同時に複数点に光を集光することもできる。
【0014】また、各電源24の電圧を連続的に変更す
ることにより、ミラー12の向きおよび角度を連続的に
変更して、集光した光を走査することも可能である。し
かも、前述のように、ミラーデバイス10は、静電気で
駆動するMEMSを利用してミラー12を揺動するの
で、非常に高速で角度を変更/調整することが可能であ
り、集光点を高速に変更することができる。
【0015】例えば、図3に模式的に示すように、ミラ
ーデバイス10に一点鎖線で示すように光が入射した際
に、各ミラー12の向きおよび角度を実線で示すように
調整すれば、二点鎖線で示す平面上の点aで示される位
置に光を集光することができ、他方、各ミラー12の向
きおよび角度を点線で示すように調整すれば、同平面上
の点bで示される位置に光を集光できる。また、図1に
示されるような、全ミラー12で全電源24の印加電圧
を均一にした状態であれば、同平面上の×で示される点
に光を集光できる。さらに、ミラー12を、実線で示さ
れる状態〜点線で示される状態に、連続的に変化するこ
とにより、集光した光で点aと点bとの間を走査でき
る。
【0016】このような本発明のミラーデバイス10に
よれば、例えば、主走査手段と副走査手段とを組み合わ
せること無く、これのみで2次元的に光を走査するスキ
ャナを実現することができる。これを利用することによ
り、一定強度の光をミラーデバイス10に入射すれば画
像読取装置が構成でき、また、ミラーデバイス10に入
射する光を変調することにより、画像記録装置が構成で
きる。あるいは、本発明のミラーデバイス10を、適宜
設定した2点(それ以上でも可)に光を集光するように
設定し、この2点に、対応する波長域が異なる(例え
ば、紫外線と赤外線等)センサを配置し、集光位置を高
速で切り換えることにより、入射する光の成分変化等を
時系列的に連続して検知することができる。また、光軸
方向に集光位置を調整できるので、オートフォーカス的
な機能を持たせることも可能である。
【0017】図示例のミラーデバイス10は、ミラー1
2の4つの角部の全てにMEMSを構成する電極対を形
成したが、本発明は、これに限定はされない。例えば、
ミラー側電極24aおよび24dの電極対のみを形成し
て、ミラー12が、この対角線方向の揺動のみを行うよ
うにして、ミラーデバイス10による集光位置が2点間
の直線状となるように、各ミラー12を配置してもよ
い。
【0018】さらに、図示例においては、電源24は、
電極対に印加する電圧が可変なものであったが、固定電
圧として、電源のon/offのみで、ミラー12の角
度を調整してもよい。この際には、本発明のミラーデバ
イスに入射した光が、目的とする点に集光するように、
各ミラー12の位置や角度を調整して配置すればよく、
例えば、ミラー側電極24aおよび24dの電極対のみ
を配置する場合には、電源のon/offに応じた2点
で集光するように、各ミラー12の位置や角度を調整す
る。
【0019】ミラーの形状(反射面)も、図示例のよう
な正方形に限定はされず、長方形であってもよく、ある
いは、円形であってもよい。さらに、MEMSを構成す
る電極対の位置も、図示例のような対向する角部に限定
はされず、辺の中間であってもよく、また、ミラーの中
心で反射面と直交する方向(すなわち、図示例であれば
支持軸)を軸とする等角度間隔でミラーを配置するのも
好ましい。例えば、ミラーが円形である場合には、周方
向に120°間隔で電極を配置する方法が例示される。
【0020】図1に示される例においては、ミラー12
はパラボラアンテナのような曲面を形成するように複数
列が配列されている。この際おける、曲面の形状には、
特に限定はなく、放物面でも真球の曲面であってもよ
い。また、本発明のミラーデバイスは、図1に示される
ように、ミラー12で2次元的に広がる曲面を形成する
のにも限定はされず、例えば、図1のb−b線断面に対
応する一列のみミラー12を配列したものであってもよ
く、あるいは、この一列と、これに直交する列の2列で
ミラー12を配列してもよい。
【0021】以上、本発明のミラーデバイスについて詳
細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や
変更を行ってもよいのは、もちろんである。
【0022】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
ミラーデバイスによれば、従来の集光素子では不可能で
あった、異なる2点以上に光を集光することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は、本発明のミラーデバイスの一例の
平面を示す概念図であり、(B)は、そのb−b線断面
を示す概念図である。
【図2】 (A)は、図1に示されるミラーデバイスを
構成する1つのミラーの平面の概念図であり、(B)
は、その側面の概念図である。
【図3】 図1に示されるミラーデバイスの作用を概念
的に示す図である。
【符号の説明】
10 ミラーデバイス 12 ミラー 14 基板 16 支軸 18(18a,18b,18c,18d) ミラー側電
極 20(20a,20b,20c,20d) 基板側電極 22 絶縁層 24(24a,24b,24c,24d) 電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射面を内側に向けて曲面状に配列され
    た、反射面の角度を可変に保持される複数のミラーと、 各ミラー毎に独立して角度を変更させる、駆動手段とを
    有することを特徴とするミラーデバイス。
  2. 【請求項2】前記ミラーは、揺動可能な状態で、反射面
    の中心位置において裏面から支持されるものであり、 前記駆動手段は、前記ミラーの端部近傍に2以上配置さ
    れるミラー側電極と、各ミラー側電極と電極対を成す電
    極と、前記各電極対毎に独立して電圧を印加する電源と
    を有する請求項1に記載のミラーデバイス。
  3. 【請求項3】前記ミラー側電極が、対向する角部に配置
    され、もしくは、前記中心位置における反射面と直交方
    向を軸とする周方向に等角度間隔で配置される請求項2
    に記載のミラーデバイス。
  4. 【請求項4】前記電源は、前記電極対に印加する電圧が
    可変である請求項2または3に記載のミラーデバイス。
JP2001029231A 2001-02-06 2001-02-06 ミラーデバイス Withdrawn JP2002228952A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005006053A1 (ja) * 2003-07-15 2005-01-20 Tdk Corporation 空間光変調器
WO2005022689A1 (ja) * 2003-08-27 2005-03-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. アンテナおよびその製造方法
JP2016206226A (ja) * 2015-04-15 2016-12-08 新電元工業株式会社 制御装置および制御方法

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Effective date: 20080513