JP2002228581A - 分光光度計およびそれに用いる試料用容器 - Google Patents

分光光度計およびそれに用いる試料用容器

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JP2002228581A JP2001029291A JP2001029291A JP2002228581A JP 2002228581 A JP2002228581 A JP 2002228581A JP 2001029291 A JP2001029291 A JP 2001029291A JP 2001029291 A JP2001029291 A JP 2001029291A JP 2002228581 A JP2002228581 A JP 2002228581A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分光光度計の分光器の機構を簡素化し、分光
に要する時間を短縮すること、および分光機能を付与し
た試料用容器を提供することを課題とする。 【解決手段】 光源11、試料用容器12、光センサア
レイ15、および増幅器、演算装置および表示装置から
なり、前記試料容器12としては、例えば、ベース板1
2aおよびカバー板12bからなり、カバー板12b
に、入射した光を分光し、所定の位置毎に特定の波長の
光を集光するホログラムカラーフィルター13が形成さ
れているものを使用する構成として課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な形式の分光
光度計と、その分光光度計に用いるのに適した試料用容
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】分光光度計は、試料液体の波長毎の吸光
度を測定して、溶解している物質の分光特性を求めた
り、特定の波長における吸光度から、物質の含有量を求
める等の測定手段としてよく用いられており、比較的簡
単な原理で測定を行なうにもかかわらず、測定精度が優
れ、液体中における物質の含有度を、かなりの微量ま
で、測定できる特長を有している。
【0003】従来の分光光度計は、図1に例示するよう
に、光源部101からの光を、分光器102を用いて分
光させ、石英等の透明容器からなる試料セル103中に
試料104を充填したものに当て、透過した光を光検出
器105で検出し、その後、増幅器、演算装置等で処理
を行なったのち、必要に応じ、適宜な表示装置106に
より表示を行なう等するものである。また、ここでは図
示していないが、試料用セル単独を測定する以外に、参
照用セルを準備して使用し、較正を行なうこともある。
【0004】従来の分光光度計においては、試料セル1
03に入射する光を特定の波長にする、いわゆる分光
を、プリズム、または平面もしくは凹面の回折格子をパ
ルスモーター等で回転させる方式の分光器102により
行なっているが、このような分光器102は、駆動部を
有していて、機構的に複雑である上、小型化が難しいと
言う問題がある。分光光度計は、その特長から、水質試
験等、屋外での環境測定等に用いられる機会が多く、小
型で軽便なものが望まれている。また、従来の分光光度
計においては、試料セルを透過した光を、入射側の分光
の進行に伴なって行なっているため、波長を変えながら
分光特性を求める際に、一回あたりの測定に要する時間
が長くかかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明におい
ては、従来の分光光度計における動作原理を維持しつつ
も、分光器の機構を簡素化することを課題とするもので
ある。また、本発明においては、波長を変えて分光特性
を求める際に、分光に要する時間を短縮することも課題
とするものである。また、本発明においては、上記の課
題を解決する上で、分光の機能を付与した試料用容器を
提供することも課題とするものである。
【0006】
【課題を解決する手段】発明者等は、液晶表示パネル等
に用いるホログラムカラーフィルターを利用すると、集
光と分散を同時に行なうことが出来ること、また、ホロ
グラムカラーフィルターとして、ホログラム構造を合成
樹脂層中に有するもの、もしくはホログラム構造を合成
樹脂層の表面に干渉縞に相当する凹凸として有するもの
は、シート状に形成でき、適宜な形状の対象に適用でき
ることに注目して検討した結果、試料セルの表面にその
ようなホログラムカラーフィルターを積層して用いるこ
とにより、入射側の従来の回折格子を回転するタイプの
分光器を使用せずに、従って時間の経過を伴なうことな
く、分光を行なうことができ、しかも、出射側において
も、出射光の特定の波長の光が特定の位置毎に集光する
ことから、センサを多数、並べて配置することにより、
波長毎の出射光の強度を一時に測定でき、駆動部を有す
ることなく、分光特性を求めたり、特定波長での測定が
可能であることが判明し、本発明に到達することができ
た。
【0007】第1の発明は、光透過性の試料用容器と、
前記試料用容器に光を入射する光源と、前記試料用容器
から出射した光を検出する光センサシステムからなり、
前記試料容器には、入射した光を分光し、所定の位置毎
に特定の波長の光を集光するホログラム分光素子が形成
されていることを特徴とする分光光度計に関するもので
ある。第2の発明は、第1の発明において、前記試料用
容器には、前記光源側に光透過性であって、入射した光
を分光し、所定の位置毎に特定の波長の光を集光するホ
ログラム分光素子が形成されていることを特徴とする分
光光度計に関するものである。第3の発明は、第1また
は第2の発明において、前記ホログラム分光素子がレリ
ーフ型であることを特徴とする分光光度計に関するもの
である。第4の発明は、第1または第2の発明におい
て、前記ホログラム分光素子が体積型であることを特徴
とする分光光度計に関するものである。第5の発明は、
第1の発明において、前記試料容器には、前記光源側と
は反対側に、光反射型であって、入射した光を分光して
反射し、所定の位置毎に特定の波長の光を集光するホロ
グラム分光素子が形成されていることを特徴とする分光
光度計に関するものである。第6の発明は、第5の発明
において、前記ホログラム分光素子がレリーフ型であ
り、かつレリーフ面上に反射層が積層したものであるこ
とを特徴とする分光光度計に関するものである。第7の
発明は、光透過性の試料用容器と、前記試料用容器に光
を入射する光源と、前記試料用容器から出射した光を検
出する光センサシステムからなり、前記試料容器には、
入射した光を分光し、所定の位置毎に特定の波長の光を
集光するための、集光素子および均一な回折格子の重合
体が形成されていることを特徴とする分光光度計に関す
るものである。第8の発明は、第1〜第7いずれかの発
明において、前記ホログラム分光素子、もしくは前記集
光素子および均一な回折格子の重合体による集光が分光
方向に垂直な方向も持つ線分状に行なわれるものである
であることを特徴とする分光光度計に関するものであ
る。第9の発明は、第1〜第8いずれかの発明におい
て、前記試料容器が、光透過性のベース板、および光透
過性のカバー板からなることを特徴とする分光光度計に
関するものである。第10の発明は、第9の発明におい
て、前記ベース板が皿状であり、前記カバー板が蓋であ
ることを特徴とする分光光度計に関するものである。第
11の発明は、第1〜第8いずれかの発明において、前
記試料用容器が、光が入射する側、および光が出射する
側共、平坦な面を有する筒状形状であることを特徴とす
る分光光度計に関するものである。第12の発明は、前
記試料用容器に光を入射する光源と、前記試料用容器か
ら出射した光を検出する光センサシステムからなる分光
光度計と組み合わせて使用するものであって、光透過性
の容器の前記光が透過するいずれか一方の側に、入射し
た光を分光し、所定の位置毎に特定の波長の光を集光す
るホログラム分光素子が形成されていることを特徴とす
る試料用容器に関するものである。第13の発明は、第
12の発明において、前記ホログラム分光素子は光透過
性であって、前記光源側に形成されていることを特徴と
する試料用容器に関するものである。第14の発明は、
第12または第13の発明において、前記ホログラム分
光素子がレリーフ型であることを特徴とする試料用容器
に関するものである。第15の発明は、第12または第
13の発明において、前記ホログラム分光素子が体積型
であることを特徴とする試料用容器に関するものであ
る。第16の発明は、第12の発明において、前記試料
容器には、前記光源側とは反対側に、光反射型であっ
て、入射した光を分光して反射し、所定の位置毎に特定
の波長の光を集光するホログラム分光素子が形成されて
いることを特徴とする試料用容器に関するものである。
第17の発明は、第16vの発明において、前記ホログ
ラム分光素子がレリーフ型であり、かつレリーフ面上に
反射層が積層したものであることを特徴とする試料用容
器に関するものである。第18の発明は、前記試料用容
器に光を入射する光源と、前記試料用容器から出射した
光を検出する光センサシステムからなる分光光度計と組
み合わせて使用するものであって、前記光が透過するい
ずれか一方の側に、入射した光を分光し、所定の位置毎
に特定の波長の光を集光するための、集光素子および均
一な回折格子の重合体が形成されていることを特徴とす
る試料用容器に関するものである。第19の発明は、第
12〜第18いずれかの発明において、前記ホログラム
分光素子、もしくは前記集光素子および均一な回折格子
の重合体による集光が分光方向に垂直な方向も持つ線分
状に行なわれるものであるであることを特徴とする試料
用容器に関するものである。第20の発明は、第12〜
第19いずれかの発明において、前記試料容器が、光透
過性のベース板、および光透過性のカバー板からなるこ
とを特徴とする試料用容器に関するものである。第21
の発明は、第20の発明において、前記ベース板が皿状
であり、前記カバー板が蓋であることを特徴とする試料
用容器に関するものである。第22の発明は、第12〜
第19いずれかの発明において、前記試料用容器が、光
が入射する側、および光が出射する側共、平坦な面を有
する筒状形状であることを特徴とする試料用容器に関す
るものである。第23の発明は、第12〜第22いずれ
かの発明において、前記試料用容器、前記ホログラム分
光素子、前記集光素子、もしくは前記均一な回折格子の
いずれかが、特定波長に吸収を持つ素材からなるか、も
しくは特定波長に吸収を持つ材料を含有することによ
り、基準となる吸収波長を有することを特徴とする試料
用容器に関するものである。
【発明の実施の形態】
【0008】図を引用しながら、本発明を説明する。図
2は、本発明の分光光度計の一例の主要部分を示す図で
あり、ほぼ中央にある光透過性の材料からなる試料用容
器12に対して光が入射するよう、斜め左上方に光源1
1が配置されており、試料用容器12は、ベース板12
a上に試料14を介してカバー板12bが重ねて配置さ
れた構造を有しており、試料用容器12の下方には、上
面に光を検出するセンサが多数配置された光センサアレ
イ15が配置されたものである。ベース板12aおよび
カバー板12bは、次段落で説明するように、いずれか
一方にホログラムが形成されている以外、顕微鏡を使用
する際の、試料を載せるガラス板およびカバーガラスと
同様のものであり、積み重ねてもかさばらない特長を有
する。
【0009】図2において、試料用容器12の上部をな
すカバー板12aに、ホログラム分光素子13の凹凸が
形成されており、このホログラム分光素子13の凹凸
は、光源11から入射した光を分光し、試料用容器12
の下方にある光センサアレイ15の上面に多数配置され
た各光センサの所定の位置の光センサに、特定の波長の
光を集光する性質を有するものである。光センサアレイ
15の上面の、光源11に近い側から赤(R)、緑
(G)、および青(B)の順に集光する。実際には、波
長の変化に応じた連続的な分布を与えるので、各光セン
サには、ある波長からある波長までの波長域の光が集光
する。なお、光源11〜試料用容器12〜光センサアレ
イ15の間の矢印および線は、光の光路を参考的に描い
たものであり、厳密なものではない。
【0010】図3に示すように、光源2、試料用容器1
2、および光センサアレイ15は、上下が図2に示すも
のとは逆に配置されていてもよい。この場合、ホログラ
ム分光素子13の凹凸は、試料容器12のベース板12
aに形成されている。なお、図においては、いずれもベ
ース板12aをカバー板12bよりも大きく描いてある
が、同じでもよいし、大小関係が逆でも支障はない。
【0011】図4および図5に示すように、光源11と
光センサアレイ15とは、共に、試料用容器12の上
側、もしくは下側に配置されていてもよい。図4に示す
例では、光源11は、図2におけるのと同様、試料用容
器12の斜め左上方に配置されており、かつ光センサア
レイ15も、試料用容器12の上方に配置されている。
また、ホログラム分光素子13の凹凸の下面には光を反
射する反射層13aが積層されていて、反射層13aの
作用により、光が反射する。この例のものは、試料用容
器12が光源11および光センサアレイ15の下方にあ
るので、試料用容器12を、光源11および光センサア
レイ15にぶつからないよう、注意して分光光度計の下
方に挿入する必要があるが、試料容器12中の試料が、
光源11および光センサアレイ15を汚染することが少
なくなる利点がある。また、試料用容器12を、図示は
してない試料用容器12の載置台に載せれば、試料用容
器、特にホログラム分光素子13と光源11、および光
センサアレイ15との位置決めが容易になる。
【0012】図5に示す例では、光源11は、図3にお
けるのと同様、試料用容器12の斜め左下方に配置され
ており、かつ光センサアレイ15も、試料用容器12の
下方に配置されている。この例のものは、試料用容器1
2が光源11および光センサアレイ15の上方にあるの
で、試料用容器12をセットすることが容易であるが、
光源11および光センサアレイ15等を配置した上に、
試料用容器12を置くので、試料用容器12中の試料
が、光源11および光センサアレイ15上を試料による
汚染を防止する意味で、透明板で被覆しておくとよい。
【0013】光源11と図示しない増幅器、演算装置お
よび表示装置等については、従来技術において用いてい
るものと同様でよい。なお、光センサアレイ15で検出
した光は、増幅器、演算装置を用いて処理した後、表示
装置で表示するか、用紙上に出力する等、用途に応じて
取り扱われ、必ずしも一定しない。ここでは、光センサ
アレイに加えて、増幅器、演算装置、表示装置、もしく
は出力用プリンター等を適宜に組み合わせて用いたシス
テムを、光センサシステムと称することとする。
【0014】本発明で用いるホログラム分光素子13
は、場所によって異なるピッチ、向きを有する干渉縞が
形成されたもので、体積型ホログラム、もしくはレリー
フ型ホログラムであり得る。あるいは、ホログラム分光
素子13を、均一な回折格子とレンズ等の集光素子を組
み合わせて重ねた重合体で置き換えてもよい。
【0015】ホログラム分光素子が体積型ホログラムの
場合、公知の体積ホログラム記録材料を用いて形成する
ことができ、そのような体積ホログラム記録材料として
は、銀塩材料、重クロム酸ゼラチン乳剤、光重合性樹
脂、光架橋性樹脂等が挙げられるが、マトリックスポリ
マー、光重合可能な化合物、光重合開始剤及び増感色素
とからなる乾式の体積位相型ホログラム記録用途の感光
性材料を用いることが好ましい。上記の体積ホログラム
記録材料は、塗布液の状態で準備し、スピンコーティン
グ法により塗布形成して使用するとよく、また、市販の
感光材フィルム(例えば、デュポン社製、「オムニデッ
クス706M」、膜厚20μm)を利用することもでき
る。
【0016】ホログラム分光素子を形成するには、例え
ば、ガラスやプラスチックの基板上に、上記の体積ホロ
グラム記録材料をスピンコートし、乾燥処理を行なった
後、更に、層間保護膜である酸素遮断膜としてポリビニ
ルアルコールをスピンコートにより塗布し、乾燥処理を
行ない、感光材料層とする。この感光材料層に、原版で
ある計算機ホログラムを密着させ、感光材料が感度を有
する波長をもったレーザー光により露光した後、加熱処
理し、ホログラフィックレンズアレイを得る。
【0017】上記において、原版としては、計算機ホロ
グラムを用いずに、上記のホログラフィックレンズアレ
イと同様の特性を有する体積型ホログラムを用いてもよ
いし、また、原版を用いずに、2光束干渉露光によって
作製するようにしてもよい。
【0018】ホログラム分光素子がレリーフ型ホログラ
ムの場合には、露光量により、硬化もしくは分解の程度
が異なるよう設計された、いわゆる感光性樹脂もしくは
レジストと呼ばれる樹脂組成物を用い、やはり、ガラス
やプラスチックの基板上に、上記の体積ホログラム記録
材料と同様、スピンコート等により感光性樹脂層を形成
し、原版を用いるか、もしくは2光束干渉露光によっ
て、露光法により作製するか、または、そのようにして
作製した凹凸型ホログラムもしくはその複製物を型とし
て使用し、ガラスやプラスチックの基板上に積層された
熱可塑性樹脂もしくは熱硬化性樹脂の樹脂層の表面に型
付けし、その後、必要に応じて硬化させることにより、
作製することができる。また、レリーフ型ホログラムの
場合には、上記の方法以外に、機械切削によりレリーフ
形状を作製してもよい。また、一般の回折格子と同様、
レリーフ形状を三角形状にするブレーズド化により、回
折効率を高めることができる。
【0019】ホログラム分光素子に可視波長域以外での
特性を持たせる場合にも、同様の方法により行なうこと
ができる。図4および図5を引用して説明した例におけ
る反射層13aは、例えば、アルミニウム等の光反射性
の金属の薄膜で形成することができる。
【0020】上記の説明においては、図2および図3の
試料用容器12を光が透過する場合(「透過型の測
定」)で、ホログラム分光素子がレリーフ型のときに
は、試料用容器12の入射光側の外側にホログラム分光
素子13の凹凸を配置し、図4および図5においては試
料用容器12中を光が往復するケース(「反射型の測
定」)では、光が反射する位置の外側にホログラム分光
素子13の凹凸を配置するとよい。
【0021】前者の「透過型の測定」においては、分光
した光を試料用容器に入射するので、従来の分光光度計
における方法が踏襲されているが、後者の「反射型の測
定」においては、光が一旦、試料用容器を透過し、分光
された後に再び、試料用容器を透過するという、従来に
ない方法を採ることになる。
【0022】しかしながら、光を分光させた後に試料を
透過させても、光を試料を透過させた後に分光しても、
同じことであるし、上記の後者における試料用容器を二
度透過するのも、試料および容器の壁の厚みが増加した
のと同じであり、常に、そのような測定方法を採るので
あれば、測定上の支障は生じることがない。
【0023】従って、「透過型の測定」において、ホロ
グラム分光素子を適用する位置は、入射側の、図2であ
れば、カバー板12bの上面でも下面でもよいし、ホロ
グラム分光素子をカバー板12bに適用せず、ベース板
12aに適用してもよく、この場合も、適用する位置
は、ベース板12bの上面でも下面でもよい。
【0024】同様の観点で、「反射型の測定」におい
て、図4の例であれば、ホログラム分光素子の形成位置
は、ベース板12aの下面でも上面でもよいが、上面に
形成すると、試料の屈折率により回折効率が変るので、
下面に形成することがより好ましい。
【0025】図2〜図5においては、試料用容器12
は、顕微鏡用の試料をはさむためのプレートガラスおよ
びカバーガラスのような薄型のもののように描いたが、
試料用容器12は、試料を保持するための容積を有して
いてよく、例えば、図6に示すように、ベース板12a
が周囲部分を残して、窪みを形成された、皿状もしくは
箱型のものであってもよい。ホログラム分光素子は、既
に説明したように、試料用容器12の種々の位置に形成
することができる。ホログラム分光素子の適用は、粘着
剤や接着剤を用いた積層のほか、機械的な固定によって
もよい。なお、試料用容器を構成する透明材料に直接に
ホログラム分光素子を形成したり、もしくはその透明材
料を基材として、ホログラム層を積層したものも、本発
明における試料用容器へのホログラム分光素子の形成の
概念の範囲とする。試料用容器を構成する透明材料に、
直接にホログラム分光素子を形成すると、通常、別の層
にホログラムを形成したホログラム層を積層する場合よ
りも、光の吸収が少ないため、測定波長域が広くなる利
点がある。
【0026】また、カバー板12bは、ベース板12a
の窪みの周囲に形成した段にはめこめるか、もしくはか
ぶせ蓋のような構造としておくと、ベース板12aとの
角度を一定に保つことができるので好ましい。なお、試
料用容器12自体も、本発明の分光光度計の所定の位置
に、所定の角度で置く必要があるが、試料用容器12を
置く部分に、所定の位置を示す機能と置く位置を規制す
る機能とを有する突起等を設けておくとよい。
【0027】ところで、試料用容器12、特にそこに積
層されたホログラム分光素子と光センサアレイの角度の
関係は、測定上、重要であるが、ホログラム分光素子と
して、線分状に集光するものを使用すれば、光センサア
レイとの関係が所定の角度でなくても、測定が可能であ
る。または、光センサアレイは光センサの線状配列でも
よいが、縦横の配列としておいても、光センサアレイと
の関係が所定の角度でなくても、測定が可能となる。ま
た、試料用容器、ホログラム分光素子、集光素子、もし
くは均一な回折格子を構成する材料の少なくともいずれ
かを、特定波長に吸収を持つ素材で形成するか、もしく
は特定波長に吸収を持つ材料を含有させて、特長のある
吸収波長を持たせておき、この特定の波長を検出するこ
とにより、光センサアレイ15のどの位置がどの波長に
対応するのかを確認して較正してもよい。
【0028】なお、試料用容器12は、偏平なものに限
られることなく、図7に示す、通常の分光光度計におい
て使用されるようなセル様式(=四角柱状の容器であ
る。)の形状のものであってもよい。セル様式の試料用
容器12は、試料である液体の保持性が優れている。こ
の場合のホログラム分光素子の適用も上記の説明に従っ
て行なうことができる。
【0029】なお、図7に示す形状の試料容器12を使
用する場合、試料用容器12を立てて使用するので、図
2〜図5を引用して説明したような配置における光源1
1、試料用容器12、および光センサアレイ15等を、
いずれかの方向に90度回転させて配置した形式の分光
光度計とすることが望ましい。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、試料用容器に
ホログラム分光素子を形成したことにより分光器の機能
を付与したため、駆動部を伴なう従来の分光器が不要に
なり、このため、装置が小型化でき、また、試料用容器
に光を入射しただけで分光が行なわれるので、分光に要
する時間的経過が無い分光光度計を提供することができ
る。請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に
加え、試料用容器の光の入射する側にホログラム分光素
子が形成されているので、従来の分光光度計における測
定原理をそのまま維持して測定することが可能な分光光
度計を提供することができる。請求項3の発明によれ
ば、請求項1または請求項2の発明の効果に加え、ホロ
グラム分光素子がレリーフ型であるので、ホログラム層
による光の吸収が無く、従って測定波長域が広く、また
レリーフ型であることにより、複製用型を用いた量産に
適したホログラム分光素子を備えた分光光度計を提供す
ることができる。請求項4の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2の発明の効果に加え、ホログラム分光素子
が体積型であるため、その波長選択性により、測定波長
域が若干狭まることがあり得るものの、ホログラム分光
素子がレリーフ型である場合よりも高効率である分光光
度計を提供することができる。請求項5の発明によれ
ば、請求項1の発明の効果に加え、反射型のホログラム
分光素子が試料用容器に形成されているので、光源およ
び光センサアレイを同じ側に配置でき、装置の小型化が
可能な分光光度計を提供することができる。請求項6の
発明によれば、請求項5の発明の効果に加え、レリーフ
型のホログラム分光素子と反射層の組み合わせからな
り、量産に適したホログラム分光素子を用いた分光光度
計を提供することができる。請求項7の発明によれば、
集光性と分光性とを個別に設定可能な分光光度計を提供
することができる。請求項8の発明によれば、請求項1
〜7いずれかの発明の効果に加え、ホログラム分光素
子、もしくは集光素子と回折格子との重合体による集光
が線分状であるため、光センサアレイとの所定の角度の
関係になくても測定が可能な分光光度計を提供すること
ができる。請求項9の発明によれば、請求項1〜請求項
8いずれかの発明の効果に加え、試料用容器が、いずれ
も光透過性のベース板およびカバー板からなるので、試
料用容器が薄型である分光光度計を提供することができ
る。請求項10の発明によれば、請求項9の発明の効果
に加え、試料用容器が皿状形状のベース板と蓋であるカ
バー板からなっているので、対象となる試料の容積を大
きくすることが可能な分光光度計を提供することができ
る。請求項11の発明によれば、請求項1〜8いずれか
の発明の効果に加え、試料の保持性が優れた筒状のセル
形状の試料用容器を備えた分光光度計を提供することが
できる。請求項12の発明によれば、入射側に光源を備
え、かつ分光器を備えておらず、出射側に光センサシス
テムを備えた分光光度計において使用するのに適した、
自身が分光機能を備えた試料用容器を提供することがで
きる。請求項13の発明によれば、請求項12の発明の
効果に加え、光の入射する側にホログラム分光素子が形
成されているので、従来の分光光度計における測定原理
をそのまま維持して測定するのに適した試料用容器を提
供することができる。請求項14の発明によれば、請求
項12または13の発明の効果に加え、ホログラム分光
素子がレリーフ型であるので、ホログラム層による光の
吸収が無く、従って測定波長域が広く、またレリーフ型
であることにより、複製用型を用いた量産に適したホロ
グラム分光素子を備えた試料用容器を提供することがで
きる。請求項15の発明によれば、請求項12または1
3の発明の効果に加え、ホログラム分光素子が体積型で
あるため、その波長選択性により、測定波長域が若干狭
まることがあり得るものの、ホログラム分光素子がレリ
ーフ型である場合よりも高効率である試料容器を提供す
ることができる。請求項16の発明によれば、請求項1
2の発明の効果に加え、反射型のホログラム分光素子が
形成されているので、光源および光センサアレイを同じ
側に配置でき、使用する分光光度計の小型化が可能な試
料用容器を提供することができる。請求項17の発明に
よれば、請求項16の発明の効果に加え、レリーフ型の
ホログラム分光素子と反射層の組み合わせからなり、量
産に適したホログラム分光素子を用いた試料用容器を提
供することができる。請求項18の発明によれば、集光
性と分光性とを個別に設定可能な試料用容器を提供する
ことができる。請求項19の発明によれば、請求項12
〜18いずれかの発明の効果に加え、ホログラム分光素
子、もしくは集光素子と回折格子との重合体による集光
が線分状であるため、光センサアレイとの所定の角度の
関係になくても測定が可能な試料用容器を提供すること
ができる。請求項20の発明によれば、請求項12〜請
求項19いずれかの発明の効果に加え、光透過性のベー
ス板およびカバー板からなる薄型の試料用容器を提供す
ることができる。請求項21の発明によれば、請求項2
0の発明の効果に加え、皿状形状のベース板と蓋である
カバー板からなる、対象となる試料の容積を大きくする
ことが可能な試料容器を提供することができる。請求項
22の発明によれば、請求項12〜19いずれかの発明
の効果に加え、筒状であるため、試料の保持性が優れた
セル形状の試料用容器を提供することができる。請求項
23の発明によれば、請求項12〜22いずれかの発明
の効果に加え、試料用容器、ホログラム分光素子、集光
素子、もしくは均一な回折格子のいずれかが、特定波長
に吸収を持つ素材からなるか、もしくは特定波長に吸収
を持つ材料を含有することにより、基準となる吸収波長
を有するので、測定した結果が、どの波長に対応するか
を、その都度、正確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の分光光度計を示す図である。
【図2】「透過型」の分光光度計の主要部を示す図であ
る。
【図3】上下の配置を逆にした「透過型」の分光光度計
の主要部を示す図である。
【図4】「反射型」の分光光度計の主要部を示す図であ
る。
【図5】上下の配置を逆にした「反射型」の分光光度計
の主要部を示す図である。
【図6】皿状の試料用容器の図である。
【図7】セル様式の形状の試料用容器の図である。
【符号の説明】
11 光源 12 試料用容器(12a;ベース板、12b;カバ
ー板) 13 ホログラム分光素子 14 試料 15 光センサアレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 21/01 G01N 21/01 B 21/03 21/03 Z Fターム(参考) 2G020 BA02 BA14 CA02 CB04 CB07 CB21 CC02 CC04 CC31 CC63 CD12 CD13 CD22 CD31 CD51 2G057 AA01 AA02 AB06 AB07 AC01 BA01 BB01 BB06 DB10 2G059 AA01 BB04 DD13 EE01 EE02 EE12 FF06 GG10 HH02 JJ02 JJ05 KK04

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性の試料用容器と、前記試料用容
    器に光を入射する光源と、前記試料用容器から出射した
    光を検出する光センサシステムからなり、前記試料容器
    には、入射した光を分光し、所定の位置毎に特定の波長
    の光を集光するホログラム分光素子が形成されているこ
    とを特徴とする分光光度計。
  2. 【請求項2】 前記試料用容器には、前記光源側に光透
    過性であって、入射した光を分光し、所定の位置毎に特
    定の波長の光を集光するホログラム分光素子が形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の分光光度計。
  3. 【請求項3】 前記ホログラム分光素子がレリーフ型で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の分光光度
    計。
  4. 【請求項4】 前記ホログラム分光素子が体積型である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の分光光度計。
  5. 【請求項5】 前記試料容器には、前記光源側とは反対
    側に、光反射型であって、入射した光を分光して反射
    し、所定の位置毎に特定の波長の光を集光するホログラ
    ム分光素子が形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の分光光度計。
  6. 【請求項6】 前記ホログラム分光素子がレリーフ型で
    あり、かつレリーフ面上に反射層が積層したものである
    ことを特徴とする請求項5記載の分光光度計。
  7. 【請求項7】 光透過性の試料用容器と、前記試料用容
    器に光を入射する光源と、前記試料用容器から出射した
    光を検出する光センサシステムからなり、前記試料容器
    には、入射した光を分光し、所定の位置毎に特定の波長
    の光を集光するための、集光素子および均一な回折格子
    の重合体が形成されていることを特徴とする分光光度
    計。
  8. 【請求項8】 前記ホログラム分光素子、もしくは前記
    集光素子および均一な回折格子の重合体による集光が分
    光方向に垂直な方向も持つ線分状に行なわれるものであ
    るであることを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の
    分光光度計。
  9. 【請求項9】 前記試料容器が、光透過性のベース板、
    および光透過性のカバー板からなることを特徴とする請
    求項1〜8いずれか記載の分光光度計。
  10. 【請求項10】 前記ベース板が皿状であり、前記カバ
    ー板が蓋であることを特徴とする請求項9記載の分光光
    度計。
  11. 【請求項11】 前記試料用容器が、光が入射する側、
    および光が出射する側共、平坦な面を有する筒状形状で
    あることを特徴とする請求項1〜8いずれか記載の分光
    光度計。
  12. 【請求項12】 前記試料用容器に光を入射する光源
    と、前記試料用容器から出射した光を検出する光センサ
    システムからなる分光光度計と組み合わせて使用するも
    のであって、光透過性の容器の前記光が透過するいずれ
    か一方の側に、入射した光を分光し、所定の位置毎に特
    定の波長の光を集光するホログラム分光素子が形成され
    ていることを特徴とする試料用容器。
  13. 【請求項13】 前記ホログラム分光素子は光透過性で
    あって、前記光源側に形成されていることを特徴とする
    請求項12記載の試料用容器。
  14. 【請求項14】 前記ホログラム分光素子がレリーフ型
    であることを特徴とする請求項12または13記載の試
    料用容器。
  15. 【請求項15】 前記ホログラム分光素子が体積型であ
    ることを特徴とする請求項12または13記載の試料用
    容器。
  16. 【請求項16】 前記試料容器には、前記光源側とは反
    対側に、光反射型であって、入射した光を分光して反射
    し、所定の位置毎に特定の波長の光を集光するホログラ
    ム分光素子が形成されていることを特徴とする請求項1
    2記載の試料用容器。
  17. 【請求項17】 前記ホログラム分光素子がレリーフ型
    であり、かつレリーフ面上に反射層が積層したものであ
    ることを特徴とする請求項16記載の試料用容器。
  18. 【請求項18】 前記試料用容器に光を入射する光源
    と、前記試料用容器から出射した光を検出する光センサ
    システムからなる分光光度計と組み合わせて使用するも
    のであって、前記光が透過するいずれか一方の側に、入
    射した光を分光し、所定の位置毎に特定の波長の光を集
    光するための、集光素子および均一な回折格子の重合体
    が形成されていることを特徴とする試料用容器。
  19. 【請求項19】 前記ホログラム分光素子、もしくは前
    記集光素子および均一な回折格子の重合体による集光が
    分光方向に垂直な方向も持つ線分状に行なわれるもので
    あるであることを特徴とする請求項12〜18いずれか
    記載の試料用容器。
  20. 【請求項20】 前記試料容器が、光透過性のベース
    板、および光透過性のカバー板からなることを特徴とす
    る請求項12〜19いずれか記載の試料用容器。
  21. 【請求項21】 前記ベース板が皿状であり、前記カバ
    ー板が蓋であることを特徴とする請求項20記載の試料
    用容器。
  22. 【請求項22】 前記試料用容器が、光が入射する側、
    および光が出射する側共、平坦な面を有する筒状形状で
    あることを特徴とする請求項12〜19いずれか記載の
    試料用容器。
  23. 【請求項23】 前記試料用容器、前記ホログラム分光
    素子、前記集光素子、もしくは前記均一な回折格子のい
    ずれかが、特定波長に吸収を持つ素材からなるか、もし
    くは特定波長に吸収を持つ材料を含有することにより、
    基準となる吸収波長を有することを特徴とする請求項1
    2〜22いずれか記載の試料用容器。
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