JP2002228148A - 加熱装置 - Google Patents
加熱装置Info
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- JP2002228148A JP2002228148A JP2001029833A JP2001029833A JP2002228148A JP 2002228148 A JP2002228148 A JP 2002228148A JP 2001029833 A JP2001029833 A JP 2001029833A JP 2001029833 A JP2001029833 A JP 2001029833A JP 2002228148 A JP2002228148 A JP 2002228148A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 切換制御部の故障、A/D変換部の故障を速
く検出することのできる加熱装置を提供する。 【解決手段】 温度に応じて抵抗値が変化するサーミス
タ11と、このサーミスタ11に直列接続された抵抗回
路13と、この抵抗回路13の抵抗値を複数に、周期的
に切り換える切換制御部17と、サーミスタ11と抵抗
回路13とからなる回路に所定電圧を印加する電源部2
0と、切換制御部17で抵抗値を順次切り換えている抵
抗回路13に生じる電圧を順次取り込み、この計測電圧
Vmが予め設定された相関関係にあるかを監視し、各計
測電圧の相関関係が予め設定された相関関係から外れる
と、被加熱物(鍋61)の加熱を停止させ、ブザー33
を鳴動させる中央制御部26とを備える。
く検出することのできる加熱装置を提供する。 【解決手段】 温度に応じて抵抗値が変化するサーミス
タ11と、このサーミスタ11に直列接続された抵抗回
路13と、この抵抗回路13の抵抗値を複数に、周期的
に切り換える切換制御部17と、サーミスタ11と抵抗
回路13とからなる回路に所定電圧を印加する電源部2
0と、切換制御部17で抵抗値を順次切り換えている抵
抗回路13に生じる電圧を順次取り込み、この計測電圧
Vmが予め設定された相関関係にあるかを監視し、各計
測電圧の相関関係が予め設定された相関関係から外れる
と、被加熱物(鍋61)の加熱を停止させ、ブザー33
を鳴動させる中央制御部26とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスコンロや電
気コンロなどの加熱装置に関するものである。
気コンロなどの加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加熱装置、例えばガスコンロは、鍋など
の被加熱物に入れた調理物を加熱して調理するものであ
り、載置される被加熱物に接触するようにサーミスタ
(温度センサ)が取り付けられ、このサーミスタが検出
した被加熱物の温度によってガスの燃焼を制御してい
る。なお、サーミスタは、温度の変化に応じて抵抗値が
変化する、すなわち、温度が低い程抵抗値が大きくなる
(温度が高い程抵抗値が小さくなる)素子であり、温度
の変化に応じて抵抗値が非直線的に変化するものであ
る。
の被加熱物に入れた調理物を加熱して調理するものであ
り、載置される被加熱物に接触するようにサーミスタ
(温度センサ)が取り付けられ、このサーミスタが検出
した被加熱物の温度によってガスの燃焼を制御してい
る。なお、サーミスタは、温度の変化に応じて抵抗値が
変化する、すなわち、温度が低い程抵抗値が大きくなる
(温度が高い程抵抗値が小さくなる)素子であり、温度
の変化に応じて抵抗値が非直線的に変化するものであ
る。
【0003】図5は従来の加熱装置における要部の一例
を示す回路図、図6は図5に示したサーミスタの温度に
対する抵抗値と、図5に示したサーミスタの温度変化に
対応する計測電圧デジタル(AD)値の一例とを示す図
である。これらの図において、1は温度センサとしての
サーミスタ、2は抵抗素子を示し、この抵抗素子2はサ
ーミスタ1に直列接続されている。Vrは基準電圧、V
mは計測電圧を示す。
を示す回路図、図6は図5に示したサーミスタの温度に
対する抵抗値と、図5に示したサーミスタの温度変化に
対応する計測電圧デジタル(AD)値の一例とを示す図
である。これらの図において、1は温度センサとしての
サーミスタ、2は抵抗素子を示し、この抵抗素子2はサ
ーミスタ1に直列接続されている。Vrは基準電圧、V
mは計測電圧を示す。
【0004】次に、動作について説明する。まず、ガス
コンロに被加熱物を載置した後、点火装置を点火操作す
ることにより、安全弁を開放させてガスコンロへガスを
供給させるとともに、点火装置からの火花によってガス
コンロから噴出するガスに点火させる。そして、点火装
置を所定時間、例えば5秒間点火状態に維持すると、ガ
スが燃焼しているのを検出した、例えば熱電対の出力に
基づいて安全弁を開放状態に維持し、ガスの燃焼を継続
させる。
コンロに被加熱物を載置した後、点火装置を点火操作す
ることにより、安全弁を開放させてガスコンロへガスを
供給させるとともに、点火装置からの火花によってガス
コンロから噴出するガスに点火させる。そして、点火装
置を所定時間、例えば5秒間点火状態に維持すると、ガ
スが燃焼しているのを検出した、例えば熱電対の出力に
基づいて安全弁を開放状態に維持し、ガスの燃焼を継続
させる。
【0005】そして、被加熱物内の調理物の調理が終了
すると、点火装置を消火操作してガスコンロへのガスの
供給を停止させて消火するとともに、安全弁を閉成させ
る。しかし、被加熱物が過加熱されると、火災などが発
生する恐れがあるので、サーミスタ1で検出した被加熱
物の温度が、例えば260℃以上になると、安全弁を強
制的に閉成させ、燃焼動作を停止させて消火する構成と
されている。
すると、点火装置を消火操作してガスコンロへのガスの
供給を停止させて消火するとともに、安全弁を閉成させ
る。しかし、被加熱物が過加熱されると、火災などが発
生する恐れがあるので、サーミスタ1で検出した被加熱
物の温度が、例えば260℃以上になると、安全弁を強
制的に閉成させ、燃焼動作を停止させて消火する構成と
されている。
【0006】このようにして、ガスコンロの燃焼制御を
行う場合、サーミスタ1の温度変化に対応する計測電圧
Vmを、デジタル変換基準電圧に基づいて8ビットでA
/D変換すると、図6に示す計測電圧デジタル(AD)
値を得ることができる。したがって、この計測電圧デジ
タル値に基づいて被加熱物の温度を検出することができ
るので、温度制御、すなわち、ガスコンロの燃焼制御を
行うことができる。
行う場合、サーミスタ1の温度変化に対応する計測電圧
Vmを、デジタル変換基準電圧に基づいて8ビットでA
/D変換すると、図6に示す計測電圧デジタル(AD)
値を得ることができる。したがって、この計測電圧デジ
タル値に基づいて被加熱物の温度を検出することができ
るので、温度制御、すなわち、ガスコンロの燃焼制御を
行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、サー
ミスタ1の断線などの故障をも含めて燃焼制御を、精度
よく行おうとすると、図6に示す約55℃〜約175℃
のように、温度が1℃変化する毎に計測電圧デジタル値
が1以上変化する必要がある。しかし、図6から理解で
きるように、−10℃近辺ではサーミスタ1の温度が1
0℃以上変化しないと、また、260℃近辺ではサーミ
スタ1の温度が5℃変化しないと、計測電圧デジタル値
が1変化しないので、広い温度範囲に亘って精度のよい
燃焼制御ができなくなる。
ミスタ1の断線などの故障をも含めて燃焼制御を、精度
よく行おうとすると、図6に示す約55℃〜約175℃
のように、温度が1℃変化する毎に計測電圧デジタル値
が1以上変化する必要がある。しかし、図6から理解で
きるように、−10℃近辺ではサーミスタ1の温度が1
0℃以上変化しないと、また、260℃近辺ではサーミ
スタ1の温度が5℃変化しないと、計測電圧デジタル値
が1変化しないので、広い温度範囲に亘って精度のよい
燃焼制御ができなくなる。
【0008】そこで、図7に示すように、抵抗素子2と
並列に抵抗素子3を接続して抵抗回路を形成し、この抵
抗回路の抵抗値を、抵抗素子3に接続されたスイッチン
グ素子としてのトランジスタ4を、計測温度(サーミス
タ1の抵抗値)に応じてオン、オフさせることにより、
すなわち、トランジスタ4をオフにした状態で低温域が
精度よく検出できるように抵抗素子2の抵抗値を設定
し、また、トランジスタ4をオンにした状態で高温域が
精度よく検出できるように抵抗素子2,3の抵抗値を設
定することにより、広い温度範囲で精度よく温度制御を
することのできるものが、例えば特公平7−23770
号公報に開示されている。
並列に抵抗素子3を接続して抵抗回路を形成し、この抵
抗回路の抵抗値を、抵抗素子3に接続されたスイッチン
グ素子としてのトランジスタ4を、計測温度(サーミス
タ1の抵抗値)に応じてオン、オフさせることにより、
すなわち、トランジスタ4をオフにした状態で低温域が
精度よく検出できるように抵抗素子2の抵抗値を設定
し、また、トランジスタ4をオンにした状態で高温域が
精度よく検出できるように抵抗素子2,3の抵抗値を設
定することにより、広い温度範囲で精度よく温度制御を
することのできるものが、例えば特公平7−23770
号公報に開示されている。
【0009】また、図7に示す回路において、トランジ
スタ4を周期的にオン、オフさせたときの計測電圧Vm
を第1または第2基準値と比較することにより、所定の
条件が所定時間継続すると、過加熱や、サーミスタ1の
断線を検出することのできるものが、特許第30462
22号公報に開示されている。
スタ4を周期的にオン、オフさせたときの計測電圧Vm
を第1または第2基準値と比較することにより、所定の
条件が所定時間継続すると、過加熱や、サーミスタ1の
断線を検出することのできるものが、特許第30462
22号公報に開示されている。
【0010】しかしながら、特公平7−23770号公
報に開示されているものは、トランジスタ4をオフまた
はオンさせるのが不定期であり、また、サーミスタ1と
抵抗素子2,3とからなる回路の故障を検出することが
できないため、トランジスタ4に故障が発生した場合、
トランジスタ4の故障を検出できず、間違った燃焼制御
を行う可能性がある。また、特許第3046222号公
報に開示されているものは、所定の条件が所定時間継続
しなければ、過加熱や、サーミスタ1の断線を検出する
ことができないので、過加熱や、サーミスタ1の断線を
速く(直ちに)検出することができず、また、ディスク
リート回路で構成されているため、複雑な温度制御がで
きない。
報に開示されているものは、トランジスタ4をオフまた
はオンさせるのが不定期であり、また、サーミスタ1と
抵抗素子2,3とからなる回路の故障を検出することが
できないため、トランジスタ4に故障が発生した場合、
トランジスタ4の故障を検出できず、間違った燃焼制御
を行う可能性がある。また、特許第3046222号公
報に開示されているものは、所定の条件が所定時間継続
しなければ、過加熱や、サーミスタ1の断線を検出する
ことができないので、過加熱や、サーミスタ1の断線を
速く(直ちに)検出することができず、また、ディスク
リート回路で構成されているため、複雑な温度制御がで
きない。
【0011】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、切換制御部の故障、A/D
変換部の故障を速く検出することのできる加熱装置を提
供するものである。
するためになされたもので、切換制御部の故障、A/D
変換部の故障を速く検出することのできる加熱装置を提
供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる加熱装
置は、被加熱物の温度に応じて抵抗値が変化する温度セ
ンサと、この温度センサに直列接続された抵抗回路と、
この抵抗回路の抵抗値を複数に、周期的に切り換える切
換制御部と、温度センサと抵抗回路とからなる回路に所
定電圧を印加する電源部と、温度センサと抵抗回路とか
らなる回路に電源部で所定電圧を印加している状態で、
切換制御部で抵抗値を順次切り換えている抵抗回路に生
じる電圧を順次取り込み、この取り込んだ計測電圧が予
め設定された相関関係にあるかを監視し、各計測電圧の
相関関係が予め設定された相関関係から外れると、被加
熱物の加熱を停止させるか、警報を発するかの少なくと
も一方を行わせる判断制御部とを備えるものである。
置は、被加熱物の温度に応じて抵抗値が変化する温度セ
ンサと、この温度センサに直列接続された抵抗回路と、
この抵抗回路の抵抗値を複数に、周期的に切り換える切
換制御部と、温度センサと抵抗回路とからなる回路に所
定電圧を印加する電源部と、温度センサと抵抗回路とか
らなる回路に電源部で所定電圧を印加している状態で、
切換制御部で抵抗値を順次切り換えている抵抗回路に生
じる電圧を順次取り込み、この取り込んだ計測電圧が予
め設定された相関関係にあるかを監視し、各計測電圧の
相関関係が予め設定された相関関係から外れると、被加
熱物の加熱を停止させるか、警報を発するかの少なくと
も一方を行わせる判断制御部とを備えるものである。
【0013】また、この発明にかかる加熱装置は、被加
熱物の温度に応じて抵抗値が変化する温度センサと、こ
の温度センサに直列接続された抵抗回路と、この抵抗回
路の抵抗値を複数に、周期的に切り換える切換制御部
と、温度センサと抵抗回路とからなる回路に所定電圧を
印加する電源部と、デジタル変換基準電圧およびチェッ
ク基準電圧を供給するチェック基準電圧回路と、温度セ
ンサと抵抗回路とからなる回路に電源部で所定電圧を印
加している状態で、切換制御部で抵抗値を順次切り換え
ている抵抗回路に生じる電圧を順次取り込み、この取り
込んだ計測電圧をデジタル変換基準電圧に基づいて計測
電圧デジタル値に変換するとともに、チェック基準電圧
をデジタル変換基準電圧に基づいてチェック基準電圧デ
ジタル値に変換するA/D変換部と、このA/D変換部
が変換したチェック基準電圧デジタル値が、予め設定さ
れた範囲にあるかを監視し、予め設定された範囲から外
れると、被加熱物の加熱を停止させるか、警報を発する
かの少なくとも一方を行わせる判断制御部とを備えるも
のである。
熱物の温度に応じて抵抗値が変化する温度センサと、こ
の温度センサに直列接続された抵抗回路と、この抵抗回
路の抵抗値を複数に、周期的に切り換える切換制御部
と、温度センサと抵抗回路とからなる回路に所定電圧を
印加する電源部と、デジタル変換基準電圧およびチェッ
ク基準電圧を供給するチェック基準電圧回路と、温度セ
ンサと抵抗回路とからなる回路に電源部で所定電圧を印
加している状態で、切換制御部で抵抗値を順次切り換え
ている抵抗回路に生じる電圧を順次取り込み、この取り
込んだ計測電圧をデジタル変換基準電圧に基づいて計測
電圧デジタル値に変換するとともに、チェック基準電圧
をデジタル変換基準電圧に基づいてチェック基準電圧デ
ジタル値に変換するA/D変換部と、このA/D変換部
が変換したチェック基準電圧デジタル値が、予め設定さ
れた範囲にあるかを監視し、予め設定された範囲から外
れると、被加熱物の加熱を停止させるか、警報を発する
かの少なくとも一方を行わせる判断制御部とを備えるも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態である
加熱装置の要部の構成を示すブロック図、図2は図1に
示した操作部の操作キーなどを示す説明図、図3はサー
ミスタの温度に対する抵抗値と、図1に示した抵抗回路
の抵抗値を切り換えたときのサーミスタの温度変化に対
応する各計測電圧デジタル(AD1、AD2、AD3)
値の一例とを示す図である。
基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態である
加熱装置の要部の構成を示すブロック図、図2は図1に
示した操作部の操作キーなどを示す説明図、図3はサー
ミスタの温度に対する抵抗値と、図1に示した抵抗回路
の抵抗値を切り換えたときのサーミスタの温度変化に対
応する各計測電圧デジタル(AD1、AD2、AD3)
値の一例とを示す図である。
【0015】これらの図において、11は温度センサと
してのサーミスタを示し、例えば後述するバーナ41に
載置する鍋61などに接触するように、バーナ41に配
設される。
してのサーミスタを示し、例えば後述するバーナ41に
載置する鍋61などに接触するように、バーナ41に配
設される。
【0016】12は制御部を示し、サーミスタ11に直
列接続された抵抗回路13と、この抵抗回路13の抵抗
値を複数に、周期的に切り換える切換制御部17と、サ
ーミスタ11と抵抗回路13とからなる回路に所定電圧
(基準電圧Vr)を印加する電源部20と、この電源部
20に接続され、後述するA/D変換部25に基準電圧
(デジタル変換基準電圧)Vrおよびチェック基準電圧
Vcを供給するチェック基準電圧回路21と、サーミス
タ11と抵抗回路13とからなる回路に電源部20で基
準電圧Vrを印加している状態で、切換制御部17で抵
抗値を順次切り換えている抵抗回路13に生じる各抵抗
値の電圧(計測電圧Vm)を順次取り込み、この取り込
んだ各抵抗値の計測電圧Vmを基準電圧Vrに基づいて
計測電圧デジタル値に変換するとともに、チェック基準
電圧回路21から供給されるチェック基準電圧Vcを基
準電圧Vrに基づいてチェック基準電圧デジタル値に変
換するA/D変換部25と、このA/D変換部25が変
換したチェック基準電圧デジタル値などに基づいて各種
の制御を行う中央制御部26と、この中央制御部26の
出力に基づき、各部を作動させる第1〜第5出力部27
〜31とで構成されている。
列接続された抵抗回路13と、この抵抗回路13の抵抗
値を複数に、周期的に切り換える切換制御部17と、サ
ーミスタ11と抵抗回路13とからなる回路に所定電圧
(基準電圧Vr)を印加する電源部20と、この電源部
20に接続され、後述するA/D変換部25に基準電圧
(デジタル変換基準電圧)Vrおよびチェック基準電圧
Vcを供給するチェック基準電圧回路21と、サーミス
タ11と抵抗回路13とからなる回路に電源部20で基
準電圧Vrを印加している状態で、切換制御部17で抵
抗値を順次切り換えている抵抗回路13に生じる各抵抗
値の電圧(計測電圧Vm)を順次取り込み、この取り込
んだ各抵抗値の計測電圧Vmを基準電圧Vrに基づいて
計測電圧デジタル値に変換するとともに、チェック基準
電圧回路21から供給されるチェック基準電圧Vcを基
準電圧Vrに基づいてチェック基準電圧デジタル値に変
換するA/D変換部25と、このA/D変換部25が変
換したチェック基準電圧デジタル値などに基づいて各種
の制御を行う中央制御部26と、この中央制御部26の
出力に基づき、各部を作動させる第1〜第5出力部27
〜31とで構成されている。
【0017】上記した抵抗回路13は、3つの並列接続
された抵抗素子14〜16で構成されている。また、切
換制御部17は、抵抗素子15に直列接続されたスイッ
チング素子としてのトランジスタ18と、抵抗素子16
に直列接続されたスイッチング素子としてのトランジス
タ19と、中央制御部26と、この中央制御部26の出
力に基づいてトランジスタ18をオン、オフさせる第1
出力部27と、中央制御部26の出力に基づいてトラン
ジスタ19をオン、オフさせる第2出力部28とで構成
されている。
された抵抗素子14〜16で構成されている。また、切
換制御部17は、抵抗素子15に直列接続されたスイッ
チング素子としてのトランジスタ18と、抵抗素子16
に直列接続されたスイッチング素子としてのトランジス
タ19と、中央制御部26と、この中央制御部26の出
力に基づいてトランジスタ18をオン、オフさせる第1
出力部27と、中央制御部26の出力に基づいてトラン
ジスタ19をオン、オフさせる第2出力部28とで構成
されている。
【0018】さらに、チェック基準電圧回路21は、サ
ーミスタ11と抵抗回路13とが直列接続された回路に
並列接続され、電源部20に直列接続された抵抗素子2
2,23で構成され、A/D変換部25へ基準電圧Vr
を供給するとともに、チェック基準電圧Vcを抵抗素子
22と抵抗素子23との接続点から供給している。
ーミスタ11と抵抗回路13とが直列接続された回路に
並列接続され、電源部20に直列接続された抵抗素子2
2,23で構成され、A/D変換部25へ基準電圧Vr
を供給するとともに、チェック基準電圧Vcを抵抗素子
22と抵抗素子23との接続点から供給している。
【0019】次に、上記した中央制御部26は、サーミ
スタ11と抵抗回路13とからなる回路に電源部20で
所定電圧を印加している状態で、切換制御部17で抵抗
値を順次切り換えている抵抗回路13に生じる電圧を順
次取り込んでA/D変換したA/D変換部25のAD1
値〜AD3値を順次取り込み、この取り込んだAD1値
〜AD3に基づいて抵抗回路13の抵抗値を、サーミス
タ11で測定している温度に合った抵抗値に設定する抵
抗値設定制御部としての機能と、A/D変換部25が変
換したAD1値〜AD3値を順次取り込み、この取り込
んだAD1値〜AD3値が予め設定された相関関係にあ
るかを監視し、AD1値〜AD3値の相関関係が予め設
定された相関関係から外れると、鍋61の加熱を停止さ
せるか、後述するブザー33を鳴動させて警報を発する
かの少なくとも一方を行わせる判断制御部としての機能
と、後述するように加熱量を制御する燃焼量制御部とし
ての機能とを少なくとも備えている。
スタ11と抵抗回路13とからなる回路に電源部20で
所定電圧を印加している状態で、切換制御部17で抵抗
値を順次切り換えている抵抗回路13に生じる電圧を順
次取り込んでA/D変換したA/D変換部25のAD1
値〜AD3値を順次取り込み、この取り込んだAD1値
〜AD3に基づいて抵抗回路13の抵抗値を、サーミス
タ11で測定している温度に合った抵抗値に設定する抵
抗値設定制御部としての機能と、A/D変換部25が変
換したAD1値〜AD3値を順次取り込み、この取り込
んだAD1値〜AD3値が予め設定された相関関係にあ
るかを監視し、AD1値〜AD3値の相関関係が予め設
定された相関関係から外れると、鍋61の加熱を停止さ
せるか、後述するブザー33を鳴動させて警報を発する
かの少なくとも一方を行わせる判断制御部としての機能
と、後述するように加熱量を制御する燃焼量制御部とし
ての機能とを少なくとも備えている。
【0020】そして、上記したA/D変換部25〜第5
出力部31は、マイクロコンピュータ24によって構成
されている。
出力部31は、マイクロコンピュータ24によって構成
されている。
【0021】32は操作部を示し、鶏の唐揚げ、フリッ
ター、ドーナツなどを揚げるのに適した160℃に設定
されたことを表示する表示ランプ32aと、天ぷら、コ
ロッケ、フライ、豚カツなどを揚げるのに適した180
℃に設定されたことを表示する表示ランプ32bと、ク
ルトン、かき餅揚げなどを揚げるのに適した200℃に
設定されたことを表示する表示ランプ32cと、揚げも
のをするときに前記設定温度を選択する揚げものキー3
2dと、湯沸かしをするときに選択する湯沸かしキー3
2eと、選択したキーを取り消す取消キー32fとを備
えている。そして、湯沸かしキー32eには、選択する
と点灯する表示ランプが内臓され、選択したことを表示
する構成とされている。
ター、ドーナツなどを揚げるのに適した160℃に設定
されたことを表示する表示ランプ32aと、天ぷら、コ
ロッケ、フライ、豚カツなどを揚げるのに適した180
℃に設定されたことを表示する表示ランプ32bと、ク
ルトン、かき餅揚げなどを揚げるのに適した200℃に
設定されたことを表示する表示ランプ32cと、揚げも
のをするときに前記設定温度を選択する揚げものキー3
2dと、湯沸かしをするときに選択する湯沸かしキー3
2eと、選択したキーを取り消す取消キー32fとを備
えている。そして、湯沸かしキー32eには、選択する
と点灯する表示ランプが内臓され、選択したことを表示
する構成とされている。
【0022】33は警報器としてのブザーを示し、第5
出力部31を介して作動(鳴動)させられる。なお、V
rは基準電圧を示し、サーミスタ11の温度変化に対応
する計測電圧Vm、チェック基準電圧Vcを8ビットの
デジタル値に変換する基準値となるものである。
出力部31を介して作動(鳴動)させられる。なお、V
rは基準電圧を示し、サーミスタ11の温度変化に対応
する計測電圧Vm、チェック基準電圧Vcを8ビットの
デジタル値に変換する基準値となるものである。
【0023】次に、動作について説明する。まず、抵抗
回路13の抵抗値を切り換える切換制御部17の動作に
ついて説明する。中央制御部26は、内臓したタイマを
セットし、第1出力部27へトランジスタ18をオフさ
せる信号を出力するとともに、第2出力部28へトラン
ジスタ19をオフさせる信号を出力して抵抗回路13を
第1抵抗値状態にし、所定時間、例えば通常状態におけ
るサーミスタ11の温度変化が問題とならない時間(数
msec〜数10msec)が経過すると、タイマをリ
セットし、第1出力部27へトランジスタ18をオンさ
せる信号を出力するとともに、第2出力部28へトラン
ジスタ19をオフさせたままにする信号を出力して抵抗
回路13を第2抵抗値状態にし、さらに、所定時間が経
過すると、タイマをリセットし、第1出力部27へトラ
ンジスタ18をオンさせたままにする信号を出力すると
ともに、第2出力部28へトランジスタ19をオンさせ
る信号を出力して抵抗回路13を第3抵抗値状態にす
る。以後は、タイマをリセットし、前述した第1抵抗値
状態〜第3抵抗値状態を順次繰り返す。
回路13の抵抗値を切り換える切換制御部17の動作に
ついて説明する。中央制御部26は、内臓したタイマを
セットし、第1出力部27へトランジスタ18をオフさ
せる信号を出力するとともに、第2出力部28へトラン
ジスタ19をオフさせる信号を出力して抵抗回路13を
第1抵抗値状態にし、所定時間、例えば通常状態におけ
るサーミスタ11の温度変化が問題とならない時間(数
msec〜数10msec)が経過すると、タイマをリ
セットし、第1出力部27へトランジスタ18をオンさ
せる信号を出力するとともに、第2出力部28へトラン
ジスタ19をオフさせたままにする信号を出力して抵抗
回路13を第2抵抗値状態にし、さらに、所定時間が経
過すると、タイマをリセットし、第1出力部27へトラ
ンジスタ18をオンさせたままにする信号を出力すると
ともに、第2出力部28へトランジスタ19をオンさせ
る信号を出力して抵抗回路13を第3抵抗値状態にす
る。以後は、タイマをリセットし、前述した第1抵抗値
状態〜第3抵抗値状態を順次繰り返す。
【0024】このように、サーミスタ11に直列接続さ
れている抵抗回路13の抵抗値を周期的に切り換えた場
合、すなわち、トランジスタ18,19をオフにした第
1抵抗値状態(抵抗値が大きく、低温制御に適した状
態)にし、また、トランジスタ18をオンにしてトラン
ジスタ19をオフにした第2抵抗値状態(抵抗値が中程
度で、中温制御に適した状態)にし、また、トランジス
タ18,19をオンにした第3抵抗値状態(抵抗値が小
さく、高温制御に適した状態)にした場合、第1抵抗値
状態〜第3抵抗値状態の各抵抗値は、低温制御、中温制
御、高温制御に適した値に選定されている。
れている抵抗回路13の抵抗値を周期的に切り換えた場
合、すなわち、トランジスタ18,19をオフにした第
1抵抗値状態(抵抗値が大きく、低温制御に適した状
態)にし、また、トランジスタ18をオンにしてトラン
ジスタ19をオフにした第2抵抗値状態(抵抗値が中程
度で、中温制御に適した状態)にし、また、トランジス
タ18,19をオンにした第3抵抗値状態(抵抗値が小
さく、高温制御に適した状態)にした場合、第1抵抗値
状態〜第3抵抗値状態の各抵抗値は、低温制御、中温制
御、高温制御に適した値に選定されている。
【0025】そして、サーミスタ11の温度変化に対応
する第1抵抗値状態〜第3抵抗値状態の計測電圧Vm
の、基準電圧Vrに対する値を8ビットでA/D変換す
ると、図3に示す計測電圧デジタル(AD1、AD2、
AD3)値を得ることができる。図3から分かるよう
に、低温制御用の第1抵抗値状態では−20℃〜80℃
の範囲で温度が1℃変化する毎に計測電圧デジタル(A
D1)値が1以上変化し、また、中温制御用の第2抵抗
値状態では55℃〜175℃の範囲で温度が1℃変化す
る毎に計測電圧デジタル(AD2)値が1以上変化し、
また、高温制御用の第3抵抗値状態では150℃〜26
0℃の範囲で温度が1℃変化する毎に測定電圧デジタル
(AD3)値が1以上変化する。
する第1抵抗値状態〜第3抵抗値状態の計測電圧Vm
の、基準電圧Vrに対する値を8ビットでA/D変換す
ると、図3に示す計測電圧デジタル(AD1、AD2、
AD3)値を得ることができる。図3から分かるよう
に、低温制御用の第1抵抗値状態では−20℃〜80℃
の範囲で温度が1℃変化する毎に計測電圧デジタル(A
D1)値が1以上変化し、また、中温制御用の第2抵抗
値状態では55℃〜175℃の範囲で温度が1℃変化す
る毎に計測電圧デジタル(AD2)値が1以上変化し、
また、高温制御用の第3抵抗値状態では150℃〜26
0℃の範囲で温度が1℃変化する毎に測定電圧デジタル
(AD3)値が1以上変化する。
【0026】したがって、中央制御部26は、順次取り
込んだ計測電圧デジタル値(AD1〜AD3)を参照
し、サーミスタ11で測定している温度に合った最適な
計測電圧デジタル値(例えば70℃未満の範囲では低温
制御用の第1抵抗値状態で得られた計測電圧デジタル
(AD1)値、70℃以上〜160℃未満の範囲では中
温制御用の第2抵抗値状態で得られた計測電圧デジタル
(AD2)値、160℃以上の範囲では高温制御用の第
3抵抗値状態で得られた計測電圧デジタル(AD3)
値)を選択し、判断することにより、広い温度範囲に亘
って精度のよい温度制御(燃焼制御、燃焼量制御)をす
ることができる。
込んだ計測電圧デジタル値(AD1〜AD3)を参照
し、サーミスタ11で測定している温度に合った最適な
計測電圧デジタル値(例えば70℃未満の範囲では低温
制御用の第1抵抗値状態で得られた計測電圧デジタル
(AD1)値、70℃以上〜160℃未満の範囲では中
温制御用の第2抵抗値状態で得られた計測電圧デジタル
(AD2)値、160℃以上の範囲では高温制御用の第
3抵抗値状態で得られた計測電圧デジタル(AD3)
値)を選択し、判断することにより、広い温度範囲に亘
って精度のよい温度制御(燃焼制御、燃焼量制御)をす
ることができる。
【0027】次に、サーミスタ11のチェックについて
説明する。上述したように、切換制御部17の制御によ
って所定時間毎に抵抗回路13の抵抗値を順次切り換え
ている状態で、サーミスタ11が断線していなければ、
各抵抗値状態における計測電圧デジタル値(または計測
電圧Vm)が予め設定された相関関係、すなわち、異な
る値となる。しかし、サーミスタ11が断線すると、第
1抵抗値状態〜第3抵抗値状態の計測電圧Vmがアース
電位(0V)となり、各測定電圧デジタル(AD1、A
D2、AD3)値ともゼロになるので、すなわち、各抵
抗値状態における計測電圧デジタル値(または計測電圧
Vm)が予め設定された相関関係から外れるため、中央
制御部26は、サーミスタ11が断線したことを検出す
ることができる。このようにサーミスタ11が断線した
ことを検出すると、中央制御部26は、正確な温度制御
ができなくなるので、第3出力部29へ閉成信号を出力
することにより、被加熱物(例えば、鍋61)の加熱を
停止させる。
説明する。上述したように、切換制御部17の制御によ
って所定時間毎に抵抗回路13の抵抗値を順次切り換え
ている状態で、サーミスタ11が断線していなければ、
各抵抗値状態における計測電圧デジタル値(または計測
電圧Vm)が予め設定された相関関係、すなわち、異な
る値となる。しかし、サーミスタ11が断線すると、第
1抵抗値状態〜第3抵抗値状態の計測電圧Vmがアース
電位(0V)となり、各測定電圧デジタル(AD1、A
D2、AD3)値ともゼロになるので、すなわち、各抵
抗値状態における計測電圧デジタル値(または計測電圧
Vm)が予め設定された相関関係から外れるため、中央
制御部26は、サーミスタ11が断線したことを検出す
ることができる。このようにサーミスタ11が断線した
ことを検出すると、中央制御部26は、正確な温度制御
ができなくなるので、第3出力部29へ閉成信号を出力
することにより、被加熱物(例えば、鍋61)の加熱を
停止させる。
【0028】次に、切換制御部17のチェックについて
説明する。上述したように、切換制御部17の制御によ
って所定時間毎に抵抗回路13の抵抗値を順次切り換え
るので、例えばサーミスタ11の温度が60℃であった
とすると、第1抵抗値状態における計測電圧デジタル
(AD1)値は206になり、また、第2抵抗値状態に
おける計測電圧デジタル(AD2)値は30になり、さ
らに、第3抵抗値状態における計測電圧デジタル(AD
3)値は3になる。
説明する。上述したように、切換制御部17の制御によ
って所定時間毎に抵抗回路13の抵抗値を順次切り換え
るので、例えばサーミスタ11の温度が60℃であった
とすると、第1抵抗値状態における計測電圧デジタル
(AD1)値は206になり、また、第2抵抗値状態に
おける計測電圧デジタル(AD2)値は30になり、さ
らに、第3抵抗値状態における計測電圧デジタル(AD
3)値は3になる。
【0029】ここで、例えばトランジスタ18が故障
し、オン状態またはオフ状態のままになると、前述した
第1抵抗値状態における計測電圧デジタル(AD1)値
と第2抵抗値状態における計測電圧デジタル(AD2)
値とが同一の30または206になるので、また、トラ
ンジスタ19が故障し、オン状態またはオフ状態のまま
になると、前述した第2抵抗値状態における計測電圧デ
ジタル(AD2)値と第3抵抗値状態における計測電圧
デジタル(AD3)値とが3または30になるので、さ
らに、トランジスタ18,19が故障し、オン状態また
はオフ状態のままになると、各抵抗値状態における計測
電圧デジタル値は3または206になるので、中央制御
部26は、各抵抗値状態における計測電圧デジタル値
(または計測電圧Vm)が予め設定された相関関係、す
なわち、異なる値であるかを監視し、各抵抗値状態にお
ける計測電圧デジタル値(または計測電圧Vm)が予め
設定された相関関係から外れるのを、すなわち、異なる
抵抗値状態で同じ測定電圧デジタル値があるかをチェッ
クすることができる。
し、オン状態またはオフ状態のままになると、前述した
第1抵抗値状態における計測電圧デジタル(AD1)値
と第2抵抗値状態における計測電圧デジタル(AD2)
値とが同一の30または206になるので、また、トラ
ンジスタ19が故障し、オン状態またはオフ状態のまま
になると、前述した第2抵抗値状態における計測電圧デ
ジタル(AD2)値と第3抵抗値状態における計測電圧
デジタル(AD3)値とが3または30になるので、さ
らに、トランジスタ18,19が故障し、オン状態また
はオフ状態のままになると、各抵抗値状態における計測
電圧デジタル値は3または206になるので、中央制御
部26は、各抵抗値状態における計測電圧デジタル値
(または計測電圧Vm)が予め設定された相関関係、す
なわち、異なる値であるかを監視し、各抵抗値状態にお
ける計測電圧デジタル値(または計測電圧Vm)が予め
設定された相関関係から外れるのを、すなわち、異なる
抵抗値状態で同じ測定電圧デジタル値があるかをチェッ
クすることができる。
【0030】このように各抵抗値状態における計測電圧
デジタル値(または計測電圧Vm)の相関関係を監視
し、各抵抗値状態における計測電圧デジタル値(または
計測電圧Vm)の相関関係が予め設定された相関関係か
ら外れると、切換制御部17に故障などが発生している
ことになる。したがって、中央制御部26は、正確な温
度制御ができなくなるので、第3出力部29へ閉成信号
を出力することにより、被加熱物(例えば、鍋61)の
加熱を停止させる。
デジタル値(または計測電圧Vm)の相関関係を監視
し、各抵抗値状態における計測電圧デジタル値(または
計測電圧Vm)の相関関係が予め設定された相関関係か
ら外れると、切換制御部17に故障などが発生している
ことになる。したがって、中央制御部26は、正確な温
度制御ができなくなるので、第3出力部29へ閉成信号
を出力することにより、被加熱物(例えば、鍋61)の
加熱を停止させる。
【0031】次に、A/D変換部25のチェックについ
て説明する。まず、A/D変換部25は、電源部20か
ら供給される基準電圧Vrに基づき、電源部20の基準
電圧Vrを抵抗素子22,23で分圧したチェック基準
電圧Vcを、チェック基準電圧デジタル値に変換する。
このチェック基準電圧デジタル値は、基準電圧Vrに基
づくものであるので、ある一定値になる。
て説明する。まず、A/D変換部25は、電源部20か
ら供給される基準電圧Vrに基づき、電源部20の基準
電圧Vrを抵抗素子22,23で分圧したチェック基準
電圧Vcを、チェック基準電圧デジタル値に変換する。
このチェック基準電圧デジタル値は、基準電圧Vrに基
づくものであるので、ある一定値になる。
【0032】したがって、予めチェック基準電圧デジタ
ル値の幅、すなわち、チェック基準電圧デジタル値範囲
を、例えば中央制御部26のメモリに記憶させておくこ
とにより、中央制御部26は、チェック基準電圧デジタ
ル値とチェック基準電圧デジタル値範囲とを比較するこ
とにより、チェック基準電圧デジタル値が予め設定され
たチェック基準電圧デジタル値範囲にあるかを監視し、
チェック基準電圧デジタル値が予め設定されたチェック
基準電圧デジタル値範囲から外れるのをチェックするこ
とができる。
ル値の幅、すなわち、チェック基準電圧デジタル値範囲
を、例えば中央制御部26のメモリに記憶させておくこ
とにより、中央制御部26は、チェック基準電圧デジタ
ル値とチェック基準電圧デジタル値範囲とを比較するこ
とにより、チェック基準電圧デジタル値が予め設定され
たチェック基準電圧デジタル値範囲にあるかを監視し、
チェック基準電圧デジタル値が予め設定されたチェック
基準電圧デジタル値範囲から外れるのをチェックするこ
とができる。
【0033】このようにチェック基準電圧デジタル値を
監視し、チェック基準電圧デジタル値がチェック基準電
圧デジタル値範囲から外れると、A/D変換部25に故
障などが発生していることになる。したがって、中央制
御部26は、正確な温度制御ができなくなるので、第3
出力部29へ閉成信号を出力することにより、被加熱物
(例えば、鍋61)の加熱を停止させる。このA/D変
換部25のチェック、およびサーミスタ11のチェック
は、周期的に実施すればよく、前述した抵抗値の切換周
期に合わせて実施してもよい。
監視し、チェック基準電圧デジタル値がチェック基準電
圧デジタル値範囲から外れると、A/D変換部25に故
障などが発生していることになる。したがって、中央制
御部26は、正確な温度制御ができなくなるので、第3
出力部29へ閉成信号を出力することにより、被加熱物
(例えば、鍋61)の加熱を停止させる。このA/D変
換部25のチェック、およびサーミスタ11のチェック
は、周期的に実施すればよく、前述した抵抗値の切換周
期に合わせて実施してもよい。
【0034】上述したように、温度制御を行う場合、サ
ーミスタ11と抵抗回路13とからなる回路、およびチ
ェック基準電圧回路21を、同一の電源部20に接続し
たので、各電圧Vr,Vc,Vmが同一の電源部20か
ら供給されることになるため、各電圧Vr,Vc,Vm
の相関関係が一律となり、より精度のよい温度制御をす
ることができる。
ーミスタ11と抵抗回路13とからなる回路、およびチ
ェック基準電圧回路21を、同一の電源部20に接続し
たので、各電圧Vr,Vc,Vmが同一の電源部20か
ら供給されることになるため、各電圧Vr,Vc,Vm
の相関関係が一律となり、より精度のよい温度制御をす
ることができる。
【0035】図4はこの発明の一実施形態である加熱装
置の構成を示すブロック図である。図4において、41
はバーナを示し、後述する鍋61などを載置すると、こ
の鍋61の底に接触するように、サーミスタ11が配設
されている。42はバーナ41へガスを供給する配管、
43は配管42に配設された安全弁、44は配管42の
安全弁43よりも下流に配設された流量調整弁を示す。
51はバーナ41から噴出するガスに点火させる点火装
置、52はガスの点火を検出する点火確認装置としての
熱電対を示す。61は被加熱物としての鍋を示し、調理
物を収容するものである。
置の構成を示すブロック図である。図4において、41
はバーナを示し、後述する鍋61などを載置すると、こ
の鍋61の底に接触するように、サーミスタ11が配設
されている。42はバーナ41へガスを供給する配管、
43は配管42に配設された安全弁、44は配管42の
安全弁43よりも下流に配設された流量調整弁を示す。
51はバーナ41から噴出するガスに点火させる点火装
置、52はガスの点火を検出する点火確認装置としての
熱電対を示す。61は被加熱物としての鍋を示し、調理
物を収容するものである。
【0036】次に、動作の一例を、図1および図2を参
照しつつ説明する。まず、バーナ41に被加熱物である
鍋61を載置した後、図示を省略した弁を開放させ、点
火装置51を点火操作すると、点火操作に連動して安全
弁43が開放し、バーナ41へガスを供給するので、点
火装置51からの火花によってバーナ41から噴出する
ガスに点火させることができる。そして、バーナ41か
ら噴出するガスへの点火を検出した点火信号が熱電対5
2から供給されると、制御部12は安全弁43を開放状
態に維持し、ガスの燃焼を継続させる。
照しつつ説明する。まず、バーナ41に被加熱物である
鍋61を載置した後、図示を省略した弁を開放させ、点
火装置51を点火操作すると、点火操作に連動して安全
弁43が開放し、バーナ41へガスを供給するので、点
火装置51からの火花によってバーナ41から噴出する
ガスに点火させることができる。そして、バーナ41か
ら噴出するガスへの点火を検出した点火信号が熱電対5
2から供給されると、制御部12は安全弁43を開放状
態に維持し、ガスの燃焼を継続させる。
【0037】このようにして鍋61で煮物をする場合、
揚げものキー32dおよび湯沸かしキー32eをキー操
作(押圧)しないか、取消キー32fをキー操作して自
動判別モードとすることにより、制御部12はガスの燃
焼を制御する。すなわち、煮物をしている場合、温度が
ほぼ100℃になると、温度は上昇しなくなるので、煮
物をしていると判定することができる。そして、調理が
終了したならば、図示を省略した弁を閉成させてバーナ
41へのガスを遮断することにより、消火する。このよ
うにして消火すると、熱電対52から消火信号が供給さ
れるので、制御部12は、第3出力部29を介して安全
弁43を閉成させる。
揚げものキー32dおよび湯沸かしキー32eをキー操
作(押圧)しないか、取消キー32fをキー操作して自
動判別モードとすることにより、制御部12はガスの燃
焼を制御する。すなわち、煮物をしている場合、温度が
ほぼ100℃になると、温度は上昇しなくなるので、煮
物をしていると判定することができる。そして、調理が
終了したならば、図示を省略した弁を閉成させてバーナ
41へのガスを遮断することにより、消火する。このよ
うにして消火すると、熱電対52から消火信号が供給さ
れるので、制御部12は、第3出力部29を介して安全
弁43を閉成させる。
【0038】しかし、調理が完了した後も、そのままガ
スを燃焼させると、鍋61内の水分が順次少なくなって
焦げる手前になることにより、急激に鍋61の温度が上
昇するので、鍋61の温度が、例えば145℃になる
と、すなわち、前述した第2抵抗値状態における計測電
圧デジタル(AD2)値が、例えば167以上になる
と、制御部12は、第3出力部29を介して安全弁43
を強制的に閉成させ、ガスの燃焼を停止させるととも
に、第5出力部31を介してブザー33を、例えば3秒
間鳴動させ、調理物が焦げ付く手前であったことを報知
させる。
スを燃焼させると、鍋61内の水分が順次少なくなって
焦げる手前になることにより、急激に鍋61の温度が上
昇するので、鍋61の温度が、例えば145℃になる
と、すなわち、前述した第2抵抗値状態における計測電
圧デジタル(AD2)値が、例えば167以上になる
と、制御部12は、第3出力部29を介して安全弁43
を強制的に閉成させ、ガスの燃焼を停止させるととも
に、第5出力部31を介してブザー33を、例えば3秒
間鳴動させ、調理物が焦げ付く手前であったことを報知
させる。
【0039】次に、揚げものをする場合について説明す
る。まず、揚げものキー32dをキー操作(押圧)する
ことにより、すなわち、揚げものキー32dを1回操作
すると、油温を180℃に設定する表示ランプ32bが
点灯し、さらに揚げものキー32dを1回操作する(合
計2回操作する)と、油温を200℃に設定する表示ラ
ンプ32cが点灯し、さらに揚げものキー32dを1回
操作する(合計3回操作する)と、油温を160℃に設
定する表示ランプ32aが点灯し、さらに揚げものキー
32dを1回操作する(合計4回操作する)と、最初の
油温を180℃に設定する表示ランプ32bが点灯し、
以後は、揚げものキー32dを1回操作する毎に、前述
したように、表示ランプ32a,32b,32cのいず
れかが順次点灯する。したがって、表示ランプ32a,
32b,32cのいずれかが点灯することにより、揚げ
ものモードと、油温とを確認することができる。
る。まず、揚げものキー32dをキー操作(押圧)する
ことにより、すなわち、揚げものキー32dを1回操作
すると、油温を180℃に設定する表示ランプ32bが
点灯し、さらに揚げものキー32dを1回操作する(合
計2回操作する)と、油温を200℃に設定する表示ラ
ンプ32cが点灯し、さらに揚げものキー32dを1回
操作する(合計3回操作する)と、油温を160℃に設
定する表示ランプ32aが点灯し、さらに揚げものキー
32dを1回操作する(合計4回操作する)と、最初の
油温を180℃に設定する表示ランプ32bが点灯し、
以後は、揚げものキー32dを1回操作する毎に、前述
したように、表示ランプ32a,32b,32cのいず
れかが順次点灯する。したがって、表示ランプ32a,
32b,32cのいずれかが点灯することにより、揚げ
ものモードと、油温とを確認することができる。
【0040】このようにして油温を設定すると、制御部
12は、油温が設定した温度まで上昇すると、第4出力
部30を介して加熱量を可変する流量調整弁44を絞
り、小火状態にして設定温度を維持させるとともに、第
5出力部31を介してブザー33を、例えば短く3回鳴
動させるのを3回繰り返し、設定した油温に達したこと
を報知させる。そして、揚げものを油の中に入れると、
油温が急激に下がるので、制御部12は、第4出力部3
0を介して流量調整弁44を開放させ、大火状態にして
設定温度を維持させる。したがって、設定した油温を維
持しながら、所定の揚げものをすることができる。
12は、油温が設定した温度まで上昇すると、第4出力
部30を介して加熱量を可変する流量調整弁44を絞
り、小火状態にして設定温度を維持させるとともに、第
5出力部31を介してブザー33を、例えば短く3回鳴
動させるのを3回繰り返し、設定した油温に達したこと
を報知させる。そして、揚げものを油の中に入れると、
油温が急激に下がるので、制御部12は、第4出力部3
0を介して流量調整弁44を開放させ、大火状態にして
設定温度を維持させる。したがって、設定した油温を維
持しながら、所定の揚げものをすることができる。
【0041】しかし、油が過加熱されると、火災などが
発生する恐れがあるので、例えば天ぷらを揚げている場
合、天ぷら鍋の温度が260℃以上になると、油に引火
して火災が発生する恐れがあるので、前述した第3抵抗
値状態における計測電圧デジタル(AD3)値が、例え
ば173以上になると、制御部12は、第3出力部29
を介して安全弁43を強制的に閉成させ、ガスの燃焼を
停止させるとともに、第5出力部31を介してブザー3
3を、例えば3秒間鳴動させ、油が過加熱されたことを
報知させる。
発生する恐れがあるので、例えば天ぷらを揚げている場
合、天ぷら鍋の温度が260℃以上になると、油に引火
して火災が発生する恐れがあるので、前述した第3抵抗
値状態における計測電圧デジタル(AD3)値が、例え
ば173以上になると、制御部12は、第3出力部29
を介して安全弁43を強制的に閉成させ、ガスの燃焼を
停止させるとともに、第5出力部31を介してブザー3
3を、例えば3秒間鳴動させ、油が過加熱されたことを
報知させる。
【0042】次に、湯沸かしをする場合について説明す
る。まず、湯沸かしキー32eをキー操作(押圧)する
ことにより、内臓した表示ランプが点灯し、湯沸かしモ
ードを確認することができる。
る。まず、湯沸かしキー32eをキー操作(押圧)する
ことにより、内臓した表示ランプが点灯し、湯沸かしモ
ードを確認することができる。
【0043】このようにして湯を沸かすと、制御部12
は、温度が100℃になって沸騰すると、第4出力部3
0を介して加熱量を可変する流量調整弁44を絞り、小
火状態にして沸騰状態を維持させるとともに、第5出力
部31を介してブザー33を、例えば短く3回鳴動させ
るのを3回繰り返し、沸騰したことを報知させる。しか
し、沸騰しても消火せず、沸騰状態が、例えば5分間継
続すると、制御部12は、第3出力部29を介して安全
弁43を強制的に閉成させ、ガスの燃焼を停止させると
ともに、第5出力部31を介してブザー33を、例えば
3秒間鳴動させる。
は、温度が100℃になって沸騰すると、第4出力部3
0を介して加熱量を可変する流量調整弁44を絞り、小
火状態にして沸騰状態を維持させるとともに、第5出力
部31を介してブザー33を、例えば短く3回鳴動させ
るのを3回繰り返し、沸騰したことを報知させる。しか
し、沸騰しても消火せず、沸騰状態が、例えば5分間継
続すると、制御部12は、第3出力部29を介して安全
弁43を強制的に閉成させ、ガスの燃焼を停止させると
ともに、第5出力部31を介してブザー33を、例えば
3秒間鳴動させる。
【0044】また、調理中に、前述したような不都合が
加熱装置自体に発生すると、制御部26は、同様に、第
3出力部29を介して安全弁43を強制的に閉成させ、
ガスの燃焼を停止させるとともに、第5出力部31を介
してブザー33を、例えば3秒間鳴動させる。
加熱装置自体に発生すると、制御部26は、同様に、第
3出力部29を介して安全弁43を強制的に閉成させ、
ガスの燃焼を停止させるとともに、第5出力部31を介
してブザー33を、例えば3秒間鳴動させる。
【0045】上記した実施形態では、制御部12(中央
制御部26)が出力する信号を利用して安全弁43を閉
成させ、鍋61の加熱を停止させるとともに、ブザー3
3を鳴動させる例を示したが、鍋61の加熱を停止させ
るか、ブザー33を鳴動させるかの少なくとも一方を行
うものであってもよい。また、各計測電圧デジタル値の
相関関係を監視する中央制御部26を例にして説明した
が、各計測電圧の相関関係を監視する判断制御部であっ
てもよい。
制御部26)が出力する信号を利用して安全弁43を閉
成させ、鍋61の加熱を停止させるとともに、ブザー3
3を鳴動させる例を示したが、鍋61の加熱を停止させ
るか、ブザー33を鳴動させるかの少なくとも一方を行
うものであってもよい。また、各計測電圧デジタル値の
相関関係を監視する中央制御部26を例にして説明した
が、各計測電圧の相関関係を監視する判断制御部であっ
てもよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、切換
制御部で抵抗値を順次切り換えている抵抗回路に生じる
電圧を順次取り込み、この取り込んだ計測電圧が予め設
定された相関関係にあるかを監視しているので、各計測
電圧の相関関係が予め設定された相関関係から外れるの
を、すなわち、温度センサの故障、切換制御部に発生し
た故障などを速く検出することができ、加熱を停止さ
せ、および/または、警報を発し、適切な処理を迅速に
講じることができる。また、A/D変換部が変換したチ
ェック基準電圧デジタル値が、予め設定された範囲にあ
るかを監視しているので、予め設定された範囲から外れ
るのを、すなわち、A/D変換部の故障を速く検出する
ことができ、加熱を停止させ、および/または、警報を
発し、適切な処理を迅速に講じることができる。
制御部で抵抗値を順次切り換えている抵抗回路に生じる
電圧を順次取り込み、この取り込んだ計測電圧が予め設
定された相関関係にあるかを監視しているので、各計測
電圧の相関関係が予め設定された相関関係から外れるの
を、すなわち、温度センサの故障、切換制御部に発生し
た故障などを速く検出することができ、加熱を停止さ
せ、および/または、警報を発し、適切な処理を迅速に
講じることができる。また、A/D変換部が変換したチ
ェック基準電圧デジタル値が、予め設定された範囲にあ
るかを監視しているので、予め設定された範囲から外れ
るのを、すなわち、A/D変換部の故障を速く検出する
ことができ、加熱を停止させ、および/または、警報を
発し、適切な処理を迅速に講じることができる。
【図1】この発明の一実施形態である加熱装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】図1に示した操作部の操作キーなどを示す説明
図である。
図である。
【図3】サーミスタの温度に対する抵抗値と、図1に示
した抵抗回路の抵抗値を切り換えたときのサーミスタの
温度変化に対応する各計測電圧デジタル値の一例とを示
す図である。
した抵抗回路の抵抗値を切り換えたときのサーミスタの
温度変化に対応する各計測電圧デジタル値の一例とを示
す図である。
【図4】図1に示した加熱装置を利用した加熱システム
の一例を示すブロック図である。
の一例を示すブロック図である。
【図5】従来の加熱装置の一例における要部を示す回路
図である。
図である。
【図6】図5に示したサーミスタの温度に対する抵抗値
と、図5に示したサーミスタの温度変化に対応する計測
電圧デジタル値の一例とを示す図である。
と、図5に示したサーミスタの温度変化に対応する計測
電圧デジタル値の一例とを示す図である。
【図7】従来の加熱装置の他の例における要部を示す回
路図である。
路図である。
1 サーミスタ(温度センサ) 2,3 抵抗素子 4 トランジスタ(スイッチング素子) 11 サーミスタ(温度センサ) 12 制御部 13 抵抗回路 14〜16 抵抗素子 17 切換制御部 18,19 トランジスタ(スイッチング素子) 20 電源部 21 チェック基準電圧回路 22,23 抵抗素子 24 マイクロコンピュータ 25 A/D変換部 26 中央制御部(判断制御部) 27 第1出力部 28 第2出力部 29 第3出力部 30 第4出力部 31 第5出力部 32 操作部 33 ブザー(警報器) 41 バーナ 42 配管 43 安全弁 44 流量調整弁 51 点火装置 52 熱電対(点火確認装置) 61 鍋(被加熱物) Vr 基準電圧(デジタル変換基準電圧) Vm 計測電圧 Vc チェック基準電圧
Claims (2)
- 【請求項1】 被加熱物の温度に応じて抵抗値が変化す
る温度センサと、 この温度センサに直列接続された抵抗回路と、 この抵抗回路の抵抗値を複数に、周期的に切り換える切
換制御部と、 前記温度センサと前記抵抗回路とからなる回路に所定電
圧を印加する電源部と、 前記温度センサと前記抵抗回路とからなる回路に前記電
源部で所定電圧を印加している状態で、前記切換制御部
で抵抗値を順次切り換えている前記抵抗回路に生じる電
圧を順次取り込み、この取り込んだ計測電圧が予め設定
された相関関係にあるかを監視し、前記各計測電圧の相
関関係が前記予め設定された相関関係から外れると、前
記被加熱物の加熱を停止させるか、警報を発するかの少
なくとも一方を行わせる判断制御部と、 を備える加熱装置。 - 【請求項2】 被加熱物の温度に応じて抵抗値が変化す
る温度センサと、 この温度センサに直列接続された抵抗回路と、 この抵抗回路の抵抗値を複数に、周期的に切り換える切
換制御部と、 前記温度センサと前記抵抗回路とからなる回路に所定電
圧を印加する電源部と、 デジタル変換基準電圧およびチェック基準電圧を供給す
るチェック基準電圧回路と、 前記温度センサと前記抵抗回路とからなる回路に前記電
源部で所定電圧を印加している状態で、前記切換制御部
で抵抗値を順次切り換えている前記抵抗回路に生じる電
圧を順次取り込み、この取り込んだ計測電圧をデジタル
変換基準電圧に基づいて計測電圧デジタル値に変換する
とともに、チェック基準電圧をデジタル変換基準電圧に
基づいてチェック基準電圧デジタル値に変換するA/D
変換部と、 このA/D変換部が変換したチェック基準電圧デジタル
値が、予め設定された範囲にあるかを監視し、前記予め
設定された範囲から外れると、前記被加熱物の加熱を停
止させるか、警報を発するかの少なくとも一方を行わせ
る判断制御部と、 を備える加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001029833A JP2002228148A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | 加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001029833A JP2002228148A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | 加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002228148A true JP2002228148A (ja) | 2002-08-14 |
Family
ID=18894134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001029833A Pending JP2002228148A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | 加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002228148A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007491A (ja) * | 2010-10-13 | 2011-01-13 | Rinnai Corp | ガスコンロ |
KR101409504B1 (ko) | 2012-09-20 | 2014-06-18 | 린나이코리아 주식회사 | 프레임 로드에 흐르는 전류의 값 검출을 통한 교체신호 및 고장신호 발생시스템 및 그 발생방법 |
CN105526607A (zh) * | 2016-01-19 | 2016-04-27 | 胡小庆 | 一种多用型电加热炉具 |
-
2001
- 2001-02-06 JP JP2001029833A patent/JP2002228148A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007491A (ja) * | 2010-10-13 | 2011-01-13 | Rinnai Corp | ガスコンロ |
KR101409504B1 (ko) | 2012-09-20 | 2014-06-18 | 린나이코리아 주식회사 | 프레임 로드에 흐르는 전류의 값 검출을 통한 교체신호 및 고장신호 발생시스템 및 그 발생방법 |
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