JP2002228139A - ボイラ出口ガス温度制御装置 - Google Patents

ボイラ出口ガス温度制御装置

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JP2002228139A
JP2002228139A JP2001018772A JP2001018772A JP2002228139A JP 2002228139 A JP2002228139 A JP 2002228139A JP 2001018772 A JP2001018772 A JP 2001018772A JP 2001018772 A JP2001018772 A JP 2001018772A JP 2002228139 A JP2002228139 A JP 2002228139A
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outlet
boiler
temperature
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gas temperature
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JP2001018772A
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Hitoshi Senda
仁 千田
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボイラ本体出口ガス温度を設定値以下に抑え
ることができ、ボイラ本体出口下流側のダクトの損傷並
びに脱硝性能の低下を防止し得るボイラ出口ガス温度制
御装置を提供する。 【解決手段】 ボイラ本体1出口部に、ボイラ本体1の
出口ガス温度を検出する温度検出器12を設置すると共
に、ボイラ本体1出口下流側のダクト13途中に、大気
中の空気を流入させる空気導入系統14を設置し、ボイ
ラ本体1の出口ガス温度が設定値以上となった場合に前
記空気導入系統14からダクト13内へ空気を流入させ
るよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラ出口ガス温
度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のボイラ排煙処理設備の一例
を表わすものであって、1は石炭等の燃料を燃焼させ蒸
気を発生させるボイラ本体、2はボイラ本体1から排出
される燃焼排ガス中に含まれる窒素酸化物を除去するた
めの脱硝装置、3は脱硝装置2で窒素酸化物が除去され
た燃焼排ガスとボイラ本体1へ供給される燃焼用空気等
の空気とを熱交換させるための空気予熱器、4は燃焼用
空気を空気予熱器3を介してボイラ本体1へ送風するた
めの押込通風機、5は空気予熱器3を通過して温度降下
した燃焼排ガス中に含まれる煤塵を捕集するための電気
集塵機、6は電気集塵機5の下流側に設けられた誘引通
風機、7は電気集塵機5で煤塵が捕集され誘引通風機6
を経て送り込まれる燃焼排ガスから熱を回収するための
ガスガスヒータの熱回収器、8はガスガスヒータの熱回
収器7で熱が回収された燃焼排ガス中に含まれる硫黄酸
化物を除去するための脱硫装置、9は脱硫装置8で硫黄
酸化物が除去された燃焼排ガスを熱回収器7で回収した
熱によって再加熱するためのガスガスヒータの再加熱
器、10はガスガスヒータの再加熱器9の下流側に設け
られた脱硫通風機、11はガスガスヒータの再加熱器9
で再加熱され脱硫通風機10で昇圧された燃焼排ガスを
大気中へ放出するための煙突である。
【0003】図2に示される従来のボイラ排煙処理設備
においては、ボイラ本体1で石炭等の燃料の燃焼が行わ
れて蒸気が発生され、その際にボイラ本体1から排出さ
れる燃焼排ガスは、脱硝装置2で窒素酸化物が除去さ
れ、空気予熱器3において、押込通風機4によりボイラ
本体1へ供給される燃焼用空気等の空気と熱交換して温
度降下した後、電気集塵機5で煤塵が捕集され、誘引通
風機6を経てガスガスヒータの熱回収器7で熱が回収さ
れ、脱硫装置8で硫黄酸化物が除去され、ガスガスヒー
タの再加熱器9において前記熱回収器7で回収した熱に
よって再加熱され、脱硫通風機10で昇圧され煙突11
から大気中へ放出されるようになっている。
【0004】尚、前記脱硫装置8で硫黄酸化物が除去さ
れて排出される燃焼排ガスは、通常、およそ50℃前後
まで温度降下し飽和状態となっており、この脱硫後の燃
焼排ガスをそのまま煙突11から大気中へ放出すると、
白煙が発生するため、前記熱回収器7と再加熱器9とか
らなるガスガスヒータを用いて前記脱硫装置8から排出
される燃焼排ガスを再加熱するようになっている。
【0005】図2に示されるボイラ排煙処理設備は、空
気予熱器3で熱回収が行われた排ガスを電気集塵機5へ
導くようになっており、電気集塵機5の入口側の排ガス
温度がおよそ130[℃]程度であって、一般に低温E
Pシステムと称されるが、図3に示されるように、ガス
ガスヒータの熱回収器7を空気予熱器3と電気集塵機5
との間に配置し、空気予熱器3並びにガスガスヒータの
熱回収器7で熱回収が行われた排ガスを電気集塵機5へ
導くことにより、電気集塵機5の入口側の排ガス温度が
およそ90[℃]程度となるようにした、低低温EPシ
ステムと称されるボイラ排煙処理設備もある。
【0006】ところで、前述の如きボイラ排煙処理設備
におけるボイラ本体1内部には、過熱器、再熱器、節炭
器といった伝熱面が配設されているが、特に石炭等の灰
分を多く含む燃料を使用する場合、伝熱面に灰が付着し
やすく、ボイラ本体1における収熱が低下してしまうと
共に、ボイラ本体1の出口ガス温度が経年的に上昇する
場合があるため、ボイラ本体1内の所要箇所にスートブ
ロワを配設し、該スートブロワにより蒸気等の噴霧媒体
を伝熱面に吹き付け、付着した灰を吹き払って除去し、
これにより、ボイラ本体1における収熱の低下を防止す
ると共に、ボイラ本体1の出口ガス温度の上昇を抑制す
るようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スート
ブロワで除去しきれずに残存した灰による伝熱面の汚れ
が発生した場合や、スートブロワによる灰の除去完了後
にボイラ本体1の出口ガス温度の低減効果が現れるまで
の時間遅れにより、ボイラ本体1の出口ガス温度が上昇
し、ボイラ本体1出口下流側のダクトの温度がその設計
温度を越えたり、脱硝装置2における脱硝触媒の温度が
その性能劣化を考慮して決められている上限温度を越え
る虞があった。
【0008】本発明は、斯かる実情に鑑み、ボイラ本体
出口ガス温度を設定値以下に抑えることができ、ボイラ
本体出口下流側のダクトの損傷並びに脱硝性能の低下を
防止し得るボイラ出口ガス温度制御装置を提供しようと
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボイラ本体出
口部に、ボイラ本体出口ガス温度を検出する温度検出器
を設置すると共に、ボイラ本体出口下流側のダクト途中
に、大気中の空気を流入させる空気導入系統を設置し、
ボイラ本体出口ガス温度が設定値以上となった場合に前
記空気導入系統からダクト内へ空気を流入させるよう構
成したことを特徴とするボイラ出口ガス温度制御装置に
かかるものである。
【0010】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0011】運転時には、温度検出器によりボイラ本体
の出口ガス温度が検出され、ボイラ本体の出口ガス温度
が設定値以上となった場合、空気導入系統からダクト内
へ空気が流入する。
【0012】この結果、スートブロワで除去しきれずに
残存した灰による伝熱面の汚れが発生した場合や、スー
トブロワによる灰の除去完了後にボイラ本体の出口ガス
温度の低減効果が現れるまでの時間遅れにより、ボイラ
本体の出口ガス温度が上昇したとしても、前記空気導入
系統からダクト内へ流入する空気により、ボイラ本体の
出口ガス温度を速やかに低下させることが可能となり、
ボイラ本体出口下流側のダクトの温度がその設計温度を
越えなくなって、ダクトが損傷を受けなくなる一方、脱
硝装置における脱硝触媒の温度がその性能劣化を考慮し
て決められている上限温度を越えなくなって、脱硝性能
が低下しなくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0014】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、ボイラ本体1出口部に、ボイラ本体1の出口ガス温
度を検出する温度検出器12を設置すると共に、ボイラ
本体1出口下流側のダクト13途中に、大気中の空気を
流入させる空気導入系統14を設置し、ボイラ本体1の
出口ガス温度が設定値(およそ400[℃]程度)以上
となった場合に前記空気導入系統14からダクト13内
へ空気を流入させるよう構成したものである。
【0015】石炭等の灰分を多く含む燃料を使用するボ
イラの場合、図2及び図3に示される如く、ボイラ本体
1の下流側に誘引通風機6が設けられる、いわゆる平衡
通風方式が採用されており、前記ダクト13内は負圧に
なっているため、前記空気導入系統14は、ダクト13
途中に、一端が大気開放される空気導入管14aを接続
すると共に、該空気導入管14a途中に開閉弁14bを
設け、ボイラ本体1の出口ガス温度が設定値以上となっ
た場合に前記温度検出器12から出力される開閉指令1
5により前記開閉弁14bを開くことにより、ダクト1
3内へ空気を流入させるようにしてある。尚、前記空気
導入系統14は、ダクト13途中に、空気導入管14a
の代りに一端が大気開放される空気導入ダクトを接続す
ると共に、該空気導入ダクト途中に開閉弁14bの代り
に開閉ダンパを設け、ボイラ本体1の出口ガス温度が設
定値以上となった場合に前記温度検出器12から出力さ
れる開閉指令15により前記開閉ダンパを開くことによ
り、ダクト13内へ空気を流入させるようにしてもよ
い。
【0016】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0017】運転時には、温度検出器12によりボイラ
本体1の出口ガス温度が検出され、ボイラ本体1の出口
ガス温度が設定値以上となった場合、前記温度検出器1
2から出力される開閉指令15により空気導入系統14
の開閉弁14bが開かれ、ダクト13内へ空気が流入す
る。
【0018】この結果、スートブロワで除去しきれずに
残存した灰による伝熱面の汚れが発生した場合や、スー
トブロワによる灰の除去完了後にボイラ本体1の出口ガ
ス温度の低減効果が現れるまでの時間遅れにより、ボイ
ラ本体1の出口ガス温度が上昇したとしても、前記空気
導入系統14からダクト13内へ流入する空気により、
ボイラ本体1の出口ガス温度を速やかに低下させること
が可能となり、ボイラ本体1出口下流側のダクト13の
温度がその設計温度を越えなくなって、ダクト13が損
傷を受けなくなる一方、脱硝装置2(図2及び図3参
照)における脱硝触媒の温度がその性能劣化を考慮して
決められている上限温度を越えなくなって、脱硝性能が
低下しなくなる。
【0019】尚、ボイラ本体1の出口ガス温度が設定値
未満となった場合には、前記温度検出器12から出力さ
れる開閉指令15により空気導入系統14の開閉弁14
bが閉じられ、ダクト13内へ空気が流入しなくなる。
【0020】こうして、ボイラ本体1の出口ガス温度を
設定値以下に抑えることができ、ボイラ本体1出口下流
側のダクト13の損傷並びに脱硝性能の低下を防止し得
る。
【0021】尚、本発明のボイラ出口ガス温度制御装置
は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のボイラ出
口ガス温度制御装置によれば、ボイラ本体出口ガス温度
を設定値以下に抑えることができ、ボイラ本体出口下流
側のダクトの損傷並びに脱硝性能の低下を防止し得ると
いう優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の概要構成図であ
る。
【図2】ボイラ排煙処理設備の一例を表わす全体概要構
成図である。
【図3】ボイラ排煙処理設備の他の例を表わす全体概要
構成図である。
【符号の説明】
1 ボイラ本体 2 脱硝装置 12 温度検出器 13 ダクト 14 空気導入系統 14a 空気導入管 14b 開閉弁 15 開閉指令

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ本体出口部に、ボイラ本体出口ガ
    ス温度を検出する温度検出器を設置すると共に、ボイラ
    本体出口下流側のダクト途中に、大気中の空気を流入さ
    せる空気導入系統を設置し、ボイラ本体出口ガス温度が
    設定値以上となった場合に前記空気導入系統からダクト
    内へ空気を流入させるよう構成したことを特徴とするボ
    イラ出口ガス温度制御装置。
JP2001018772A 2001-01-26 2001-01-26 ボイラ出口ガス温度制御装置 Pending JP2002228139A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004068034A1 (ja) * 2003-01-31 2004-08-12 Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha 排ガス処理装置とその運用方法

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