JP2002227747A - 制御弁およびそれを備えた燃料噴射弁 - Google Patents

制御弁およびそれを備えた燃料噴射弁

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JP2002227747A
JP2002227747A JP2001022795A JP2001022795A JP2002227747A JP 2002227747 A JP2002227747 A JP 2002227747A JP 2001022795 A JP2001022795 A JP 2001022795A JP 2001022795 A JP2001022795 A JP 2001022795A JP 2002227747 A JP2002227747 A JP 2002227747A
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port
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pressure
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Shuichi Matsumoto
修一 松本
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高度な加工精度を必要とせず、しかも弁体ロ
ックや部材衝合面の密着性低下といった不具合のない、
信頼性の高い弁装置を提供する。 【解決手段】 第1弁ハウジング61と第2弁ハウジン
グ62を衝合して設けた制御室11を介して、第1シリ
ンダ12内を摺動する第1弁部材2と第2シリンダ13
内を摺動する第2弁部材3と対向配設し、第1弁部材2
と一体の第1弁体21が第1ポート15と制御室11の
連通を、第2弁部材3と一体の第2弁体31が第2ポー
ト32と制御室11の連通を制御する構成とする。第1
弁部材2と第2弁部材3は一体に摺動し、かつこれら第
1弁部材2と第2弁部材3の間に相対移動可能に介設さ
れる調整部材4により、摺動軸のずれを補正可能として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、内燃機関
の燃料噴射弁に好適に使用される制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジン等の内燃機関用燃料
噴射弁として、従来より、アクチュエータをオンオフ制
御することにより3方弁を作動させてノズルニードルを
開閉する方式のものが知られている。3方弁を駆動する
アクチュエータには、例えば、特開昭61−24486
4号公報に記載される電磁アクチュエータや、例えば、
EP0816671に記載される圧電アクチュエータが
用いられる。ここで、従来の3方弁の一般的構成を示す
と、図5のように、ボール状の弁体111が配設される
制御室112は、高圧通路に連通する高圧ポート120
と、低圧通路に連通する低圧ポート121を備え、これ
らポート120、121のいずれか一方を選択的に閉鎖
することで、他方のポートを図示しないノズルニードル
の背圧室に至るポート122に連通させるようになって
いる。
【0003】弁体111は、アクチュエータ123によ
り駆動されるロッド124によって上下動される。すな
わち、図示の状態からアクチュエータ123に通電して
ロッド124を下降させると、ロッド124が弁体11
1を下方に押し下げてシート117に着座し、高圧ポー
ト120を閉鎖する。これにより、低圧ポート121と
ポート122が連通して、ノズルニードルの背圧が低下
し、ノズルニードルが上昇して燃料が噴射される。次
に、アクチュエータ123への通電を停止しロッド12
4を上昇させると、弁体111が高圧ポート120の燃
料圧で上昇しシート118に着座して低圧ポート121
を閉鎖する。これにより、高圧ポート120とポート1
22が連通して、ノズルニードルの背圧が上昇し、ノズ
ルニードルが下降して燃料噴射が停止される。
【0004】上記従来の3方弁を製作する場合、制御室
112に弁体111を組み込むために、制御室112
を、2つの制御室形成部材113、114を用い、対向
する端面にそれぞれ設けた円錐状の凹部を衝合して制御
室112を構成する。制御室形成部材113、114を
衝合する際の位置決めは、例えば、衝合部に設けられる
ピン穴116に架設したピン115によって行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、弁体111
のリフト量が、位置決めのためのピン115とピン穴1
16のクリアランスに比べて比較的小さい場合には、図
6のように、制御室形成部材113、114の衝合面1
25、126の水平方向の位置ずれにより、弁体101
が制御室形成部材113、114それぞれの円錐状の凹
部によりロックされ、さらには、制御室形成部材11
3、114が衝合面125、126において密着せず、
作動流体がリークするおそれがある。
【0006】例えば、制御室形成部材113、114の
円錐頂角が共に90°であり、弁体リフト量が20μm
である場合には、ピン穴116の位置精度等、全ての形
状が理想的に製作されていても、ピン115とピン穴1
16のクリアランス(直径の差)が20μmより大きけ
れば、前記した弁体ロック、制御室形成部材113、1
14の密着性低下といった問題が発生する可能性があ
る。現実には、ピン穴116位置精度、円錐状の凹部形
状等にも製造ばらつきは存在するため、ピン115とピ
ン穴116のクリアランスが20μm以下でも上記問題
が生じるおそれがある。
【0007】さらに、図6に示すような3方弁構成で
は、弁体111が受ける油圧力は、シート117、11
8径によって決まるシート面積に比例し、作動流体圧力
が高い場合には、弁体111を作動させるために大きな
力を発生するアクチュエータ123が必要になる。アク
チュエータ123の発生力が小さくても作動可能とする
ためには、流体圧力の影響をバランスさせる方法等があ
るが、この場合でも、前記した弁体ロック、制御室形成
部材113、114の密着性低下といった問題は解決さ
れない。
【0008】そこで、本発明は、複数の制御室形成部材
によって制御室を形成する構成の弁において、高度な加
工精度や位置決め精度を必要とせず、しかも弁体ロック
の発生や、制御室形成部材の衝合面の密着性低下といっ
た不具合のない、信頼性の高い弁装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の制御弁は、第
1弁ハウジングに設けた第1シリンダと、第2弁ハウジ
ングに設けた第2シリンダを、上記第1弁ハウジングと
上記第2弁ハウジングの衝合部に設けた制御室を介して
対向配設する。上記第1シリンダ内を摺動する第1弁部
材と一体に設けられる第1弁体が、第1ポートに連通し
かつそのシート径が上記第1シリンダ摺動径と略一致す
る第1弁座に着座した時、上記第2シリンダ内を摺動す
る第2弁部材と一体に設けられる第2弁体が、第2ポー
トに連通しかつそのシート径が上記第2シリンダ摺動径
と略一致する第2弁座から離座するようになっており、
上記第1弁体が上記第1弁座から離座した時に、上記第
2弁体が上記第2弁座に着座することにより、上記制御
室と上記第1ポートまたは上記第2ポートを選択的に連
通させる構成としてある。さらに、一体に摺動する上記
第1弁部材と上記第2弁部材の間に介在して上記第1弁
部材の摺動軸と上記第2弁部材の摺動軸のずれを補正す
る調整手段を設けている。
【0010】第1ポートに連通する第1弁座と、第2ポ
ートに連通する第2弁座は、構造上、別部材(第1弁ハ
ウジングと第2弁ハウジング)とする必要があり、これ
ら2部材の摺動軸を高精度に一致させて組付けること
は、従来困難であった。これに対し、上記構成では、上
記第1弁部材と上記第2弁部材とを別体とし、さらに上
記第1弁部材と上記第2弁部材の摺動軸のずれを補正す
る上記調整手段を設けたので、高精度な加工が不要で、
かつ信頼性の高い制御弁が得られる。
【0011】請求項2の制御弁は、上記調整手段とし
て、上記第1弁体と上記第2弁体の間に挟持され、上記
第1弁体および上記第2弁体とそれぞれ油密かつ相対移
動可能に接触する調整部材を設ける。
【0012】請求項3の制御弁は、上記請求項3の上記
調整部材が、上記第1弁体および上記第2弁体のいずれ
か一方と、平面と平面により接触しており、他方と、略
円錐面と略球面あるいは略円錐面と2個の略円錐面の境
界により形成される略円形角部により接触しているもの
とする。これにより、上記摺動軸の不一致があった場合
でもこの不一致を吸収し滑らかな摺動を可能とする。
【0013】請求項4の制御弁は、第1弁体および上記
第2弁体の対向端面を上記調整手段として、これら対向
端面を互いに油密かつ相対移動可能に平面接触する形状
とする。
【0014】請求項5の制御弁は、上記第1弁体および
上記第2弁体の接触面の法線が、上記第1弁部材および
上記第2弁部材との摺動軸に対して傾斜させる。これに
より、上記摺動軸の不一致を吸収することができる。
【0015】請求項6の制御弁は、上記調整部材と上記
第1弁体または上記第2弁体との接触部の最外径、ある
いは平面接触する上記第1弁体および上記第2弁体の接
触部の最外径が、上記第1弁体および上記第2弁体のい
ずれのシート径よりも大きいか、または同等となるよう
に構成する。これにより、上記制御室の圧力は2つの弁
部材を調整部材を挟んであるいは直接互いに押し付ける
ように作用し、2つの弁部材を常に接触状態に保つこと
ができる。
【0016】請求項7の制御弁は、上記第1ポートが高
圧流体通路に、上記第2ポートが低圧流体通路に連通
し、上記第1弁体と上記第2弁体のシート径を同等とす
る。このようにすると、弁体に作用する流体圧力をバラ
ンスさせることができるため、弁体を駆動するための力
を小さくできる。
【0017】請求項8の制御弁は、上記第1ポートが高
圧流体通路に、上記第2ポートが低圧流体通路に連通
し、上記第1弁体のシート径が上記第2弁体のシート径
より大きくしてある。このようにすると、流体圧力は弁
体に対して上記第1弁体を閉弁し、上記第2弁体を開弁
するように作用するため、制御室を低圧にすることが安
全であるシステムに適用して安全性を高めることができ
る。
【0018】請求項9の制御弁は、上記第1ポートが高
圧流体通路に、上記第2ポートが低圧流体通路に連通
し、上記第1弁体のシート径が上記第2弁体のシート径
より小さくしてある。このようにすると、流体圧力は弁
体に対して上記第1弁体を開弁し、上記第2弁体を閉弁
するように作用するため、制御室を高圧にすることが安
全であるシステムに適用して安全性を高めることができ
る。
【0019】請求項10の制御弁は、上記第2弁体の開
弁時に上記制御室から上記第2ポートへの流体流量を制
限する第2オリフィスを設ける。例えば、燃料噴射弁に
適用した場合、この第2オリフィスにより、上記制御室
からの流体流出速度を制御してノズルニードルの開弁速
度を調整することができる。シート部流路面積により制
限することも可能であるが、例えば、請求項7の制御弁
のように、弁駆動力を小さくしたい場合には、2つのシ
ート部の流路面積は同等となり、上記制御室からの流出
制限と流入制限が同等となってしまい、個別の設定はで
きなくなる。また、弁リフト量のばらつきの影響を受け
るため、シート部での制限とは別に設定するのが望まし
い。
【0020】請求項11の制御弁は、上記第1弁体の開
弁時に上記第1ポートから上記制御室への流体流量を制
限する第1オリフィスを設ける。例えば、燃料噴射弁に
適用した場合、この第1オリフィスにより、上記制御室
への流体流入速度を制御してノズルニードルの閉弁速度
を調整することができる。シート部流路面積により制限
することも可能であるが、例えば、請求項7の制御弁の
ように、弁駆動力を小さくしたい場合には、2つのシー
ト部の流路面積は同等となり、上記制御室からの流出制
限と流入制限が同等となってしまい、個別の設定はでき
なくなる。また、弁リフト量のばらつきの影響を受ける
ため、シート部での制限とは別に設定するのが望まし
い。
【0021】請求項12の制御弁は、上記第2オリフィ
スを上記第2弁部材に設ける。例えば、燃料噴射弁に適
用した場合、これにより構造を簡単にできる。
【0022】請求項13の制御弁は、上記第1および第
2弁部材が、電気的アクチュエータの制御下で可動とな
るようにする。具体的には、電気的アクチュエータを用
い、その通電を制御することによって、上記第1および
第2弁部材を制御性よく駆動することができる。
【0023】請求項14の制御弁は、上記電気的アクチ
ュエータの作動時に上記第2弁体を開弁する力を発生さ
せるように構成する。例えば、燃料噴射弁に適用した場
合には、これにより構造を簡単にでき、また、アクチュ
エータ作動時に噴射する構成となるので、安全性が向上
する。
【0024】請求項15の制御弁は、上記電気的アクチ
ュエータと上記第2弁部材の間に油密室を形成し、上記
電気的アクチュエータの作動時に上記油密室の圧力を上
昇させることによって上記第2弁体を開弁させる。例え
ば、燃料噴射弁に適用し、圧電素子のように発生力は大
きいが変位が小さいアクチュエータを使用する場合に
は、これにより構造を小型にできる。
【0025】請求項16の制御弁は、上記第2弁部材の
摺動部に低圧流体通路または上記第2ポートに連通する
環状溝を形成する。これにより、第2弁座下流室の流体
が摺動部クリアランスを通って油密室に流入するのを防
ぐことができる。
【0026】請求項17の制御弁は、上記第2ポートを
上記第2弁部材に形成し、上記第2ポートと低圧流体通
路を、上記第1弁部材、または上記第1弁部材および上
記調整部材に形成した通路によって連通している。例え
ば、燃料噴射弁に適用する場合には、これにより構造を
簡単にできる。
【0027】請求項18の制御弁は、上記第2ポートと
上記油密室が、上記第2ポートから上記油密室方向への
流れを許容する逆止弁を介して連通している。これによ
り、上記油密室の流体が摺動部クリアランスよりリーク
した場合に、流体の補充が容易にできる。
【0028】請求項19の制御弁は、上記第2ポートと
低圧流体通路の間に、上記第2ポートの圧力が低圧流体
通路の圧力より一定圧力以上大きくなった時にのみ、上
記第2ポートから低圧流体通路への流れを許容する圧力
レギュレータを設ける。これにより、上記第2ポートお
よび上記油密室の圧力を上記一定圧力に設定できるた
め、上記油密室でのキャビテーションの発生を防ぎ、油
密室による伝達効率の低下を防くことができる。
【0029】請求項20の制御弁は、上記第1弁部材
を、上記第1弁体が開弁する方向に付勢するばね部材を
設ける。例えば、上記ばね部材によって上記第1弁体を
開弁させ、上記電気的アクチュエータの作動時に上記第
1弁体を閉弁させる構成とすることができる。また、こ
の付勢力により、上記第1弁部材と上記調整部材および
上記第2弁部材を押圧して、これらを密接させることが
できる。
【0030】請求項21の制御弁は、上記電気的アクチ
ュエータとして圧電アクチュエータを用いる。圧電アク
チュエータにより、制御性の向上、小型化が可能であ
る。
【0031】請求項22は、上記13ないし21のいず
れか記載の制御弁を備える燃料噴射弁である。上記制御
室とノズルニードルの背圧室を連通する第3ポートを設
けて、上記電気的アクチュエータの駆動時に、上記第1
弁体を閉弁させて上記制御室圧力を低下させることによ
り上記ノズルニードルを開弁し、上記電気的アクチュエ
ータの駆動停止時に、上記第2弁体を閉弁させて上記制
御室および上記背圧室の圧力を上昇させることにより上
記ノズルニードルを閉弁して、燃料噴射を制御すること
ができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用した
3方向制御弁1の全体構成を示す図で、例えば、図2に
示すディーゼルエンジンのコモンレール式燃料噴射弁に
おいてノズルニードル5を開閉制御するために用いられ
る。図2において、燃料噴射弁は、第1弁ハウジング6
1の上面に接して第2弁ハウジング62を、下面に接し
てノズルボディ63を配設し、リテーナ64で油密に固
定してなる。第1弁ハウジング61、第2弁ハウジング
62、ノズルボディ63内には、上下方向に高圧通路で
ある燃料供給通路65が形成され、第2弁ハウジング6
2上側部に突設した接続管部66を介して、外部のコモ
ンレール(図略)に連通している。第2弁ハウジング6
2上側部には、また、低圧通路である燃料排出通路67
に連通する接続管部68が突設され、接続管部68は燃
料タンク(図略)へ連通している。
【0033】燃料供給通路65の下端は、ノズルボディ
63内に収容されるノズルニードル5周りに設けた燃料
溜まり51に連通している。ノズルニードル5の上方に
は、ノズルニードル5に背圧を与える背圧室52が設け
られ、背圧室52内の圧力を増減させることによって、
ノズルニードル5を上下動させ、噴孔53を開閉して燃
料噴射を制御するようになっている。また、背圧室52
内には、ノズルニードル5を閉弁方向(下方)に付勢す
るリターンスプリング54が配設されている。
【0034】背圧室52の圧力は、3方向制御弁1によ
って制御される。3方向制御弁1は、第2弁ハウジング
62下端部内に設けられる円柱状の制御室11と、制御
室11から下方の第1弁ハウジング61内へ延びる第1
シリンダ12内を摺動する第1弁部材2と、制御室11
から上方に延びる第2シリンダ13内を摺動する第2弁
部材3を有している。第1シリンダ12と第2シリンダ
13は、同軸状に設けられ、第1弁部材2と第2弁部材
3は、調整手段としての調整部材4を挟んで対向して配
設されている。この詳細については後述する。
【0035】第1シリンダ12は、第1オリフィス14
および第1ポート15を介して、燃料供給通路65に連
通しており、第1オリフィス14は、第1弁部材2の上
部外周に形成した環状溝22に向けて開口している。第
1弁部材2は、制御室11内に位置する上端部を上方に
向けて拡径するテーパ状の第1弁体21としており、第
1弁体21が、第1シリンダ12の上端開口に形成され
る第1弁座16に着座すると、燃料供給通路65に至る
第1ポート15が閉鎖されるようになっている。
【0036】第1弁部材2は、第1シリンダ12下端部
のスプリング室23に配設されるばね部材としてのリタ
ーンスプリング24によって上方に付勢されており、図
示の通常状態では、第1弁体21が、第1弁座16から
離れて、第1ポート15が開放されている。制御室11
には、第1ポート15、第1オリフィス14および環状
溝22を経て、燃料供給通路65から高圧燃料が導入さ
れ、第3ポート54を介して制御室11と常時連通する
背圧室52の圧力が上昇する。この時、図2において、
ノズルニードル5は背圧室52の燃料圧とリターンスプ
リング54の付勢力によって、噴孔53に押圧され、燃
料は噴射されない。
【0037】スプリング室23は、連通路25を介して
燃料排出通路67に連通する一方、第1弁部材2、調整
部材4をそれぞれ軸方向に貫通する通路26、41を介
して、第2弁部材3を軸方向に貫通して設けた第2ポー
ト32に連通している。第2ポート32は、第2弁部材
3の下部外周に開口する第2オリフィス33を介して第
2シリンダ13内に連通している。
【0038】第2弁部材3は、制御室11内に位置する
下端部を下方に向けて拡径するテーパ状の第2弁体31
としており、第2弁体31が、第2シリンダ13の下端
開口に形成される第2弁座17に着座すると(図示の状
態)、燃料排出通路67に至る第2ポート32が閉鎖さ
れるようになっている。第2弁体31が、第2弁座17
から離れると、第2ポート32が開放されて、制御室1
1内の燃料が、第2オリフィス33、第2ポート32、
通路41、26および連通路25を経て排出され、制御
室11と第3ポート54を介して常時連通する背圧室5
2の圧力が低下する。これにより、図2において、ノズ
ルニードル5に作用する閉弁方向の力が低下し、ノズル
ニードル5が上昇して噴孔53が開放され、燃料が噴射
される。
【0039】第2シリンダ12の上方には、第1弁部材
2、第2弁部材3を駆動するピエゾアクチュエータ7が
配設されている。ピエゾアクチュエータ7は、図2のよ
うに、通電により伸縮するピエゾスタック71とその下
端に当接して一体に上下動するピエゾピストン72を有
する。ピエゾピストン72と第2弁部材3の間に形成さ
れる空間は、油密室74としてあり、ピエゾピストン7
2の変位を圧力変換して第2弁部材3に伝達する。
【0040】ここで、調整部材4は、第1弁部材2と第
2弁部材3に介設されて両者の摺動軸のずれを吸収する
ためのもので、上下端面が、制御室11内に位置する第
1弁体21の上面ないし第2弁体31の下面に油密かつ
相対移動可能に接触している。具体的には、調整部材4
の下端面を平面状に形成する一方、第1弁体21の平面
状の上面外周に環状凸部を設け、この環状凸部の平面状
の上端面が調整部材4の下端面に密接するように形成す
る。また、調整部材4の上端面を円錐状の凹面とし、こ
の円錐面に、球面状に形成した第2弁部材3の下端面を
密接させている。この時、調整部材4は、第1弁体21
および第2弁体31と接触を維持したまま、相対移動す
ることにより、第1弁部材2と第2弁部材3の摺動軸の
ずれを吸収可能である。
【0041】第2弁部材3の下端面形状については、球
面状とする以外に、図3に第2の実施の形態として示す
ように、2つの円錐面を組み合わせた形状とすることも
できる。具体的には、調整部材4上端面の円錐面より頂
角の大きい円錐面と小さい円錐面を組み合わせて、この
2つの円錐面のエッジ部が、調整部材4上端面に当接す
るようにすればよい。このように、調整部材4の上端面
と第2弁部材3の下端面の接触は、球面と円錐面、円錐
面と複数の円錐面を組み合わせたエッジ部とすることが
できる。ここで、球面、円錐面は、これらに近い形状
(略球面または略円錐面)であればよい。
【0042】調整部材4と第1弁体21の接触部の最外
径、調整部材4と第2弁体31の接触部の最外径は、第
1弁体21および第2弁体31のシート径のいずれより
も大きいか、少なくとも同等になるように構成すること
が好ましい。これにより、制御室11の圧力は2つの弁
体21、31を調整部材4を挟んで互いに押し付けるよ
うに作用するので、2つの弁部材2、3が調整部材4を
挟んで常に接触状態を保つようにすることができる。
【0043】また、第1弁体21と第2弁体31のシー
ト径を同等とすると、第1弁体21と第2弁体31を閉
弁状態から開弁状態とするために必要な力をいずれも0
にすることができる。または、第1弁体21のシート径
を第2弁体31のシート径より小さくして、制御室11
の圧力が常に第1弁体21を開弁し、第2弁体31を閉
弁するように作用する状態とすることもできる。
【0044】なお、第2弁部材3の上部外周には、第2
弁部材3に配設された第2オリフィス33外周部に形成
された環状溝から第2シリンダ摺動部を上方に向かって
流れるリーク燃料を排出するための環状溝27が形成さ
れ、リーク燃料は環状溝27から第2ポート32を通じ
て燃料排出通路67に排出される。これにより、リーク
燃料が油密室74に流入するのを防止できる。また、第
2弁部材3の上端面には、第2ポート32の上端開口を
閉鎖するようにプレート状の逆止弁75が配設されてい
る。この逆止弁75は、油密室74の油圧力で、通常
は、第2ポート32の上端開口に押し付けられており、
ピエゾピストン72あるいは第2弁部材3の摺動部から
のリーク等により油密室74の圧力が所定圧以下となる
と開弁して、油密室74に作動油としての燃料を補充す
る。
【0045】この燃料補充を容易にするため、連通路2
5と燃料排出通路65の間には、ボール弁81とスプリ
ング82からなる圧力レギュレータ8が設けられてい
る。ボール弁81は、その上流側(第2ポート32側)
の通路圧力が燃料排出通路65の圧力より一定圧力以上
高くなった場合にのみ開弁して、燃料を排出する構成
で、油密室74内のキャビテーションの発生や、油密室
74内の伝達効率の低下を防止する。また、各オリフィ
ス出口等でのキャビテーションの発生を防ぐ効果があ
る。
【0046】以上のように、対向する2つのシリンダ1
2、13内をそれぞれ摺動する2つの弁部材2、3を設
けて、それぞれ高圧部へ連通する第1ポート15を開閉
する第1弁体21と、低圧部へ連通する第2ポート32
を開閉する第2弁体31を別部材とし、さらに、弁部材
2、3が互いの摺動軸のずれを吸収可能な調整部材4を
挟んで一体に摺動する構成としたので、高精度な加工や
組付けを必要とすることなく、流体制御性、シール性に
優れた信頼性の高い3方向制御弁を構成できる。よっ
て、これを燃料噴射弁に適用することで、高度な噴射制
御が可能で、実用性が高い。
【0047】図4は本発明の第3の実施の形態における
3方向制御弁1の構成を示す図である。本実施の形態の
基本構成は上記第1の実施の形態と同様であり、相違点
を中心に説明する。本実施の形態では、調整手段として
の調整部材4を有しておらず、これに代えて、第1弁部
材2の上端面と第2弁部材3の下端面をスライド可能に
平面接触させている。具体的には、これら両端面を、そ
の法線がそれぞれ摺動軸と一致しないように傾斜すると
ともに中央に凹部を有する形状とし、これら両端面が油
密室74とスプリング23の付勢力により互いに油密に
密着するように構成している。この場合も、第1弁体2
1と第2弁体31の接触部の最外径が、第1弁体21お
よび第2弁体31のシート径のいずれよりも大きいか、
少なくとも同等になるように構成することが好ましい。
【0048】上記構成によっても、第1弁部材2の上端
面と第2弁部材3の下端面とが調整手段として機能し、
接触を保ちながらスライドすることで、同様の効果を発
揮することができる。
【0049】上記実施の形態では、ピエゾアクチュエー
タを用いたが、ピエゾ式に限らず、電磁アクチュエータ
等、他のアクチュエータを用いてもよい。また、燃料噴
射弁用の3方向制御弁以外の流体制御弁として用いるこ
とももちろんできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における3方向制御
弁の全体構成を示す断面図である。
【図2】第1の実施の形態の3方向制御弁を適用した燃
料噴射弁の全体断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における3方向制御
弁の全体構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態における2方向制御
弁の全体構成を示す断面図である。
【図5】従来の3方向制御弁の主要部構成を示す断面図
である。
【図6】従来の3方向制御弁の主要部の組付け構造を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 3方向制御弁(制御弁) 11 制御室 12 第1シリンダ 13 第2シリンダ 14 第1オリフィス 15 第1ポート 16 第1弁座 17 第2弁座 2 第1弁部材 21 第1弁体 24 リターンスプリング(ばね部材) 3 第2弁部材 31 第2弁体 32 第2ポート 33 第2オリフィス 4 調整部材(調整手段) 5 ノズルニードル 52 背圧室 54 第2ポート 61 第1ハウジング 62 第2ハウジング 62 ノズルボディ 65 燃料供給通路(高圧流体通路) 67 燃料排出通路(低圧流体通路) 7 圧電アクチュエータ(電気式アクチュエータ) 71 ピエゾスタック 72 ピエゾピストン 74 油密室 75 逆止弁 8 圧力レギュレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 51/00 F02M 51/00 E 51/06 51/06 N

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1弁ハウジングに設けた第1シリンダ
    と、第2弁ハウジングに設けた第2シリンダを、上記第
    1弁ハウジングと上記第2弁ハウジングの衝合部に設け
    た制御室を介して対向配設し、上記第1シリンダ内を摺
    動する第1弁部材と一体に設けられる第1弁体が、第1
    ポートに連通しかつそのシート径が上記第1シリンダ摺
    動径と略一致する第1弁座に着座した時に、上記第2シ
    リンダ内を摺動する第2弁部材と一体に設けられる第2
    弁体が、第2ポートに連通しかつそのシート径が上記第
    2シリンダ摺動径と略一致する第2弁座から離座し、上
    記第1弁体が上記第1弁座から離座した時に、上記第2
    弁体が上記第2弁座に着座することにより、上記制御室
    と上記第1ポートまたは上記第2ポートを選択的に連通
    させる構成となし、かつ、一体に摺動する上記第1弁部
    材と上記第2弁部材の間に介在して上記第1弁部材の摺
    動軸と上記第2弁部材の摺動軸のずれを補正する調整手
    段を設けたことを特徴とする制御弁。
  2. 【請求項2】 上記調整手段が、上記第1弁体と上記第
    2弁体の間に挟持され、上記第1弁体および上記第2弁
    体とそれぞれ油密かつ相対移動可能に接触する調整部材
    である請求項1記載の制御弁。
  3. 【請求項3】 上記調整部材が、上記第1弁体および上
    記第2弁体のいずれか一方と、平面と平面により接触し
    ており、他方と、略円錐面と略球面あるいは略円錐面と
    2個の略円錐面の境界により形成される略円形角部によ
    り接触している請求項2記載の制御弁。
  4. 【請求項4】 上記第1弁体および上記第2弁体の対向
    端面を上記調整手段として、これら対向端面を互いに油
    密かつ相対移動可能に平面接触する形状とした請求項1
    記載の制御弁。
  5. 【請求項5】 上記第1弁体および上記第2弁体の接触
    面の法線が、上記第1弁部材および上記第2弁部材との
    摺動軸に対して傾斜している請求項4記載の制御弁。
  6. 【請求項6】 上記調整部材と上記第1弁体または上記
    第2弁体との接触部の最外径、あるいは平面接触する上
    記第1弁体および上記第2弁体の接触部の最外径が、上
    記第1弁体および上記第2弁体のいずれのシート径より
    も大きいか、または同等である請求項2ないし5のいず
    れか記載の制御弁。
  7. 【請求項7】 上記第1ポートが高圧流体通路に、上記
    第2ポートが低圧流体通路に連通し、上記第1弁体と上
    記第2弁体のシート径が同等である請求項1ないし6の
    いずれか記載の制御弁。
  8. 【請求項8】 上記第1ポートが高圧流体通路に、上記
    第2ポートが低圧流体通路に連通し、上記第1弁体のシ
    ート径が上記第2弁体のシート径より大きい請求項1な
    いし6のいずれか記載の制御弁。
  9. 【請求項9】 上記第1ポートが高圧流体通路に、上記
    第2ポートが低圧流体通路に連通し、上記第1弁体のシ
    ート径が上記第2弁体のシート径より小さい請求項1な
    いし6のいずれか記載の制御弁。
  10. 【請求項10】 上記第2弁体の開弁時に上記制御室か
    ら上記第2ポートへの流体流量を制限する第2オリフィ
    スを設けた請求項7ないし9のいずれか記載の制御弁。
  11. 【請求項11】 上記第1弁体の開弁時に上記第1ポー
    トから上記制御室への流体流量を制限する第1オリフィ
    スを設けた請求項7ないし10のいずれか記載の制御
    弁。
  12. 【請求項12】 上記第2オリフィスを上記第2弁部材
    に設けた請求項10または11記載の制御弁。
  13. 【請求項13】 上記第1および第2弁部材が、電気的
    アクチュエータの制御下で可動となる請求項1ないし1
    2のいずれか記載の制御弁。
  14. 【請求項14】 上記電気的アクチュエータは作動時に
    上記第2弁体を開弁する力を発生させる請求項13記載
    の制御弁。
  15. 【請求項15】 上記電気的アクチュエータと上記第2
    弁部材の間に油密室を形成し、上記電気的アクチュエー
    タの作動時に上記油密室の圧力を上昇させることによっ
    て上記第2弁体を開弁させる請求項14記載の制御弁。
  16. 【請求項16】 上記第2弁部材の摺動部に低圧流体通
    路または上記第2ポートに連通する環状溝を形成した請
    求項15記載の制御弁。
  17. 【請求項17】 上記第2ポートを上記第2弁部材に形
    成し、上記第2ポートと低圧流体通路を、上記第1弁部
    材、または上記第1弁部材および上記調整部材に形成し
    た通路によって連通している請求項15または16記載
    の制御弁。
  18. 【請求項18】 上記第2ポートと上記油密室が、上記
    第2ポートから上記油密室方向への流れを許容する逆止
    弁を介して連通している請求項17記載の制御弁。
  19. 【請求項19】 上記第2ポートと低圧流体通路の間
    に、上記第2ポートの圧力が低圧流体通路の圧力より一
    定圧力以上大きくなった時にのみ、上記第2ポートから
    低圧流体通路への流れを許容する圧力レギュレータを設
    けた請求項18記載の制御弁。
  20. 【請求項20】 上記第1弁部材を、上記第1弁体が開
    弁する方向に付勢するばね部材を設けた請求項13ない
    し19のいずれか記載の制御弁。
  21. 【請求項21】 上記電気的アクチュエータが圧電アク
    チュエータである請求項13ないし20のいずれか記載
    の制御弁。
  22. 【請求項22】 上記13ないし21のいずれか記載の
    制御弁を備え、上記制御室とノズルニードルの背圧室を
    連通する第3ポートを設けて、上記電気的アクチュエー
    タの駆動時に、上記第1弁体を閉弁させて上記制御室圧
    力を低下させることにより上記ノズルニードルを開弁
    し、上記電気的アクチュエータの駆動停止時に、上記第
    2弁体を閉弁させて上記制御室および上記背圧室の圧力
    を上昇させることにより上記ノズルニードルを閉弁し
    て、燃料噴射を制御することを特徴とする燃料噴射弁。
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