JP2002227080A - 安全帯用ロープ - Google Patents

安全帯用ロープ

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JP2002227080A
JP2002227080A JP2001026498A JP2001026498A JP2002227080A JP 2002227080 A JP2002227080 A JP 2002227080A JP 2001026498 A JP2001026498 A JP 2001026498A JP 2001026498 A JP2001026498 A JP 2001026498A JP 2002227080 A JP2002227080 A JP 2002227080A
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JP
Japan
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rope
safety belt
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rope body
coil
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JP2001026498A
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English (en)
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Hiroshi Sugishima
博 杉島
Mitsuya Uchida
光也 内田
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Kuraray Co Ltd
Prop KK
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Prop KK
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B29/00Apparatus for mountaineering
    • A63B29/02Mountain guy-ropes or accessories, e.g. avalanche ropes; Means for indicating the location of accidentally buried, e.g. snow-buried, persons
    • A63B29/028Ropes specially adapted for mountaineering
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B1/00Devices for lowering persons from buildings or the like
    • A62B1/06Devices for lowering persons from buildings or the like by making use of rope-lowering devices
    • A62B1/16Life-saving ropes or belts

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロープ本体の収縮性の向上を図ることのでき
る安全帯用ロープを提供する。 【解決手段】 芯材11aに引張弾性率が300cN/dt
ex以上の高強力高弾性率の繊維を用いることにより、芯
材11aの伸びを極めて少なくするようにしたので、伸
びによる芯材11aの形状変化を確実に防止することが
でき、収縮時のコイル状部分の長さを常に所定の長さま
で復元することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設工事現場等の
高所作業において作業者に着用される安全帯に有用な安
全帯用ロープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、工事現場等の高所で作業を行う
場合、作業者には転落防止のための安全帯の着用が義務
づけられている。この安全帯は所定長さのロープを有
し、ロープの先端に取付けられたフックを作業現場の親
綱等に掛けることにより、万一の転落の際に作業者をロ
ープで支えるようにしている。
【0003】しかしながら、高所での作業時以外など、
安全帯のロープを使用していないときは、ロープのフッ
クを作業者の安全帯側に掛けたり、或いは所定の袋に入
れて保持しているため、ロープが二つ折れのループ状に
安全帯側から垂れ下がることになる。
【0004】このため、ループ状に垂れ下がったロープ
が周囲の突起物等に引掛かり、作業や移動の妨げになっ
たり、或いはロープが床面等との接触により摩耗し、ロ
ープの強度が低下するなどの不具合があった。
【0005】そこで、例えば実公平3−30131号公
報に記載された安全帯のように、ロープを伸縮可能なコ
イル状に形成し、張力が生じていないときはロープを収
縮させることにより、未使用時のロープの長さを短くす
るようにしたものが知られている。即ち、この安全帯の
ロープは、ナイロン等の化学繊維等からなる芯材と、ビ
ニル樹脂等からなる被覆材とから形成され、被覆材の弾
性によってコイル状に復元するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ロ
ープの芯材に用いられる化学繊維は、引張方向に荷重を
受けるとその弾性率に応じて伸びを生ずるが、荷重を除
去されて伸びが解消された後は、伸びを生ずる前に対し
て形状変化を生ずる場合がある。このため、コイル状の
ロープを過大な張力によって伸ばしたり、その伸縮を繰
り返し行ったりすると、未荷重時のコイル状ロープの長
さが所定の長さまで復元しなくなり、ロープの復元性の
低下を生じ易いという問題点があった。
【0007】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、コイル状ロープの復
元性の向上を図ることのできる安全帯用ロープを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、所定の強度を有する芯材
と、芯材を被覆する被覆材とからなるロープ本体を備
え、ロープ本体の少なくとも一部を伸縮可能なコイル状
に形成した安全帯用ロープにおいて、前記芯材を引張弾
性率が300cN/dtex以上の高弾性率の繊維によって形
成している。
【0009】これにより、前記ロープを使用していない
ときは、ロープ本体のコイル部分が収縮してロープの長
さが短くなる。この場合、ロープ本体の芯材は高弾性率
の繊維からなるため、ロープ本体を過大な張力によって
伸ばしたり、その伸縮を繰り返し行ったりした場合で
も、芯材自体の伸びは極めて少ない。
【0010】また、請求項2では、請求項1記載の安全
帯用ロープにおいて、前記被覆材を弾性を有する樹脂に
よって形成している。
【0011】これにより、請求項1の作用に加え、被覆
材の弾性によってロープ本体のコイル部分を伸縮させる
ことが可能となる。
【0012】また、請求項3では、請求項1または2記
載の安全帯用ロープにおいて、前記ロープ本体の引張方
向の衝撃を吸収する衝撃吸収手段を備えている。
【0013】これにより、請求項1または2の作用に加
え、万一の転落の際、安全帯側から作業者に加わる落下
衝撃が軽減される。
【0014】また、請求項4では、請求項3記載の安全
帯用ロープにおいて、前記衝撃吸収手段を、ロープ本体
の一部のコイル部分を形成する被覆材を伸縮不能に固定
し、ロープ本体に所定の大きさ以上の荷重が生ずると被
覆材の前記固定部分が分離するように形成している。
【0015】これにより、請求項3の作用に加え、前記
衝撃吸収手段を被覆材の一部を固定するのみの簡単な構
造によって構成することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は本発明の一実施形
態を示すもので、図1は安全帯の全体図、図2はロープ
本体の断面図、図3はその部分正面図、図4は芯材の特
性を示す図である。
【0017】同図に示す安全帯1は工事現場等の高所作
業において用いられるもので、本発明の安全帯用ロープ
10を備えたものである。
【0018】即ち、安全帯1は、作業者に装着される胴
ベルト1aを有し、胴ベルト1aにはロープ10を連結
するD形のリング1bが取付けられている。
【0019】ロープ10は、一部をコイル状に形成され
たロープ本体11と、ロープ本体11の一端に取付けら
れたフック12とからなり、ロープ本体11の他端は安
全帯1のリング1bに連結されている。
【0020】ロープ本体11は、所定の強度を有する芯
材11aと、芯材11aを被覆する被覆材11bとから
なり、引張状態のロープ本体11の全長は所定長さ(例
えば1.7m)に形成されている。
【0021】芯材11aには引張弾性率が300cN/dt
ex以上の高強力高弾性率糸が用いられ、溶融液晶ポリマ
ーからなるポリアリレート繊維、アラミド繊維、高強力
ポリエチレン繊維、PBO繊維(ポリパラフェニレンベ
ンゾビスオキサゾール)等が好適である。例えば、ポリ
アリレート繊維は、図4に示すようにビニロン(弾性率
200cN/dtex)やポリエステル(弾性率150cN/dt
ex)に比べると、引張強度及び伸度の面で有利な特性を
示す。
【0022】被覆材11bには弾性を有する合成樹脂等
が用いられ、例えばウレタン樹脂が弾性回復性の面から
好ましい。即ち、被覆材11bはその一部を予めコイル
状に成形されており、被覆材11bの弾性によってロー
プ本体11のコイル部分が伸縮するようになっている。
【0023】また、図3(a) に示すようにロープ本体1
1は、その他端側(安全帯1側)の一部のコイル状部分
を形成する被覆材11bを伸縮不能に固定した衝撃吸収
手段としての固定部11cを有し、ロープ本体11に所
定の大きさ(例えば4kN)以上の荷重が生ずると固定
部11cが分離するように形成されている。この場合、
固定部11cは、例えば被覆材11bの一部のコイル状
部分を互いに溶着することによって形成されている。
【0024】フック12は周知の機構を有し、作業現場
の親綱等に着脱可能に構成されたものである。また、安
全帯1の胴ベルト1aにはフック12を収納可能な収納
袋1cが設けられている。
【0025】以上のように構成された安全帯用ロープ1
0は、フック12を作業現場の親綱等に掛けることによ
って使用され、作業中はコイル状のロープ本体11が適
宜伸縮する。
【0026】また、高所での作業時以外など、ロープ1
0を使用していないときは、ロープ10のフック12を
安全帯1の収納袋1cに入れて保持することにより、ロ
ープ10が二つ折れのループ状になって安全帯1側から
垂れ下がる。その際、ロープ本体11は被覆材11bの
弾性力によってコイル部分が収縮して長さが短くなるこ
とから、ループ状に垂れ下がったロープ10が周囲の突
起物等に引掛かることがない。
【0027】更に、前記ロープ10の芯材11aは高弾
性率の繊維からなるため、ロープ本体11を過大な張力
によって伸ばしたり、その伸縮を繰り返し行ったりした
場合でも、芯材11a自体の伸びは極めて少ない。
【0028】また、万一の転落の際、作業者の落下によ
る荷重がロープ10に加わると、図3(a) に示すように
ロープ本体11のコイル状部分が伸びるとともに、その
荷重が所定の大きさ以上の張力に達すると、図3(b) に
示すようにロープ本体11の固定部11cが順次分離し
ながら伸びることから、ロープ本体11に加わる衝撃が
吸収される。
【0029】このように、本実施形態によれば、芯材1
1aに高弾性率の繊維を用いることにより、芯材11a
の伸びを極めて少なくするようにしたので、伸びによる
芯材11aの形状変化を確実に防止することができ、収
縮時のコイル状部分の長さを常に所定の長さまで復元す
ることができる。
【0030】また、被覆材11bを弾性を有する樹脂に
よって形成したので、被覆材11bの材質によって弾性
回復率を任意に設定することができる。この場合、被覆
材11bを芯材11aの引張破断応力の1/20の荷重
を加えた後のコイル形状回復率が95%以上になるよう
に形成することにより、常に安定したコイル形状を保つ
ことができ、取り扱い性及び耐久性において極めて有利
である。
【0031】更に、本実施形態のロープ10は、ロープ
本体11に加わる衝撃を吸収する衝撃吸収手段を備えて
いるので、万一の転落の際、安全帯1側から作業者に加
わる落下衝撃を軽減することができる。この場合、ロー
プ本体11の被覆材11bの一部を互いに固定し、落下
時の荷重が生ずると固定部11cを順次分離させながら
衝撃を吸収するようにしたので、衝撃吸収手段を簡単な
構造によって安価に構成することができ、低コスト化に
極めて有利である。
【0032】尚、衝撃吸収手段の固定部11cとして
は、被覆材11bを溶着するもの以外に、例えば所定の
大きさ以上の荷重で破断する部材によってロープ本体1
1のコイル部分の一部を結束するようにしたものを用い
ることも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の安全帯
用ロープによれば、ロープを使用していないときは、ロ
ープ本体のコイル部分が収縮してロープ本体の長さを短
くすることができるので、作業性の向上を図ることがで
きる。この場合、ロープ本体の芯材の伸びによる形状変
化を確実に防止することができるので、収縮時のコイル
状部分の長さを常に所定の長さまで復元することがで
き、コイル状部分の耐久性の向上を図ることができる。
【0034】また、請求項2の安全帯用ロープによれ
ば、請求項1の効果に加え、被覆材の弾性によってロー
プ本体のコイル部分を伸縮させることができるので、被
覆材の材質によって弾性回復率を任意に設定することが
できる。
【0035】また、請求項3の安全帯用ロープによれ
ば、請求項1または2の効果に加え、万一の転落の際、
安全帯側から作業者に加わる落下衝撃を軽減することが
できるので、人体の保護に有効である。
【0036】また、請求項4の安全帯用ロープによれ
ば、請求項3の効果に加え、前記衝撃吸収手段を簡単な
構造によって安価に構成することができるので、低コス
ト化に極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す安全帯の全体図
【図2】ロープ本体の断面図
【図3】ロープ本体の部分正面図
【図4】芯材の特性を示す図
【符号の説明】
1…安全帯、10…ロープ、11…ロープ本体、11a
…芯材、11b…被覆材、11c…固定部。
フロントページの続き (72)発明者 内田 光也 東京都渋谷区神泉町1番2号 株式会社プ ロップ内 Fターム(参考) 2E184 JA03 KA04 KA13 LA33 3B153 AA33 AA39 AA45 CC13 CC21 CC23 CC27 CC31 FF01 FF42 GG01 GG17 GG40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の強度を有する芯材と、芯材を被覆
    する被覆材とからなるロープ本体を備え、ロープ本体の
    少なくとも一部を伸縮可能なコイル状に形成した安全帯
    用ロープにおいて、 前記芯材を引張弾性率が300cN/dtex以上の高弾性率
    の繊維によって形成したことを特徴とする安全帯用ロー
    プ。
  2. 【請求項2】 前記被覆材を弾性を有する樹脂によって
    形成したことを特徴とする請求項1記載の安全帯用ロー
    プ。
  3. 【請求項3】 前記ロープ本体の引張方向の衝撃を吸収
    する衝撃吸収手段を備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の安全帯用ロープ。
  4. 【請求項4】 前記衝撃吸収手段を、ロープ本体の一部
    のコイル部分を形成する被覆材を伸縮不能に固定し、ロ
    ープ本体に所定の大きさ以上の荷重が生ずると被覆材の
    前記固定部分が分離するように形成したことを特徴とす
    る請求項3記載の安全帯用ロープ。
JP2001026498A 2001-02-02 2001-02-02 安全帯用ロープ Pending JP2002227080A (ja)

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