JP2002226503A - N−アルキルキトサン誘導体の製造方法、n−アルキルキトサン誘導体、およびこれを用いた重合体 - Google Patents
N−アルキルキトサン誘導体の製造方法、n−アルキルキトサン誘導体、およびこれを用いた重合体Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 紫外線硬化が可能なN−アルキルキトサン誘
導体が得られる。従って、これを用いた重合体を得るこ
とができ、抗菌性塗料、生分解性塗料、無電解めっき用
下地プライマーやコンタクトレンズ、歯科用材料などへ
の適用が可能なN−アルキルキトサン誘導体の製造方
法、N−アルキルキトサン誘導体、およびこれを用いた
重合体を提供する。 【解決手段】 下記式(I)で表されるキトサンと下記
式(II)で表されるアルデヒド基を有する(メタ)アク
リル酸誘導体とを反応させる紫外線硬化性官能基を有す
るN−アルキルキトサン誘導体の製造方法、およびこの
方法により得られたN−アルキルキトサン誘導体、これ
を用いた重合体とした。 【化12】 [式(I)中、nはN−アルキル基の置換度を表し、m
+n=1の関係を満たす。式(II)中、Rはアクリロイ
ル、またはメタクリロイル基を有する直鎖状不飽和炭化
水素基を表す。]
導体が得られる。従って、これを用いた重合体を得るこ
とができ、抗菌性塗料、生分解性塗料、無電解めっき用
下地プライマーやコンタクトレンズ、歯科用材料などへ
の適用が可能なN−アルキルキトサン誘導体の製造方
法、N−アルキルキトサン誘導体、およびこれを用いた
重合体を提供する。 【解決手段】 下記式(I)で表されるキトサンと下記
式(II)で表されるアルデヒド基を有する(メタ)アク
リル酸誘導体とを反応させる紫外線硬化性官能基を有す
るN−アルキルキトサン誘導体の製造方法、およびこの
方法により得られたN−アルキルキトサン誘導体、これ
を用いた重合体とした。 【化12】 [式(I)中、nはN−アルキル基の置換度を表し、m
+n=1の関係を満たす。式(II)中、Rはアクリロイ
ル、またはメタクリロイル基を有する直鎖状不飽和炭化
水素基を表す。]
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キトサンを利用し
た紫外線硬化性官能基を有するN−アルキルキトサン誘
導体の製造方法、紫外線硬化性官能基を有するN−アル
キルキトサン誘導体、およびこのN−アルキルキトサン
誘導体を用いた重合体に関する。
た紫外線硬化性官能基を有するN−アルキルキトサン誘
導体の製造方法、紫外線硬化性官能基を有するN−アル
キルキトサン誘導体、およびこのN−アルキルキトサン
誘導体を用いた重合体に関する。
【0002】
【従来の技術】キトサンはキチンの脱アセチル化した塩
基性多糖であり、キチンを濃アルカリと加熱することで
得られる。キチンはエビ、カニなどの甲殻類、昆虫類の
外骨格、甲皮や軟体動物、節足動物などの骨格成分を構
成する多糖類であり、生物により莫大な量が生産されて
おり、残された未利用生物資源の一つである。このた
め、キトサンはキチンから豊富に得ることが可能であ
り、酵素固定化担体、徐放性農医薬担体、タンパク質廃
水の凝集処理・回収剤、タンニン吸収剤などに利用され
るほか、生体適合材料として手術用の吸収性縫合糸や創
傷被覆材(人工皮膚)が実用化されている。
基性多糖であり、キチンを濃アルカリと加熱することで
得られる。キチンはエビ、カニなどの甲殻類、昆虫類の
外骨格、甲皮や軟体動物、節足動物などの骨格成分を構
成する多糖類であり、生物により莫大な量が生産されて
おり、残された未利用生物資源の一つである。このた
め、キトサンはキチンから豊富に得ることが可能であ
り、酵素固定化担体、徐放性農医薬担体、タンパク質廃
水の凝集処理・回収剤、タンニン吸収剤などに利用され
るほか、生体適合材料として手術用の吸収性縫合糸や創
傷被覆材(人工皮膚)が実用化されている。
【0003】従って、キトサンを用いて、重合可能な誘
導体などが得られれば、その利用範囲も広がり、ひいて
は資源の有効利用にもつながることが期待される。
導体などが得られれば、その利用範囲も広がり、ひいて
は資源の有効利用にもつながることが期待される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、重合
体の合成原料となりうる紫外線硬化性官能基を有するN
−アルキルキトサン誘導体の製造方法と紫外線硬化性官
能基を有するN−アルキルキトサン誘導体を提供するこ
とであり、さらには無電解めっき用下地プライマーやコ
ンタクトレンズ、歯科用材料、抗菌性塗料、生分解性塗
料などへの適用が期待される紫外線硬化性官能基を有す
るN−アルキルキトサン誘導体を用いた重合体を提供す
ることである。
体の合成原料となりうる紫外線硬化性官能基を有するN
−アルキルキトサン誘導体の製造方法と紫外線硬化性官
能基を有するN−アルキルキトサン誘導体を提供するこ
とであり、さらには無電解めっき用下地プライマーやコ
ンタクトレンズ、歯科用材料、抗菌性塗料、生分解性塗
料などへの適用が期待される紫外線硬化性官能基を有す
るN−アルキルキトサン誘導体を用いた重合体を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記の本発
明によって達成される。 (1)下記式(I)で表されるキトサンと下記式(II)
で表されるアルデヒド基を有する(メタ)アクリル酸誘
導体とを反応させる紫外線硬化性官能基を有するN−ア
ルキルキトサン誘導体の製造方法。
明によって達成される。 (1)下記式(I)で表されるキトサンと下記式(II)
で表されるアルデヒド基を有する(メタ)アクリル酸誘
導体とを反応させる紫外線硬化性官能基を有するN−ア
ルキルキトサン誘導体の製造方法。
【0006】
【化3】
【0007】[式(I)中、nはN−アルキル基の置換
度を表し、m+n=1の関係を満たす。式(II)中、R
はアクリロイル、またはメタクリロイル基を有する直鎖
状不飽和炭化水素基を表す。]
度を表し、m+n=1の関係を満たす。式(II)中、R
はアクリロイル、またはメタクリロイル基を有する直鎖
状不飽和炭化水素基を表す。]
【0008】(2) 式(III)で表される紫外線硬化
性官能基を有するN−アルキルキトサン誘導体。
性官能基を有するN−アルキルキトサン誘導体。
【0009】
【化4】
【0010】[式(III)中、Rはアクリロイル、また
はメタクリロイル基を有する直鎖状不飽和族炭化水素基
を表す。nはN−アルキル基の置換度を表し、m+n=
1の関係を満たす。]
はメタクリロイル基を有する直鎖状不飽和族炭化水素基
を表す。nはN−アルキル基の置換度を表し、m+n=
1の関係を満たす。]
【0011】(3) (2)の紫外線硬化性官能基を有
するN−アルキルキトサン誘導体を含む紫外線硬化性組
成物に紫外線を照射し硬化して得られた紫外線硬化性官
能基を有するN−アルキルキトサン誘導体を用いた重合
体。
するN−アルキルキトサン誘導体を含む紫外線硬化性組
成物に紫外線を照射し硬化して得られた紫外線硬化性官
能基を有するN−アルキルキトサン誘導体を用いた重合
体。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明の紫外線(UV)硬化性官能基を有
するN−アルキルキトサン誘導体は、式(I)で表され
るキトサンと、式(II)で表されるアルデヒド基を有す
る(メタ)アクリル酸誘導体とを反応させて得られる。
するN−アルキルキトサン誘導体は、式(I)で表され
るキトサンと、式(II)で表されるアルデヒド基を有す
る(メタ)アクリル酸誘導体とを反応させて得られる。
【0014】
【化5】
【0015】式(II)で表されるアルデヒド基を有する
(メタ)アクリル酸誘導体としては、キトサンのアミノ
基と反応可能なアルデヒド基を有する芳香族アルデヒド
が好ましい。また、Rで表される紫外線(UV)硬化性
官能基としては、UV硬化可能なアクリロイル基やメタ
クリロイル基を有する直鎖状不飽和炭化水素基であれば
特に制限はない。Rで表される紫外線(UV)硬化性官
能基としては、好ましくは下記に示す構造式で表される
ものである。
(メタ)アクリル酸誘導体としては、キトサンのアミノ
基と反応可能なアルデヒド基を有する芳香族アルデヒド
が好ましい。また、Rで表される紫外線(UV)硬化性
官能基としては、UV硬化可能なアクリロイル基やメタ
クリロイル基を有する直鎖状不飽和炭化水素基であれば
特に制限はない。Rで表される紫外線(UV)硬化性官
能基としては、好ましくは下記に示す構造式で表される
ものである。
【0016】
【化6】
【0017】−OR基の置換位置は特に限定されるもの
ではなく、芳香族アルデヒドの2,3−、2,4−、
2,5−、2,6−、3,4−、3,5−のいずれの位
置に置換していてもよい。−OR基を2つ有することに
より、例えばプライマーとして用いた場合の金属イオン
の吸着量が増大し、強固なめっき皮膜を形成することが
できる。
ではなく、芳香族アルデヒドの2,3−、2,4−、
2,5−、2,6−、3,4−、3,5−のいずれの位
置に置換していてもよい。−OR基を2つ有することに
より、例えばプライマーとして用いた場合の金属イオン
の吸着量が増大し、強固なめっき皮膜を形成することが
できる。
【0018】このようなRを有するアルデヒド基を有す
る(メタ)アクリル酸誘導体としては、例えば3,4−
ビス(2−ヒドロキシ−3−メタクリロイロキシプロポ
キシ)ベンズアルデヒドや3,4−ビス(2−ヒドロキ
シ−3−アクリロイロキシプロポキシ)ベンズアルデヒ
ド、3,4−ジメタクリロイロキシベンズアルデヒド、
3,4−ジアクリロイロキシベンズアルデヒド、3,4
−ジメタクリロイロキシプロポキシベンズアルデヒド、
3,4−ジアクリロイロキシプロポキシベンズアルデヒ
ド等が挙げられる。より具体的には、下記に示すものが
好ましい。
る(メタ)アクリル酸誘導体としては、例えば3,4−
ビス(2−ヒドロキシ−3−メタクリロイロキシプロポ
キシ)ベンズアルデヒドや3,4−ビス(2−ヒドロキ
シ−3−アクリロイロキシプロポキシ)ベンズアルデヒ
ド、3,4−ジメタクリロイロキシベンズアルデヒド、
3,4−ジアクリロイロキシベンズアルデヒド、3,4
−ジメタクリロイロキシプロポキシベンズアルデヒド、
3,4−ジアクリロイロキシプロポキシベンズアルデヒ
ド等が挙げられる。より具体的には、下記に示すものが
好ましい。
【0019】
【化7】
【0020】ここで用いられるアルデヒド基を有する
(メタ)アクリル酸誘導体の出発原料アルデヒドは、ヒ
ドロキシベンズアルデヒド一般を指すものであり、構造
中の水酸基の位置、数には特に制限はない。
(メタ)アクリル酸誘導体の出発原料アルデヒドは、ヒ
ドロキシベンズアルデヒド一般を指すものであり、構造
中の水酸基の位置、数には特に制限はない。
【0021】具体的には、2,3−ジヒドロキシベンズ
アルデヒド、2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド、
2,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド、3,4−ジヒ
ドロキシベンズアルデヒド、3,5−ジヒドロキシベン
ズアルデヒド、o−ヒドロキシベンズアルデヒド、m−
ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズア
ルデヒド、2,3,4−トリヒドロキシベンズアルデヒ
ド、3,4,5−トリヒドロキシベンズアルデヒド、
2,4,6−トリヒドロキシベンズアルデヒド等を挙げ
ることができる。これらのなかで3,4−ジヒドロキシ
ベンズアルデヒドの構造を下記に示す。
アルデヒド、2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド、
2,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド、3,4−ジヒ
ドロキシベンズアルデヒド、3,5−ジヒドロキシベン
ズアルデヒド、o−ヒドロキシベンズアルデヒド、m−
ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズア
ルデヒド、2,3,4−トリヒドロキシベンズアルデヒ
ド、3,4,5−トリヒドロキシベンズアルデヒド、
2,4,6−トリヒドロキシベンズアルデヒド等を挙げ
ることができる。これらのなかで3,4−ジヒドロキシ
ベンズアルデヒドの構造を下記に示す。
【0022】
【化8】
【0023】一方、ここでいうキトサンとは、式(I)
で示されるものであり、その構成アミノ糖であるグルコ
サミンおよびそのオリゴ糖等の低分子キトオリゴ糖も含
まれる。キトサンは市販品をそのまま用いることができ
る。
で示されるものであり、その構成アミノ糖であるグルコ
サミンおよびそのオリゴ糖等の低分子キトオリゴ糖も含
まれる。キトサンは市販品をそのまま用いることができ
る。
【0024】これらの反応は、キトサンのギ酸や酢酸な
どの希有機酸溶液にメタノール等の親水性溶媒を加え、
さらに上記の(メタ)アクリル酸誘導体の溶液を加えて
6〜12時間程度攪拌し、その後水素化ホウ素ナトリウ
ム等の還元剤の溶液を加えて6〜12時間程度攪拌する
ことによって進行する。キトサンと上記の(メタ)アク
リル酸誘導体との量比は、キトサンの目的とするN−ア
ルキル化の度合(すなわち(メタ)アクリル酸誘導基で
あるN−アルキル基の置換度などによって決めればよ
く、反応温度は0℃〜室温程度とすればよい。反応終了
後、精製し、目的物が得られる。反応生成物の同定は、
赤外吸収スペクトル(IRスペクトル)およびプロトン
核磁気共鳴スペクトル( 1H−NMRスペクトル)に
よって行うことができる。
どの希有機酸溶液にメタノール等の親水性溶媒を加え、
さらに上記の(メタ)アクリル酸誘導体の溶液を加えて
6〜12時間程度攪拌し、その後水素化ホウ素ナトリウ
ム等の還元剤の溶液を加えて6〜12時間程度攪拌する
ことによって進行する。キトサンと上記の(メタ)アク
リル酸誘導体との量比は、キトサンの目的とするN−ア
ルキル化の度合(すなわち(メタ)アクリル酸誘導基で
あるN−アルキル基の置換度などによって決めればよ
く、反応温度は0℃〜室温程度とすればよい。反応終了
後、精製し、目的物が得られる。反応生成物の同定は、
赤外吸収スペクトル(IRスペクトル)およびプロトン
核磁気共鳴スペクトル( 1H−NMRスペクトル)に
よって行うことができる。
【0025】上記の本発明の製造方法に従って得られる
N−アルキルキトサン誘導体としては、式(III)で表
される化合物がある。
N−アルキルキトサン誘導体としては、式(III)で表
される化合物がある。
【0026】
【化9】
【0027】式(III)中、Rは上記式(II)と同義で
あり、nは(メタ)アクリル酸誘導基であるN−アルキ
ル基の置換度を表し、m+n=1の関係を満たす。nは
好ましくは0.03〜1.0である。
あり、nは(メタ)アクリル酸誘導基であるN−アルキ
ル基の置換度を表し、m+n=1の関係を満たす。nは
好ましくは0.03〜1.0である。
【0028】本発明の紫外線(UV)硬化性官能基を有
するN−アルキルキトサン誘導体を用いた重合体は、式
(III)で表されるN−アルキル誘導体を含むUV硬化
性組成物に紫外線を照射し硬化することにより得られ
る。UV硬化性組成物には、他のUV硬化性化合物を添
加することができ、その種類、添加量等は目的、用途に
応じて選択すればよい。
するN−アルキルキトサン誘導体を用いた重合体は、式
(III)で表されるN−アルキル誘導体を含むUV硬化
性組成物に紫外線を照射し硬化することにより得られ
る。UV硬化性組成物には、他のUV硬化性化合物を添
加することができ、その種類、添加量等は目的、用途に
応じて選択すればよい。
【0029】UV硬化の条件は、公知の方法によること
ができる。この場合、重合開始剤の添加は有効であり、
重合開始剤としては公知の化合物を使用でき、例えばベ
ンゾフェノン、ベンゾイン、アセトフェノン、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、メチル
ベンゾイルホルメートが挙げられる。
ができる。この場合、重合開始剤の添加は有効であり、
重合開始剤としては公知の化合物を使用でき、例えばベ
ンゾフェノン、ベンゾイン、アセトフェノン、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、メチル
ベンゾイルホルメートが挙げられる。
【0030】このようにして得られる重合体は、抗菌性
塗料、生分解性塗料、無電解めっき用下地プライマー、
コンタクトレンズや歯科用材料等の医療用材料などへの
適用が期待できる。
塗料、生分解性塗料、無電解めっき用下地プライマー、
コンタクトレンズや歯科用材料等の医療用材料などへの
適用が期待できる。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
する。
【0032】<実施例1:N−アルキル化キトサン誘導
体II−1の合成> (1)3,4ビス(2−ヒドロキシ−3−メタクリロイ
ロキシプロポキシ)ベンズアルデヒドの合成。
体II−1の合成> (1)3,4ビス(2−ヒドロキシ−3−メタクリロイ
ロキシプロポキシ)ベンズアルデヒドの合成。
【0033】3,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド
6.9gをジメチルフォルムアルデヒドDMF50mlに
溶解し、メタクリル酸グリシジル13.6mlを加え、8
0℃にて6〜10時間加熱撹拌した。反応液を酢酸エチ
ルで希釈し、有機層を水洗した後濃縮し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにて精製し、下記構造の化合物
(3,4DMAPB)を得た(収率40%)。
6.9gをジメチルフォルムアルデヒドDMF50mlに
溶解し、メタクリル酸グリシジル13.6mlを加え、8
0℃にて6〜10時間加熱撹拌した。反応液を酢酸エチ
ルで希釈し、有機層を水洗した後濃縮し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにて精製し、下記構造の化合物
(3,4DMAPB)を得た(収率40%)。
【0034】質量分析の結果:422.16(分子量4
22.43、C21H26O9 ) 元素分析の結果:C,59.71;H,6.20;O,
34.09
22.43、C21H26O9 ) 元素分析の結果:C,59.71;H,6.20;O,
34.09
【0035】
【化10】
【0036】(2)N−アルキル化キトサン誘導体II−
1の合成 キトサン(君津化学、分子量15万、DAC100)
1.6g(10mmol)を酢酸バッファー(pH4.5)1
20mlに溶解しメタノール80mlを加えた。この溶液に
酢酸エチルに溶解した上記の3,4−DMAPBn42
2.3mg(1mmol、キトサンのアミノ基当たり0.1mo
l当量)を加えた。7〜8時間室温で攪拌した後、水素
化ホウ素ナトリウム1.05gを溶解した水溶液を加え
た。更に一晩室温で攪拌した後、生じた沈殿を遠心分離
で集め、メタノール、水洗浄を繰り返した。最終的に凍
結乾燥で精製し、目的の白色粉末1.6g を得た。生成
物は元素分析、IRスペクトルおよび 1H−NMRに
よって確認した。
1の合成 キトサン(君津化学、分子量15万、DAC100)
1.6g(10mmol)を酢酸バッファー(pH4.5)1
20mlに溶解しメタノール80mlを加えた。この溶液に
酢酸エチルに溶解した上記の3,4−DMAPBn42
2.3mg(1mmol、キトサンのアミノ基当たり0.1mo
l当量)を加えた。7〜8時間室温で攪拌した後、水素
化ホウ素ナトリウム1.05gを溶解した水溶液を加え
た。更に一晩室温で攪拌した後、生じた沈殿を遠心分離
で集め、メタノール、水洗浄を繰り返した。最終的に凍
結乾燥で精製し、目的の白色粉末1.6g を得た。生成
物は元素分析、IRスペクトルおよび 1H−NMRに
よって確認した。
【0037】質量分析の結果:201.6851〔分子
量201.80、(C6H11O4N)0.9(C27H37NO
12)0.1〕 元素分析の結果:C,48.21;H,6.79;N,
6.94;O,38.06
量201.80、(C6H11O4N)0.9(C27H37NO
12)0.1〕 元素分析の結果:C,48.21;H,6.79;N,
6.94;O,38.06
【0038】生成物の置換度は 1H−NMRおよび元素
分析によって算出し、置換度は0.1であった。
分析によって算出し、置換度は0.1であった。
【0039】キトサンとN−アルキル化キトサン誘導体
II−1のIRスペクトル、および 1H−NMRスペクト
ルを図1、図2に示す。
II−1のIRスペクトル、および 1H−NMRスペクト
ルを図1、図2に示す。
【0040】<実施例2:N−アルキルキトサン誘導体
II−2の合成>3,4−DMAPBの添加量をキトサン
のアミノ基当たり0.4 mol当量にかえて、N−アルキ
ルキトサン誘導体II−2をN−アルキルキトサン誘導体
II−1と同様にして合成した。
II−2の合成>3,4−DMAPBの添加量をキトサン
のアミノ基当たり0.4 mol当量にかえて、N−アルキ
ルキトサン誘導体II−2をN−アルキルキトサン誘導体
II−1と同様にして合成した。
【0041】質量分析の結果:323.5339〔分子
量323.73、(C6H11O4N)0.6(C27H37NO
12)0.4〕 元素分析の結果:C,53.43;H,6.66;N,
4.33;O,35.58
量323.73、(C6H11O4N)0.6(C27H37NO
12)0.4〕 元素分析の結果:C,53.43;H,6.66;N,
4.33;O,35.58
【0042】生成物の置換度は 1H−NMRおよび元素
分析によって算出し、置換度は0.4であった。
分析によって算出し、置換度は0.4であった。
【0043】N−アルキル化キトサン誘導体II−2のI
Rスペクトルおよび 1H−NMRスペクトルを図1、図
2に示す。
Rスペクトルおよび 1H−NMRスペクトルを図1、図
2に示す。
【0044】<実施例3:重合体の合成>N−アルキル
キトサンII−1、およびII−2各1gずつ、それぞれ1
%酢酸水溶液50mlに溶解した後、メタノール50mlで
希釈した。これに光重合開始剤としてベンゾインエチル
エーテル20mgを加え攪拌溶解後、直径28mmのポリプ
ロピレン容器上に2mlずつ分注した。その後、次の条件
でUVを照射した。
キトサンII−1、およびII−2各1gずつ、それぞれ1
%酢酸水溶液50mlに溶解した後、メタノール50mlで
希釈した。これに光重合開始剤としてベンゾインエチル
エーテル20mgを加え攪拌溶解後、直径28mmのポリプ
ロピレン容器上に2mlずつ分注した。その後、次の条件
でUVを照射した。
【0045】UV照射条件 使用ランプ:高圧水銀灯、照射距離:15cm、出力:
1.0kW、 照射時間:20秒
1.0kW、 照射時間:20秒
【0046】UV照射後、得られた各重合体フィルムを
メタノール洗浄し、十分乾燥させFT/IRの測定を行
った。得られたフィルムの乾燥重量は20mg、直径は約
28mmであった。 FT/IR測定機種:Nicolet AVATAR 360F
T/IR,ATR(ZnSe)。
メタノール洗浄し、十分乾燥させFT/IRの測定を行
った。得られたフィルムの乾燥重量は20mg、直径は約
28mmであった。 FT/IR測定機種:Nicolet AVATAR 360F
T/IR,ATR(ZnSe)。
【0047】このようにして得られた各重合体のIRス
ペクトルを、キトサン、N−アルキル化キトサン誘導体
II−1、II−2とともに図3に示す。
ペクトルを、キトサン、N−アルキル化キトサン誘導体
II−1、II−2とともに図3に示す。
【0048】<実施例4:重合体のプライマーとしての
評価>上記3,4−DMAPBを有するN−アルキルキ
トサン誘導体、比較例としてキトサン、および下記構造
の2−ヒドロキシ−3−(4−ホルミル−2−メトキ
シ)フェノキシプロピルメタクリレート(VMA)を有
するキトサン誘導体を、2%濃度となるようにそれぞれ
1%酢酸水溶液に溶解した後、メタノールで2倍に希釈
した。これに光重合開始剤としてベンゾインエチルエー
テルを3%濃度となるように加え、直径28mmのポリプ
ロピレン容器上に2mlずつ分注した。その後、次の条件
でUVを照射した。
評価>上記3,4−DMAPBを有するN−アルキルキ
トサン誘導体、比較例としてキトサン、および下記構造
の2−ヒドロキシ−3−(4−ホルミル−2−メトキ
シ)フェノキシプロピルメタクリレート(VMA)を有
するキトサン誘導体を、2%濃度となるようにそれぞれ
1%酢酸水溶液に溶解した後、メタノールで2倍に希釈
した。これに光重合開始剤としてベンゾインエチルエー
テルを3%濃度となるように加え、直径28mmのポリプ
ロピレン容器上に2mlずつ分注した。その後、次の条件
でUVを照射した。
【0049】
【化11】
【0050】UV照射条件 使用ランプ:高圧水銀灯、照射距離:15cm、出力:
1.0kW、 照射時間:20秒
1.0kW、 照射時間:20秒
【0051】UV照射後、得られた各重合体フィルムを
メタノール洗浄し、十分乾燥させた。得られたフィルム
の乾燥重量は20mg、直径は約28mmであった。
メタノール洗浄し、十分乾燥させた。得られたフィルム
の乾燥重量は20mg、直径は約28mmであった。
【0052】このようにして得られた各重合体フィルム
を150ppm ,pH1.1およびpH5.3の下記組成のパ
ラジウム溶液10ml中に浸漬し、30℃で3分間振倒し
た後の溶液中のパラジウム濃度をICPにて測定した。
そして、処理開始時のパラジウム濃度と処理後のパラジ
ウム濃度の差より、フィルム1枚当たりに吸着したPd
濃度をmg/filmの形で算出した。 パラジウム浴組成 pH1.1:HCl 10ml/PdCl2 250mg/1000ml pH5.3:NaCl 10ml/PdCl2 250mg/1000ml
を150ppm ,pH1.1およびpH5.3の下記組成のパ
ラジウム溶液10ml中に浸漬し、30℃で3分間振倒し
た後の溶液中のパラジウム濃度をICPにて測定した。
そして、処理開始時のパラジウム濃度と処理後のパラジ
ウム濃度の差より、フィルム1枚当たりに吸着したPd
濃度をmg/filmの形で算出した。 パラジウム浴組成 pH1.1:HCl 10ml/PdCl2 250mg/1000ml pH5.3:NaCl 10ml/PdCl2 250mg/1000ml
【0053】また、めっき被膜が付着した各サンプルの
表面を、各硬度の鉛筆(三菱ユニ:6H〜5B)で引っ
掻き、傷の付かない硬度を調べた。以上の結果を表1に
示す。
表面を、各硬度の鉛筆(三菱ユニ:6H〜5B)で引っ
掻き、傷の付かない硬度を調べた。以上の結果を表1に
示す。
【0054】
【表1】
【0055】表1から明らかなように、本発明のサンプ
ルは、他のサンプルに比べてパラジウムの吸着量、鉛筆
硬度ともに優れた結果が得られた。
ルは、他のサンプルに比べてパラジウムの吸着量、鉛筆
硬度ともに優れた結果が得られた。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、紫外線硬
化が可能なN−アルキルキトサン誘導体が得られる。従
って、これを用いた重合体を得ることができ、抗菌性塗
料、生分解性塗料、無電解めっき用下地プライマーやコ
ンタクトレンズ、歯科用材料などへの適用が可能にな
る。
化が可能なN−アルキルキトサン誘導体が得られる。従
って、これを用いた重合体を得ることができ、抗菌性塗
料、生分解性塗料、無電解めっき用下地プライマーやコ
ンタクトレンズ、歯科用材料などへの適用が可能にな
る。
【図1】キトサン、N−アルキルキトサン誘導体II−
1、II−2のIRスペクトルを示すグラフである。
1、II−2のIRスペクトルを示すグラフである。
【図2】キトサン、N−アルキルキトサン誘導体II−
1,II−2の 1H−NMRスペクトルを示すグラフであ
る。
1,II−2の 1H−NMRスペクトルを示すグラフであ
る。
【図3】キトサン、N−アルキルキトサン誘導体II−
1、II−2、UV照射後のN−アルキルキトサン誘導体
のIRスペクトルを示すグラフである。
1、II−2、UV照射後のN−アルキルキトサン誘導体
のIRスペクトルを示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蓮佛 映子 鳥取県鳥取市千代水三丁目87番地 大村塗 料株式会社内 (72)発明者 斎本 博之 鳥取県鳥取市湖山町南五丁目626 (72)発明者 重政 好弘 鳥取県鳥取市美萩野1−48 Fターム(参考) 4C090 AA05 BA47 BA62 BB17 BB32 BB36 BB53 BB65 BB92 DA22 DA31 4J011 QB29 SA02 SA12 SA22 SA32 SA42 VA04 WA02 WA07 4J027 AH03 AJ01 AJ02 CB10 CC05 CD04 CD07 CD08
Claims (3)
- 【請求項1】 下記式(I)で表されるキトサンと下記
式(II)で表されるアルデヒド基を有する(メタ)アク
リル酸誘導体とを反応させる紫外線硬化性官能基を有す
るN−アルキルキトサン誘導体の製造方法。 【化1】 [式(I)中、nはN−アルキル基の置換度を表し、m
+n=1の関係を満たす。式(II)中、Rはアクリロイ
ル、またはメタクリロイル基を有する直鎖状不飽和炭化
水素基を表す。] - 【請求項2】 式(III)で表される紫外線硬化性官能
基を有するN−アルキルキトサン誘導体。 【化2】 [式(III)中、Rはアクリロイル、またはメタクリロ
イル基を有する直鎖状不飽和族炭化水素基を表す。nは
N−アルキル基の置換度を表し、m+n=1の関係を満
たす。] - 【請求項3】 請求項2の紫外線硬化性官能基を有する
N−アルキルキトサン誘導体を含む紫外線硬化性組成物
に紫外線を照射し硬化して得られた紫外線硬化性官能基
を有するN−アルキルキトサン誘導体を用いた重合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001022194A JP2002226503A (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | N−アルキルキトサン誘導体の製造方法、n−アルキルキトサン誘導体、およびこれを用いた重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001022194A JP2002226503A (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | N−アルキルキトサン誘導体の製造方法、n−アルキルキトサン誘導体、およびこれを用いた重合体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002226503A true JP2002226503A (ja) | 2002-08-14 |
Family
ID=18887639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001022194A Withdrawn JP2002226503A (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | N−アルキルキトサン誘導体の製造方法、n−アルキルキトサン誘導体、およびこれを用いた重合体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002226503A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002322430A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-11-08 | Fuji Photo Film Co Ltd | 硬化性組成物およびハードコート処理物品 |
KR20030023119A (ko) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | 이창 | 기능성 콘택트 렌즈 |
WO2008038503A1 (fr) * | 2006-09-27 | 2008-04-03 | Tottori University | Adhésif ou agent de revêtement à base de chitosan photodurcissable de type mélange |
JP2010254892A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Dic Corp | 活性エネルギー線硬化フィルム |
JP2011160959A (ja) * | 2010-02-09 | 2011-08-25 | Tottori Univ | 新規キチン誘導体 |
CN102863555A (zh) * | 2012-09-21 | 2013-01-09 | 中国科学院烟台海岸带研究所 | 一种壳聚糖硫酸酯希夫碱及其合成方法 |
CN102977271A (zh) * | 2012-12-14 | 2013-03-20 | 西北师范大学 | 利用辉光放电电解等离子体引发聚合制备壳聚糖/丙烯酸复合材料的方法 |
US8623400B2 (en) | 2011-07-08 | 2014-01-07 | National Chiao Tung University | Drug-carrying contact lens and method for fabricating the same |
-
2001
- 2001-01-30 JP JP2001022194A patent/JP2002226503A/ja not_active Withdrawn
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CN102977271A (zh) * | 2012-12-14 | 2013-03-20 | 西北师范大学 | 利用辉光放电电解等离子体引发聚合制备壳聚糖/丙烯酸复合材料的方法 |
CN102977271B (zh) * | 2012-12-14 | 2015-03-04 | 西北师范大学 | 利用辉光放电电解等离子体引发聚合制备壳聚糖/丙烯酸复合材料的方法 |
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