JP2002225708A - 位置検出装置および情報処理装置、並びに位置検出システム - Google Patents

位置検出装置および情報処理装置、並びに位置検出システム

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JP2002225708A
JP2002225708A JP2001025411A JP2001025411A JP2002225708A JP 2002225708 A JP2002225708 A JP 2002225708A JP 2001025411 A JP2001025411 A JP 2001025411A JP 2001025411 A JP2001025411 A JP 2001025411A JP 2002225708 A JP2002225708 A JP 2002225708A
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Michiaki Watanabe
通昭 渡辺
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車両の現在位置を精度よく検出するシステム
を安価に構築する。 【解決手段】 線路上を走行している車両1には、車軸
の回転を検出するエンコーダおよびエンコーダパルスを
カウントするカウンタを有する位置検出装置11が搭載
されている。位置検出装置11は、地上子を検出した場
合、カウンタをリセットしてからカウントを開始させる
とともに、GPS衛星2から送信される電波を基に現在
位置を検出し、センタ3に送信する。センタ3の送受信
部21は、位置検出装置11から受信した位置情報をデ
ータ処理部22に出力する。データ処理部22は、地上
子情報データベース23から、車両1の現在位置に最も
近い地上子の位置情報を検索して、位置検出装置11に
出力する。位置検出装置11は、地上子の位置情報およ
びカウント値から、現在位置を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置検出装置およ
び情報処理装置、並びに位置検出システムに関し、特
に、地上に設置されている地上子、および、測位衛星な
どの位置を計測するための信号を送信する装置から受信
される位置情報を利用して、位置を検出することができ
るようにした、位置検出装置および情報処理装置、並び
に位置検出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道の保守作業のため、営業用車両の運
転が終了してから、翌日の営業列車運転開始までの、深
夜の限られた時間帯に、保守用車両により、電車線や軌
道の保守安全点検検査・測定作業が行われている。保守
用車両による電車線や軌道の保守安全点検検査・測定作
業を安全に行うためには、保守用車両の位置検出が必要
となる。
【0003】車両の位置検出には、ほぼ一定距離毎に配
置されている位置検出用の地上子が用いられている。地
上子は、コイルとコンデンサからなる共振回路であり、
所定の周波数で共振するようになされている。車両に搭
載されている位置検出装置は、位置検出用の地上子を検
出するとともに、エンコーダを用いて、車輪の回転を検
出することにより、現在の車両の位置を算出することが
できるようになされている。
【0004】図1のフローチャートを参照して、従来の
車両の位置検出処理について説明する。
【0005】ステップS1において、車両は、例えば、
「東京駅」などの、所定の基点から出発し、基点の地上子
を検出したとき、車両に搭載されている位置検出装置
は、基点からの地上子の数を示す変数Nを初期化して、
N=0とする。
【0006】ステップS2において、位置検出装置は、
位置検出用の地上子が検出されたか否かを判断する。ス
テップS2において、位置検出用の地上子が検出されて
いないと判断された場合、処理は、ステップS6に進
む。
【0007】ステップS2において、位置検出用の地上
子が検出されたと判断された場合、ステップS3におい
て、位置検出装置は、エンコーダから出力された、車輪
の回転を示すパルス信号をカウントするカウンタを一旦
リセットした後、カウント処理を再開する。
【0008】ステップS4において、位置検出装置は、
基点から出発した後に検出された地上子の数を示す変数
Nを、N=N+1にインクリメントする。
【0009】ステップS5において、位置検出装置は、
変数Nの値を参照して、地上子の数に基づき、基点から
地上子までの距離を算出する。例えば、地上子が、路線
上に10km毎に設置されている場合、位置検出装置
は、基点から地上子までの距離を10×Nとして算出す
る。
【0010】ステップS2において、位置検出用の地上
子が検出されていないと判断された場合、もしくは、ス
テップS5の処理の終了後、ステップS6において、位
置検出装置は、基点から地上子までの距離と、カウント
値を基に、現在位置を算出する。その後、処理は、ステ
ップS2に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0011】このようにして、現在位置は、10×N+
C(Cは、カウント値によって求められる、最後に通過
した位置検出用地上子から現在位置までの距離)により
算出される。例えば、図2に示されるように、車両が、
10km毎に設置されている位置検出用地上子1および
2を既に通過している場合、変数Nは、N=2であり、
そのときのカウント値によって、最後に通過した位置検
出用地上子(ここでは、位置検出用地上子2)から、現
在位置までの距離Cが算出される。位置検出装置は、変
数Nおよびカウント値を基に、正確な現在位置(すなわ
ち、基点から現在位置までの移動距離)を10×2+C
として算出することができる。
【0012】しかしながら、保守用車両の運用は、営業
用車両と異なり、基点の地上子が設置されている駅から
駅までの運用であるとは限らない。線区のいたるところ
で保守作業が発生するため、保守用車両は、保守基地か
ら作業現場に出動し、作業終了後、異なる作業現場に移
動したり、保守基地に戻るといったように、不規則に運
用される。従って、上記した地上子とカウンタに基づき
現在位置を検出する方法では、必ずしも基点から出発し
ない車両(例えば、保守用車両)の現在位置を検出する
ことができない。
【0013】そこで、近年、現在位置を検出する技術と
して開放されている、GPS(Global Positioning Sys
tem)を利用することが考えられる。GPSとは、米国
国防省が打ち上げた測位衛星(NAVSTAR:現在は24個
が地球を周回している)の発信する電波を受信すること
により、受信者の地球上での位置(経度/緯度)を知る
システムのことである。
【0014】通常、地上からは昼夜にかかわらず、4乃
至12個のGPS衛星(NAVSTAR)が見えており、GP
S衛星からの電波を受信して位置を検出することができ
る情報処理装置などは、それぞれから発信される電波の
位相(受信タイミングの違い)を計算し、受信装置とG
PS衛星の間で三角測量を行うことで、位置を検出する
ことができる。ただし、その測定誤差は、30乃至10
0m程度とされる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、位置検出
用地上子を利用する方法は、車両の出発位置が制限さ
れ、基点の数を増加させると、コストが高くなる。ま
た、GPS衛星から送信される位置情報を利用する方法
は、大気中の水蒸気によって、電波の地上への到着が遅
れてしまうなどの理由により、位置検出誤差が大きくな
り、正確な位置が検出できない課題がある。
【0016】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、地上に設置されている地上子、および、位
置を計測するための信号を送信する装置から受信される
位置情報を利用して、位置を検出することができるよう
にするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の位置検出
装置は、地上子を検出する地上子検出手段と、地上子検
出手段により地上子が検出された場合、自分自身の第1
の精度の位置を表わす第1の位置情報を取得する第1の
取得手段と、第1の取得手段により取得された第1の位
置情報を基に、地上子の、第1の精度より正確な第2の
精度の位置を表わす第2の位置情報を取得する第2の取
得手段とを備えることを特徴とする。
【0018】前記地上子とは、呼び掛け機からの呼び掛
けを受信し、適当な応答を送信する送受信機である。例
えば、地上子を、地上に設置されたコイルとコンデンサ
からなる共振回路で構成することができる。そして、こ
の共振回路は、所定の周波数で共振するようになされて
いる。地上子には、位置検出用地上子、ATS用地上
子、ATC用地上子など、その目的によって、様々な種
類がある。
【0019】前記地上子検出手段は、例えば、図5の地
上子検出部31によって構成される。地上子検出手段
は、車上子とも称され、線路上に設置されている地上子
を非接触で検出する。
【0020】前記第1の取得手段は、位置検出装置自身
の位置を取得するものである。前記第1の取得手段は、
外部の位置計測装置で位置検出装置の位置を計測した結
果を無線で受信したり、または、外部から所定の信号を
受信し、その信号を解析することによって、自分自身の
位置を算出することが出来る。前記第1の取得手段は、
例えば、図5の演算処理部32などにより構成され、G
PS受信部34が、GPS衛星2から送信される電波を
基に検出した、多少の誤差を含んでいる可能性のある位
置情報を取得する。前記第1の位置情報は、例えば、測
位衛星(いわゆるGPS衛星)から受信した電波を基に
検出された位置情報である。第1の精度は、例えば、G
PS衛星から受信した電波を用いて位置検出を行った場
合の位置検出精度である。
【0021】GPSとは、米国国防省が打ち上げた測位
衛星の発信する電波を受信することにより、受信者の地
球上での位置を知るシステムのことである。通常、地上
からは4乃至12個のGPS衛星が見えており、現在位
置の測定装置(位置情報の受信装置)は、それぞれのG
PS衛星から発信される電波の位相を計算し、受信装置
とGPS衛星の間で三角測量を行うことで、自分自身の
現在位置を調べることができる。ただし、その測定誤差
は、30乃至100m程度とされる。
【0022】最近では、GPS衛星からの電波と地上波
(300KHz程度)を利用して、より正確な位置を検出
できるようにしたDifferential GPS(DGPS)なども
登場している。そこで、図示しないDGPS基地局(JFN
系列FM放送局)から放送されているDGPS情報(FM多
重情報)を受信することにより、DGPSによる現在位置の
検出を行うようにしても良い。DGPSの測位誤差は、一般
的に、10m以内といわれている。
【0023】前記第2の取得手段は、第1の位置情報に
基づいて、位置検出装置自身の正確な位置を取得するも
のである。前記第2の取得手段は、位置検出装置内に予
め記憶された複数の地上子の位置情報から、第1の位置
情報に最も近い地上子の位置情報を取得したり、また
は、外部装置に記憶された複数の地上子の位置情報か
ら、第1の位置情報に最も近い地上子の位置情報を取得
する。
【0024】前記第2の取得手段は、例えば、図5の演
算処理部32などにより構成され、例えば、送受信部3
7を介して、図4のセンタ3から送信された、もしく
は、自分自身が有する記憶部に記憶されている、地上子
(地上子検出手段により検出された地上子)の正確な位
置を表わす第2の位置情報の入力を受けることにより、
対応する地上子の正確な位置を取得する。前記第2の位
置情報は、例えば、図4のセンタ3の地上子情報データ
ベース23に予め記憶されている対応する地上子の正確
な位置情報、もしくは、自分自身が有している、地上子
情報データベース23と同様のデータベースに記憶さ
れ、図5の演算処理部32などによって検索可能なよう
になされている、対応する地上子の正確な位置情報であ
る。
【0025】本発明の第1の位置検出装置においては、
地上子が検出され、自分自身の第1の精度の位置を表わ
す第1の位置情報が取得され、取得された第1の位置情
報を基に、地上子の、第1の精度より正確な第2の精度
の位置を表わす第2の位置情報が取得される。
【0026】従って、地上子が検出された時点で取得す
ることが可能な位置情報が、大まかな位置を表わすもの
でしかない場合においても、その情報を基に、検出され
た地上子の正確な位置を表わす情報を取得することがで
きるので、新たな位置検出用地上子を設置することな
く、地上子検出時の正確な位置情報を得ることができ
る。
【0027】また、他の情報処理装置と情報を送受信す
る送受信手段を更に備えさせるようにすることができ、
送受信手段には、第1の取得手段により取得された第1
の位置情報を、他の情報処理装置に送信させるととも
に、他の情報処理装置から第2の位置情報を受信させる
ようにすることができ、第2の取得手段には、送受信手
段により受信された第2の位置情報を取得させるように
することができる。
【0028】前記送受信手段は、例えば、図5の送受信
部37などにより構成することができる。前記他の情報
処理装置とは、例えば、図4のセンタ3などである。
【0029】送受信手段は、第1の位置情報(例えば、
GPSもしくはDGPSを用いて取得した、誤差を含んでい
る可能性がある位置情報)を他の情報処理装置に送信す
る。他の情報処理装置は、送信された第1の位置情報を
検索キーとして、その内部(例えば、図4の地上子情報
データベース23)に記憶されている第2の位置情報
(対応する地上子の正確な位置情報)を検索して、送信
することができる。送受信手段は、他の情報処理装置か
ら送信された第2の位置情報を受信して、第2の位置情
報を取得することができる。
【0030】このことにより、地上子の正確な位置情報
である第2の位置情報を検索するための情報を、第2の
位置情報を保有している他の情報処理装置に送信し、そ
の検索結果を受信することで、地上子の正確な位置情報
を取得することができるので、複数の地上子の正確な位
置情報を記憶する記憶装置を内部に保有することなく、
地上子の正確な位置を検出することができる。
【0031】また、地上子に対応して、第2の位置情報
を記憶する記憶手段と、第1の取得手段により取得され
た第1の位置情報を基に、記憶手段に記憶された第2の
位置情報のうち、地上子検出手段により検出された地上
子に対応する第2の位置情報を検索する検索手段とを更
に備えさせるようにすることができ、第2の取得手段に
は、検索手段により検索された第2の位置情報を取得さ
せるようにすることができる。
【0032】前記記憶手段は、複数の地上子に対応し
て、それぞれの地上子の正しい位置情報を予め記憶する
ようになされているものであり、例えば、位置検出装置
11に、図4を用いて説明した地上子情報データベース
23と同様のデータベースを用意しておくことにより構
成することができる。
【0033】前記検索手段は、例えば、図5の演算処理
部32によって構成することができ、記憶手段に記憶さ
れている第2の位置情報から、検出された地上子に対応
する第2の位置情報を検索するものである。
【0034】このことにより、他の情報処理装置などに
接続して、情報を授受することなしに、位置検出装置の
みで、正確な現在位置を検出することができる。
【0035】前記第1の取得手段には、測位衛星の発信
する電波を受信することにより、第1の位置情報を取得
させるようにすることができる。
【0036】前記測位衛星とは、いわゆるGPS(Glob
al Positioning System)衛星のことである。GPSと
は、米国国防省が打ち上げた測位衛星の発信する電波を
受信することにより、受信者の地球上での位置を知るシ
ステムのことである。通常、地上からは4乃至12個の
GPS衛星が見えており、現在位置の測定装置(GPS
衛星からの位置情報の受信装置)は、それぞれから発信
される電波の位相を計算し、受信装置とGPS衛星の間
で三角測量を行うことで、自分自身の現在位置を調べる
ことができる。ただし、その測定誤差は、30乃至10
0m程度とされる。
【0037】最近では、GPS衛星からの電波と地上波
(300KHz程度)を利用して、より正確な位置を検出
できるようにしたDifferential GPS(DGPS)なども
登場している。そこで、図示しないDGPS基地局(JFN
系列FM放送局)から放送されているDGPS情報(FM多
重情報)を受信することにより、DGPSによる現在位置の
検出を行うようにしても良い。DGPSの測位誤差は、一般
的には、10m以内といわれている。また、GPS衛星
から受信する位置情報は無料で受信できる情報である。
【0038】前記第1の取得手段は、例えば、図6のス
テップS13で実行される処理のように、GPS衛星2
から送信された電波を受信することにより、地上子が検
出された時の位置検出を行って、第1の位置情報(すな
わち、GPSを利用して取得される位置情報)を取得す
る。
【0039】このようにすることにより、新しい位置計
測システムなどを構築することなく、検出された地上子
の正確な位置情報を検索するための大まかな位置情報と
して、測位衛星の発信する電波を無料で利用することが
できる。すなわち、測位衛星が発信する電波を基に検出
される位置情報は、ある程度の誤差を含む可能性はある
が、それにかかわらず、地上子の位置を精度よく検出す
ることができる。
【0040】車軸の回転数を検出する回転数検出手段
と、地上子検出手段により地上子が検出された場合、回
転数検出手段の回転数値を初期化する初期化手段と、回
転数検出手段による回転数値を基に、移動距離を演算す
る第1の演算手段と、第2の取得手段により取得された
第2の位置情報および第1の演算手段により演算された
移動距離を基に、自分自身の現在位置を表わす第3の位
置情報を演算する第2の演算手段とを更に備えさせるよ
うにすることができる。
【0041】前記回転数検出手段は、例えば、図5のカ
ウンタ36などにより構成され、車軸の回転を検出し
て、パルス信号を発生するエンコーダ(例えば、図5の
エンコーダ35)から、パルス信号の入力を受け、入力
パルス数をカウントすることにより、車軸の回転数を検
出することができる。
【0042】前記初期化手段は、例えば、図5の演算処
理部32などにより構成され、図6のステップS12で
実行される処理のように、地上子を検出したことを示す
信号の入力を受けた場合、回転数検出手段の回転数値を
初期化する。
【0043】前記第1の演算手段は、例えば、図5の演
算処理部32などにより構成され、回転数検出手段の回
転数値を読み込んで、その値を基に、初期化手段により
回転数値が初期化されてから(すなわち、最後に地上子
が検出されてから)現在までの移動距離を演算する。
【0044】前記第2の演算手段は、例えば、図5の演
算処理部32などにより構成され、第2の取得手段によ
り取得された第2の位置情報(例えば、図6のステップ
S15の処理において、センタ3から受信する地上子の
正確な位置情報)と、第1の演算手段により演算され
た、初期化手段により回転数値が初期化されてから現在
までの移動距離とから、現在位置を演算する(例えば、
図6のステップS16で実行される処理)。
【0045】このようにすることにより、検出された地
上子の正確な位置情報を基に、そこからの移動距離を演
算して、つねに正確な現在位置を取得することができ
る。
【0046】また、地上子は、ATC用地上子、もしく
はATS用地上子であるものとすることができる。
【0047】ATC用地上子およびATS用地上子は、
営業用車両の安全走行のために、既に線路上に設置され
ている地上子である。
【0048】従って、設置コストをかけて新たな位置検
出用地上子を設置する必要がなくなるので、低コスト
で、精度よく車両の位置検出を行うことができる。
【0049】本発明の情報処理装置は、位置検出装置か
ら、位置検出装置の第1の精度の位置を表わす第1の位
置情報を受信する受信手段と、複数の地上子の、第1の
精度より正確な第2の精度の位置を表わす第2の位置情
報を記憶する記憶手段と、受信手段により受信された第
1の位置情報を基に、記憶手段により記憶されている地
上子のうち、第1の位置情報が示す位置に最も近い地上
子に対応する第2の位置情報を検索する検索手段と、検
索手段により検索された第2の位置情報を位置検出装置
に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0050】前記第1の位置情報は、位置検出装置(例
えば、図4の車両1に搭載されている位置検出装置1
1)から送信されるGPSによる位置検出結果などであ
り、前記第2の位置情報は、例えば、図4の地上子情報
データベース23に予め記憶されている、それぞれの地
上子の正確な位置情報である。
【0051】前記受信手段は、例えば、図4の送受信部
21などにより構成され、位置検出装置から送信される
GPSによる位置検出結果などの第1の位置情報を受信
する。
【0052】前記記憶手段は、例えば、図4の地上子情
報データベース23により構成され、位置検出に用いら
れる複数の地上子の正確な位置情報である第2の位置情
報を予め記憶している。
【0053】前記検索手段は、例えば、図4のデータ処
理部22により構成され、受信手段が受信した第1の位
置情報に基づいて、第1の位置情報が示す位置に最も近
い地上子の位置情報を、第2の位置情報として、記憶手
段(例えば、地上子情報データベース23)から検索す
る。
【0054】前記送信手段は、例えば、図4の送受信部
21などにより構成され、位置検出装置(例えば、図4
の車両1に搭載されている位置検出装置11)に、地上
子の正確な位置情報を表わす第2の位置情報の検索結果
を送信する。
【0055】本発明の情報処理装置においては、位置検
出装置から、位置検出装置の第1の精度の位置を表わす
第1の位置情報が受信され、複数の地上子の、第1の精
度より正確な第2の精度の位置を表わす第2の位置情報
が記憶され、受信された第1の位置情報を基に、記憶さ
れている地上子のうち、第1の位置情報が示す位置に最
も近い地上子に対応する第2の位置情報が検索され、検
索された第2の位置情報が位置検出装置に送信される。
【0056】従って、複数の車両(例えば、図4の車両
1)に搭載される位置検出装置(例えば、図4の位置検
出装置11)それぞれに、複数の地上子それぞれの正確
な位置情報を記憶する記憶装置を設けることなく、地上
子の正確な位置を検出することができる位置検出システ
ムを構築するための情報処理装置(例えば、図4のセン
タ3)を提供することができる。
【0057】本発明の第2の位置検出装置は、地上子を
検出する地上子検出手段と、地上子検出手段により地上
子が検出された場合、自分自身の第1の精度の位置を表
わす第1の位置情報を取得する取得手段と、複数の地上
子の、第1の精度より正確な第2の精度の位置を表わす
第2の位置情報を記憶する記憶手段と、取得手段により
取得された第1の情報を基に、記憶手段により記憶され
ている地上子のうち、第1の位置情報が示す位置に最も
近い地上子に対応する第2の位置情報を検索する検索手
段とを備えることを特徴とする。
【0058】前記地上子とは、呼び掛け機からの呼び掛
けを受信し、適当な応答を送信する送受信機である。例
えば、地上子を、地上に設置されたコイルとコンデンサ
からなる共振回路で構成することができる。そして、こ
の共振回路は、所定の周波数で共振するようになされて
いる。地上子には、位置検出用地上子、ATS用地上
子、ATC用地上子など、その目的によって、様々な種
類がある。
【0059】前記地上子検出手段は、例えば、図5の地
上子検出部31によって構成される。地上子検出手段
は、車上子とも称され、線路上に設置されている地上子
を非接触で検出する。
【0060】前記取得手段は、位置検出装置自身の位置
を取得するものである。前記取得手段は、外部の位置計
測装置で位置検出装置の位置を計測した結果を無線で受
信したり、または、外部から所定の信号を受信し、その
信号を解析することによって、自分自身の位置を算出す
ることが出来る。前記取得手段は、例えば、図5の演算
処理部32などにより構成され、GPS受信部34が、
GPS衛星2から送信される電波を基に検出した、多少
の誤差を含んでいる可能性のある位置情報を取得する。
前記第1の位置情報は、例えば、測位衛星(いわゆるG
PS衛星)から受信した電波を基に検出された位置情報
である。第1の精度は、例えば、GPS衛星から受信し
た電波を用いて位置検出を行った場合の位置検出精度で
ある。
【0061】GPSとは、米国国防省が打ち上げた測位
衛星の発信する電波を受信することにより、受信者の地
球上での位置を知るシステムのことである。通常、地上
からは4乃至12個のGPS衛星が見えており、現在位
置の測定装置(位置情報の受信装置)は、それぞれのG
PS衛星から発信される電波の位相を計算し、受信装置
とGPS衛星の間で三角測量を行うことで、自分自身の
現在位置を調べることができる。ただし、その測定誤差
は、30乃至100m程度とされる。
【0062】最近では、GPS衛星からの電波と地上波
(300KHz程度)を利用して、より正確な位置を検出
できるようにしたDifferential GPS(DGPS)なども
登場している。そこで、図示しないDGPS基地局(JFN
系列FM放送局)から放送されているDGPS情報(FM多
重情報)を受信することにより、DGPSによる現在位置の
検出を行うようにしても良い。DGPSの測位誤差は、一般
的に、10m以内といわれている。
【0063】前記記憶手段は、例えば、図4の地上子情
報データベース2と同様のデータベース3により構成さ
れ、位置検出に用いられる複数の地上子の正確な位置情
報である第2の位置情報を予め記憶している。
【0064】前記検索手段は、例えば、図5の演算処理
部32により構成され、取得手段によって取得された第
1の位置情報に基づいて、第1の位置情報が示す位置に
最も近い地上子の位置情報を、第2の位置情報として、
記憶手段(例えば、地上子情報データベース23と同様
のデータベース)から検索する。
【0065】本発明の第2の位置検出装置においては、
地上子が検出され、地上子が検出された場合、自分自身
の第1の精度の位置を表わす第1の位置情報が取得さ
れ、複数の地上子の、第1の精度より正確な第2の精度
の位置を表わす第2の位置情報が記憶され、取得された
第1の情報を基に、記憶されている地上子のうち、第1
の位置情報が示す位置に最も近い地上子に対応する第2
の位置情報が検索される。
【0066】従って、地上子が検出された時点で取得す
ることが可能な位置情報が、大まかな位置を表わすもの
でしかない場合においても、その情報を基に、記録され
ている正確な位置情報のうち、対応する位置情報を検索
することが出来るので、他の情報処理装置などと通信す
ることなく、位置検出装置のみで位置情報を得ることが
出来る。
【0067】本発明の位置検出システムは、車両に搭載
される位置検出装置と、位置検出装置と情報を授受する
情報処理装置とで構成され、位置検出装置は、地上子を
検出する地上子検出手段と、地上子検出手段により地上
子が検出された場合、自分自身の第1の精度の位置を表
わす第1の位置情報を取得する取得手段と、取得手段に
より取得された第1の位置情報を、情報処理装置に送信
する第1の送信手段と、情報処理装置から、地上子の、
第1の精度より正確な第2の精度の位置を表わす第2の
位置情報を受信する第1の受信手段とを備え、情報処理
装置は、位置検出装置から、位置検出装置の第1の送信
手段により送信された第1の位置情報を受信する第2の
受信手段と、複数の地上子の第2の位置情報を記憶する
記憶手段と、第2の受信手段により受信された第1の位
置情報を基に、記憶手段により記憶されている地上子の
うち、第1の位置情報が示す位置に最も近い地上子に対
応する第2の位置情報を検索する検索手段と、検索手段
により検索された第2の位置情報を、位置検出装置に送
信する第2の送信手段とを備えることを特徴とする。
【0068】前記地上子とは、呼び掛け機からの呼び掛
けを受信し、適当な応答を送信する送受信機である。例
えば、地上子を、地上に設置されたコイルとコンデンサ
からなる共振回路で構成することができる。そして、こ
の共振回路は、所定の周波数で共振するようになされて
いる。地上子は、位置検出用地上子、ATS用地上子、
ATC用地上子など、その目的によって、様々な種類が
ある。
【0069】前記地上子検出手段は、例えば、図5の地
上子検出部31によって構成される。地上子検出手段
は、車上子とも称され、線路上に設置されている地上子
を非接触で検出する。
【0070】前記取得手段は、位置検出装置自身の位置
を取得するものである。前記取得手段は、外部の位置計
測装置で位置検出装置の位置を計測した結果を無線で受
信したり、または、外部から所定の信号を受信し、その
信号を解析することによって、自分自身の位置を算出す
ることが出来る。前記取得手段は、例えば、図5の演算
処理部32により構成され、GPS受信部34が、GP
S衛星2から送信される電波を基に検出した、多少の誤
差を含んでいる可能性のある位置情報を取得する。前記
第1の位置情報は、例えば、測位衛星(いわゆるGPS
衛星)から受信した電波を基に検出された位置情報であ
る。
【0071】GPSとは、米国国防省が打ち上げた測位
衛星の発信する電波を受信することにより、受信者の地
球上での位置を知るシステムのことである。通常、地上
からは4乃至12個のGPS衛星が見えており、現在位
置の測定装置(GPS衛星からの位置情報の受信装置)
は、それぞれから発信される電波の位相を計算し、受信
装置とGPS衛星の間で三角測量を行うことで、自分自
身の現在位置を調べることができる。ただし、その測定
誤差は、30乃至100m程度とされる。
【0072】最近では、GPS衛星からの電波と地上波
(300KHz程度)を利用して、より正確な位置を検出
できるようにしたDifferential GPS(DGPS)なども
登場している。そこで、取得手段は、図示しないDGPS基
地局(JFN系列FM放送局)から放送されているDGPS
情報(FM多重情報)を受信することにより、DGPSによ
る現在位置の検出を行うようにしても良い。DGPSの測位
誤差は、一般的には、10m以内といわれている。
【0073】前記第1の送信手段、および前記第1の受
信手段は、例えば、送受信部37などにより構成され、
送受信部37を介して、前記取得手段により取得された
第1の位置情報を、図4のセンタ3に送信する。その
後、図4のセンタ3から送信された、地上子(地上子検
出手段により検出された地上子)の正確な位置を表わす
第2の位置情報を受信することにより、対応する地上子
の正確な位置を取得することができる。
【0074】前記第2の位置情報は、例えば、図4のセ
ンタ3の地上子情報データベース23に予め記憶されて
いる、対応する地上子の正確な位置情報である。
【0075】前記第2の受信手段は、例えば、図4の送
受信部21などにより構成され、位置検出装置(例え
ば、図4の車両1に搭載されている位置検出装置11)
から送信されるGPSによる位置検出結果などの第1の
位置情報を受信する。
【0076】前記記憶手段は、例えば、図4の地上子情
報データベース23により構成され、位置検出に用いら
れる複数の地上子の正確な位置情報である第2の位置情
報を予め記憶している。
【0077】前記検索手段は、例えば、図4のデータ処
理部22により構成され、第2の受信手段が受信した第
1の位置情報に基づいて、第1の位置情報が示す位置に
最も近い地上子の位置情報を、記憶手段(例えば、地上
子情報データベース23)から検索する。
【0078】前記第2の送信手段は、例えば、図4の送
受信部21などにより構成され、位置検出装置(例え
ば、図4の車両1に搭載されている位置検出装置11)
に、前記検索手段により検索された、地上子の正確な位
置情報を表わす第2の位置情報を送信する。
【0079】本発明の位置検出システムにおいては、位
置検出装置において、地上子が検出され、自分自身の第
1の精度の位置を表わす第1の位置情報が取得され、取
得された第1の位置情報が情報処理装置に送信され、情
報処理装置で、位置検出装置から送信された第1の位置
情報が受信され、複数の地上子の、第1の精度より正確
な第2の精度の位置を表わす第2の位置情報が記憶さ
れ、受信された第1の位置情報を基に、記憶されている
地上子のうち、第1の位置情報が示す位置に最も近い地
上子に対応する第2の位置情報が検索され、検索された
第2の位置情報が位置検出装置に送信され、位置検出装
置で、第2の位置情報が受信される。
【0080】従って、地上子が検出された時点で取得す
ることが可能な位置情報が、大まかな位置を表わすもの
でしかない場合においても、その情報を基に、検出され
た地上子の正確な位置を表わす情報を取得するようにし
たので、新たな位置検出用地上子を設置することなく、
また、複数の車両(例えば、図4の車両1)に搭載され
る位置検出装置(例えば、図4の位置検出装置11)そ
れぞれに、複数の地上子それぞれの正確な位置情報を記
憶する記憶装置を設けることなく、地上子の検出時の正
確な位置を検出することができる位置検出システムを提
供することができる。
【0081】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明の実
施の形態について説明する。
【0082】鉄道には、車両1が通過する線路内に、図
2を用いて説明した位置検出用地上子以外に、営業用車
両を制御するATC(Automatic Train Control:自動
列車制御装置)およびATS(Automatic Train Stop:
自動列車停止装置)に用いられる地上子P−1乃至P−
nが設置されている。図3では、これらの地上子が、地
上子P−1乃至P−nとして示されている。
【0083】ATCは、先行列車との間隔や進路の条件
に応じて、地上子から列車の許容速度を示す信号を送信
して、運転台に連続表示させ、営業用車両が信号の指示
する速度より速い場合、速度を自動的に低下させる(自
動的にブレーキをかける)ための装置である。新幹線で
は、全面的にATCが適用されている。
【0084】ATSは、営業用車両が停止信号を発して
いる信号機を無視して通り過ぎた場合に、自動的にブレ
ーキをかける装置である。基本的には、地上子から、信
号機と連動して信号が発振されるようになされている。
【0085】ATCおよびATSに用いられる地上子
は、位置検出用地上子よりも数多く設置されている。例
えば、ATCに用いられる地上子は、約3km毎のAT
C閉塞区間毎に必ず設置されている。また、ATSに用
いられる地上子は、例えば、所定距離毎に設置されてい
る。しかしながら、これらの地上子は、位置検出用地上
子のように、ある一定の間隔毎に設置されているわけで
はなく、その設置位置は、信号、駅、あるいは分岐点な
どによって決定される。
【0086】ATCおよびATSに用いられる地上子
は、営業用車両が走行している時間帯のみ利用されてい
る。すなわち、保守用車両により、電車線や軌道の保守
安全点検検査・測定作業が行われている時間帯には利用
されていない。
【0087】以下、ATCおよびATSに用いられる地
上子、あるいは、位置検出用地上子を個々に区別する必
要がない場合、単に地上子と総称する。
【0088】次に、図4を用いて、地上子、並びに、G
PSを利用した、本発明の車両の位置検出システムのシ
ステム構成について説明する。
【0089】線路上を走行している車両1には、位置検
出装置11が搭載されている。位置検出装置11につい
ての詳細は、図5を用いて後述する。センタ3は、位置
検出装置11と、有線または無線で情報を授受する送受
信部21、位置検出装置11から受信した情報を基に、
地上子情報データベース23から、車両1の現在位置に
最も近い地上子の位置情報を検索するデータ処理部2
2、地上子の正確な位置情報を予め記憶している地上子
情報データベース23で構成されている。
【0090】位置検出装置11は、地上子を検出した場
合(すなわち、地上子を通過した場合)、GPS衛星2
からの送信電波を受信、処理して、現在位置を検出し、
検出結果をセンタ3に送信する。位置検出装置11とセ
ンタ3との情報の授受は、電車線を介して有線の通信で
行われるようにしても、衛星や、所定の基地局などを介
した無線の通信で行われるようにしても良い。
【0091】送受信部21は、位置検出装置11から受
信した、GPS衛星2からの情報に基づく位置情報をデ
ータ処理部22に出力する。データ処理部22は、地上
子情報データベース23から、車両1の現在位置に最も
近い地上子の位置情報を検索して、送受信部21を介し
て、位置検出装置11に出力する。
【0092】GPS衛星2から送信される位置情報は無
料で受信できる情報であり、地上子は、営業用車両の安
全確保のため、既に設置されているものである。従っ
て、本発明では、新たな装置を設置することなく、従来
利用されていた設備を最大限に利用して、安価に、精度
の良い車両位置検出システムを構築することができる。
【0093】また、最近では、GPS衛星からの電波と
地上波(300KHz程度)を利用して、より正確な位置
を検出できるようにしたDifferential GPS(DGPS)
なども登場している。そこで、図示しないDGPS基地局
(JFN系列FM放送局)から放送されているDGPS情報
(FM多重情報)を受信することにより、DGPSによる現
在位置の検出を行うようにしても良い。DGPSの測位誤差
は、一般的に、10m以内といわれている。
【0094】図5は、図4の位置検出装置11の詳細な
構成を示すブロック図である。
【0095】地上子検出部31は、車上子とも称され、
非接触で地上子P−1乃至P−nを検出し、地上子検出
信号を演算処理部32に出力する。GPS受信部34
は、GPSアンテナ33を介して、図4を用いて説明し
たGPS衛星2からの送信電波を受信、処理し、現在位
置を検出し、その検出結果を演算処理部32に出力す
る。また、GPS受信部34は、GPSアンテナ33を
介して、図示しないDGPS基地局(JFN系列FM放送
局)から放送されているDGPS情報(FM多重情報)を受
信することにより、DGPSによる現在位置の検出を行うよ
うにしても良い。
【0096】エンコーダ35は、車両1の車軸の回転を
検出してパルス信号を発生し、カウンタ36に出力す
る。カウンタ36は、エンコーダパルスを、車両1の進
行方向に基づいて、カウントアップまたはカウントダウ
ンし、演算処理部32にカウント値を読み出させたり、
演算処理部32の制御を受けて、カウント値をリセット
する。
【0097】演算処理部32は、地上子検出部31から
地上子検出信号の入力を受け、GPS受信部34から入
力される、現在位置の演算結果を、送受信部37を介し
てセンタ3に送信したり、送受信部37を介して、セン
タ3から地上子の位置情報を受信し、カウンタ36のカ
ウント値に従って、車両1の現在位置を演算する。演算
処理部32は、カウンタ36のカウント値と走行距離と
の相関関係をあらわす所定の係数を保持しており、カウ
ンタ36のカウント値に基づいて、カウンタリセット時
から現在までの走行距離を演算する。
【0098】また、演算処理部32は、必要に応じて、
車両1の現在位置を、図示しない表示部に表示させた
り、送受信部37を介して、センタ3に送信するように
しても良い。
【0099】次に、位置検出装置11の動作について説
明する。演算処理部32は、地上子検出部31から地上
子検出信号の入力を受けたとき、カウンタ36のカウン
ト値をリセットした後、再度カウントをはじめさせると
ともに、GPS受信部34から入力された位置検出結果
を、送受信部37を介してセンタ3に送信する。
【0100】そして、送受信部37は、検出した地上子
の正確な位置を示す位置情報を、センタ3から受信し
て、演算処理部32に出力する。演算処理部32は、カ
ウンタ36のカウント値を読み込んで、受信した地上子
の位置情報と、カウンタ36のカウント値を基に、現在
位置を演算する。その後、演算処理部32は、次の地上
子を検出するまで、カウンタ36のカウント値を基に、
現在位置の演算結果を更新する。
【0101】次に、図6のフローチャートを参照して、
位置検出装置11が実行する車両1の位置検出処理につ
いて説明する。
【0102】ステップS11において、演算処理部32
は、地上子検出部31から入力される信号を基に、地上
子が検出されたか否かを判断する。ステップS11にお
いて、地上子が検出されていないと判断された場合、処
理は、ステップS16に進む。
【0103】ステップS11において、地上子が検出さ
れたと判断された場合、ステップS12において、演算
処理部32は、カウンタ36を一旦リセットした後、カ
ウント処理を再開させる。
【0104】ステップS13において、GPS受信部3
4は、GPSアンテナ33を介して、GPS衛星2から
受信した情報を基に、現在位置を演算し、演算処理部3
2に出力する。
【0105】なお、GPS受信部34は、図示しないDG
PS基地局(JFN系列FM放送局)から放送されている
DGPS情報を、GPSアンテナ33を介して、受信するこ
とにより、DGPSによる現在位置の検出を行うようにして
も良い。
【0106】演算処理部32は、ステップS14におい
て、GPS衛星2からの情報に基づく位置情報(精度が
低い情報)、および、その位置情報に最も近い地上子の
位置を問い合わせるための信号を、送受信部37を介し
て、センタ3に送信し、ステップS15において、セン
タ3から送信された地上子の位置情報(後述する図8の
ステップS23において送信された位置情報)を、送受
信部37を介して受信する。
【0107】ステップS11において、地上子が検出さ
れていないと判断された場合、もしくは、ステップS1
5の処理の終了後、ステップS16において、演算処理
部32は、最後に受信された地上子の位置と、現在のカ
ウンタ36のカウント値とから、現在位置を算出する。
その後、処理は、ステップS11に戻り、それ以降の処
理が繰り返される。
【0108】このような処理により、位置検出装置11
は、等間隔で設置されていない地上子を利用して、現在
の車両1の位置を正しく検出することができる。
【0109】例えば、図7に示されるように、車両1−
1は、地上子P−1を検出して、地上子P−1の位置P
aを示す位置情報(精度の高い位置情報)をセンタ3か
ら受信して、地上子P−1からのカウンタ36のカウン
ト値に基づいて算出される距離C1を用いて、現在位置
Pa+C1を求める。また、車両1−2は、現在最も近
い地上子は地上子P−4であるが、地上子P−4はまだ
検出されていないため、最後に検出された地上子P−3
の位置Pc、および地上子P−3からのカウンタ36の
カウント値によって表わされる距離C2を用いて、現在
位置Pa+C2を求める。
【0110】次に、図8のフローチャートを参照して、
図6を用いて説明した位置検出装置11が実行する車両
の位置検出処理と並行して実行されるセンタ3の処理に
ついて説明する。
【0111】ステップS21において、データ処理部2
2は、送受信部21から入力される信号を基に、位置検
出装置11から、地上子の位置の問い合わせを受けたか
否かを判断する。ステップS21において、地上子の位
置の問い合わせを受けていないと判断された場合、地上
子の位置の問い合わせを受けたと判断されるまで、ステ
ップS21の処理が繰り返される。
【0112】ステップS21において、地上子の位置の
問い合わせを受けたと判断された場合、データ処理部2
2は、ステップS22において、受信した位置情報によ
って表わされる位置に最も近い位置に配置されている地
上子を、地上子情報データベース23から検索し、ステ
ップS23において、検索された地上子の位置情報を、
送受信部21を介して、位置検出装置11に送信する。
その後、処理は、ステップS21に戻り、それ以降の処
理が繰り返される。
【0113】以上説明した処理により、位置検出装置1
1は、車両1の出発点に関わらず、現在の正確な位置を
検出することが可能となる。また、GPS衛星2から送
信される位置情報は、例えば、大気中の水蒸気によっ
て、電波の地上への到着が遅れてしまうなどの理由によ
り、誤差が大きくなる恐れがあるが、この位置検出シス
テムにおいては、GPS衛星2から受信した位置情報を
利用して、正確な位置を予め確認しておくことができる
地上子を特定するようにしたので、GPS衛星2から受
信した情報の誤差に関わらず、車両1の正確な位置を検
出することができる。
【0114】ここでは、位置検出装置11が、GPS衛
星2から送信される電波を利用して検出した位置情報を
センタ3に送信して、対応する地上子の位置情報をセン
タ3から受信するものとして説明したが、位置検出装置
11に、図4を用いて説明した地上子情報データベース
23と同様のデータベースを用意し、演算処理部32
が、GPS受信部34から入力された位置情報を基に、
対応する地上子の位置情報を検索することができるよう
にすることにより、位置検出装置11のみで(センタ3
と通信することなく)、車両1の正確な位置を検出でき
るようにしてもよい。
【0115】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表わすものであ
る。
【0116】
【発明の効果】本発明の第1の位置検出装置によれば、
地上子を検出し、自分自身の位置を表わす第1の位置情
報を取得し、取得された第1の位置情報を基に、地上子
の正確な位置を表わす第2の位置情報を取得するように
したので、地上子検出時の正確な位置情報を得ることが
できる。
【0117】本発明の情報処理装置によれば、複数の地
上子の正確な位置を表わす第2の位置情報を記憶し、受
信された第1の位置情報が表わす位置に最も近い地上子
に対応する第2の位置情報を検索して位置検出装置に送
信するようにしたので、位置検出装置に、複数の地上子
の正確な位置情報を記憶する記憶装置を設けることな
く、位置検出システムを構築することができる。
【0118】本発明の第2の位置検出装置によれば、地
上子を検出し、自分自身の第1の精度の位置を表わす第
1の位置情報を取得し、複数の地上子の、第1の精度よ
り正確な第2の精度の位置を表わす第2の位置情報を記
憶し、取得された第1の情報を基に、第1の位置情報が
示す位置に最も近い地上子に対応する第2の位置情報を
検索するようにしたので、他の情報処理装置などと通信
することなく、位置検出装置のみで位置情報を得ること
が出来る。
【0119】本発明の位置検出システムによれば、位置
検出装置が、地上子を検出し、自分自身の位置を表わす
第1の位置情報を取得して情報処理装置に送信し、情報
処理装置が、複数の地上子の正確な位置を表わす第2の
位置情報を記憶し、受信した第1の位置情報が示す位置
に最も近い地上子に対応する第2の位置情報を検索して
位置検出装置に送信するようにしたので、検出された地
上子の正確な位置を表わす情報を取得することができる
位置検出システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の車両の位置検出処理について説明するた
めのフローチャートである。
【図2】従来の位置検出処理と、位置検出用地上子につ
いて説明するための図である。
【図3】地上子について説明するための図である。
【図4】本発明の位置検出システムについて説明するた
めの図である。
【図5】位置検出装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明を適応した位置検出処理について説明す
るためのフローチャートである。
【図7】本発明を適応した位置検出処理と地上子につい
て説明するための図である。
【図8】図6の位置検出処理と並行して行われるセンタ
の処理について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 車両 2 GPS衛星 3 センタ 11 位置検出装置 21 送受信部 22 データ処理部 23 地上子情報データベース 31 地上子検出部 32 演算処理部 33 GPSアンテナ 34 GPS受信部 35 エンコーダ 36 カウンタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上子を検出する地上子検出手段と、 前記地上子検出手段により前記地上子が検出された場
    合、自分自身の第1の精度の位置を表わす第1の位置情
    報を取得する第1の取得手段と、 前記第1の取得手段により取得された前記第1の位置情
    報を基に、前記地上子の、前記第1の精度より正確な第
    2の精度の位置を表わす第2の位置情報を取得する第2
    の取得手段とを備えることを特徴とする位置検出装置。
  2. 【請求項2】 他の情報処理装置と情報を送受信する送
    受信手段を更に備え、 前記送受信手段は、前記第1の取得手段により取得され
    た前記第1の位置情報を、前記他の情報処理装置に送信
    するとともに、前記他の情報処理装置から前記第2の位
    置情報を受信し、 前記第2の取得手段は、前記送受信手段により受信され
    た前記第2の位置情報を取得することを特徴とする請求
    項1に記載の位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記地上子に対応して、前記第2の位置
    情報を記憶する記憶手段と、 前記第1の取得手段により取得された前記第1の位置情
    報を基に、前記記憶手段に記憶された前記第2の位置情
    報のうち、前記地上子検出手段により検出された前記地
    上子に対応する前記第2の位置情報を検索する検索手段
    とを更に備え、 前記第2の取得手段は、前記検索手段により検索された
    前記第2の位置情報を取得することを特徴とする請求項
    1に記載の位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の取得手段は、測位衛星の発信
    する電波を受信することにより、前記第1の位置情報を
    取得することを特徴とする請求項1,2または3に記載
    の位置検出装置。
  5. 【請求項5】 車軸の回転数を検出する回転数検出手段
    と、 前記地上子検出手段により前記地上子が検出された場
    合、前記回転数検出手段による前記回転数値を初期化す
    る初期化手段と、 前記回転数検出手段による前記回転数値を基に、移動距
    離を演算する第1の演算手段と、 前記第2の取得手段により取得された前記第2の位置情
    報および前記第1の演算手段により演算された前記移動
    距離を基に、自分自身の現在位置を表わす第3の位置情
    報を演算する第2の演算手段とを更に備えることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の位置検出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記地上子は、ATC用地上子、もしく
    はATS用地上子であることを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれかに記載の位置検出装置。
  7. 【請求項7】 位置検出装置と情報を授受する情報処理
    装置において、 前記位置検出装置から、前記位置検出装置の第1の精度
    の位置を表わす第1の位置情報を受信する受信手段と、 複数の地上子の、前記第1の精度より正確な第2の精度
    の位置を表わす第2の位置情報を記憶する記憶手段と、 前記受信手段により受信された前記第1の位置情報を基
    に、前記記憶手段により記憶されている前記地上子のう
    ち、前記第1の位置情報が示す位置に最も近い前記地上
    子に対応する前記第2の位置情報を検索する検索手段
    と、 前記検索手段により検索された前記第2の位置情報を前
    記位置検出装置に送信する送信手段とを備えることを特
    徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】 地上子を検出する地上子検出手段と、 前記地上子検出手段により前記地上子が検出された場
    合、自分自身の第1の精度の位置を表わす第1の位置情
    報を取得する取得手段と、 複数の地上子の、前記第1の精度より正確な第2の精度
    の位置を表わす第2の位置情報を記憶する記憶手段と、 前記取得手段により取得された前記第1の情報を基に、
    前記記憶手段により記憶されている前記地上子のうち、
    前記第1の位置情報が示す位置に最も近い前記地上子に
    対応する前記第2の位置情報を検索する検索手段とを備
    えることを特徴とする位置検出装置。
  9. 【請求項9】 車両に搭載される位置検出装置と、 前記位置検出装置と情報を授受する情報処理装置とで構
    成される位置検出システムにおいて、 前記位置検出装置は、 地上子を検出する地上子検出手段と、 前記地上子検出手段により前記地上子が検出された場
    合、自分自身の第1の精度の位置を表わす第1の位置情
    報を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された前記第1の位置情報を、
    前記情報処理装置に送信する第1の送信手段と、 前記情報処理装置から、前記地上子の、前記第1の精度
    より正確な第2の精度の位置を表わす第2の位置情報を
    受信する第1の受信手段とを備え、 前記情報処理装置は、 前記位置検出装置から、前記位置検出装置の前記第1の
    送信手段により送信された前記第1の位置情報を受信す
    る第2の受信手段と、 複数の前記地上子の前記第2の位置情報を記憶する記憶
    手段と、 前記第2の受信手段により受信された前記第1の位置情
    報を基に、前記記憶手段により記憶されている前記地上
    子のうち、前記第1の位置情報が示す位置に最も近い前
    記地上子に対応する前記第2の位置情報を検索する検索
    手段と、 前記検索手段により検索された前記第2の位置情報を、
    前記位置検出装置に送信する第2の送信手段とを備える
    ことを特徴とする位置検出システム。
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