JP2002223595A - 電動機兼発電機の制御装置 - Google Patents

電動機兼発電機の制御装置

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JP2002223595A
JP2002223595A JP2001017316A JP2001017316A JP2002223595A JP 2002223595 A JP2002223595 A JP 2002223595A JP 2001017316 A JP2001017316 A JP 2001017316A JP 2001017316 A JP2001017316 A JP 2001017316A JP 2002223595 A JP2002223595 A JP 2002223595A
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Masao Ikui
正夫 生井
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Sawafuji Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P9/00Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output
    • H02P9/08Control of generator circuit during starting or stopping of driving means, e.g. for initiating excitation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンの始動後には3相の磁石式同期発電機
として機能するとともにエンジンの始動前にはブラシレ
ス直流電動機として機能し得る電動機兼発電機の制御装
置において、センサを用いることなくロータの回転位置
を検出し得るようにして、組立作業を簡略化する。 【解決手段】回転位置検出手段20は、電動機兼発電機
5が備える3相のコイルの誘起電圧を検出するとともに
その誘起電圧に基づいてロータの回転位置を検出すべく
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの始動後
には3相の磁石式同期発電機として機能するとともにエ
ンジンの始動前にはブラシレス直流電動機として機能し
得る電動機兼発電機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ところで、電動機兼発電機をエンジンの
始動前にブラシレス直流電動機として機能させるために
は、該電動機兼発電機が備えるロータの回転位置を検出
して3相のコイルの通電を制御する必要があり、従来の
制御装置では、ホール素子やフォトカプラ等のセンサが
用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ように、ホール素子やフォトカプラ等のセンサを用いる
ものでは、電動機兼発電機のロータに近接させてセンサ
を精度良く固定配置することが難しく、またセンサから
信号を取出す配線が多く複雑であるので、組立作業が煩
雑となっている。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、センサを用いることなくロータの回転位置を
検出し得るようにして、組立作業を簡略化した電動機兼
発電機の制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、エンジンの始動後に3相の磁石式同期発
電機として機能するようにしてエンジンに連結される電
動機兼発電機が備えるロータの回転位置を検出する回転
位置検出手段と、前記電動機兼発電機が備える3相のコ
イルに商用電源からの交流電力の整流により得られる直
流電力を前記回転位置検出手段の出力に基づいて制御し
て供給する制御ユニットとを含み、エンジンの始動前に
は前記電動機兼発電機をブラシレス直流電動機として機
能させ得る電動機兼発電機の制御装置において、前記回
転位置検出手段は、前記電動機兼発電機が備える3相の
コイルの誘起電圧を検出するとともにその誘起電圧に基
づいてロータの回転位置を検出すべく構成されることを
特徴とする。
【0006】このような構成によれば、電動機兼発電機
をエンジンの始動前にブラシレス直流電動機として機能
させるにあたり、3相のコイルの誘起電圧を検出するこ
とでロータの回転位置を検出するようにしているので、
従来必要であったホール素子やフォトカプラ等のセンサ
が不要となり、センサを用いることに起因した組立作業
の煩雑さを解消し、電動機兼発電機の組立作業を簡略化
することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1〜図6は本発明の第1実施例を示すも
のであり、図1は電動機兼発電機の縦断面図、図2は電
動機兼発電機のステータが備えるコイルの結線図、図3
は制御装置の構成を示す回路図、図4はインテリジェン
トパワーモジュールの内部構成の一部を示す回路図、図
5はドライブ信号分割回路の一部構成を示す回路図、図
6は図5で示した回路のタイミングチャートである。
【0009】先ず図1において、この電動機兼発電機5
は、天然ガス等の燃料ガスを燃料として作動するととも
に廃熱を暖房用等として利用するようにしたエンジン6
に連結されることで、コージェネレーションシステムの
一部を構成するものであり、エンジン6の始動後には3
相の磁石式同期発電機として機能し、またエンジン6の
始動前にはブラシレス直流電動機として機能する。
【0010】電動機兼発電機5のステータ7は、エンジ
ン6のエンジン本体(図示せず)に連なる連なるスリー
ブ9に複数本のボルト10…で固定、支持されており、
前記エンジン6のクランクシャフト11がステータ7を
同軸に貫通するようにしてスリーブ9内に同軸に配置さ
れ、クランクシャフト11の端部にロータ8が同軸に連
結される。
【0011】ステータ7は、外周に複数の突極12a…
を有するステータコア12と、各突極12a…の先端部
およびステータコア12の一部内周面を露出するように
してステータコア12を覆う合成樹脂製のボビン13
と、同一複数個ずつであるU相、V相およびW相コイル
14U…,14V…,14W…とを備え、各相のコイル
14U…,14V…,14W…は、ボビン13の各突極
12a…に対応する部分にそれぞれ巻装される。
【0012】図2を併せて参照して、それぞれ複数個ず
つ直列に接続された各相のコイル14U…,14V…,
14W…の一端は導線15U,15V,15Wに個別に
接続され、各相のコイル14U…,14V…,14W…
の他端は中性点として導線15Nに共通に接続される。
【0013】再び図1において、ロータ8は、ステータ
7を覆うようにして椀状に形成されるとともに前記クラ
ンクシャフト11の端部に同軸に締結されるロータヨー
ク16と、ステータ7との間にわずかなエアギャップを
形成するようにしてロータヨーク16の内周に固着され
る永久磁石17とを備える。
【0014】またロータヨーク16の開放端側を覆うよ
うに形成されるカバー18が前記スリーブ9に固着され
る。
【0015】図3において、電動機兼発電機5が備える
各コイル14U…,14V…,14W…の一端にそれぞ
れ連なる導線15U,15V,15Wはインバータ回路
19に共通に接続されており、電動機兼発電機5がエン
ジン6で駆動されて3相の磁石式同期発電機として機能
する際には、インバータ回路19から交流電力が出力さ
れる。
【0016】電動機兼発電機5をエンジン6の始動前に
ブラシレス直流電動機として機能させるための制御装置
は、電動機兼発電機5が備えるロータ8の回転位置を検
出する回転位置検出手段20と、電動機兼発電機5が備
える3相のコイル14U…,14V…,14W…に商用
電源22からの交流電力の整流により得られる直流電力
を回転位置検出手段20の出力に基づいて制御して供給
する制御ユニット21とを備え、制御ユニット21に
は、起動スイッチ23の導通時に商用電源22から交流
電力が供給される。
【0017】回転位置検出手段20は、電動機兼発電機
5が備える各相のコイル14U…,14V…,14W…
の誘起電圧を検出するとともにその誘起電圧に基づいて
ロータ8の回転位置を検出すべく構成されるものであ
り、各相のコイル14U…,14V…,14W…にそれ
ぞれ個別に対応したコンパレータ24U,24V,24
Wを備える。
【0018】U相のコイル14U…に対応したコンパレ
ータ24Uの非反転入力端子には、U相のコイル14U
…の一端に接続される導線15Uから出力される電圧が
分圧抵抗25,26で分圧されて入力され、V相のコイ
ル14V…およびW相のコイル14W…に対応したコン
パレータ24V,24Wの非反転入力端子には、V相の
コイル14V…およびW相のコイル14W…の一端に接
続される導線15V,15Wから出力される電圧が上記
コンパレータ24Uと同様に分圧されて入力される。
【0019】また各コンパレータ24U,24V,24
Wの反転入力端子には、各相のコイル14U…,14V
…,14W…の他端に共通に接続される導線15Nから
出力される電圧が、分圧抵抗27,28で分圧されて入
力される。
【0020】すなわち各コンパレータ24U,24V,
24Wは、ロータ8が備える永久磁石17の通過によっ
て各コイル14U…,14V…,14W…の誘起電圧が
大きくなったときにハイレベルの信号を出力することに
なる。
【0021】このような各コンパレータ24U,24
V,24Wからの出力電圧は、分圧抵抗29…,30…
でさらに分圧され、分圧電圧が制御ユニット21の一部
を構成するセンサレスモータ制御IC36に入力され
る。
【0022】ところでセンサレスモータ制御IC36の
電源電圧は低電圧たとえば5Vであり、回転位置検出手
段20からセンサレスモータ制御IC36に入力される
電圧もセンサレスモータ制御IC36の電源電圧以下の
低電圧でなければならないが、回転位置検出手段20が
備える各コンパレータ24U,24V,24Wの電源電
圧を低く設定すると、分圧抵抗27…,28…による分
圧比が大きくなり、検出誤差が大きくなってしまうこと
になる。そこで各コンパレータ24U,24V,24W
の電源電圧を高電圧たとえば15Vに設定し、各コンパ
レータ24U,24V,24Wの出力電圧を分圧抵抗2
9…,30…で分圧することにより、検出精度を高める
ことが可能となる。
【0023】また各コンパレータ24U,24V,24
Wの入力側において、分圧抵抗25,26の接続点は、
ダイオード31…を介して電源電圧ラインに接続される
とともにダイオード32…を介して接地されており、分
圧抵抗27,28の接続点は、ダイオード33…を介し
て電源電圧ラインに接続されるとともにダイオード34
…を介して接地されており、このような構成により、各
コンパレータ24U,24V,24Wの保護および誤作
動防止を図ることができる。
【0024】制御ユニット21は、インテリジェントパ
ワーモジュール(以下、IPMと略称する)35と、前
記回転位置検出手段20からの信号を受けて各相のコイ
ル14U…,14V…,14W…のドライブ信号を出力
するセンサレスモータ制御IC36と、センサレスモー
タ制御IC36からのドライブ信号をIPM35に対応
したドライブ信号に分割するドライブ信号分割回路37
とを備える。
【0025】図4において、IPM35は、起動スイッ
チ23の導通時に商用電源22から入力される交流電力
を直流電力に変換してコンデンサ40に印加する整流回
路38と、コンデンサ40からの直流電圧を交流電圧に
変換するインバータ回路39とを備える。
【0026】整流回路38は、一対ずつ直列に接続され
る2組のダイオード41,42;43,44で構成され
るものであり、商用電源22が、ダイオード41,42
の接続点に起動スイッチ23を介して接続されるととも
にダイオード43,44の接続点に接続される。
【0027】IPM35外のコンデンサ40には抵抗4
7を介して整流回路38が接続され、抵抗47には第1
リレースイッチ48が並列に接続される。またコンデン
サ40には制御回路用電源回路49(図3参照)が接続
される。
【0028】ところで第1リレースイッチ48は、整流
回路38から出力される直流電圧が低い状態では遮断し
ているものであり、起動スイッチ23の導通初期には、
整流回路38からの直流電流は抵抗47を介してコンデ
ンサ40に流れ込むことになる。したがって起動スイッ
チ23の導通に応じてコンデンサ40に整流回路38か
らの直流電流が急激に流れこむことはない。
【0029】インバータ回路39は、前記コンデンサ4
0および接地間で一対ずつ直列に接続される3組のIG
BT50,51;52,53;54,55と、それらの
IGBT50〜55にそれぞれ並列接続される6個のダ
イオード56…とで構成されるものであり、各IGBT
50〜55のゲートにドライブ信号分割回路37からの
ドライブ信号がそれぞれ入力される。また対をなすIG
BT50,51の接続点は、電動機兼発電機5のU相コ
イル14U…に第2リレースイッチ57および導線15
Uを介して接続され、対をなすIGBT52,53の接
続点は、電動機兼発電機5のV相コイル14V…に第3
リレースイッチ58および導線15Vを介して接続さ
れ、対をなすIGBT54,55の接続点は、電動機兼
発電機5のW相コイル14W…に導線15Wを介して接
続される。
【0030】而して各IGBT50〜55の導通・遮断
をそれらのゲートに入力されるドライブ信号で制御する
ことにより、電動機兼発電機5の各相コイル14U…,
14V…,14W…の励磁電流が制御されて、電動機兼
発電機5がブラシレス直流電動機として機能することに
なる。
【0031】第1〜第3リレースイッチ48,57,5
8は、前記コンデンサ40に接続されるリレーコイル5
9と共働してリレー60を構成するものであり、リレー
コイル59はFET61を介して接地され、FET61
のゲートにはOR回路62の出力が入力される。またO
R回路62には、DC電圧検出回路63、回転数検出回
路64および誤動作保護回路65の出力が並列に入力さ
れる。
【0032】而して前記各回路63,64,65の少な
くとも1つから出力される信号がハイレベルとなるのに
応じてOR回路62の出力がハイレベルとなると、FE
T61が遮断し、第1〜第3リレースイッチ48,5
7,58が遮断することになる。
【0033】DC電圧検出回路63は、コンデンサ40
からIPM35に入力される直流電圧が設定圧以上とな
るのに応じてハイレベルの信号を出力するものであり、
エンジン6の起動により電動機兼発電機5が磁石式同期
発電機として機能するのに応じて磁石式同期発電機から
の電圧がインバータ回路39のダイオード60…を介し
て前記直流電圧を押上げる状態となったときに、DC電
圧検出回路63からハイレベルの信号が出力される。
【0034】回転数検出回路64は、センサレスモータ
制御IC36から入力される電動機兼発電機5の回転数
が設定回転数Nc以上になるのに応じてハイレベルの信
号を出力するものであり、センサレスモータ制御IC3
6は、回転位置検出手段20からの信号を受けて電動機
兼発電機5の回転数を演算する。
【0035】しかも前記設定回転数Ncは、エンジン6
が起動する起動回転数をNaとし、前記起動回転数Na
を超えて電動機兼発電機5が回転してもエンジン6が起
動しないようなエンジン6の異常状態を判別するために
前記起動回転数Naよりも大きく設定される異常回転数
をNbとしたときに、それらの回転数Na,Nbとの間
に、(Na<Nc≦Nb)の関係を有するように設定さ
れる。
【0036】このように設定回転数Ncを定めておく
と、正常であるエンジン6が設定回転数Nc以下の回転
数で起動してしまった場合には、エンジン6の起動から
遅れて回転数検出回路64からハイレベルの信号が出力
されることになるが、エンジン6の起動に応じてDC電
圧検出回路63からハイレベルの信号が速やかに出力さ
れるので、第2および第3リレースイッチ57,58が
エンジン6の起動に応じ速やかに遮断し、IPM35で
故障が生じることはない。
【0037】また電動機兼発電機5の回転数が起動回転
数Naを超えて増大してもエンジン6が起動しないよう
な異常時には、DC電圧検出回路63からハイレベルの
信号が出力されることはないが、電動機兼発電機5の回
転数が異常回転数をNbよりも大幅に小さい設定回転数
Nc以上となるのに応じて回転数検出回路64からハイ
レベルの信号が出力され、第2および第3リレースイッ
チ57,58が遮断するので、電動機兼発電機5がブラ
シレス直流電動機として機能することがなくなり、電動
機兼発電機5が備える各相のコイル14U…,14V
…,14W…や、IPM35のインバータ回路39等の
温度が上昇して壊れてしまうようなことを防止すること
ができる。
【0038】IPM35は、入力される直流電流を検出
する機能を有しており、この検出直流電流は過電流検出
回路66に入力される。この過電流検出回路66は、I
PM35に入力される直流電流が設定値以上であるか否
かを判断し、設定値以上であるときには、その旨を示す
信号をセンサレスモータ制御IC36に入力する。而し
てセンサレスモータ制御IC36は、IPM35に入力
される直流電流が設定値以上であるときには、ドライブ
信号分割回路37に付与するドライブ信号のパルス幅を
狭めるようにして、ブラシレス直流電動機として機能し
ている電動機兼発電機5が備えるコイル14U…,14
V…,14W…の励磁電流を制限することになる。
【0039】図5において、ドライブ信号分割回路37
は、電動機兼発電機5のU相コイル14U…に対応した
部分では、抵抗68,71,74,75、NPNトラン
ジスタ69、PNPトランジスタ70、バッファ76お
よびインバータ77を備える。
【0040】抵抗68、NPNトランジスタ69、PN
Pトランジスタ70および抵抗71から成る直列回路
と、抵抗72,73から成る直列回路とは、電源および
接地間に並列接続される。またNPNトランジスタ69
およびPNPトランジスタ70のベースには抵抗72,
73の接続点が接続され、その接続点には、NPNトラ
ンジスタ69およびPNPトランジスタ70の接続点が
抵抗75を介して接続される。またセンサレスモータ制
御IC36からU相のコイル14U…に対応して出力さ
れるドライブ信号は、抵抗74を介してNPNトランジ
スタ69およびPNPトランジスタ70の接続点に入力
され、抵抗68およびNPNトランジスタ69の接続点
がバッファ76に、またPNPトランジスタ70および
抵抗71の接続点がインバータ77にそれぞれ接続され
る。
【0041】バッファ76の出力は、IPM35のイン
バータ回路39においてU相のコイル14U…に対応し
た一対のIGBT50,51のうち一方のIGBT51
のゲートに、またインバータ77の出力は、前記U相の
コイル14U…に対応した一対のIGBT50,51の
うち他方のIGBT50のゲートにそれぞれ入力され
る。
【0042】このような回路において、図5のA,B,
Cで示す部分の信号は、図6で示すように変化するもの
であり、U相のコイル14U…に対応してセンサレスモ
ータ制御IC36からドライブ信号分割回路37に付与
される信号(A)が、IPM35のインバータ回路39
がU相のコイル14U…に対応して備える一対のIGB
T50,51に対応して2つの信号(C,B)に分割さ
れてドライブ信号分割回路37から出力されることにな
る。
【0043】電動機兼発電機5のV相コイル14V…に
対応した部分、ならびにW相コイル14W…に対応した
部分のドライブ信号分割回路37の構成は、図5で示し
た回路と同一に構成されており、V相のコイル14V…
およびW相のコイル14W…に対応してセンサレスモー
タ制御IC36からドライブ信号分割回路37に付与さ
れる信号は、IPM35のインバータ回路39がV相の
コイル14V…に対応して備える一対のIGBT53,
52、ならびにインバータ回路39がW相のコイル14
W…に対応して備える一対のIGBT55,54に対応
してそれぞれ2つの信号に分割されることになる。
【0044】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、エンジン6の始動前には電動機兼発電機5をブラ
シレス直流電動機として機能させるための制御装置が備
える回転位置検出手段20は、電動機兼発電機5が備え
る3相のコイル14U…,14V…,14W…の誘起電
圧を検出するとともにその誘起電圧に基づいてロータ8
の回転位置を検出するように構成されており、電動機兼
発電機5の組立作業を簡略化することができる。
【0045】すなわちホール素子やフォトカプラ等のセ
ンサを用いてロータ8の回転位置を検出するようにした
従来のものでは、電動機兼発電機5のロータ8に近接さ
せてセンサを精度良く固定配置することが難しく、セン
サから信号を取出す配線が多く複雑であるので、組立作
業が煩雑となっていたのに対し、センサを用いることな
くロータ8の回転位置を検出するようにして、電動機兼
発電機5の組立作業を簡略化することが可能となる。
【0046】図7は本発明の第2実施例を示すものであ
り、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0047】IPM35′は、インバータ回路39およ
び三相整流回路90を備えるものであり、インバータ回
路39において相互に対をなすIGBT50,51;5
2,53;54,55の接続点は、出力端子81U,8
1V,81Wに開閉スイッチ82U,82V,82Wを
介して接続されるとともに、切換スイッチ83U,83
V,83Wに接続される。これらの切換スイッチ83
U,83V,83Wは、IGBT50,51;52,5
3;54,55の接続点を電動機兼発電機5の各相コイ
ルに個別に連なる導線15U,15V,15Wに導通さ
せる第1の状態と、前記各導線15U,15V,15W
を導線84U,84V,84Wに導通させる第2の状態
とを択一的に切換可能である。
【0048】三相整流回路90は、一対ずつ直列に接続
される3組のサイリスタ91,92;93,94,;9
5,96で構成されるものであり、各サイリスタ91,
92;93,94,;95,96のゲート電流・電圧
は、制御回路用電源回路49から電源電圧が供給される
制御回路100により制御され、制御回路100には、
DC電圧検出回路63、回転数検出回路64および誤動
作保護回路65からの信号が入力される。
【0049】三相整流回路90において、相互に対をな
すサイリスタ91,92;93,94;95,96の接
続点は切換スイッチ85U,85V,85Wの共通接点
に接続される。また商用電源22の両端には開閉スイッ
チ86,87がそれぞれ接続される。
【0050】而して切換スイッチ85Uは、サイリスタ
91,92の接続点を開閉スイッチ86の一方の接点に
導通させる第1の状態と、導線84Uに導通させる第2
の状態とを択一的に切換可能であり、切換スイッチ85
Wは、サイリスタ95,96の接続点を開閉スイッチ8
7の一方の接点に導通させる第1の状態と、導線84W
に導通させる第2の状態とを択一的に切換可能である。
また切換スイッチ85Vは、サイリスタ93,94の接
続点を導線84Vから遮断する第1の状態と、導線84
Vに導通させる第2の状態とを択一的に切換可能であ
る。
【0051】この第2実施例によれば、電動機兼発電機
5をブラシレス直流電動機として機能させる際には、開
閉スイッチ82U,82V,82Wを遮断し、開閉スイ
ッチ86,87を導通し、切換スイッチ83U,83
V,83W;85U,85V,85Wのスイッチング態
様を図5で示すように第1の状態とし、三相整流回路9
0の各サイリスタ91,92;93,94;95,96
を全導通状態としてダイオード機能として動作させるべ
く制御回路100で各サイリスタ91〜96のゲート電
流・電圧を制御すればよい。そうすればIPM35′の
インバータ回路39からの出力により、電動機兼発電機
5の各相コイルが順次励磁され、電動機兼発電機5がエ
ンジン6を起動するように回転作動することになる。
【0052】一方、エンジン6の始動後に、電動機兼発
電機5を磁石式同期発電機として機能させる際には、開
閉スイッチ82U,82V,82Wを導通し、開閉スイ
ッチ86,87を遮断し、切換スイッチ83U,83
V,83W;85U,85V,85Wのスイッチング態
様を第2の状態とし、コンデンサ40の直流電圧が一定
となるように三相整流回路90における各サイリスタ9
1,92;93,94;95,96のゲート電流・電圧
を制御すればよい。そうすればIPM35′のインバー
タ回路39が電動機兼発電機5から切り離され、電動機
兼発電機5からのエンジン回転変化による電圧変動を伴
なう三相交流出力が三相整流回路90で一定の直流電圧
に変換され、さらにインバータ回路39により交流電力
に変換され、出力端子81U,81V,81Wから出力
されることになる。
【0053】このようにして開閉スイッチ82U,82
V,82W,86,87および切換スイッチ83U,8
3V,83W;85U,85V,85Wを設けることに
より、第1実施例では必要であったインバータ回路19
を不要とすることができ、コスト低減を図ることができ
る。
【0054】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電動機兼
発電機をエンジンの始動前にブラシレス直流電動機とし
て機能させるにあたり、従来必要であったホール素子や
フォトカプラ等のセンサを不要とし、電動機兼発電機の
組立作業を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電動機兼発電機の縦断面図であ
る。
【図2】電動機兼発電機のステータが備えるコイルの結
線図である。
【図3】制御装置の構成を示す回路図である。
【図4】インテリジェントパワーモジュールの内部構成
の一部を示す回路図である。
【図5】ドライブ信号分割回路の一部構成を示す回路図
である。
【図6】図5で示した回路のタイミングチャートであ
る。
【図7】第2実施例の制御装置の一部構成を示す回路図
である。
【符号の説明】
5・・・電動機兼発電機 6・・・エンジン 8・・・ロータ 14U,14V,14W・・・コイル 20・・・回転位置検出手段 21・・・制御ユニット 22・・・商用電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(6)の始動後に3相の磁石式
    同期発電機として機能するようにしてエンジン(6)に
    連結される電動機兼発電機(5)が備えるロータ(8)
    の回転位置を検出する回転位置検出手段(20)と、前
    記電動機兼発電機(5)が備える3相のコイル(14
    U,14V,14W)に商用電源(22)からの交流電
    力の整流により得られる直流電力を前記回転位置検出手
    段(20)の出力に基づいて制御して供給する制御ユニ
    ット(21)とを含み、エンジン(6)の始動前には前
    記電動機兼発電機(5)をブラシレス直流電動機として
    機能させ得る電動機兼発電機の制御装置において、前記
    回転位置検出手段(20)は、前記電動機兼発電機
    (5)が備える3相のコイル(14U,14V,14
    W)の誘起電圧を検出するとともにその誘起電圧に基づ
    いてロータ(8)の回転位置を検出すべく構成されるこ
    とを特徴とする電動機兼発電機の制御装置。
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