JP2002223199A - 複素fmベースバンド信号の復調方法 - Google Patents

複素fmベースバンド信号の復調方法

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JP2002223199A
JP2002223199A JP2001343508A JP2001343508A JP2002223199A JP 2002223199 A JP2002223199 A JP 2002223199A JP 2001343508 A JP2001343508 A JP 2001343508A JP 2001343508 A JP2001343508 A JP 2001343508A JP 2002223199 A JP2002223199 A JP 2002223199A
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Harini V Sundaresan
ブイ、サンダレサン ハリニ
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Texas Instruments Inc
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定小数点DSPのFM復調及びデコードで
は、専用ハードウェアがない割り算及びarctan計算を実
行しなければならない。通常割り算はニュートン・ラフ
ソン法、「条件付減算」命令、または表検索法を使用す
ることである。しかしながら、表検索では、分母値が非
常に小さい場合、表検索のサイズが大きくなる。 【解決手段】 本発明は、命令サイクル時間を減少する
ため検索表を使用する(36)前に、RLの値に整数
(2)を加算して(34)1/(RL+2)を計算し、
分母の同相表現を処理して表検索問題を克服する。この
RLへの2の加算は、実質的に一様である定数項Kだけ
復調信号の振幅の減少を生じる。復調過程の出力にこれ
と同じ定数項Kを乗算して、優秀な近似復調信号を得ら
れる。さらに、デコードには、本発明は0°、90°、
180°、270°及び360°のDFTスナップショ
ット値を選択して(46)乗算段階数を減少することに
よりパイロット周波数計算の効率的な実装を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本願は2000年11月9日、一連番号第
60/248,491号提出の「FM復調/デコードの
固定小数点DSP実装」という名称の仮出願への優先権
を請求し、この暫定出願は引用により本明細書に含まれ
る。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明の技術分野はディジタ
ル信号プロセッサ(「DSP」)であり、特にFM復調
とデコードへ固定小数点DSPを使用するより効率的な
方法である。
【0003】
【従来の技術】当業者により認識されているように、F
M変調は角度変調の1型式であり、以下の式により表さ
れるメッセージ信号による正弦波搬送波の周波数の変調
と関係する: これも良く知られているように、メッセージ信号m
(t)は搬送波の位相を表す上記式1)の項
【外1】 に含まれる。
【外2】 とm(t)との間の関係は以下のように表される: ここでfdは周波数偏差であり、商用FMでは75kH
zであるものとする。fdは搬送波周波数に対するf
(t)の最大シフトを表す。
【0004】合成ステレオFM信号に対してはRand
all C. Restleへの1993年8月24日
発行の米国特許5,239,585号に説明されている
ように、メッセージ信号(m)は通常以下の形式を有す
るベースバンド変更信号(BBMUX)である: 2) fm(t) = BBMUX = [Left(t)+Right(t)] + ApSin
pt) +[Left(t)-Right(t)]Sin(2ωpt) ここで:fm (t) = 合成信号の時間変動値 Left(t) = 左チャネルの時間変動値 Right(t) = 右チャネルの時間変動値 Ap = パイロット信号の振幅 ωp = パイロット角度周波数2πfp ωpt = パイロット周波数位相角 Fp =パイロット周波数
【0005】それゆえ、上記したように、BBMUX信
号はL+R、パイロット及びAM変調のL−R信号から
構成される。これらの信号は多重化されフィルタされ
る。L−R信号は例えば38kHzのような搬送波周波
数により変調され、次いで19kHzパイロット信号の
ようなパイロット信号によりL−Rチャネルに加算さ
れ、上記式(1)に説明した信号の形式で空間に放出さ
れる。
【0006】送信された合成FMステレオ信号は次いで
ラジオまたはその他の受信器により受信され、復調さ
れ、次いでデコードされて左右情報チャネルを得る。し
かしながら、知られているように、従来の信号が実数部
分(RL)と虚数または直交(quadrature)
部分(IM)とを有する複素ベースバンドFM信号に変
換される場合、ディジタル信号プロセッサ(DSP)の
ようなディジタル回路によるFM信号の復調はより容易
に達成できる。図1はこの変換の標準的回路を図示す
る。
【0007】知られているように、ベースバンド、また
はゼロ周波数のFM信号は、図1に示すようにFM信号
からの搬送波周波数の「混合」の結果である。従って、
搬送波周波数はFM式にはもはや現れない。複素データ
の発生は、余弦及び正弦局所発振器(LO)とのFM信
号の混合の結果であり、この過程はFM式の複素版を使
用することにより数学的に得られる。混合過程は信号の
単純な乗算であり、ここで余弦混合項と正弦混合項は入
力FM信号と乗算される。ベースバンド結果では、両ミ
キサはFM搬送波周波数ωcで発振する。図示のよう
に、全混合操作は実数(同相(in−phase))と
虚数(直交位相(quadrature−phas
e))ベースバンド成分を発生する。
【0008】上記式1)は、
【外3】 と記述でき、ωc=2πfcであるため、
【外4】 となる。しかしながら、当業者により認められるよう
に、式1Aは以下のようにも書ける:
【外5】
【0009】従って、図1の線路10の入力XFMtは式
1Aの形式の式により表現可能である。従って、同相成
分はXFM(t)cos(ωct)で、以下のように表され
る:
【外6】 でこれは当業者に認められるように以下に表される:
【外7】 同様に、直交位相成分は
【外8】 でこれを変形して
【外9】 もちろん、X(t)FMベースバンド信号は式5)+式
7)に等しく、これは以下に変形される
【外10】
【0010】ここで図2を参照すると、複素直交座標系
と複素単位円|z|=1が図示されている。ベースバン
ドのFM信号の複素式、式8)から、複素値FMサンプ
ルは振幅と位相角を有する複素単位円上のベクトルによ
り表現可能である。複素サンプルは2つの情報すなわ
ち、実数及び虚数成分を与える。複素数z、ここでz=
x+jyの極形式は以下の式により表される: 11) θ=tan-1(X/Y)
【0011】ここでXはIMすなわち直交部分と等価で
あり、YはRLすなわち同相部分と等価である。
【0012】式9)に図示した複素数の極形式を使用し
て、複素サンプルの位相角を抽出可能である。各入力複
素サンプルは新たな振幅と位相角を有する。FM信号は
その全ての情報を位相に記憶しているため、位相角が複
素サンプルしたFM信号を復調するために必要な情報で
あることが分かる。
【0013】連続した複素値サンプルは図3の複素単位
円の周りを「回転する」よう表示可能である。例えば、
一定周波数の正弦波を複素サンプルした場合、各連続す
るサンプルは複素単位円の周りを回転するベクトルとし
て表現可能である。連続するサンプル間の進行角度は以
下の式により表される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】式12)を使用して2
つの複素値サンプル間の位相差を直接関係付ける。前の
例では、その周波数の8倍のレートで正弦波をサンプル
するものとする。式12)を適用すると、各ベクトルは
前のサンプルの位置から(1/8(360°)=45°
進行する。さらに、ナイキスト・サンプルレート、すな
わち2fmaxでは、各連続するベクトルは前のベクトル
の位置から180°進行する。
【0015】従って、このFM復調技術は割り算とarct
an計算を必要とすることが分かる。すなわち、θ=arct
anx/y、ここでX=IMでY=RLで、従ってθ=ar
ctanIM/RLである。しかしながら、当業者にはよく
理解されているように、標準的な固定小数点DSP(F
P DSP)はこのような計算の専用ハードウェアを含
んではいない。従って、例えばTIの固定小数点DSP
TM5320C6201のような商用または標準DS
Pではこれらの計算を実施するために他の各種方法を使
用しなければならない。IM/RL(IM=虚数/RL
=実数)の割り算を必要とするFM復調の割り算計算で
はニュートン・ラフソン(Newton−Raphso
n)法が最も一般的に使用される方法の1つである。こ
の技術は逆数命令の使用を必要とする計算の最大精度を
与える。固定小数点DSPで割り算を実行する他の方法
は「条件付減算」(conditional subt
raction)法を使用することである。第3の方
法、かつ最速の方法は1/RLに検索表(look−u
p table)を使用し次いでIM(虚数項)を乗算
することである。不運にも、出現するRLの非常に小さ
な値のため検索表法の使用には欠点がある。項RL=co
sineΘを使用した場合、検索表のサイズは受入れ可能な
精度では非常に大きくなければならない。このような大
きな検索表の明白な欠点はメモリの非効率的使用であ
る。しかしながら、本発明の方法は近似した高速検索表
法を使用する。この近似が従来の検索表方式で出会うメ
モリ問題を克服する。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述し当業者により認め
られるように、ディジタル複素ベースバンドFM信号(B
BMUX)の復調とデコードで出会う計算の1つは実数
項RLによる虚数項IMの割り算である。すなわち、I
M/RLである。非常に小さい値が必要とする巨大な検
索表の結果である非効率なメモリ使用は、実数項RLは
同相表現であること、及び複素FMベースバンド系で使
用される実数項RLは関数〔cosineΘ〕から決定される
ことを利用することにより本発明の教示により克服され
る。知られているように、cosine関数の解は、もちろん
常にΘの全ての値に対して−1から+1の範囲にある。
それゆえ、RLcosineΘ値に数(2)を加算することに
より、分母の範囲は1/RLに対する−1と+1の間か
ら1/(RL+2)に対する1と3の間に移動する。す
なわち、2−1=1で、2+1=3である。従って、co
sineΘへの2の加算は、0を通過するためRLの小さな
数により非常に大きな検索表を必要とする問題を解決す
る。以後明らかとなるように、RLへの2の加算は、全
領域にわたって実質的に一様である定数項Kだけ復調信
号の振幅の減少を生じる。それゆえ、復調過程の出力に
これと同じ定数項Kを乗算した場合、優秀な信号対雑音
比を有する復調信号を得られる。すなわち、生成BBM
UX信号はニュートン・ラフソン法により計算されたも
のと殆ど同一であり、多分「条件付減算」より優れてい
る。
【0017】さらに、この方式を使用すると、その他に
利用可能な方法より速度の増大が生じ、かつ同時に、co
sineΘの値の逆数を単に使用した場合の非常に大きく膨
大な検索表と比較した時非常に効率的なメモリ使用を提
供する。
【0018】
【発明の実施の形態】上述したように、デコードしなけ
ればならないFMベースバンド多重化(BBMUX)信
号は、通常以下の形式を取る: BBMUX= [Left(t)+Right(t)]+ApSin(WPt)+[Le
ft(t)−Right(t)]Sin(2WPt) ここで: AP=パイロット信号の振幅 WP=2xπxFPにより決定されるパイロット信号の角周
波数 FP=パイロット周波数 FP=19KHzとすると、WP=2xπx19KHZ
119.38KHZ
【0019】ベースバンド多重化(BBMUX)信号が
FM信号として送信される場合、F s=44.1x32
KHz、すなわちFs=1.411KHzのサンプリン
グ周波数を使用したFM搬送波信号を変調するために使
用される。それゆえ、搬送波F c=Fs/4、すなわち
1.411/4とすると、Fc=352.8KHzであ
る。
【0020】再び図1とさらに図2Aとを参照すると、
図1の線路10に与えられ、図2Aの箱30で示される
従来のまたは階段ベースバンドFM信号
【外11】 は、図2Aの段階32で指示するように複素ベースバン
ドFM信号に変換される。この段階は図1では、ミキサ
16と18により指示するように正弦及び余弦項により
受信FM信号を混合または乗算することにより上述した
ように線路12上に実数(RL)同相ベースバンド成分
と線路14上に虚数(IM)直交位相ベースバンド成分
を発生するものとして図示されている。この回路は通常
LPF(フィルタ)20と22とを含む。図4Aは複素
信号に変換される前の従来のBBMUX信号を表し、図
4Bと図4Cは線路12と14の出力として各々信号の
虚数または直交及び実数成分とを表す。復調とデコード
用にDSPに印可されるのはこの直交及び虚数信号であ
る。
【0021】上述したように、通常の送信システムで
は、従来のFM信号はFM搬送波により混合された左右
ステレオ信号を含み、空間波にまたは有線媒体を通して
送信され、次いで当該技術において知られている方法に
より信号の実数及び直交部分に変換される。いずれにせ
よ、信号の実数及び直交部分が復調とデコード用にDS
P回路に与えられる。
【0022】それゆえ、本発明によると、式5から11
に関して上述したように復調過程がDSPで続行し、こ
れは式11から分かるようにX/Yすなわち実際にはI
M/RLの計算を必要とする。固定小数点DSPはこの
ような割り算を実行する専用回路を通常含んでいないた
め、当該技術において他の技術を使用することが知られ
ている。このような他の技術は「条件付減算」技術また
は非常に正確な結果が必要な場合にはニュートン・ラフ
ソン法の使用を含む。最速ではあるが、1/RLの値の
検索表を必要とする第3の方法もある。すなわち、RL
の逆数値である。1/RLの値が決定されると、次いで
その値に信号のIMの値を乗算する。しかしながら、当
業者に認められるように、RLの値はcosineΘの値によ
り決定され、Θは0から2πまで変化する。従って、当
業者に認められるように、0°から2π°の全範囲間で
評価する時cosineΘの値は−1から+1に変化し、従っ
てそれが−1から+1の間のゼロ値を通過すると非常に
小さい値を含む。従って、RLによるIMの割り算計算
を実行するため1/RLの逆数の検索表を使用する従来
技術の方法は、他の2つの方法よりも高速ではあるが、
値が0を通過する時に分母に発生する非常に小さな数の
ため非常に大きな検索表、すなわち値の組を必要とする
大きな欠点を有することが分かった。
【0023】それゆえ、本発明の教示によると、RL値
が同相表現であることは、RL部分または値を、非常に
小さい数に対して検索表を持つというこの困難な問題を
解決するように処理することを可能とする。特に、図2
の段階34で示すように、逆数値を計算する前にRLの
値(これは理解されるように、RLは−1から+1の範
囲である)に数値Nを加算する(すなわち、1/(RL
+N))ことにより1/RLの元の値から著しい変化を
与える。例えば、上述したように、RLは−1と+1の
間を変化し、1/RLの逆数値も−1から+1の範囲に
あり、それゆえ、検索表はゼロに接近し通過する値を含
まなければならない。しかしながら、逆数値を取る前に
数2をRLに加算した場合、1/(RL+2)の最終値
は1から1/3の範囲でありゼロを通過しない。それゆ
え、1/3より小さい値も1より大きい値もないことが
分かる。それゆえ、値がゼロを通過せず、非常に小さい
値もないため、図2Aの段階36で示した検索表のサイ
ズは著しく減少される。式1/(RL+N)でのNの値
は整数2を選択することが望ましいことが分かるであろ
う。その理由はこれが最も簡単で最も有効な結果を与え
るからである。しかしながら、Nの他の値を有効に使用
できることを理解すべきであるが、Nの値が2の値から
大きく変化した場合、最高値から最低値の値の範囲が著
しく増加し始め、再び検索表のサイズが増加する。例え
ば、2ではなく1の値を加算した場合、分母は再び0と
なり、従って値は無限大まで増加し、これは数1を加算
しなかった場合と同様に計算を困難にする。同様に、1
/RL関数のRLに2よりも相当大きい値を加算した場
合、最大及び最小値間の分離度が減少する。これはより
小さな数字を使用して異なる値間を弁別しなければなら
ないことを意味する。従って、この技術により使用され
るRLに加算されるべき数字の実用的な範囲は、大体
1.1から5の範囲であって、大体RL+1.1の値で
10と0.9の間の全体範囲を達成し、RLの値に5の
値を加算して0.3と0.2の間の全体範囲を達成する
ものであると信ずる。
【0024】従って、関数1/RLに値Nを加算して1
/(RL+N)を得ることにより、範囲が実質的に移動
し、Nを大体1.1と5の間の値に選択した場合、非常
に小さな値の検索表を有する問題は解決される。項1/
(RL+N)の逆数を決定した後、図2Aの段階38に
指示するように結果値の逆正接(anctangen
t)が次いで決定される。逆正接値も検索表を参照する
ことにより決定されることが望ましい。
【0025】さらに、図5及び図6を参照して、Nの値
を2に選択したものと仮定すると、実質的に一様である
因子Kだけ(by a factor K)復調信号の
振幅の全体的減少がある。図5及び図6に図示した例で
は、因子Kはピーク53の曲線50と曲線52の振幅の
比率を取ることにより単純に決定される、すなわち、K
=最大(理想BBMUX)/最大(スケーリングしたB
BMUX)である。この比は大体7であるものと計算さ
れた。
【0026】図5を再び参照し上述したように、曲線5
0は、ニュートン・ラフソン、条件付減算、または1/
RLの非常に大きな検索表を使用した標準的なかつ従来
技術で計算した時にIM/RLの逆正接を解くことによ
り決定されたBBMUXの強度(magnitude)
を表す。曲線52は、ゼロ基線近辺で非常に小さい程度
で変化する振幅を有するが、曲線50と同じ形状を有す
る。曲線52はIM/(RL+2)の逆正接を解くこと
により決定されたBBMUXの強度である。ここで、図
6を参照すると、図5で表示したようにX/Y(IM/
RL)の逆正接を解くことにより決定された同じ曲線5
0を有する。しかしながら、IM/(RL+2)の逆正
接から決定されたBBMUX曲線は図2Aの段階40に
より示されるように因子Kで乗算され、(K)(arctan
(1/(RL+2))を使用した曲線54の形状は曲線
50と殆ど同一であることが分かる。それゆえ、流れ図
から分かるように、従来のFMステレオ信号の強度がこ
こで決定され復調される。従って、IM/(RL+2)
の逆正接を取り、次いで出力を増幅率Kを乗算すること
により、復調信号の優秀な近似が得られる。さらに、検
索表はゼロを通過せず、従って非常に小さい値は有さ
ず、メモリは節約され、計算を完了するのに要するサイ
クル数は著しく減少され、これはもちろん、計算の速度
を増加する。信号が復調されBBMUX信号が得られた
後、左右入力信号を決定するため信号をデコードする前
に、図2Aの段階42に示されるようにこれは通常フィ
ルタされる。
【0027】それゆえ、図2Bを参照し本発明による
と、DSPはRandall C.Restleに発行
された米国特許第5,239,585号で開示された方
式と同様の非コヒーレントな方式を使用してデコードす
るようプログラムされる。非コヒーレントな方式を以下
に説明する。図7はUtterにより説明された非コヒ
ーレント方式のブロック線図を図示する。非コヒーレン
ト方式は、パイロット周波数の8倍に等しいサンプルレ
ートでアナログ・ディジタル変換器(ADC)により与
えられる合成信号サンプルの離散フーリエ変換(DF
T)スナップショット(snapshots)を実行す
ることを基にしている。上述した例では、パイロット周
波数は19KHzであったことを想起されたい。DFT
は19KHzのパイロット周波数でのみ計算される。パ
イロットの信号位相角が生成DFTスナップショットか
ら得られる。位相角を使用して当業者に周知の方法で適
切な多相内挿フィルタ・バンクを選択する。内挿フィル
タリングを実行して合成信号から左右音声信号を抽出す
る。左右音声信号は次いでディジタル・アナログ変換器
(DAC)に出力される。この非コヒーレント法は、パ
イロット信号の位相に同期する必要性なしにディジタル
・デコーダの設計を可能とし、従って位相ロックループ
(PLL)ハードウェアの必要性を除去する。より具体
的には、合成信号は一様なレートでサンプルされ、パイ
ロット信号位相と強度はパイロット信号の周波数で離散
フーリエ変換を計算することにより得られる。次いで信
号は因子Uでアップサンプルされ、パイロット信号が4
5°、135°、225°または315°の時に入力信
号の値が何であるかを内挿するために多相内挿フィルタ
が信号に適用される。当業者により認められるように、
パイロット信号の位相角と強度を決定するためにN点D
FTが使用され、それゆえ、問題のDFT複素値はFp
=19KHzのもののみである。周波数FpのN点DF
Tは:
【0028】IとQは各々パイロットの同相(実数)及
び直交(虚数)成分である。
【0029】パイロット信号がスナップショット間で
6.43°より大きくドリフトしないようなレートでD
FTスナップショットを実行することが必要である。通
常、パイロット信号の周波数は2Hz程度は変動し、こ
れは720°/秒の位相ドリフトレートに対応する。こ
のレートで、6.43°ドリフトするのに8.93msec
かかる。152KHzのサンプルレートでは、これは約1
357信号サンプルと等価である。それゆえ、DFTス
ナップショット・レートは1スナップショット/135
7サンプル以上に選択される。
【0030】DFTを計算する際に使用する因子はcos
(πn/4)とsin(πn/4)項を計算することにより決定
され、文字nは[0、…7、]の範囲の整数である。そ
れゆえ、DFTを計算するのに8余弦及び8正弦項のみ
が必要である。非コヒーレント方式の使用は、パイロッ
ト信号強度と位相を決定するためにパイロット信号周波
数で128点に対して図7のブロック60で指示するよ
うに(図2Bの段階46で示すように)DFT(離散フ
ーリエ変換)スナップショットを必要とする。本実施例
ではパイロット周波数を19KHzに選択したため、サ
ンプリング・レートを152KHzに選択するのが望ま
しい、何故ならこの数はパイロット周波数の8倍だから
である。さらに、このレートはまた106KHzのナイ
キスト・レート以上でもある。それゆえ、信号の2πの
時間周期に対して、パイロット周波数計算は45°、9
0°、135°、180°、225°、270°、31
5°及び360°で実行する必要がある。これを実施す
る従来技術の方法は、各々がこれらの8位相値の余弦及
び正弦の値のエントリ(8+8=16)を有する余弦及
び正弦表を設け、生成値に各8点の入力を乗算して全体
で128点(8x16=128)を得る。従って、当業
者により認められるように、この従来技術の方法は8回
の乗算と8回の加算段階を必要とする。
【0031】本発明による同様ではあるがより効率的な
方法は、計算速度の点で著しく効率的である。例えば、
各8サンプル点に対して、本発明の方法はループ内側で
乗算を必要とせず、6回の加算計算段階のみを必要とす
る。この技術は、0°(360°)、90°、180
°、270°及び360°(0°)の余弦及び正弦値は
0か1であることを基にしている。それゆえ、これら4
角度またはサンプリング点では、最終値が受信信号
「s」{すなわち、sx(1)=s}の値、または
「0」{すなわち、sx(0)=0}のどちらかであ
り、加算のみが必要な計算の型式であるため、8サンプ
リング点のうちの4点では乗算は完全に避けられること
が認められる。余弦及び正弦値との乗算を必要とする4
5°、135°、225°及び315°の残りの4値に
対しては、計算ループの内側で値を最初に別々に加算
し、次いでループの外側で0.707の同じ値により単
に乗算する。もちろん、加算過程でのオーバーフローを
避けるため必要なスケーリングを実行しなければならな
い。
【0032】図2Bの多相フィルタブロック48により
指示されるように、パイロット信号が45°、135
°、225°及び315°点にある時は、復調信号も入
力信号の値を内挿するためフィルタ・バンク選択回路6
3により選択された多相内挿フィルタ62(図7)を通
過される。
【0033】DFT(離散フーリエ変換)点の128ス
ナップショット点の決定後、パイロット信号の強度と位
相が図7の64と66及び図2Bの段階49に示すよう
に決定される。パイロット信号の強度と位相は当業者に
より周知の技術に従って決定され、上述したようにパイ
ロット信号位相はフィルタ・バンク62から適切な多相
フィルタを選択するフィルタ・バンクセレクタ63に与
えられる。もちろん、ひとたびパイロット信号強度と位
相が分かると、図7の68と図2Bのブロック51に示
すように多相フィルタ62から受信した多相フィルタ信
号からパイロット信号を除去することにより復調情報ま
たはメッセージ信号が決定可能である。次いで、フィル
タ後、各々図2Bと図7の段階53とブロック70に指
示するように当業者には既知の技術によりチャネル分離
が実行される。
【0034】チャネル分離後、図2Bの55に示すよう
に、別の低域フィルタ化と平滑化が2つのチャネルに適
用されて元の左右信号の優秀な近似である信号が得られ
る。
【0035】上述した本発明の有効性と効率を従来の復
調及びデコード方法に対して評価した。
【0036】例えば、計算サイクル数を(1)本発明の
方法;(2)「条件付減算」;及び(3)ニュートン・
ラフソン法に対して決定した。ここで表1を参照する
と、これらの各方法の計算サイクル数が示されている。 *選択したDSPでは完全なフォーマット精度は実装不
能であった。計算は(3)点のみである。
【0037】表から分かるように、本発明の検索表方式
は速度に関して「条件付減算」方法より約40%効率的
である。
【0038】標準的及び商用固定小数点DSPは逆数値
を決定する専用のハードウェアを含んでいないため、ニ
ュートン・ラフソン法に対する本発明により必要とされ
るサイクル数の比較を得ることが出来ない。
【0039】通常の8乗算と8加算計算に対して乗算を
必要とせず6加算計算のみを必要とする本発明の128
DFTスナップショット点を得る有効性と効率を決定す
るための評価も実行した。表2に示すように、従来の方
法のサイクル数と本発明の方法のサイクル数は劇的に異
なっている。
【0040】図示のように、サイクル数は従来技術の3
46から本技術の83サイクルまでの範囲がある。それ
ゆえ、近似の検索表を使用した割り算とサンプルを得る
ための高速DFTスナップショットの実装を実行する本
発明の技術を使用すると、固定小数点DSPが高速かつ
効率的な方法で動作するディジタル無線応用のFM復調
とデコードに容易に使用できる。
【0041】それゆえ、RLの逆数(すなわち、1/R
Lではなく1/(RL+2))を取る検索表を使用して
従来のステレオFM信号を復調しデコードする過程をこ
れまで説明してきた。生成逆数値が決定されると、送信
信号に対する非常に正確な近似が因子Kを乗算すること
により復元される。左右チャネルをデコードする非コヒ
ーレント技術で計算段階数を減少する方法も説明した。
しかしながら、本発明は特定の方法について記載した
が、このような特別な参照は添付の請求の範囲で述べる
本発明の範囲に対する制限と考えられる意図のものでは
ない。
【0042】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)arctanIM/RLの計算を必要とする複素FMベ
ースバンド信号を復調することによりベースバンド多重
信号(BBMUX)を決定する計算回路において、ここ
でIMは複素信号の虚数すなわち直交部分を表してθの
関数として変化し、RLは複素信号の実数すなわち同相
部分を表してこれもθの関数として変化し、RLは関数
cosineθにより決定される−1と+1との間の値であ
り、復調方法は、1/RLの項内のRLに数値Nを加算
して1/(RL+N)を得る段階と、関数1/(cosine
θ+N)により決定される範囲を有する検索表を与えて
1/(N+1)と1/(N−1)との間の値の範囲を得
る段階と、前記検索表から1/(RL+N)の対応する
値をIM倍する段階と、(IM/(RL+N))のarct
anからスケール合わせしたBBMUX信号(Θと等価)
を決定する段階と、スケーリング因子Kの値を決定する
段階と、BBMUX信号のスケーリングした値をK倍し
て近似BBMUX信号を復元する段階と、を含むarctan
IM/RLの計算を必要とする複素FMベースバンド信
号を復調することによりベースバンド多重信号(BBM
UX)を決定する計算回路の復調方法。 (2)第1項記載の方法において、Nが約1.1と約5
の間の範囲である方法。 (3)第2項記載の方法において、Nが数値2に等しい
方法。 (4)第1項記載の方法において、前記計算回路は固定
小数点DSPである方法。 (5)第1項記載の方法において、前記BBMUX信号
は既知周波数を有するパイロット信号と左右メッセージ
信号とを含む合成信号であり、前記方法は前記BBMU
X信号をさらにデコードし、その段階は、前記近似BB
MUX信号をパイロット信号周波数の「S」倍のレート
でサンプリングする段階と、全数「TN」のデータ点に
対して角度45、90、135、180、225、27
0、315及び360のsin及びcosの各々でN点のDF
T(離散フーリエ変換)パイロット・スナップショット
・データを決定する段階であって、0と180のsinと
90と270のcosに対応する各点を=0に設定する段
階と、90と270のsin及び0と180のcosに対応す
る各点をパイロット信号の強度に設定する段階と、4
5、135、225及び315のsin及びまたはcosに対
応する各点の値を0.707倍することにより決定する
段階と、を含む前記N点のDFT(離散フーリエ変換)
パイロット・スナップショット・データを決定する段階
と、前記BBMUX信号を多相フィルタに通す段階と、
前記多相フィルタBBMUX信号と前記DFTパイロッ
ト・スナップショット・データを比較することにより合
成左右メッセージ信号を表すメッセージ信号を復元する
段階と、前記合成メッセージ信号から前記合成左右メッ
セージ信号を分離する段階と、を含む方法。 (6)第1項記載の方法において、前記サンプリング・
レートSはパイロット信号周波数の8倍であり、データ
点の全数TNは128である方法。 (7)第1項記載の方法において、前記スケーリング因
子は、arctan(IM/(RL+N))の最大値とarctan
IM/RLの最大値の比率を決定することにより決定さ
れる方法。 (8)arctanIM/RLの計算を必要とする複素FMベ
ースバンド信号を復調しデコードすることによりベース
バンド多重信号(BBMUX)を決定するDSP回路に
おいて、ここでIMは複素信号の虚数すなわち直交部分
を表してθの関数として変化し、RLは複素信号の実数
すなわち同相部分を表して、その値は関数cosineθによ
り決定される−1と+1との間の値と等しくなるように
これもθの関数として変化し、復調方法は、1/RL項
内のRLに数値2を加算して1/(RL+2)を得る段
階と、1と1/3の間の範囲を有する検索表を与える段
階と、1/(RL+2)の対応する値をIM倍する段階
と、検索表から計算値をIM倍することにより決定され
た各値のarctanからスケール合わせしたBBMUX信号
(Θと等価)を決定する段階と、スケーリング因子Kの
値を決定する段階と、スケーリングしたBBMUX信号
をK倍して近似BBMUX信号を復元する段階と、を含
むarctanIM/RLの計算を必要とする複素FMベース
バンド信号を復調することによりベースバンド多重信号
(BBMUX)を決定するDSP回路の復調方法。 (9)第8項記載の方法において、前記BBMUX信号
は既知周波数を有するパイロット信号と左右メッセージ
信号とを含む合成信号であり、前記方法は前記BBMU
X信号をさらにデコードし、その段階は、前記近似BB
MUX信号をパイロット信号周波数の「S」倍のレート
でサンプリングする段階と、全数「TN」のデータ点に
対して角度45、90、135、180、225、27
0、315及び360のsin及びcosの各々でN点のDF
T(離散フーリエ変換)パイロット・スナップショット
・データを決定する段階であって、0と180のsinと
90と270のcosに対応する各点を=0に設定する段
階と、90と270のsin及び0と180のcosに対応す
る各点をパイロット信号の強度に設定する段階と、4
5、135、225及び315のsin及びまたはcosに対
応する各点の値を0.707倍することにより決定する
段階と、を含む前記N点のDFT(離散フーリエ変換)
パイロット・スナップショット・データを決定する段階
と、前記BBMUX信号を多相フィルタに通す段階と、
前記多相フィルタBBMUX信号と前記DFTパイロッ
ト・スナップショット・データを比較することにより合
成左右メッセージ信号を表すメッセージ信号を復元する
段階と、前記合成メッセージ信号から前記合成左右メッ
セージ信号を分離する段階と、を含む方法。 (10)第8項記載の方法において、前記スケーリング
因子は、arctan(IM/(RL+N))の最大値とarct
anIM/RLの最大値の比率を決定することにより決定
される方法。 (11)固定小数点DSPのFM復調及びデコードが開
示される。固定小数点DSPは専用ハードウェアがない
割り算及びarctan計算を実行しなければならない。割り
算はニュートン・ラフソン法を使用することによりまた
は「条件付減算」命令を使用することのどちらかにより
通常実行される。その他の高速な技術は表検索法を使用
することである。しかしながら、表検索では、分母値が
非常に小さい場合、表検索のサイズは大きくなる。本発
明は、命令サイクル時間を減少するため検索表を使用す
る(36)前に、RLの値に整数(2)を加算して(3
4)1/(RL+2)を得ることにより、分母の同相表
現を処理して表検索問題を克服する。さらに、デコード
には、本発明は0°、90°、180°、270°及び
360°のDFTスナップショット値を選択して(4
6)乗算段階数を減少することによりパイロット周波数
計算の効率的な実装を使用する。
【図面の簡単な説明】
本発明のこれらの及びその他の特徴を図面に図示する。
【図1】従来のFM信号を同相部分と虚数部分とを有する
複素FMベースバンド多重化信号に変換する処理段階を図
示する図。
【図2】本発明の教示によりFM BBMUX信号を復
調(図2A)及びデコード(図2B)する一般化された過
程流れ図。
【図3】FM信号の直交及び実数部分を表すための極座
標の使用を図示する図。
【図4】A−Cは従来のベースバンドFM信号、複素ベ
ースバンドFM信号の虚数(直交位相)及び実数(同
相)部分。
【図5】1/RLの値を計算するためニュートン・ラフ
ソン法を使用した場合に決定されるBBMUX信号の大
きさと1/(RL+2)を計算するため本発明の検索表
を使用した場合を図示する図。
【図6】図5のニュートン・ラフソン法により決定され
たものと因子Kを乗算した後の本発明の検索表によるも
のとのBBMUX信号の大きさの比較図。
【図7】非コヒーレントなデコード回路のブロック線
図。
【符号の説明】
30 従来のFMステレオ信号を与える 32 従来の信号を複素形式に変換 34 RLにNを加算 36 検索表から1/(RL+N)を得る 38 検索表からaractanIM/(RL+N)を得る 40 Kを乗算 42 フィルタ 44 パイロットの8倍の周波数レートでデータをサン
プル 46 N点DFTスナップショット・データを決定 48 多相フィルタ 49 パイロット信号強度と位相を決定 51 BBMUX信号を抽出 53 チャネル分離 55 LPF及び平滑化

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 arctanIM/RLの計算を必要とする複
    素FMベースバンド信号を復調することによりベースバ
    ンド多重信号(BBMUX)を決定する計算回路におい
    て、ここでIMは複素信号の虚数すなわち直交部分を表
    してθの関数として変化し、RLは複素信号の実数すな
    わち同相部分を表してこれもθの関数として変化し、R
    Lは関数cosineθにより決定される−1と+1との間の
    値であり、復調方法は、 1/RLの項内のRLに数値Nを加算して1/(RL+
    N)を得る段階と、 関数1/(cosineθ+N)により決定される範囲を有す
    る検索表を与えて1/(N+1)と1/(N−1)との
    間の値の範囲を得る段階と、 前記検索表から1/(RL+N)の対応する値をIM倍
    する段階と、 (IM/(RL+N))のarctanからスケール合わせし
    たBBMUX信号(Θと等価)を決定する段階と、 スケーリング因子Kの値を決定する段階と、 BBMUX信号のスケーリングした値をK倍して近似B
    BMUX信号を復元する段階と、を含むarctanIM/R
    Lの計算を必要とする複素FMベースバンド信号を復調
    することによりベースバンド多重信号(BBMUX)を
    決定する計算回路の復調方法。
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