JP2002222425A - 情報処理装置及び方法 - Google Patents

情報処理装置及び方法

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JP2002222425A
JP2002222425A JP2001020682A JP2001020682A JP2002222425A JP 2002222425 A JP2002222425 A JP 2002222425A JP 2001020682 A JP2001020682 A JP 2001020682A JP 2001020682 A JP2001020682 A JP 2001020682A JP 2002222425 A JP2002222425 A JP 2002222425A
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JP2001020682A
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Shigeki Matsutani
茂樹 松谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アファイン変換に近似的に不変で、離散化誤差
の影響を低減し、より正確に筆記入力に対するパターン
マッチングを行えるようにする。 【解決手段】筆記入力されたパターンを所定の間隔でサ
ンプリングし、入力座標列を取得し、この入力座標列に
よって表わされるパターンを複数の線分の連結で近似し
て線分化する(a)。そして、各線分の水平方向に対す
る角度を求め、接角分布データφ(s)を生成する
(b)。このとき、全線分の線分に沿った線分長を所定
数で等間隔に分割し、各分割位置より得られる接角で生
成されるデータ列をマッチング用の角度分布データφ
(i)とする(c)。このφ(i)を予め用意されている
標準のパターン(角度分布データ)と比較してマッチン
グ度を得る(d)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置及び方
法に関し、より詳しくは、パターンマッチング処理によ
って筆記入力されたパターンに基づく個人照合を行うの
に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】手書きした署名を使って本人を照会する
ことは西洋を中心とした署名照会文化を形成してきた。
他方、電子情報化社会においても、同様の照会システム
の構築が必要とされてきている。それらの必要性のため
に、例えば、特開平10−171926、特開平10−
40388、特開平5−324805において署名照合
システムが提案されている。以下、これらの文献に記載
されている署名照合システムについて説明する。
【0003】図14に従って、上記文献に記載された技
術を説明する。デジタイザ等の入力装置3021に対し
て、電子ペン3022を用いてサインを入力するように
なっている。入力したサインは単位時間間隔で電子ペン
の位置座標(xin,yin)及び筆圧pinを読み取
り、これらを時系列データとして電気信号に変換し、デ
ータ制御部3023に送る。データ制御部3023で
は、該入力データを評価基準となる標準パターンと比較
し、本人のサインか否かを判定する。
【0004】この標準パターンと入力パターンの相違を
検知する方法として、ファジィー方式を用いること(特
開平5−324805)、ダイナミック・プログラミン
グ方法を用いること(特開平10−171926、特開
平10−40388)が提案されている。
【0005】ダイナミック・プログラミング法に関して
は例えば、“Handbook of PatternRecognition and Ima
ge Processing”T.Y.Yong・K-S.Fu共編AcademicPress 19
86年に述べられている。
【0006】これらの方法はいずれも、署名によって得
られる離散化されたデカルト座標であるx、y座標値の
時系列データを直接、標準的なx、y座標値の時系列デ
ータとパターンマッチングを行うことを必須としてお
り、筆圧等の重みつけ、あるいは時系列データの速度に
関する重みつけ等を行っているものである。
【0007】他方、有限個の交点を許す図15のような
曲線を数学では2次元平面にはめ込まれた(immersion
された)曲線と呼ぶ。署名のデータは2次元面にはめ込
まれた(immersionされた)曲線として認識する事がで
きる。
【0008】署名文字は、極度な省略や続け文字、崩し
文字のために、文字というよりも記号あるいは幾何学的
な曲線と見なす事が得策であり、実際、そのような極端
な変形によって、個人の認証が成り立っていたという背
景に鑑みると、通常の文字としての手書き文字の認識方
式には限界があると考えるべきである。従って、本願は
曲線の分類の立場から署名文字の認識を行うもの、つま
り、著名照合問題を曲線図形の相似あるいは合同性の問
題に置き換えることとする。その為、署名から得られる
曲線のことを、以下、署名曲線と呼ぶこととする。
【0009】このような観点から眺めると、離散化され
たデカルト座標値を使用した従来の署名照合技術には、
以下の「発明が解決しようとする課題」の欄において述
べるように、xy座標での曲線の分類方法と同じ問題が
生じていることが理解でき、これらが、照合における問
題点となっていることが理解できる。
【0010】曲線の形状を分類する方法の発明として
は、特開平5−197812、特開平6−30946
5、特開平7−37095の一連の図形形状学習認識方
式がある。ここでは、従来の技術としてこれらの公開公
報に記載された発明について説明する。
【0011】ドット列は{d[i]|i=1,…,N}と
して与えられているとする。但し、d[i]は整数値の2
次元ベクトル量で、ドット列はd[i]=(x[i],y
[i])の2次元格子座標列となっている。説明を簡単に
するために、該公報と同様にドット列は閉じており、そ
れに応じて番号iもNを法として与えられているものと
する。従って、d[i法N]となっているとする。また、
ドット列は曲線の連結性に沿って、順番がついていると
し、簡単のために、ここでは、細線化された曲線とし図
16の(a)に示すようなひげ、(b)に示すような解
像度以上の折れ曲がり、(c)に示すような二重線、
(d)に示すような交差点はそれぞれ存在しないとす
る。但し、実際の署名曲線は時系列的に番号があり、白
線で示すような軌跡をドット解像度の範囲で再現できる
ようになっているので、問題がないが、ここでは簡単の
ために上述の仮定をおいた。
【0012】次に、特開平5−197812、特開平6
−309465、特開平7−37095において「曲
率」と呼んでいるものを定義する。特開平6−3094
65に明言しているように、その発明者が呼んでいる
「曲率」は数学的な意味の曲率ではない。実際、この定
義が図形の合同性の議論と矛盾するために正しい情報を
与え得ないことについては、「発明が解決使用とする課
題」の欄において詳しく述べる。従って、本明細書にお
いては上記文献で定義される曲率を擬似曲率と呼ぶこと
にする。
【0013】図17が上記従来技術による擬似曲率の定
義を説明するための図である。画素d[i]に対して、
(d[i-k],d[i+k])のドット(2次元ベクトル)のペ
アを考える。(d[i-k],d[i+k])で決まる線分に対し
て、d[i]からの垂線を描き、その高さをB[k]と記す。
また、(d[i-k],d[i+k])で決まる線分の長さをL
[i,k]と記す。kは自然数1、2、3…を刻み、その度
にB[k]の計算を行なう。予め与えられたパラメータE
に対して、B[k]がEを越えない範囲で、最大のkを探
す事を行なう。
【0014】このとき、擬似曲率を図17に従って、以
下のように2種類定義する。 1.第一擬似曲率(特開平5−197812):ベクト
ル(d[i+k],d[i])とベクトル(d[i-k],d[i])と
の角度θ[i]を第一擬似曲率とする。また、各画素数i
の分布関数としての{(i,θ[i]|i=1,…,N}
を第一擬似曲率関数と呼ぶ。 2.第二擬似曲率(特開平6−309465、特開平7
−37095):曲線上の三点(d[i+k],d[i],d[i
-k])によって決まる円を決め、その円の半径をR[i]と
した時、1/R[i]を第二擬似曲率とする。また、各画
素数iの分布関数としての{(i,1/R[i])|i=
1,…,N)を第二擬似曲率関数と呼ぶ。
【0015】以上のように定義された2つの擬似曲率は
以下に示すように、それぞれ、アファイン(合同)変換
に対して近似的にも不変でなく、画素解像度をゼロに持
ってゆく極限においても極限が存在しない場合が発生す
る。つまり、数学的に巧く定義(well-defind)されてい
ない。そのため、得られた図形はアファイン変換等に対
して近似的にも不変とならず、あいまいな量となってい
る。これをニューラルネットを使って、この数学的欠陥
を補おうとするのが特開平5−197812、特開平6
−309465、特開平7−37095である。
【0016】図18に従ってアルゴリズムを説明する。
ステップSS1においてメモリ等を初期化する。例え
ば、曲線図形を細線化データとして、図16にあるよう
なパターンがないようにする。ステップSS2におい
て、曲線に対して、上述の第一または第二擬似曲率を計
算し、擬似曲率分布を算出する。ステップSS3におい
て、得られた擬似曲率分布をニューラルネットを使って
処理し、曲線を分類する。
【0017】「発明が解決しようとする課題」の欄で述
べるが、上述の擬似曲率は数学的に不安定なものであ
り、そのために、ステップSS3で示すように、ニュー
ラルネット等の学習能力のある処理を行なわなければな
らない。このことは重要な事実である。以下で説明する
本発明によれば、そのような数学的欠陥が存在しないの
で、古典的な論理回路で曲線図形の分類が可能となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】2次元面にはめ込まれ
た曲線の分類に関しては、フレネ・セレの関係式によっ
て定義されることが知られている。(例えば"A Treatis
e on the DifferentialGeometry of Curves andSurface
s",L.P.Eisenhart著Ginn and Company 1909を参照)。
図19のように、曲線に対してその接角をφとし、2次
元平面の自然な測度から決まる曲線の長さ(弧長)をs
とすると、次の関係式が定義できる。
【0019】
【数1】
【0020】ここで、k=dφ/dsが曲率であり、1
/kが曲率半径と呼ばれるものである。この関係式の事
をフレネ・セレの関係式と呼び、この関係式によって、
曲線の局所的な性質が完全に決定されるというのが古典
微分幾何の教えるところである。
【0021】注意すべき点として、古典微分幾何の曲線
論における曲率kは、外的曲率であり、現代微分幾何の
用語に沿えば、接続(コネクション)と呼ばれるものの
一種であることである。上記の曲率kは1次元上で定義
されており、2次元以上でなければ値を持たない曲率テ
ンソルと呼ばれる内的な曲率とは直接的関係を持たな
い。なお、現代微分幾何の用語は、例えば、"Geometry,
Topology and Physics"M.Nakahara著、Institute ofPhy
sics出版1990に書かれている。また、内的曲率と外的曲
率に関しては2次元面の場合「ガウスの驚きの定理」と
いう定理で関係付けられている。
【0022】座標によらない表示を採用すると古典微分
幾何で呼ばれる曲率はκ=kdsとなる。これは現代微
分幾何の用語でいう一形式の量である。一形式(分布関
数)と関数(スカラー関数)の違いは良く知られている
ように座標変換に対する変換性によって決定される。つ
まり、弧長sをsに単調増加な無限回連続微分可能関数
g(s)に座標変換するとき、(スカラー)関数はf(s)
=f(g(s))となる。一方、一形式(または分布関数)はf
(s)ds=f(g(s))(ds/dg)dgと変換される。ここで(ds/d
g)はヤコビアンを意味する。
【0023】従って、曲率は座標変換に対して、ヤコビ
アンを考慮しなければいけない分布関数であり、弧長s
をsに単調増加な関数g(s)に座標変換する際には、曲率
k(s)は(k(g(s))(ds/dg))と変換されなければ数学的に有
意義な結果が得られない。
【0024】ところが、公開特許公報、特開平5−19
7812、特開平6−309465、特開平7−370
95で定義された擬似曲率は、弧長から画素数への座標
変換におけるヤコビアンを考慮していない。実際、線分
を2次元画像データに変換する際に任意性を持ってお
り、図20の(a)(b)に示すように、同一の線分を
表現する際にドット数は線分の長さに対して一定ではな
い。つまり、ドット数は弧長の関数として見なすことが
でき、古典微分幾何の曲率のような分布関数をドット数
で表現する場合は表現自体を弧長からの座標変換として
見なさなければならない。特に2次元画像データには回
転の自由度が一般になく、画素サイズ以下の平行移動の
自由度が無くなっている。つまり、弧に沿ったドット数
は弧に沿った座標である弧長sについて変化する関数で
あり、一形式(分布関数)である曲率を表現する場合
は、ヤコビアンによってどのように離散化した整数値の
座標系を選んでいるかの情報を与えることが重要であ
る。
【0025】しかしながら、従来の技術においてのべた
擬似曲率には、そのような考慮がなされていない。
【0026】次にアファイン変換について述べる。数学
の分野において、合同変換と言われるものは、アファイ
ン幾何学という分野で研究されており、純粋には2次元
平面上に定義された図形間の合同条件は、適当な等積ア
ファイン変換(平行移動と回転)の後に2つの図形が完
全に重なり合うことを意味する。また、相似性は、この
等積アファイン変換に拡大縮小の変換を取り入れたもの
である。これをアファイン変換と呼ぶ。
【0027】従って、署名の照合とは、曲線図形の純粋
な意味で相似性あるいは合同性とほぼ等価であることが
理解できる。但し、同一人物であっても、署名するに当
たり、署名の度に、得られる署名曲線は拡大縮小や平行
移動、角度のずれ等様々な条件が異なるものとなる。そ
れらの内、上述のアファイン変換に対して不変なその形
状が存在し、その上に署名は揺らいでいると考えること
が自然である。
【0028】その為、幾何学的には、照合に際し、照合
処理による誤差を最も少なくするものとして、処理アル
ゴリズムが、アファイン変換との無矛盾であることが重
要なものとなってくる。
【0029】しかしながら、従来の署名筆跡鑑定方法及
び装置(特開平10−171926、特開平10−40
388、特開平5−324805)においては、離散化
デカルト座標を用いたパターンマッチングを行っていた
ためにこのようなアファイン変換に対して、以下に述べ
るように不変ではなく、様々な問題を生じさせていた。
【0030】更には、2つの曲線図形をアファイン変換
の自由度を除いて一致することを要請することは、現実
の描画された曲線として記述された図形に対しては非常
に困難であることを考慮しなければならない。デジタイ
ザにおける「線」は太さを持ち、数学的に厳密な線では
ない。つまり、図14のデジタイザ等の入力装置302
1にはハードウエアから決まる解像度が存在し、図20
の(a)(b)に示すように2次元画像データとして曲
線図形を表現した場合は、量子化誤差のために図形はそ
の表現方法に強く依存する。
【0031】しかしながら、この依存性は、画像データ
の画素の大きさに比較して曲線図形が十分大きい場合は
人間の目で見ると厳密な図形を表しているように見られ
る程度のものである。この錯覚の上に、我々は画像デー
タを一般に取り扱っている。
【0032】ところが、このような感覚を安易に数学的
な量(例えば今の場合擬似曲率や、相似性を評価するに
あってデカルト座標から決まる格子データの情報)に適
応して、数学的厳密性を欠いたまま定義を行なうと、論
理性や合理性を失うこととなる。
【0033】数学において、ある対象AとBに対して、
AとBがどれほど近いかを定義するためには位相(トポ
ロジー)を導入することが必要である。現在の問題にお
いても、ある種の位相(トポロジー)を導入して、比較
を行なわなければならない。このとき、現実の“線”が
太さを持つ問題や、曲がり具合など、量子化誤差、離散
化誤差等の問題を解決するような弱い位相(トポロジ
ー)でなければならない。また、最終的に図形の同一性
(合同性)を判定するならば、アルゴリズムはアファイ
ン変換に対して不変あるいは近似的に不変でなければな
らない。
【0034】このような要求を従来の例の擬似曲率やx
y座標列で処理する従来の署名照合方法は満たしていな
い。例えば、図21に示すように、従来の例で形成され
る擬似曲率はアファイン変換、特に回転に対して不変で
はないことが直ぐに理解される。
【0035】図21(a)に示すように線図形を構成す
る直線が画素の格子と整合している場合はドット数と弧
長は対応が倍率倍の線型変換で結びついている。しかし
ながら、図21(b)に示すように直線を斜めにする
と、それを表現するための画素はギザギザになり、表現
する際に必要な画素数と長さとの比が一定でないことが
おきる。図21(b)に示すように、実際、45度の角
度を持つほぼ、√2(画素)の直線を表現するために
は、画素として3画素必要となってしまい、画素数と長
さとに2倍程度の違いが現れる場合がある。また、図2
0(a)(b)に示すように角度の微妙な違いによって線分
を表現するための画素数が急激に変動する場合がある。
【0036】そのことを反映して、上記従来例の擬似曲
率分布関数とのグラフ(第一または第二のどちらを取っ
ても)は、図21に対して、図22のようになる。図2
2において、横軸が画素数、縦軸が擬似曲率であり、太
い線が図21(a)の画素方向と整合した場合であり、
細い曲線が図21(b)の斜め方向にむいた場合であ
る。回転という変換に対して、擬似曲率関数は大きくそ
の様相を変化させている。
【0037】逆にいうと同一の画素数と擬似曲率とのグ
ラフにたいして、その回転方向等を変化させることによ
って全く異なる図形が同一図形と認識されているという
ことである。
【0038】これらの矛盾性を補正するために、従来の
例(特開平10−171926、特開平10−4038
8、特開平5−324805)のにおいてはニューラル
ネットを使用した補正方法を取っている。しかしなが
ら、一般に、数学的に巧く定義されていないものから数
学的に合理的な情報を再現することは困難である。
【0039】また、(特開平5−324805、特開平
10−171926、特開平10−40388)におい
てもファジィー方式やダイナミック・プログラミング方
法による補正を行ってきた。しかしながら、これらの誤
差には、数学的にうまく定義されていないことによる補
正分が含まれており、そのことによって署名照合の信頼
性が落ちている。
【0040】本発明は上記従来技術の課題に鑑みてなさ
れたものであり、アファイン変換に近似的に不変で、離
散化誤差の影響を低減し、より正確に筆記入力に対する
パターンマッチングを行えるようにすることを目的とす
る。
【0041】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による情報処理装置は、以下の構成を備え
る。即ち、筆記入力されたパターンを所定の間隔でサン
プリングし、入力座標列を取得する取得手段と、前記入
力座標列に基づいて水平方向に対して所定の角度を有す
る線分を基準線として設定する設定手段と、前記入力座
標列によって表わされるパターンを複数の線分の連結で
近似して線分化する線分化手段と、前記線分化手段によ
ってえられた各線分について前記基準線となす角度を求
め、角度分布データを生成する生成手段と、前記生成手
段で生成された角度データ分布に基づいてマッチング処
理用のデータを生成して保持する保持手段とを備える。
【0042】また、上記の目的を達成するための本発明
による情報処理方法は、筆記入力されたパターンを所定
の間隔でサンプリングし、入力座標列を取得する取得工
程と、前記入力座標列に基づいて水平方向に対して所定
の角度を有する線分を基準線として設定する設定工程
と、前記入力座標列によって表わされるパターンを複数
の線分の連結で近似して線分化する線分化工程と、前記
線分化工程によってえられた各線分について前記基準線
となす角度を求め、角度分布データを生成する生成工程
と、前記生成工程で生成された角度データ分布に基づい
てマッチング処理用のデータを生成して保持する保持工
程とを備える。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の好適な実施形態を説明する。
【0044】<第1実施形態>まず、第1実施形態の処
理概要について説明する。本実施形態では、入力された
署名パターンの幾何学的特徴を抽出し数値化した後、予
め用意しておいた標準数値列との比較により署名の照合
を行う署名照合装置とその方法を説明する。
【0045】図1は、本実施形態において対象とした署
名筆跡をデジタイザでデジタル化した後のドット列の例
を示す図である。図1に示すように、デジタイザによっ
て、細筆を使って書かれた署名を2次元整数格子内のN
個のドット列A={(x[i],y[i]=i=1,…,
N)}に変換する。
【0046】データは微小時間間隔で取り込んだものを
使用している。平均的には2つのドット列は図形として
隣接しているような間隔で取り込んでいる。この際、速
度が遅い部分では同一画素に重なっている個所がある。
【0047】更に、一筆で書かれていない部分も時系列
データとして一列のドット列として採用している。図2
は署名に対する本実施形態の処理のドット列の説明図で
ある。つまり、署名文字は図2(a)に示すように一般
的には交差を除いて互いに連結していない曲線の集まり
であると考えられるが、ここで定義するものは連結して
いない部分も時系列にそって、実効的に一筆書きさせた
もの(図2(b))を採用している。図2(b)に示す
ようにストローク間は直線で補間して一筆書きとしてい
る。この採用した曲線を署名曲線と呼ぶ。
【0048】原図形と2次元画素で表現された図形は法
(モデュロ)画素解像度で一致することを考慮にいれた
変換として、図3Aの(a)に示すように区分的線分図
形で画素解像度以下の情報を無視し、原図形を回復する
ようにする。その際、どの程度の解像度までを取り込む
かのカットオフパラメータを導入して、図9で後述する
ように、区分的線分図形への変換を行なう。原図形は点
列Aによって定義されているため、近似的にアファイン
変換に不変な図形として定義できる。これを後で詳しく
述べるように線分列Bに変換する。線分列Bは点列Aの
データを適当に間引きして得られるものである。
【0049】また、区分的線分図形においては弧長が巧
く定義できるので、弧長sに対する接角の角度関数φ
(s)等が巧く定義できる。そこで、得られた線分列デ
ータに対して全弧長を計算した後に、一定の自然数Mで
分割し、弧長に関して等幅の点列{s(i)}を構成す
る。このことによって、弧長は規格化され、相似変換に
対して不変なものを取り扱うこととなる。
【0050】接角φは、座標軸(本実施形態では入力座
標面の水平方向の軸)に対してなす角度であるので、ア
ファイン変換の回転の自由度に対して不変ではない。そ
こで、これを図形独自の相対値に変換することによっ
て、不変となるようにする。具体的には各点s(i)に対
する接角φ[i]の基準角度としては、点列の始点から点
列の最終点とを結ぶ線分の傾きを角度ゼロとするものと
する。このとき必要であれば、署名時の筆の筆圧時系列
データや、頂点での署名開始時からの時刻等のデータを
弧長に換算しておいてもよい。
【0051】上記の手続きにより点列が線分列に変換さ
れ、時系列データから弧長という幾何学的データに変換
できたこととなる。座標点列Aが図1のように与えられ
た際、その形状を分類するというのが次の問題となる。
【0052】ここで注意すべきは、区分的線分図形にお
いては従来の技術において指摘したヤコビアンの効果を
考慮しなくともよいことである。つまり、図1の点列に
対して、図3A(a)のような区分的線分図形を考え
て、点列上の点に対して対応する線分上の点を与えると
する。その場合、線分列上のある点から出発して、線分
列をトレースする際に、対応する線分に対してどのくら
いの点列が存在したかの対応を調べると図4のようにな
る。図4より分かることは、グラフが直線ではないこと
である。従って、もしも画素番号を曲率の引数とするな
らば、ヤコビアンを考慮しなければならない。
【0053】図3A(b)のように、横軸を弧長とし、
縦軸を相当する部分の角度とするとステップ(ヘビサイ
ド)関数として図形の特徴が表現できる。このとき、法
2πで、接角φには平行移動の自由度が存在する。これ
は接角の角度を計る際に何処を角度ゼロとするかという
自由度を意味し、アファイン変換における回転の自由度
に相当している。本実施形態では、角度ゼロの基準角と
して、署名曲線の始点と終点を結ぶ直線の方向を採用し
ている。
【0054】図3A(b)の接角分布は、図3Bに示す
ように、入力座標面の水平線を角度ゼロとして各線分a
〜jの接角が求められ、それら線分の弧長に従った長さ
を有するステップ関数として得られる。
【0055】図3A(b)には対応を連続なものとして
表現したが、計算機の上では図形を弧長に沿って、1画
素長さ程度あるいはそれ以上の大きさで等分に区分け
し、弧上の区分けされた1次元格子点上の角度分布を算
出して、対応を見るがそれが図3A(c)のグラフであ
る。ここで、離散化された角度分布をφ[i]と記す。但
し、全分割数は一定値にする。
【0056】このφ[i]を10回程度の署名の平均値を
標準角度分布とし、これを予め照合装置内の記憶装置に
記憶させるか、ICカードあるいはコンピュータネット
ワークを通して取得し、照合装置内のメモリに保持して
おく。そして、メモリ内に存在した標準角度分布と、上
述のようにして入力データから直接計算された標準角度
分布とを比較して本人であることの照合を得る。
【0057】即ち、本実施形態の署名照合装置は、標準
角度分布等の情報を用いて、例えば通常のパターンマッ
チング法あるいはダイナミックプログラミング法を取り
入れたパターンマッチングを行い、標準署名曲線との比
較を行い、署名の同等性を評価することになる。
【0058】以下、第1実施形態による署名初号装置に
ついて更に詳細に説明する。
【0059】図5は本実施形態による署名照合装置の外
観を示す図である。図5に示すように、署名照合装置
は、本体111、デジタイザ114、及びカード115
によって構成されている。また、図6は図5に示した署
名照合装置の機器構成を示すブロック図である。
【0060】図5及び図6において、111は署名照合
装置の本体であり、114がデジタイザである。デジタ
イザは細尖のペン113と表記台112から構成されて
いる。表記台112は2次元格子状に組まれた受感部と
A/D変換器(不図示)からなり、ペン113の先で圧
力のかかった位置を時系列的にデジタル信号に変えて本
体111に送っている。また、ペン113は筆圧を検知
する機能が付加されており、筆圧を時系列的にモニタ
し、アナログ信号を表記台112に送っている。表記台
112内のA/D変換器では、筆圧のアナログ信号をペ
ン位置のデジタル信号と同期を取って、デジタル化した
信号に変更し、本体部111に送っている。
【0061】このような装置全体をデジタイザ114と
呼び、この装置により署名文字は時系列デジタル信号に
変換される。
【0062】また、本体111は、パラメータ入力部1
17と、制御過程、結果パラメータの入力指示を表示す
るためのモニタ118と、カード等に格納された標準デ
ータ115を読み取るための標準データ読み取り部11
6と、RAM121、ROM122と制御演算部120
と、標準データ格納部123より構成されている。な
お、ROM122には、フローチャートを参照して後述
する制御のための制御プログラムが格納され、制御演算
部120がこれを実行する。
【0063】本実施形態の目的は、デジタイザに署名す
ることによって得られたデジタル信号から署名文字を復
元し、それを曲線と見なして、曲線の分類を行うことに
ある。
【0064】上述したように、実際の署名文字は図2
(a)のように分離した曲線からなるが、時系列的に与
えられるため、図2(b)のような一筆書きされたもの
と見なすことが可能であり、そのことにより1本の曲線
の分類問題に還元できる。
【0065】これらの線分はデジタイザによって図2
(c)のような2次元格子上の時系列データであり、2
次元整数格子内のN個の点列A={(x[i],y[i])|
i=1,…,N}に還元される。iは時間の進みに対応
している。また、データは微小時間間隔で取り込んだも
のを使用しており、隣接するドット列の距離|(x
[i],y[i])−(x[i-1],y[i-1])|は1ドット以下
になるような時間間隔で取り込みを行っている。この
際、速度が遅い部分では同一画素に重なっている個所が
ある。署名文字は一般的には交差を除いて互いに連結し
ていない曲線の集まりであると考えられるが、ここで定
義するものは連結していない部分も時系列にそって、実
効的に一筆書きさせたものを採用している。この採用し
た曲線を上で述べたように署名曲線と呼ぶ。
【0066】座標点列Aが図2(c)のように与えられ
た際、その形状を分類するというのが本実施形態の目的
となる。
【0067】デジタイザへの書き込みにおいても、傾
き、拡大縮小、平行移動等の従来例の問題点で指摘した
ようなアファイン変換が日常的に行われる等の問題が発
生する。そして、このような変換に対して不変な署名照
合方法及び署名照合装置を提供することが本実施形態の
目的である。実際、図2(c)で得られるデータと図2
(d)において得られるデータとでは、図形としては少
し傾き、拡大が行なわれただけに過ぎないにも関わら
ず、従来例の問題点で指摘したようにxy−座標による
パターンマッチングでは様々な問題点を孕み一致性を巧
く表現できない。
【0068】本実施形態の大まかな流れを図7のフロー
チャートに従って説明をする。
【0069】ステップS0で初期化を行う。本初期化に
おいては、ICカード等を標準データ読み取り部116
で読み取って得られた標準データ115、あるいは標準
データ格納部112から読み出した標準データを、RA
M121上にロードしておく。このとき、標準データ格
納部112は装置内部にあるハードディスク等であって
もよいし、コンピュータネットワークを通してデータを
蓄積した遠隔地のハードディスク等の記憶装置でもよ
い。
【0070】次に、ステップS1において、入力者によ
る署名入力を行い、それをデジタイザでデジタル化し、
演算装置にデータを転送する。ステップS2で、ドット
データから区分的線分データ化を行なう。つまり、図1
に示した点列を、図3A(a)のような線分列のデータ
に変換する。変換されたデータは図6のRAM121上
に格納される。
【0071】このことにより、2次元画像データに変換
した際の誤差を軽減させ、原図形のもつ、アファイン性
を近似的に復元する。また、線分化することにより、2
次元面の持つ自然な測度から誘導される測度が線分上に
定義でき、「発明が解決しようとする課題」の欄で上述
したヤコビアンの問題から解放される。
【0072】ここで、上述したステップS2の線分化に
おいて採用した方法を以下のように述べる。本実施形態
では、特開平1−295376において、述べられてい
るものを使用した。
【0073】線分列の頂点列は、座標点列Aの部分集合
B={(Vx[i],Vy[i])|i=1,…,R}として
表される。ここで、点列Aから部分集合Bを如何に抽出
するかが、点列の線分化問題である。なお、予めしきい
値vtxth0を一定値に決めておく。
【0074】上述の仮定から座標点列Aの対応する曲線
の両端は既に判明しているとしてよい。以下、図8のフ
ローチャートと図9に示す具体例を参照して線分化処理
を説明する。
【0075】まず、図9を参照して線分化処理の概要を
説明する。図9(a)に示されるように、まずパターン
の両端を線分(図9では白線で示す)で結ぶ。これを階
層1の線分と呼ぶ。この線分から、線分の両端で挟まれ
た領域での座標点(この時点ではパターンの全体)に対
して、距離r[i](i=1,…,N)を求める。この求
めた距離r[i]の最大のものがvtxth0より小さければ、
それ以上の線分化は行わず、両端を結んだ階層1の線分
が求める線分列として決定される。
【0076】図9(a)は最大距離がvtxth0より大きい
場合を図示しており、点1021が最大距離を持つ点で
ある。この場合、点1021を新たな頂点列の一つと
し、図9(b)のようにする。これによりひとつ階層を
上げ、得られた点列を階層2の頂点列とする。
【0077】このような操作を各線分上で上記と同じ操
作を以下のように繰り返す。現在の階層をK(>1)と
する。階層Kの線分列の内の1つの線分に着目する。該
線分の両端で挟まれた領域での座標点列Aの部分列の該
線分からの距離をr[i](i=j1,…,j2)とし、r[i]
(i=j1,…,j2)を求める。この求めた距離の最大の
もの(最大距離d)が、もしも、vtxth0より小さけれ
ば、該線分を求める線分列の一部とする。このとき、対
応する線分は階層Kについて、収束したとし、階層をK
からK+1に増やした場合も線分列の対応する部分は変
化しないものとする。
【0078】もしも、最大距離dが、vtxth0より大きけ
れば、最大値を持つ点を次の階層K+1での頂点列の一
つとする。この操作を同じ階層内のすべての収束してい
ない線分に対して行い、階層K上で総ての線分について
操作を行なった後に階層をKからK+1に上げる。例え
ば、図9(a)から1回操作を行なうと前述したように
図9(b)のように2つの白線に線分化される。更に図
9(b)における2つの白線分それぞれに対して上記の
操作を行うと図9(c)のようになる。図9(c)にお
いて、更に線分化の操作を行なうと、線分1022以外
の線分は上述の意味で収束しており(つまり、線分に属
する点列の線分に対する距離がvtxth0を超えない)、線
分1022だけ線分化されて図9(d)のようになる。
【0079】このような操作を繰り返す事により、階層
を十分深くすると最終的に座標点が有限であるので、総
ての線分が収束し、つまり、総ての点列が対応する線分
からvtxth0よりも小さい距離にあるように、線分列を構
成できる。
【0080】上述のような方法によって図9(a)に対
して図9(d)のような線分列が得られることになる。
以上の処理を流れ図にして示したのが、図8である。図
8に従って、一般的な場合の線分化処理について述べ
る。
【0081】まず、ステップS101の開始と同時に初
期化を行なう。つまり、階層Kを1に、また、曲線の両
端を階層1の線分の両端とする。次に、ステップS10
2で、着目するi番目の線分が、階層Kの線分列の最終
線分を超えたか否かをチェックする。
【0082】i番目の線分が階層Kの線分列の最終線分
でないならばステップS103で線分内の対応する座標
点の線分からの距離の最大値を計算する。そして、ステ
ップS104で、線分の最大距離dがvtxth0より大きけ
れば、ステップS105へ移行し、i番目の線分を最大
距離dを持つところで分割して、2つの線分に分ける。
もしも、ステップS104で、線分の最大距離dがvtxt
h0より小さければ、そのまま次の線分の処理に移行す
る。すなわちその線分は収束したものとし扱われること
になる。
【0083】ステップS106で同じ階層K内での線分
列の次の線分に移る。ここで、再びステップS102
で、着目するi番目の線分が、階層Kの線分列の最終線
分か否かをチェックする。以上のステップS103から
S106までの操作を繰り返し、階層Kの線分列の最終
線分まで繰り返す。
【0084】ステップS108で総ての線分において最
大距離dがvtxth0より小さければ、ステップS109で
線分列の選択された各頂点列(x(ia),y(ia))をiaの小さ
い順に並べ替え、線分の頂点列となるようにした後にス
テップS110の終了に向かう。もしも、ステップS1
08で総て線分が収束していなければ、ステップS10
7で階層を一つ上げて、ステップS102に向かう。以
上のような処理を繰り返し、最終的には総てが収束して
終了する。
【0085】なお、上記処理において、vtxth0は解像度
を決めるパラメータとしても用いることができ、合理的
に解像度を変更できる。パラメータは図11のパラメー
タ入力部117を使って、入力変更できるようになって
いる。
【0086】また、このようにして得られた線分列は上
で述べたように原図形を近似的に表現していると考えら
れ、2次元画像データに置き換えた際に失ったアファイ
ン自由度を再び近似的に再現している。
【0087】実際、図10(a)に示すような直線が画
素の格子と整合している場合も図10(b)に示すよう
に直線を斜めにした場合も、ほぼ同一の接角分布をもっ
ている。つまり、図11のように、近似的にアファイン
性を回復している事が判る。図11で、横軸が弧長、縦
軸が接角であり、太い線が図10(a)の画素方向と整
合した場合であり、細い曲線が図10(b)の斜め方向
にむいた場合である。回転という変換に対して、図22
の擬似曲率関数と異なり、接角と弧長の関係はほぼ同一
の分布を与えている。
【0088】図7に戻り、ステップS3で、線分を端か
ら、弧長に沿って等分割する。分割数は予め定められた
数Mとし、全弧長をM個に等分割する。そして、ステッ
プS4において、接角分布の計算を行なう。
【0089】まず、署名曲線の始点と終点によって定ま
る直線を選びそれを基準角度とする。この方向をゼロの
角度として各分割点での接角を定める。接角φは、曲率
dφ/dsの弧長による積分量であるので、微分不可能
な曲線においても定義できる。少なくとも超関数論の意
味で定義できる事となっている。このようにして得られ
た接角φ[i]は、図3A(c)のようなものとなる。
【0090】ステップS5において、これを図3A
(d)における太線で示すような標準パターンである角
度分布{φref[i]}と比較する。比較の仕方は、
【0091】
【数2】 としてSを計算し、Sの値をマッチング度とする。そし
て、このマッチング度が所定の閾値を越えているかどう
かで、照合判定を行う。なお、必要であれば、いくつか
の標準パターンを用意しておき、そのどれに最も近いか
の判定をして形状を分類してもよい。
【0092】その後、図5及び図6に示したモニタ11
8に終了の表示と、マッチングの結果を表示する。マッ
チングの結果がしきい値以上であれば署名は標準署名と
同じであるとして同一人であると判定する。
【0093】なお、上記において標準パターンとしての
標準署名接角分布、即ち標準パターンの作成方法として
は、(1)前もって入力された署名曲線について、上述
の接角分布計算を行い、これを登録する、或いは、
(2)所定数の署名曲線に対して上述の接角分布計算を
行い、求められた接角を各点で平均したものを登録する
等が挙げられる。本実施形態ではそのような機能を図5
の装置を使って構成し、標準パターンを作成している。
【0094】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、入力された署名曲線を線分化し、所定数で等間隔に
分割して得られた各点の接角を求めて得られる接角分布
に基づいて署名曲線のパターンマッチングを行うので、
アファイン変換に近似的に不変で、離散化誤差の影響の
低い署名分類を実現できる。
【0095】また、ニューラルネットワークのような不
確定な処理方法でかつ過去の履歴を利用した処理方法を
採用することなく、署名入力の形状を決定でき、署名そ
れ自身の純粋な揺らぎのみが揺らぎとなるような照合方
法が提示可能となる。
【0096】<第2実施形態>第1の実施形態では、標
準パターンとして用いる標準署名接角分布の全体をパタ
ーンマッチングの対象とした。しかしながら、人が行う
署名には、その時々によって変化の大きい部分、すなわ
ち揺らぎの大きい部分が存在し、これらも含めてパター
ンマッチングを行うと、かえってマッチング精度が低下
する可能性がある。そこで、第2実施形態では、接角分
布同士のパターンマッチングにおいて、このような揺ら
ぎの大きい部分を除外してマッチング処理を行う。
【0097】以下、第2の実施形態による揺らぎの大き
い部分の検出について説明する。
【0098】図12は第2の実施形態による標準パター
ン(標準署名接角分布)及びマッチング時に除去すべき
部位(揺らぎの大きい部位)の登録手順を説明するフロ
ーチャートである。なお、ステップS0〜S4の処理は
上述した第1実施形態におけるステップS0〜S4(図
7)と同様であり、説明を省略する。
【0099】上述のように、ステップS0〜S4の処理
によって標準のパターンを生成するべく入力された筆記
署名の入力データを線分化し、線分を等分割して接角分
布φ[i]を得る。
【0100】上記処理をL回(本例では10回程度とす
る)繰り返すことにより、L個のφ[i]を取得し、標準
接角分布として照合装置内の記憶装置、或いはICカー
ド或いはコンピュータネットワークと介して接続された
外部の記憶装置に保持しておく。そして、ステップS1
5からステップS16へ進み、保持されたM個のφ[i]
を統計処理して標準パターンと非マッチング対象領域を
取得し、結果を登録する。
【0101】図13は第2実施形態による統計処理を説
明する図である。図13(a)に2つの署名曲線から得
られた2つの角度分布φ1[i](太線)とφ2[i](細線)
を示している。これらに対して以下の式で定義されるΔ
φ[i]を計算して、2つの署名曲線間の揺らぎの大きさ
を求める。
【0102】
【数3】
【0103】上記式によって求まるΔφ[i]の大きさ、
即ち|Δφ[i]|を図13(b)に示す。図13(b)
に示すように、|Δφ[i]|が大きく揺らぐ箇所が存在
する。そこで、しきい値Δφ0を用意し、|Δφ[i]|が
それ以上の値をとる箇所を不定領域と定義する。不定領
域は、署名を行うたびに揺らぎが大きい場所として、署
名照合時のマッチング処理においてはその領域の値を用
いない、即ち非マッチング対象領域とする。図13
(b)に示す様な結果が得られた場合、マッチング対象
領域は図13(c)の太線が示されている部分となり、
非マッチング対象領域は太線の示されていない部分とな
る。
【0104】以上の様な統計処理を複数(L個、本例で
は10個程度)の署名曲線について行い、平均からの揺
らぎの大きいも箇所を不定領域と判断し、パターンマッ
チングしない領域とする。こうして、非マッチング対象
領域を設定することで、署名入力のたびに分布が大きく
揺らぐ箇所でのパターンマッチングを行わないようにす
ることができ、照合時のマッチング処理の信頼性を向上
する。なお、不定領域以外の分布値は、平均値を採用す
る。
【0105】ただし、揺らぎの評価及び/或いはマッチ
ング対象領域の平均値算出に際して、その箇所で揺らぎ
の大きいものの数個を統計処理として除外して評価を行
ってもよい。例えば、揺らぎの計算、平均値の算出に関
し、その箇所で揺らぎの最も大きいものを統計処理の対
象外とし、残りのL−1個に対して上記統計処理を行う
ようにしてもよい。
【0106】以上のようにして得られた標準パターンと
マッチング対象領域は、標準データとして保持される。
そして、照合処理に際してこの標準データが用いられる
ことになる。照合処理は第1の実施形態(図7)で説明
したとおりである。ただし、ステップS5におけるパタ
ーンマッチ処理において、[数2]で示した式を用いて
マッチング度を算出するが、φrefは、上述した接角の
平均値であり、iはマッチング対象領域のみとなる。
【0107】<他の実施形態>なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機
器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0108】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0109】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アファイン変換に近似的に不変で、離散化誤差の影響を
低減し、より正確に筆記入力に対するパターンマッチン
グを行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態において対象とした署名筆跡をデジ
タイザでデジタル化した後のドット列の例を示す図であ
る。
【図2】署名に対する本実施形態の処理のドット列の説
明図である。
【図3A】図1に示した入力データに対する第1実施形
態の処理を説明する図である。
【図3B】図3Aに示した接角分布を説明する図であ
る。
【図4】線分に沿った弧長と、該線分に対応する点列の
数との対応を示す図である。
【図5】本実施形態による署名照合装置の外観を示す図
である。
【図6】図5に示した署名照合装置の機器構成を示すブ
ロック図である。
【図7】第1実施形態の署名照合装置における署名照合
手順を示すフローチャートである。
【図8】第1実施形態における、線分化処理の手順を説
明するフローチャートである。
【図9】第1実施形態における、線分化処理を説明する
図である。
【図10】本実施形態で使用した曲線の分類方法の効果
を表した解説図である。
【図11】本実施形態で使用した曲線の分類方法の効果
を表した解説図である。
【図12】第2の実施形態による標準パターン(標準署
名接角分布)及びマッチング時に除去すべき部位(揺ら
ぎの大きい部位)の登録手順を説明するフローチャート
である。
【図13】第2実施形態による統計処理を説明する図で
ある。
【図14】一般的な署名照合装置の概略構成を示す図で
ある。
【図15】2次元面にはめ込まれた曲線の例を示す図で
ある。
【図16】従来の技術における曲線の分類方法の説明図
である。
【図17】従来の技術における曲率の定義を説明する図
である。
【図18】従来の技術における曲線の分類方法を説明す
るフローチャートである。
【図19】接角を説明する図である。
【図20】同一線分を表すドットの不確定さを説明する
図である。
【図21】従来技術における問題点を説明する図であ
る。
【図22】従来技術における問題点を説明する図であ
る。
【符号の説明】
111 署名筆跡照合装置の本体部 112 デジタイザの表記台 113 細筆 114 デジタイザ 115 ICカード 116 ICカードを読み込む装置 117 起動、終了、パラメータ入力等の入力部 118 モニター 120 制御演算部 121 RAM 122 ROM 123 標準データ部1 3021,3022 デジタイザ 3022 細筆 3023 従来の例の署名筆跡照合装置の本体

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記入力されたパターンを所定の間隔で
    サンプリングし、入力座標列を取得する取得手段と、 前記入力座標列に基づいて水平方向に対して所定の角度
    を有する線分を基準線として設定する設定手段と、 前記入力座標列によって表わされるパターンを複数の線
    分の連結で近似して線分化する線分化手段と、 前記線分化手段によってえられた各線分について前記基
    準線となす角度を求め、角度分布データを生成する生成
    手段と、 前記生成手段で生成された角度データ分布に基づいてマ
    ッチング処理用のデータを生成して保持する保持手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記保持手段で保持されたデータを用い
    て、筆記入力パターンの類似度を判定する判定手段を更
    に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、前記入力座標列の先頭
    と末尾の座標を結ぶ線分を前記基準線として設定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記生成手段は、前記線分化手段で得ら
    れた全線分の線分に沿った長さの和である全線分長を所
    定数に等分割し、得られた各分割位置の前記基準線とな
    す角度に基づき、前記角度分布データを生成することを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記保持手段は、複数の入力座標列から
    得られる複数の角度分布データを加重平均して得た角度
    分布データに基づいて、マッチング処理用のデータを生
    成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記取得手段は、デジタイザを用いて入
    力された座標列を取得することを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記保持手段は、 複数の入力座標列について得られた複数の角度分布デー
    タから、分布値のずれが所定値を越える部位を不確定領
    域として抽出する不確定領域抽出手段と、 前記複数の入力座標列に基づいて標準角度分布データを
    生成する角度分布データ生成手段とを備え、 前記不確定領域抽出手段によって抽出された不確定領域
    と、前記角度分布データ生成手段で生成された角度分布
    データとを含むマッチング処理用のデータを生成して保
    持することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記保持手段で保持された角度分布デー
    タの、前記不確定領域を除く部分を用いて筆記入力パタ
    ーンの類似度を判定する判定手段を更に備えることを特
    徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記角度分布データ生成手段は、角度分
    布値の平均値を用いて標準角度分布データを生成するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 筆記入力されたパターンを所定の間隔
    でサンプリングし、入力座標列を取得する取得工程と、 前記入力座標列に基づいて水平方向に対して所定の角度
    を有する線分を基準線として設定する設定工程と、 前記入力座標列によって表わされるパターンを複数の線
    分の連結で近似して線分化する線分化工程と、 前記線分化工程によってえられた各線分について前記基
    準線となす角度を求め、角度分布データを生成する生成
    工程と、 前記生成工程で生成された角度データ分布に基づいてマ
    ッチング処理用のデータを生成して保持する保持工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  11. 【請求項11】 前記保持工程で保持されたデータを用
    いて、筆記入力パターンの類似度を判定する判定工程を
    更に備えることを特徴とする請求項10に記載の情報処
    理方法。
  12. 【請求項12】 前記設定工程は、前記入力座標列の先
    頭と末尾の座標を結ぶ線分を前記基準線として設定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
  13. 【請求項13】 前記生成工程は、前記線分化工程で得
    られた全線分の線分に沿った長さの和である全線分長を
    所定数に等分割し、得られた各分割位置の前記基準線と
    なす角度に基づき、前記角度分布データを生成すること
    を特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
  14. 【請求項14】 前記保持工程は、複数の入力座標列か
    ら得られる複数の角度分布データを加重平均して得た角
    度分布データに基づいて、マッチング処理用のデータを
    生成することを特徴とする請求項10に記載の情報処理
    方法。
  15. 【請求項15】 前記取得工程は、デジタイザを用いて
    入力された座標列を取得することを特徴とする請求項1
    0に記載の情報処理方法。
  16. 【請求項16】 前記保持工程は、 複数の入力座標列について得られた複数の角度分布デー
    タから、分布値のずれが所定値を越える部位を不確定領
    域として抽出する不確定領域抽出工程と、 前記複数の入力座標列に基づいて標準角度分布データを
    生成する角度分布データ生成工程とを備え、 前記不確定領域抽出工程によって抽出された不確定領域
    と、前記角度分布データ生成工程で生成された角度分布
    データとを含むマッチング処理用のデータを生成して保
    持することを特徴とする請求項10に記載の情報処理方
    法。
  17. 【請求項17】 前記保持工程で保持された角度分布デ
    ータの、前記不確定領域を除く部分を用いて筆記入力パ
    ターンの類似度を判定する判定工程を更に備えることを
    特徴とする請求項16に記載の情報処理方法。
  18. 【請求項18】 前記角度分布データ生成工程は、角度
    分布値の平均値を用いて標準角度分布データを生成する
    ことを特徴とする請求項16に記載の情報処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項10乃至18のいずれかに記載
    の情報処理方法をコンピュータによって実現するための
    制御プログラムを格納することを特徴とする記憶媒体。
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