JPH10261082A - コンピュータ署名照合方式における登録署名データ作成方法 - Google Patents

コンピュータ署名照合方式における登録署名データ作成方法

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JPH10261082A
JPH10261082A JP9084724A JP8472497A JPH10261082A JP H10261082 A JPH10261082 A JP H10261082A JP 9084724 A JP9084724 A JP 9084724A JP 8472497 A JP8472497 A JP 8472497A JP H10261082 A JPH10261082 A JP H10261082A
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JP9084724A
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Toshiaki Sai
利昭 茶位
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KIYADEITSUKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ署名照合方式、特に動的署名照
合方式において安定した照合が可能な登録署名データの
作成方法を開発する 【解決手段】 複数の署名データを基に平均値化した登
録署名データ候補を算出し、前記登録署名データ候補と
個々の前記署名データとの照合を行い、全ての前記署名
データの照合結果が正しい結果を得た場合、前記登録署
名データ候補を登録署名データとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、署名照合システム
における登録署名データの作成に関する。更に詳細に
は、動的署名による個人認証を行うシステムの登録署名
データの作成に関する。
【0002】
【従来の技術】筆記文字を認識する手書き文字の認識方
式は、ワードプロセッサの入力方式や、筆者を特定する
署名照合方式に利用されている。入力方式として実用化
されているものとしては、規定された字形制約に従って
楷書書きにより文字を入力して座標情報に変換し、予め
登録された文字データの座標情報との真偽判定を行い、
照合結果の一致した文字として認識する方法がある。こ
のように比較的緩慢な速度で丁寧に楷書で筆記される場
合は、視覚的フィードバックにより文字の各ストローク
が明瞭で、字形が安定するため、座標情報のみで十分認
識できる。
【0003】一方、入力する際に字形を制約されない入
力方式や、署名照合方式に利用するものは、楷書書きだ
けでなく、走り書きされた文字を認識する必要がある。
文字が走り書きされる場合、筆記運動が高速化し、視覚
的フィードバックをほとんど伴わない運動となる。この
場合、字形が不鮮明となるので、取り込んだパターン
は、各ストロークの分離が困難となり、時間軸方向やス
トローク方向に伸縮とズレが大きいため、座標情報のみ
では照合率が極めて低く、認識が困難となる。
【0004】走り書きされた文字の認識方式に、時系列
座標情報と筆圧情報を用いて、文字の各ストロークの分
離に依存しない認識を可能とする動的署名照合方式があ
る。この動的署名照合方式では筆記運動の変動による座
標情報のバラツキを考慮に入れたDP(ダイナミックプ
ログラミング)マッチングとよばれるパターンマッチン
グ手法が取り入れられている。
【0005】DPマッチングでは、筆記運動の変動に対
して、照合するパターン同士の累計誤差を最小とするよ
うな歪み関数を与え、時間軸あるいは弧長軸に対して補
正を行う。このようにして筆記運動の変動を吸収した座
標と筆圧からマッチングを行うことにより、走り書きさ
れた手書き文字の認識を可能としている。
【0006】時系列座標情報に筆圧情報を加えた照合
や、DPマッチングによる正規化を行うことにより、手
書き文字の認識率は向上したが、走り書き文字へ対応し
た場合の文字の認識や、署名照合方式に利用する場合、
偽署名と真署名との誤認が生じることがあるため、その
ままでは実用化が不可能であった。
【0007】特許第1,822,532号(特公平5-31798)「手
書き文字のオンライン認識方式」においては、DPマッ
チングを用いて時系列座標情報と筆圧情報から手書き文
字の登録パターンと入力パターンの相違度を求める際
に、時系列座標情報と筆圧情報に最適な重み付け係数を
与え、時系列座標情報と筆圧情報を同時に処理すること
により、誤差を軽減し、真偽の照合率を向上させ、処理
時間を短縮したものが実用化されている。
【0008】このように手書き文字の時系列座標情報と
筆圧情報を取り込み、文字の各ストロークが不明瞭で分
離できない場合であっても、認識を可能とし、DPマッ
チングにより、走り書きされた手書き文字であっても筆
記運動の変動を吸収して累積誤差を補正し、さらに改良
を加えることにより実用可能となっている。
【0009】静的署名照合システムでは、文字を読み取
るツールとしてはイメージスキャナやイメージOCRな
どが使われるが、筆跡用、すなわち動的署名照合システ
ムでは一般にスタイラスペンが用いられる。図1はスタ
イラスペンを用いた動的署名照合装置の外観図である。
スタイラスペン1でタブレット2上に文字を書くと、そ
の信号が照合部に渡され、照合部で署名照合が行われ
る。
【0010】タブレットとスタイラスペンは使いやすさ
を左右する重要部分であるため、最近ではタブレットを
液晶画面にしたり、スタイラスペンから出ている信号ケ
ーブルをなくして無線式にしたものが使用されるように
なってきている。また照合部は、署名照合専用のハード
ウェアではなく、パソコンが使用され、ソフトウェアに
よって署名照合が行われるようになってきている。
【0011】照合部での処理は前処理・正規化、特徴抽
出、識別判定の3処理からなっている。スタイラスペン
からの情報として、書き出しのスタート点からの相対座
標(x,y)や筆圧pなどがある。具体的には、単位時
間ごとの表1のような情報である。
【0012】
【表1】
【0013】手書き文字は必ずしも一定していない。書
く方向、大きさ、ハードウェア上の雑音等の障害が常に
ある。そこでこれらの雑音を除去したり、標準の文字パ
ターンと比較するための正規化を行っているのが照合部
の前処理・正規化である。具体的に前処理では、余分な
点列の除去(相対移動量に基づくサンプリング)、手ぶ
れやタブレットの分解能に依存するランダム雑音の除去
(荷重移動による平滑化)、タブレットの誤作動に起因
する独立データの除去などを行う。
【0014】前処理が終わったあと、図2に示すように
入力文字の大きさと位置の正規化を施す。以上の処理の
のちに特徴を抽出し、識別判定を行う。
【0015】日本においては、金融機関における決済、
契約書等における個人認証手段として、印鑑が絶対的な
信頼を受けており、本人と同等とみなされている。それ
に反して手書き署名は、欧米ほどには本人認証の手段と
してオーソライズされていない。しかしながらコンピュ
ータリゼーションの進展と通信技術の高度化が世界規模
でさまざまな面において進められている現在、印鑑によ
る個人認証では諸外国との関係だけでなく、国内的にも
将来、コンピュータリゼーションに対応できなくなりつ
つある。
【0016】本人が直接立ち合い、印鑑を押すという行
動パターンの場合ならまだしも、コンピュータ化された
個人認証の分野では、印鑑は非常に危険性が高い。なぜ
ならコンピュータ化されたシステムにおいては、印鑑は
固定したデータであり、第三者に容易に盗用され、悪用
される可能性が高いからである。インターネットの例を
挙げるまでもなく、いまやコンピュータネットワークは
世界規模で広がっており、ビジネス上の契約、ショッピ
ング、ホームバンキング、銀行決済等の広範囲において
コンピュータ通信が利用されているし、さらにその利用
範囲が広げられようとしている。このような状況下、静
的な認証道具である印鑑ではもはや対応ができず、手書
き署名による動的個人認証が不可欠なものとなることは
容易に想像される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来技術で見てきたよ
うに、コンピュータを用いた署名による個人認証技術も
近年急速に発達を遂げている。しかし一方、コンピュー
タを用いた署名による個人認証も解決しなければならな
い問題も多く抱えている。
【0018】これを解決するために、最近はバイオメト
リックを用いた本人認証方法がある。個人認証における
チェックは厳しければ厳しいほどよい、が基本である。
ところが、あまりに厳密すぎると、本人自体を認証でき
なくなる恐れがある。その原因となる問題の一つが、署
名データを照合する基となる最初の登録署名データの問
題である。
【0019】動的署名すなわち手書きによる署名は個人
差がある。安定して署名できる人もあれば、そうでない
人もいる。また署名はその時々の精神状態や環境によっ
ても異なる。たとえば、緊張した場所では一般に文字を
書く速度が遅くなり、筆圧も高くなる。本人が署名した
ものであっても、本人と認証されないとなれば、またそ
れも問題である。なぜなら、本人も認証できない個人認
証では個人認証の意味がないからである。
【0020】文字を書くという行為は、精神状態、健康
状態、環境等によって大きく左右される。これまでの署
名データの照合基となる登録データは1回または複数回
行われていた。従来はそのままの形で登録署名データと
していたために、本人自身もどのような字体で署名デー
タを登録したかを忘れたり、またその日のコンディショ
ンによって字体が変わったりして、他人は排除できて
も、本人まで排除されるという事態も生じていた。
【0021】従来の登録データ作成方式は1回または複
数回の署名データが登録されており、これを登録署名デ
ータとして、送られてくる署名データと照合していた。
しかしこの方法では、さきに述べた理由により、安定し
た照合が行えないという課題が残されている。そこで本
発明の課題としては、コンピュータ署名方式、特に動的
署名方式において安定した照合が可能な登録署名データ
の作成方法を開発することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では署名照合の基礎になる登録署名データ
の作成を以下のように行う。
【0023】(1)複数の署名データを基に平均値化した
登録署名データ候補を算出し、(2)前記登録署名データ
候補と個々の前記署名データとの照合を行い、(3)全て
の前記署名データの照合結果が正しい結果を得た場合、
前記登録署名データ候補を登録署名データとし、(4)前
記署名データのうち少なくとも一つの照合結果が正しい
結果を得られなかった場合、再度(1)、(2)の処理を繰り
返して、全ての前記署名データの照合結果が正しい結果
を得た前記登録署名データ候補を登録署名データとす
る。
【0024】上記の方法のように、求めたい結果になる
まで再度、データ作成を繰り返す以外に、下記のような
方法も用いることができる。
【0025】(1)複数の署名データを基に平均値化した
登録署名データ候補を算出し、(2)前記登録署名データ
候補と個々の前記署名データとの照合を行い、(3)全て
の前記署名データの照合結果が正しい結果を得た場合、
前記登録署名データ候補を登録署名データとし、(4)前
記署名データのうち少なくとも一つの照合結果が正しい
結果を得られなかった場合、さらに署名データを追加入
力して、増加した署名データの中から署名データ数より
少ない数の署名データからなる複数のグループを形成
し、前記各グループ内で平均値化した登録署名データ候
補と個々の署名データとの照合を行い、最も照合結果の
良いグループの登録署名データ候補を登録署名データと
する。
【0026】また、署名データについては、入力後に登
録データ作成のためのデータとして採用するか否かを署
名した本人が選択できるようにする。また、署名になれ
ていない人のために、登録データ作成のための署名を行
う前に、複数回の署名を行う練習モードを設けることも
有効である。
【0027】本発明では個人署名のばらつきを平均化し
ているだけでなく、もっとも照合率のよいグループを選
び出して登録する方法は、安定した照合結果が得られ
る。特に本発明の登録方法は、動的署名照合方式のよう
に、文字の形以外の情報も関係する署名データ照合方式
における登録データの作成に有効である。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図3のフロ
ーチャートをもとに説明する。図3のフローチャートは
基本的に「課題を解決するための手段」で述べた内容と
同じなので、主だったところを説明する。
【0029】個人認証で一般に行われているのが、ユー
ザーID(ユーザー識別子)とパスワードである。銀行
預金等の預金者が預金引き出しにはユーザーIDとパス
ワードが使われる。ユーザーIDは通常カードに記録さ
れているから、ユーザーが入力するのはパスワードであ
る。これに対して、パスワードの代わりにクレジットカ
ードではサイン(署名)が用いられる。図では、ユーザ
ーIDとユーザー名を登録する形式にしている。より厳
密なコンピュータシステムの場合には、当然、個人認証
としてパスワードも付加されることもある。
【0030】ユーザーIDが未登録のときは、登録署名
もなされていないから、署名登録処理となる。その場
合、まず初めに数回署名を行う。フローチャートではn
回としてある。このn回の署名を平均値化(平均パター
ン化)して登録署名データ候補を作成する。この登録署
名データ候補と個々の署名を照合し、すべての署名があ
る一定の照合率以上の照合結果を得た場合には、この登
録署名データ候補は正式な登録署名データとしてマスタ
ーに登録する。署名が安定している人の場合は、通常こ
の段階で署名登録処理は終了する。
【0031】もし、一つでも合格基準を満たす照合率以
下の署名があった場合には、さらにm回署名してもら
う。この段階での署名データは前回と合わせて(n+
m)個の署名データが存在するが、まずその中の一つか
ら署名データを抜き出し、他の署名と照合する。これの
処理をすべての署名に対して行い、もっともよい照合結
果の署名を複数(正確には照合率のよいほうから順に複
数)選び、これを平均パターン化して登録署名データ候
補を作成する。さらにこの登録署名データ候補と他の署
名データとを照合し、正常に照合した署名データを選出
し、登録署名データ候補と選出された署名データとをま
とめて平均パターン化(平均値化)して登録署名データ
を作成し、マスターに登録する。
【0032】
【実施例】本発明の実施例を実際のディスプレイ画面を
用いて説明する。図4は、署名照合システムのメインメ
ニューである。ここで“登録”を選ぶと、個人識別番号
(ユーザーID)入力メニュー(図5)が表示される。
ここでユーザーIDを入力すると、システムはマスター
DBを検索し、ユーザーIDが登録されているか否かを
チェックする。すでに登録済みのときには登録処理を終
了し、メインメニューに戻る。登録されていないときに
は、署名データ登録処理が続行され、名前の登録メニュ
ー(窓)が表示され、名前の登録となる(図6)。
【0033】以上の処理が終了すると、本発明の署名登
録処理に入る。図7は署名を促す画面で、署名を行うと
画面に署名内容がエコー表示される。署名は図1に示し
たスタイラスペンとタブレットを用いてもいいし、また
タッチパネル式の液晶画面を用いることもできる。署名
が1回終わるごとに図8の確認画面が表示される。右下
に表示された“書き直し”メニューを選ぶと、いま書い
た署名は無効となり、再度署名入力(図7)となる。
【0034】要するにこの画面によって、何度も署名練
習することができる。ただし署名の場合は、ふだん自分
が行っている署名のほうが一般によいとされているの
で、何度も書き直しをするのはむしろ好ましくない場合
がある。“確認”を選ぶと、その署名は登録署名データ
の候補となる。この署名を3回行う。
【0035】3回の署名が[発明の実施の形態]で述べ
た判定方法により良好な署名と判断されると、図9に示
したメッセージが表示され、署名登録は完了する。もし
署名結果が思わしくないときには、図10に示すメッセ
ージが現れ、さらに2回署名を行う。以下、5個の署名
から照合結果のよい署名が抽出され、登録署名データが
作成される。
【0036】以上の実施例は、図3のフローチャートの
nを3、mを2として実行した例である。この例からも
わかるように、署名に馴れた人の場合には少ない回数で
署名登録が行え、そうでない人は、より多くのサンプル
署名から確実な署名データを選び出し、安定した照合が
行えるようになっている。
【0037】
【発明の効果】インターネットに代表されるように、い
まやコンピュータ通信は世界規模の広がりをみせてい
る。それに対応するかのように、通信を使ったアプリケ
ーション分野が急速に広がっている。たとえば、インタ
ーネットを使ったホームショッピングやホームバンキン
グ、さらにはビジネス上の契約等がすでに実用または実
験の段階に入っている。
【0038】しかしここで重要になってくるのが、セキ
ュリティの確保である。現在でもハッカーによるホスト
コンピュータの侵入等のコンピュータ犯罪が跡を絶たな
い。コンピュータ通信によるホームショッピング、ホー
ムバンキングあるいは銀行決済といっても、このような
不法侵入者から安全を確保しない限り、真の業務化はあ
りえない。
【0039】そこで重要になってくるのが、個人確認・
認証の問題である。その動きに二通りある。一つは暗号
法を使ったパスワード方式であり、もう一つはバイオメ
トリックを利用した方式である。後者の方法としては、
個人の目の虹彩、DNA、指紋等の方法があるが、現在
のところまだ現実性が低い。その点、バイオメトリック
な方法の一つである手書きによる署名すなわち動的署名
はもっとも簡単であり、それでいて個人特有の特徴であ
ることから、現時点ではもっとも現実性の高い個人認証
の方法として注目されている。
【0040】しかし従来の方式では、安定した照合が行
えなかった。その理由は、照合の基となる登録署名デー
タをたんに初回に登録しただけのものであり、署名時の
精神状態、健康状態あるいは周囲の環境に左右される署
名を考慮した形で登録署名データが作られていなかった
からである。その点本発明では、このようなばらつきを
登録時点でチェックし、ばらつきを吸収した、もっとも
最適な形式で登録署名データを作成しているために、安
定した照合が行えるようになっている。
【0041】また本発明では、個人差による登録処理も
考慮している。たとえば署名馴れした人は少ない回数で
登録署名データが作成でき、そうでない人はさらに多く
の回数署名データを取って登録署名データを作成するよ
うに工夫されている。署名馴れした人の場合には従来方
式で作成した登録署名データでも十分であるが、後者の
人の場合には、本発明の方式でないと安定した照合が行
えない。とくに今後、署名馴れしていない一般の人にも
動的署名による個人認証が広がりをみせると思われるの
で、そのような状況下では、本発明の登録署名データの
作成方法はより重要性を増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術におけるオンライン手書き文字認識の
手順である。
【図2】従来技術における文字の正規化を説明するため
の図である。
【図3】本発明の実施の形態における登録署名データの
作成方法をフローチャート化したものである。
【図4】本発明の実施例における署名照合システムのメ
インメニューである。
【図5】本発明の実施例におけるユーザーID入力要求
メニューである。
【図6】本発明の実施例における名前入力要求メニュー
である。
【図7】本発明の実施例における署名入力画面である。
【図8】本発明の実施例における入力済み署名の確認画
面である。
【図9】本発明の実施例における登録署名の完了を知ら
せる画面である。
【図10】本発明の実施例における署名再入力要求メニ
ューである。
【符号の説明】
1 スタイラスペン 2 タブレット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータ署名照合方式の登録署名デー
    タの作成において、(1)複数の署名データを基に平均値
    化した登録署名データ候補を算出し、(2)前記登録署名
    データ候補と個々の前記署名データとの照合を行い、全
    ての前記署名データの照合結果が正しい結果を得た前記
    登録署名データ候補を登録署名データとすることを特徴
    とする登録署名データ作成方法。
  2. 【請求項2】コンピュータ署名照合方式の登録署名デー
    タの作成において、(1)複数の署名データを基に平均値
    化した登録署名データ候補を算出し、(2)前記登録署名
    データ候補と個々の前記署名データとの照合を行い、
    (3)全ての前記署名データの照合結果が正しい結果を得
    た場合、前記登録署名データ候補を登録署名データと
    し、(4)前記署名データのうち少なくとも一つの照合結
    果が正しい結果を得られなかった場合、再度前記(1)、
    (2)の処理を繰り返して、全ての前記署名データの照合
    結果が正しい結果を得た前記登録署名データ候補を登録
    署名データとすることを特徴とする登録署名データ作成
    方法。
  3. 【請求項3】コンピュータ署名照合方式の登録署名デー
    タの作成において、(1)複数の署名データを基に平均値
    化した登録署名データ候補を算出し、(2)前記登録署名
    データ候補と個々の前記署名データとの照合を行い、
    (3)全ての前記署名データの照合結果が正しい結果を得
    た場合、前記登録署名データ候補を登録署名データと
    し、(4)前記署名データのうち少なくとも一つの照合結
    果が正しい結果を得られなかった場合、さらに署名デー
    タを追加入力して、増加した署名データの中から署名デ
    ータ数より少ない数の署名データからなる複数のグルー
    プを形成し、前記各グループ内で平均値化した登録署名
    データ候補と個々の署名データとの照合を行い、最も照
    合結果の良いグループの登録署名データ候補を登録署名
    データとすることを特徴とする登録署名データ作成方
    法。
  4. 【請求項4】前記署名データが、入力後に登録データ作
    成のためのデータとして採用するか否かを署名した本人
    が選択して作成されたものであることを特徴とする請求
    項1乃至3記載の登録署名データ作成方法。
  5. 【請求項5】前記署名データの作成前に、任意回数の署
    名練習を行うことを特徴とする請求項1乃至3記載の登
    録署名データ作成方法。
  6. 【請求項6】前記コンピュータ署名照合方式が動的署名
    照合方式であることを特徴とする請求項1乃至5記載の
    登録署名データ作成方法。
JP9084724A 1997-03-19 1997-03-19 コンピュータ署名照合方式における登録署名データ作成方法 Pending JPH10261082A (ja)

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