JP3753880B2 - 図形分類方法、図形検索方法、図形分類検索システム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、図形の分類・検索の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
大規模画像データベースからの情報検索は、マルチメディア文書の再利用、処理、編集のための重要な機能である。画像は、色、テクスチャ、形状などの構成要素を持っている。色やテクスチャは、数学的・物理的に取り扱いやすく、それらの性質や変換は統計的な手法により表現することができる。一方、形状も重要な構成要素であるが、数十年もの研究にもかかわらず、形状解析・表現は未だに難しい研究課題である。特に,自然界で観測される形は、しばしば、部分が隠れたり、ノイズで変形していたり、部分だけが見えたりする。画像データベースへ提示された検索図形と似たような部分形状を持つモデル図形の集合を効率的に検索することは重要な課題である。
【0003】
部分だけが見える形状の認識に関して,これまでに多くの方法が提案されている.多くの方法では、境界輪郭のある種の不変形状特徴を考えており、特徴の類似度によって最適な部分を見つけるために動的計画法が、あるいは、部分形状の位置の特定のためにハフ投票法が使われる。例えば、「弧長−転回角度グラフ」は、回転と位置移動からなる合同変換群に対して不変である(J.L.Turney,T.N.Mudge,and R.A.Voltz,Recognizing partially occluded parts,IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence,vol.7,no.4,pp.410−422,1985を参照)。さらに、相似変換群に不変な特徴としては、全曲率関数などがある。しかしながら、これらの方法では、単一のモデルに関して最適な部分を見つけるのにかなりの計算量が必要となり、さらに、計算時間がモデル数に比例するため、モデル数が多いと効率が落ちる。インデクシング法は効率を改善する方法として有望であり、部分だけが見える形状の認識のために、幾何学的ハッシング法が提案された(Y.Lamdan and H.Wolfson,Geometrichashing:a general and efficient model−based recognition scheme,Proceedings of the Second International conference on Computer Vision,Tampa,Florida,USA,December 5−8,1988,pp.238−249を参照)。幾何学的ハッシングは、ある特定の変換群に対して不変な特徴の計算と、変換空間への投票からなる。その主な欠点は、ノイズや変形に敏感であることと、形状の小さな変化によって分類精度が急激に低下することである。
【0004】
形状による大規模画像データベースからの効率的で頑健な情報検索は難しい課題であり、最近、効率と頑健性の向上という観点から、画像データベースからの形状検索の研究が行われている。特に、形状が部分だけしか見えないようなときには、問題が扱いにくいものになる。SteinとMedioniは、幾通りかの境界セグメントの線分近似から形状特徴を抽出することによりノイズや局所的な変形に対する頑健性を向上させようとしている(F.Stein and G.Medioni,Structural indexing:efficient 2−D object recognition,IEEE transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence,vol.14,no.12,pp.1198−1204,1992を参照)。また、Mokhtarianは、頑健性と効率を改善するため曲率尺度空間法とオブジェクト・インデクシングを用いている(F.Mokhtarian,Silhouette−basedoccluded object recognition throuth curvature scale space,Machine Vision and Application,vol.10,no.3,pp.87−97,1997を参照)。
【0005】
図形の分類・検索において、効率と頑健性は重要であるが、ときには両立しない性能評価基準である。頑健性の向上は、分類・検索方法が図形に対してある種の変化や変形を許容することを意味する。多くの異なるパラメータを使って様々な図形を生成する「generate−and−test」のような総当り的な方法を用いることは、明らかに効率の低下につながる。効率と頑健性の両立の鍵は、変化や変形を許容するような、コンパクトで構造化された図形の表現にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、モデル図形の一部分のような図形や、モデル図形に対して回転、拡大・縮小又は移動した図形も分類可能で、ノイズや局所的変形に対しても頑健で、効率的な図形分類方法及びシステムを提供することにある。本発明のもう一つの目的は、モデル図形の一部分のような図形や、モデル図形に対して回転、拡大・縮小又は移動した図形を入力して、その図形と類似した部分形状を持つ図形を図形データベースから検索可能で,ノイズや局所的変形に対しても頑健で、効率的な図形検索方法及びシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
部分的に見える形状から図形の分類・検索を行うために、本発明においては、入力図形の部分線分の、回転、拡大・縮小及び位置移動に不変な形状特徴を表すパラメータの組(以下、これを単に形状特徴と呼ぶ)と、それに対応した部分線分の大きさと位置を表すパ ラメータの組(以下、これを形状パラメータと呼ぶ)を用いる。また、ノイズ、観測スケール、局所的な変形に対し頑健にするために、図形変形に関する特徴変換規則を定義し、入力図形より抽出した構造的特徴又は形状特徴に特徴変換規則を適用することによって、ノイズや局所的変形により生じる変形パターンから抽出される可能性ある形状特徴を生成し、また、その形状特徴に対応した部分線分の形状パラメータも生成する。そして、これら形状特徴及び形状パラメータと、モデル図形の集合に対して用意された同様の形状特徴及び形状パラメータを利用して入力図形を分類する。
【0008】
本発明の好ましい一態様においては、構造的インデクシングによる効率的な図形分類を実現するため、各モデル図形の部分線分に関する形状特徴、又は、その変形図形の形状特徴がアドレス又はインデックスに対応し、そのエントリーが、当該形状特徴を持つモデル図形の識別子と当該形状特徴に対応した部分線分の形状パラメータの組からなるリストである分類表を用いる。そして、前記特徴抽出又は前記特徴合成により生成された各形状特徴に対応した入力図形の部分線分の形状パラメータと、それら各形状特徴に対応した前記分類表のアドレス又はインデックスのエントリーであるリスト上の各モデル図形の形状パラメータとを用いて、該入力図形と該各モデル図形との間の座標変換パラメータを計算し、該各モデル図形の識別子と該計算した座標変換パラメータの組に対する投票操作を行うことにより、該入力図形と類似した部分形状を持つモデル図形を分類候補として選ぶ。
【0009】
分類に利用する形状特徴は、形状を特徴付けるに十分な情報を持たなければならない。本発明の好ましい一態様においては、入力図形又はモデル図形を区分線分近似し、量子化方向特徴及び準凹凸構造に基づいて、連続したいくつかの線分をより高いレベルの構造的特徴に統合し、この構造的特徴をもとに、そのような十分な情報を持つ形状特徴を生成する。このような特徴抽出方法によれば、簡単で効率的な処理により、コンパクトな表現の形状特徴を得られるという利益も得られる。
【0010】
本発明の一態様によれば、上に述べた方法による入力図形の分類結果を検索キーとして、入力図形と類似した部分形状を持つ図形を図形データベースより検索する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例による図形分類検索システムのブロック図である。図1において、図形入力部100は分類(認識)したい図形、あるいは、図形検索のための図形を入力する部分である。ここで入力される図形とは、線図形、あるいは、画像から抽出された物体輪郭線の全体又は一部であり、一般に曲線である。このような入力図形は、イメージスキャナやデジタルカメラ等の機器より撮像された画像から輪郭抽出によって抽出される場合と、デジタイザ等の機器により最初から線図形として(必要に応じて細線化処理を施されて)入力される場合とがある。
【0012】
特徴抽出部105は、入力された図形を区分線分近似したのち、量子化方向特徴と準凹凸構造に基づいて解析し、連なっている線分をより高いレベルの構造的特徴に統合し、この構造的特徴をもとに,入力図形の部分線分に関する、コンパクトな表現で分類特徴として十分な情報を持ち、かつ、回転、拡大・縮小及び移動に不変な形状特徴(その内容は後述する)を生成する部分である。また、形状特徴に対応した部分線分の形状パラメータ(内容は後述)も生成する。
【0013】
特徴抽出部105で抽出される構造的特徴及びそれをもとに生成される形状特徴は、ノイズや観測スケール、局所的変形によって変化する。本発明では、そのような変形に対処するため、ある特定の種類の変形についての特徴変換を解析し、少数の異なる場合分けからなる特徴変換規則を定義する。そして、特徴合成部110において、特徴抽出部105により入力図形から抽出された構造的特徴又はそれをもとに生成された形状特徴に、その特徴変換規則を適用することにより、ノイズや局所的変形により発生し得る変形図形の形状特徴を生成し、また、生成した形状特徴に対応する部分線分の形状パラメータも生成する。このようにして特徴変換規則の適用により生成さ形状特徴と形状パラメータは、入力図形から生成された形状特徴と形状パラメータとともに分類部115に与えられる。
【0014】
分類部115は、与えられた各形状特徴及び対応した形状パラメータ、並びに、モデル図形の集合に対する同様の形状特徴と形状パラメータから構築された分類表145を利用して、入力図形と類似の部分形状を持つモデル図形を見つける部分である。この分類部115は、機能的にはアドレス(インデックス)計算部116、表参照部117、変換・投票部118および候補選択部119からなるが、それぞれの作用については後述する。図形分類(認識)を目的とした場合には、分類部115で候補として選ばれたモデル図形の識別子が分類結果として出力される。図形検索を目的とした場合には、図形検索部120において、分類部115より出力されたモデル図形の識別子を検索キーとして、入力図形と類似した部分形状を持つ図形(モデル図形そのものも含まれる)を図形データベース150より検索し、検索結果として出力する。
【0015】
本発明においては、構造的インデクシングによるモデルデータベースの組織化を採用する。大量のモデルの効率的な処理のため、図3に模式的に示すような構造の大規模な表を用意する。この表が図1中の分類表145である。この分類表145は、アドレス(又はインデックス)がモデル図形の部分線分に関する形状特徴に対応し、そのエントリーが、その形状特徴を持つモデル図形の識別子と、その形状特徴に対応した部分曲線の形状パラメータ(その内容は後述する)の組を要素としたリストである、大規模な表である。このような分類表145の作成にあたっては、モデル図形から生成される形状特徴に加えて,その変形図形の形状特徴も利用される。この変形図形の形状特徴は、特徴合成部110におけると同様な特徴変換規則を、モデル図形から抽出された構造的特徴又はそれをもとにした形状特徴に対して適用することよって生成される。
【0016】
分類表145は、システムの外部で作成されてもよいが、本実施例の図形分類検索システムは、システム内部で分類表145を作成できるようにするため、分類表145の作成に関連したモデル図形入力部125、特徴抽出部130、特徴合成部135及び表作成部140を備える。モデル図形入力部125はモデル図形(線図形、あるいは、画像より抽出された物体の輪郭線の全体又は一部)を入力する部分であり、特徴抽出部130は特徴抽出部105と同じ特徴抽出処理を行う部分である。特徴合成部135は、特徴抽出部135によりモデル図形から抽出された構造的特徴又はそれをもとに生成された形状特徴に対して、特徴合成部110と同様の特定の特徴変換規則を適用することにより、モデル図形にノイズや局所的変形が加わった場合に発生し得る形状特徴を生成し、また対応した形状パラメータを生成する部分である。したがって、モデル図形入力部125、特徴抽出部130及び特徴合成部135はそれぞれ図形入力部100、特徴抽出部105及び特徴合成部110と兼用することも可能である。表作成部140は、特徴抽出部130及び特徴合成部135によって得られた形状特徴のそれぞれからアドレス(インデックス)を計算し、その各形状特徴を持つモデル図形の識別子と、対応した形状パラメータからなるリストを当該アドレス(インデックス)のエントリーとした大規模な表を分類表145として構築する部分である。
【0017】
この図形分類検索システムは、例えば、図2に簡略化して示すようなCPU200、メモリ205、ハードディスク等の大容量記憶装置210、スキャナ、デジタルカメラ、デジタイザ等のイメージ/図形入力装置215、ユーザインターフェイスのためのディスプレイ220とキーボードやマウス等のユーザ入力装置225、フロッピーディスクやCD−ROM等の記録媒体235に対する読み書きを行う媒体ドライブ230等をシステムバス240で相互に接続した構成のコンピュータ上で、プログラムにより実現することができる。図形データベース150及び分類表145は大容量記憶装置210に保存される。このコンピュータ上で図1中の各機能部100,105,110,115,120,125,130,135、140の機能(換言すれば同システムにおける一連の処理ステップ)を実現するための分類検索プログラム250は、例えば、同プログラムが記録された記録媒体235から媒体ドライブ230によって読み込まれて大容量記憶装置210に格納され、必要な時にその全部又は一部がメモリ205にロードされてCPU200により実行される。分類表145も、例えば、それが記録された記録媒体235から読み込まれて大容量記憶装置210に格納され、プログラム250の実行時に、その全体又は一部分がメモリ205にロードされ、参照又は更新される。分類すべき図形や検索図形やモデル図形は、イメージ/図形入力装置215を利用して入力され、あるいは記録媒体235から読み込まれる。
以下、この図形分類検索システムの各部分について詳細に説明する。
【0018】
[図形入力部100又はモデル図形入力部125]
図形入力部100は、前述のように分類すべき図形又は検索のための図形を入力する。入力図形の一例を図8に示す。モデル図形入力部125は同様のモデル図形を入力する。
【0019】
[特徴抽出部105又は130]
図4は、特徴抽出部105又は130における特徴抽出処理の流れを示すフローチャートである。また、図5は、特徴抽出処理の過程で得られるデータを関連付けて模式的に示した図である。なお、図4中の輪郭抽出処理のためのステップ300は、輪郭抽出が必要とされる図形の画像が図形入力部100から入力された場合にのみ必要な処理ステップであり、線図形が直接入力された場合には不要である。
【0020】
特徴抽出部105はまず、入力図形を区分線分近似する(ステップ301)。この区分線分近似は、Ramerの方法など、公知の任意の方法で行ってよい。例えば、図8に示した入力図形は、図9に示すような多角形に近似される。
【0021】
このように区分線分近似された入力図形を、量子化方向特徴と準凹凸構造をもとにして解析し構造的特徴を抽出する(ステップ302〜308)。このような特徴抽出の詳細は、H.Nishida,Curve description based on directional features and quasi-convexity/concavity,Pattern Recognition,vol.28,no.7,pp.1045−1051,July 1995に譲り、ここではその概略を説明する。
【0022】
2N個(Nは自然数)の量子化方向コードを決めるためにN本の軸を導入する。例えば、N=4のとき、図10(a)に示すように4本の軸に沿って0,1,...,6,7の8つの方向コードを定義する。また、N=6のとき、図10(b)に示すような6本の軸に沿って12の方向コードを定義する。ここでは、N=4の場合を想定する。これら2N方向とN本の軸をもとにして、区分線分近似された入力図形の線分を「セグメント」に統合しながら入力図形を解析する。
【0023】
まず、入力図形をN本の各軸に沿って見たときに、極大点又は極小点となる点を、入力図形の分割点とする(ステップ302)。例えば、N=4のとき、図9の図形から、図11に示す太短線と図形線分との交点がそれぞれ分割点として抽出される。各分割点の近傍の()中の数字1〜13は分割点のラベルであり、図5中の「分割点」欄の数字に対応している。
【0024】
入力図形は分割点で「部分セグメント」に分割される。換言すれば、この分割によって、入力図形上の連続した線分が「部分セグメント」に統合される。この部分セグメントは、N本のどの軸上でも、それを1つの端点からもう1つの端点へと辿る運動の射影が単調変化するような、連続した線分の集まりである。例えば、N=4のとき、図9の入力図形から、図11に示すような13個の部分セグメントA〜Mが得られる。これら各部分セグメントと分割点とが対応付けられて図5の「部分セグメント」欄に示されている。隣り合う部分セグメントが共有する分割点は、それら部分セグメントの「連結点」でもあるので、以下の説明中では「連結点」と呼ぶ。
【0025】
次に、隣接する2つの部分セグメントの連結点の局所的な凹凸構造によって、「連結の向き」(凹凸)をチェツクする(ステップ303)。すなわち、隣接する2つの部分セグメントをaとbとして、aからbに移るように図形を辿った時に、連結点の周りで反時計回りになるときには、すなわち図形の凸部分に相当するときには、その連結の向きをa−→bと表す。逆に、連結点の周りで時計回りになるときには、つまり図形の凹部分に相当するときには、その連結の向きをb−→aと表す。N=4とし、図11に示す各連結点の「連結の向き」(凹凸)を図5の「凹凸」欄に示す。「凹凸」欄において、「0」は凸であること、すなわち「連結の向き」がa−→bであることを示し、「1」は凹であること、すなわち「連結の向き」がb−→aであることを示す。
【0026】
次に、各連結点に関し「方向特徴」を求める(ステップ304)。まず、各連結点の方向を求める。すなわち、隣接する2つの部分セグメントを、その連結の向きに辿った時に、その連結点が極値をとる量子化方向を求める。例えば、図11の部分セグメントA,Bの連結点の場合、図16から明らかなように、AからBを辿ったときに、その連結点は、方向3の軸及び方向4の軸に沿って極値をとり、それぞれ方向3と方向4の向きに凸であるので、その方向は3と4である。また、図11の部分セグメントG,Hの連結点の場合、図17から明らかなように、HからGを辿ったときに、その連結点は方向3,4,5の各軸に沿って極値をとり、それぞれ方向3,4,5の向きに凸であるので、その方向は3,4,5である。図11の各隣接部分セグメントの連結点の方向は図5の「方向」欄に示す通りである。
【0027】
そして、a−→b又はb−→aの部分セグメントa,bの連結点が量子化方向(j,j+1(mod 2N),...,k)に向いているときに、それぞれの連結点の方向特徴をa−(j,k)→b,b−(j,k)→aと表す。例えば図11に示した13個の部分セグメントに対しては、次のような部分セグメントの連結点の特徴が得られる。
L−(3,3)→M,K−(2,2)→L,J−(1,1)→K,I−(0,0)→J,
H−(7,7)→I,H−(3,5)→G,F−(0,1)→G,F−(4,4)→E,
D−(7,0)→E,C−(6,6)→D,B−(5,5)→C,A−(3,4)→B,
A−(7,7)→M
【0028】
次に、以上のようにして得られた部分セグメントの連結点の特徴をまとめ、
a(0)−(j(1,0),j(1,1))→a(1)−(j(2,0),j(2,1))→・・・・
−(j(n,0),j(n,1))→a(n)
の形の系列を得る(ステップ305)。この形の系列に対応する線分(部分曲線)を「セグメント」と呼ぶ。なお、セグメントの2端点のうちで、a(0)上にある端点をセグメントの始点、a(n)上にある端点をセグメントの終点とし、1つのセグメントを始点から終点へと辿ると、セグメントの各部分セグメントの連結点の周りでは、いつも反時計回りに動くものとする。したがって、例えば、図11に示す13個の部分セグメントから、図12に示す6個のセグメントS1,S2,S3,S4,S5,S6、すなわち、
S1:A−(7,7)→M
S2:A−(3,4)→B−(5,5)→C−(6,6)→D−(7,0)→E
S3:F−(4,4)→E
S4:F−(0,1)→G
S5:H−(3,5)→G
S6:H−(7,7)→I−(0,0)→J−(1,1)→K−(2,2)→L−(3,3)→M
が得られる。図5の「セグメント」欄に、これら各セグメントと部分セグメントとの対応が示されている。「凹凸」欄と対比すると明らかなように、凹(=1)の分割点では、それを連結点とする2つの部分セグメントが1つのセグメントに統合され、また、凹(=1)の分割点と次の凹(=1)の分割点との間の部分セグメントが1つのセグメントに統合される。
【0029】
次に、各セグメントの回転量と方向を記述する特性数《r,d》を求める(ステップ306)。ここで、回転量rと方向dは次式により計算する。ただし、式中のa%bは整数aを自然数bで割った余りを示す。
【0030】
【数1】
【0031】
例えば、図12に示す6個のセグメントに対する特性数は次のようになる。
S1:《2,7》,S2:《7,3》,S3:《2,4》,S4:《3,0》,S5:《4,3》,
S6:《6,7》
【0032】
さらに、隣接するセグメントの結合をチッェクし、セグメントの結合を記述する(ステップ307)。隣接するセグメントS,Tは、互いに、対応する系列の先頭又は最後の部分セグメントを共有して結合する。先頭の部分セグメントを共有する場合を「h結合」と呼び、S−h−Tと表し、最後の部分セグメントを共有する場合を「t結合」と呼び、S−t−Tと表す。ただし、セグメントは図形の内部を左手に見るような順番で並んでいるものとする。したがって、例えば図12に示す6個のセグメントの結合は、
S1−h−S2−t−S3−h−S4−t−S5−h−S6−t−S1
と記述される(図5の「セグメント」欄参照)。
【0033】
本発明においては、部分的に見える形状から図形の分類(認識)又は検索を可能にするため、セグメントの特性数や結合をもとにして,回転、拡大・縮小、位置移動に不変な部分曲線の形状特徴を求める(ステップ308)。具体的には、次のようなセグメント・ペアの形状特徴を求める。いま、特性数《r(i),d(i)》と長さl(i)を持つ連続したn個のセグメントS(i)(i=1,2,...,n)が抽出されているとする。回転量r(i)は方向、大きさ、位置に依存しないが、さらに方向、大きさ、位置を落とすことによる情報損失を補うために、2つの連なったセグメントのそれぞれの回転量と、その長さの比(以下、長さ比パラメータと呼ぶ)からなる4つの数の組を形状特徴として求める。すなわち、S(i)−c−S(i+1)(ただし、c∈{h,t})のように結合している2つのセグメントS(i),S(i+1)から次のような形状特徴を求める。
【0034】
【数2】
ただし、Qは長さ比パラメータの量子化レベルの数である。
【0035】
また、ステップ308において、形状特徴に対応する部分曲線の形状パラメータとして、連なった2つのセグメントの(長さ、重心の位置、2端点の位置)を求める。すなわち、図18に示すような2つのセグメントS(i),S(i+1)の場合、形状パラメータ((l(i)+l(i+1)),(Xc,Yc),(Xs,Ys),(Xe,Ye))を求める。このような形状パラメータは形状特徴と対応付けて保存される。
【0036】
特徴抽出部130も、入力されたモデル図形を対象として、以上に述べた特徴抽出処理を行う。
【0037】
[特徴合成部110又は135]
前に言及したように、入力図形の構造的特徴とそれをもとにした形状特徴は、ノイズや局所的変形により簡単に変化してしまう。この変化を考慮せず、入力図形又はモデル図形から生成した形状特徴だけを用いたのでは、分類部115の投票操作で正しいモデルに対する得票数が多くなるとは限らず、ノイズや局所的変形に弱い。また、1つのモデルに1つのサンプル図形しか使えない場合には、パターン認識における、データからの統計的・帰納的学習の手法を用いることができない。
【0038】
このような弱点を解消するため、本発明では、ある種の図形の変形操作によって生じる特徴の変換規則を構築し、図形から抽出された構造的特徴又はその形状特徴に、この特徴変換規則を適用することにより、ノイズや局所的変形によって発生する変形図形から抽出される可能性のある形状特徴を生成する。この形状特徴の生成は、特徴合成部110及び同135で行われ、それにより生成された形状特徴は、図形(分類又は検索のための入力図形、あるいはモデル図形)から生成された形状特徴とともに、図形の分類・検索又は分類表145の作成に使われる。
【0039】
ノイズ又は局所的変形によるセグメントの特徴変換として、具体的には例えば次の3通りを考える。
( 1 ) 曲線の法線方向の揺らぎや観測スケールによって生じる凹凸構造変化と特性数の変化。
( 2 ) 小さな回転による量子化された特性数の変化。
( 3 ) ノイズや局所的変形による長さ比パラメータの変化。
これらの特徴変換について順に説明する。
【0040】
《特徴変換 ( 1 ):凹凸構造の変化》
区分線分近似された曲線から構造的特徴のコンパクトな表現を得ることができるが、これは図形に加わるノイズや観測されるスケールによって生ずる凹凸変化に影響を受けやすい。例えば、図13の(a)の図形と(b)の図形は大局的に見るとよく似ているが、局所的な変形のために構造的な特徴は異なったものとなる。N=4としたとき、(a)の図形は、それぞれ特性数《6,6》,《2.6》,《3,2》を持ちS1−t−S2−h−S3のように結合する3つのセグメントにより表される。これに対し、(b)の図形は、それぞれ特性数《6,6》,《2,6》,《2,2》,《2,6》,《3,2》を持ちS1'−t−S2'−h−S3'−t−S4'−h−S5'のように結合する5つのセグメントにより表される。
【0041】
このようなノイズや観測スケールによる構造変化は曲線の法線方向の変形と考えることができるので、かかる変形を吸収するために、構造的特徴が互いに似たものになるようにセグメントを編集することを考える。図13に示す2つの図形の場合、図14の(a)と(b)に示すように、{S2},{S2’,S4’}の部分を覆う如く{S1,S2,S3}と{S1’,S2’,S3’,S4’,S5’}をそれぞれ1つのセグメントS,S’に置き換えることによって、互いに似た構造的特徴を持つように変換できる。
【0042】
一般的には、セグメント・ブロック(一連のセグメントの集合)から、次のような規則で統合セグメントを生成する。
(1)S(0)−h−S(1)−t−・・・−t−S(n−1)のように結合し、特性数《r(i),d(i)》を持つ連続したn個(nは奇数)のセグメントからなるブロック{S(i):i=1,...,n−1}について、r(2i−2)−r(2i−1)+r(2i)≧2(ただしi=1,2,...(n−1)/2)、かつ、r(0)−r(1)+...−r(n−2)+r(n−1)≧2ならば(統合条件1)、これらn個のセグメントを統合した、特性数《r(0)−r(1)+...−r(n−2)+r(n−1),d(n−1)》を持つ1つのセグメントを生成する。
(2)S(0)−t−S(1)−h−・・・−h−S(n−1)のように結合し、特性数《r(i),d(i)》を持つ連続したn個(nは奇数)のセグメントからなるブロック{S(i):i=1,...,n−1}について、r(2i−2)−r(2i−1)+r(2i)≧2(ただしi=1,2,...(n−1)/2)、かつ、r(0)−r(1)+...−r(n−2)+r(n−1)≧2ならば(統合条件2)、これらn個のセグメントを統合した、特性数《r(0)−r(1)+...−r(n−2)+r(n−1),d(0)》を持つ1つのセグメントを生成する。
【0043】
そして、連なった2つの統合セグメントについて、前述のような形状特徴と形状パラメータを求める。
【0044】
すなわち、統合するセグメントの最大個数をMとし、セグメント・ブロックに対し、次の規則1を適用とすることによって連なる2つの統合セグメントの形状特徴を生成する。
【0045】
規則1:《r(i),d(i)》をセグメントS(i)の特性数、λ(s(j)s(j+1)...s(j+k−1)をk個の連続したセグメントs(j),s(+1),...,s(j+k−1)からなる曲線の長さとする。このセグメント・ブロックから、次のような規則で形状特徴を生成する。
【0046】
(1)セグメント・ブロックΣ(s(j),m,n)={s(j+k)|k=0,1,...,m−1,m,...,m+n−1;s(j)−h−s(j+1)−t−...−t−s(j+m−1)−h−s(j+m)−t−...−h−s(j+m+n−1)}(ただし、m,nは奇数で、1≦m,n≦M)において、r(j+2k−2)−r(j+2k−1)+r(j+2k)≧2(ただしk=1,2,...,(m−1)/2)、かつ、r(j+m+2k−2)−r(j+m+2k−1)+r(j+m+2k)≧2(ただしk=1,2,...,(n−1)/2)、かつ、r(j)−r(j+1)+...−r(j+m−2)+r(j+m−1)≧2、かつ、r(j+m)−r(j+m+1)+...−r(j+m+n−2)+r(j+m+n−1)≧2ならば、形状特徴
【0047】
【数3】
を生成する。ここで、m個のセグメントs(j),s(j+1),...,s(j+m−1)が1つのセグメントに統合されるセグメント・ブロック、n個のセグメントs(j+m),s(j+m+1),...,s(j+m+n−1)が一つのセグメントに統合されるセグメント・ブロックである。
【0048】
(2)セグメント・ブロックΣ(s(j),m,n)={s(j+k)|k=0,1,...,m−1,m,...,m+n−1;s(j)−t−s(j+1)−h−...−h−s(j+m−1)−t−s(j+m)−h−...−t−s(j+m+n−1)}(ただし、m,nは奇数で、1≦m,n≦M)において、r(j+2k−2)−r(j+2k−1)+r(j+2k)≧2(ただしk=1,2,...,(m−1)/2)、かつ、r(j+m+2k−2)−r(j+m+2k−1)+r(j+m+2k)≧2(ただしk=1,2,...,(n−1)/2)、かつ、r(j)−r(j+1)+...−r(j+m−2)+r(j+m−1)≧2、かつ、r(j+m)−r(j+m+1)+...−r(j+m+n−2)+r(j+m+n−1)≧2ならば、形状特徴
【0049】
【数4】
を生成する。ここで、m個のセグメントs(j),s(j+1),...,s(j+m−1)が1つのセグメントに統合されるセグメント・ブロック、n個のセグメントs(j+m),s(j+m+1),...,s(j+m+n−1)が一つのセグメントに統合されるセグメント・ブロックである。
【0050】
特徴合成部110,135は、特徴抽出部105,130により抽出されたセグメントに対して規則1を適用する。例えば、N=4,M=3のとき、図12に示した6つのセグメントはそれぞれ特性数《2,7》,《7,3》,《2,4》,《3,0》,《4,3》,《6,7》を持つが、これらセグメント・ブロックから、規則1を適用することによって、次のような16個の形状特徴(長さ比パラメータは省略)が得られる:(2,7,h),(2,8,h),(7,3,t),(8,4,t),(2,3,h),(2,5,h),(3,6,h),(3,11,h),(3,4,t),(5,2,t),(4,6,h),(4,11,h),(6,2,t),(11,2,t),(11,3,t)。
【0051】
《特徴変換 ( 2 ):微小な回転による特性数の変化》
セグメントの特性数《r,d》(r≧2)は、図形の回転によって変化することがある。セグメントを角度Ψ(−π/N≦Ψ≦π/N)だけ回転させると、その特性数は次の5通りのうちのいずれかに変換される。
(1) 《r,d》
(2) 《r+1,d−1》
(3) 《r+1,d》
(4) 《r−1,d》 (r≧3)
(5) 《r−1,d+1》 (r≧3)
そこで、次の規則2を導入する。
【0052】
規則2:特性数《r(1),d(1)》と《r(2),d(2)》を持つ2つの連続したセグメントS(1),S(2)からなる曲線を、角度Ψ(−π/N≦Ψ≦π/N)だけ回転させることにより、回転量r(1)とr(2)は次の9つのケースのいずれかに変換される。
ケース1: r(1),r(2)
ケース2: r(1),r(2)−1
ケース3: r(1),r(2)+1
ケース4: r(1)−1,r(2)
ケース5: r(1)−1,r(2)−1
ケース6: r(1)−1,r(2)+1
ケース7: r(1)+1,r(2)
ケース8: r(1)+1.r(2)−1
ケース9: r(1)+1,r(2)+1
ただし、ケース4,5,6はr(1)≧3のときにだけ適用でき、ケース2,5,8はr(2)≧3のときにだけ適用できる。
【0053】
図15の(a)、(b)及び(c)に変換例を示す。各図において、左側が変換前,右側が変換後であり、各四角マークはセグメントの端点もしくは連結点を示す。
【0054】
特徴合成部110,135は、特徴抽出部105,130によって抽出されたセグメントと、前記特徴変換 ( 1 )によって生成された統合セグメントに対し、前記規則2を適用して特性数の回転量を変換し、変換後の回転量を使って前記のような形状特徴を生成する。ただし、形状特徴に対応する形状パラメータは、すでに求められたものをそのまま用いる。
【0055】
例えば、N=4,M=3のときに、図12に示した6つのセグメントから、前記規則1の適用により前述のように16個の形状特徴が生成される。これらの生成された形状特徴に対して前記規則2を適用することにより、120個の形状特徴が生成される。
【0056】
《特徴変換 ( 3 ):長さ比パラメータの変動》
形状特徴のセグメントの長さ比パラメータも局所的な変形やノイズによって変わる。構造的インデクシングと投票の処理ではパラメータがL段階(Lは自然数)に量子化されるので、局所的変形やノイズとともにパラメータの量子化誤差を考慮する必要がある。ここでセグメントの長さ比パラメータpの量子化された値を生成する次の規則を導入する。
【0057】
規則3:αを、0≦α≦1 であるようなパラメータとする。
(1)i≦pQ≦(i+α/2)(ただし0<i<Q)ならば、整数iとi−1を長さ比パラメータpの量子化された値として生成する。
(2)(i+1−α/2)≦pQ<(i+1)(ただし0≦i<Q−1)ならば、整数iとi+1を長さ比パラメータpの量子化された値として生成する。
(3)上記の(1)の場合でも(2)の場合でもなければ、[pQ]を長さ比パラメータpの量子化された値として生成する(ただし、[r]はrを越えない最大の整数を意味する)。
【0058】
特徴合成部135は、前記規則1と規則2を適用して生成された各形状特徴の長さ比パラメータpに関して規則3を適用することにより、特徴変換 ( 3 )による形状特徴の合成を行う。長さ比パラメータpが区間[0,1]で一様に分布していると仮定すると、規則3によって生成される形状特徴の平均個数は2α+(1−α)=1+αとなる。
【0059】
なお、この規則3による形状特徴の合成は、特徴合成部110では行われない。つまり、分類表145の作成時のほうが、一つの図形からより多くの変形図形の形状特徴が生成される。
【0060】
図6は、以上に述べた特徴合成部110の処理の流れを示すフローチャートである。特徴合成部110においては、まず、特徴抽出部105によって入力図形から抽出されたセグメント系列中の最初のセグメントを前記特徴変換 ( 1 )のための統合候補の先頭セグメント1に設定し(ステップ400)、この先頭セグメント1から2つ先の(先頭セグメント1を含めて3つ目の)セグメントを統合候補の末尾セグメント1に設定する(ステップ401)。そして、先頭セグメント1から末尾セグメント1までのセグメント系列について特徴変換 ( 1 )のための前記統合条件1又は2が成立するか判定する(ステップ402)。統合条件1と統合条件2のいずれも成立しないときには、現在の末尾セグメント1から2つ先のセグメント(統合するセグメント数は奇数である)を改めて末尾セグメント1に設定し(ステップ411)、統合条件の判定を行う(ステップ401)。統合条件1又は統合条件2が成立した場合、先頭セグメント1から末尾セグメント1までのセグメント系列の統合セグメント1を生成する(ステップ403)。
【0061】
次に、特徴抽出部105によって入力図形から抽出されたセグメント系列中の現在の統合セグメント1の末尾セグメント1の一つ先のセグメントを、もう一つの統合候補の先頭セグメント2に設定し(ステップ404)、この先頭セグメント2から2つ先のセグメントを統合候補の末尾セグメント2に設定する(ステップ405)。そして、先頭セグメント2から末尾セグメント2までのセグメント系列について特徴変換 ( 1 )のための前記統合条件1又は2が成立するか判定する(ステップ406)。統合条件1も統合条件2も成立しないときには、現在の末尾セグメント2から2つ先のセグメントを改めて末尾セグメント2に設定し(ステップ413)、統合条件の判定を行う(ステップ406)。統合条件1又は統合条件2が成立した場合、先頭セグメント2から末尾セグメント2までのセグメント系列の統合セグメント2を生成する(ステップ407)。
【0062】
このようにして得られた、連なった2つの統合セグメント1,2に対し,前記の規則1を適用することにより形状特徴を生成するとともに、この形状特徴に対応した部分曲線の形状パラメータ(長さ、重心の位置、2端点の位置)を計算する(ステップ408)。さらに、統合セグメント1と統合セグメント2からなる部分曲線に対し前記規則2を適用して前記特徴変換 ( 2 )を行い、統合セグメント1,2を回転操作した形状特徴を生成する(ステップ409)。ただし、この生成された形状特徴に対応した形状パラメータとしては、ステップ408で計算されたものをそのまま用いる。そして、ステップ408とステップ409で得られた形状特徴と形状パラメータの組を保存する(ステップ410)。
【0063】
ステップ410の後にステップ413へ進み、末尾セグメント2を2つ先のセグメントに進める。そして、先頭セグメント2から末尾セグメント2までのセグメント系列について、前記統合条件1,2が成立するか調べ(ステップ406)、統合条件が成立するならば、統合セグメント2を生成し、統合セグメント1,2に関しステップ408〜410を実行し、形状特徴と形状パラメータを生成し保存する。
【0064】
統合セグメント2の生成過程において、先頭セグメント2から末尾セグメント2までのセグメント数が統合する最大セグメント数を越えるか、末尾セグメント2が最初のセグメントに戻った場合には(ステップ414,yes)、ステップ411へ進み、末尾セグメント1を2つ先のセグメントに進め、統合条件を調べる(ステップ402)。統合条件が成立したときには、現在の先頭セグメント1から末尾セグメント1までのセグメント系列から新たな統合セグメント1を生成し(ステップ403)、末尾セグメント1の一つ先のセグメントを先頭セグメント2として、統合セグメント2の生成処理に進む。
【0065】
統合セグメント1の生成過程において、先頭セグメント1から末尾セグメント1までのセグメント数が統合する最大セグメント数を超えるか、最初のセグメントに戻ったときには(ステップ412)、先頭セグメント1を1つ先のセグメントに進め(ステップ415)、ステップ401からの処理を繰り返す。ステップ415で設定された先頭セグメント1が最初のセグメントに戻ると(ステップ416,yes)特徴合成処理を終了する。
【0066】
なお、特徴合成部135の処理フローは、図6中のステップ409とステップ410の間に、前記規則3を適用する処理ステップを挿入した形になる。
【0067】
《表合成部135》
表作成部140は、モデル図形の集合について、図3に示すような構造の分類表145を作成する。具体的には、特徴抽出部130によってモデル図形から生成された形状特徴と、特徴合成部135によって生成された形状特徴のそれぞれから分類表140のアドレス(インデックス)を計算する。そして、そのアドレス(インデックス)に格納されているリストに、その形状特徴を持つモデル図形の識別子と、当該形状特徴に対応した部分曲線の形状パラメータとからなるリスト項目を追加する。図3において、301,302,...,305がそれぞれリスト項目である。例えば、リスト項目301の内容は「123,143,(30,40),(23,34),(12,45)」となっているが、最初の「123」はモデル識別子で、その後に形状パラメータが続き、最初の「143」は長さ、次の「(30,40)」は重心の位置、次の「(23,34)」と「(12,45)」は2端点の位置である。長さ比パラメータが区間[0,1]上で一様分布をしていると仮定すると、n個のセグメントからなるモデル図形から生成される形状特徴の平均個数は、(n(1+α){M+1}/2}^2)のオーダーである。
【0068】
なお、分類表145を作成する際に,各モデル(i=1,2,...,n)について前記規則1と規則2を適用して生成された形状特徴の個数c(i)も求められ、分類表145(又は他の記憶領域)に保存される。
【0069】
《分類部115及び図形検索部120》
分類部115と図形検索部120の処理内容について、図7に示したフローチャートを参照して説明する。
【0070】
分類検索部115において、入力図形に関して生成された形状特徴を1つ選び(ステップ500)、アドレス(インデックス)計算部116で、その形状特徴から分類表145のアドレス(又はインデックス)を計算する(ステップ502)。表参照部117で、このアドレス(インデックス)を用いて、分類表145の当該アドレス(インデックス)のエントリーであるリストを取り出す(ステップ503)。変換・投票部118で、分類表145より取り出された各リスト項目の形状パラメータと、入力図形の注目している形状特徴に対応した形状パラメータとを用いて座標変換パラメータ(σ,Θ,Xt,Yt)を計算し、(モデル識別子,σ,Θ,Xt,Yt)の組に対応した投票箱に1票を投ずる操作を、取り出された全てのリスト項目について繰り返す(ステップ505)。ここで、座標変換パラメータ(σ,Θ,Xt,Yt)のうち、σは注目している形状特徴に対応した入力図形の部分曲線とモデル図形の部分曲線の長さ比(拡大・縮小率)、Θは両部分曲線間の回転角度であり、これらは両形状パラメータによって表される2端点を結ぶ線分からそれぞれ計算する。(Xt,Yt)は両部分曲線間の移動ベクトルであり,両形状パラメータの重心の位置から計算する。さらに、σは、σ>1のときσ→2−1/σに写像することにより区間[0,2]に正規化する。
【0071】
入力図形の各形状特徴に関して上に述べた処理を繰り返し、未処理の形状特徴が無くなると(ステップ501,No)、候補選択部119において候補モデルを選択する。すなわち、各モデルiに関係する(i,σ,Θ,Xt,Yt)の組に対応した全ての投票箱のなかで、最大の得票数を、そのモデルiの得票数Viとする(ステップ506)。そして,各モデルiの得票数Viを、そのモデルの形状特徴の個数c(i)で正規化し(ステップ507)、Vi/c(i)の値の大きな順にモデルをソートし(ステップ508)、上位のいくつかのモデルを候補として選択する(ステップ509)。
【0072】
図形の部分線分(セグメント・ペア)の形状特徴は、回転、拡大・縮小、位置移動に不変である。したがって、あるモデルiに対応した図形又はその部分図形が、モデル図形に対し,ある角度だけ回転し、ある距離だけ移動し、又は、ある倍率で拡大/縮小した形で入力され場合にも、そのモデルiに関する投票箱に投票が集中するはずである。しかも、その入力図形の複数の部分線分について、モデルiとの間の座標変換パラメータ(σ,Θ,Xt,Yt)の値が同一になるであろうから、モデルiに関する複数の投票箱中の特定の投票箱に票が集中し、よって、モデルiに対応する複数の投票箱の中の最大得票数をモデルiの得票数とすることができる。したがって、上に述べた分類処理によって、図形の回転、拡大・縮小、位置移動に頑健な効率的な図形分類が可能である。また、ノイズや局所的変形に関係した特徴変換規則によって合成した形状特徴も利用することにより、ノイズや局所的変形にも頑健な図形分類が可能であり、さらに、1モデルにつき1つのモデル図形しか用意できないような環境でも、高精度の図形分類が可能である。
【0073】
図形の分類が目的の場合は、このようにして候補として絞り込んだモデルの識別子を分類結果として出力するが、図形の検索が目的の場合は、図形検索部120において、分類部115によって絞り込まれたモデルの識別子を検索キーとして、図形データベース150より、入力図形と類似した部分形状を持つような図形を取り出し、それを検索結果として例えばディスプレイ220に出力する(ステップ510)。すなわち、図形の部分線分の形状特徴を利用することにより、物体の閉輪郭線の一部のような図形を入力しても、それと類似の部分形状を持つ図形を効率的に検索できる。また、図形分類方法の利点はそのまま図形検索にも反映され、ノイズや局所的変形、さらには回転、拡大・縮小、移動に対する頑健性も高い。
【0074】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、モデル図形の一部分のような図形や、モデル図形に対して回転、拡大・縮小又は位置移動したような図形も、精度よく効率的に分類することが可能になり、また、ノイズや局所的変形に対しても頑健な図形分類が可能になる。1モデルにつき1つのモデル図形しか用意できないような環境でも、高精度の図形分類が可能になる。さらに、モデル図形の一部分のような図形や、モデル図形に対して回転、拡大・縮小又は移動したような図形を入力して、その図形と類似した部分形状を持つ図形を効率的に検索することが可能になり、しかもノイズや局所的変形に対しても頑健な安定な図形検索が可能になる等々の効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による図形分類検索システムのブロック図である。
【図2】 本発明をプログラムで実現するためのコンピュータのハードウェア構成の一例を簡略化して示すブロック図である。
【図3】 分類表の構造を示す図である。
【図4】 特徴抽出処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】 特徴抽出過程で得られるデータを関連付けて示す図である。
【図6】 特徴合成処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 分類・検索処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 入力図形の一例を示す図である。
【図9】 入力図形の区分線分近似の一例を示す図である。
【図10】 方向軸と量子化方向コードの例を示す図である。
【図11】 入力図形の部分セグメントへの分割例を示す図である。
【図12】 部分セグメントの統合による入力図形のセグメント分割例を示す図である。
【図13】 大局的には似ているが局所的変形により構造的特徴が異なった2つの部分輪郭の例を示す図である。
【図14】 図13の2つの部分輪郭を近づけるための編集の例を示す図である。
【図15】 回転による変換例を示す図である。
【図16】 部分セグメントA,Bの連結点に関する量子化方向の説明のための図である。
【図17】 部分セグメントG,Hの連結点に関する量子化方向の説明のための図である。
【図18】 連続した2つのセグメントの形状パラメータの説明図である。
【符号の説明】
100 図形入力部
105 特徴抽出部
110 特徴合成部
115 分類部
116 アドレス(インデックス)計算部
117 表参照部
118 変換・投票部
119 候補選択部
120 図形検索部
125 モデル図形入力部
130 特徴抽出部
135 特徴合成部
140 表作成部
145 分類表
150 図形データベース
Claims (10)
- 図形を入力する図形入力ステップと、該図形入力ステップによる入力図形より抽出した構造的特徴をもとに該入力図形の部分線分の、回転、拡大・縮小及び位置移動に不変な形状特徴を表すパラメータの組(以下、形状特徴と記す)と、該形状特徴に対応した部分線分の大きさ及び位置を表すパラメータの組(以下、形状パラメータと記す)とを生成する特徴抽出ステップと、該特徴抽出ステップにより抽出された構造的特徴又は生成された形状特徴に、図形変形に関する特定の特徴変換規則を適用することによって変形図形の部分線分の形状特徴を生成するとともに該生成された形状特徴に対応した部分線分の形状パラメータを生成する特徴合成ステップと、該特徴抽出ステップ及び該特徴合成ステップによって得られた各形状特徴及び形状パラメータ、並びにモデル図形の集合に対して予め用意された同様の形状特徴及び形状パラメータを利用して、該入力図形を分類する分類ステップとを含むことを特徴とする図形分類方法。
- 前記のモデル図形の集合に対して予め用意された同様の形状特徴及び形状パラメータは分類表として用意され、該分類表は、各モデル図形より抽出した構造的特徴をもとに生成された部分線分の形状特徴、又は、該構造的特徴もしくは該形状特徴に図形変形に関する特定の特徴変換規則を適用することによって生成された変形図形の部分線分の形状特徴に対応したアドレス又はインデックスのエントリーが、当該形状特徴を持つモデル図形の識別子と当該形状特徴に対応した部分線分の形状パラメータの組からなるリストである表であり、
前記分類ステップにおいて、前記特徴抽出ステップ又は前記特徴合成ステップにより生成された各形状特徴に対応した部分線分の形状パラメータと、該各形状特徴に対応した前記分類表のアドレス又はインデックスのエントリーであるリスト上の各モデル図形の形状パラメータとを用いて、該入力図形と該各モデル図形との間の座標変換パラメータを計算し、該各モデル図形の識別子と該計算した座標変換パラメータの組に対する投票操作を行うことにより、該入力図形と類似した部分形状を持つモデル図形を分類候補として選ぶことを特徴とする請求項1記載の図形分類方法。 - 入力図形又はモデル図形の形状特徴は、図形を区分線分近似し、量子化方向特徴及び準凹凸構造に基づいて、連続したいくつかの線分をより高いレベルの構造的特徴に統合し、該統合された構造的特徴をもとに生成されることを特徴とする請求項1又は2記載の図形分類方法。
- 請求項1,2又は3記載の図形分類方法により入力図形を分類し、その分類結果を検索キーとして用いて図形データベースより該入力図形と類似した部分形状を持つ図形を検索することを特徴とする図形検索方法。
- 図形を入力する図形入力手段と、
該図形入力手段による入力図形の構造的特徴を抽出し、該構造的特徴をもとに該入力図形の部分線分の、回転、拡大・縮小及び位置移動に不変な形状特徴を表すパラメータの組(以下、形状特徴と記す)と、該形状特徴に対応した部分線分の大きさ及び位置を表すパラメータの組(以下、形状パラメータと記す)とを生成する特徴抽出手段と、
該特徴抽出ステップにより抽出された構造的特徴又は生成された形状特徴に、図形変形に関する特定の特徴変換規則を適用することによって変形図形の部分線分の形状特徴を生成するとともに該生成された形状特徴に対応した部分線分の形状パラメータを生成する特徴合成手段と、
該特徴抽出手段及び該特徴合成手段によって生成された形状特徴及び形状パラメータ、並びにモデル図形の集合に対して予め用意された同様の形状特徴及び形状パラメータを利用して、該入力図形を分類する分類手段とを具備することを特徴とする図形分類検索システム。 - 前記のモデル図形の集合に対して予め用意された同様の形状特徴及び形状パラメータは分類表として用意され、該分類表は、各モデル図形より抽出した構造的特徴をもとに生成した部分線分の形状特徴、又は、該構造的特徴もしくは該形状特徴に図形変形に関する特定の特徴変換規則を適用することにより生成された変形図形の部分線分の形状特徴に対応したアドレス又はインデックスのエントリーが、当該形状特徴を持つモデル図形の識別子と当該形状特徴に対応した部分線分の形状パラメータの組からなるリストである表であり、
前記分類手段は、前記特徴抽出手段又は前記特徴合成手段により生成された各形状特徴に対応した部分線分の形状パラメータと、該各形状特徴に対応した前記分類表のアドレス又はインデックスのエントリーであるリスト上の各モデル図形の形状パラメータとを用いて、該入力図形と該各モデル図形との間の座標変換パラメータを計算し、該各モデル図形の識別子と該計算した座標変換パラメータの組に対する投票操作を行うことにより、該入力図形と類似した部分形状を持つモデル図形を分類候補として選ぶことを特徴とする請求項5記載の図形分類検索システム。 - 入力図形又はモデル図形の形状特徴は、図形を区分線分近似し、量子
化方向特徴及び準凹凸構造に基づいて、連続したいくつかの線分をより高いレベルの構造的特徴に統合し、該統合された構造的特徴をもとに生成されることを特徴とする請求項5又は6記載の図形分類検索システム。 - 図形データベースと、前記分類手段による前記入力図形の分類結果を検索キーとして用い該図形データベースより該入力図形と類似した部分形状を持つ図形を検索する手段をさらに具備することを特徴とする請求項5、6又は7記載の図形分類検索システム。
- モデル図形を入力する手段と、該手段により入力されたモデル図形に基づいて前記分類表を作成する手段をさらに具備することを特徴とする請求項5、6、7又は8記載の図形分類検索システム。
- 請求項5、6、7、8又は9記載の図形分類検索システムの各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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