JP2002222149A - 振り分けプログラム、振り分け方法、および記録媒体 - Google Patents

振り分けプログラム、振り分け方法、および記録媒体

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JP2002222149A
JP2002222149A JP2001016612A JP2001016612A JP2002222149A JP 2002222149 A JP2002222149 A JP 2002222149A JP 2001016612 A JP2001016612 A JP 2001016612A JP 2001016612 A JP2001016612 A JP 2001016612A JP 2002222149 A JP2002222149 A JP 2002222149A
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Japan
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fitness
person
mail
agent
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Application number
JP2001016612A
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English (en)
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Hiroyasu Nakatani
浩康 中谷
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電子メールを担当者に振り分ける
振り分けプログラム、振り分け方法、および記録媒体に
関し、各担当者毎に転送先、担当キーワード、負荷状
態、および適当度計算式などを設定したエージェントを
設け、受信した電子メールについて各エージェントが自
身の持つ情報に従い適応度を計算して当該電子メールに
付加し、最も高い適応度の担当者に自動転送し、受信し
た電子メールについて担当分野、負荷状態、熟練度など
を考慮して最適な担当者に自動的に振り分けると共に担
当者の増減に簡易に対処可能にすることを目的とする。 【解決手段】 電子メールを受信する手段と、担当者毎
に設けて当該担当者の適応度計算式を設定しておき、上
記受信した電子メールをもとに上記適応度計算式に従い
適応度を計算し、当該電子メールに担当者に対応づけて
当該適応度を付加するエージェントと、電子メールに付
加された適応度のうちの最大の適応度の担当者に当該電
子メールを転送する手段として機能させるための振り分
けプログラム、振り分け方法、および記録媒体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電子メールを担当
者に振り分ける振り分けプログラム、振り分け方法、お
よび記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、顧客から受信した電子メールを解
析し、当該電子メール中の予め定めておいた領域あるい
は定型書式中の所定領域内の製品名などのキーワードを
抽出し、当該キーワードをもとに担当者に振り分けて転
送するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の振り分
け手法では、担当者の増減に伴い振り分け処理を修正し
たり、あるいはテーブル中にキーワードに対応づけて登
録した担当者について増減修正したりなどという面倒な
保守管理が要求されてしまう問題があった。
【0004】また、担当者の増減に対応して上記振り分
け処理を修正したり、テーブルを修正したりするために
は、担当者として誰がいるのか、誰が外出中なのか、誰
の処理件数が多く滞留しているのかなどの情報を全て収
集して把握するという面倒な作業が要求されていまうと
いう問題もあった。
【0005】このため、顧客から受信した電子メールの
振り分けには、単純に担当者への振り分けだけでなく、
各担当者の負荷の状態、専門分野、熟練度などに対応で
きる振り分け制御が望まれる。
【0006】本発明は、これらの問題を解決するため、
各担当者毎に転送先、担当キーワード、負荷状態、およ
び適当度計算式などを設定したエージェントを設け、受
信した電子メールについて各エージェントが自身の持つ
情報に従い適応度を計算して当該電子メールに付加し、
最も高い適応度の担当者に自動転送し、受信した電子メ
ールについて担当分野、負荷状態、熟練度などを考慮し
て最適な担当者に自動的に振り分けると共に担当者の増
減に簡易に対処可能にすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、電子メー
ル1は、受信した電子メールであって、ここでは、メー
ル解析マップ11および適応度リスト領域12などから
構成されるものである。
【0008】メール解析マップ11は、解析手段3が受
信した電子メールを解析してキーワードを抽出して設定
したものである。適応度リスト領域12は、担当者毎の
適応度を設定する領域である。
【0009】エージェント2は、自身の適応度を計算し
て電子メール1の適応度リスト領域12に設定するもの
である。振り分け手段4は、電子メール1に付加されて
いる適応度リスト領域12を参照して最も高い適応度の
担当者に当該電子メール1を転送したりなどするもので
ある。
【0010】次に、動作を説明する。解析手段3が受信
した電子メール1について解析してキーワードを抽出し
て当該電子メール1のメール解析マップ11に設定し、
各エージェント2が電子メール1に付加されているメー
ル解析マップ11をもとに適応度計算式に従い適応度を
計算し、電子メール1の適応度リスト領域12に自身
(担当者)に対応づけて適応度を設定し、振り分け手段
4が電子メール1に付加された適応度リスト領域12を
参照して最大の適応度の担当者(エージェント2)の宛
先に電子メール1を転送して振り分けるようにしてい
る。
【0011】この際、適応度計算式として、エージェン
ト(担当者)2に設定されている担当キーワードリス
ト、負荷状態、習熟度のうちの少なくとも1つ以上をも
とに適応度を計算するようにしている。
【0012】従って、各担当者毎に転送先、担当キーワ
ード、負荷状態、および適当度計算式などを設定したエ
ージェント2を設け、受信した電子メール1について各
エージェント2が自身の持つ情報に従い適応度を計算し
て当該電子メール1に付加し、最も高い適応度の担当者
に自動転送することにより、受信した電子メール1につ
いて担当分野、負荷状態、熟練度などを考慮して最適な
担当者に自動的に振り分けると共に担当者の増減に簡易
に対処することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図1から図7を用いて本発
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、電子メール1は、ネットワークから受信
した電子メールであって、例えばネットワークから直接
に自己宛の電子メールを受信したり、あるいはSMTP
/POP3プロトコルに従いネットワーク上の電子メー
ルサーバから自己のメールボックスに格納されている電
子メールをネットワークを介して読み出して受信したり
したものであり、当該受信した電子メールにメール解析
マップ11および適応度リスト領域12を設けたもので
ある。
【0015】メール解析マップ11は、解析手段3によ
って受信した電子メールを解析してキーワードなどを設
定したものである。適応度リスト領域12は、受信した
電子メールについて、メール解析マップ11を参照して
各担当者のエージェント2が自己の適応度を計算して担
当者に対応づけて当該適応度を設定したりする領域であ
る。
【0016】エージェント2は、担当者毎に設けて受信
された電子メールあるいは電子メールに付加されたメー
ル解析マップ11を参照して自己の適応度を計算して当
該電子メールの適応度リスト領域12に自己に対応づけ
て設定したりなどするものであって、後述する図5の
(a)に示すようにメールアドレス、担当キーワード、
負荷状態、適応度計算式などを持つものである。
【0017】解析手段3は、受信された電子メールを解
析してキーワードなどの情報を抽出して電子メールにメ
ール解析マップ11として付加したりなどするものであ
る。振り分け手段4は、電子メール1の適応度リスト領
域12に設定された各担当者毎の適応度のうちの最も高
い適応度の担当者に当該電子メールを転送し、ジョブを
振り分けたりなどするものである。
【0018】次に、図2のフローチャートの順番に従
い、図1の構成の動作を詳細に説明する。図2は、本発
明の動作説明図(その1)を示す。
【0019】図2の(a)は、フローチャートを示す。
図2の(a)において、S1は、メールを受信する。こ
れは、図1に示すように、ネットワークから電子メール
を受信、例えばA会社宛の電子メールを受信する。
【0020】S2は、辞書を参照してキーワードを抽出
する。これは、図1の解析手段3がS1で受信した電子
メール1について、辞書(例えばキーワード辞書)を参
照してキーワードを抽出し、メール解析マップ11とし
て当該電子メール1に付加する。
【0021】S3は、現在対応可能な担当者候補の決定
を行う。S4は、各担当者のエージェントが適応度計算
式A,Bでそれぞれ適応度を計算し、電子メール1の適
応度リスト領域12に担当者に対応づけて設定する。こ
れにより、各担当者のエージェント2が図2の(b),
(c)に示すように当該エージェント内に設定されてい
る担当キーワードリスト、負荷状態、適応度計算手順
(適応度計算式)に従い適応度をそれぞれ計算し、電子
メール1中の適応度リスト領域12に担当者に対応づけ
てそれぞれ設定する。尚、負荷状態は、右側のデータベ
ースに各担当者負荷情報として、図示の下記の情報がそ
れぞれリアルタイムに収集して設定されている。
【0022】・未処理メール数: ・各担当者のスキル: ・中断(席を離れている場合など) S5は、適応度最大の担当者を決定する。これは、S4
で各担当者のエージェント2がそれぞれ図2の(b)、
(c)の内部に設定されている当該担当者の担当キーワ
ード、負荷状態、適応度計算式をもとに適応度をそれぞ
れ計算し、電子メール1に付加された適応度リスト領域
12の該当担当者に対応づけて当該適応度がそれぞれ設
定されているので、そのうちから最大の適応度の担当者
を検索して見つけ、電子メールの処理の担当者として決
定する。
【0023】S6は、振り分ける。これは、S5で決定
された担当者に電子メール1を転送し、処理を振り分け
る。以上によって、受信した電子メールに当該電子メー
ルを解析してキーワードをメール解析マップ11として
付加し、各担当者のエージェント2が当該電子メール1
に付加されているメール解析マップ11を参照して当該
エージェント2に設定されている担当キーワード、負荷
状態、適応度計算式をもとに適応度をそれぞれ計算して
当該電子メール1の適応度リスト領域12に担当者に対
応づけて設定し、図1の振り分け手段4が各電子メール
1に付加されている適応度リスト領域12中の最大の適
応度の担当者に電子メール1を転送して処理を自動的に
振り分けることが可能となる。これらにより、担当者毎
にエージェント2を設けて当該エージェントに担当者の
担当キーワード、負荷状態、適応度算出式を設定するこ
とで、エージェント2の新規追加、情報の修正、削除な
どして担当者の新規追加、スキルなどの修正、休暇中な
どで一時的に削除などを簡易に対処することが可能とな
る。以下順次詳細に説明する。
【0024】図2の(b)は、担当者エージェント
(1)の例を示す。ここでは、担当者エージェント
(1)は、図示の下記の情報がそれぞれ設定されてい
る。 ここで、メールアドレスは振り分けた電子メール1を転
送する電子メールアドレスを表す。担当キーワードリス
トは当該担当者の専門とする分野のキーワードのリスト
であって、ここでは、製品A、製品Bの専門知識を持っ
た担当者である旨を表す。負荷状態は現在の担当者の負
荷状態(例えば振り分けられて未処理の電子メールの
数)を表す。適応度計算手順は担当者の適応度を計算す
る手順であって、例えば後述する図6.図7に示すよう
な適応度計算式である。
【0025】図2の(c)は、担当者エージェント
(2)の例を示す。ここでは、担当者エージェント
(2)は、図示の下記の情報がそれぞれ設定されてい
る。 ・メールアドレス: ・担当キーワードリスト:無し ・負荷状態: ・適応度計算手順:適応度計算式B ここで、担当キーワードリストは当該担当者の専門とす
る分野のキーワードのリストであって、ここでは、無し
であり、現在は専門知識を持っていない旨を表す。適応
度計算手順は担当者の適応度を計算する手順であって、
例えば後述する図6.図7に示すような適応度計算式
(担当キーワードリストの無しに対応した適応度計算式
B)である。
【0026】図3は、本発明の動作説明図(その2)を
示す。図3は、図2に比して、適応度計算式A(図6の
(A)),B(図6の(B)),C(図7の(C))で
エージェント2がそれぞれ適応度を計算して電子メール
に適応度を設定し、最大の適応度の担当者に当該電子メ
ール1を振り分ける場合のものであって、S14以外は
図2のS1からS16に対応するS11からS26は同
一であるので説明を省略する。
【0027】図3の(a)は、フローチャートを示す。
図3の(a)において、S14は、担当者(1)、
(2)、(3)などのエージェントが適応度計算式A,
B、Cなどでそれぞれ適応度を計算し、電子メール1の
適応度リスト領域12に担当者A,B,Cなどに対応づ
けて設定する。これにより、各担当者A,B,Cなどの
エージェント2が図3の(b),(c)、(d)に示す
ように当該エージェント内に設定されている担当キーワ
ードリスト、負荷状態、適応度計算手順(適応度計算式
A,B,C)に従い適応度をそれぞれ計算し、電子メー
ル1中の適応度リスト領域12に担当者A,B,Cに対
応づけてそれぞれ設定する。
【0028】以上によって、受信した電子メールに当該
電子メールを解析してキーワードをメール解析マップ1
1として付加し、各担当者A,B,Cのエージェント2
が当該電子メール1に付加されているメール解析マップ
11を参照して当該エージェント2に設定されている担
当キーワード、負荷状態、適応度計算式をもとに後述す
る図6および図7に示すように、適応度をそれぞれ計算
して当該電子メール1の適応度リスト領域12に担当者
に対応づけて設定し、振り分け手段4が各電子メール1
に付加されている適応度リスト領域12中の最大の適応
度の担当者に電子メール1を転送して処理を自動的に振
り分けることが可能となる。
【0029】図3の(b)は、担当者エージェント
(1)の例を示す。ここでは、担当者エージェント
(1)は、図示の下記の情報がそれぞれ設定されてい
る。 ここで、メールアドレスは振り分けた電子メール1を転
送する電子メールアドレスを表す。担当キーワードリス
トは当該担当者の専門とする分野のキーワードのリスト
であって、ここでは、製品A、製品Bの専門知識を持っ
た担当者である旨を表す。負荷状態は現在の担当者の負
荷状態(例えば振り分けられて未処理の電子メールの
数)を表す。適応度計算手順は担当者の適応度を計算す
る手順であって、例えば述する図6の(A)に示す適応
度計算式Aである。
【0030】図3の(c)は、担当者エージェント
(2)の例を示す。ここでは、担当者エージェント
(2)は、図示の下記の情報がそれぞれ設定されてい
る。 ・メールアドレス: ・担当キーワードリスト:無し ・負荷状態: ・適応度計算手順:適応度計算式B ここで、担当キーワードリストは当該担当者の専門とす
る分野のキーワードのリストであって、ここでは、無し
であり、現在は専門知識を持っていない旨を表す。適応
度計算手順は担当者の適応度を計算する手順であって、
例えば後述する図6の(B)に示す適応度計算式B(担
当キーワードリストの無しに対応した適応度計算式B)
である。
【0031】図3の(d)は、担当者エージェント
(3)の例を示す。ここでは、担当者エージェント
(3)は、図示の下記の情報がそれぞれ設定されてい
る。 ここでは、製品A、製品Cの専門知識を持った担当者で
ある旨を表す。適応度計算手順は担当者の適応度を計算
する手順であって、例えば述する図7の(C)に示す適
応度計算式Cである。
【0032】図4は、本発明の動作説明フローチャート
を示す。図4の(a)は、作業可能担当者の追加処理の
例を示す。これは、通常、出社時や業務開始時に行う追
加処理の例である。
【0033】図4の(a)において、 S21は、全担
当者エージェントリストから追加したい担当者エージェ
ントを選択する。S22は、作業可能な担当者エージェ
ントに、選択した担当者エージェントを追加する。
【0034】以上のS21、S22によって、全担当者
エージェントリストから、出社時や休憩後に追加したい
担当者エージェントを選択し、作業可能な担当者エージ
ェントに追加するのみで、既述した図1のエージェント
2が追加され、当該エージェント2が自身に設定されて
いるメールアドレス、担当キーワードリスト、負荷状
態、適応度計算式に従い、受信された電子メールに対し
てメール解析マップ11を参照して適応度を計算し、適
応度リスト領域12に設定することにより、担当者を任
意の時点で追加すると共に、追加した状態で最も適応度
の高い担当者に電子メール1(ジョブ)の振り分けを自
動的に行うことが可能となる。
【0035】図4の(b)は、作業可能担当者の削除処
理の例を示す。これは、通常、退社時や業務終了時に行
ったり、緊急に担当者が作業ができなくなった場合も行
うときの削除処理の例である。
【0036】図4の(b)において、 S31は、作業
可能な担当者エージェントリストから削除したい担当者
エージェントを選択する。S32は、選択した担当者エ
ージェントを、作業可能な担当者エージェントリストか
ら削除する。
【0037】以上のS31、S32によって、作業可能
な担当者エージェントリストから、退社時や業務終了時
や緊急に作業できなくなった時に削除したい担当者エー
ジェントを作業可能な担当者エージェントリストから選
択し、作業可能な担当者エージェントから削除するのみ
で、既述した図1のエージェント2が削除されて残りの
エージェント2が自身に設定されているメールアドレ
ス、担当キーワードリスト、負荷状態、適応度計算式に
従い、受信された電子メールに対してメール解析マップ
11を参照して適応度を計算し、適応度リスト領域12
に設定することにより、担当者を任意の時点で削除する
と共に、削除した状態で最も適応度の高い担当者に電子
メール1(ジョブ)の振り分けを自動的に行うことが可
能となる。
【0038】図5は、本発明の説明図を示す。図5の
(a)は、エージェント例を示す。エージェント2は、
各担当者毎に設けて当該担当者の情報として図示の下記
を設定したものである。
【0039】・メールアドレス: ・担当キーワードリスト: ・負荷状態: ・未処理メール数: ・各担当者のスキル: ・中断(席を離れた場合など): ・その他: ・適応度計算式: ここで、メールアドレスは電子メール1を転送して当該
担当者に振り分けるためのものである。担当キーワード
リストは担当者の専門知識分野に関するキーワードであ
って、例えばキーワード”製品A”である(担当者が製
品Aの専門知識を有しており各種問い合わせなどに対処
できる十分な知識をもっていることを表すものであ
る)。負荷状態は担当者の負荷状態を表し、適応度計算
式中に当該負荷状態に応じて適応度が変わる(負荷状態
が高いと適応度が低くなり、負荷状態が低いと適応度が
高くなるというように変わる)。適応度計算式は、担当
者の適応度を計算するものであって、最も適応度の高い
担当者に電子メール1を振り分けるためのものである。
【0040】以上のように、各担当者のエージェント2
にメールアドレス、担当キーワードリスト、負荷状態、
適応度計算式を設定することにより、受信した電子メー
ル1についてメール解析マップ11をもとに自動的に担
当者の適応度をそれぞれ計算して当該電子メール1の適
応度リスト領域12に設定し、最大の適応度の担当者に
電子メール1を転送して振り分けることが可能となる。
【0041】図5の(b)は、電子メール例を示す。電
子メール1は、図示の下記の情報を対応づけて登録した
ものである。 ・メール解析マップ:製品名 ・メール本文: ・適応度リスト: ・適応度1:担当者エージェント1 ・適応度2:担当者エージェント2 ・適応度3:担当者エージェント3 以上のように、受信した電子メールを解析して抽出した
キーワードをメール解析マップ11に設定し、各エージ
ェント2が当該メール解析マップ11を参照して適応度
を計算して担当者に対応づけて設定し、図1の振り分け
手段4が最大の適応度の担当者のメールアドレスに電子
メール1を転送し、電子メール1(ジョブ)を振り分け
ることが可能となる。
【0042】図6および図7は、本発明の適応度計算手
順の例を示す。ここで、適応度(Fitness)は、
0から1の範囲内の値で表すとする。図6の(A)は、
一般的な担当者の例を示す。一般的な担当者の場合に
は、適応度(Fitness)は、図示の適応度計算式
Aで計算される。図中の右辺の分子は、電子メール1の
解析マップに含まれるキーワードpNameがエージェント
2に設定されているキーワードKeywordsを含む場合には
1に、それ以外の場合には0に、担当者の熟練度α(a
=>1)を乗算した値となる。右辺の分母は、未処理メ
ール数Mに1を加算した値に、負荷考慮の重みbを乗算
した値となる。そして、分子÷分母:=適応度Fitness
の値となる。
【0043】従って、電子メール1のメール解析マップ
11中に、エージェント2の担当キーワードリストに一
致するものがあれば分子はαとなって適応度Fitness:=
α/((M+1)×b)となる。一方、一致するものがな
ければ分子が0(零)となって適応度Fitness:=0とな
る。そして、計算した適応度itnessを電子メール1の適
応度リスト領域12に担当者に対応づけて設定する(図
5の(b)参照)。
【0044】図6の(B)は、合致する担当者が居ない
場合に振り分ける担当者の例を示す。この場合には、適
応度(Fitness)は、図示の適応度計算式Bで計
算される。図中の右辺の分子は、調整パラメータc(0
から1の範囲の数値)である。右辺の分母は、既述した
図6の(A)の適応度算出式Aの分母と同じである。そ
して、分子÷分母:=適応度Fitnessの値となる。
【0045】従って、キーワードの合致する担当者がい
ない場合には、適応度算出式Bで表される負荷状態に反
比例した適応度の値となり、最大の適応度(最も負荷の
低い)担当者に当該電子メール1が振り分けられること
となる。
【0046】図7の(C)は、各担当者の熟練度が項目
ごとに差がある場合の例を示す。この場合には、適応度
(Fitness)は、図示の適応度計算式Cで計算さ
れる。図中の右辺の分子は、既述した図6の(A)の適
応度計算式Aの分子のthen1の代わりにthen WeightOf(k
ey)(keyで与えられるキーワードの重み(担当者の熟練
度が高いほど大きい重み)に置き換え、かつ複数の一致
するキーワードがあるときはその総和を適応度Fitness
としたものである。他は同じであるので、説明を省略す
る。そして、分子÷分母:=適応度Fitnessの値とな
る。
【0047】従って、電子メール1のメール解析マップ
11中に、エージェント2の担当キーワードリストに一
致するものが複数あれば分子はその重みKeightOf(key)
の総和となって適応度Fitness:=重みの総和/((M+
1)×b)となる。一方、一致するものがなければ分子
が0(零)となって適応度Fitness:=0となる。そし
て、計算した適応度itnessを電子メール1の適応度リス
ト領域12に担当者に対応づけて設定する(図5の
(b)参照)。これにより、熟練度に対応し、かつ一致
するキーワードの数に比例して適応度が大きくなり、電
子メール1を振り分けられる可能性が大きくなる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各担当者毎に転送先、担当キーワード、負荷状態、およ
び適当度計算式などを設定したエージェント2を設け、
受信した電子メール1について各エージェント2が自身
の持つ情報に従い適応度を計算して当該電子メール1に
付加し、最も高い適応度の担当者に自動転送する構成を
採用しているため、受信した電子メール1について担当
分野、負荷状態、熟練度などを考慮して最適な担当者に
自動的に振り分けると共に担当者の増減に簡易に対処す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念説明図である。
【図2】本発明の動作説明図(その1)である。
【図3】本発明の動作説明図(その2)である。
【図4】本発明の動作説明図(その3)である。
【図5】本発明の説明図である。
【図6】本発明の適応度計算手順の例(その1)であ
る。
【図7】本発明の適応度計算手順の例(その2)であ
る。
【符号の説明】
1:電子メール 11:メール解析マップ 12:適応度リスト領域 2:エージェント 3:解析手段 4:振り分け手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子メールを担当者に振り分ける振り分け
    プログラムにおいて、 電子メールを受信する手段と、 担当者毎に設けて当該担当者の適応度計算式を設定して
    おき、上記受信した電子メールをもとに上記適応度計算
    式に従い適応度を計算し、当該電子メールに担当者に対
    応づけて当該適応度を付加するエージェントと、 上記電子メールに付加された適応度のうちの最大の適応
    度の担当者に当該電子メールを転送する手段として機能
    させるための振り分けプログラム。
  2. 【請求項2】上記受信した電子メールを解析してキーワ
    ードを抽出し、当該電子メールに付加しておき、当該電
    子メールに付加されたキーワードをもとに上記適応度計
    算式に従い適応度を計算することを特徴とする請求項1
    記載の振り分けプログラム。
  3. 【請求項3】上記適応度計算式として、担当者の担当キ
    ーワードリスト、負荷状態、習熟度のうちの少なくとも
    1つ以上をもとに適応度を計算することを特徴とする請
    求項1あるいは請求項2記載の振り分けプログラム。
  4. 【請求項4】担当者の増減に対応して上記エージェント
    を増減したことを特徴とする請求項1から請求項3のい
    ずれかに記載の振り分けプログラム。
  5. 【請求項5】電子メールを担当者に振り分ける振り分け
    方法において、 担当者毎に設けて当該担当者の適応度計算式を設定した
    エージェントを設け、 電子メールを受信するステップと、 上記エージェントが上記受信した電子メールをもとに上
    記適応度計算式に従い適応度を計算し、当該電子メール
    に担当者に対応づけて当該適応度を付加するステップ
    と、 上記電子メールに付加された適応度のうちの最大の適応
    度の担当者に当該電子メールを転送するステップとを有
    する振り分け方法。
  6. 【請求項6】電子メールを受信する手段と、 担当者毎に設けて当該担当者の適応度計算式を設定して
    おき、上記受信した電子メールをもとに上記適応度計算
    式に従い適応度を計算し、当該電子メールに担当者に対
    応づけて当該適応度を付加するエージェントと、 上記電子メールに付加された適応度のうちの最大の適応
    度の担当者に当該電子メールを転送する手段として機能
    させるプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記
    録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006252012A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Nec Corp 問合せ案件処理方法および装置
JP2013503576A (ja) * 2009-08-31 2013-01-31 クアルコム,インコーポレイテッド 非同期仲介通信システムにおけるメッセージの状況を監視するための方法および装置

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