JP2002222093A - メモリの初期化方法 - Google Patents
メモリの初期化方法Info
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Abstract
ラムのバージョンアップを適切かつ容易に行うことがで
きるメモリの初期化方法を提供する。 【解決手段】 処理プログラムを格納するROM2と、
処理プログラムで使用されるデータを記憶するNVRA
M3とを備えるデータ処理装置におけるメモリの初期化
方法において、NVRAM3の記憶領域を複数の領域に
分割して当該分割した各々の領域にバージョン情報を付
与する一方、各々の領域に対応するバージョン情報をR
OM2に保持させ、データ処理装置の起動時に、NVR
AM3の各々の領域に付与したバージョン情報と、当該
各々の領域に対応してROM2に保持させたバージョン
情報とを比較し、この比較結果に基づいてNVRAM3
内のデータを初期化する。
Description
おけるメモリの初期化方法に関する。
ログラムを格納する読み出し専用メモリ(ROM)と、
処理プログラムで使用されるデータを保持する不揮発性
メモリ(NVRAM)とを備えたものがある。この種の
データ処理装置において、読み出し専用メモリに組み込
まれた処理プログラムを修正する場合は、メモリそのも
のを交換するか、通信機能を備えた装置であれば、供給
元からプログラムをダウンロードして入れ替えることに
なる。
の目的や好みに合わせて装置を使用させるために、ユー
ザが独自に設定する設定情報などが、他の情報と併せて
記憶される。これに対して、プログラムのバージョンア
ップなどの理由で読み出し専用メモリが交換され、これ
によって処理プログラムの入れ替えが行われた場合、不
揮発性メモリ内のデータをそのまま使用できれば特に問
題はない。
ログラムのバージョンアップにより、取り扱うデータの
構造が一部でも異なると、不揮発性メモリ内のデータを
使用できなくなる。そうした場合は、不揮発性メモリ内
のデータを全て消去し、ユーザの設定情報などを再設定
する必要がある。そのため、ユーザに多大な負担をかけ
ることになる。また、不揮発性メモリには装置の管理情
報等も記憶されるため、保守等を行うサービスマンにも
多大な工数をかけることになる。
モリ内のデータ構造を変えるような大掛かりなバージョ
ンアップ(バグ修正、機能拡張)は避けられていた。ま
た、新たな機能追加等に対応するには、新機能を搭載し
た機種を市場に投入して、装置の買い替えをユーザに強
いる状況となっていた。
13号公報には、ユーザによって設定されるデータを登
録・記憶するためのメモリと、このメモリ内のデータを
記録紙に記録する記録手段と、記録紙上の画情報を読み
取る読み取り手段(スキャナ)と、読み取り手段で読み
取ったデータを認識する認識手段と、認識したデータを
登録データに変換する変換手段と、この登録データをメ
モリに登録する登録手段とを備えたファクシミリ装置に
関する発明が記載されている。
は、ユーザによって設定されるデータを登録・記憶する
ためのメモリと、登録されたデータを送信するための通
信手段と、登録されたデータを外部装置にバックアップ
するバックアップ処理手段と、電源投入時にデータの消
失を検知した際に、バックアップ先の外部装置から登録
データをロードしてメモリに格納する手段とを備えたフ
ァクシミリ装置に関する発明が記載されている。
た発明は、いずれもメモリ内のデータの消失に適切に対
応するためのもので、ROM交換によるプログラムのバ
ージョンアップに対応し得るものではなかった。また、
発明の適用範囲がスキャナや通信手段を備えたファクシ
ミリ装置に限定されるという難点もあった。
れたもので、その目的とするところは、読み出し専用メ
モリの交換による処理プログラムのバージョンアップを
適切かつ容易に行うことができるメモリの初期化方法を
提供することにある。
成するためになされたもので、処理プログラムを格納す
る読み出し専用メモリと、処理プログラムで使用される
データを記憶する不揮発性メモリとを備えるデータ処理
装置におけるメモリの初期化方法において、不揮発性メ
モリの記憶領域を複数の領域に分割して当該分割した各
々の領域にバージョン情報を付与する一方、各々の領域
に対応するバージョン情報を読み出し専用メモリに保持
させ、データ処理装置の起動時に、不揮発性メモリの各
々の領域に付与したバージョン情報と、当該各々の領域
に対応して読み出し専用メモリに保持させたバージョン
情報とを比較し、この比較結果に基づいて不揮発性メモ
リ内のデータを初期化するものである。
タ処理装置の起動時に、不揮発性メモリの各々の領域に
付与したバージョン情報と、当該各々の領域に対応して
読み出し専用メモリに保持させたバージョン情報とを比
較することにより、読み出し専用メモリの交換が行われ
た場合にバージョンアップのあった領域を特定すること
が可能となる。これにより、双方のバージョン情報の比
較結果に基づいて、バージョンアップのあった領域のデ
ータだけを初期化することが可能となる。
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
装置の主要構成を示すブロック図である。図1におい
て、CPU1は、装置全体の処理や制御を統括的に行う
もので、そのための実行プログラムが読み出し専用メモ
リ(以下、ROMと略称)2に格納されている。ROM
2には、上記実行プログラムとともに、CPU1で所定
の処理を行うための処理プログラムが格納されている。
称)3には、ユーザによって設定される各種のユーザ設
定情報を含むデータが記憶されている。ユーザ設定情報
に該当するデータとしては、ユーザの所在情報となる住
所、郵便番号、電話番号や、ユーザの個人情報となる氏
名、電話番号、ファクシミリ番号などが一例として考え
られる。また、ユーザ設定情報以外のデータとしては、
装置の管理情報やログ情報、環境設定などの情報が一例
として考えられる。このNVRAM3に記憶されたデー
タは、ROM3に格納された処理プログラムに従ってC
PU1が所定の処理を行う場合に使用される。
ータを入力するためのもので、例えばスイッチ・ボタン
類を備えた操作パネルや、キーボードなどがこれに該当
する。表示部5は、ユーザに対して様々な情報を表示す
るもので、例えばCRTモニターや液晶ディスプレイ、
液晶パネルなどがこれに該当する。また、CPU1、R
OM2、NVRAM3、入力操作部4、表示部5は、シ
ステムバス6を介して相互に接続されている。
は、処理プログラムのバージョン変更(主にバージョン
アップ)を理由にROM交換が行われた場合のNVRA
M3の初期化処理に関するもので、以下にその具体的な
手法について説明する。
えばデータの使用目的別に分けるかたちで、図2に示す
ように複数の領域M1〜M6に分割する。領域M1はN
VRAMWork領域、領域M2は動作状態情報領域、
領域M3はユーザ設定情報領域である。また、領域M4
はジョブ履歴情報領域、領域M5はエラー履歴情報領
域、領域M6は予約領域である。
更によって更新又は初期化の対象となり得る領域は、領
域M1〜M5である。そこで、これらの領域M1〜M5
には、現時点での処理プログラムのバージョンに対応し
たバージョン情報が付与されている。バージョン情報は
各々の領域M1〜M5内に個別に記憶させてもよいし、
所定の領域(例えば、NVRAMWork領域M1)に
一括して記憶させてもよい。各領域M1〜M5のバージ
ョン情報は、ROM2に保持させた各領域M1〜M5の
バージョン情報に応じて付与される。図3はNVRAM
3内における各領域M1〜M5とバージョン情報の対応
関係の具体例を示している。また、各々の領域M1〜M
5には、処理プログラムのバージョン変更(主にバージ
ョンアップ)によるデータ量の増加に対応し得るよう、
それぞれマージン領域m1〜m5が設けられている。
ように分割された領域の管理テーブルが保持され、この
管理テーブルに基づいて各領域の区分が定められてい
る。動作状態情報領域M2には、データ処理装置のシス
テムや周辺機器の動作状態が記憶され、ユーザ設定情報
領域M3には、ユーザが望む装置の使用環境などに合わ
せたユーザ設定情報が記憶されている。また、ジョブ履
歴情報領域M4、エラー履歴情報領域M5には、それぞ
れに対応する履歴情報が記憶されている。
これに記憶される複数のデータを連結したデータ列を有
し、ユーザ設定情報領域M3もこれに記憶される複数の
データを連結したデータ列を有している。例えば、ユー
ザ設定情報領域M3に複数のデータD1〜Dnが記憶さ
れるものとすると、これらのデータD1〜Dnは、図4
に示すように、D1,D2,D3,…Dnの順で連結
(直結)されたデータ列を構成することになる。
ように分割した各々の領域M1〜M5に対応するバージ
ョン情報を保持させる。このバージョン情報は、ROM
2に格納される処理プログラムのバージョンに対応する
もので、例えば、処理プログラムのバージョンアップが
行われた場合は、バージョンアップ前の処理プログラム
を格納するROM2内のバージョン情報とバージョンア
ップ後の処理プログラムを格納するROM2内のバージ
ョン情報とが、一部の領域又は全ての領域で異なるもの
となる。図5はROM2内における各領域M1〜M5と
バージョン情報の対応関係の具体例を示している。
のNVRAM領域の初期化処理について、図6及び図7
のフローチャートを用いて説明する。なお、この初期化
処理は、CPU1によって行われるものである。
システムが起動すると(ステップS1)、動作状態情報
領域M2に関するバージョン情報の比較を行う(ステッ
プS2)。バージョン情報の比較は、その時点でNVR
AM3の動作状態情報領域M2に付与されているバージ
ョン情報と、当該領域に対応して交換後のROM2に保
持されたバージョン情報を用いて行われる。
ていればバージョンが等しいと判断し、不一致であれば
バージョンが異なると判断する。バージョンが異なる場
合の判断結果には二つの形態が存在する。一つは、動作
状態情報領域M2に付与されたバージョン情報に対し
て、当該領域に対応して交換後のROM2に保持された
バージョン情報が低位版である場合で、この場合はバー
ジョンが古いと判断する。もう一つは、動作状態情報領
域M2に付与されたバージョン情報に対して、当該領域
に対応して交換後のROM2に保持されたバージョン情
報が上位版である場合で、この場合はバージョンが新し
い、つまりバージョンアップが有りと判断する。
状態情報領域M2に付与されたバージョン情報がV2
で、交換後のROM2に保持されたバージョン情報がそ
れよりも上位版のV3であることから、ステップS2で
はバージョンアップが有りと判断されることになる。
た場合はステップS3に移行してからステップS6に進
み、ステップS2でバージョンアップ有りと判断した場
合はステップS4,S5に移行してからステップS6に
進む。また、ステップS2でバージョンが等しいと判断
した場合は、そのままステップS6に進む。
た場合は、ステップS3で動作状態情報領域M2全体を
初期化する。この初期化処理により、それまで動作状態
情報領域M2に記憶されていた全てのデータが削除され
る。
有りと判断すると、ROM2の処理プログラムのバージ
ョンアップによって変更となる変更データのリストを用
いて、動作状態情報領域M2のデータ列から所定のデー
タを削除する(ステップS4)。変更データのリスト
は、バージョンアップ後の処理プログラムを格納するR
OM2に予め保持される。このROM2に保持されたリ
ストに従い、CPU1は、動作状態情報領域M2内のデ
ータを削除する。このとき、データの削除によって生じ
る空き領域は、これに続く後続のデータで詰める。ま
た、バージョンアップによる変更後のデータや、バージ
ョンアップによって新規に追加されるデータは、データ
列の末尾に追加する。
に示す。図示のように、動作状態情報領域M2に対応す
る変更データのリストにおいて、既存のデータD2,D
5がそれぞれD2′,D5′に変更されるものとする
と、CPU1では、先ずデータD2を削除してこれに続
くデータD3,…で空き領域を詰め、さらにデータD5
を削除してこれに続くデータD6,…で空き領域を詰め
る。また、変更後のデータD2′,D5′については、
その時点でデータ列の末尾(最後尾)となっているデー
タDnの後に追加する。さらに、新規に追加されるデー
タDn+1が有る場合は、このデータDn+1もデータ
列の末尾に追加する。変更後のデータD2′,D5′と
新規のデータDn+1については、どちらを先に追加し
ても構わない。
により、例えば、変更前のデータD2に対して、変更後
のデータD2′のサイズが大きい場合でも、その後のデ
ータD3の領域に被ることなく、変更後のデータD2′
をデータ列に組み込むことが可能となる。また、データ
の削除によって生じた空き領域を後続のデータで詰める
ため、仮に変更前のデータD2に対して変更後のデータ
D2′のサイズが小さい場合でも、データ間に無駄な領
域が生じることはない。
終えると、変更後のデータ領域や新規のデータ領域の初
期化を行う(ステップS5)。これにより、それらのデ
ータ領域に対してデータの書き込みが行える状態とな
る。以上で、動作状態情報領域M2に対する初期化処理
が完了する。
報領域M3に関するバージョン情報の比較を行い(ステ
ップS6)、その比較結果に基づき、バージョンが古い
と判断した場合はユーザ設定情報領域M3全体を初期化
し(ステップS7)、バージョンアップが有りと判断し
た場合はROM2に保持された変更データのリストに従
ってデータの削除、追加を行った後(ステップS8)、
変更後のデータ領域や新規のデータ領域の初期化を行う
(ステップS9)。各ステップでの処理の詳細について
は、前述した動作状態情報領域M2に対する初期化処理
の場合と同様である。
バージョン情報の比較を行い(ステップS10)、バー
ジョンが等しいと判断した場合はジョブ履歴情報領域M
4内のデータをそのまま保持し、バージョンが古い或い
はバージョンアップが有りと判断した場合はジョブ履歴
情報領域M4内のジョブ履歴情報を消去する(ステップ
S11)。その後、エラー履歴情報領域M5に関しても
同様の処理を行う(ステップS12〜S13)。
(ステップS14)。バージョン情報の更新は、NVR
AMWork領域M1、動作状態情報領域M2、ユーザ
設定情報領域M3、ジョブ履歴情報領域M4、エラー履
歴情報領域M5の各領域において、ROM交換によりバ
ージョン変更が生じた領域のバージョン情報を書き換え
ることで行われる。因みに、先の図3及び図5に示す例
では、NVRAMWork領域M1、動作状態情報領域
M2のバージョン情報が書き換えられることになる。以
上で、ROM交換によるNVRAM領域の初期化処理が
完了する。
した後は、先述のようにROM2に保持された変更デー
タのリストに基づき、再設定が必要な情報(ユーザ設定
情報など)の入力画面を表示部5に表示し、情報の入力
をユーザに促すことが好ましい。また、新規にデータが
追加された場合においても、そのデータ領域に対する情
報の入力画面を表示部5に表示してユーザに情報入力を
促すことが好ましい。
憶手段(例えば、ハードディスク)が装置内に存在する
場合は、以下のような手法を採用することにより、再設
定のためのユーザの負担を軽減することができる。即
ち、ROM2が保持する変更データのリストに、変更前
後におけるデータの変換方式(例えば、テキストデータ
である場合は変更前後の文字コードの変換方式)を付加
する。また、動作状態情報領域M2及びユーザ設定情報
領域M3の初期化に際し、変更データのリストにあるデ
ータをデータ列から削除する前に、削除対象となるデー
タを上記記憶手段に格納しておき、その後、削除対象と
なるデータに対応する変更後のデータをデータ列に追加
した後に、変更データのリストに付加されたデータの変
換方式に基づいて変更前のデータを変更後のデータに組
み入れる。これにより、再設定のための入力の手間を削
減することが可能となる。なお、削除対象となるデータ
の格納先は、NVRAM領域における他の領域(例え
ば、予約領域M6)としてもよい。
ストにバージョンアップの変更履歴を付加し、この変更
履歴に基づいて動作状態情報領域M2及びユーザ設定情
報領域M3の各データ列に対するデータの削除及び追加
を行うようにすれば、ROM交換による飛び石のバージ
ョンアップにも対応可能となる。バージョンアップの変
更履歴は、領域M2,M3毎に付加される。また、バー
ジョンアップの変更履歴は、バージョンアップ前の変更
データのリストに、バージョンアップ後の変更データの
リストを順次追加することで作成される。
ージョンアップの変更履歴の一例を示す。図示した履歴
履歴では、動作状態情報領域M2にバージョン情報V2
が付与されたときにデータD2,D5で変更があり、バ
ージョン情報V3が付与されたときにデータD1,D
3,D4で変更があったことを示している。このことか
ら、ROM2の交換により、例えば、動作状態情報領域
M2のバージョン情報がV1からV3に変わる場合で
も、バージョンV2でどのデータが変更されたのかを把
握できるため、それに基づいて動作状態情報領域M2の
データ列に対するデータの削除及び追加を行うことによ
り、飛び石のバージョンアップにも適切に対応すること
が可能となる。
ータ処理装置で読み出し専用メモリの交換が行われた場
合でも、不揮発性メモリの記憶領域のなかで、バージョ
ンアップのあった領域のデータだけを初期化することが
できる。これにより、読み出し専用メモリの交換による
処理プログラムのバージョンアップが容易になる。ま
た、バージョンアップのあった領域のデータだけを再設
定すればよいため、ユーザやサービスマンの負担を軽減
することができる。さらに、処理プログラムを開発する
エンジニアにとっても、市場に供給された製品に対して
思い切った変更、修正、機能拡張等を行えるようになる
ため、ユーザに新機種の買い替えをしなくても、既存の
装置に新たな機能を追加することが可能となる。また、
スキャナや通信機能を備えていなくても、読み出し専用
メモリの交換による処理プログラムのバージョンアップ
に適切に対応することが可能となる。
要構成を示すブロック図である。
る。
報の対応関係の具体例を示す図である。
対応関係の具体例を示す図である。
ローチャート(その1)である。
ローチャート(その2)である
作を説明する概念図である。
である。
NVRAM(不揮発性メモリ)、4…入力操作部、5…
表示部
Claims (6)
- 【請求項1】 処理プログラムを格納する読み出し専用
メモリと、前記処理プログラムで使用されるデータを記
憶する不揮発性メモリとを備えるデータ処理装置におけ
るメモリの初期化方法において、 前記不揮発性メモリの記憶領域を複数の領域に分割して
当該分割した各々の領域にバージョン情報を付与する一
方、前記各々の領域に対応するバージョン情報を前記読
み出し専用メモリに保持させ、 前記データ処理装置の起動時に、前記不揮発性メモリの
各々の領域に付与したバージョン情報と、当該各々の領
域に対応して前記読み出し専用メモリに保持させたバー
ジョン情報とを比較し、この比較結果に基づいて前記不
揮発性メモリ内のデータを初期化することを特徴とする
メモリの初期化方法。 - 【請求項2】 前記不揮発性メモリの各々の領域に付与
したバージョン情報と、当該各々の領域に対応して前記
読み出し専用メモリに保持させたバージョン情報とが不
一致となった領域のデータだけを初期化することを特徴
とする請求項1記載のメモリの初期化方法。 - 【請求項3】 前記不揮発性メモリの各々の領域に付与
したバージョン情報と、当該各々の領域に対応して前記
読み出し専用メモリに保持させたバージョン情報との比
較結果に基づいて、各々の領域でのバージョンアップの
有無を判断することを特徴とする請求項1記載のメモリ
の初期化方法。 - 【請求項4】 前記不揮発性メモリ内で分割された前記
複数の領域の少なくとも一つは、複数のデータを連結し
たデータ列を有し、前記読み出し専用メモリは、前記処
理プログラムのバージョンアップによって変更となる変
更データのリストを保持し、 前記データ処理装置の起動時に、前記データ列を有する
領域のバージョンアップが有りと判断された場合に、前
記変更データのリストにあるデータを前記データ列から
削除して、その空き領域を後続のデータで詰めるととも
に、前記バージョンアップによる変更後のデータ及び新
規のデータを前記データ列の末尾に追加することを特徴
とする請求項3記載のメモリの初期化方法。 - 【請求項5】 前記読み出し専用メモリが保持する変更
データのリストにバージョンアップの変更履歴を付加
し、この変更履歴に基づいて前記データ列に対するデー
タの削除及び追加を行うことを特徴とする請求項4記載
のメモリの初期化方法。 - 【請求項6】 前記読み出し専用メモリが保持する変更
データのリストに変更前後におけるデータの変換方式を
付加し、 前記変更データのリストにあるデータを前記データ列か
ら削除する前に、削除対象となるデータを他の領域又は
他の記憶手段に格納するとともに、前記削除対象となる
データに対応する変更後のデータを前記データ列に追加
した後に、前記変更データのリストに付加されたデータ
の変換方式に基づいて変更前のデータを変更後のデータ
に組み入れることを特徴とする請求項4記載のメモリの
初期化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017810A JP2002222093A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | メモリの初期化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017810A JP2002222093A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | メモリの初期化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002222093A true JP2002222093A (ja) | 2002-08-09 |
Family
ID=18883929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001017810A Pending JP2002222093A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | メモリの初期化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002222093A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7558949B2 (en) | 2005-02-16 | 2009-07-07 | Seiko Epson Corporation | Data processing apparatus and control method for verifying that version codes in selected boot sector and main sector match |
US7634648B2 (en) | 2005-07-12 | 2009-12-15 | Seiko Epson Corporation | Data processing apparatus and control method for a data processing apparatus that temporarily provides a plurality of boot sectors in flash ROM |
JP2010102490A (ja) * | 2008-10-23 | 2010-05-06 | Denso Corp | 情報生成システムおよびプログラム |
JP2014044640A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Denso Corp | 電子制御装置 |
-
2001
- 2001-01-26 JP JP2001017810A patent/JP2002222093A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7558949B2 (en) | 2005-02-16 | 2009-07-07 | Seiko Epson Corporation | Data processing apparatus and control method for verifying that version codes in selected boot sector and main sector match |
US7634648B2 (en) | 2005-07-12 | 2009-12-15 | Seiko Epson Corporation | Data processing apparatus and control method for a data processing apparatus that temporarily provides a plurality of boot sectors in flash ROM |
JP2010102490A (ja) * | 2008-10-23 | 2010-05-06 | Denso Corp | 情報生成システムおよびプログラム |
JP2014044640A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Denso Corp | 電子制御装置 |
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