JPH07319684A - 情報端末機器 - Google Patents

情報端末機器

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JPH07319684A
JPH07319684A JP6108012A JP10801294A JPH07319684A JP H07319684 A JPH07319684 A JP H07319684A JP 6108012 A JP6108012 A JP 6108012A JP 10801294 A JP10801294 A JP 10801294A JP H07319684 A JPH07319684 A JP H07319684A
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JP
Japan
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program
rom
application
ram
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Application number
JP6108012A
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English (en)
Inventor
Fumihiko Takagi
文彦 高木
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 専用機としてROMに固定的に記憶されたプ
ログラムに基づいて動作する装置と、汎用機としてRA
Mに補助記憶装置よりプログラムを転送して動作する装
置とを一つの中央処理装置で制御するシステム構成で、
ROMベースで動作する装置のプログラムを実行する際
に不揮発性メモリのようなシステム記憶領域の情報に基
づき制御をRAMベースの汎用機に移行し、補助記憶装
置よりバージョンアッププログラムをRAMに転送し、
そのプログラムを実行することにより固定的なROM上
のプログラムのバージョンアップを実現する。 【効果】 通常はバージョンアップが不可能なROMベ
ースのワープロが容易にバージョンアップが可能となり
ユーザが最新のシステムに容易に変更できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ROMベースで動作す
る日本語ワープロシステムに代表される情報端末機器で
あり、内部にCPU,ROM,RAM、入力装置を持
つ、日本語ワープロ,パソコン,ポケットコンピュータ
(ポケコン),オフィスコンピュータ(オフコン),電
子手帳,POS及びECRの分野に属される情報端末機
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、日本語ワープロのようなROMベ
ースで動作している情報端末器は、汎用パソコンやポケ
コン,オフコンなどはROM部にBIOS(基本的な入
出力を管理するソフトウェアキーボードからのデータの
読み取りや液晶ディスプレイに文字を出力するインター
フェースプログラム)やIPL(フロッピーディスク等
の補助記憶装置からオペレーティングシステムを読み出
すプログラム)等が置かれておりワードプロセッサや表
計算プログラムのようなアプリケーションプログラムは
使用者が別に購入する等して補助記憶装置より本体上の
RAMに読み込むことにより実行される。この形態にお
いてアプリケーションプログラムのバージョンアップを
行うためには使用者が別途プログラムを再購入し、補助
記憶装置より本体RAMに再読み込みを行うことで実現
される。
【0003】一方、日本語ワープロやPOS,ECR等
は、RAMをデータを一時的に記憶しておく領域(以下
ワークエリア)として使用し、BIOSやアプリケーシ
ョンプログラム等は全てROM領域に置かれている。本
形態をもつ情報端末機器においてソフトウェアのバージ
ョンアップを行うためには、特開平3−71232号公
報のようにROMの所定アドレスを入力された場合に他
のメモリアドレスに変換することで実現する方法があっ
た。また、特開平3−246627号公報のように修正
プログラム専用の格納手段を設けることにより、この機
能のアップデートだけで主プログラム全体の修正を行え
るようにする方法があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平3−712
32号公報に記載された技術では、修正プログラムの格
納されているアドレスが一義的に決められてしまい、ま
た修正プログラムをPROM等のROMにおく必要があ
ることなどによりマスクROM作成後、製品出荷前まで
のバク修正は可能だが一般的なアプリケーションプログ
ラムが格納されたマスクROMのバージョンアップは不
可能である。また、特開平3−246627号公報に記
載された技術では、全体のプログラムの修正は可能だ
が、個々のアプリケーションプログラムのバージョンア
ップを行うことは不可能である。
【0005】最後に通常の汎用パーソナルコンピュータ
におけるバージョンアップ方法に関しては、使用者が本
体購入時に全てのアプリケーションプログラムを購入
し、本体に導入(インストール)する必要があり、使用
者にかかる費用的、労力的負担はROMベースで提供さ
れるシステムに比較して多大なものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、従来技術で
課題となっている項目に関して以下の手段により解決を
図るものである。ここでは説明の便宜上、全てベースを
日本語ワープロのソフトウェアのバージョンアップとし
て説明を行うが、その他のパソコン,ポケコン,オフコ
ン,POS,ECRにおいてもROMに記憶されている
ソフトウェアの内容が異なるのみで、解決する手段は全
て同一である。
【0007】請求項1では、FD等にてプログラムを供
給し、パソコン部のRAMにおいて該当するROMベー
スのプログラムをエミュレートすることにより製品出荷
後のROMプログラムの修正が容易となる。また、個々
のアプリケーションプログラム毎にバージョンアッププ
ログラムの実行の可不可のフラグを持つことにより、個
々のプログラムのバージョンアップが可能となる。
【0008】請求項2では、ハードウェアにてICカー
ドのような外部記憶装置を本体のメモリマップにアロケ
ートするようにする。これによりバージョンアップする
アプリケーションのROM上にICカードをオーバーラ
ップすることにより、製品出荷後のバージョンアップが
容易に行える。また、ICカード上に構成情報を持ち、
個々のアプリケーションプログラムごとにバージョンア
ップ情報を持つことにより個々のプログラム毎にバージ
ョンアップが可能となる。
【0009】請求項3では、シリアル伝送路で接続され
た複数台の日本語ワードプロセッサにおいて、バージョ
ンアップを行うワープロよりバージョンアッププログラ
ムを内蔵しているワープロにダウンロードリクエストを
送信し、相手方より受信したバージョンアッププログラ
ムをRAM上に転送し、アプリケーションプログラムが
存在しているROMアドレスにマッピングすることによ
り、バージョンアップを行う。これによりパソコン通信
等を用いることにより、製品出荷後も容易にバージョン
アップが可能となり、また個々のアプリケーションプロ
グラム毎のバージョンアップも容易である。
【0010】請求項4では、イーサネットのようなLA
N環境下で接続された複数台の日本語ワードプロセッサ
において、バージョンアップを行うワープロよりバージ
ョンアッププログラムを内蔵しているワープロにダウン
ロードリクエストを送信し、相手方より受信したバージ
ョンアッププログラムををRAM上に転送し、アプリケ
ーションプログラムが存在しているROMアドレスにマ
ッピングすることにより、バージョンアップを行う。こ
れにより、容易に製品出荷後もバージョンアップが可能
となり、個々のアプリケーションプログラム毎のバージ
ョンアップも可能である。
【0011】
【作用】上記請求項1においては、ROMベースで動作
する日本語ワープロのようなシステムにおいて別途汎用
パーソナルコンピュータのハードウェアを内蔵し、適宜
切り替えをソフトウェアにてコントロールできるように
しておく。この際、汎用のパーソナルコンピュータ部は
通常のオペレーティングシステム(DDS)が動作する
よう設計される。ROMで標準搭載されているワープロ
のアプリケーションのバージョンアップはFD等で供給
され、そのプログラムはDDSベースで作成されてい
る。このため、ワープロからソフトウェア的にパソコン
に切り替え、バージョンアップソフトを動作させること
により、ROMベースプログラムのバージョンアップを
行うことができる。
【0012】上記請求項2においては、ROMベースで
動作する日本語ワープロのようなシステムにおいてIC
カードで代表される外部記憶装置を接続しておく。IC
カード制御回路は挿入されているICかを任意のアドレ
スに展開することができる。供給されるICカードに
は、その先頭に、アプリケーション名や展開されるアド
レス等が書き込まれており、ワープロのアプリケーショ
ンは必要に応じてICカードを参照し、適当なアドレス
にICカードをマッピングして実行することにより、バ
ージョンアップを行うことができる。
【0013】上記請求項3においては、ROMベースで
動作する日本語ワープロのようなシステムにおいてRS
232Cで代表されるシリアル伝送を制御する回路およ
びシリアル伝送で他から入手したプログラムを格納する
ことのできるRAMを用意する。このRAMは任意のア
ドレスにマップすることが可能であるよう設計される。
このシステムにおいてワープロは任意のアプリケーショ
ンプログラムを実行時に、シリアル伝送制御回路を通じ
て直接に接続された他のワープロないしパソコン等のコ
ンピュータ、もしくはモデム等を通じて遠隔地に設置さ
れたワープロやコンピュータよりバージョンアッププロ
グラムを入手する。本プログラムにはその先頭にRAM
を割り当てるべきアドレスが書かれており、ROM上の
アプリケーションプログラムはこの情報よりRAMをマ
ッピングして、プログラムを展開してバージョンアップ
プログラムを実行する。
【0014】上記請求項4においては、ROMベースで
動作する日本語ワープロのようなシステムにおいてイー
サネットで代表されるパケット伝送を制御する回路およ
びパケット伝送で他から入手したプログラムを格納する
ことのできるRAMを用意する。このRAMは任意のア
ドレスにマップすることが可能であるよう設計される。
このシステムにおいてワープロは任意のアプリケーショ
ンプログラムを実行時に、パケット伝送制御回路を通じ
て直接に接続された他のワープロないしパソコン等のコ
ンピュータ、もしくはブリッジやルーター等を通じて遠
隔地に設置されたワープロやコンピュータよりバージョ
ンアッププログラムを入手する。本プログラムにはその
先頭にRAMを割り当てるべきアドレスが書かれてお
り、ROM上のアプリケーションプログラムはこの情報
よりRAMをマッピングして、プログラムを展開してバ
ージョンアッププログラムを実行する。
【0015】
【実施例】本発明の情報端末機器を以下に図面と共に説
明する。図1に示すパーソナルコンピュータもしくは日
本語ワープロにおけるブロック回路図中の中央処理装置
1は、通常のコンピュータにおける中央処理装置と同様
に、内部での演算や外部の記憶装置、入出力等をコント
ロールする。場合により内部に小容量の記憶装置を含む
場合もある。入出力制御回路2は通常のコンピュータの
入出力制御回路と同様にハードウェアの入出力を制御す
る回路である。ハードウェアにおいては文字や記号,制
御コードを入力することのできるキーボード4や、座標
を指定するポイティングデバイスであるマウス5等が入
力装置として入力回路3を介して接続される。さらにブ
ラウン管で構成されるCRTディスプレイ7やLCD
(液晶)ディスプレイ8、プラズマディスプレイ等の表
示装置が表示回路6を介して接続される。また、サーマ
ルプリンタやインパクトプリンタのようなプリンタ装置
も補助装置として接続される。
【0016】本発明におけるハードウェアは、その内部
にROM(Read Only Memory)12お
よびRAM(Random Access Memor
y)13を主記憶装置として持ち、これらにモニタと呼
ばれるシステムプログラム(本発明におけるハードウェ
アの電源がONになった際にハードウェアの初期化を行
い、必要であればROMやRAMマッピングして次に述
べる主プログラムを実行する)や主プログラム(通常メ
モリ上に常駐し、次に述べるアプリケーションプログラ
ムの切り替え等を行う)。さらに個々のアプリケーショ
ンプログラムが記憶されている。また本発明におけるハ
ードウェアでは補助記憶装置9としてフロッピーディス
クドライブ10やハードディスクドライブ11が接続さ
れる。通常日本語ワープロに代表される本発明で解決し
ようとするハードウェアでは、ユーザの利便性のためシ
ステムプログラム,主プログラム,アプリケーションプ
ログラムはROM12上に記憶されており、特殊なプロ
グラムやデータが補助記憶装置9よりRAM13上に展
開される。また上記ハードウェアでは、システムの各種
情報を電源のON/OFFに関係なく保持するための不
揮発性メモリ14が搭載される。このようなハードウェ
ア構成のシステムをベースに個々の請求項における実施
例の詳細な説明を以下に述べる。
【0017】(実施例1)請求項1においては、図1に
示すハードウェアの回路構成に、図2に示すように一つ
の中央処理装置1で制御するために、日本語ワープロ/
パソコン切り替え回路15と、それぞれのモードに固有
の日本語ワープロ用ハードウェア回路16、パソコン用
ハードウェア回路17を付加している。尚、図1と同一
部分は同一符号で示す。通常、日本語ワープロのシステ
ムでは、図12に示すように上記したようにシステムプ
ログラムや主プログラム、アプリケーションプログラム
はROM12上に記憶しており、必要に応じて中央処理
装置1が処理することのできるアドレスにマッピングさ
れて実行される。
【0018】尚、図12において、メモリアドレスの0
〜FFFFhまではシステムプログラムや中央処理装置
が使用するデータエリアであり、RAMが割り当てられ
ている。アドレス10000h〜5FFFFhまでは日
本語ワープロにおけるシステムプログラムであり、表示
やキー入力等の共用ルーチンやメニュー表示プログラム
等が存在しており、ROMが割り当てられている。アド
レス60000h〜DFFFFhまではアプリケーショ
ンプログラムの領域であり、ROMが割り当てられる。
このエリアはバンク切り替え方式が取られており主プロ
グラムはメニューからアプリケーションプログラムが選
択されると該当するアプリケーションの存在するROM
をこのエリアにマッピングする。アドレスE0000h
〜FFFFFhはシステムプログラム領域であり、シス
テムの電源がONになったときにハードウェアの初期化
を行ったり、ハードウェアの初期テストを行う部分であ
る。ROMが割り当てられている。100000h以上
の空間は、フリーエリアであり、作成された文書を格納
するRAMやアプリケーションプログラムの存在してい
るROMの物理アドレスが設定されている。これらのメ
モリマップはシステムによりアドレスや内容が異なる場
合がある。
【0019】一方、汎用のパーソナルコンピュータにお
いては、図13に示すように、システムプログラムのみ
がROMで動作し、その他のプログラムはすべてRAM
で動作する。上記の差異のため通常、日本語ワープロと
汎用パソコンを同一筐体内に収めた場合は、日本語ワー
プロモードと汎用パソコンモードを持ち、それぞれのモ
ードを切り替えるハードウェアを持つ。本請求項ではR
OM上の日本語ワープロのアプリケーションプログラム
のバージョンアップに同一筐体内の汎用パーソナルコン
ピュータを利用する。
【0020】尚、図13において、メモリアドレスの0
〜FFFFhまではシステムプログラムや中央処理装置
が使用するデータエリアであり、RAMが割り当てられ
ている。10000h〜2FFFFhまでは主プログラ
ム領域であり、通常RAMが割り当てられ、システムの
電源がONになったときに補助記憶装置より本メモリア
ドレスに読み込まれる。30000h〜DFFFFhま
ではプログラム使用領域であり、RAMが割り当てられ
ている。ユーザの指定により主プログラムは補助記憶装
置よりプログラムを取り出し、このエリアのうち未使用
のアドレスに転送する。E0000h〜FFFFFhは
システムプログラム領域であり、システムの電源がON
になったときにハードウェアの初期化を行ったり、ハー
ドウェアの初期テストを行う部分である。ROMが割り
当てられている。100000h以上のエリアは前述の
プログラム使用領域と同様に補助記憶装置から読み出さ
れたプログラムが置かれたり、プログラムで使用するワ
ークデータが置かれる。RAMが割り当てられる。これ
らのメモリマップはシステムによりアドレスや内容が異
なる場合がある。
【0021】図3に示すフローチャートにおいて、上記
ハードウェアの電源が入れられた場合、システムプログ
ラムが最初に実行され必要なハードウェアを初期化する
(S1)。次にシステムプログラムは主プログラムを呼
び出し(ワープロではROM上にシステムプログラムが
存在しているので呼び出す必要はないがパソコンの様な
システムではシステムプログラムを補助記憶装置9から
呼び出さなければならない)制御を主プログラムに移す
(S2)。主プログラムは実行するアプリケーション選
択のためにメニューを出力装置に表示し(S3)、入力
装置よりキー入力等でアプリケーションが選択されるの
を待つ(S4)。ユーザが実行するアプリケーションを
メニューより選択したら、主プログラムは不揮発性メモ
リ14をチェックし、選択されたアプリケーションがバ
ージョンアップが必要であるかどうかをチェックする
(S5)。
【0022】上記不揮発性メモリ14には、図10に示
すフォーマットでバージョンアップ情報が書かれてお
り、ユーザはアプリケーションのバージョンアップを行
う際にはあらかじめ本データを書き換えておく。選択さ
れたアプリケーションがバージョンアップの必要がなけ
れば通常どおりROM12を必要な領域にマッピングし
(S7)、アプリケーションを実行する(S8)。ユー
ザーがアプリケーションの終了処理を行うと(S9)、
主プログラムに制御が戻りメニューが再度表示される。
もしユーザが選択したアプリケーションがバージョンア
ップの必要があれば、主プログラムは共有RAM空間に
補助記憶装置9から読み出すアプリケーションのバージ
ョンアッププログラムのプログラム名を書き込んだ後、
パソコンを起動する(S10)。パソコンは補助記憶装
置9より自身の主プログラム(OS)を読み込み、その
後自動的に共有メモリに書き込まれたファイル名のプロ
グラムをメモリ上に読み込み(S11)、実行する(S
12)。ユーザがアプリケーションの終了処理を行うと
(S13)、主プログラムはモードをワープロに切り替
え(14)、ワープロの主プログラムに処理を渡す。
【0023】(実施例2)請求項2においては、図1に
示すハードウェアの回路構成に、図4に示すようにIC
カードによるソフトウェアのバージョンアップをサポー
トするために、ICカード制御回路18とICカード1
9を付加している。尚、図1と同一部分は同一符号で示
す。
【0024】通常日本語ワープロのシステムでは、図1
2に示すように、上記したようにシステムプログラムや
主プログラム,アプリケーションプログラムはROM1
2上に記憶しており、必要に応じて中央処理装置1が処
理することのできるアドレスにマッピングされて実行さ
れる。本発明ではICカード19上のROMもしくはR
AMに搭載されたアプリケーションプログラムをハード
ウェア的に該当するメモリアドレスに割り付けることに
より日本語ワープロのアプリケーションプログラムのバ
ージョンアップを行う。
【0025】図5に示すフローチャートにおいて、上記
ハードウェアの電源が入られた場合、システムプログラ
ムが最初に実行され必要なハードウェアを初期化する
(S21)。次にシステムプログラムは主プログラムを
呼び出し(ワープロではROM上にシステムプログラム
が存在しているので呼び出す必要はないが、パソコンの
ようなシステムではシステムプログラムを補助記憶装置
9から呼び出さなければならない)制御を主プログラム
に移す(S22)。主プログラムは実行するアプリケー
ション選択のためにメニューを出力装置に表示し(S2
3)、入力装置よりキー入力等でアプリケーションが選
択されるのを待つ(S23)。ユーザが実行するアプリ
ケーションをメニューより選択したら、主プログラムは
ICカード19を一時的にマッピングし、カードの先頭
に書かれているプログラム情報を参照し(S25)、ユ
ーザが選択したアプリケーションと同一のものであるか
どうかをチェックする(S26)。
【0026】上記ICカード19内のプログラム情報の
フォーマットの例を図11に示す。選択されたアプリケ
ーションがバージョンアップの必要がなければ通常どお
りROM12を必要な領域にマッピングし(S27)、
アプリケーションを実行する(S28)。ユーザがアプ
リケーションの終了処理を行うと(S29)、主プログ
ラムに制御が戻りメニューが再度表示される。もしユー
ザが選択したアプリケーションがバージョンアップの必
要があれば、主プログラムはカード内の情報を基にIC
カード19をメモリ上のアドレスにマッピングし(S3
0)、アプリケーションを実行する(S31)、ユーザ
がアプリケーションの終了処理を行うと(S32)、主
プログラムはICカード19をメモリアドレスからアン
マップし(S33)、ワープロの主プログラムに処理を
渡してメニューを再表示する。
【0027】(実施例3)請求項3においては、図1に
示すハードウェアの回路構成に、図6に示すようにシリ
アル通信回線を通じるソフトウェアのバージョンアップ
をサポートするため、シリアル通信制御回路20を付加
している。尚、図1と同一部分は同一符号で示す。
【0028】通常日本語ワープロのシステムでは、図1
2に示すように、システムプログラムや主プログラム,
アプリケーションプログラムはROM12上に記憶して
おり、必要に応じて中央処理装置1が処理することので
きるアドレスにマッピングされて実行される。本発明で
はバージョンアッププログラムを格納するRAM空間を
持ち、このRAM空間にシリアル通信路を介してプログ
ラムを転送し、さらにこのRAM空間を元のアプリケー
ションプログラムが動作していた物理アドレスにマッピ
ングすることによりプログラムのバージョンアップが実
行される。
【0029】図7に示すフローチャートにおいて、上記
ハードウェアの電源が入られた場合、システムプログラ
ムが最初に実行され必要なハードウェアを初期化する
(S41)。
【0030】次にシステムプログラムは主プログラムを
呼び出し(ワープロではROM12上にシステムプログ
ラムが存在しているので呼び出す必要はないがパソコン
のようなシステムではシステムプログラムを補助記憶装
置9から呼び出さなければならない)制御を主プログラ
ムに移す(S42)。主プログラムは実行するアプリケ
ーション選択のためにメニューを出力装置に表示し(S
43)、入力装置よりキー入力等でアプリケーションが
選択されるのを待つ(S44)。ユーザが実行するアプ
リケーションをメニューより選択したら、主プログラム
は不揮発性メモリ14をチェックし、選択されたアプリ
ケーションがバージョンアップが必要であるかどうかを
チェックする(S45)。
【0031】上記不揮発性メモリ14には、図10に示
すフォーマットでバージョンアップ情報が書かれてお
り、ユーザはアプリケーションのバージョンアップを行
う際にはあらかじめ本データを書き換えておく。選択さ
れたアプリケーションがバージョンアップの必要がなけ
れば通常どおりROM12を必要な領域にマッピングし
(S47)、アプリケーションを実行する(S48)。
ユーザがアプリケーションの終了処理を行うと(S4
9)、主プログラムに制御が戻りメニューが再度表示さ
れる。もしユーザが選択したアプリケーションがバージ
ョンアップの必要があれば、主プログラムはRAMを特
定のアドレスにマッピングし(S50)、シリアル通信
回線をオープンする(S51)。
【0032】次にRAMに該当するプログラムをシリア
ル通信回線を通じて転送する(S52)。転送が終了し
たら主プログラムはアプリケーションに制御を移す(S
53)。ユーザがアプリケーションの終了処理を行うと
(S54)、主プログラムはRAMをメモリアドレスか
らアンマップし(S55)、ワープロの主プログラムに
処理を渡してメニューを再表示する。
【0033】(実施例4)請求項4においては、図1に
示すハードウェアの回路構成に、図8に示すようにパケ
ット通信回線を通じたソフトウェアのバージョンアップ
をサポートするため、パケット通信制御回路21を付加
している。尚、図1と同一部分は同一符号で示す。
【0034】通常日本語ワープロのシステムでは、シス
テムプログラムや主プログラム、アプリケーションプロ
グラムはROM12上に記憶しており、必要に応じて中
央処理装置1が処理することのできるアドレスにマッピ
ングされて実行される。本発明ではバージョンアッププ
ログラムを格納するRAM空間を持ち、このRAM空間
にパケット通信路を介してプログラムを転送し、さらに
このRAM空間を元のアプリケーションプログラムが動
作していた物理アドレスにマッピングすることによりプ
ログラムのバージョンアップが実行される。図9に示す
フローチャートにおいて、上記ハードウェアの電源が入
れられた場合、システムプログラムが最初に実行され必
要なハードウェアを初期化する(S61)。
【0035】次にシステムプログラムは主プログラムを
呼び出し(ワープロではROM12上にシステムプログ
ラムが存在しているので呼び出す必要はないがパソコン
のようなシステムではシステムプログラムを補助記憶装
置9から呼び出さなければならない)制御を主プログラ
ムに移す(S62)。主プログラムは実行するアプリケ
ーション選択のためにメニューを出力装置に表示し(S
63)、入力装置よりキー入力等でアプリケーションが
選択されるのを待つ(S64)。ユーザが実行するアプ
リケーションをメニューより選択したら、主プログラム
は不揮発性メモリ14をチェックし(S65)、選択さ
れたアプリケーションがバージョンアップが必要である
かどうかをチェックする(S66)。
【0036】上記不揮発性メモリ14には、図10に示
すフォーマットでバージョンアップ情報が書かれてお
り、ユーザはアプリケーションのバージョンアップを行
う際にはあらかじめ本データを書き換えておく。選択さ
れたアプリケーションがバージョンアップの必要がなけ
れば通常どおりROMを必要な領域にマッピングし(S
67)、アプリケーションを実行する(S68)。ユー
ザがアプリケーションの終了処理を行うと(S69)、
主プログラムに制御が戻りメニューが再度表示される。
もしユーザが選択したアプリケーションがバージョンア
ップの必要があれば、主プログラムはRAM13を特定
のアドレスにマッピングし(S70)、パケット通信回
線をオープンする(S71)。
【0037】次にRAM13に該当するプログラムをパ
ケット通信回線を通じて転送する(S72)。転送が終
了したら主プログラムはアプリケーションに制御を移す
(S73)。ユーザがアプリケーションの終了処理を行
うと(S74)、主プログラムはRAM13をメモリア
ドレスからアンマップし(S75)、ワープロの主プロ
グラムに処理を渡してメニューを再表示する。
【0038】
【発明の効果】本発明による情報端末機器は、叙上のよ
うな構成であるから、請求項1においては、 ・通常はバージョンアップが不可能なROMベースのワ
ープロ(電子手帳、POS等)が容易にバージョンアッ
プが可能となり、ユーザが最新のシステムに容易に変更
できる。 ・汎用パソコンを搭載することでバージョンアッププロ
グラムの作成が容易となる(市販のツールが利用でき
る)。 ・バージョンアッププログラムがフロッピーディスク等
で供給できるため、バージョンアップに伴う費用が安く
すむ。
【0039】請求項2においては、 ・通常はバージョンアップが不可能なROMベースのワ
ープロ(電子手帳、POS等)が容易にバージョンアッ
プが可能となり、ユーザが最新のシステムに容易に変更
できる。 ・ICカードでバージョンアッププログラムを供給する
ためユーザはカードをスロットに挿入するだけでバージ
ョンアップが可能となる。
【0040】請求項3において、 ・通常はバージョンアップが不可能なROMベースのワ
ープロ(電子手帳、POS等)が容易にバージョンアッ
プが可能となり、ユーザが最新のシステムに容易に変更
できる。 ・シリアル通信にてバージョンアッププログラムを入手
するため、一台プログラムを格納していれば複数台で共
有することが可能となる。 ・シリアル通信にてバージョンアッププログラムを入手
するため、遠隔地にあるコンピュータからプログラムの
入手が可能となる。
【0041】請求項4において、 ・通常はバージョンアップが不可能なROMベースのワ
ープロ(電子手帳、POS等)が容易にバージョンアッ
プが可能となり、ユーザが最新のシステムに容易に変更
できる。 ・パケット通信にてバージョンアッププログラムを入手
するため、一台プログラムを格納していれば複数台で共
有することが可能となる。 ・パケット通信にてバージョンアッププログラムを入手
するため、遠隔地にあるコンピュータからプログラムの
入手が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な実施例であるパーソナルコピ
ュータ/日本語ワープロのブロック回路図である。
【図2】本発明の一実施例であるパーソナルコピュータ
/日本語ワープロのブロック回路図である。
【図3】本機器の一実施例(図2)による動作フローチ
ャートである。
【図4】本機器の他の実施例によるブロック回路図であ
る。
【図5】本機器の他の実施例(図4)による動作フロー
チャートである。
【図6】本機器の他の実施例によるブロック回路図であ
る。
【図7】本機器の他の実施例(図6)による動作フロー
チャートである。
【図8】本機器の他の実施例によるブロック回路図であ
る。
【図9】本機器の他の実施例(図8)による動作フロー
チャートである。
【図10】本機器による不揮発性メモリ上のバージョン
情報フォーマットの例を示す図である。
【図11】本機器によるICカード内部のデータフォー
マットの例を示す図である。
【図12】一般の日本語ワープロにおけるメモリマップ
の例を示す図である。
【図13】汎用パソコンにおけるメモリマップの例を示
す図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 入出力制御回路 3 入力回路 6 表示回路 9 補助記憶装置 10 フロッピーディスクドライブ 11 ハードディスクドライブ 12 ROM 13 RAM 14 不揮発性メモリ 15 ワープロ/パソコン切替え回路 16 日本語ワープロ用ハードウェア 17 パソコン用ハードウェア 18 ICカード制御回路 19 ICカード 20 シリアル通信制御回路 21 パケット通信制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 専用機としてROMに記憶されたプログ
    ラムに基づいて動作する装置と、汎用機としてRAMに
    補助記憶装置よりプログラムを転送して動作する装置を
    一つの中央処理装置で制御するシステム構成の情報端末
    機器において、ROMにベースで動作する装置のプログ
    ラムを実行する際に不揮発性メモリにおけるシステム記
    憶領域の情報に基づき制御をRAMベースの汎用機に移
    行し、上記補助記憶装置よりバージョンアッププログラ
    ムを実行することにより固定的な上記ROM上のプログ
    ラムのバージョンアップを行うことを特徴とする情報端
    末機器。
  2. 【請求項2】 専用機としてROMに固定的に記憶され
    たプログラムに基づいて動作する装置にICカードにお
    けるROMを内蔵する外部記憶装置を接続し、そのRO
    M領域を中央処理装置で参照できるメモリアドレスに割
    り付けることのできるシステム構成の情報端末機器にお
    いて、ROMベースで動作する装置のプログラムを実行
    する際に不揮発性メモリにおけるシステム記憶領域の情
    報に基づき外部記憶装置をプログラムの実行アドレスに
    重ね合わせることにより固定的な上記ROM上のプログ
    ラムのバージョンアップを行うことを特徴とする情報端
    末機器。
  3. 【請求項3】 専用機としてROMに固定的に記憶され
    たプログラムに基づいて動作する装置にシリアル通信を
    行うことのできるハードウェアを接続し、さらに中央処
    理装置で参照できるメモリアドレスに割り付けることの
    できるRAM空間を持つシステム構成の情報端末機器に
    おいて、ROMベースで動作する装置のプログラムを実
    行する際に不揮発性メモリにおけるシステム記憶領域の
    情報に基づきシリアル通信回線を通じてプログラムをR
    AM空間に転送し、プログラムの転送されたRAM空間
    をプログラムの実行アドレスに重ね合わせることにより
    固定的な上記ROM上のプログラムのバージョンアップ
    を行うことを特徴とする情報端末機器。
  4. 【請求項4】 専用機としてROMに固定的に記憶され
    たプログラムに基づいて動作する装置にパケット通信を
    行うことのできるハードウェアを接続し、さらに中央処
    理装置で参照できるメモリアドレスに割り付けることの
    できるRAM空間を持つシステム構成の情報端末機器に
    おいて、ROMベースで動作する装置のプログラムを実
    行する際に不揮発性メモリにおけるシステム領域の情報
    に基づきパケット通信回線を通じてプログラムをRAM
    空間に転送し、プログラムの転送されたRAM空間をプ
    ログラムの実行アドレスに重ね合わせることにより固定
    的な上記ROM上のプログラムのバージョンアップを行
    うことを特徴とする情報端末機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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