JP2002221887A - 回転体の駆動制御装置 - Google Patents

回転体の駆動制御装置

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JP2002221887A
JP2002221887A JP2001016748A JP2001016748A JP2002221887A JP 2002221887 A JP2002221887 A JP 2002221887A JP 2001016748 A JP2001016748 A JP 2001016748A JP 2001016748 A JP2001016748 A JP 2001016748A JP 2002221887 A JP2002221887 A JP 2002221887A
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drum
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Masaki Sato
正喜 佐藤
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は感光体ドラム等の回転体を安価にかつ
高精度に駆動制御する回転体の駆動制御装置を提供す
る。 【解決手段】駆動制御装置1は、一定回転速度でドラム
形状の感光体ドラム2の一方側の端部外表面に感光体ド
ラム2の周方向全域にわたって感光体ドラム2の回転を
検出する反射部20として、凹凸20aまたは縞模様2
0bが形成され、当該反射部20に投光器3から光を照
射し、反射部20で反射された反射光を画像検出器4で
画像信号として出力して、測度調整手段としての速度検
出部5、速度制御部6及び駆動部7で、画像信号のうち
相隣接する2つの時間の画像信号の相互相関をとって感
光体ドラム2の回転速度を検出して、当該検出回転速度
を所定の目標速度に測度調整している。したがって、市
販の高分解能のロータリーエンコーダを用いることな
く、回転体の回転速度を高精度に検出することができ、
安価で、かつ、高精度に定速度に制御することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体の駆動制御
装置に関し、詳細には、感光体ドラム等の回転体を安価
にかつ高精度に駆動制御する回転体の駆動制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のサーボモータの制御装置として、
例えば、特開平3−111913号公報に示されるもの
がある。この従来のサーボモータの制御装置は、可動部
の位置を検出するリニアスケールと、サーボモータの速
度を検出するパルスエンコーダと、リニアスケールおよ
びパルスエンコーダから位置信号と速度信号を入力して
処理し、処理結果に基づいてサーボモータを制御するサ
ーボ回路(CPU)を有し、パルスエンコーダはリニア
センサより高い精度のものを使用している。
【0003】以上の構成において、リニアスケールの位
置信号に基づいて可動部の位置が変化する度にパルスエ
ンコーダの速度信号を積算し、得られた積算値を位置信
号の単位に換算し、換算結果を位置信号に加算してサー
ボモータの制御信号を得ている。この制御信号によって
サーボモータを制御することによって可動部の位置を高
い精度で制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、可動部の位置精度がリニア
スケールあるいはパルスエンコーダの分解能に依存して
いるため、位置精度を上げようとするとコストアップに
なり、また、位置精度の向上に限界があるという問題が
あった。
【0005】そこで、請求項1記載の発明は、一定回転
速度でドラム形状の回転体の一方側の端部外表面に当該
回転体の周方向全域にわたって当該回転体の回転を検出
する反射領域部が形成され、当該反射領域部に投光手段
から所定の光を照射し、当該反射領域部で反射された反
射光を画像検出手段で画像信号として出力して、測度調
整手段で、当該画像信号のうち異なる2つの時間の画像
信号の相互相関をとって回転体の回転速度を検出して、
当該検出回転速度を所定の目標回転速度に測度調整する
ことにより、市販の高分解能のロータリーエンコーダを
用いることなく、回転体の回転速度を高精度に検出し、
安価で、かつ、高精度に定速度に制御することのできる
回転体の駆動制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】請求項2記載の発明は、反射領域部を、所
定の凹凸形状が回転体の端部の外表面に周方向全域に形
成されたものとすることにより、市販の高分解能のロー
タリーエンコーダを用いることなく、回転体の回転速度
をより高精度に検出し、より安価で、かつ、より高精度
に定速度に制御することのできる回転体の駆動制御装置
を提供することを目的としている。
【0007】請求項3記載の発明は、反射領域部を、所
定の縞模様が前記回転体の前記端部の外表面に周方向全
域に形成されたものとすることにより、市販の高分解能
のロータリーエンコーダを用いることなく、回転体の回
転速度をより高精度に検出し、より安価で、かつ、より
高精度に定速度に制御することのできる回転体の駆動制
御装置を提供することを目的としている。
【0008】請求項4記載の発明は、反射領域部を、所
定の凹凸形状とし、ドラム形状の回転体の一方側端部端
面の外周部に周方向全域に形成することにより、市販の
高分解能のロータリーエンコーダを用いることなく、回
転体の回転速度をより高精度に検出し、より安価で、か
つ、より高精度に定速度に制御することのできる回転体
の駆動制御装置を提供することを目的としている。
【0009】請求項5記載の発明は、反射領域部を、所
定の縞模様とし、ドラム形状の回転体の一方側端部端面
の外周部に周方向全域に形成することにより、市販の高
分解能のロータリーエンコーダを用いることなく、回転
体の回転速度をより高精度に検出し、より安価で、か
つ、より高精度に定速度に制御することのできる回転体
の駆動制御装置を提供することを目的としている。
【0010】請求項6記載の発明は、画像検出手段とし
て、1次元イメージセンサを用いることにより、2次元
イメージセンサよりもコストを抑えることができ、回転
体の回転速度を高精度に検出し、より一層安価で、か
つ、高精度に定速度に制御することのできる回転体の駆
動制御装置を提供することを目的としている。
【0011】請求項7記載の発明は、回転体が、レーザ
書込手段により画像で変調されたレーザが照射されるこ
とで静電潜像の形成される感光体ドラムであり、投光手
段及び画像検出手段を、当該レーザ書込手段によりレー
ザの照射される光書込位置近傍であって、反射領域部の
形成されている端部近傍に配設することにより、レーザ
ー書き込みピッチをより一層高精度に揃え、安価で、か
つ、より一層高精度に画像形成することのできる回転体
の駆動制御装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の回
転体の駆動制御装置は、一定回転速度でドラム形状の回
転体を回転駆動する回転体の駆動制御装置において、前
記回転体の一方側の端部外表面に当該回転体の周方向全
域にわたって当該回転体の回転を検出する反射領域部が
形成され、当該反射領域部に所定の光を照射する投光手
段と、当該投光手段から前記反射領域部に照射されて当
該反射領域部で反射された反射光を画像信号として出力
する画像検出手段と、当該画像検出手段の出力する画像
信号のうち異なる2つの時間の画像信号の相互相関をと
って前記回転体の回転速度を検出して、当該検出回転速
度を所定の目標回転速度に測度調整する測度調整手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0013】上記構成によれば、一定回転速度でドラム
形状の回転体の一方側の端部外表面に当該回転体の周方
向全域にわたって当該回転体の回転を検出する反射領域
部が形成され、当該反射領域部に投光手段から所定の光
を照射し、当該反射領域部で反射された反射光を画像検
出手段で画像信号として出力して、測度調整手段で、当
該画像信号のうち異なる2つの時間の画像信号の相互相
関をとって回転体の回転速度を検出して、当該検出回転
速度を所定の目標回転速度に測度調整するので、市販の
高分解能のロータリーエンコーダを用いることなく、回
転体の回転速度を高精度に検出することができ、安価
で、かつ、高精度に定速度に制御することができる。
【0014】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記反射領域部は、所定の凹凸形状が前記回転体
の前記端部の外表面に周方向全域に形成されているもの
であってもよい。
【0015】上記構成によれば、反射領域部を、所定の
凹凸形状が回転体の端部の外表面に周方向全域に形成さ
れたものとしているので、市販の高分解能のロータリー
エンコーダを用いることなく、回転体の回転速度をより
高精度に検出することができ、より安価で、かつ、より
高精度に定速度に制御することができる。
【0016】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記反射領域部は、所定の縞模様が前記回転体の前
記端部の外表面に周方向全域に形成されているものであ
ってもよい。
【0017】上記構成によれば、反射領域部を、所定の
縞模様が前記回転体の前記端部の外表面に周方向全域に
形成されたものとしているので、市販の高分解能のロー
タリーエンコーダを用いることなく、回転体の回転速度
をより高精度に検出することができ、より安価で、か
つ、より高精度に定速度に制御することができる。
【0018】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記反射領域部は、所定の凹凸形状であり、前記ド
ラム形状の回転体の一方側端部端面の外周部に周方向全
域に形成されているものであってもよい。
【0019】上記構成によれば、反射領域部を、所定の
凹凸形状とし、ドラム形状の回転体の一方側端部端面の
外周部に周方向全域に形成するので、市販の高分解能の
ロータリーエンコーダを用いることなく、回転体の回転
速度をより高精度に検出することができ、より安価で、
かつ、より高精度に定速度に制御することができる。
【0020】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記反射領域部は、所定の縞模様であり、前記ドラ
ム形状の回転体の一方側端部端面の外周部に周方向全域
に形成されているものであってもよい。
【0021】上記構成によれば、反射領域部を、所定の
縞模様とし、ドラム形状の回転体の一方側端部端面の外
周部に周方向全域に形成しているので、市販の高分解能
のロータリーエンコーダを用いることなく、回転体の回
転速度をより高精度に検出することができ、より安価
で、かつ、より高精度に定速度に制御することができ
る。
【0022】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記画像検出手段は、1次元イメージセンサであっ
てもよい。
【0023】上記構成によれば、画像検出手段として、
1次元イメージセンサを用いているので、2次元イメー
ジセンサよりもコストを抑えることができ、回転体の回
転速度を高精度に検出して、より一層安価で、かつ、高
精度に定速度に制御することができる。
【0024】また、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記回転体は、レーザ書込手段により画像で変調さ
れたレーザが照射されることで静電潜像の形成される感
光体ドラムであり、前記投光手段及び前記画像検出手段
は、当該レーザ書込手段によりレーザの照射される光書
込位置近傍であって、前記反射領域部の形成されている
端部近傍に配設されていてもよい。
【0025】上記構成によれば、回転体が、レーザ書込
手段により画像で変調されたレーザが照射されることで
静電潜像の形成される感光体ドラムであり、投光手段及
び画像検出手段を、当該レーザ書込手段によりレーザの
照射される光書込位置近傍であって、反射領域部の形成
されている端部近傍に配設しているので、レーザー書き
込みピッチをより一層高精度に揃えることができ、安価
で、かつ、より一層高精度に画像形成することができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0027】図1〜図7は、本発明の回転体の駆動制御
装置の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の
回転体の駆動制御装置の一実施の形態を適用した回転体
としての感光体ドラムの駆動制御装置1の概略構成図で
ある。
【0028】図1において、感光体ドラムの駆動制御装
置1は、感光体ドラム2、投光器3(図2、図3参
照)、画像検出器4(図2、図3参照)、速度検出部
5、速度制御部6、駆動部7、プーリ8、サーボモータ
9及びベルト10等を備えており、感光体ドラム2に
は、図示しないレーザ書込部により画像で変調されたレ
ーザが照射されて、図示しない帯電部で一様に帯電され
た感光体ドラム2の表面に静電潜像を形成する。
【0029】ベルト10は、感光体ドラム2の軸2aと
プーリ8に張り渡されており、プーリ8は、サーボモー
タ9に連結されてサーボモータ9により回転駆動され
る。プーリ8がサーボモータ9により回転駆動されるこ
とで、ベルト10を介して感光体ドラム2が回転駆動さ
れる。
【0030】感光体ドラム(回転体)2の一方側端部の
表面には、図4に示すように、反射部(反射領域部)2
0が形成されており、投光器(投光手段)3及び画像検
出器(画像検出手段)4は、この反射部20の形成され
た感光体ドラム2の一方側端部の表面近傍に配設されて
いる。反射部20は、図2に示すような一定間隔に形成
された凹凸20aまたは図3に示すような一定間隔に形
成された縞模様20bであり、投光器3から照射された
光を凹凸20aの形状または縞模様20bの模様に応じ
て変化する反射光として画像検出器4方向に反射する。
【0031】なお、反射部20は、図5に示すように、
感光体ドラム2の一方側の側面外周面に形成されていて
もよく、この場合は、投光器3及び画像検出器4は、こ
の感光体ドラム2の側面外周面に形成された反射部20
に光を照射し、この反射部20で反射された反射光を適
切に受光する位置に配設される。
【0032】画像検出器4としては、感光体ドラム2の
回転方向の反射部20の1次元画像を検出するため、例
えば、1次元イメージセンサが用いられている。画像検
出器4には、投光器3から反射部20に照射されて反射
部20の凹凸20aまたは縞模様20bに応じて反射さ
れた時々刻々変化する反射光が入射され、画像検出器4
は、入射される反射部20からの時々刻々変化する反射
光を順次光電変換して1次元画像信号として速度検出部
5に出力する。
【0033】なお、投光器3及び画像検出器4の設置位
置は、高精度な定速度回転が要求されるレーザ書込部か
らレーザビームが照射されて静電潜像が形成される位置
の感光体ドラム2の端部付近が適している。
【0034】速度検出部5は、図6に示すように、2つ
の1次元画像メモリ31、32、相関器33、相関係数
メモリ34及びピーク検出器35等を備えており、1次
元画像メモリ31、32には、画像検出器4から順次入
力される1次元画像信号が順次入力される。1次元画像
メモリ31及び1次元画像メモリは、それぞれ入力され
る1次元画像信号を一次蓄積して相関器33に出力し、
相関器33は、1次元画像メモリ31と1次元画像メモ
リ32の2つの隣接する時刻で撮像された各画像につい
て相互相関をとって、相関係数メモリ34に一時記憶さ
せる。
【0035】ピーク検出器35は、相関係数メモリ34
に記憶されている相関関係のピークを検出して、図1の
速度制御部6に検出速度として出力する。
【0036】速度制御部6には、さらに、目標速度信号
が入力されており、速度制御部6は、速度検出部5から
入力される検出速度と目標速度を比較して、検出速度が
目標速度に対して常に追従するように感光体ドラム2の
回転速度をする速度制御信号を駆動部7に出力する。
【0037】駆動部7は、速度制御部6から入力される
速度制御信号に基づいてサーボモータ9の駆動を制御
し、感光体ドラム2の回転速度を目標速度で回転駆動さ
せる。
【0038】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の感光体ドラム2の駆動制御装置1の適用さ
れている画像形成装置は、サーボモータ9によりプーリ
8を回転駆動し、プーリ8の回転をベルト10を介して
感光体ドラム2の軸2aに伝達して、感光体ドラム2を
高速一定回転速度で回転駆動する。この感光体ドラム2
の表面に画像で変調されたレーザビームをレーザ書込部
から照射して、感光体ドラム2の表面に静電潜像を形成
し、この感光体ドラム2の静電潜像をトナーで現像し
て、トナー画像を記録紙に転写することで画像形成す
る。
【0039】そして、駆動制御装置1は、感光体ドラム
2の表面端部近傍に設置された投光器3から反射部20
に光を照射し、反射部20は、その凹凸20aまたは縞
模様20bで、照射光を反射して、その一部が画像検出
器4に受光される。
【0040】このとき、感光体ドラム2がある一定速度
で回転している場合、この表面端部に施された凹凸20
aまたは縞模様20bの反射部20によって、画像検出
部4に入射される画像は刻々と変化し、2つの隣接する
時刻で画像検出部4の検出した各画像について、相互相
関をとることにより、相関係数のピークの位置から、そ
の時刻での感光体ドラム2の回転速度を得ることができ
る。
【0041】そこで、本実施の形態の駆動制御装置1
は、画像検出部4が検出した時々刻々と変化する画像の
2つの隣接する時刻での画像について、速度検出部5で
相互相関をとり、この相関係数のピークの位置からその
時刻での感光体ドラム2の回転速度を検出して、速度制
御部6に検出速度を出力する。速度制御部6が当該検出
した感光体ドラム2の検出速度が目標速度に対して常に
追従するように感光体ドラム2の回転速度をする速度制
御信号を駆動部7に出力し、駆動部7が、速度制御部6
から入力される速度制御信号に基づいてサーボモータ9
の駆動を制御して、感光体ドラム2の回転速度を目標速
度で回転駆動させる。
【0042】そして、速度検出部5は、相互相関をとる
のに、例えば、FFT(高速フーリエ変換)法を用い
る。すなわち、画像検出部4が検出した時々刻々と変化
する画像は、図7に示すような波形をしており、測度検
出部5は、図7(a)と図7(b)の2組の画像信号か
ら、図7(c)に示すような相互相関係数を求める演算
を行う。
【0043】ところが、この相互相関係数を空間領域で
直接演算すると、多量の積和演算を行う必要があり、処
理時間が長くかかることが懸念される。このような場
合、各画像信号を各々f(u)、g(u)とし、相互相関係
数をh(u)とすると、次式(1)に示すように、周波数
領域での乗算に置き換えて演算処理して、相互相関係数
h(u)を算出することができる。
【0044】h(u)=f(u)★g(u)・・・(1) なお、★は、相関演算記号 このように相互相関件数h(u)を周波数領域での乗算
に置き換えて演算することによって、大幅に演算回数を
減らすことができるので、測度検出器5は、各画像信号
について1次元フーリエ変換、実際には、高速フーリエ
変換FFTをそれぞれ行い、周波数領域のデータをF
(U)、G(U)、周波数領域の相互相関係数をH(U)とし
て、次式(2)により、相互相関係数をH(U)を算出す
る。
【0045】H(U)=F(U)×G(U)* ・・・(2) なお、 G(U)* は、G(U)の複素共役である。
【0046】そして、測度検出器5は、この演算結果
を、次に、1次元逆フーリエ変換、実際には、高速逆フ
ーリエ変換IFFTを行うことにより、少ない演算回数
で相互相関係数h(u)を算出している。
【0047】このように、本実施の形態の感光体ドラム
2の駆動制御装置1は、一定回転速度でドラム形状の感
光体ドラム2の一方側の端部外表面に感光体ドラム2の
周方向全域にわたって感光体ドラム2の回転を検出する
反射部20として、凹凸20aまたは縞模様20bが形
成され、当該反射部20に投光器3から光を照射し、当
該反射部20で反射された反射光を画像検出器4で画像
信号として出力して、測度調整手段としての速度検出部
5、速度制御部6及び駆動部7で、画像信号のうち異な
る2つの時間の画像信号の相互相関をとって感光体ドラ
ム2の回転速度を検出して、当該検出回転速度を所定の
目標速度に測度調整している。
【0048】したがって、市販の高分解能のロータリー
エンコーダを用いることなく、回転体の回転速度を高精
度に検出することができ、安価で、かつ、高精度に定速
度に制御することができる。
【0049】また、本実施の形態の感光体ドラム2の駆
動制御装置1は、画像検出器4として、1次元イメージ
センサを用いている。
【0050】したがって、2次元イメージセンサよりも
コストを抑えることができ、感光体ドラム2の回転速度
を高精度に検出して、より一層安価で、かつ、高精度に
定速度に制御することができる。
【0051】さらに、本実施の形態の感光体ドラム2の
駆動制御装置1は、投光器3及び画像検出器4を、レー
ザ書込部によりレーザの照射される光書込位置近傍であ
って、反射部20の形成されている端部近傍に配設して
いる。
【0052】したがって、レーザー書き込みピッチをよ
り一層高精度に揃えることができ、安価で、かつ、より
一層高精度に画像形成することができる。
【0053】なお、反射部20は、図5に示すように、
感光体ドラム2の一方側の側面外周面に形成されていて
もよく、この場合は、投光器3及び画像検出器4は、こ
の感光体ドラム2の側面外周面に形成された反射部20
に光を照射し、この反射部20で反射された反射光を適
切に受光する位置に配設される。この場合にも、上記同
様に処理して、感光体ドラム2の回転速度を適切に制御
することができる。
【0054】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明の回転体の駆動制御
装置によれば、一定回転速度でドラム形状の回転体の一
方側の端部外表面に当該回転体の周方向全域にわたって
当該回転体の回転を検出する反射領域部が形成され、当
該反射領域部に投光手段から所定の光を照射し、当該反
射領域部で反射された反射光を画像検出手段で画像信号
として出力して、測度調整手段で、当該画像信号のうち
異なる2つの時間の画像信号の相互相関をとって回転体
の回転速度を検出して、当該検出回転速度を所定の目標
回転速度に測度調整するので、市販の高分解能のロータ
リーエンコーダを用いることなく、回転体の回転速度を
高精度に検出することができ、安価で、かつ、高精度に
定速度に制御することができる。
【0056】請求項2記載の発明の回転体の駆動制御装
置によれば、反射領域部を、所定の凹凸形状が回転体の
端部の外表面に周方向全域に形成されたものとしている
ので、市販の高分解能のロータリーエンコーダを用いる
ことなく、回転体の回転速度をより高精度に検出するこ
とができ、より安価で、かつ、より高精度に定速度に制
御することができる。
【0057】請求項3記載の発明の回転体の駆動制御装
置によれば、反射領域部を、所定の縞模様が前記回転体
の前記端部の外表面に周方向全域に形成されたものとし
ているので、市販の高分解能のロータリーエンコーダを
用いることなく、回転体の回転速度をより高精度に検出
することができ、より安価で、かつ、より高精度に定速
度に制御することができる。
【0058】請求項4記載の発明の回転体の駆動制御装
置によれば、反射領域部を、所定の凹凸形状とし、ドラ
ム形状の回転体の一方側端部端面の外周部に周方向全域
に形成するので、市販の高分解能のロータリーエンコー
ダを用いることなく、回転体の回転速度をより高精度に
検出することができ、より安価で、かつ、より高精度に
定速度に制御することができる。
【0059】請求項5記載の発明の回転体の駆動制御装
置によれば、反射領域部を、所定の縞模様とし、ドラム
形状の回転体の一方側端部端面の外周部に周方向全域に
形成しているので、市販の高分解能のロータリーエンコ
ーダを用いることなく、回転体の回転速度をより高精度
に検出することができ、より安価で、かつ、より高精度
に定速度に制御することができる。
【0060】請求項6記載の発明の回転体の駆動制御装
置によれば、画像検出手段として、1次元イメージセン
サを用いているので、2次元イメージセンサよりもコス
トを抑えることができ、回転体の回転速度を高精度に検
出して、より一層安価で、かつ、高精度に定速度に制御
することができる。
【0061】請求項7記載の発明の回転体の駆動制御装
置によれば、回転体が、レーザ書込手段により画像で変
調されたレーザが照射されることで静電潜像の形成され
る感光体ドラムであり、投光手段及び画像検出手段を、
当該レーザ書込手段によりレーザの照射される光書込位
置近傍であって、反射領域部の形成されている端部近傍
に配設しているので、レーザー書き込みピッチをより一
層高精度に揃えることができ、安価で、かつ、より一層
高精度に画像形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転体の駆動制御装置の一実施の形態
を適用した感光体ドラムの駆動制御装置の概略構成図。
【図2】図1の反射部の凹凸の拡大側面図と投光器及び
画像検出器の配置図。
【図3】図1の反射部の縞模様の拡大側面図と投光器及
び画像検出器の配置図。
【図4】図1の反射部の設けられた感光体ドラムと投光
器及び画像検出器の配置図。
【図5】図1の反射部の設けられた感光体ドラムと投光
器及び画像検出器の他の例の配置図。
【図6】図1の測度検出部の詳細な回路ブロック図。
【図7】図6の測度検出部での画像信号処理の説明図。
【符号の説明】
1 駆動制御装置 2 感光体ドラム 2a 軸 3 投光器 4 画像検出器 5 速度検出部 6 速度制御部 7 駆動部 8 プーリ 9 サーボモータ 10 ベルト 20 反射部 20a 凹凸 20b 縞模様 31、32 1次元画像メモリ 33 相関器 34 相関係数メモリ 35 ピーク検出器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定回転速度でドラム形状の回転体を回転
    駆動する回転体の駆動制御装置において、前記回転体の
    一方側の端部外表面に当該回転体の周方向全域にわたっ
    て当該回転体の回転を検出する反射領域部が形成され、
    当該反射領域部に所定の光を照射する投光手段と、当該
    投光手段から前記反射領域部に照射されて当該反射領域
    部で反射された反射光を画像信号として出力する画像検
    出手段と、当該画像検出手段の出力する画像信号のうち
    異なる2つの時間の画像信号の相互相関をとって前記回
    転体の回転速度を検出して、当該検出回転速度を所定の
    目標回転速度に測度調整する測度調整手段と、を備えた
    ことを特徴とする回転体の駆動制御装置。
  2. 【請求項2】前記反射領域部は、所定の凹凸形状が前記
    回転体の前記端部の外表面に周方向全域に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の回転体の駆動制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記反射領域部は、所定の縞模様が前記回
    転体の前記端部の外表面に周方向全域に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の回転体の駆動制御装
    置。
  4. 【請求項4】前記反射領域部は、所定の凹凸形状であ
    り、前記ドラム形状の回転体の一方側端部端面の外周部
    に周方向全域に形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の回転体の駆動制御装置。
  5. 【請求項5】前記反射領域部は、所定の縞模様であり、
    前記ドラム形状の回転体の一方側端部端面の外周部に周
    方向全域に形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の回転体の駆動制御装置。
  6. 【請求項6】前記画像検出手段は、1次元イメージセン
    サであることを特徴とする請求項1から請求項5のいず
    れかに記載の回転体の駆動制御装置。
  7. 【請求項7】前記回転体は、レーザ書込手段により画像
    で変調されたレーザが照射されることで静電潜像の形成
    される感光体ドラムであり、前記投光手段及び前記画像
    検出手段は、当該レーザ書込手段によりレーザの照射さ
    れる光書込位置近傍であって、前記反射領域部の形成さ
    れている端部近傍に配設されていることを特徴とする請
    求項1から請求項6のいずれかに記載の回転体の駆動制
    御装置。
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