JP2002221277A - ディスクバルブおよびディスクバルブ用樹脂組成物 - Google Patents

ディスクバルブおよびディスクバルブ用樹脂組成物

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JP2002221277A
JP2002221277A JP2001016489A JP2001016489A JP2002221277A JP 2002221277 A JP2002221277 A JP 2002221277A JP 2001016489 A JP2001016489 A JP 2001016489A JP 2001016489 A JP2001016489 A JP 2001016489A JP 2002221277 A JP2002221277 A JP 2002221277A
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valve
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resin
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talc
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Satoru Fukuzawa
覚 福澤
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NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 止水性に優れ、ハンドル操作に優れ、液漏れ
や操作不良がなく、低価格なディスクバルブおよびディ
スクバルブ用樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 弁座と、この弁座に摺動自在に重ね合わ
された弁体とを備えてなり、上記弁座および上記弁体の
少なくとも一つが、結晶性樹脂とタルクとフッ素樹脂粉
末とを必須成分とする樹脂組成物の成形体であり、該樹
脂組成物は、結晶性樹脂:タルク:フッ素樹脂粉末の配
合重量比が 2.5〜7.5: 1.0〜3.0: 0.5〜1.5 であり、
成形体の吸水率が0.2 重量%以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はキッチン用、手洗
い用、水洗便座用等に使用される水栓に用いられるディ
スクバルブおよびディスクバルブ用樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】気体、液体、粉体等の流量、流路の切替
え等に、気体用バルブ、ゲル用バルブ、液体用バルブ、
粉体用バルブ、蒸気用バルブ等のディスクバルブが用い
られている。なかでもシングルレバー混合水栓等に使用
される水栓用ディスクバルブは近年特に需要が高くなっ
ている。水栓用ディスクバルブは、一般家庭においても
キッチンや洗面所等で日常的に使用するため使用頻度が
非常に高い。そのため、長期の耐久性が求められる。水
栓用ディスクバルブは互いに摺動する弁体と弁座との 2
枚から構成され、従来、いずれもセラミックス製で摺
動面に潤滑性を付与して使われている。例えばシリコー
ングリースの塗布、ダイヤモンドライクカーボン被膜の
形成、セラミックス自身に潤滑成分を配合したりしてい
る。
【0003】しかし、近年の健康志向や環境面の配慮か
ら、シリコーングリースを用いない仕様が望まれてい
る。また、ダイヤモンドライクカーボン被膜は剥がれの
問題が少なからず残るとともに、当然の市場要求である
低価格化に対して必ずしも満足できない。さらには、セ
ラミックス自身に潤滑成分を配合したものは十分な潤滑
性を得ることができず、十分な潤滑性を得たものは強度
が不足するという問題がある。
【0004】このような問題に対して、潤滑性合成樹脂
からなる水栓用ディスクバルブは、シリコーングリース
等の潤滑剤やダイヤモンドライクカーボン被膜がなくて
も潤滑性が付与できるため、以下に示すように多くの樹
脂製ディスクバルブ例が開示されている。 実公平03−55010号公報:自己潤滑性樹脂また
は自己潤滑性を有するフィラーを充填した樹脂で形成す
る。 特開平02−190677号公報:ポリフェニレンサ
ルファイド樹脂(以下、PPSと略称する) 25-80 重
量%と、炭素繊維(平均径≦8 μm)20-75 重量%から
なる。また、炭素繊維の一部を耐熱性無機粉末(平均粒
径≦20μm)に置換し、炭素繊維と無機粉末が 20-75 重
量%とする。 特開平02−190678号公報:ポリエーテルエー
テルケトン樹脂(以下、PEEKと略称する) 35-90
重量%と、炭素繊維(平均径≦8 μm) 10-65 重量%か
らなる。また、炭素繊維の一部を耐熱性無機粉末(平均
粒径≦20μm)に置換し、炭素繊維と無機粉末が 10-65
重量%とする。 特開平06−109146号公報:合成樹脂 100 重
量部、異方性充填剤 20-200 重量部、フッ素樹脂 5-80
重量部とを配合する。あるいはフッ素樹脂に代えてワッ
クス 1-10 重量部を配合する。 特開平06−109145号公報:合成樹脂 100 重
量部と疎水性合成マイカ 20-200 重量部とを配合する、
また、さらに炭素繊維 20-100 重量部を配合する。 特開平09−286916号公報:PPS 100 重量
部に対し、平均粒径 1-30μm のガラス状カーボン 55-1
65 重量部を配合する、また、さらにフツ素樹脂粉末 1-
30 重量部を配合する。 特開平10−169803号公報:ポリエーテルニト
リル樹脂(以下、PENと略称する) 100 重量部に対
し、平均粒径 3-30μm のガラス状カーボン 40-165 重
量部を配合する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、潤滑性
合成樹脂の成形体を弁座または弁体とするディスクバル
ブは、以下に述べる多くの技術課題が残されており、未
だに全ての要求を満足できる製品が得られていないとい
う問題がある。例えば、(1)吸水により弁座または弁
体の摺動面形状が変化し止水性が満足できない。(2)
樹脂成形体は温度差による体積膨張の差が大きくハンド
ル操作に影響がでる。(3)摺動面が摩耗しやすく、液
漏れや操作不良の原因となる。(4)樹脂組成物が高価
なためディスクバルブとしての価格が市場要求を満足で
きない等の問題があり、これらを総合的に満足するディ
スクバルブおよびディスクバルブ用樹脂組成物が得られ
ていない。本発明は、このような問題に対処するために
なされたもので、止水性に優れ、ハンドル操作に優れ、
液漏れや操作不良がなく、低価格なディスクバルブおよ
びディスクバルブ用樹脂組成物を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクバルブ
は、弁座と、この弁座に摺動自在に重ね合わされた弁体
とを備えてなり、上記弁座および上記弁体の少なくとも
一つが、結晶性樹脂とタルクとフッ素樹脂粉末とを必須
成分とする樹脂組成物の成形体であり、該樹脂組成物
は、結晶性樹脂:タルク:フッ素樹脂粉末の配合重量比
が 2.5〜7.5: 1.0〜3.0: 0.5〜1.5 であり、成形体の
吸水率が0.2 重量%以下であることを特徴とする。
【0007】他のディスクバルブは、弁座および弁体の
少なくとも一つが、結晶性樹脂とタルクとフッ素樹脂粉
末とを必須成分とする樹脂組成物の成形体であり、該樹
脂組成物は結晶性樹脂 100 重量部に対してタルク 30〜
50 重量部、フッ素樹脂粉末10〜30 重量部、かつタルク
がフッ素樹脂粉末より少なくとも 5 重量部以上配合さ
れ、樹脂成形体の吸水率が0.2 重量%以下であることを
特徴とする。また、上記配合割合において、樹脂組成物
は、結晶性樹脂:タルク:フッ素樹脂粉末の配合重量比
が 5: 2: 1 であることを特徴とする。本発明におい
て、吸水率は、JIS K7209 に規定される方法
により測定される値をいう。
【0008】本発明のディスクバルブ用樹脂組成物は、
弁座と、この弁座に摺動自在に重ね合わされた弁体とを
備えてなるディスクバルブの前記弁座および前記弁体の
少なくとも一つに用いられ、該樹脂組成物が結晶性樹脂
100 重量部に対してタルク30〜50 重量部、フッ素樹脂
粉末 10〜30 重量部、かつタルクがフッ素樹脂粉末より
少なくとも 5 重量部以上配合されてなることを特徴と
する。
【0009】樹脂組成物の主樹脂を結晶性樹脂とするこ
とにより、ディスクバルブ、特に水栓用ディスクバルブ
としたときに、水道工事による金属切削紛や砂利、水道
管の錆等の異物を摺動面に噛み込んだ場合であっても樹
脂ディスクの摺動面を破損したりしない。また、タルク
およびフッ素樹脂粉末を所定の割合で配合することによ
り、潤滑性を損なうことなく成形精度、表面平滑性、耐
摩耗性が付与できる。ディスクバルブの弁座または弁体
は、吸水によって摺動面が中高に盛り上がり、止水性お
よび操作性が悪化するが、樹脂成形体の吸水率を0.2 重
量%以下とすることにより、摺動面の盛り上がりを抑え
ることができ、また、適度な中高盛り上がりにより、デ
ィスクバルブの止水性および操作性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のディスクバルブの一例を
図1により説明する。図1は混合水栓に用いられている
ディスクバルブの断面図である。ディスクバルブ1は、
ハウジング4内に弁座2と弁体3とが設けられ、レバー
軸5に固定されたハンドルレバー(図示省略)により弁
体3が自在に摺動される。6はレバーホルダーである。
ハウジング4の底部に弁座2が固定され、この弁座2に
摺動自在に弁体3が重ね合わされている。弁体3には連
通室3aが設けられ、弁座2には、湯流入孔2a、水流
入孔2bおよび吐出孔2cが穿孔されている。湯流入孔
2aおよび水流入孔2bより流入した湯および水は弁体
3の連通室3aにおいて混合されて混合水用の吐出孔2
cより図示を省略した蛇口を経て吐出する。止水または
流量調節は、弁座2および弁体3を相互に摺動変位させ
て連通室3aおよび各弁孔の相対位置を変えることによ
りなされる。
【0011】弁座および弁体の少なくとも一つに使用で
きる結晶性樹脂は、分子構造中に結晶構造を有する樹脂
であり、例えば結晶化度が少なくとも 0.1 以上あれば
使用できる。結晶性樹脂としては、PPS、ポリイミド
樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹
脂、PEEK、ポリエーテルケトン樹脂、PEN、ポリ
アミド樹脂、および全芳香族ポリエステル樹脂(以下、
LCPと略称する)等が例示できる。これらの樹脂のな
かで、特にPPS、PEEK、LCPが射出成形にも優
れているため好ましい。
【0012】本発明で使用できるタルクは、理想化学組
成としてMg3(Si410)(OH)2で表される葉片
状あるいは鱗片状の鉱物である。結晶性樹脂に配合する
ことにより、弁座2と弁体3との摺動面の潤滑性を損な
うことなく成形精度、表面平滑性、耐摩耗性が付与でき
る。
【0013】本発明で使用できるフッ素樹脂粉末は、固
体潤滑剤としての四フッ化エチレン樹脂(以下、PTF
Eと略称する)粉末、四フッ化エチレン−パーフルオロ
アルキルビニルエーテル共重合樹脂(PFA)粉末、四
フッ化エチレン−エチレン共重合樹脂(ETFE)粉
末、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合樹脂
(FEP)粉末等が使用できる。特にPTFE樹脂粉末
は最も潤滑性に優れており好ましい。PTFE樹脂粉末
はモールディングパウダまたはファインパウダのいずれ
でもよいが、このようなモールディングパウダやファイ
ンパウダのバージンPTFEを加圧・加熱した後、粉砕
したPTFE粉末や、さらにγ線照射したPTFE粉末
は潤滑特性が特に優れており好適である。なお、このよ
うなPTFE粉末は再生PTFEとも呼ばれる。
【0014】請求項1に係る樹脂組成物の配合は、結晶
性樹脂:タルク:フッ素樹脂粉末の配合重量比が 2.5〜
7.5: 1.0〜3.0: 0.5〜1.5 、好ましくは 3.5〜6.5:
1.4〜2.6: 0.7〜1.3 、より好ましくは 4.25〜5.65:
1.7〜2.3: 0.85〜1.15である。すなわち、結晶性樹
脂:タルク:フッ素樹脂粉末の配合重量比が 5: 2: 1
の割合に近くなることが好ましい。配合重量比が 5:
2: 1 の割合に近くなることにより、タルクやフッ素樹
脂粉末が結晶性樹脂に対して寄与する特性が引き出され
る。
【0015】請求項2に係る樹脂組成物の配合は、結晶
性樹脂 100 重量部に対してタルク30〜50 重量部、フッ
素樹脂粉末 10〜30 重量部、かつタルクがフッ素樹脂粉
末より少なくとも 5 重量部以上配合される。タルクが
30 重量部未満の場合はディスクバルブとしての耐摩耗
性が満足できない。50 重量部をこえる場合は、成形精
度、表面平滑性の低下や射出成形性への悪影響等が生じ
る。また、タルクがフッ素樹脂粉末より 5 重量部未満
であると、耐摩耗性、潤滑性のいずれかが満足できなく
なる場合がある。フッ素樹脂粉末が 10 重量部未満の場
合はディスクバルブとしての十分な潤滑性が得られな
い。30 重量部をこえる場合は耐摩耗性が低下する。こ
の樹脂組成物の場合にあっても、結晶性樹脂:タルク:
フッ素樹脂粉末の配合重量比を 5: 2: 1 とすること
が、タルクやフッ素樹脂粉末が結晶性樹脂に対して寄与
する特性を引き出せるので好ましい。
【0016】上記両樹脂組成物より得られる成形体の吸
水率を 0.2 重量%以下とする。0.2重量%の吸水率は上
記配合割合、または成形条件や熱処理等によって、ある
いはこれらの組み合わせによって得られる。吸水率が
0.2 重量%をこえる場合、吸水によって弁座および弁体
の摺動面が中高に盛り上がり、ディスクバルブの止水性
および操作性が悪化する。吸水率が 0.2 重量%以下で
あれば吸水によって生じる摺動面の中高は、適度な中高
度となり、止水性および操作性に対して逆に良好に作用
する。適度な中高度を得るための吸水率は 0.03〜0.18
重量%、好ましくは 0.05〜0.15 重量%である。
【0017】本発明のディスクバルブは、吸水率を 0.2
重量%以下にして、上記配合割合とすることにより、
特にキッチン用、手洗い用、水洗便座用等に使用される
水栓に用いられるディスクバルブに好適である。
【0018】
【実施例】各実施例および各比較例に用いた原材料を以
下に示す。 (1)PPS :トープレン社製 K4 (2)PEEK:ビクトレックスMC社製 450G (3)LCP :ポリプラスチックス社製 ベクトラA
950 (4)ポリアセタール樹脂(以下、POMと略称す
る):ポリプラスチックス社製 ジュラコンM90 (5)PTFE樹脂粉末(PTFE):喜多村社製 K
T400H (6)タルク:松村産業(TALC) クラウンタルク
PP 以上の原材料を用いて表1に示す配合割合で混合した
後、ペレットに造粒し、射出成形機によって各試験片を
成形した。なお、各試験片はそれぞれの樹脂材料の推奨
条件で熱処理を行ない、成形体の結晶化度を向上させ
た。また、配合割合は重量部で示した。
【0019】得られた試験片または弁体を用いて以下の
評価試験を行なった。結果を表1に示す。 (1)吸水率 JIS K7209のA法に準じて 24 時間浸漬で測定
した。試験片はディスクバルブから一辺 4mm の正方体
を削り出して用いた。
【0020】(2)摩擦係数 円筒型試験片(外径 21mm、内径 17mm、長さ 10mm)お
よびアルミナ製円板型試験片(直径 35mm、厚さ 6mm)
をスラスト型摩擦摩耗試験機に装着し、滑り速度 4m/mi
n、荷重 4kgf/cm2、湯水(50 ℃) 潤滑の条件で運転開始
1 時間後の摩擦係数を測定した。
【0021】(3)耐摩耗性 上記スラスト型摩擦摩耗試験機を用いて、滑り速度 4m/
min、荷重 4kgf/cm2、湯水(40 ℃) 潤滑の条件で 100
時間運転した後の摩耗高さを測定した。試験片および相
手材は上記摩擦係数測定に用いたものと同じである。
【0022】(4)操作性 樹脂製弁体とアルミナセラミックス製弁座とを組合せて
ディスクバルブを構成し、シングルレバー混合水栓に組
み込み、そのハンドルレバーの操作トルクを測定した。
熱水側いっぱいにハンドルレバーを切り全開状態で 10
分保持したときのハンドルレバーの操作トルクと、冷水
側いっぱいにハンドルレバーを切り全開状態で 10 分保
持したときの操作トルクの差を測定した。
【0023】(5)表面平滑性 成形体の表面の平滑性を調査した。極めて平滑 (Ra=0.3
以下) である場合を○で、平滑でない場合を×でそれ
ぞれ表した。
【0024】
【表1】
【0025】表1に示すように、各実施例は各比較例よ
りも吸水率が低く耐摩耗性、操作性が優れていた。
【0026】
【発明の効果】本発明のディスクバルブは、弁座および
上記弁体の少なくとも一つが、上述した樹脂組成物を用
いるので、熱水使用および冷水使用との間で使用感が変
わらず摩耗による水漏れも生じない。また、吸水による
操作性の悪化や水漏れ等の不具合も生じない。さらに、
従来のDLCコートされたセラミックスからなるディス
クバルブと比較して安価であるとともに、従来の樹脂製
ディスクバルブと比較しても安価である。
【0027】また、本発明のディスクバルブ用樹脂組成
物は、結晶性樹脂 100 重量部に対してタルク 30〜50
重量部、フッ素樹脂粉末 10〜30 重量部、かつ前記タル
クが前記フッ素樹脂粉末より少なくとも 5 重量部以上
配合されてなるので、キッチン用、手洗い用、水洗便座
用等に使用される水栓に用いられるディスクバルブに好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクバルブの断面図である。
【符号の説明】
1 ディスクバルブ 2 弁座 3 弁体 4 ハウジング 5 レバー軸 6 レバーホルダー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 27:12) C08L 27:12) Fターム(参考) 3H053 AA02 AA22 AA24 BA17 BB18 DA02 DA12 3H067 AA13 CC02 CC23 CC44 DD03 DD12 DD22 EA16 EA24 EB12 EB24 FF02 GG13 GG21 4J002 BD152 BD162 CF161 CH091 CN011 DJ046 FD172

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁座と、この弁座に摺動自在に重ね合わ
    された弁体とを備えてなるディスクバルブであって、 前記弁座および前記弁体の少なくとも一つが、結晶性樹
    脂とタルクとフッ素樹脂粉末とを必須成分とする樹脂組
    成物の成形体であり、該樹脂組成物は、前記結晶性樹
    脂:前記タルク:前記フッ素樹脂粉末の配合重量比が
    2.5〜7.5: 1.0〜3.0: 0.5〜1.5 であり、前記成形体
    の吸水率が0.2 重量%以下であることを特徴とするディ
    スクバルブ。
  2. 【請求項2】 弁座と、この弁座に摺動自在に重ね合わ
    された弁体とを備えてなるディスクバルブであって、 前記弁座および前記弁体の少なくとも一つが、結晶性樹
    脂とタルクとフッ素樹脂粉末とを必須成分とする樹脂組
    成物の成形体であり、該樹脂組成物は前記結晶性樹脂 1
    00 重量部に対して前記タルク 30〜50 重量部、前記フ
    ッ素樹脂粉末 10〜30 重量部、かつ前記タルクが前記フ
    ッ素樹脂粉末より少なくとも 5 重量部以上配合され、
    前記成形体の吸水率が0.2 重量%以下であることを特徴
    とするディスクバルブ。
  3. 【請求項3】 前記樹脂組成物は、前記結晶性樹脂:前
    記タルク:前記フッ素樹脂粉末の配合重量比が 5: 2:
    1 であることを特徴とする請求項2記載のディスクバ
    ルブ。
  4. 【請求項4】 弁座と、この弁座に摺動自在に重ね合わ
    された弁体とを備えてなるディスクバルブの前記弁座お
    よび前記弁体の少なくとも一つに用いられるディスクバ
    ルブ用樹脂組成物であって、 該樹脂組成物が結晶性樹脂 100 重量部に対してタルク
    30〜50 重量部、フッ素樹脂粉末 10〜30 重量部、かつ
    前記タルクが前記フッ素樹脂粉末より少なくとも 5 重
    量部以上配合されてなることを特徴とするディスクバル
    ブ用樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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