JP2002221263A - 風力発電装置 - Google Patents

風力発電装置

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JP2002221263A
JP2002221263A JP2001327424A JP2001327424A JP2002221263A JP 2002221263 A JP2002221263 A JP 2002221263A JP 2001327424 A JP2001327424 A JP 2001327424A JP 2001327424 A JP2001327424 A JP 2001327424A JP 2002221263 A JP2002221263 A JP 2002221263A
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大滝  亮一
Hiroyuki Ito
裕之 伊藤
Atsushi Oshima
淳 大島
Hideo Okano
秀雄 岡野
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H13/00Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members
    • F16H13/02Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members without members having orbital motion
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家庭等にも設置可能で、運転音が低く、
優れた発電効率を有する構造を実現する。 【解決手段】 風を受けて回転するプロペラ1と発電機
5との間に、変速機3を設ける。この変速機3は、くさ
びローラ式の摩擦ローラ式変速機であり、増速機として
機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、風の力を利用し
て発電を行なう風力発電装置の改良に関し、風速が低い
場合でも効率の良い発電を行なえ、しかも一般家庭や小
規模事業所等にも容易に設置できる構造を実現するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、二酸化炭素の削減等により地球環
境を改善する事を目的として、自然エネルギを利用する
発電方法である風力発電が注目される様になっている。
風力発電装置は、風の運動エネルギを利用してプロペラ
を回転させ、このプロペラの中心を結合した回転軸によ
り、発電機を回転駆動するものである。従来から一般的
に使用されている風力発電装置は、上記プロペラと発電
機とを、変速機等を介する事なく直接結合するか、歯車
式の変速機(増速機)を介して結合していた。これに対
して、特開平2−157483号公報には、プロペラと
発電機との間に、摩擦変速機であるトロイダル型無段変
速機を組み込み、プロペラの回転速度変動に拘らず、上
記発電機を定速で回転駆動する風力発電機が記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記プロペラと一般的
な発電機とを直接結合する構造の場合には、発電機のロ
ータの回転速度が遅く、十分な発電効率を得られない場
合が多い。又、歯車式の変速機(増速機)を介して結合
する構造の場合には、この変速機部分で大きな運転音が
発生する為、民家の近く等、人が住む場所の近くに設置
すると、騒音問題が発生する可能性がある。更に、トロ
イダル型無段変速機を組み込む構造の場合には、コスト
が嵩むだけでなく、増速比を大きくする事が難しく、小
型でしかも発電効率の良い装置を実現する事は難しい。
この為、従来構造の場合には、一般家庭や小規模事業所
等にも容易に設置でき、しかも発電効率の良好な風力発
電装置を実現する事は難しかった。本発明の風力発電装
置は、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の風力発電装置の
うち、請求項1に記載した風力発電装置は、従来から知
られている風力発電装置と同様に、風を受けて回転する
プロペラと、このプロペラを入力軸の端部に結合した変
速機と、この変速機の出力軸により回転駆動される発電
機とを備える。特に、請求項1に記載した風力発電装置
に於いては、上記変速機は、くさびローラ式の摩擦ロー
ラ式変速機である。そして、このくさびローラ式の摩擦
ローラ式変速機は、外輪と、中心ローラと、複数本の支
持軸と、複数個の中間ローラとを備える。このうちの外
輪は、上記入力軸の回転に伴って回転するもので、その
内周面を駆動側円筒面としている。又、上記中心ローラ
は、上記出力軸と共に回転するもので、その外周面を被
駆動側円筒面としている。又、上記各支持軸は、上記被
駆動側円筒面と上記駆動側円筒面との間の環状空間内
に、上記中心ローラと平行に配置されている。又、上記
各中間ローラは、上記各支持軸により回転自在に支持さ
れ、それぞれの外周面を駆動力伝達用円筒面としてい
る。更に、上記中心ローラの中心と上記入力軸及び外輪
の中心とを偏心させる事により、上記環状空間の径方向
に関する幅寸法を円周方向に関して不同にすると共に、
上記複数個の中間ローラのうちの何れかの中間ローラ
を、少なくとも上記環状空間の円周方向に変位自在に支
持して可動ローラとし、残りの中間ローラをガイドロー
ラとしている。そして、上記中心ローラ及び外輪が所定
方向に上記出力軸と入力軸との間の変速比に見合う速度
比で回転する場合に、上記可動ローラとなる中間ローラ
を、上記環状空間の幅の狭い部分に向け移動自在として
いる。
【0005】又、請求項4に記載した風力発電装置は、
風を受けて回転するプロペラと、このプロペラにより回
転駆動される発電機とを備える。特に、請求項4に記載
した風力発電装置に於いては、この発電機が、発電機ケ
ースと、この発電機ケース内に回転自在に支持されて変
速機の出力軸と共に回転する回転軸と、この回転軸の外
周面に軸方向に間隔をあけて固定された、それぞれが磁
性材製である複数のヨークと、このヨークの軸方向側面
に支持された、S極とN極とを円周方向に交互に配置し
た永久磁石と、上記発電機ケースの内周面で軸方向に関
する位相が上記各ヨークから外れた部分に固定された複
数のコイルホルダと、これら各コイルホルダの軸方向側
面にそれぞれ複数ずつ支持されて、それぞれ上記永久磁
石に対向するコイルとを備えたアキシアル型スロットレ
ス発電機である。
【0006】
【作用】上述の様に構成する本発明によれば、一般家庭
や小規模事業所等にも容易に設置でき、しかも発電効率
の良好な風力発電装置を実現できる。即ち、請求項1に
記載した風力発電装置の場合には、風を受けて回転する
プロペラの回転を変速機により増速して発電機に伝達す
るので、風速が低い場合でも効率の良い発電を行なえ
る。特に、くさびローラ式の摩擦ローラ式変速機は、停
止状態では各中間ローラの外周面である駆動力伝達用円
筒面と、中心ローラの外周面である被駆動側円筒面及び
外輪の内周面である駆動側円筒面との当接部の面圧が低
く、入力軸の回転を開始させる為に要するトルク(起動
トルク)が小さい。この為、微風時にも上記プロペラの
回転を開始させる事ができて、その分、発電効率の向上
を図れる。又、上記変速機は摩擦ローラ式変速機である
為、歯車式の変速機を使用する場合に比べて、運転時に
生じる音が小さく、民家の近く等、人が住む場所近くに
設置しても、騒音問題が発生しにくい。更に、上記摩擦
ローラ式の変速機はくさびローラ式のものであり、上記
各駆動力伝達用円筒面と上記被駆動側円筒面及び駆動側
円筒面との当接部の面圧は、入力軸から出力軸に伝達す
る回転力(トルク)の大きさに応じて適正に変化する。
この為、風速に応じて変化する上記プロペラの回転力の
変動に拘らず、このプロペラの回転力を発電機まで、効
率良く伝達できる。尚、上記当接部の面圧が上昇するの
は、上記プロペラが回転し始めた後である為、この面圧
上昇がこのプロペラの回転開始の妨げとはならない。
【0007】又、請求項4に記載した風力発電装置の場
合には、発電機として、駆動トルクが小さくて済む等、
効率の良いアキシアル型スロットレス発電機を使用して
いる事により、効率的な発電を行なえる。この為、プロ
ペラと発電機との間にくさびローラ式の摩擦ローラ式変
速機を組み込んだ場合は勿論、変速機を組み込まずにプ
ロペラと発電機とを直結した場合でも、必要な発電量を
得る事が可能になる。更に、発電機の駆動速度を低く抑
えられる為、歯車式の変速機を使用した場合でも、この
変速機部分で発生する騒音を低く抑える事ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜4は、請求項1にのみ対応
する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本発
明の風力発電装置は、従来から知られている風力発電装
置と同様に、風を受けて回転するプロペラ1と、このプ
ロペラ1を入力軸2の端部に結合した変速機3と、この
変速機3の出力軸4により回転駆動される発電機5とを
備える。即ち、上記プロペラ1の回転を、上記変速機3
を介してこの発電機5のロータ6に伝達し、このロータ
6を発電機ケース7の内周面に設置したステータ8の内
側で回転させ、このステータ8に起電力を惹起させる様
にしている。
【0009】この様なプロペラ1と変速機3と発電機5
とを含む、発電装置の本体部分9は、固定の支柱10の
上端部に、鉛直軸を中心とする回転自在に支持してい
る。即ち、地面或は屋上等に鉛直方向に固定された中空
円管状の支柱10の上端部に、上記本体部分9の下面に
突設した、やはり中空円管状の回転軸11を、深溝型の
玉軸受の如き、ラジアル荷重及びアキシアル荷重を支承
自在な転がり軸受12により、回転自在に支持してい
る。上記本体部分9の重心は、上記回転軸11の中心軸
の延長線上に位置する為、この回転軸11に加わる傾斜
モーメントは、風による力のみとなる。従って、上記本
体部分9は、この回転軸11を中心として軽い力で回転
自在である。尚、上記プロペラ1が受ける平均的な風速
を考慮して、上記回転軸11の中心軸の延長線を、上記
本体部分9の重心よりも少し上記プロペラ1寄りに位置
させる事もできる。
【0010】何れにしても、上記発電機5が発電した電
力を取り出す為のケーブル13は、上記回転軸11及び
支柱10の内部空間内に配設している。このケーブル1
3の途中には、図示しないスリップリングを設けて、上
記本体部分9の回転に拘らず、このケーブル13が捩れ
ない様にしている。又、風力発電の場合、発電量は風速
の変化に伴って頻繁に変化するので、上記ケーブル13
の端部を例えばバッテリーに接続し、このバッテリーに
貯めた電力を、随時取り出して使用する様に構成しても
良い。
【0011】一方、上記変速機3は、構成各部材をハウ
ジング14内に収納する事により、ユニット化してい
る。このハウジング14は、鋼或はアルミニウム合金製
で有底円筒状のハウジング本体15と、このハウジング
本体15の基端開口部を塞ぐ、鋼或はアルミニウム合金
製の蓋体16とから成る。そして、上記ハウジング14
内に中心ローラ17の内半部(図1〜2の左半部)を、
上記蓋体16の略中央部に形成した通孔18を通じて挿
入している。尚、この通孔18は、上記蓋体16の中心
から、少しだけ外れた位置に設けている。又、上記中心
ローラ17の外端部(図1〜2の右端部)には、前記出
力軸4でもある、上記発電機5の回転軸19の端部を結
合している。図示の例では、この回転軸19の端部に、
この回転軸19よりも小径の上記中心ローラ17を一体
に設けている。そして、この回転軸19の両端部を、前
記発電機ケース7の底部と上記蓋体16とに、それぞれ
が深溝型或はアンギュラ型の玉軸受等の、ラジアル荷重
及びアキシアル荷重を支承自在な1対の転がり軸受2
0、20により、回転自在に支持している。又、上記通
孔18の内周面と上記回転軸19の端部外周面との間に
はシールリング21を設けて、上記ハウジング14内に
存在するトラクショングリース等の油脂が、上記発電機
ケース7側に入り込まない様にしている。
【0012】又、上記ハウジング14の内側で上記中心
ローラ17の周囲部分には、3本の支持軸22、22a
を、それぞれこの中心ローラ17と平行に配置してい
る。即ち、これら各支持軸22、22aの一端部(図1
〜2の右端部)を上記蓋体16に支持すると共に、他端
部(図1〜2の左端部)を、鋼等の金属材により円輪状
に造られた連結板23に支持している。
【0013】上記3本の支持軸22、22aのうち、図
3の上部中央並びに下部左側に位置する2本の支持軸2
2、22は、その両端部を上記蓋体16及び連結板23
に形成した嵌合孔24、24に圧入固定している。従っ
て、これら両支持軸22、22が、上記ハウジング14
内で円周方向或は直径方向に変位する事はない。これに
対して、図3の下部右側に位置する残り1本の支持軸2
2aは、両端部を上記蓋体16及び連結板23に対し、
上記ハウジング14の円周方向及び直径方向に関して若
干の変位自在に支持している。この為に、上記蓋体16
及び連結板23の一部で上記支持軸22aの両端部に整
合する部分には、この支持軸22aの外径よりも大きな
幅及び長さを有する支持孔25、25を形成し、これら
各支持孔25、25に、上記支持軸22aの両端部を緩
く係合させている。
【0014】そして、これら各支持軸22、22aの中
間部周囲に、それぞれが中間ローラであるガイドローラ
26a、26b及び可動ローラ27を、それぞれラジア
ルニードル軸受等の軸受28により、回転自在に支持し
ている。尚、上記連結板23は、上記蓋体16の内面
(上記ガイドローラ26a、26b及び可動ローラ27
を設置した空間側の面で、図1〜2の左面)の一部で、
上記ガイドローラ26a、26b及び可動ローラ27か
ら外れた位置に突設した突部29、29に突き当て、連
結ボルト30、30により、上記蓋体16に連結固定し
ている。又、上記ガイドローラ26a、26b及び可動
ローラ27の軸方向両端面と上記連結板23及び蓋体1
6との間には、それぞれスラストワッシャ31a、31
bを回転自在に設けて、上記各ローラ26a、26b、
27の回転が円滑に行なわれる様にしている。尚、上記
各スラストワッシャ31a、31bは、滑り軸受として
の機能を発揮させるべく、ポリアミド樹脂、ポリアセタ
ール樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等の、摩擦
係数が低い材料により造る事が好ましい。
【0015】又、上記ハウジング14の内側で上記ガイ
ドローラ26a、26b及び可動ローラ27を囲む部分
には、円筒状の外輪32を設け、この外輪32の内周面
を、駆動側円筒面33としている。そして、この駆動側
円筒面33と、上記ガイドローラ26a、26b及び可
動ローラ27の外周面である駆動力伝達用円筒面34、
34とを当接自在としている。又、上記外輪32には、
連結板35を介して、前記入力軸2の基端部(図1〜2
の右端部)を結合している。そして、上記外輪32の中
心部でこの入力軸2の基端部を結合した部分に設けたボ
ス部37を前記ハウジング本体15の中央部に形成した
支持筒部38に、上記入力軸2の中間部先端寄り部分を
装置ハウジング39に、それぞれが深溝型或はアンギュ
ラ型の玉軸受等の、ラジアル荷重及びアキシアル荷重を
支承自在な1対の転がり軸受40、40により、回転自
在に支持している。そして、上記入力軸2の先端部(図
1〜2の左端部)で上記装置ハウジング39外に突出し
た部分に、前記プロペラ1の中心部を結合固定してい
る。尚、上記ボス部37の外周面と上記支持筒部38の
内周面との間にはシールリング41を設けて、雨水等の
異物が前記ハウジング14内に入り込まない様にしてい
る。
【0016】又、本例の場合には、上記外輪32を上記
ハウジング14の内側に、回転並びにラジアル方向に関
する若干の変位自在に設けている。即ち、本例の場合に
は、上記連結板35の外周縁に形成した複数の突片4
2、42と、上記外輪32の軸方向一端縁部(図1〜2
の左端縁部)に形成した切り欠き43、43とを、ラジ
アル方向に関する若干の変位自在に係合させている。
又、上記各突片42、42を上記各切り欠き43、43
の奥部(図1〜2の右部)に進入させた状態で、上記外
輪32の端部内周面に形成した係止溝44に止め輪45
を係止して、上記各突片42、42が上記各切り欠き4
3、43から抜け出ない様にしている。従って、上記外
輪32と上記連結板35とは、回転力の伝達を自在に、
且つ、ラジアル方向に関する若干の相対変位自在に結合
されている。
【0017】又、前記各ガイドローラ26a、26b及
び可動ローラ27の外周面である、前記各駆動力伝達用
円筒面34、34は、それぞれ前記中心ローラ17の外
周面に設けた被駆動側円筒面46と、上記外輪32の内
周面に設けた前記駆動側円筒面33とに当接させてい
る。上記中心ローラ17の中心と上記入力軸2及び外輪
32の中心とは互いに偏心している。即ち、前述の様
に、上記中心ローラ17を挿通する通孔18は、前記ハ
ウジング14の中心から少しだけ外れた位置に設けてい
るのに対して、上記入力軸2を挿通する支持筒部38
は、上記ハウジング14の中心に設けている。又、この
支持筒部38の内側に回転自在に支持した入力軸2と外
輪32とは、実質的には互いに同心である。従って、上
記中心ローラ17と上記外輪32及び入力軸2とは、上
記通孔18のハウジング14の中心からのずれ量δ分だ
け、互いに偏心している。そして、上記中心ローラ17
の外周面に設けた上記被駆動側円筒面46と上記外輪3
2の内周面に設けた上記駆動側円筒面33との間に存在
して上記ガイドローラ26a、26b及び可動ローラ2
7が設けられた環状空間47の径方向に関する幅寸法
が、上記δ分の偏心量に見合う分だけ、円周方向に関し
て不同になっている。
【0018】この様に、上記環状空間47の径方向に関
する幅寸法を円周方向に関して不同にした分、上記ガイ
ドローラ26a、26b及び可動ローラ27の外径を異
ならせている。即ち、上記外輪32に対し中心ローラ1
7が偏心している側(図3の下側)に位置するガイドロ
ーラ26b及び可動ローラ27の径を、互いに同じとす
ると共に比較的小径にしている。これに対し、上記外輪
32に対し中心ローラ17が偏心しているのと反対側
(図3の上側)に位置するガイドローラ26aの径を、
上記ガイドローラ26b及び可動ローラ27よりも大き
くしている。そして、これら3個の、それぞれが中間ロ
ーラであるガイドローラ26a、26b及び可動ローラ
27の外周面である駆動力伝達用円筒面34、34を、
上記駆動側、被駆動側各円筒面33、46に当接させて
いる。尚、これら各面34、33、46同士の当接部に
エッジロードに基づく過大面圧が加わる事を防止する為
に、上記ガイドローラ26a、26b及び可動ローラ2
7の外周面である駆動力伝達用円筒面34、34に、適
正なクラウニングを施す事が好ましい。この場合に、上
記駆動側、被駆動側各円筒面33、46の母線形状は、
直線のままで良い。
【0019】尚、それぞれが中間ローラである、上記2
個のガイドローラ26a、26b及び1個の可動ローラ
27のうち、両ガイドローラ26a、26bを支持した
支持軸22、22は、前述の様に、上記ハウジング14
内に固定している。これに対して、可動ローラ27を支
持した支持軸22aは、やはり前述した様に上記ハウジ
ング14内に、円周方向及び直径方向に関する若干の変
位を自在に支持している。従って、上記可動ローラ27
も、上記ハウジング14内で円周方向及び直径方向に関
して若干の変位自在である。そして、前記蓋体16及び
連結板23のシリンダ孔48、48内に装着した圧縮コ
イルばね49、49等の弾性材により、上記可動ローラ
27を支持した支持軸22aを、この支持軸22aに回
転自在に支持した可動ローラ27を前記環状空間47の
幅の狭い部分に向け移動させるべく、弾性的に押圧して
いる。図示の例では、上記圧縮コイルばね49、49に
より、それぞれの先端部(図3の左下端部、図4の下端
部)に外向フランジ状の鍔部50を形成した1対の押圧
ピン51、51を押圧し、これら両押圧ピン51、51
により、上記支持軸22aの両端部を同方向に押圧して
いる。
【0020】以上に述べた様に構成する変速機3を組み
込んだ本発明の風力発電装置の作用は、次の通りであ
る。風が吹いた場合には前記プロペラ1が回転する。前
記本体部分9を設置した前記装置ハウジング39は、鉛
直方向に配置された前記回転軸11を中心とする回転自
在に支持されており、上記装置ハウジング39のうちで
上記プロペラ1と反対側端部には導風板部52が設けら
れている為、このプロペラ1は風の吹いてくる方向に向
いて効果的に風を受け、回転する。
【0021】上記プロペラ1の回転は、前記入力軸2及
び連結板35を介して前記外輪32に伝わり、この外輪
32が図3の時計方向に回転する。そして、この外輪3
2の回転が、この外輪32の内周面である駆動側円筒面
33と、ガイドローラ26a、26b及び可動ローラ2
7の外周面である駆動力伝達用円筒面34、34との当
接部である、各外径側当接部53a、53bを介して、
上記各ガイドローラ26a、26b及び可動ローラ27
に伝わる。更に、これらガイドローラ26a、26b及
び可動ローラ27の回転は、上記各駆動力伝達用円筒面
34、34と前記中心ローラ17の外周面である被駆動
側円筒面46との当接部である、各内径側当接部54
a、54bを介して、上記中心ローラ17に伝わる。そ
して、この中心ローラ17と一体に設けられた前記出力
軸4を兼ねた、前記発電機5の回転軸19、並びにこの
回転軸19の周囲に設けたロータ6を回転駆動する。こ
の結果、このロータ6の周囲に配置した前記ステータ8
に起電力が惹起される為、この電力を前記ケーブル13
により取り出す。
【0022】上記外輪32が図3の時計方向に回転する
と、前記可動ローラ27が、この外輪32から加わる力
と前記各圧縮コイルばね49、49の弾力とにより、上
記駆動側、被駆動側各円筒面33、46同士の間に存在
する環状空間47内で、この環状空間47の幅の狭い部
分(図3の下側中央部分)に向け移動する。この結果、
上記可動ローラ27の外周面である駆動力伝達用円筒面
34が、上記被駆動側円筒面46と駆動側円筒面33と
を強く押圧する。そして、この可動ローラ27に関する
駆動力伝達用円筒面34と上記被駆動側円筒面46との
当接部である内径側当接部54b、及び、上記可動ロー
ラ27に関する駆動力伝達用円筒面34と上記駆動側円
筒面33との当接部である外径側当接部53bの当接圧
が高くなる。
【0023】上記可動ローラ27に関する内径側、外径
側両当接部54b、53bの当接圧が高くなると、上記
中心ローラ17と外輪32とのうちの少なくとも一方の
部材が、組み付け隙間、或は弾性変形等に基づき、それ
ぞれの直径方向に関して僅かに変位する。この結果、残
り2個の中間ローラであるガイドローラ26a、26b
の外周面である駆動力伝達用円筒面34、34と上記中
心ローラ17の外周面である被駆動側円筒面46との当
接部である2個所の内径側当接部54a、54a、及び
上記各ガイドローラ26a、26bの外周面である駆動
力伝達用円筒面34、34と上記外輪32の内周面であ
る駆動側円筒面33との当接部である2個所の外径側当
接部53a、53aの当接圧が高くなる。そして、上記
中心ローラ17が、図3の反時計方向に回転する。
【0024】上記可動ローラ27を、上記環状空間47
内でこの環状空間47の幅の狭い部分に向け移動させよ
うとする力は、上記外輪32から上記中心ローラ17に
伝達するトルクの大きさに応じて変化する。即ち、前記
プロペラ1から上記外輪32に、前記入力軸2を通じて
伝達されるトルクが大きくなる程、上記可動ローラ27
を上記環状空間47の幅の狭い部分に向け移動させよう
とする力が大きくなる。そして、この力が大きくなる
程、上記各内径側、外径側両当接部54a、54b、5
3a、53bの当接圧が大きくなる。逆に言えば、上記
駆動トルクが小さい場合には、これら各内径側、外径側
両当接部54a、54b、53a、53bの当接圧が小
さい。この為、上記各内径側、外径側両当接部54a、
54b、53a、53bの当接圧を、前記入力軸2と前
記出力軸4との間で伝達すべきトルクの大きさに応じた
適正値にできて、摩擦ローラ式変速機の伝達効率を高く
できる。
【0025】一方、例えば風向きが急変し、前記本体部
分9の向きが変わる前に上記プロペラ1が風を受けてこ
のプロペラが逆回転した場合の如く、前記中心ローラ1
7が停止した状態のまま上記外輪32が図3の反時計方
向に回転する(外輪32の速度が負になる)場合も含め
て、上記中心ローラ17の回転速度が上記入力軸2の回
転速度に見合う速度よりも速くなる様な場合には、上記
可動ローラ27が、上記中心ローラ17或は上記外輪3
2から加わる力により、前記各圧縮コイルばね49、4
9の弾力に抗し、上記環状空間47内で、この環状空間
47の幅の広い部分(図3の右側中央部分)に向け移動
する。この結果、上記可動ローラ27の外周面である駆
動力伝達用円筒面34が、上記被駆動側円筒面46と駆
動側円筒面33とを押圧しなくなる。そして、この可動
ローラ27並びに前記各ガイドローラ26a、26bに
関する駆動力伝達用円筒面34、34と上記被駆動側円
筒面46との当接部である外径側当接部53a、53
b、及び、上記可動ローラ27並びに前記各ガイドロー
ラ26a、26bに関する駆動力伝達用円筒面34、3
4と上記駆動側円筒面33との当接部である内径側当接
部54a、54bの当接圧が、低下若しくは喪失する。
この結果、上記外輪32の回転が上記回転軸19にまで
伝達されなくなる。この為、前記発電機5が直流式の場
合でも、この発電機5に逆方向の起電力が惹起される事
はない。
【0026】更に、図示の摩擦ローラ式の変速機3の場
合には、上記各ガイドローラ26a、26bの外径や取
付位置が多少ずれたり、構成各部材が弾性変形したり、
更には上記外輪32が熱膨張した場合でも、これら各ガ
イドローラ26a、26bの外周面である駆動力伝達用
円筒面34、34と、上記中心ローラ17の外周面であ
る被駆動側円筒面46及び上記外輪32の内周面である
駆動側円筒面33との接触部の接触面圧を、設計値通り
に規制できる。即ち、上記各ガイドローラ26a、26
bの外径や取付位置がずれた場合には、上記可動ローラ
27が上記環状空間47の幅寸法が狭い部分に変位する
のに伴って、上記外輪32がラジアル方向に変位する。
そして、上記ガイドローラ26a、26b及び上記可動
ローラ27の外周面である、上記各駆動力伝達用円筒面
34、34と、上記中心ローラ17の外周面である被駆
動側円筒面46及び上記外輪32の内周面である駆動側
円筒面33との接触部の接触面圧を設計値通りにする。
従って、上記外径や取付位置が多少ずれたり、或は構成
部材が弾性変形した場合でも、高い伝達効率を得られ
る。又、組み付け誤差や強風による外力等により、前記
入力軸2の中心軸と上記外輪32の中心軸とが多少ずれ
た場合でも、前記各突片42、42と前記各切り欠き4
3、43との係合部がこのずれを吸収して、上記変速機
3の構成各部に過大な応力が加わる事を防止する。
【0027】変速機3として、上述の様なくさびローラ
式の摩擦ローラ式変速機を組み込んだ、本発明の風力発
電装置は、一般家庭や小規模事業所等にも容易に設置で
き、しかも発電効率を良好にできる。即ち、風を受けて
回転するプロペラ1の回転を上記変速機3により増速し
て発電機5に伝達するので、風速が低い場合でもこの発
電機5のロータ6を高速で回転させて、効率の良い発電
を行なえる。特に、くさびローラ式の摩擦ローラ式変速
機は、停止状態では、上記可動ローラ27及びガイドロ
ーラ26a、26bの外周面である駆動力伝達用円筒面
34、34と、上記中心ローラ17の外周面である上記
被駆動側円筒面46及び上記外輪32の内周面である上
記駆動側円筒面33との当接部の面圧が低い。従って、
この外輪32に結合した前記入力軸2の回転を開始させ
る為に要するトルク(起動トルク)が小さい。この為、
微風時にも上記プロペラ1の回転を開始させる事ができ
て、その分、発電効率の向上を図れる。
【0028】又、上記変速機3は摩擦ローラ式変速機で
ある為、遊星歯車式等の歯車式の変速機を使用する場合
に比べて、運転時に生じる音が小さく、民家の近く等、
人が住む場所近くに設置する場合でも、騒音問題が発生
しにくい。特に、上記プロペラ1から上記発電機5に至
る動力伝達系中に、騒音を発生し易い歯車やベルトを一
切使用しない為、優れた騒音防止効果を得られる。又、
上記摩擦ローラ式の変速機3はくさびローラ式のもので
あり、上記各駆動力伝達用円筒面34、34と上記被駆
動側円筒面46及び駆動側円筒面33との当接部の面圧
は、前記入力軸2から出力軸4に伝達する回転力(トル
ク)の大きさに応じて適正に変化する。この為、風速に
応じて変化する上記プロペラ1の回転力の変動に拘ら
ず、このプロペラ1の回転力を上記発電機3のロータ6
まで、効率良く伝達できる。尚、上記可動ローラ27の
働きにより前記各外径側当接部53a、53b及び前記
各内径側当接部54a、54bの当接圧が上昇するの
は、上記プロペラ1が回転し始めた後である。この為、
この面圧上昇に伴う、上記変速機3の入力軸2の回転抵
抗の上昇が、上記プロペラ1の回転開始の妨げとはなら
ない。更に、上記変速機3は大きな増速比を得られるの
で、上記プロペラ1の回転速度を低く設定して、このプ
ロペラ1が発生する風切り音を低く抑える事ができる。
【0029】次に、図5は、請求項1にのみ対応する、
本発明の実施の形態の第2例を示している。上述の第1
例の場合、変速機3を収納する為のハウジング14を構
成する蓋体16に、発電機ケース7の開口部を塞ぐ役目
も持たせていた。言い換えれば、上記第1例の場合に
は、変速機3と発電機5とを一体的に構成していた。こ
れに対して本例の場合には、変速機3aと発電機5aと
に、それぞれ独立したハウジング14a或は発電機ケー
ス7aを持たせて、互いに独立して構成している。但
し、上記変速機3aの中心ローラは、発電機5aの回転
軸19aの先端部に、この回転軸19aと一体に設けて
いる。
【0030】図1〜2から明らかな通り、くさびローラ
式の摩擦ローラ式変速機の中心ローラ17は、ガイドロ
ーラ26a、26b及び可動ローラ27の内側に、容易
に抜き差しできる。従って、互いに独立して構成した上
記変速機3aと上記発電機5aとを、図5に示す様に組
み立てる作業は容易に行なえる。この為、一般家庭用の
風力発電機をキットとして販売し、これを購入したもの
が組み立てる作業を容易にできる。その他の部分の構成
及び作用は、上述した第1例の場合と同様であるから、
重複する図示並びに説明は省略する。
【0031】次に、図6〜9は、請求項1〜4に対応す
る、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の
場合には、次の〜の作用・効果を得るべく、前述の
図1〜4に示した第1例の構造に対し改良を加えてい
る。 強風時にプロペラ1が受ける風を少なくして、支柱
10aを含む各構造部分に加わる力を低減し、これら各
構造部分の破損を防止する。 回転抵抗の上昇を抑えて発電効率を確保しつつ、空
気中に浮遊する塵芥等の異物が変速機3b内に進入する
事を効果的に防止する。 大型化を防止しつつ、発電機5b自体の発電効率を
向上させる。 尚、本発明の基本構造である、プロペラ1と発電機5b
との間に、摩擦ローラ式の変速機3bを組み込む点に関
しては、前述の図1〜4に記載した第1例の場合と同様
であるから、同等部分に関する説明は省略若しくは簡略
にし、以下、本例の特徴である、上記〜の点に就い
て説明する。
【0032】先ず、上記の作用・効果を得る為の部分
に就いて、図6により説明する。屋根面等に固定する基
板55の上面に植設した支柱10aの上端部に回転ブラ
ケット56を、それぞれが深溝型の玉軸受等、ラジアル
荷重及びアキシアル荷重を支承自在な、上下1対の転が
り軸受57、57により、回転自在に支持している。そ
して、上記回転ブラケット56の上部外周面に固設した
支持腕58に設けた横軸59により、発電装置の本体部
分9aを、揺動自在に支持している。この為に、発電機
ケース7bを囲む状態で設けられて上記本体部分9aを
構成する、ケーシング60の底面の軸方向中間部に突設
した揺動腕61の下端部を、上記横軸59に枢支してい
る。又、上記ケーシング60の底面の軸方向前端部(プ
ロペラ1側の端部で、図6の左端部)には、着座ブラケ
ット63を固設している。この着座ブラケット63は、
上記プロペラ1により最も効率良く風を捉えるべく、上
記本体部分9aが図6で最も反時計方向に回転した場合
に、同図に示す様に、上記回転ブラケット56の上面に
広い面積で当接し、上記本体部分9a及び上記プロペラ
1の重量を支える。
【0033】これに対して上記本体部分9aは、このプ
ロペラ1が受ける風が強くなった場合(強風時)には、
上記横軸59を中心として図6で時計方向に揺動し、上
記プロペラ1の回転中心軸と水平方向とのなす角度を次
第に大きくする。この結果、このプロペラ1が風を受け
る有効面積が減少し、このプロペラ1の回転速度が過度
に高くなる事が防止されると共に、前記支柱10aを含
む、このプロペラ1の支持構造部分に過大な力が加わる
事を防止して、この支持構造部分の破損を防止する。
尚、風速が低下した場合に、上記本体部分9aが図6に
示した位置に自動的に復帰する様に、この本体部分に対
し、水平方向に対する上記プロペラ1の回転中心軸の傾
斜角度を小さくする方向の復元力を付与している。この
為に、上記本体部分9a及び上記プロペラ1を含む、上
記横軸59を中心として揺動する部分の重心が、この横
軸59を通過する鉛直線を越えて後方(図6の右方)に
移動しない様にしたり、或は、上記本体部分9aと前記
回転ブラケット56との間にリターンスプリングを設け
る。このリターンスプリングとしては、上記本体部分9
aの前端部(図6の左端部)と上記回転ブラケット56
との間に設けた引っ張りばね、或は前記支持腕58と揺
動腕61との間に掛け渡した捻りコイルばね等が採用可
能である。
【0034】次に、前記の作用・効果を得る為の部分
に就いて、図7により説明する。前述の図1〜4に示し
た第1例の場合と同様の構造を有する、摩擦ローラ式の
変速機3bを構成する外輪32の中心部で入力軸2の基
端部を結合した部分に設けたボス部37a及びこの入力
軸2の中間部基端寄り部分を、上記変速機3bを収納す
るハウジング14bのハウジング本体15aの中央部に
形成した支持筒部38aに、それぞれが深溝型或はアン
ギュラ型の玉軸受である、1対の転がり軸受40a、4
0bにより、回転自在に支持している。尚、これら両転
がり軸受40a、40bのうち、上記プロペラ1の重量
を多く支承する為に大きな負荷が加わる、このプロペラ
1寄りの転がり軸受40aの負荷容量を、比較的小さな
負荷しか加わらない、変速機3b側の転がり軸受40b
の負荷容量よりも大きくしている。更に、上記支持筒部
38aの先端部(図7の左端部)内周面と上記入力軸2
の中間部外周面との間に、シールリング41を設けてい
る。この為に本例の場合には、上記支持筒部38aの軸
方向寸法を、前述の第1例の支持筒部38(図2参照)
の軸方向寸法よりも大きくしている。
【0035】又、上記支持筒部38aの先端部外周面に
土手状の突出部64を形成して、この先端部の外径を中
間部の外径よりも大きくしている。一方、上記入力軸2
の先端部で上記支持筒部38aから突出した部分に、こ
の入力軸2に上記プロペラ1の基端部を結合固定する為
の結合ブラケット65を設けている。この結合ブラケッ
ト65と入力軸2とはキー係合させて、上記プロペラ1
の回転がこの入力軸2に、上記結合ブラケット65を介
して確実に伝達される様にしている。この様な結合ブラ
ケット65の後背面(図7の右側面)で上記支持筒部3
8aを囲む部分にカバーブラケット66を、ねじ止め固
定している。このカバーブラケット66は、断面クラン
ク型で全体を円環状としており、その基端部を上記結合
ブラケット65に結合固定した状態でその先端縁を、上
記支持筒部38aの外周面中間部に近接対向させてい
る。そして、この先端縁と上記突出部64とにより、上
記支持筒部38aと上記カバーブラケット66との間
に、屈曲したラビリンス隙間67を形成している。本例
の場合、この様なラビリンス隙間67を形成する事によ
り、上記シールリング41の内周縁と上記入力軸2の外
周面との摺接部に達する、塵芥等の異物を減少させて、
この摺接部のシール性を、長期間に亙って良好に保つ様
にしている。
【0036】次に、前記の作用・効果を得る為の部分
に就いて、図7に図8〜9を加えて説明する。本例に使
用する発電機5bは、アキシアル型スロットレス発電機
としている。この発電機5bを構成する為、前記ケーシ
ング60内に発電機ケース7bを、前記変速機3bとの
間を仕切る蓋体16aを介して支持固定している。そし
て、この変速機3bの出力軸4を兼ねた回転軸19の基
端部を上記発電機ケース7bの底部に、中間部先端寄り
部分を上記蓋体16aの略中央部に設けた通孔18の内
側に、それぞれ転がり軸受20、20を介して回転自在
に支持している。
【0037】この様にして上記発電機ケース7bの中心
部に回転自在に支持した回転軸19の中間部で上記1対
の転がり軸受20、20の間部分に、それぞれが積層鋼
板等の磁性材により円輪状に形成された複数枚のヨーク
68、68を、軸方向に間隔をあけて固定している。こ
の為に本例の場合には、上記回転軸19の中間部基端寄
り部分に係止した止め輪69とこの回転軸19の中間部
先端寄り部分に螺合したナット70との間で、上記各ヨ
ーク68、68と、軸方向に隣り合うヨーク68、68
同士の間に介在させた円筒状のスペーサ71、71とを
挟持している。尚、図示の例では、上記回転軸19の中
間部に欠円筒状のスリーブ72を外嵌し、上記各ヨーク
68、68及び上記各スペーサ71、71を、このスリ
ーブ72に外嵌している。又、これら各ヨーク68、6
8と上記回転軸19との間にキー73を掛け渡す事によ
り、これら各ヨーク68、68がこの回転軸19と共に
回転する様にしている。
【0038】そして、これら各ヨーク68、68のう
ち、最も先端寄りのヨークを除く他のヨーク68、68
の軸方向片側面(図7の左側面)に、永久磁石74、7
4を添設している。これら各永久磁石74、74は、図
8に示す様に、それぞれが略四分の一円弧状(扇形)に
形成された素子75a、75bを4枚、円環状に配列し
て成る。これら各素子75a、75bは、それぞれ軸方
向(図7の左右方向、図8の表裏方向)に着磁されてお
り、円周方向に隣り合う素子75a、75b同士の間
で、着磁方向を逆にしている。従って、上記各永久磁石
74、74の先端側側面には、S極とN極とが、円周方
向に交互に配置されている。
【0039】一方、前記発電機ケース7bの内周面で、
軸方向に関する位相が上記各ヨーク68、68から外れ
た部分に、複数のコイルホルダ76、76を固定してい
る。これら各コイルホルダ76、76は、アルミニウム
合金、合成樹脂等の非磁性材により全体を円輪状に形成
したもので、軸方向に隣り合うコイルホルダ76、76
同士の間に円筒状のスペーサ77、77を挟持した状態
で、上記発電機ケース7bの内周面軸方向中間部に内嵌
固定している。この状態で、上記各コイルホルダ76、
76は、軸方向に隣り合う、上記ヨーク68と永久磁石
74との間に、これら両部材68、74と近接対向した
状態(非接触状態)で位置する。
【0040】この様にして上記発電機ケース7bの内周
面に固定された、上記各コイルホルダ76、76の軸方
向片側面(図7の左側面)にコイル78、78を、図9
に示す様に、これら各コイルホルダ76、76毎に複数
個ずつ(図示の例では6個ずつ)、上記回転軸19を中
心とする円弧上に、円周方向に関して互いに等間隔に配
置している。上記各コイル78、78は、上記各コイル
ホルダ76、76の軸方向片側面に凹設した、それぞれ
が円輪状の凹部であるボビン79、79内に導線を巻回
したもので、上記各ヨーク68、68の軸方向他側面
(図7の右側面)に近接対向している。
【0041】前記プロペラ1が風を受けて、前記変速機
3bを介して前記回転軸19が回転すると、上記各ヨー
ク68、68及びこれら各ヨーク68、68に支持され
た前記各永久磁石74、74が回転する。この結果、上
記各コイル78、78が、これら各永久磁石74、74
から出る磁束を横切る状態となり、これら各コイル7
8、78に電力が惹起される。そこで、この電力を、図
示しないフレキシブルコードを通じて前記回転ブラケッ
ト56内の配線に送り、更に図示しないスリップリング
を介して、前記基盤55の上面等の固定の部分に設けた
配電設備に送れば、前記発電機5bで発電した電力を取
り出せる。
【0042】この様な本例の場合には、上記発電機5b
としてアキシアル型スロットレス発電機を使用している
為、ラジアル型スロットレス発電機を使用する場合に比
べて、小型の構造で、大きな発電量を得る事ができる。
この点に就いて、図10〜13を参照しつつ説明する。
図10は、永久磁石とコイルとをラジアル方向に対向さ
せた、一般的なスロットレス発電機を示している。この
発電機80は、回転軸19の周囲に固定した永久磁石8
1の外周面と、発電機ケース82の内周面にステータ8
3を介して支持したコイル84の内周面とを対向させて
いる。スロットレス発電機の場合には、一般的なブラシ
レス発電機の場合に比べて、ヨークの不連続部分である
スロットの存在に基づくコギングの発生を防止して、安
定した運転状態を実現できる。
【0043】この様なラジアル型スロットレス発電機の
発電量を多くする為には、図11に示す様に、永久磁石
81aと、発電機ケース82aと、ステータ83aと、
コイル84aとを大径化したり、図12に示す様に、永
久磁石81bと、発電機ケース82bと、ステータ83
bと、コイル84bとの軸方向寸法を長くする事等が考
えられる。但し、図11に示す様に大径化する構造の場
合には、発電機80aの外径寸法が大きくなるだけでな
く、運転時に発生する大きな遠心力に基づき、永久磁石
81aが破損し易くなる。又、図12に示す様に軸方向
寸法を長くする場合には、発電機80bの長さ寸法が大
きくなるだけでなく、永久磁石81bの外周面とコイル
84bの内周面との間の隙間を僅少にする事が難しくな
り、効率が低下し易い。この様な長尺化に伴う効率低下
を防止する為には、図13に示す様に、3組の発電機8
0、80を軸方向に直列に配置する事が考えられる。但
し、この図13に示す様な構造によれば、隣り合う発電
機80、80同士の間に無駄な空間が生じ、全体として
の軸方向寸法がより嵩んでしまう。これに対して、図6
〜9に示した第3例に使用するアキシアル型スロットレ
ス発電機は、特に大型化する事なく、十分な発電量を確
保できる。
【0044】尚、上述の様なアキシアル型スロットレス
発電機は、駆動トルクが小さくて済む等、発電効率が良
い為、プロペラと発電機との間にくさびローラ式の摩擦
ローラ式変速機を組み込んで回転軸19を高速回転させ
る場合は勿論、変速機を組み込まずにプロペラと発電機
とを直結した場合でも、必要な発電量を得る事が可能に
なる。更に、発電機の駆動速度を低く抑えても或る程度
の発電量を確保できる為、歯車式の変速機を使用した場
合でも、この変速機部分で発生する騒音を低く抑える事
ができる。従って、上記アキシアル型スロットレス発電
機を使用する場合には、(使用する事が好ましいが)必
ずしも上記くさびローラ式の摩擦ローラ式変速機を使用
しなくても、前述した課題を解決できる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた通り構成され作
用するので、一般家庭や小規模事業所等にも容易に設置
でき、しかも運転音が静かで、且つ、発電効率の良好な
風力発電装置を実現できる。尚、本発明の風力発電装置
と同様の機構を、小川や農水路の水流を利用した、小型
の水力発電機の駆動機構にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。
【図2】図1の中央上部拡大図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】図3の拡大B−B断面図。
【図5】本発明の実施の形態の第2例を示す断面図。
【図6】同第3例を示す断面図。
【図7】一部を省略して示す、図6のC部拡大図。
【図8】発電機のヨーク及び永久磁石を取り出して図7
の左方から見た図。
【図9】発電機のコイルホルダ及びコイルを取り出して
図7の左方から見た図。
【図10】一般的なスロットレス発電機の基本的構造を
示しており、(A)は中心軸を含む仮想平面に関する断
面図、(B)は中心軸に直交する仮想平面に関する断面
図。
【図11】スロットレス発電機の発電容量を増大させる
為に径を大きくした状態を示す、図10(A)と同様の
図。
【図12】同じく軸方向長さを大きくした状態を示す、
図10(A)と同様の図。
【図13】同じく複数の発電機を軸方向に配列した状態
を示す、図10(A)と同様の図。
【符号の説明】
1 プロペラ 2 入力軸 3、3a、3b 変速機 4 出力軸 5、5a、5b 発電機 6 ロータ 7、7a、7b 発電機ケース 8 ステータ 9、9a 本体部分 10、10a 支柱 11 回転軸 12 転がり軸受 13 ケーブル 14、14a、14b ハウジング 15、15a ハウジング本体 16、16a 蓋体 17 中心ローラ 18 通孔 19、19a 回転軸 20 転がり軸受 21 シールリング 22、22a 支持軸 23 連結板 24 嵌合孔 25 支持孔 26a、26b ガイドローラ 27 可動ローラ 28 軸受 29 突部 30 連結ボルト 31a、31b スラストワッシャ 32 外輪 33 駆動側円筒面 34 駆動力伝達用円筒面 35 連結板 37、37a ボス部 38、38a 支持筒部 39 装置ハウジング 40、40a、40b 転がり軸受 41 シールリング 42 突片 43 切り欠き 44 係止溝 45 止め輪 46 被駆動側円筒面 47 環状空間 48 シリンダ孔 49 圧縮コイルばね 50 鍔部 51 押圧ピン 52 導風板部 53a、53b 外径側当接部 54a、54b 内径側当接部 55 基板 56 回転ブラケット 57 転がり軸受 58 支持腕 59 横軸 60 ケーシング 61 揺動腕 63 着座ブラケット 64 突出部 65 結合ブラケット 66 カバーブラケット 67 ラビリンス隙間 68 ヨーク 69 止め輪 70 ナット 71 スペーサ 72 スリーブ 73 キー 74 永久磁石 75a、75b 素子 76 コイルホルダ 77 スペーサ 78 コイル 79 ボビン 80、80a、80b 発電機 81、81a、81b 永久磁石 82、82a、82b 発電機ケース 83、83a、83b ステータ 84、84a、84b コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F03D 11/02 F03D 11/02 F16H 13/08 F16H 13/08 F H02K 7/18 H02K 7/18 A 21/24 21/24 G (72)発明者 大島 淳 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 (72)発明者 岡野 秀雄 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 3H078 AA02 AA26 BB11 BB15 BB20 CC01 CC12 CC22 CC47 CC53 CC68 CC75 3J051 AA01 BA03 BB08 BC03 BD01 BE03 BE04 EA02 EA06 EB03 EC03 FA10 5H607 AA04 AA12 BB02 BB07 BB13 BB14 BB26 CC01 CC03 DD01 DD02 DD19 EE29 FF26 5H621 AA03 BB01 BB02 HH01 JK07 JK15 JK17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風を受けて回転するプロペラと、このプ
    ロペラを入力軸の端部に結合した変速機と、この変速機
    の出力軸により回転駆動される発電機とを備えた風力発
    電装置に於いて、この変速機は、上記入力軸の回転に伴
    って回転する、内周面を駆動側円筒面とした外輪と、上
    記出力軸と共に回転する、外周面を被駆動側円筒面とし
    た中心ローラと、この被駆動側円筒面と上記駆動側円筒
    面との間の環状空間内に、上記中心ローラと平行に配置
    された複数本の支持軸と、これら各支持軸により回転自
    在に支持され、それぞれの外周面を駆動力伝達用円筒面
    とした複数個の中間ローラとを備え、上記中心ローラの
    中心と上記入力軸及び外輪の中心とを偏心させる事によ
    り、上記環状空間の径方向に関する幅寸法を円周方向に
    関して不同にすると共に、上記複数個の中間ローラのう
    ちの何れかの中間ローラを、少なくとも上記環状空間の
    円周方向に変位自在に支持して可動ローラとし、残りの
    中間ローラをガイドローラとして、上記中心ローラ及び
    外輪が所定方向に上記出力軸と入力軸との間の変速比に
    見合う速度比で回転する場合に、上記可動ローラとなる
    中間ローラを上記環状空間の幅の狭い部分に向け移動自
    在とした、くさびローラ式の摩擦ローラ式変速機である
    事を特徴とする風力発電装置。
  2. 【請求項2】 変速機と発電機とを収納した発電装置の
    本体部分が、鉛直軸を中心とする回転自在に支持された
    回転ブラケットの一部に、横軸を中心とする揺動変位を
    可能に枢支されており、上記本体部分に対し、水平方向
    に対するプロペラの回転中心軸の傾斜角度を小さくする
    方向の復元力を付与している、請求項1に記載した風力
    発電装置。
  3. 【請求項3】 発電機が、発電機ケースと、この発電機
    ケース内に回転自在に支持されて変速機の出力軸と共に
    回転する回転軸と、この回転軸の外周面に軸方向に間隔
    をあけて固定された、それぞれが磁性材製である複数の
    ヨークと、このヨークの軸方向側面に支持された、S極
    とN極とを円周方向に交互に配置した永久磁石と、上記
    発電機ケースの内周面で軸方向に関する位相が上記各ヨ
    ークから外れた部分に固定された複数のコイルホルダ
    と、これら各コイルホルダの軸方向側面にそれぞれ複数
    ずつ支持されて、それぞれ上記永久磁石に対向するコイ
    ルとを備えたアキシアル型スロットレス発電機である、
    請求項1〜2の何れかに記載した風力発電装置。
  4. 【請求項4】 風を受けて回転するプロペラと、このプ
    ロペラにより回転駆動される発電機とを備えた風力発電
    装置に於いて、この発電機が、発電機ケースと、この発
    電機ケース内に回転自在に支持されて変速機の出力軸と
    共に回転する回転軸と、この回転軸の外周面に軸方向に
    間隔をあけて固定された、それぞれが磁性材製である複
    数のヨークと、このヨークの軸方向側面に支持された、
    S極とN極とを円周方向に交互に配置した永久磁石と、
    上記発電機ケースの内周面で軸方向に関する位相が上記
    各ヨークから外れた部分に固定された複数のコイルホル
    ダと、これら各コイルホルダの軸方向側面にそれぞれ複
    数ずつ支持されて、それぞれ上記永久磁石に対向するコ
    イルとを備えたアキシアル型スロットレス発電機である
    事を特徴とする風力発電装置。
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